(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024097763
(43)【公開日】2024-07-19
(54)【発明の名称】同軸組立装置
(51)【国際特許分類】
F04C 29/00 20060101AFI20240711BHJP
【FI】
F04C29/00 B
F04C29/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023222991
(22)【出願日】2023-12-28
(31)【優先権主張番号】202310017746.2
(32)【優先日】2023-01-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】000220505
【氏名又は名称】ニデックパワートレインシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100138689
【弁理士】
【氏名又は名称】梶原 慶
(72)【発明者】
【氏名】石川 崇紀
(72)【発明者】
【氏名】周防 裕之
【テーマコード(参考)】
3H129
【Fターム(参考)】
3H129AA01
3H129AA04
3H129BB32
3H129CC04
3H129CC16
3H129CC17
(57)【要約】 (修正有)
【課題】軸部材と支持部材とから形成される組立品の調心作業と締結作業の労力を軽減するのに役立つ同軸組立装置を提供する。
【解決手段】同軸組立装置は、軸部材と、該軸部材を支持し且つ軸方向に並ぶ2つの支持部材とから形成される組立品に対して調心締結作業を行う同軸組立装置であって、前記軸部材及び前記支持部材の軸線の延在方向が上下方向と一致するように前記組立品を受載する受載部と、2つの前記支持部材の軸線が互いに位置合わせされるように、前記受載部に受載された前記組立品に対して調心作業を行う調心ユニットと、前記受載部と前記調心ユニットの上側に位置し、前記調心ユニットにより調心作業を行った後の前記組立品に対してねじ締結作業を行うねじ締結ユニットと、を備え、上下方向において、前記受載部と前記ねじ締結ユニットとの間に、前記組立品を運搬するための運搬経路が形成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸部材と、該軸部材を支持し且つ軸方向に並ぶ2つの支持部材とを備えた組立品に対して調心作業と締結作業を行う同軸組立装置であって、
前記軸部材及び前記支持部材の軸線の延在方向が上下方向と一致するように前記組立品を受載すると、
2つの前記支持部材の軸線が互いに位置合わせされるように、前記受載部に受載された前記組立品に対して調心作業を行う調心ユニットと、
前記受載部と前記調心ユニットの上方に位置し、前記調心ユニットにより調心作業を行った後の前記組立品に対してねじ締結作業を行うねじ締結ユニットと、
を備え、
上下方向において、前記受載部と前記ねじ締結ユニットとの間に、前記組立品を運搬するための運搬経路が形成されていることを特徴とする同軸組立装置。
【請求項2】
上下方向に沿って見たときに、前記運搬経路の少なくとも一部が前記ねじ締結ユニットまたは前記受載部と重なり合うことを特徴とする、請求項1に記載の同軸組立装置。
【請求項3】
前記組立品を前記運搬経路と前記受載部との間で昇降させる移行ユニットをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の同軸組立装置。
【請求項4】
前記移行ユニットは、第1の位置と、前記第1の位置よりも下方の第2の位置との間で切り替え可能であり、
前記移行ユニットは、前記第1の位置に位置するときに前記運搬経路の一部を構成し、
前記移行ユニットは、前記第2の位置に位置するときに前記組立品を前記受載部に移送することを特徴とする、請求項3に記載の同軸組立装置。
【請求項5】
前記運搬経路は、上下方向と垂直な水平方向に沿って延在し、
前記運搬経路は、
前記移行ユニットよりも前記組立品の運搬方向の上流側に位置する上流側部分と、
前記移行ユニットよりも前記組立品の運搬方向の下流側に位置する下流側部分と、
を備えることを特徴とする、請求項3に記載の同軸組立装置。
【請求項6】
前記上流側部分に、前記組立品を受載するための搬送ローラが設けられており、
前記搬送ローラの回転を駆動する駆動源をさらに備えることを特徴とする、請求項5に記載の同軸組立装置。
【請求項7】
前記組立品の運搬方向と交差する前記運搬経路の幅方向の少なくとも一側に位置する支持ユニットをさらに備え、
前記ねじ締結ユニットは可動部を備え、
前記可動部は、上下方向に沿って見たときに前記運搬経路と重なるように前記支持ユニットに支持され、且つ、上下方向に沿って昇降可能であることを特徴とする、請求項1に記載の同軸組立装置。
【請求項8】
前記可動部は、ねじ回し部と、押圧部品とを備え、
前記ねじ回し部は、前記組立品に設けられるねじを締め付け、
前記押圧部品は、上下方向と垂直な方向において前記ねじ回し部の両側に位置し、且つ、上方から前記組立品を押圧する、
ことを特徴とする、請求項7に記載の同軸組立装置。
【請求項9】
前記組立品の運搬方向に沿って往復動可能であり、且つ、運搬位置と退避位置との間で切り替え可能であり、
前記運搬位置において、前記運搬経路に入り、且つ、前記運搬方向に沿って移動することによって前記組立品を押動し、
前記退避位置において、前記運搬経路から退出する押動部品をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の同軸組立装置。
【請求項10】
前記押動部品が、前記運搬位置に位置するときに前記運搬方向の両側から前記組立品の移動を制限することができるように、前記運搬方向に沿って間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする、請求項9に記載の同軸組立装置。
【請求項11】
前記調心ユニットが、複数の係止部を備え、
前記複数の係止部は、前記受載部に受載された前記組立品が備える前記軸部材又は前記支持部材の軸線周りに配置され、且つ、前記組立品を係止する係止状態と、前記組立品を解放する解放状態とを、集中又は分散によって切り替える、
ことを特徴とする、請求項1に記載の同軸組立装置。
【請求項12】
前記調心ユニットが、ロック部品を備え、
前記ロック部品は、
ロック位置とロック解除位置の間で切り替え可能であり、
前記ロック位置において、前記係止状態にある複数の前記係止部が前記解放状態に切り替わるのを禁止し、
前記ロック解除位置において、前記係止状態にある複数の前記係止部が前記解放状態に切り替わるのを許容する、
ことを特徴とする、請求項11に記載の同軸組立装置。
【請求項13】
止め位置と、該止め位置よりも下方の退避位置との間で切り替え可能であり、
前記止め位置において、前記組立品が前記組立品の運搬方向の下流側へ移動するのを禁止し、
前記退避位置において、前記組立品が該組立品の運搬方向の下流側へ移動するのを許容する止め部材をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の同軸組立装置。
【請求項14】
前記組立品は、
治具を介して前記運搬経路において運搬を行い、
移行ユニットをさらに備え、
前記移行ユニットは、
第1の位置と、前記第1の位置よりも下方の第2の位置との間で昇降可能であり、
前記第1の位置に位置するとき、前記運搬経路の一部を構成し、且つ、前記治具を介して下側から前記組立品を持ち上げ、
前記第2の位置に位置するとき、前記受載部が下側から前記組立品を持ち上げて前記組立品を前記治具から離す、
ことを特徴とする、請求項1に記載の同軸組立装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は同軸組立装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、回転軸、ローラ、及び、回転軸、ローラを支持する主軸受や副軸受等を含む組立品に対して調心作業と締結作業を行う回転式圧縮機の組立装置がある(特許文献1)。
しかし、実際には、上記組立品は重量が大きい場合があるため、上記組立品を上記組立装置に設置して所定位置に移動させることで調心作業と締結作業を行うのは、非常に手間がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、まさに上記の問題に鑑みて完成されたものであり、軸部材と支持部材とから形成される組立品の調心作業と締結作業の労力を軽減するのに役立つ同軸組立装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を実現するため、本発明の一つの態様は、軸部材と、該軸部材を支持し且つ軸方向に並ぶ2つの支持部材とを備えた組立品に対して調心作業と締結作業を行う同軸組立装置であって、前記軸部材及び前記支持部材の軸線の延在方向が上下方向と一致するように前記組立品を受載する受載部と、2つの前記支持部材の軸線が互いに位置合わせされるように、前記受載部に受載された前記組立品に対して調心作業を行う調心ユニットと、前記受載部と前記調心ユニットの上方に位置し、前記調心ユニットにより調心作業を行った後の前記組立品に対してねじ締結作業を行うねじ締結ユニットと、を備え、上下方向において、前記受載部と前記ねじ締結ユニットとの間に、前記組立品を運搬するための運搬経路が形成されている同軸組立装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一つの態様によれば、軸部材と、該軸部材を支持し且つ軸方向に並ぶ2つの支持部材とを備えた組立品に対して調心作業と締結作業の労力を容易に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、一実施形態における同軸組立装置を模式的に示す斜視図であり、運搬位置に位置する押動部品と退避位置に位置する押動部品とを同時に示している。
【
図2】
図2は、一実施形態における同軸組立装置を模式的に示す断面図であり、受載部に支持された組立品と、移行ユニットに支持された組立品とを同時に示している。
【
図3】
図3は、一実施形態における同軸組立装置を模式的に示す部分斜視図である。
【
図4】
図4は、一実施形態における同軸組立装置を模式的に示す、もう1つの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
ここで、説明の便宜上、互いに直交する3方向をX方向、Y方向及びZ方向とし、且つ、X方向の一方側をX1とし、X方向の他方側をX2とし、Y方向の一方側をY1とし、Y方向の他方側をY2とし、Z方向の一方側をZ1とし、Z方向の他方側をZ2とし、さらに、Z1方向は上方に一致するものとする。
【0009】
(同軸組立装置の全体構造)
図1及び
図2に示すように、同軸組立装置100は、軸部材210と、該軸部材210を支持し且つ軸方向に並ぶ2つの支持部材220とを備えた組立品200(組立対象品)に対して調心作業と締結作業を行い、軸部材210及び支持部材220の軸線の延在方向がZ方向と一致するように、組立対象品である組立品200を受載する受載部110と、2つの支持部材220の軸線が互いに位置合わせされるように、受載部110に受載された組立品200に対して調心作業を行う調心ユニット120と、受載部110と調心ユニット120のZ1方向側に位置し、調心ユニット120により調心作業を行った後の組立品200に対してねじ締結作業を行うねじ締結ユニット130と、を備え、Z方向において、受載部110とねじ締結ユニット130との間に、組立品200を運搬するための運搬経路RTが形成されている。
【0010】
ここで、
図2に示すように、組立品200は、例えば回転式圧縮機であり、軸部材210は回転軸とローラとを備え、2つの支持部材220は、軸部材210の両端側を回転可能に支持する2つの軸受を備え、さらに、組立品200は、治具300を介して運搬経路RTにおいて運搬を行う。
【0011】
また、Z方向に沿って見たときに、運搬経路RTの一部が受載部110及びねじ締結ユニット130と重なり合う。
【0012】
また、
図1及び
図2に示すように、同軸組立装置100は、組立品200を運搬経路RTと受載部110との間で昇降させる移行ユニット140をさらに備える。
【0013】
また、
図1及び
図2に示すように、同軸組立装置100は、ねじ締結ユニット130を支持する支持ユニット150をさらに備える。
【0014】
また、
図4に示すように、同軸組立装置100は、組立品200の移動を制限する止めユニット160をさらに備える。
【0015】
また、
図1及び
図2に示すように、同軸組立装置100は、組立品200を運搬経路RTにおいて運搬させる駆動機構170をさらに備える。
【0016】
また、
図1に示すように、同軸組立装置100は、同軸組立装置100の運転状態を監視する監視部180をさらに備える。
【0017】
また、
図1に示すように、同軸組立装置100はベース190をさらに備え、受載部110、調心ユニット120、ねじ締結ユニット130、移行ユニット140、支持ユニット150、止めユニット160、駆動機構170、及び監視部180がいずれもベース190に支持される。
【0018】
(受載部の構造)
図2に示すように、受載部110は、底板191を介してベース190に支持される。
【0019】
また、
図2に示すように、受載部110は有頂筒状を呈し、Z方向に延在する筒部と、筒部のZ1方向側の端部に設けられた頂部とを有する。
【0020】
また、
図2に示すように、受載部110の頂部は、組立品をZ2方向側から支持するために用いられ、さらに、受載部110の頂部の中央に、組立品200の軸部材210を貫通させるための貫通孔が設けられている。
【0021】
(調心ユニットの構造)
図2に示すように、調心ユニット120は、受載部110に受載された組立品200が備える軸部材210又は支持部材220の軸線周りに配置され、且つ、組立品200(具体的にはZ1側の支持部材220)を係止する係止状態と、組立品200を解放する解放状態とを、集中又は分散によって切り替える複数の係止部121を備える。さらに、調心ユニット120は、複数の係止部121を駆動して係止状態と解放状態との間で切り替える駆動源122(例えばモータやシリンダなどから構成される)をさらに備える。具体的には、調心ユニット120は、Y方向に沿って往復動可能に可動枠124に支持され、且つ、Y方向において運搬経路RTを間に挟むように1対設けられたブロック体123と、X方向及びY方向に沿って移動可能に底板191に支持され、Z方向に沿って見たときに、中央に受載部110が設けられた(すなわち、受載部110が、Z方向と垂直な方向において可動枠124に囲まれる)可動枠124とを備える。さらに、ブロック体123のY方向の端部に係止部121が設けられており、駆動源122は可動枠124に支持され、ブロック体123を駆動してY方向に沿って往復動させる。
【0022】
また、
図2に示すように、調心ユニット120は、係止状態にある複数の係止部121が解放状態に切り替わるのを禁止するロック位置と、係止状態にある複数の係止部121が解放状態に切り替わるのを許容するロック解除位置とを切り替え可能なロック部品125を備える。さらに、調心ユニット120は、ロック部品125を駆動してロック位置とロック解除位置との間で切り替える駆動源126(例えばモータやシリンダなどから構成される)をさらに備える。具体的には、調心ユニット120は、ブラケット127を備える。さらに、ロック部品125は、ブラケット127を介して、Z方向に沿って往復動可能に可動枠124に支持され、ブロック体123のZ1方向側に位置し且つZ方向に沿って見たときにブロック体123と重なり合う。さらに、駆動源126はブラケット127に支持され、ロック部品125を駆動してZ方向に沿って往復動させる。さらに、ブロック体123には被当接部1231(図示された例では、Z方向に対して傾斜したテーパ面部)が設けられており、係止部121が係止状態にあるときに、ロック部品125がロック解除位置からロック位置まで下降したときに被当接部1231に当接することにより、係止状態にある複数の係止部121が解放状態に切り替わるのを禁止する。
【0023】
(ねじ締結ユニットの構造)
図1及び
図3に示すように、ねじ締結ユニット130は、Z方向に沿って見たときに運搬経路RTと重なり合うように支持ユニット150に片持ち支持され、且つ、Z方向に沿って昇降可能な可動部131を備える。
【0024】
また、
図1及び
図3に示すように、可動部131は、組立品200に設けられるねじを締め付けるねじ回し部1311と、Z方向と垂直な方向においてねじ回し部1311の両側に位置し、且つ、組立品200をZ1方向側から押圧する押圧部品1312とを備える。さらに、可動部131はフレーム部1313を備え、ねじ回し部1311と押圧部品1312がフレーム部1313を介して支持ユニット150に支持される。さらに、押圧部品1312は、Y方向に沿って延在する軸線周りに回動可能な爪部により構成される。
【0025】
また、
図1及び
図3に示すように、可動部131は、駆動源1314(例えばモータにより構成される)と伝動部1315をさらに備え、駆動源1314の動力が伝動部1315を介してねじ回し部1311に伝達されることにより、ねじ回し部1311を回転させる。具体的には、駆動源1314と伝動部1315はフレーム部1313に支持され、伝動部1315は自在継手機構を有する。
【0026】
(移行ユニットの構造)
図1及び
図2に示すように、移行ユニット140は、第1の位置と、該第1の位置よりもZ2方向側の第2の位置との間で昇降可能であり、移行ユニット140は、第1の位置に位置するときに運搬経路RTの一部を構成し、移行ユニット140は、第2の位置に位置するときに組立品200を受載部110に移送する。具体的には、移行ユニット140が第1の位置に位置するときに、移行ユニット140は運搬経路RTの一部を構成し、且つ、治具300を介して組立品200をZ2方向側から持ち上げ、移行ユニット140が第2の位置に位置するときに、受載部110がZ2方向側から組立品200を持ち上げて組立品200を治具300から離す。
【0027】
また、
図1及び
図2に示すように、移行ユニット140は板状をなし、移行ユニット140のZ方向から見た中央には、受載部110がZ方向に貫通可能な貫通孔が形成されている。さらに、移行ユニット140の、Z方向に沿って見たときの4つの角部は、柱体を介して、Z方向に沿って往復動可能に底板191に支持される。さらに、治具300は、受載部110がZ方向に沿って貫通可能な貫通孔が、Z方向に沿って見たときの中央に形成されている板部310と、複数の柱体330を介して、板部110から離間するように板部310のZ1方向側に支持され、組立品200をZ2方向側から支持するために用いられる環状部320とを有し、環状部320と板部310の貫通孔が同心状を呈し、環状部320の中心孔は、受載部110をZ方向に沿って挿入可能である。
【0028】
(支持ユニットの構造)
図1及び
図2に示すように、支持ユニット150は、組立品200の運搬方向(図示された例ではX方向と一致している)と交差する運搬経路RTの幅方向(図示された例ではY方向と一致している)の一方側に位置する。
【0029】
また、支持ユニット150は、
図1及び
図2に示すように、ベース190のY2方向側からZ1方向に延在する。支持ユニット150は、X方向に沿って間隔をあけて並ぶ複数の支持板を備え、これらの支持板に重量減少用の通孔が設けられている。
【0030】
(止めユニットの構造)
図4に示すように、止めユニット160は、組立品200が該組立品200の運搬方向の下流側へ移動するのを禁止する止め位置と、組立品200が組立品200の運搬方向の下流側へ移動するのを許容する、該止め位置よりもZ2方向側の退避位置との間で切り替え可能な止め部材161を備える。
【0031】
また、止めユニット160は、止め部材161を駆動して止め位置と退避位置との間で移動させる駆動源(例えばモータやシリンダなどから構成される)をさらに備える。
(駆動機構の構造)
図1に示すように、駆動機構170は、組立品200の運搬方向に沿って往復動可能であり、且つ、運搬経路RTに入り且つ組立品200の運搬方向に沿って移動して組立品200を押動する運搬位置と、運搬経路RTから退出する退避位置との間で切り替え可能な押動部品171を備える。具体的には、押動部品171は、組立品200の運搬方向に沿って延在する中心線周りに、運搬位置と退避位置との間で回動可能である。さらに、押動部品171は、運搬位置に位置するときに組立品200の運搬方向の両側から組立品200の移動を制限できるように、組立品200の運搬方向に沿って複数、間隔をあけて設けられている(図示された例では、これら複数の押動部品171が、X方向に沿って延在するロッド部に設けられているが、これに限定されない)。さらに、駆動機構170は、押動部品171を組立品200の運搬方向に沿って往復動させるとともに、押動部品171を駆動して運搬位置と退避位置との間で切り替える駆動源を備える(図示された例では、駆動源は、押動部品171が設けられたロッド部をX方向に沿って往復動させ、該ロッド部を駆動して、X方向に沿って延在する軸線周りに回動させることにより、押動部品171を組立品200の運搬方向に沿って往復動させて運搬位置と退避位置との間で切り替えさせるが、これに限定されない)。
【0032】
また、
図4に示すように、駆動機構170は、運搬経路RTに設けられ、組立品200を受載するための搬送ローラ172を備える。具体的には、
図1に示すように、運搬経路RTは、X方向に沿って延在し、且つ、X方向に沿って組立品200を案内するガイドレールを有する。運搬経路RTは、移行ユニット140よりも組立品200の運搬方向の上流側(図示された例ではX2方向側)の上流側部分RT1と、移行ユニット140よりも組立品200の運搬方向の下流側(図示された例ではX1方向側)の下流側部分RT2とを備える。上流側部分RT1には、Y方向に間隔をあけて対向し、且つ、X方向に沿って並ぶ複数の搬送ローラ172が設けられており、これらの搬送ローラ172には、組立品200が治具300を介して受載され、Y方向に対向する搬送ローラ172の間に止めユニット160が設けられている。さらに、駆動機構170は、駆動源173(例えばモータやシリンダなどから構成される)と、伝動部174(例えば、伝動輪と、伝動輪に架設される伝動チェーンとから構成される)とをさらに備え、駆動源173の動力は伝動部174を介して搬送ローラ172に伝達される。さらに、下流側部分RT2にも、Y方向に間隔をおいて対向し且つX方向に沿って並ぶ複数の搬送ローラが設けられているが、これらの搬送ローラはフリーローラであり、すなわち、これらの搬送ローラを駆動する駆動源173のような駆動源はない。しかし、移行ユニット140よりも組立品200の運搬方向の下流側の下流側部分RT2に、搬送ローラを駆動して回転させる駆動源を設けていなくても、押動部品171を利用して適当な間隔で組立品200を下流側部分RT2から次の工程へ搬送することができる。
【0033】
(同軸組立装置の動作の一例)
まず、調心ユニット120の複数の係止部121が解放状態にあり、ロック部品125がロック解除位置にあり、ねじ締結ユニット130の可動部131が初期位置にあり、移行ユニット140が第1の位置にあり、押動部品171がX方向の初期位置に位置し且つ退避位置に位置し、治具300により支持された組立品200が運搬経路RTにおける上流側部分RT1に設けられるとすれば、この状態で、駆動源173の駆動により搬送ローラ172が回転することにより組立品200をX1方向側へ運搬する。
【0034】
次に、治具300に支持された組立品200が搬送ローラ172によって所定位置まで運搬されたとき、押動部品171が退避位置から運搬位置に切り替わるとともに、X1方向側に向けて組立品200を押圧して移行ユニット140まで運搬する。
【0035】
次に、移行ユニット140が第1の位置からZ2方向側へ移動して第2の位置に切り替わることにより、治具300により支持された組立品200を受載部110に移送する。
【0036】
次に、調心ユニット120の複数の係止部121が、Z方向と垂直な方向に移動し、解放状態から集中状態に切り替わって組立品200(具体的にはZ1側の支持部材220)を係止し、この状態で、ロック部品125がロック解除位置からロック位置に切り替わる。
【0037】
次に、可動枠124が、図示されていないセンサの検出結果に基づいて、X方向またはY方向において受載部110に対して相対的に移動することにより、受載部110により支持された組立品200に含まれる2つの支持部材220の軸線を互いに位置合わせさせる。可動枠124が、図示されていないセンサの検出結果に基づいて、X方向およびY方向において受載部110に対して相対的に移動することにより、受載部110により支持された組立品200に含まれる2つの支持部材220の軸線を互いに位置合わせさせる。
【0038】
次に、ねじ締結ユニット130の可動部131がZ2方向へ移動し、押圧部品1312を利用して組立品200をZ1方向側から押圧するとともに、ねじ回し部1311を利用して、組立品200に設けられたねじを締め付ける。
【0039】
次に、ロック部品125がロック位置からロック解除位置に切り換わり、複数の係止部121が集中状態から解放状態に切り換わる。
【0040】
次に、ねじ締結ユニット130の可動部131がZ1方向へ移動し、移行ユニット140が第2の位置からZ1方向側へ移動して第1の位置に切り替わって、治具300を介して組立品200を持ち上げる。
【0041】
次に、押動部品171が組立品200をX1方向側へ引き続き押圧して運搬経路RTにおける下流側部分RT2まで運搬するとともに、運搬位置から退避位置に切り替わって、X2方向側へ初期位置まで移動し、次の組立品200を運搬するのを待つ。
【0042】
(本実施形態の主な効果)
本実施形態の同軸組立装置100によれば、軸部材210及び支持部材220の軸線の延在方向がZ方向(上下方向)と一致するように組立品200を受載する受載部110と、2つの支持部材220の軸線が互いに位置合わせされるように、受載部110に受載された組立品200に対して調心作業を行う調心ユニット120と、受載部110と調心ユニット120のZ1方向側(上方)に位置し、調心ユニット120により調心作業を行った後の組立品200に対してねじ締結作業を行うねじ締結ユニット130と、を備え、Z方向(上下方向)において、受載部110とねじ締結ユニット130との間に、組立品200を運搬するための運搬経路RTが形成されているので、運搬経路RTを利用して、軸部材210と、該軸部材210を支持する支持部材220とを備えた組立品200を所定位置まで移動させることで調心作業と締結作業を行うことにより、調心作業と締結作業の労力を容易に軽減することができる。
【0043】
また、本実施形態の同軸組立装置100において、好ましくは、上下方向に沿って見たときに、運搬経路RTの少なくとも一部がねじ締結ユニット130または受載部110と重なり合う。また、本実施形態の同軸組立装置100において、好ましくは、上下方向に沿って見たときに、運搬経路RTの少なくとも一部がねじ締結ユニット130および受載部110と重なり合う。
【0044】
本実施形態の同軸組立装置100によれば、上下方向に沿って見たときに、運搬経路RTの少なくとも一部がねじ締結ユニット130または受載130部と重なり合うため、装置全体の小型化を実現するのに役立つ。本実施形態の同軸組立装置100によれば、上下方向に沿って見たときに、運搬経路RTの少なくとも一部がねじ締結ユニット130および受載部110と重なり合うため、装置全体の小型化を実現するのに役立つ。
【0045】
また、本実施形態の同軸組立装置100において、好ましくは、組立品200を運搬経路RTと受載部110との間で昇降させる移行ユニット140をさらに備える。
【0046】
また、本実施形態の同軸組立装置において、好ましくは、移行ユニット140は第1の位置と第1の位置よりも下方の第2の位置との間で切り替え可能であり、移行ユニット140は、第1の位置に位置するときに運搬経路RTの一部を構成し、移行ユニット140は、第2の位置に位置するときに組立品200を受載部110に移送する。
【0047】
本実施形態の同軸組立装置によれば、移行ユニット140は、第1の位置と、該第1の位置よりも下方の第2の位置との間で切り替え可能であり、移行ユニット140は、第1の位置に位置するときに運搬経路RTの一部を構成し、移行ユニット140は、第2の位置に位置するときに組立品200を受載部110に移送するので、運搬経路RTの外に個別の移行ユニット140を設ける場合に比べ、同軸組立装置の構成部品の数を減らし、製造コストを低減し、全体のコンパクト化を実現するのに役立つ。
【0048】
また、本実施形態の同軸組立装置において、好ましくは、運搬経路RTは、上下方向と垂直な水平方向に沿って延在し、運搬経路RTは、移行ユニット140よりも組立品200の運搬方向の上流側に位置する上流側部分と、移行ユニット140よりも組立品200の運搬方向の下流側に位置する下流側部分とを備える。
【0049】
また、本実施形態の同軸組立装置において、好ましくは、前記上流側部分に、組立品200を受載するための搬送ローラ172が設けられており、搬送ローラ172の回転を駆動する駆動源173をさらに備える。
【0050】
また、本実施形態の同軸組立装置において、好ましくは、組立品200の運搬方向と交差する運搬経路RTの幅方向の少なくとも一方に位置する支持ユニット150をさらに備え、ねじ締結ユニット130は、上下方向に沿って見たときに運搬経路RTと重なり合うように支持ユニット150に支持され、上下方向に昇降可能な可動部131を備える。
【0051】
また、本実施形態の同軸組立装置において、好ましくは、可動部131は、組立品200に設けられたねじを締結するねじ回し部1311と、上下方向と垂直な方向においてねじ回し部1311の両側に位置し、且つ、組立品200を上方から押圧する押圧部品1312とを備える。
【0052】
本実施形態の同軸組立装置によれば、可動部131は、組立品200に設けられたねじを締結するねじ回し部1311と、上下方向と垂直な方向においてねじ回し部1311の両側に位置し、且つ、組立品200を上方から押圧する押圧部品1312とを備えるので、ねじ回し部1311の両側に位置する押圧部品1312を利用して組立品200を押圧することによって、より安定的にねじ回し部1311を利用してねじ締め作業を行うことができ、さらに、可動部131の外に単独で押圧部品1312を設ける場合と比べ、押圧部品1312の昇降を駆動する駆動源を別途設ける必要がなく、同軸組立装置100の構成部品の数を減らし、製造コストを低減し、全体のコンパクト化を実現するのに役立ち、さらに、押圧部品が運搬経路RTの下側に設けられる場合と異なり、押圧部品の設置が移行ユニット等の影響を受けにくく、設置方式を簡略化しやすい。
【0053】
また、本実施形態の同軸組立装置100において、好ましくは、組立品200の運搬方向に沿って往復動可能であり、且つ、運搬位置と退避位置との間で切り替え可能であり、運搬位置において、運搬経路RTに入り、且つ、運搬方向に沿って移動することによって組立品200を押動し、退避位置において、運搬経路RTから退出する押動部品171をさらに備える。
【0054】
本実施形態の同軸組立装置100によれば、組立品200の運搬方向RTに沿って往復動可能であり、且つ、運搬位置と退避位置との間で切り替え可能であり、運搬位置において、運搬経路RTに入り、且つ、運搬方向に沿って移動することによって組立品200を押動し、退避位置において、運搬経路RTから退出する押動部品171をさらに備えるので、押動部品171を利用して組立品200を運搬経路RTにおいてより確実に移動させることができる。
【0055】
また、本実施形態の同軸組立装置100において、好ましくは、押動部品171が、運搬位置に位置するときに運搬方向の両側から組立品200の移動を制限することができるように、運搬方向に沿って間隔をあけて複数設けられている。
【0056】
本実施形態の同軸組立装置100によれば、押動部品171が、運搬位置に位置するときに運搬方向の両側から組立品200の移動を制限することができるように、運搬方向に沿って間隔をあけて複数設けられているので、運搬経路RTにおいて順次運搬される複数の組立品同士が衝突して破損することを回避するのに役立つ。
【0057】
また、本実施形態の同軸組立装置100において、好ましくは、調心ユニット120が、受載部110に受載された組立品200が備える軸部材210又は支持部材220の軸線周りに配置され、且つ、組立品200を係止する係止状態と、組立品200を解放する解放状態とを、集中又は分散によって切り替える複数の係止部121を備える。
【0058】
また、本実施形態の同軸組立装置100において、好ましくは、調心ユニット120が、ロック位置とロック解除位置の間で切り替え可能であり、ロック位置において、係止状態にある複数の係止部121が解放状態に切り替わるのを禁止し、ロック解除位置において、係止状態にある複数の係止部が解放状態に切り替わるのを許容するロック部品125を備える。
【0059】
本実施形態の同軸組立装置100によれば、調心ユニット120が、ロック位置とロック解除位置の間で切り替え可能であり、ロック位置において、係止状態にある複数の係止部121が解放状態に切り替わるのを禁止し、ロック解除位置において、係止状態にある複数の係止部121が解放状態に切り替わるのを許容するロック部品125を備えるので、ねじ締結ユニット130を利用して、調心ユニット120により調心作業を行った後の組立品200に対してねじ締結作業を行うときに、ロック部品125をロック位置に切り替えることによって、ねじ締結作業を、より確実に行うことができる。
【0060】
また、本実施形態の同軸組立装置100において、好ましくは、止め位置と、該止め位置よりも下方の退避位置との間で切り替え可能であり、止め位置において、組立品200が組立品200の運搬方向の下流側へ移動するのを禁止し、退避位置において、組立品200が該組立品の運搬方向の下流側へ移動するのを許容する止め部材161をさらに備える。
【0061】
本実施形態の同軸組立装置100によれば、止め位置と、該止め位置よりも下方の退避位置との間で切り替え可能であり、止め位置において、組立品200が該組立品200の運搬方向の下流側へ移動するのを禁止し、退避位置において、組立品200が該組立品200の運搬方向の下流側へ移動するのを許容する止め部材161をさらに備えるので、止め部材161を止め位置に切り替えさせることによって、組立品200が予想外に運搬方向の下流側へ移動して組立品200の調心作業や締結作業等に影響するのを回避することができる。
【0062】
また、本実施形態の同軸組立装置100において、組立品200は、治具を介して運搬経路RTにおいて運搬を行い、第1の位置と、該第1の位置よりも下方の第2の位置との間で昇降可能であり、第1の位置に位置するとき、運搬経路RTの一部を構成し、且つ、治具を介して下側から組立品200を持ち上げ、第2の位置に位置するとき、受載部110が下側から組立品200を持ち上げて組立品200を治具から離す移行ユニット140をさらに備える。
【0063】
以上、図面を参照しながら、本発明について例示的に記述したが、もちろん、本発明の具体的な実施形態は、上記実施形態により制限されない。
【0064】
例えば、上記実施形態では、回転式圧縮機を例に組立品200について説明したが、これに限定されず、組立品200は回転式圧縮機以外の部材であってもよい。
【0065】
また、上記実施形態では、Z方向に沿って見たときに、運搬経路RTの一部が、受載部110及びねじ締結ユニット130と重なり合うが、これに限定されず、Z方向に沿って見たときに、運搬経路RTが、受載部110またはねじ締結ユニット130とずれていてもよい。Z方向に沿って見たときに、運搬経路RTが、受載部110およびねじ締結ユニット130とずれていてもよい。
【0066】
また、上記実施形態では、同軸組立装置100は、組立品200を運搬経路RTと受載部110との間で昇降させる移行ユニット140をさらに備えるが、これに限定されず、例えば、組立品200が受載部100に受載された状態でX方向に沿って移動可能であれば、移行ユニット140を省略してもよい。
【0067】
また、上記実施形態では、運搬経路RTは、上流側部分RT1と下流側部分RT2とを備えるが、これに限定されず、例えば、上流側部分RT1と下流側部分RT2の一方を省略してもよい。
【0068】
また、上記実施形態では、運搬経路RTに搬送ローラが設けられているが、これに限定されず、搬送ローラを省略してもよい。
【0069】
また、上記実施形態では、移行ユニット140は、第1の位置に位置するときに運搬経路RTの一部を構成するが、これに限定されず、移行ユニット140は、例えば、運搬経路RTのY1方向側に移行ユニット140を別途設けるなど、運搬経路RTとは独立して設けてもよい。
【0070】
また、上記実施形態では、可動部131は、Z方向に沿って見たときに運搬経路RTと重なり合うように支持ユニット150に片持ち支持されるが、これに限定されず、支持ユニット150は、Y方向に運搬経路RTを跨いで設けることにより、可動部131を両側から支持してもよい。
【0071】
また、上記実施形態では、押動部品171は、組立品200の運搬方向に沿って延在する中心線周りに運搬位置と退避位置との間で回動可能であるが、これに限定されず、押動部品171は、Y方向またはZ方向に沿って移動することにより運搬位置と退避位置との間で切り替わるように設けてもよい。押動部品171は、Y方向およびZ方向に沿って移動することにより運搬位置と退避位置との間で切り替わるように設けてもよい。
【0072】
また、上記実施形態では、押動部品171は、組立品200の運搬方向に沿って間隔をあけて複数設けられているが、これに限定されず、1つのみ設けてもよく、状況に応じて押動部品171を省略してもよい(例えば搬送ローラのみにより組立品200を運搬する)。
【0073】
また、上記実施形態では、同軸組立装置100は止めユニット160を備えるが、これに限定されず、止めユニット160を省略してもよい。
【0074】
また、上記実施形態では、調心ユニット120がロック部品125を備えるが、これに限定されず、ロック部品125を省略してもよい。
【0075】
また、上記実施形態では、治具300は、板部310と、環状部320と、柱体330とを備えるが、これに限定されず、治具300の具体的な構造、組立品200の形状に応じて変更してよい。
【0076】
また、上記実施形態では、組立品200は治具300を介して運搬経路RTにおいて運搬されるが、これに限定されず、状況に応じて治具300を省略してもよい。
【0077】
本発明は、その範囲内で、実施形態における各部分を自由に組み合わせたり、実施形態における各部分を適宜変形、省略したりすることができる。
【符号の説明】
【0078】
100 同軸組立装置
110 受載部
120 調心ユニット
121 係止部
122 駆動源
123 ブロック体
1231 被当接部
124 可動枠
125 ロック部品
126 駆動源
127 ブラケット
130 ねじ締結ユニット
131 可動部
1311 ねじ回し部
1312 押圧部品
1313 フレーム部
1314 駆動源
1315 伝動部
140 移行ユニット
150 支持ユニット
160 止めユニット
161 止め部材
170 駆動機構
171 押動部品
172 搬送ローラ
173 駆動源
174 伝動部
180 監視部
190 ベース
191 底板
200 組立品
210 軸部材
220 支持部材
300 治具
310 板部
320 環状部
330 柱体
RT 運搬経路
RT1 上流側部分
RT2 下流側部分