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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024098918
(43)【公開日】2024-07-24
(54)【発明の名称】飲料容器ホルダ
(51)【国際特許分類】
   B60N 3/10 20060101AFI20240717BHJP
   B60R 7/04 20060101ALI20240717BHJP
【FI】
B60N3/10 A
B60R7/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023002732
(22)【出願日】2023-01-11
(71)【出願人】
【識別番号】000004640
【氏名又は名称】日本発條株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】野上 裕生
【テーマコード(参考)】
3B088
3D022
【Fターム(参考)】
3B088LA01
3B088LB07
3D022CA16
3D022CC01
3D022CC11
3D022CC13
3D022CC21
3D022CC24
3D022CD02
3D022CD05
3D022CD06
(57)【要約】
【課題】様々な形状や大きさの飲料容器に適合させることができると共に、車両への搭載性や外観意匠が損なわれることを抑制する。
【解決手段】飲料容器ホルダ10は、飲料容器12を下方側から支持する第1支持部14と、傾動軸18を軸中心として傾動可能に支持されることにより第1支持部14に対して上下方向に傾動可能とされた第2支持部16と、を備えている。第2支持部16には、飲料容器12が挿入されることで飲料容器12の水平方向への移動を制限すると共に傾動軸18の径方向を長手方向とする形状となっている支持孔20が形成されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料容器を下方側から支持する第1支持部と、
傾動軸を軸中心として傾動可能に支持されることにより前記第1支持部に対して上下方向に傾動可能とされ、前記飲料容器が挿入されることで前記飲料容器の水平方向への移動を制限すると共に前記傾動軸の径方向を長手方向とする形状となっている支持孔が形成された第2支持部と、
を備えた飲料容器ホルダ。
【請求項2】
前記第1支持部及び前記第2支持部の一方には、第1保持部が設けられており、
前記第1支持部及び前記第2支持部の他方には、前記第1保持部と係合することで前記第2支持部の前記第1支持部に対する姿勢が保持される第2保持部が設けられており、
前記第1保持部と前記第2保持部との係合位置が段階的又は無段階に変更可能となっている請求項1に記載の飲料容器ホルダ。
【請求項3】
前記第2保持部は、前記第1保持部側へ向けて突出する複数の保持凸部を備えており、
前記第1保持部は、前記第2保持部側及び前記第2保持部とは反対側へ弾性変形可能となっていると共に前記第2保持部側へ付勢された保持バネ部を備えており、
前記保持バネ部が複数の前記保持凸部のうちの一対の前記保持凸部の間に選択的に係合可能となっていることにより、前記第2保持部と前記第1保持部との係合位置が段階的に変更可能となっている請求項2に記載の飲料容器ホルダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料容器ホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、様々な形状や大きさの飲料容器に適合させることを実現したドリンクホルダが開示されている。この文献に記載されたドリンクホルダは、飲料容器を下方側から支持する底部と、底部の両サイドから立設されたホルダ本体と、ホルダ本体に対して可動可能に設けられた可動部と、を含んで構成されている。そして、可動部がホルダ本体に対して変位して、可動部とホルダ本体との間の間隔が変化することで、様々な形状や大きさの飲料容器を可動部とホルダ本体との間で支持することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-87936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、様々な形状や大きさの飲料容器に適合させるという観点では、上記特許文献1に記載された構成は有用な構成ではあるが、車両への搭載性や外観意匠が損なわれることを抑制するという観点では改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、様々な形状や大きさの飲料容器に適合させることができると共に、車両への搭載性や外観意匠が損なわれることを抑制することができる飲料容器ホルダを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の飲料容器ホルダは、飲料容器を下方側から支持する第1支持部と、傾動軸を軸中心として傾動可能に支持されることにより前記第1支持部に対して上下方向に傾動可能とされ、前記飲料容器が挿入されることで前記飲料容器の水平方向への移動を制限すると共に前記傾動軸の径方向を長手方向とする形状となっている支持孔が形成された第2支持部と、を備えている。
【0007】
第1の態様の飲料容器ホルダによれば、飲料容器が第1支持部によって下方側から支持される。また、飲料容器が第2支持部の支持孔に挿入されることで、飲料容器の水平方向への移動が支持孔の縁部によって制限される。ここで、第2支持部に形成された支持孔の形状は、傾動軸の径方向を長手方向とする形状となっている。そのため、支持孔の長手方向一方側の縁部から長手方向他方側の縁部までの水平方向への寸法が、第2支持部の第1支持部に対する傾動角度に応じて変化する。その結果、第2支持部の第1支持部に対する傾動角度を調節することにより、支持孔の長手方向一方側の縁部から長手方向他方側の縁部までの水平方向への寸法を様々な形状や大きさの飲料容器に適合させることができる。また、第1の態様の飲料容器ホルダは、第2支持部に支持孔が形成されているという単純な構成となっていることにより、車両への搭載性や外観意匠が損なわれることを抑制することができる。
【0008】
第2の態様の飲料容器ホルダは、第1の態様の飲料容器ホルダにおいて、前記第1支持部及び前記第2支持部の一方には、第1保持部が設けられており、前記第1支持部及び前記第2支持部の他方には、前記第1保持部と係合することで前記第2支持部の前記第1支持部に対する姿勢が保持される第2保持部が設けられており、前記第1保持部と前記第2保持部との係合位置が段階的又は無段階に変更可能となっている。
【0009】
第2の態様の飲料容器ホルダによれば、第1保持部と第2保持部との係合位置を段階的又は無段階に変更することにより、第2支持部の第1支持部に対する姿勢を所望の位置に保持させることができる。
【0010】
第3の態様の飲料容器ホルダは、第2の態様の飲料容器ホルダにおいて、前記第2保持部は、前記第1保持部側へ向けて突出する複数の保持凸部を備えており、前記第1保持部は、前記第2保持部側及び前記第2保持部とは反対側へ弾性変形可能となっていると共に前記第2保持部側へ付勢された保持バネ部を備えており、前記保持バネ部が複数の前記保持凸部のうちの一対の前記保持凸部の間に選択的に係合可能となっていることにより、前記第2保持部と前記第1保持部との係合位置が段階的に変更可能となっている。
【0011】
第3の態様の飲料容器ホルダによれば、第1保持部の保持バネ部が、第2保持部の複数の保持凸部のうちの一対の保持凸部の間に選択的に係合可能となっていることにより、第2保持部と第1保持部との係合位置を段階的に変更することができる。これにより、第2支持部の第1支持部に対する姿勢を所望の位置に保持させることができる。また、第1保持部を第2保持部に対して傾動させる際に、第1保持部の保持バネ部が弾性変形しながら第2保持部の保持凸部を乗り越える。これにより、第1保持部を第2保持部に対して傾動させる操作者に対して操作感を与えることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る飲料容器ホルダは、様々な形状や大きさの飲料容器に適合させることができると共に、車両への搭載性や外観意匠が損なわれることを抑制することができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】第1実施形態の飲料容器ホルダを模式的に示す側面図である。
図2図1に示された矢印A1方向から見た第2支持部を示す図である。
図3図1に示された矢印A2方向から見た第2支持部を示す図である。
図4】3つの形状及び大きさの飲料容器が飲料容器ホルダに支持された状態を説明するための模式図である。
図5】第2実施形態の飲料容器ホルダを分解して示す斜視図である。
図6図5に示された6-6線に沿って切断した飲料容器ホルダの断面を示す断面図である。
図7図5に示された矢印A3方向側から見た第2支持部を示す斜視図である。
図8】飲料容器ホルダの車両への第1の搭載例を示す図である。
図9】飲料容器ホルダの車両への第1の搭載例を示す図である。
図10】飲料容器ホルダをスライド可能に支持するスライド支持部等を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(第1実施形態の飲料容器ホルダ10の構成)
図1図4を用いて、本発明の第1実施形態に係る飲料容器ホルダ10(以下単に「ホルダ10」と呼ぶ)の構成について説明する。なお、図中に示す矢印UPは上下方向の上方側を示している。
【0015】
図1に示されるように、ホルダ10は、車両に搭載されることにより当該車両の乗員に使用されるものである。このホルダ10は、飲料容器12を下方側から支持する第1支持部14と、飲料容器12の水平方向への移動を制限する第2支持部16と、を含んで構成されている。
【0016】
第1支持部14は、一例として上下方向を厚み方向として水平方向に延在する矩形板状に形成されている。本実施形態の第1支持部14を厚み方向から見た形状は、一の方向を長手方向とすると共に長手方向と直交する方向を短手方向とする長方形状となっている。この第1支持部14は、車両の内装を構成する部材に支持されるようになっている。
【0017】
第2支持部16は、一例として矩形板状に形成されている。第2支持部16を厚み方向から見た形状は、第1支持部14と対応する長方形状となっている。この第2支持部16の長手方向一方側の端部16Aは、第1支持部14の長手方向一方側の端部14Aに設けられた図示しない支軸部に傾動可能に支持されている。これにより、第2支持部16は、第1支持部14に対して上下方向に傾動可能となっている。ここで、第2支持部16が傾動可能となっている軸を傾動軸18と呼ぶことにする。この傾動軸18の軸方向は水平方向と一致している。なお、傾動軸18の軸方向は、第1支持部14及び第2支持部16の短手方向と一致している。
【0018】
図2には、図1に示された矢印A1方向から見た第2支持部16が示されている。なお、図1に示された矢印A1方向は、第2支持部16の厚み方向と一致している。第2支持部16における傾動軸18とは反対側には、飲料容器12(図1参照)が挿入される支持孔20が形成されている。この支持孔20は第2支持部16を貫通している。また、支持孔20を第2支持部16の厚み方向から見た形状は、傾動軸18の径方向(矢印R方向)を長手方向とする形状に形成されている。詳述すると、支持孔20の縁部20Aを第2支持部16の厚み方向から見た形状は、オーバル形状(角丸長方形状)となっている。支持孔20を第2支持部16の厚み方向から見た状態において、支持孔20の長手方向一方側の縁部20A1及び長手方向他方側の縁部20A2は緩やかに湾曲している。また、支持孔20の短手方向一方側の縁部A3及び短手方向他方側の縁部A3は直線状となっていると共に互いに平行となっている。
【0019】
図1に示されるように、以上説明したホルダ10の格納状態では、二点鎖線で示されるように、第2支持部16が第1支持部14の上面に沿って配置される。また、以上説明したホルダ10を使用する場合、第2支持部16を第1支持部14に対して上方側へ傾動させる。すなわち、第2支持部16を第1支持部14に対して引き起こす。なお、格納状態から上方側への傾動角度を引き起こし角度θ°と呼ぶことにする。そして、第2支持部16を第1支持部14に対して引き起こした状態で、飲料容器12を第2支持部16に形成された支持孔20に挿入する。これにより、飲料容器12が第1支持部14によって下方側から支持されると共に、飲料容器12の水平方向への移動が支持孔20の縁部20Aによって制限される。すなわち、飲料容器12がホルダ10に支持される。なお、第1支持部14と第2支持部16との間には、第2支持部16の第1支持部14に対する引き起こし角度θ°を所望の角度に保持させるための保持機構が設けられている。これにより、
【0020】
図3には、図1に示された矢印A2方向(上方側)から見た第2支持部16が示されている。図1及び図3に示されるように、本実施形態では、第2支持部16の第1支持部14に対する引き起こし角度θ°が増すにつれて、支持孔20の長手方向一方側の縁部20A1から長手方向他方側の縁部20A2までの水平方向への寸法Dを短くすることができる。そのため、図4に示されるように、第2支持部16の第1支持部14に対する引き起こし角度θ°を調節することにより、支持孔20の長手方向一方側の縁部20A1から長手方向他方側の縁部20A2までの水平方向への寸法Dを様々な形状や大きさの飲料容器12に適合させることができる。また、本実施形態のホルダ10は、第2支持部16に支持孔20が形成されているという単純な構成となっていることにより、車両への搭載性や外観意匠が損なわれることを抑制することができる。
【0021】
(第2実施形態の飲料容器ホルダ22の構成)
次に、図5図7を用いて、本発明の第2実施形態に係る飲料容器ホルダ22(以下単に「ホルダ22」と呼ぶ)の構成について説明する。なお、第2実施形態のホルダ22において前述の第1実施形態のホルダ10と対応する部材及び部分には、第1実施形態のホルダ10と対応する部材及び部分と同じ符号を付して、その説明を省略することがある。
【0022】
図5及び図6に示されるように、本実施形態のホルダ22の第1支持部14は、飲料容器12(図1参照)が置かれる底壁部24を備えている。また、第1支持部14は、底壁部24における傾動軸18側の端部から上方側へ向けて突出する前壁部26と、底壁部24における傾動軸18とは反対側の端部から上方側へ向けて突出する後壁部28と、を備えている。さらに、第1支持部14は、底壁部24における傾動軸18の軸方向の両端部から上方側へ向けてそれぞれ突出する一対の側壁部30を備えている。
【0023】
底壁部24において傾動軸18と隣接する部分には、傾動軸18の軸方向に間隔をあけて配置された一対の第1保持部32が形成されている。図6に示されるように、第1保持部32における前壁部26側の部位は、後述する第2保持部40側(上方側)及び第2保持部40とは反対側(下方側)へ弾性変形可能とされた保持バネ部32Aとなっている。また、保持バネ部32Aを傾動軸18の軸方向から見た形状は、第2保持部40側へ向けて凸状になっている。
【0024】
図5に示されるように、一対の側壁部30における前壁部26側の端部には、窪み状の軸支孔34がそれぞれ形成されている。
【0025】
図5及び図7に示されるように、本実施形態のホルダ22の第2支持部16は、当該第2支持部16の長手方向一方側の端部16Aにおける傾動軸18の軸方向の両端部から第1支持部14側へ向けて突出する一対の支持片36を備えている。また、第2支持部16は、一対の支持片36から第1支持部14の一対の軸支孔34側へ向けてそれぞれ突出する軸支凸部38を備えている。そして、第2支持部16の一対の軸支凸部38が第1支持部14の一対の軸支孔34にそれぞれ挿入されることで、第2支持部16が第1支持部14に傾動可能に支持されるようになっている。
【0026】
また、第2支持部16は、当該第2支持部16の長手方向一方側の端部16Aにおける傾動軸18の軸方向の中間部から第1支持部14側へ向けて突出する一対の第2保持部40を備えている。図6及び図7に示されるように、第2保持部40における第1保持部32側の端部には、第1保持部32側へ向けて突出する複数の保持凸部40Aが形成されている。そして、第2支持部16が第1支持部14に傾動可能に支持された状態では、保持バネ部32Aが保持凸部40A側へ付勢された状態で、保持バネ部32Aが保持凸部40Aに接触している。そしてさらに、保持バネ部32Aが複数の保持凸部40Aのうちの一対の保持凸部40Aの間に選択的に係合可能となっていることにより、第2保持部40と第1保持部32との係合位置が段階的に変更可能となっている。
【0027】
以上説明した本実施形態のホルダ22では、第1実施形態のホルダ10で得られる効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
【0028】
図6に示されるように、本実施形態のホルダ22では、第1保持部32の保持バネ部32Aが、第2保持部40の複数の保持凸部40Aのうちの一対の保持凸部40Aの間に選択的に係合可能となっていることにより、第2保持部40と第1保持部32との係合位置を段階的に変更することができる。これにより、第2支持部16の第1支持部14に対する姿勢(引き起こし角度θ°)を所望の角度に保持させることができる。また、第1保持部32を第2保持部40に対して傾動させる際に、第1保持部32の保持バネ部32Aが弾性変形しながら第2保持部40の保持凸部40Aを乗り越える。これにより、第1保持部32を第2保持部40に対して傾動させる操作者に対して操作感を与えることができる。
【0029】
なお、本実施形態のホルダ22では、第2保持部40と第1保持部32との係合位置を段階的に変更することができる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2保持部40と第1保持部32との係合位置を無段階に変更することができるようにしてもよい。
【0030】
(ホルダ10、22の車両への搭載例)
次に、以上説明したホルダ10、22の車両への搭載例について説明する。
【0031】
図8に示された例では、ホルダ10、22は、車両の内装を構成する部材42の上面に沿って固定される。この例では、一対のクリップ44を介してホルダ10、22の第1支持部14が車両の内装を構成する部材42に固定されている。ここで、以上説明した実施形態のホルダ10、22は、格納状態において第2支持部16が第1支持部14の上面に沿って配置される。これにより、格納状態におけるホルダ10、22の上下方向への寸法の増加が抑制される。その結果、ホルダ10、22の車両への搭載性を良好にすることができる。
【0032】
図9に示された例では、ホルダ10、22は、後述するスライド支持部46と共に車両の内装を構成する部材42の内部に設けられている。この例では、図10に示されるように、ホルダ10、22は、箱状に形成されたスライド支持部46に支持されることにより、スライド支持部46に対して水平方向にスライド可能となっている。また、ホルダ10、22とスライド支持部46との間には、プッシュラッチ48が設けられている。プッシュラッチ48がロックされた状態では、ホルダ10、22がスライド支持部46内に格納された状態が保たれるようになっている。また、ホルダ10、22をプッシュラッチ48側へ押すことにより、プッシュラッチ48のロックを解除することができる。これにより、図9及び図10に示されるように、ホルダ10、22をスライド支持部46に対してスライドさせて、ホルダ10、22を車両の内装を構成する部材42の外側に展開させることができる。なお、図10において符号50で示された部材は、車両の内装を構成する部材42に形成された開口(ホルダ10、22が通過する開口)の縁部に沿って配置される部材である。ここで、以上説明した実施形態のホルダ10、22では、格納状態におけるホルダ10、22の上下方向への寸法の増加が抑制される。その結果、ホルダ10、22の車両への搭載性を良好にすることができる。図9に示された例では、ホルダ10、22と収納部52とを車両の内装を構成する部材42の一部分において上下方向に重ねてレイアウトすることが可能となっている。
【0033】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0034】
10 飲料容器ホルダ
12 飲料容器
14 第1支持部
16 第2支持部
18 傾動軸
20 支持孔
22 飲料容器ホルダ
32 第1保持部
32A 保持バネ部
40 第2保持部
40A 保持凸部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10