(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024096894
(43)【公開日】2024-07-17
(54)【発明の名称】ウェハスケールチップパッケージのための半導体構造及び方法
(51)【国際特許分類】
H01L 23/12 20060101AFI20240709BHJP
H01L 21/60 20060101ALI20240709BHJP
【FI】
H01L23/12 501P
H01L21/92 602D
【審査請求】有
【請求項の数】28
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024065796
(22)【出願日】2024-04-15
(62)【分割の表示】P 2020569726の分割
【原出願日】2019-06-14
(31)【優先権主張番号】16/009,377
(32)【優先日】2018-06-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】507107291
【氏名又は名称】テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】230129078
【弁護士】
【氏名又は名称】佐藤 仁
(72)【発明者】
【氏名】インダミニ ダブリュー ランムツ
(72)【発明者】
【氏名】マノイ クマール ジェイン
(72)【発明者】
【氏名】トレーシー スコット ポールセン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ウェハスケールチップパッケージのための半導体構造及び方法を提供する。
【解決手段】一実施例の半導体構造(100)は、金属層(304)を含む。半導体構造(100)はまた、再配線層(RDL)構造を含み、RDL構造は、RDLプラットフォーム(352)及びRDLプラットフォーム(352)と金属層(304)との間に配置される複数のRDLピラー(354)を含む。加えて、半導体構造(100)は、RDLプラットフォーム(352)上に配置されるアンダーバンプ金属(UBM)層(392)と、UBM層(392)上に配置されるはんだバンプ(102)と、を含み、ここで、UBM層(392)、RDLプラットフォーム(352)及びRDLピラー(354)は、はんだバンプ(102)と金属層(304)との間に電気的接続を形成する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体構造であって、
金属層と、
再配線層(RDL)構造と、
を含み、
前記RDL構造が、
RDLプラットフォーム、
前記RDLのプラットフォームと前記金属層との間の複数のRDLピラー、
前記RDLのプラットフォーム上に配置されるアンダーバンプ金属(UBM)層、及び
前記UBM層上に配置されるはんだバンプ、
を含み、
前記UBM層、前記RDLプラットフォーム、及び前記RDLピラーが、前記はんだバンプと前記金属層との間に電気的接続を形成する、半導体構造。
【請求項2】
請求項1に記載の半導体構造であって、
前記複数のRDLピラーが少なくとも4つのピラーである、半導体構造。
【請求項3】
請求項2に記載の半導体構造であって、
前記複数のRDLピラーが少なくとも8つのピラーである、半導体構造。
【請求項4】
請求項1に記載の半導体構造であって、
前記はんだバンプと前記金属層との間の前記電気的接続が2.5mΩ未満の抵抗を有する、半導体構造。
【請求項5】
請求項1に記載の半導体構造であって、
前記はんだバンプと前記金属層との間の前記電気的接続が10Aの電流をサポートする、半導体構造。
【請求項6】
請求項1に記載の半導体構造であって、
さらに、前記金属層に近接する基板の第1の面を含む、半導体構造。
【請求項7】
請求項6に記載の半導体構造であって、
前記基板がパワートランジスタを含む、半導体構造。
【請求項8】
請求項1に記載の半導体構造であって、
前記複数のRDLピラー間に配置される第1のポリイミド層であって、前記RDLプラットフォームと前記金属層との間の前記第1のポリイミド層、及び
前記第1のポリイミド層の上の第2のポリイミド層、
をさらに含む、半導体構造。
【請求項9】
請求項1に記載の半導体構造であって、
前記RDLプラットフォーム及び前記複数のRDLピラーが銅を含む、半導体構造。
【請求項10】
請求項1に記載の半導体構造であって、
前記複数のRDLピラーのピラーが円形断面を有する、半導体構造。
【請求項11】
請求項1に記載の半導体構造であって、
前記RDLプラットフォームが円形断面を有する、半導体構造。
【請求項12】
請求項1に記載の半導体構造であって、
前記複数のRDLピラーの第1のピラーと前記複数のRDLピラーの第2のピラーとの間の距離が、前記はんだバンプの幅よりも大きい、半導体構造。
【請求項13】
半導体構造であって、
再配線層(RDL)構造を含み、
前記RDL構造が、
RDLプラットフォームと、
前記RDLプラットフォームを支持する複数のRDLピラーと、
前記複数のRDLピラー間であり前記RDLプラットフォームの第1の面側の第1のポリイミド層と、
前記RDLプラットフォームの前記第1の側とは反対の前記RDLプラットフォームの第2の側と、
を含む、半導体構造。
【請求項14】
請求項13に記載の半導体構造であって、
前記第1のポリイミド層が前記複数のRDLピラーに近接する、半導体構造。
【請求項15】
請求項13に記載の半導体構造であって、
前記第1のポリイミド層に近接するパッシベーション層をさらに含む、半導体構造。
【請求項16】
請求項13に記載の半導体構造であって、
前記複数のRDLピラーが少なくとも4つのピラーである、半導体構造。
【請求項17】
半導体構造を形成する方法であって、
ウェハ上に金属層を堆積させること、
前記金属層の上にポリイミド層を形成すること、
前記ポリイミド層にピラー開口を形成すること、及び
前記ピラー開口において及び前記ポリイミド層の一部の上に、再配線層(RDL)を堆積させること、
を含み、
前記ポリイミド層が、前記金属層と前記RDLとの間に配置される、方法。
【請求項18】
請求項17に記載の方法であって、
前記ポリイミド層が第1のポリイミド層であり、
前記方法が、
前記RDLの上に第2のポリイミド層を形成すること、
前記第2のポリイミド層に開口を形成すること、
前記第2のポリイミド層の前記開口において及び前記第2のポリイミド層の一部の上に、アンダーバンプ金属(UBM)層を堆積させること、及び
前記UBM上にはんだバンプを形成すること、
をさらに含む、方法。
【請求項19】
請求項17に記載の方法であって、
前記金属層上にパッシベーション層を堆積させることであって、前記ポリイミド層を形成することが、前記パッシベーション層上に前記ポリイミド層を堆積させることを含むこと、及び
前記パッシベーション層にピラー開口を形成すること、
をさらに含む、方法。
【請求項20】
請求項17に記載の方法であって、
前記ウェハの裏側をバックグラインドすることであって、前記金属層を堆積させることが、前記ウェハの表側にフロント金属層を堆積させることを含むこと、及び
前記ウェハの前記裏側に裏側金属層を堆積させること、
をさらに含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、一般に半導体回路パッケージングに関し、より詳細にはウェハスケールチップパッケージのための半導体構造及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ウェハスケール(レベル)チップスケールパッケージング(WCSP)では、チップはボード上に直接搭載される。個々のチップをダイシングし、バンプ接続を用いて、パッケージングすることなくチップをボード上に直接搭載する。
【発明の概要】
【0003】
例示の半導体構造には金属層が含まれる。半導体構造は、再配線層(RDL)構造も含み、RDL構造は、RDLプラットフォーム、及び、RDLプラットフォームと金属層との間に配置される複数のRDLピラーを含む。また、半導体構造は、RDLプラットフォーム上に配置されるアンダーバンプ金属(UBM)層と、UBM層上に配置されるはんだバンプとを含み、UBM層とRDLプラットフォームとRDLピラーが、はんだバンプと金属層との間の電気的接続を形成する。
【0004】
例示の半導体構造が再配線層(RDL)構造を含み、RDL構造は、RDLプラットフォームと、RDLプラットフォームを支持する複数のRDLピラーとを含む。また、半導体構造は、複数のRDLピラーの間でありRDLプラットフォームの第1の側に第1のポリイミド層を含み、RDLプラットフォームの第1の側とは反対側である、RDLプラットフォームの第2の側に第2のポリイミド層を含む。
【0005】
半導体構造を形成する例示の方法が、ウェハ上に金属層を堆積させること、及び、金属層の上にポリイミド層を形成することを含む。また、この方法は、ポリイミド層にピラー開口を形成すること、及び、ピラー開口内でありポリイミド層の一部の上に再配線層(RDL)を堆積させることを含み、ポリイミド層は金属層とRDLとの間に配置される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【0007】
【0008】
【
図3A】半導体構造の製造の例示の段階の断面図である。
【
図3B】半導体構造の製造の例示の段階の断面図である。
【
図3C】半導体構造の製造の例示の段階の断面図である。
【
図3D】半導体構造の製造の例示の段階の断面図である。
【
図3E】半導体構造の製造の例示の段階の断面図である。
【
図3F】半導体構造の製造の例示の段階の断面図である。
【
図3G】半導体構造の製造の例示の段階の断面図である。
【
図3H】半導体構造の製造の例示の段階の断面図である。
【
図3I】半導体構造の製造の例示の段階の断面図である。
【0009】
【0010】
【
図5】半導体構造を製造する例示の方法のフローチャートである。
【0011】
【
図6】半導体構造を利用する例示の方法のフローチャートである。
【0012】
異なる図における対応する数字及び記号は概して、特に指示がない限り、対応する部分を指す。図は例示の実施例の配置の関連する態様を明確に示すために描かれており、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。
【発明を実施するための形態】
【0013】
ウェハスケールチップスケールパッケージング(WCSP)では、パッケージングプロセスを通して、及び、パッケージングされたデバイスをPCB上に搭載するのではなく、印刷回路基板(PCB)上にダイが直接搭載される。WCSP構造は、付加的なパッケージングがないため小さくし得る。また、WCSPにおける直接的接続の使用により、低抵抗で大電流のオペレーションが可能となる。
【0014】
一例において、剛性バンプ積層構造がWSPCのために用いられる。アンダーバンプ金属(UBM)層上にはんだバンプが置かれ、UBM層は、下方の金属層上に結合される。この剛性構造は、機械的応力を扱うのにあまり適していない可能性がある。機械的応力は、後続の処理工程における熱サイクルの間、特に問題となり得る。機械的応力は、破損につながり得るので、低下される。
【0015】
バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、サイリスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などのパワートランジスタ、又は、テキサス・インスツルメンツによって製造されたNexFET(商標)デバイスなどのパワー金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)は、WCSPによく適していることがある。パワートランジスタは、サイズが大きくなり得、WCSP環境に関連して、WCSPにおいて高応力を有し得る。また、パワートランジスタは、大電流で動作する場合があり、低抵抗接続が望ましい場合がある。
【0016】
一例において、バンプ構造が再配線層(RDL)を含む。RDLは、RDLピラーによって支持されるRDLプラットフォームを含み得る。一例において、RDL構造を備えるバンプのアレイがパワートランジスタに用いられる。一例において、RDLはバンプ構造上の機械的応力を低減する。一例において、RDLは、大電流能力を備えた、低電気抵抗接続を可能にする。例えば、或る実施例のバンプ構造が、2.5mΩ未満の抵抗を有する。或る実施例が、水平及び垂直の応力を吸収し、破損を低減するために、2つのポリイミド層を有する。或る実施例は、WCSPを用いて、例えば1mm×1mmより大きい大型パワートランジスタの搭載を可能にする。或る実施例は良好なエレクトロマイグレーション能力を有する。
【0017】
図1は、半導体構造100の断面図を図示する。基板302は、少なくとも1つのトランジスタ又は集積回路、例えば、BJTなどの一つ又は複数のパワートランジスタ、サイリスタ、IGBT、又は、テキサス・インスツルメンツによって製造されたNexFET(商標)デバイスなどのパワーMOSFETを含む。一例において、基板302は、例えば高電力アナログ回路要素などのアナログ回路要素を含む。基板302は、例えば、種々の金属、誘電体、及び/又は半導体層を備える、シリコンなどの半導体基板であり得る。金属層304は基板302上に配置される。一例において、金属層304は、金属1(MET1)層、金属2(MET2)層、金属3(MET3)層、又は別の金属層である。金属層304は、銅、アルミニウム、又は、例えば金属合金などの別の金属であってもよい。一実施例において、基板302及び金属層304の厚みは、7mm~14mm、例えば8~9mmである。基板302の金属層304とは反対側には、裏側金属層306がある。幾つかの実施例において、裏側金属層306は存在しない。一例において、裏側金属層306は、銀、ニッケル、又は金で構成される。裏側金属層306は、1μm~5μmの厚み、例えば約3.4μmの厚みとすることができる。金属層304上にパッシベーション層332が配置される。パッシベーション層332は、二酸化シリコンなどの酸化物層である。ポリイミド層334は、パッシベーション層332上に配置される。ポリイミド層334は、イミドモノマーのポリマーで構成される。一例において、ポリイミド層334は、5μm~10μm、例えば7.5μmである。
【0018】
パッド開口104及び106は、パッシベーション層332及びポリイミド層334を介して延在する。再配線層(RDL)構造352は、ポリイミド層334の上に配置されるRDLプラットフォーム356と、RDLプラットフォーム356と金属層304との間で、パッド開口104及び106を介して金属層304まで延在するRDLピラー354とを有する。RDLは、銅などの金属で構成される。一例において、RDLプラットフォーム356は、3μm~7μmであり、例えば、5μmの厚みである。RDLプラットフォーム356の上には、第2のポリイミド層であるポリイミド層372がある。ポリイミド層372は、開口374を備えてRDLプラットフォーム356の側部とRDLプラットフォーム356の頂部の一部とを覆って、RDLプラットフォーム356の大部分を覆い得る。一実施例において、ポリイミド層372は、5μm~10μmの厚み、例えば7.5μmの厚みである。一例において、ポリイミド層372はポリイミド層334と同じ厚みを有する。他の例において、ポリイミド層372はポリイミド層334より厚い。付加的な例において、ポリイミド層372はポリイミド層334よりも薄い。アンダーバンプ金属(UBM)層392は、ポリイミド層372内の開口374を介してRDLプラットフォーム356に接する。UBM層392は、Ti、TiW、又は別のチタン合金などの金属で構成される。はんだバンプ102はUBM層392の上にある。はんだバンプ102は、PCBへの物理的及び電気的接続を提供する。はんだバンプ102は、鉛はんだ又は鉛フリーはんだで構成され得る。
【0019】
UBM層392、RDLプラットフォーム356、及びRDLピラー354は、はんだバンプ102と金属層304との間の電気的接続を形成する。この電気的接続は、はんだバンプ102と金属層304との間の低抵抗電気的接続を提供する。例えば、こういった電気的接続は2.5mΩ未満の抵抗を有し得る。また、はんだバンプ102と金属層304との間の電気的接続は、例えば10Aの大電流をサポートする。はんだバンプ102は、UBM層392に接続され、UBM層392はRDL構造352にも接続される。RDLピラー354は、パッド開口104及び106を介して延在し、金属層304への低抵抗電気的接続を提供する。RDLピラー354は、はんだバンプ102の真下ではなくはんだバンプ102の外側に描かれているが、完全に又は部分的にバンプ102の下にあってもよい。一実施例において、ピラーはRDL層の周辺付近にある。RDLプラットフォーム356の下方、及びRDLピラー354の間、並びに、RDLピラー354を囲む、ポリイミド層334は、横方向及び垂直方向の柔軟性を提供する。RDLプラットフォーム356の上方及び周囲のポリイミド層372は、付加的な物理的な支持を提供する。半導体構造100は、低抵抗で大電流を取り扱う一方で、高レベルの機械的応力に耐えることができる。
【0020】
一例において、基板302及び金属層304の厚みは、約8ミリメートルである。裏側金属層306は約3.4μmの厚みであり、RDLプラットフォーム356は約5μmの厚みであり、ポリイミド層334は約7.5μmの厚みであり、ポリイミド層372は約7.5μmの厚みである。
【0021】
図2A~
図2Dは、幾つかの例示の半導体構造の上面図を示す。各ピラー断面は、ピラーの各個数及び分布、及び各RDLプラットフォームジオメトリと組み合わせることができる。
図2Aは、半導体構造200の上面図を示し、これは、
図1によって示される半導体構造100の上面図を示し得る。バンプ208は半導体構造200の中央にある。幾つかの実施例において、バンプ208は半導体構造200の中央からずれている。バンプ208の下にあるRDLプラットフォーム204は円盤状である。他の実施例において、RDLは他の形状を有してもよく、例えば、長円形形状であってもよく、又は不規則な形状であってもよい。また、ピラー206は、バンプ208の中央の周りにリング状に配置されている。RDLピラー206は、RDLプラットフォーム204を支持する。RDLピラー206は円形断面を有するものとして図示されているが、他の断面、例えば長円形又は不規則な断面形状を有していてもよい。8つのピラーが示されているが、別の個数のピラーが存在してもよい。例えば、4ピラー~16ピラーであってもよい。幾つかの例において、より多くのピラー、例えば16~32ピラーが存在する。
【0022】
図2Bは、半導体構造210の上面図を示す。バンプ218は半導体構造210内にあり、RDLプラットフォーム214はバンプ218の下にある。図ではRDLプラットフォーム214は正方形であるが、RDLプラットフォーム214は、例えば、矩形、又は、丸みを帯びた角を有する正方形など、他の形状であってもよい。RDLピラー216は、RDLプラットフォーム214を支持し、RDLプラットフォーム214を下方の金属層に結合する。4つのRDLピラーが存在するが、別の個数のピラー、例えば6又は8ピラーを用いてもよい。
【0023】
図2Cは半導体構造230を示す。バンプ238は半導体構造230内にあり、RDLプラットフォーム234はバンプ238の下に配置される。RDLプラットフォーム234は八角形として成形されるが、五角形、六角形、七角形、九角形、十角形、十二角形、十二角形、又は十二角形などの別の多角形として成形されてもよい。こういった多角形は、等辺であってもよいし、異なる長さの辺を有していてもよい。RDLピラー236は、RDLプラットフォーム234を支持し、RDLプラットフォーム234を下方の伝導性層に電気的に結合する。一例において、多角形の辺と同数のピラーがある。他の例において、多角形の辺の数より多くのピラー、又は多角形の辺の数より少ないピラーがある。
【0024】
図2Dは半導体構造240を示す。バンプ248は半導体構造240内にある。RDL244はバンプ248の下に配置される。RDLピラー246は、RDL244を支持し、RDL244を下方の伝導性層に電気的に結合する。RDLピラーは、例えば、矩形、他の多角形、又は不規則な形状など、他の形状を有する。
【0025】
図3A~
図3Jは、
図1に示されている半導体構造100の製造を図示する。
図3Aは、基板302を含む半導体構造を図示する。基板302は、依然としてウェハ形態であり、様々な半導体、金属、及び誘電体層を含む、トランジスタ及び/又は集積回路を含むシリコン基板であり得る。基板302は、一つ又は複数のパワートランジスタなどのパワーデバイス、又はパワーアナログ要素を含み得る。基板302上には金属層304が配置されている。金属層304は、MET1層、MET2層、MET3層、又は別の金属層であってもよい。基板302は、基板302の金属層304とは反対側に裏側金属層306を有し得る。裏側金属層306は、銀、ニッケル、又は金で構成され得る。
【0026】
図3Bにおいて、システムは、金属層304上にパッシベーション層312を堆積する。パッシベーション層312は、二酸化シリコンなどの酸化物層であり得る。パッシベーション層312は、例えば、化学気相成長(CVD)によって堆積され得る。
図3Cにおいて、システムは、パッシベーション層312上にポリイミド層322を堆積する。ポリイミド層は、段階成長重合又は固相合成を用いて形成され得る。
図3Dにおいて、システムは、パッシベーション層332及びポリイミド層334において、パッド開口104及び106を含むピラーパターンをエッチングする。これを達成するために、システムはポリイミド層322上でフォトレジストを回転させる。次いで、システムは、ポジティブマスク又はネガティブマスクであり得るフォトリソグラフィマスクを用いて、フォトレジスト層を露光する。この露光により、フォトリソグラフィマスクのパターンがフォトレジストに転写される。次いで、エッチングにより、パターンをフォトレジスト層からポリイミド層322に転写して、ポリイミド層334を生成し、パッシベーション層312に転写して、パッシベーション層332を生成する。エッチング後、システムは、残りのフォトレジストを取り除き得る。
【0027】
図3Eにおいて、システムは、ポリイミド層334上にRDL342を堆積する。システムは、蒸着、スパッタリング、又はCVDを用いて、RDL342を堆積し得る。RDL342は、堆積されるにつれてパッド開口104及び106を充填し、RDLピラー354を形成する。一実施例において、RDL342は銅で構成される。
図3Fにおいて、システムは、RDL342をパターン化してRDL構造352を生成する。システムは、フォトレジストをRDL342に適用する。次いで、システムは、ポジティブマスク又はネガティブマスクであり得るフォトリソグラフィマスクを用いて、フォトレジストを露光する。この露光により、パターンがフォトリソグラフィマスクからフォトレジスト層に転写される。そして、システムは、RDLをエッチングして、フォトレジストからRDLにパターンを転写する。システムは、残りのフォトレジストを取り除き得る。
【0028】
図3Gにおいて、システムはポリイミド層362を適用する。幾つかの例において、ポリイミド層362は、ポリイミド層334と同じ材料で構成される。他の例において、ポリイミド層362は、ポリイミド層334とは別のポリイミド材料で構成される。
図3Hにおいて、システムは、ポリイミド層362をパターン化してポリイミド層372を生成する。システムは、ポリイミド層362にフォトレジストを適用することによってフォトリソグラフィを実施する。次いで、システムはポリイミド層362をエッチングし、ポリイミド層372内に開口374を形成する。システムはまた、残りのフォトレジストを取り除き得る。
【0029】
図3Iにおいて、システムは、UBM382をポリイミド層372に、及び開口374を介してRDL構造352に適用する。システムは、蒸着、スパッタリング、又はCVDを用いてUBM382を適用し得る。UBM層382は、Ti、TiW、又は別のチタン合金などの金属であり得る。
図1に示すように、はんだバンプ102はUBM層392に適用される。はんだバンプ102は、鉛フリーはんだであり得るはんだで構成される。ウェットフィルム又はドライフィルムを用いる再パッシベーションを用いて、バンピングが成され得る。パッシベーションとウェットフィルムを用いるバンピングで、システムは、フォトレジストを適用し、フォトレジストを露出させ、UBM層382上にフォトレジストを成長させる。その後、システムは、銅/はんだ又は銅/ニッケル/はんだめっきを用いてめっきを行う。次に、システムはフォトレジストを剥ぎ取る。次に、システムはUBM材料をエッチングする。最後に、システムは、UBM材料を加熱することによってリフローを行う。ドライフィルムを用いるバンピングにおいて、システムは、ドライフィルムラミネーション、露光、現像を行う。その後、システムは、ドライフィルムへのCu/Ni/はんだめっきを用いてめっきする。次に、システムは、ドライフィルムを剥ぎ取り、続いてUBMをエッチングする。最後に、システムは、UBM層392上でリフローを実施する。
【0030】
図4は、WCSPのためのRDLポリイミド構造を有するトランジスタ構造500を図示する。トランジスタ構造500は、構造502、504、506、508、510、512、514、及び516を含み、これらは、
図1に図示される半導体構造100などのバンプ構造を有する。構造502、504、506、508、510、512、514、及び516は、テキサス・インスツルメンツによって製造されたNexFET(商標)デバイスであり、電流は垂直に流れる。構造502、504、506、508はソースであり、構造510、512、514、516はドレインである。裏側金属(図示せず)は、ソース及びドレインを接続する。
【0031】
図5は、
図1に図示されている半導体構造100などの半導体構造を製造する一実施例の方法のためのフローチャート600を図示する。ブロック601において、システムはウェハを得る。ウェハは、少なくとも1つのトランジスタ又は集積回路を含む、シリコンなどの基板を含み得る。ウェハは、種々の金属、半導体、及び誘電体層を含んでもよい。トランジスタ又は集積回路は、テキサス・インスツルメンツによって製造されたNexFET(商標)デバイスなどの一つ又は複数のパワートランジスタ、又はアナログパワーエレクトロニクスを含み得る。
【0032】
ブロック602において、システムはウェハをバックグラインドする。例えば、ウェハは、6ミル(mil)~14ミルまで、例えば8ミル~9ミルまでバックグラインドされる。システムは、ウェハの頂部表面を清浄にする。また、システムは、ウェハの頂部表面の上に保護テープを貼って、ウェハを機械的損傷及び汚染から保護する。システムは、ウェハをカセット上にロードし、カセットは、バックグラインドマシンのカセットホルダーに置かれる。バックグラインディングマシンは、ロボットアームでウェハの裏側をピックアップし、これにより、バックグラインディングのためにウェハが配置される。グラインディングホイールが、ウェハに対してバックグラインディングを行う。システムは、バックグラインディングの間、脱イオン水でウェハを継続的に洗浄し得る。バックグラインディング後、ウェハはカセットに戻される。システムは、例えばテープ剥離ツールを用いて、ウェハからバックグラインディングテープを取り除く。
【0033】
ブロック604において、システムは、ウェハの裏側に裏側金属を堆積させる。こういった金属は、無線周波数(RF)、又は、直流(DC)スパッタリング及び電子ビーム蒸着を用いて適用され得る。裏側メタライゼーション層は、銀、ニッケル、又は金などの良好なオーミックコンタクト層を有し得る。
【0034】
ブロック606において、システムは、一つ又はそれ以上の金属層を、メタライゼーションを介してウェハの表側に堆積させる。ブロック606は、ブロック602の前、ブロック602とブロック604との間、又はブロック604の後に成され得る。金属層は、スパッタリング、蒸着、又はCVDによって適用され得る。スパッタリングは、例えば、イオンビームスパッタリング、反応性スパッタリング、イオン支援堆積(LAD)、高ターゲット利用スパッタリング(HiTUS)、高出力インパルスマグネトロンスパッタリング(HiPIMS)、又は気体流スパッタリングであり得る。一実施例において、パルスレーザー堆積が用いられる。蒸着の例には、熱蒸着、電子ビーム蒸着、フラッシュ蒸着、又は抵抗性蒸着が含まれる。例えば、エッチング又はリフトオフを行うことによって、金属層にパターンが適用され得る。エッチングにより、金属層が蒸着され、金属層にフォトレジスト層が適用される。露光を介してフォトリソグラフィマスクからフォトレジストにパターンが転写される。次いで、フォトレジストからのパターンは、エッチングを介して金属層に転写される。リフトオフにおいて、金属層の前にフォトレジスト層が適用される。露光によってフォトリソグラフィマスクからフォトレジスト層にパターンが転写される。次いで、金属はフォトレジストの上に、及び、フォトレジスト内の開口内に堆積される。次に、フォトレジストが除かれて、フォトレジスト層上の金属部分を除去しつつ、堆積された金属が開口内に残される。金属層は、銅、アルミニウムなどの別の金属、又は合金であり得る。
【0035】
ブロック608において、システムは、ブロック606において適用された金属層にパッシベーション層を堆積させる。パッシベーション層は、二酸化シリコンなどの酸化物であり得る。パッシベーション層は、CVDによって堆積されてもよい。
【0036】
ブロック610において、システムは、ブロック608において堆積されたパッシベーション層に対する第1のポリイミド層を形成する。第1のポリイミド層は、段階成長重合又は固相合成を用いて形成され得る。
【0037】
ブロック612において、システムは、ブロック608において堆積されたパッシベーション層と、ブロック610において形成された第1のポリイミド層とをパターン化する。フォトレジストの層がパッシベーション層に適用される。次いで、フォトリソグラフィマスクを用いてフォトレジスト層がパターン化される。マスクは、ポジティブマスク又はネガティブマスクであり得る。その後、第1のポリイミド層及びパッシベーション層がエッチングされる。従って、第1のポリイミド層及びパッシベーション層に開口が形成される。次に、残ったフォトレジストが除かれ得る。
【0038】
ブロック614において、システムは、第1のポリイミド層に、及び、第1のポリイミド層及びパッシベーション層の開口において、RDLを堆積させる。RDLは、銅又は別の金属であり得る。システムは、スパッタリング、蒸着、又はCVDを用いてRDLを堆積させる。RDLは、第1のポリイミド層におけるパターンに基づいてピラー内に堆積される。システムはまた、RDLをパターン化する。一例において、フォトレジストが、ポリイミド層上に堆積され、RDLの堆積の前にパターン化される。そして、リフトオフを行ってRDLをパターン化する。別の実施例において、フォトリソグラフィ及びエッチングがRDLに対して行われる。
【0039】
ブロック618において、システムは、第2のポリイミド層を形成し、パターン化する。システムは、段階成長重合又は固相合成を用いて第2のポリイミド層を形成し得る。第2のポリイミド層は、第1のポリイミド層と同じ厚みであってもよく、第1のポリイミド層より薄くてもよく、又は第1のポリイミド層より厚くてもよい。システムは、フォトリソグラフィとエッチングを用いて、第2のポリイミド層をパターン化する。第2のポリイミド層にフォトレジストが適用される。フォトレジストはフォトリソグラフィマスクにより露出される。そして、フォトレジストが取り除かれた領域において第2のポリイミド層がエッチングされる。フォトレジストはとり除かれ得る。
【0040】
ブロック622において、システムはUBM層を堆積させる。UBMは、チタン、又はTiWなどのチタン合金で構成され得る。UBMは、スパッタリング、蒸着、又は無電解めっきによって堆積され得る。
【0041】
ブロック626において、システムは、ブロック622において堆積されたUBM層にはんだバンプを形成する。はんだバンプは、Sn/Pb、Pb、Sn/Ag/Cu、Sn/Ag、又は他の合金で構成されてもよく、これらは、鉛ベースのはんだ又は鉛フリーはんだであり得る。ウェットフィルム又はドライフィルムを用いる再パッシベーションを用いてバンピングが行われ得る。パッシベーションとウェットフィルムを用いるバンピングで、システムは、UBM上にフォトレジストを適用し、露光させ、現像させる。その後、システムは、銅/はんだめっき又は銅/ニッケル/はんだめっきを行う。システムは、フォトレジストを剥がし、UBMをエッチングする。最終的に、システムは、UBMをリフローして、はんだボールを形成する。ドライフィルムを用いるバンピングでは、システムはドライフィルムラミネーション、露光、現像を行う。その後、システムは、ドライフィルムラミネーションCu/Ni/はんだめっきをめっきする。次に、ドライフィルム剥離を行った後、UBMエッチングが続く。最終的に、システムは、リフローを行って、はんだバンプを形成する。
【0042】
図6は、WCSPにおいて半導体構造を利用する一実施例の方法のためのフローチャート700を図示する。ブロック702において、システムは、ダイを形成するためにチップをダイシングする。複数のチップが、各々、
図1によって図示される半導体構造100などのバンプ構造を含み得る。ウェハダイシングは、スクライビング及び破断、例えばダイシングソーを用いる機械的ソーイング、又はレーザー切断によって成され得る。ウェハは、ダイシングの間ダイシングテープ上に搭載され得る。
【0043】
ブロック704において、ダイはPCB上に個別に搭載される。ダイは反転され、はんだボールがPCB上の適切な回路要素に面するように置かれる。はんだボールは、例えば熱風リフローを用いて再溶融される。搭載されたチップは、支持及び保護を提供するために、電気絶縁接着材を用いてアンダーフィルされ得る。
【0044】
ブロック706において、PCB上のダイの回路が動作する。例えば、テキサス・インスツルメンツによってつくられたNexFET(商標)デバイスなどのパワートランジスタが、電力スイッチングを行い得る。パワートランジスタは、低抵抗及び高電流密度で動作し得る。一例において、パワートランジスタは最大5Aで動作し得る。
【0045】
例示の配置の例を詳細に説明したが、添付の特許請求の範囲によって定義される本願の趣旨及び範囲から逸脱することなく、本明細書において種々の変更、置換、及び変更を行うことができる。
【0046】
また、本願の範囲は、本明細書に記載された例に限定されない。したがって、添付の特許請求の範囲は、その範囲内に、他のそのようなプロセス、機械、製造、組成、方法、方法、又は工程を含むことが意図される。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体構造であって、
基板上の金属層と、
再配線層(RDL)構造であって、前記金属層に導電的に接続されたRDL構造が、
RDLプラットフォーム、
前記RDLプラットフォームから第1の誘電体層を介して前記金属層に延在する複数のRDLピラーであって、前記RDLプラットフォームとRDLピラーとが同一の連続する金属層である、前記複数のRDLピラー、
前記RDLプラットフォーム上に配置されるアンダーバンプ金属(UBM)層、及び
前記UBM層上に配置されるはんだバンプを含み、
前記UBM層、前記RDLプラットフォーム、及び前記RDLピラーが、前記はんだバンプと前記金属層との間に導電性の電気的接続を形成する、半導体構造。
【請求項2】
請求項1に記載の半導体構造であって、前記UBM層は、第2の誘電体層の開口を介して前記RDLプラットフォームに延在し、前記UBM層は、前記第2の誘電体層の上面より完全に上にある上面を有する、半導体構造。
【請求項3】
請求項2に記載の半導体構造であって、前記UBM層は、UBM層が完全に前記開口を充填しかつ前記開口を越えて前記第2の誘電体層の最上層に広がるように、前記開口内の全体に広がる実質的に平坦な最上層を含み、前記はんだバンプが前記UBM層の最上層上に形成される、半導体構造。
【請求項4】
請求項2に記載の半導体構造であって、前記第1の誘電体層および前記第2の誘電体層は同一材料から構成される、半導体構造。
【請求項5】
請求項2に記載の半導体構造であって、前記第1および第2の誘電体層はポリイミドを含み、パッシベーション層が前記第1の誘電体層と前記金属層との間にある、半導体構造。
【請求項6】
請求項1に記載の半導体構造であって、前記複数のRDLピラーは、前記はんだバンプの周囲にリング状に配され、かつ前記UBM層の直下に配されない、半導体構造。
【請求項7】
請求項1に記載の半導体構造であって、前記複数のRDLピラーの第1のピラーと前記複数のRDLピラーの第2のピラーとの間の距離が、前記はんだバンプの幅よりも大きい、半導体構造。
【請求項8】
請求項1に記載の半導体構造であって、前記金属層は、前記基板の第1の面上の第1の金属層であり、半導体構造はさらに、前記基板の反対側の第2の面上に形成された第2の金属層を含む、半導体構造。
【請求項9】
半導体構造であって、
金属層と、
前記金属層上に形成されたパッシベーション層と、
前記パッシベーション層上に配された第1のポリイミド層と、
再配線層(RDL)構造であって、前記RDL構造が、RDLプラットフォームと複数のRDLピラーとを含み、前記RDLプラットフォームと前記RDLピラーとが単一の金属構造であり、前記RDLプラットフォームが前記第1のポリイミド層上に配置され、前記複数のRDLピラーが前記RDLプラットフォームと前記金属層との間を延在し、複数のRDLピラーが前記パッシベーション層と前記第1のポリイミド層を介して延在し、前記複数のRDLピラーが前記パッシベーション層と前記第1のポリイミド層とによって互いに横方向に分離される、前記RDL構造と、
前記RDLプラットフォーム上に配され、かつ開口が規定された第2のポリイミド層と、
前記RDLプラットフォーム上に配されるアンダーバンプ金属(UBM)であって、前記UBMは、UBMが前記開口を完全に充填しかつ前記開口を越えて前記第2のポリイミド層の最上層に広がるように、前記開口内の全体に広がる実質的に平坦な最上層を含む、前記UBMと、
前記UBM上に配されるはんだバンプであって、前記UBM、前記RDLプラットフォーム、及び前記RDLピラーが、前記はんだバンプと前記金属層との間に導電性の電気的接続を形成する、前記はんだバンプと、
を含む半導体構造。
【請求項10】
請求項9に記載の半導体構造であって、前記複数のRDLピラーは、前記はんだバンプの周囲にリング状に配され、複数のRDLピラーは、前記UBMの真下の前記第1のポリイミド層の領域から離れた両側に配された第1および第2のピラーを含む、半導体構造。
【請求項11】
請求項10に記載の半導体構造であって、前記複数のRDLピラーの前記第1のピラーと前記第2のピラーとの間の距離は、前記はんだバンプの幅よりも大きい、半導体構造。
【請求項12】
半導体構造を形成する方法であって、
半導体ウエハ上に金属層を堆積させること、
前記金属層上に第1の誘電体層を形成すること、
前記第1の誘電体層を介して延在するピラー開口を形成すること、
同一の金属堆積プロセスにおいて前記ピラー開口内および前記第1の誘電体層の一部の上に再配線層(RDL)を堆積させることであって、前記RDLが、前記第1の誘電体層上に配されたRDLプラットフォームと、前記第1の誘電体層を介して前記RDLプラットフォームから前記金属層に延在する複数のピラーとを含む、前記RDLを堆積させること、
前記RDLプラットフォーム上に第2の誘電体層を形成すること、
前記第2の誘電体層に開口を形成すること、
アンダーバンプ金属(UBM)で前記第2の誘電体層の開口を完全に充填することであって、前記UBMが前記開口の全体に広がりかつ前記第2の誘電体層の一部に広がる最上層を有するように前記UBMで充填すること、
前記UBM上にはんだバンプを形成すること、
を含む方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法はさらに、前記ウエハの裏側をバックグラインドすることを含み、前記金属層を堆積させることが、前記ウエハの表側に表側金属層を堆積させること、および前記ウエハの裏側に裏側金属層を堆積させることを含む、方法。
【請求項14】
請求項12に記載の方法であって、前記複数のピラーは、前記UBMの真下に前記複数のピラーのいずれも存在しないように、前記UBMの真下の前記第1の誘電体層の領域の周囲に配される、方法。
【請求項15】
請求項12に記載の方法であって、前記第1および第2の誘電体層はポリイミドを有する、方法。
【請求項16】
請求項12に記載の方法であって、前記複数のピラーは、前記RDLプラットフォームの中心に関して共通の半径で配される、方法。
【請求項17】
半導体構造であって、
第1の表面と前記第1の表面と反対の第2の表面とを有する半導体基板と、
前記半導体基板の第1の表面の上の第1の金属層と、
前記第1の金属層の上の酸化物層と、
前記酸化物層上の第1のポリイミド層と、
前記第1のポリイミド層と前記酸化物層とを介して前記第1の金属層を露出する複数の第1の開口と、
前記複数の第1の開口を充填する複数の金属ピラーであって、前記第1の金属層に接続される、前記複数の金属ピラーと、
前記第1のポリイミド層上の金属プラットフォームであって、前記複数の金属ピラーに接続される、前記金属プラットフォームと、
前記金属プラットフォーム上と前記第1のポリイミド層上との第2のポリイミド層であって、前記金属プラットフォームの側壁を覆う、前記第2のポリイミド層と、
前記第2のポリイミド層を介して前記金属プラットフォームを露出する第2の開口と、
前記第2のポリイミド層上の第2の金属層であって、前記第2の開口を介して前記金属プラットフォームに接続される、前記第2の金属層と、
前記第2の金属層上のバンプと、
を含む、半導体構造。
【請求項18】
請求項17に記載の半導体構造であって、前記複数の金属ピラーが、少なくとも4つのピラーである、半導体構造。
【請求項19】
請求項17に記載の半導体構造であって、前記複数の金属ピラーが、少なくとも8つのピラーである、半導体構造。
【請求項20】
請求項17に記載の半導体構造であって、前記第2の金属層と前記金属プラットフォームと前記複数の金属ピラーとが、前記バンプと前記第1の金属層との間の電気的接続を形成し、前記電気的接続が、2.5mΩ未満の抵抗を有する、半導体構造。
【請求項21】
請求項20に記載の半導体構造であって、前記電気的接続が、10Aの電流をサポートする、半導体構造。
【請求項22】
請求項17に記載の半導体構造であって、前記半導体基板の第2の表面上の第3の金属層を更に含む、半導体構造。
【請求項23】
請求項22に記載の半導体構造であって、前記半導体基板が、パワートランジスタを含む、半導体構造。
【請求項24】
請求項17に記載の半導体構造であって、前記金属プラットフォームと前記複数の金属ピラーとが、銅を含む、半導体構造。
【請求項25】
請求項17に記載の半導体構造であって、前記複数の金属ピラーが、円形断面を有する、半導体構造。
【請求項26】
請求項17に記載の半導体構造であって、前記金属プラットフォームが、円形断面を有する、半導体構造。
【請求項27】
請求項17に記載の半導体構造であって、前記複数の金属ピラーの第1のピラーと前記複数の金属ピラーの第2のピラーとの間の距離が、前記バンプの幅よりも大きい、半導体構造。
【請求項28】
請求項17に記載の半導体構造であって、前記複数の金属ピラーが、前記第2の金属層の直下に配置されていない、半導体構造。