(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024097149
(43)【公開日】2024-07-18
(54)【発明の名称】処理装置、処理プログラム及び処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0207 20230101AFI20240710BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20240710BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240710BHJP
【FI】
G06Q30/0207
G06Q50/00 300
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023000452
(22)【出願日】2023-01-05
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1.公開1 (1)展示日 令和4年9月26日、令和4年9月27日、令和4年9月28日、令和4年9月29日及び令和4年9月30日 (2)展示会名、開催場所、主催者 展示会名:第3回 マーケティング&営業支援Week(DMMオンライン展示会) 開催場所:https://online-event.dmm.com/main/page/websnsmarketing2209/ 主催者:合同会社DMM.com (3)公開者 株式会社ライスカレー (4)出品内容 株式会社ライスカレーは、令和4年9月26日から30日まで開催された第3回 マーケティング&営業支援WeekのDMMオンライン展示会にて、島内諒及び辻馨が発明した処理装置、処理プログラム、及び処理方法について公開した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2.公開2 (1)開催日 令和4年10月5日、令和4年10月12日、令和4年10月27日、令和4年11月8日、及び令和4年12月15日 (2)集会名、開催場所、主催者 [令和4年10月5日] 集会名:自社セミナー(オンライン) 開催場所:http://pardot.ricecurry.co.jp/221005ricecurry 主催者:株式会社ライスカレー [令和4年10月12日] 集会名:自社セミナー(オンライン) 開催場所:http://pardot.ricecurry.co.jp/221012ricecurry 主催者:株式会社ライスカレー [令和4年10月27日] 集会名:自社セミナー(オンライン) 開催場所:http://pardot.ricecurry.co.jp/221027ricecurry 主催者:株式会社ライスカレー [令和4年11月8日] 集会名:自社セミナー(オンライン) 開催場所:http://pardot.ricecurry.co.jp/221108ricecurry 主催者:株式会社ライスカレー [令和4年12月15日] 集会名:自社セミナー(オンライン) 開催場所:http://pardot.ricecurry.co.jp/221215ricecurry 主催者:株式会社ライスカレー (3)公開者 辻 馨 (4)公開された発明の内容 辻馨が、令和4年10月5日、令和4年10月12日、令和4年10月27日、令和4年11月8日、及び令和4年12月15日に開催された自社のオンラインセミナーにて、島内諒及び辻馨が発明した処理装置、処理プログラム、及び処理方法について公開した。
(71)【出願人】
【識別番号】517038604
【氏名又は名称】株式会社ライスカレー
(74)【代理人】
【識別番号】230121016
【弁護士】
【氏名又は名称】小笠原 匡隆
(72)【発明者】
【氏名】島内 諒
(72)【発明者】
【氏名】辻 馨
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L030BB07
5L049BB07
5L049CC11
5L049CC19
5L050CC11
5L050CC19
(57)【要約】
【課題】
SNS上における拡散を誘発して、キャンペーンの依頼主を当該SNS上において広く知らしめること。
【解決手段】
第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、通信回線を介してアクセスしたユーザに対する前記キャンペーンの抽選を行い、前記ユーザによって所持されるユーザ端末装置に対して、前記キャンペーンの抽選結果を演出情報として、前記通信回線を介して送信し、前記キャンペーンの抽選に非当選だった前記ユーザによる第2SNSにおける前記キャンペーンの拡散準備又は拡散準備に係る情報を受信すると、前記ユーザに対して前記キャンペーンへの再参加を許可する、ための処理を実行するように構成されていること。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサを具備する処理装置であって、
前記少なくとも一つのプロセッサは、
第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、通信回線を介してアクセスしたユーザに対する前記キャンペーンの抽選を行い、
前記ユーザによって所持されるユーザ端末装置に対して、前記キャンペーンの抽選結果を演出情報として、前記通信回線を介して送信し、
前記キャンペーンの抽選に非当選だった前記ユーザによる第2SNSにおける前記キャンペーンの拡散行為又は拡散準備に係る情報を受信すると、前記ユーザに対して前記キャンペーンへの再参加を許可する、
ための処理を実行するように構成された処理装置。
【請求項2】
前記キャンペーンは、インスタントウィンキャンペーンである、
請求項1に記載の処理装置。
【請求項3】
前記少なくとも一つのプロセッサは、
前記抽選結果を前記ユーザが参加可能なゲーム演出として前記演出情報に含める、
ための処理を実行するように構成された請求項1に記載の処理装置。
【請求項4】
前記ゲーム演出は、前記ユーザ端末装置において前記ユーザが選択できる選択肢を表示する演出を含む、
請求項3に記載の処理装置。
【請求項5】
前記選択肢は、前記ゲーム演出において複数回にわたって表示される、
請求項4に記載の処理装置。
【請求項6】
前記少なくとも一つのプロセッサは、
前記キャンペーンの依頼主に係る画像を前記演出情報に含める、
ための処理を実行するように構成された請求項1に記載の処理装置。
【請求項7】
前記少なくとも一つのプロセッサは、
前記キャンペーンの抽選に当選した前記ユーザに対して、ユーザ情報の入力先を提供する、
ための処理を実行するように構成された請求項1に記載の処理装置。
【請求項8】
少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサを、
第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、通信回線を介してアクセスしたユーザに対する前記キャンペーンの抽選を行い、
前記ユーザによって所持されるユーザ端末装置に対して、前記キャンペーンの抽選結果を演出情報として、前記通信回線を介して送信し、
前記キャンペーンの抽選に非当選だった前記ユーザによる第2SNSにおける前記キャンペーンの拡散行為又は拡散準備に係る情報を受信すると、前記ユーザに対して前記キャンペーンへの再参加を許可する、
ように機能させる処理プログラム。
【請求項9】
少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサにより実行される処理方法であって、
第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、通信回線を介してアクセスしたユーザに対する前記キャンペーンの抽選を行う段階と、
前記ユーザによって所持されるユーザ端末装置に対して、前記キャンペーンの抽選結果を演出情報として、前記通信回線を介して送信する段階と、
前記キャンペーンの抽選に非当選だった前記ユーザによる第2SNSにおける前記キャンペーンの拡散行為又は拡散準備に係る情報を受信すると、前記ユーザに対して前記キャンペーンへの再参加を許可する段階と、
を含む処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、SNSにおけるキャンペーンに係る処理装置、処理プログラム及び処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS:Social Networking Service)におけるフォロワーを増加させる方法として、インスタントウィンというキャンペーンの利用が知られている。インスタントウィンとは、応募したその場ですぐに結果が分かるくじ引き型のキャンペーン施策である。例えば、特許文献1には、当該インスタントウィンを提供する技術として、「キャンペーンの応募者からの応募を受け付けるキャンペーンページを生成するための基本情報と、前記キャンペーンに対する複数の応募条件とを含むキャンペーン情報を取得し、取得した前記キャンペーン情報に基づきキャンペーンページを生成し、生成した前記キャンペーンページのプレビューを出力する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。」が記載されている。
【0003】
しかし、インスタントウィン等の1つのSNS上において行われるキャンペーンについては、多くのユーザにおける拡散が十分とは言えず、キャンペーンの依頼主(広告主)を広く知らしめるためには更なる工夫が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、上述した背景からなされたものであり、SNS上における拡散を誘発して、キャンペーンの依頼主を当該SNS上において広く知らしめることができる処理装置、処理プログラム、処理方法。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、「少なくとも一つのプロセッサを具備する処理装置であって、前記少なくとも一つのプロセッサは、第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、通信回線を介してアクセスしたユーザに対する前記キャンペーンの抽選を行い、前記ユーザによって所持されるユーザ端末装置に対して、前記キャンペーンの抽選結果を演出情報として、前記通信回線を介して送信し、前記キャンペーンの抽選に非当選だった前記ユーザによる第2SNSにおける前記キャンペーンの拡散行為又は拡散準備に係る情報を受信すると、前記ユーザに対して前記キャンペーンへの再参加を許可する、ための処理を実行するように構成された処理装置。」が提供される。
【0007】
本開示の一態様によれば、「少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサを、第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、通信回線を介してアクセスしたユーザに対する前記キャンペーンの抽選を行い、前記ユーザによって所持されるユーザ端末装置に対して、前記キャンペーンの抽選結果を演出情報として、前記通信回線を介して送信し、前記キャンペーンの抽選に非当選だった前記ユーザによる第2SNSにおける前記キャンペーンの拡散行為又は拡散準備に係る情報を受信すると、前記ユーザに対して前記キャンペーンへの再参加を許可する、ように機能させる処理プログラム。」が提供される。
【0008】
本開示の一態様によれば、「少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサにより実行される処理方法であって、第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、通信回線を介してアクセスしたユーザに対する前記キャンペーンの抽選を行う段階と、前記ユーザによって所持されるユーザ端末装置に対して、前記キャンペーンの抽選結果を演出情報として、前記通信回線を介して送信する段階と、前記キャンペーンの抽選に非当選だった前記ユーザによる第2SNSにおける前記キャンペーンの拡散行為又は拡散準備に係る情報を受信すると、前記ユーザに対して前記キャンペーンへの再参加を許可する段階と、を含む処理方法。」が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、SNS上における拡散を誘発して、キャンペーンの依頼主を当該SNS上において広く知らしめることができる処理装置、処理プログラム、処理方法を提供することができる。
【0010】
なお、上記効果は説明の便宜のための例示的なものであるにすぎず、限定的なものではない。上記効果に加えて、又は上記効果に代えて、本開示中に記載されたいかなる効果や当業者であれば明らかな効果を奏することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、本開示の実施形態に係る処理システム1に係るキャンペーン参加の概要を概略的に示す図である。
【
図2】
図2は、本開示の実施形態に係る処理システム1の構成を概略的に示す概念図である。
【
図3】
図3は、本開示の実施形態に係るユーザ端末装置100の構成の例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、本開示の実施形態に係る管理サーバ200の構成の例を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、本開示の実施形態に係る第1SNSサーバ300の構成の例を示すブロック図である。
【
図6】
図6は、本開示の実施形態に係る第2SNSサーバ400の構成の例を示すブロック図である。
【
図7】
図7は、本開示の実施形態に係る処理システム1において実行されるキャンペーンフローを概念的に示す図である。
【
図8】
図8は、本開示の実施形態に係るユーザ端末装置100、管理サーバ200、及び第1SNSサーバ300の間で実行される処理シーケンスを示す図である。
【
図9】
図9は、本開示の実施形態に係るユーザ端末装置100、管理サーバ200、及び第2SNSサーバ400の間で実行される処理シーケンスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、図面における共通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
【0013】
1.本開示に係る処理システム1の概要
本開示に係る処理システム1は、一例としては、第1SNSにおいて開催されているキャンペーンに参加したユーザに対して、キャンペーンの当選可否を報知するとともに、当該キャンペーンに落選したユーザに対して、当該キャンペーンの再参加(再挑戦)を許可するために用いられる。特に、当該処理システム1は、例えば、当該キャンペーンに1度落選したユーザに対して、第1SNSとは異なる第2SNSにおいて当該キャンペーンの拡散行為又は拡散準備を条件として、当該落選ユーザに対してキャンペーンへの再参加を認める場合等に好適に用いられる。更に、処理システム1は、キャンペーンに当選したユーザに対しては、デジタルギフト又はリアルギフト等の景品を送付するために、各種の事前処理を行うことが可能である。
【0014】
図1は、本開示の実施形態に係る処理システム1に係るキャンペーン参加の概要を概略的に示す図である。具体的には、
図1には、キャンペーンの参加者であるユーザが、当該キャンペーンに一度落選した後に、当該キャンペーンに再参加する場合が示されている。
図1によれば、先ず、ユーザによって第1SNSのアプリ立ち上げ処理及びログイン処理が実行され、更にA社のキャンペーンへの参加処理が行われる。当該キャンペーンに参加するためには、第1SNS上における所定の条件を満たす必要がある。その後、
図1によれば、当該ユーザは、当該キャンペーンにはずれた(落選した)場合が想定されている。
【0015】
次に、当該ユーザがキャンペーンに落選したことを把握すると、再度の抽選期間を得るために、当該A社のキャンペーンを第2SNSで拡散行為又は拡散準備が当該ユーザによって行われる。当該第2SNSで拡散行為又は拡散準備が行われると、当該ユーザに対して当該キャンペーンの再参加の権利が付与され、当該ユーザに対する再度の抽選が行われる。
【0016】
また、本開示において、「第1SNS」及び「第2SNS」とは、互いに異なる種類のソーシャルネットワーキングサービス(SNS:Social Networking Service)である。例えば、「第1SNS」及び「第2SNS」としては、例えば、Twitter(登録商標)、LINE(登録商標)、Facebook(登録商標)、Instagram(登録商標)、Pinterest(登録商標)、又はYouTube(登録商標)等がある。ただし、これらのSNSに限定されることなく、既存のSNS及び今後新たに登場するSNSも、「第1SNS」及び「第2SNS」に含まれる。なお、本開示の実施形態においては、第1SNSの一例としてTwitter(登録商標)を適用し、第2SNSとしてLINE(登録商標)を適用した場合を想定するが、当然のことながらこの逆であってもよい。
【0017】
また、本開示において、「キャンペーン」とは、会社等の法人、組合、団体、又は個人等が、自身のこと又は取り扱う製品等をSNS上において知らしめるために行われる宣伝活動である。すなわち、「キャンペーン」とは、認知度を上げるための一種の普及活動である。特に、本実施形態において、「キャンペーン」は、参加するユーザに対して何等かのギフト又は商品を景品としてプレゼントする企画である。すなわち、キャンペーンの依頼者が、キャンペーンの当選者であるユーザに対して、依頼者の扱う製品やギフト等を提供し、自身のこと又は取り扱う製品等を多数のユーザにおいて広く知らしめることである。特に、本開示の実施形態においては、キャンペーンの一例として、Twitter(登録商標)のインスタントウィンを利用する場合を想定する。
【0018】
また、本開示において、「拡散行為」とは、上述したキャンペーン又は当該キャンペーンの依頼者に係る情報を、SNS上において他のユーザに広めることである。より具体的な「拡散行為」の行為とは、SNSの一例であるTwitter(登録商標)におけるリツイート機能、Facebook(登録商標)における「いいね!」の機能、LINE(登録商標)における友人への直接的な通知機能等を利用することが挙げられる。ただし、「拡散行為」の行為は上記の例示に限定されることなく、上方が広く知れ渡るために寄与するようなSNS上の行為又は機能が含まれる。
【0019】
更に、本開示において、「拡散準備」とは、上述した「拡散」を実施するための前段階の行為を意味する。具体的には、SNS上において拡散を行うために、当該SNSのアプリを立ち上げ、ログインをして使用可能な状態にすることをいう。
【0020】
一方、本開示において、「拡散」とは、上述したキャンペーン又は当該キャンペーンの依頼者に係る情報が、SNS上において他のユーザに広まったことを意味する。すなわち、上述した「拡散準備」及び「拡散行為」を経て、SNS上において当該情報が広く知れわたり、多くのユーザが当該キャンペーンに参加するような状態を「拡散」として定義する。なお、説明の便宜上、「拡散」に代えて「拡散した状態」等として説明することもある。
【0021】
そして、本開示において、「第1」や「第2」等の記載がなされていたとしても、これらが付された二つの要素のみに限定されることを意味するわけではない。当然に、「第3」、「第4」及びそれ以上の複数の要素が含まれていてもよい。
【0022】
2.処理システム1の構成
図2は、本開示の実施形態に係る処理システム1の構成を概略的に示す概念図である。
図2によると、ユーザ端末装置100、管理サーバ200、第1SNSサーバ300、及び第2SNSサーバ400が、互いにネットワーク(通信回線)500を通じて通信可能に接続されている。当該ネットワークは、無線、有線又はそれらの組み合わせにより構成される。
【0023】
ここで、ユーザ端末装置100とは、SNS上のキャンペーンに参加するユーザが利用する端末装置である。また、管理サーバ200とは、当該キャンペーンを管理及び運営する事業者のサーバである。更に、第1SNSサーバ300とは、当該ユーザがユーザ登録を行っており、当該キャンペーンが告知された場所である第1SNSを管理及び運営するためのサーバである。そして、第2SNSサーバ400とは、当該ユーザがユーザ登録を行っており、第1SNSとは種類の異なる第2SNSを管理及び運営するためのサーバである。
【0024】
なお、
図2の例では、ユーザ端末装置100は、1台しか記載されていないが、当然2台以上の各装置を含むことが可能である。また、管理サーバ200、第1SNSサーバ300、及び第2SNSサーバ400は単一のものとして記載されているが、各サーバの各構成要素及び処理を複数のサーバ装置やクラウドサーバ装置に分配することも可能である。
【0025】
3.ユーザ端末装置100の構成
図3は、本開示の実施形態に係るユーザ端末装置100の構成の例を示すブロック図である。ユーザ端末装置100は、
図3に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。
【0026】
ユーザ端末装置100は、典型的には、スマートフォンに代表される無線通信可能な端末装置が挙げられるが、当然当該装置のみには限られない。例えば、端末装置としては、フィーチャーフォン、携帯情報端末、PDA、ラップトップパソコン、デスクトップパソコン、携帯型ゲーム機、据え置き型ゲーム機など、本開示に係るプログラムを実行可能な装置であれば、いずれでも好適に適用することが可能である。また、ユーザ端末装置100が複数台存在する場合に、各ユーザ端末装置が常に同種又は同じユーザ端末装置である必要はなく、互いに異なる種類のユーザ端末装置であってもよい。
【0027】
図3によると、ユーザ端末装置100は、出力インターフェイス111、プロセッサ112、RAM、ROM、又は不揮発性メモリ(場合によっては、HDD)等を含むメモリ113、通信処理回路及びアンテナを含む通信インターフェイス114、タッチセンサ及びハードキーを含む入力インターフェイス115を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
【0028】
出力インターフェイス111は、プロセッサ112の指示に応じて、図示しないカメラで撮影される画像や、本開示に係るプログラムを実行することによって出力される各種表示を、ディスプレイやプリンタ等の機器に出力する出力部として機能する。なお、このようなディスプレイは、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ又は電子ペーパー等から構成される。
【0029】
プロセッサ112は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ113に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御する制御部として機能する。具体的には、プロセッサ112は、本開示に係るアプリケーションを実行するためのプログラムやOSを実行するためのプログラムをメモリ113から読み出して実行する。本開示においては、プロセッサ112は、特に、
図8及び
図9の処理シーケンスで記載された各処理等を実行する(処理の詳細は、
図8及び
図9において説明する。)。なお、プロセッサ112は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUやGPUを組み合わせて構成しても良い。
【0030】
メモリ113は、ROM、RAM、不揮発性メモリ、HDD等から構成され、記憶部として機能する。ROMは、本開示に係るアプリケーションやOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ112により処理されている間、データの書き込み及び読み込みをするために用いられる。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。本開示においては、メモリ113は、特に、
図8及び
図9の処理シーケンスで記載された各処理等を実行するプログラムを記憶する(処理の詳細は、
図8及び
図9等において説明する。)。
【0031】
通信インターフェイス114は、通信処理回路及びアンテナを介して、遠隔に設置された管理サーバ200、第1SNSサーバ300、第2SNSサーバ400、及び他の端末装置との間で情報の送受信をする通信部として機能する。通信処理回路は、処理システム1において用いられるプログラムや各種情報等を処理の進行に応じて、管理サーバ200、第1SNSサーバ300、第2SNSサーバ400、及び他の端末装置から情報を送受信するための処理をする。本開示においては、特に、キャンペーン参加処理に係る処理情報、ユーザ情報、及びキャンペーンへのリトライ要求に係る情報が、ユーザ端末装置100から管理サーバ200に送信され、キャンペーンの抽選処理の結果である演出情報が、管理サーバ200から受信される。また、ログイン要求に係る情報、キャンペーン参加処理に係る処理情報が、ユーザ端末装置100から第1SNSサーバ300に送信され、ログイン要求に対する承認に係る情報が、第1SNSサーバ300から受信される。更に、ログイン要求に係る情報、キャンペーンのシェアに係るシェア情報が、ユーザ端末装置100から第2SNSサーバ400に送信され、ログイン要求に対する承認に係る情報、及びキャンペーンの再参加に係るアクセス先情報が、第2SNSサーバ400から受信される。
【0032】
通信処理回路は、LTE方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式や非接触無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。また、無線通信に代えて、又は加えて、有線通信を用いることも可能である。
【0033】
入力インターフェイス115は、タッチセンサやハードキー等から構成され、本開示に係るプログラムの実行に係る指示入力や、様々な情報を登録するための操作入力等を受け付ける入力部として機能する。タッチセンサは、出力インターフェイス111を被覆するように配置され、出力インターフェイス111からディスプレイに出力される画像データに対応する位置座標の情報を、プロセッサ112に送信する。タッチセンサの方式としては、抵抗膜方式、静電容量結合方式、超音波表面弾性波方式など、公知の方式を利用することができる。本開示においては、タッチセンサは、指示体により出力インターフェイス111に表示された各アイコン等に対するスワイプ操作やタップ操作を検出する。なお、本開示ではユーザ端末装置100に備えられる入力インターフェイス115を用いたが、例えばマウスのような、プロセッサ112等を備える本体に無線又は有線で接続された入力インターフェイス115を用いることも可能である。
【0034】
4.管理サーバ200の構成
図4は、本開示の実施形態に係る管理サーバ200の構成の例を示すブロック図である。管理サーバ200は、
図4に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。また、管理サーバ200は単一の筐体に
図4に図示するものを備える必要はなく、管理サーバ200の各構成要素及び処理を複数のサーバ装置やクラウドサーバ装置に分配することも可能である。
【0035】
図4によると、管理サーバ200は、RAM、ROM、及び不揮発性メモリ、HDD等を含むメモリ211、CPU等から構成されるプロセッサ212及び通信インターフェイス213を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
【0036】
メモリ211は、RAM、ROM、不揮発性メモリ、HDDを含み、記憶部として機能する。ROMは、本開示に係るアプリケーションやOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。このようなプログラムは、プロセッサ212によってロードされ実行される。RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ212によって処理されている間、データの書き込み及び読み込みを実行するために用いられる。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。本開示においては、メモリ211は、特に、「第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、通信回線を介してアクセスしたユーザに対する前記キャンペーンの抽選する処理」、「前記ユーザによって所持されるユーザ端末装置に対して、前記キャンペーンの抽選結果を演出情報として、前記通信回線を介して送信する処理」、及び「前記キャンペーンの抽選に非当選だった前記ユーザによる第2SNSにおける前記キャンペーンの拡散又は拡散準備に係る情報を受信すると、前記ユーザに対して前記キャンペーンへの再参加を許可する処理」等のためのプログラムを記憶する。
【0037】
プロセッサ212は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ211に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御するための制御部として機能する。具体的には、プロセッサ212は、本開示に係るアプリケーションを実行するためのプログラムやOSを実行するためのプログラムをメモリ211から読み出して実行する。本開示においては、プロセッサ212は、特に、「第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、通信回線を介してアクセスしたユーザに対する前記キャンペーンの抽選する処理」、「前記ユーザによって所持されるユーザ端末装置に対して、前記キャンペーンの抽選結果を演出情報として、前記通信回線を介して送信する処理」、及び「前記キャンペーンの抽選に非当選だった前記ユーザによる第2SNSにおける前記キャンペーンの拡散又は拡散準備に係る情報を受信すると、前記ユーザに対して前記キャンペーンへの再参加を許可する処理」等を実行する。なお、プロセッサ212は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUで構成しても良い。
【0038】
通信インターフェイス213は、通信処理回路及びアンテナを介して、遠隔に設置されたユーザ端末装置100、第1SNSサーバ300、及び第2SNSサーバ400との間で情報の送受信をする通信部として機能する。通信処理回路は、処理システム1において用いられるプログラムや各種情報等を処理の進行に応じて、ユーザ端末装置100、第1SNSサーバ300、及び第2SNSサーバ400から情報を送受信するための処理をする。特に、キャンペーンの抽選処理の結果である演出情報が、管理サーバ200からユーザ端末装置100に送信され、キャンペーン参加処理に係る処理情報、ユーザ情報、及びキャンペーンへのリトライ要求に係る情報が、ユーザ端末装置100から受信される。また、キャンペーンへの再参加に係る許可情報が、管理サーバ200から第2SNSサーバ400に送信され、キャンペーンのシェアに係るシェア完了情報が、第2SNSサーバ400から受信される。
【0039】
通信処理回路は、LTE方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式や非接触無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。また、無線通信に代えて、又は加えて、有線通信を用いることも可能である。
【0040】
5.第1SNSサーバ300の構成
図5は、本開示の実施形態に係る第1SNSサーバ300の構成の例を示すブロック図である。第1SNSサーバ300は、
図5に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。また、第1SNSサーバ300は単一の筐体に
図5に図示するものを備える必要はなく、第1SNSサーバ300の各構成要素及び処理を複数のサーバ装置やクラウドサーバ装置に分配することも可能である。
【0041】
図5によると、第1SNSサーバ300は、RAM、ROM、及び不揮発性メモリ、HDD等を含むメモリ311、CPU等から構成されるプロセッサ312及び通信インターフェイス313を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
【0042】
メモリ311は、RAM、ROM、不揮発性メモリ、HDDを含み、記憶部として機能する。ROMは、本開示に係るアプリケーションやOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。このようなプログラムは、プロセッサ312によってロードされ実行される。RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ312によって処理されている間、データの書き込み及び読み込みを実行するために用いられる。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。本開示においては、メモリ311は、
図8の処理シーケンスで記載された各処理等を実行するプログラムを記憶する(処理の詳細は、
図8等において説明する。)。
【0043】
プロセッサ312は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ311に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御するための制御部として機能する。具体的には、プロセッサ312は、本開示に係るアプリケーションを実行するためのプログラムやOSを実行するためのプログラムをメモリ311から読み出して実行する。本開示においては、プロセッサ312は、特に、
図8の処理シーケンスで記載された各処理等を実行する(処理の詳細は、
図8において説明する。)。なお、プロセッサ312は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUで構成しても良い。
【0044】
通信インターフェイス313は、通信処理回路及びアンテナを介して、遠隔に設置されたユーザ端末装置100、管理サーバ200、及び第2SNSサーバ400との間で情報の送受信をする通信部として機能する。通信処理回路は、処理システム1において用いられるプログラムや各種情報等を処理の進行に応じて、ユーザ端末装置100、管理サーバ200、及び第2SNSサーバ400から情報を送受信するための処理をする。特に、ログイン要求に対する承認に係る情報が、第1SNSサーバ300からユーザ端末装置100に送信され、ログイン要求に係る情報、キャンペーン参加処理に係る処理情報が、ユーザ端末装置100から受信される。
【0045】
通信処理回路は、LTE方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式や非接触無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。また、無線通信に代えて、又は加えて、有線通信を用いることも可能である。
【0046】
6.第2SNSサーバ400の構成
図6は、本開示の実施形態に係る第2SNSサーバ400の構成の例を示すブロック図である。第2SNSサーバ400は、
図6に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。また、第2SNSサーバ400は単一の筐体に
図6に図示するものを備える必要はなく、第2SNSサーバ400の各構成要素及び処理を複数のサーバ装置やクラウドサーバ装置に分配することも可能である。
【0047】
図6によると、第2SNSサーバ400は、RAM、ROM、及び不揮発性メモリ、HDD等を含むメモリ411、CPU等から構成されるプロセッサ412及び通信インターフェイス413を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
【0048】
メモリ411は、RAM、ROM、不揮発性メモリ、HDDを含み、記憶部として機能する。ROMは、本開示に係るアプリケーションやOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。このようなプログラムは、プロセッサ412によってロードされ実行される。RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ412によって処理されている間、データの書き込み及び読み込みを実行するために用いられる。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。本開示においては、メモリ411は、
図9の処理シーケンスで記載された各処理等を実行するプログラムを記憶する(処理の詳細は、
図9等において説明する。)。
【0049】
プロセッサ412は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ411に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御するための制御部として機能する。具体的には、プロセッサ412は、本開示に係るアプリケーションを実行するためのプログラムやOSを実行するためのプログラムをメモリ411から読み出して実行する。本開示においては、プロセッサ412は、特に、
図9の処理シーケンスで記載された各処理等を実行する(処理の詳細は、
図9において説明する。)。なお、プロセッサ412は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUで構成しても良い。
【0050】
通信インターフェイス413は、通信処理回路及びアンテナを介して、遠隔に設置されたユーザ端末装置100、管理サーバ200、及び第1SNSサーバ300との間で情報の送受信をする通信部として機能する。通信処理回路は、処理システム1において用いられるプログラムや各種情報等を処理の進行に応じて、ユーザ端末装置100、管理サーバ200、及び第1SNSサーバ300から情報を送受信するための処理をする。特に、ログイン要求に対する承認に係る情報、及びキャンペーンの再参加に係るアクセス先情報が、第2SNSサーバ400からユーザ端末装置100に送信され、ログイン要求に係る情報、キャンペーンのシェアに係るシェア情報が、ユーザ端末装置100から受信される。また、キャンペーンのシェアに係るシェア完了情報が、第2SNSサーバから管理サーバ200に送信され、キャンペーンへの再参加に係る許可情報が、管理サーバ200から受信される。
【0051】
通信処理回路は、LTE方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式や非接触無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。また、無線通信に代えて、又は加えて、有線通信を用いることも可能である。
【0052】
7.処理システム1により実行される処理シーケンス
(A)キャンペーンの流れ
図7は、本開示の実施形態に係る処理システム1において実行されるキャンペーンフローを概念的に示す図である。より具体的に、
図7においては、ユーザがどのようにキャンペーンに参加して賞品を獲得するかが端的に記載されている。
【0053】
図7に示すように、先ず、ユーザが第1SNSとしてTwitter(登録商標)の利用を開始するために、ユーザ端末装置100においてTwitterのアプリが立ち上げられ、ログイン動作が行われ、ユーザに係る認証処理が行われる(S1)。
【0054】
次に、第1SNSであるTwitter(登録商標)において、キャンペーンであるインスタントウィンに参加するための処理がユーザによって行われる(S2)。ここで、当該インスタントウィンに参加するためには、第1SNS上において、所定処理(所定条件)を行う必要がある。当該所定処理とは、具体的に、第1SNS上において当該インスタントウィンの依頼者(自身のアカウントを拡散させたい会社等の法人、組合、団体、又は個人等)のアカウントをフォローすること、及び当該インスタントウィンに関するツイートにリツイートすること、その上で所定のURL(インスタントウィンの実行サイト)にアクセスすることである。そして、表示されたインスタントウィンのサイトにおいて、インスタントウィンに参加するためのボタンがユーザによってクリックされることにより、インスタントウィンへの参加が完了する。なお、当該所定条件については、キャンペーンが実施されるSNSの種類によって適宜変更することが可能である。
【0055】
次に、インスタントウィンへの参加が完了すると自動的に抽選が行われ、キャンペーンであるインスタントウィンの抽選結果が演出として、ユーザが使用するユーザ端末装置100に表示される。当該演出は、例えば、ゲーム性を備え、ユーザ端末装置100において当該ユーザが選択できる選択肢を1回又は複数回表示するゲーム演出であってもよい。また、当該抽選結果を表示する際に、インスタントウィンの依頼者である会社等の法人、組合、団体、又は個人等に係る画像が合わせて表示されてもよい。当該画像としては、例えば、企業ロゴ、Twitter(登録商標)上において表示されるアカウントの画像であってもよい。
【0056】
次に、キャンペーンであるインスタントウィンにユーザが当選した場合(S4:Yes)、当該ユーザがデジタルギフト又はリアルな賞品を獲得する(S8)。ここでリアルな賞品とは、例えば、インスタントウィンの依頼者が扱う商品であってもよい。一方、キャンペーンであるインスタントウィンにユーザが落選した場合(S4:No)、所定処理を行うことにより、落選したユーザに対して、インスタントウィンに再参加(再挑戦)できる機会が与えられる。当該所定処理とは、具体的に、Twitter(登録商標)とは異なる第2SNSであるLINE(登録商標)において、当該インスタントウィンに係る情報の拡散行為である。より詳細に、インスタントウィンの落選を表示する画面からLINE(登録商標)のアプリがユーザによって立ち上げられ、ログイン動作が行われる。その後、LINE(登録商標)のアプリ上にて、当該インスタントウィンに係る情報のシェア先が選択され、情報の転送が行われることによって拡散行為が完了する(S5)。
【0057】
LINE(登録商標)のアプリ上における当該拡散行為が完了すると、LINE(登録商標)のアプリ上に、所定のURL(インスタントウィンの実行サイト)が表示されるため、当該URLからインスタントウィンの再参加が可能になる(S6)。そして、表示されたインスタントウィンのサイトにおいて、インスタントウィンに参加するためのボタンがユーザによってクリックされることにより、インスタントウィンへの再参加が完了する。
【0058】
次に、インスタントウィンへの再参加が完了すると自動的に再抽選が行われ、キャンペーンであるインスタントウィンの再抽選結果が演出として、ユーザが使用するユーザ端末装置100に表示される。当該演出は、1回目の抽選結果と同一のゲーム演出であってもよいが、異なるゲーム演出やその他の演出としてもよい。また、当該再抽選結果を表示する際に、1回目の抽選結果と同様に企業ロゴ又はアカウント画像を表示してもよく、企業ロゴ等にバリエーションがある場合には、1回目とは異なる画像を表示してもよい。
【0059】
そして、キャンペーンであるインスタントウィンにユーザが当選した場合(S7:Yes)、当該ユーザがデジタルギフト又はリアルな賞品を獲得する(S8)。一方、キャンペーンであるインスタントウィンにユーザが落選した場合(S7:No)、当該ユーザは賞品を獲得することができずに、インスタントウィンが終了する。
【0060】
このようなキャンペーンフローにおいては、一度落選したユーザが他のSNSにおいて当該キャンペーンの拡散行為又は拡散準備を行って、再度のキャンペーン参加が図られるため、第1SNSで広げた当該キャンペーンを、異なる第1SNSのユーザとは異なる第2SNSのユーザに広げることが可能となり、拡散効果を高めることができる。このようなキャンペーンフローを経た場合には、当該拡散行為又は拡散準備を条件とする再参加がないフローと比較して、キャンペーンへの総参加人数が少なくとも1.3倍から1.5倍になる。
【0061】
(B)1度のキャンペーン参加に係る処理
図8は、本開示の実施形態に係るユーザ端末装置100、管理サーバ200、及び第1SNSサーバ300の間で実行される処理シーケンスを示す図である。具体的には、
図8は、第1SNSであるTwitter(登録商標)におけるインスタントウィンへのユーザの1回目の参加から当選処理までに、ユーザ端末装置100、管理サーバ200、及び第1SNSサーバ300の間で実行される処理シーケンスを示す図である。
【0062】
先ず、
図8によると、ユーザ端末装置100のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介してユーザの操作入力を受け付けてログイン情報を生成する(S11)。当該ログイン情報には、第1SNSに係るユーザID及びパスワードが含まれる。より具体的なユーザの操作入力とは、ユーザによるユーザ端末装置100の操作に応じて第1SNSであるTwitter(登録商標)のアプリが起動され、当該アプリの起動画面において、入力インターフェイス115を介してユーザのID及びパスワードが入力されることである。そして、プロセッサ112は、Twitter(登録商標)を開始する意志であるログイン要求(T11)と共に、通信インターフェイス114を介して生成されたログイン情報を、第1SNSサーバ300に送信する。
【0063】
ユーザ端末装置100にて生成されたログイン情報及びログイン要求が第1SNSサーバ300において通信インターフェイス313を介して受信されると、第1SNSサーバ300のプロセッサ312は、ログイン情報に基づいてログインのための認証処理を行う(S12)。具体的に、第1SNSサーバ300のプロセッサ312は、受信したログイン情報とメモリ311に記憶されたユーザ情報とを照合し、ログイン要求を行っている者がユーザ登録されているユーザであるかを確認する。そして、第1SNSサーバ300のプロセッサ312は、ユーザ登録が確認できれば、当該認証処理の結果としてユーザのログインを承認する(T12)。一方で、第1SNSサーバ300のプロセッサ312は、ユーザ登録が確認できなければ、再度のユーザID及びパスワードの入力をユーザ端末装置100に対して求める。その後、第1SNSサーバ300による認証処理の結果(承認結果)がユーザ端末装置100において通信インターフェイス114を介して受信されると、ユーザ端末装置100においてはTwitter(登録商標)の利用が開始される。
【0064】
次に、
図8によると、ユーザ端末装置100のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介してユーザのキャンペーン参加処理を受け付けて処理情報を生成する(S13)。より具体的な入力操作とは、第1SNSであるTwitter(登録商標)上において、キャンペーンであるインスタントウィンをツイートしているアカウント(インスタントウィンの依頼者)をフォローすること、及び当該インスタントウィンに関するツイートにリツイートすることである。これらの入力操作が完了することにより、当該インスタントウィンへの参加資格が得られたことになる。そして、プロセッサ112は、アカウントのフォロー及びツイートに対するリツイートの処理に係る処理情報を、通信インターフェイス114を介して第1SNSサーバ300に送信する(T13)。
【0065】
また、上述したユーザのキャンペーン参加処理には、当該ツイート上に表示されたインスタントウィンのURLがクリックされることも含まれている。すなわち、インスタントウィンに参加できる状態(フォロー及びリツイートの完了)において、インスタントウィンのURLがクリックされると、ユーザ端末装置100のプロセッサ112は、通信インターフェイス114を介して管理サーバ200にアクセス要求を行う(T14)。ここで、フォロー及びリツイートが完了した状態においては、当該インスタントウィンのURLが有効化され、当該アクセス要求は認められることになり、インスタントウィンのサイト画面がユーザ端末装置100において表示される。より詳細に、ユーザ端末装置100において、Twitter(登録商標)上において、インスタントウィンのサイトであるブラウザが開かれることになる。一方で、フォロー及びリツイートが完了していない状態においては、当該インスタントウィンのURLが有効化されておらず、当該アクセス要求は承認されないため、インスタントウィンのサイト画面がユーザ端末装置100において表示されることはない。
【0066】
次に、ユーザ端末装置100のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介してユーザの操作入力によるゲーム参加処理を受け付ける(S14)。より具体的なユーザの操作入力とは、ユーザ端末装置100に表示されたインスタントウィンのサイト画面において、抽選参加のボタンであるゲーム開始が押下されることである。これにより、プロセッサ112は、抽選参加の意志である参加要求を、通信インターフェイス114を介して管理サーバ200に送信する(T15)。
【0067】
ユーザ端末装置100にて生成された参加要求が管理サーバ200において通信インターフェイス213を介して受信されると、管理サーバ200のプロセッサ212は、インスタントウィンの抽選処理を実行する(S15)。具体的に、管理サーバ200のプロセッサ212は、メモリ211に格納された抽選プログラムを読みだして実行し、参加要求をしたユーザに対する当選可否を決定する。そして、管理サーバ200のプロセッサ212は、当該当選結果に対応した結果演出をメモリ211から読み出す。当該結果演出とは、当選したことを表示するための情報、又は当選しなかったことを表示する情報のいずれが含まれている。そして、管理サーバ200のプロセッサ212は、当該結果演出に係る情報を演出情報として、通信インターフェイス213を介してユーザ端末装置100に送信する(T16)。
【0068】
ここで、管理サーバ200のプロセッサ212は、結果演出として単に当選又は落選が表示されてもよいが、ユーザが何等かの画面操作を行えるようなゲーム性を当該結果演出に含ませてもよい。具体的には、ジャンケン、カード選択、スクラッチ、ガチャ、又はスロット等のゲーム演出をユーザ端末装置100で実行できる情報が当該演出情報に含まれてもよい。特に、これらの演出が1回で最終結果が表示されるのではなく、複数回の演出を経て最終的に当選結果が表示されるようにしてもよい。例えば、ジャンケンに複数回勝たなければ、いけないような演出を表示してもよい。ただし、ユーザ側の選択については、当選結果に影響を与えないことが好ましい。すなわち、当該抽選に落選した場合のゲーム演出としては、複数回のいずれの演出においてはずれを表示されるようにすることが好ましい。特に、インスタントウィン及び当該ゲームに対してユーザに期待感及び高揚感を持たせる観点から、最後の演出においてはずれを表示することによって嗜好性を高めるようにしてもよい。
【0069】
また、管理サーバ200のプロセッサ212は、当該抽選結果を表示する際に、インスタントウィンの依頼者である会社等の法人、組合、団体、又は個人等に係る画像が表示されるように、当該演出情報に当該画像に係る情報を追加してもよい。これにより、インスタントウィンに参加するユーザに対して、当該依頼者の印象を強めることが可能となり、当該依頼者に係る情報がより拡散しやすくなる。
【0070】
その後、管理サーバ200によって生成された演出情報がユーザ端末装置100において通信インターフェイス114を介して受信されると、ユーザ端末装置100のプロセッサ112は、当該演出情報に基づいて結果演出を出力インターフェイス111を介して表示する(S16)。これにより、ユーザは、インスタントウィンに当選したか否かを把握することが可能になる。ここで、演出情報に上述したゲーム演出が含まれている場合には、ユーザによる操作処理によるゲーム進行に沿って当選結果が表示されることになる。より具体的には、ユーザ端末装置100に当該ゲームに関連する選択肢が表示され、ユーザによる選択処理が行われるとゲームの結果が表示され、当該ゲームに成功するとインスタントウィンに当選したことが表示され、当該ゲームに失敗するとインスタントウィンに落選したことが表示される。
【0071】
次に、ユーザがインスタントウィンに当選していた場合には、ユーザ端末装置100においてユーザ情報を入力するための画面である入力フォームが表示される。そして、
図8によると、ユーザ端末装置100のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介してユーザの操作入力を受け付けてユーザ情報を生成する(S17)。当該ユーザ情報には、当該ユーザの個人情報である氏名、電話番号若しくはメールアドレス等の連絡先、又は商品の送付先が含まれる。
【0072】
次に、ユーザ端末装置100にて生成されたユーザ情報が管理サーバ200において通信インターフェイス213を介して受信されると、管理サーバ200のプロセッサ212は、ユーザ情報に基づいて当選処理を行う(S18)。具体的に、管理サーバ200のプロセッサ212は、当該ユーザ情報をメモリ211に記憶し、賞品の送付に係る処理が行われる。例えば、当該賞品がデジタルギフトである場合には、管理サーバ200のプロセッサ212は、受信したユーザ情報に含まれるメールアドレスに対して、当該デジタルギフトの送付処理を行ってもよい。
【0073】
なお、当該入力フォームが他の管理サーバが提供するフォームの場合には、当該他の管理サーバを経緯して当該ユーザ情報が管理サーバ200に送信されてもよい。また、T15における参加要求の受信において、詳細なユーザ情報を事前に入手している場合には、S17及びT17の処理は省略することができる。
【0074】
(C)2度目のキャンペーン参加に係る処理
図9は、本開示の実施形態に係るユーザ端末装置100、管理サーバ200、及び第2SNSサーバ400の間で実行される処理シーケンスを示す図である。具体的には、キャンペーンに1度外れた場合において、再度の参加が認められるまでに、ユーザ端末装置100、管理サーバ200、及び第2SNSサーバ400との間で実行される処理シーケンスを示す図である。
【0075】
先ず、
図8のS16において、抽選に落選したことが表示されると、インスタントウィンに再参加するためのボタンも表示される。そして、
図9によると、ユーザ端末装置100のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介してユーザの操作入力よるリトライ要求処理を受け付ける(S21)。より具体的なユーザの操作入力とは、ユーザ端末装置100に表示されたインスタントウィンのサイト画面において、上記再参加を要求するためのボタンが押下されることである。これにより、プロセッサ112は、インスタントウィンの再参加の意志であるリトライ要求を、通信インターフェイス114を介して管理サーバ200に送信する(T21)。
【0076】
ユーザ端末装置100にて生成されたリトライ要求が管理サーバ200において通信インターフェイス213を介して受信されると、管理サーバ200のプロセッサ212は、インスタントウィンのリトライ処理を実行する(S22)。具体的に、管理サーバ200のプロセッサ212は、メモリ211に格納されたリトライ処理プログラムを読みだして実行し、ユーザ端末装置100において第2SNSであるLINE(登録商標)のアプリの立ち上げを開始するための要求情報を生成する。当該要求情報には、立ち上げるアプリの情報等が含まれる。そして、管理サーバ200のプロセッサ212は、LINE(登録商標)のアプリを立ち上げる要求(T22)と共に、生成された要求情報を通信インターフェイス114を介してユーザ端末装置100に送信する。
【0077】
次に、
図9によると、管理サーバ200によって生成された要求情報等がユーザ端末装置100において通信インターフェイス114を介して受信されると、ユーザ端末装置100のプロセッサ112は、当該要求情報に基づいて、第2SNSであるLINE(登録商標)のアプリを立ち上げ、入力インターフェイス115を介してユーザの操作入力を受け付けてログイン情報を生成する(S23)。当該ログイン情報には、第2SNSに係るユーザID及びパスワードが含まれる。より具体的なユーザの操作入力とは、当該アプリの起動画面において、入力インターフェイス115を介してユーザのID及びパスワードが入力されることである。そして、プロセッサ112は、LINE(登録商標)を開始する意志であるログイン要求(T23)と共に、通信インターフェイス114を介して生成されたログイン情報を、第2SNSサーバ400に送信する。
【0078】
ユーザ端末装置100にて生成されたログイン情報及びログイン要求が第2SNSサーバ400において通信インターフェイス413を介して受信されると、第2SNSサーバ400のプロセッサ412は、ログイン情報に基づいてログインのための認証処理を行う(S24)。具体的に、第2SNSサーバ400のプロセッサ412は、受信したログイン情報とメモリ411に記憶されたユーザ情報とを照合し、ログイン要求を行っている者がユーザ登録されているユーザであるかを確認する。そして、第2SNSサーバ400のプロセッサ412は、ユーザ登録が確認できれば、当該認証処理の結果としてユーザのログインを承認する(T24)。一方で、第2SNSサーバ400のプロセッサ412は、ユーザ登録が確認できなければ、再度のユーザID及びパスワードの入力をユーザ端末装置100に対して求める。その後、第2SNSサーバ400による認証処理の結果(承認結果)がユーザ端末装置100において通信インターフェイス114を介して受信されると、ユーザ端末装置100においてはLINE(登録商標)の利用が開始される。
【0079】
次、
図9によると、ユーザ端末装置100のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介してユーザの操作入力を受け付けてシェア情報を生成する(S25)。当該シェア情報には、インスタントウィンに係る情報を転送する先の他のユーザに係る情報が含まれる。より具体的な入力操作とは、第2SNSであるLINE(登録商標)上において、当該ユーザの友人の中からインスタントウィンに係る情報の転送先が選択され、更には転送ボタンが押下されることである。そして、プロセッサ112は、インスタントウィンに係る情報を転送する意志であるシェア要求(T25)と共に、通信インターフェイス114を介してシェア情報を第2SNSサーバ400に送信する(T25)。
【0080】
ユーザ端末装置100にて生成されたシェア要求及びシェア情報が第2SNSサーバ400において通信インターフェイス413を介して受信されると、第2SNSサーバ400のプロセッサ412は、シェア処理を実行するとともに、シェア完了情報の生成を行う(S26)。ここで、シェア処理とは、シェア情報に含まれる転送先に対して、インスタントウィンに係る情報を転送することである。また、シェア完了情報とは、当該シェア処理が完了し、インスタントウィンに係る情報処理が実行されたことを示す情報である。そして、プロセッサ412は、通信インターフェイス414を介してシェア完了情報を管理サーバ200に送信する(T26)。
【0081】
第2SNSサーバ400にて生成されたシェア完了情報が管理サーバ200において通信インターフェイス213を介して受信されると、管理サーバ200のプロセッサ212は、インスタントウィンに係る再参加の許可情報の生成を行う(S27)。ここで、許可情報には、インスタントウィンに再参加するためにアクセスすることになるURLに係る情報が含まれる。そして、プロセッサ212は、通信インターフェイス214を介して許可情報を第2SNSサーバ400に送信する(T27)。
【0082】
管理サーバ200にて生成された許可情報が第2SNSサーバ400において通信インターフェイス413を介して受信されると、第2SNSサーバ400のプロセッサ412は、当該許可情報に基づいてアクセス先情報の生成を行う(S28)。ここで、アクセス先情報には、インスタントウィンに再参加するためにアクセスすることになるURLに係る情報が含まれる。そして、プロセッサ412は、通信インターフェイス414を介してアクセス先情報をユーザ端末装置100に送信する(T28)。
【0083】
その後、ユーザ端末装置100においては、LINE(登録商標)上に上述したURLが表示されるため、
図8のS13以降の処理が同様に実行される。そして、管理サーバ200においてインスタントウィンの抽選が行われて、当該抽選結果がゲーム演出としてユーザ端末装置100において表示される。
【0084】
8.本開示の実施形態のまとめ
本開示の実施形態に係る管理サーバ200は、少なくとも一つのプロセッサ212を具備する処理装置であって、プロセッサ212は、第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、ネットワーク500を介してアクセスしたユーザに対するキャンペーンの抽選を行い、当該ユーザによって所持されるユーザ端末装置100に対して、キャンペーンの抽選結果を演出情報として、ネットワーク500を介して送信し、当該キャンペーンの抽選に非当選だったユーザによる第2SNSにおけるキャンペーンの拡散又は拡散準備に係る情報を受信すると、当該ユーザに対して当該キャンペーンへの再参加を許可する、ための処理を実行するように構成されている。このような構成により、キャンペーン情報の第2SNSにおける拡散が、当該キャンペーンへの再参加を希望するユーザによって行われることになる。すなわち、実施形態における処理システム1においては、第1SNS及び第2SNSにおけるキャンペーン情報の拡散が誘発され、キャンペーンの依頼主を第1SNS及び第2SNS上において広く知らしめることができる。
【0085】
本開示の実施形態に係る管理サーバ200において、当該キャンペーンは、インスタントウィンキャンペーンであってもよい。これにより、キャンペーンの当選結果が即時に把握することが可能となり、ユーザの興味を向上させることができ、キャンペーンの依頼主を容易に広く知らしめることができる。
【0086】
本開示の実施形態に係る管理サーバ200において、プロセッサ212は、当該抽選結果を当該ユーザが参加可能なゲーム演出として当該演出情報に含めてもよい。ここで、当該ゲーム演出は、ユーザ端末装置100においてユーザが選択できる選択肢を表示する演出を含んでもよく、当該選択肢が当該ゲーム演出において複数回にわたって表示されてもよい。これにより、キャンペーンの抽選結果に嗜好性を持たせることができ、ユーザに更なる高揚感を与え、キャンペーンへの再参加を促すことができる。当該キャンペーンへの再度の参加者が増えることにより、キャンペーン情報の拡散が誘発され、キャンペーンの依頼主をSNSにおいて広く知らしめることができる。
【0087】
本開示の実施形態に係る管理サーバ200において、プロセッサ212は、当該キャンペーンの依頼主に係る画像を当該演出情報に含めてもよい。これにより、キャンペーンの依頼主に関する興味をユーザに対して与えやすくなり、キャンペーンの依頼主を容易に広く知らしめることができる。
【0088】
本開示の実施形態に係る管理サーバ200において、プロセッサ212は、当該キャンペーンの抽選に当選したユーザに対して、ユーザ情報の入力先を提供するようにしてもよい。これにより、キャンペーンの当選処理が容易且つ確実に実行することができ、ユーザに対する賞品送付を正確に行うことができる。
【0089】
本開示の実施形態に係る処理プログラムは、少なくとも一つのプロセッサ212を具備するコンピュータにおいて少なくとも一つのプロセッサ212を、第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、ネットワーク500を介してアクセスしたユーザに対する当該キャンペーンの抽選を行い、当該ユーザによって所持されるユーザ端末装置100に対して、当該キャンペーンの抽選結果を演出情報として、ネットワーク500を介して送信し、当該キャンペーンの抽選に非当選だったユーザによる第2SNSにおけるキャンペーンの拡散又は拡散準備に係る情報を受信すると、当該ユーザに対して当該キャンペーンへの再参加を許可する、ように機能させる。このような構成により、キャンペーン情報の第2SNSにおける拡散が、当該キャンペーンへの再参加を希望するユーザによって行われることになる。すなわち、実施形態における処理システム1においては、第1SNS及び第2SNSにおけるキャンペーン情報の拡散が誘発され、キャンペーンの依頼主を第1SNS及び第2SNS上において広く知らしめることができる。
【0090】
本開示の実施形態に係る処理方法は、プロセッサ212具備するコンピュータにおいてプロセッサ212により実行される処理方法であって、第1SNSにおいて実施されるキャンペーンの所定条件を満たし、ネットワーク500を介してアクセスしたユーザに対する当該キャンペーンの抽選を行う段階と、当該ユーザによって所持されるユーザ端末装置100に対して、当該キャンペーンの抽選結果を演出情報として、ネットワーク500を介して送信する段階と、当該キャンペーンの抽選に非当選だったユーザによる第2SNSにおける当該キャンペーンの拡散又は拡散準備に係る情報を受信すると、当該ユーザに対してキャンペーンへの再参加を許可する段階と、を含む。このような構成により、キャンペーン情報の第2SNSにおける拡散が、当該キャンペーンへの再参加を希望するユーザによって行わることになる。すなわち、実施形態における処理システム1においては、第1SNS及び第2SNSにおけるキャンペーン情報の拡散が誘発され、キャンペーンの依頼主を第1SNS及び第2SNS上において広く知らしめることができる。
【0091】
9.変形例
上記実施形態においては、キャンペーンの参加が2回であったが、これに限定されることはない。すなわち、キャンペーンに落選した場合に、異なるSNSにおいてキャンペーン情報の拡散処理又は拡散準備を行うことにより、何度でもキャンペーンに再参加できるようにしてもよい。これにより、ユーザが異なる複数のSNSにおいて、当該キャンペーン情報等が拡散されることになり、
キャンペーンの依頼主をSNS上においてより一層広く知らしめることができる。
【0092】
また、上記実施形態においては、第2SNSにおける拡散行為に係る情報(シェア完了情報)を第2SNSサーバ400を経由して管理サーバ200に送信されていたが、ユーザ端末装置100から管理サーバ200に対して直接的に送信されてもよい。
【0093】
本明細書で説明される処理及び手順は、本開示において明示的に説明されたものによってのみならず、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせによっても実現可能である。具体的には、本明細書で説明された処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ストレージ等の媒体に、当該処理に相当するロジックを実装することによって実現される。また、本明細書で説明される処理及び手順は、それらの処理・手順をコンピュータプログラムとして実装し、端末装置やサーバ装置を含む各種のコンピュータに実行させることが可能である。
【0094】
本明細書中で説明される処理及び手順が単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、モジュールによって実行される旨が説明されたとしても、そのような処理又は手順は、複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は、複数のモジュールによって実行されるものとすることができる。また、本明細書中で説明される各種情報が単一のメモリや記憶部に格納される旨が説明されたとしても、そのような情報は、単一の装置に備えられた複数のメモリ又は複数の装置に分散して配置された複数のメモリに分散して格納されるものとすることができる。さらに、本明細書において説明されるソフトウェア及びハードウェアの要素は、それらをより少ない構成要素に統合して、又は、より多い構成要素に分解することによって実現されるものとすることができる。
【符号の説明】
【0095】
100 端末装置
200 管理サーバ
300 第1SNSサーバ
400 第2SNSサーバ