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▶ 伊藤 治夫の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024097728
(43)【公開日】2024-07-19
(54)【発明の名称】モノ造りプロトコルレイヤー
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/04 20120101AFI20240711BHJP
   G06Q 30/0601 20230101ALI20240711BHJP
【FI】
G06Q50/04
G06Q30/0601 320
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023001407
(22)【出願日】2023-01-08
(71)【出願人】
【識別番号】722007873
【氏名又は名称】伊藤 治夫
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 治夫
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L030BB22
5L049BB22
5L049CC03
5L050CC03
(57)【要約】
【課題】使用者と生産者とが疎遠であることが原因による利用資源の無駄遣いを軽減する点であり、使用者が欲しいモノを限られた選択肢から選択することによる非選択物の廃棄及び生産者の都合でモノを過剰数量生産する無駄を少なくとも排除する点である。
【解決手段】ブロックチェーンに代用される自律分散型によるモノの使用者、生産者、知的作業提供者及び原材料提供者に代表される身元が開示され信用が得られているオーナーによる投票で合意されたうえで使用者が求めるモノを生産し提供する方法であると共に新たに加わる使用者がオーナーとしてこのブロックチェーン参加するとき先行共創者に対価を支払うことで先行共創者の利益が損なわれない方法であるモノ造りプロトコルレイヤー。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブロックチェーンに代用される自律分散型によるモノの使用者、生産者、知的作業提供者及び原材料提供者に代表される身元が開示され信用が得られているオーナーによる投票で合意されたうえで使用者が求めるモノを生産し提供して使用権を付与する方法であると共に新たに加わる使用者がオーナーとしてこのブロックチェーン参加するとき先行共創者に対価を支払うことで先行共創者の利益が損なわれない方法であるモノ造りプロトコルレイヤー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モノの使用者、生産者、知的作業提供者及び原材料提供者を含めた自律分散型モノ造りプロトコルレイヤーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ブロックチェーンに代用される自律分散型によるモノの使用者、生産者、知的作業提供者及び原材料提供者に代表される身元が開示され信用が得られているオーナーによる投票で合意されたうえで使用者が求めるモノを生産し提供して使用権を付与する技術であると共に新たに加わる使用者がオーナーとしてこのブロックチェーン参加するとき先行共創者に対価を支払うことで先行共創者の利益が損なわれないモノ造りプロトコルレイヤーに関する方法である。
【0003】
使用者に提供されるものは、生産者の都合で企画、製造、販売する方法がある。
【0004】
モノの使用者は複数のモノの中から使用イメージに近いモノを選択して購入する又は限定された選択肢の範囲でオーダーメイドして製造されたモノを購入するといういずれも使用者は本心で欲しいモノを購入しているとは限らずモノが長く使用されない問題があった。
【0005】
この改善策として、使用者は欲しいモノが生産される前に生産に関わる人々に参加して共創によってモノ造りをする方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】JP2006211263A
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】メタバースとWeb3 古久光宏尚(著)
【0008】
【非特許文献2】Web3とDAO誰もが主役になれる「新しい経済」 亀井聡彦(著) 鈴木雄太(著)赤沢直樹(著)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
解決しようとする問題点は、使用者と生産者とが疎遠であることが原因による利用資源の無駄使いを軽減する点であり、使用者が欲しいモノを限られた選択肢から選択することによる非選択物の廃棄及び生産者の都合でモノを過剰数量生産する無駄を少なくとも排除する点である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、ブロックチェーンに代用される自律分散型によるモノの使用者、生産者、知的作業提供者及び原材料提供者に代表される身元が開示され信用が得られているオーナーによる投票で合意されたうえで使用者が求めるモノを提供して使用権を付与する技術であると共に先行共創者の英知が保護され利益が損なわれない技術であること事を最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、少なくとも使用者が欲しいモノを使用できることを可能にする。
【0012】
先行共創者の英知が保護され利益が損なわれない。
【簡単な説明】
【0013】
モノ造りプロトコルレイヤーの原理に関する。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ブロックチェーンに代用される自律分散型にはモノ造りプロトコルレイヤーを使用できる複数のオーナーが存在する。
【0015】
欲しいモノがある使用者はオーナーである。
【0016】
モノ造りが実施できる機械、電子及び関連分野の部品加工、部品組立、装置組立、検査、出荷及び関連分野の作業者は複数のオーナーである。
【0017】
機械設計、電気設計、ソフトウェア設計、及び関連分野の知的作業提供者の技術者は複数のオーナーである。
【0018】
原材料提供者はオーナーである。
【0019】
これらオーナーとなるとき身元が開示され信用されたときモノ造りプロトコルレイヤーを使用することができる。
【0020】
モノ造りプロトコルレイヤーを使用することができるオーナーはこの投票権をもつ。
【0021】
オーナーは投票権を行使して合意されたときオーナー自身の作業を実施する。
【0022】
使用者が使用するモノはモノ造りプロトコルレイヤーを使用して設計製造検査出荷がなされる。
【0023】
このモノは提供され使用者に使用権が付与される。
【0024】
使用者は欲しいモノを使用する権利を得ているのでこのモノを長く使用する。
【0025】
使用者の身元が開示され信用されているのでモノの所在が明確となる。
【0026】
このモノはモノ造りプロトコルレイヤーが所有する。
【0027】
身元が開示され信用されているオーナーのうちモノの監視及び保守を合意されたオーナーが実施する。
【0028】
最初から参加しているオーナーを先行共創者とする。
【0029】
例えば先行共創者がオーナー10者で構成され、オーナー各1単位保有で合計10単位の価値とする。
【0030】
新たに加わる使用者がオーナーとして11者目にこのブロックチェーン参加するとき12単位を対価として拠出し、オーナー11者構成、オーナー各2単位保有で合計22単位の価値となる。
【0031】
更に新たに加わる使用者がオーナーとして12者目にこのブロックチェーン参加するとき14単位を対価として拠出し、オーナー12者構成、オーナー各3単位保有で合計36単位の価値となる。
【0032】
このように先行共創者の英知と利益を保護する。
【0033】
新たに加わる使用者オーナー1者とは、1名、100名など複数名もありうる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
モノの使用者不在の的外れな企画作業が少なくともなくなり確実に使用されるモノの設計製造検査出荷がなされモノの所在が明確となると共に長く使用される。
【0035】
モノ造りの先行共創者の英知と利益が損なわれない。