(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024000988
(43)【公開日】2024-01-09
(54)【発明の名称】第1のコネクタハウジング、第2のコネクタハウジング、第1のコネクタ、第2のコネクタ、複合コネクタ、およびコネクタアセンブリ
(51)【国際特許分類】
H01R 13/514 20060101AFI20231226BHJP
H01R 27/00 20060101ALI20231226BHJP
【FI】
H01R13/514
H01R27/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023099729
(22)【出願日】2023-06-19
(31)【優先権主張番号】202221556207.3
(32)【優先日】2022-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516193944
【氏名又は名称】タイコ・エレクトロニクス・テクノロジー・(エスアイピー)・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Tyco Electronics Technology (SIP) Co.Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【弁理士】
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(74)【代理人】
【識別番号】100203046
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 聖子
(72)【発明者】
【氏名】ヂィアンフゥア ゲーリー ヂゥー
【テーマコード(参考)】
5E087
【Fターム(参考)】
5E087EE11
5E087HH04
5E087JJ08
5E087RR06
5E087RR36
(57)【要約】 (修正有)
【課題】互いに組み付けられた第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングが、互いに対して移動不可能とする。
【解決手段】第1のコネクタハウジング(10)は、頂壁(10a)と、頂壁の頂面に形成され、第1のコネクタハウジングの長手方向一端部に配置されている第1の係合構造(11)と、頂壁の頂面に形成され、第1のコネクタハウジングの長手方向他端部に配置されている第2の係合構造(12、13)とを備える。第1の係合構造および第2の係合構造は、それぞれ第2のコネクタハウジング(20)の底面における第1の相手側構造および第2の相手側構造と係合して、第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングを積層により互いに結合し接続するために用いられる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のコネクタハウジングであって、
頂壁(10a)と、
前記頂壁(10a)の頂面に形成され、前記第1のコネクタハウジング(10)の長手方向一端部に配置されている第1の係合構造(11)と、
前記頂壁(10a)の頂面に形成され、前記第1のコネクタハウジング(10)の長手方向他端部に配置されている第2の係合構造(12、13)と
を備え、
前記第1の係合構造(11)および前記第2の係合構造(12、13)は、それぞれ第2のコネクタハウジング(20)の底面における第1の相手側構造(21、210)および第2の相手側構造(22、23)と係合して、前記第1のコネクタハウジング(10)および前記第2のコネクタハウジング(20)を積層により互いに結合し接続するために用いられる、
第1のコネクタハウジング。
【請求項2】
前記第1の係合構造(11)が前記第1の相手側構造(21、210)と係合すると、前記第1のコネクタハウジング(10)の長手方向一端部および前記第2のコネクタハウジング(20)の長手方向一端部が、前記第1のコネクタハウジング(10)の横方向(X)および高さ方向(Z)において互いに対して移動不可能となる、
請求項1に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項3】
前記第2の係合構造(12、13)が前記第2の相手側構造(22、23)と係合すると、前記第1のコネクタハウジング(10)の長手方向他端部および前記第2のコネクタハウジング(20)の長手方向他端部が、前記第1のコネクタハウジング(10)の前記横方向(X)、長手方向(Y)、および前記高さ方向(Z)において互いに対して移動不可能となる、
請求項2に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項4】
前記第1の係合構造(11)は、前記頂壁(10a)の頂面から突出する台形案内レール(11)を含み、前記台形案内レール(11)は、台形の断面を有し、前記第1のコネクタハウジング(10)の前記長手方向(Y)に沿って延び、
前記台形案内レール(11)は、前記第2のコネクタハウジング(20)における台形スロット(21)と係合して、前記第1のコネクタハウジング(10)の長手方向一端部および前記第2のコネクタハウジング(20)の長手方向一端部が、前記第1のコネクタハウジング(10)の前記横方向(X)および前記高さ方向(Z)において互いに対して移動不可能となることを確実にするために用いられる、
請求項1に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項5】
前記台形案内レール(11)は、前記頂壁(10a)の横方向中間位置に配置され、前記第1のコネクタハウジング(10)の長手方向一端部の端面から延びる、
請求項4に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項6】
前記長手方向(Y)における前記台形案内レール(11)の延在長さは、前記第1のコネクタハウジング(10)の長手方向長さの3分の1以下である、
請求項4に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項7】
隆起した位置合わせ部(110)が前記頂壁(10a)の頂面に形成され、前記位置合わせ部(110)は、前記第2の係合構造(12、13)に近い前記台形案内レール(11)の一端部と位置合わせされて接続され、
前記位置合わせ部(110)を前記第1のコネクタハウジング(10)の前記高さ方向(Z)に沿って前記台形スロット(21)に挿入されるように案内するために、案内傾斜面(111)が前記横方向(X)における前記位置合わせ部(110)の両側の各々に形成され、
前記位置合わせ部(110)が前記台形スロット(21)に挿入されると、前記台形スロット(21)への前記台形案内レール(11)の挿入を容易にするために、前記台形案内レール(11)が前記台形スロット(21)と位置合わせされた位置に移動する、
請求項4に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項8】
前記第2の係合構造(12、13)は、
前記頂壁(10a)の頂面から突出する基部(121)、および前記基部(121)から前記長手方向(Y)に沿って延びる位置決めコラム(120)を含む挿入部(12)
を備え、
前記位置決めコラム(120)は、前記第2のコネクタハウジング(20)の位置決め突出部(22)における位置決め孔(220)と係合して、前記第1のコネクタハウジング(10)の長手方向他端部および前記第2のコネクタハウジング(20)の長手方向他端部が前記横方向(X)および前記高さ方向(Z)において互いに対して移動不可能となることを確実にするために用いられる、
請求項4に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項9】
前記挿入部(12)は、前記頂壁(10a)の横方向中間位置に配置され、前記位置決めコラム(120)は、前記第1のコネクタハウジング(10)の長手方向他端部の端面と面一の位置まで前記長手方向(Y)に沿って延びる、
請求項8に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項10】
第1の突出部(14)が前記頂壁(10a)の頂面に形成され、前記第1の突出部(14)は、前記第1のコネクタハウジング(10)の長手方向他端部に配置され、
前記第1の突出部(14)の少なくとも一部分が、前記長手方向(Y)において前記台形案内レール(11)と対向し、前記長手方向(Y)において所定の距離だけ前記台形案内レール(11)から離れ、
前記所定の距離は、前記長手方向(Y)における前記台形案内レール(11)の延在長さ以上である、
請求項8に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項11】
前記第2の係合構造(12、13)は、
前記頂壁(10a)の頂面または前記第1の突出部(14)の頂面に形成されている凹部(13)
をさらに備え、
前記凹部(13)および前記基部(121)は、それぞれ前記第2のコネクタハウジング(20)における凸部(23)および前記位置決め突出部(22)と係合して、結合された前記第1のコネクタハウジング(10)および前記第2のコネクタハウジング(20)が前記長手方向(Y)において互いに対して移動不可能となることを確実にするために用いられる、
請求項10に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項12】
前記挿入部(12)の前記基部(121)は、前記第2のコネクタハウジング(20)の前記位置決め突出部(22)における第1の相手側ブロック面(22a)に当接するように用いられる、前記長手方向(Y)に垂直な第1のブロック面(12a)を有し、
前記凹部(13)は、前記第2のコネクタハウジング(20)の前記凸部(23)における第2の相手側ブロック面(23a)に当接するように用いられる、前記長手方向(Y)に垂直な第2のブロック面(13a)を有する、
請求項11に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項13】
前記第2の係合構造(12、13)は、それぞれ前記頂壁(10a)の頂面および前記第1の突出部(14)の頂面に形成され、それぞれ前記頂壁(10a)の横方向側部に隣接する2つの凹部(13)を含む、
請求項11に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項14】
前記第1の係合構造(11)および前記第2の係合構造(12、13)は、前記第1のコネクタハウジング(10)の長手方向(Y)において所定の距離だけ離れている、
請求項1から13のいずれか一項に記載の第1のコネクタハウジング。
【請求項15】
第2のコネクタハウジングであって、
底壁(20a)と、
前記底壁(20a)の底面に形成され、前記第2のコネクタハウジング(20)の長手方向一端部に配置されている第1の相手側構造(21、210)と、
前記底壁(20a)の底面に形成され、前記第2のコネクタハウジング(20)の長手方向他端部に配置されている第2の相手側構造(22、23)と
を備え、
前記第1の相手側構造(21、210)および前記第2の相手側構造(22、23)は、それぞれ第1のコネクタハウジング(10)の頂面における第1の係合構造(11)および第2の係合構造(12、13)と係合して、前記第1のコネクタハウジング(10)および前記第2のコネクタハウジング(20)を積層により互いに結合し接続するために用いられる、
第2のコネクタハウジング。
【請求項16】
請求項1から14のいずれか一項に記載の前記第1のコネクタハウジング(10)と、
請求項15に記載の前記第2のコネクタハウジング(20)と
を備え、
前記第1のコネクタハウジング(10)および前記第2のコネクタハウジング(20)は、積層により互いに結合され接続されている、
コネクタハウジングアセンブリ。
【請求項17】
請求項1から14のいずれか一項に記載の前記第1のコネクタハウジング(10)と、
前記第1のコネクタハウジング(10)に設けられている第1の端子と
を備える第1のコネクタ。
【請求項18】
請求項15に記載の前記第2のコネクタハウジング(20)と、
前記第2のコネクタハウジング(20)に設けられている第2の端子と
を備える第2のコネクタ。
【請求項19】
請求項17に記載の前記第1のコネクタ(1)と、
請求項18に記載の前記第2のコネクタ(2)と
を備え、
前記第1のコネクタハウジング(10)および前記第2のコネクタハウジング(20)は、積層により互いに結合され接続されている、
複合コネクタ。
【請求項20】
請求項19に記載の前記複合コネクタと、
前記複合コネクタと嵌合している相手側コネクタと
を備えるコネクタアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、中国国家知識産権局において2022年6月21日に出願された中国特許出願第CN202221556207.3号の利益を主張し、その全開示が本明細書に参照により組み込まれる。
【0002】
本発明は、互いに積層するのに好適な第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジング、第1のコネクタハウジングを備える第1のコネクタ、第2のコネクタハウジングを備える第2のコネクタ、第1のコネクタおよび第2のコネクタを備える複合コネクタ、ならびに複合コネクタを含むコネクタアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
従来技術において、2つの別個のコネクタを互いに結合して、相手側コネクタと嵌合可能な複合コネクタを形成することが必要な場合がある。従来技術において、通常、台形案内レールが2つのコネクタハウジングのうちの一方の頂壁に形成され、台形スロットが、台形案内レールと係合するように他方の底壁に形成される。従来技術において、台形案内レールおよび台形スロットは、コネクタハウジングの全長にわたって延び、それにより、2つのコネクタハウジングを相対移動させずに確実に互いに接合することが可能となる。
【0004】
しかしながら、コネクタハウジングの底壁または頂壁にボス部を形成することが必要な場合があり、そのため、台形案内レールおよび台形スロットがコネクタハウジングの全長にわたって延びないことがあり、場合によっては、台形案内レールおよび台形スロットの延在長さがコネクタハウジングの全長の3分の1未満になることさえある。それにより、台形案内レールと台形スロットとの間の結合強度が低減し、2つのコネクタハウジングを確実に互いに係合させることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の難点のうちの少なくとも1つの側面を克服または軽減するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、第1のコネクタハウジングが提供される。第1のコネクタハウジングは、頂壁と、頂壁の頂面に形成され、第1のコネクタハウジングの長手方向一端部に配置されている第1の係合構造と、頂壁の頂面に形成され、第1のコネクタハウジングの長手方向他端部に配置されている第2の係合構造とを備える。第1の係合構造および第2の係合構造は、それぞれ第2のコネクタハウジングの底面における第1の相手側構造および第2の相手側構造と係合して、第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングを積層により互いに結合し接続するために用いられる。
【0007】
本発明の例示的実施形態によれば、第1の係合構造が第1の相手側構造と係合すると、第1のコネクタハウジングの長手方向一端部および第2のコネクタハウジングの長手方向一端部は、第1のコネクタハウジングの横方向および高さ方向において互いに対して移動不可能となる。
【0008】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第2の係合構造が第2の相手側構造と係合すると、第1のコネクタハウジングの長手方向他端部および第2のコネクタハウジングの長手方向他端部が、第1のコネクタハウジングの横方向、長手方向、および高さ方向において互いに対して移動不可能となる。
【0009】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第1の係合構造は、頂壁の頂面から突出する台形案内レールを含み、台形案内レールは、台形の断面を有し、第1のコネクタハウジングの長手方向に沿って延び、台形案内レールは、第2のコネクタハウジングにおける台形スロットと係合して、第1のコネクタハウジングの長手方向一端部および第2のコネクタハウジングの長手方向一端部が第1のコネクタハウジングの横方向および高さ方向において互いに対して移動不可能となることを確実にするために用いられる。
【0010】
本発明の別の例示的実施形態によれば、台形案内レールは、頂壁の横方向中間位置に配置され、第1のコネクタハウジングの長手方向一端部の端面から延びる。
【0011】
本発明の別の例示的実施形態によれば、長手方向における台形案内レールの延在長さは、第1のコネクタハウジングの長手方向長さの3分の1以下である。
【0012】
本発明の別の例示的実施形態によれば、隆起した位置合わせ部が頂壁の頂面に形成され、位置合わせ部は、第2の係合構造に近い台形案内レールの一端部と位置合わせされて接続され、位置合わせ部を第1のコネクタハウジングの高さ方向に沿って台形スロットに挿入されるように案内するために、案内傾斜面が横方向における位置合わせ部の両側の各々に形成され、位置合わせ部が台形スロットに挿入されると、台形スロットへの台形案内レールの挿入を容易にするために、台形案内レールが台形スロットと位置合わせされた位置に移動する。
【0013】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第2の係合構造は、頂壁の頂面から突出する基部、および基部から長手方向に沿って延びる位置決めコラムを含む挿入部を備え、位置決めコラムは、第2のコネクタハウジングの位置決め突出部における位置決め孔と係合して、第1のコネクタハウジングの長手方向他端部および第2のコネクタハウジングの長手方向他端部が横方向および高さ方向において互いに対して移動不可能となることを確実にするために用いられる。
【0014】
本発明の別の例示的実施形態によれば、挿入部は、頂壁の横方向中間位置に配置され、位置決めコラムは、第1のコネクタハウジングの長手方向他端部の端面と面一の位置まで長手方向に沿って延びる。
【0015】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第1の突出部が頂壁の頂面に形成され、第1の突出部は、第1のコネクタハウジングの長手方向他端部に配置され、第1の突出部の少なくとも一部分が、長手方向において台形案内レールと対向し、長手方向において所定の距離だけ台形案内レールから離れ、所定の距離は、長手方向における台形案内レールの延在長さ以上である。
【0016】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第2の係合構造は、頂壁の頂面または第1の突出部の頂面に形成されている凹部をさらに備え、凹部および基部は、それぞれ第2のコネクタハウジングにおける凸部および位置決め突出部と係合して、結合された第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングが長手方向において互いに対して移動不可能となることを確実にするために用いられる。
【0017】
本発明の別の例示的実施形態によれば、挿入部の基部は、第2のコネクタハウジングの位置決め突出部における第1の相手側ブロック面に当接するように用いられる、長手方向に垂直な第1のブロック面を有し、凹部は、第2のコネクタハウジングの凸部における第2の相手側ブロック面に当接するように用いられる、長手方向に垂直な第2のブロック面を有する。
【0018】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第2の係合構造は、それぞれ頂壁の頂面および第1の突出部の頂面に形成され、それぞれ頂壁の横方向側部に隣接する2つの凹部を含む。
【0019】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第1の係合構造および第2の係合構造は、第1のコネクタハウジングの長手方向において所定の距離だけ離れている。
【0020】
本発明の別の態様によれば、第2のコネクタハウジングが提供される。第2のコネクタハウジングは、底壁と、底壁の底面に形成され、第2のコネクタハウジングの長手方向一端部に配置されている第1の相手側構造と、底壁の底面に形成され、第2のコネクタハウジングの長手方向他端部に配置されている第2の相手側構造とを備える。第1の相手側構造および第2の相手側構造は、それぞれ第1のコネクタハウジングの頂面における第1の係合構造および第2の係合構造と係合して、第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングを積層により互いに結合し接続するために用いられる。
【0021】
本発明の別の態様によれば、コネクタハウジングアセンブリが提供される。コネクタハウジングアセンブリは、上記の第1のコネクタハウジングと、上記の第2のコネクタハウジングとを備える。第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングは、積層により互いに結合され接続される。
【0022】
本発明の別の態様によれば、第1のコネクタが提供される。第1のコネクタは、上記の第1のコネクタハウジングと、第1のコネクタハウジングに設けられている第1の端子とを備える。
【0023】
本発明の別の態様によれば、第2のコネクタが提供される。第2のコネクタは、上記の第2のコネクタハウジングと、第2のコネクタハウジングに設けられている第2の端子とを備える。
【0024】
本発明の別の態様によれば、複合コネクタが提供される。複合コネクタは、上記の第1のコネクタと、上記の第2のコネクタとを備える。第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングは、積層により互いに結合され接続される。
【0025】
本発明の別の態様によれば、コネクタアセンブリが提供される。コネクタアセンブリは、上記の複合コネクタと、複合コネクタと嵌合している相手側コネクタとを備える。
【0026】
本発明の上述の例示的実施形態においては、第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングを積層により確実に接続することができ、結合された第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングが互いに対して移動不可能となることが確実になる。
【0027】
本発明の上記および他の特徴が、添付の図面を参照してその例示的実施形態を詳細に説明することによって、より明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本発明の例示的実施形態に係る複合コネクタの説明組立図である。
【
図2】上から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る複合コネクタの説明分解図である。
【
図3】下から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る複合コネクタの説明分解図である。
【
図4】一方側から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る第1のコネクタハウジングの説明斜視図である。
【
図5】他方側から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る第1のコネクタハウジングの説明斜視図である。
【
図6】本発明の例示的実施形態に係る第2のコネクタハウジングの説明斜視図である。
【
図7】凸部および凹部を示す、本発明の例示的実施形態に係る複合コネクタの長手方向断面図である。
【
図8】位置決めコラムおよび位置決め孔を示す、本発明の例示的実施形態に係る複合コネクタの長手方向断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
添付の図面を参照して、本開示の例示的実施形態を以下で詳細に説明する。図面において、同様の参照符号は同様の要素を指す。しかしながら、本開示は、多数の異なる形態で実施されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものとなるように提供されており、本開示の概念を当業者に十分に伝達するであろう。
【0030】
以下の詳細な説明においては、説明の目的で、多数の具体的な詳細事項が、開示の実施形態の完全な理解をもたらすために記載されている。しかしながら、1つまたは複数の実施形態がこれらの具体的な詳細事項なしで実施されてもよいことは明らかであろう。他の例において、図面を簡略化するために、周知の構造および装置は模式的に示されている。
【0031】
本発明の一般概念によれば、第1のコネクタハウジングが提供される。第1のコネクタハウジングは、頂壁と、頂壁の頂面に形成され、第1のコネクタハウジングの長手方向一端部に配置されている第1の係合構造と、頂壁の頂面に形成され、第1のコネクタハウジングの長手方向他端部に配置されている第2の係合構造とを備える。第1の係合構造および第2の係合構造は、それぞれ第2のコネクタハウジングの底面における第1の相手側構造および第2の相手側構造と係合して、第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングを積層により互いに結合し接続するために用いられる。
【0032】
本発明の別の一般概念によれば、第2のコネクタハウジングが提供される。第2のコネクタハウジングは、底壁と、底壁の底面に形成され、第2のコネクタハウジングの長手方向一端部に配置されている第1の相手側構造と、底壁の底面に形成され、第2のコネクタハウジングの長手方向他端部に配置されている第2の相手側構造とを備える。第1の相手側構造および第2の相手側構造は、それぞれ第1のコネクタハウジングの頂面における第1の係合構造および第2の係合構造と係合して、第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングを積層により互いに結合し接続するために用いられる。
【0033】
本発明の別の一般概念によれば、コネクタハウジングアセンブリが提供される。コネクタハウジングアセンブリは、上記の第1のコネクタハウジングと、上記の第2のコネクタハウジングとを備える。第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングは、積層により互いに結合され接続される。
【0034】
本発明の別の一般概念によれば、第1のコネクタが提供される。第1のコネクタは、上記の第1のコネクタハウジングと、第1のコネクタハウジングに設けられている第1の端子とを備える。
【0035】
本発明の別の一般概念によれば、第2のコネクタが提供される。第2のコネクタは、上記の第2のコネクタハウジングと、第2のコネクタハウジングに設けられている第2の端子とを備える。
【0036】
本発明の別の一般概念によれば、複合コネクタが提供される。複合コネクタは、上記の第1のコネクタと、上記の第2のコネクタとを備える。第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングは、積層により互いに結合され接続される。
【0037】
本発明の別の一般概念によれば、コネクタアセンブリが提供される。コネクタアセンブリは、上記の複合コネクタと、複合コネクタと嵌合している相手側コネクタとを備える。
【0038】
図1は、本発明の例示的実施形態に係る複合コネクタの説明組立図を示す。
図2は、上から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る複合コネクタの説明分解図を示す。
図3は、下から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る複合コネクタの説明分解図を示す。
【0039】
図1~
図3に示すように、例示の実施形態において、複合コネクタは、主に第1のコネクタ1および第2のコネクタ2を含む。第1のコネクタ1は、第1のコネクタハウジング10、および第1のコネクタハウジング10に配置される第1の端子(不図示)を含む。第1の端子スロット101が第1のコネクタハウジング10に形成され、第1の端子は、第1のコネクタハウジング10の第1の端子スロット101に挿入される。第2のコネクタ2は、第2のコネクタハウジング20、および第2のコネクタハウジング20に配置される第2の端子(不図示)を含む。第2の端子スロット201が第2のコネクタハウジング20に形成され、第2の端子は、第2のコネクタハウジング20の第2の端子スロット201に挿入される。
【0040】
図4は、一方側から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る第1のコネクタハウジング10の説明斜視図を示す。
図5は、他方側から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る第1のコネクタハウジング10の説明斜視図を示す。
図6は、本発明の例示的実施形態に係る第2のコネクタハウジング20の説明斜視図を示す。
【0041】
図1~
図6に示すように、例示の実施形態において、第1のコネクタハウジング10は、頂壁10a、第1の係合構造11、および第2の係合構造12、13を含む。第1の係合構造11は、頂壁10aの頂面に形成され、第1のコネクタハウジング10の長手方向一端部に配置される。第2の係合構造12および13は、頂壁10aの頂面に形成され、第1のコネクタハウジング10の長手方向他端部に配置される。第1の係合構造11ならびに第2の係合構造12および13は、それぞれ第2のコネクタハウジング20の底面における第1の相手側構造21、210ならびに第2の相手側構造22および23と係合して、第1のコネクタハウジング10および第2のコネクタハウジング20を積層により互いに結合し接続するために用いられる。
【0042】
図1~
図6に示すように、例示の実施形態において、第1の係合構造11ならびに第2の係合構造12および13は、それぞれ第1のコネクタハウジング10の2つの長手方向端部に配置される。したがって、例示の実施形態において、第1の係合構造11と第2の係合構造12および13とは、第1のコネクタハウジング10の長手方向Yにおいて所定の距離で離隔している。
【0043】
図1~
図6に示すように、例示の実施形態において、第1の係合構造11が第1の相手側構造21および210と係合すると、第1のコネクタハウジング10の長手方向一端部および第2のコネクタハウジング20の長手方向一端部は、第1のコネクタハウジング10の横方向Xおよび高さ方向Zにおいて互いに対して移動不可能となる。
【0044】
図1~
図6に示すように、例示の実施形態において、第2の係合構造12および13が第2の相手側構造22および23と係合すると、第1のコネクタハウジング10の長手方向他端部および第2のコネクタハウジング20の長手方向他端部は、第1のコネクタハウジング10の横方向X、長手方向Y、および高さ方向Zにおいて互いに対して移動不可能となる。
【0045】
図7は、凸部23および凹部13を示す、本発明の例示的実施形態に係る複合コネクタの長手方向断面図を示す。
図8は、位置決めコラム120および位置決め孔220を示す、本発明の例示的実施形態に係る複合コネクタの長手方向断面図を示す。
【0046】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第1の係合構造11は、頂壁10aの頂面から突出する台形案内レール11を含む。台形案内レール11の断面は台形である。台形案内レール11は、第1のコネクタハウジング10の長手方向Yに沿って延びる。台形案内レール11は、第2のコネクタハウジング20における台形スロット21と係合して、第1のコネクタハウジング10の長手方向一端部および第2のコネクタハウジング20の長手方向一端部が結合され、第1のコネクタハウジング10の横方向Xおよび高さ方向Zにおいて互いに対して移動不可能となることを確実にするために用いられる。
【0047】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、台形案内レール11は、頂壁10aの横方向中間位置に配置され、第1のコネクタハウジング10の長手方向一端部の端面から延びる。
【0048】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、長手方向Yにおける台形案内レール11の延在長さは、第1のコネクタハウジング10の長手方向長さの3分の1以下である。
【0049】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、隆起した位置合わせ部110が頂壁10aの頂面に形成され、位置合わせ部110は、第2の係合構造12および13に近い台形案内レール11の一端部と位置合わせされて接続される。横方向Xにおける位置合わせ部110の両側において、位置合わせ部110を第1のコネクタハウジング10の高さ方向Zに沿って台形スロット21に挿入されるように案内するために、案内傾斜面111がそれぞれ形成される。位置合わせ部110が台形スロット21に挿入されると、台形スロット21への台形案内レール11の挿入を容易にするために、台形案内レール11が台形スロット21と位置合わせされた位置に移動する。
【0050】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第2の係合構造12および13は、挿入部12を含む。挿入部12は、頂壁10aの頂面から突出する基部121、および基部121から長手方向に延びる位置決めコラム120を含む。位置決めコラム120は、第2のコネクタハウジング20の位置決め突出部22における位置決め孔220と係合して、第1のコネクタハウジング10の長手方向他端部および第2のコネクタハウジング20の長手方向他端部が互いに結合され、横方向Xおよび高さ方向Zにおいて互いに対して移動不可能となることを確実にするために用いられる。
【0051】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、挿入部12は、頂壁10aの横方向中間位置に配置され、位置決めコラム120は、第1のコネクタハウジング10の長手方向他端部の端面と面一の位置まで長手方向Yに沿って延びる。
【0052】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、位置決めコラム120の断面は、矩形、方形、円形、楕円形、または他の好適な形状であってよい。
【0053】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第1の突出部14が頂壁10aの頂面に形成され、第1の突出部14は、第1のコネクタハウジング10の長手方向他端部に配置される。第1の突出部14の少なくとも一部分は、長手方向Yにおいて台形案内レール11と対向し、長手方向Yにおいて台形案内レール11から所定の距離で離隔している。所定の距離は、長手方向Yにおける台形案内レール11の延在長さ以上である。
【0054】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第2の係合構造12および13は、凹部13をさらに含む。凹部13は、頂壁10aの頂面または第1の突出部14の頂面に形成される。凹部13および基部121は、それぞれ第2のコネクタハウジング20における凸部23および位置決め突出部22と係合して、第1のコネクタハウジング10および第2のコネクタハウジング20が互いに結合され、長手方向Yにおいて互いに対して移動不可能となることを確実にするために用いられる。
【0055】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、挿入部12の基部121は、長手方向Yに垂直な第1のブロック面12aを有し、第1のブロック面12aは、第2のコネクタハウジング20の位置決め突出部22における第1の相手側ブロック面22aに当接するように用いられる。凹部13は、第2のコネクタハウジング20の凸部23における第2の相手側ブロック面23aに当接するように用いられる、長手方向Yに垂直な第2のブロック面13aを有する。このように、第1のブロック面12aおよび第2のブロック面13aがそれぞれ第1の相手側ブロック面22aおよび第2の相手側ブロック面23aに当接すると、結合された第1のコネクタハウジング10および第2のコネクタハウジング20が長手方向Yにおいて互いに対して移動不可能となることを確実にすることができる。
【0056】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第2の係合構造12および13は、それぞれ頂壁10aの頂面および第1の突出部14の頂面に形成され、それぞれ頂壁10aの横方向側部に隣接する2つの凹部13を含む。
【0057】
図1~
図8に示すように、本発明の別の例示的実施形態は、第2のコネクタハウジング20を開示する。第2のコネクタハウジング20は、底壁20a、第1の相手側構造21、210、および第2の相手側構造22、23を含む。第1の相手側構造21および210は、底壁20aの底面に形成され、第2のコネクタハウジング20の長手方向一端部に配置される。第2の相手側構造22および23は、底壁20aの底面に形成され、第2のコネクタハウジング20の長手方向他端部に配置される。第1の相手側構造21、210および第2の相手側構造22、23は、それぞれ第1のコネクタハウジング10の頂面における第1の係合構造11および第2の係合構造12、13と係合して、第1のコネクタハウジング10および第2のコネクタハウジング20を積層により互いに結合し接続するために用いられる。
【0058】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第1の相手側構造21および210が第1の係合構造11と係合すると、結合された第1のコネクタハウジング10および第2のコネクタハウジング20の長手方向一端部は、第2のコネクタハウジング20の横方向Xおよび高さ方向Zにおいて互いに対して移動不可能となる。
【0059】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第2の相手側構造22および23が第2の係合構造12および13と係合すると、第1のコネクタハウジング10の長手方向他端部および第2のコネクタハウジング20の長手方向他端部は、互いに結合され、第2のコネクタハウジング20の横方向X、長手方向Y、および高さ方向Zにおいて互いに対して移動不可能となる。
【0060】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第1の相手側構造21および210は、底壁20aの底面に形成される凸状台座210、および凸状台座210に形成される台形スロット21を含む。台形スロット21の断面は台形であり、第2のコネクタハウジング20の長手方向Yに沿って延びる。
【0061】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、台形スロット21は、底壁20aの横方向中間位置に配置され、第2のコネクタハウジング20の長手方向一端部の端面から延びる。
【0062】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、長手方向Yにおける台形スロット21の延在長さは、第2のコネクタハウジング20の長手方向長さの3分の1以下である。
【0063】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第2の相手側構造22および23は、位置決め突出部22および位置決め孔220を含む。位置決め突出部22は、第2のコネクタハウジング20の底壁10aの底面に形成される。位置決め孔220は、位置決め突出部22に形成され、長手方向Yに延びる。位置決め孔220は、第1のコネクタハウジング10における位置決めコラム120と係合して、第1のコネクタハウジング10の長手方向他端部および第2のコネクタハウジング20の長手方向他端部が互いに結合され、第2のコネクタハウジング20の横方向Xおよび高さ方向Zにおいて互いに対して移動不可能となることを確実にするために用いられる。
【0064】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第2の突出部24が第2のコネクタハウジング20の底壁20aの底面に形成され、第2の突出部24は、第2のコネクタハウジング20の長手方向他端部に配置される。第2の突出部24の少なくとも一部分は、長手方向Yにおいて台形スロット21に対向し、長手方向Yにおいて所定の距離だけ離れている。所定の距離は、長手方向Yにおける台形スロット21の延在長さ以上である。
【0065】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第2の相手側構造22および23は、凸部23をさらに含む。凸部23は、底壁20aの底面または第2の突出部24の底面に形成される。凸部23および位置決め突出部22は、それぞれ第1のコネクタハウジング10における凹部13および基部121と係合して、第1のコネクタハウジング10および第2のコネクタハウジング20が互いに結合され、長手方向Yにおいて互いに対して移動不可能となることを確実にするために用いられる。
【0066】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、位置決め突出部22は、長手方向Yに垂直な第1の相手側ブロック面22aを有し、第1の相手側ブロック面22aは、第1のコネクタハウジング10の基部121における第1のブロック面12aに当接するように用いられる。凸部23は、第1のコネクタハウジング10の凹部13における第2のブロック面13aに当接するように用いられる、長手方向Yに垂直な第2の相手側ブロック面23aを有する。このように、第1の相手側ブロック面22aおよび第2の相手側ブロック面23aがそれぞれ第1のブロック面12aおよび第2のブロック面13aに当接すると、結合された第1のコネクタハウジング10および第2のコネクタハウジング20が長手方向Yにおいて互いに対して移動不可能となることを確実にすることができる。
【0067】
図1~
図8に示すように、例示の実施形態において、第2の相手側構造22および23は、それぞれ底壁20aの底面および第2の突出部24の底面に形成され、底壁20aの横方向側部に隣接する2つの凸部23を含む。
【0068】
図1~
図8に示すように、本発明の別の例示的実施形態においては、第1のコネクタ1が開示される。第1のコネクタ1は、第1のコネクタハウジング10および第1の端子(不図示)を含む。第1の端子は、第1のコネクタハウジング10に配置される。
【0069】
図1~
図8に示すように、本発明の別の例示的実施形態においては、第2のコネクタが開示される。第2のコネクタ2は、上述の第2のコネクタハウジング20および第2の端子を含む。第2の端子は、第2のコネクタハウジング20に配置される。
【0070】
図1~
図8に示すように、本発明の別の例示的実施形態においては、複合コネクタが開示される。複合コネクタは、第1のコネクタ1および第2のコネクタ2を含む。第1のコネクタハウジング10および第2のコネクタハウジング20は、積層により互いに結合され接続される。
【0071】
図1~
図8に示すように、本発明の別の例示的実施形態においては、コネクタアセンブリが開示される。コネクタアセンブリは、複合コネクタおよび相手側コネクタを含む。相手側コネクタは、複合コネクタと嵌合する。
【0072】
上記の実施形態は、限定ではなく例示を意図したものであることが、当業者には理解されるべきである。例えば、多数の修正が当業者により上記の実施形態に対してなされてよく、種々の実施形態において説明されている様々な特徴は、構成または原理において矛盾しない限り互いに自由に組み合わされてよい。
【0073】
いくつかの例示的実施形態を示して説明したが、本開示の原理および趣旨から逸脱しない限り、これらの実施形態において様々な変更または修正がなされてよいことが、当業者には理解されるであろう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物において定められる。
【0074】
本明細書において用いられる場合、単数形で記載され「a」または「an」の語に続く要素は、複数の当該要素またはステップを除外することが明示されていない限り、そのような除外をしないものとして理解されるべきである。さらに、本発明の「一実施形態」という記載は、記載されている特徴を同様に組み込むさらなる実施形態の存在を除外するものとして解釈されることを意図するものではない。加えて、そうでないことが明示されていない限り、特定の性質を有する要素または複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その性質を有しないさらなるそのような要素を含み得る。
【外国語明細書】