(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024098990
(43)【公開日】2024-07-24
(54)【発明の名称】二次的サービスのための能力を有するエッジ照明型照明器具
(51)【国際特許分類】
F21V 33/00 20060101AFI20240717BHJP
F21S 8/02 20060101ALI20240717BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20240717BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20240717BHJP
F21V 8/00 20060101ALI20240717BHJP
F21V 23/04 20060101ALI20240717BHJP
F21V 29/503 20150101ALI20240717BHJP
F21V 29/70 20150101ALI20240717BHJP
F21Y 107/10 20160101ALN20240717BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20240717BHJP
【FI】
F21V33/00 430
F21S8/02 420
F21S8/02 430
F21V23/00 115
F21V23/00 110
F21S2/00 432
F21S2/00 439
F21S2/00 443
F21V8/00 310
F21V23/04 500
F21V29/503
F21V29/70
F21V23/00 150
F21V23/00 140
F21Y107:10
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024063522
(22)【出願日】2024-04-10
(62)【分割の表示】P 2020505878の分割
【原出願日】2018-08-01
(31)【優先権主張番号】62/539,752
(32)【優先日】2017-08-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】515286634
【氏名又は名称】テクニカル コンシューマー プロダクツ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】ケアンズ ダスティン
(72)【発明者】
【氏名】フィリップス ポール
(72)【発明者】
【氏名】チェン ジミー
(72)【発明者】
【氏名】ウーラー ジョージ ジェイ
(72)【発明者】
【氏名】コスビー メルヴィン
(57)【要約】
【課題】二次的サービスのための能力を有するエッジ照明型照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具が、開示されており、該照明器具は、可視光を発する複数のLEDを含む発光ダイオード(LED)エンジンと、導波管と、を含み、前記複数のLEDは、前記導波管を取り囲み、前記導波管の方向に可視光を発する。前記照明器具はまた、二次的サービスを提供する二次的素子をさらに含む。前記照明器具はまた、キャビティを構成しているハウジングを含み、前記LEDエンジンおよび導波管は、前記照明器具の前部近くで前記キャビティ内に位置決めされ、前記二次的素子は、前記照明器具の後部に向けて前記キャビティ内に位置決めされている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明器具であって、該照明器具は、
可視光を発する複数のLEDを含む発光ダイオード(LED)エンジンと、
導波管と、を含み、前記複数のLEDは、前記導波管を取り囲み、前記導波管の方向に可視光を発し、
キャビティを構成しているハウジングをさらに含み、前記LEDエンジンおよび導波管は、該照明器具の前部を含む前記ハウジングの第1の端部分内で前記キャビティ内に位置決めされており、
二次的サービスを提供する二次的素子をさらに含み、前記二次的素子は、前記ハウジングの前記第1の端部分と、前記照明器具の後部を含む前記ハウジングの第2の端部分との間で前記キャビティ内に位置決めされている、照明器具。
【請求項2】
前記二次的素子は、スピーカーを含む、請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記二次的素子は、マイクロフォンを含む、請求項1に記載の照明器具。
【請求項4】
前記導波管は、前記スピーカーによって発生された音が環境に伝送されることを可能にする複数の孔を構成している、請求項2に記載の照明器具。
【請求項5】
前記照明器具は、ダウンライトである、請求項1に記載の照明器具。
【請求項6】
前記LEDエンジンの前記複数のLEDは、裏張り材料上に取り付けられており、前記裏張り材料は、前記導波管の周のまわりに延びている環状リングとして形状決めされている、請求項1に記載の照明器具。
【請求項7】
前記ハウジングの前記第1の端部分は、前記ハウジングの内側面と一致する熱伝導金属で作られているヒートシンクを含む、請求項1に記載の共鳴器具。
【請求項8】
前記照明器具は、前記キャビティが前記第2の端部分と前記二次的素子の間にある状態で位置決めされた第1および第2のドライバボードと、
前記第1および第2のドライバボードと、前記二次的素子との間に介在されたドライバボードホルダと、を含み、前記二次的素子は、前記ドライバボードホルダの前面に着座しており、
前記二次的素子と前記導波管の間に介在された二次的素子ホルダをさらに含む、請求項1に記載の照明器具。
【請求項9】
前記ドライバボードホルダの前記前面は、棚部を構成しており、前記棚部は、前記第1のドライバボードが着座される凹部面を構成している、請求項8に記載の照明器具。
【請求項10】
前記第1のドライバボードは、短距離RF信号を受信するように構成されているアンテナを含む、請求項9に記載の照明器具。
【請求項11】
前記ドライバボードホルダは、前記ハウジングの第2の端に向かう方向に突出する1つまたはそれ以上の脚部を含む、請求項9に記載の照明器具。
【請求項12】
前記ハウジングの前記第2の端部分に取り付けられているエンドキャップをさらに含み、前記エンドキャップは、前記キャップ内に前記第2のドライバボードを取り付けるように前記第2のドライバボードに係合する、請求項11に記載の照明器具。
【請求項13】
前記二次的素子は、第1の端部分を含み、該第1の端部分は、前記ハウジングの内側面に沿って位置する保持特徴に係合する1つまたはそれ以上の保持フランジを含む、請求項8に記載の照明器具。
【請求項14】
前記二次的素子は、第2の端部分を含み、該第2の端部分は、前記第1の端部分の前方に位置決めされ、前記第2の端部分は、該第2の端部分よりも小さい開口部を構成する内向きに延びるフランジを含む、請求項8に記載の照明器具。
【請求項15】
前記二次的素子は、前記ドライバボードホルダの前面と前記内向きに延びるフランジとの間に着座されている、請求項14に記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般的には、照明器具に関し、さらに詳しくは、照明器具であって、該照明器具は、発光素子、および、二次的サービスを提供する少なくとも1つの他の素子を含み、両方の素子が該照明器具のハウジング内に収容される照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
照明システムに基づく発光ダイオード(LED)は、例えば、白熱または蛍光照明のような他のタイプの照明システムに対していくつかのエネルギーおよび信頼性の利点を提供することができる。かくして、照明システムに基づくLEDは、他の既存の照明技術に取って代わってますます使用されている。さらに、照明システムに基づくLEDは、ホームオートメーションシステムのような他の構成要素としても使用されていることも理解すべきである。
【0003】
オートメーションシステムは、光、加熱、安全システム、並びに家庭機器のような、家庭およびオフィスビルで典型的に見出される種々のシステムを制御するために使用されている。オートメーションシステムによって制御されることができる機器のいくつかの例には、洗濯機、乾燥機、オーブン、および、冷蔵庫がある。実際、しばしば、照明器具は、LED光エンジンのような発光素子、および、別の機能を提供する別の素子を含む。例えば、照明器具は、音を発生させるスピーカー、または、ユーザの声、或いは他の音を検出するマイクロフォンを含み得る。
【0004】
しばしば、単一の照明器具内に異なる機能を提供しようとするときに困難に遭遇する。これは、照明器具が、通常、標準的な寸法を有し、したがって、種々の構成要素を収容するために利用可能な空間の量が制限されているからである。さらに、しばしば、追加の構成要素が、効果的なだけでなく、美的にも魅力的である仕方で光を放射する能力を妨げ得る。また、照明器具内に他の機能を提供することには、挑戦が伴う。例えば、スピーカーの音質またはレベルは、照明器具のルーメン要件を満たすために悪化され得る。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】開示されている照明器具の横断面斜視図である。
【
図2】
図1に示されている照明器具の分解図である。
【
図3】
図1に示されている照明器具の一部の拡大図である。
【
図4】開示されている照明器具のもう1つの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下の詳細な説明は、本発明の一般的な原理を例解し、本発明の例が、添付の図面に追加的に示されている。図面では、同じ参照番号は、同一の、または、機能的に類似の要素を示している。
【0007】
図1は、例示的な照明器具10の横断面斜視図である。照明器具10は、ベセル20、導波管22、二次的素子26、二次的素子ホルダ28、発光ダイオード(LED)エンジン30、第1のドライバボード32、ドライバボードホルダ34、第2のドライバボード36、ハウジング40、エンドキャップまたはカバー42、および、設置ばねのような1つまたはそれ以上の設置特徴を含む。
図1に示されている照明器具10は、ダウンライトを示しているけれども、
図1の実施形態は、性質上例示にすぎない。例えば、他の実施形態では、照明器具10は、パラボラアルミ反射器(PAR)型照明器具またはバルジ反射器(BR)型照明器具であってよい。
【0008】
光を発生させることに加えて、照明器具10はまた、二次的素子26を含み、二次的素子は、光を発生させることに加えて、もう1つの、二次的サービスを提供するために使用される。記載されているような非制限的な実施形態では、二次的素子26は、音を発生させるためのスピーカーである。例えば、他の実施形態では、二次的素子26は、マイクロフォン、または、動き検出器であるのがよい。
【0009】
ハウジング40は、二次的素子26、二次的素子ホルダ28、LEDエンジン30、第1のドライバボード32、ドライバボードホルダ34、第2のドライバボード36を収容するように形状決めされているキャビティ50を構成している。
図1に示されているような非制限的な実施形態では、ハウジング40は、熱伝導金属で作られているヒートシンク46を含む。ヒートシンク46は、ハウジング40の内側面と一致している。もう1つの実施形態では、ハウジング40は、無線周波数(RF)信号が、熱伝導性プラスチック等を通過することができるようにする導電体である材料で作られている。ハウジング40は、第1の端部分52、および、第2の端部分54を構成している。ハウジング40の第1の端部分52は、ハウジング40の第1の開口部56を構成しており、ハウジング40の第2の端部分54は、ハウジング40の第2の開口部58を構成している。
図1でわかるように、ハウジング40の一部41は、略截頭円錐形輪郭を有するのがよく、ハウジング40の第1の開口部56は、第2の開口部58と比べて寸法がより大きい。
【0010】
示されているような非制限的実施形態では、ハウジング40の第1の端部分52は、ベゼル20に取り付けられており、ハウジング40の第2の端部分54は、カバー42に取り付けられている。ベゼル20は、スナップ嵌め係合部によってハウジング40の第1の端部分52に取り付けられているのがよい。しかしながら、ベゼル20とハウジング40は、スナップ嵌め係合部に制限されず、他の締結技術を使用してベゼル20をハウジング40に取り付けてもよいことが理解されるべきである。さらに、代替実施形態では、ベゼル20とハウジング40は、単一部品内に互いに一体化されてもよい。カバー42を使用してハウジング40の第2の開口部58を閉鎖し、封止することができる。
【0011】
図2は、
図1に示されている照明器具10の分解図である。今、
図1および
図2の両方を参照すると、カバー42は、第2のドライバボード36に係合し、第2のドライバボード36を位置決めするための1つまたはそれ以上の位置決め特徴60を含むのがよい。第2のドライバボード36は、LEDエンジン30および照明器具10の電気的作動のために必要とされる種々の電力エレクトロニクス62を含むのがよい。ドライバボードホルダ34は、組み立てられるときに、照明器具10の第2の端部分54およびカバー42に向かう方向に突出する1つまたはそれ以上の脚部70を含むのがよい。ドライバボードホルダ34の脚部70は、ドライバボードホルダ34に係合し、ドライバボードホルダ34をハウジング40のキャビティ50内の所定位置に取り付けるために使用される位置決めピンまたは特徴として作用することができる。
【0012】
ドライバボードホルダ34はまた、棚部72を構成するのがよく、棚部72は、第1のドライバボード32が着座されることができる凹部面74(
図2に示されているホルダ34の外側の対応する位置)を構成している。第1のドライバボード32は、プリント回路基板(PCB)であるのがよく、トレースアンテナのようなアンテナ(図示せず)を含むのがよい。しかしながら、当業者は、本開示が、トレースアンテナおよびPCBに制限されるべきでないことを理解するであろう。1つの実施形態では、例えば、電気電子技術者協会(IEEE)規格802.1.5に合致するブルートゥース(登録商標)信号のような短距離RF信号を受信するように構成されているのがよい。
【0013】
図1を参照すると、二次的素子26は、第1の端部分76、および、第2の端部分78を含む。スピーカーとして示されている二次的素子26の第1の端部分76は、ドライバボードホルダ34の前面80に着座されている。今、
図1および
図2の両方を参照すると、二次的素子ホルダ28は、第1の端部分82、第2の端部分84、および、照明器具10の中心軸線A-Aに沿う軸線方向に延びているキャビティ86を構成している。二次的素子ホルダ28の第1の端部分82は、1つまたはそれ以上の保持フランジ90を含む。
図1でわかるように、二次的素子ホルダ28のフランジ90は、ハウジング40の内側面48に沿って位置する保持特徴92にホルダ28を係合させることができる。
【0014】
ホルダ28の第2の端部分84は、照明器具10の軸線A-Aに対して内向き方向に延びるフランジ96を構成している。
図1でわかるように、フランジ96は、二次的素子26の第2の端部分78よりも寸法が小さい開口部100を構成している。かくして、二次的素子ホルダ28のフランジ96の後面98は、二次的素子26を照明器具10のハウジング40内の所定位置に保持する。例えば、示されているような実施形態では、照明器具10は、ダウンライトである。したがって、ダウンライトが建物に設置されるときに、エンドキャップ42は、照明器具10の頂部上または上端にあるように位置決めされる。ダウンライトが設置されているときには、二次的素子ホルダ28のフランジ96が、二次的素子26が下向きに移動して、導波管22に接触することを防止する。
【0015】
照明器具10は、エッジ照明型照明器具である。すなわち、LEDエンジン30は、導波管の平面上で導波管22を取り囲む、すなわち、照明器具の中心軸線A-Aに対して導波管22の側縁を取り囲む。導波管22は、LEDエンジン30によって発生された光を使用して全体面102(
図1および
図4)を照明する性質を含む材料で作られている。エッジ照明型装置を使用する利点は、コスト低減である。なぜならば、同じルーメン出力を生成するのに典型的に必要とされるLEDが少なくなるからである。
図1および
図3を参照すると、LEDエンジン30は、裏張り材料104、および、裏張り材料104上に取り付けられている複数のLED106を含む。裏張り材料104は、選択的に可撓性の材料であるのがよい。特に、裏張り材料104は、ストリップとして形成されているのがよく、ストリップは、
図3でわかるように、環状すなわちリング状形状に曲げられているのがよい。かくして、LED光エンジン30は、導波管22の周100のまわりに完全に延びているのがよい。すなわち、換言すると、複数のLED106は、導波管22を取り囲み、導波管22に向かう方向に可視光を伝送する。
【0016】
今、
図4を参照すると、導波管22は、光ガイドとも呼ばれることができる。導波管22は、複数のLED106によって発生された光を集めるのに使用され、照明を提供するために導波管22の前面102に光を差し向ける。導波管22は、複数の偏光素子(図示せず)を含むのがよく、偏光素子は、微細構造または三次元素子とも呼ばれている。1つの実施形態では、偏光素子は、導波管22の長手方向に形成されたプリズム形キャビティであり、導波管22の全体面102を照明するのに使用される。偏光素子は、導波管22の前面102に沿って分布されている。
【0017】
導波管22は、複数の孔112を構成しているのがよく、複数の孔112は、導波管22の前面102に沿って所定のパターンで分布されている。示されているような実施形態では、孔102は、スピーカーとして示されている二次的素子26(
図1および
図2)によって発生される音が環境に伝送されることを可能にする。孔112は、星形パターンとなるように配置されるのがよく、この星型パターンでは、孔102は、中心点から導波管22の前面102に沿って外方に放射状に延びるように配置されている。しかしながら、
図4の実施形態は、性質上例示的なものにすぎず、孔112は、種々のパターンおよび形状に配置されることができることを理解すべきである。
【0018】
孔112は、許容可能な音質を提供し、且つ、美的に魅力的なだけでなく、任意の光出力またはルーメン要件を満たすように配置されていることを理解すべきである。換言すると、孔112は、消費者に視覚的に魅力的と考えられる光パターンを創出するように配置されている。
【0019】
全体的に図面を参照すると、開示されている照明組立体は、消費者に少なくとも1つの他の、すなわち二次的なサービスを提供する。例えば、示されているような実施形態では、二次的サービスは、音を発するためのスピーカーである。LED光エンジンは、導波管のまわりに位置決めされ、光を導波管に向けて差し向ける。エッジ照明型照明器具は、通常照明具の中央部分のまわりに取り付けられる在来のボード型LED光エンジンに比べてより少ないパッケージスペースしか必要としない。したがって、エッジ照明型LEDは、二次的サービスに関連した素子のための十分なパッケージスペースを可能にする。換言すると、エッジ照明型LED形状は、スピーカーを収容するためのパッケージスペースを増大させる。さらに、スピーカーの音質およびレベルは、照明器具のルーメン要件を満たすために悪化されない。
【0020】
本願で記載されている装置および方法の形態は、本発明の好ましい実施形態を構成するけれども、本発明は、装置および方法のこれらの形態に制限されず、本発明の範囲を逸脱することなく変更を行うことができることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0021】
10 照明器具
20 ベゼル
22 導波管
26 二次的素子
28 二次的素子ホルダ
30 LEDエンジン
32 第1のドライバボード
34 ドライバボードホルダ
36 第2のドライバボード
40 ハウジング
42 エンドキャップまたはカバー
46 ヒートシンク
50 キャビティ
104 裏張り材料
106 LED
【手続補正書】
【提出日】2024-05-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明器具であって、該照明器具は、
可視光を発するように構成されている複数のLEDを含む発光ダイオード(LED)エンジンと、
キャビティを構成しているハウジングと、を含み、前記LEDエンジンおよび導波管が、該照明器具の前部を含む前記ハウジングの第1の端部分内に位置決めされており、
前記発光ダイオード(LED)エンジンの前記複数のLEDは、前記照明器具の中心軸線に対して前記導波管の側縁を周方向に取り囲み、前記導波管に向かう方向に可視光を発するように構成されており、
二次的サービスを提供するように構成されている二次的素子をさらに含み、前記二次的素子は、前記導波管の後方に配置されており、前記ハウジングの前記第1の端部分と、前記照明器具の後部を含む前記ハウジングの第2の端部分との間で前記キャビティ内に位置決めされており、
前記導波管は、該導波管の前面を貫通する複数の孔を含み、前記複数の孔は、音が前記二次的素子から前記照明器具の環境まで伝送されることを可能にし、または、前記照明器具の前記環境から前記二次的素子によって受け取られることを可能にし、
第1のドライバボードと第2のドライバボードの間に介在されたドライバボードホルダをさらに含み、前記ドライバボードホルダは、棚部を含み、前記棚部は、前記第1のドライバボードが上に載る凹部面を構成しており、前記ドライバボードホルダは、前記ハウジングの前記第2の端部分に向かう方向に突出する1つまたはそれ以上の脚部を含み、前記1つまたはそれ以上の脚部は、前記キャビティ内に前記第2のドライバボードに前記第2のドライバボードに係合する、照明器具。
【請求項2】
前記導波管は、該導波管の長手方向に形成されたプリズム形キャビティを含む複数の偏光素子を含み、前記偏光素子は、前記複数のLEDからの可視光の受け取りに応答して前記導波管の前面全体を照明するように構成されている、請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記二次的素子は、マイクロフォンまたはスピーカーを含む、請求項1に記載の照明器具。
【請求項4】
前記照明器具は、ダウンライトである、請求項1に記載の照明器具。
【請求項5】
前記LEDエンジンの前記複数のLEDは、裏張り材料上に取り付けられており、前記裏張り材料は、前記導波管の周のまわりに延びている環状リングとして形状決めされている、請求項1に記載の照明器具。
【請求項6】
前記ハウジングの前記第1の端部分は、前記ハウジングの内側面と一致する熱伝導金属で作られているヒートシンクを含む、請求項1に記載の照明器具。
【請求項7】
前記照明器具は、前記キャビティが前記第2の端部分と前記二次的素子の間にある状態で位置決めされた第1および第2のドライバボードと、
前記第1および第2のドライバボードと、前記二次的素子との間に介在されたドライバボードホルダと、を含み、前記二次的素子は、前記ドライバボードホルダの前面に当たって載っており、
前記二次的素子と前記導波管の間に介在された二次的素子ホルダをさらに含む、請求項1に記載の照明器具。
【請求項8】
前記ドライバボードホルダの前記前面は、棚部を構成しており、前記棚部は、前記第1のドライバボードが着座される凹部面を構成している、請求項7に記載の照明器具。
【請求項9】
前記第1のドライバボードは、短距離無線周波数(RF)信号を受信するように構成されているアンテナを含む、請求項8に記載の照明器具。
【請求項10】
前記ドライバボードホルダは、前記ハウジングの第2の端に向かう方向に突出する1つまたはそれ以上の脚部を含み、前記1つまたはそれ以上の脚部は、前記第2のドライバボードに係合する、請求項9に記載の照明器具。
【請求項11】
前記ハウジングの前記第2の端部分に取り付けられているエンドキャップをさらに含み、前記エンドキャップは、前記第2のドライバボードに係合する位置決め特徴を含む、請求項10に記載の照明器具。
【請求項12】
前記二次的素子ホルダは、第1の端部分を含み、該第1の端部分は、前記ハウジングの内側面に沿って位置する保持特徴に係合する1つまたはそれ以上の保持フランジを含む、請求項7に記載の照明器具。
【請求項13】
前記二次的素子ホルダは、第2の端部分を含み、該第2の端部分は、前記第1の端部分の前方に位置決めされ、前記第2の端部分は、該第2の端部分よりも小さい開口部を構成する内向きに延びるフランジを含む、請求項12に記載の照明器具。
【請求項14】
前記二次的素子ホルダは、前記ドライバボードホルダの前面と前記内向きに延びるフランジの後面との間に着座されている、請求項13に記載の照明器具。
【外国語明細書】