(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024099063
(43)【公開日】2024-07-24
(54)【発明の名称】画像検査装置および画像検査方法
(51)【国際特許分類】
H01J 37/22 20060101AFI20240717BHJP
G03F 7/20 20060101ALN20240717BHJP
【FI】
H01J37/22 502Z
H01J37/22 502H
G03F7/20 521
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024080588
(22)【出願日】2024-05-17
(62)【分割の表示】P 2020115643の分割
【原出願日】2020-07-03
(71)【出願人】
【識別番号】591012668
【氏名又は名称】株式会社ホロン
(74)【代理人】
【識別番号】100089141
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 守弘
(72)【発明者】
【氏名】山田 恵三
(57)【要約】
【目的】本発明は、画像検査装置および画像検査方法に関し、設計データ等から生成した理想的な幾何学的特徴量をもとに、SEM装置等から取得した画像あるいはその幾何学的特徴量から元の復元画像を生成し、復元画像の測長を行い、複雑な形状を持つパターンを高精度、迅速、かつ損傷少なくした測定することを目的とする。
【構成】サンプルに形成するパターンの設計データから生成した画像と、設計データをもとにサンプル上に形成されたパターンの上に、電子線ビームを細く絞って照射しつつ走査し、放出された2次電子あるいは反射された反射電子を検出して生成したSEM画像とを対にして理想的な幾何学的特徴を深層学習する手段と、深層学習によって得られた理想的な幾何学的特徴量のみ有する画像を生成する復元手段とを備え、理想的な幾何学的特徴量をもとに、SEM画像から理想的な幾何学的特徴量のみ抽出して画像を生成するように構成する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子ビームをサンプルに照射して放出された2次電子あるいは反射された反射電子の画
像を利用する画像検査装置において、
サンプルに形成するパターンの設計データから生成した画像と、前記設計データをもとにサンプル上に形成されたパターンの上に、電子線ビームを細く絞って照射しつつ走査し、放出された2次電子あるいは反射された反射電子を検出して生成したSEM画像と、を対にして理想的な幾何学的特徴を深層学習する手段と、
前記深層学習によって得られた理想的な幾何学的特徴量のみ有する画像を生成する復元
手段と
を備え、
前記理想的な幾何学的特徴量をもとに、前記SEM画像から理想的な幾何学的特徴量の
み抽出して画像を生成することを特徴とする画像検査装置。
【請求項2】
前記サンプルに形成するパターンの設計データをもとに、GANを用いて生成した前記画像としたことを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。
【請求項3】
請求項1あるいは請求項2で得られた前記画像を利用して検査装置のスループットを向上させたことを特徴とした画像検査装置。
【請求項4】
前記抽出して生成した画像をもとに、測長に利用するプロファイルを出力するように学習させたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像検査装置。
【請求項5】
前記学習に用いる画像の対の大きさを規格化することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像検査装置。
【請求項6】
電子ビームをサンプルに照射して放出された2次電子あるいは反射された反射電子の画
像を利用する画像検査方法において、
サンプルに形成するパターンの設計データから生成した<削除前:疑似SEM>画像と、前記設計データをもとにサンプル上に形成されたパターンの上に、電子線ビームを細く絞って照射しつつ走査し、放出された2次電子あるいは反射された反射電子を検出して生成したSEM画像と、を対にして理想的な幾何学的特徴を深層学習する手段と、
前記深層学習によって得られた理想的な幾何学的特徴量のみ有する画像を生成する復元
手段と
を有し、
前記理想的な幾何学的特徴量をもとに、前記SEM画像から理想的な幾何学的特徴量の
み抽出して画像を生成することを特徴とする画像検査方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子ビームをサンプルに照射して放出された2次電子あるいは反射電子等の画像をもとに測長する画像検査装置および画像検査方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスは微細加工技術が進み,、最近ではEUV露光技術を使用して10nmを切る小さなフィーチャーサイズがシリコンウエハー上に形成されるようになっている。これらの半導体微細加工は主にリソグラフィー技術を用いて行われる。リソグラフィーは感光性レジストをウエハー上に塗布し,フォトマスクに設けられた微細パターンをDUV光あるいはEUV光を用いてウエハー表面に転写することによって実現される。微細加工限界は大凡利用する波長によって決定されるためDUV光(193nm)からEUV光(13,5nm)へと短波長化が進んでいる。
【0003】
露光された感光性レジストは現像、洗浄、アニーリングを経ることで固定したパターンとなってウエハー上に残る。例えばフォトマスク上に直線からなるL&Sパターンが存在すれば、ウエハー上には直線からなるL&Sパターンが形成される。さらにエッチングを施せば下地の材料からなる配線やゲートあるいはホールなどが形成できる。
以上のように半導体デバイスは半導体回路の設計データからシリコンに次々と転写されていくプロセスを経て製造される。
【0004】
一方、半導体業界ではEUVなどの短波長を用いた半導体露光装置の開発が遅れたため、露光波長を超えた微細加工を行うためにOPC(光学的近接補正)という技術が導入されている。プロセスによってもたらされる形状変化を予めパターンに折り込む事で狙った形状がウエハー上に形成される様にする技術である。この技術の導入により、従来単純であったフォトマスク上のパターンが非常に複雑になった。例えば本来一定であるはずのL&Sの線幅が数十nmの局所的範囲において太くなったり細くなったり変化する様になっている。フォトマスクの出来上がり寸法を保証するCD測定ではこれら狭い範囲の距離を正確に測る事が求められている。
【0005】
一方、レジストは主に高分子からできており分子量1000を超える。そのため、ウエハー上に形成されたレジストパターンは分子サイズあるいは分子形状を反映するため、ウエハー上に形成されるパターンサイズが分子サイズと比較して十分大きい場合には直線状に転写して見えるが、転写するパターンサイズが分子量に匹敵するほどに小さくなるとパターンエッジに分子の形状が反映し純粋な直線ではなく凹凸成分の影響が現れてくる(エッジラフネス)。レジストエッジの凹凸の大きさは数nmにも及ぶためサブnm精度のCD測定やnmオーダーの欠陥検出感度を必要とするパターン検査を行うためには大きな障害となる。
【0006】
さらに電子ビームにはショットノイズと呼ばれるノイズが本質的に存在している。このノイズは1ピクセルあたりの電子個数が少ない場合に胡麻塩状に現れるノイズである。そのため、十分な電子ビーム照射ができない場合には、材料の局所形状のバラツキとは別に画像にはショットノイズに起因したザラザラ画像が現れる。これらも局所的なCD測定に対しては大きな障害であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のCD測定において、パターンエッジに凹凸な成分を含む場合においても、電子ビームスポットサイズ及び走査範囲に対して十分に広い直線領域を持つパターンに対しては平均化処理を行うことで、0.1nmオーダーの高い再現精度でCD測定が可能であった。
【0008】
しかしながら最先端デバイス製造で利用されるフォトマスクやウエハー上に形成されたパターンは複雑な形状を持つため、線幅が一定とみなせる測定領域の幅が10nm以下しか無い場合が存在し平均化処理が十分に出来るほどの多くの測定点を取れない。その結果、電子ビーム着地点が少しでもずれると異なった長さを測定してしまい、高い精度で寸法を測定することは困難という課題があった。
【0009】
また、nmオーダーで凹凸なパターンエッジを持つパターンを測定あるいは検査するためには高分解能で電子ビームを走査する必要があり、検査時間が長く必要と言う課題もあった。
【0010】
また、画像には走査電子ビームに起因するショットノイズが本質的に存在するため、ノイズを小さくするためには電流を増加させる必要があり、サンプルを痛めたり、画像取得時間が長くなったり、分解能が劣化する恐れが有るという課題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、上述した課題を解決するために、設計データ等から生成した理想的な幾何学的特徴量をもとに、SEM装置等から取得した画像あるいはその幾何学的特徴量から元の復元画像を生成し、該復元画像の測長を行い、複雑な形状を持つパターンを高精度、迅速、かつ損傷少なくした測定を実現した。
【0012】
そのため、本発明は、電子ビームをサンプルに照射して放出された2次電子あるいは反射電子等の画像をもとに測長する画像検査装置において、サンプルに形成するパターンの設計データと、設計データをもとにサンプル上に形成されたパターンの上に、電子線ビームを細く絞って照射しつつ走査し、放出された2次電子あるいは反射電子等を検出して生成した画像と、設計データから生成した理想的な幾何学的特徴量をもとに、画像から生成した幾何学的特徴量から復元した復元画像を生成する復元手段とを備え、理想的な幾何学的特徴量をもとに、画像から復元画像を生成するようにしている。
【0013】
この際、設計データは、サンプルに形成するパターンのCADデータであるようにしている。
【0014】
また、幾何学的特徴量は、測定対象のパターンの種類毎の幾何学的特徴量であるようにしている。
【0015】
また、パターンの種類は、パターンがL&S.ホール、ドットのいずれかであるようにしている。
【0016】
また、設計データから生成した理想的な幾何学的特徴量は、設計データをもとに生成した理想的な幾何学的特徴量、あるいは設計データとノイズをもとに生成した疑似的な理想的な幾何学的特徴量であるようにしている。
【0017】
また、疑似的な理想的な幾何学的特徴量と、理想的な幾何学的特徴量との類似度が所定閾値以下となるように疑似的な理想的な幾何学的特徴量を演算、あるいは異なるノイズをもとに演算した複数の疑似的な理想的な幾何学的特徴量を平均して算出したものが所定閾値以下であるようにしている。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、設計データ等から生成した理想的な幾何学的特徴量をもとに、SEM装置等から取得した画像から元の復元画像を生成し、該復元画像の測長を行い、サンプル上の複雑な形状を持つパターンを高精度、迅速、かつ損傷少なくした測定を可能にした。パターン検査の高速化も実現できる。
【実施例0019】
【0020】
図1において、SEM画像1は、走査型電子顕微鏡(SEM)から取得したサンプル上に形成されたパターンの2次電子画像である。
【0021】
CADデータ2は、設計データの1つであって、サンプル(例えばマスク、ウェハー)の上に形成するパターンの公知のデータである(GDSIIやOASISなどがある)。このCADデータ2をもとにパターンの理想的な幾何学的特徴量を生成するためのものである(
図2から
図7等を用いて後述する)。
【0022】
疑似データ生成部3は、CADデータ2に代えて、疑似的な理想的な幾何学的特徴量を生成するものであって、例えば公知のGAN技術(敵対的生成ネットワーク、CGAN,pix2pix,cycleGAN,SAGAN,bigGAN,self-supervised GAN等)を用いて疑似的な理想的な幾何学的特徴量を生成するものである(後述する)。
【0023】
学習部4は、CADデータ2あるいは疑似データ生成部3からのデータと、SEM画像1とを対応づけた学習データ(例えば
図4参照)を作成し、学習データ5として登録するものである。登録は、パターンの種別に対応づけてSEM画像と、CADデータ2から生成した画像あるいは疑似データ生成部3が生成した画像とを登録する(後述する)。
【0024】
学習データ5は、パターンの種別毎にSEM画像と、CADデータ2から生成した画像あるいは疑似データ作成部3が生成した画像とを対応づけて登録したものである(
図4、
図5など参照)。
【0025】
推定部6は、入力されたSEM画像をもとに、学習データ5を参照して、ノイズ、振動、ぼけ、信号不足によるノイズ等の無いあるいは低減された復元画像8、復元プロファイル9を復元するものである(後述する)。この一連の画像変換にも前述のGAN技術が用いられる。
【0026】
統計処理部7は、推定部6で復元された復元画像8、復元プロファイル9を統計処理(例えば平均化処理)してばらつきなどを低減するものである。この平均化処理によりCD測定等測定再現性を向上することができる。
【0027】
復元画像8、復元プロファイル9は、SEM画像中のパターンについて、学習データ5をもとに、ノイズ、振動、ぼけ、信号不足によるノイズ等の無いあるいは低減された復元画像8、復元プロファイル9に復元されたものである。これら復元された復元画像8、復元プロファイル9をもとに、パターン(L&S,ホール、ドットなど)の寸法を精密測長し、設計データと比較し、合格、不合格(許容範囲外)などの判定を行う。
【0028】
【0029】
(1) CADデータ2をもとに、マスクやウェハー上に形成するパターンの種別(L&S,ホール、ドットなど)に対応つけ理想的な幾何学的特徴量を持つ画像(ノイズ、振動、ぼけ、信号不足によるノイズ等の無いあるいは低減された画像、例えばGDSII画像、
図4参照)を生成し、次に、同一のパターンを形成したマスクあるいはウェハーからSEM画像を取得し、両者を対応づけて学習データ4として登録する(
図4、
図5参照)。同様に、疑似データ生成部3がGAN技術などを利用して疑似的な理想的な幾何学的特徴量をもつ画像を生成し、SEM画像と対応づけて学習データ5として登録する(
図13から
図18を用いて後述する)。
【0030】
以上の登録処理を予め実施して学習データ5を蓄積する。
【0031】
(2)次に、CD測定の対象のパターンのSEM画像を走査型電子顕微鏡などから取得する。
【0032】
(3)推定部6は、(2)で取得したSEM画像について、パターンの種別毎に、学習データ5を参照して該当する種別の理想的な幾何学的特徴量を持つ画像(あるいは理想的な幾何学的特徴量)をもとに、ノイズ、振動、ぼけ、信号不足によるノイズ等の無いあるいは低減された画像(復元画像)に復元する。そして、復元画像8あるいは復元プロファイル9として出力する。深層学習によって得られる画像には揺らぎが存在するので、同一条件で画像を複数回作成しその画像を統計処理して揺らぎが所望の値以下になる様にして用いる。出力された復元画像8、復元プロファイル9をもとに、パターンの種別毎に精密測長し、設計データと比較し、合格、不合格(所定許容範囲外)かなどの判定を行う。
【0033】
以下順次詳細に説明する。
【0034】
図2は、本発明の学習データの登録フローチャート(その1)を示す。
【0035】
図2において、S1は、学習用画像ファイルを取得する。これは、既述した
図1のCADデータ2などの設計データを取得する。
【0036】
S2は、GDSIIからBMP等へ変換する。これは、S1で取得した設計データ(CADデータ1)の1種である例えばGDSII(ベクトルデータ)から、画像表示するためのBMP形式のデータに変換する。
【0037】
S3は、SEM画像を取得する。これは、S2で取得したパターンを形成したマスク、ウェハーから走査型電子顕微鏡を用いてそのSEM画像を取得する。
【0038】
S4は、線画像を生成する。これは、S3で取得したSEM画像1の輪郭線を抽出して線画像を生成する(この画像変換に深層学習をを用いたGAN技術を用いることができる)。
【0039】
S5は、パターン種類を特定する。S4で生成した線画像(輪郭線の画像)からパターンの種類(L&S,ホール、ドットのいずれの種類)かを特定する。
【0040】
S6は、特定した種類に応じてSEM画像および線画像を登録する。例えば後述する
図4、
図5に示すように、パターンの種類(L&S.ホール、ドットの種類)毎に、更に材料1、2、N毎に対応づけてSEM画像と、S2で変換した画像(GDSII画像)とを1対1に対応づけて登録、例えば
図4、
図5に示すように登録する。
【0041】
以上によって、CADデータ2から生成した画像(例えばGDSII画像)と、SEM画像とを種別(L&S,ホール、ドット)毎、更に材料毎に対応づけて
図4、
図5に示すように登録し、学習データ5を生成することが可能となる。
【0042】
図3は、本発明の学習データの登録フローチャート(その2)を示す。これは、新しいパターンが発見された場合に、新たに学習を行う場合のフローチャートである。例えばOPCはサブフィーチャーとも呼ばれる。正方形のパターンをウエハー上に正確に作るためには、プロセスの途中で角が丸まらない様に正方形の4角の形状を変形する必要がある。例えば4角に小さな4角形を付けたりする。これらサブフィーチャーの形や大きさは用いられるプロセスの種類によって変化する。そこで、新たにプロセスが変化した場合にはその変化に対応して新しい形状のパターンを学習し、学習データ5として追加登録する。
【0043】
図3において、S11は、学習タイミングか判別する。これは、上述したように、例えば新しいOPCの追加、変更されたか判別し、YESの場合には学習タイミングと判定し、S12以降を実行する。S11のNOの場合には、終了する。
【0044】
S12は、パターン毎に記憶された学習データを用いてパターン毎に学習し学習データ(
図2で既述したSEM画像と、GDS2画像とを種別毎、材料毎に対応づけた学習データ)を生成する。
【0045】
S13は、パターン毎に学習データを登録する。これにより、
図4、
図5に新規の修正、追加等されたパターン(例えばOPC)のSEM画像とGDSII画像とがパターン毎、材料毎に追加登録されることとなる。
【0046】
S14は、終了か判別する。YESの場合には、終了する。NOの場合には、S11以降を繰り返す。
【0047】
以上によって、OPCなどの追加、変更などがあった場合には、新たなSEM画像とGDSII画像とがパターン毎、材料毎に
図4、
図5の学習データ5に、追加登録されることとなる。
【0048】
図4は、本発明の学習データ(画像ファイル)例を示す。
【0049】
図4において、SEM画像は、走査型電子顕微鏡などで取得した該当パターン毎、材料毎に取得したSEM画像である、
GDSII画像は、CADデータ2などから生成した画像(理想的な幾何学的特徴量を持つ画像)であって、パターン毎、材料毎に生成した画像である、
パターンは、マスクやウェハー上に形成するパターンであって、ここでは、L&S,ホール、ドットの3種類としている。更に、他の種類(例えばOPC)を増やしてもよい。
【0050】
材料1、2、Nは、マスク、ウェハー上に形成する材料の種別であって、ここでは、材料1、2、NのN種類を想定している。
【0051】
パターン材料別画像は、パターン毎、材料毎のそれぞれの画像である。
【0052】
ここで、学習データ(画像ファイル)は、SEM画像と、該SEM画像に現れるパターンの元になったGDSIIファイルから生成した画像の対の画像からなっている。これらの画像(画像ファイル)に階層をそれぞれ設け、ここでは、例えばパターンの種類別に分けることで1つ下の階層が出来る。更に材料別に分けて更に1つ下の階層ができる。更に、OPCの種類で更に1つ下の階層にしてもよい。
【0053】
図5は、本発明の学習データ(画像ファイル)の模式例を示す。
【0054】
図5において、(a)は、L&S(ライン&スペース)のGDSII画像と、SEM画像を模式的に表したものである。GDSII画像は、設計データから生成したドットイメージの線画像である。SEM画像は、走査型電子顕微鏡などで同じパターンについて2次電子画像を取得したものであるので、濃淡画像となっている。
【0055】
同様に、
図5の(b)はHole(穴)、
図5の(c)はDotも、図示のようにそれぞれ模式的に表示される。
【0056】
以上のように、右側のSEM画像のパターンの元になった設計データである、GDSIIファイルの内容をBMP画像に変換したものが、左側のGDSII画像のように模式的に表現でき、2つの画像のペアを学習データ5として登録する。
【0057】
図6は、本発明の学習データの登録フローチャート(その3)を示す。
図6は、SEM画像と疑似SEM画像のサイズ校正のフローチャートを示す。
【0058】
図6において、S21は、SEM画像を取得する。これは、走査型電子顕微鏡などから2次電子画像であるSEM画像を取得する。
【0059】
S22は、疑似SEM画像を取得する。これは、
図1のCADデータ2から生成した疑似SEM画像を取得する。
【0060】
S23は、同じ形状を見つける。
【0061】
S24は、疑似SEM画像を規格化する。これら23、S24は、規格化対象の疑似SEM画像について、パターンの種別(L&S、ホール、ドットの種別)毎に、同じ形状のパターンであって、対応するパターンの形状をそれぞれ見つけ、見つけた同じ種別の同じ形状のものについて、SEM画像と疑似SEM画像の長さ、幅、面積などが一致するように規格化する。
【0062】
以上によって、同じパターンの形状について、SEM画像に対して、CADデータ2から生成した疑似SEM画像を規格化して一致させることにより、両者の間の誤差を無くし、ないし最小限に低減し、復元画像8の寸法精度を向上させることが可能となる。
【0063】
図7は、本発明の学習データの登録フローチャート(その4)を示す。
図7は、SEM画像と線画像とのサイズ校正のフローチャートを示す。
【0064】
図7において、S31は、SEM画像を取得する。これは、走査型電子顕微鏡などから2次電子画像であるSEM画像を取得する。
【0065】
S32は、線画像を取得する。これは、
図1のCADデータ2から生成した線画像を取得する。
【0066】
S33は、同じ形状を見つける。
【0067】
S34は、線画像を規格化する。これらS33、S34は、規格化対象の線画像について、パターンの種別(L&S、ホール、ドットの種別)毎に、同じ形状のパターンであって、対応するパターンの形状をそれぞれ見つけ、見つけた同じ種別の同じ形状のものについて、SEM画像と線画像の長さ、幅、面積などが一致するように規格化する。
【0068】
以上によって、同じパターンの形状について、SEM画像に対して、CADデータ2から生成した線画像を規格化して一致させることにより、両者の間の誤差を無くし、ないし最小限に低減し、復元画像8の寸法精度を向上させることが可能となる。
【0069】
図8は、本発明の学習データに基づく復元フローチャートを示す。
図8はCADデータ(GDSII画像ファイル)から擬似SEM画像を発生させ、この疑似SEM画像をもとにSEM画像について、ノイズなどのない復元画像を生成するフローチャートを示す。
【0070】
図8において、S41は、CADデータ(設計データ)を取得する。これは、既述した
図1のCADデータ2として、GDSII、OASISなどのデータを取得する。
【0071】
S42は、疑似SEM画像を生成する。これは、S41で取得した例えば後述する
図9(a)のCADデータをもとに、
図9の(b)の疑似SEM画像を生成する。疑似SEM画像は、
図9の(a)のCADデータについて、
・ラインの明るさ
・スペース部の明るさ
・各エッジの明るさ
・各エッジの幅
・コーナラウンディング
などという属性データをもとに、
図9の(b)に示すように、濃淡のある疑似SEM画像を生成する。
【0072】
S43は、幾何学的特徴量を抽出する。これは、S42で発生させた疑似SEM画像の幾何学的特徴量(パターン種別毎の幾何学的な形状や寸法などの特徴量)を抽出する。
【0073】
同様に、S44,S45で、走査型電子顕微鏡などから取得したSEM画像について、その幾何学的特徴量を抽出する。
【0074】
S46は、SEM画像の特徴量の中から疑似SEM画像に含まれる幾何学的特徴量を抽出する。例えば、後述する
図10の(a)のSEM画像の特徴量として、種別(L&S)のうちの測定対象のL(ライン)の幅(2本の太い短い縦線の示す幅)の部分を抽出する。
【0075】
S47は、上記抽出した特徴量からSEM画像を復元する。これは、S46で抽出した特徴量(
図10の(a)のラインの幅(2本の太い短い縦線の示す幅))の部分について、疑似SEM画像の対応する部分に設定(置き換え)、復元SEM画像を生成する。
【0076】
具体的に以下説明する。
(1)CADデータ、例えばGDSIIファイルはポリゴンを表現するデータなのでそれを用いてまず擬似SEM画像(
図9の(b)参照)を生成する。SEM画像はラインの明るさ、スペース部の明るさ、各エッジの明るさ、各エッジの幅、角の丸まり具合を示すコーナーラウンディング量などがパラメータとしてあるので、それらを指定することで擬似SEM画像を生成する。尚、この擬似SEM画像そのものを後述するGAN技術を使って直接に生成することも可能である。
【0077】
(2)生成した擬似SEM画像の持つ特徴量を抽出する。
【0078】
(3)次に、走査電子顕微鏡などで取得した対応するパターンを有するSEM画像を取得し、これの幾何学的特徴量を抽出する。
【0079】
(4)そして、SEM画像に含まれる幾何学的特徴量の中から、疑似SEM画像に含まれる幾何学的特徴量を抽出する。
【0080】
(5)(4)で抽出した特徴量を、疑似的SEM画像に設定(置き換え)て、ノイズなどの無い非常にクリアな復元画像を復元する。これは、実際のSEM画像のローカルなテクスチャーを理想SEM画像のテクスチャーで置き換える作業をしたことになる。これによりエッジ部分に凸凹のない理想SEM画像(復元画像)が得られる。
【0081】
(6)具体例を説明すれば、例えば
図10に示したように、元のSEM画像ではOPCが加えられていて複雑な曲線で表されていたもの(
図10の(a))を、
図10の(b)のような単純な直線に置き換えることができる。複雑な曲線では距離を正確に測定することは困難であるが、画像変換(復元)によって得られた単純図形は測定場所の幅が広くなるのと同時に元の画像の全体としての性質を持っているため、安定した線幅測定が容易に実現可能となる。
【0082】
(7)得られた画像に対して通常のCD測定手段を用いて評価することにより、距離などをノイズのない復元画像上で測長し、評価することが可能となる。
【0083】
図9は、本発明のCADデータからSEM画像への変換例の説明図を示す。
【0084】
図9の(a)は、CADデータ例を示し、白がライン、黒がスペースを表す。
【0085】
図9の(b)は、SEM画像(疑似SEM画像)例を示す。これは、
図9の(a)のCADデータをもとに、属性データである(ラインの明るさ、スペース部の明るさ、各エッジの明るさ、各エッジの幅、コーナーラウンドディング)を反映して生成した濃淡のある疑似SEM画像である。
【0086】
図10は、本発明の特徴量からSEM画像の復元説明図を示す。
【0087】
図10の(a)は、SEM画像(実画像)の例を示す。これは、OPCによりラインがくねってしまった、走査型電子顕微鏡で取得したSEM画像の例を模式的に示す。ここで、太く短い縦線の2本の幅がラインの幅として指定された測定点である。この
図10の(a)のようにOPCにより曲がってしまったラインの幅を直接測定することは極めて困難である。
【0088】
図10の(b)は、復元したSEM画像(復元画像)の例を模式的に示す。これは、
図10の(a)のSEM画像中のラインの曲がった部分を、
図10の(b)の直線状のライン(CADデータから生成した疑似SEM画像中の直線状のライン)に置き換え(復元)し、結果として、そのラインの測定点(太い短い2本の縦線の幅)を疑似SEM画像中のラインの該当部分に設定した復元画像を生成し、この復元画像上で測定することにより、ラインの曲がっていないまっすぐにした部分で高精度に測定することを可能にしたものである。
【0089】
図11は、本発明の特徴量からSEM画像の復元説明図(その2)を示す。
【0090】
図11の(a)は、ラフネスの例を示す。左側がSEM画像であって、走査型電子顕微鏡で取得したSEM画像である。右側の2つは、CADデータ2から生成した疑似SEM画像、線画(線画像)である。
【0091】
以下同様に、
図11の(b)はOPCの例を示し、
図11の(c)はノイズの例を示し、
図11の(d)は振動の例を示し、
図11の(e)はデフォーカスの例を示し、
図11の(f)は分解能の高解像度化の例を示す。
【0092】
図12は、本発明の学習データに基づく復元フローチャート(その2)を示す。
図12は、既述した
図8のS42の疑似SEM画像を、S52の線画像に変更したものである。線画像は、CADデータ(例えばGDSII)をもとに、BMP画像を生成しものであるので、他の説明は
図8を参照。
【0093】
図12において、S52の線画像は、CADデータ(例えばGDSII)をもとに、BMP画像を生成しものである。ここで、特にGDSIIファイルから輪郭抽出を行なった場合、GDS上で表されている幾何学形状にそった輪郭が抽出される。GDSファイルにはエッジラフネスは無いため、変換された画像にはエッジラフネスやショットノイズによるザラザラ感は存在しなくなる。つまり非常に高いSNRを持つ画像に変換される。そのため、容易にどの局所的な場所の長さや面積を正確に測定できる特徴がある。
【0094】
深層学習を行うためには大量のデータが必要であるが、そのデータをGAN技術を用いて作り出すことができる。
図13は、本発明のGAN技術を用いた学習データの生成説明図を示す。この
図13は、1つのGAN生成器に同じ初期条件を与えて複数の画像を生成したのち統計処理する例を示す。
【0095】
図13において、S61は、ノイズ+SEM画像を入力する。これは、1つのSEM画像と、これに対するノイズを発生画像数だけ順次生成して入力する。
【0096】
S62は、GAN生成器がS61で入力された1つのSEM画像と、順次、入力されたノイズをもとに、疑似的なSEM画像(本物のSEM画像と間違われるSEM画像)を順次生成(画像1、2、3、・・・Nとして生成)する。この場合には、入力画像であるSEM画像は同じものを使い、ノイズだけが異なる状態で画像1、2、3・・・Bを生成する。
【0097】
S63は、S62で生成された画像1、2、3、・・・Nを一時記憶装置に記憶する。
【0098】
S64は、統計処理を行う。これは、S63で一時記憶した画像1、2、3・・・Nについて、統計処理(例えば平均化処理)を施し、バラツキを低減し、1つの画像にする。例えば10枚の平均化処理を行なった場合、画像の揺らぎは元の画像の大凡3分の1にすることができる。実際のSEM画像とは異なり、GAN生成器での画像発生量はコンピュータの計算能力によるので必要な統計誤差に収まるまで幾らでもN数を増加させることができるので、事実上GAN生成器(技術)が発生する画像の揺らぎを大幅に削減できる。
【0099】
以上のように、1つのSEM画像と、複数のノイズとをもとに複数の疑似的なSEM画像(本物のSEM画像と間違える程度の類似度を有する疑似的なSEM画像)を生成し、更に、統計処理(例えば平均化処理)してGAN生成器によるばらつき(揺らぎ)を低減してより本物のSEM画像に対する疑似的なSEM画像を生成することが可能となった。そして、この生成した疑似的なSEM画像を、
図1の学習部4に入力して学習データ(SEM画像と、GAN技術により生成した疑似的なSEM画像との対からなる学習データ5)を自動生成することが可能となる。
【0100】
図14は、本発明のGAN技術を用いた学習データの生成説明図(その2)を示す。この
図14は、複数のGAN生成器に同じ初期条件を与えて複数の画像を生成したのち統計処理する例を示す。
【0101】
図14において、S71は、ノイズ+SEM画像を入力する。これは、1つのSEM画像と、これに対するノイズを発生画像数だけ順次生成し、GAN生成器1、2、3、・・・Nにそれぞれ出力する。
【0102】
S72は、GAN生成器1、2、3、・・・Nがそれぞれ入力されたSEM画像と、異なるノイズ1、2、3・・・Nをもとに、それぞれ疑似的なSEM画像、画像1、2、3・・・Nを出力する。疑似的なSEM画像は、本物のSEM画像と区別が使い程度に類似したSEM画像である。
【0103】
S73は、統計処理を行う。
【0104】
S74は、画像出力する。これらS73,S74は、S72で出力された画像1、2、3・・・Nについて、統計処理(例えば平均化処理)を施し、バラツキを低減し、1つの画像(復元画像)にして出力する。例えば10枚の平均化処理を行なった場合、画像の揺らぎは元の画像の大凡3分の1にすることができる。実際のSEM画像とは異なり、GAN生成器での画像発生量はコンピュータの計算能力によるので必要な統計誤差に収まるまで幾らでもN数を増加させることができるので、事実上GAN生成器(技術)が発生する画像の揺らぎを大幅に削減できる。
【0105】
以上のように、1つのSEM画像と、複数のノイズとをもとに複数のGAN生成器を用いて並列して複数の疑似的なSEM画像(本物のSEM画像と間違える程度の類似度を有する疑似的なSEM画像)を生成し、更に、統計処理(例えば平均化処理)してGAN生成器によるばらつき(揺らぎ)を低減してより本物のSEM画像に対する疑似的なSEM画像を生成することが可能となった。そして、この生成した疑似的なSEM画像を、
図1の学習部4に入力して学習データ(SEM画像と、GAN技術により生成した疑似的なSEM画像との対からなる学習データ5)を自動生成することが可能となる。
図1にある様に本実施例で示された様な統計処理は推定された画像に対して行うことも有効である。最終的に得られる出力画像の確度を高めることができ、CD測定などにおける測定再現性向上に役たつ。
【0106】
図15は、本発明のGAN技術を用いた学習データの生成説明図(その3)を示す。この
図15は、低分解能SEM画像と、高分解能SEM画像とを準備してGAN生成器により、本物の高分解能SEM画像と間違われる程度に類似する疑似的(理想的)な高分解能SEM画像を生成し、これら低分解能SEM画像とその疑似的(理想的)な高分解能SEM画像とを対にして学習データ5(
図4参照)に登録する説明図を示す。
【0107】
図15において、S81は、低分解能SEM画像を入力する。
【0108】
S82は、高分解能SEM画像を入力する。これらS91。S92は、低分解能SEM画像と、教師データ(理想的なデータ)である高分解能SEM画像とをGAN生成器に入力する。
【0109】
S83は、GAN生成器が疑似的(理想的)な高分解能SEM画像を生成して出力する。これは、GAN生成器が、S81で入力された低分解能SEM画像について、S82で入力された高分解能SEM画像を教師(理想的)な高分解能SEM画像として、疑似的な高分解能SEM画像(本物の高分解能SEM画像と間違える程度の類似度を有する疑似的な高分解能SEM画像)を生成する。
【0110】
S84は、疑似的な高分解能SEM画像を出力する。
【0111】
以上によって、低分解能SEM画像を入力し、その高分解能SEM画像を教師(理想的な高分解能SEM画像)としてGAN技術による疑似的な高分解能SEM画像を出力することが可能となる。そして、学習データ5(
図4)として、低分解能SEM画像と、疑似的な高分解能SEM画像とを対に登録することにより、既述したように、入力された低分解能SEM画像から高分解能SEM画像を復元画像して生成すること(超解像という)が可能となる。
【0112】
図16は、本発明のGAN技術を用いた学習データの生成説明図(その4)を示す。この
図16は、低分解能SEM画像と、GDSIIあるいは高分解能の疑似SEM画像とを準備してGAN生成器により、本物の高分解能SEM画像と間違われる程度に類似した疑似的な高分解能SEM画像を生成し、低分解能SEM画像とその疑似的な高分解能SEM画像とを対にして学習データ5(
図4参照)に登録する説明図を示す
。
【0113】
図16において、S91は、低分解能SEM画像を入力する。
【0114】
S92は、GDSII、あるいは高分解能な疑似SEM画像を入力する。これらS91。S92は、低分解能SEM画像と、教師データ(理想的なデータ)として、GDS2ファイル、あるいは高分解能な疑似的なSEM画像とをGAN生成器に入力する。
【0115】
S93は、GAN生成器が疑似的な高分解能SEM画像を生成して出力する。これは、GAN生成器が、S91で入力された低分解能SEM画像について、S92で入力されたGDSIIファイルあるいは高分解能の疑似的なSEM画像を教師(理想的)な高分解能SEM画像として、疑似的な高分解能SEM画像(本物の高分解能SEM画像と間違える程度の類似度を有する疑似的な高分解能SEM画像)を生成する。
【0116】
S94は、疑似的な高分解能SEM画像を出力する。
【0117】
以上によって、低分解能SEM画像を入力し、そのGDSIIファイルあるいは高分解能な疑似的なSEM画像を教師(理想的な高分解能SEM画像)としてGAN技術による疑似的な高分解能SEM画像を出力することが可能となる。そして、学習データ(
図4)として、低分解能SEM画像と、疑似的な高分解能SEM画像とを対に登録することにより、既述したように、入力された低分解能SEM画像から高分解能SEM画像を復元画像して生成すること(超解像という)が可能となる。
【0118】
【0119】
図17の(a)は元画像例を示す。これは、低分解能のSEM画像の例を示す。
【0120】
図17の(b)はGAN技術による超解像例を示す。この超解像は、
図17の(a)の低分解能のSEM画像を、高分解能の
図17の(b)の画像に復元した例である。この技術によりスポットサイズの大きな電子ビームによる検査が実現可能となり、パターン検査の高速化ができる。
【0121】
図18は、本発明のGAN技術における欠陥学習例を示す。これは、SEM画像に現れる欠陥(図中の、出っ張り、引っ込み、ブリッジ、カット、ピンホール、残差など)を有するSEM画像の模式例と、その教師画像(理想的なSEM画像)の模式例との対を示したものである。これら画像の学習によりパターン検査装置はボケた画像からはっきりした画像を抽出可能となるため、パターン検査の精密化、高速化が実現できる。
以上実施例として述べた種々の画像変換は1つだけ行っても良いし、必要な画像変換をシリーズに行っても良い。
【0122】
図18の(a)は、「出っ張り」がある場合のSEM画像の模式例と、その教師画像(理想的なSEM画像)の模式例との対を示す。
【0123】
図18の(b)は、「引っ込み」がある場合のSEM画像の模式例と、その教師画像(理想的なSEM画像)の模式例との対を示す。
【0124】
図18の(c)は、「ブリッジ」がある場合のSEM画像の模式例と、その教師画像(理想的なSEM画像)の模式例との対を示す。
【0125】
図18の(d)は、「カット」がある場合のSEM画像の模式例と、その教師画像(理想的なSEM画像)の模式例との対を示す。
【0126】
図18の(e)は、「ピンホール」がある場合のSEM画像の模式例と、その教師画像(理想的なSEM画像)の模式例との対を示す。
【0127】
図18の(f)は、「残差」がある場合のSEM画像の模式例と、その教師画像(理想的なSEM画像)の模式例との対を示す。