(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024097304
(43)【公開日】2024-07-18
(54)【発明の名称】グループデータ管理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240710BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023222077
(22)【出願日】2023-12-28
(31)【優先権主張番号】111150492
(32)【優先日】2022-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】524002935
【氏名又は名称】李揚
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李揚
(57)【要約】
【課題】コストをできるだけかけずに取引できるグループデータ管理方法を提供する。
【解決手段】サーバは第2のユーザー端末からグループ加入リクエストと第2のユーザー情報を受信し、サーバはグループ加入リクエストに応答して、第2のユーザー情報を第1のグループリストに追加し、サーバは第2のユーザー端末からグループ脱退リクエストを受信し、サーバを経てグループ脱退リクエストを第1のユーザー端末に提供し、サーバは第1のユーザー端末から脱退同意情報を受信し、サーバは脱退同意情報に応答して、サーバは脱退同意情報に応答して、第1のグループリストから第2のユーザー情報を取り除く。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバに適用され、前記サーバは第1のユーザー端末と第2のユーザー端末に接続するのに適するグループデータ管理方法であって、
前記サーバは前記第1のユーザー端末から第1のグループ設立リクエストと第1のユーザー情報を受信し、前記サーバは前記第1のグループ設立リクエストに応答して第1のグループリストを生成し、前記第1のグループリストは前記第1のユーザー情報を含み、
前記サーバは前記第2のユーザー端末からグループ加入リクエストと第2のユーザー情報を受信し、前記サーバは前記グループ加入リクエストに応答して、前記第2のユーザー情報を前記第1のグループリストに追加し、
前記サーバは前記第2のユーザー端末からグループ脱退リクエストを受信し、前記サーバを経て前記グループ脱退リクエストを前記第1のユーザー端末に提供し、
前記サーバは前記第1のユーザー端末から脱退同意情報を受信し、前記サーバは前記脱退同意情報に応答して、前記サーバは前記脱退同意情報に応答して、前記第1のグループリストから前記第2のユーザー情報を取り除く
ことを特徴とするグループデータ管理方法。
【請求項2】
前記サーバは前記第2のユーザー端末から第2のグループ設立リクエストと前記第2のユーザー情報を受信し、前記サーバは前記第2のグループ設立リクエストに応答して、第2のグループリストを生成し、前記第2のグループリストは前記第2のユーザー情報を含み、
前記サーバは前記第2のユーザー端末からグループ統合リクエストを受信し、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答して、前記第2のグループリストに含まれる情報を前記第1のグループリストに追加する
ことを特徴とする請求項1に記載のグループデータ管理方法。
【請求項3】
前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答して、前記第2のグループリストに含まれる情報を前記第1のグループリストに追加するステップの後、前記サーバは前記第2のグループリストを削除することを更に含む
ことを特徴とする請求項2に記載のグループデータ管理方法。
【請求項4】
前記サーバは前記第1のユーザー端末から前記脱退同意情報を受信するステップの後、前記サーバは前記第1のグループリストから前記第2のグループリストに含まれる情報を取り除くことを更に含む
ことを特徴とする請求項2に記載のグループデータ管理方法。
【請求項5】
前記サーバは前記第1のグループ設立リクエストに応答して、前記第1のグループリストを生成するステップの前に、前記サーバは前記第1のユーザー端末から数量目標と第1の順位条件目標を受信し、
前記サーバは前記第2のグループ設立リクエストに応答して、前記第2のグループリストを生成するステップの前に、前記サーバは前記第2のユーザー端末から条件情報を受信し、
前記サーバは前記第2のユーザー端末から前記グループ統合リクエストを受信するステップの後、前記サーバは前記第1の順位条件目標に前記条件情報が含まれ且つ前記第1のグループリストに含まれる人数が前記数量目標に達していないと判断したとき、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答して、前記第2のグループリストに含まれる情報を前記第1のグループリストに追加する
ことを特徴とする請求項2に記載のグループデータ管理方法。
【請求項6】
前記サーバは前記第1のユーザー端末から第2の順位条件目標とデフォルトマージ時間を受信し、
前記サーバは前記第2のユーザー端末から前記グループ統合リクエストを受信するステップの後、前記サーバは前記デフォルトマージ時間に達し、前記第2の順位条件目標に条件情報が含まれ、且つ、前記第1のグループリストに含まれる人数が数量目標にまだ達していないと判断したとき、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答して、前記第2のグループリストに含まれる情報を前記第1のグループリストに追加する
ことを特徴とする請求項2に記載のグループデータ管理方法。
【請求項7】
前記サーバは前記第2のユーザー端末から前記グループ統合リクエストを受信するステップの後、前記サーバはデフォルトマージ時間にまだ達していないと判断したとき、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答しない
ことを特徴とする請求項6に記載のグループデータ管理方法。
【請求項8】
前記サーバは前記第2のユーザー端末から第2のグループ設立リクエストと前記第2のユーザー情報を受信し、
前記サーバは前記第2のグループ設立リクエストに応答して、第2のグループリストを生成し、前記第2のグループリストには前記第2のユーザー情報が含まれ、
前記サーバは前記第2のユーザー端末からグループ統合リクエストを受信し、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答して、第3のグループリストを生成し、前記第3のグループリストには前記第1のグループリストに含まれる情報と、前記第2のグループリストに含まれる情報が含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載のグループデータ管理方法。
【請求項9】
前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答し、前記第3のグループリストのステップの後、前記サーバは前記第2のグループリストを削除する
ことを特徴とする請求項8に記載のグループデータ管理方法。
【請求項10】
前記サーバは前記第1のユーザー端末から前記脱退同意情報を受信するステップの後、前記サーバは前記第3のグループリストから前記第2のグループリストに含まれる情報を取り除く
ことをとする請求項8に記載のグループデータ管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はグループデータ管理方法に関し、特に、コミュニティデータのグループデータ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子商取引では、ソース供給やベンダー供給等の種々のビジネスモデルが使用されていた。
【0003】
ここで、ソース供給モデルでは、プラットフォームが統一された方法で消費者の注文を受け取り、台湾のPChomeやアマゾン(Amazon、登録商標)のショッピングウェブサイト等の単一の販売者が商品を集中的に発送する。
【0004】
また、ベンダー供給モデルでは、プラットフォームが消費者の注文を統一して受け取り、個々の販売者が商品を個別に出荷する。このプラットフォームは、シンガポールのShopeeショッピングやeBay(登録商標)ウェブサイト等の物流ステータスのみを管理する。
【0005】
近年、コミュニティソフトウェアプラットフォームの進歩により、ベンダー供給モデルにおいて、新たなコミュニティ注文モデルが徐々に発展してきている。
【0006】
コミュニティ注文モデルでは、コミュニティソフトウェアプラットフォームは、消費者が買い物をする行動に介入しない。
【0007】
そして、このモデルでは、消費者はコミュニティソフトウェアを使用して、同じショッピングのニーズを有する他の複数の消費者を招集し、1つ以上の特定のオペレーターからグループ購入を行う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
新型コロナが流行し始めてから、緊急事態宣言による外出自粛や、遠隔地における物流チェーンが滞ったことにより、消費者がコミュニティ注文モデルにコミュニティソフトウェアプラットフォームを使用する傾向が更に高くなっている。
【0009】
たとえば、同じコミュニティ内で、グループ購入リーダーがコミュニティプラットフォーム(Line(登録商標)やFacebook(登録商標)プラットフォーム等)上で複数のコミュニティメンバー向けのチャットグループを開設する。
【0010】
リーダーはチャットグループでそれを宣伝し、同じ買い物のニーズを持つコミュニティメンバーを招集し、特定の加盟店に注文してもらい、その後、リーダーが商品を受け取り、地域のメンバーに配布する。
【0011】
しかし、現在のコミュニティ注文モデルにはプラットフォーム管理が十分とは言えない。つまり、コミュニティ注文モデルの運営を行うには、メンバー同士が地理的に近い位置に住み、且つグループ購入リーダーとコミュニティメンバー間に信頼関係が有ることが前提となる。
【0012】
一方、取引紛争が発生した場合、コミュニティメンバーは、グループ購入リーダーに解決を求めるか、地域コミュニティ管理委員会を利用することができる。
【0013】
しかし、コミュニティ注文モデルの事業規模が複数の地域に拡大した場合には、メンバー間が地理的に離れてしまうことにより生ずる信頼関係の欠如が発生しかねない。また、コミュニティソフトウェアの匿名性等により消費者間で紛争が発生した場合、一方の取引の当事者がコミュニティメンバーから脱退すると、他方の当事者が解決策を見つけることが困難となってしまう。
【0014】
一方、グループショッピングでは通常、加盟店の送料や割引目標を達成するために一定数以上の取引・売買が必要となる。また、取引の相手が決まらない場合、又は十分な人数がいない場合にはコミュニティを行うグループ自体が崩壊し、取引が失敗する可能性すらあり得る。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は上述した問題を解決するために以下の構成を備える。即ち、
サーバに適用され、前記サーバは第1のユーザー端末と第2のユーザー端末に接続するのに適するグループデータ管理方法であって、
前記サーバは前記第1のユーザー端末から第1のグループ設立リクエストと第1のユーザー情報を受信し、前記サーバは前記第1のグループ設立リクエストに応答して第1のグループリストを生成し、前記第1のグループリストは前記第1のユーザー情報を含み、
前記サーバは前記第2のユーザー端末からグループ加入リクエストと第2のユーザー情報を受信し、前記サーバは前記グループ加入リクエストに応答して、前記第2のユーザー情報を前記第1のグループリストに追加し、
前記サーバは前記第2のユーザー端末からグループ脱退リクエストを受信し、前記サーバを経て前記グループ脱退リクエストを前記第1のユーザー端末に提供し、
前記サーバは前記第1のユーザー端末から脱退同意情報を受信し、前記サーバは前記脱退同意情報に応答して、前記サーバは前記脱退同意情報に応答して、前記第1のグループリストから前記第2のユーザー情報を取り除く
ことを特徴とするグループデータ管理方法。
【0016】
また、前記サーバは前記第2のユーザー端末から第2のグループ設立リクエストと前記第2のユーザー情報を受信し、前記サーバは前記第2のグループ設立リクエストに応答して、第2のグループリストを生成し、前記第2のグループリストは前記第2のユーザー情報を含み、
前記サーバは前記第2のユーザー端末からグループ統合リクエストを受信し、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答して、前記第2のグループリストに含まれる情報を前記第1のグループリストに追加する
ことを特徴とする請求項1に記載のグループデータ管理方法。
【0017】
また、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答して、前記第2のグループリストに含まれる情報を前記第1のグループリストに追加するステップの後、前記サーバは前記第2のグループリストを削除することを更に含む
ことを特徴とする請求項2に記載のグループデータ管理方法。
【0018】
また、前記サーバは前記第1のユーザー端末から前記脱退同意情報を受信するステップの後、前記サーバは前記第1のグループリストから前記第2のグループリストに含まれる情報を取り除くことを更に含む
ことを特徴とする請求項2に記載のグループデータ管理方法。
【0019】
また、前記サーバは前記第1のグループ設立リクエストに応答して、前記第1のグループリストを生成するステップの前に、前記サーバは前記第1のユーザー端末から数量目標と第1の順位条件目標を受信し、
前記サーバは前記第2のグループ設立リクエストに応答して、前記第2のグループリストを生成するステップの前に、前記サーバは前記第2のユーザー端末から条件情報を受信し、
前記サーバは前記第2のユーザー端末から前記グループ統合リクエストを受信するステップの後、前記サーバは前記第1の順位条件目標に前記条件情報が含まれ且つ前記第1のグループリストに含まれる人数が前記数量目標に達していないと判断したとき、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答して、前記第2のグループリストに含まれる情報を前記第1のグループリストに追加する
ことを特徴とする請求項2に記載のグループデータ管理方法。
【0020】
また、前記サーバは前記第1のユーザー端末から第2の順位条件目標とデフォルトマージ時間を受信し、
前記サーバは前記第2のユーザー端末から前記グループ統合リクエストを受信するステップの後、前記サーバは前記デフォルトマージ時間に達し、前記第2の順位条件目標に前記条件情報が含まれ、且つ、前記第1のグループリストに含まれる人数が前記数量目標にまだ達していないと判断したとき、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答して、前記第2のグループリストに含まれる情報を前記第1のグループリストに追加する
【0021】
ことを特徴とする請求項2に記載のグループデータ管理方法。
【0022】
また、前記サーバは前記第2のユーザー端末から前記グループ統合リクエストを受信するステップの後、前記サーバはデフォルトマージ時間にまだ達していないと判断したとき、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答しない
ことを特徴とする請求項6に記載のグループデータ管理方法。
【0023】
また、前記サーバは前記第2のユーザー端末から第2のグループ設立リクエストと前記第2のユーザー情報を受信し、
前記サーバは前記第2のグループ設立リクエストに応答して、第2のグループリストを生成し、前記第2のグループリストには前記第2のユーザー情報が含まれ、
前記サーバは前記第2のユーザー端末からグループ統合リクエストを受信し、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答して、第3のグループリストを生成し、前記第3のグループリストには前記第1のグループリストに含まれる情報と、前記第2のグループリストに含まれる情報が含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載のグループデータ管理方法。
【0024】
また、前記サーバは前記グループ統合リクエストに応答し、前記第3のグループリストのステップの後、前記サーバは前記第2のグループリストを削除する
ことを特徴とする請求項8に記載のグループデータ管理方法。
【0025】
また、前記サーバは前記第1のユーザー端末から前記脱退同意情報を受信するステップの後、前記サーバは前記第3のグループリストから前記第2のグループリストに含まれる情報を取り除く
ことをとする請求項8に記載のグループデータ管理方法。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、第2のグループは第1のグループを統合し、共に共同購入目標を達成するので、仮に、物流コストが第1の順位条件目標よりも高くなってしまう場合でも、尚もコストを抑えることができる余地がある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明の実施形態によって示されるグループデータ管理方法を実現するためのシステムのブロック図である。
【
図2】本実施形態によって示されるグループデータ管理方法のフローチャートである。
【
図3】本発明の他の実施形態によって示されるグループデータ管理方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
先ず、
図1を参照して説明する。ここで、
図1は本発明の実施形態によって示されるグループデータ管理方法を実現するためのシステムのブロック図である。
【0029】
本実施形態に示すように、グループデータ管理システム1は、サーバ11、データストレージモジュール12、第1のユーザー端末21、第2のユーザー端末22、第3のユーザー端末23、第4のユーザー端末24を含む。
【0030】
データストレージモジュール12は、サーバ11に接続されており、サーバ11は、ネットワーク110を介して、第1のユーザー端末21、第2のユーザー端末22、第3のユーザー端末23、及び第4のユーザー端末24とそれぞれ接続されている。
【0031】
ここで、ネットワーク110は、インターネット、3Gネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)等の有線又は無線の通信ネットワークの少なくともいずれかを利用しても良い。
【0032】
第1のユーザー端末21、第2のユーザー端末22、第3のユーザー端末23、及び第4のユーザー端末24は、それぞれ入力モジュール211、221、231、241と、ディスプレイモジュール212、222、232、242、及び通信モジュール213、223、233、243を含む。
【0033】
サーバ11は、1つ以上の図示しないプロセッサと、プロセッサに接続された図示しないメモリとを含む。メモリにはプロセッサが実行できるコマンドが含まれており、プロセッサがコマンドを実行するとき、プロセッサは、本実施形態の1つ又は複数の実施形態で説明されるグループデータ管理方法を実行することができる。
【0034】
プロセッサは、SoCチップ、中央処理装置(CPU)、マイクロ制御装置(Micro-Control Unit, MCU)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit, ASIC)、又は、フィールドプログラマブルロジックゲートアレイ(Field Programmable Gate Array, FPGA)、又は論理回路である。
【0035】
また、メモリにはフラッシュメモリ(flash memory)又は読み取り専用メモリ(Read-only memory, ROM)を使用できる。
【0036】
例えば、これに限定されないが、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory, EPROM)、フラッシュ読み取り専用メモリ(Flash Read-Only Memory, Flash ROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically-Erasable Programmable Read-Only Memory, EEPROM)、又は現場交換可能ユニット(Field-Replaceable Unit, FRU) EEPROMでも差し支えない。
【0037】
データストレージモジュール12は、電気的、磁気的、又は光学的手段を使用して情報を記憶する装置であり得る。たとえば、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ等が挙げられるが、これらに限定さるものではない。
【0038】
データストレージモジュール12は、サーバ11によって制御され、少なくとも1つ以上のユーザーに関連するユーザー情報、グループリスト、又は取引情報を記憶する。
【0039】
ユーザー情報には、ユーザーの名前、アカウントナンバー、パスワード、画像、性別、住所、取引履歴、取引対象等の情報のうち1つ又は複数が含まれても良い。
【0040】
グループリストには、管理者のユーザー情報、グループメンバーのユーザー情報、グループ情報が含まれても良い。
【0041】
グループ情報には、グループ名、所属地域(行政区情報、地理的位置情報、カスタム範囲等)、取引対象カテゴリ(オーディオ取引、宝石取引、日用品等)、会員数、「いいね」が押された数、シェア数、コメント数、情報(コメント)内容、閲覧数、閲覧時間等のうちの1つ以上が含まれても良い。
【0042】
取引情報には、ユーザーの対話中に生成される画像、テキスト、音声、ビデオ、及び取引対象に関する情報が含まれる。
【0043】
たとえば、名前、材質、仕様、サイズ、重量、容量、数量、色、梱包、容量、出荷エリア、配送エリア、出荷エリアと配送エリア間の距離、出荷時間、配送時間、取引メモ等であるが、これらに限定されない。
【0044】
本実施形態では、前記取引は金銭取引に限定されるものではなく、作品の共有等の目的を持ったコミュニケーション活動を指す場合もある。
【0045】
第1のユーザー端末21~第4のユーザー端末24は、ポータブルデバイス又はハンドヘルドデバイスであり、例えば、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話、ノートブックコンピュータ、カーコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)等の電子計算装置であるが、これらに限定されない。
【0046】
第1のユーザー端末21~第4のユーザー端末24は、それぞれ通信モジュール213、223、233、243を含み、ネットワークデータパケットを送受信する
【0047】
通信モジュール213、223、233、243は、1つ以上の通信プロトコルをサポートすることができる。
【0048】
通信プロトコルは、以下の物には限られないが、例えば、グローバル移動通信(Global System for Mobile communication, GSM(登録商標))、パーソナル携帯電話システム(Personal Handy-phone System, PHS,登録商標)、コード多重取得(Code Division Multiple Access, CDMA,登録商標)システム、ブロードバンドコード分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access, WCDMA(登録商標))システム、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution, LTE,登録商標)システム、グローバル相互運用性マイクロ波アクセス(Worldwide interoperability for Microwave Access, WiMAX,登録商標)システム、ワイファイ(Wireless Fidelity, Wi-Fi,登録商標)、ジグビー(ZigBee(登録商標))、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、無線周波数であっても良い。
【0049】
ユーザー端末は、通信モジュール213、223、233、243を使用してネットワーク110から情報を受信し、そして、表示モジュール212、222、232、242を使用して、ユーザーに情報を提示する。
【0050】
入力モジュール211、221、231、241は、ユーザーによって提供された情報を受信するために使用され、通信モジュール213、223、233、243は、ネットワーク110を介してサーバ11に情報を送信するために使用される。
【0051】
入力モジュール211、221、231、241は、ユーザーからのデータ入力又は操作指示等の入力を受信するために使用されるタッチスクリーン、トラックパッド、マウス、キーボード、マイク、カメラ等から選択される少なくとも1つのコンポーネントであり得る。ここで、入力データはテキスト、画像、或いは音声等のうち少なくとも何れかであっても良い。
【0052】
本実施形態におけるサーバ11は、グループデータ管理方法を実行して、通信、ビデオ、ライブブロードキャスト、チャット、ビデオ、売買、友人、ゲーム、及びドキュメントオペレーティングシステム等のコミュニティプラットフォームを確立する。
【0053】
また、コミュニティプラットフォームの場合、メンバー(ファン、メンバー、共同購入メンバー等)を集めるのは簡単ではなく、運営はコミュニティマネージャーのマーケティングと管理のみに依存する。また、コミュニティ間の交流も容易ではなく、直接的な情報発信も難しい。
【0054】
このため、コミュニティへの加入(子コミュニティは親コミュニティのサブセットとなり、子コミュニティは破棄される)又は合併(サブコミュニティと親コミュニティが一体化し、サブコミュニティと親コミュニティが共存する)を通じて、コミュニティのメンバーは特定の目標共に達成でき、且つコミュニティの規模を急速に拡大することもできる。
【0055】
更に、複数のコミュニティを統合して新たなコミュニティを形成することも可能であり、コミュニティでのコミュニケーションの際に生じる取引紛争や社会的な紛争を回避するための一元管理が可能である。以下の実施形態は、グループデータ管理方法を利用して、コミュニティ注文モデルを備えた取引プラットフォームを例として確立する。
【0056】
現在のコミュニティ注文モデルの取引は、主にLineやFacebook(登録商標)等のコミュニティプラットフォームを利用して取引対象の閲覧やコミュニケーションを行っているが、取引を行う際には、価格の混乱、決済の安全性、取引対象が虚偽である等の取引上の問題がある。
【0057】
更に、売り手も買い手もコミュニティソフトウェアの個人ユーザーであるため、注文の配送、支払い、顧客サービスの処理を効率的に管理することが困難となる。そのため、事業規模は狭いエリアでの売買に限られてしまい、取引できる人数にも制限が生ずる。
【0058】
更に、個別の取引にはより高い物流コストが生じてしまう。たとえば、同じ地域Bに在住する2人の消費者が、他の地域である地域Aに在住する販売者に同じ商品を注文した場合に生ずる配送料は、2人の消費者が地域Aに在住する販売者に同じ商品を共同で注文した場合に生ずる配送料と比較すると約2倍となってしまう。
【0059】
本実施形態において、グループデータ管理方法は、ユーザーに個別のコミュニティ(グループ購入群等)を作成する機能を提供する。他のユーザーは既存のコミュニティに参加して取引を行うことができる。
【0060】
ここで、現在のコミュニティプラットフォームでは、ユーザーが会話グループに自由に出入りすると、取引が不安定となる。たとえば、売り手が商品を発送した後、買い手がコミュニティを離れてしまった場合には、売り手は買い手に連絡できなくなってしまう。
【0061】
このため、プラットフォームでは、ユーザーa又はコミュニティAがコミュニティBに加入又は合併できる。このようにすることで、コミュニティBの取引活動を一元的に管理できる。
【0062】
次に、
図2を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態によって示されるグループデータ管理方法のフローチャートである。
【0063】
本実施形態において、グループデータ管理方法は、第1のユーザー端末21から第1のグループ設立リクエストと第1のユーザー情報を受信する(ステップS101)。
【0064】
グループデータ管理システム1は、第1のユーザーが第1のユーザー端末21を介して第1のグループ設立リクエストを送信し、サーバ11が第1のグループ設立リクエストに応答してコミュニティ(以下、第1のグループという)を作成する。
【0065】
本実施形態では、サーバ11は、第1のユーザー情報に基づいて第1のグループリストを生成し(ステップS102)、第1のグループリストには第1のユーザー情報が含まれる。
【0066】
他の実施形態では、第1のユーザー情報を受信することに加えて、サーバ11は第3のユーザー情報(又は更に他のユーザ情報)も受信する。サーバ11は、第1のユーザー情報と第3のユーザー情報とを含む第1のグループリストを生成する。
【0067】
この取引処理において、サーバ11は、第2のユーザー端末22からグループ加入リクエストと第2のユーザー情報とを受信する(ステップS103)。
【0068】
本実施形態では、サーバ11がグループ加入リクエストに直接応答し、第1のグループリストに第2のユーザー情報を追加する(ステップS104)。
【0069】
他の実施形態では、サーバ11は、グループ加入リクエストを第1のユーザー端末21に提供し、第1のユーザー端末21から加入同意の情報を受信した場合にのみ、第2のユーザー情報が第1のグループリストに追加される(ステップS104)。
【0070】
本実施形態では、第2のユーザーが第1のグループへの参加をリクエストする。他の実施形態では、第2のグループは第1のグループとの統合をリクエストする。ここで、第2のグループには第2のユーザーが含まれる。
【0071】
具体的には、サーバ11は、第2のユーザー端末22から第2のグループ設立リクエストと第2のユーザー情報を受信し、サーバ11は、第2のグループ設立リクエストに応答して、第2のユーザー情報を含む第2のグループリストを生成する。
【0072】
あるいは、サーバ11は、第2のユーザー情報に加えて第4のユーザー情報(又はその他のユーザー情報)も受信し、第2のユーザー情報と第4のユーザー情報を含む第2のグループリストを生成する。
【0073】
サーバ11は第2のユーザー端末22からグループ統合リクエストを受信すると、サーバ11はグループ統合リクエストに応答して、第2のグループリストに含まれる情報を第1のグループリストに追加する。第2のグループリストに含まれる情報には、例えば、第2のユーザー情報又は他のユーザー情報が含まれる。
【0074】
例えば、第1のグループリストには第1のユーザー情報と第3のユーザー情報が元々含まれており、第2のグループリストには第2のユーザー情報と第4のユーザー情報が元々含まれているが、合併後の第1のグループリストには第1のユーザー情報、第2のユーザー情報、第3のユーザー情報、及び第4のユーザー情報が含まれる。
【0075】
他の実施形態では、サーバ11が第2のユーザー端末22からグループ統合リクエストを受信した後、サーバ11はグループ統合リクエストに応答して第3のグループリストを生成する。ここで、第3のグループリストには、第1のグループリストに含まれる情報と第2のグループリストに含まれる情報とが含まれる。
【0076】
ここで、第3のグループは、第1のグループと第2のグループに基づいて生成された新たなコミュニティである。
【0077】
本実施形態では、統合は、第2のコミュニティが第1のコミュニティに加入し又は併合しても良く、第2のコミュニティを第1のサブコミュニティのサブコレクションとさせても良い。第2のコミュニティと第1のコミュニティを合併させ、第2のコミュニティを第1のコミュニティに統合させる。
【0078】
本実施形態では、第1のグループと第2のグループを統合させた後、サーバ11は第2のグループの第2のグループリストを削除する。
【0079】
つまり、第2のコミュニティのメンバーは全て第1のコミュニティに完全に加入し、元々あった第2のコミュニティは存在しなくなる。
【0080】
他の実施形態としては、第1のグループが第2のグループを統合した後、サーバ11は尚も第1のグループの第1のグループリストと第2のグループの第2のグループリストをそれぞれ維持する。
【0081】
したがって、第1のグループと第2のグループの全てのメンバーは、それぞれの元のコミュニティに尚も存在する。この場合、第1のグループと第2のグループはまだ独立して存在しているため、別々にメンバーを募集することができる。
【0082】
再び
図2を参照すると、グループが確立された後、サーバ11はユーザー端末から取引情報を受信し(ステップS105)、ユーザーは、ユーザー端末を介してサーバ11のプラットフォームとやり取りして、取引活動を完了する。
【0083】
取引過程において、本実施形態では、第2のグループが第1のグループに加入した後、もし、プラットフォームユーザーがプラットフォーム インターフェイスで第2のグループを検索すると、プラットフォームは検索リクエストに応答し、第1のグループの情報を返信する。
【0084】
本実施形態では、返信される情報は、第1のグループの付属コミュニティとなる第2のグループに関連する情報を含む。たとえば、第2のグループは、2023年1月1日に第1のグループの付属コミュニティとなる。
【0085】
他の実施形態では、第2のグループが第1のグループと合併された後、プラットフォームユーザーがプラットフォームインターフェイスで第1のグループ又は第2のグループを検索すると、プラットフォームは検索リクエストに応答し、第1のグループと第2のグループの共同コミュニティの情報を返信する。
【0086】
本実施形態では、返信される情報には、第1のグループと第2のグループが共同コミュニティであるという関連情報が含まれ、例えば、第1のグループと第2のグループは2023年1月1日に共同コミュニティとなる。
【0087】
取引活動中に、第2のグループが第1のグループに加わると、第2のグループのオリジナルメンバーによってサーバ11にアップロードされた投稿データは、第1のグループのインターフェイスに表示される。
【0088】
第2のグループと第1のグループとが統合されると、元の第1のグループ又は第2のグループのメンバーがサーバ11にアップロードした投稿データが、第1のグループと第2のグループの共同インターフェイスに表示される。
【0089】
本実施形態では、ステップS105において、サーバ11は、第1のグループにも第2のグループにも参加していない第5のユーザー端末(図示せず)から取引情報を受信し、この取引情報を第1のグループ又は第1のグループと第2のグループとの共同コミュニティに公開する。
【0090】
例えば、第5のユーザー端末は、マーケティング会社、マーチャント、又はプラットフォームのメンバーであり、プラットフォームを介して、不参加グループにおける広告の掲載又はオファーの売買に関する情報を取得する。
【0091】
取引活動において、サーバ11は取引が目標に達したか失敗したかを判定する(ステップS106)。ここで、判定内容は、例えば、共同購入の設定人数に達しているかどうか、又は共同購入の期限が切れているがまだ人数に達していない等である。
【0092】
本実施形態では、サーバ11が、取引が目標に達するか失敗したと判定した場合(ステップS106、判定結果は「Yes」となる)、取引活動は終了する(ステップS107)。
【0093】
本実施形態では、新しく生成されたコミュニティは、目的を持ったコミュニティ(野菜の共同購入等)であり、コミュニティは、取引活動が終了すると(取引の目的が達成又は失敗すると)解散する。
【0094】
他の実施形態では、新たに生成されたコミュニティは、取引活動が終了した後も存在し続け、次の取引を継続する。
【0095】
サーバ11が、取引が目標に達しておらず、成功していないと判断した場合(ステップS106、判断結果は「No」となる)、取引活動は継続する。
【0096】
取引活動において、サーバ11は、第2のユーザー端末22からグループ退出リクエストを受信したと判断する(ステップS108)。
【0097】
サーバ11は、第2のユーザー端末22からグループ退出リクエストを受信していないと判定した場合(ステップS108、判定結果が「No」である)、第1のユーザー端末21または第2のユーザー端末22から取引情報を受信し続け(ステップS105)、取引活動を実行する。
【0098】
サーバ11は、第2のユーザー端末22からグループ退出リクエストを受信したと判定した場合(ステップS108、判定結果が「Yes」である)、グループ退出リクエストは第1のユーザー端末21に提供される(ステップS109)。
【0099】
その後、サーバ11は、第1のユーザー端末21から脱退同意情報を受信したと判断する(ステップS110)。
【0100】
サーバ11は、第1のユーザー端末21から脱退同意情報を受信していないと判断した場合(ステップS110、判断結果が「No」である)、例えば、第1のユーザーが応答しなかったり、同意しなかったりした場合には、サーバ11は、第2のユーザー端末22のグループ退出リクエストに応答せず、引き続き第1のユーザー端末21または第2のユーザー端末22から取引情報を受信し(ステップS105)、取引活動を実行する。
【0101】
サーバ11は、第1のユーザー端末21から脱退同意情報を受信したと判定した場合(ステップS110、判定結果が「Yes」である)、第2のユーザー情報を第1のグループリストから削除する(ステップS111)。
【0102】
本実施形態では、サーバ11のプラットフォームは、第1のグループと第2のユーザーとの間の取引活動に介入し、第2のユーザーが取引の失敗を避けるために単独で共同購入コミュニティから離れることができないようにする。
【0103】
なお、本実施形態に示すフローチャートの各ステップは、必ずしもその番号順に実行する必要はない。例えば、ステップS106とステップS107をステップS111の後、又はステップS105の前に移動しても良い。
【0104】
本実施形態では、第1のユーザーが第2のユーザーの脱退に同意した場合、サーバ11は第2のユーザー情報を第1のグループリストから削除する。
【0105】
他の実施形態では、第2のユーザーが第2のコミュニティと共に第1のコミュニティに統合される状況で、第1のユーザーが第2のコミュニティ(第2のユーザーを含む)の脱退に同意した場合、サーバ11は第2のグループリストに含まれる情報を第1のグループリストから削除する。
【0106】
他の実施形態では、第2のユーザーが第1のコミュニティを第2のコミュニティと統合して第3のコミュニティを生成する状況で、第1のユーザーが第2のコミュニティ(第2のユーザーを含む)から脱退することに同意すると、サーバ11は第2のグループリストに含まれる情報を第3のグループリストから削除する。
【0107】
本実施形態では、サーバ11は、第1のユーザー端末21から第1のグループ設立リクエストと第1のユーザー情報を受信し(ステップS101)、第1のユーザーによって設定された数量目標と第1の順位条件目標を受信する。
【0108】
例えば、第1のユーザーは、野菜の共同購入のための第1のグループを作成するときに、共同購入の数量と共同購入が開催されると予想されるエリアも設定する。本実施形態では、数量目標とは、グループで購入する人数を意味する。
【0109】
他の実施形態としては、数量目標は、人数、取引数、取引対象の数、ファンの数、閲覧数、「いいね」が押された数、シェア数、又はコメント数であっても良い。
【0110】
条件目標とは、同じ物流価格での行政区域、地理的区域、輸送範囲を意味する。具体的には、台北市に位置する販売者は、台北市と、台北市を囲うように位置する新北市を第1の順位条件目標として設定する。そして、桃園と宜蘭を第2の順位条件目標として設定する。
【0111】
本実施形態では、第1のユーザーは、第1のグループを設立すると共に第1の順位条件目標を設定し、第2の順位条件目標は、第1のグループの設立時又は設立後に設定することができる。
【0112】
本実施形態では、第2のユーザーは第2のグループを作成する。サーバ11は、第2のユーザー端末22から条件情報を受信すると、第2のグループを作成できる。
【0113】
条件情報は条件目標に対応する。たとえば、第2のユーザーは第2のグループを作成すると共に、そのグループが属する地域 (上述した台北市内にある大安区の地域共同購入協会等) を記録(ユーザーによって能動的に記録しても良く、ユーザー端末によって自動的に記録しても良い)する。
【0114】
条件情報は、行政区域の範囲、地理的区域の範囲、目標物流価格を意味しても良い。このため、第2のグループにより設定された条件情報と第1のグループの条件対象とを比較できる。
【0115】
次に、
図3を参照して説明する。ここで、
図3は本発明の他の実施形態によって示されるグループデータ管理方法のフローチャートである。
【0116】
サーバ11は、ユーザー端末からグループ統合リクエストを受信すると(ステップS201)、第1のグループリストに含まれる人数が数量目標に達していないと判断する(ステップS202)。
【0117】
第1のグループリストに含まれる人数が数量目標に達したと判定された場合(ステップS202、判定結果が「No」となる)、共同購入目標を達成したことを示すので、取引を終了する(ステップS203)。
【0118】
本実施形態では、新たに生成されたコミュニティは、目的を持ったコミュニティ(野菜の共同購入等)であり、コミュニティは、取引活動が終了すると(取引の目的が達成又は失敗すると)解散する。
【0119】
他の実施形態では、新たに生成されたコミュニティは、取引活動が終了した後も存在し続け、次の取引を継続する。
【0120】
第1のグループリストに含まれる人数が数量目標に達していないと判定された場合(ステップS202、判定結果が「Yes」である)、サーバ11は、第1のユーザーが設定した第1の順位条件目標に第2のユーザーが設定した条件情報が含まれるか否かを判定する(ステップS204)。
【0121】
たとえば、第1のユーザーが設定した第1の順位条件目標は、台北市の消費者である。第2のユーザーが設定した条件情報は、台北市大安区で商品を受け取ることであるため、第1の順位条件目標には条件情報が含まれる。
【0122】
サーバ11が第1の順位条件目標に条件情報が含まれていると判定した場合(ステップS204、判定結果が「Yes」である)、サーバ11は、第2のグループリストに含まれる情報を第1のグループリストに追加する(ステップS205)。
【0123】
したがって、第2のグループは第1のグループを統合して、共同で共同購入目標を達成する。
【0124】
サーバ11は、第1の順位条件目標に条件情報が含まれていないと判定した場合(ステップS204、判定結果が「No」である)、デフォルトマージ時間に達したか否かを判定する(ステップS206)。
【0125】
ここで、デフォルトマージ時間とは、予め設定された時刻を指し、絶対時間(例:2023年2月1日午後0時0分)、又は相対時間(例:第1のグループの設立からジャスト1か月後等)であり得る。
【0126】
本実施形態では、デフォルトマージ時間は、ユーザーが設定することも、プラットフォームによって自動的に生成することもできる。
【0127】
本実施形態において、デフォルトマージ時間は、取引終了時刻が決定される前の時刻を指す。たとえば、入札終了日が2023年2月1日の午後0時0分の場合には、デフォルトマージ時間は1か月前の入札終了日、つまり2023年1月1日の午後0時0分にできる。
【0128】
サーバ11が、デフォルトマージ時間に達していないと判定した場合(ステップS206、判定結果が「No」である)、第2のグループの条件情報が第1のグループが設定した条件目標を満たしていないため、サーバ11は以下のように動作する。
【0129】
サーバ11は、ユーザー端末からグループ統合リクエストを受信し続け(ステップS201)、第1のグループと統合する条件を満たす他のグループを探索する。
【0130】
サーバ11は、デフォルトマージ時間に達したと判定した場合(ステップS206、判定結果が「Yes」である)、サーバ11は、第1のユーザーが設定した第2の順位条件目標に第2のユーザーが設定した条件情報が含まれるか否かを判定する(ステップS207)。
【0131】
たとえば、第1のユーザーが設定した第1の順位条件目標は、台北市の消費者であり、第2の順位条件目標は桃園市と宜蘭市の消費者であり、第2のユーザーが設定した条件情報は宜蘭市で商品を受け取ることである。このため、第1の順位条件目標には条件情報が含まれないが、第2の順位条件目標には条件情報が含まれる。
【0132】
ここで、第2の順位条件目標は、第1のグループを設立するとき、ユーザーにより第1の順位条件目標と第2の順位条件目標とを同時に設定することができ、サーバ11にアップロードされる。
【0133】
あるいは、サーバ11が、デフォルトマージ時間に達したと判定した場合(ステップS206、判定結果が「Yes」である)、サーバ11が第2の順位目標を発送して、第の1ユーザー端末21に設定するようにリクエストし、第1のユーザー端末21から第2の順位条件目標の設定を受け付けても良い。
【0134】
サーバ11が第1のユーザーが設定した第2の順位条件目標に第2ユーザーが設定した条件情報が含まれていないと判定した場合(ステップS207、判定結果が「No」である)、サーバ11はユーザー端末からグループ統合リクエストを受信し続け(ステップS201)、第1のグループと統合する条件目標を満たす他のグループを探す。
【0135】
サーバ11は第1のユーザーが設定した第2の順位条件目標に第2のユーザーが設定した条件情報を含むと判定した場合(ステップS207、判定結果が「Yes」である)、サーバ11は第2のグループリストに含まれる情報を第1のグループリスト(第1のグループリスト)に追加する(ステップS205)。
【0136】
したがって、第2のグループは第1のグループを統合し、共に共同購入目標を達成する。
【0137】
本実施形態の取引活動では、宜蘭市にある第2のグループ(第2の順位条件目標)に物品を輸送する物流コストは、台北市に輸送する物流コスト(第1の順位条件目標)よりも高くなってしまうものの、取引フローから導き出される取引コストと比較すると、尚もコストを抑えることができる余地がある。
【0138】
このように、本実施形態におけるグループデータ管理方法は、グループ統合をすることにより取引コストを効果的に削減できる。
【0139】
なお、本実施形態で示したフローチャートの各ステップは、必ずしも例示した順番に実行する必要はなく、例えば、ステップS202、ステップS203をステップS204の最後に移すことも可能である。
【0140】
本実施形態では、サーバ11はグループデータ管理方法の実行中(例えば、ステップS108の後)、デフォルト脱退時間に達したか否かを判定する。
【0141】
ここで、デフォルト脱退時間とは、事前に設定された時刻を指し、絶対的な時刻(たとえば、2023/2/1の午後0時0分)にすることもでき、相対的な時刻(たとえば、第1のグループが確立されてからジャスト1か月後)を指定することもできる。
【0142】
デフォルト脱退時間は、ユーザーが設定しても良く、プラットフォームが自動的に生成するようにしても良い。
【0143】
図2を参照して説明する。ステップS108の後、サーバ11がデフォルト脱退時間に達したと判断した場合、サーバ11はステップS111を直接実行する。
【0144】
サーバ11は、デフォルト脱退時間に達していないと判断した場合、ステップS109~S110を実行する。
【0145】
換言すると、デフォルト脱退時間は、第1のグループに加入した第2のユーザー、又は第1のグループに統合された第2のグループが自らの意思でグループを脱退できる時間分割点である。
【0146】
デフォルト脱退時間が来る前に、第2のユーザー(第2のグループ)がグループを離れる行為は制限されている。
【0147】
デフォルト脱退時間に達した後、第2のユーザー(第2のグループ)は自由にグループを脱退することができる。これにより、プラットフォームメカニズムを利用して取引の安定性を提供できる。
【0148】
本実施形態では、デフォルト脱退時間は、ステップS101~S102で、第1のグループを作成するときに、第1のユーザーによって設定される。
【0149】
他の実施形態では、デフォルト脱退時間は、ステップS103~S104で、第1のグループに参加するときに第2のユーザーによって設定される。
【0150】
ここで、サーバ11は、第2のユーザー端末22が送信したデフォルト脱退時間の設定情報を受信し、第1のユーザー端末21にデフォルト脱退時間の設定情報を提供する。
【0151】
サーバ11は、第1のユーザー端末21が発送したデフォルト脱退時間の合意情報を受信した後、第1のグループに対して第2ユーザーのデフォルト脱退時間を設定する。
【0152】
たとえば、第2のユーザーが共同購入グループに参加するとき、第1のグループにデフォルト脱退時間を設定するようリクエストし、デフォルト脱退時間に達すると、自由にグループを脱退できる。
【0153】
本実施形態では、デフォルト脱退時間は、特定のイベントが発生する時刻を指す。たとえば、第2のユーザーがライブブロードキャストグループに加入した後、ライブブロードキャストが終了した後に自由にグループから脱退することができる。
【0154】
本発明については上記の実施形態を通じて説明したが、これらの実施形態は、特許請求の範囲を実施形態の範囲に限定する趣旨ではない。また、当業者であれば、本件の趣旨と範囲を逸脱することなく、若干の変更や修正を行うことができるが、そのような変更を行ったものも、本願の技術的範囲に属するものとする。また、本願の技術的範囲は特許請求の範囲に基づいて定められる。
【符号の説明】
【0155】
1 グループデータ管理システム
11 サーバ
110 ネットワーク
12 データストレージモジュール
21 第1のユーザー端末
211 入力モジュール
212 ディスプレイモジュール
213 通信モジュール
22 第2のユーザー端末
221 入力モジュール
222 ディスプレイモジュール
223 通信モジュール
23 第3のユーザー端末
231 入力モジュール
232 ディスプレイモジュール
233 通信モジュール
24 第4のユーザー端末
241 入力モジュール
242 ディスプレイモジュール
243 通信モジュール
S101~S111 ステップ
S201~S207 ステップ
【外国語明細書】