(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024098664
(43)【公開日】2024-07-24
(54)【発明の名称】接続装置
(51)【国際特許分類】
H01R 31/02 20060101AFI20240717BHJP
H01R 13/70 20060101ALI20240717BHJP
H01R 13/717 20060101ALI20240717BHJP
【FI】
H01R31/02 D
H01R31/02 B
H01R13/70
H01R13/717
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023002283
(22)【出願日】2023-01-11
(71)【出願人】
【識別番号】000124591
【氏名又は名称】河村電器産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100114937
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 裕幸
(74)【代理人】
【識別番号】100140718
【弁理士】
【氏名又は名称】仁内 宏紀
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 智晴
(72)【発明者】
【氏名】下岡 達矢
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA03
5E021FA16
5E021FB13
5E021FB21
5E021FC05
5E021MA02
5E021MA08
5E021MA09
5E021MA11
5E021MA19
5E021MA22
(57)【要約】
【課題】複数の接続部を有する場合に、異常が発生した接続部を識別可能にした接続装置を提供する。
【解決手段】抜き差し可能な他の回路部が電気的に接続される接続装置であって、前記他の回路部が接続される複数の接続部と、それぞれの前記接続部ごとに異常の発生を判定する異常発生判定部と、前記異常発生判定部により前記異常の発生が判定された場合に、それぞれの前記接続部ごとに対応する所定の動作を行う異常発生動作部と、を備える接続装置。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
抜き差し可能な他の回路部が電気的に接続される接続装置であって、
前記他の回路部が接続される複数の接続部と、
それぞれの前記接続部ごとに異常の発生を判定する異常発生判定部と、
前記異常発生判定部により前記異常の発生が判定された場合に、それぞれの前記接続部ごとに対応する所定の動作を行う異常発生動作部と、
を備える接続装置。
【請求項2】
前記異常発生動作部は、所定の表示を行う異常発生表示部を含む、
請求項1に記載の接続装置。
【請求項3】
前記異常発生表示部は、それぞれの前記接続部ごとに配置された複数のLED表示部を有する、
請求項2に記載の接続装置。
【請求項4】
前記異常発生表示部は、それぞれの前記接続部ごとに前記接続部を識別する情報を表示する識別情報表示部を有する、
請求項2に記載の接続装置。
【請求項5】
前記異常発生動作部は、所定のスイッチの切り替え状態を切り替えるスイッチ部を含む、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の接続装置。
【請求項6】
前記スイッチ部は、それぞれの前記接続部ごとに配置されて電源と前記接続部との電路の遮断状態を切り替え可能な複数の前記スイッチを有する、
請求項5に記載の接続装置。
【請求項7】
前記他の回路部は、電源プラグであり、
前記接続部は、コンセントである、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の接続装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、接続装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電源コンセントでは、電源プラグが差し込まれる接続部を備える。
電源コンセントでは、トラッキングを防止する機能を有するものがある。当該機能では、トラッキングに至る前に発生する現象(例えば、火花放電)を検出したことに応じて電路を遮断することで、トラッキングを防止する。
【0003】
例えば、特許文献1に記載された電源コンセントでは、トラッキングを検出した場合に表示ランプによって表示を行う(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術では、電源コンセントが複数の接続部を有する構成において、いずれかの接続部でトラッキングが検出された場合に、いずれの接続部に異常が検出されたのかを把握することができないといった課題があった。
具体的には、接続部の異常表示として1個の表示部しか設置されていなかったため、複数の接続部が存在する場合に、いずれの接続部に異常が発生したのかを特定することが困難な場合があった。
【0006】
また、このような課題は、一般家庭の電源コンセントばかりでなく、トラッキングが発生し得る他の接続部に関しても同様にあった。
【0007】
本開示は、このような事情を考慮してなされたもので、複数の接続部を有する場合に、異常が発生した接続部を識別可能にした接続装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様は、抜き差し可能な他の回路部が電気的に接続される接続装置であって、前記他の回路部が接続される複数の接続部と、それぞれの前記接続部ごとに異常の発生を判定する異常発生判定部と、前記異常発生判定部により前記異常の発生が判定された場合に、それぞれの前記接続部ごとに対応する所定の動作を行う異常発生動作部と、を備える接続装置である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、接続装置において、複数の接続部を有する場合に、異常が発生した接続部を識別可能にした。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】第1実施形態に係る接続装置の外観の概略的な一例を示す図である。
【
図2】第1実施形態に係る接続装置の回路構成の一例を示す図である。
【
図3】第1実施形態に係る接続装置において行われる動作の一例を説明するための図である。
【
図4】第2実施形態に係る接続装置の外観の概略的な一例を示す図である。
【
図5】第2実施形態に係る接続装置の回路構成の一例を示す図である。
【
図6】第2実施形態に係る接続装置において行われる動作の一例を説明するための図である。
【
図7】第3実施形態に係る接続装置の外観の概略的な一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照し、本開示の実施形態について説明する。
【0012】
(第1実施形態)
[接続装置]
図1は、第1実施形態に係る接続装置1の外観の概略的な一例を示す図である。
本実施形態では、接続装置1は、電源コンセントである。
図1に示される外観のように、接続装置1の筐体が一体化されている。
接続装置1は、24口1500Wの規格を有しており、100Vの入力である。
接続装置1は、操作部A1と、8個の接続ユニットB1~B8と、を備える。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、操作部A1および接続ユニットB1~B8と呼んで説明するが、これらの区別は無くてもよい。
【0013】
それぞれの接続ユニットB1~B8は、3個の接続部と、3個のLED(Light Emitting Diode)表示部と、を備える。
図1の例では、接続ユニットB1は3個の接続部C1~C3を備え、接続ユニットB2は3個の接続部C4~C6を備え、というように、24個の接続部C1~C24に連続番号を付してある。なお、接続ユニットB8は、3個の接続部C22~C24を備える。
同様に、
図1の例では、接続ユニットB1は3個のLED表示部D1~D3を備え、接続ユニットB2は3個のLED表示部D4~D6を備え、というように、24個のLED表示部D1~D24に連続番号を付してある。なお、接続ユニットB8は、3個のLED表示部D22~D24を備える。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、接続装置、接続ユニット、接続部といった名称を用いて説明するが、それぞれ他の名称で呼ばれてもよい。例えば、接続部は端子部などと呼ばれてもよい。
【0014】
それぞれのLED表示部D1~D24は、所定数のLEDを有している。本実施形態では、当該所定数は1であるが、他の数であってもよい。
それぞれのLED表示部D1~D24は、それぞれの接続部C1~C24の近傍に配置されており、これらの対応関係が把握し易くなっている。
図1の例では、それぞれのLED表示部D1~D24は、それぞれの接続部C1~C24の上部に配置されている。
なお、LED表示部D1~D24の配置としては、他の態様が用いられてもよい。
【0015】
<操作部>
操作部A1は、ブザー停止ボタン11と、遮断スイッチ12と、テストボタン13と、を備える。
ブザー停止ボタン11は、ユーザーにより操作されるボタンである。ブザー停止ボタン11は、所定のブザー(本実施形態では、警報のブザー)が鳴動しているときに押下されると当該ブザーの鳴動を停止させる役割を有する。なお、このような制御の詳細については、本実施形態では、省略する。
遮断スイッチ12は、ユーザーにより操作されるスイッチである。遮断スイッチ12は、接続部C1~C24と所定の電源(図示を省略)との間の電路を電気的に遮断した状態と、遮断していない状態(つまり、電気的に繋がっている状態)とを切り替える役割を有する。
テストボタン13は、ユーザーにより操作されるボタンである。テストボタン13は、押下されると、所定のテストを実行させる役割を有する。当該テストは、本実施形態では、トラッキング発生のテストである。なお、このような制御の詳細については、本実施形態では、省略する。
【0016】
<接続部>
それぞれの接続部C1~C24は、1個の電源プラグ(図示を省略)を差し込むことが可能な差込口を有する。それぞれの接続部C1~C24と電源プラグとは、抜き差し(着脱)可能である。
それぞれの接続部C1~C24は、差し込まれた電源プラグと電気的に接続される。
【0017】
ここで、1個の接続ユニットC1を代表させて説明する。他の接続ユニットC2~C8についても、接続ユニットC1と概略的に同様である。
接続ユニットC1は、所定方向(
図1の例では、上下方向)に所定の間隔で配置された3個の接続部C1~C3を有する。
接続部C1の上部に、それに対応するLED表示部D1が配置されている。
同様に、接続部C2の上部に、それに対応するLED表示部D2が配置されている。
同様に、接続部C3の上部に、それに対応するLED表示部D3が配置されている。
【0018】
<接続装置の回路構成の例>
図2は、第1実施形態に係る接続装置1の回路構成の一例を示す図である。
接続装置1は、n(nは2以上の整数)個の差込口E1~Enと、n個の検出部F1~Fnと、n個の警報処理回路G1~Gnと、1個の電路遮断回路111と、1個のスイッチ112と、1個のブザー動作回路121と、を備える。
それぞれの検出部F1~Fnは、例えば、それぞれの差込口E1~Enが有する2個の極の中央(または、その付近)に配置されている。
【0019】
本実施形態では、nは24である。つまり、
図1に示されるように、本実施形態では、接続部C1~C24の総数は24個であり、それぞれの接続部C1~C24ごとに差込口E1~En、検出部F1~Fn、警報処理回路G1~Gnが備えられている。
また、本実施形態では、電路遮断回路111およびスイッチ112と、ブザー動作回路121は、すべての接続部C1~Cnに共通となっている。
なお、スイッチ112は、
図1に示される遮断スイッチ12に相当する。
また、本実施形態では、説明の便宜上、それぞれの接続部C1~C24がそれぞれの差込口E1~Enを含む構成例を示しているが、それぞれの接続部C1~C24とそれぞれの差込口E1~Enとは区別されなくてもよい。
【0020】
ここで、本実施形態では、電路遮断回路111による電路遮断が行われても、警報処理回路G1~Gnに電力が供給されるように、電源からの配線が配置されている。
つまり、警報処理回路G1~Gnには、電路遮断回路111よりも電源入力側から電力が供給されている(詳しい図示を省略)。
【0021】
警報処理回路G1は、検出回路211-1と、信号増幅回路212-1と、警報保持回路213-1と、LED点灯回路214-1と、絶縁回路215-1と、を備える。
警報処理回路G2は、検出回路211-2と、信号増幅回路212-2と、警報保持回路213-2と、LED点灯回路214-2と、絶縁回路215-2と、を備える。
【0022】
ここで、本実施形態では、警報処理回路G3~Gnの構成は、警報処理回路G2の構成と同様であり、
図2の例では図示を省略してある。
整数であるi(i=1~n)番目の警報処理回路Giは、検出回路211-iと、信号増幅回路212-iと、警報保持回路213-iと、LED点灯回路214-iと、絶縁回路215-iと、を備える。
【0023】
検出部Fiは、所定の異常に関する値を検出する。本実施形態では、当該異常は、トラッキングの異常である。トラッキングの異常を検出する手法としては、例えば、トラッキングの初期段階の現象を検出する手法が用いられてもよい。
なお、検出部Fiは、任意の物理量を検出してもよく、例えば、所定のガスの発生に関する値を検出してもよい。
【0024】
検出回路211-iは、検出部Fiによる検出結果に基づいて異常の有無を判定し、その結果を表す信号を出力する機能を有する。
信号増幅回路212-iは、検出回路211-iからの信号を増幅する機能を有する。なお、当該信号の増幅が不要な場合には、信号増幅回路212-iは備えられなくてもよい。
警報保持回路213-iは、警報の状態を保持する機能、および、警報の状態を解除する機能を有する。
LED点灯回路214-iは、i番目のLED表示部Diを点灯させる機能を有する。なお、点灯の代わりに、点滅などが用いられてもよい。
絶縁回路215-iは、絶縁を実現する回路であり、例えば、1次側と2次側を有するフォトカプラから構成されている。ここで、本実施形態では、説明の便宜上、フォトカプラにおいて光信号で接続される2個の回路部をそれぞれ1次側、2次側と呼んでおり、これらの回路部は絶縁されている。なお、フォトカプラにおける2個の回路部は、例えば、一方が入力側回路と呼ばれてもよく、他方が出力側回路と呼ばれてもよい。
【0025】
<スイッチおよび電路遮断回路>
スイッチ112は、電源と差込口E1(接続部C1)との間の電路に備えられており、当該電路を電気的に接続した状態と遮断した状態とで切り替える。
本実施形態では、スイッチ112よりも差込口E1の側の点から、他の差込口E2~En(他の接続部C2~Cn)に電力が供給される配線となっている。つまり、スイッチ112が電路を遮断した状態では、すべての差込口E1~En(すべての接続部C1~Cn)への電源供給が遮断される。
【0026】
電路遮断回路111は、スイッチ112の状態を切り替える制御を行う。
本実施形態では、電路遮断回路111は、電路を遮断する際に、自己(電路遮断回路111)自体の電源もオフになる。本実施形態では、電路遮断回路111は、2次側の電力を使用している。
電路遮断回路111が電路を遮断する制御を行うと、遮断スイッチ12(スイッチ112)がオフ状態に切り替わる。このとき、ユーザーが遮断スイッチ12(スイッチ112)をオン状態に切り替えるように操作すると、電路遮断回路111が電路を遮断していない状態に切り替わる。
【0027】
<ブザー動作回路>
ブザー動作回路121は、所定のブザーを鳴動させる機能、および、当該ブザーの鳴動を停止させる機能を有する。
【0028】
<接続装置における動作の例>
図3は、第1実施形態に係る接続装置1において行われる動作の一例を説明するための図である。
ここで、
図3に示される動作は、それぞれの差込口E1~Enについて行われる。
本例では、説明の便宜上、これらをまとめて、第i差込口Eiについて説明する。
【0029】
(ステップS1)
接続装置1において、トラッキングが発生した場合を想定する。
なお、トラッキングの発生の代わりに、トラッキング発生のテスト動作が行われる場合も同様である。本実施形態では、ユーザーがテストボタン13を操作すると、接続装置1において、トラッキング発生のテスト動作が行われる。
そして、ステップS2へ移行する。
【0030】
(ステップS2)
接続装置1では、検出部Fiが検出を行い、その検出値を検出回路211-iに出力する。
そして、ステップS3へ移行する。
【0031】
(ステップS3)
接続装置1では、検出回路211-iが、検出部Fiによる検出値を取得する。そして、検出回路211-iが、検出部Fiによる検出値と所定の閾値とを比較して、当該検出値が当該閾値を超えたか否かを判定する。
そして、ステップS4へ移行する。
【0032】
(ステップS4)
接続装置1では、検出回路211-iが、当該検出値が当該閾値を超えていないと判定した場合には(ステップS4:NO)、ステップS1へ移行する。
一方、接続装置1では、検出回路211-iが、当該検出値が当該閾値を超えたと判定した場合には(ステップS4:YES)、所定の信号を信号増幅回路212-iに出力し、ステップS5へ移行する。
【0033】
ここで、トラッキングが発生した場合、および、トラッキング発生のテストが正常に行われる場合には、当該検出値は当該閾値を超えるが、
図3の例では、説明の便宜上、当該検出値が当該閾値を超えない場合の動作も示してある。
なお、本実施形態では、当該検出値が当該閾値を超える場合に異常の発生が判定される場合を示すが、他の例として、当該検出値が当該閾値未満である場合に異常の発生が判定される構成が用いられてもよい。
【0034】
(ステップS5)
接続装置1では、信号増幅回路212-iが、検出回路211-iから入力された信号を増幅し、その増幅結果の信号を警報保持回路213-iおよび絶縁回路215-iのそれぞれに出力する。
そして、ステップS6へ移行してステップS6~ステップS9の動作が行われるとともに、ステップS11へ移行してステップS11~ステップS13の動作が行われる。
なお、ステップS6~ステップS9の動作と、ステップS11~ステップS13の動作とは、例えば、並行して行われてもよい。
【0035】
(ステップS6)
ここで、接続装置1では、異常が検出(判定)された検出回路211-i(ここでは、説明の便宜上、i番目の検出回路に異常が発生した場合を示す。ここでは、iは例えば1であってもよく、あるいは、他の値である場合もある。)がi番目の検出回路であることが特定されている。
そして、ステップS7へ移行する。
なお、ステップS6は、説明の便宜上、異常が検出された検出回路211-iが特定されることを表すために示しており、必ずしも接続装置1において明示的な動作が行われなくてもよい。
【0036】
ここで、2以上の検出回路211-iで同時にまたは近いタイミングで異常が検出される場合もあり得るが、ここでは、説明の便宜上、1個の検出回路211-iで異常が検出された場合を例として説明する。なお、2以上の検出回路211-iで異常が検出された場合においても、総合的には、本例と同様な動作となる。
【0037】
(ステップS7)
接続装置1では、警報保持回路213-iが、信号増幅回路212-iから信号が入力されたことに応じて、警報を行うための所定の信号をLED点灯回路214-iに出力し、警報状態を保持する。
そして、ステップS8へ移行する。
【0038】
(ステップS8)
接続装置1では、LED点灯回路214-iが、警報保持回路213-iから入力された信号に応じて、対応するLED表示部Diを点灯させる。
また、LED点灯回路214-iが、所定の信号をブザー動作回路121に出力する。
そして、ステップS9へ移行する。
【0039】
(ステップS9)
接続装置1では、ブザー動作回路121が、LED点灯回路214-iから入力された信号に応じて、ブザーを動作(鳴動)させる。
ここで、ステップS6~ステップS9の動作は終了する。
なお、ユーザーがブザー停止ボタン11を押下すると、ブザー動作回路121はブザーの鳴動を停止させる。
【0040】
(ステップS11)
接続装置1では、信号増幅回路212-iからの信号が絶縁回路215-iの1次側および2次側を介して、電路遮断回路111に伝送される。
そして、ステップS12へ移行する。
なお、ステップS11は、説明の便宜上、信号増幅回路212-iからの信号が絶縁回路215-iを介して電路遮断回路111に伝送されることを表すために示しており、必ずしも接続装置1において明示的な動作が行われなくてもよい。
【0041】
(ステップS12)
接続装置1では、電路遮断回路111が、スイッチ112を制御して、電源とすべての差込口E1~En(すべての接続部C1~Cn)との電路を遮断する。
そして、ステップS13へ移行する。
【0042】
(ステップS13)
接続装置1では、トラッキング経路が断路される。
ここで、ステップS11~ステップS13の動作は終了する。
なお、ステップS13は、説明の便宜上、トラッキング経路の断路という制御結果を表すために示しており、必ずしも接続装置1において明示的な動作が行われなくてもよい。
【0043】
以上のように、本実施形態に係る接続装置1では、複数の接続部C1~Cnを有する場合に、異常が発生した接続部を識別可能にした。
したがって、本実施形態に係る接続装置1では、複数の接続部C1~Cnのうち、いずれの回路で異常が検出されたかを報知することができる。本実施形態では、異常が発生した接続部Ciに対応するLED表示部Diが点灯し、他の接続部Cj(ここでは、jは1~nのうちのi以外の値)に対応するLED表示部Djは点灯しない。
【0044】
このように、本実施形態では、複数の接続部C1~Cnについて、異常が発生した接続部Ciを特定可能な表示が行われ、ユーザーはその表示を見ることで異常が発生した接続部Ciを把握することができる。
【0045】
ここで、本実施形態では、複数の接続部C1~Cnの少なくとも1個に異常が発生した場合に点灯するLED表示部(説明の便宜上、共通LED表示部と呼ぶ。)が備えられない場合を示したが、他の例として、このような共通LED表示部がさらに備えられてもよい。このような共通LED表示部は、すべての接続部C1~Cnに共通な異常報知を行う。このような共通LED表示部は、例えば、操作部A1に備えられてもよい。
【0046】
なお、本実施形態では、LED表示部D1~DnがLEDの点灯により異常の発生を報知する場合を示したが、他の例として、このようなLED表示の代わりに、他の態様の表示(LED以外の発光を用いた表示)が行われてもよい。
【0047】
(第2実施形態)
本実施形態では、説明の便宜上、第1実施形態とは異なる部分について詳しく説明し、第1実施形態と同様な部分については詳しい説明を省略する。
また、本実施形態では、説明の便宜上、第1実施形態に係る構成部と同様な構成部については、同じ符号を付して説明する。
【0048】
[接続装置]
図4は、第2実施形態に係る接続装置301の外観の概略的な一例を示す図である。
本実施形態では、接続装置301は、電源コンセントである。
図4に示される外観のように、接続装置301の筐体が一体化されている。
【0049】
接続装置301は、操作部A11と、8個の接続ユニットB1~B8と、24個の遮断スイッチH1~H24と、を備える。
操作部A11は、
図1に示される操作部A1と比べて、遮断スイッチ12が備えられていない点で相違する。
それぞれの接続ユニットB1~B8は、
図1に示されるものと同様である。
【0050】
それぞれの遮断スイッチH1~H24は、それぞれの接続部C1~C24に対応している。
本実施形態では、それぞれの遮断スイッチH1~H24は、それぞれの接続部C1~C24の近傍に配置されており、これらの対応関係が把握し易くなっている。
図4の例では、それぞれの遮断スイッチH1~H24は、それぞれの接続部C1~C24の右側に配置されている。
なお、遮断スイッチH1~H24の配置としては、他の態様が用いられてもよい。
【0051】
<接続装置の回路構成の例>
図5は、第2実施形態に係る接続装置301の回路構成の一例を示す図である。
接続装置301は、n(本実施形態では、24)個の警報処理回路M1~Mnと、1個のブザー動作回路121と、を備える。
【0052】
本実施形態では、複数の警報処理回路M1~Mnは、同様な構成を有している。
ここでは、警報処理回路Miを代表させて説明する。
警報処理回路Miは、電路遮断回路411-iと、スイッチ412-iと、検出回路211-iと、信号増幅回路212-iと、警報保持回路213-iと、LED点灯回路214-iと、絶縁回路215-iと、を備える。
なお、
図5の例では、説明の便宜上、差込口Eiおよび検出部Fiも警報処理回路Miに含まれるように示されているが、差込口Eiおよび検出部Fiは警報処理回路Miに含まれなくてもよい。
【0053】
ここで、本実施形態では、警報処理回路Miは、
図2に示される警報処理回路Giと比べて、差込口Eiごとに電路遮断回路411-iおよびスイッチ412-iを備えている点で相違している。
それぞれのスイッチ412-iは、
図4に示されるそれぞれの遮断スイッチHiに相当する。
【0054】
<スイッチおよび電路遮断回路>
それぞれのスイッチ412-iは、電源(図示を省略)と差込口Ei(接続部Ci)との間の電路に備えられており、当該電路を電気的に接続した状態と遮断した状態とで切り替える。
本実施形態では、電源からそれぞれの差込口Ei(接続部Ci)ごとに電力が供給される配線となっている。
本実施形態では、i番目の接続部Ci(i番目の差込口Ei)で異常が検出された場合には、i番目の接続部Ciのみの電路が遮断され、他の接続部Cj(ここでは、jは1~nのうちのi以外の値)の電路は遮断されない。
【0055】
<接続装置における動作の例>
図6は、第2実施形態に係る接続装置301において行われる動作の一例を説明するための図である。
本実施形態では、説明の便宜上、第1実施形態に係る
図3に示されるのと同様なステップについては、同じ符号を付して説明する。
ステップS1~ステップS5の動作は、第1実施形態に係る
図3の場合と同様である。
そして、ステップS21へ移行する。
【0056】
(ステップS21)
ステップS21では、第1実施形態に係る
図3のステップS6と同様に、異常が検出(判定)された検出回路211-iがi番目の検出回路であることが特定されている。
そして、ステップS7へ移行してステップS7~ステップS9の動作が行われるとともに、ステップS31へ移行してステップS31~ステップS33の動作が行われる。
なお、ステップS7~ステップS9の動作と、ステップS31~ステップS33の動作とは、例えば、並行して行われてもよい。
【0057】
ここで、ステップS7~ステップS9の動作は、第1実施形態に係る
図3の場合と同様である。
なお、ステップS21は、説明の便宜上、異常が検出された検出回路211-iが特定されることを表すために示しており、必ずしも接続装置301において明示的な動作が行われなくてもよい。
【0058】
(ステップS31)
接続装置301では、信号増幅回路212-iからの信号が絶縁回路215-iの1次側および2次側を介して、電路遮断回路411-iに伝送される。
そして、ステップS32へ移行する。
なお、ステップS31は、説明の便宜上、信号増幅回路212-iからの信号が絶縁回路215-iを介して電路遮断回路411-iに伝送されることを表すために示しており、必ずしも接続装置301において明示的な動作が行われなくてもよい。
【0059】
(ステップS32)
接続装置301では、電路遮断回路411-iが、スイッチ412-iを制御して、電源と差込口Ei(接続部Ci)との電路を遮断する。
そして、ステップS33へ移行する。
【0060】
(ステップS33)
接続装置301では、トラッキング経路が断路される。
ここで、ステップS31~ステップS33の動作は終了する。
なお、ステップS33は、説明の便宜上、トラッキング経路の断路という制御結果を表すために示しており、必ずしも接続装置301において明示的な動作が行われなくてもよい。
【0061】
以上のように、本実施形態に係る接続装置301では、複数の接続部C1~Cnを有する場合に、異常が発生した接続部を識別可能にした。
したがって、本実施形態に係る接続装置301では、複数の接続部C1~Cnのうち、いずれの回路で異常が検出されたかを報知することができる。
本実施形態では、異常が発生した接続部Ciに対応する遮断スイッチHiが遮断状態に切り替わり、他の接続部Cj(ここでは、jは1~nのうちのi以外の値)に対応する遮断スイッチHj(スイッチ412-j)は遮断状態には切り替わらない。
【0062】
このように、本実施形態では、複数の接続部C1~Cnについて、異常が発生した接続部Ciを特定可能なスイッチ切替が行われ、ユーザーはそのスイッチ切替状態を見ることで異常が発生した接続部Ciを把握することができる。
本実施形態では、それぞれの接続部C1~Cnについて個別に接点を切り離す構造を持つことで、異常を特定した接続部Ci(差込口Ei)だけを遮断することが可能である。
【0063】
また、本実施形態では、異常が発生した接続部Ciに対応するLED表示部Diが点灯し、他の接続部Cj(ここでは、jは1~nのうちのi以外の値)に対応するLED表示部Djは点灯しない。
【0064】
ここで、本実施形態では、異常が発生した接続部Ciについて、遮断スイッチHiの切り替えと、LED表示部Diの表示(本実施形態では、LEDの点灯)との両方が行われる構成となっている。これにより、例えば、ユーザーにとって、遮断スイッチHiの状態とLED表示部Diの表示とのいずれか一方が見づらいような場合においても、接続部Ciについて電路が遮断されたことを確実にユーザーに伝えることが可能である。具体例として、遮断スイッチHiの切り替え状態と、LED表示部Diの表示状態と、の一方が、他の回路素子など(例えば、電源プラグなど)に遮られて、ユーザーにより見づらい場合もあり得る。
なお、他の例として、LED表示部D1~Dnが備えられない構成が用いられてもよい。
【0065】
(第3実施形態)
本実施形態では、説明の便宜上、第1実施形態とは異なる部分について詳しく説明し、第1実施形態と同様な部分については詳しい説明を省略する。
【0066】
[接続装置]
図7は、第3実施形態に係る接続装置501の外観の概略的な一例を示す図である。
本実施形態では、接続装置501は、電源コンセントである。
図7に示される外観のように、接続装置501の筐体が一体化されている。
【0067】
接続装置501は、操作部A21と、3個の接続ユニットB21~B23と、を備える。
ここで、
図7の例では、3個の接続ユニットB21~B23を示しているが、接続ユニットの数は任意であってもよい。
【0068】
接続ユニットB21は、所定方向(
図7の例では、上下方向)に所定の間隔で配置された2個の接続部P1~P2を備える。
接続ユニットB22は、所定方向(
図7の例では、上下方向)に所定の間隔で配置された3個の接続部P3~P5を備える。
接続ユニットB23は、所定方向(
図7の例では、上下方向)に所定の間隔で配置された3個の接続部P6~P8を備える。
【0069】
<操作部>
操作部A21は、ブザー停止ボタン511と、識別情報表示部512と、テストボタン513と、共通LED表示部514と、を備える。
ここで、ブザー停止ボタン511は、
図1に示されるブザー停止ボタン11と同様である。
また、テストボタン513は、
図1に示されるテストボタン13と同様である。
【0070】
<識別情報表示部>
識別情報表示部512は、異常が発生した接続部Pi(本実施形態では、i=1~8)を特定する識別情報(本実施形態では、番号i)を表示する機能を有している。
ここで、本実施形態では、識別情報表示部512は、7セグメント表示器から構成されており、異常が発生した接続部Piに対応する数値(本実施形態では、番号i)を表示するように制御される。
なお、7セグメント表示器は、例えば、LEDを用いて構成されていてもよく、あるいは、液晶などを用いて構成されていてもよい。
【0071】
ここで、識別情報表示部512を制御する構成としては、特に限定はなく、一例として、
図5に示されるそれぞれのLED点灯回路214-iの箇所に所定の制御部を備えて、当該制御部が警報保持回路213-iから所定の信号を入力した場合に所定の制御信号を識別情報表示部512に出力することで、識別情報表示部512を制御してもよい。
【0072】
また、本実施形態では、それぞれの接続部P1~P8の識別情報が、それぞれの接続部P1~P8の近傍(
図7の例では、左右のうちの一方)に印字されており、これらの対応関係がユーザーにとって把握可能になっている。
ユーザーは、識別情報表示部512により表示された数値(番号i)と一致する数値が印字された接続部Ciに異常が発生したということを把握することができる。
なお、本実施形態では、接続装置501の出荷時に、このような印字があらかじめ行われている。
【0073】
<共通LED表示部>
共通LED表示部514は、少なくとも1個の接続部Piに異常が発生した場合に、所定の表示(本実施形態では、LEDの点灯)を行う。
ここで、共通LED表示部514を制御する構成としては、特に限定はなく、一例として、
図5に示されるそれぞれのLED点灯回路214-iが警報保持回路213-iから所定の信号を入力した場合に所定の制御信号を共通LED表示部514に出力することで、共通LED表示部514を制御してもよい。
【0074】
なお、本実施形態では、識別情報表示部512の表示とは別に、共通LED表示部514の表示も行われる構成例を示したが、他の例として、共通LED表示部514は備えられなくてもよい。
【0075】
以上のように、本実施形態に係る接続装置501では、複数の接続部P1~Pnを有する場合に、異常が発生した接続部を識別可能にした。
したがって、本実施形態に係る接続装置501では、複数の接続部P1~Pnのうち、いずれの回路で異常が検出されたかを報知することができる。
【0076】
このように、本実施形態では、複数の接続部P1~Pnについて、異常が発生した接続部Piを特定可能な数値が表示され、ユーザーはその表示を見ることで異常が発生した接続部Piを把握することができる。
【0077】
ここで、本実施形態では、遮断スイッチについては、例えば、第1実施形態のようにすべての接続部P1~Pnに共通な遮断スイッチが備えられてもよく、あるいは、第2実施形態のようにそれぞれの接続部P1~Pnごとに別の遮断スイッチが備えられてもよい。
【0078】
(以上の実施形態について)
以上の実施形態では、接続装置が電源コンセントである場合の例を示したが、これに限られず、一の回路部と他の回路部とが抜き差し可能であり、これらが電気的に接続される任意の接続装置に適用されてもよい。
【0079】
なお、以上に説明した任意の装置における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、オペレーティングシステムあるいは周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disc)-ROM(Read Only Memory)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーあるいはクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。当該揮発性メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)であってもよい。記録媒体は、例えば、非一時的記録媒体であってもよい。
【0080】
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイルであってもよい。差分ファイルは、差分プログラムと呼ばれてもよい。
【0081】
また、以上に説明した任意の装置における任意の構成部の機能は、プロセッサーにより実現されてもよい。例えば、実施形態における各処理は、プログラム等の情報に基づき動作するプロセッサーと、プログラム等の情報を記憶するコンピューター読み取り可能な記録媒体により実現されてもよい。ここで、プロセッサーは、例えば、各部の機能が個別のハードウェアで実現されてもよく、あるいは、各部の機能が一体のハードウェアで実現されてもよい。例えば、プロセッサーはハードウェアを含み、当該ハードウェアは、デジタル信号を処理する回路およびアナログ信号を処理する回路のうちの少なくとも一方を含んでもよい。例えば、プロセッサーは、回路基板に実装された1または複数の回路装置、あるいは、1または複数の回路素子のうちの一方または両方を用いて、構成されてもよい。回路装置としてはIC(Integrated Circuit)などが用いられてもよく、回路素子としては抵抗あるいはキャパシターなどが用いられてもよい。
【0082】
ここで、プロセッサーは、例えば、CPUであってもよい。ただし、プロセッサーは、CPUに限定されるものではなく、例えば、GPU(Graphics Processing Unit)、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)等のような、各種のプロセッサーが用いられてもよい。また、プロセッサーは、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によるハードウェア回路であってもよい。また、プロセッサーは、例えば、複数のCPUにより構成されていてもよく、あるいは、複数のASICによるハードウェア回路により構成されていてもよい。また、プロセッサーは、例えば、複数のCPUと、複数のASICによるハードウェア回路と、の組み合わせにより構成されていてもよい。また、プロセッサーは、例えば、アナログ信号を処理するアンプ回路あるいはフィルター回路等のうちの1以上を含んでもよい。
【0083】
以上、この開示の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この開示の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0084】
<付記>
<構成例1>~<構成例7>を示す。
【0085】
<構成例1>
抜き差し可能な他の回路部が電気的に接続される接続装置であって、
前記他の回路部が接続される複数の接続部と、
それぞれの前記接続部ごとに異常の発生を判定する異常発生判定部と、
前記異常発生判定部により前記異常の発生が判定された場合に、それぞれの前記接続部ごとに対応する所定の動作を行う異常発生動作部と、
を備える接続装置。
【0086】
ここで、
図2および
図5の例では、異常発生判定部は、検出回路211-iにより構成されており、さらに検出部Fiを含んでもよい。
【0087】
<構成例2>
前記異常発生動作部は、所定の表示を行う異常発生表示部を含む、
<構成例1>に記載の接続装置。
【0088】
<構成例3>
前記異常発生表示部は、それぞれの前記接続部ごとに配置された複数のLED表示部を有する、
<構成例2>に記載の接続装置。
【0089】
ここで、
図1および
図4の例では、複数のLED表示部は、LED表示部D1~Dnにより構成されている。
【0090】
<構成例4>
前記異常発生表示部は、それぞれの前記接続部ごとに前記接続部を識別する情報を表示する識別情報表示部を有する、
<構成例2>に記載の接続装置。
【0091】
ここで、
図7の例では、識別情報表示部は、識別情報表示部512により構成されている。
【0092】
<構成例5>
前記異常発生動作部は、所定のスイッチの切り替え状態を切り替えるスイッチ部を含む、
<構成例1>から<構成例4>のいずれか1項に記載の接続装置。
【0093】
ここで、
図5の例では、スイッチ部は、電路遮断回路411-iにより構成されており、さらにスイッチ412-iを含んでもよい。
【0094】
<構成例6>
前記スイッチ部は、それぞれの前記接続部ごとに配置されて電源と前記接続部との電路の遮断状態を切り替え可能な複数の前記スイッチを有する、
<構成例5>に記載の接続装置。
【0095】
ここで、
図5の例では、複数のスイッチは、スイッチ412-1~412-nにより構成されている。
【0096】
<構成例7>
前記他の回路部は、電源プラグであり、
前記接続部は、コンセントである、
<構成例1>から<構成例6>のいずれか1項に記載の接続装置。
【符号の説明】
【0097】
1、301、501…接続装置、11、511…ブザー停止ボタン、12、H1~H24…遮断スイッチ、13、513…テストボタン、111、411-1~411-n…電路遮断回路、112、412-1~412-n…スイッチ、121…ブザー動作回路、211-1~211-n…検出回路、212-1~212-n…信号増幅回路、213-1~213-n…警報保持回路、214-1~214-n…LED点灯回路、215-1~215-n…絶縁回路、512…識別情報表示部、514…共通LED表示部、A1、A11、A21…操作部、B1~B8、B21~B23…接続ユニット、C1~C24、P1~P8…接続部、D1~D24…LED表示部、E1~En…差込口、F1~Fn…検出部、G1~Gn、M1~Mn…警報処理回路