(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024098323
(43)【公開日】2024-07-23
(54)【発明の名称】テープカッター
(51)【国際特許分類】
B65H 35/07 20060101AFI20240716BHJP
【FI】
B65H35/07 L
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023001759
(22)【出願日】2023-01-10
(71)【出願人】
【識別番号】523010384
【氏名又は名称】野城 ゆうこ
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100140774
【弁理士】
【氏名又は名称】大浪 一徳
(74)【代理人】
【識別番号】100134359
【弁理士】
【氏名又は名称】勝俣 智夫
(74)【代理人】
【識別番号】100188592
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 洋
(72)【発明者】
【氏名】野城 ゆうこ
【テーマコード(参考)】
3F062
【Fターム(参考)】
3F062AA04
3F062BA06
3F062BB03
3F062BF01
(57)【要約】
【課題】片手で使用可能な、小型且つ軽量のテープカッターを提供することを目的とする。
【解決手段】接地面10sを備える本体部10と、本体部10に設けられ、ロール状に巻かれたテープTを保持する保持部11と、本体部10に設けられ、ロールから引き出されたテープTを切断するカッター部12と、を備え、本体部10は、接地面10sに平行な方向であって、カッター部12からテープTが繰り出される方向を正方向D1とし、正方向D1と反対の方向を負方向D2としたとき、本体部10から、正方向D1及び負方向D2の少なくとも一方側に突出する突出部20を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
接地面を備える本体部と、
前記本体部に設けられ、ロール状に巻かれたテープを保持する保持部と、
前記本体部に設けられ、前記ロールから引き出された前記テープを切断するカッター部と、を備え、
前記本体部は、前記接地面に平行な方向であって、前記カッター部から前記テープが繰り出される方向を正方向とし、前記正方向と反対の方向を負方向としたとき、前記本体部から、前記正方向及び前記負方向の少なくとも一方側に突出する突出部を有する、
テープカッター。
【請求項2】
前記本体部は、前記接地面に沿って延びるベース部と、前記ベース部から前記接地面と反対側へ向かって延び、前記保持部又は前記カッター部を支持する部品支持部と、前記ベース部から前記正方向又は前記負方向に突出する前記突出部と、を有する、
請求項1に記載のテープカッター。
【請求項3】
前記突出部は、略直角に屈曲する屈曲部を備える、
請求項2に記載のテープカッター。
【請求項4】
前記突出部は、貫通孔を備える、
請求項2に記載のテープカッター。
【請求項5】
前記突出部は、前記本体部との取り付け部分を回転軸として、前記突出部における前記取り付け部分の反対側の端部が前記正方向又は前記負方向に移動するように回転可能である、
請求項2又は3のいずれか1項に記載のテープカッター。
【請求項6】
前記突出部は、前記正方向又は前記負方向に沿って、前記ベース部に対して相対移動可能である、
請求項2又は3のいずれか1項に記載のテープカッター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テープカッターに関する。
【背景技術】
【0002】
周知のテープ(例えば、芯に巻かれたセロハンテープ)を適当な長さだけ取り出して切断する道具として、テープカッターがある。特許文献1には、作業性を向上することを目的としたテープカッターが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
小型且つ軽量のテープカッターは、テープを切断するために両手を用いることを前提としている。すなわち、片手でテープカッターを把持した状態で、片手でテープを取り出すことを前提としている。
テープの切断を容易且つ効率的に行うため、テープカッターを片手で使用可能としたい旨の要望がある。しかしながら、小型且つ軽量のテープカッターは、テープを取り出す、及び切断する動きに追従して動くことで、片手では容易にテープを切断できない課題がある。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、片手で使用可能な、小型且つ軽量のテープカッターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
<1>本発明の態様1に係るテープカッターは、接地面を備える本体部と、前記本体部に設けられ、ロール状に巻かれたテープを保持する保持部と、前記本体部に設けられ、前記ロールから引き出された前記テープを切断するカッター部と、を備え、前記本体部は、前記接地面に平行な方向であって、前記カッター部から前記テープが繰り出される方向を正方向とし、前記正方向と反対の方向を負方向としたとき、前記本体部から、前記正方向及び前記負方向の少なくとも一方側に突出する突出部を有する。
【0007】
この発明によれば、本体部から、正方向及び負方向の少なくとも一方側に突出する突出部を備える。これにより、例えば、テープを切断する時に突出部を押さえることで、テープカッターが動くことを抑えることができる。
【0008】
前述のように突出部を押さえることに加えて、例えば、突出部が本体部から正方向に突出している場合、テープカッターからテープを取り出して切断する時、例えば、正方向の側に位置する壁等に突出部を突き当てることで、テープカッターが動くことを抑えることができる。例えば、突出部が本体部から負方向に突出している場合、テープカッターからテープを取り出して切断する時、例えば、突出部を壁、机、突起等に引っ掛けることで、テープカッターが動くことを抑えることができる。
よって、片手で使用可能なテープカッターとすることができる。
【0009】
<2>本発明の態様2に係るテープカッターは、態様1に係るテープカッターにおいて、前記本体部は、前記接地面に沿って延びるベース部と、前記ベース部から前記接地面と反対側へ向かって延び、前記保持部又は前記カッター部を支持する部品支持部と、前記ベース部から前記正方向又は前記負方向に突出する前記突出部と、を有する。
【0010】
この発明によれば、本体部は、接地面に沿って延びるベース部と、ベース部から接地面と反対側へ向かって延び、保持部又はカッター部を支持する部品支持部と、ベース部から正方向又は負方向に突出する突出部と、を有する。これにより、本体部によって、本発明に係るテープカッターの各機能を担保することができる。
【0011】
<3>本発明の態様3に係るテープカッターは、態様1又は態様2に係るテープカッターにおいて、前記突出部は、略直角に屈曲する屈曲部を備える。
【0012】
この発明によれば、突出部は、略直角に屈曲する屈曲部を備える。これにより、例えば、突出部を机等に引っ掛けるようにして、テープカッターを固定することができる。
【0013】
<4>本発明の態様4に係るテープカッターは、態様1から態様3のいずれか1つに係るテープカッターにおいて、前記突出部は、貫通孔を備える。
【0014】
この発明によれば、突出部は、貫通孔を備える。これにより、突出部を、壁等から突出するフック等に引っ掛けるようにして固定することができる。
【0015】
<5>本発明の態様5に係るテープカッターは、態様1から態様4のいずれか1つに係るテープカッターにおいて、前記突出部は、前記本体部との取り付け部分を回転軸として、前記突出部における前記取り付け部分の反対側の端部が前記正方向又は前記負方向に移動するように回転可能である。
【0016】
この発明によれば、突出部は、本体部との取り付け部分を回転軸として、突出部における取り付け部分の反対側の端部が正方向又は負方向に移動するように回転可能である。これにより、例えば、突出部を本体部に収納することができる。例えば、突出部が突出する方向を正方向又は負方向のいずれかに変更することができる。
【0017】
<6>本発明の態様6に係るテープカッターは、態様2から態様5のいずれか1つに係るテープカッターにおいて、前記突出部は、前記正方向又は前記負方向に沿って、前記ベース部に対して相対移動可能である。
【0018】
この発明によれば、突出部は、正方向又は負方向に沿って、ベース部に対して相対移動可能である。これにより、例えば、突出部を本体部に収納することができる。例えば、突出部が突出する方向を正方向又は負方向のいずれかに変更することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、片手で使用可能な、小型且つ軽量のテープカッターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】正方向へ突出する突出部を手で押さえることで、テープカッターの移動を抑える例である。
【
図2】負方向へ突出する突出部を物で押さえることで、テープカッターの移動を抑える例である。
【
図3】負方向へ突出し、屈曲部を備える突出部によって机等を挟むことで、テープカッターの移動を抑える例である。
【
図4】負方向へ突出し、屈曲部を備える突出部を机等に引っ掛けることで、テープカッターの移動を抑える例である。
【
図5】負方向へ突出し、屈曲部を備える突出部を机等の上に位置する物に引っ掛けることで、テープカッターの移動を抑える例である。
【
図6】負方向へ突出し、屈曲部を備える突出部によって壁等を挟むことで、テープカッターの移動を抑える例である。
【
図7】正方向及び負方向に設けられた突出部を、ワイヤーネットに引っ掛けることで、テープカッターの移動を抑える例である。
【
図8】負方向へ突出し、貫通孔を備える突出部を壁等に設けられた突起部に引っ掛けることで、テープカッターの移動を抑える例である。
【
図9】正方向へ突出し、屈曲部を備える突出部を壁等に突き当てることで、テープカッターの移動を抑える例である。
【
図10】突出部が本体部と一体に形成された例である。
【
図11】屈曲部を備える突出部が、正方向と負方向の両方に突出した例である。
【
図12】突出部の取り付け部分の反対側の端部が、正方向から負方向へ移動するように、突出部を回転可能とした例である。
【
図13】突出部の取り付け部分の反対側の端部が、負方向から正方向へ移動するように、突出部を回転可能とした例である。
【
図14】突出部を、正方向から負方向へ摺動可能とした例である。
【
図15】突出部を、負方向から正方向へ摺動可能とした例である。
【
図16】保持部の変形例を備えるテープカッターである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るテープカッター100を説明する。テープカッター100は、周知のテープTを適当な長さだけ取り出して切断するために用いられる。テープTは、例えば、芯に巻かれたセロハンテープである。テープカッター100は、その他の任意のテープTを切断するために用いてもよい。
テープカッター100は、例えば、
図1に示すように、本体部10と、本体部10に設けられる突出部20と、を備える。
【0022】
(本体部10について)
本体部10は、テープカッター100の主要な構成である。本実施形態において、本体部10は、例えば、樹脂製である。本体部10は、その他任意の材料によって形成されてもよい。本体部10は、接地面10sを備える。本体部10には、保持部11と、カッター部12と、が設けられる。本体部10は、保持部11及びカッター部12を、適当な距離に配置可能な形状を備える。本実施形態において、本体部10は、ベース部10Bと、部品支持部10Pと、を備える。
【0023】
本実施形態では、
図1から
図15に示すように、正方向D1および負方向D2を定義する。正方向D1および負方向D2は、接地面10sに平行な方向である。正方向D1は、カッター部12から接地面10sに向かって延びる接地面10sの法線Bを基準として、テープTが繰り出される方向である。負方向D2は、正方向D1と反対の方向であり、カッター部12に向かってテープTが送り込まれる方向である。
【0024】
ベース部10Bは、本体部10において、保持部11およびカッター部12が設けられる部位である。本実施形態において、本体部10の備える接地面10sとは、本体部10のうち、机d又は第1壁w2等に接する面をいう。したがって、例えば
図1では、ベース部10Bの底面と突出部20の底面が接地面10sである。また例えば、
図2に示すように、後述する突出部20のみが机dに接し、本体部10が机dに接していないような場合は、接地面10sとは、本体部10のうち、机d又は第1壁w2等に接する突出部20の底面をいう。本実施形態において、ベース部10Bは、例えば、接地面10sに沿って延びる。言い換えれば、ベース部10Bは、例えば、後述する正方向D1及び負方向D2に沿う方向に延びる。
部品支持部10Pは、保持部11又はカッター部12を支持する。言い換えれば、部品支持部10Pは、本体部10における、保持部11及びカッター部12が設けられる部位である。部品支持部10Pは、ベース部10Bから、接地面10sから離れる方向に、つまりベース部10Bから接地面10sと反対側へ向かって延びている。本実施形態において、部品支持部10Pは、例えば、ベース部10Bにおける正方向D1及び負方向D2に沿う方向の両端から、正方向D1及び負方向D2に沿う方向に交わる方向に立ち上がるように延びる。
【0025】
本実施形態において、本体部10と、保持部11及びカッター部12とは、例えば、樹脂を射出成型することによって一体に設けられる。保持部11及びカッター部12は、本体部10と別個に形成されて、本体部10に適宜組み合わせることによって設けられてもよい。
【0026】
保持部11は、本体部10に設けられる。具体的には、保持部11は、本体部10の一方の部品支持部10Pに設けられる。保持部11は、ロール状に巻かれたテープTを保持する。本実施形態において、保持部11は、例えば、
図1に示すように、テープTの芯に挿通される軸である。これにより、保持部11は、テープTの先端部が取り出される際にはロール状のテープTが回転可能となるようにしつつ、ロール状のテープTを保持する。
【0027】
カッター部12は、本体部10に設けられる。具体的には、カッター部12は、本体部10の他方の部品支持部10Pに設けられる。カッター部12は、ロールから引き出されたテープTを切断する。カッター部12は、例えば、鋸刃状に形成される。テープカッター100によってテープTを切断する際は、カッター部12にテープTを押し付けることで切断する。カッター部12は、例えば、樹脂製である。カッター部12は、例えば、金属製であってもよい。
【0028】
(突出部20について)
突出部20は、本体部10において、カッター部12よりも正方向D1側、又は負方向D2側に突出する部位である。本実施形態では、突出部20は、本体部10のベース部10Bから、正方向D1及び負方向D2との少なくとも一方側に突出するように設けられる。
【0029】
本実施形態において、突出部20は、例えば、板状の部材である。突出部20は、例えば、枠状の部材であってもよい。突出部20は、少なくともテープカッター100の使用時において、本体部10に対して相対移動したり、変形したりしないように形成される。
【0030】
ここで、テープカッター100によってテープTを取り出す際、及びテープTを切断する際、テープTに追従してテープカッター100が動くことがある。具体的には、例えば、テープカッター100が机dや台等の上に置かれている状態において、テープTを保持する保持部11の側が机dから浮き上がる、若しくは、カッター部12が机dの側に沈み込むように動く。このことで、例えば、テープTをテープカッター100から取り出すことができないことや、テープTが十分な力でカッター部12に押し付けられず、テープTが切断できないことがある。
【0031】
これに対し、テープカッター100の突出部20は、使用者の手指、重量物あるいは什器等を利用して、机dや台等に対して容易に固定することができる。テープカッター100の使用時に、突出部20を用いて机dや台等に対してテープカッター100を固定できることで、テープカッター100からテープTを取り出す際に、テープカッター100が追従して正方向D1に動かないようにすることができる。すなわち、突出部20を設けることで、テープカッター100によってテープTを切断する際に、使用者が両手を使うことなく、テープカッター100のカッター部12を固定でき、テープTを切断する際、テープTを十分な力でカッター部12に押し付けることができる。本実施形態に係るテープカッター100は、突出部20を利用することで容易にテープカッター100を動かないようにすることができ、使用者は片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。
以下、突出部20の具体的な例について説明する。
【0032】
(突出部20の第1例)
第1例に係る突出部20は、
図1に示すように、ベース部10Bから正方向D1に突出するように設けられる。第1例に係る突出部20は、使用者がテープTを取り出す際に、テープTを取り出している手hによって押さえつけることができるように形成される。具体的には、例えば、突出部20は、親指と人差し指でテープTを掴んだ状態で、薬指と小指で突出部20を押さえつけることができるように形成される。第1例に係るテープカッター100は、使用者が突出部20を手hで押さえつけることで、テープTを取り出して切断する際にテープカッター100が動かないようにして、片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。
【0033】
(突出部20の第2例)
第2例に係る突出部20は、
図2に示すように、ベース部10Bから負方向D2へ突出するように設けられる。第2例に係る突出部20は、例えば、机dの上に置かれる物w1によって押さえつけることができるように形成される。物w1は、例えば、卓上デスクライト、卓上ペンケース、文鎮等である。第2例に係るテープカッター100は、突出部20を物w1で押さえつけることで、テープTを取り出して切断する際にテープカッター100が動かないようにして、片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。
図2では、ベース部10Bが机dの端縁よりも外側に位置しているが、これは使用形態の一例であり、ベース部10Bを机d上に設置して使用してもよい。
【0034】
(突出部20の第3例)
第3例に係る突出部20は、
図3に示すように、ベース部10Bから負方向D2へ突出するように設けられる。第3例に係る突出部20は、屈曲部20Bを備える。第3例に係る突出部20において、屈曲部20Bは2箇所に設けられ、それぞれ略直角に屈曲している。以下、本実施形態において、略直角とは、例えば、85°以上95°以下の範囲であることをいう。
【0035】
屈曲部20Bが2箇所に設けられることで、第3例に係る突出部20は、第1部21と、第2部22と、第3部23と、を備える。
第1部21は、本体部10に連結された部位である。第1部21は、本体部10のベース部10Bから、負方向D2に沿って延びる。
第2部22は、第1部21から屈曲部20Bによって屈曲した部位である。第2部22は、第1部21と第2部22との間の屈曲部20Bから、本体部10から離れる方向に延びる。第2部22と第1部21との角度は、略直角である。
第3部23は、第2部22から屈曲部20Bによって屈曲した部位である。第3部23は、第2部22と第3部23との間の屈曲部20Bから、正方向D1に沿って延びる。第3部23と第2部22との角度は、略直角である。
【0036】
第3例に係る突出部20は、上述した第1部21、第2部22及び第3部23によって、U字状に形成される。第3例に係る突出部20は、例えば、机dの縁を挟むことができるように形成される。これにより、突出部20によって、テープカッター100を机dに固定できる。第3例に係るテープカッター100は、突出部20によって机dに固定することで、テープTを取り出して切断する際にテープカッター100が動かないようにして、片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。
【0037】
(突出部20の第4例)
第4例に係る突出部20は、
図4に示すように、ベース部10Bから負方向D2へ突出するように設けられる。第4例に係る突出部20は、屈曲部20Bを備える。第4例に係る突出部20において、屈曲部20Bは1箇所に設けられ、略直角に屈曲している。屈曲部20Bが1箇所に設けられることで、第4例に係る突出部20は、第1部21と、第2部22と、を備える。
【0038】
第1部21は、本体部10に連結された部位である。第1部21は、本体部10のベース部10Bから、負方向D2に沿って延びる。
第2部22は、第1部21から屈曲部20Bによって屈曲した部位である。第2部22は、第1部21と第2部22との間の屈曲部20Bから、本体部10から離れる方向に延びる。第2部22と第1部21との角度は、略直角である。
【0039】
第4例に係る突出部20は、例えば、屈曲部20Bによって突出部20を机dの縁に引っ掛けることができるように形成される。第4例に係るテープカッター100は、突出部20を机dの縁に引っ掛けることで、テープTを取り出して切断する際にテープカッター100が動かないようにして、片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。
【0040】
(突出部20の第5例)
第5例に係る突出部20は、
図5に示すように、ベース部10Bから負方向D2へ突出するように設けられる。第5例に係る突出部20は、屈曲部20Bを備える。第5例に係る突出部20において、屈曲部20Bは1箇所に設けられ、略直角に屈曲している。屈曲部20Bが1箇所に設けられることで、第5例に係る突出部20は、第1部21と、第2部22と、を備える。
【0041】
第1部21は、本体部10に連結された部位である。第1部21は、本体部10のベース部10Bから、負方向D2に沿って延びる。
第2部22は、第1部21から屈曲部20Bによって屈曲した部位である。第2部22は、第1部21と第2部22との間の屈曲部20Bから、本体部10に向かう方向に延びる。第2部22と第1部21との角度は、略直角である。
【0042】
第5例に係る突出部20は、例えば、屈曲部20Bによって突出部20を机dの上に位置する物w1によって押さえつけることができ、かつ、物w1に引っ掛けることができるように形成される。第5例に係るテープカッター100は、突出部20の第1部21を物w1よって押さえつけ、かつ、第2部22を物w1に引っ掛けることで、テープTを取り出して切断する際にテープカッター100が動かないようにして、片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。
【0043】
(突出部20の第6例)
第6例に係る突出部20は、
図6に示すように、ベース部10Bから正方向D1及び負方向D2の両方へ突出するように設けられる。第6例において、突出部20における負方向D2に突出する側(以下、負方向側部分20R)は、屈曲部20Bを備える。第6例に係る負方向側部分20Rにおいて、屈曲部20Bは負方向D2に突出する側の2箇所に設けられ、それぞれ略直角に屈曲している。
【0044】
屈曲部20Bが2箇所に設けられることで、第6例に係る突出部20は、第1部21と、第2部22と、第3部23と、を備える。
第1部21は、本体部10に連結された部位である。第1部21は、本体部10のベース部10Bから、負方向D2に沿って延びる。第1壁w2は、例えば、デスクパーテーション等である。
第2部22は、第1部21から屈曲部20Bによって屈曲した部位である。第2部22は、第1部21と第2部22との間の屈曲部20Bから、本体部10から離れる方向に延びる。第2部22と第1部21との角度は、略直角である。
第3部23は、第2部22から屈曲部20Bによって屈曲した部位である。第3部23は、第2部22と第3部23との間の屈曲部20Bから、正方向D1に沿って延びる。第3部23と第2部22との角度は、略直角である。
【0045】
第6例に係る突出部20の負方向側部分20Rは、上述した第1部21、第2部22及び第3部23によって、U字状に形成される。負方向側部分20Rは、例えば、第1壁w2の縁を挟むことができるように形成される。これにより、突出部20の負方向側部分20Rによって、テープカッター100を第1壁w2に固定することができる。第6例に係るテープカッター100は、突出部20によってテープカッター100を第1壁w2に固定することで、テープTを取り出して切断する際にテープカッター100が動かないようにし、片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。なお、第6例に係る突出部20において正方向D1に突出する側(以下、正方向側部分20F)は、テープカッター100からテープTを取り出す際、テープカッター100の姿勢をより安定させる機能を奏する。
【0046】
(突出部20の第7例)
第7例のテープカッター100は、板状のベース部10Bと、ベース部10Bの一方の面(接地面10sと反対側の面)から立ち上がるように延びる部品支持部10Pと、ベース部10Bの接地面10sに設けられる2つの突出部20とを有する。部品支持部10Pは、側面視において鈍角に屈曲した形状を有する。部品支持部10Pの屈曲する角部に保持部11が配置されている。部品支持部10Pのベース部10Bと反対側の先端部に、カッター部12が配置されている。部品支持部10Pの屈曲角度は、例えば100°~170°の範囲である。
【0047】
第7例に係る突出部20は、
図7に示すように、ベース部10Bの正方向D1側の端部及び負方向D2側の端部にそれぞれ設けられる。2つの突出部20は、いずれもベース部10Bの底面(部品支持部10Pと反対側の面)に設けられる。2つの突出部20は、それぞれ、カッター部12よりも正方向D1側、負方向D2側に位置する。第7例に係る突出部20は、それぞれ、U字状に湾曲する湾曲部20Cを備える。2つの突出部20は、いずれも正方向D1側に向かって開口するU字状である。正方向D1側及び負方向D2側に設けられたそれぞれの湾曲部20Cは、例えば、ワイヤーネットwnに引っ掛けるために用いられる。第7例に係るテープカッター100は、突出部20をワイヤーネットwnに引っ掛けることで、テープTを取り出して切断する際にテープカッター100が動かないようにし、片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。
【0048】
(突出部20の第8例)
第8例に係る突出部20は、
図8に示すように、ベース部10Bから正方向D1及び負方向D2の両方へ突出するように設けられる。第8例において、突出部20における負方向D2に突出する側(以下、負方向側部分20R)は、突出部20を厚さ方向に貫通する貫通孔20Hを備える。第8例に係る負方向側部分20Rは、例えば、貫通孔20Hを第1壁w2から突出する突起部pに引っ掛けることができるように形成される。突起部pは、例えば、フック等である。第8例に係るテープカッター100は、突出部20を突起部pに引っ掛けることで、テープTを取り出して切断する際にテープカッター100が動かないようにし、片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。なお、第8例に係る突出部20において正方向D1に突出する側(以下、正方向側部分20F)は、テープカッター100からテープTを取り出す際、テープカッター100の姿勢をより安定させる機能を奏する。
【0049】
(突出部20の第9例)
第9例に係る突出部20は、
図9に示すように、ベース部10Bから正方向D1へ突出するように設けられる。第9例に係る突出部20は、屈曲部20Bを備える。第9例に係る突出部20において、屈曲部20Bは1箇所に設けられ、略直角に屈曲している。屈曲部20Bが1箇所に設けられることで、第9例に係る突出部20は、第1部21と、第2部22と、を備える。
【0050】
第1部21は、本体部10に連結された部位である。第1部21は、本体部10のベース部10Bから、正方向D1に沿って延びる。
第2部22は、第1部21から屈曲部20Bによって屈曲した部位である。第2部22は、第1部21と第2部22との間の屈曲部20Bから、本体部10に向かう方向に延びる。第2部22と第1部21との角度は、略直角である。
【0051】
第9例に係る突出部20は、例えば、テープTを取り出すようにして引っ張った時、第2部22が第2壁w3等に突き当たるように形成される。第2壁w3は、例えば、デスク等に設けられた引き出しの前板である。第9例に係るテープカッター100は、突出部20を第2壁w3等に突き当てることで、テープTを取り出して切断する際にテープカッター100が動かないようにできる。更に、例えば、テープTを切り出す際に、テープカッター100を引き出しから取り出すことが不要であり、片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。
【0052】
(突出部20の第10例)
第10例に係る突出部20は、
図10に示すように、カッター部12の位置から、正方向D1及び負方向D2へ突出するように設けられる。第10例に係る突出部20は、本体部10と一体に成形されている。より具体的には、第10例に係る突出部20を備えるテープカッター100は、側面視で三角形状の本体部10を備える。保持部11は、側面視において、三角形の本体部10のほぼ中心部に位置する。本体部10の前記三角形状の頂点の1つにカッター部12が設けられ、その他の2つの頂点部分が突出部20とされる。2つの突出部20の間に位置する本体部10の底面が接地面10sである。机dの上面に接地面10sを接した状態でテープカッター100を設置すると、2つの突出部20の水平方向の中間位置の上方に、カッター部12が位置する。2つの突出部20は、カッター部12の位置を基準に、正方向D1側、および負方向D2側にそれぞれ位置する。
【0053】
この例において、テープTを切断するために正方向D1に引っ張ると、正方向D1側に位置する突出部20が机dや台等に押し付けられるように力が作用する。第10例において、正方向D1側及び負方向D2側の突出部20同士の間隔は、例えば、テープTを正方向D1側に引っ張った時にテープカッター100が倒れない程度の距離とすることが好ましい。第10例に係るテープカッター100は、テープTを取り出して切断する際に正方向D1側に位置する突出部20が机dや台等に押し付けられるようにすることでテープカッター100が動かないようにできる。これにより、片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。
【0054】
(突出部20の第11例)
第11例に係る突出部20は、
図11に示すように、ベース部10Bから正方向D1及び負方向D2へ突出するように設けられる。第11例に係る突出部20は、正方向D1の側(以下、正方向側部分20F)及び負方向D2の側(以下、負方向側部分20R)に屈曲部20Bを備える。第11例に係る突出部20は、正方向D1の側及び負方向D2の側に1箇所ずつ設けられ、それぞれ略直角に屈曲している。正方向側部分20F及び正方向側部分20Fに、屈曲部20Bが1箇所ずつ設けられることで、第11例に係る突出部20の正方向側部分20F及び正方向側部分20Fは、それぞれ、第1部21と、第2部22と、を備える。
【0055】
第1部21は、本体部10に連結された部位である。正方向側部分20Fの第1部21は、本体部10のベース部10Bから、正方向D1に沿って延びる。負方向側部分20Rの第1部21は、本体部10のベース部10Bから、負方向D2に沿って延びる。
第2部22は、第1部21から屈曲部20Bによって屈曲した部位である。正方向側部分20F及び正方向側部分20Fの第2部22は、第1部21と第2部22との間の屈曲部20Bから、本体部10に向かう方向に延びる。第2部22と第1部21との角度は、略直角である。
【0056】
第11例に係る突出部20は、例えば、かごや箱に突出部20を嵌め込むことで、かごや箱の内部にテープカッター100を固定することができるように形成される。第11例に係るテープカッター100は、突出部20をかごや箱の内部にテープカッター100を固定することで、テープTを取り出して切断する際にテープカッター100が動かないようにして、片手でテープTの取り出し及び切断をすることができる。
【0057】
(突出部20の第1変形例)
次に、上述の各例に係る突出部20の第1変形例について説明する。すなわち、突出部20は、本体部10との取り付け部分を回転軸Cとして、突出部20における前記取り付け部分の反対側の端部20Eが正方向D1又は負方向D2に移動するように回転可能であってもよい。
【0058】
具体的には、例えば、
図12に示すように、突出部20の取り付け部分の反対側の端部20Eが、正方向D1から負方向D2へ移動するように、突出部20を回転可能としてもよい。この場合、回転軸Cである突出部20と本体部10との取り付け部分は、本体部10における正方向D1の側に取り付けられることが好ましい。
図12において、回転軸Cはベース部10Bの端部に設けられているが、回転軸Cは、例えば、ベース部10Bの端部から負方向D2側に移動した部位に設けられてもよい。
【0059】
例えば、
図13に示すように、突出部20の取り付け部分の反対側の端部20Eが、負方向D2から正方向D1へ移動するように、突出部20を回転可能としてもよい。この場合、回転軸Cである突出部20と本体部10との取り付け部分は、本体部10における負方向D2の側に取り付けられることが好ましい。
図13において、回転軸Cはベース部10Bの端部に設けられているが、回転軸Cは、例えば、ベース部10Bの端部から正方向D1側に移動した部位に設けられてもよい。
なお、上述のように回転可能とされた突出部20は、テープカッター100の使用時には不図示の固定機構により固定されることが好ましい。これにより、突出部20がテープカッター100の使用時に回転することを抑え、突出部20の機能を確保することが好ましい。
【0060】
上述のように、突出部20が本体部10に対して回転可能であることで、例えば、突出部20を本体部10に収納可能であってもよい。突出部20が本体部10に対して回転可能であることで、例えば、突出部20が本体部10に対して突出する方向を、正方向D1又は負方向D2のいずれかに変更可能であってもよい。
【0061】
(突出部20の第2変形例)
次に、上述の各例に係る突出部20の第2変形例について説明する。すなわち、突出部20は、ベース部10Bに対して、正方向D1又は負方向D2に相対移動可能であってもよい。すなわち、ベース部10Bの底面を摺動して前後に移動可能であってもよい。
具体的には、例えば、
図14に示すように、突出部20を、正方向D1から負方向D2へ摺動可能としてもよい。
例えば、
図15に示すように、突出部20を、負方向D2から正方向D1へ摺動可能としてもよい。
【0062】
上述のように、突出部20が本体部10に対して摺動可能であることで、例えば、突出部20を本体部10に収納可能であってもよい。突出部20が本体部10に対して摺動可能であることで、例えば、突出部20が本体部10に対して突出する方向を、正方向D1又は負方向D2のいずれかに変更可能であってもよい。
例えば、本体部10に対して突出部20が正方向D1と負方向D2の両側に突出している場合、突出部20が本体部10に対して摺動可能であることで、突出部20に対する本体部10の位置を調整可能であってもよい。
【0063】
以上説明したように、本実施形態に係るテープカッター100によれば、本体部10から、正方向D1及び負方向D2の少なくとも一方側に突出する突出部20を備える。これにより、例えば、テープTを切断する時に突出部20を押さえることで、テープカッター100が動くことを抑えることができる。
【0064】
前述のように突出部20を押さえることに加えて、例えば、突出部20が本体部10から正方向D1に突出している場合、テープカッター100からテープTを取り出して切断する時、例えば、正方向D1の側に位置する壁等に突出部20を突き当てることで、テープカッター100が動くことを抑えることができる。例えば、突出部20が本体部10から負方向D2に突出している場合、テープカッター100からテープTを取り出して切断する時、例えば、突出部20を壁、机d、突起等に引っ掛けることで、テープカッター100が動くことを抑えることができる。
よって、片手で使用可能なテープカッター100とすることができる。
【0065】
また、本体部10は、接地面10sに沿って延びるベース部10Bと、ベース部10Bから接地面10sと反対側へ向かって延び、保持部11又はカッター部12を支持する部品支持部10Pと、ベース部10Bから正方向D1又は負方向D2に突出する突出部20と、を有する。これにより、本体部10によって、本発明に係るテープカッター100の各機能を担保することができる。
【0066】
また、突出部20は、略直角に屈曲する屈曲部20Bを備える。これにより、例えば、突出部20を机d等に引っ掛けるようにして、テープカッター100を固定することができる。
【0067】
また、突出部20は、貫通孔20Hを備える。これにより、突出部20を、壁等から突出するフック等に引っ掛けるようにして固定することができる。
【0068】
また、突出部20は、本体部10との取り付け部分を回転軸Cとして、突出部20における取り付け部分の反対側の端部20Eが正方向D1又は負方向D2に移動するように回転可能である。これにより、例えば、突出部20を本体部10に収納することができる。例えば、突出部20が突出する方向を正方向D1又は負方向D2のいずれかに変更することができる。
【0069】
また、突出部20は、正方向D1又は負方向D2に沿って、ベース部10Bに対して相対移動可能である。これにより、例えば、突出部20を本体部10に収納することができる。例えば、突出部20が突出する方向を正方向D1又は負方向D2のいずれかに変更することができる。
【0070】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態のテープカッター100を、
図16を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
第2実施形態に係るテープカッター100は、保持部11の形態が第1実施形態と異なる。すなわち、
図16に示すように、第2実施形態に係る保持部11は、テープTを収容する空間である。すなわち、テープTは、本体部10の中央に設けられた空間である保持部11に収容される。テープの端部は、例えば、保持部11の上方に設けられた、少なくともテープの外径よりも小さい幅の隙間の空間である取出し空間13を介して取り出される。なお、取出し空間13の正方向D1側には、テープTを取出しやすくするためのローラ13Rが設けられていることが好ましい。
【0071】
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、突出部20は、本体部10から取り外し可能であってもよい。
突出部20には、机d、第1壁w2、第2壁w3等と接する部位に、滑り止めが設けられてもよい。
第6例及び第7例に設けられている、正方向D1の側に突出する突出部20は、第1例から第5例において設けられていてもよい。
【0072】
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0073】
10 本体部
10B ベース部
10P 部品支持部
10s 接地面
11 保持部
12 カッター部
20 突出部
20B 屈曲部
20C 湾曲部
20E 端部
20F 正方向側部分
20H 貫通孔
20R 負方向側部分
21 第1部
22 第2部
23 第3部
95 以上
100 テープカッター
B 法線
C 回転軸
d 机
D1 正方向
D2 負方向
h 手
p 突起部
T テープ
w1 物
w2 第1壁
w3 第2壁
wn ワイヤーネット
【手続補正書】
【提出日】2024-05-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
接地面を備える本体部と、
前記本体部に設けられ、ロール状に巻かれたテープを保持する保持部と、
前記本体部に設けられ、前記ロールから引き出された前記テープを切断するカッター部と、を備え、
前記本体部は、前記接地面に平行な方向であって、前記カッター部から前記テープが繰り出される方向を正方向とし、前記正方向と反対の方向を負方向としたとき、前記本体部から、前記正方向に突出する突出部を有し、
前記突出部の少なくとも一部は、前記接地面の延長上に設けられる、
テープカッター。
【請求項2】
前記本体部は、前記接地面に沿って延びるベース部と、前記ベース部から前記接地面と反対側へ向かって延び、前記保持部又は前記カッター部を支持する部品支持部と、前記ベース部から前記正方向に突出する前記突出部と、を有する、
請求項1に記載のテープカッター。
【請求項3】
前記突出部は、略直角に屈曲する屈曲部を備える、
請求項2に記載のテープカッター。
【請求項4】
前記突出部は、前記本体部との取り付け部分を回転軸として、前記突出部における前記取り付け部分の反対側の端部が前記正方向又は前記負方向に移動するように回転可能である、
請求項2又は3のいずれか1項に記載のテープカッター。
【請求項5】
前記突出部は、前記正方向又は前記負方向に沿って、前記ベース部に対して相対移動可能である、
請求項2又は3のいずれか1項に記載のテープカッター。
【請求項6】
接地面を備える本体部と、
前記本体部に設けられ、ロール状に巻かれたテープを保持する保持部と、
前記本体部に設けられ、前記ロールから引き出された前記テープを切断するカッター部と、を備え、
前記本体部は、前記接地面に沿って延びるベース部を備え、
前記本体部は、前記接地面に平行な方向であって、前記カッター部から前記テープが繰り出される方向を正方向とし、前記正方向と反対の方向を負方向としたとき、前記ベース部の前記接地面の前記正方向の側の端部及び前記負方向の側の端部のそれぞれに配置される突出部を有し、
前記突出部は、U字状に湾曲する湾曲部を備え、前記突出部は、前記正方向に向かって開口する、
テープカッター。