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▶ 上山 輝昭の特許一覧

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  • 特開-水洗洋式トイレ 図1
  • 特開-水洗洋式トイレ 図2
  • 特開-水洗洋式トイレ 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024009729
(43)【公開日】2024-01-23
(54)【発明の名称】水洗洋式トイレ
(51)【国際特許分類】
   E03D 11/02 20060101AFI20240116BHJP
   E03D 1/01 20060101ALI20240116BHJP
【FI】
E03D11/02 Z
E03D1/01 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022120000
(22)【出願日】2022-07-11
(71)【出願人】
【識別番号】505463537
【氏名又は名称】上山 輝昭
(72)【発明者】
【氏名】上山 輝昭
【テーマコード(参考)】
2D039
【Fターム(参考)】
2D039AA02
2D039AB00
2D039BA00
2D039CC03
2D039DB04
(57)【要約】
【課題】 水洗洋式トイレは多くのマンションにおいて一住戸に単体で設置されており、住戸面積が広く取れない場合においても二つの水洗洋式トイレを設置できる、小水として使用の際に落ちる便器前下の小水汚れ軽減を図る。
【解決手段】 一般的な水洗洋式トイレ便器二台の便器洗浄排水機能部分を背中合わせに合体させることで省スペースを図り二つの便器の間には衝立の様に専用防音壁が密着設置されている、各々の便器の先には洗浄機能が備わる小水受けが突き出している事を特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般的な水洗洋式トイレ便器二台の便器洗浄排水機能部分を背中合わせに合体させることで二つの便座を持つ一体型水洗洋式トイレを提供する、二つの便器の間には遮音シートと吸音シートを重ね張りした専用防音壁が洗浄排水機能部分に衝立のように密着設置されており、これにより二名が同時にトイレ使用出来る事を特徴とする一体型ツイントイレ。
【請求項2】
前記便器洗浄排水機能は、タンクレストイレもタンク有りトイレ共に省スペースを目指し出来るだけ排水路の共用化が図られ、タンク有りトイレは二つの便器間の距離を可能な限り近づける為、排水タンクを専用防音壁に組み込み、タンク蓋は二つに分かれ取り外せる事を特徴とする一体型ツイントイレ。
【請求項3】
前記各トイレには、便器の先に洗浄機能が備わるペリカンの口に似た小水受けが突き出ている、便座も同様に小水受けを覆う様に突き出た形状をしている事を特徴とする一体型ツイントイレ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に使用されている水洗洋式トイレに関する。
【背景技術】
【0002】
従来使用されている水洗洋式トイレは全て単体で一戸建、マンション等に設置されている、一般的な二階建て住宅は1階と2階各々に洋式トイレが設置されている事が多く、マンションについては超高級と云われるマンションで広さにゆとりが有る住戸は洋式トイレが二カ所設置されている事が多い、一方一般的にマンションでは住居の広さも有るが洋式トイレは一カ所に単体で設置されている。
【0003】
設置されている水洗洋式トイレは主に便座に座って用を足す様に作られており、男性が立って便器へ用を足すと床を汚す事が多くトイレマットで対応しているのが現状である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の如く従来の水洗洋式トイレは多くのマンションにおいて一住戸に単体で設置されている事が多く、トイレ使用が集中した時は混乱を招いている、又便器先下の床汚れについてもマットが有るとはいえ床汚れに嫌悪感を持っているのが現状である。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みて成されたものでありその目的はマンション等の住宅の面積が広く取れない場合においても二つの水洗洋式トイレを設置できるように工夫したものであり、便器先下の汚れについても男性用の小水受けを便器の先に設ける事で汚れ軽減に寄与するものである。
【課題を解決しようとするための手段】
【0006】
上記の目的を達成する本発明のツイントイレは一般的な水洗洋式トイレ便器二台の便器洗浄排水機能部分を背中合わせに合体させることで二つの便座を持つ一体型水洗洋式トイレを提供する、二つの便器の間には遮音シートと吸音シートを重ね張りした専用防音壁が洗浄排水機能部分に衝立のように密着設置されており、これにより二名が同時にトイレ使用が可能となる。
【0007】
前記便器洗浄排水機能は、タンクレストイレもタンク有りトイレ共に省スペースを目指し出来るだけ排水路の共用化が図られ、タンク有りトイレは二つの便器間の距離を可能な限り近づける為排水タンクを専用防音壁に組み込み、タンク蓋は二つに分かれていて各々個別に取り外せる。
【0008】
前記各トイレには、便器の先に洗浄機能が備わるペリカン口に似た小水受けが突き出ている、便座が上がると付随する洗浄水口から自動で洗浄水が一定時間流れ出し小水受けに小水汚れ付着を防いでいる、又男性が小水受け口を見る事で意識し少しでも前へ出て用を足す事にも繋がっている、便座も同様に小水受けを覆う様に突き出た形状をしている。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明によれば二つのトイレを一体化することにより省スペースで二つの便座が確保でき、マンション住まいにおいて精神的なゆとりを感じる事へ繋がる、又トイレの先端にペリカンの口に似た小水受けを設けることで床の主な汚れの元である男性の小水を其処で受けとめることで床汚れの軽減へ繋がる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0011】
図1図2は本発明の第一の実施の形態に係り、図1はその外観斜視図、図2は水洗洋式トイレ便器1の外観斜視図、図3は水洗洋式トイレ便器1の横からの正面図である。
【0012】
図1に便座が無い状態で示されている水洗洋式トイレ便器1と水洗洋式トイレ便器2は各々便器洗浄排水機能部分を背中合わせに貯水タンク4を共有し合体している、二つの便器の間には遮音シートと吸音シートを重ね張りした防音壁3で仕切られている、尚タンクレストイレは図1より貯水タンク4が省かれた状態となる。
【0013】
図1に示す様に防音壁3は貯水タンク4の真ん中7を縦断する衝立の様に密着して組み込まれ、貯水タンク4の蓋5と蓋6は個々別々に取り外せる、9は排水レバーハンドルである。
【0014】
図1図2に示す様に便器1と便器2の先端部分には小水受け8が突き出ていて落ちて来た小水を受け止め床迄落ちない様に工夫されている、小水受け8は便座が上がると自動で出口10より洗浄水が流れ出し一定時間流れた後に自動で止まる。
【0015】
図3に示す様に小水受け8は従来の水洗洋式便器とは異なり水洗洋式トイレ便器1の先に突き出ている、便座11も小水受けを覆う様に突き出た形状で便器カバー12も同様である。
【0016】
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない、例えば貯水タンクへ水を注ぐ管も太くして二つの水洗式トイレに十分賄える工夫等状況に応じて対応するものである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】 本発明の第1の実施の形態に係る外観斜視図である。
図2図1の水洗洋式トイレ便器1の外観斜視図である。
図3図1の水洗洋式トイレ便器1の横からの正面図である。
図1
図2
図3