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  • 特開-枕木仮固定具および枕木設置方法 図1
  • 特開-枕木仮固定具および枕木設置方法 図2
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  • 特開-枕木仮固定具および枕木設置方法 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024098453
(43)【公開日】2024-07-23
(54)【発明の名称】枕木仮固定具および枕木設置方法
(51)【国際特許分類】
   E01B 29/00 20060101AFI20240716BHJP
   E01B 9/04 20060101ALI20240716BHJP
【FI】
E01B29/00
E01B9/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023001999
(22)【出願日】2023-01-10
(71)【出願人】
【識別番号】313012855
【氏名又は名称】東洋機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095359
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 篤
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 拓
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 茂聡
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 浩一
(72)【発明者】
【氏名】三品 大成
【テーマコード(参考)】
2D057
【Fターム(参考)】
2D057AA03
2D057AB02
2D057AB17
2D057BA28
2D057BA33
(57)【要約】
【課題】枕木設置作業の安全性および作業効率を高めることができる枕木仮固定具および枕木設置方法を提供する。
【解決手段】枕木仮固定具10は、挿入部11と係合部12と当接部13と連結部14とを有する。挿入部11は、枕木の、レールに固定するための1対の内側ショルダーおよび1対の外側ショルダーの孔に挿入可能である。係合部12は挿入部11を孔に挿入したときレールの底部の上に配置可能である。当接部13は挿入部11を孔に挿入し係合部12をレールの底部の上に配置したとき内側ショルダーまたは外側ショルダーを挟んで係合部12と反対側で枕木に当接する。連結部14は挿入部11と係合部12と当接部13とを結合する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
枕木を1対のレールに仮固定するための枕木仮固定具であって、前記枕木は前記レールに固定するための2対のショルダーを備え、各対の前記ショルダーは前記レールを互いに挟んで前記レールに固定され、前記ショルダーは前記レールに固定されたとき前記レールの長さ方向に沿って伸びる孔を有し、
前記孔に挿入可能な挿入部と、
前記挿入部を前記孔に挿入したとき前記レールの底部の上に配置可能な係合部と、
前記挿入部を前記孔に挿入し前記係合部を前記底部の上に配置したとき前記ショルダーを挟んで前記係合部と反対側で前記枕木に当接する当接部と、
前記挿入部と前記係合部と前記当接部とを結合する連結部とを、
有することを特徴とする枕木仮固定具。
【請求項2】
前記挿入部を前記孔に挿入し前記係合部を前記底部の上に配置し前記当接部を前記枕木に当接させたとき上方に伸びる持ち手を前記挿入部、前記係合部、前記当接部または前記連結部に有することを、特徴とする請求項1記載の枕木仮固定具。
【請求項3】
前記挿入部と前記係合部と前記当接部とはそれぞれ平行な棒材から成り、前記連結部は前記挿入部と前記係合部と前記当接部とのそれぞれ同方向の一端を結合し、前記挿入部を前記孔に挿入し前記挿入部より当接部側の前記連結部を前記ショルダーに当接させたとき前記挿入部より係合部側の前記連結部は前記ショルダーとの間にインシュレータの一部を挿入するための間隙を有することを、特徴とする請求項1記載の枕木仮固定具。
【請求項4】
請求項1、2または3記載の枕木仮固定具を用いた枕木設置方法であって、
1対の前記レールの下方に前記枕木を各レールと交差する方向に配置し、各対の前記ショルダーで各レールを挟む配置工程と、
前記配置工程後、前記レールの内側どうしまたは外側どうしの前記ショルダーの前記孔に1対の前記枕木仮固定具の前記挿入部を挿入し、前記係合部を前記底部の上に配置し、前記当接部を前記枕木に当接させて前記枕木仮固定具を介して前記レールで前記枕木を保持する保持工程と、
前記保持工程後、4つのインシュレータをそれぞれ前記レールと前記ショルダーとの間に挟む挟込み工程と、
前記挟込み工程後、前記枕木仮固定具を取り付けていない1対の前記ショルダーを前記インシュレータを介して前記レールに固定する仮固定工程と、
前記仮固定工程後、1対の前記枕木仮固定具を前記ショルダーから取り外す取外し工程と、
前記取外し工程後、1対の前記枕木仮固定具を取り外した前記ショルダーを前記インシュレータを介して前記レールに固定する固定完了工程とを、
有することを特徴とする枕木設置方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、枕木をレールに仮固定するための枕木仮固定具および枕木設置方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、鉄道線路の枕木としてPC枕木(プレストレストコンクリート製枕木)や金属製枕木が用いられている。PC枕木や金属製枕木は、ショルダーにクリップを装着してレールに固定される。ショルダーとレールとの間には、インシュレータが軌間方向において相互に当接するように介装されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
PC枕木のレール締結構造を図3および図4に示す。PC枕木1は、1対の内側ショルダー2および1対の外側ショルダー3を備えている。従来、枕木の交換作業では、既設の枕木を撤去した後、バックホーの爪で枕木1をつかみ、レール5の横からスライドさせて枕木1をレール5の下に配置する。そのまま枕木1を鉛直上方に持ち上げ、レール5の下面と枕木1の上面とを密着させる。その状態で作業者がインシュレータ6をショルダー2、3とレール5との間に挟み込んだ後、各ショルダー2、3の孔7にクリップ4を挿入し、枕木1をレール5に固定していた。
【0004】
インシュレータ6をセットするには、枕木1をバックホーの爪ではさんでレール5に対して垂直方向に移動させて内側ショルダー2または外側ショルダー3とレール5との隙間を調整する必要がある。バックホーのオペレータは枕木1から離れた位置で操作しており、枕木1が死角となるため、枕木1を固定する作業者の指示で枕木1を動かしている。作業者がレール外側およびレール内側の4カ所にインシュレータ6をセットした後、クリップ4を4カ所のショルダー2、3に挿入して、枕木交換作業は完了となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平6-18401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、枕木の交換作業でオペレータが枕木の位置を微調整している間、作業者は枕木が適切な位置となるまでレールとショルダーとの間でインシュレータを手で保持している。このとき、バックホーの爪でつかんだ枕木が作業者の指示以上に動いてしまうと、作業者の指がレールとショルダーとの間に挟まれる事故を引き起こすおそれがあるという課題があった。また、枕木の位置の微調整には時間がかかるため、クリップの挿入がすべて完了するまでバックホーは枕木を保持し続ける必要があり、バックホーの作業効率が悪いという課題があった。
【0007】
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、枕木設置作業の安全性および作業効率を高めることができる枕木仮固定具および枕木設置方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る枕木仮固定具は、枕木を1対のレールに仮固定するための枕木仮固定具であって、前記枕木は前記レールに固定するための2対のショルダーを備え、各対の前記ショルダーは前記レールを互いに挟んで前記レールに固定され、前記ショルダーは前記レールに固定されたとき前記レールの長さ方向に沿って伸びる孔を有し、前記孔に挿入可能な挿入部と、前記挿入部を前記孔に挿入したとき前記レールの底部の上に配置可能な係合部と、前記挿入部を前記孔に挿入し前記係合部を前記底部の上に配置したとき前記ショルダーを挟んで前記係合部と反対側で前記枕木に当接する当接部と、前記挿入部と前記係合部と前記当接部とを結合する連結部とを、有することを特徴とする。
【0009】
本発明に係る枕木仮固定具は、前記挿入部を前記孔に挿入し前記係合部を前記底部の上に配置し前記当接部を前記枕木に当接させたとき上方に伸びる持ち手を前記挿入部、前記係合部、前記当接部または前記連結部に有することが好ましい。
この場合、持ち手を持って挿入部を孔に挿入し、係合部を底部の上に配置することができるので、取り扱いが容易である。
【0010】
本発明に係る枕木仮固定具において、前記挿入部と前記係合部と前記当接部とはそれぞれ平行な棒材から成り、前記連結部は前記挿入部と前記係合部と前記当接部とのそれぞれ同方向の一端を結合し、前記挿入部を前記孔に挿入し前記挿入部より当接部側の前記連結部を前記ショルダーに当接させたとき前記挿入部より係合部側の前記連結部は前記ショルダーとの間にインシュレータの一部を挿入するための間隙を有することが好ましい。
この場合、棒材から成る簡単な構成により製造することができる。また、挿入部より係合部側の連結部がショルダーとの間にインシュレータの一部を挿入するための間隙を有するので、インシュレータを容易に挿入することができる。
【0011】
本発明に係る枕木設置方法は、前述の枕木仮固定具を用いた枕木設置方法であって、1対の前記レールの下方に前記枕木を各レールと交差する方向に配置し、各対の前記ショルダーで各レールを挟む配置工程と、前記配置工程後、前記レールの内側どうしまたは外側どうしの前記ショルダーの前記孔に1対の前記枕木仮固定具の前記挿入部を挿入し、前記係合部を前記底部の上に配置し、前記当接部を前記枕木に当接させて前記枕木仮固定具を介して前記レールで前記枕木を保持する保持工程と、前記保持工程後、4つのインシュレータをそれぞれ前記レールと前記ショルダーとの間に挟む挟込み工程と、前記挟込み工程後、前記枕木仮固定具を取り付けていない1対の前記ショルダーを前記インシュレータを介して前記レールに固定する仮固定工程と、前記仮固定工程後、1対の前記枕木仮固定具を前記ショルダーから取り外す取外し工程と、前記取外し工程後、1対の前記枕木仮固定具を取り外した前記ショルダーを前記インシュレータを介して前記レールに固定する固定完了工程とを、有することを特徴とする。
【0012】
本発明に係る枕木仮固定具により本発明に係る枕木設置方法を実施することができる。本発明に係る枕木仮固定具は、枕木をレールに固定するとき仮固定するために2つを1組として用いられる。配置工程では、枕木の上面をレールの下面に当接または近接させた状態で枕木を各レールと交差する方向に配置することが好ましい。仮固定工程と固定完了工程では、ショルダーの孔にクリップを挿入することによりショルダーをレールに固定することが好ましい。
【0013】
本発明に係る枕木仮固定具を用いることにより、枕木を設置する際に枕木をレールに仮固定することができるので、レールと枕木のショルダーとの間に手が挟まれる事故を防ぎ、枕木設置作業の安全性を図ることができる。また、枕木の固定が完了するまでバックホーなどの装置で枕木を保持し続ける必要がないので、作業効率を高めることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、枕木設置作業の安全性および作業効率を高めることができる枕木仮固定具および枕木設置方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施の形態の枕木仮固定具の(A)平面図、(B)正面図である。
図2図1の枕木仮固定具により枕木をレールに仮固定した状態の(A)平面図、(B)正面図である。
図3】PC枕木のレール締結構造を示す斜視図である。
図4図3のレール締結構造の右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態の枕木仮固定具10を示している。図2は、枕木仮固定具10により枕木1をレール5に仮固定した状態を示している。
図2に示すように、枕木1はPC枕木であってPC(プレストレストコンクリート)製の細長い板材から成っている。枕木1は、上面1aにレール5に固定するための1対の内側ショルダー2および1対の外側ショルダー3を長さ方向に間隔をあけて備えている。内側ショルダー2および外側ショルダー3は、レール5を互いに挟んでレール5に固定されるようになっている。内側ショルダー2および外側ショルダー3は、枕木1の上面1aに沿って枕木1の長さ方向に垂直の方向に貫通する孔7を有している。孔7は、内側ショルダー2および外側ショルダー3がレール5に固定されたときレール5の長さ方向に沿って伸びる。
【0017】
図1に示すように、枕木仮固定具10は、挿入部11と係合部12と当接部13と連結部14と持ち手15とを有している。挿入部11と係合部12と当接部13と連結部14とは、孔7よりやや小径でそれぞれ同じ直径の金属製の棒材から成る。挿入部11と係合部12と当接部13とは、同一平面上に配置されてそれぞれ平行である。連結部14は、第1連結部14aと第2連結部14bとから成り、挿入部11と係合部12と当接部13とのそれぞれ同方向の一端を結合している。第1連結部14aは挿入部11と係合部12とに直角に結合し、第2連結部14bは挿入部11と当接部13とに直角に結合している。
【0018】
挿入部11は、孔7の長さとほぼ同じ長さを有し、孔7に挿入可能である。係合部12は、挿入部11と同一の長さを有している。係合部12は、挿入部11を孔7に挿入したときレール5の腹部5aに近い底部5bの上に配置可能である。当接部13は、挿入部11および係合部12より短い。当接部13は、枕木1の上面1aをレール5の下面5cに当接させて、挿入部11を孔7に挿入し係合部12を底部5bの上に配置したとき、内側ショルダー2または外側ショルダー3を挟んで係合部12と反対側で枕木1に当接するようになっている。
【0019】
第1連結部14aと第2連結部14bとは段差を有し、第2連結部14bは挿入部11の側部に結合している。挿入部11を孔7に挿入し挿入部11より当接部側の第2連結部14bを内側ショルダー2または外側ショルダー3に当接させたとき、挿入部11より係合部側の第1連結部14aは内側ショルダー2または外側ショルダー3との間にインシュレータ6の端部を挿入するための間隙を有する。
【0020】
持ち手15は、一端が第1連結部14aの一端と結合し、第1連結部14aおよび挿入部11に垂直に伸びている。持ち手15は、挿入部11を孔7に挿入し係合部12をレール5の底部5bの上に配置し当接部13を枕木1に当接させたとき上方に伸びる。
枕木仮固定具10は、枕木1をレール5に固定するとき仮固定するために2つを1組として用いられる。1組の枕木仮固定具10は、図2に示すように互いに反対方向から孔7に挿入される。
【0021】
枕木仮固定具10を用いた枕木設置方法は、配置工程と保持工程と挟込み工程と仮固定工程と取外し工程と固定完了工程とを有している。枕木交換の場合には、配置工程の前に既設の枕木を撤去しておく。
配置工程では、バックホーを操作しその爪で枕木1をつかむ。1対のレール5の下方で枕木1を上方に持ち上げ、枕木1の上面1aをレール5の下面5cに当接または近接させた状態で枕木1を各レール5と直角に交差する方向に配置し、各対の内側ショルダー2および外側ショルダー3で各レール5を挟む。
【0022】
保持工程では、配置工程後、作業者が持ち手15をつかんで内側ショルダー2どうしの孔7または外側ショルダー3どうしの孔7に互いに反対方向から1対の枕木仮固定具10の挿入部11を挿入する。そして、係合部12を底部5bの上に配置し、当接部13を枕木1に当接させて枕木仮固定具10を介してレール5で枕木1を保持する。枕木1は、枕木仮固定具10によりレール5に吊るされた状態となる。枕木仮固定具10で枕木1を保持したならば、バックホーは拘束から解放されるので、その爪を枕木1から離し、バックホーを次の枕木設置のために移動させることができる。
【0023】
挟込み工程では、保持工程後、作業者がインシュレータ6をつかみ、枕木1をレール5に対して垂直方向に微調整して、4つのインシュレータ6をそれぞれレール5の底部5bと内側ショルダー2および外側ショルダー3との間に挟む。仮固定工程では、挟込み工程後、枕木仮固定具10を取り付けていない1対の内側ショルダー2または外側ショルダー3を、専用工具を用いてクリップ4によりインシュレータ6を介してレール5に固定する。クリップ4は、一端が孔7に挿入され、他端がインシュレータ6に圧接される。
【0024】
このとき、レール5と枕木1とのクリアランスが大きくてインシュレータ6をセットできてもクリップ4を孔7に挿入できない場合には、持ち手15に金属パイプ等を差し込み、持ち手15を回転させて枕木1を持ち上げ、レール5と枕木1とのクリアランスを小さくすることにより、クリップ4を孔7に挿入しやすくすることができる。
【0025】
取外し工程では、仮固定工程後、1対の枕木仮固定具10を内側ショルダー2または外側ショルダー3から取り外す。枕木仮固定具10を取り外しても、枕木1はクリップ4により1対の内側ショルダー2または外側ショルダー3でレール5に固定されているので、枕木1の上面1aはレール5の下面5bに当接または近接している。固定完了工程では、取外し工程後、1対の枕木仮固定具10を取り外した内側ショルダー2または外側ショルダー3を、専用工具を用いてクリップ4によりインシュレータ6を介してレール5に固定する。クリップ4は、一端が孔7に挿入され、他端がインシュレータ6に圧接される。こうして、枕木1は、1対のレール5に4つのクリップ4で固定される。枕木敷設後は、枕木の下側に砕石を戻しておく。
【0026】
枕木仮固定具10を用いることにより、枕木1を設置する際、特にインシュレータ6をレール5と内側ショルダー2または外側ショルダー3との間に挟む際に、枕木1をレール5に仮固定することができるので、枕木1をレール5に対して垂直方向に微調整する作業を作業者が直接行うことにより、レール5と枕木1の内側ショルダー2または外側ショルダー3との間に手が挟まれる事故を防ぎ、枕木設置作業の安全性を図ることができる。また、枕木仮固定具10で枕木1を仮固定することによりバックホーなどの装置を解放することができ、枕木1の固定が完了するまでバックホーなどの装置で枕木1を保持し続ける必要がないので、作業効率を高めることができる。
【0027】
また、枕木仮固定具10は、持ち手15を持って挿入部11を孔7に挿入し、係合部12を底部5bの上に配置することができるので、取り扱いが容易である。
枕木仮固定具10は、棒材から成る簡単な構成により製造することができる。また、挿入部11より係合部側の第1連結部14aが内側ショルダー2または外側ショルダー3との間にインシュレータ6の一部を挿入するための間隙を有するので、インシュレータ6を容易に挿入することができる。
【符号の説明】
【0028】
1 枕木、2 内側ショルダー、3 外側ショルダー、4 クリップ、5 レール、
5a 腹部、5b 底部、6 インシュレータ、7 孔、10 枕木仮固定具、
11 挿入部、12 係合部、13 当接部、14 連結部、14a 第1連結部、
14b 第2連結部、15 持ち手
図1
図2
図3
図4