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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024098811
(43)【公開日】2024-07-24
(54)【発明の名称】充填ノズル
(51)【国際特許分類】
   A45D 34/04 20060101AFI20240717BHJP
【FI】
A45D34/04 535Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023002541
(22)【出願日】2023-01-11
(71)【出願人】
【識別番号】591147339
【氏名又は名称】株式会社トキワ
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100182006
【弁理士】
【氏名又は名称】湯本 譲司
(72)【発明者】
【氏名】高田 愛寿実
(57)【要約】
【課題】含浸体への液状化粧料の充填を効率よく行うことができる充填ノズルを提供する。
【解決手段】一実施形態に係る充填ノズル1は、液状化粧料が入り込む流路2bを有すると共に上下方向D1に沿って移動する軸部2と、流路2bに連通すると共に液状化粧料が入り込む内部空間3bを有し、軸部2が下方に移動したときに含浸体に押しつけられる接触部3とを備える。接触部3は、含浸体に接触する接触面5を有する。接触面5には、接触部3が含浸体に押しつけられた状態で内部空間3bから含浸体に液状化粧料を吐出する吐出孔6が形成されている。接触面5は、下方から見たときにおける接触面5の中央5bを含む領域に位置する中央部7を有する。中央部7は、上下方向D1に直交する平面に対して凸状を呈する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状化粧料を含浸体に充填するための充填ノズルであって、
前記液状化粧料が入り込む流路を有すると共に上下方向に沿って移動する軸部と、
前記流路に連通すると共に前記液状化粧料が入り込む内部空間を有し、前記軸部が下方に移動したときに前記含浸体に押しつけられる接触部と、
を備え、
前記接触部は、前記含浸体に接触する接触面を有し、
前記接触面には、前記接触部が前記含浸体に押しつけられた状態で前記内部空間から前記含浸体に前記液状化粧料を吐出する吐出孔が形成されており、
前記接触面は、下方から見たときにおける前記接触面の中央を含む領域に位置する中央部を有し、
前記中央部は、前記上下方向に直交する平面に対して凸状又は凹状を呈する、
充填ノズル。
【請求項2】
前記中央部は、前記上下方向に直交する平面に対して凸状を呈する中央突部であり、
前記中央突部は、前記接触面の中央に向かうに従って突出している、
請求項1に記載の充填ノズル。
【請求項3】
前記接触面は、下方から見たときにおける前記中央突部の外側において上方に凹むくびれ部を有する、
請求項2に記載の充填ノズル。
【請求項4】
液状化粧料を含浸体に充填するための充填ノズルであって、
前記液状化粧料が入り込む流路を有すると共に上下方向に沿って移動する軸部と、
前記流路に連通すると共に前記液状化粧料が入り込む内部空間を有し、前記軸部が下方に移動したときに前記含浸体に押しつけられる接触部と、
を備え、
前記接触部は、前記含浸体に接触する接触面を有し、
前記接触面には、前記接触部が前記含浸体に押しつけられた状態で前記内部空間から前記含浸体に前記液状化粧料を吐出する吐出孔が形成されており、
前記接触面は、下方から見たときにおける前記接触面の中央を含む領域に位置する中央部を有し、
前記中央部は、前記上下方向に直交する平面に沿って延在する平坦状とされており、
下方から見たときにおける前記中央部の長さは、下方から見たときにおける前記接触部の長さの1/2以下である、
充填ノズル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、含浸体に液状化粧料を充填する充填ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、含浸体に化粧料を充填する化粧料充填方法が記載されている。この化粧料充填方法では、化粧料を含浸体に充填させるために充填装置が使用される。充填装置は、化粧料が内部に収容されたホッパと、ホッパと連通する流路を有する2つのノズルと、2つのノズルのそれぞれの下端に接続された多孔ノズルと、2つの多孔ノズルの下方に位置するテーブルとを備える。テーブルには化粧料容器の含浸体が載置される。
【0003】
多孔ノズルは、ノズルと接続されるノズル部と、ノズル部に連結されて化粧料を噴射する多孔ノズルヘッドとを備えている。ノズル部は、円筒状に形成されたノズル本体と、ノズル本体の外周面下方に形成されたフランジ部とを備える。多孔ノズルヘッドは、底の下面として形成された平坦状の頂面と、頂面の周縁に形成された傾斜面とを有する。傾斜面及び頂面の全面には、充填孔が形成されている。この充填孔から含浸体に化粧料が噴射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-138117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した多孔ノズル等の充填ノズルでは、底の下面として上下方向に直交する平面に沿って延びる平坦状の頂面が形成されている。そして、この頂面が含浸体に下方に押しつけられた状態で充填孔から含浸体に化粧料が噴射される。ところで、上記の頂面のように、上下方向に直交する平面に沿って延びる平坦面が含浸体を押しつけて含浸体に液状化粧料を吐出する場合、吐出の後に充填ノズルを上昇させるときに、含浸体が当該平坦面に付着することがある。この付着は、下方から見たときにおける当該平坦面の面積が広いときに生じやすい。
【0006】
充填ノズルと共に含浸体が上昇する場合、製造ラインを止めて上昇した含浸体の除去等が必要になる場合があって充填の作業性がよくないという問題が生じうる。特に、液状化粧料の粘性が高い場合に上記の問題が顕著となりうる。従って、含浸体への液状化粧料の充填を効率よく行うことが求められる。
【0007】
本開示は、含浸体への液状化粧料の充填を効率よく行うことができる充填ノズルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一側面に係る充填ノズルは、(1)液状化粧料を含浸体に充填するための充填ノズルである。充填ノズルは、液状化粧料が入り込む流路を有すると共に上下方向に沿って移動する軸部と、流路に連通すると共に液状化粧料が入り込む内部空間を有し、軸部が下方に移動したときに含浸体に押しつけられる接触部と、を備える。接触部は、含浸体に接触する接触面を有する。接触面には、接触部が含浸体に押しつけられた状態で内部空間から含浸体に液状化粧料を吐出する吐出孔が形成されている。接触面は、下方から見たときにおける接触面の中央を含む領域に位置する中央部を有する。中央部は、上下方向に直交する平面に対して凸状又は凹状を呈する。
【0009】
この充填ノズルは上下方向に沿って移動する軸部と軸部と共に上下方向に移動する接触部とを有し、接触部は下方に移動したときに含浸体に押しつけられる。軸部は液状化粧料が入り込む流路を有し、接触部は当該流路に連通しており含浸体に液状化粧料を吐出する吐出孔を有する。接触部は、含浸体に押しつけられているときに吐出孔から含浸体に液状化粧料を吐出する。接触面は、下方から見たときにおける接触面の中央を含む領域に中央部を有する。この中央部は、上下方向に直交する平面に対して凸状又は凹状を呈する。すなわち、接触面の中央部が凸状又は凹状を呈する。ところで、従来のように、上下方向に直交する平面に沿って接触部が延在し、且つこの平坦状の接触部の面積が広い場合、広い面積の接触部に液状化粧料を介して含浸体が付着するという問題が生じうる。これに対し、接触面の中央部が上下方向に直交する平面に対して凸状又は凹状を呈する場合、充填ノズルを上昇させるときに含浸体に対する接触面の接触面積が徐々に小さくなるので、接触面に対する含浸体の付着力を低減できる。従って、接触面への含浸体の付着を抑制できるので、含浸体への液状化粧料の充填を効率よく行うことができる。
【0010】
(2)上記(1)において、中央部は、上下方向に直交する平面に対して凸状を呈する中央突部であってもよい。中央突部は、接触面の中央に向かうに従って突出していてもよい。この場合、含浸体への液状化粧料の吐出後に充填ノズルを上昇させるときに、接触部は、含浸体に対して接触面の周縁部から徐々に離隔する。接触面が、その周縁部に対して凸状を呈する中央突部を有し、中央突部が接触面の中央に向かうに従って徐々に突出していることにより、接触面への含浸体の付着力をより確実に低減できる。従って、含浸体への液状化粧料の充填をより効率よく行うことができる。
【0011】
(3)上記(2)において、接触面は、下方から見たときにおける中央突部の外側において上方に凹むくびれ部を有していてもよい。この場合、中央突部の周囲のくびれ部が上方に凹んでいることにより、接触部の下方に位置する含浸体に対する接触面の付着力をより確実に低減できる。よって、接触面への含浸体の付着力を一層確実に低減できるので、含浸体への液状化粧料の充填を更に効率よく行うことができる。
【0012】
本開示の別の側面に係る充填ノズルは、(4)液状化粧料を含浸体に充填するための充填ノズルである。充填ノズルは、液状化粧料が入り込む流路を有すると共に上下方向に沿って移動する軸部と、流路に連通すると共に液状化粧料が入り込む内部空間を有し、軸部が下方に移動したときに含浸体に押しつけられる接触部と、を備える。接触部は、含浸体に接触する接触面を有する。接触面には、接触部が含浸体に押しつけられた状態で内部空間から含浸体に液状化粧料を吐出する吐出孔が形成されている。接触面は、下方から見たときにおける接触面の中央を含む領域に位置する中央部を有する。中央部は、上下方向に直交する平面に沿って延在する平坦状とされている。下方から見たときにおける中央部の長さは、下方から見たときにおける接触部の長さの1/2以下である。
【0013】
この充填ノズルは、前述した充填ノズルと同様、軸部と接触部とを有し、接触部は下方に移動したときに含浸体に押しつけられる。そして、接触部は含浸体への接触面に形成された吐出孔を有し、吐出孔から含浸体に液状化粧料が吐出される。接触面は下方から見たときにおける中央を含む領域に中央部を有し、中央部は上下方向に直交する平面に沿って延在する平坦状とされている。下方から見たときにおける中央部の長さは、下方から見たときにおける接触部の長さの1/2以下である。従って、接触面の中央部の面積を下方から見たときにおける接触部の面積より小さくできるので、充填ノズルを上昇させるときに含浸体に対する接触面の接触面積を小さくすることができる。よって、接触面に対する含浸体の付着力を低減できるので、接触面への含浸体の付着を抑制して含浸体への液状化粧料の充填を効率よく行うことができる。
【発明の効果】
【0014】
本開示によれば、含浸体への液状化粧料の充填を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】(a)は、実施形態に係る充填ノズルを下方から見た斜視図である。(b)は、実施形態に係る充填ノズルを示す側面図である。
図2図1(b)のA-A線断面図である。
図3】(a)は、第1変形例に係る充填ノズルを示す側面図である。(b)は、第1変形例に係る充填ノズルを下方から見た斜視図である。
図4】(a)は、第2変形例に係る充填ノズルを示す側面図である。(b)は、第2変形例に係る充填ノズルを下方から見た斜視図である。
図5】(a)は、第3変形例に係る充填ノズルを示す側面図である。(b)は、第3変形例に係る充填ノズルを下方から見た斜視図である。
図6】(a)は、第4変形例に係る充填ノズルを示す側面図である。(b)は、第4変形例に係る充填ノズルを下方から見た斜視図である。
図7】(a)は、第5変形例に係る充填ノズルを示す側面図である。(b)は、第5変形例に係る充填ノズルを下方から見た斜視図である。
図8】(a)は、第6変形例に係る充填ノズルを示す側面図である。(b)は、第6変形例に係る充填ノズルを下方から見た斜視図である。
図9】(a)は、第7変形例に係る充填ノズルを示す側面図である。(b)は、第7変形例に係る充填ノズルを下方から見た斜視図である。
図10】(a)は、第8変形例に係る充填ノズルを示す側面図である。(b)は、図10(a)のB-B線断面図である。
図11】第8変形例に係る充填ノズルを下方から見た斜視図である。
図12】(a)は、第9変形例に係る充填ノズルを示す側面図である。(b)は、図12(a)のC-C線断面図である。
図13】第9変形例に係る充填ノズルを下方から見た斜視図である。
図14】(a)は、第10変形例に係る充填ノズルを示す側面図である。(b)は、図14(a)のD-D線断面図である。
図15】第10変形例に係る充填ノズルを下方から見た斜視図である。
図16】(a)は、第11変形例に係る充填ノズルの下端部分を示す断面図である。(b)は、図16(a)の充填ノズルの底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下では、図面を参照しながら本開示に係る充填ノズルの実施形態について説明する。図面の説明において同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。図面は、理解の容易化のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
【0017】
図1(a)は、本実施形態に係る充填ノズル1を示す斜視図である。図1(b)は、充填ノズル1を示す側面図である。図2は、図1(b)のA-A線断面図である。充填ノズル1は、ベルトコンベアによって搬送された含浸体に液状化粧料を充填するために設けられる。例えば、化粧料を充填する充填装置は、液状化粧料を収容するホッパと、ホッパに収容された液状化粧料を充填ノズル1に供給する供給路とを有する。含浸体は、例えば、スポンジである。
【0018】
充填ノズル1は、液状化粧料が入り込む流路2bを有する軸部2と、含浸体に押しつけられる接触部3とを有する。液状化粧料は、粘性材料によって構成されていてもよいし、高揮発性材料によって構成されていてもよく、液状化粧料の種類は特に限定されない。軸部2及び接触部3は、例えば、金属によって構成されている。一例として、軸部2及び接触部3はステンレス製であってもよい。しかしながら、軸部2及び接触部3の材料は、例えば樹脂であってもよく、特に限定されない。
【0019】
軸部2は、筒状を呈する。例えば、軸部2は円筒状を呈する。軸部2は、上下方向D1に沿って移動する。上下方向D1は、例えば、軸部2の軸線が延びる方向である軸線方向と一致する。軸部2は、上記の供給路が接続される上端接続部2cと、上端接続部2cから下方に延在する筒状部2dと、筒状部2dの下端において拡径する拡径部2fとを有する。
【0020】
上端接続部2cは、流路2bの上方に位置する拡径孔部2gを有する。上端接続部2cに接続された供給路からは拡径孔部2gを介して液状化粧料が流路2bに流入する。筒状部2dは、例えば、上端接続部2cから下方に円筒状に延在している。筒状部2dは、その下面2kに開口2mを有する。開口2mは流路2bの下端に位置する。流路2bに流入した液状化粧料は、流路2bを流下した後に開口2mから接触部3に移動する。
【0021】
拡径部2fは、上下方向D1に直交する直交方向D2に沿って延在している。拡径部2fは、接触部3に対向する下面2nを有する。拡径部2fは、例えば、板状(一例として円板状)を呈する。拡径部2fは、上下方向D1に厚みを有する。拡径部2fは、ネジNが挿通される貫通孔2jを有する。拡径部2fは複数の貫通孔2jを有し、貫通孔2jは上下方向D1に沿って延在している。
【0022】
接触部3は、流路2bに連通すると共に液状化粧料が入り込む内部空間3bを有する。接触部3は、例えば、直交方向D2に沿って延在すると共に上下方向D1に厚みを有する板状を呈する。接触部3は、液状化粧料が収容される収容部3cと、平面視(上下方向D1に沿って見た場合)における収容部3cの外側に位置する凹部3dとを有する。収容部3cは、直交方向D2に沿って延在する底面3fと、平面視における底面3fの外縁から上方に延びる内側面3gとを有する。内部空間3bは、例えば、底面3fと、内側面3gと、筒状部2dの下面2kと、拡径部2fの下面2nとによって画成されている。
【0023】
接触部3は、例えば、複数の凹部3dを有する。複数の凹部3dは、平面視において接触部3の径方向に沿って並ぶ第1凹部3h及び第2凹部3jを含む。第1凹部3hは、収容部3cと第2凹部3jとの間に形成されている。例えば、充填ノズル1は、第1凹部3hに入り込むパッキン4を有する。パッキン4が設けられることにより、軸部2と接触部3との境界部Pからの液状化粧料の漏れが抑制される。
【0024】
第2凹部3jは、例えば、ネジ穴である。第2凹部3jの内周面には、軸部2の拡径部2fの貫通孔2jに挿通されたネジNが螺合するネジ溝が形成されている。軸部2の下面に接触部3の上面が合わせられた状態で上方から貫通孔2jにネジNが挿通され、このネジNが貫通孔2jの直下に位置する第2凹部3jに螺合することにより、軸部2に接触部3が連結される。
【0025】
接触部3は、軸部2が下方に移動したときに含浸体に押しつけられる。このとき、接触部3は、接触部3の下方に位置する含浸体に押しつけられる。接触部3は、含浸体に接触する接触面5と、内部空間3bから含浸体に液状化粧料を吐出する吐出孔6とを有する。吐出孔6は接触面5に開口しており、吐出孔6からは接触部3が含浸体に押しつけられた状態で当該含浸体に液状化粧料が吐出される。
【0026】
吐出孔6は、底面3fから接触面5まで延びている。吐出孔6は、上下方向D1に沿って延在している。接触部3は、複数の吐出孔6を有する。複数の吐出孔6の面積(下方にから見た場合における吐出孔6の面積)は、例えば、互いに同一である。一例として、吐出孔6の直径は1mmである。しかしながら、複数の吐出孔6の面積は、互いに同一でなくてもよく、特に限定されない。例えば、複数の吐出孔6の面積は、液状化粧料の種類(液状化粧料の粘度等)又は充填装置の条件によって決定される。
【0027】
複数の吐出孔6は、接触面5に分散して配置されている。「吐出孔が分散して配置されている」とは、複数の吐出孔6から含浸体に均等に液状化粧料を充填できる程度に接触面5に複数の吐出孔6が形成された状態を含み、例えば、接触面5に複数の吐出孔6が接触面5の所定の点又は線に対して互いに対称となるように配置されている状態、複数の吐出孔6が格子状に配置されている状態、複数の吐出孔6が千鳥状に配置されている状態、及び複数の吐出孔6が同心円状に配置されている状態を含んでいる。
【0028】
本実施形態では、複数の吐出孔6のうちの1つは、底面視における接触面5の中央5bに形成されている。複数の吐出孔6は、接触面5において、底面視における接触面5の中央5bを中心とした同心円状に配置されている。例えば、複数の吐出孔6は、接触面5の中央5bに近づくに従って密に配置されている。この場合、接触面5の単位面積あたりに形成された吐出孔6の数は、中央5bに近づくに従って多くなっている。よって、接触面5の径方向に沿って互いに隣接する2つの吐出孔6の間隔Wは、中央5bに近づくに従って小さくなっている。しかしながら、接触面5における吐出孔6の配置は、上記の例に限定されない。
【0029】
接触面5は、下方から見たとき(底面視)における接触面5の中央5bを含む領域に位置する中央部7を有する。中央部7は、接触面5の中央5bを含む一定の領域を含んでいる。例えば、中央部7は円形状を呈する。中央部7は上下方向D1に直交する平面に対して突状を呈する中央突部であり、中央突部は接触面5の中央5bに向かうに従って突出している。
【0030】
中央部7は、接触面5の中央部7以外の部位よりも下方に突出している。上下方向D1及び直交方向D2の双方に延びる平面に沿った断面において、接触面5は、中央部7において中央5bから離隔する(接触面5の径方向外側に向かう)に従って斜め上方に湾曲している。
【0031】
例えば、上下方向D1及び直交方向D2の双方に延びる平面に沿った断面における中央部7の曲率の中心は、接触面5の下方に位置する。すなわち、当該断面において、直交方向D2に対する中央部7の角度は、中央5bから離隔するに従って徐々に小さくなっている。
【0032】
接触面5は、下方から見たときにおける中央部7(中央突部)の外側において上方に凹むくびれ部8を有する。底面視において、くびれ部8は環状(一例として円環状)を呈する。底面視におけるくびれ部8の内側に中央部7が設けられる。例えば、中央部7及びくびれ部8のそれぞれに複数の吐出孔6が形成されている。
【0033】
次に、本実施形態に係る充填ノズル1から得られる作用効果について説明する。充填ノズル1は上下方向D1に沿って移動する軸部2と軸部2と共に上下方向D1に移動する接触部3とを有し、接触部3は下方に移動したときに含浸体に押しつけられる。軸部2は液状化粧料が入り込む流路2bを有し、接触部3は流路2bに連通しており含浸体に液状化粧料を吐出する吐出孔6を有する。接触部3は、含浸体に押しつけられているときに吐出孔6から含浸体に液状化粧料を吐出する。接触部3は、下方から見たときにおける接触面5の中央5bを含む領域に中央部7を有する。中央部7は、上下方向D1に直交する平面に対して凸状を呈する。すなわち、接触面5の中央部7が凸状を呈する。
【0034】
ところで、上下方向D1に直交する平面に沿って接触部が延在し、且つこの平坦状の接触部の面積が広い場合、広い面積の接触部に液状化粧料を介して含浸体が付着するという問題が生じうる。この場合、充填ノズルと共に含浸体が上昇する可能性があるので、製造ラインを止めて上昇した含浸体の除去等が必要になる可能性がある。これに対し、本実施形態に係る充填ノズル1では、接触面5の中央部7が上下方向D1に直交する平面に対して凸状を呈する。よって、充填ノズル1を上昇させるときに含浸体に対する接触面5の接触面積が接触面5の外周側(接触面5の径方向外側)から徐々に小さくなるので、接触面5に対する含浸体の付着力を低減できる。従って、接触面5への含浸体の付着を抑制できるので、含浸体への液状化粧料の充填を効率よく行うことができる。
【0035】
本実施形態において、中央部7は、上下方向D1に直交する平面に対して凸状を呈する中央突部である。この中央突部は、接触面5の中央5bに向かうに従って突出している。よって、含浸体への液状化粧料の吐出後に充填ノズル1を上昇させるときに、接触部3は、含浸体に対して接触面5の周縁部(接触面5の外周部分)から徐々に離隔する。接触面5が、その周縁部に対して凸状を呈する中央突部である中央部7を有し、中央突部が接触面5の中央5bに向かうに従って徐々に突出していることにより、接触面5への含浸体の付着力をより確実に低減できる。従って、含浸体への液状化粧料の充填をより効率よく行うことができる。
【0036】
本実施形態において、接触面5は、下方から見たときにおける中央部7の外側において上方に凹むくびれ部8を有する。この場合、中央部7の周囲のくびれ部8が上方に凹んでいることにより、接触部3の下方に位置する含浸体に対する接触面5の付着力をくびれ部8においてより確実に低減できる。よって、接触面5への含浸体の付着力を一層確実に低減できるので、含浸体への液状化粧料の充填を更に効率よく行うことができる。
【0037】
次に、本開示に係る充填ノズルの種々の変形例について説明する。以下の変形例に係る充填ノズルの一部の構成は、前述した充填ノズル1の一部の構成と同一である。よって、以降では、既出の説明と重複する説明を同一の符号を付して適宜省略する。図3(a)は、第1変形例に係る充填ノズル11の接触部13を示す側面図である。図3(b)は、下方から接触部13を見た接触部13の斜視図である。
【0038】
図3(a)及び図3(b)に示されるように、充填ノズル11は、前述した軸部2とは異なる形状の軸部12を有する。軸部12の形状及び大きさは、軸部2の形状及び大きさとは異なる。しかしながら、軸部12の機能は軸部2の機能と同一である。すなわち、軸部12は、液状化粧料が入り込む流路を有すると共に上下方向D1に沿って移動する。
【0039】
接触部13は、吐出孔16の態様が前述した接触部3の吐出孔6とは異なっている。接触部13は複数の吐出孔16を有し、複数の吐出孔16の面積が互いに異なっている。複数の吐出孔16は、第1吐出孔16bと、第1吐出孔16bよりも接触面5の径方向外側に位置する第2吐出孔16cとを含む。
【0040】
第2吐出孔16cの面積は第1吐出孔16bの面積よりも大きい。第1吐出孔16bは接触面5の中央5bに形成されており、第1吐出孔16bを囲むように複数の第2吐出孔16cが接触面5に形成されている。例えば、第1吐出孔16bの数は1である。複数の第2吐出孔16cは、接触面5において環状をなすように配置されている。
【0041】
複数の吐出孔16は、さらに、第2吐出孔16cよりも接触面5の径方向外側に位置する第3吐出孔16dと、第3吐出孔16dよりも接触面5の径方向外側に位置する第4吐出孔16fとを含む。第3吐出孔16dの面積は第2吐出孔16cの面積より大きく、且つ第4吐出孔16fの面積は第3吐出孔16dの面積よりも大きい。
【0042】
複数の第2吐出孔16cを囲むように複数の第3吐出孔16dが接触面5に形成されており、複数の第3吐出孔16dを囲むように複数の第4吐出孔16fが接触面5に形成されている。複数の第2吐出孔16c、複数の第3吐出孔16d、及び複数の第4吐出孔16fは、接触面5の中央5bを中心とした同心円状に配置されている。一例として、第1吐出孔16bの直径は1mmであり、第2吐出孔16cの直径は1.5mmであり、第3吐出孔16dの直径は2mmであり、第4吐出孔16fの直径は2.5mmである。例えば、吐出孔16の直径は、液状化粧料の種類(液状化粧料の粘度等)又は充填装置の条件によって決定される。
【0043】
充填ノズル11では、充填ノズル1と同様、接触面5の中央部7が上下方向D1に直交する平面に対して凸状を呈する。よって、充填ノズル1を上昇させるときに含浸体に対する接触面5の接触面積が接触面5の外周側(接触面5の径方向外側)から徐々に小さくなるので、接触面5に対する含浸体の付着力を低減できる。従って、充填ノズル11からは前述した充填ノズル1と同様の作用効果が得られる。
【0044】
図4(a)は、第2変形例に係る充填ノズル21の接触部23を示す側面図である。図4(b)は、接触部23を下方から見た接触部23の斜視図である。図4(a)及び図4(b)に示されるように、接触部23は、前述した接触面5とは異なる形状の接触面25を有する点で充填ノズル11の接触部13と異なっている。
【0045】
接触面25は、くびれ部8を有しない。側面視(直交方向D2に沿って見た場合)における接触面25の形状は、接触面25の中央25bに向かって下方に突出する二等辺三角形状を呈する。すなわち、上下方向D1及び直交方向D2の双方に延在する平面に沿った断面において、接触面25は中央25bに向かう従って斜め下方に延在している。接触部23は、前述した接触部3と同様、含浸体に対して接触面25の周縁部から徐々に離隔する。従って、接触面25への含浸体の付着力を確実に低減できるので、前述した接触部3と同様の作用効果が得られる。
【0046】
図5(a)は、第3変形例に係る充填ノズル31の接触部33を示す側面図である。図5(b)は、接触部33の接触面35を下方から見た斜視図である。図5(a)及び図5(b)に示されるように、接触部33では、接触面35の中央部37の形状が前述した中央部7の形状とは異なっている。
【0047】
上下方向D1及び直交方向D2の双方に延びる平面に沿った断面における接触面35の曲率の中心は、接触面35の上方に位置する。当該断面において、直交方向D2に対する接触面35の角度は、中央部37、及び接触面35の中央35bに接近するに従って徐々に小さくなっている。
【0048】
接触部33は、前述した接触部3等と同様、含浸体に対して接触面35の周縁部から徐々に離隔する。従って、接触面35への含浸体の付着力を低減できるので、前述した接触部3等と同様の作用効果が得られる。更に、以上の接触部3、接触部13、接触部23及び接触部33は、形状が簡易であるため容易に作製できるという利点もある。
【0049】
図6(a)は、第4変形例に係る充填ノズル41の接触部43を示す側面図である。図6(b)は、接触部43を下方から見た接触部43の斜視図である。接触部43は、その接触面45が含浸体に接触する湾曲面とされている。接触面45は、接触面45の中央45bを含む中央部47に位置する凹状面45cと、凹状面45cの両側のそれぞれに位置する凸状面45dとを有する。接触面45は、凸状面45d及び凹状面45cが交互に繰り返される波形形状とされている。
【0050】
図7(a)は、第5変形例に係る充填ノズル51の接触部53を示す側面図である。図7(b)は、接触部53を下方から見た接触部53の斜視図である。接触部53は、底面視における接触面55の外縁に傾斜面55bを有する点が接触部43とは異なっている。傾斜面55bは、例えば、上下方向D1に対して傾斜する平坦状の面である。図7(b)の例では、傾斜面55bに吐出孔16が形成されていない。しかしながら、傾斜面55bに吐出孔16が形成されていてもよい。
【0051】
図8(a)は、第6変形例に係る充填ノズル61の接触部63を示す側面図である。図8(b)は、接触部63を下方から見た接触部63の斜視図である。接触部63の接触面65は、接触面65の周方向に沿って並ぶ複数の凹状面65bと、底面視における複数の凹状面65bの外側に位置する環状傾斜面65cとを有する。
【0052】
環状傾斜面65cは、例えば、前述した傾斜面55bと同様に形成されている。接触面65の周方向に沿って並ぶ2つの凹状面65bの間は、接触面65の径方向に沿って延びる突部65dとされている。凹状面65bは、突部65dから離隔するに従って上方に窪んでいる。一例として、凹状面65b及び突部65dの数は8である。しかしながら、凹状面65b及び突部65dの数は、2以上且つ7以下、又は9以上であってもよく、特に限定されない。また、環状傾斜面65cに吐出孔16が形成されていてもよい。
【0053】
図9(a)は、第7変形例に係る充填ノズル71の接触部73を示す側面図である。図9(b)は、接触部73を下方から見た接触部73の斜視図である。接触部73の接触面75は、下方に突出する段差部75bを有する。例えば、段差部75bは、底面視において直線状に延在している。複数の吐出孔16のうちのいずれかは、段差部75bに形成されており、段差部75bにおいて上下方向D1に沿って延在している。
【0054】
側面視において、接触面75は鋸歯状を呈する。接触面75は、複数の段差部75bを有する。複数の段差部75bは、例えば、直交方向D2に沿って並んでいる。例えば、底面視における接触面75の直交方向D2の一端75cから一方の段差部75bに近づくに従って、接触面75は、斜め上方に窪んでおり、一方の段差部75bにおいて下方に突出する。一方の段差部75bから他方の段差部75bに近づくに従って、接触面75は、斜め上方に窪んでおり、他方の段差部75bにおいて下方に突出する。そして、他方の段差部75bから接触面75の直交方向D2の他端75dに近づくに従って斜め上方に窪んでいる。
【0055】
図10(a)は、第8変形例に係る充填ノズル81の接触部83を示す側面図である。図10(b)は、図10(a)のB-B線断面図である。図11は、接触部83を下方から見た接触部83の斜視図である。接触部83は、液状化粧料が収容される内部空間83bを有する。内部空間83bは、軸部12から下方に延びる本流部83cと、本流部83cの下端から複数の吐出孔16のそれぞれに向かって枝分かれする複数の支流部83dとを有する。軸部12の本流部83cに供給された液状化粧料は、複数の支流部83dのそれぞれに流れて複数の吐出孔16から略均等に含浸体に吐出される。
【0056】
接触部83の接触面85は、下方から見たときにおける接触面85の中央85bを含む領域である中央部87を有する。中央部87は、上下方向D1に直交する平面に対して凹状を呈する。接触面85は、下方から見たときにおける中央部87の外側において下方に突出する湾曲凸部88を有する。底面視において、湾曲凸部88は中央部87を囲む環状を呈する。底面視における湾曲凸部88の外側は、接触面85の外縁に近づくに従って上方に窪んでいる。
【0057】
図12(a)は、第9変形例に係る充填ノズル91の接触部93を示す側面図である。図12(b)は、図12(a)のC-C線断面図である。図13は、接触部93を下方から見た接触部93の斜視図である。接触部93は、接触部83と同様、内部空間83bを有する。接触部93の接触面95は、その中央95bを含む領域である中央部97を有する。
【0058】
中央部97は、上下方向D1に直交する平面に対して凸状を呈する。接触面95は、下方から見たときにおける中央部97の外側において上方に窪む湾曲凹部98を有する。底面視において、湾曲凹部98は中央部97を囲む環状を呈する。接触面95は、底面視における湾曲凹部98の外側に下方に突出する環状突部99を有する。
【0059】
図14(a)は、第10変形例に係る充填ノズル101の接触部103を示す側面図である。図14(b)は、図14(a)のD-D線断面図である。図15は、接触部103を下方から見た接触部103の斜視図である。接触部103の接触面105は中央部107を有し、中央部107は上下方向D1に直交する平面に対して凹状を呈する。
【0060】
接触面105は、底面視における接触面105の外縁に下方に突出する環状突部109を有する。接触面105は、環状突部109から中央部107に近づくに従って上方に窪んでいる。上下方向D1及び直交方向D2の双方に延びる平面に沿った断面における接触面105の曲率の中心は、接触面105の上方に位置する。すなわち、当該断面において、直交方向D2に対する接触面105の角度は、中央部37に接近するに従って徐々に大きくなっている。
【0061】
図16(a)は、上下方向D1及び直交方向D2の双方に延びる平面に沿った第11変形例に係る充填ノズル111の接触部113の断面図である。図16(b)は、接触部113の接触面115を示す底面図である。接触面115は、接触面115の中央115bを含む領域である中央部117と、底面視における中央部117の外側に位置する傾斜部118とを有する。傾斜部118は、中央部117から離隔するに従って斜め上方に延在している。例えば、中央部117及び傾斜部118の双方に吐出孔6が形成されている。
【0062】
中央部117は、上下方向D1に直交する平面に沿って延在する平坦状とされている。下方から見たときにおける中央部117の長さL1は、下方から見たときにおける接触部113(傾斜部118)の長さL2の1/2以下である。図16(b)では、底面視における接触部113の形状、及び底面視における中央部117の形状が共に円形状であって、長さL1が底面視における中央部117の直径であり、長さL2が底面視における接触部113の直径である例を示している。
【0063】
しかしながら、底面視における接触部の形状、及び底面視における中央部の形状は、円形状以外の形状であってもよく、例えば、長円形状(楕円形状を含む)又は多角形状であってもよい。例えば、底面視における接触部の形状が長円形状である場合、下方から見たときにおける接触部の長さは当該接触部における長軸の長さである。例えば、底面視における接触部の形状が多角形状である場合、下方から見たときにおける接触部の長さは当該接触部における最大幅である。底面視における中央部の形状等についても同様である。
【0064】
以上、第11変形例に係る充填ノズル111は、前述した充填ノズル1等と同様、接触部113は含浸体への接触面115に形成された吐出孔6を有し、吐出孔6から含浸体に液状化粧料が吐出される。接触面115は下方から見たときにおける中央115bを含む領域に中央部117を有し、中央部117は上下方向D1に直交する平面に沿って延在する平坦状とされている。下方から見たときにおける中央部117の長さL1は、下方から見たときにおける接触部113の長さL2の1/2以下である。従って、接触面115の中央部117の面積を下方から見たときにおける接触部113の面積より小さくできるので、液状化粧料の充填後に含浸体から充填ノズル111を上昇させるときにおける、含浸体に対する接触面115の接触面積を小さくすることができる。よって、接触面115に対する含浸体の付着力を低減できるので、接触面115への含浸体の付着を抑制して含浸体への液状化粧料の充填を効率よく行うことができる。
【0065】
以上、本開示に係る充填ノズルの実施形態及び種々の変形例について説明した。しかしながら、本開示に係る充填ノズルは、前述した実施形態又は変形例の内容に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨の範囲内において更に変更されたものであってもよい。すなわち、本開示に係る充填ノズルの各部の形状、大きさ、数、材料、及び配置態様は、前述した要旨の範囲内において適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0066】
1…充填ノズル、2…軸部、2b…流路、2c…上端接続部、2d…筒状部、2f…拡径部、2g…拡径孔部、2j…貫通孔、2k…下面、2m…開口、2n…下面、3…接触部、3b…内部空間、3c…収容部、3d…凹部、3f…底面、3g…内側面、3h…第1凹部、3j…第2凹部、4…パッキン、5…接触面、5b…中央、6…吐出孔、7…中央部(中央突部)、8…くびれ部、11…充填ノズル、12…軸部、13…接触部、16…吐出孔、16b…第1吐出孔、16c…第2吐出孔、16d…第3吐出孔、16f…第4吐出孔、21…充填ノズル、23…接触部、25…接触面、25b…中央、31…充填ノズル、33…接触部、35…接触面、35b…中央、37…中央部、41…充填ノズル、43…接触部、45…接触面、45b…中央、45c…凹状面、45d…凸状面、47…中央部、51…充填ノズル、53…接触部、55…接触面、55b…傾斜面、61…充填ノズル、63…接触部、65…接触面、65b…凹状面、65c…環状傾斜面、65d…突部、71…充填ノズル、73…接触部、75…接触面、75b…段差部、75c…一端、75d…他端、81…充填ノズル、83…接触部、83b…内部空間、83c…本流部、83d…支流部、85…接触面、85b…中央、87…中央部、88…湾曲凸部、91…充填ノズル、93…接触部、95…接触面、95b…中央、97…中央部、98…湾曲凹部、99…環状突部、101…充填ノズル、103…接触部、105…接触面、107…中央部、109…環状突部、111…充填ノズル、113…接触部、115…接触面、115b…中央、117…中央部、118…傾斜部、D1…上下方向、D2…直交方向、N…ネジ、P…境界部、W…間隔。
図1
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