(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024098402
(43)【公開日】2024-07-23
(54)【発明の名称】アルコール測定装置およびその製造方法
(51)【国際特許分類】
G01N 1/02 20060101AFI20240716BHJP
G01N 33/497 20060101ALI20240716BHJP
G01N 33/98 20060101ALI20240716BHJP
【FI】
G01N1/02 W
G01N33/497 A
G01N33/98
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023001898
(22)【出願日】2023-01-10
(71)【出願人】
【識別番号】302031454
【氏名又は名称】東海電子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140796
【弁理士】
【氏名又は名称】原口 貴志
(72)【発明者】
【氏名】石澤 毅
【テーマコード(参考)】
2G045
2G052
【Fターム(参考)】
2G045CB22
2G045DA74
2G045HA09
2G052AA34
2G052AB13
2G052CA04
2G052FC07
2G052JA04
(57)【要約】
【課題】 呼気採取部の流路の清掃を容易化することができるアルコール測定装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 アルコール測定装置10は、被測定者によって咥えられて被測定者の呼気が吹き込まれるための呼気吹込部材が着脱可能であって、被測定者の呼気を採取するための呼気採取部30と、呼気採取部30によって採取された呼気中のアルコール濃度を検出するアルコールセンサーを備える本体20とを備え、呼気採取部30は、呼気吹込部材から出た呼気を流す流路31bが形成され、本体20に対して着脱可能であることを特徴とする。
【選択図】
図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被測定者によって咥えられて前記被測定者の呼気が吹き込まれるための呼気吹込部材が着脱可能であって、前記被測定者の呼気を採取するための呼気採取部と、
前記呼気採取部によって採取された呼気中のアルコール濃度を検出するアルコールセンサーを備える本体と
を備え、
前記呼気採取部は、前記呼気吹込部材から出た呼気を流す流路が形成され、前記本体に対して着脱可能であることを特徴とするアルコール測定装置。
【請求項2】
前記呼気採取部は、電力を消費して動作する部品を備えていないことを特徴とする請求項1に記載のアルコール測定装置。
【請求項3】
前記呼気採取部は、透明であることを特徴とする請求項1に記載のアルコール測定装置。
【請求項4】
前記本体は、前記流路を介して呼気が導入される呼気導入部を備え、
前記呼気導入部は、前記本体に対する前記呼気採取部の回転の中心軸として機能し、
前記本体は、前記中心軸の延在方向のうち前記本体に対して前記呼気採取部が離隔する方向である離隔方向への前記本体に対する前記呼気採取部の移動を前記呼気採取部に接触することによって規制する本体側移動規制面が形成され、
前記呼気採取部は、前記離隔方向への前記本体に対する前記呼気採取部の移動を前記本体側移動規制面に接触することによって規制する採取部側移動規制面が形成され、
前記本体側移動規制面は、前記呼気導入部が前記本体に対して前記中心軸を中心として回転することによって、前記採取部側移動規制面に対して前記離隔方向に配置されることを特徴とする請求項1に記載のアルコール測定装置。
【請求項5】
前記呼気採取部は、前記流路に連通して前記流路を流れる呼気を前記アルコール測定装置の外部に排出する呼気排出口が形成され、
前記アルコール測定装置は、前記呼気採取部が前記本体に取り付けられている場合に前記呼気採取部および前記本体の間に内部空間が形成され、
前記呼気採取部は、前記内部空間と、前記流路とを連通する内部空間連通路が形成され、
前記アルコール測定装置は、前記呼気採取部が前記本体に取り付けられている場合に前記内部空間と、前記アルコール測定装置の外部とを連通する隙間が前記呼気採取部および前記本体の間に形成されることを特徴とする請求項1に記載のアルコール測定装置。
【請求項6】
前記呼気採取部は、前記流路に連通して前記流路を流れる呼気を前記アルコール測定装置の外部に排出する呼気排出口が形成され、
前記アルコール測定装置は、前記呼気採取部が前記本体に取り付けられている場合に前記呼気採取部および前記本体の間に内部空間が形成され、
前記呼気採取部は、前記内部空間と、前記流路とを連通する内部空間連通路と、前記内部空間に連通して呼気を前記アルコール測定装置の外部に排出する補助排出口とが形成されることを特徴とする請求項1に記載のアルコール測定装置。
【請求項7】
請求項6に記載のアルコール測定装置の製造方法であって、
前記呼気採取部は、前記本体に取り付けられるための取付部を備え、
前記製造方法は、前記呼気採取部の成形用の金型のうち、前記取付部の少なくとも1つを形成するための部分によって前記補助排出口の少なくとも1つを形成することを特徴とする製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、呼気中のアルコール濃度を測定するためのアルコール測定装置およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、呼気中のアルコール濃度を測定するためのアルコール測定装置として、被測定者によって咥えられて被測定者の呼気が吹き込まれるための呼気吹込部材が着脱可能であって、被測定者の呼気を採取するための呼気採取部と、呼気採取部によって採取された呼気中のアルコール濃度を検出するアルコールセンサーとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載された呼気採取部は、呼気吹込部材から出た呼気を流す流路が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたアルコール測定装置においては、呼気採取部の流路が清掃されることが容易ではない。
【0005】
そこで、本発明は、呼気採取部の流路の清掃を容易化することができるアルコール測定装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のアルコール測定装置は、被測定者によって咥えられて前記被測定者の呼気が吹き込まれるための呼気吹込部材が着脱可能であって、前記被測定者の呼気を採取するための呼気採取部と、前記呼気採取部によって採取された呼気中のアルコール濃度を検出するアルコールセンサーを備える本体とを備え、前記呼気採取部は、前記呼気吹込部材から出た呼気を流す流路が形成され、前記本体に対して着脱可能であることを特徴とする。
【0007】
この構成により、本発明のアルコール測定装置は、アルコールセンサーを備える本体に対して呼気採取部が着脱可能であり、本体から呼気採取部が取り外されることができるので、呼気採取部の流路の清掃を容易化することができる。
【0008】
本発明のアルコール測定装置において、前記呼気採取部は、電力を消費して動作する部品を備えていなくても良い。
【0009】
この構成により、本発明のアルコール測定装置は、本体から取り外された呼気採取部が丸洗いされることが可能である。したがって、本発明のアルコール測定装置は、呼気採取部の流路の清掃を容易化することができる。
【0010】
本発明のアルコール測定装置において、前記呼気採取部は、透明であっても良い。
【0011】
この構成により、本発明のアルコール測定装置は、呼気採取部の流路の汚れの確認を容易化することができる。したがって、本発明のアルコール測定装置は、呼気採取部の流路の清掃を容易化することができる。
【0012】
本発明のアルコール測定装置において、前記本体は、前記流路を介して呼気が導入される呼気導入部を備え、前記呼気導入部は、前記本体に対する前記呼気採取部の回転の中心軸として機能し、前記本体は、前記中心軸の延在方向のうち前記本体に対して前記呼気採取部が離隔する方向である離隔方向への前記本体に対する前記呼気採取部の移動を前記呼気採取部に接触することによって規制する本体側移動規制面が形成され、前記呼気採取部は、前記離隔方向への前記本体に対する前記呼気採取部の移動を前記本体側移動規制面に接触することによって規制する採取部側移動規制面が形成され、前記本体側移動規制面は、前記呼気導入部が前記本体に対して前記中心軸を中心として回転することによって、前記採取部側移動規制面に対して前記離隔方向に配置されても良い。
【0013】
この構成により、本発明のアルコール測定装置は、本体の呼気導入部を中心軸とした回転によって、この中心軸の延在方向のうち本体に対して呼気採取部が離隔する方向である離隔方向への本体に対する呼気採取部の移動が規制される状態にすることができるので、本体に対する呼気採取部の着脱を簡単な構造で実現することができる。
【0014】
本発明のアルコール測定装置において、前記呼気採取部は、前記流路に連通して前記流路を流れる呼気を前記アルコール測定装置の外部に排出する呼気排出口が形成され、前記アルコール測定装置は、前記呼気採取部が前記本体に取り付けられている場合に前記呼気採取部および前記本体の間に内部空間が形成され、前記呼気採取部は、前記内部空間と、前記流路とを連通する内部空間連通路が形成され、前記アルコール測定装置は、前記呼気採取部が前記本体に取り付けられている場合に前記内部空間と、前記アルコール測定装置の外部とを連通する隙間が前記呼気採取部および前記本体の間に形成されても良い。
【0015】
この構成により、本発明のアルコール測定装置は、呼気採取部の流路を流れる呼気が呼気排出口からアルコール測定装置の外部に排出されるだけでなく、呼気採取部の内部空間連通路と、呼気採取部および本体の間の内部空間とを順に通って、呼気採取部および本体の間の隙間からもアルコール測定装置の外部に排出されるので、何らかの原因によって呼気排出口が塞がれたとしても、呼気採取部および本体の間の隙間が塞がれていなければ、呼気採取部および本体の間の隙間からアルコール測定装置の外部に呼気が排出されることができる。したがって、本発明のアルコール測定装置は、何らかの原因によって呼気排出口が塞がれたとしても、アルコール測定装置の内部の圧力が過度に上昇する可能性を低減することができるので、アルコール測定装置の内部の圧力の上昇によってアルコール測定装置の内部の部品が故障する可能性を低減することができる。
【0016】
本発明のアルコール測定装置において、前記呼気採取部は、前記流路に連通して前記流路を流れる呼気を前記アルコール測定装置の外部に排出する呼気排出口が形成され、前記アルコール測定装置は、前記呼気採取部が前記本体に取り付けられている場合に前記呼気採取部および前記本体の間に内部空間が形成され、前記呼気採取部は、前記内部空間と、前記流路とを連通する内部空間連通路と、前記内部空間に連通して呼気を前記アルコール測定装置の外部に排出する補助排出口とが形成されても良い。
【0017】
この構成により、本発明のアルコール測定装置は、呼気採取部の流路を流れる呼気が呼気排出口からアルコール測定装置の外部に排出されるだけでなく、呼気採取部の内部空間連通路と、呼気採取部および本体の間の内部空間とを順に通って、呼気採取部の補助排出口からもアルコール測定装置の外部に排出されるので、何らかの原因によって呼気排出口が塞がれたとしても、補助排出口が塞がれていなければ、補助排出口からアルコール測定装置の外部に呼気が排出されることができる。したがって、本発明のアルコール測定装置は、何らかの原因によって呼気排出口が塞がれたとしても、アルコール測定装置の内部の圧力が過度に上昇する可能性を低減することができるので、アルコール測定装置の内部の圧力の上昇によってアルコール測定装置の内部の部品が故障する可能性を低減することができる。
【0018】
本発明のアルコール測定装置の製造方法であって、前記呼気採取部は、前記本体に取り付けられるための取付部を備え、前記製造方法は、前記呼気採取部の成形用の金型のうち、前記取付部の少なくとも1つを形成するための部分によって前記補助排出口の少なくとも1つを形成することを特徴とする。
【0019】
この構成により、本発明のアルコール測定装置の製造方法は、取付部の少なくとも1つと、補助排出口との成形を容易化することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明のアルコール測定装置およびその製造方法は、呼気採取部の流路の清掃を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】(a)本発明の一実施の形態に係るアルコール測定装置の正面図である。 (b)
図1(a)に示すアルコール測定装置の平面図である。
【
図2】(a)
図1(a)に示すアルコール測定装置の背面図である。 (b)
図1(a)に示すアルコール測定装置の左側面図である。
【
図3】(a)
図1(b)に示すA-A矢視断面図である。 (b)
図1(a)に示すアルコール測定装置の上部の外観斜視図である。
【
図4】(a)
図1(a)に示す本体の上部の正面図である。 (b)
図4(a)に示す本体の平面図である。 (c)
図4(a)に示す本体の上部の背面図である。 (d)
図4(a)に示す本体の上部の左側面図である。
【
図5】
図4(a)に示す本体の上部の外観斜視図である。
【
図6】(a)
図1(a)に示す呼気採取部の正面図である。 (b)
図6(a)に示す呼気採取部の平面図である。 (c)
図6(a)に示す呼気採取部の背面図である。 (d)
図6(a)に示す呼気採取部の左側面図である。
【
図7】(a)
図6(a)に示す呼気採取部の底面図である。 (b)
図6(a)に示すB-B矢視断面図である。 (c)
図6(b)に示すC-C矢視断面図である。
【
図8】(a)
図6(a)に示す呼気採取部の外観斜視図である。 (b)
図8(a)とは異なる視点から観察された場合の呼気採取部の外観斜視図である。 (c)
図8(a)および
図8(b)とは異なる視点から観察された場合の呼気採取部の外観斜視図である。
【
図9】金型によって成形されている状態での
図6(a)に示す呼気採取部の一部を示す図である。
【
図10】(a)呼気吹込部材が呼気採取部に装着されている状態での
図1(a)に示すアルコール測定装置の左側面図である。 (b)呼気吹込部材が呼気採取部に装着されている状態での
図1(a)に示すアルコール測定装置の左側面断面図である。
【
図11】
図1(a)に示すアルコール測定装置のブロック図である。
【
図12】(a)本体に呼気採取部を取り付ける前の状態での
図1(a)に示すアルコール測定装置の一部の外観斜視図である。 (b)本体に呼気採取部を取り付ける場合において
図12(a)に示す状態より後の状態でのアルコール測定装置の一部の外観斜視図である。
【
図13】
図3(b)に示す状態とは異なる状態でのアルコール測定装置の上部の外観斜視図である。
【
図14】被測定者の呼気中のアルコール濃度を測定する場合の
図1(a)に示すアルコール測定装置の動作のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0023】
まず、本発明の一実施の形態に係るアルコール測定装置の構成について説明する。
【0024】
図1(a)は、本実施の形態に係るアルコール測定装置10の正面図である。
図1(b)は、アルコール測定装置10の平面図である。
図2(a)は、アルコール測定装置10の背面図である。
図2(b)は、アルコール測定装置10の左側面図である。
図3(a)は、
図1(b)に示すA-A矢視断面図である。
図3(b)は、アルコール測定装置10の上部の外観斜視図である。
【0025】
図1~
図3に示すように、アルコール測定装置10は、本体20と、被測定者の呼気を採取するための呼気採取部30とを備えている。
【0026】
呼気採取部30は、本体20に対して着脱可能である。呼気採取部30は、例えば、プラスチックで形成されている。
【0027】
図4(a)は、本体20の上部の正面図である。
図4(b)は、本体20の平面図である。
図4(c)は、本体20の上部の背面図である。
図4(d)は、本体20の上部の左側面図である。
図5は、本体20の上部の外観斜視図である。
【0028】
図2(a)、
図3(a)、
図4および
図5に示すように、本体20は、呼気採取部30の後述の流路31bを介して呼気が導入される呼気導入部21を備えている。呼気導入部21は、呼気が導入される呼気導入穴21aが中心に形成されている。呼気導入部21は、本体20に対して呼気採取部30が着脱される場合の矢印10aで示す方向および矢印10bで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の回転の中心軸としても機能する。
【0029】
本体20は、矢印10aで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の回転と、中心軸としての呼気導入部21の延在方向のうち本体20に対して呼気採取部30が離隔する方向である離隔方向としての矢印10cで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の移動とを規制するための突出部22を一対備えている。突出部22は、矢印10aで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の回転を呼気採取部30に接触することによって規制する本体側回転規制面22aと、矢印10cで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の移動を呼気採取部30に接触することによって規制する本体側移動規制面22bとが形成されている。
【0030】
本体20は、矢印10aで示す方向および矢印10bで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の回転を規制するための本体側回転規制部23を備えている。本体側回転規制部23は、背面側に突出している板バネ部23aと、板バネ部23aの先端側に設けられた球冠状の突起部23bとを備えている。
【0031】
図6(a)は、呼気採取部30の正面図である。
図6(b)は、呼気採取部30の平面図である。
図6(c)は、呼気採取部30の背面図である。
図6(d)は、呼気採取部30の左側面図である。
図7(a)は、呼気採取部30の底面図である。
図7(b)は、
図6(a)に示すB-B矢視断面図である。
図7(c)は、
図6(b)に示すC-C矢視断面図である。
図8(a)は、呼気採取部30の外観斜視図である。
図8(b)は、
図8(a)とは異なる視点から観察された場合の呼気採取部30の外観斜視図である。
図8(c)は、
図8(a)および
図8(b)とは異なる視点から観察された場合の呼気採取部30の外観斜視図である。
【0032】
図1~
図3および
図6~
図8に示すように、呼気採取部30は、後述の呼気吹込部材が差し込まれる呼気吹込部材差込穴31aが形成されている。すなわち、呼気採取部30は、呼気吹込部材が着脱可能である。
【0033】
呼気採取部30は、呼気吹込部材差込穴31aに差し込まれた呼気吹込部材から出た呼気を流す流路31bと、流路31bに連通して流路31bを流れる呼気をアルコール測定装置10の外部に排出する呼気排出口31cとが形成されている。
【0034】
呼気採取部30は、本体20の呼気導入部21が差し込まれる呼気導入部差込穴32aが形成されている。呼気導入部差込穴32aは、流路31bに連通している。
【0035】
呼気採取部30は、矢印10aで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の回転と、矢印10cで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の移動とを規制するための突出部33を一対備えている。突出部33は、本体20に取り付けられるための取付部を構成している。突出部33は、矢印10aで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の回転を本体20の本体側回転規制面22aに接触することによって規制する採取部側回転規制面33aと、矢印10cで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の移動を本体側移動規制面22bに接触することによって規制する採取部側移動規制面33bとが形成されている。
【0036】
呼気採取部30は、矢印10aで示す方向および矢印10bで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の回転を規制するための採取部側回転規制部34を一対備えている。採取部側回転規制部34は、本体20の突起部23b(
図4参照。)が挿入される溝34aが形成されている。採取部側回転規制部34は、本体20に取り付けられるための取付部を構成している。
【0037】
図3(a)に示すように、アルコール測定装置10は、呼気採取部30が本体20に取り付けられている場合に本体20と、呼気採取部30との間に内部空間11が形成されている。また、
図1~
図3に示すように、アルコール測定装置10は、呼気採取部30が本体20に取り付けられている場合に内部空間11と、アルコール測定装置10の外部とを連通する微小な隙間12が本体20と、呼気採取部30との間に形成されている。
【0038】
図1~
図3および
図6~
図8に示すように、呼気採取部30は、本体20に対して取り付けられている場合に本体20との間に形成される内部空間11と、流路31bとを連通する内部空間連通路としての横穴35aが一対形成されている。
【0039】
呼気採取部30は、呼気排出口31cの両側に配置されて、呼気をアルコール測定装置10の外部に排出する一対の補助排出口36aを備えている。補助排出口36aは、内部空間11と、アルコール測定装置10の外部とを連通することができる。
【0040】
呼気採取部30は、突出部33に対して矢印10cで示す方向に配置されて、呼気をアルコール測定装置10の外部に排出する一対の補助排出口36bを備えている。補助排出口36bは、内部空間11と、アルコール測定装置10の外部とを連通することができる。
【0041】
図9は、金型90によって成形されている状態での呼気採取部30の一部を示す図である。
【0042】
図9に示す金型90は、呼気採取部30がプラスチックで形成されている場合の呼気採取部30の成形用の金型の一例である。金型90は、キャビティー91と、コア92とを備えている。補助排出口36bは、キャビティー91のうち、突出部33を形成するための部分91aによって形成される。
【0043】
図10(a)は、呼気吹込部材80が呼気採取部30に装着されている状態でのアルコール測定装置10の左側面図である。
図10(b)は、呼気吹込部材80が呼気採取部30に装着されている状態でのアルコール測定装置10の左側面断面図である。
【0044】
図10に示すように、被測定者によって咥えられて被測定者の呼気が吹き込まれるための呼気吹込部材80は、呼気採取部30の呼気吹込部材差込穴31aに挿入されることによって、呼気採取部30に装着される。アルコール測定装置10は、呼気吹込部材80が呼気採取部30に装着されることによって使用される。呼気吹込部材80は、例えば、マウスピースまたはストローである。
【0045】
図11は、アルコール測定装置10のブロック図である。
【0046】
図1および
図11に示すように、アルコール測定装置10は、種々の操作が入力される例えばボタンなどの操作デバイスである操作部41と、種々の情報を表示する例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部42と、呼気吹込部材80に吹き込まれた呼気の強さとしての呼気圧を検出する呼気圧センサー43と、呼気吹込部材80に吹き込まれた呼気を吸引する吸引ポンプ44と、吸引ポンプ44によって吸引された呼気中のアルコール濃度を検出するアルコールセンサー45と、各種のデータを記憶している半導体メモリーなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部46と、アルコール測定装置10全体を制御する制御部47とを備えている。
【0047】
操作部41、表示部42、呼気圧センサー43、吸引ポンプ44、アルコールセンサー45、記憶部46および制御部47は、電力を消費して動作する部品である。操作部41および表示部42は、本体20に設けられている。呼気圧センサー43、吸引ポンプ44、アルコールセンサー45、記憶部46および制御部47は、本体20の内部に収納されている。
【0048】
制御部47は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、制御部47のCPUの作業領域として用いられるメモリーとしてのRAM(Random Access Memory)とを備えている。制御部47のCPUは、記憶部46または制御部47のROMに記憶されているプログラムを実行する。
【0049】
次に、本体20への呼気採取部30の取り付け方法について説明する。
【0050】
図12(a)は、本体20に呼気採取部30を取り付ける前の状態でのアルコール測定装置10の一部の外観斜視図である。
図12(b)は、本体20に呼気採取部30を取り付ける場合において
図12(a)に示す状態より後の状態でのアルコール測定装置10の一部の外観斜視図である。
【0051】
本体20および呼気採取部30は、
図12(a)に示すように互いに離隔している状態から、矢印10cで示す方向とは反対方向である矢印10dで示す方向に本体20に対して呼気採取部30が移動させられると、
図12(b)に示すように互いに接触している状態になる。
図12(b)に示す状態において、本体20の呼気導入部21は、呼気採取部30の呼気導入部差込穴32a(
図3(a)参照。)に差し込まれている。また、
図12(b)に示す状態において、本体側移動規制面22bは、採取部側移動規制面33b(
図3(a)参照。)に対して矢印10cで示す方向に配置されていない。
【0052】
本体20および呼気採取部30は、
図12(b)に示すように互いに接触している状態から、矢印10aで示す方向に本体20に対して呼気採取部30が回転させられると、本体側移動規制面22bが採取部側移動規制面33b(
図3(a)参照。)に対して矢印10cで示す方向に配置されている状態になる。
【0053】
また、本体20および呼気採取部30は、
図12(b)に示すように互いに接触している状態から、矢印10aで示す方向に本体20に対して呼気採取部30が回転させられると、採取部側回転規制部34(
図3(a)参照。)が本体側回転規制部23(
図4参照。)の突起部23b(
図4参照。)に接触することによって、本体側回転規制部23の板バネ部23a(
図4参照。)が曲がって、突起部23bが矢印10dで示す方向に下がる。そして、本体20および呼気採取部30は、矢印10aで示す方向に本体20に対して呼気採取部30が更に回転させられると、矢印10aで示す方向において突起部23bの位置が採取部側回転規制部34の溝34a(
図7(a)参照。)の位置と重なった場合に、板バネ部23aの付勢力によって突起部23bが溝34aに挿入される。
【0054】
したがって、本体20および呼気採取部30は、
図12(b)に示すように互いに接触している状態から、矢印10aで示す方向に本体20に対して呼気採取部30が回転させられると、
図3(b)に示すように本体20に呼気採取部30が取り付けられた状態になる。本体20および呼気採取部30は、
図3(b)に示す状態である場合、本体側移動規制面22bが採取部側移動規制面33bに対して矢印10cで示す方向に配置されているので、本体20に対して呼気採取部30が矢印10cで示す方向に移動することが、本体側移動規制面22bと、採取部側移動規制面33bとの接触によって防止される。また、本体20および呼気採取部30は、
図3(b)に示す状態である場合、本体側回転規制部23の突起部23bが採取部側回転規制部34の溝34aに挿入されているので、本体20に対して呼気採取部30が矢印10aで示す方向および矢印10bで示す方向に容易に回転することが、本体側回転規制部23の突起部23bと、採取部側回転規制部34の溝34aの壁面との接触によって防止される。また、本体20および呼気採取部30は、
図3(b)に示す状態である場合、本体20に対して呼気採取部30が矢印10aで示す方向に回転することが、本体側回転規制面22a(
図4参照。)と、採取部側回転規制面33a(
図6(b)参照。)との接触によって防止される。
【0055】
次に、本体20からの呼気採取部30の取り外し方法について説明する。
【0056】
本体20および呼気採取部30は、
図3(b)に示す状態から、矢印10bで示す方向に本体20に対して呼気採取部30が回転させられると、採取部側回転規制部34が本体側回転規制部23の突起部23bに接触することによって、本体側回転規制部23の板バネ部23aが曲がって、突起部23bが矢印10dで示す方向に下がる。そして、本体20および呼気採取部30は、矢印10bで示す方向に本体20に対して呼気採取部30が更に回転させられると、採取部側回転規制部34と、本体側回転規制部23の突起部23bとの接触が解除されて、
図12(b)に示す状態になる。
【0057】
本体20および呼気採取部30は、
図12(b)に示す状態から、矢印10cで示す方向に本体20に対して呼気採取部30が移動させられると、
図12(a)に示すように本体20から呼気採取部30が取り外された状態になる。
【0058】
呼気採取部30の呼気吹込部材差込穴31aは、呼気吹込部材80が差し込まれるので、唾液、病原体、ゴミなどの好ましくない物が壁部に付着する可能性が高い。また、呼気採取部30の流路31b、呼気排出口31c、呼気導入部差込穴32a、横穴35aおよび補助排出口36aは、呼気が通過する経路上に存在するので、唾液、病原体、ゴミなどの好ましくない物が壁部に付着する可能性が高い。同様に、呼気採取部30のうち内部空間11を形成する部分、呼気採取部30のうち隙間12を形成する部分、および、呼気採取部30の補助排出口36bも、呼気が通過する経路上に存在するので、唾液、病原体、ゴミなどの好ましくない物が壁部に付着する可能性が高い。本体20から取り外された呼気採取部30は、例えば丸洗いされるなどして清掃された後、再び本体20に取り付けられることが可能である。
【0059】
図13は、
図3(b)に示す状態とは異なる状態でのアルコール測定装置10の上部の外観斜視図である。
【0060】
本体20の一対の突出部22は、呼気導入穴21aの中心線を中心とした2回対称性を有している。また、呼気採取部30の一対の突出部33と、呼気採取部30の一対の採取部側回転規制部34とは、それぞれ、呼気導入部差込穴32aの中心線を中心とした2回対称性を有している。したがって、呼気採取部30は、
図13に示すように、
図3(b)に示す状態とは異なる状態で本体20に取り付けられることも可能である。
【0061】
次に、被測定者の呼気中のアルコール濃度を測定する場合のアルコール測定装置10の動作について説明する。
【0062】
図14は、被測定者の呼気中のアルコール濃度を測定する場合のアルコール測定装置10の動作のフローチャートである。
【0063】
被測定者は、呼気中のアルコール濃度の測定の開始を操作部41を介してアルコール測定装置10に指示する。制御部47は、呼気中のアルコール濃度の測定の開始が指示されると、
図14に示す動作を実行する。
【0064】
図14に示すように、制御部47は、例えば「呼気を吹き込んでください。」というメッセージの表示など、呼気の吹き込みを被測定者に指示するための表示を表示部42において実行する(S101)。被測定者は、S101において実行された、表示部42における表示を見て、呼気吹込部材80に呼気の吹き込みを開始することができる。
【0065】
呼気採取部30の呼気吹込部材差込穴31aに差し込まれた呼気吹込部材80に被測定者が呼気を吹き込むと、呼気吹込部材80に吹き込まれた呼気は、呼気吹込部材80から呼気採取部30の流路31bに出る。呼気吹込部材80から流路31bに出た呼気は、呼気排出口31cからアルコール測定装置10の外部に排出される。また、呼気吹込部材80から流路31bに出た呼気は、横穴35aを通った後、または、横穴35a、内部空間11を順に通った後、補助排出口36aからもアルコール測定装置10の外部に排出されることが可能である。また、呼気吹込部材80から流路31bに出た呼気は、横穴35a、内部空間11を順に通った後、補助排出口36bからもアルコール測定装置10の外部に排出されることが可能である。また、呼気吹込部材80から流路31bに出た呼気は、横穴35a、内部空間11を順に通った後、本体20と、呼気採取部30との隙間12からもアルコール測定装置10の外部に排出されることが可能である。
【0066】
制御部47は、S101の処理が終了すると、呼気圧センサー43によって検出されている呼気圧が特定の呼気圧以上であると判断するまで、呼気圧センサー43によって検出されている呼気圧が特定の呼気圧以上であるか否かを判断する(S102)。呼気圧センサー43は、本体20の呼気導入穴21aを介して呼気採取部30の流路31bに連通している。したがって、呼気圧センサー43は、呼気採取部30の流路31b内の呼気圧を検出することができる。
【0067】
制御部47は、呼気圧センサー43によって検出されている呼気圧が特定の呼気圧以上であるとS102において判断すると、直前のS102において特定の呼気圧以上であると制御部47によって判断されてから呼気吹込部材80に吹き込まれた呼気の流量が特定の流量に到達したか否かを判断する(S103)。制御部47は、呼気圧センサー43によって検出された呼気圧に基づいて流量を算出する。
【0068】
制御部47は、直前のS102において特定の呼気圧以上であると制御部47によって判断されてから呼気吹込部材80に吹き込まれた呼気の流量が特定の流量に到達していないとS103において判断すると、呼気圧センサー43によって検出されている呼気圧が特定の呼気圧以上であるか否かを判断する(S104)。
【0069】
制御部47は、呼気圧センサー43によって検出されている呼気圧が特定の呼気圧以上ではないとS104において判断すると、S102の処理を実行する。
【0070】
制御部47は、呼気圧センサー43によって検出されている呼気圧が特定の呼気圧以上であるとS104において判断すると、S103の処理を実行する。
【0071】
制御部47は、直前のS102において特定の呼気圧以上であると制御部47によって判断されてから呼気吹込部材80に吹き込まれた呼気の流量が特定の流量に到達しているとS103において判断すると、呼気吹込部材80に吹き込まれた呼気を吸引ポンプ44によって吸引する(S105)。吸引ポンプ44は、本体20の呼気導入穴21aを介して呼気採取部30の流路31bに連通している。したがって、吸引ポンプ44は、呼気導入穴21aを介して呼気採取部30の流路31b内の呼気を吸引することができる。なお、アルコール測定装置10は、S102~S105の処理によって、被測定者の肺の中に取り込まれることなく被測定者の口の中に存在していた空気など、被測定者の肺の中に存在していなかった空気を吸引ポンプ44によって吸引することなく、被測定者の肺の中に存在していた空気を吸引ポンプ44によって吸引することが可能である。
【0072】
制御部47は、S105の処理が終了すると、S105において吸引した呼気に対してアルコールセンサー45によって出力された信号に基づいてアルコール濃度を算出する(S106)。
【0073】
制御部47は、S106の処理が終了すると、S106において算出したアルコール濃度を表示部42に表示して(S107)、
図14に示す動作を終了する。
【0074】
以上に説明したように、アルコール測定装置10は、アルコールセンサー45を備える本体20に対して呼気採取部30が着脱可能であり、本体20から呼気採取部30が取り外されることができるので、呼気採取部30の流路31bの清掃を容易化することができる。
【0075】
アルコール測定装置10は、操作部41、表示部42、呼気圧センサー43、吸引ポンプ44、アルコールセンサー45、記憶部46および制御部47など、電力を消費して動作する部品を呼気採取部30が備えていないので、本体20から取り外された呼気採取部30が丸洗いされることが可能である。したがって、アルコール測定装置10は、呼気採取部30の流路31bの清掃を容易化することができる。
【0076】
呼気採取部30は、本実施の形態において、電力を消費して動作する部品を備えていない。しかしながら、呼気採取部30は、電力を消費して動作する部品を備えていても良い。
【0077】
アルコール測定装置10は、呼気採取部30が透明である場合、呼気採取部30の流路31bの汚れの確認を容易化することができる。したがって、アルコール測定装置10は、呼気採取部30の流路31bの清掃を容易化することができる。
【0078】
アルコール測定装置10は、呼気採取部30の呼気吹込部材差込穴31aに差し込まれた呼気吹込部材に被測定者が呼気を吹き込んで呼気中のアルコール濃度を測定している様子をカメラで撮影した画像を第三者が確認するような使われ方をする場合がある。アルコール測定装置10は、そのような使われ方をする場合に、呼気採取部30が透明であるとき、呼気採取部30を介して呼気吹込部材がカメラで撮影可能であるので、例えば、飲酒をしていない第三者が呼気を吹き込んだり、エアーポンプから空気を吹き込んだりするための分岐を設けた不正な呼気吹込部材が呼気吹込部材差込穴31aに差し込まれるなどの不正が実行される可能性を低減することができる。
【0079】
なお、アルコール測定装置10は、呼気採取部30が透明でなくても良い。
【0080】
アルコール測定装置10は、本体20の呼気導入部21を中心軸とした回転によって、この中心軸の延在方向のうち本体20に対して呼気採取部30が離隔する方向である矢印10cで示す方向への本体20に対する呼気採取部30の移動が規制される状態にすることができるので、本体20に対する呼気採取部30の着脱を簡単な構造で実現することができる。なお、本体20に対して呼気採取部30が着脱されるための構造は、本実施の形態に示した構造以外の構造でも良い。
【0081】
アルコール測定装置10は、呼気採取部30の流路31bを流れる呼気が呼気排出口31cからアルコール測定装置10の外部に排出されるだけでなく、呼気採取部30の横穴35aと、内部空間11とを順に通って、隙間12からもアルコール測定装置10の外部に排出されるので、何らかの原因によって呼気排出口31cが塞がれたとしても、隙間12が塞がれていなければ、隙間12からアルコール測定装置10の外部に呼気が排出されることができる。したがって、アルコール測定装置10は、何らかの原因によって呼気排出口31cが塞がれたとしても、アルコール測定装置10の内部の圧力が過度に上昇する可能性を低減することができるので、アルコール測定装置10の内部の圧力の上昇によって例えば呼気圧センサー43など、アルコール測定装置10の内部の部品が故障する可能性を低減することができる。
【0082】
アルコール測定装置10は、呼気採取部30の流路31bを流れる呼気が呼気排出口31cからアルコール測定装置10の外部に排出されるだけでなく、呼気採取部30の横穴35aと、内部空間11とを順に通って、呼気採取部30の補助排出口36a、36bからもアルコール測定装置10の外部に排出されるので、何らかの原因によって呼気排出口31cが塞がれたとしても、補助排出口36a、36bが塞がれていなければ、補助排出口36a、36bからアルコール測定装置10の外部に呼気が排出されることができる。したがって、アルコール測定装置10は、何らかの原因によって呼気排出口31cが塞がれたとしても、アルコール測定装置10の内部の圧力が過度に上昇する可能性を低減することができるので、アルコール測定装置10の内部の圧力の上昇によって例えば呼気圧センサー43など、アルコール測定装置10の内部の部品が故障する可能性を低減することができる。
【0083】
アルコール測定装置10の製造方法は、呼気採取部30の成形用の金型90のうち、突出部33を形成するための部分91aによって補助排出口36bを形成するので、突出部33と、補助排出口36bとの成形を容易化することができる。
【符号の説明】
【0084】
10 アルコール測定装置
10c 矢印(離隔方向を示す矢印)
11 内部空間
12 隙間
20 本体
21 呼気導入部
22b 本体側移動規制面
30 呼気採取部
31b 流路
31c 呼気排出口
33 突出部(取付部)
33b 採取部側移動規制面
34 採取部側回転規制部(取付部)
35a 横穴(内部空間連通路)
36a、36b 補助排出口
41 操作部(電力を消費して動作する部品)
42 表示部(電力を消費して動作する部品)
43 呼気圧センサー(電力を消費して動作する部品)
44 吸引ポンプ(電力を消費して動作する部品)
45 アルコールセンサー(電力を消費して動作する部品)
46 記憶部(電力を消費して動作する部品)
47 制御部(電力を消費して動作する部品)
80 呼気吹込部材
90 金型
91a 部分