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特開2024-99452電動式低圧吸引器用排液バッグ、及び電動式低圧吸引器
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  • 特開-電動式低圧吸引器用排液バッグ、及び電動式低圧吸引器 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024099452
(43)【公開日】2024-07-25
(54)【発明の名称】電動式低圧吸引器用排液バッグ、及び電動式低圧吸引器
(51)【国際特許分類】
   A61M 1/00 20060101AFI20240718BHJP
   A61M 27/00 20060101ALI20240718BHJP
【FI】
A61M1/00 100
A61M27/00
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023003420
(22)【出願日】2023-01-12
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-05-18
(71)【出願人】
【識別番号】000144371
【氏名又は名称】株式会社三幸製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100160990
【弁理士】
【氏名又は名称】亀崎 伸宏
(72)【発明者】
【氏名】青木 佑樹
(72)【発明者】
【氏名】秋本 修之
【テーマコード(参考)】
4C077
4C267
【Fターム(参考)】
4C077AA15
4C077DD11
4C077DD12
4C077EE04
4C077KK25
4C267AA39
4C267BB18
4C267BB32
4C267CC07
4C267HH22
(57)【要約】
【課題】アンプルによって水を供給する作業を容易にする電動式低圧吸引器用排液バッグ、及び電動式低圧吸引器を提供する。
【解決手段】排液バッグ3は、吸引ポンプ21を有する吸引器本体2によって吸引された患者の体液を収容する。この排液バッグ3は、患者の側に接続される雌コネクタ31と、吸引ポンプ21の側に接続される雌コネクタ35と、患者の側と吸引ポンプ21の側を水で区切る封水室39と、を有している。雌コネクタ35は、吸引ポンプ21の側に接続される前に封水室39に水を供給するための給水口として機能し、また、15.0mm以上20.0mm以下の内径を有している。
【選択図】図4

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸引ポンプを有する電動式低圧吸引器によって吸引された患者の体液を収容する排液バッグであって、
患者の側に接続される患者側接続口と、
前記吸引ポンプの側に接続されるポンプ側接続口と、
患者の側と前記吸引ポンプの側を水で区切る封水室と、を有し、
前記ポンプ側接続口は、前記吸引ポンプの側に接続される前に前記封水室に水を供給するための給水口として機能し、また、15.0mm以上20.0mm以下の内径を有していることを特徴とする
電動式低圧吸引器用排液バッグ。
【請求項2】
前記ポンプ側接続口は、前記吸引ポンプの側に接続される前に、前記封水室に供給する水を収容したアンプルの先端が突き当てられた場合に、前記アンプルの位置決めをする位置決め機構を有していることを特徴とする
請求項1に記載の電動式低圧吸引器用排液バッグ。
【請求項3】
前記位置決め機構は、前記ポンプ側接続口の縁に設けられた切欠きであり、
前記切欠きは、前記アンプルの先端に設けられている突起と噛み合うことを特徴とする
請求項2に記載の電動式低圧吸引器用排液バッグ。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の電動式低圧吸引器用排液バッグを備えていることを特徴とする
電動式低圧吸引器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動式低圧吸引器用排液バッグ、及び電動式低圧吸引器に関する。
【背景技術】
【0002】
患者の胸水等の体液を吸引する電動式低圧吸引器は、動力源となる吸引ポンプと、当該吸引ポンプによって吸引された体液を収容する排液バッグと、を備えている(例えば、特許文献1及び2、並びに非特許文献1参照)。排液バッグは、患者の側に接続される患者側接続口と、吸引ポンプの側に接続されるポンプ側接続口と、患者の側と吸引ポンプの側を蒸留水等の水で区切る封水室と、を有している。封水室は、吸引ポンプの側に接続される前のポンプ側接続口から、シリンジによって供給された蒸留水等の水で満たされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11-178915号公報
【特許文献2】特開2006-020658号公報
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】泉工医科工業株式会社>医療関係者の皆様へ>製品情報>低圧持続吸引器>電動式低圧吸引器メラサキューム、[online]、[令和4年12月24日検索]、インターネット(URL:https://www.mera.co.jp/medical/product-info/602/)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような排液バッグに対して、シリンジに代えてアンプルから直接水を供給することが想定される。しかしながら、アンプルは、シリンジに比べて先端が丸くて大きいため、水を供給する作業が煩雑になると考えられる。
【0006】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、アンプルによって水を供給する作業を容易にする電動式低圧吸引器用排液バッグ、及び電動式低圧吸引器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明は、吸引ポンプ(例えば、後述する吸引ポンプ21)を有する電動式低圧吸引器(例えば、吸引器本体2)によって吸引された患者の体液を収容する排液バッグ(例えば、後述する排液バッグ3)であって、患者の側に接続される患者側接続口(例えば、後述する雌コネクタ31)と、前記吸引ポンプの側に接続されるポンプ側接続口(例えば、後述する雌コネクタ35)と、患者の側と前記吸引ポンプの側を水で区切る封水室(例えば、後述する封水室39)と、を有し、前記ポンプ側接続口は、前記吸引ポンプの側に接続される前に前記封水室に水を供給するための給水口として機能し、また、15.0mm以上20.0mm以下の内径を有していることを特徴とする電動式低圧吸引器用排液バッグである。
【0008】
本発明によれば、ポンプ側接続口が、吸引ポンプの側に接続される前に封水室に水を供給するための給水口として機能し、また、15.0mm以上20.0mm以下の内径を有しているので、アンプルによって水を供給する作業を容易にすることができる。
【0009】
(2)本発明はまた、前記ポンプ側接続口は、前記吸引ポンプの側に接続される前に、前記封水室に供給する水を収容したアンプル(例えば、後述するアンプル5)の先端が突き当てられた場合に、前記アンプルの位置決めをする位置決め機構(例えば、後述する位置決め機構351)を有していることを特徴とする上記(1)に記載の電動式低圧吸引器用排液バッグである。
【0010】
(3)本発明はまた、前記位置決め機構は、前記ポンプ側接続口の縁に設けられた切り欠きであり、前記切欠きは、前記アンプルの先端に設けられている突起(例えば、後述する突起53)と噛み合うことを特徴とする上記(2)に記載の電動式低圧吸引器用排液バッグである。
【0011】
(4)本発明はまた、上記(1)~(3)のいずれかに記載の電動式低圧吸引器用排液バッグを備えていることを特徴とする電動式低圧吸引器(例えば、後述する電動式低圧吸引器1)である。
【発明の効果】
【0012】
上記(1)~(3)に記載の電動式低圧吸引器用排液バッグ、及び上記(4)に記載の電動式低圧吸引器によれば、アンプルによって水を供給する作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態に係る電動式低圧吸引器を前方から視た外観斜視図である。
図2】電動式低圧吸引器を後方から視た外観斜視図である。
図3】電動式低圧吸引器の模式図である。
図4】排液バッグの正面図である。
図5】排液バッグの特徴部分を前方から視た拡大外観斜視図である。
図6】アンプルを前方から視た外観斜視図である。
図7】排液バッグを前方から視た外観斜視図であり、アンプルを接続する前の状態を示す。
図8】排液バッグを前方から視た外観斜視図であり、アンプルを接続した後の状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る電動式低圧吸引器1(図1図3参照)について詳細に説明する。なお、各図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。
【0015】
まず、図1図5を用いて、電動式低圧吸引器1の構成について説明する。図1は、電動式低圧吸引器1を前方から視た外観斜視図である。図2は、電動式低圧吸引器1を後方から視た外観斜視図である。図3は、電動式低圧吸引器1の模式図である。図4は、排液バッグ3の正面図である。図5は、排液バッグ3の特徴部分を前方から視た拡大外観斜視図である。
【0016】
図1図3に示す電動式低圧吸引器1は、患者の胸水等の体液を吸引し、吸引した体液を排液バッグ3に収容させる医療機器である。具体的に、電動式低圧吸引器1は、吸引器本体2と、排液バッグ3と、クッション瓶4と、等を備えている。
【0017】
なお、排液バッグ3及びクッション瓶4は、吸引器本体2と共に電動式低圧吸引器1を構成するものとして把握できるが、吸引器本体2を電動式低圧吸引器として把握する場合には、電動式低圧吸引器である吸引器本体2の附属品を構成するものである。
【0018】
吸引器本体2は、吸引ポンプ21、圧力センサー22、電磁弁23及び制御基盤24を内蔵していると共に、上面に操作パネル25を有している。この吸引器本体2は、正面側に、排液バッグ3を支持するためのスペース(符号省略)を有している。また、吸引器本体2は、背面側に、クッション瓶4を外付けするためのスペース(符号省略)を有している。
【0019】
吸引ポンプ21は、制御基盤24の制御下で動作することで、吸引器本体2に外付けされたクッション瓶4、当該クッション瓶4にチューブ37を介して接続された排液バッグ3、及び当該排液バッグ3にチューブ33を介して接続された患者の各々に対して陰圧を生じさせる。
【0020】
圧力センサー22は、吸引器本体2に外付けされた排液バッグ3及びクッション瓶4の中の圧力を検出し、その検出量を信号にして制御基盤24に入力する。
【0021】
電磁弁23は、制御基盤24の制御下で動作することで、吸引器本体2に外付けされた排液バッグ3及びクッション瓶4の中の圧力を調整する。
【0022】
制御基盤24は、圧力センサー22及び操作パネル25から入力される信号に基づいて、吸引ポンプ21及び電磁弁23を動作させる。また、制御基盤24は、圧力センサー22から入力される信号に基づいて、操作パネル25の表示部(符号省略)を動作させる。
【0023】
操作パネル25は、表示部(符号省略)と、操作部(符号省略)と、を有している。表示部(符号省略)は、制御基盤24の制御下で動作することで、必要な表示を行う。操作部(符号省略)は、操作されることで、操作されたことを信号にして制御基盤24に入力する。
【0024】
図1図5に示す排液バッグ3は、収容した体液が視認可能となるように硬質プラスチックなどの透明又は半透明の材料によって成型された使い捨ての容器であり、吸引器本体(電動式低圧吸引器)2によって吸引された体液を収容する。
【0025】
この排液バッグ3は、正面に正対して左側の上方に、患者の側に接続される患者側接続口として機能する雌コネクタ31を有していると共に、この雌コネクタ31に封をするキャップ32を有している。雌コネクタ31は、患者の側に繋がるチューブ33の一端に取り付けられた雄コネクタ34が挿入されることで、チューブ33が接続される。キャップ32は、使用後等に雌コネクタ31に被せられることで、雌コネクタ31に封をする。
【0026】
また、排液バッグ3は、正面に正対して右側の上方に、吸引ポンプ21の側に接続されるポンプ側接続口として機能する雌コネクタ35を有していると共に、この雌コネクタ35に封をするキャップ36を有している。雌コネクタ35は、吸引ポンプ21の側に繋がるチューブ37の一端に取り付けられている雄コネクタ38が挿入されることで、チューブ37が接続される。キャップ36は、使用後等に雌コネクタ35に被せられることで、雌コネクタ35に封をする。
【0027】
雌コネクタ35は、吸引ポンプ21の側に接続される前に、すなわち、チューブ37が接続される前に、後述するアンプル5(図6図8参照)によって封水室39に水を供給するための給水口として機能し、また、15.0mm以上20.0mm以下の内径(入口部分の内径)を有している。雌コネクタ35の入口部分の内径は、17.6mmであることが好ましい。
【0028】
この雌コネクタ35は、吸引ポンプ21の側に接続される前に、アンプル5(図6図8参照)の先端が突き当てられた場合に、当該アンプル5(図6図8参照)の位置決めをする位置決め機構351を有している。位置決め機構351は、雌コネクタ35の縁に設けられた一対の切欠きであり、アンプル5(図6図8参照)の先端に設けられている突起53(図6図8参照)と噛み合う。
【0029】
排液バッグ3は、正面に正対して右側に位置する雌コネクタ35の下方に、封水室39を有している。封水室39は、事前に供給される蒸留水等の水によって、患者の側と吸引ポンプ21の側を区切る。
【0030】
図2及び図3に示すクッション瓶4は、吸引器本体2の背面側に外付けされ、排液バッグ3を溢れ出てしまった体液を収容するバッファーとして機能する。
【0031】
次に、図6を用いて、排液バッグ3(図1図2及び図4参照)の封水室39(図1図2及び図4参照)に供給する水を収容したアンプル5の構成について説明する。図6は、アンプル5を前方から視た外観斜視図である。
【0032】
図6に示すアンプル5は、蒸留水等の水を無菌で清浄な状態で保存するための密封式のプラスチック容器であり、頭部(図示省略)が軽く捻られて、アンプル胴部51から頭部(図示省略)が切り離されることで開封される。このアンプル5は、例えば20mlの水を収容している。具体的に、アンプル5は、アンプル胴部51と、頭部(図示省略)と、が一体に構成されている。アンプル胴部51は、水を収容している。このアンプル胴部51は、頭部(図示省略)が切り離された先端部分に注水口52を有し、注水口52の両脇に一対の突起53が設けられている。
【0033】
次に、図7及び図8を用いて、電動式低圧吸引器1による作用、すなわち、排液バッグ3にアンプル5を接続する作業について説明する。図7は、排液バッグ3を前方から視た外観斜視図であり、アンプル5を接続する前の状態を示す。図8は、排液バッグ3を前方から視た外観斜視図であり、アンプル5を接続した後の状態を示す。
【0034】
まず、アンプル5の頭部(図示省略)を軽く捻って、アンプル胴部51から頭部(図示省略)を切り離すことで、アンプル5を開封する。
【0035】
次に、図7に示すように、チューブ37が接続される前の排液バッグ3の雌コネクタ35に、雌コネクタ35の位置決め機構(切欠き)351とアンプル胴部51の突起53が対応するように、アンプル胴部51の先端を正対させる。
【0036】
その後、図8に示すように、雌コネクタ35の位置決め機構(切欠き)351とアンプル胴部51の突起53が噛み合うように、アンプル胴部51の先端を排液バッグ3の雌コネクタ35に突き当てる。これにより、アンプル5から排液バッグ3の封水室39に直接水を供給することが可能になる。
【0037】
このような電動式低圧吸引器1及び排液バッグ3によれば、雌コネクタ35が、吸引ポンプ21の側に接続される前に封水室39に水を供給するための給水口として機能し、また、15.0mm以上20.0mm以下の内径を有しているので、アンプル5によって水を供給する作業を容易にすることができる。
【0038】
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。すなわち、各構成の位置、大きさ、長さ、数量、形状、材質などは適宜変更できる。
【0039】
例えば、上記実施形態では、アンプル5の位置決めをする位置決め機構351が、雌コネクタ35の縁に設けられた一対の切欠きである場合を例に説明したが、この切欠きの数はこれに限定されず、アンプル5(アンプル胴部51)の先端に設けられている突起53に噛み合うのであれば、1つ又は3つ以上であってもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 電動式低圧吸引器
2 吸引器本体
21 吸引ポンプ
22 圧力センサー
23 電磁弁
24 制御基盤
25 操作パネル
3 排液バッグ(電動式低圧吸引器用排液バッグ)
31 雌コネクタ(患者側接続口)
32 キャップ
33 チューブ
34 雄コネクタ
35 雌コネクタ(ポンプ側接続口)
351 位置決め機構(切欠き)
36 キャップ
37 チューブ
38 雄コネクタ
39 封水室
4 クッション瓶
5 アンプル
51 アンプル胴部
52 注水口
53 突起

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-02-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸引ポンプを有する電動式低圧吸引器によって吸引された患者の体液を収容する排液バッグであって、
患者の側に接続される患者側接続口と、
前記吸引ポンプの側に接続されるポンプ側接続口と、
患者の側と前記吸引ポンプの側を水で区切る封水室と、を有し、
前記ポンプ側接続口は、前記吸引ポンプの側に接続される前に前記封水室に水を供給するための給水口として機能し、また、15.0mm以上20.0mm以下の内径を有し
前記ポンプ側接続口は、前記吸引ポンプの側に接続される前に、前記封水室に供給する水を収容したアンプルの先端が突き当てられた場合に、前記アンプルの位置決めをする位置決め機構を有していることを特徴とする
電動式低圧吸引器用排液バッグ。
【請求項2】
前記位置決め機構は、前記ポンプ側接続口の縁に設けられた切欠きであり、
前記切欠きは、前記アンプルの先端に設けられている突起と噛み合うことを特徴とする
請求項に記載の電動式低圧吸引器用排液バッグ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の電動式低圧吸引器用排液バッグを備えていることを特徴とする
電動式低圧吸引器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
(1)本発明は、吸引ポンプ(例えば、後述する吸引ポンプ21)を有する電動式低圧吸引器(例えば、吸引器本体2)によって吸引された患者の体液を収容する排液バッグ(例えば、後述する排液バッグ3)であって、患者の側に接続される患者側接続口(例えば、後述する雌コネクタ31)と、前記吸引ポンプの側に接続されるポンプ側接続口(例えば、後述する雌コネクタ35)と、患者の側と前記吸引ポンプの側を水で区切る封水室(例えば、後述する封水室39)と、を有し、前記ポンプ側接続口は、前記吸引ポンプの側に接続される前に前記封水室に水を供給するための給水口として機能し、また、15.0mm以上20.0mm以下の内径を有し、前記ポンプ側接続口は、前記吸引ポンプの側に接続される前に、前記封水室に供給する水を収容したアンプルの先端が突き当てられた場合に、前記アンプルの位置決めをする位置決め機構を有していることを特徴とする電動式低圧吸引器用排液バッグである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
)本発明はまた、前記位置決め機構は、前記ポンプ側接続口の縁に設けられた切り欠きであり、前記切欠きは、前記アンプルの先端に設けられている突起(例えば、後述する突起53)と噛み合うことを特徴とする上記()に記載の電動式低圧吸引器用排液バッグである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
)本発明はまた、上記(1)又は記載の電動式低圧吸引器用排液バッグを備えていることを特徴とする電動式低圧吸引器(例えば、後述する電動式低圧吸引器1)である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
上記(1)及び)に記載の電動式低圧吸引器用排液バッグ、並びに上記()に記載の電動式低圧吸引器によれば、アンプルによって水を供給する作業を容易にすることができる。