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特開2024-97023サーバ装置、購入管理方法、及び、プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024097023
(43)【公開日】2024-07-17
(54)【発明の名称】サーバ装置、購入管理方法、及び、プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20230101AFI20240709BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024069446
(22)【出願日】2024-04-23
(62)【分割の表示】P 2023085040の分割
【原出願日】2020-10-12
(31)【優先権主張番号】P 2019191759
(32)【優先日】2019-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107331
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 聡延
(74)【代理人】
【識別番号】100104765
【弁理士】
【氏名又は名称】江上 達夫
(74)【代理人】
【識別番号】100131015
【弁理士】
【氏名又は名称】三輪 浩誉
(72)【発明者】
【氏名】池澤 るみ
(72)【発明者】
【氏名】昆金 学
(57)【要約】
【課題】顧客が自己の携帯端末を操作して支払いを行う場合でも、正しく年齢確認を行うことを可能とする。
【解決手段】サーバ装置は、商品に付されたコードから読み取られた商品識別情報を携帯端末から受信すると、携帯端末から受信した商品識別情報に基づいて、購入商品リストを作成し、購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して携帯端末に送信する。サーバ装置は、携帯端末から受信した年齢確認情報に基づいて年齢確認を行い、年齢確認に成功した場合、前記購入商品リストに基づいて決済画面を生成し、前記携帯端末に送信する。サーバ装置は、前記携帯端末から決済情報を受信し、決済処理を行う。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に付されたコードから読み取られた商品識別情報を携帯端末から受信する商品識別情報取得手段と、
前記携帯端末から受信した商品識別情報に基づいて、購入商品リストを作成するリスト作成手段と、
前記購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して前記携帯端末に送信する年齢確認画面生成手段と、
前記携帯端末から受信した年齢確認情報に基づいて年齢確認を行う年齢確認手段と、
前記年齢確認に成功した場合、前記購入商品リストに基づいて決済画面を生成し、前記携帯端末に送信する決済画面生成手段と、
前記携帯端末から決済情報を受信し、決済処理を行う決済手段と、
を備えるサーバ装置。
【請求項2】
前記年齢確認画面生成手段は、前記携帯端末から会計要求を受け取った後、前記購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して前記携帯端末に送信する請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記決済画面生成手段は、前記購入商品リストに前記年齢確認商品が含まれていると前記年齢確認画面生成手段が判定した場合は、前記年齢確認手段による年齢確認後に前記決済画面を送信し、前記購入商品リストに前記年齢確認商品が含まれていないと前記年齢確認画面生成手段が判定した場合は、当該判定後に前記決済画面を送信する請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項4】
前記決済手段は、クレジットカードによる決済を実行する請求項3に記載のサーバ装置。
【請求項5】
前記年齢確認情報は、クレジットカードの登録情報を用いて年齢確認を行うことを求める情報である請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーバ装置。
【請求項6】
前記年齢確認情報は、前記携帯端末により生成された顧客の生体情報である請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーバ装置。
【請求項7】
前記年齢確認情報に基づいて前記年齢確認ができなかった場合、その旨を示す年齢確認画面を前記携帯端末に再度送信する請求項1乃至6のいずれか一項に記載のサーバ装置。
【請求項8】
所定回数のリトライによっても年齢確認ができなかった場合には取引を中止する請求項7記載のサーバ装置。
【請求項9】
コンピュータが、
商品に付されたコードから読み取られた商品識別情報を携帯端末から受信し、
前記携帯端末から受信した商品識別情報に基づいて、購入商品リストを作成し、
前記購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から受信した年齢確認情報に基づいて年齢確認を行い、
前記年齢確認に成功した場合、前記購入商品リストに基づいて決済画面を生成し、前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から決済情報を受信し、決済処理を行う購入管理方法。
【請求項10】
商品に付されたコードから読み取られた商品識別情報を携帯端末から受信し、
前記携帯端末から受信した商品識別情報に基づいて、購入商品リストを作成し、
前記購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から受信した年齢確認情報に基づいて年齢確認を行い、
前記年齢確認に成功した場合、前記購入商品リストに基づいて決済画面を生成し、前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から決済情報を受信し、決済処理を行う処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、携帯端末を用いた商品販売システムの技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
来店した顧客が商品を購入するための商品販売システムとして、顧客が所有するスマートフォンなどの携帯端末を用いて、顧客が商品のバーコードを読み取って商品登録を行い、精算を行うシステムが知られている。例えば、特許文献1には、購入対象となる商品の商品情報を取得し、取得した全ての商品情報を含む精算情報を管理サーバに送信する携帯端末と、精算情報に含まれる商品情報に基づいて、各商品名を価格の高い順に列記したソート明細情報を生成及び出力する管理サーバとを備えたセルフショッピングシステムが開示されている。
【0003】
スーパーなどで販売される商品には、酒類、煙草など、法令等により所定年齢未満の人への販売が禁止されている商品がある。このため、これらの商品を販売する際には、購入者の年齢確認が必要となる。特許文献2は、セルフレジにおいて撮影された顧客の顔画像を店員が所持する端末装置に送信し、遠隔から年齢確認を行う方法を記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013-41354号公報
【特許文献2】国際公開WO2018/088062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年では、店舗のレジを使用せず、顧客が自分のスマートフォンなどの携帯端末を用いてクレジット決済により支払いすることが可能となっている。しかし、顧客の購入商品に年齢確認を要する商品が含まれている場合には、どのように年齢確認を行うかが問題となる。
【0006】
本発明の目的は、顧客が自己の携帯端末を操作して支払いを行う場合に、正しく年齢確認を行うことを主な課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの観点では、サーバ装置は、
商品に付されたコードから読み取られた商品識別情報を携帯端末から受信する商品識別情報取得手段と、
前記携帯端末から受信した商品識別情報に基づいて、購入商品リストを作成するリスト作成手段と、
前記購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して前記携帯端末に送信する年齢確認画面生成手段と、
前記携帯端末から受信した年齢確認情報に基づいて年齢確認を行う年齢確認手段と、
前記年齢確認に成功した場合、前記購入商品リストに基づいて決済画面を生成し、前記携帯端末に送信する決済画面生成手段と、
前記携帯端末から決済情報を受信し、決済処理を行う決済手段と、を備える。
【0008】
本発明の他の観点では、サーバ装置により実行される購入管理方法は、
コンピュータが、
商品に付されたコードから読み取られた商品識別情報を携帯端末から受信し、
前記携帯端末から受信した商品識別情報に基づいて、購入商品リストを作成し、
前記購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から受信した年齢確認情報に基づいて年齢確認を行い、
前記年齢確認に成功した場合、前記購入商品リストに基づいて決済画面を生成し、前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から決済情報を受信し、決済処理を行う。
【0009】
本発明の他の観点では、プログラムは、
商品に付されたコードから読み取られた商品識別情報を携帯端末から受信し、
前記携帯端末から受信した商品識別情報に基づいて、購入商品リストを作成し、
前記購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から受信した年齢確認情報に基づいて年齢確認を行い、
前記年齢確認に成功した場合、前記購入商品リストに基づいて決済画面を生成し、前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から決済情報を受信し、決済処理を行う処理をコンピュータに実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態に係る購入管理システムの構成を示す。
図2】POSサーバの概略構成を示す。
図3】管理サーバの概略構成を示す。
図4】携帯端末の概略構成を示す。
図5】商品購入処理のフローチャートである。
図6】入店処理のフローチャートである。
図7】商品選択処理のフローチャートである。
図8】購入商品リスト画面の表示例である。
図9】会計処理の第1実施例のフローチャートである。
図10】年齢確認画面の表示例である。
図11】クレジット決済画面及び会計終了画面の表示例である。
図12】会計処理の第2実施例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明する。
[購入管理システムの構成]
図1は、本実施形態に係る購入管理システム100の構成を示す。購入管理システム100は、主に、POSサーバ1と、管理サーバ2と、携帯端末3とを備える。購入管理システム100では、携帯端末3を使用する顧客は、商品の販売を行う店舗8内において商品に付された商品バーコード7を読み取ることで、購入予定の商品(「購入商品」とも呼ぶ。)の登録を行い、携帯端末3を用いたクレジット決済(オンライン決済)により支払いを行う。
【0012】
POSサーバ1は、店舗8で販売される商品に関する価格、在庫状況などを含む商品情報、店舗8の売上情報などの種々の販売情報を管理するサーバである。POSサーバ1は、管理サーバ2とネットワーク等を介して通信可能である。なお、POSサーバ1は、複数の系列店舗の販売情報を一括して管理するものであってもよく、店舗毎に存在し、その店舗の販売情報のみを管理するものであってもよい。
【0013】
管理サーバ2は、携帯端末3の制御を行うサーバ装置であり、携帯端末3とネットワーク等を介して通信可能となっている。管理サーバ2は、携帯端末3の表示制御に必要な情報をPOSサーバ1から取得し、記憶している。管理サーバ2は、携帯端末3が各種画面を表示するための表示情報を携帯端末3に送信する。上述の各種画面には、携帯端末3が商品バーコード7を読み取ることで登録された購入商品のリスト(「購入商品リスト」と呼ぶ。)を、売価と共に表示する画面(「購入商品リスト画面」とも呼ぶ。)が含まれる。
【0014】
なお、管理サーバ2は、複数のサーバ装置により構成されてもよい。例えば、管理サーバ2は、携帯端末3とのデータ授受などの携帯端末3とのインターフェース動作を主に行うサーバ装置と、POSサーバ1から取得する情報及び購入商品リストなどの種々の情報を記憶・管理するサーバ装置とから構成されてもよい。この場合、前者のサーバ装置は、所謂アプリケーションサーバとして機能し、後者のサーバ装置は、所謂データベースサーバとして機能する。この場合、これらのサーバ装置は、それぞれが割り当てられた処理を実行するのに必要な情報の授受を、ネットワーク等を介して行う。
【0015】
携帯端末3は、店舗8で買い物を行う顧客が使用する携帯端末であり、商品に付された商品バーコード7を読み取る機能、管理サーバ2と通信を行うことで購入商品リスト画面などの各種画面を取得し、表示する機能などを有する。なお、図1では、説明の便宜上、携帯端末3は1つのみ表示されているが、店舗8に入店している顧客の数だけ実際には存在している。
【0016】
[装置構成]
次に、POSサーバ1、管理サーバ2、及び、携帯端末3の各構成について図2図4を参照して説明する。
【0017】
(POSサーバ)
図2は、POSサーバ1の概略構成を示す。POSサーバ1は、主に、記憶部13と、データ通信を行う通信部14と、制御部15とを備える。これらの要素はバスライン10により相互に接続されている。
【0018】
記憶部13は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。記憶部13は、制御部15が実行するプログラム、及び、制御部15がプログラムを実行することで所定の処理を実行するのに必要な情報を記憶する。本実施形態では、記憶部13は、売価変更情報17と、商品情報DB(Database)18と、商品の売上に関する情報である売上情報19とを含んでいる。なお、記憶部13は、売価変更情報17、商品情報DB18、売上情報19以外の種々の販売に関する情報を記憶してもよい。
【0019】
商品情報DB18は、店舗8又は店舗8を含む系列店舗で取り扱う商品に関する情報のデータベースである。商品情報DB18は、例えば、商品の価格、JAN(Japanese Article Number)コードなどの商品を識別するための情報(「商品識別情報」とも呼ぶ。)、商品の分類情報、商品の在庫状況などの各種情報を含む。なお、酒類、煙草など、法令により所定年齢以下の人には販売できない商品(以下、「年齢確認商品」と呼ぶ。)については、商品識別情報にその種の商品であることを示す特定のコードなどが付与されており、商品識別情報を参照することにより、その商品が年齢確認商品であるか否かを判別できるようになっている。
【0020】
売価変更情報17は、売価の変更に関する情報である。具体的に、売価変更情報17は、分類別割引情報、バンドル割引情報、セット割引情報、合計額割引情報、分類別値引情報、バンドル値引情報、セット値引情報、及び合計額値引情報などの任意の割引情報又は値引情報の少なくとも1つを含んでいる。
【0021】
制御部15は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、POSサーバ1内の各構成要素に対して種々の制御を行う。例えば、制御部15は、通信部14を介して管理サーバ2や携帯端末3と通信を行うことで、売上情報19の更新等を行う。また、制御部15は、通信部14を介して管理サーバ2と通信を行うことで、売価変更情報17及び商品情報DB18に関する情報を管理サーバ2に送信する。
【0022】
(管理サーバ)
図3は、管理サーバ2の概略構成を示す。管理サーバ2は、主に、記憶部23と、通信部24と、制御部25とを備える。これらの各要素は、バスライン20を介して相互に接続されている。
【0023】
記憶部23は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。記憶部23は、制御部25が実行するプログラム、及び、制御部25がプログラムを実行することで所定の処理を実行するのに必要な情報を記憶する。本実施形態では、記憶部23は、売価変更情報27と、商品情報DB28と、購入商品リストDB29とを記憶する。
【0024】
売価変更情報27は、売価変更情報17と同様、値引又は割引に伴う売価の変更に関する情報である。売価変更情報27は、制御部25の制御に基づき、POSサーバ1が記憶する売価変更情報17と同期するように定期又は不定期に更新される。商品情報DB28は、商品情報DB18と同様、商品に関する情報のデータベースである。商品情報DB28は、制御部25の制御に基づき、POSサーバ1が記憶する商品情報DB18と同期するように定期又は不定期に更新される。
【0025】
購入商品リストDB29は、店舗8において買い物を行っている顧客の携帯端末3毎の購入商品リストのデータベースである。購入商品リストは、例えば、購入予定の商品を示す商品識別情報と、その商品の購入予定数量を含むリストであり、携帯端末3又は携帯端末3を使用する顧客を識別する情報(「顧客識別情報」とも呼ぶ。)と関連付けられている。そして、購入商品リストは、携帯端末3の操作に基づき行われる購入商品の追加、削除、又は数量変更が発生する度に更新される。
【0026】
通信部24は、有線又は無線通信により、POSサーバ1及び携帯端末3と通信する。制御部25は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、管理サーバ2内の各構成要素に対して種々の制御を行う。制御部25が実行する処理については後述する。なお、上記の構成において、通信部24は本発明の商品識別情報取得部、会計要求受信部及び年齢確認結果受信部の一例であり、制御部25は本発明のリスト作成部、年齢確認画面生成部、年齢確認部、決済画面生成部、決済部及び終了画面生成部の一例である。
【0027】
(携帯端末)
図4は、携帯端末3の概略構成を示す。携帯端末3は、主に、表示部31と、入力部32と、記憶部33と、通信部34と、制御部35と、読取部36とを備える。これらの各要素は、バスライン30を介して相互に接続されている。
【0028】
表示部31は、制御部35の制御に基づき、購入商品リスト画面、年齢家訓画面、決済画面、会計終了画面などの各種情報の表示を行う。入力部32は、ユーザの入力を受け付けるインターフェースであり、例えば、タッチパネル、ボタン、音声入力装置などが該当する。
【0029】
記憶部33は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。記憶部33は、制御部35が実行するプログラム、及び、制御部35がプログラムを実行することで所定の処理を実行するのに必要な情報を記憶する。例えば、記憶部33には、店舗8において買い物を行う際に起動され、購入商品リスト画面などの種々の画面の表示を制御するための専用のアプリケーションプログラムが記憶されている。
【0030】
通信部34は、無線通信により、管理サーバ2と通信する。制御部35は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、携帯端末3内の各構成要素に対して種々の制御を行う。制御部35が実行する制御については後述する。
【0031】
読取部36は、例えばカメラなどの光学機器であり、商品に付された商品バーコード7を読み取り、読み取った情報を制御部35に供給する。本実施形態では、制御部35は、読取部36が出力する情報に基づき、商品に付された商品バーコード7からJANコードなどの商品識別情報を取得する。また、読取部36は、生体情報により年齢確認を行う際には、顧客の顔画像、指紋などの生体情報を生成する。上記の構成において、表示部31は本発明の年齢確認画面表示部の一例であり、制御部35は本発明の年齢確認処理部の一例である。
【0032】
[商品購入処理]
次に、購入管理システム100による商品購入処理の概要について説明する。商品購入処理は、顧客が店舗8において携帯端末3を使用して商品を購入する処理である。図5は、商品購入処理の概要を示すフローチャートである。商品購入処理は、大別して、入店処理S100と、商品選択処理S200と、会計処理S300とを有する。なお、商品購入処理は、主として管理サーバ2及び携帯端末3が、それぞれ予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0033】
(入店処理)
まず、入店処理について説明する。入店処理は、顧客が店舗8に入店した際に、商品の購入に先だって行われる処理であり、商品購入のための準備に相当する。図6は、入店処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、携帯端末3と管理サーバ2により行われる。
【0034】
まず、顧客は、店舗8に入ると、携帯端末3を用いて店舗バーコードを読み取る(ステップS101)。店舗バーコードは、店舗8内の所定の場所、例えば、店舗の入口付近の壁や買い物に使用するカードなどに貼り付けられている。顧客が店舗バーコードを読み取ると、携帯端末3は、読み取った店舗バーコードから店舗IDを取得し、管理サーバ2へ送信する(ステップS102)。携帯端末3は、店舗IDを送信する際、その携帯端末3又はその携帯端末3を使用する顧客を識別する顧客識別情報を一緒に送信する。なお、以下に説明する商品選択処理や会計処理においても、携帯端末3は基本的に何らかの情報を管理サーバ2へ送信する際には、自身を識別するための顧客識別情報を一緒に送信する。
【0035】
管理サーバ2は、携帯端末3から店舗IDを受信し、商品情報DB28からその店舗の売価リストを取得する(ステップS104)。これは、店舗毎に商品の売価が異なっているためである。そして、管理サーバ2は、店舗名やその店舗のセール情報などを含む店舗情報を携帯端末3へ送信し(ステップS105)、携帯端末3は店舗情報を受信する(ステップS106)。これにより、携帯端末3の表示部31には現在の店舗名やその店舗のセール情報などが表示され、顧客が買い物を開始できる状態となる。なお、管理サーバ2が送信する店舗情報には、その店舗におけるその顧客の取引状態を示す情報が含まれており、その店舗で新たに買い物を開始する場合には取引状態は新規となる。一方、その顧客が何らかの理由でその店舗での買い物を中断したような場合には、それまでの取引状態に対応する購入商品リスト画面が携帯端末3に表示される。
【0036】
(商品選択処理)
次に、商品選択処理について説明する。商品選択処理は、顧客が携帯端末3を用いて商品に付されている商品バーコード7を読み取り、購入商品リストに登録する処理である。図7は、商品選択処理のフローチャートである。この処理は、携帯端末3と管理サーバ2により実行される。
【0037】
まず、顧客は、購入したい商品を見つけると、携帯端末3を商品読取モードにし、携帯端末3により商品に付されている商品バーコード7を読み取る(ステップS201:Yes)。携帯端末3は読み取られた商品の商品識別情報を管理サーバ2へ送信する(ステップS203)。なお、この際、商品の数量は自動的に「1」にセットされる。管理サーバ2は、携帯端末3から商品識別情報を受信すると(ステップS203)、購入商品リストを更新し、携帯端末3へ送信する(ステップS204)。携帯端末3は、更新後の商品リストを受信し、表示部31に表示する(ステップS205)。これにより、新たに追加された商品とその数量が購入商品リストに追加され、携帯端末3に表示される。
【0038】
次に、必要に応じて、顧客が携帯端末3を操作して商品の数量を変更すると、携帯端末3は変更後の数量を取得する(ステップS206:Yes)。商品バーコードが最初に読み取られたときに、その商品の数量は自動的に「1」にセットされるが、顧客が同じ商品を複数購入する場合には、携帯端末3を操作して数量を変更することができる。変更後の数量がセットされると、携帯端末3は、変更の対象となる商品の商品識別情報と変更後の数量を管理サーバ2へ送信する(ステップS207)。
【0039】
管理サーバ2は、携帯端末3から商品識別情報と変更後の数量を受信すると(ステップS208)、購入商品リストを更新し、携帯端末3へ送信する(ステップS209)。携帯端末3は、更新後の商品リストを受信し、表示部31に表示する(ステップS210)。これにより、数量変更が購入商品リストに反映される。
【0040】
次に、携帯端末3は、顧客により支払いボタン45が押されたか否かを判定する(ステップS211)。支払いボタン45は、顧客が買い物を終了する際に押すボタンである。支払いボタン45が押されていない場合(ステップS211:No)、処理はステップ201へ戻る。こうして、支払いボタン45を押すまで、顧客は商品の追加や数量変更を行い、買い物を続けることができる。そして、支払いボタン45が押されると(ステップS211:Yes)、商品選択処理は終了する。
【0041】
図8は、携帯端末3に表示された購入商品リスト画面の表示例を示す。この例では、購入商品リスト画面は、商品読取ボタン40と、リスト表示欄41と、小計表示欄42と、合計額表示欄43と、ホーム画面遷移ボタン44と、支払いボタン45と、取引中止ボタン46とを有する。
【0042】
携帯端末3は、商品読取ボタン40がタップ操作等により選択されたことを検知した場合、商品読取画面へ表示部31の表示を切り替える。商品読取画面では、携帯端末3は、起動した読取部36から取得される画像等を表示する。これにより、顧客は、商品バーコード7が読取部36の読み取り範囲内に位置するように商品又は携帯端末3を移動させ、商品バーコード7を読み取ることができる。
【0043】
リスト表示欄41には、購入商品毎に、購入商品の名称、数量、価格が表示される。また、リスト表示欄41内の各購入商品に対し、数量減少ボタン47と、数量増加ボタン48とが表示される。そして、携帯端末3は、数量減少ボタン47又は数量増加ボタン48により購入商品の数量変更を受け付けた場合、数量が変更された購入商品の商品識別情報及び変更後の数量を管理サーバ2に送信する。
【0044】
小計表示欄42は、購入商品リストの全商品に対する売価の税抜きの小計を表示し、合計額表示欄43は、購入商品リストの全商品に対する売価の税込みの合計額を表示する。管理サーバ2は、これらの小計又は合計額を、商品情報DB28に登録された購入商品の価格、具体的には、入店処理により取得したその店舗の売価リストに基づき算出している。
【0045】
携帯端末3は、ホーム画面遷移ボタン44が選択されたことを検知した場合、ホーム画面の表示要求を管理サーバ2に送信し、その応答として受信する表示情報に基づき所定のホーム画面を表示する。ホーム画面は、店舗8での割引や値引の情報、携帯端末3の顧客の登録情報等を表示するものであってもよい。
【0046】
携帯端末3は、支払いボタン45が選択されたことを検知した場合、会計要求を管理サーバ2に送信する。これにより、商品選択処理は終了し、会計処理に進む。また、携帯端末3は、取引中止ボタン46が選択されたことを検知した場合、取引中止を通知する情報を管理サーバ2に送信する。この場合、管理サーバ2は、携帯端末3に対応する購入商品リストを削除する。
【0047】
(会計処理)
次に、会計処理について説明する。会計処理は、商品選択処理により顧客が選択した商品についての支払いを行う処理である。本実施形態では、顧客は携帯端末3を操作し、クレジットカードによる支払いを行う。顧客は、店舗の運営会社に対して会員登録などの際にクレジットカードを登録しておくか、もしくはその店舗が契約している決済代行会社などに登録することにより、自分の携帯端末3を使用してクレジット決済ができるものとする。
【0048】
また、会計処理においては、必要な場合に年齢確認が行われる。店舗で販売されている商品には、酒類、煙草などの年齢確認商品が含まれる。よって、ある顧客が購入する商品に年齢確認商品が含まれる場合、会計の際に年齢確認を行わなければならない。本実施形態では、この年齢確認を顧客の携帯端末3により実施する。なお、年齢確認商品であるか否かは、商品識別情報に基づいて判定することができる。具体的に、第1の方法では、年齢確認商品については、商品識別情報に特定のコードを含めておく。管理サーバ2は、年齢確認商品を示す特定のコードを記憶しておき、購入商品の商品識別情報を参照し、特定のコードが含まれている場合に、年齢確認商品に該当すると判定すればよい。第2の方法では、年齢確認商品の商品識別情報のリスト(以下、「年齢確認商品リスト」と呼ぶ。)を予め用意しておく。管理サーバ2は、年齢確認商品リストを予め記憶しておき、年齢確認商品リストを参照し、購入商品の商品識別情報が年齢確認商品リストに含まれている場合に、年齢確認商品に該当すると判定すればよい。
【0049】
(第1実施例)
図9は、会計処理の第1実施例のフローチャートである。この処理は、携帯端末3と、管理サーバ2により実行される。図9は、会計処理のフローチャートである。この処理は、携帯端末3と、管理サーバ2により実行される。まず、携帯端末3は、前述の支払いボタン45が押されると、管理サーバ2へ会計要求を送信する(ステップS301)。管理サーバ2は、会計要求を受信すると(ステップS302)、その時点の購入商品リストに基づいて支払い金額を計算する(ステップS303)。次に、管理サーバ2は、購入商品リストを参照し、購入商品に年齢確認商品が含まれているか否かを判定する(ステップS304)。年齢確認商品が含まれていない場合(ステップS304:No)、処理は後述するステップS310へ進む。一方、年齢確認商品が含まれている場合(ステップS304:Yes)、管理サーバ2は年齢確認画面を生成して携帯端末3へ送信する(ステップS305)。携帯端末3は、管理サーバ2から年齢確認画面を受信し、表示部31に表示する(ステップS306)。
【0050】
年齢確認はいくつかの方法で行うことができる。図10(A)は、年齢確認情報としてクレジットカード情報を使用して年齢確認を行う場合の年齢確認画面の表示例である。通常、クレジットカードを作る際には、クレジット会社は運転免許証などにより本人確認を行っており、クレジットカード所有者の年齢は証明済みである。よって、正規のクレジットカード所有者については、クレジットカード情報に基づいて、年齢確認が可能である。図10(A)の例では、顧客はボタン70を押すことにより、自分のクレジットカード情報を用いて年齢確認を行うことができる。一方、顧客はボタン71を押すことにより、別の年齢確認方法を選択することもできる。なお、クレジットカード以外でも、顧客が例えばクレジット機能付きの会員カード(ポイントカード)を所持していたり、年齢認証を条件に入会できる会員登録などを有する場合には、それらの情報を使用して年齢確認を行うことができる。
【0051】
図10(B)は、年齢確認情報として顧客の生体情報を使用して年齢確認を行う場合の年齢確認画面の表示例である。この場合、顧客の会員登録時などに、顧客の生体情報(顔、指紋など)を予め登録しておく。年齢確認画面が表示された際に、顧客は携帯端末3を使用して自身の生体情報(顔画像や指紋など)を生成し、管理サーバ2へ送信する。管理サーバ2は、携帯端末3から送信された生体情報と、予め登録されている生体情報とを照合し、両者が一致した場合に、会員登録されている顧客の年齢情報に基づいて年齢確認を行えばよい。図10(B)の例では、顧客はボタン72を押すことにより、自分の生体情報を用いて年齢確認を行うことができる。一方、顧客はボタン73を押すことにより、別の年齢確認方法を選択することもできる。
【0052】
こうして、携帯端末3は、顧客が選択した年齢確認方法に従って年齢確認情報を取得し、管理サーバ2へ送信する(ステップS307)。管理サーバ2は、携帯端末3から年齢確認情報を受信し(ステップS309)、その年齢確認情報を用いて年齢確認を行う(ステップS309)。なお、受信した年齢確認情報に基づいて年齢確認ができなかった場合、管理サーバ2はその旨を示す年齢確認画面を再度送信するなどして、顧客にリトライの機会を与え、所定回数のリトライによっても年齢確認ができなかった場合には取引を中止とする。
【0053】
ステップS309で年齢確認に成功した場合、管理サーバ2はクレジット決済に進む。具体的に、管理サーバ2は、クレジット決済画面を携帯端末3に送信する(ステップS310)。携帯端末3は、クレジット決済画面を受信し、表示部31に表示する。図11(A)はクレジット決済画面の表示例である。この例では、クレジット決済画面は、決済情報欄74と、合計金額欄75と、決済ボタン76とを含む。決済情報欄74は、クレジット決済を行うクレジット会社名やクレジットカードの番号などを含む。合計金額欄75は、購入する商品の合計金額を示す。決済ボタン76は、顧客がクレジット決済の実行を指示するためのボタンである。なお、クレジット会社などに応じて、暗証番号やセキュリティコードの入力が必要な場合には、その入力欄が設けられる。
【0054】
顧客が決済ボタン76を押すと、携帯端末3はクレジット決済情報を管理サーバ2へ送信する(ステップS312)。クレジット決済情報は、決済に使用するクレジットカードを特定する情報や、顧客がクレジット決済に同意したことを示す情報などを含む。なお、暗証番号やセキュリティコードなどが入力される場合には、それらもクレジット決済情報に含めて送信される。管理サーバ2は、クレジット決済情報を受信し(ステップS313)、クレジット決済を実行する(ステップS314)。なお、必要に応じて、管理サーバ2は、クレジット会社やクレジット代行会社のサーバなどにクレジット決済情報を送信して決済処理を行う。
【0055】
クレジット決済が完了すると、管理サーバ2は、会計終了画面を携帯端末3へ送信する(ステップS315)。携帯端末3は、会計終了画面を受信し、表示部31に表示する(ステップS316)。図11(B)は、会計終了画面の表示例である。この例では、会計終了画面は、決済情報欄77と、終了ボタン78とを含む。決済情報欄77は、決済の金額、決済方法などの情報を表示している。終了ボタン78は、顧客が会計処理を完了したことを確認するためのボタンである。顧客が終了ボタン78を押すと、携帯端末3は決済が完了したことを管理サーバ2に報告し、携帯端末3の表示をメインメニューに戻す。こうして会計処理が終了する。
【0056】
(第2実施例)
次に、会計処理の第2実施例について説明する。第1実施例においては、年齢確認が必要な場合、携帯端末3が管理サーバ2へ年齢確認情報を送信し、管理サーバ2が年齢確認処理を実行している。その代わりに、第2実施例は、携帯端末3が年齢確認処理を実行する。具体的には、クレジットカード情報や生体情報などの年齢確認情報を予め携帯端末3に記憶しておく。なお、この年齢確認情報は、顧客が偽造や改変できないように、暗号化そのたの手法で保護された状態で記憶されていることが好ましい。携帯端末3は、年齢確認が必要な場合、顧客に年齢確認情報の入力を促し、取得した年齢確認情報と、既に携帯端末3に記憶されている年齢確認情報とを用いて年齢確認処理を行う。
【0057】
図12は、会計処理の第2実施例のフローチャートである。この処理は、携帯端末3と、管理サーバ2により実行される。第2実施例におけるステップS311~S316は、図9に示す第1実施例のステップS301~306と同様である。年齢確認画面において年齢確認情報の入力が要求されると、顧客は年齢確認情報を入力する。携帯端末3は、入力された年齢確認情報を用いて年齢確認処理を行う(ステップS317)。具体的に、携帯端末3は、入力された年齢確認情報と、携帯端末3に記憶されている年齢確認情報とを照合し、両者が一致する場合に年齢確認を成功とする。そして、携帯端末3は、年齢確認結果を管理サーバ2へ送信する。
【0058】
年齢確認結果が成功である場合、管理サーバ2は、携帯端末3から年齢確認結果を受信し、年齢確認結果が成功である場合、ステップS319へ進む。ステップS319~325の処理は、図9に示す第1実施例のステップS310~S316と同様であるので説明を省略する。なお、年齢確認結果が失敗である場合、管理サーバ2は、再度年齢確認画面を送信するなどして、顧客に所定回数のリトライを行わせてもよい。また、最終的に年齢確認に成功しない場合、管理サーバ2はその商品購入処理を中止としてもよい。
【0059】
以上のように、本実施形態では、顧客が自己の携帯端末3を使用してクレジット決済により支払いを行う場合でも、年齢確認商品について年齢確認を行うことができる。これにより、店員の手を煩わせることなく、迅速に年齢確認を行うことができる。
【0060】
[変形例]
(変形例1)
上記の実施形態では、クレジットカード情報を用いた年齢確認と、生体情報を用いた年齢確認とを選択的に実施しているが、両方による年齢確認を条件としてもよい。また、上記の実施形態では、本発明の手法を携帯端末によるクレジット決済でのみ支払いが可能なシステムに適用しているが、本発明の手法は、携帯端末を用いた支払いと、会計機による支払いの両方に対応したシステムにおいて、顧客が携帯端末を用いて支払いを行う場合の処理にも適用することができる。
【0061】
(変形例2)
上記の実施形態では、商品に付与したバーコードを携帯端末3により読み取っているが、その代わりに、QR(Quick Response)コードを商品に付与し、これを携帯端末3で読み取るようにしてもよい。
【0062】
その他、上記の各実施形態(変形例を含む、以下同じ)の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが以下には限られない。
【0063】
(付記1)
商品に付されたコードから読み取られた商品識別情報を携帯端末から受信する商品識別情報取得手段と、
前記携帯端末から受信した商品識別情報に基づいて、購入商品リストを作成するリスト作成手段と、
前記購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して前記携帯端末に送信する年齢確認画面生成手段と、
前記携帯端末から受信した年齢確認情報に基づいて年齢確認を行う年齢確認手段と、
前記年齢確認に成功した場合、前記購入商品リストに基づいて決済画面を生成し、前記携帯端末に送信する決済画面生成手段と、
前記携帯端末から決済情報を受信し、決済処理を行う決済手段と、
を備えるサーバ装置。
(付記2)
前記年齢確認画面生成手段は、前記携帯端末から会計要求を受け取った後、前記購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して前記携帯端末に送信する請求項1に記載のサーバ装置。
(付記3)
前記決済画面生成手段は、前記購入商品リストに前記年齢確認商品が含まれていると前記年齢確認画面生成手段が判定した場合は、前記年齢確認手段による年齢確認後に前記決済画面を送信し、前記購入商品リストに前記年齢確認商品が含まれていないと前記年齢確認画面生成手段が判定した場合は、当該判定後に前記決済画面を送信する請求項1に記載のサーバ装置。
(付記4)
前記決済手段は、クレジットカードによる決済を実行する請求項3に記載のサーバ装置。
(付記5)
前記年齢確認情報は、クレジットカードの登録情報を用いて年齢確認を行うことを求める情報である請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーバ装置。
(付記6)
前記年齢確認情報は、前記携帯端末により生成された顧客の生体情報である請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーバ装置。
(付記7)
前記年齢確認情報に基づいて前記年齢確認ができなかった場合、その旨を示す年齢確認画面を前記携帯端末に再度送信する請求項1乃至6のいずれか一項に記載のサーバ装置。
(付記8)
所定回数のリトライによっても年齢確認ができなかった場合には取引を中止する請求項7記載のサーバ装置。
(付記9)
コンピュータが、
商品に付されたコードから読み取られた商品識別情報を携帯端末から受信し、
前記携帯端末から受信した商品識別情報に基づいて、購入商品リストを作成し、
前記購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から受信した年齢確認情報に基づいて年齢確認を行い、
前記年齢確認に成功した場合、前記購入商品リストに基づいて決済画面を生成し、前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から決済情報を受信し、決済処理を行う購入管理方法。
(付記10)
商品に付されたコードから読み取られた商品識別情報を携帯端末から受信し、
前記携帯端末から受信した商品識別情報に基づいて、購入商品リストを作成し、
前記購入商品リストに年齢確認商品が含まれている場合に、年齢確認画面を生成して前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から受信した年齢確認情報に基づいて年齢確認を行い、
前記年齢確認に成功した場合、前記購入商品リストに基づいて決済画面を生成し、前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から決済情報を受信し、決済処理を行う処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【0064】
この出願は、2019年10月21日に出願された日本出願特願2019-191759を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0065】
1 POSサーバ
2 管理サーバ
3 携帯端末
100 購入管理システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12