(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024097577
(43)【公開日】2024-07-19
(54)【発明の名称】配信サーバ、配信方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 67/02 20220101AFI20240711BHJP
G06Q 50/40 20240101ALI20240711BHJP
H04L 51/18 20220101ALI20240711BHJP
【FI】
H04L67/02
G06Q50/30
H04L51/18
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023001123
(22)【出願日】2023-01-06
(71)【出願人】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】TOPPANホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 義輝
(72)【発明者】
【氏名】小松 嵩実
(72)【発明者】
【氏名】林 明穂
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC41
5L050CC41
(57)【要約】
【課題】Webhook情報及びポストバックデータを利用して効率よくメッセージを配信する。
【解決手段】通知先に送信する本メッセージに含まれるコンテンツに、通知先にて前記本メッセージにおける前記コンテンツへの操作に対する応答として前記通知先に送信することが前記シナリオに予定されている次メッセージを識別する次メッセージ識別情報を含むポストバックデータを設定するメッセージ生成部と、前記通知先にて前記コンテンツが操作された場合に前記通信事業者から通知されるWebhook情報であって、前記ポストバックデータを含むWebhook情報を取得する取得部と、前記Webhook情報に含まれる前記次メッセージ識別情報を用いて、前記次メッセージを特定する特定部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信事業者を介し、RCS(Rich Communication Services)を用いて、シナリオに定められた一連のメッセージを、通知先から得られる応答に応じて送信する配信サーバであって、
前記通知先に送信する本メッセージに含まれるコンテンツに、前記通知先にて前記本メッセージにおける前記コンテンツへの操作に対する応答として前記通知先に送信することが前記シナリオに予定されている次メッセージを識別する次メッセージ識別情報を含むポストバックデータを設定するメッセージ生成部と、
前記通知先にて前記コンテンツが操作された場合に前記通信事業者から通知されるWebhook情報であって、前記ポストバックデータを含むWebhook情報を取得する取得部と、
前記Webhook情報に含まれる前記次メッセージ識別情報を用いて、前記次メッセージを特定する特定部と、
を備える配信サーバ。
【請求項2】
前記メッセージ生成部は、前記コンテンツに、前記シナリオを識別するシナリオ識別情報、及び前記本メッセージを識別する本メッセージ識別情報を含む前記ポストバックデータを設定し、
前記特定部は、前記Webhook情報に含まれる前記本メッセージ識別情報を用いて、前記本メッセージを特定する、
請求項1に記載の配信サーバ。
【請求項3】
前記メッセージ生成部は、前記コンテンツに、前記本メッセージ及び前記本メッセージの宛先と送信日時の組合せを一意に識別するユニーク識別情報を含む前記ポストバックデータを設定し、
前記特定部は、前記Webhook情報に含まれる前記ユニーク識別情報を用いて、前記本メッセージの宛先と送信日時を特定する、
請求項1に記載の配信サーバ。
【請求項4】
通信事業者を介し、RCS(Rich Communication Services)を用いて、シナリオに定められた一連のメッセージを、通知先から得られる応答に応じて送信する配信サーバであるコンピュータが行う配信方法であって、
メッセージ生成部が、前記通知先に送信する本メッセージに含まれるコンテンツに、前記通知先にて前記本メッセージにおける前記コンテンツへの操作に対する応答として前記通知先に送信することが前記シナリオに予定されている次メッセージを識別する次メッセージ識別情報を含むポストバックデータを設定し、
取得部が、前記通知先にて前記コンテンツが操作された場合に前記通信事業者から通知されるWebhook情報であって、前記ポストバックデータを含むWebhook情報を取得し、
特定部が、前記Webhook情報に含まれる前記次メッセージ識別情報を用いて、前記次メッセージを特定する、
配信方法。
【請求項5】
コンピュータを、請求項1に記載の配信サーバとして動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記配信サーバが備える各部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配信サーバ、配信方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
オンラインで情報を通知する電子通知サービスがある。特許文献1では、通知先の相手がすぐに見ることのできる確率が高いメールアドレスに情報を送信する技術が開示されている。このような電子通知サービスのうち、通信事業者を介するものとして携帯電話番号を宛先とするメッセージサービスがあり、例えば、RCS(Rich Communication Services)がある。
【0003】
RCSを用いた場合、通知したメッセージに対して通知先にて応答の操作(アクション)が行われると、当該操作がなされた内容及び当該操作がなされた通信装置の電話番号等が、Webhook情報として通信事業者から通知元に送信される。
【0004】
また、RCSを用いた場合、通知元は、通知先に送信するメッセージに含まれる、「はい」、「いいえ」などが示された操作ボタン等のコンテンツに、ポストバックデータを設定することができる。通知先にてコンテンツの操作が行われると、コンテンツに設定されていたポストバックデータを含むWebhook情報が、通信事業者から通知元に送信される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このようなWebhook情報及びポストバックデータを利用して、効率よくメッセージを配信するという点において改善の余地があった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、Webhook情報及びポストバックデータを利用して効率よくメッセージを配信することができる配信サーバ、配信方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明に係る配信サーバは、通信事業者を介し、RCS(Rich Communication Services)を用いて、シナリオに定められた一連のメッセージを、通知先から得られる応答に応じて送信する配信サーバであって、前記通知先に送信する本メッセージに含まれるコンテンツに、前記通知先にて前記本メッセージにおける前記コンテンツへの操作に対する応答として前記通知先に送信することが前記シナリオに予定されている次メッセージを識別する次メッセージ識別情報を含むポストバックデータを設定するメッセージ生成部と、前記通知先にて前記コンテンツが操作された場合に前記通信事業者から通知されるWebhook情報であって、前記ポストバックデータを含むWebhook情報を取得する取得部と、前記Webhook情報に含まれる前記次メッセージ識別情報を用いて、前記次メッセージを特定する特定部と、を備える。
【0009】
また、本発明に係る配信方法は、通信事業者を介し、RCS(Rich Communication Services)を用いて、シナリオに定められた一連のメッセージを、通知先から得られる応答に応じて送信する配信サーバであるコンピュータが行う配信方法であって、メッセージ生成部が、前記通知先に送信する本メッセージに含まれるコンテンツに、前記通知先にて前記本メッセージにおける前記コンテンツへの操作に対する応答として前記通知先に送信することが前記シナリオに予定されている次メッセージを識別する次メッセージ識別情報を含むポストバックデータを設定し、取得部が、前記通知先にて前記コンテンツが操作された場合に前記通信事業者から通知されるWebhook情報であって、前記ポストバックデータを含むWebhook情報を取得し、特定部が、前記Webhook情報に含まれる前記次メッセージ識別情報を用いて、前記次メッセージを特定する。
【0010】
また、本発明に係るプログラムは、上記に記載の配信サーバとして動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記配信サーバが備える各部として機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、Webhook情報及びポストバックデータを利用して効率よくメッセージを配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す概略ブロック図である。
【
図3】実施形態に係る配信サーバ10が行う処理を説明するための図である。
【
図4】実施形態に係る配信サーバ10が行う処理を説明するための図である。
【
図5】実施形態に係る配信サーバ10の構成例を示すブロック図である。
【
図6】実施形態に係る配信情報120の例を示す図である。
【
図7】実施形態に係る配信情報120の例を示す図である。
【
図8】実施形態に係る応答情報121の例を示す図である。
【
図9】実施形態に係る情報処理システム1が行う処理の流れを示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す概略ブロック図である。情報処理システム1は、例えば、配信サーバ10と、企業サーバ20と、通信事業者サーバ30と、通信端末40とを含む。
【0015】
配信サーバ10は、通信端末40に対するメッセージを送信するサービスを提供する事業者が管理するサーバ装置である。配信サーバ10は、通信端末40に対するメッセージを、通信事業者サーバ30を介して送信(配信)する。配信サーバ10は、電話番号を宛先とするメッセージサービスであるRCS(Rich Communication Services)を用いてメッセージを送信する。配信サーバ10は、企業サーバ20、及び通信事業者サーバ30との間で無線通信又は有線通信をする。
【0016】
企業サーバ20は、メッセージの配信を情報処理システム1に依頼する依頼者が管理するサーバ装置である。依頼者は、例えば、送信先のユーザに対して情報を提供する企業や団体、例えば銀行や保険会社等である。企業サーバ20は、配信サーバ10との間で無線通信又は有線通信をする。
【0017】
通信事業者サーバ30は、通信事業者によって管理されるサーバ装置である。通信事業者は、例えば、自らが保有又は運用する通信回線を用いて、電話番号を利用した通信サービスを通信端末40に提供するMNO(Mobile Network Operator、移動体通信事業者)である。通信サービスには、RCSを用いた通信が含まれる。通信事業者サーバ30は、配信サーバ10、及び通信端末40との間で無線通信又は有線通信をする。通信事業者サーバ30は、配信サーバ10からの配信リクエストに応じて、RCSを用いたメッセージを通信端末40に送信する。
RCSを用いた通信サービスでは、通信端末40に送信したメッセージに対するWebhook(ウェブフック)情報が、配信サーバ10に送信される。Webhook情報は、メッセージのステータス、例えば、メッセージが受信された、既読になった、或いは応答などの操作(アクション)がされた等を示す情報である。
【0018】
通信端末40は、スマートフォン又は携帯電話など、電話番号を対応づけることが可能な通信装置である。通信端末40は、ユーザ等によって、通信事業者サーバ30の事業者と、通信端末40を用いた通信サービスを利用するための契約がなされる。通信端末40は、契約している通信事業者が提供する通信サービスを用いて通信することが可能である。通信端末40には電話番号が割り当てられており、この電話番号を送信先とした通信、すなわちRCSを用いた通信を行う機能を有する。
通信端末40は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示部と、ユーザによる操作を受け付けるタッチパネル等の操作部を有する。通信端末40は、通信事業者サーバ30及び通信端末40を通信相手として通信ネットワークNWを用いた通信をする。ユーザは、例えば生活者である。
【0019】
図2は、実施形態に係るメッセージの例を示す図である。
図2には、メッセージM1~M3のそれぞれのメッセージが、順に、通信端末40に通知された場合において通信端末40の表示画面に表示される情報が示されている。
【0020】
この図の例に示すように、通信端末40には、複数のメッセージが通知される。複数のメッセージは、例えば、予め決定されたシナリオに応じて送信される。ここでのシナリオは、送信するメッセージや、送信したメッセージに対して得られた応答に応じて、どのような順序でどのようなメッセージを送信するかを規定する情報である。
【0021】
また、メッセージには、テキストで示された案内文の他に、応答の操作を行うことができるコンテンツが含まれる場合がある。この図の例では、メッセージM1には、テキストT1が含まれる。メッセージM2には、カルーセルCが含まれる。カルーセルCには、タップ操作を受け付けるボタンCB1、CB2が含まれる。また、メッセージM3には、テキストT2、およびボタンBが含まれ、ボタンBには、「はい」が示されたボタンMB1、および「いいえ」が示されたボタンMB2が含まれる。
【0022】
これらの応答の操作を行うことができるコンテンツが操作されると、Webhook情報が、通信事業者を介して、通知元である配信サーバ10に送信される。Webhook情報には、コンテンツが操作された通信端末40の電話番号、通信事業者によって付されたメッセージID、および操作されたコンテンツなどが含まれる。
【0023】
また、操作されたコンテンツにポストバックデータが設定されていた場合、そのポストバックデータを含むWebhook情報が配信サーバ10に送信される。ポストバックデータは、メッセージを生成する際に、通知元である配信サーバ10によって設定することができるデータである。
【0024】
配信サーバ10は、シナリオにしたがった一連のメッセージを配信する。ここで、シナリオについて、
図3および
図4を用いて説明する。
【0025】
図3および
図4は、実施形態の配信サーバ10が行う処理を説明するための図である。
図3および
図4には、シナリオにしたがって一連のメッセージが送信される様子が模式的に示されている。
【0026】
図3に示すように、例えば、シナリオID(AAA)にて識別されるシナリオにおいて、1通目に送信されるメッセージは、識別ID(start)にて識別されるメッセージである。この図の例では、「○○様、いつもありがとうございます…」との案内文が示されたテキストが含まれるメッセージが、1通目に送信されるメッセージであることが示されている。
【0027】
図4に示すように、例えば、シナリオID(BBB)にて識別されるシナリオにおいて、1通目に送信されるメッセージは、識別ID(start)にて識別されるメッセージである。この図の例では、「支払い通知を紙で…」との案内文が示されたテキスト、「紙を継続」と示されたボタンB1、および「電子通知を選択」と示されたボタンB2が含まれるメッセージが、1通目に送信されるメッセージであることが示されている。
【0028】
シナリオでは、メッセージに、通知先にて操作可能なコンテンツ(この図の例ではボタンB1、B2)が含まれる場合、通知先にて行われた操作に応じて、次に配信サーバ10から通信端末40宛てに送信するメッセージが指定されている。
【0029】
この図の例では、ボタンB1が操作された場合、2通目に送信されるメッセージは、識別ID(traditional)にて識別されるメッセージである。この図の例では、「ありがとうございます…」との案内文が示されたテキストのみが含まれるメッセージが、2通目に送信されるメッセージであることが示されている。
【0030】
一方、ボタンB2が操作された場合、2通目に送信されるメッセージは、識別ID(digital)にて識別されるメッセージである。この図の例では、「電子通知を…」との案内文が示されたテキスト、「メール」と示されたボタンB3、および「メッセージサービス」と示されたボタンB4が含まれるメッセージが、2通目に送信されるメッセージであることが示されている。
【0031】
一方、ボタンB2が操作された場合、2通目に送信されるメッセージは、識別ID(digital)にて識別されるメッセージである。この図の例では、「電子通知を…」との案内文が示されたテキスト、「メール」と示されたボタンB3、および「メッセージサービス」と示されたボタンB4が含まれるメッセージが、2通目に送信されるメッセージであることが示されている。
【0032】
また、この図の例では、2通目にメッセージとして識別ID(digital)にて識別されるメッセージを送信した場合において、通知先にてボタンB3が操作された場合、3通目に送信されるメッセージは、識別ID(mail)にて識別されるメッセージであることが示されている。
【0033】
配信サーバ10は、上述したようなシナリオにしたがって、一連のメッセージを送信する。
【0034】
まず、配信サーバ10は、シナリオにしたがって、一通目のメッセージ(以下、本メッセージ)を通信端末40宛てに送信する。例えば、配信サーバ10は、シナリオID(BBB)にて特定されるシナリオに定められた1通目のメッセージ、つまり識別ID(start)にて特定されるメッセージを、通信端末40宛てに送信する。
【0035】
これにより、通信端末40は、通信事業者サーバ30を介して本メッセージを受信し、例えば、受信した本メッセージを通信端末40の表示画面に表示する。その後、表示された本メッセージのコンテンツがユーザ等により操作されると、その操作に対応するWebhook情報が配信サーバ10に送信される。例えば、通信端末40に表示された識別ID(start)にて特定されるメッセージのボタンB1が操作されると、その操作に対応するWebhook情報が、通信事業者サーバ30を介して、配信サーバ10に送信される。
【0036】
配信サーバ10は、Webhook情報を受信すると、ユーザからの応答の操作(アクション)に応じて、次に送信するメッセージ(以下、次メッセージ)を特定する。例えば、まず、配信サーバ10は、受信したWebhook情報に基づいて、ユーザによって行われた応答の操作を特定する。例えば、配信サーバ10は、Webhook情報に基づいて、識別ID(start)にて特定されるメッセージにおける、ボタンB1が操作されたことを特定する。
【0037】
そして、配信サーバ10は、シナリオを参照し、ユーザからの応答に応じて、次メッセージを特定する。例えば、配信サーバ10は、シナリオID(BBB)にて特定されるシナリオを参照し、識別ID(start)にて特定されるメッセージのボタンB1が操作された場合に送信するメッセージとして、識別ID(traditional)にて特定されるメッセージを、次メッセージとして特定する。
【0038】
ここで、次メッセージを特定するには、Webhook情報に基づいて、どのようなメッセージのどのようなコンテンツに対して応答の操作が行われたのか特定する処理と、特定した操作等の情報に基づいてシナリオを参照することにより次メッセージを特定する処理の、2つの処理を実行する必要があった。
【0039】
例えば、本実施形態のような電子通知サービスでは、複数の通信端末40に、同じシナリオによるメッセージを一斉に送信するようなバッチ処理が行われる場合がある。この場合、配信サーバ10は、一斉にメッセージを送信したそれぞれの通信端末40において応答の操作が行われたタイミングにて、次メッセージを送信する必要があるため、次メッセージを送信する処理が集中する場合があり得る。処理が集中するような場合、次メッセージを特定するための処理負担が小さいほうがよい。
【0040】
そこで、本実施形態では、Webhook情報に基づいて、次メッセージを特定できるようにした。具体的には、本メッセージに含まれるコンテンツに、次メッセージの識別IDを含むポストバックデータを設定するようにした。これにより、通信端末40にて本メッセージのコンテンツが操作されたことに応じて通知されるWebhook情報に、次メッセージの識別IDを含むポストバックデータが含まれることになる。このため、配信サーバ10は、Webhook情報を受信した場合に、受信したWebhook情報に基づいて、次メッセージを特定することが可能となる。Webhook情報に基づいて次メッセージを特定することができるため、Webhook情報に基づいて操作等を特定し、その上で、特定した操作等の情報に基づいて次メッセージを特定する場合と比較して、処理負担を低減させることができる。すなわち、Webhook情報及びポストバックデータを利用して効率よくメッセージを配信することが可能となる。
【0041】
図5は、実施形態に係る配信サーバ10の構成例を示すブロック図である。
図5に示すように、配信サーバ10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。通信部11は、企業サーバ20、及び通信事業者サーバ30と通信を行う。記憶部12は、各種情報、例えば、配信情報120及び応答情報121を記憶する。配信情報120は、通信端末40に送信するメッセージに関する情報である。応答情報121は、通信端末40に送信したメッセージに対する応答に関する情報である。
【0042】
記憶部12は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access read/write Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。記憶部12は、例えば、不揮発性メモリを用いることができる。
【0043】
制御部13は、例えば、取得部130と、メッセージ生成部131と、特定部132と、ログ生成部133を備える。
【0044】
取得部130は、各種の情報を取得する。例えば、取得部130は、後述するメッセージ生成部131によって生成されたメッセージに関する情報を取得し、取得した情報を記憶部12に記憶させる。メッセージに関する情報が記憶部12に書き込まれることで、このメッセージに関する情報を配信情報120として用いることが可能となる。また、取得部130は、通信事業者サーバ30から受信したWebhook情報を取得し、取得したWebhook情報を記憶部12に記憶させる。Webhook情報が記憶部12に書き込まれることで、このWebhook情報を応答情報121として用いることが可能となる。
【0045】
メッセージ生成部131は、メッセージを生成する。メッセージ生成部131は、RCSで利用可能なメッセージ、例えば、
図2のカルーセルCを含むリッチカード、及び
図2のボタンMBを含むチップリストなどを生成する。メッセージ生成部131は、メッセージを生成する際に、メッセージに含まれるコンテンツ、例えば、
図2のボタンCB、およびボタンMBなどに、ポストバックデータを設定する。メッセージ生成部131は、コンテンツに、次メッセージの識別IDを含むポストバックデータを設定する。
【0046】
例えば、メッセージ生成部131は、コンテンツに、以下の情報を含むポストバックデータを設定する。
(1)シナリオID
(2)次メッセージの識別ID
(3)ユニークID
(4)本メッセージの識別ID
(5)任意の文字列
【0047】
シナリオIDは、シナリオを識別する識別情報である。シナリオIDは、例えば、
図3等に示す(AAA)のような文字列であってもよいし、数値、記号およびこれらの組合せであってもよい。
次メッセージの識別IDは、次メッセージを識別する識別情報である。識別IDは、例えば、
図3等に示す(start)のような文字列であってもよいし、数値、記号およびこれらの組合せであってもよい。
【0048】
ユニークIDは、メッセージを一意に識別する識別情報である。配信サーバ10が配信する全てのメッセージにおいてユニークとなる情報が、ユニークIDとして付与される。 例えば、同じ識別ID(degital)で特定される同一内容のメッセージであっても、そのメッセージを送信した日時が異なる場合には、異なるユニークIDが付与される。また、同じ識別ID(degital)で特定される同一内容のメッセージを、同じ日時に送信した場合であっても、そのメッセージを送信した宛先の携帯電話番号が異なる場合には、異なるユニークIDが付与される。また、同一内容のメッセージを、同じ日時に同じ宛先に、例えば異なる案件のそれぞれについて複数送信した場合であっても、それぞれのメッセージに対して異なるユニークIDが付与される。ユニークIDは、本メッセージ、及び本メッセージの送信態様(宛先と送信日時)の組合せを一意に識別する情報である。
なお、シナリオに含まれる複数のメッセージについては、それぞれのメッセージに対して同じユニークIDが付与される。例えば、
図2のメッセージM1~M3のそれぞれに対して同じユニークIDが付与される。同一のシナリオに含まれる複数のメッセージは、ユニークIDと識別IDの組合せによって特定することが可能である。
例えば、
図2のメッセージM1~M3のそれぞれに対して同じユニークID(例えば、CCC)が付与される。そして、
図2のメッセージM1には識別ID(例えば、start)が付与され、メッセージM2には、メッセージM1とは異なる識別ID(例えば、carousel)が付与される。そして、メッセージM3には、メッセージM1及びM2の何れとも異なる識別ID(例えば、question)が付与される。これにより、メッセージM1は、ユニークID(CCC)と識別ID(start)の組合せによって一意に特定することができる。メッセージM2は、ユニークID(CCC)と識別ID(carousel)の組合せによって一意に特定することができる。メッセージM3は、ユニークID(CCC)と識別ID(question)の組合せによって一意に特定することができる。
ユニークIDは、送信日時を示す文字列を含めるなど特定のルールにしたがって付されるものであってもよいし、UUID(Universally Unique Identifier)などのランダムに設定される文字列であってもよい。
【0049】
本メッセージの識別IDは、本メッセージを識別する識別情報である。
任意の文字列は、任意に設定されてよい。例えば、任意の文字列には、後述するログ生成部133によってログを生成する際に、人間が応答内容を把握し易くするためのコメント等が設定される。
【0050】
特定部132は、配信サーバ10が通信事業者サーバ30からWebhook情報を受信した場合に、受信したWebhook情報に基づいて、次メッセージを特定する。特定部132は、Webhook情報からポストバックデータを抽出し、抽出したポストバックデータに含まれる、次メッセージの識別IDを取得する。特定部132は、取得した識別IDで特定されるメッセージを、次メッセージとする。
【0051】
また、特定部132は、Webhook情報に基づいて、本メッセージを特定する。特定部132は、特定した本メッセージを、例えば、ログ生成部133に通知し、ログ生成部133にてどのようなメッセージに対してどのような応答が得られたか等の情報を含むログが生成される。
【0052】
特定部132は、Webhook情報からポストバックデータを抽出し、抽出したポストバックデータに含まれる、本メッセージの識別IDを取得する。特定部132は、取得した識別IDで特定されるメッセージを、本メッセージとする。
【0053】
ここで、Webhook情報には、本メッセージの宛先である、通信端末40の携帯電話番号が含まれる。このWebhook情報に含まれる携帯電話番号を、例えば、送信時に設定されたメッセージの宛先を突合させることにより、本メッセージを特定することが考えられる。
【0054】
しかしながら、本実施形態のような電子通知サービスにおいては、同一の通信端末40に対して、複数のメッセージを送信する場合があり得る。例えば、ユーザが複数台の自動車を保有しており、それぞれの自動車に自動車保険に加入させている場合、それぞれの自動車保険に関する通知を行うための、それぞれのメッセージが通知される。或いは、月ごとの請求に関する通知は、毎月、それぞれの月に応じたメッセージが通知される。このような場合、同一の通信端末40に対して、複数のメッセージが送信される。
【0055】
このように、同一の通信端末40に対して、複数のメッセージが送信された場合、Webhook情報に含まれる携帯電話番号に基づいて、本メッセージを特定しようとすると、既に送信済みの複数のメッセージのうち、何れのメッセージに対して応答があったのかを特定することが困難となる。
【0056】
これに対し、本実施形態では、コンテンツに、ユニークIDとシナリオIDと本メッセージの識別IDを含むポストバックデータを設定するようにした。これにより、Webhook情報にて通知される携帯電話番号を用いることなく、本メッセージの識別IDを特定することが可能となる。
【0057】
また、
図3および
図4の例に示すように、異なるシナリオに同一の識別IDを有する異なるメッセージが含まれるような場合に備えて、本実施形態では、コンテンツに、シナリオIDを含むポストバックデータを設定するようにした。これにより、異なるシナリオに同一の識別IDを有する異なるメッセージが含まれるような場合であっても、本メッセージの識別IDを容易に特定することが可能となる。
【0058】
また、特定部132は、Webhook情報に基づいて、本メッセージが配信された宛先及び日時を特定するようにしてもよい。本メッセージが配信された日時を特定することにより、例えば、ログ生成部133によって、何時配信したメッセージに対して、いつ頃どのような応答が得られたか等の情報を含むログを生成することが可能となる。
【0059】
特定部132は、Webhook情報からポストバックデータを抽出し、抽出したポストバックデータに含まれる、ユニークIDを取得する。特定部132は、取得したユニークIDに基づいて、本メッセージが、電子通知サービスにおいて送信した全てのメッセージのうちの何れのメッセージであるのかを特定する。
【0060】
ログ生成部133は、ログを生成する。ログは、送信したメッセージと、そのメッセージに対する応答に関する情報であって、例えば、送信したメッセージと、送信日時、当該メッセージに対して得られた応答内容、および応答に対応する操作が行われた日時などを示す情報である。
【0061】
ログ生成部133は、例えば、出力先に応じたログを生成する。例えば、出力先は、メッセージの送信を依頼した依頼者である。依頼者に報告するためのログを生成する場合、ログ生成部133は、例えば、ログの出力パターンによって、個人情報にあたる情報が含まれないようなログを生成したり、メッセージIDが含まれないようなログを生成したりする。
【0062】
図6および
図7は、実施形態に係る配信情報120の例を示す図である。配信情報120は、例えば、シナリオごとに生成される。
【0063】
図6および
図7に示すように、配信情報120は、例えば、シナリオID、及びメッセージのそれぞれの項目に対応する情報を含む。メッセージには、識別ID、及びメッセージに含まれるコンテンツ(ボタンBなど)の項目に対応する情報が記憶される。コンテンツの項目には、メッセージ生成部131によって設定されるポストバックデータに含まれる情報、つまり、シナリオID、次メッセージの識別ID、ユニークID、本メッセージの識別ID、および任意の文字列が含まれる。
【0064】
図6には、
図4に示す、シナリオID(BBB)にて特定されるシナリオの1通目のメッセージ(メッセージMSG1という)に対応する配信情報120の例が示されている。この図の例に示すように、シナリオID(BBB)にて特定されるシナリオの1通目に送信されるメッセージMSG1は、識別ID(start)にて特定されるメッセージである。メッセージMSG1には、コンテンツとしてのボタンB1、B2が含まれる。ボタンB1の項目には、シナリオID(BBB)、次メッセージの識別ID(traditional)、ユニークID、本メッセージの識別ID(start)、および、任意の文字列が記憶される。
【0065】
図7には、
図4に示す、シナリオID(BBB)にて特定されるシナリオの2通目のメッセージ(メッセージMSG2という)に対応する配信情報120の例が示されている。この図の例に示すように、シナリオID(BBB)にて特定されるシナリオの2通目に送信されるメッセージMSG2は、識別ID(digital)にて特定されるメッセージである。メッセージMSG2には、コンテンツとしてのボタンB3、B4が含まれる。ボタンB3の項目には、シナリオID(BBB)、次メッセージの識別ID(mail)、ユニークID、本メッセージの識別ID(digital)、および、任意の文字列が記憶される。
【0066】
図8は、実施形態に係る応答情報121の例を示す図である。応答情報121は、通信端末40に送信した本メッセージに対して得られた反応ごとに生成される。
【0067】
図8に示すように、応答情報121は、例えば、電話番号、タイムスタンプ、及びポストバックデータのそれぞれの項目に対応する情報を含む。応答情報121におけるこれらの情報、つまり、電話番号、タイムスタンプ、及びポストバックデータのそれぞれの項目に対応する情報は、Webhook情報に含まれる。電話番号は、ボタンの操作が行われた通信端末40の携帯電話番号である。タイムスタンプは、ボタンの操作が行われた時刻を示す情報である。ポストバックデータは、操作が行われたボタンに対応づけられているポストバックデータである。ポストバックデータの項目には、メッセージ生成部131によって設定された情報、つまり、シナリオID、次メッセージの識別ID、ユニークID、本メッセージの識別ID、および任意の文字列が含まれる。
【0068】
情報処理システム1が行う処理について、
図9を用いて説明する。
図9は、実施形態に係る情報処理システム1が行う処理の流れを示すシーケンス図である。
【0069】
配信サーバ10は、配信リクエストを通信事業者サーバ30に送信する(ステップS10)。配信サーバ10は、メッセージにコンテンツが含まれる場合、そのコンテンツにポストバックデータを設定したメッセージを生成する。配信サーバ10は、生成したメッセージを通信端末40に配信するように、通信事業者サーバ30に要求(リクエスト)をする。
【0070】
通信事業者サーバ30は、配信サーバ10から配信リクエストを受信すると、配信処理を行う(ステップS11)。例えば、通信事業者サーバ30は、配信リクエストに応じて、通信端末40の携帯電話番号宛てにメッセージを送信する。
【0071】
通信端末40は、メッセージを受信する(ステップS12)。通信端末40が受信したメッセージのコンテンツ、例えばチップリストのボタンに対して押下操作が行われる。この場合、通信端末40は、チップリスト押下操作に対応する入力信号を取得する(ステップS13)。そして、メッセージのコンテンツが操作されたことを示す制御信号が通信事業者サーバ30に通知され、通信事業者サーバ30は、メッセージのコンテンツが操作された旨を示すWebhook情報を、配信サーバ10に送信する(ステップS14)。
【0072】
配信サーバ10は、ステップS14において通知されたWebhook情報を受信する。配信サーバ10は、受信したWebhook情報から、ポストバックデータを抽出し(ステップS16)、抽出したポストバックデータに基づいて次メッセージを特定する(ステップS17)。配信サーバ10は、ポストバックデータに含まれる次メッセージの識別IDに基づいて、次メッセージを特定する。配信サーバ10は、特定した次メッセージを配信するための配信リクエストを、通信事業者サーバ30に送信する(ステップS18)。以降は、ステップS11の処理と同様であるため、その説明を省略する。
【0073】
なお、上記では、省略されているが、通信端末40がメッセージを受信したり、受信したメッセージを表示画面に表示したりした場合に、その旨を示すWebhook情報が、通信事業者サーバ30を介して配信サーバ10に送信される。具体的には、通信端末40がメッセージを受信した場合、通信端末40がメッセージを受信したことを示す制御信号が通信事業者サーバ30に通知され、通信事業者サーバ30は、メッセージが通信端末40に受信された旨を示すWebhook情報を、配信サーバ10に送信する。また、通信端末40がメッセージを表示した場合、通信端末40がメッセージを表示したことを示す制御信号が通信事業者サーバ30に通知され、通信事業者サーバ30は、メッセージが通信端末40に表示された旨を示すWebhook情報を、配信サーバ10に送信する。
【0074】
以上説明したように、実施形態の配信サーバ10は、通信事業者を介し、RCS(Rich Communication Services)を用いて、シナリオに定められた一連のメッセージを、通知先から得られる応答に応じて送信する配信サーバである。配信サーバ10は、メッセージ生成部131と、取得部130と、特定部132とを備える。メッセージ生成部131は、通知先(通信端末40)に送信する本メッセージに含まれるボタンB(コンテンツ)に、ポストバックデータを設定する。メッセージ生成部131は、次メッセージの識別ID(次メッセージを識別する次メッセージ識別情報)が含まれるポストバックデータを設定する。取得部130は、Webhook情報を取得する。Webhook情報は、通知先にてコンテンツが操作された場合に、通信事業者サーバ30(通信事業者)から通知される情報である。Webhook情報には、メッセージ生成部131によってコンテンツのポストバックデータに設定された、次メッセージの識別IDが含まれる。特定部132は、Webhook情報に含まれる次メッセージの識別ID(次メッセージ識別情報)を用いて、次メッセージを特定する。
【0075】
これにより、配信サーバ10は、Webhook情報に基づいて、次メッセージを特定することが可能となる。Webhook情報に基づいて次メッセージを特定することができるため、Webhook情報に基づいて操作等を特定し、その上で、特定した操作等の情報に基づいて次メッセージを特定する場合と比較して、処理負担を低減させることができる。すなわち、Webhook情報及びポストバックデータを利用して効率よくメッセージを配信することが可能となる。
【0076】
また、実施形態の配信サーバ10では、メッセージ生成部131は、ボタンB(コンテンツ)に、シナリオID(シナリオを識別するシナリオ識別情報)、本メッセージの識別ID(本メッセージを識別する本メッセージ識別情報)及びユニークID(本メッセージ、及び本メッセージの送信態様(宛先と送信日時)の組合せを一意に識別するユニーク識別情報)を含むポストバックデータを設定する。これにより、配信サーバ10は、Webhook情報に含まれる電話番号を用いずに、ポストバックデータに含まれる識別IDを用いて、本メッセージを特定することが可能となる。このため、同一の通信端末40に対して、複数のメッセージを送信した場合であっても、既に送信済みの複数のメッセージのうち、何れのメッセージに対して応答があったのかを特定することができる。また、これにより、本メッセージが配信された宛先と日時を特定することが可能となる。
【0077】
上述した実施形態における情報処理システム1、および配信サーバ10の全部又は一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
【0078】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0079】
1…情報処理システム、10…配信サーバ、20…企業サーバ、30…通信事業者サーバ、40…通信端末40、11…通信部、12…記憶部、120…配信情報、121…応答情報(Webhook情報)、13…制御部、130…取得部、131…メッセージ生成部、132…特定部、133…ログ生成部133