(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024098465
(43)【公開日】2024-07-23
(54)【発明の名称】シン省資源紙モップ(掃除用具)
(51)【国際特許分類】
A47L 13/254 20060101AFI20240716BHJP
A47L 13/24 20060101ALI20240716BHJP
A47L 13/20 20060101ALI20240716BHJP
【FI】
A47L13/254
A47L13/24 A
A47L13/20 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023010555
(22)【出願日】2023-01-10
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
(71)【出願人】
【識別番号】594118143
【氏名又は名称】村石 武勝
(72)【発明者】
【氏名】村石 武勝
【テーマコード(参考)】
3B074
【Fターム(参考)】
3B074AA04
3B074AA08
3B074AB01
3B074EE01
(57)【要約】
【課題】従来交換用紙は一方の面(表面)の一部と、もう一方の面(裏面)の一部だけしか使われていない。用紙の保持部分を本発明にすることで、表部分のこれまで使用しなかった部分、裏のこれまで使用しなかった部分を利用可能とした掃除具を提供する。
【解決手段】基盤はこの種の掃除具に使われる用紙(3)に合わせた大きさとする。
図2のように用紙(3)を基盤Bに巻き付け両端を溝(2)に落とし込みマジックテープでホールド、或いは溝自体で用紙を挟み込む。
上記のように基盤Bに用紙(3)を取付け基盤Bと基盤Aを取付具(4)で一体化する。最初に用紙(3)を取付けた状態で床を清掃し終えたら基盤Bを裏返し床を掃除する。これで用紙(3)の片面全てを利用したことになる。次に用紙(3)を基盤Bから取り外し、用紙(3)自体を裏返しする。この面で基盤Bの裏表を使用すれば一枚の用紙(3)で4回床を掃除することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作棒を持つ基盤Aと用紙(3)を巻き付ける基盤Bとで構成する。基盤Bの長辺に平行に溝(2)を作り、基盤Bに用紙を巻き付け用紙の両端をその溝に落とし込みマジックテープ等で、或いは溝に挟み込むことで用紙を保持する。
以上の構造を特徴とする。
【請求項2】
基盤Aの両側の短辺に取付具(4)を設け、基盤Bの両側の短辺を保持する。
又は基盤Aの平面に磁石、基盤Bの平面に金属を埋め込み、或いはその逆に磁石と金属を埋め込み磁力でAとBとはお互いの面で一体化する。
以上の構造を特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は商品名「クイックル」に代表される紙モップについてです。従来だと一枚の交換用紙は構造上2回までしか使えないが、構造を変え一枚の用紙を4回まで使えるようにした省資源タイプのモップである。
【背景技術】
【0002】
従来、交換用紙は表の一部1回、裏の一部1回しか使えない。用紙の取り付け部分を本発明にすることで、表部分のこれまで使用しなかった部分、裏のこれまで使用しなかった部分を利用可能とし、紙資源の省資源化を図れる。
【先行技術文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の紙モップは次のような欠点があった。
(イ) 紙モップ用紙は紙の取り付け部の構造から表1回、裏1回を使用し破棄していた。正確に表現すると紙の表約半分と約裏半分しか使用しないで破棄している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
操作シャフト(1)が付いている基盤を(A)とする。紙を巻き付ける基盤を(B)とする。基盤Bには長辺と平行に凹部、溝(2)を。取替用紙(3)を基盤Bに巻き付け用紙の両端を溝(2)に落とし込み、マジックテープ等で用紙(3)保持する。基盤(B)は基盤(A)の取り付け具(4)で一体化させる。
基盤(B)の表面で床を掃除して終えたら、次は溝(2)がある裏面で床を掃除する。基盤(B)の表面と裏面を使い終えたら、基盤(B)を(A)から取外し用紙(3)を裏返しして、上記と同じ動作で床面を清掃する。
【発明の効果】
【0006】
取替用紙のほぼすべてを使うことにより、使用回数でいままでの倍使うことができ用紙の使用量が半減する。用紙ゴミが半減する。それに関わる全てのエネルギーが半減することで、資源節約等地球規模でのエコになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の全体図(斜視図) A・シャフトがある基盤 B・溝のある基盤 1・シャフト(操作棒) 2・溝 3・用紙 4・取付具
【
図2】用紙(3)を基盤Bに取り付ける図(斜視図)
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図2のように用紙(3)を基盤Bに巻き付け両端を溝(2)に落とし込みマジックテープ等で保持、或いは溝自体で用紙を挟み込み保持する。
上記のように基盤Bに用紙(3)を取付け基盤Bと基盤Aを取付具(4)で一体化する。操作棒を手にして溝(2)の無い面で床を清掃し終えたら基盤Bを裏返し溝(2)のある面で床を掃除する。これで用紙(3)の片面全てを利用したことになる。次に用紙(3)を基盤Bから取り外し、用紙(3)を裏返しする。
この面で基盤Bの表面、裏面を使用すれば一枚の用紙(3)で4回床を掃除することができる。
本発明は以上のような特徴を持つ構造である。
【符号の説明】
【0009】
A・シャフトがある基盤 B・溝のある基盤
1・シャフト(操作棒) 2・溝 3・用紙
4・取付具