(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024099324
(43)【公開日】2024-07-25
(54)【発明の名称】エネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置
(51)【国際特許分類】
H01M 50/244 20210101AFI20240718BHJP
H01M 10/6563 20140101ALI20240718BHJP
H01M 50/289 20210101ALI20240718BHJP
H01M 50/256 20210101ALI20240718BHJP
H01M 10/613 20140101ALI20240718BHJP
H01M 50/204 20210101ALI20240718BHJP
【FI】
H01M50/244 A
H01M10/6563
H01M50/289 101
H01M50/256 101
H01M10/613
H01M50/204 401H
H01M50/204 401D
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023003181
(22)【出願日】2023-01-12
(71)【出願人】
【識別番号】523009517
【氏名又は名称】北京眼聯設備技術服務有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Union Ophthalmic Device Technology Service Co. Ltd
【住所又は居所原語表記】Room 424, Unit 1, Floor 4, Building 1, No. 3, Rongjing East Street, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing,China
(74)【代理人】
【識別番号】100194526
【弁理士】
【氏名又は名称】叶野 徹
(72)【発明者】
【氏名】常斌
【テーマコード(参考)】
5H031
5H040
【Fターム(参考)】
5H031AA09
5H031KK08
5H040AA07
5H040AA28
5H040AS01
5H040AT01
5H040AY05
5H040AY10
5H040AY14
5H040CC13
5H040CC17
5H040CC23
5H040CC33
5H040DD26
5H040JJ03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】電池の放熱効果を確保し、電池膨れを監視するなどの利点を有するエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置を提供する。
【解決手段】Aケース1を備え、Aケースの頂部にハンドルが固定して取り付けられ、Aケースの底部に順次にBケース3、Cケース4、Dケース5及びEケース6が設けられ、前記ケース及びハンドルはいずれも取り外し可能に取り付けられる。両側のファンが回転することによって、載置ボックスの内部に風を吹き、右側のファンが左側に風を吹き、気流が固定板の上半分から左に流れ、電池間の隙間を通り、貫通孔を通って固定板の下部に流れ、右側のファンに合わせて左に風を吹き、気流が電池間の隙間を通って右に流れ、ガイド孔を通ってボトムケースの内部に入り、ストライプ溝を通ってボトムケースから排出し、これにより、固定板の仕切り作用とガイド作用下で、載置ボックスの内部に環状の気流を形成し、電池の放熱効果を確保する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Aケース(1)を含むエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置であって、前記Aケース(1)の頂部にハンドル(2)が固定して取り付けられ、前記Aケース(1)の底部に順次にBケース(3)、Cケース(4)、Dケース(5)及びEケース(6)が設けられ、前記Aケース(1)、ハンドル(2)、Bケース(3)、Cケース(4)、Dケース(5)及びEケース(6)はいずれも取り外し可能に取り付けられる、ことを特徴とするエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置。
【請求項2】
前記Dケース(5)は載置ボックス(51)を含み、前記載置ボックス(51)の頂部にトップケース(52)が固定して取り付けられ、前記載置ボックス(51)の底部にボトムケース(53)が固定して取り付けられ、前記載置ボックス(51)の内部に安定部材(54)が設けられ、前記安定部材(54)の内部に電池(55)がアレイの形で設けられ、前記載置ボックス(51)の左右両側にいずれも放熱部材(56)が固定して取り付けられ、前記トップケース(52)はCケース(4)の底部に固定して取り付けられ、前記ボトムケース(53)はEケース(6)の頂部に固定して取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載のエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置。
【請求項3】
前記載置ボックス(51)の底部の内壁に底受け(511)が一体成形され、前記載置ボックス(51)の左右両側にいずれも送風口(512)が穿設され、前記載置ボックス(51)の左右側壁にいずれもウェッジ(513)が固定して取り付けられ、前記ウェッジ(513)の頂部はいずれも傾斜面であり、2つの前記ウェッジ(513)は上下方向に互いにずれており、前記ボトムケース(53)の前後側にいずれもストライプ溝(531)がアレイの形で設置される、ことを特徴とする請求項2に記載のエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置。
【請求項4】
前記安定部材(54)は固定板(541)を含み、前記固定板(541)の中部は水平状を呈し、前記固定板(541)の左側が上向きに傾斜し、前記固定板(541)の右側が下向きに傾斜し、前記固定板(541)の左右両側はそれぞれ2つのウェッジ(513)の頂部に当接され、前記固定板(541)の中部に複数の円穴(542)がアレイの形で設置され、前記電池(55)は円穴(542)内に挿接され、前記固定板(541)の上下側には円穴(542)の開口に開口部(543)が設けられ、前記固定板(541)の左側の傾斜面に貫通孔(544)が設置され、前記固定板(541)の真下に底受け(511)に当接されるパレット(545)が設けられ、前記パレット(545)の右側にガイド孔(546)が設置され、前記固定板(541)の上方に電池(55)の頂部に当接される押え板(547)が設けられ、前記固定板(541)の左右両側と載置ボックス(51)の左右側壁との間にいずれも支持部材(548)が設けられる、ことを特徴とする請求項2に記載のエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置。
【請求項5】
前記固定板(541)の表面には円穴(542)の内壁に取付溝(5421)がアレイの形で設置され、前記取付溝(5421)の内部にスライドバー(5422)が摺動して接続され、前記スライドバー(5422)の一端に円弧板(5423)が固定して取り付けられ、前記円弧板(5423)は電池(55)の表面に当接され、前記円弧板(5423)のスライドバー(5422)から離れる一側にゴム突起(5424)がアレイの形で設けられ、前記スライドバー(5422)の表面に第2バネ(5425)が套設され、前記第2バネ(5425)の両端はそれぞれスライドバー(5422)の表面と取付溝(5421)の内壁に固定して取り付けられ、前記スライドバー(5422)の他端に接触子(5426)が固定して取り付けられ、前記取付溝(5421)の溝底に接触片(5427)が設けられ、前記接触子(5426)は接触片(5427)に電気的に接続され、前記Dケース(5)の内部にアラームが設けられ、前記接触子(5426)、接触片(5427)及び該アラームは直列接続される、ことを特徴とする請求項4に記載のエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置。
【請求項6】
前記支持部材(548)は載置ボックス(51)の側壁に固定して取り付けられるスリーブ(5481)を含み、前記スリーブ(5481)の端面に第1バネ(5482)が固定して取り付けられ、前記第1バネ(5482)の他端に挿通ロッド(5483)が固定して取り付けられ、前記挿通ロッド(5483)の第1バネ(5482)から離れる一端は傾斜状であり、前記挿通ロッド(5483)は固定板(541)の傾斜面に当接される、ことを特徴とする請求項4に記載のエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置。
【請求項7】
前記放熱部材(56)は載置ボックス(51)の左右両側に固定して取り付けられるファンカバー(562)を含み、前記ファンカバー(562)と載置ボックス(51)の側面との間にファン(561)が設けられ、前記ファンカバー(562)の表面に逃げ口(563)が穿設され、前記送風口(512)は載置ボックス(51)とファンカバー(562)を連通する、ことを特徴とする請求項2に記載のエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はエネルギー貯蔵電源技術分野に関し、具体的にエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エネルギー貯蔵電池である蓄電池は、エネルギー貯蔵電池の内部に複数の電池が設けられ、機器に給電し、エネルギー貯蔵電池の内部に固定組立部品が設けられ、その内部の電池を固定して仕切りし、エネルギー貯蔵電池の外部に放熱部材が設けられ、電池からの熱を容易に排出する。
【0003】
外部の放熱部材を介して電池を放熱する場合、ファンによる風はエネルギー貯蔵電池の内部で対流を形成しやすく、気流がケースの内部で留まる時間が長くなり、電池の放熱効果が低下し、しかも、電池は使用時間が長くなると、電池が膨れしやすくなり、時間内に発見して修理しないと、安全上の危険が発生しやすい。
【0004】
エネルギー貯蔵電池の内部に固定組立部品を設置することによって、固定組立部品が電池を固定して仕切りすると同時に、衝突に抵抗して電池の揺れを抑制し、放熱部材から発生する気流をガイドし、気流を一方向に流れることができ、電池への放熱効果を確保するとともに、電池膨れを監視することができ、これにより、エネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置を提案する。
【発明の概要】
【解決しようとする課題】
【0005】
従来の技術の不足に対して、本発明は、電池の放熱効果を確保し、電池膨れを監視するなどの利点を有するエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置を提供し、電池の放熱効果が悪く且つ膨れが発見されにくいという問題を解決した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の電池の放熱効果を確保し、電池膨れを監視する目的を達成するために、本発明は、以下の技術的解決手段を提供し、エネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置であって、Aケースを含み、前記Aケースの頂部にハンドルが固定して取り付けられ、前記Aケースの底部に順次にBケース、Cケース、Dケース及びEケースが設けられ、前記Aケース、ハンドル、Bケース、Cケース、Dケース及びEケースは取り外し可能に取り付けられる。
【0007】
好ましくは、前記Dケースは載置ボックスを含み、前記載置ボックスの頂部にトップケースが固定して取り付けられ、前記載置ボックスの底部にボトムケースが固定して取り付けられ、前記載置ボックスの内部に安定部材が設けられ、前記安定部材の内部に電池がアレイの形で設けられ、前記載置ボックスの左右の両側にいずれも放熱部材が固定して取り付けられ、前記トップケースはCケースの底部に固定して取り付けられ、前記ボトムケースはEケースの頂部に固定して取り付けられる。
【0008】
好ましくは、前記載置ボックスの底部の内壁に底受けが一体成形され、前記載置ボックスの左右の両側にいずれも送風口が穿設され、前記載置ボックスの左右側壁にいずれもウェッジが固定して取り付けられ、前記ウェッジの頂部はいずれも傾斜面であり、2つの前記ウェッジは上下方向に互いにずれており、前記ボトムケースの前後側にストライプ溝がアレイの形で設置される。
【0009】
好ましくは、前記安定部材は固定板を含み、前記固定板の中央部が水平状を呈し、前記固定板の左側が上向きに傾斜し、前記固定板の右側が下向きに傾斜し、前記固定板の左右両側がそれぞれ2つのウェッジの頂部に当接され、前記固定板の中央部に複数の円穴がアレイの形で設置され、前記電池が円穴内に挿接され、前記固定板の上下側には円穴の開口に開口部が設けられ、前記固定板の左側の傾斜面に貫通孔が設置され、前記固定板の真下に底受けに当接されるパレットが設けられ、前記パレットの右側にガイド孔が設置され、前記固定板の上方に電池の頂部に当接される押え板が設けられ、前記固定板の左右両側と載置ボックスの左右側壁の間にいずれも支持部材が設けられる。
【0010】
好ましくは、前記固定板の表面には円穴の内壁に取付溝がアレイの形で設置され、前記取付溝の内部にスライドバーが摺動して接続され、前記スライドバーの一端に円弧板が固定して取り付けられ、前記円弧板は電池の表面に当接され、前記円弧板のスライドバーから離れる一側にゴム突起がアレイの形で設けられ、前記スライドバーの表面に第2バネが套設され、前記第2バネの両端はそれぞれスライドバーの表面と取付溝の内壁に固定して取り付けられ、前記スライドバーの他端に接触子が固定して取り付けられ、前記取付溝の溝底に接触片が設けられ、前記接触子が接触片に電気的に接続され、前記Dケースの内部にアラームが設けられ、前記接触子、接触片は該アラームに直列接続される。
【0011】
好ましくは、前記支持部材は載置ボックスの側壁に固定して取り付けられるスリーブを含み、前記スリーブの端面に第1バネが固定して取り付けられ、前記第1バネの他端に挿通ロッドが固定して取り付けられ、前記挿通ロッドの第1バネから離れる一端は傾斜状であり、前記挿通ロッドは固定板の傾斜面に当接される。
【0012】
好ましくは、前記放熱部材は、載置ボックスの左右両側に固定して取り付けられるファンカバーを含み、前記ファンカバーと載置ボックスの側面との間にファンが設けられ、前記ファンカバーの表面に逃げ口が穿設され、前記送風口は載置ボックスとファンカバーを連通する。
【発明の効果】
【0013】
従来の技術と比べて、本発明はエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置を提供し、以下の有益な効果を有する。
【0014】
1、該エネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置は、固定板に設置された円穴によって電池を盛り、載置ボックスが衝突して、電池が左右に揺れる傾向がある場合、固定板の両側の傾斜部が載置ボックスの左右側壁に当接されること、及び第1バネの弾性に合わせて挿通ロッドが固定板の傾斜面に支持されることによって、電池の揺れを抑制する。これにより、電池の揺れを抑制する効果を達成する。
【0015】
2、該エネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置は、両側のファンが回転することによって、載置ボックスの内部に風を吹き、右側のファンが左側に風を吹き、気流が固定板の上半分から左に流れ、電池間の隙間を通り、貫通孔を通って固定板の下部に流れ、右側のファンに合わせて左に風を吹き、気流が電池間の隙間を通って右に流れ、ガイド孔を通ってボトムケースの内部に入り、ストライプ溝を通ってボトムケースから排出し、これにより、固定板の仕切り作用とガイド作用下で、載置ボックスの内部に環状の気流を形成し、気流の流れの距離を増加させ、電池の放熱効果を確保する。
【0016】
3、該エネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置は、電池に膨れが発生した場合、円弧板とスライドバーの組立体を外側に押して、これにより接触子が接触片に接触され、接触子、接触片及びアラームの位置する回路が導通され、アラームを警報させ、電池の膨れを監視する効果を達成する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明によるエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置の斜視構造模式図である。
【
図2】本発明によるエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置のDケースの正面断面構造模式図である。
【
図3】本発明によるエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置の載置ボックスでの正面断面構造模式図である。
【
図4】本発明によるエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置の放熱部材での正面断面構造模式図である。
【
図5】本発明によるエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置の
図3中のA箇所の詳細拡大構造模式図である。
【
図6】本発明によるエネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置の固定板の円穴での上面断面構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施例における図面を組み合わせ、本発明の実施例における技術的解決手段を明らかで、完全に説明し、無論、説明される実施例は本発の実施例の一部だけであり、全部の実施例ではない。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働なしに得られた全ての他の実施例はいずれも本発明が保護する範囲に属する。
【0019】
図1を参照し、エネルギー貯蔵電源用電池ブロック固定装置であって、Aケース1を含み、Aケース1の頂部にハンドル2が固定して取り付けられ、Aケース1の底部に順次にBケース3、Cケース4、Dケース5及びEケース6が設けられる。Cケース4とDケース5の構造が同様であり、Aケース1、ハンドル2、Bケース3、Cケース4、Dケース5及びEケース6はいずれも取り外し可能に取り付けられ、Cケース4またはDケース5を取り外すことによって電池パックの数を減らしたり、Cケース4、Dケース5を増やして電池パックの数を増やしたりして、異なる電池容量の需要に対応する。
【0020】
図1-2を参照し、Dケース5は載置ボックス51を含み、載置ボックス51の頂部にトップケース52が固定して取り付けられ、載置ボックス51の底部にボトムケース53が固定して取り付けられ、載置ボックス51の底部の内壁に底受け511が一体成形され、載置ボックス51の左右両側にいずれも送風口512が穿設され、載置ボックス51の左右側壁にいずれもウェッジ513が固定して取り付けられ、ウェッジ513の頂部はいずれも傾斜面であり、2つのウェッジ513は上下方向に互いにずれており、ボトムケース53の前後側にいずれもストライプ溝531がアレイの形で設置される。ストライプ溝531を設置することで、ボトムケース53の内部の熱気を容易に排出する。載置ボックス51の内部に安定部材54が設けられ、安定部材54の内部に電池55がアレイの形で設けられ、載置ボックス51の左右両側にいずれも放熱部材56が固定して取り付けられ、放熱部材56は載置ボックス51の左右両側に固定して取り付けられるファンカバー562を含み、ファンカバー562と載置ボックス51の側面との間にファン561が設けられ、ファンカバー562の表面に逃げ口563が穿設され、送風口512が載置ボックス51とファンカバー562とを連通させる。2つのファン561が回転することで、載置ボックス51の内部に送風し、空気の流れによって、載置ボックス51の内部の熱気を排出する。トップケース52はCケース4の底部に固定して取り付けられ、ボトムケース53はEケース6の頂部に固定して取り付けられる。
【0021】
図2-4を参照し、安定部材54は固定板541を含み、固定板541の中部は水平状を呈し、固定板541の左側が上向きに傾斜し、固定板541の右側が下向きに傾斜し、固定板541の左右両側はそれぞれ2つのウェッジ513の頂部に当接され、固定板541の中部に複数の円穴542がアレイの形で設置され、電池55が円穴542内に挿接され、固定板541によってトップケース52を固定及びリミットし、Dケース5が衝突され、電池55が載置ボックス51の内部で左右に揺れる傾向がある場合、左側または右側に固定板541の傾斜部を押圧し、固定板541の傾斜部によって電池55の揺れに抵抗し、電池55がより安定する。固定板541の上下側には円穴542の開口箇所に開口部543が設けられ、開口部543によってガイドし、電池55を固定板541に設置された円穴542に入れる場合、より便利になる。固定板541の左側の傾斜面に貫通孔544が設置され、固定板541の真下に底受け511に当接されるパレット545が設けられ、パレット545の右側にガイド孔546が設置され、固定板541の上方に電池55の頂部に当接される押え板547が設けられ、パレット545と押え板547によって電池55の上下側から固定し、電池55の固定効果を強化する。固定板541の左右両側と載置ボックス51の左右側壁との間にいずれも支持部材548が設けられる。支持部材548は載置ボックス51の側壁に固定して取り付けられるスリーブ5481を含み、スリーブ5481の端面に第1バネ5482が固定して取り付けられ、第1バネ5482の他端に挿通ロッド5483が固定して取り付けられ、挿通ロッド5483の第1バネ5482から離れる一端は傾斜状を呈し、挿通ロッド5483が固定板541の傾斜面に当接される。第1バネ5482の弾性によって、挿通ロッド5483を固定板541の傾斜面に支持させ、さらに電池55に対する固定板541の安定効果を増加させ、電池55の揺れを抑制する。
【0022】
図6を参照し、固定板541の表面には円穴542の内壁に取付溝5421がアレイの形で設置され、取付溝5421の内部にスライドバー5422が摺動して接続され、スライドバー5422の一端に円弧板5423が固定して取り付けられ、円弧板5423が電池55の表面に当接され、円弧板5423のスライドバー5422から離れる一側にゴム突起5424がアレイの形で設けられ、スライドバー5422の表面に第2バネ5425が套設され、第2バネ5425の両端はそれぞれスライドバー5422の表面と取付溝5421の内壁に固定して取り付けられ、スライドバー5422の他端に接触子5426が固定して取り付けられ、取付溝5421の溝底に接触片5427が設けられ、接触子5426は接触片5427に電気的に接続され、Dケース5の内部にアラームが設けられ、接触子5426と接触片5427は該アラームに直列接続され、常態下で接触子5426が接触片5427に接触しておらず、Dケース5が膨れて衝突される場合、円弧板5423、スライドバー5422及び接触子5426の組立体を接触片5427に向かって移動するように押し、接触子5426、接触片5427及びアラームの位置する回路が導通され、アラームを警報させる。
【0023】
使用時、固定板541に設置された円穴542によって電池55を盛り、載置ボックス51が衝突され、電池55が左右に揺れる傾向がある場合、固定板541の両側の傾斜部が載置ボックス51の左右側壁に当接されること、及び第1バネ5482の弾性に合わせて挿通ロッド5483が固定板541の傾斜面に支持されることによって、電池55の揺れを抑制する。
【0024】
両側のファン561が回転することで、載置ボックス51の内部に風を吹き、右側のファン561が左側に風を吹き、気流が固定板541の上半分から左に流れ、電池55間の隙間を通り、貫通孔544を通って固定板541の下部に流れ、右側のファン561に合わせて左に風を吹き、気流が電池55間の隙間を通って右に流れ、ガイド孔546を通ってボトムケース53の内部に入り、ストライプ溝531を通ってボトムケース53から排出し、これにより、固定板541の仕切り作用とガイド作用下で、載置ボックス51の内部に環状の気流を形成し、気流の流れの距離を増加させ、電池55の放熱効果を確保する。
【0025】
電池55が膨れる場合、外側に円弧板5423とスライドバー5422の組立体を押して、これにより接触子5426と接触片5427を接触させ、接触子5426、接触片5427及びアラームの位置する回路が導通され、アラームを警報させる。
【0026】
本発明の実施例を示して説明したが、当業者にとって、理解できる本発明の原理と精神を逸脱しない限り、これらの実施例に対して様々な変化、修正、置換及び変形を行うことができ、本発明の範囲は付いた請求の範囲及びその等価物によって限定される。
【符号の説明】
【0027】
1、Aケース
2、ハンドル
3、Bケース
4、Cケース
5、Dケース
6、Eケース
51、載置ボックス
52、トップケース
53、ボトムケース
54、安定部材
55、電池
56、放熱部材
511、底受け
512、送風口
513、ウェッジ
531、ストライプ溝
541、固定板
542、円穴
5421、取付溝
5422、スライドバー
5423、円弧板
5424、ゴム突起
5425、第2バネ
5426、接触子
5427、接触片
543、開口部
544、貫通孔
545、パレット
546、ガイド孔
547、押え板
548、支持部材
5481、スリーブ
5482、第1バネ
5483、挿通ロッド
561、ファン
562、ファンカバー
563、逃げ口。