(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024009714
(43)【公開日】2024-01-23
(54)【発明の名称】射出成型機の金型冷却システム
(51)【国際特許分類】
B29C 45/73 20060101AFI20240116BHJP
B22D 17/22 20060101ALI20240116BHJP
B22C 9/06 20060101ALI20240116BHJP
【FI】
B29C45/73
B22D17/22 D
B22C9/06 B
B22D17/22 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022111452
(22)【出願日】2022-07-11
(71)【出願人】
【識別番号】596037194
【氏名又は名称】パスカルエンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134131
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 知理
(74)【代理人】
【識別番号】100092738
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(72)【発明者】
【氏名】北浦 一郎
(72)【発明者】
【氏名】上良 祥平
【テーマコード(参考)】
4E093
4F202
【Fターム(参考)】
4E093NA01
4E093NB05
4F202AP06
4F202AP20
4F202AQ00
4F202CA11
4F202CN05
4F202CN13
4F202CN14
4F202CN22
(57)【要約】
【課題】 本発明は、給水トラブルを防止した射出成型機における冷却水供給システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 本件発明は、射出成型機1に装着される金型2内に設けられた複数の冷却水通路に、冷却水給排ユニット10に接続された複数の冷却水給排路13から冷却水が給排される金型冷却システムにおいて、前記複数の冷却水給排路13の各々に手動バルブ19が設けられ、該手動バルブ19の各々の開閉を検知する検知手段21が設けられ、前記複数の手動バルブ19と前記複数の検知手段21とが一体構造物の分岐配管11として設けられている射出成型機の金型冷却システム。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
射出成型機に装着される金型内に設けられた複数の冷却水通路に、冷却水給排ユニットに接続された複数の冷却水給排路から冷却水が給排される金型冷却システムにおいて、
前記複数の冷却水給排路の各々に手動バルブが設けられ、該手動バルブの各々の開閉を検知する検知手段が設けられ、
前記複数の手動バルブと前記複数の検知手段とが一体構造物の分岐配管として設けられている射出成型機の金型冷却システム。
【請求項2】
前記検知手段は、前記手動バルブの開閉を検知して電気信号を出力するものであり、
前記射出成型機には、前記手動バルブの開閉を表示する表示部が設けられ、
前記検知手段と前記表示部が情報伝達手段で接続されている請求項1記載の射出成型機の金型冷却システム。
【請求項3】
前記分岐配管は、前記冷却水給排ユニットに接続される1つの入口通路と該通路に連通する複数の入口接続通路と、前記冷却水給排ユニットに接続されて前記入口通路に平行に配置された1つの出口通路と該通路に連通する複数の出口接続通路を有し、
前記各接続通路に前記手動バルブが設けられ、
前記検知手段が、防水構造体内に設けられ、
前記防水構造体が前記接続通路に固定されている請求項2記載の射出成型機の金型冷却システム。
【請求項4】
前記分岐配管は、ブロックを有し、該ブロックに前記入口通路、出口通路、及び、各接続通路が形成され、
前記各接続通路は前記ブロックの表面に開口部を有し、該開口部に前記手動バルブが接続され、
前記手動バルブには、バルブを開閉するハンドルが設けられ、
前記防水構造体が前記ブロックの表面に固定され、
前記検知手段は、前記ハンドルがバルブを開いた位置を検出するものである請求項3記載の射出成型機の金型冷却システム。
【請求項5】
前記検出手段は、近接スイッチであり、前記ハンドルには、開き位置において前記近接スイッチが検知する検知部が設けられている請求項4記載の射出成型機の金型冷却システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、射出成型機の金型冷却システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の射出成型機における金型冷却システムとして、例えば、再表20009-001402号公報(特許文献1)の「
図3、4」に開示のものがある。
【0003】
この従来のものは、冷却水供給源に接続された冷却水給排ユニットから、複数のホースを介して、射出成型機に設けられたカップリング装置を介して金型内の複数の冷却水通路に、冷却水が供給されていた。
【0004】
射出成型機に装着される金型は各種のサイズがあり、そのサイズに応じて金型内に設けられた冷却水通路の数も異なっていた。そのため、前記ホースも、装着される金型の冷却水通路の最大数になるよう設けられていた。
【0005】
そのため、小型の金型を装着した場合、使用しないホースが発生することになる。そこで、各ホースには、手動バルブが設けられていて、使用しないホースの開閉操作が行われていた。
【0006】
前記手動バルブは、通常、射出成型機のオペレータ側とは反対側に設けられていたため、手動バルブが開いているのか閉じているのかの目視による確認作業がオペレータ側からはできず、使用する冷却水通路へ冷却水を供給できない場合、大量の不良品を生産するというトラブルが生じていた。
【0007】
そこで、オペレータ側から手動バルブの開閉を確認することが出来るものが望まれていた。
【0008】
そのためには、手動バルブの開閉を検知する手段を設ける必要がある。手動バルブの開閉を検出するものとして、例えば、実開昭57-1979号公報(特許文献2)や特許第7032014号公報(特許文献3)に記載のものがある。
【0009】
前記特許文献2記載のものは、バルブ本体に設けられた腕具にリミットスイッチを組み込んだものであるが、前記射出成型機における金型冷却システムのホースに設けられた手動バルブに適用しようとした場合、多数のホースとリミットスイッチの配線が絡まり、見栄えが悪く、また、電気系統の防水構造が複雑となり、設備コストが非常に高くなるという問題があった。
【0010】
前記特許文献3記載のものは、手動式開閉レバーによりスイッチ部材が動作されて開閉される「検知用バルブ」を設ける必要があり、前記射出成型機における金型冷却システムに採用した場合、設備コストが非常に高くなるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】再表20009-001402号公報
【特許文献2】実開昭57-1979号公報
【特許文献3】特許第7032014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、前記従来技術の課題を解決し、給水トラブルを防止した射出成型機における冷却水供給システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記目的を達成するため、本発明は、次の手段を講じた。すなわち、本件発明は、射出成型機に装着される金型内に設けられた複数の冷却水通路に、冷却水給排ユニットに接続された複数の冷却水給排路から冷却水が給排される金型冷却システムにおいて、前記複数の冷却水給排路の各々に手動バルブが設けられ、該手動バルブの各々の開閉を検知する検知手段が設けられ、前記複数の手動バルブと前記複数の検知手段とが一体構造物の分岐配管として設けられている射出成型機の金型冷却システムである。
【0014】
前記検知手段は、前記手動バルブの開閉を検知して電気信号を出力するものであり、前記射出成型機には、前記手動バルブの開閉を表示する表示部が設けられ、前記検知手段と前記表示部が情報伝達手段で接続されているのが好ましい。
【0015】
前記分岐配管は、前記冷却水給排ユニットに接続される1つの入口通路と該通路に連通する複数の入口接続通路と、前記冷却水給排ユニットに接続されて前記入口通路に平行に配置された1つの出口通路と該通路に連通する複数の出口接続通路を有し、前記各接続通路に前記手動バルブが設けられ、前記検知手段が、防水構造体内に設けられ、前記防水構造体が前記接続通路に固定されているのが好ましい。
【0016】
前記分岐配管は、ブロックを有し、該ブロックに前記入口通路、出口通路、及び、各接続通路が形成され、前記各接続通路は前記ブロックの表面に開口部を有し、該開口部に前記手動バルブが接続され、前記手動バルブには、バルブを開閉するハンドルが設けられ、前記防水構造体が前記ブロックの表面に固定され、前記検知手段は、前記ハンドルがバルブを開いた位置を検出するものであるのが好ましい。
【0017】
前記検出手段は、近接スイッチであり、前記ハンドルには、開き位置において前記近接スイッチが検知する検知部が設けられているのが好ましい。
【発明の効果】
【0018】
本件発明によれば、分岐配管により、手動バルブと防水構造の検知手段をコンパクトにまとめることができ、見栄えもよくなり、従来のものに比べ設備コストを安くすることが出来るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】金型冷却システムを備えた射出成型機のオペレータ側から見た斜視図。
【
図2】
図1の射出成型機を反オペレータ側から見た斜視図。
【
図6】分岐配管のバルブ開閉状態と表示部の表示の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態を適宜図面を参照しつつ説明する。
図1、
図2に示すように、射出成型機の金型冷却システムは、成形工場に設置された射出成形機1に着脱自在に装着された金型2を冷却するシステムである。
【0021】
射出成形機1は、固定側プラテン3と可動側プラテン4を有し、各プラテン3,4に固定金型2aと可動金型2bが着脱自在に装着される。
【0022】
射出成形機1は、可動側プラテン4を移動自在にガイド支持する4本のガイドロッド5と、金型2の型締めと型開きを行う為に固定側プラテン3に対して可動側プラテン4を接近/離隔する方向に駆動する油圧シリンダ(又は駆動モータ)を有する可動盤駆動機構6と、型締め状態の金型内のキャビティに溶融状態の合成樹脂を供給する為の射出筒7を有する射出機構8等を備えている。
【0023】
プラテン3,4は磁性体である鋼材料で構成され、磁気吸着力を発生させる複数のマグネットユニット(磁力発生機構)を有し且つ吸着状態と非吸着状態とに択一的に切換えられる磁力式クランプ装置として構成されている。
【0024】
なお、本発明は、磁気式クランプ装置に限定されず、油圧クランプ装置等により、金型2をプラテン3,4に着脱自在に固定するものであってもよい。
【0025】
金型2内には、金型2を冷却するための冷却水通路が複数形成されている。プラテン3,4には、前記金型2の冷却水通路と連通する複数の冷却水通路が形成されている。両冷却水通路は、カップリング装置9を介して接離自在に接続される。
【0026】
カップリング装置9は、金型2に設けられた複数の雌継手と、この複数の雌継手と夫々対をなすようにプラテン3,4に設けられた複数の雄継手を有する。カップリング装置9は、金型2をプラテン3,4に所定の位置関係で固定・解除する際に、複数対の雌継手と雄継手を介して、金型2内の複数の冷却水通路とプラテン内の複数の冷却水通路とを接続・分離可能に構成されている。なお、カップリング装置9は、特許文献1に記載のものと同様であるので、その詳細は省略すが、特許文献1に記載のものに限定されるものではない。
【0027】
図2において、プラテン3,4に装着された金型2を冷却するシステムは、冷却水給排ユニット10と、固定側及び可動側のプラテン3,4に取り付けられた分岐配管11とを有する。この冷却水給排ユニット10と分岐配管11とが複数の冷却水給排路12(以下、この冷却水給排路を「第1通路12」という。)で接続されている。各プラテン3,4に設けられた分岐配管11と、
図1に示すカップリング装置9間は、複数の冷却水給排路13(以下、この冷却水給排路を「第2通路13」という。)で接続されている。然して、冷却水給排ユニット10から金型2内の複数の冷却水通路に冷却水が供給される。
【0028】
プラテン3,4には、大小さまざまな金型2が着脱自在に装着される。金型2内の冷却水通路の数は金型2の種類や大きさにより一定ではなく、まちまちである。プラテン3,4に設けられた冷却水通路の数は、このプラテンに装着される金型2の最大の冷却水通路の数とされている。
【0029】
したがって、冷却水通路の数が少ない金型2が装着される場合、プラテン3,4側の余った冷却水通路への給水を停止する必要がある。そこで、複数の冷却水給排路13の各々に手動バルブ(
図3以降を参照)が設けられている。
【0030】
この手動バルブの各々の開閉を検知して、各バルブの開閉状態を表示する表示部14が、
図1に示すように、オペレータ側から目視できる位置に設けられている。
【0031】
図3~
図5に、分岐配管11の詳細を示す。
分岐配管11は、冷却水給排ユニット10に第1通路12(
図2参照)を介して接続される1つの入口通路15と、この入口通路15に連通する複数の入口接続通路16を有する。
【0032】
また、分岐配管11は、入口通路15に平行に配置され、冷却水給排ユニット10に第1通路12(
図2参照)を介して接続される1つの出口通路17と、この出口通路17に連通する複数の出口接続通路18を有する。
【0033】
各接続通路16,18に手動バルブ19が設けられている。
この手動バルブ19とプラテン3,4に設けられたカップリング装置9との間は、第2通路13(
図2参照)で接続されている。
【0034】
接続通路16,18に防水構造体20が固定されている。この防水構造体20内に、手動バルブ19の開閉を検知する検知手段21が設けられている。
【0035】
なおこの実施の形態では、手動バルブ19は、ボールバルブで構成されているが、これに限定されるものではない。
【0036】
分岐配管11は、ブロック22を有し、このブロック22に入口通路15、出口通路17、及び、各接続通路16,18が形成されている。ブロック22がプラテン3,4に固定される。入口通路15と出口通路17は上下方向に配置されている。各接続通路16、18は、横向きに開口するよう配置されている。
【0037】
接続通路16,18はブロック22の表面に開口部23を有し、この開口部23に手動バルブ19が接続されている。各手動バルブ19は、同一直線状に配置されている。手動バルブ19には、バルブ19を開閉するハンドル24が設けられている。
【0038】
検知手段21は、ハンドル24がバルブ19を開いた位置を検出するものである。検知手段21は、手動バルブ19の開閉を検知して電気信号を出力するものであり、検知手段21と表示部14(
図1参照)が情報伝達手段で接続されている。
【0039】
防水構造体20内に設けられる検出手段21は、近接スイッチとされている。手動バルブ19のハンドル24には、近接スイッチが検知する検知部25が設けられている。
【0040】
なおこの実施の形態では、検知手段21は、近接スイッチで構成されているが、これに限定されるものではない。
【0041】
図6に示すように、手動バルブ19が開いている状態を検知手段21が検知し、表示部14の表示ランプ26を点灯させる。閉じている手動バルブ19の表示ランプ26は消灯状態である。
【0042】
分岐配管11につき、さらに詳しく説明する。
ブロック22は、六面体の角柱材からなり、その長手方向に沿って入口通路15と出口通路17が、上下左右方向(上下左右方向とは、
図4,5における上下左右を言う。)に段差を有して平行に形成されている。
【0043】
ブロック22の長手方向に沿った一表面に、入口通路16に連通する複数の入口接続通路16が、等間隔で一直線上に設けられている。この入口接続通路16の開口部23に手動バルブ19が接続されている(
図4参照)。
【0044】
ブロック22の同じ表面に、出口通路17に連通する複数の出口接続通路18が、等間隔で一直線上に設けられている。この出口接続通路18の開口部23に手動バルブ19が接続されている(
図5参照)。
【0045】
入口接続通路16と出口接続通路18の開口部23は、交互に同一直線状に配置されている(
図3参照)。
【0046】
ブロック22の上面に防水構造体20が固定されている。この防水構造体20は、上方に開口するコの字型の躯体27を有し、この上方開口部は蓋体28で水密に施蓋されている。躯体27には、近接スイッチ21を取り付ける取付穴29が、長手方向一直線上に等間隔で設けられ、この取付穴29に近接スイッチ21が取り付けられている。近接スイッチ21は、手動バルブ19のハンドル24が開き位置にある時に、検知部25を検知する位置に設けられている。
【0047】
手動バルブ19のハンドル24の一端には、近接スイッチ21に対面するように、金属片からなる検知部25が固定されている。
【0048】
図4、5に示すように、入口接続通路16と出口接続通路18は、同一高さに配置され、各手動バルブ19のハンドル24に設けられた検知部25も同一高さに設けられているので、近接スイッチ21も同一高さに配置することができるので、防水構造体20の躯体27をブロック状とした極めて簡単な構造とすることができる。
【0049】
躯体27の長手方向一端部には、センサーケーブル用開口部30が設けられ、この開口部30に水密でケーブルが引き出されている。
【0050】
近接スイッチ21は、防水構造体20により、防水されている。
【0051】
入口通路15及び出口通路17の長手方向一端部において、ブロック22の一表面に開口する入口開口部31及び出口開口部32が形成され、各開口部31,32に、バルブ33が接続されている。各バルブ33は、冷却水給排ユニット10に第1通路12を介して接続されている。
【0052】
入口通路15の長手方向他端部において、ブロック22の一表面に開口するエア供給開口部34が形成され、出口通路17の長手方向他端部において同じ表面に開口するドレン開口部35が形成され、各開口部34,35に、バルブ36が接続されている(
図3参照)。
【0053】
金型2を冷却するときの冷却水の循環経路は次のようになる。このとき、エア供給開口部34のバルブ36とドレン開口部35のバルブ36は閉じられている。
【0054】
「冷却水給排ユニット10⇒第1通路12⇒入口開口部31のバルブ33⇒入口通路15⇒入口接続通路16⇒バルブ19⇒第2通路13⇒カップリング装置9⇒金型2内の冷却水通路⇒カップリング装置9⇒第2通路13⇒バルブ19⇒出口接続通路18⇒出口通路17⇒出口開口部32のバルブ33⇒第1通路12⇒冷却水給排ユニット10」
金型2を交換するときに、金型2内の冷却水を排出する必要があるが、排出の際は、入口開口部31のバルブ33及び出口開口部32のバルブ33を閉じ、エア供給開口部34のバルブ36とドレン開口部35のバルブ36を開き、エアを供給することにより、冷却水はドレンタンク37(
図3参照)に回収される。
【0055】
図7は、本発明の他の実施の形態を示す斜視図である。分岐配管11は、横置き型とされ、前記
図3に示す縦置き型と配置方向が異なるものである。
【0056】
入口開口部31のバルブ33と出口開口部32のバルブ33、及び、エア供給開口部34のバルブ36とドレン開口部35のバルブ36が、ブロック22の長手方向端面に設けられ、入口接続通路のバルブ19と出口接続通路のバルブ19がブロック22の上側面に設けられている点が、
図3のものと異なり、その他の断面形状は同じである。
【0057】
本発明は、実施例に示したものに限定されない。例えば、一体構造物の分岐配管としてブロック形式のものを例示したが、パイプ配管に検知手段を内蔵した防水構造体を固定したものであってもよい。
【0058】
本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0059】
1 射出成型機
2 金型
2a 固定金型
2b 可動金型
3 固定側プラテン
4 可動側プラテン
5 ガイドロッド
6 可動盤駆動機構
7 射出筒
8 射出機構
9 カップリング装置
10 冷却水給排ユニット
11 分岐配管
12 冷却水給排路(第1通路)
13 冷却水給排路(第2通路)
14 表示部
15 入口通路
16 入口接続通路
17 出口通路
18 出口接続通路
19 手動バルブ
20 防水構造体
21 検知手段(近接スイッチ)
22 ブロック
23 開口部
24 ハンドル
25 検知部
26 表示ランプ
27 躯体
28 蓋体
29 取付穴
30 センサーケーブル用開口部
31 入口開口部
32 出口開口部
33 バルブ
34 エア供給開口部
35 ドレン開口部
36 バルブ
37 ドレンタンク