(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024098154
(43)【公開日】2024-07-22
(54)【発明の名称】半導体メモリ装置
(51)【国際特許分類】
H10B 12/00 20230101AFI20240712BHJP
【FI】
H10B12/00 681
H10B12/00 681D
H10B12/00 681A
H10B12/00 621B
H10B12/00 671B
H10B12/00 671A
H10B12/00 681B
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024001369
(22)【出願日】2024-01-09
(31)【優先権主張番号】10-2023-0002709
(32)【優先日】2023-01-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】金 康仁
(72)【発明者】
【氏名】金 ▲きゅん▼桓
(72)【発明者】
【氏名】孫 ▲よん▼佑
(72)【発明者】
【氏名】安 相彬
(72)【発明者】
【氏名】李 相▲みん▼
(72)【発明者】
【氏名】▲ちょう▼ 永丞
【テーマコード(参考)】
5F083
【Fターム(参考)】
5F083AD03
5F083AD04
5F083AD24
5F083FR01
5F083FZ10
5F083GA09
5F083GA27
5F083HA02
5F083HA06
5F083JA02
5F083JA05
5F083JA12
5F083JA14
5F083JA19
5F083JA35
5F083JA38
5F083JA39
5F083JA40
5F083JA42
5F083JA43
5F083JA60
5F083KA01
5F083KA05
5F083KA07
5F083KA19
5F083LA12
5F083LA16
5F083MA06
5F083MA17
5F083MA20
5F083NA01
5F083ZA28
(57)【要約】 (修正有)
【課題】半導体メモリ装置の信頼性及び性能を改善する。
【解決手段】半導体メモリ装置において、セル領域20は、セル素子分離膜22及びセル領域分離膜により定義され、第1方向D1と異なる第2方向D2に延びた複数の活性領域ACTを含む。夫々の活性領域は、セルゲート構造体110により分離される第1部分及び第1部分の両側に定義される第2部分を含む。複数の活性領域は、ノーマル活性領域ACT_Nと、ダミー活性領域ACT_Dを含み、ダミー活性領域の第1部分の第1方向への幅はノーマル活性領域のそれより大きい。セルゲート構造体は、その終端に位置するヘッド領域と、ヘッド領域から第1方向に延びたボディ領域を含み、ヘッド領域で、第1方向と垂直な第3方向D3への幅は、そのボディ領域から遠くなるにつれて増加した後に減少し、そのヘッド領域の少なくとも一部は、活性領域及びセル素子分離膜と基板の厚さ方向に重なる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セル領域と、周辺領域を含む基板;
前記基板内に配置され、前記セル領域と前記周辺領域を分離するセル領域分離膜;および
前記セル領域の前記基板内に配置され、第1方向に延びたセルゲート電極を含む複数のセルゲート構造体を含み、
前記基板の前記セル領域は、セル素子分離膜、および前記セル素子分離膜により定義され、前記第1方向と異なる第2方向に延びた複数の活性領域を含み、
それぞれの活性領域は前記セルゲート構造体により分離される第1部分および第2部分を含み、
前記活性領域の第2部分は前記活性領域の第1部分の両側に定義され、
前記複数の活性領域はノーマル活性領域と、ダミー活性領域を含み、
前記ダミー活性領域の第1部分の前記第1方向への幅は前記ノーマル活性領域の第1部分の前記第1方向への幅より大きく、
前記セルゲート構造体は前記セルゲート構造体の終端に位置するヘッド領域と、前記ヘッド領域から前記第1方向に延びたボディ領域を含み、
前記第1方向と垂直な第3方向への前記セルゲート構造体の前記ヘッド領域の幅は前記ヘッド領域の終端から中間部分に行くほど増加し、前記ヘッド領域の幅は前記中間部分から前記ボディ領域に行くほど減少し、
前記セルゲート構造体のヘッド領域の少なくとも一部は前記活性領域および前記セル素子分離膜と前記基板の厚さ方向に重なる、半導体メモリ装置。
【請求項2】
前記活性領域の第2部分は活性領域の第2上部部分と、活性領域の第2下部部分を含み、
前記ダミー活性領域の第2下部部分の前記第1方向への幅は前記ノーマル活性領域の第2下部部分の前記第1方向への幅より大きい、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項3】
前記ダミー活性領域は前記第3方向に最も隣接した第1ダミー活性領域および第2ダミー活性領域を含み、
平面視したときに、前記第1ダミー活性領域は前記第2ダミー活性領域と連結されない、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項4】
前記セルゲート構造体は前記第1方向に延びたセルゲートトレンチと、セルゲート絶縁膜を含み、
前記セルゲート電極は前記セルゲート絶縁膜上に配置され、
前記ノーマル活性領域と前記セルゲート電極の間での前記セルゲート絶縁膜の厚さは、前記ダミー活性領域と前記セルゲート電極の間での前記セルゲート絶縁膜の厚さより小さいか同じである、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項5】
前記セルゲート絶縁膜はシリコン酸化物膜を含み、
前記ノーマル活性領域と前記セルゲート電極の間での前記シリコン酸化物膜の厚さは、前記ダミー活性領域と前記セルゲート電極の間での前記シリコン酸化物膜の厚さより小さいか同じである、請求項4に記載の半導体メモリ装置。
【請求項6】
前記基板上に配置され、前記第3方向に延びて、前記ノーマル活性領域と交差するセル導電線をさらに含む、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項7】
前記基板上に配置され、前記第3方向に延びて、前記ダミー活性領域と交差するダミーセル導電線をさらに含む、請求項6に記載の半導体メモリ装置。
【請求項8】
前記セルゲート構造体のヘッド領域全体が前記活性領域および前記セル素子分離膜と前記基板の厚さ方向に重なる、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項9】
前記セル領域は前記第1方向に延びた第1境界面と、前記第3方向に延びた第2境界面を含み、
前記ダミー活性領域は前記セル領域の第2境界面に沿って配置される、請求項8に記載の半導体メモリ装置。
【請求項10】
セル領域と、周辺領域を含む基板;
前記基板内に配置され、前記セル領域と前記周辺領域を分離するセル領域分離膜;
前記セル領域の前記基板内に配置され、第1方向に延びたセルゲート電極を含む複数のセルゲート構造体;および
前記セルゲート電極上に配置され、前記セルゲート電極と連結されたセルゲートプラグを含み、
前記セル領域は、セル素子分離膜、および前記セル素子分離膜により定義され、前記第1方向と異なる第2方向に延びた複数の活性領域を含み、
前記複数の活性領域はノーマル活性領域と、前記セル領域分離膜と接触するダミー活性領域を含み、
前記セルゲート構造体は、前記セルゲート構造体の終端に位置する第1ヘッド領域および第2ヘッド領域と、前記第1ヘッド領域と前記第2ヘッド領域の間に配置され、前記第1方向に延びたボディ領域を含み、
前記セルゲート構造体の第1および第2ヘッド領域で、前記セルゲート構造体の前記第1方向と垂直な第3方向への幅は前記セルゲート構造体のボディ領域から遠くなるにつれて増加した後に減少し、
前記セルゲート構造体の第1ヘッド領域全体が前記活性領域および前記セル素子分離膜と前記基板の厚さ方向に重なり、
前記セルゲート構造体は前記第3方向に最も隣接する第1セルゲート構造体および第2セルゲート構造体を含み、
前記セルゲートプラグは前記第1セルゲート構造体の第1ヘッド領域で前記セルゲート電極と連結され、
前記セルゲートプラグは前記第2セルゲート構造体の第1ヘッド領域で前記セルゲート電極と連結されない、半導体メモリ装置。
【請求項11】
それぞれの活性領域は前記セルゲート構造体により分離される第1部分および第2部分を含み、
前記活性領域の第2部分は前記活性領域の第1部分の両側に定義され、
前記ダミー活性領域の第1部分の前記第1方向への幅は前記ノーマル活性領域の第1部分の前記第1方向への幅より大きい、請求項10に記載の半導体メモリ装置。
【請求項12】
前記活性領域の第2部分は活性領域の第2上部部分と、活性領域の第2下部部分を含み、
前記ダミー活性領域の第2下部部分の前記第1方向への幅は前記ダミー活性領域の第2上部部分の前記第1方向への幅と異なる、請求項11に記載の半導体メモリ装置。
【請求項13】
前記セルゲート電極と交差する領域での前記ダミー活性領域の前記第1方向への幅は前記セルゲート電極と交差する領域での前記ノーマル活性領域の前記第1方向への幅より大きい、請求項10に記載の半導体メモリ装置。
【請求項14】
前記セルゲート構造体は前記第1方向に延びたセルゲートトレンチと、セルゲート絶縁膜を含み、
前記セルゲート電極は前記セルゲート絶縁膜上に配置され、
前記ノーマル活性領域と前記セルゲート電極の間での前記セルゲート絶縁膜の厚さは、前記ダミー活性領域と前記セルゲート電極の間での前記セルゲート絶縁膜の厚さより小さいか同じである、請求項10に記載の半導体メモリ装置。
【請求項15】
セル領域と、周辺領域を含む基板;
前記基板内に配置され、前記セル領域と前記周辺領域を分離するセル領域分離膜;および
前記セル領域の前記基板内に配置され、第1方向に延びたセルゲート電極を含む複数のセルゲート構造体を含み、
前記セル領域は、セル素子分離膜、および前記セル素子分離膜により定義され、前記第1方向と異なる第2方向に延びた複数の活性領域を含み、
前記複数の活性領域はノーマル活性領域と、前記セル領域分離膜と接触するダミー活性領域を含み、
前記セルゲート構造体は前記セルゲート構造体の終端に位置するヘッド領域と、前記ヘッド領域から前記第1方向に延びたボディ領域を含み、
前記セルゲート構造体のヘッド領域で、前記セルゲート構造体の前記第1方向と垂直な第3方向への幅は前記セルゲート構造体のボディ領域から遠くなるにつれて増加した後に減少し、
前記セルゲート構造体のヘッド領域の少なくとも一部は前記活性領域および前記セル素子分離膜と前記基板の厚さ方向に重なり、
前記セルゲート電極と重なる領域での前記ダミー活性領域の前記第1方向への幅は前記セルゲート電極と重なる領域での前記ノーマル活性領域の前記第1方向への幅より大きい、半導体メモリ装置。
【請求項16】
前記セルゲート構造体は前記セルゲート電極の下に配置されたセルゲート絶縁膜を含み、
前記ノーマル活性領域と前記セルゲート電極の間での前記セルゲート絶縁膜の厚さは前記ダミー活性領域と前記セルゲート電極の間での前記セルゲート絶縁膜の厚さより小さい、請求項15に記載の半導体メモリ装置。
【請求項17】
前記セルゲート構造体は前記セルゲート電極の下に配置されたセルゲート絶縁膜を含み、
前記ノーマル活性領域と前記セルゲート電極の間での前記セルゲート絶縁膜の厚さは前記ダミー活性領域と前記セルゲート電極の間での前記セルゲート絶縁膜の厚さと同じである、請求項15に記載の半導体メモリ装置。
【請求項18】
前記ノーマル活性領域から前記セルゲート構造体の上面までの高さは前記ダミー活性領域から前記セルゲート構造体の上面までの高さと異なる、請求項15に記載の半導体メモリ装置。
【請求項19】
前記ノーマル活性領域から前記セルゲート構造体の上面までの高さは前記ダミー活性領域から前記セルゲート構造体の上面までの高さと同じである、請求項15に記載の半導体メモリ装置。
【請求項20】
それぞれの活性領域は前記セルゲート構造体により分離される第1部分および第2部分を含み、
前記活性領域の第2部分は前記活性領域の第1部分の両側に定義され、
前記ダミー活性領域の第1部分の前記第1方向への幅は前記ノーマル活性領域の第1部分の前記第1方向への幅より大きい、請求項15に記載の半導体メモリ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体メモリ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体素子がますます高集積化されるにつれ、同じ面積により多くの半導体素子を実装するために個々の回路パターンはますます微細化している。すなわち、半導体素子の集積度が増加するにつれて半導体素子の構成要素に対するデザインルールが縮小している。
【0003】
高度にスケーリング(scaling)された半導体素子においては、複数の配線ラインとこれらの間に介在する複数の埋込コンタクト(Buried Contact:BC)を形成する工程がますます複雑かつ困難になっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、信頼性および性能を改善できる半導体メモリ装置を提供することにある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は以上で言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は以下の記載から当業者に明確に理解されるものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための本発明の半導体メモリ装置の一態様は、セル領域と、周辺領域を含む基板、基板内に配置され、セル領域と周辺領域を分離するセル領域分離膜、セル領域の基板内に配置され、第1方向に延びたセルゲート電極を含む複数のセルゲート構造体を含み、基板のセル領域は、セル素子分離膜、およびセル素子分離膜により定義され、第1方向と異なる第2方向に延びた複数の活性領域を含み、それぞれの活性領域はセルゲート構造体により分離される第1部分および第2部分を含み、活性領域の第2部分は活性領域の第1部分の両側に定義され、複数の活性領域はノーマル活性領域と、ダミー活性領域を含み、ダミー活性領域の第1部分の第1方向への幅はノーマル活性領域の第1部分の第1方向への幅より大きく、セルゲート構造体はセルゲート構造体の終端に位置するヘッド領域と、ヘッド領域から第1方向に延びたボディ領域を含み、第1方向と垂直な第3方向へのセルゲート構造体のヘッド領域の幅はヘッド領域の終端から中間部分に行くほど増加し、ヘッド領域の幅は中間部分からボディ領域に行くほど減少し、セルゲート構造体のヘッド領域の少なくとも一部は活性領域およびセル素子分離膜と基板の厚さ方向に重なる。
【0007】
前記課題を解決するための本発明の半導体メモリ装置の他の態様は、セル領域と、周辺領域を含む基板、基板内に配置され、セル領域と周辺領域を分離するセル領域分離膜、セル領域の基板内に配置され、第1方向に延びたセルゲート電極を含む複数のセルゲート構造体、およびセルゲート電極上に配置され、セルゲート電極と連結されたセルゲートプラグを含み、セル領域は、セル素子分離膜、およびセル素子分離膜により定義され、第1方向と異なる第2方向に延びた複数の活性領域を含み、複数の活性領域はノーマル活性領域と、セル領域分離膜と接触するダミー活性領域を含み、セルゲート構造体は、セルゲート構造体の終端に位置する第1ヘッド領域および第2ヘッド領域と、第1ヘッド領域と第2ヘッド領域の間に配置され、第1方向に延びたボディ領域を含み、セルゲート構造体の第1および第2ヘッド領域で、セルゲート構造体の第1方向と垂直な第3方向への幅はセルゲート構造体のボディ領域から遠くなるにつれて増加した後に減少し、セルゲート構造体の第1ヘッド領域全体が活性領域およびセル素子分離膜と基板の厚さ方向に重なり、セルゲート構造体は第3方向に最も隣接する第1セルゲート構造体および第2セルゲート構造体を含み、セルゲートプラグは第1セルゲート構造体の第1ヘッド領域でセルゲート電極と連結され、セルゲートプラグは第2セルゲート構造体の第1ヘッド領域でセルゲート電極と連結されない。
【0008】
前記課題を解決するための本発明の半導体メモリ装置の他の態様は、セル領域と、周辺領域を含む基板、基板内に配置され、セル領域と周辺領域を分離するセル領域分離膜、およびセル領域の基板内に配置され、第1方向に延びたセルゲート電極を含む複数のセルゲート構造体を含み、セル領域は、セル素子分離膜、およびセル素子分離膜により定義され、第1方向と異なる第2方向に延びた複数の活性領域を含み、複数の活性領域はノーマル活性領域と、セル領域分離膜と接触するダミー活性領域を含み、セルゲート構造体はセルゲート構造体の終端に位置するヘッド領域と、ヘッド領域から第1方向に延びたボディ領域を含み、セルゲート構造体のヘッド領域で、セルゲート構造体の第1方向と垂直な第3方向への幅はセルゲート構造体のボディ領域から遠くなるにつれて増加した後に減少し、セルゲート構造体のヘッド領域の少なくとも一部は活性領域およびセル素子分離膜と基板の厚さ方向に重なり、セルゲート電極と重なる領域でのダミー活性領域の第1方向への幅はセルゲート電極と重なる領域でのノーマル活性領域の第1方向への幅より大きい。
【0009】
本発明のその他具体的な内容は詳細な説明および図面に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置の概略的なレイアウト図である。
【
図4】
図3の一部領域のセルゲート構造体と活性領域のみを示す平面図である。
【
図5】
図3のセルゲート構造体の形状を説明するための図である。
【
図6】
図3のA-Aに沿って切断した断面図である。
【
図7】
図3のB-Bに沿って切断した断面図である。
【
図8】
図3のC-Cに沿って切断した断面図である。
【
図9】
図3のD-Dに沿って切断した断面図である。
【
図10】
図6のP領域およびQ領域を拡大して示す図である。
【
図11】
図6のP領域およびQ領域を拡大して示す図である。
【
図12】
図6のP領域およびQ領域を拡大して示す図である。
【
図13】
図6のP領域およびQ領域を拡大して示す図である。
【
図14】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図15】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図16】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図17】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図18】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図19】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図20】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図21】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図22】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図23】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図24】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図25】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図26】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図27】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【
図28】いくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書で、第1、第2などが多様な素子や構成要素を叙述するために使われるが、これらの素子や構成要素はこれらの用語によって制限されないのはもちろんである。これらの用語は単に一つの素子や構成要素を他の素子や構成要素と区別するために使用する。したがって、以下で言及される第1素子や構成要素は本発明の技術的思想内で第2素子や構成要素であり得るのはもちろんである。
【0012】
図1はいくつかの実施形態による半導体メモリ装置の概略的なレイアウト図である。
図2は
図1のR1領域のレイアウトである。
図3は
図1のR2領域の平面図である。
図4は
図3の一部領域のセルゲート構造体と活性領域のみを示す平面図である。
図5は
図3のセルゲート構造体の形状を説明するための図である。
図6ないし
図9は
図3のA-A、B-B、C-CおよびD-Dに沿って切断した断面図である。
図10ないし
図13は
図6のP領域およびQ領域を拡大して示す図である。
【0013】
いくつかの実施形態による半導体メモリ装置に関する図では、例示的にDRAM(Dynamic Random Access Memory)が示されているが、これに制限されるものではない。
【0014】
図1ないし
図3を参照すると、いくつかの実施形態による半導体メモリ装置は、セル領域20と、セル領域分離膜22と、周辺領域24を含み得る。
【0015】
セル領域分離膜22はセル領域20の周囲に沿って形成される。セル領域分離膜22はセル領域20と周辺領域24を分離する。セル領域20はセル領域分離膜22により定義される。周辺領域24はセル領域20の周辺に定義される。
【0016】
セル領域20は第2方向D2に延びる第1境界面20_E1と、第1方向D1に延びる第2境界面20_E2を含み得る。セル領域の第1境界面20_E1およびセル領域の第2境界面20_E2はセル領域20とセル領域分離膜22との境界である。
【0017】
セル領域20は複数のセル活性領域ACTを含み得る。セル活性領域ACTは基板(
図6ないし
図9の100)内に形成されたセル素子分離膜(
図6ないし
図9の105)により定義される。半導体メモリ装置のデザインルールの縮小につれて、図示のように、平面上でセル活性領域ACTは斜線(diagonal line or oblique line)のバー(bar)形状に配置されることができる。例えば、セル活性領域ACTは第3方向D3に延び得る。
【0018】
セル活性領域ACTを横切って第1方向D1に延びた複数のゲート電極が配置される。複数のゲート電極は互いに平行に延び得る。複数のゲート電極は例えば、複数のワード線(Word Line:WL)であり得る。ワード線WLは等間隔に配置される。ワード線WLの幅やワード線WLの間の間隔はデザインルールにより決定される。セルゲート構造体110に含まれた導電線がワード線WLであり得る。
【0019】
一例として、ワード線WLはセル領域分離膜22まで延び得る。ワード線WLの一部はセル領域分離膜22と第4方向D4に重なり得る。他の例として、ワード線WLはセル領域20内に配置される。ワード線WLはセル領域分離膜22まで延びなくてもよい。ワード線WL全体がセル領域20と第4方向D4に重なり得る。
【0020】
第1方向D1に延びる2個のワード線WLにより、それぞれのセル活性領域ACTは三つの部分に分けることができる。セル活性領域ACTの形状に関する説明は後述する。
【0021】
図2に示すように、ワード線WL上にはワード線WLと直交する第2方向D2に延びる複数のビット線(Bit Line:BL)が配置される。複数のビット線BLは互いに平行に延び得る。ビット線BLは等間隔に配置される。ビット線BLの幅やビット線BLの間の間隔はデザインルールにより決定される。
【0022】
ビット線BLはセル領域分離膜22まで延び得る。ビット線BLの一部はセル領域分離膜22と第4方向D4に重なり得る。第4方向D4は第1方向D1、第2方向D2および第3方向D3と直交する。第4方向D4は基板100の厚さ方向とし得る。
【0023】
ノーマルセル導電線140Nがビット線BLに含まれ得る。図面に示していないが、ダミーセル導電線(
図20の140D)もビット線BLに含まれ得る。
【0024】
周辺ゲート構造体(PG_GE)が、周辺領域24に配置される。周辺ゲート構造体PG_GEの積層構造は
図25および
図26を用いて後述する。
【0025】
いくつかの実施形態による半導体メモリ装置は、セル活性領域ACT上に形成された多様なコンタクト配列を含み得る。多様なコンタクト配列は、例えば、ダイレクトコンタクト(Direct Contact:DC)、埋込コンタクト(Buried Contact:BC)、およびランディングパッド(Landing Pad:LP)などを含み得る。
【0026】
ここで、ダイレクトコンタクトDCはセル活性領域ACTをビット線BLに電気的に接続させるコンタクトを意味する。埋込コンタクトBCはセル活性領域ACTをキャパシタの下部電極(
図8および
図9の191)に連結させるコンタクトを意味する。配置構造上、埋込コンタクトBCとセル活性領域ACTの接触面積が小さい。そのため、セル活性領域ACTとの接触面積を拡大すると共にキャパシタの下部電極(
図8および
図9の191)との接触面積を拡大するために、導電性のランディングパッドLPを導入することができる。
【0027】
ランディングパッドLPはセル活性領域ACTと埋込コンタクトBCの間に配置されることもでき、埋込コンタクトBCとキャパシタの下部電極(
図6および
図9の191)の間に配置されることもできる。いくつかの実施形態による半導体メモリ装置で、ランディングパッドLPは埋込コンタクトBCとキャパシタの下部電極の間に配置されることができる。ランディングパッドLPの導入により接触面積を拡大することで、セル活性領域ACTとキャパシタの下部電極の間のコンタクト抵抗が減少することができる。
【0028】
ダイレクトコンタクトDCは活性領域ACTの中央部分に配置される。埋込コンタクトBCは活性領域ACTの両終端に配置される。埋込コンタクトBCがセル活性領域ACTの両終端に配置されることによって、ランディングパッドLPはセル活性領域ACTの両終端に隣接して埋込コンタクトBCと一部オーバーラップするように配置される。別の言葉で言えば、埋込コンタクトBCは隣接するワード線WLの間と、隣接するビット線BLの間にあるセル活性領域ACTおよびセル素子分離膜(
図6の105)と重なるように形成されることができる。
【0029】
ワード線WLは基板100内に埋め込まれた構造で形成される。ワード線WLはダイレクトコンタクトDCや埋込コンタクトBCの間のセル活性領域ACTを横切って配置される。図示のように、2個のワード線WLが一つのセル活性領域ACTを横切るように配置される。セル活性領域ACTが第3方向D3に沿って延びることによって、ワード線WLはセル活性領域ACTと90度未満の角度を有することができる。
【0030】
ダイレクトコンタクトDCおよび埋込コンタクトBCは対称的に配置される。これにより、ダイレクトコンタクトDCおよび埋込コンタクトBCは第1方向D1および第2方向D2に沿って一直線上に配置されることができる。
【0031】
一方、ダイレクトコンタクトDCおよび埋込コンタクトBCとは異なり、ランディングパッドLPはビット線BLが延びる第2方向D2にジグザグ形状に配置されることができる。また、ランディングパッドLPはワード線WLが延びる第1方向D1には各ビット線BLの同じ側の部分とオーバーラップするように配置される。
【0032】
例えば、最初のラインのランディングパッドLPそれぞれは、対応するビット線BLの左側の辺とオーバーラップし、次のラインのランディングパッドLPそれぞれは、対応するビット線BLの右側の辺とオーバーラップし得る。
【0033】
図1ないし
図13を参照すると、いくつかの実施形態による半導体メモリ装置は、セル活性領域ACTと、複数のセルゲート構造体110と、複数のノーマルセル導電線140Nと、複数のストレージパッド160と、データ格納パターンDSPを含み得る。
【0034】
基板100はセル領域20と、セル領域分離膜22と、周辺領域24を含み得る。基板100はシリコン基板またはSOI(silicon-on-insulator)であり得る。これとは異なり、基板100はシリコンゲルマニウム、SGOI(silicon germanium on insulator)、アンチモン化インジウム、鉛テルル化合物、インジウム砒素、インジウムリン化物、ガリウム砒素またはアンチモン化ガリウムを含み得るが、これに限定されるものではない。
【0035】
複数のセルゲート構造体110と、複数のビット線構造体140STと、複数のストレージパッド160と、データ格納パターンDSPはセル領域20に配置される。
【0036】
セル素子分離膜105はセル領域20の基板100内に形成される。セル素子分離膜105は優れた素子分離特性を有するSTI(shallow trench isolation)構造を有することができる。セル素子分離膜105はセル領域20内にセル活性領域ACTを定義する。セル素子分離膜105により定義されたセル活性領域ACTは
図2ないし
図5に示すように短軸と長軸を含む長いアイランド形状を有することができる。
【0037】
セル活性領域ACTはセル素子分離膜105内に配置されるワード線WLに対して90度未満の角度を有するように斜線形状を有し得る。セル活性領域ACTはセル素子分離膜105上に形成されるビット線BLに対して90度未満の角度を有するように斜線形状を有し得る。別の言葉で言えば、セル活性領域ACTはセル素子分離膜105内に配置されるセルゲート構造体110に対して90度未満の角度を有するように斜線形状を有することができる。セル活性領域ACTはセル素子分離膜105上に形成されるビット線構造体140STに対して90度未満の角度を有するように斜線形状を有することができる。
【0038】
セル領域分離膜22はSTI構造を有し得る。セル領域分離膜22の上面からセル領域分離膜22の最下部までの深さはセル領域分離膜22の上面からセル素子分離膜105の最下部までの深さと異なってもよい。例えば、セル領域分離膜22の上面からセル領域分離膜22の最下部までの深さはセル領域分離膜22の上面からセル素子分離膜105の最下部までの深さより大きくてもよい。
【0039】
セル素子分離膜105およびセル領域分離膜22は、それぞれ例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜およびシリコン酸窒化膜のうち少なくとも一つを含み得るが、これに制限されるものではない。
図6ないし
図9において、セル素子分離膜105およびセル領域分離膜22はそれぞれ一つの絶縁膜で形成される場合を示したが、説明の便宜のためであり、これに制限されるものではない。セル素子分離膜105およびセル領域分離膜22の幅に応じて、セル素子分離膜105およびセル領域分離膜22はそれぞれ一つの絶縁膜で形成されることもでき、複数の絶縁膜で形成されることもできる。
【0040】
図8および
図9では、セル素子分離膜105の上面と、基板100の上面は同一平面上に置かれる場合を示したが、説明の便宜のためであり、これに制限されるものではない。
【0041】
複数のセル活性領域ACTは複数のノーマルセル活性領域ACT_Nと、複数のダミーセル活性領域ACT_Dを含み得る。ノーマルセル活性領域ACT_Nは第3方向D3に延びたバー(bar)形状を有し得る。ダミーセル活性領域ACT_Dは第3方向D3に延び得る。ダミーセル活性領域ACT_Dは中央部分にくびれがないボウリングピン形状であり得る。ダミーセル活性領域ACT_Dは第3方向D3に延びた仮想線を基準として非対称の形状を有し得る。
【0042】
複数のダミーセル活性領域ACT_Dは複数のセル活性領域ACTのうち最外側に配置される。複数のダミーセル活性領域ACT_Dはセル領域20の境界に沿って配置される。例えば、
図3に示すように、複数のダミーセル活性領域ACT_Dはセル領域の第1境界面20_E1に沿って配置される。
【0043】
例えば、ダミーセル活性領域ACT_Dはセル領域分離膜22と接触し得る。
図4に示すように、ダミーセル活性領域ACT_Dは第2方向D2に最も隣接した第1ダミーセル活性領域ACT_D1と第2ダミーセル活性領域ACT_D2を含み得る。第1ダミーセル活性領域ACT_D1と第2ダミーセル活性領域ACT_D2はセル領域分離膜22と接触し得る。ダミーセル活性領域ACT_Dはセル領域分離膜22と接触するので、ダミーセル活性領域ACT_Dはセル素子分離膜105およびセル領域分離膜22により定義される。
【0044】
平面視したときに、第1ダミーセル活性領域ACT_D1と第2ダミーセル活性領域ACT_D2は連結されない。第1ダミーセル活性領域ACT_D1と第2ダミーセル活性領域ACT_D2はセル素子分離膜105およびセル領域分離膜22により空間的に分離され得る。
【0045】
複数のノーマルセル活性領域ACT_Nは第1境界面20_E1に沿って配置されたダミーセル活性領域ACT_Dの間に配置される。ノーマルセル活性領域ACT_Nはセル領域分離膜22と接触しないとし得る。ノーマルセル活性領域ACT_Nはセル素子分離膜105により定義される。
【0046】
複数のセルゲート構造体110は基板100およびセル素子分離膜105内に形成される。セルゲート構造体110はセル素子分離膜105およびセル素子分離膜105により定義されたセル活性領域ACTを横切って形成される。
【0047】
セルゲート構造体110は基板100およびセル素子分離膜105内に配置されたセルゲートトレンチ115と、セルゲート絶縁膜111と、セルゲート電極112と、セルゲートキャッピングパターン113と、セルゲートキャッピング導電膜114を含み得る。ここで、セルゲート電極112はワード線WLに対応する。図示とは異なり、セルゲート構造体110はセルゲートキャッピング導電膜114を含まなくてもよい。
【0048】
セルゲートトレンチ115はセル素子分離膜105内で相対的に深く、セル活性領域ACT内で相対的に浅い。セルゲート電極112の底面は屈曲を有し得る。すなわち、セル素子分離膜105でのセルゲートトレンチ115の深さはセル活性領域ACTでのセルゲートトレンチ115の深さより大きいとし得る。
【0049】
図3および
図5で、セルゲート構造体110は第1ヘッド領域110HR1と、第2ヘッド領域110HR2と、ボディ領域110BRを含み得る。セルゲート構造体の第1ヘッド領域110HR1およびセルゲート構造体の第2ヘッド領域110HR2はセルゲート構造体110の終端に位置し得る。セルゲート構造体の第1ヘッド領域110HR1およびセルゲート構造体の第2ヘッド領域110HR2は第1方向D1に離隔する。
【0050】
セルゲート構造体のボディ領域110BRはセルゲート構造体の第1ヘッド領域110HR1とセルゲート構造体の第2ヘッド領域110HR2の間に配置される。セルゲート構造体のボディ領域110BRは第1方向D1に延びる。セルゲート構造体のボディ領域110BRはセルゲート構造体のヘッド領域110HR1,110HR2から第1方向D1に延びる。
【0051】
セルゲート構造体の第1ヘッド領域110HR1およびセルゲート構造体の第2ヘッド領域110HR2はそれぞれ第1方向D1に延びた風船状を有し得る。セルゲート構造体の第1ヘッド領域110HR1およびセルゲート構造体の第2ヘッド領域110HR2で、セルゲート構造体110の第2方向D2への幅はセルゲート構造体のボディ領域110BRから遠くなるにつれて増加した後に減少し得る。セルゲート構造体のボディ領域110BRでのセルゲート構造体110の第2方向D2への最大幅W32はセルゲート構造体のヘッド領域110HR1,110HR2でのセルゲート構造体110の第2方向D2への最大幅W31より小さい。
【0052】
セルゲート構造体のヘッド領域110HR1,110HR2の少なくとも一部はセル領域20に配置される。セルゲート構造体のヘッド領域110HR1,110HR2の少なくとも一部はセル素子分離膜105およびセル活性領域ACTと第4方向D4に重なり得る。
【0053】
いくつかの実施形態による半導体メモリ装置で、セルゲート構造体のヘッド領域110HR1,110HR2の一部はセル領域20に配置され、セルゲート構造体のヘッド領域110HR1,110HR2の残りはセル領域分離膜22に配置される。セルゲート構造体のヘッド領域110HR1,110HR2の一部はセル素子分離膜105およびセル活性領域ACTと第4方向D4に重なり得る。例えば、セルゲート構造体のヘッド領域110HR1,110HR2の一部はダミーセル活性領域ACT_Dと第4方向D4に重なり得る。セルゲート構造体のヘッド領域110HR1,110HR2の残りはセル領域分離膜22と第4方向D4に重なり得る。
【0054】
セルゲート絶縁膜111はセルゲートトレンチ115の側壁および底面に沿って延び得る。セルゲート絶縁膜111はセルゲートトレンチ115の少なくとも一部のプロファイルに従って延び得る。
【0055】
セルゲート絶縁膜111は例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、またはシリコン酸化物より高い誘電率を有する高誘電率物質のうち少なくとも一つを含み得る。高誘電率物質は例えば、ハフニウム酸化物(hafnium oxide)、ハフニウムシリコン酸化物(hafnium silicon oxide)、ハフニウムアルミニウム酸化物(hafnium aluminum oxide)、ランタン酸化物(lanthanum oxide)、ランタンアルミニウム酸化物(lanthanum aluminum oxide)、ジルコニウム酸化物(zirconium oxide)、ジルコニウムシリコン酸化物(zirconium silicon oxide)、タンタル酸化物(tantalum oxide)、チタン酸化物(titanium oxide)、バリウムストロンチウムチタン酸化物(barium strontium titanium oxide)、バリウムチタン酸化物(barium titanium oxide)、ストロンチウムチタン酸化物(strontium titanium oxide)、イットリウム酸化物(yttrium oxide)、アルミニウム酸化物(aluminum oxide)、鉛スカンジウムタンタル酸化物(lead scandium tantalum oxide)、鉛亜鉛ニオブ酸塩(lead zinc niobate)およびこれらの組み合わせのうち少なくとも一つを含み得る。
【0056】
セルゲート電極112はセルゲート絶縁膜111上に配置される。セルゲート電極112はセルゲートトレンチ115の一部を埋め得る。セルゲートキャッピング導電膜114はセルゲート電極112の上面に沿って延び得る。
【0057】
セルゲート電極112は導電物質を含み、例えば、ドープされたポリシリコン、導電性金属窒化物、導電性金属シリコン窒化物、金属炭窒化物、導電性金属シリサイド、導電性金属酸化物、2次元物質、金属および金属合金のうち少なくとも一つを含み得る。セルゲートキャッピング導電膜114は例えば、ポリシリコンまたはポリシリコン-ゲルマニウムを含み得るが、これに制限されるものではない。
【0058】
セルゲートキャッピングパターン113はセルゲート電極112およびセルゲートキャッピング導電膜114上に配置される。セルゲートキャッピングパターン113はセルゲート電極112およびセルゲートキャッピング導電膜114が形成された後に残るセルゲートトレンチ115を埋め得る。セルゲート絶縁膜111はセルゲートキャッピングパターン113の側壁に沿って延びる場合を示したが、これに制限されるものではない。
【0059】
図14に示すように、セルゲートキャッピングパターン113はセルゲート構造体の上面110USを含む。セルゲートキャッピングパターン113の上面はセルゲート構造体の上面110USであり得る。セルゲートキャッピングパターン113は例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、シリコン酸化物(SiO
2)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン酸炭窒化物(SiOCN)およびこれらの組み合わせのうち少なくとも一つを含み得る。
【0060】
図面に示していないが、セルゲート構造体110の少なくとも一側には不純物ドープ領域が形成されることができる。不純物ドープ領域はトランジスタのソース/ドレイン領域であり得る。セルゲートキャッピングパターン113はダミーセル活性領域ACT_Dの付近でセルゲート電極112と接触し得る。
【0061】
第1方向D1に延びる2個のセルゲート構造体110により、それぞれのセル活性領域ACTは三つの部分に分けることができる。例えば、一つのセル活性領域ACTは二つのセルゲート構造体110により分離される第1部分と、第2部分を含み得る。セル活性領域ACTの第1部分はセル活性領域ACTの中央部分に位置し得る。セル活性領域ACTの第2部分はセル活性領域ACTの端部に位置し得る。セル活性領域ACTの第2部分はセル活性領域ACTの第1部分の両側に定義される。
【0062】
図4に示すように、ノーマルセル活性領域ACT_Nはノーマルセル活性領域の第1部分103N_aと、ノーマルセル活性領域の第2上部部分103N_bUと、ノーマルセル活性領域の第2下部部分103N_bLを含み得る。ノーマルセル活性領域の第1部分103N_aはノーマルセル活性領域ACT_Nの中央部分に位置し得る。ノーマルセル活性領域の第2上部部分103N_bUと、ノーマルセル活性領域の第2下部部分103N_bLはそれぞれノーマルセル活性領域ACT_Nの端部に位置し得る。ノーマルセル活性領域の第1部分103N_aはノーマルセル活性領域の第2上部部分103N_bUと、ノーマルセル活性領域の第2下部部分103N_bLの間に定義される。
【0063】
ダミーセル活性領域ACT_Dはダミーセル活性領域の第1部分103D_aと、ダミーセル活性領域の第2上部部分103D_bUと、ダミーセル活性領域の第2下部部分103D_bLを含み得る。ダミーセル活性領域の第1部分103D_aはダミーセル活性領域ACT_Dの中央部分に位置し得る。ダミーセル活性領域の第2上部部分103D_bUと、ダミーセル活性領域の第2下部部分103D_bLはそれぞれダミーセル活性領域ACT_Dの端部に位置し得る。ダミーセル活性領域の第1部分103D_aはダミーセル活性領域の第2上部部分103D_bUと、ダミーセル活性領域の第2下部部分103D_bLの間に定義される。
【0064】
ダミーセル活性領域の第1部分103D_aの位置はノーマルセル活性領域の第1部分103N_aの位置に対応する。ダミーセル活性領域の第2上部部分103D_bUの位置はノーマルセル活性領域の第2上部部分103N_bUの位置に対応する。ダミーセル活性領域の第2下部部分103D_bLの位置はノーマルセル活性領域の第2下部部分103N_bLの位置に対応する。
【0065】
例えば、ノーマルセル活性領域の第1部分103N_aはビット線BLと連結される領域であり得る。ノーマルセル活性領域の第2上部部分103N_bUと、ノーマルセル活性領域の第2下部部分103N_bLはデータ格納パターンDSPと連結される領域であり得る。
【0066】
平面視したときに、ダミーセル活性領域の第1部分103D_aの第1方向D1への幅W11はダミーセル活性領域の第2上部部分103D_bUの第1方向D1への幅W12より大きい。ダミーセル活性領域の第1部分103D_aの第1方向D1への幅W11はダミーセル活性領域の第2下部部分103D_bLの第1方向D1への幅W13より大きい。
【0067】
ダミーセル活性領域の第2上部部分103D_bUの第1方向D1への幅W12はダミーセル活性領域の第2下部部分103D_bLの第1方向D1への幅W13と異なり得る。例えば、ダミーセル活性領域の第2下部部分103D_bLの第1方向D1への幅W13はダミーセル活性領域の第2上部部分103D_bUの第1方向D1への幅W12より大きくてもよい。ここで、ダミーセル活性領域の第2上部部分103D_bUの幅W12と、ダミーセル活性領域の第2下部部分103D_bLの幅W13はセルゲート構造体110から同じ距離だけ離隔した位置で測定する。
【0068】
ダミーセル活性領域の第1部分103D_aの幅W11はノーマルセル活性領域の第1部分103N_aの第1方向D1への幅W21より大きい。ダミーセル活性領域の第2上部部分103D_bUの幅W12はノーマルセル活性領域の第2上部部分103N_bUの第1方向D1への幅W22と同じであるか大きくてもよい。ダミーセル活性領域の第2下部部分103D_bLの幅W13はノーマルセル活性領域の第2下部部分103N_bLの第1方向D1への幅W23より大きい。
【0069】
セルゲート電極112と交差する部分でのダミーセル活性領域ACT_Dの第1方向D1への幅は、セルゲート電極112と交差する部分でのノーマルセル活性領域ACT_Nの第1方向D1への幅より大きいとし得る。
【0070】
図6で、セルゲート電極112と交差する部分でのダミーセル活性領域ACT_Dの幅W41はセルゲート電極112と交差する部分でのノーマルセル活性領域ACT_Nの幅W42より大きい。
図7で、セルゲート電極112と交差する部分でのダミーセル活性領域ACT_Dの幅W43はセルゲート電極112と交差する部分でのノーマルセル活性領域ACT_Nの幅W42より大きくてもよい。
【0071】
ダミーセル活性領域ACT_Dは位置に応じて幅が変わり得るので、
図6におけるダミーセル活性領域ACT_Dの幅W41は
図7におけるダミーセル活性領域ACT_Dの幅W43より大きい。
【0072】
例えば、ノーマルセル活性領域ACT_Nからセルゲート構造体の上面110USまでの高さH12はダミーセル活性領域ACT_Dからセルゲート構造体の上面110USまでの高さH11と同一であり得る。別の言葉で言えば、
図6および
図7のような断面図において、セル領域分離膜22の上面を基準として、ダミーセル活性領域ACT_Dの最上部までの深さはノーマルセル活性領域ACT_Nの最上部までの深さと同一であり得る。
【0073】
図10および
図11で、セルゲート絶縁膜111は単一膜であり得る。セルゲート絶縁膜111は例えば、シリコン酸化物膜を含み得る。
【0074】
図10で、ダミーセル活性領域ACT_Dとセルゲート電極112の間でのセルゲート絶縁膜111の厚さt1はノーマルセル活性領域ACT_Nとセルゲート電極112の間でのセルゲート絶縁膜111の厚さt2と同一であり得る。
図11で、ダミーセル活性領域ACT_Dとセルゲート電極112の間でのセルゲート絶縁膜111の厚さt1はノーマルセル活性領域ACT_Nとセルゲート電極112の間でのセルゲート絶縁膜111の厚さt2より大きくてもよい。
【0075】
図12および
図13で、セルゲート絶縁膜111は多重膜であり得る。セルゲート絶縁膜111は下部セルゲート絶縁膜111Bと上部セルゲート絶縁膜111Uを含み得る。上部セルゲート絶縁膜111Uは下部セルゲート絶縁膜111Bとセルゲート電極112の間に配置される。下部セルゲート絶縁膜111Bは例えば、シリコン酸化物膜を含み得る。上部セルゲート絶縁膜111Uは例えば、シリコン酸化物より誘電率が高い誘電物質を含み得る。
【0076】
例えば、ダミーセル活性領域ACT_Dとセルゲート電極112の間での上部セルゲート絶縁膜111Uの厚さt12はノーマルセル活性領域ACT_Nとセルゲート電極112の間での上部セルゲート絶縁膜111Uの厚さt22と同じであり得る。
【0077】
図12で、ダミーセル活性領域ACT_Dとセルゲート電極112の間での下部セルゲート絶縁膜111Bの厚さt11はノーマルセル活性領域ACT_Nとセルゲート電極112の間での下部セルゲート絶縁膜111Bの厚さt21と同じであり得る。ダミーセル活性領域ACT_Dとセルゲート電極112の間でのセルゲート絶縁膜111の厚さt1はノーマルセル活性領域ACT_Nとセルゲート電極112の間でのセルゲート絶縁膜111の厚さt2と同一であり得る。
【0078】
図13で、ダミーセル活性領域ACT_Dとセルゲート電極112の間での下部セルゲート絶縁膜111Bの厚さt11は、ノーマルセル活性領域ACT_Nとセルゲート電極112の間での下部セルゲート絶縁膜111Bの厚さt21より大きくてもよい。ダミーセル活性領域ACT_Dとセルゲート電極112の間でのセルゲート絶縁膜111の厚さt1は、ノーマルセル活性領域ACT_Nとセルゲート電極112の間でのセルゲート絶縁膜111の厚さt2より大きくてもよい。
【0079】
ビット線構造体140STはノーマルセル導電線140Nと、セルラインキャッピング膜144を含み得る。ノーマルセル導電線140Nはセルゲート構造体110が配置された基板100およびセル素子分離膜105上に配置される。
【0080】
ノーマルセル導電線140Nは第2方向D2に延び得る。ノーマルセル導電線140Nはセル素子分離膜105およびセル素子分離膜105により定義されたセル活性領域ACTと交差し得る。例えば、ノーマルセル導電線140Nはノーマルセル活性領域ACT_Nと交差し得る。ここで、ノーマルセル導電線140Nはビット線BLに対応する。
【0081】
ノーマルセル導電線140Nは例えば、不純物がドープされた半導体物質、導電性シリサイド化合物、導電性金属窒化物、2次元物質(Two-dimensional(2D) material)、金属および金属合金のうち少なくとも一つを含み得る。いくつかの実施形態による半導体メモリ装置で、2次元物質は金属材料および/または半導体物質であり得る。2次元物質(2D material)は2次元同素体(allotrope)または2次元化合物(compound)を含み得、例えば、グラフェン(graphene)、モリブデン二硫化物(MoS2)、モリブデンジセレニド(MoSe2)、タングステンジセレニド(WSe2)、タングステン二硫化物(WS2)のうち少なくとも一つを含み得るが、これに制限されるものではない。すなわち、上述した2次元物質は例示的に列挙しただけであり、本発明の半導体メモリ装置に含まれ得る2次元物質は上述した物質によって制限されない。
【0082】
ノーマルセル導電線140Nは単一膜で示されているが、説明の便宜のためであり、これに制限されるものではない。すなわち、図示とは異なり、ノーマルセル導電線140Nは導電物質が積層された複数の導電膜を含み得る。
【0083】
セルラインキャッピング膜144はノーマルセル導電線140N上に配置される。セルラインキャッピング膜144はノーマルセル導電線140Nの上面に沿って第2方向D2に延び得る。セルラインキャッピング膜144は例えば、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化物、シリコン炭窒化物およびシリコン酸炭窒化物のうち少なくとも一つを含み得る。いくつかの実施形態による半導体メモリ装置で、セルラインキャッピング膜144はシリコン窒化膜を含み得る。セルラインキャッピング膜144は単一膜で示されているが、これに制限されるものではない。
【0084】
ビット線コンタクト146がノーマルセル導電線140Nと基板100の間に配置される。すなわち、ノーマルセル導電線140Nはビット線コンタクト146上に配置されることができる。例えば、ビット線コンタクト146はノーマルセル導電線140Nが長いアイランド形状を有するノーマルセル活性領域ACT_Nの中央部分と交差する地点に形成されることができる。ビット線コンタクト146はノーマルセル活性領域の第1部分103N_aとノーマルセル導電線140Nの間に配置される。
【0085】
ビット線コンタクト146はノーマルセル導電線140Nと基板100を電気的に接続し得る。ここで、ビット線コンタクト146はダイレクトコンタクトDCに対応する。ビット線コンタクト146は例えば、不純物がドープされた半導体物質、導電性シリサイド化合物、導電性金属窒化物および金属のうち少なくとも一つを含み得る。
【0086】
図8で、ビット線コンタクトの上面146USと重なる領域でのノーマルセル導電線140Nの厚さは、ビット線コンタクトの上面146USと重ならない領域でのノーマルセル導電線140Nの厚さと異なってもよい。
【0087】
セル絶縁膜130が基板100およびセル素子分離膜105上に形成される。より詳細には、セル絶縁膜130はビット線コンタクト146が形成されていない基板100およびセル素子分離膜105上に配置される。セル絶縁膜130は基板100とノーマルセル導電線140Nの間と、セル素子分離膜105とノーマルセル導電線140Nの間に配置される。いくつかの実施形態による半導体メモリ装置で、基板100の上面を基準として、ビット線コンタクトの上面146USはセル絶縁膜の上面130USより高くてもよい。
【0088】
セル絶縁膜130は単一膜であり得るが、図示のように、セル絶縁膜130は第1セル絶縁膜131および第2セル絶縁膜132を含む多重膜でもあり得る。例えば、第1セル絶縁膜131はシリコン酸化膜を含み得、第2セル絶縁膜132はシリコン窒化膜を含み得るが、これに制限されるものではない。図示とは異なり、セル絶縁膜130は3個以上の絶縁膜を含み得るのはもちろんである。セル絶縁膜130が第3セル絶縁膜を含む場合、第3セル絶縁膜はシリコン酸化膜であり得る。
【0089】
セルラインスペーサ150がノーマルセル導電線140Nの側壁およびセルラインキャッピング膜144の側壁上に配置される。ビット線コンタクト146が形成されたノーマルセル導電線140Nの部分で、セルラインスペーサ150は基板100およびセル素子分離膜105上に形成される。セルラインスペーサ150はノーマルセル導電線140Nの側壁、セルラインキャッピング膜144の側壁およびビット線コンタクト146の側壁上で配置される。
【0090】
ビット線コンタクト146が形成されていないノーマルセル導電線140Nの残り部分で、セルラインスペーサ150はセル絶縁膜130上に配置される。セルラインスペーサ150はノーマルセル導電線140Nの側壁およびセルラインキャッピング膜144の側壁上で配置される。
【0091】
ビット線スペーサ150は単一膜で示されているが、説明の便宜のためであり、これに制限されるものではない。すなわち、図示とは異なり、ビット線スペーサ150は多重膜構造を有し得るのはもちろんである。ビット線スペーサ150は、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜(SiON)、シリコン酸炭窒化膜(SiOCN)、エアー(air)およびこれらの組み合わせのうち一つを含み得るが、これに制限されるものではない。一例として、ビット線スペーサ150はシリコン酸化膜およびシリコン窒化膜の二重膜で構成することができる。
【0092】
図9で、フェンスパターン170が基板100およびセル素子分離膜105上に配置される。フェンスパターン170は基板100およびセル素子分離膜105内に形成されたセルゲート構造体110と重なるように配置される。フェンスパターン170はセルゲートキャッピングパターン113上に配置される。
【0093】
フェンスパターン170は第2方向D2に延びるビット線構造体140STの間に配置される。フェンスパターン170は例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物およびこれらの組み合わせのうち少なくとも一つを含み得る。例えば、フェンスパターン170の高さはセルラインキャッピング膜144の高さと同じであり得る。
【0094】
複数のストレージコンタクト120が、第1方向D1に隣接するノーマルセル導電線140Nの間に配置される。ストレージコンタクト120は第2方向D2に隣接するフェンスパターン170の間に配置される。ストレージコンタクト120は隣接するノーマルセル導電線140Nの間の基板100およびセル素子分離膜105と第4方向D4に重なり得る。ストレージコンタクト120はノーマルセル活性領域の第2上部部分103N_bUと、ノーマルセル活性領域の第2下部部分103N_bLに連結され得る。ここで、ストレージコンタクト120は埋込コンタクトBCに対応する。
【0095】
ストレージコンタクト120は例えば、不純物がドープされた半導体物質、導電性シリサイド化合物、導電性金属窒化物および金属のうち少なくとも一つを含み得る。
【0096】
ストレージパッド160がそれぞれのストレージコンタクト120上に配置される。ストレージパッド160はストレージコンタクト120と電気的に接続され得る。ストレージパッド160はノーマルセル活性領域の第2上部部分103N_bUと、ノーマルセル活性領域の第2下部部分103N_bLに連結され得る。ここで、ストレージパッド160はランディングパッドLPに対応する。
【0097】
ストレージパッド160はノーマルセル導電線140Nの上面の一部と重なり得る。ストレージパッド160は例えば、不純物がドープされた半導体物質、導電性シリサイド化合物、導電性金属窒化物、導電性金属炭化物、金属および金属合金のうち少なくとも一つを含み得る。
【0098】
パッド分離絶縁膜180がストレージパッド160およびノーマルセル導電線140N上に配置される。例えば、パッド分離絶縁膜180はセルラインキャッピング膜144上に配置される。パッド分離絶縁膜180は複数の孤立領域を形成するストレージパッド160を定義する。パッド分離絶縁膜180はストレージパッド160の上面を覆わない。パッド分離絶縁膜180はパッド分離リセスを埋め得る。パッド分離リセスは隣接するストレージパッド160を分離し得る。
【0099】
パッド分離絶縁膜180は絶縁性物質を含み、複数のストレージパッド160を互いに電気的に分離し得る。例えば、パッド分離絶縁膜180は例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、シリコン酸炭窒化膜およびシリコン炭窒化膜のうち少なくとも一つを含み得るが、これに制限されるものではない。
【0100】
セル上部エッチング停止膜295がストレージパッド160の上面およびパッド分離絶縁膜180の上面上に配置される。セル上部エッチング停止膜295は例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン酸炭窒化物(SiOCN)、シリコン酸炭窒化物(SiOC)およびシリコンホウ素窒化物(SiBN)のうち少なくとも一つを含み得る。
【0101】
データ格納パターンDSPがストレージパッド160上に配置される。データ格納パターンDSPはストレージパッド160と連結される。データ格納パターンDSPの一部はセル上部エッチング停止膜295内に配置される。
【0102】
一例として、データ格納パターンDSPはキャパシタであり得る。データ格納パターンDSPは下部電極191と、キャパシタ誘電膜192と、上部電極193を含む。例えば、上部電極193はプレート状を有するプレート上部電極であり得る。
【0103】
下部電極191はストレージパッド160上に配置される。下部電極191は例えば、柱状を有し得る。キャパシタ誘電膜192は下部電極191上に配置される。キャパシタ誘電膜192は下部電極191のプロファイルに従って形成される。上部電極193はキャパシタ誘電膜192上に配置される。上部電極193は下部電極191の外側壁を囲み得る。上部電極193は単一膜で示されているが、説明の便宜のためであり、これに制限されるものではない。図示とは異なり、下部電極191は一側が開放された円筒状を有することができる。
【0104】
下部電極191および上部電極193はそれぞれ例えば、ドープされた半導体物質、導電性金属窒化物(例えば、チタン窒化物、タンタル窒化物、ニオブ窒化物またはタングステン窒化物など)、金属(例えば、ルテニウム、イリジウム、チタンまたはタンタルなど)、および導電性金属酸化物(例えば、イリジウム酸化物またはニオブ酸化物など)などを含み得るが、これに制限されるものではない。
【0105】
キャパシタ誘電膜192は例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物および高誘電率物質およびこれらの組み合わせのうち一つを含み得るが、これに制限されるものではない。いくつかの実施形態による半導体メモリ装置で、キャパシタ誘電膜192は強誘電体物質膜と常誘電体物質膜の積層膜構造を有することができる。
【0106】
これとは異なり、データ格納パターンDSPはメモリ要素に印加される電気的パルスにより二つの抵抗状態にスイッチングされ得る可変抵抗パターンであり得る。例えば、データ格納パターンDSPは電流量に応じて結晶状態が変化する相変化物質(phase-change material)、ペロブスカイト(perovskite)化合物、遷移金属酸化物(transition metal oxide)、磁性体物質(magnetic materials)、強磁性(ferromagnetic)物質または反強磁性(antiferromagnetic)物質を含み得る。
【0107】
周辺キャッピング絶縁膜293がセル上部エッチング停止膜295上に配置される。周辺キャッピング絶縁膜293は上部電極193の側壁を覆い得る。周辺キャッピング絶縁膜293は例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、シリコン酸炭窒化膜およびシリコン炭窒化膜のうち少なくとも一つを含み得るが、これに制限されるものではない。
【0108】
周辺連結ライン265がセル領域分離膜22上に配置される。周辺連結ライン265は周辺領域24まで延び得る。例えば、周辺連結ライン265はセルゲート電極112と周辺ゲート構造体PG_GEを連結し得る。
【0109】
セルゲートプラグ261がセルゲート電極112上に配置される。セルゲートプラグ261はセルゲート電極112と連結される。セルゲートプラグ261は例えば、セルゲート構造体のヘッド領域110HR1,110HR2でセルゲート電極112と連結され得る。
【0110】
セルゲートプラグ261はセルゲート電極112と周辺連結ライン265の間に配置される。セルゲートプラグ261はセルゲート電極112と周辺連結ライン265を連結する。
【0111】
例えば、セルゲートプラグ261の底面全体はセルゲート電極112と接触し得る。セルゲートプラグ261の底面全体がセルゲート電極112の上面と第4方向D4に重なり得る。別の言葉で言えば、セルゲートプラグ261はセルゲート電極112の側壁と接触しないとし得る。セルゲートプラグ261はセルゲートキャッピング導電膜114と接触しないとし得る。セルゲート電極112の側壁はセル領域分離膜22に向かう。
【0112】
図3、
図5ないし
図7で、複数のセルゲート構造体110は第2方向D2に最も隣接する第1セルゲート構造体および第2セルゲート構造体を含み得る。第1セルゲート構造体の第1ヘッド領域と第2セルゲート構造体の第1ヘッド領域は第2方向D2に配列され得る。第1セルゲート構造体の第2ヘッド領域と第2セルゲート構造体の第2ヘッド領域は第2方向D2に配列され得る。例えば、セルゲートプラグ261は第1セルゲート構造体の第1ヘッド領域でセルゲート電極112と連結され得る。しかし、セルゲートプラグ261は第2セルゲート構造体の第1ヘッド領域でセルゲート電極112と連結されない。セルゲートプラグ261は第2セルゲート構造体の第2ヘッド領域でセルゲート電極112と連結され得る。
【0113】
周辺連結ライン265およびセルゲートプラグ261はそれぞれ不純物がドープされた半導体物質、導電性シリサイド化合物、導電性金属窒化物、導電性金属炭化物、金属および金属合金のうち少なくとも一つを含み得る。
【0114】
図14ないし
図16はそれぞれいくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。説明の便宜上、
図1ないし
図13を用いて説明した内容と異なる点を中心に説明する。
【0115】
図14および
図15を参照すると、いくつかの実施形態による半導体メモリ装置で、ノーマルセル活性領域ACT_Nからセルゲート構造体の上面110USまでの高さH12はダミーセル活性領域ACT_Dからセルゲート構造体の上面110USまでの高さH11と異なり得る。
【0116】
セル領域分離膜22の上面を基準として、ダミーセル活性領域ACT_Dの最上部までの深さはノーマルセル活性領域ACT_Nの最上部までの深さと異なり得る。
【0117】
図14で、ノーマルセル活性領域ACT_Nからセルゲート構造体の上面110USまでの高さH12はダミーセル活性領域ACT_Dからセルゲート構造体の上面110USまでの高さH11より大きくてもよい。
【0118】
図15で、ノーマルセル活性領域ACT_Nからセルゲート構造体の上面110USまでの高さH12はダミーセル活性領域ACT_Dからセルゲート構造体の上面110USまでの高さH11より小さくてもよい。ダミーセル活性領域ACT_Dの第4方向D4への高さはノーマルセル活性領域ACT_Nの第4方向D4への高さより小さくてもよい。
【0119】
図16を参照すると、いくつかの実施形態による半導体メモリ装置で、セルゲートプラグ261はセルゲート電極112の側壁およびセルゲート電極112の上面と接触し得る。
【0120】
セルゲートプラグ261の底面の一部がセルゲート電極112の上面と第4方向D4に重なり得る。セルゲートプラグ261の底面の残りはセルゲート電極112の上面と第4方向D4に重ならない。セルゲートプラグ261の底面はセルゲート絶縁膜111と接触し得る。
【0121】
図17ないし
図19はいくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。説明の便宜上、
図1ないし
図13を用いて説明した内容と異なる点を中心に説明する。
【0122】
参考までに、
図17は
図1のR2領域の平面図である。
図18は
図17の一部領域のセルゲート構造体と活性領域のみを示す平面図である。
図19は
図17のA-Aに沿って切断した断面図である。
【0123】
図5、
図17ないし
図19を参照すると、いくつかの実施形態による半導体メモリ装置で、セルゲート構造体のヘッド領域110HR1,110HR2全体がセル領域20に配置される。
【0124】
セルゲート構造体の第1ヘッド領域110HR1全体がセル素子分離膜105およびセル活性領域ACTと第4方向D4に重なり得る。セルゲート構造体の第2ヘッド領域110HR2全体がセル素子分離膜105およびセル活性領域ACTと第4方向D4に重なり得る。
【0125】
図17で、セル領域分離膜22とセルゲート構造体110の間に、ダミーセル活性領域ACT_Dの一部が介在し得る。図示とは異なり、セル領域分離膜22とセルゲート構造体110の間に、ダミーセル活性領域ACT_Dが介在しなくてもよい。
【0126】
図20および
図21はいくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。説明の便宜上、
図1ないし
図13を用いて説明した内容と異なる点を中心に説明する。
【0127】
【0128】
図20および
図21を参照すると、いくつかの実施形態による半導体メモリ装置は、ダミーセル活性領域ACT_Dと交差するダミーセル導電線140Dをさらに含み得る。
【0129】
ダミーセル導電線140Dはセルゲート構造体110が配置された基板100およびセル素子分離膜105上に配置される。ダミーセル導電線140Dは第2方向D2に延び得る。
【0130】
ダミーセル導電線140Dはセル素子分離膜105およびセル素子分離膜105により定義されたセル活性領域ACTと交差し得る。例えば、ダミーセル導電線140Dはダミーセル活性領域ACT_Dと交差し得る。
【0131】
ビット線構造体140STの一部はダミーセル導電線140Dと、セルラインキャッピング膜144を含み得る。ビット線構造体140STの残りはノーマルセル導電線140Nと、セルラインキャッピング膜144を含み得る。
【0132】
ダミーセル導電線140Dはノーマルセル導電線140Nと同じ物質を含む。
【0133】
図22はいくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。説明の便宜上、
図1ないし
図13を用いて説明した内容と異なる点を中心に説明する。
【0134】
参考までに、
図22は
図3のC-Cに沿って切断した断面図であり得る。
【0135】
図22を参照すると、いくつかの実施形態による半導体メモリ装置で、ストレージコンタクト125が基板100およびセル素子分離膜105上に配置される。
【0136】
ストレージコンタクト125はセル素子分離膜105の上面上に配置される。ストレージコンタクト125の下面はセル素子分離膜105の上面上に配置される。ストレージコンタクト125はセル素子分離膜105の上面と接触し得る。
【0137】
セル素子分離膜105の上面を基準として、ストレージコンタクトの上面125USはビット線コンタクトの上面146USより低くてもよい。セル素子分離膜105の上面を基準として、ストレージコンタクトの上面125USはノーマルセル導電線140Nの下面より低くてもよい。
【0138】
コンタクト分離パターン145が、第1方向D1に隣接したストレージコンタクト125を離隔させ得る。ストレージコンタクト125が第1方向D1に離隔した第1ストレージコンタクトおよび第2ストレージコンタクトを含むとき、コンタクト分離パターン145は第1ストレージコンタクトおよび第2ストレージコンタクトを第1方向D1に分離し得る。図面に示していないが、コンタクト分離パターン145は第2方向D2に隣接したストレージコンタクト125も分離することができる。
【0139】
ビット線スペーサ150がストレージコンタクトの上面125US上に配置される。セル絶縁膜130がストレージコンタクトの上面125USを覆い得る。ストレージコンタクト125が第1方向D1に離隔した第1ストレージコンタクトおよび第2ストレージコンタクトを含むとき、セル絶縁膜130は第1ストレージコンタクトの上面および第2ストレージコンタクトの上面を覆い得る。
【0140】
セル絶縁膜の上面130USはビット線コンタクトの上面146USと同じ平面に置かれ得る。すなわち、セル素子分離膜105の上面を基準として、セル絶縁膜の上面130USの高さはビット線コンタクトの上面146USの高さと同じであり得る。ノーマルセル導電線140Nがセル絶縁膜の上面130US上に配置される。
【0141】
コンタクト分離パターン145は例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、シリコン酸化物(SiO2)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン酸炭窒化物(SiOCN)およびこれらの組み合わせのうち少なくとも一つを含み得る。セル絶縁膜130の第1方向D1への幅は基板100から遠くなるにつれて減少する場合を示したが、これに制限されるものではない。
【0142】
図23ないし
図28はいくつかの実施形態による半導体メモリ装置を説明するための図である。
【0143】
参考までに、
図23はいくつかの実施形態による半導体メモリ装置の概略的なレイアウト図である。
図24は
図23のセル領域の平面図である。
図25は
図24のE-EおよびF-Fに沿って切断した断面図である。
図26は
図24のG-GおよびH-Hに沿って切断した断面図である。
図27は
図25のS部分を拡大した図である。
図28は
図24のビット線が周辺領域でルーティングされた場合を説明するための図である。
【0144】
本発明の実施形態による半導体メモリ装置は垂直チャネルトランジスタ(vertical channel transistor,VCT)を含むメモリセルを含み得る。
【0145】
図23ないし
図28を参照すると、いくつかの実施形態による半導体メモリ装置は、周辺ゲート構造体PG_GEと、ビット線BLと、ワード線WL1,WL2と、チャネル構造体AP_STと、突出絶縁パターン275と、データ格納パターンDSPを含み得る。
【0146】
周辺ゲート構造体PG_GEは基板100上に配置される。周辺ゲート構造体PG_GEはセル領域20および周辺領域24にわたって配置される。周辺ゲート構造体PG_GEはセンシングトランジスタ、転送トランジスタおよび駆動トランジスタなどに含まれ得る。セルアレイ領域および周辺回路領域に配置されるトランジスタの種類は半導体メモリ装置の設計配置によって変わり得るのはもちろんである。
【0147】
周辺ゲート構造体PG_GEは周辺ゲート絶縁膜215と、周辺下部導電パターン223と、周辺上部導電パターン225を含み得る。周辺ゲート絶縁膜215はシリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜、シリコン酸化膜より高い誘電率を有する高誘電率絶縁膜、またはこれらの組み合わせを含み得る。高誘電率絶縁膜は、例えば、金属酸化物、金属酸窒化物、金属シリコン酸化物、金属シリコン酸窒化物のうち少なくとも一つを含み得るが、これに制限されるものではない。
【0148】
周辺下部導電パターン223と、周辺上部導電パターン225はそれぞれ導電物質を含み得る。例えば、周辺下部導電パターン223と、周辺上部導電パターン225はそれぞれドープされた半導体物質、導電性金属窒化物、導電性金属シリコン窒化物、金属炭窒化物、導電性金属シリサイド、導電性金属酸化物、2次元物質(Two-dimensional(2D) material)、金属および金属合金のうち少なくとも一つを含み得る。周辺ゲート構造体PG_GEは複数の導電パターンを含む場合を示したが、これに制限されるものではない。
【0149】
第1周辺下部絶縁膜227および第2周辺下部絶縁膜228が基板100上に配置される。第1周辺下部絶縁膜227および第2周辺下部絶縁膜228はそれぞれ絶縁物質からなる。
【0150】
第2周辺下部絶縁膜228は周辺下部導電パターン223の側壁および周辺上部導電パターン225の側壁と接触する場合を示したが、これに制限されるものではない。周辺ゲート構造体PG_GEは周辺下部導電パターン223の側壁および周辺上部導電パターン225の側壁上に配置された周辺ゲートスペーサを含んでもよい。
【0151】
第1周辺配線ライン241aおよび周辺コンタクトプラグ241bが第1周辺下部絶縁膜227および第2周辺下部絶縁膜228内に配置される。第1周辺配線ライン241aおよび周辺コンタクトプラグ241bは互いに異なる膜である場合を示したが、これに制限されるものではない。第1周辺配線ライン241aおよび周辺コンタクトプラグ241bの間の境界は区分しなくてもよい。第1周辺配線ライン241aおよび周辺コンタクトプラグ241bはそれぞれ導電物質を含む。
【0152】
第1周辺上部絶縁膜251および第2周辺上部絶縁膜252が第1周辺配線ライン241aおよび周辺コンタクトプラグ241b上に配置される。第1周辺上部絶縁膜251および第2周辺上部絶縁膜252はそれぞれ絶縁物質からなる。
【0153】
第2周辺配線ライン243および周辺ビアプラグ242が第1周辺配線ライン241a上に配置される。周辺ビアプラグ242は第1周辺上部絶縁膜251内に配置される。第2周辺配線ライン243は第2周辺上部絶縁膜252内に配置される。
【0154】
第2周辺配線ライン243および周辺ビアプラグ242は第1周辺配線ライン241aと連結され得る。周辺ビアプラグ242は第1周辺配線ライン241aと第2周辺配線ライン243を連結し得る。第2周辺配線ライン243および周辺ビアプラグ242はそれぞれ導電物質を含む。第2周辺配線ライン243および周辺ビアプラグ242は互いに異なる膜で示したが、これに制限されるものではない。第2周辺配線ライン243および周辺ビアプラグ242の間の境界は区分しなくてもよい。
【0155】
第3周辺上部絶縁膜253、第4周辺上部絶縁膜254および第5周辺上部絶縁膜255が第2周辺配線ライン243上に順次配置される。第3周辺上部絶縁膜253、第4周辺上部絶縁膜254および第5周辺上部絶縁膜255はそれぞれ絶縁物質からなる。
【0156】
第4周辺上部絶縁膜254は第3周辺上部絶縁膜253および第5周辺上部絶縁膜255と異なる絶縁物質からなる。例えば、第4周辺上部絶縁膜254は酸化物系の絶縁物質からなり、第3周辺上部絶縁膜253および第5周辺上部絶縁膜255は窒化物系の絶縁物質からなるが、これに制限されるものではない。
【0157】
セル連結プラグ244が第3周辺上部絶縁膜253、第4周辺上部絶縁膜254および第5周辺上部絶縁膜255内に配置される。セル連結プラグ244は第2周辺配線ライン243と連結され得る。セル連結プラグ244は導電物質を含む。図示とは異なり、セル連結プラグ244が単一膜からなる周辺上部絶縁膜内に配置され得るのはもちろんである。すなわち、第3周辺上部絶縁膜253、第4周辺上部絶縁膜254および第5周辺上部絶縁膜255は一つの絶縁膜であってもよい。
【0158】
ビット線BLが周辺ゲート構造体PG_GE上に配置される。より詳細には、ビット線BLは第5周辺上部絶縁膜255上に配置される。例えば、ビット線BLは第5周辺上部絶縁膜255と接触し得る。
【0159】
ビット線BLは第2方向D2に長く延び得る。隣接するビット線BLは第1方向D1に離隔し得る。ビット線BLは第2方向D2に延びた長側壁と、第1方向D1に延びた短側壁を含む。
【0160】
それぞれのビット線BLはセル連結プラグ244上に配置される。それぞれのビット線BLはセル連結プラグ244と連結され得る。それぞれのビット線BLは単一膜で示されているが、これに制限されるものではない。
【0161】
図28で、ビット線BLは第1ヘッド領域BL_HR1と、第2ヘッド領域BL_HR2と、ボディ領域BL_BRを含み得る。ビット線の第1ヘッド領域BL_HR1およびビット線の第2ヘッド領域BL_HR2はビット線BLの終端に位置し得る。ビット線の第1ヘッド領域BL_HR1およびビット線の第2ヘッド領域BL_HR2は第2方向D2に離隔する。
【0162】
例えば、ビット線の第1ヘッド領域BL_HR1およびビット線の第2ヘッド領域BL_HR2は周辺領域24に配置される。ビット線のボディ領域BL_BRはセル領域20に配置される。
【0163】
ビット線の第1ヘッド領域BL_HR1およびビット線の第2ヘッド領域BL_HR2はそれぞれ第2方向D2に延びた風船状を有し得る。ビット線の第1ヘッド領域BL_HR1およびビット線の第2ヘッド領域BL_HR2で、ビット線BLの第1方向D1への幅はビット線のボディ領域BL_BRから遠くなるにつれて増加した後に減少し得る。
【0164】
ビット線プラグ262がビット線BL上に配置される。ビット線プラグ262はビット線BLと連結される。ビット線プラグ262は例えば、ビット線のヘッド領域BL_HR1,BL_HR2でビット線BLと連結され得る。
【0165】
ビット線BLは第1方向D1に最も隣接する第1ビット線および第2ビット線を含み得る。第1ビット線の第1ヘッド領域と第2ビット線の第1ヘッド領域は第1方向D1に配列され得る。第1ビット線の第2ヘッド領域と第2ビット線の第2ヘッド領域は第1方向D1に配列され得る。例えば、ビット線プラグ262は第1ビット線の第1ヘッド領域でビット線BLと連結され得る。しかし、ビット線プラグ262は第2ビット線の第1ヘッド領域でビット線BLと連結されなくてもよい。ビット線プラグ262は第2ビット線の第2ヘッド領域でビット線BLと連結され得る。
【0166】
図示とは異なり、ビット線プラグ262は第2ビット線の第1ヘッド領域でビット線BLと連結されてもよい。
【0167】
セル下部絶縁膜271が第5周辺上部絶縁膜255上に配置される。セル下部絶縁膜271は第1方向D1に離隔したビット線BLの間に配置される。セル下部絶縁膜271は絶縁物質からなる。
【0168】
突出絶縁パターン275がビット線BLおよびセル下部絶縁膜271上に配置される。セル下部エッチング停止膜273が突出絶縁パターン275とセル下部絶縁膜271の間に配置される。
【0169】
突出絶縁パターン275およびセル下部エッチング停止膜273はそれぞれ絶縁物質からなる。セル下部エッチング停止膜273は突出絶縁パターン275に対するエッチング選択比を有する物質を含み得る。例えば、突出絶縁パターン275はシリコンを含む酸化物系の絶縁物質からなるが、これに制限されるものではない。図示とは異なり、突出絶縁パターン275とセル下部絶縁膜271の間にセル下部エッチング停止膜273が配置されなくてもよい。
【0170】
突出絶縁パターン275は複数のチャネルトレンチCH_Tを含み得る。それぞれのチャネルトレンチCH_Tは第1方向D1に長く延び得る。隣接するチャネルトレンチCH_Tは第2方向D2に離隔し得る。それぞれのチャネルトレンチCH_Tはビット線BLと交差し得る。一つのチャネルトレンチCH_Tが第1方向D1に隣接した複数のビット線BLを露出させ得る。
【0171】
それぞれのチャネルトレンチCH_Tの底面はビット線BLとセル下部絶縁膜271により定義される。それぞれのチャネルトレンチCH_Tの側壁は突出絶縁パターン275およびセル下部エッチング停止膜273により定義される。チャネルトレンチCH_Tの側壁の少なくとも一部は突出絶縁パターンの側壁275SWであり得る。セル下部エッチング停止膜273が配置されていない場合、それぞれのチャネルトレンチCH_Tの側壁は突出絶縁パターン275により定義される。
【0172】
それぞれのビット線BL上にチャネル構造体AP_STが配置される。複数のチャネル構造体AP_STが一つのビット線BLと連結され得る。一つのビット線BL上に配置された複数のチャネル構造体AP_STは第2方向D2に離隔する。
【0173】
チャネル構造体AP_STは第1方向D1に延びたチャネルトレンチCH_T内に配置される。複数のチャネル構造体AP_STが一つのチャネルトレンチCH_T内に配置される。チャネルトレンチCH_T内に配置された複数のチャネル構造体AP_STは第1方向D1に離隔する。
【0174】
例えば、チャネル構造体AP_STは互いに交差する第1方向D1および第2方向D2に沿って2次元的に配列され得る。
【0175】
チャネル構造体AP_STはチャネルトレンチCH_Tの側壁および底面に沿って延び得る。いくつかの実施形態による半導体メモリ装置で、チャネル構造体AP_STは第2方向D2に切断した断面が「U」字形状を有することができる。
【0176】
チャネル構造体AP_STは水平部AP_STHと、第1垂直部AP_STV1と、第2垂直部AP_STV2を含み得る。チャネル構造体の第1垂直部AP_STV1およびチャネル構造体の第2垂直部AP_STV2はチャネル構造体の水平部AP_STHから第3方向D3に突出し得る。
【0177】
チャネル構造体の水平部AP_STHはチャネルトレンチCH_Tの底面に沿って延び得る。第2方向D2に切断した断面において、チャネル構造体の水平部AP_STHはビット線BLの上面に沿って延び得る。チャネル構造体の水平部AP_STHはビット線BLと連結される。例えば、チャネル構造体の水平部AP_STHはビット線BLの上面と接触し得る。
【0178】
チャネル構造体の第1垂直部AP_STV1およびチャネル構造体の第2垂直部AP_STV2はチャネルトレンチCH_Tの側壁に沿って延び得る。第2方向D2に切断した断面において、チャネル構造体の第1垂直部AP_STV1およびチャネル構造体の第2垂直部AP_STV2はそれぞれ突出絶縁パターンの側壁275SWに沿って延び得る。
【0179】
チャネル構造体AP_STは第1チャネルパターンAP1と、第2チャネルパターンAP2と、連結チャネルパターンAP_CPを含み得る。連結チャネルパターンAP_CPは第1チャネルパターンAP1と第2チャネルパターンAP2を連結する。第1チャネルパターンAP1と第2チャネルパターンAP2は第2方向D2に離隔する。
【0180】
第1チャネルパターンAP1と、第2チャネルパターンAP2と、連結チャネルパターンAP_CPはビット線BL上に配置される。第1チャネルパターンAP1と第2チャネルパターンAP2はビット線BLと連結される。第1チャネルパターンAP1と、第2チャネルパターンAP2はビット線BLの上面と接触し得る。
【0181】
第1チャネルパターンAP1と、第2チャネルパターンAP2と、連結チャネルパターンAP_CPは後述する第1ワード線WL1および第2ワード線WL2を基準として区分される。
図27では、第1ワード線WL1を例に挙げて説明する。第1ワード線WL1は突出絶縁パターンの側壁275SWに向かう内側壁と、内側壁と第2方向D2で反対になる外側壁を含み得る。第1チャネルパターンAP1および連結チャネルパターンAP_CPの間の境界は第1ワード線WL1の外側壁が第3方向D3に延びた延長線とし得る。
【0182】
図示とは異なり、第1チャネルパターンAP1と第2チャネルパターンAP2の間に連結チャネルパターンAP_CPが配置されなくてもよい。このような場合、第1チャネルパターンAP1と第2チャネルパターンAP2はL字形状を有することができる。
【0183】
チャネル構造体AP_STは酸化物半導体物質を含み得る。チャネル構造体AP_STは例えば、金属酸化物を含み得る。一例として、チャネル構造体AP_STは非晶質金属酸化物膜であり得る。他の例として、チャネル構造体AP_STは多結晶質金属酸化物膜であり得る。また他の例として、チャネル構造体AP_STは非晶質金属酸化物膜と、多結晶質金属酸化物膜を組合わせた状態であり得る。また他の例として、チャネル構造体AP_STはCAAC(c-axis aligned crystalline)金属酸化物膜であり得る。
【0184】
チャネル構造体AP_STは、例えば、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、In-Zn系酸化物(IZO)、Sn-Zn系酸化物、Al-Zn系酸化物、Zn-Mg系酸化物、Sn-Mg系酸化物、In-Mg系酸化物、In-Ga系酸化物(IGO)、In-Ga-Zn系酸化物(IGZO)、In-Al-Zn系酸化物、In-Sn-Zn系酸化物、Sn-Ga-Zn系酸化物、Al-Ga-Zn系酸化物、Sn-Al-Zn系酸化物、In-Hf-Zn系酸化物、In-La-Zn系酸化物、In-Ce-Zn系酸化物、In-Pr-Zn系酸化物、In-Nd-Zn系酸化物、In-Sm-Zn系酸化物、In-Eu-Zn系酸化物、In-Gd-Zn系酸化物、In-Tb-Zn系酸化物、In-Dy-Zn系酸化物、In-Ho-Zn系酸化物、In-Er-Zn系酸化物、In-Tm-Zn系酸化物、In-Yb-Zn系酸化物、In-Lu-Zn系酸化物、In-Sn-Ga-Zn系酸化物、In-Hf-Ga-Zn系酸化物、In-Al-Ga-Zn系酸化物、In-Sn-Al-Zn系酸化物、In-Sn-Hf-Zn系酸化物、In-Hf-Al-Zn系酸化物のうちの一つを含み得るが、これに制限されるものではない。ここで、In-Ga-Zn系酸化物とは、Inと、Gaと、Znを主成分として有する酸化物を意味し、Inと、Gaと、Znの比率を意味するものではない。
【0185】
第1ワード線WL1および第2ワード線WL2はチャネル構造体AP_ST上に配置される。第1ワード線WL1および第2ワード線WL2はチャネルトレンチCH_T内に配置される。
【0186】
それぞれの第1ワード線WL1および第2ワード線WL2は第1方向D1に延び得る。第1ワード線WL1および第2ワード線WL2は第2方向D2に交互に配列され得る。第1ワード線WL1は第2ワード線WL2と第2方向D2に離隔する。
【0187】
第1ワード線WL1および第2ワード線WL2はビット線BLと第3方向D3に離隔する。第1ワード線WL1および第2ワード線WL2はビット線BLと交差する。
【0188】
第1ワード線WL1および第2ワード線WL2はチャネル構造体の水平部AP_STH上に配置される。第1ワード線WL1および第2ワード線WL2はチャネル構造体の第1垂直部AP_STV1およびチャネル構造体の第2垂直部AP_STV2の間に配置される。
【0189】
第1ワード線WL1は第1チャネルパターンAP1上に配置される。第2ワード線WL2は第2チャネルパターンAP2上に配置される。第1ワード線WL1および第2ワード線WL2は第1チャネルパターンAP1と第2チャネルパターンAP2の間に配置される。第1チャネルパターンAP1は第2ワード線WL2より第1ワード線WL1に隣接する。第2チャネルパターンAP2は第1ワード線WL1より第2ワード線WL2に隣接する。
【0190】
それぞれの第1ワード線WL1および第2ワード線WL2は第2方向D2に幅を有し得る。チャネル構造体AP_STと第3方向D3に重なる部分での第1ワード線WL1の幅は、チャネル構造体AP_STと重ならない部分での第1ワード線WL1の幅と異なり得る。チャネル構造体AP_STと第3方向D3に重なる部分での第2ワード線WL2の幅は、チャネル構造体AP_STと重ならない部分での第2ワード線WL2の幅と異なり得る。
【0191】
例えば、それぞれの第1ワード線WL1および第2ワード線WL2はワード線の第1部分WLaと、ワード線の第2部分WLbを含み得る。ワード線の第1部分WLaの第2方向D2への幅はワード線の第2部分WLbの第2方向D2への幅より小さくてもよい。一例として、ワード線の第1部分WLaはチャネル構造体AP_ST上に配置される。ワード線の第1部分WLaは第1チャネルパターンAP1および第2チャネルパターンAP2上に配置される。
【0192】
それぞれの第1ワード線WL1および第2ワード線WL2は第1方向D1に沿って交互に配置されたワード線の第1部分WLaと、ワード線の第2部分WLbを含み得る。それぞれのチャネル構造体AP_STは第1方向D1に隣接したワード線の第2部分WLbの間に配置される。第1ワード線WL1で、それぞれの第1活性パターンAP1は第1方向D1に隣接したワード線の第2部分WLbの間に配置される。第2ワード線WL2で、それぞれの第2活性パターンAP2は第1方向D1に隣接したワード線の第2部分WLbの間に配置される。
【0193】
チャネル構造体AP_STはワード線の第2部分WLbの下に配置されない。ワード線の第1部分WLaの高さはワード線の第2部分WLbの高さより高い。例えば、ワード線の第1部分WLaとワード線の第2部分WLbの高さの差はチャネル構造体AP_STの厚さと同じであり得る。
【0194】
第1および第2ワード線WL1,WL2は導電物質を含み、例えば、ドープされたポリシリコン、導電性金属窒化物、導電性金属シリコン窒化物、金属炭窒化物、導電性金属シリサイド、導電性金属酸化物、2次元物質、金属および金属合金のうち少なくとも一つを含み得る。
【0195】
ビット線BLの上面を基準として、第1および第2ワード線WL1,WL2の上面WL_USはチャネル構造体の垂直部AP_STV1,AP_STV2の最上部AP_UUSより高いとし得る。チャネルパターンAP1,AP2の最上部はチャネル構造体の垂直部AP_STV1,AP_STV2の最上部AP_UUSとし得る。ビット線BLの上面からチャネル構造体の垂直部AP_STV1,AP_STV2の最上部AP_UUSまでの高さH1はビット線BLの上面から第1および第2ワード線WL1,WL2の上面WL_USまでの高さH2より小さいとし得る。
【0196】
ゲート絶縁膜GOXが第1ワード線WL1とチャネル構造体AP_STの間、第2ワード線WL2とチャネル構造体AP_STの間に配置される。ゲート絶縁膜GOXは第1ワード線WL1と第1チャネルパターンAP1の間、第2ワード線WL2と第2チャネルパターンAP2の間に配置される。ゲート絶縁膜GOXは第1ワード線WL1および第2ワード線WL2と並んで第1方向D1に延び得る。
【0197】
ゲート絶縁膜GOXはチャネル構造体の第1垂直部AP_STV1に沿って延び得る。ゲート絶縁膜GOXはチャネル構造体の第2垂直部AP_STV2に沿って延び得る。断面視したときに、第1ワード線WL1とチャネル構造体AP_STの間のゲート絶縁膜GOXは第2ワード線WL2とチャネル構造体AP_STの間のゲート絶縁膜GOXと分離された場合を示したが、これに制限されるものではない。
【0198】
ゲート絶縁膜GOXはシリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜、シリコン酸化膜より高い誘電率を有する高誘電率絶縁膜、またはこれらの組み合わせを含み得る。
【0199】
ゲート絶縁膜GOXの一部は第1および第2ワード線WL1,WL2の上面WL_USより第3方向D3に突出し得る。ゲート絶縁膜GOXの一部はチャネル構造体の垂直部AP_STV1,AP_STV2の最上部AP_UUSより第3方向D3に突出し得る。
【0200】
ビット線BLの上面からゲート絶縁膜の最上部GOX_UUSまでの高さH4はビット線BLの上面からチャネル構造体の垂直部AP_STV1,AP_STV2の最上部AP_UUSまでの高さH1より大きくてもよい。ビット線BLの上面からゲート絶縁膜の最上部GOX_UUSまでの高さH4はビット線BLの上面からワード線WL1,WL2の上面WL_USまでの高さH2より大きいとし得る。
【0201】
ゲート分離パターンGSSがビット線BLおよびセル下部絶縁膜271上に配置される。ゲート分離パターンGSSはチャネルトレンチCH_T内に配置される。ゲート分離パターンGSSはチャネル構造体AP_ST、第1ワード線WL1および第2ワード線WL2上に配置される。
【0202】
ゲート分離パターンGSSは第2方向D2に隣接した第1ワード線WL1と第2ワード線WL2の間に配置される。第1ワード線WL1および第2ワード線WL2はゲート分離パターンGSSにより分離される。ゲート分離パターンGSSは第1ワード線WL1と第2ワード線WL2の間で第1方向D1に延び得る。
【0203】
第1ワード線WL1はゲート分離パターンGSSとチャネル構造体AP_STの間に配置される。第2ワード線WL2はゲート分離パターンGSSとチャネル構造体AP_STの間に配置される。第1ワード線WL1はゲート分離パターンGSSと第1チャネルパターンAP1の間に配置される。第2ワード線WL2はゲート分離パターンGSSと第2チャネルパターンAP2の間に配置される。
【0204】
ゲート分離パターンGSSは水平部と突出部を含み得る。ゲート分離パターンGSSの突出部はゲート分離パターンGSSの水平部からビット線BLに向かって第3方向D3に突出し得る。ゲート分離パターンGSSの突出部はゲート分離パターンGSSの水平部よりビット線BLに近いとし得る。ゲート分離パターンGSSの水平部は第1および第2ワード線WL1,WL2の上面WL_US上に配置される。断面視において、ゲート分離パターンGSSは「T」字形状を有することができる。
【0205】
ゲート分離パターンGSSはゲート分離ライナ236と、ゲート分離充填膜237と、ゲート分離キャッピング膜238を含み得る。ゲート分離ライナ236は第1および第2ワード線WL1,WL2の上面WL_USと、第1および第2ワード線WL1,WL2の外側壁に沿って延び得る。ゲート分離ライナ236はチャネル構造体の水平部AP_STHに沿って延び得る。ゲート分離ライナ236は連結チャネルパターンAP_CPと接触し得る。ゲート分離ライナ236は第1および第2ワード線WL1,WL2の上面WL_USより突出したゲート絶縁膜GOXに沿って延び得る。ゲート分離ライナ236はゲート絶縁膜GOXの側面と接触し得る。図示とは異なり、ゲート分離ライナ236は第1および第2ワード線WL1,WL2の上面WL_USより突出したゲート絶縁膜GOXに沿って延びなくてもよい。
【0206】
ゲート分離充填膜237はゲート分離ライナ236上に配置される。ゲート分離キャッピング膜238はゲート分離充填膜237上に配置される。ゲート分離ライナ236と、ゲート分離充填膜237と、ゲート分離キャッピング膜238はそれぞれ絶縁物質からなる。図示とは異なり、ゲート分離パターンGSSは単一膜であってもよい。
【0207】
ビット線BLの上面を基準として、ゲート分離パターンの上面GSS_USは突出絶縁パターン275の上面と同じ高さに置かれ得るが、これに制限されるものではない。
【0208】
ビット線BLの上面からゲート分離パターンの上面GSS_USまでの高さH3はビット線BLの上面からチャネル構造体の垂直部AP_STV1,AP_STV2の最上部AP_UUSまでの高さH1より大きいとし得る。ビット線BLの上面からゲート分離パターンの上面GSS_USまでの高さH3はビット線BLの上面からワード線WL1,WL2の上面WL_USまでの高さH2より大きいとし得る。
【0209】
ビット線BLの上面からゲート分離パターンの上面GSS_USまでの高さH3はビット線BLの上面からゲート絶縁膜の最上部GOX_UUSまでの高さH4と同じである場合を示したが、これに制限されるものではない。
【0210】
ランディングパッドLPがチャネル構造体AP_ST上に配置される。ランディングパッドLPはチャネル構造体の第1垂直部AP_STV1およびチャネル構造体の第2垂直部AP_STV2と連結される。
【0211】
ランディングパッドLPは第1チャネルパターンAP1および第2チャネルパターンAP2上に配置される。ランディングパッドLPは第1チャネルパターンAP1および第2チャネルパターンAP2と連結される。
【0212】
平面視したときに、ランディングパッドLPは円形、楕円形、長方形、正方形、菱形型、六角形など多様な形状を有することができる。平面視したときに、ランディングパッドLPは第1方向D1および第2方向D2に沿ってマトリックス状に配列され得る。
【0213】
ランディングパッドLPは水平部LP_Hと、突出部LP_Pを含み得る。ランディングパッドの水平部LP_Hは突出絶縁パターン275の上面およびゲート分離パターンの上面GSS_US上に配置される。ランディングパッドの突出部LP_Pはランディングパッドの水平部LP_Hからビット線BLに向かって第3方向D3に突出し得る。
【0214】
ビット線BLの上面を基準として、ランディングパターンLPの最下部はゲート分離パターンの上面GSS_USより低いとし得る。別の言葉で言えば、ランディングパッドの突出部LP_Pは突出絶縁パターン275とゲート分離パターンGSSの間に配置される。ビット線BLの上面からランディングパターンLPの最下部までの高さはビット線BLの上面からゲート絶縁膜の最上部GOX_UUSまでの高さH4より小さいとし得る。
【0215】
パッド分離絶縁パターン235がランディングパッドLPの間に配置される。平面視したときに、ランディングパッドLPは第1方向D1および第2方向D2に沿ってマトリックス状に配列され得る。ランディングパッドLPの上面はパッド分離絶縁パターン235の上面と同一平面に置かれ得るが、これに制限されるものではない。
【0216】
ランディングパッドLPは導電物質を含む。パッド分離絶縁パターン235はシリコンを含む窒化物系の絶縁物質を含み得るが、これに制限されるものではない。
【0217】
セル上部エッチング停止膜295がランディングパッドLPと、パッド分離絶縁パターン235上に配置される。セル上部エッチング停止膜295はランディングパッドLPの上面の一部と、パッド分離絶縁パターン235の上面に沿って延び得る。
【0218】
データ格納パターンDSPがランディングパッドLP上にそれぞれ配置される。データ格納パターンDSPは
図24に示すように、第1方向D1および第2方向D2に沿ってマトリックス状に配列され得る。データ格納パターンDSPはランディングパッドLPと第3方向D3に完全に重なるか、部分的に重なり得る。データ格納パターンDSPはランディングパッドLPの上面全体または一部と接触し得る。
【0219】
以上、添付する図面を参照して本発明の実施形態について説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せず、他の具体的な形態で実施できることを理解することができる。したがって、上記一実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。
【符号の説明】
【0220】
20 セル領域
22 セル領域分離膜
24 周辺領域
100 基板
105 セル素子分離膜
110 セルゲート構造体
111 セルゲート絶縁膜
112 セルゲート電極
115 セルゲートトレンチ
120 ストレージコンタクト
140 セル導電線
261 セルゲートプラグ
ACT 活性領域
ACT_N ノーマル活性領域
ACT_D ダミー活性領域