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特開2024-97057導電性シールを使用してコネクタアセンブリを電磁妨害(EMI)保護する方法
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  • 特開-導電性シールを使用してコネクタアセンブリを電磁妨害(EMI)保護する方法 図1A
  • 特開-導電性シールを使用してコネクタアセンブリを電磁妨害(EMI)保護する方法 図1B
  • 特開-導電性シールを使用してコネクタアセンブリを電磁妨害(EMI)保護する方法 図2A
  • 特開-導電性シールを使用してコネクタアセンブリを電磁妨害(EMI)保護する方法 図2B
  • 特開-導電性シールを使用してコネクタアセンブリを電磁妨害(EMI)保護する方法 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024097057
(43)【公開日】2024-07-17
(54)【発明の名称】導電性シールを使用してコネクタアセンブリを電磁妨害(EMI)保護する方法
(51)【国際特許分類】
   H05K 9/00 20060101AFI20240709BHJP
   H01R 13/6599 20110101ALI20240709BHJP
   H01R 13/533 20060101ALN20240709BHJP
【FI】
H05K9/00 L
H01R13/6599
H01R13/533 B
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024071828
(22)【出願日】2024-04-25
(62)【分割の表示】P 2021521780の分割
【原出願日】2019-07-18
(31)【優先権主張番号】62/811,873
(32)【優先日】2019-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/447,731
(32)【優先日】2019-06-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】507164434
【氏名又は名称】ジェイ.エス.ティー.コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100128912
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 徹
(72)【発明者】
【氏名】デイビッド デマラトス
(57)【要約】      (修正有)
【課題】少なくとも1つの導電性シール、メス型コネクタアセンブリおよびオス型コネクタアセンブリを有するコネクタアセンブリにいて、電磁妨害(EMI)の影響を低減可能なEMI保護方法を提供する。
【解決手段】コネクタアセンブリ1内に収容されている少なくともワイヤ10(または他の発生源)によって発生するEMIを、ワイヤ10をそれぞれ囲んでいる対応するワイヤシールド13、および、ワイヤシールド13を囲んでいる対応する圧着フェルール15に伝導するステップと、EMIを、メス型コネクタアセンブリ3を通じておよびオス型コネクタアセンブリ5を通じて伝導するステップと、最終的に、EMIを、コネクタアセンブリ1が接続されるかまたは取り付けられるデバイスのハウジングに伝導するステップと、を含むコネクタアセンブリにおけるEMIの影響を低減する方法。
【選択図】図2A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電磁妨害(EMI)の影響を低減し、少なくとも1つの導電性シール、メス型コネクタアセンブリおよびオス型コネクタアセンブリを有するコネクタアセンブリにEMI保護を提供する方法であって、
前記コネクタアセンブリ内に収容されている少なくともワイヤによって発生する前記EMIを、前記ワイヤをそれぞれ囲んでいる対応するワイヤシールド、および、該ワイヤシールドを囲んでいる対応する圧着フェルールに伝導するステップと、
前記EMIを、前記メス型コネクタアセンブリを通じておよび前記オス型コネクタアセンブリを通じて伝導するステップであって、
(a)前記EMIを、前記メス型コネクタアセンブリを通じて伝導する前記ステップが、前記EMIを、導電性のシリコーンシールを通じて伝導するステップを含み、前記導電性のシリコーンシールは、金属が注入された導電性のシリコーンシールであること、および
(b)前記EMIを、前記オス型コネクタアセンブリを通じて伝導する前記ステップが、前記EMIを、導電性のシリコーンシールを通じて伝導するステップを含み、前記導電性のシリコーンシールは、金属が注入された導電性のシリコーンシールであること
のうちの少なくとも一方を特徴とする、前記EMIを、前記メス型およびオス型コネクタアセンブリを通じて伝導するステップと、
最終的に、前記EMIを、前記コネクタアセンブリが接続されるかまたは取り付けられるデバイスのハウジングに伝導するステップと、
を特徴とし、
前記オス型コネクタアセンブリはオス型ハウジングを含み、前記オス型ハウジングは、金属が注入された材料から作られていることを特徴とする、電磁妨害(EMI)の影響を低減し、少なくとも1つの導電性シール、メス型コネクタアセンブリおよびオス型コネクタアセンブリを有するコネクタアセンブリにEMI保護を提供する方法。
【請求項2】
前記EMIを、前記メス型コネクタアセンブリを通じて伝導する前記ステップは、前記EMIを、少なくともシリコーンバックシールを通じて伝導するステップを含むことを特徴とし、
前記EMIを、前記オス型コネクタアセンブリを通じて伝導する前記ステップは、前記EMIを、少なくともシリコーンリングシールを通じて伝導するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の電磁妨害(EMI)の影響を低減しコネクタアセンブリにEMI保護を提供する方法。
【請求項3】
前記EMIを、前記メス型コネクタアセンブリを通じて伝導する前記ステップは、前記EMIを、少なくとも導電性のシリコーンバックシールを通じて伝導するステップを含み、前記導電性のシリコーンバックシールは、金属が注入された導電性のシリコーンバックシールであることを特徴とし、
前記EMIを、前記オス型コネクタアセンブリを通じて伝導する前記ステップは、前記EMIを、少なくとも導電性のシリコーンリングシールを通じて伝導するステップを含み、前記導電性のシリコーンリングシールは、金属が注入された導電性のシリコーンリングシールであることを特徴とする、請求項1に記載の電磁妨害(EMI)の影響を低減しコネクタアセンブリにEMI保護を提供する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本特許出願は、2019年2月28日に出願された米国仮特許出願第62/811,873号に対する優先権を主張するものであり、この出願は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
【背景技術】
【0002】
電磁妨害(EMI)は、電磁誘導、静電結合または伝導によって、発生源から、外乱に起因して電気回路に影響する。EMIは、回路の性能を低下させる可能性があるか、または、回路が機能することを停止させる可能性さえある。回路がデータ経路を含む場合、EMIは、データの全損までのエラー率の上昇に起因して、データ経路の有効性に影響を及ぼす可能性がある。EMIを引き起こす可能性がある変化する電流および電圧を発生させる可能性がある発生源としては、例えば、自動車の噴射装置、携帯電話のセルラーネットワークなどが挙げられ得る。したがって、それによって引き起こされる有害な影響を回避するとともに、結果として、EMIの有害な影響に対して脆弱になりかねない電気回路の有効性を最大限に高めるために、EMIの発生を管理することが必須である。
【0003】
EMIの有害な影響を回避するかまたは低減する方法としては、伝導、遮蔽などが挙げられる。伝導によるEMI保護は、物理的に接触している導電性の素子または導電体の間でEMIを伝導することによって達成され、一方で、遮蔽によるEMI保護は、誘導によって放射されたEMIを遮蔽することによって達成される(すなわち、導電体の物理的な接触が存在しない)。コネクタアセンブリにおいて、伝導されるEMIは、隣り合う導電性の素子または導電体の経路を通じて、コネクタアセンブリが取り付けられるデバイスに向かって方向付けられる。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、電磁妨害(EMI)の影響を低減し、導電性シール、メス型コネクタアセンブリおよびオス型コネクタアセンブリを有するコネクタアセンブリにEMI保護を提供する方法に関する。コネクタアセンブリにおけるEMIの影響を低減する本発明の方法は、コネクタアセンブリ内に収容されている少なくともワイヤによって発生するEMIを、ワイヤをそれぞれ囲んでいる対応するワイヤシールド、および、ワイヤシールドを囲んでいる対応する圧着フェルールに伝導するステップと、EMIを、圧着フェルールにそれぞれ接触している対応するシリコーンバックシールに伝導するステップであって、シリコーンバックシールは、メス型ハウジングコネクタアセンブリ内に収容されているとともに、メス型ハウジングコネクタアセンブリの少なくとも一部に接触している、伝導するステップと、EMIをメス型コネクタアセンブリに伝導するステップであって、メス型コネクタアセンブリは、その一部が別のシリコーンシールと接触しており、別のシリコーンシールは、メス型コネクタアセンブリの一部とオス型コネクタアセンブリの一部との間に位置付けられているとともに、メス型コネクタアセンブリの一部およびオス型コネクタアセンブリの一部に接触している、伝導するステップと、を含む。コネクタアセンブリにおけるEMIの影響を低減する本発明の方法は、EMIを、別のシリコーンシールを囲んでいるとともに別のシリコーンシールに接触しているオス型コネクタアセンブリの一部に伝導するステップであって、EMIは、オス型コネクタアセンブリに、および、オス型コネクタアセンブリのフランジ部材に向かってさらに伝導され、フランジは、コネクタアセンブリをデバイスに接続するかまたは取り付けるそれぞれのボルトを内部にさらに収容している少なくともリミッタを収容している、伝導するステップをさらに含む。コネクタアセンブリにおけるEMIの影響を低減する本発明の方法は、EMIを、オス型コネクタアセンブリのフランジ部材から、対応するボルトを囲んでいるとともに対応するボルトに接触しているリミッタ、および、対応するボルトに伝導するステップと、続いて、EMIを、ボルトを通じて最終的にはデバイスに伝導するステップと、を付加的に含む。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1A図1Aはコネクタアセンブリのメス型コネクタアセンブリおよびオス型コネクタアセンブリを構成する種々の要素を示す、コネクタアセンブリの断面図である。
図1B図1Bはコネクタアセンブリが接続されるかまたは取り付けられるデバイスをより詳細に示す、コネクタアセンブリを完成させるための、図1Aにおいて示されている図の続きである断面図である。
図2A図2AはEMIが、ワイヤシールドから、コネクタアセンブリ内の種々の導電性の素子を通じて、コネクタアセンブリが接続されるかまたは取り付けられる関連するデバイスのハウジングに向かって伝導されるときに通る経路をさらに示す、図1Aにおけるような、コネクタアセンブリの断面図である。
図2B図2BはEMIが、コネクタアセンブリから、コネクタアセンブリが接続されるかまたは取り付けられるデバイスに伝導されるときに通る経路をより詳細にさらに示す、図1Bにおけるような、コネクタアセンブリを完成させるための、図1Bにおいて示されている図の続きの断面図である。
図3図3はEMIが、ワイヤシールドから、コネクタアセンブリ内の種々の導電性の素子を通じて、導電体アセンブリが接続されるかまたは取り付けられる関連するデバイスのハウジングに向かって伝導されるときに通る経路のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1Aおよび図1Bにおいて全体的に参照符号1として参照されるコネクタアセンブリは、メス型コネクタアセンブリ3およびオス型コネクタアセンブリ5を含み、メス型コネクタアセンブリ3およびオス型コネクタアセンブリ5は一緒に連結されており、図1Bは、コネクタアセンブリ1を完成させるための図1Aの続きである。コネクタアセンブリ1は、好ましくは、それぞれのワイヤシールド13を有する高電圧ワイヤ10を内部に収容する高電圧コネクタアセンブリである。ワイヤシールド13のそれぞれを囲んでいるのは、対応する圧着フェルール15であり、圧着フェルール15および対応するワイヤシールド13を囲んでいるのは、メス型コネクタアセンブリ3のメス型外側ハウジング25の後方部分20内に挿入される、対応する導電性のシリコーンバックシール18である。
【0007】
ワイヤシールド13は、金属、導電性材料などから作られている。圧着フェルール15は、金属(例えば、銅、ステンレス鋼など)から作られている。導電性のシリコーンバックシール18は、導電性の金属注入シリコーンなどから作られている。メス型外側ハウジング25は、金属が注入された導電性のプラスチック、樹脂、ナイロンなどから作られている。メス型外側ハウジング25は、ステンレス鋼繊維が充填されたプラスチック、樹脂、ナイロンなどから作ることもできる。
【0008】
メス型外側ハウジング25の後方部分20は、対応するワイヤシールド13によってそれぞれ囲まれている高電圧ワイヤ10のうちの少なくとも1つを内部に収容する後方開口部28を含み、対応するワイヤシールド13は、さらに、対応する導電性のシリコーンバックシール18によって保護されているかまたは周りをシールされている対応する圧着フェルール15によって囲まれている。
【0009】
開口部28の一部に沿って延在するのは、メス型コネクタアセンブリ3のメス型外側ハウジング25の後方部分20からオス型コネクタアセンブリ5のオス型外側ハウジング38の開口部35に向かって延在する、延在部材30である。オス型外側ハウジング38の一部42が、メス型外側ハウジング25の延在部材30とオス型外側ハウジング38との間に位置決めされている導電性のシリコーンリングシール40を囲んでいる。導電性のシリコーンリングシール40は、メス型外側ハウジング25の延在部材30とオス型外側ハウジング38との間にシールを提供する。オス型外側ハウジング38は、メス型コネクタアセンブリ3から離れたその端部に、そこから延在する周囲フランジ45(オス型コネクタアセンブリ5の続きの図である図1Bも参照のこと)を有する。
【0010】
導電性のシリコーンリングシール40は、金属注入シリコーンから作られている。オス型外側ハウジング38は、金属が注入された導電性のプラスチック、樹脂、ナイロンなどから作られている。オス型外側ハウジング38は、ステンレス鋼繊維が充填されたプラスチック、樹脂、ナイロンなどから作ることもできる。
【0011】
図1Aまたは図1bにおいて示されているのは、非導電性のオーバーモールドシリコーンシール50であり、これは、オス型コネクタアセンブリ5のフランジ45の露出している側(好ましくは、露出している側の全体)を囲んでいる。図1Aは、ボルト58のボルトヘッド55(ステンレス鋼などから作られている)を示しているが、図1Bは、フランジ45および周囲のオーバーモールドシリコーンシール50をそれぞれ通る穴60を通るボルト58をより詳細に示している。ボルト58は、ねじ山付きのボルト58が、オーバーモールドシリコーンシール50によって囲まれているフランジ45をデバイス70に締結することを可能にするそれぞれのねじ山65を含み、最終的には、コネクタアセンブリ1はデバイス70に取り付けられることになる。
【0012】
図1Bにおいてさらに示されているのは、穴60内にそれぞれ嵌まっている(アルミニウムなどから作られている)導電性の圧縮リミッタまたはリング75であり、穴60はさらに、内部に、ボルト58の本体78をそれぞれ収容しており、それぞれの導電性の圧縮リミッタまたはリング75が、ボルト本体78の対応するものと、フランジ45の対応する側との間に位置するようにする。
【0013】
図1Bにおいてさらに示されているように、オーバーモールドシリコーンシール50は、第1の組のパッド80を有し、パッド80は、対応するボルト58のそれぞれのヘッド55の下の窪み85内にそれぞれ位置する。オーバーモールドシリコーンシール50は、第2の組のパッド90をさらに有し、パッド90は、デバイス70の隣接する側98において対応する窪み95内にそれぞれ位置する。
【0014】
伝導性のEMIを、コネクタアセンブリ1内の導電性の素子の経路を通じて方向付ける方法を以下で記載する。伝導性のEMIの経路は、図2Aおよび図2Bにおいて、ワイヤシールド13から始まって、コネクタアセンブリ1内の種々の導電性の素子を通って延在し、最終的にデバイス70において終端する線矢印として表記されている。
【0015】
図2Aにおいて示されているように、例えば導電性の高電圧ワイヤ10(または他の発生源)によって発生するEMIは、対応するワイヤシールド13に伝導される。圧着フェルール15は、対応するワイヤシールド13と物理的に接触しているとともに対応するワイヤシールド13を囲んでおり、したがって、例えばワイヤ10(または他の発生源)によって発生するEMIは、対応するワイヤシールド13に、また、圧着フェルール15を通じて伝導される。圧着フェルール15は、金属製かつ導電性であり、好ましくは、銅、ステンレス鋼などから作られている。伝導されるEMIは、圧着フェルール15から対応するシリコーンバックシール18まで進み、シリコーンバックシール18のそれぞれは、金属が注入されたシリコーンバックシール18である。伝導されるEMIは、シリコーンバックシール18から、メス型外側ハウジング25の後方部分20までさらに進む。伝導されるEMIは、メス型外側ハウジング25、および、メス型外側ハウジング25の後方部分20から延在する延在部材30を囲んでいる導電性のシリコーンリングシール40までさらに伝導され、シリコーンリングシール40は金属が注入されたシリコーンリングシール40である。伝導されるEMIは次に、金属が注入されたシリコーンリングシール40を囲んでいるオス型外側ハウジング38の一部42に向かって進み、オス型外側ハウジング38を通じて、ボルト58の対応する本体78をそれぞれ囲んでいる導電性の圧縮リミッタまたはリング75に向かってさらに進む。伝導されるEMIはしたがって、ボルト58まで進み、金属製であるデバイス70(例えば、コンプレッサのハウジングなど)に放出される。
【0016】
図3は、伝導されるEMIの流路のフロー図を示しており、EMIの流路は、図2Aおよび図2Bを参照して説明したところである。図3において示されているように、ステップS1において、EMIは、高電圧ワイヤ10によって発生し、対応するワイヤシールド13まで伝導される。圧着フェルール15は、対応するワイヤシールド13と物理的に接触しているとともに対応するワイヤシールド13を囲んでおり、したがって、ステップS2において、ワイヤ10から発生したEMIは、対応するワイヤシールド13に、また、圧着フェルール15を通じて伝導される。ステップS3において、伝導されるEMIは、圧着フェルール15から対応するシリコーンバックシール18まで進む。伝導されるEMIは、ステップS4において、シリコーンバックシール18から、メス型外側ハウジング25の後方部分20までさらに進む。
【0017】
図3においてさらに示されているように、伝導されるEMIは、メス型外側ハウジング25までさらに伝導され、また、ステップS5において、メス型外側ハウジング25の後方部分20から延在する延在部材30を囲んでいる導電性のシリコーンリングシール40までさらに伝導される。ステップS6において、伝導されるEMIは次に、金属が注入されたシリコーンリングシール40を囲んでいるオス型外側ハウジング38の一部42に向かって進み、オス型外側ハウジング38を通じて、ボルト58の対応する本体78をそれぞれ囲んでいる導電性の圧縮リミッタまたはリング75に向かって(ステップS7において)さらに進む。伝導されるEMIはしたがって、(ステップS8において)ボルト58まで進み、(ステップS9において)デバイス70に放出される。
【0018】
本発明は、上記で記載した実施形態に限定されず、設計、構造的な配置などにおける種々の変更を、本発明の範囲または均等物から逸脱することなく使用することができる。
図1A
図1B
図2A
図2B
図3