IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社日進製作所の特許一覧

特開2024-9789履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラム
<>
  • 特開-履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラム 図1
  • 特開-履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラム 図2
  • 特開-履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラム 図3
  • 特開-履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラム 図4
  • 特開-履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラム 図5
  • 特開-履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラム 図6
  • 特開-履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラム 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024009789
(43)【公開日】2024-01-23
(54)【発明の名称】履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/137 20060101AFI20240116BHJP
   B65G 57/00 20060101ALI20240116BHJP
   G06Q 50/04 20120101ALI20240116BHJP
【FI】
B65G1/137 A
B65G57/00 Z
G06Q50/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023112932
(22)【出願日】2023-07-10
(31)【優先権主張番号】P 2022111414
(32)【優先日】2022-07-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】390003665
【氏名又は名称】株式会社日進製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100174388
【弁理士】
【氏名又は名称】龍竹 史朗
(72)【発明者】
【氏名】山岡 洋斗
【テーマコード(参考)】
3F029
3F522
5L049
【Fターム(参考)】
3F029CA51
3F522BB03
3F522CC09
3F522DD03
3F522DD32
3F522EE16
3F522GG23
3F522GG26
3F522GG45
3F522JJ01
3F522LL36
3F522LL41
3F522LL61
5L049CC03
(57)【要約】
【課題】利用者の製品の在庫管理における作業負担を軽減することができる履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】移載装置2は、コード読み取り部211と、読み取られた製品識別コードが示す製品識別情報を履歴管理装置1へ送信する製品識別情報通知部212と、移載指令情報が取得されると、製品をパレットへ移載し、廃棄指令情報が取得されると、製品を予め設定された廃棄場所へ移載する移載制御部214と、を有する。履歴管理装置1は、製品識別情報が取得されると、処理履歴記憶部131が記憶する履歴情報に基づいて、製品をパレットへ移載するか廃棄するかを判定する履歴判定部113と、製品をパレットへ移載すると判定されると、移載指令情報を生成して移載装置2へ送信し、製品を廃棄すると判定されると、廃棄指令情報を生成して移載装置へ送信する移載指令部114と、を有する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品を搬送用のパレットへ移載する移載装置と、
前記製品の処理履歴を管理しつつ前記移載装置を制御する履歴管理装置と、を備え、
前記移載装置は、
製品の一部に設けられ前記製品を識別する製品識別情報を示す製品識別コードを読み取るコード読み取り部と、
前記コード読み取り部で読み取られた前記製品識別コードが示す前記製品識別情報を前記履歴管理装置へ送信する製品識別情報通知部と、
前記履歴管理装置から送信される、前記製品を前記パレットへ移載するよう指令する移載指令情報が取得されると、前記製品を前記パレットへ移載し、前記履歴管理装置から送信される、前記製品を廃棄するよう指令する廃棄指令情報が取得されると、前記製品を予め設定された廃棄場所へ移載する移載制御部と、を有し、
前記履歴管理装置は、
前記製品についての処理の履歴を示す履歴情報を、前記製品識別情報に対応づけて記憶する処理履歴記憶部と、
前記移載装置から送信される前記製品識別情報が取得されると、前記処理履歴記憶部が記憶する、取得された前記製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、前記製品識別情報で識別される前記製品を前記パレットへ移載するか廃棄するかを判定する履歴判定部と、
前記製品を前記パレットへ移載すると判定されると、前記移載指令情報を生成して前記移載装置へ送信し、前記製品を廃棄すると判定されると、前記廃棄指令情報を生成して前記移載装置へ送信する移載指令部と、を有する、
履歴管理システム。
【請求項2】
前記履歴判定部は、前記処理履歴記憶部が記憶する、取得された前記製品識別情報に対応する履歴情報が、予め設定された廃棄条件を満たす場合、前記製品識別情報で識別される前記製品を廃棄すると判定し、
前記廃棄条件は、前記製品について予め設定された少なくとも1つの処理が実施されていないことである、
請求項1に記載の履歴管理システム。
【請求項3】
前記履歴情報は、前記製品について予め設定された少なくとも1種類の検査を行った検査結果を示す検査結果情報を含み、
前記廃棄条件は、前記少なくとも1種類の検査それぞれの前記検査結果情報が予め設定された良品検査基準を満たしていないことである、
請求項2に記載の履歴管理システム。
【請求項4】
前記移載装置は、更に、
前記製品が移載される1つのパレットの積載量が予め設定された上限積載量に到達したか否かを判定する積載量判定部と、
前記1つのパレットの積載量が前記上限積載量に到達したと判定されると、前記1つのパレットの搬送を要求する搬送要求情報を生成して前記履歴管理装置へ送信する搬送要求部と、を有し、
前記履歴管理装置は、更に、
前記搬送要求情報が取得されると、前記1つのパレットを搬送する搬送装置に、前記1つのパレットを搬送させるよう指令する搬送指令情報を生成して前記搬送装置を制御する搬送制御装置へ送信する搬送指令部を有する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の履歴管理システム。
【請求項5】
製品についての処理の履歴を示す履歴情報を、前記製品を識別する製品識別情報に対応づけて記憶する処理履歴記憶部と、
前記製品を搬送用のパレットへ移載する移載装置から送信される前記製品を識別する製品識別情報が取得されると、前記処理履歴記憶部が記憶する、取得された前記製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、前記製品識別情報で識別される前記製品を前記パレットへ移載するか廃棄するかを判定する履歴判定部と、
前記製品を前記パレットへ移載すると判定されると、前記製品を前記パレットへ移載するよう指令する移載指令情報を生成して前記移載装置へ送信し、前記製品を廃棄すると判定されると、前記製品を予め設定された廃棄場所へ移載するよう指令する廃棄指令情報を生成して前記移載装置へ送信する移載指令部と、を備える、
履歴管理装置。
【請求項6】
製品についての処理の履歴を示す履歴情報を、前記製品を識別する製品識別情報に対応づけて処理履歴記憶部に記憶させるステップと、
前記製品を搬送用のパレットへ移載する移載装置から送信される前記製品を識別する製品識別情報が取得されると、前記処理履歴記憶部が記憶する、取得された前記製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、前記製品識別情報で識別される前記製品を前記パレットへ移載するか廃棄するかを判定するステップと、
前記製品を前記パレットへ移載すると判定されると、前記製品を前記パレットへ移載するよう指令する移載指令情報を生成して前記移載装置へ送信し、前記製品を廃棄すると判定されると、前記製品を予め設定された廃棄場所へ移載するよう指令する廃棄指令情報を生成して前記移載装置へ送信するステップと、を含む、
履歴管理方法。
【請求項7】
コンピュータを、
製品についての処理の履歴を示す履歴情報を、前記製品を識別する製品識別情報に対応づけて記憶する処理履歴記憶部、
前記製品を搬送用のパレットへ移載する移載装置から送信される前記製品を識別する製品識別情報が取得されると、前記処理履歴記憶部が記憶する、取得された前記製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、前記製品識別情報で識別される前記製品を前記パレットへ移載するか廃棄するかを判定する履歴判定部、
前記製品を前記パレットへ移載すると判定されると、前記製品を前記パレットへ移載するよう指令する移載指令情報を生成して前記移載装置へ送信し、前記製品を廃棄すると判定されると、前記製品を予め設定された廃棄場所へ移載するよう指令する廃棄指令情報を生成して前記移載装置へ送信する移載指令部、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
大量生産の各製品にはICチップを装着する。このICチップにはID番号を記憶させる。ID番号は各製品に付与された製品固有のシリアル番号である。一方、生産中又は生産後に製品の検査が行われるが、この検査データ及び検査結果をID番号で製品毎に区分してデータベースとして記憶しておく。そして、後の段階で製品の検証のために検索し、検証や分析に利用する。また、検査ラインでの検査と選別とが別々の位置(タイミング)で行われることから、このタイミングのためにIDリーダを設けて、タイミングの一致化をはかるこの記録を後で参照し、被検体に付加したIDから検査結果を参照する(例えば特許文献1参照)。なお、製品が、例えば金属製の部品のような場合、ICチップに代えて、製品を識別するためのID番号の情報を含む2次元コード等を刻印することにより製品を識別できるようにする場合がある。この場合も、生産中又は生産後の製品の検査において得られる検査データを、2次元コードから読み取られるID番号に基づいて製品毎に区分してデータベースとして記憶させておく。また、ディスクリート系の製造工場では、一般的に、複数の加工、組立工程を経る中で、加工バッチサイズの違いや、複数部品の組立により、何度もロットの再編成が行われる。よって、製品シリアルID番号に基づいて製造履歴情報のデータベース記憶を行う履歴管理システムでは、前記の製品検査データ及び検査結果だけでなく、各シリアル番号の製品が、何度かのロット再編成において、それぞれどのロットIDのロットに含まれていたかの情報も履歴情報としてデータベースに記憶することが求められる。
【0003】
一方で、製品を適当な荷姿に梱包し、在庫ヤードや自動倉庫などに一定期間在庫する場合、各製品の在庫ヤードや自動倉庫内における区画情報(位置情報)をデータベースとして記憶し、前工程からの入庫依頼、後工程からの出庫依頼に基づき、入出庫の制御を行う倉庫管理システムも存在する(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004-037259号公報
【特許文献2】特許第6636134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1、2に記載されたようなシステムについて、製品を搬送用のパレットへ移載する時点において、その製品についての処理履歴に基づいて、予め設定された条件を満たす場合にパレットへの移載対象から除外することで、利用者が所望する処理履歴を経た製品のみをパレットに移載することで、パレットに積み上がった状態での製品の選別作業を不要とし、利用者の製品の在庫管理における作業負担を軽減することが要請されている。
【0006】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、利用者の製品の在庫管理における作業負担を軽減することができる履歴管理システム、履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る履歴管理システムは、
製品を搬送用のパレットへ移載する移載装置と、
前記製品の処理履歴を管理しつつ前記移載装置を制御する履歴管理装置と、を備え、
前記移載装置は、
製品の一部に設けられ前記製品を識別する製品識別情報を示す製品識別コードを読み取るコード読み取り部と、
前記コード読み取り部で読み取られた前記製品識別コードが示す前記製品識別情報を前記履歴管理装置へ送信する製品識別情報通知部と、
前記履歴管理装置から送信される、前記製品を前記パレットへ移載するよう指令する移載指令情報が取得されると、前記製品を前記パレットへ移載し、前記履歴管理装置から送信される、前記製品を廃棄するよう指令する廃棄指令情報が取得されると、前記製品を予め設定された廃棄場所へ移載する移載制御部と、を有し、
前記履歴管理装置は、
前記製品についての処理の履歴を示す履歴情報を、前記製品識別情報に対応づけて記憶する処理履歴記憶部と、
前記移載装置から送信される前記製品識別情報が取得されると、前記処理履歴記憶部が記憶する、取得された前記製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、前記製品識別情報で識別される前記製品を前記パレットへ移載するか廃棄するかを判定する履歴判定部と、
前記製品を前記パレットへ移載すると判定されると、前記移載指令情報を生成して前記移載装置へ送信し、前記製品を廃棄すると判定されると、前記廃棄指令情報を生成して前記移載装置へ送信する移載指令部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、履歴判定部が、処理履歴記憶部が記憶する、移載装置から送信された製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、製品識別情報で識別される製品をパレットへ移載するか廃棄するかを判定する。また、移載指令部が、製品をパレットへ移載すると判定されると、移載指令情報を生成して移載装置へ送信し、製品を廃棄すると判定されると、廃棄指令情報を生成して移載装置へ送信する。そして、移載装置の移載制御部が、履歴管理装置から送信される移載指令情報が取得されると、製品をパレットへ移載し、履歴管理装置から送信される廃棄指令情報が取得されると、製品を予め設定された廃棄場所へ移載する。これにより、利用者が廃棄する製品の履歴情報についての条件を予め設定しておくだけで、利用者が所望する処理履歴を経た製品のみを搬送用のパレットに移載できるので、利用者の製品の在庫管理における作業負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施の形態に係る履歴管理システムの全体構成を示す図である。
図2】実施の形態に係る履歴管理システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】実施の形態に係る履歴管理システムの機能構成を示すブロック図である。
図4】実施の形態に係る処理履歴記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。
図5】実施の形態に係る履歴管理システムの動作を示すシーケンス図である。
図6】実施の形態に係る履歴管理システムの動作を示すシーケンス図である。
図7】実施の形態に係る履歴管理装置が実行する履歴管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態に係る履歴管理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る履歴管理システムは、製品を搬送用のパレットへ移載する移載装置と、製品の処理履歴を管理しつつ移載装置を制御する履歴管理装置と、を備える。移載装置は、製品の一部に設けられ製品を識別する製品識別情報を示す製品識別コードを読み取るコード読み取り部と、コード読み取り部で読み取られた製品識別コードが示す製品識別情報を履歴管理装置へ送信する製品識別情報通知部と、履歴管理装置から送信される、製品をパレットへ移載するよう指令する移載指令情報が取得されると、製品をパレットへ移載し、履歴管理装置から送信される、製品を廃棄するよう指令する廃棄指令情報が取得されると、製品を予め設定された廃棄場所へ移載する移載制御部と、を有する。また、履歴管理装置は、製品についての処理の履歴を示す履歴情報を、製品識別情報に対応づけて記憶する処理履歴記憶部と、移載装置から送信される製品識別情報が取得されると、処理履歴記憶部が記憶する、取得された製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、製品識別情報で識別される製品をパレットへ移載するか否かを判定する履歴判定部と、製品をパレットへ移載すると判定されると、移載指令情報を生成して移載装置へ送信し、製品を廃棄すると判定されると、廃棄指令情報を生成して移載装置へ送信する移載指令部と、を有する。
【0011】
本実施の形態に係る履歴管理システムは、例えば図1に示すように、複数の処理ユニット11、12、13、14により処理が行われる生産ラインPLを備える工場に設置される。移載制御システムは、生産ラインPLで製造される製品を、工場内を走行する搬送装置3で搬送するための搬送用のパレット(図示せず)に移載する移載装置2と、当該移載装置2を制御する履歴管理装置1と、を備える。履歴管理装置1は、処理ユニット11、12、13、14とネットワークNWを介して通信可能となっている。また、履歴管理装置1は、搬送装置3の走行を制御する搬送制御装置5とネットワークNWを介して通信可能となっている。
【0012】
処理ユニット11、12、13、14は、それぞれ、製品を製造するために投入される素材または中間製品に対して熱処理、切削加工、検査、梱包等の各種処理を実行する。処理ユニット11、12、13、14は、それぞれ、自ユニットでの処理が完了すると、処理結果を示す情報、処理日時を示す処理日時情報等を含む処理情報を生成して履歴管理装置1へ送信する。処理ユニット11、12、13、14が、製品について予め設定された少なくとも1種類の検査を行う場合、当該検査を行った検査結果を示す検査結果情報を含む処理情報を履歴管理装置1へ送信する。
【0013】
搬送装置3は、搬送制御装置5から送信される、搬送装置3が実行すべき搬送タスクを示す搬送タスク情報に基づいて、移載装置2により生産ラインPLから移載された製品が積み上げられたパレットを、工業内に設けられた在庫ヤードへ搬送する搬送タスクを実行する。搬送装置3は、搬送タスクが完了すると、搬送完了通知情報を生成して搬送制御装置5へ送信する。
【0014】
搬送制御装置5は、履歴管理装置1から送信される搬送指令情報を取得すると、これに応じて、搬送装置3が実行すべき搬送タスクを示す搬送タスク情報を生成して搬送装置3へ送信する。これにより、搬送装置3は、搬送制御装置5から送信される搬送タスク情報を取得し、取得した搬送タスク情報に基づいて、移載装置2により製品が積み上げられたパレットを在庫ヤードの予め設定された保管位置まで搬送する搬送タスクを実行する。そして、搬送制御装置5は、搬送装置3から送信される搬送完了通知情報を取得すると、取得した搬送完了通知情報を履歴管理装置1へ送信する。
【0015】
移載装置2は、図2に示すように、生産ラインPLの終端位置において、製品を把持してパレットへ移載する把持機構(図示せず)を駆動する駆動部22と、駆動部22を制御する制御ユニット21と、を有する。駆動部22は、制御ユニット21から入力される制御情報に基づいて把持機構を駆動することにより、製品をパレットへ移載する移載処理または製品を予め設定された廃棄場所へ移載する廃棄処理を実行する。
【0016】
制御ユニット21は、CPU(Central Processing Unit)201と、主記憶部202と、補助記憶部203と、撮像部205と、通信部206と、駆動部22に接続されたインタフェース207と、各部を接続するバス209と、を有する。主記憶部202は、例えばRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリであり、CPU201の作業領域として使用される。補助記憶部203は、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリであり、制御ユニット21の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。撮像部205は、カメラを有し、製品の一部に設けられた製品を識別するための製品識別コードを撮像する。製品識別コードとしては、二次元コード、バーコード等を採用することができる。通信部206は、ネットワークNWを介して、履歴管理装置1と通信する。通信部206は、履歴管理装置1からネットワークNWを介して取得した各種情報をCPU201へ転送したり、CPU201から転送された各種情報を、ネットワークNWを介して履歴管理装置1へ送信したりする。インタフェース207は、CPU201から制御情報が転送されると、当該制御情報を駆動部22へ出力する。
【0017】
CPU201は、補助記憶部203が記憶する前述のプログラムを主記憶部202に読み出して実行することにより、図3に示すように、コード読み取り部211、製品識別情報通知部212、指令取得部213、移載制御部214、積載量判定部215および搬送要求部216として機能する。コード読み取り部211は、撮像部205により撮像された製品の一部の画像の中から製品の一部に設けられた製品識別コードの画像を抽出し、抽出した製品識別コードが示す製品識別情報を特定する。製品識別情報通知部212は、特定された製品識別情報を履歴管理装置1へ送信する。
【0018】
指令取得部213は、履歴管理装置1から送信される、製品をパレットへ移載するよう指令する移載指令情報、または、履歴管理装置1から送信される、製品を廃棄するよう指令する廃棄指令情報を取得し、取得した移載指令情報または廃棄指令情報を移載制御部214に通知する。移載制御部214は、指令取得部213から移載指令情報が通知されると、履歴管理装置1へ送信した製品識別情報で識別される製品をパレットへ移載するための制御情報を生成して駆動部22へ出力する。ここで、移載制御部214は、移載指令情報を取得する毎に、取得通知情報を積載量判定部215に通知する。一方、移載制御部214は、指令取得部213から廃棄指令情報が取得されると、履歴管理装置1へ送信した製品識別情報で識別される製品を予め設定された廃棄場所へ移載するための制御情報を生成して駆動部22へ出力する。
【0019】
積載量判定部215は、移載制御部214から取得通知情報が通知された回数に基づいて、パレットに積み上げられた製品の積載量が予め設定された上限積載量に到達したか否かを判定する。搬送要求部216は、積載量判定部215によりパレットに積み上げられた製品の積載量が予め設定された上限積載量に到達したと判定されると、パレットを在庫ヤードへ搬送することを要求する搬送要求情報を生成して履歴管理装置1へ送信する。
【0020】
図2に戻って、履歴管理装置1は、例えばサーバ用のコンピュータから構成され、CPU101と、主記憶部102と、補助記憶部103と、通信部106と、各部を接続するバス109と、を有する。主記憶部102は、揮発性メモリであり、CPU101の作業領域として使用され、補助記憶部103は、不揮発性メモリであり、履歴管理装置1の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。通信部106は、ネットワークNWを介して、処理ユニット11、12、13、14、移載装置2および搬送制御装置5と通信する。通信部106は、処理ユニット11、12、13、14、移載装置2、搬送制御装置5からネットワークNWを介して取得した各種情報をCPU101へ転送したり、CPU101から転送された各種情報を、ネットワークNWを介して移載装置2、搬送制御装置5へ送信したりする。
【0021】
CPU101は、補助記憶部103が記憶する前述のプログラムを主記憶部102に読み出して実行することにより、図3に示すように、処理情報取得部111、製品識別情報取得部112、履歴判定部113、移載指令部114、搬送要求情報取得部115、搬送指令部116、搬送完了通知取得部117および保管位置更新部118として機能する。また、図2に示す補助記憶部103は、図3に示すように、処理履歴記憶部131と、保管位置記憶部132と、判定基準記憶部133と、を有する。処理履歴記憶部131は、製品についての処理の履歴を示す履歴情報を、製品識別情報に対応づけて記憶する。処理履歴記憶部131は、例えば図4に示すように、製品について行われた検査工程における検査結果情報、処理日時を示す処理日時情報、移載工程における処理日時情報を、製品を識別する製品識別情報に対応づけて記憶している。図3に戻って、保管位置記憶部132は、製品それぞれの在庫ヤード内における保管位置を示す保管位置情報を、製品を識別する製品識別情報に対応づけて記憶する。判定基準記憶部133は、処理履歴記憶部131が記憶する履歴情報に対する、製品を廃棄すると判定する場合の予め設定された廃棄条件を示す廃棄条件情報を記憶する。ここで、廃棄条件は、例えば製品について予め設定された少なくとも1つの処理が実施されていないことに設定される。或いは、履歴情報が、製品について予め設定された少なくとも1種類の検査を行った検査結果を示す検査結果情報を含む場合、廃棄条件が、当該少なくとも1種類の検査それぞれの検査結果情報が予め設定された良品検査基準を満たしていないことに設定されている。
【0022】
処理情報取得部111は、処理ユニット11、12、13、14から送信される処理情報を取得すると、取得した処理情報に含まれる検査結果情報、処理日時情報等の各種情報を抽出する。そして、処理情報取得部111は、抽出した各種情報を用いて、処理履歴記憶部131が記憶する履歴情報を更新する。製品識別情報取得部112は、移載装置2から送信される製品識別情報を取得すると、取得した製品識別情報を履歴判定部113に通知する。
【0023】
履歴判定部113は、製品識別情報取得部112から製品識別情報が取得されると、処理履歴記憶部131が記憶する、通知された製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、製品識別情報で識別される製品をパレットへの移載が可能かまたは廃棄するかを判定する。具体的には、履歴判定部113は、処理履歴記憶部131が記憶する、取得された製品識別情報に対応する履歴情報が、判定基準記憶部133が記憶する廃棄条件情報が示す廃棄条件を満たす場合、製品識別情報で識別される製品を廃棄すると判定する。一方、履歴判定部113は、処理履歴記憶部131が記憶する、取得された製品識別情報に対応する履歴情報が、判定基準記憶部133が記憶する廃棄条件情報が示す廃棄条件を満たさない場合、製品識別情報で識別される製品をパレットへの移載が可能と判定する。
【0024】
移載指令部114は、履歴判定部113により製品をパレットへの移載が可能と判定されると、製品を前述のパレットへ移載するよう指令する移載指令情報を生成して移載装置2へ送信する。一方、移載指令部114は、履歴判定部113により製品を廃棄すると判定されると、製品を前述の廃棄場所へ移載するよう指令する廃棄指令情報を生成して移載装置2へ送信する。
【0025】
搬送要求情報取得部115は、移載装置2から送信される前述の搬送要求情報を取得すると、処理履歴記憶部131にパレットが在庫ヤードへ搬送された日時を示す処理日時情報を新たに記憶させる形で履歴情報を更新する。また、搬送要求情報取得部115は、取得した搬送要求情報を搬送指令部116に通知する。搬送指令部116は、搬送要求情報取得部115から搬送要求情報が通知されると、搬送制御装置5に対して搬送装置3にパレットを在庫ヤードへ搬送させるよう指令する搬送指令情報を生成して搬送制御装置5へ送信する。
【0026】
搬送完了通知取得部117は、搬送制御装置5から送信される搬送完了通知情報を取得すると、取得した搬送完了通知情報を保管位置更新部118に通知する。保管位置更新部118は、搬送完了通知情報が通知されると、搬送完了通知により完了が通知された搬送タスクに対応する製品の製品識別情報および製品識別情報に対応する保管位置情報を新たに保管位置記憶部132に記憶させる形で保管位置情報を更新する。
【0027】
次に、本実施の形態に係る履歴管理システム全体の処理の流れについて図5および図6を参照しながら説明する。まず、図5に示すように、処理ユニット11、12、13、14は、それぞれ、処理が完了すると(ステップS1)、前述の処理情報を生成する(ステップS2)。次に、生成された処理情報が、処理ユニット11、12、13、14から履歴管理装置1へ送信される(ステップS3)。一方、履歴管理装置1は、処理情報を取得すると、取得した処理情報に含まれる検査結果情報、処理日時情報等の各種情報を抽出する。そして、履歴管理装置1は、抽出した各種情報を用いて、処理履歴記憶部131が記憶する履歴情報を更新する(ステップS4)。
【0028】
また、生産ラインPLにおいて処理ユニット11、12、13、14による全ての処理が完了すると、製品が、生産ラインPLの終端位置に配置される。そして、移載装置2は、終端位置に配置された製品に設けられた製品識別コードを撮像部205により撮像し、撮像して得られた製品識別コードの画像から当該製品の製品識別情報を特定する(ステップS5)。続いて、特定された製品識別情報が、移載装置2から履歴管理装置1へ送信される(ステップS6)。一方、履歴管理装置1は、製品識別情報を取得すると、処理履歴記憶部131が記憶する、取得した製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、製品識別情報で識別される製品をパレットへ移載することが可能と判定したとする(ステップS7)。この場合、履歴管理装置1が、移載指令情報を生成し(ステップS8)、生成された移載指令情報が、履歴管理装置1から移載装置2へ送信される(ステップS9)。
【0029】
一方、移載装置2は、移載指令情報を取得すると、履歴管理装置1へ送信した製品識別情報で識別される製品をパレットへ移載するための制御情報を生成して駆動部22へ出力する。そして、駆動部22が、制御情報に基づいて把持機構を駆動することにより、製品をパレットへ移載する移載処理を実行する(ステップS10)。
【0030】
その後、移載装置2が、パレットに積み上げられた製品の積載量が予め設定された上限積載量に到達したと判定したとする(ステップS11)。この場合、移載装置2が、製品が積み上げられたパレットを在庫ヤードへ搬送することを要求する搬送要求情報を生成し(ステップS12)、生成された搬送要求情報が、移載装置2から履歴管理装置1へ送信される(ステップS13)。一方、履歴管理装置1は、搬送要求情報を取得すると、処理履歴記憶部131にパレットが在庫ヤードへ搬送された日時を示す処理日時情報を新たに記憶させる形で履歴情報を更新する(ステップS14)。次に、履歴管理装置1が、搬送制御装置5に対して搬送装置3にパレットを在庫ヤードへ搬送させるよう指令する搬送指令情報を生成し(ステップS15)、図6に示すように、生成された搬送指令情報が、履歴管理装置1から搬送制御装置5へ送信される(ステップS16)。
【0031】
一方、搬送制御装置5は、搬送指令情報を取得すると、搬送装置3がパレットを在庫ヤードへ搬送する搬送タスクを示す搬送タスク情報を生成し(ステップS17)、生成された搬送タスク情報が、搬送制御装置5から搬送装置3へ送信される(ステップS18)。一方、搬送装置3は、搬送タスク情報を取得すると、取得した搬送タスク情報に基づいて、製品が積み上げられたパレットを在庫ヤードへ搬送する(ステップS19)。続いて、搬送装置3は、パレットの在庫ヤードへの搬送が完了すると(ステップS20)、搬送完了通知情報を生成する(ステップS21)。そして、生成された搬送完了通知情報が、搬送制御装置5へ送信された後(ステップS22)、履歴管理装置1へ送信される(ステップS23)。一方、履歴管理装置1は、搬送完了通知情報が通知されると、搬送完了通知により完了が通知された搬送タスクに対応する製品の製品識別情報および製品識別情報に対応する保管位置情報を新たに保管位置記憶部132に記憶させる形で保管位置情報を更新する(ステップS24)。
【0032】
また、生産ラインPLにおいて処理ユニット11、12、13、14による全ての処理が完了し、前述のステップS5、S6の処理が実行された後、履歴管理装置1が、処理履歴記憶部131が記憶する、取得した製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、製品識別情報で識別される製品を廃棄すると判定したとする(ステップS25)。この場合、履歴管理装置1が、廃棄指令情報を生成し(ステップS26)、生成された廃棄指令情報が、履歴管理装置1から移載装置2へ送信される(ステップS27)。一方、移載装置2は、廃棄指令情報を取得すると、履歴管理装置1へ送信した製品識別情報で識別される製品を予め設定された廃棄場所へ移載するための制御情報を生成して駆動部22へ出力する。そして、駆動部22が、制御情報に基づいて把持機構を駆動することにより、製品を廃棄場所へ移載する廃棄処理を実行する(ステップS28)。
【0033】
次に、本実施の形態に係る履歴管理装置1が実行する履歴管理処理について図7を参照しながら説明する。この履歴管理処理は、履歴管理装置1において履歴管理処理を実行するためのプログラムが起動されたことを契機として開始される。まず、処理情報取得部111は、処理ユニット11、12、13、14から送信される処理情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。ここで、処理情報取得部111が処理情報を取得していないと判定すると(ステップS101:No)、後述のステップS103の処理が実行される。一方、処理情報取得部111は、処理情報を取得したと判定すると(ステップS101:Yes)、取得した処理情報に含まれる検査結果情報、処理日時情報等の各種情報を抽出する。そして、処理情報取得部111は、抽出した各種情報を用いて、処理履歴記憶部131が記憶する履歴情報を更新する(ステップS102)。
【0034】
次に、製品識別情報取得部112は、移載装置2から送信される製品識別情報を取得したか否かを判定する(ステップS103)。ここで、製品識別情報取得部112が、製品識別情報を取得していないと判定すると(ステップS103:No)、後述のステップS107の処理が実行される。一方、製品識別情報取得部112は、製品識別情報を取得したと判定すると(ステップS103:Yes)、取得した製品識別情報を履歴判定部113に通知する。そして、履歴判定部113は、処理履歴記憶部131が記憶する、通知された製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、製品識別情報で識別される製品のパレットへの移載が可能か否かを判定する(ステップS104)。ここで、履歴判定部113が、製品識別情報で識別される製品のパレットへの移載が可能であると判定すると(ステップS104:Yes)、移載指令部114が、製品を前述のパレットへ移載するよう指令する移載指令情報を生成して移載装置2へ送信した後(ステップS105)、後述のステップS107の処理が実行される。一方、履歴判定部113が、製品識別情報で識別される製品を廃棄すると判定すると(ステップS104:No)、移載指令部114が、製品を前述の廃棄場所へ移載するよう指令する廃棄指令情報を生成して移載装置2へ送信する(ステップS106)。
【0035】
続いて、搬送要求情報取得部115は、移載装置2から送信される前述の搬送要求情報を取得したか否かを判定する(ステップS107)。ここで、搬送要求情報取得部115が、搬送要求情報を取得していないと判定すると(ステップS107:No)、後述のステップS110の処理が実行される。一方、搬送要求情報取得部115は、搬送要求情報を取得したと判定すると(ステップS107:Yes)、処理履歴記憶部131にパレットが在庫ヤードへ搬送された日時を示す処理日時情報を新たに記憶させる形で履歴情報を更新する(ステップS108)。その後、搬送要求情報取得部115は、取得した搬送要求情報を搬送指令部116に通知する。そして、搬送指令部116は、搬送制御装置5に対して搬送装置3にパレットを在庫ヤードへ搬送させるよう指令する搬送指令情報を生成して搬送制御装置5へ送信する(ステップS109)。
【0036】
その後、搬送完了通知取得部117は、搬送制御装置5から送信される搬送完了通知情報を取得したか否かを判定する(ステップS110)。ここで、搬送完了通知取得部117が、搬送完了通知情報を取得していないと判定すると(ステップS110:No)、再びステップS101の処理が実行される。一方、搬送完了通知取得部117が、搬送完了通知情報を取得したと判定すると(ステップS110:Yes)、取得した搬送完了通知情報を保管位置更新部118に通知する。そして、保管位置更新部118は、搬送完了通知により完了が通知された搬送タスクに対応する製品の製品識別情報および製品識別情報に対応する保管位置情報を新たに保管位置記憶部132に記憶させる形で保管位置情報を更新する(ステップS111)。次に、再びステップS101の処理が実行される。
【0037】
以上説明したように、本実施の形態に係る履歴管理システムでは、履歴判定部113が、処理履歴記憶部131が記憶する、移載装置2から送信された製品識別情報に対応する履歴情報に基づいて、製品識別情報で識別される製品をパレットへ移載するか否かを判定する。また、移載指令部114が、製品をパレットへ移載すると判定されると、移載指令情報を生成して移載装置2へ送信し、製品を廃棄すると判定されると、廃棄指令情報を生成して移載装置2へ送信する。そして、移載装置2の移載制御部214が、履歴管理装置1から送信される移載指令情報が取得されると、製品をパレットへ移載し、履歴管理装置1から送信される廃棄指令情報が取得されると、製品を予め設定された廃棄場所へ移載する。これにより、利用者が廃棄する製品の履歴情報についての条件を予め設定しておくだけで、利用者が所望する処理履歴を経た製品のみを搬送用のパレットに移載できるので、利用者の製品の在庫管理における作業負担を軽減することができる。
【0038】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前述の実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、移載装置2の積載量判定部215が、パレットの重量を計測する重量計測装置により計測された重量に基づいて、パレットに積み上げられた製品の積載量が上限積載量に到達したか否かを判定するものであってもよい。
【0039】
以上、本発明の実施の形態および変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施の形態および変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、製品をパレットへ移載する履歴管理システムとして好適である。
【符号の説明】
【0041】
1:履歴管理装置、2:移載装置、3:搬送装置、5:搬送制御装置、11,12,13,14:処理ユニット、21:制御ユニット、22:駆動部、101,201:CPU、102,202:主記憶部、103,203:補助記憶部、106,206:通信部、109,209:バス、111:処理情報取得部、112:製品識別情報取得部、113:履歴判定部、114:移載指令部、115:搬送要求情報取得部、116:搬送指令部、117:搬送完了通知取得部、118:保管位置更新部、131:処理履歴記憶部、132:保管位置記憶部、133:判定基準記憶部、205:撮像部、207:インタフェース、211:コード読み取り部、212:製品識別情報通知部、213:指令取得部、214:移載制御部、215:積載量判定部、216:搬送要求部、NW:ネットワーク、PL:生産ライン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7