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特開2024-99465発毛・育毛機能を有する組成物、その製造方法及び用途
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024099465
(43)【公開日】2024-07-25
(54)【発明の名称】発毛・育毛機能を有する組成物、その製造方法及び用途
(51)【国際特許分類】
   A61K 38/39 20060101AFI20240718BHJP
   A61P 17/14 20060101ALI20240718BHJP
   A61K 31/185 20060101ALI20240718BHJP
   A61K 8/65 20060101ALI20240718BHJP
   A61Q 7/00 20060101ALI20240718BHJP
   A61K 31/575 20060101ALI20240718BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240718BHJP
   A61K 8/9794 20170101ALI20240718BHJP
   A61K 36/899 20060101ALI20240718BHJP
   A61K 8/9789 20170101ALI20240718BHJP
   A61K 36/8969 20060101ALI20240718BHJP
   A61K 36/605 20060101ALI20240718BHJP
   A61K 36/73 20060101ALI20240718BHJP
   A61K 33/26 20060101ALI20240718BHJP
   A61K 33/30 20060101ALI20240718BHJP
   A23L 33/17 20160101ALI20240718BHJP
【FI】
A61K38/39
A61P17/14
A61K31/185
A61K8/65
A61Q7/00
A61K31/575
A61P43/00 121
A61K8/9794
A61K36/899
A61K8/9789
A61K36/8969
A61K36/605
A61K36/73
A61K33/26
A61K33/30
A23L33/17
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023079729
(22)【出願日】2023-05-12
(31)【優先権主張番号】202310078305.3
(32)【優先日】2023-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】523177609
【氏名又は名称】江蘇協合轉化醫學研究院有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】韓鶴友
(72)【発明者】
【氏名】程一林
(72)【発明者】
【氏名】程曉紊
(72)【発明者】
【氏名】孫雙鴿
(72)【発明者】
【氏名】陳順亞
【テーマコード(参考)】
4B018
4C083
4C084
4C086
4C088
4C206
【Fターム(参考)】
4B018MD01
4B018MD07
4B018MD08
4B018MD19
4B018MD20
4B018MD24
4B018MD25
4B018MD26
4B018MD49
4B018MD52
4B018MD61
4B018MD81
4B018ME14
4B018MF06
4B018MF08
4C083AA031
4C083AA111
4C083AA112
4C083AB212
4C083AC131
4C083AC132
4C083AC292
4C083AC791
4C083AC792
4C083AC932
4C083AD431
4C083AD432
4C083AD491
4C083AD492
4C083AD611
4C083AD621
4C083AD622
4C083AD641
4C083AD642
4C083AD661
4C083AD662
4C083CC37
4C083EE22
4C083FF04
4C084AA01
4C084AA02
4C084BA43
4C084CA20
4C084DA40
4C084NA05
4C084ZA921
4C084ZA922
4C084ZC751
4C086AA01
4C086AA02
4C086DA11
4C086HA03
4C086HA11
4C086MA03
4C086MA05
4C086NA05
4C086ZA92
4C086ZC75
4C088AB34
4C088AB51
4C088AB74
4C088AB85
4C088AC04
4C088BA09
4C088CA05
4C088CA11
4C088MA08
4C088NA05
4C088ZA92
4C088ZC75
4C206AA01
4C206AA02
4C206JA08
4C206MA03
4C206MA05
4C206NA05
4C206ZA92
4C206ZC75
(57)【要約】      (修正有)
【課題】発毛・育毛機能を有する組成物、その製造方法及び用途を提供する。
【解決手段】発毛・育毛機能を有する組成物は、下表に示す原料を含む。前記組成物の調製方法は、各原料を重量部で量り、ふるいにかけておくステップ(1)と、ステップ(1)で計量された栄養強化剤と調味剤とを混合して混合原料Aを得るステップ(2)と、ステップ(1)で計量した蛋白質、効能成分を造粒機で攪拌し、アルコールをバインダーとして造粒した後、流動層乾燥し、整粒機で整粒して混合原料Bを得るステップ(3)と、ステップ(2)で得られた混合原料Aと、ステップ(3)で得られた混合原料Bとを混合し、篩をかけることを含む。

【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発毛・育毛機能を有する組成物であって、前記発毛・育毛機能を有する組成物の原料は、重量部で
を含むことを特徴とする発毛・育毛機能を有する組成物。
【請求項2】
前記蛋白質は、低分子ペプチドとアミノ酸とを含み、前記低分子ペプチドは、重量部で、500~1500部のウシコラーゲンペプチドと、500~1500部の加水分解コラーゲンペプチドとを含み、前記アミノ酸は、重量部で、20~50部のタウリンを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の発毛・育毛機能を有する組成物。
【請求項3】
前記栄養強化剤はビタミン類強化剤とミネラル類強化剤である
ことを特徴とする請求項1に記載の発毛・育毛機能を有する組成物。
【請求項4】
前記ビタミン類強化剤は、重量部で0.2~10部のビタミンA、10~50部のビタミンC、1~10部のビタミンEおよび10~50部の酵母粉末を含み、前記ミネラル類強化剤は、重量部で、1~10部のフマル酸第一鉄および0.2~10部の酸化亜鉛を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の発毛・育毛機能を有する組成物。
【請求項5】
前記粉末フィトステロールエステルは、β-シトステロールエステルである
ことを特徴とする請求項1に記載の発毛・育毛機能を有する組成物。
【請求項6】
前記アワ抽出物の調製方法は、アワを粉砕し、水で抽出し、抽出物を濃縮し、凍結乾燥してアワ抽出物を得ることである
ことを特徴とする請求項1に記載の発毛・育毛機能を有する組成物。
【請求項7】
前記調味剤は、重量部で、エリスリトール500~1200部およびグレープフルーツ粉末300~600部を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の発毛・育毛機能を有する組成物。
【請求項8】
各原料を重量部で量り、ふるいにかけておくステップ(1)と、
ステップ(1)で計量された栄養強化剤と調味剤とを混合して混合原料Aを得るステップ(2)と、
ステップ(1)で計量した蛋白質、効能成分を造粒機で攪拌し、アルコールをバインダーとして造粒した後、流動層乾燥し、整粒機で整粒して混合原料Bを得るステップ(3)と、
ステップ(2)で得られた混合原料Aと、ステップ(3)で得られた混合原料Bとを混合し、篩をかけることにより、発毛・育毛機能を有する組成物を得るステップ(4)と
を含む請求項1~7の何れか一項に記載の発毛・育毛機能を有する組成物の調製方法。
【請求項9】
ステップ(1)において、前記ふるいが40~100メッシュのふるいであり、ステップ(2)において、前記混合物は、等量増分混合物であり、ステップ(3)において、前記攪拌回転数が200回転/分以上500回転/分以下であり、アルコールの使用量は、濃度70~95%のアルコール280~480質量部を2~10分以内に噴霧することであり、流動層乾燥温度は51~58℃、時間は25~35分であり、前記整粒機は20メッシュ整粒機であり、ステップ(4)において、前記ふるいが40~100メッシュのふるいである
ことを特徴とする請求項8に記載の調製方法。
【請求項10】
請求項1~7の何れか一項に記載の発毛・育毛機能を有する組成物の発毛・育毛における用途。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発毛・育毛技術の分野に属するものであり、特に発毛・育毛機能を有する組成物、調製方法及び用途に関する。
【背景技術】
【0002】
男性の4人に1人、女性の8人に1人が脱毛しているという統計もある。また、ある調査によると、現在1990年以降に生まれた人の脱毛率は39.3%を超えている。脱毛はすでにますます一般化、低年齢化の傾向を呈している。
【0003】
市場では発毛・育毛機能を有する製品が多いと宣伝されているが、これらの製品は発毛・育毛効果の面ではあまり理想的ではない。その上、大部分の発毛製品は洗浄保護類製品で、他の製品は少ないが、洗浄保護類製品は洗浄機能を備える必要があるため、必然的に界面活性剤、コンディショニング剤など髪にダメージを与える化学成分を添加することになるため、発毛・育毛する効果の良い発毛・育毛する機能を持つ組成物が早急に必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、発毛・育毛する効果の良い,発毛・育毛する機能を持つ組成物を発明することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は以下のような技術方案を提案する。
本発明の1つ目の技術方案:発毛・育毛機能を有する組成物であって、前記発毛・育毛機能を有する組成物の原料は、重量部で次のものを含む。
さらに、蛋白質は、低分子ペプチドとアミノ酸とを含み、低分子ペプチドは、重量部で、500~1500部のウシコラーゲンペプチドと、500~1500部の加水分解コラーゲンペプチドとを含み、アミノ酸は、重量部で、20~50部のタウリンを含む。
さらに、栄養強化剤はビタミン類強化剤とミネラル類強化剤である。
さらに、ビタミン類強化剤は、重量で0.2~10部のビタミンA、10~50部のビタミンC、1~10部のビタミンEおよび10~50部の酵母粉末を含み、ミネラル類強化剤は、重量部で、フマル酸第一鉄1~10部および酸化亜鉛0.2~10部を含む。
さらに、粉末フィトステロールエステルは、化学式C47O2H80のβ-シトステロールエステルである。
さらに、アワ抽出物の調製方法は、アワを粉砕し、水で抽出し、抽出物を濃縮し、凍結乾燥してアワ抽出物を得る。
さらに、調味剤は、重量部で、エリスリトール100~500部およびグレープフルーツ粉末100~500部を含む。
【0006】
本発明の2つ目の技術方案:上記の発毛・育毛機能を有する組成物の調製方法は、
各原料を重量部で量り、ふるいにかけておくステップ(1)と、
ステップ(1)で計量された栄養強化剤と調味剤とを混合して混合原料Aを得るステップ(2)と、
ステップ(1)で計量した蛋白質、効能成分を造粒機で攪拌し、アルコールをバインダーとして造粒した後、流動層乾燥し、整粒機で整粒して混合原料Bを得るステップ(3)と、
ステップ(2)で得られた混合原料Aと、ステップ(3)で得られた混合原料Bとを混合し、篩をかけることにより、発毛・育毛機能を有する組成物を得るステップ(4)と、
を含む。
さらに、ステップ(1)において、前記ふるいが40~100メッシュのふるいである。
さらに、ステップ(2)において、混合物は、等量増分混合物である。
さらに、ステップ(3)において、攪拌回転数が200回転/分以上500回転/分以下であり、アルコールの使用量は、濃度70~95%のアルコール280~480質量部を2?10分以内に噴霧することであり、流動層乾燥温度は51~58℃、時間は25~35分であり、整粒機は20メッシュ整粒機である。
さらに、ステップ(4)において、前記ふるいが40~100メッシュのふるいであることを特徴とする。
【0007】
本発明の3つ目の技術方案は、上記の発毛・育毛機能を有する組成物の発毛・育毛における応用である。
従来技術と比較して、本発明は以下の有益な効果を有する。
(1)毛包が休止期から成長期に入るまでの時間を短縮することができ、発毛時間を速めることができ、発毛促進効果が顕著である発毛・育毛機能を有する組成物、
(2)本発明により調製された発毛・育毛機能を有する組成物は、毒性・副作用がなく、毛包の新生を促進するのに有効である、
(3)本発明は、オーブン乾燥ではなく流動層造粒を採用し、オーブン乾燥に比べて、流動状態が均一で、乾燥が均一で、材料表面への損傷が少なく、粉体がより粗くなる利点がある。熱効率が高く省エネ効果が高く、オーブン乾燥より30~60%省エネできる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の加水分解コラーゲンペプチドは、ヒト皮膚の必要な構成物質の1つに属し、皮膚の水潤を効果的に保証することができ、皮膚の引き締めを増加することができる。髪の中で最も主要な蛋白質はケラチンであり、コラーゲンはおそらく体内の発毛蛋白質を支持して増加することができ、これは髪を補強し、髪の成長を促進し、脱毛を防ぐことができる。
また、本出願が2種類のコラーゲンペプチドを選択したのは、1種類は動物の皮から抽出されたコラーゲンペプチドであり、1種類は骨由来のコラーゲンペプチドであり、アミノ酸成分とペプチドセグメントが異なり、互いに補完することができるためである。
本発明に添加されたタウリンは、損傷した毛髪を修復する作用だけでなく、毛髪成長因子の産生を増加させ、毛髪の成長を促進する作用も有する。タウリンは、ヒトの毛髪サイクルに作用し、成長期間を延長し、濃密で丈夫な毛髪を作り出すことができ、成長因子IGF-1の産生を増加させることができる。
本発明に添加された多種類のビタミンは、頭皮の栄養を増加させ、毛包細胞の代謝を促進し、さらに頭髪の成長を促進する作用を有する。
本発明に添加された酵母粉末にはビタミンH及びナイアシンが含まれており、ビタミンHは別名ビオチンとも呼ばれ、人体の自然な成長、発育及び正常な人体機能の健康維持に必要な栄養素であり、毛包細胞の代謝を直接制御することができ、また、摂取量や代謝に影響を与えることにより間接的に毛包の発育に影響を与えることができる。
また、酵母粉に含まれているナイアシンも同様に人体に不可欠な栄養成分であり、人体の正常な成長と発育を促進する上で重要な役割を果たしており、鉄の吸収と血球の生成を促進し、皮膚の正常な機能を維持することができる。
本発明は、フマル酸第一鉄を添加し、鉄元素は、頭皮および毛包の細胞を含む身体の各細胞に酸素を供給する。
本発明は、体内の複数の酵素の補助因子である酸化亜鉛、または体内の抗酸化酵素の重要な成分であり、血球細胞の活性を強化することができ、毛髪の成長およびケラチンの合成に必要な微量元素である酸化亜鉛を添加する。
本発明に添加された植物ステロールエステル粉末は、植物ステロールと脂肪酸とのエステル化反応又はトランスエステル化反応によりを製造されたものである。ステロールエステルは体内でステロールと脂肪酸に転化できるので、その生理機能は植物ステロールと脂肪酸の二つの部分が持っている生理機能を含む。植物ステロールエステルは人体に吸収されやすく、使用効率は普通の植物ステロールよりはるかに高く、アンドロゲンの産生を抑制することで脱毛を防ぐことができる。
本発明で添加されるアワ抽出物は、アワから抽出された希少油、具体的にはミレチン(化学式:C31H52O)であり、希少油は毛包の根元に作用し、細胞の代謝と増殖を促進し、発毛を維持することができ、損傷した頭皮に栄養を与えて修復できる。健康な髪のための優れた土台を作り、抗炎症および抗毒性効果もある。
本発明により添加された黄精粉は腎経に帰するものであり、精髄充填の効果があり、腎虚型脱毛症等の治療に優れた効果がある。
本発明に添加された桑の実の粉は、補腎益精、烏発生発毛の効果を有しており、老衰、早白髪、脱毛、円形脱毛、枯れの症状に適している。桑の実は食品であると同時に薬品でもある。中国薬典の記録によると、須髪早白を治療する作用がある、桑の実の中に豊富なプロアントシアニジンを豊富に含んで、プロアントシアニジンは毛包の隆起部の幹細胞を活性化して、休止期の毛包を成長期に転化させて、毛髪の再生を促進することができる。
本発明に添加された黒果腺リブウラジロナナカマドの果実粉末は、多種類のビタミン、抗酸化成分、ミネラル元素を豊富に含み、頭部の血行を改善する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例又は従来技術の技術方案をより明確に説明するために、以下では、実施例に使用される図面を簡単に説明する。以下の説明における図面は本発明のいくつかの実施例であり、当業者にとって、創造的な労働を行うことなく、これらの図面に基づいて、他の図面を得ることが可能である。
図1図1は、検体3#を投与したマウスの背部毛髪の変化図である。
図2図2は、低用量の検体を投与したマウスの背部の毛髪の変化図である。
図3図3は、高用量の検体を投与したマウスの背部の毛髪の変化図である。
図4図4は、陽性対照試料を投与したマウスの背部毛髪の変化図である。
図5図5は、陰性対照試料を投与したマウスの背部毛髪の変化図である。
図6図6は、投与サンプル3#、低用量サンプル、高用量サンプル、陽性対照サンプルと陰性対照サンプルの鏡下新生毛包数の統計図である。
図7図7は、投与された試料3#のHE染色図であり、(a)は7日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(b)は14日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(c)は28日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(d)は56日マウス皮膚組織学的HE染色図である。
図8図8は、低用量の検体を投与したHE染色図であり、(a)は7日間のマウス皮膚組織学的HE染色図であり、(b)は14日間のマウス皮膚組織学的HE染色図であり、(c)は28日間のマウス皮膚組織学的HE染色図であり、(d)は56日間のマウス皮膚組織学的HE染色図である。
図9図9は、高用量の検体を投与したHE染色図であり、(a)は7日間のマウス皮膚組織学的HE染色図であり、(b)は14日間のマウス皮膚組織学的HE染色図であり、(c)は28日間のマウス皮膚組織学的HE染色図であり、(d)は56日間のマウス皮膚組織学的HE染色図である。
図10図10は、投与陽性対照試料のHE染色図であり、(a)は7日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(b)は14日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(c)は28日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(d)は56日マウス皮膚組織学的HE染色図である。
図11図11は、投与陰性対照試料のHE染色図であり、(a)は7日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(b)は14日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(c)は28日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(d)は56日マウス皮膚組織学的HE染色図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の様々な例示的な実施形態をここで詳細に説明するが、この詳細な説明は、本発明を限定するものではなく、本発明のいくつかの態様、特徴、および実施形態のより詳細な説明として理解されるべきである。本発明に記載された用語は、単に特別な実施形態を説明するためのものであり、本発明を限定するためのものではないことが理解されるべきである。
また、本発明における数値範囲については、範囲の上限値と下限値との間の各中間値も具体的に開示されているものと理解されるべきである。記載された値または記載された範囲内の中間値と、他の記載された値または記載された範囲内の中間値との間のそれぞれの小さい範囲も、本発明に含まれる。これらの小範囲の上限及び下限は、独立して範囲内に含まれてもよいし、範囲内から除外されてもよい。
別段の記載がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明に記載された分野の従来の技術者が一般的に理解するものと同じ意味を有する。本発明は、好ましい方法および材料のみを説明するが、本発明の実施または試験において、本明細書に記載された方法および材料と類似または同等の任意の方法および材料を使用することもできる。本明細書に記載されたすべての文献は、その文献に関連する方法および/または材料を開示および説明するための引用によって組み込まれる。組み込まれた文献の何れかと抵触する場合は、明細書の内容を優先する。
本発明の範囲または精神から逸脱することなく、本発明の明細書の具体的な実施形態に様々な改良および変更を加えることができることは、当業者にとって自明である。本発明の明細書から得られる他の実施形態は、当業者にとって自明である。本発明の説明および実施形態は例示的なものにすぎない。
本文中で使用されている「含む」、「含む」、「持つ」、「含む」などについては、すべて開放的な用語であり、すなわち含むことを意味するが、これに限定されない。
本発明の実施形態における「部」は、特段の説明がなければ「重量部」である。
【0011】
以下の実施例において、前記粉末植物ステロールエステルは特許CN201410445798.0に従って調製される。
以下の実施形態では、アワ抽出物の調製方法は以下の通りである:
1)アワを37℃の熱風乾燥箱に入れて24時間乾燥し、80目のふるいに粉砕する。
2)ステップ1)ふるいにかけたアワと水の原料液比を1:10にして50℃の条件下で1h渦抽出し、抽ろ過を2回繰り返し、それぞれろ液とろかすを収集する。
3)ステップ2)で得られた濾液を固形分25~35%に濃縮して濃縮液を得る。
4)ステップ3)で得られた濃縮液を凍結乾燥して得られたアワ抽出物であって、凍結乾燥のパラメーターは、水分を6%以下に保つことである。
以下の実施形態に記載の桑の実の粉、黒果腺リブナナカマド果実粉末及び黄精粉末は市販品であり、桑の実の粉、黒果腺リブナナカマド果実粉末中のプロアントシアニジン含有量は10%であり、黄精粉末中の黄精多糖類含有量は15%である。
以下の実施形態において、ウシのコラーゲンペプチドおよび加水分解コラーゲンペプチドは、市販品であり、いずれも、95%のタンパク質含有量を有する食品素材である。
以下の実施形態に記載されているビタミンAは、市販されており、食品レベルの添加物であり、有効物質含有量は32.5万IU/gである。
以下の実施形態では、ビタミンCは市販されており、食品レベルの添加物であり、有効な物質の含有量は97%である。
以下の実施形態において、タウリンおよびフマル酸第一鉄は市販されており、いずれも食品レベルの添加物であり、有効な物質の含有量は99%である。
以下の実施形態において、ビタミンEは市販されており、有効成分の含有量が50%である食品レベルの添加物である。
以下の実施形態に記載の酵母粉末は、市販品であり、有効物質であるナイアシン含有量が40mg/g、ビオチン含有量が300ppmである。
以下の実施形態では、「等量増分混合」という用語は、使用量が最も少ない原料と等量の他の原料とを等量増分して均一に混合した後、混合後に等量の他の原料を加えて均一に混合し、この倍量増分を全ての原料の混合が完了するまで行うことを意味する。
【実施例0012】
(1)表1中の1#に記載された重量部に基づいて各原料を量り、40メッシュのふるいにかけておく。
(2)ステップ(1)で計量した栄養強化剤と調味剤とを同量ずつ混合して混合原料Aを得る。
(3)ステップ(1)で計量した蛋白質及び効能成分を造粒機で攪拌し、アルコールを結合剤として造粒した後、流動床乾燥し、20メッシュ整粒機で整粒して混合原料Bを得、攪拌回転数を200回転/分とし、アルコール使用量を2min以内に70%アルコール280部、流動床乾燥温度51℃、時間25分とする。
(4)ステップ(2)で得られた混合原料Aと、ステップ(3)で得られた混合原料Bとを混合し、40メッシュのふるいを通過させて発毛・育毛機能を有する組成物を得る。
【実施例0013】
(1)表1中の2#に記載された重量部に基づいて各原料を量り、100目のふるいにかけておく。
(2)ステップ(1)で計量した栄養強化剤と調味剤とを同量ずつ混合して混合原料Aを得る。
(3)ステップ(1)で計量した蛋白質及び効能成分を造粒機で攪拌し、アルコールを結合剤として造粒した後、流動床乾燥し、20メッシュ整粒機で整粒して混合原料Bを得る。攪拌回転数は500回転/分、アルコール量は95%アルコールを10min以内に480部、流動床乾燥温度は58℃、時間は35分である。
(4)ステップ(2)で得られた混合原料Aと、ステップ(3)で得られた混合原料Bとを100メッシュのふるいにかけて混合し、発毛・育毛機能を有する組成物を得る。
【実施例0014】
(1)表1中の3#に記載された重量部に基づいて各原料を量り、60目のふるいにかけておく。
(2)ステップ(1)で計量した栄養強化剤と調味剤とを同量ずつ混合して混合原料Aを得る。
(3)ステップ(1)で計量した蛋白質及び効能成分を造粒機で攪拌し、アルコールを結合剤として造粒した後、流動床乾燥し、20メッシュ整粒機で整粒して混合原料Bを得、攪拌回転数350rp/min、アルコール用量85%アルコール300部を5.5分以内に、流動床乾燥温度55℃、時間30分で噴霧する。
(4)ステップ(2)で得られた混合原料Aと、ステップ(3)で得られた混合原料Bとを混合し、60メッシュ篩を通過させて発毛・育毛機能を有する組成物を得る。
【対比例1】
【0015】
実施例3との違いは、ステップ(1)が表2中4#に記載された重量分で各原料を計量し、60メッシュでふるいにかけたものであることである。
【対比例2】
【0016】
実施例3との違いは、ステップ(1)が表2中の5#に記載された重量分で各原料を計量し、60メッシュでふるいにかけたものであることである。
【対比例3】
【0017】
実施例3との違いは、ステップ(1)が表2中6#に記載された重量分で各原料を計量し、60メッシュでふるいにかけたものであることである。
【対比例4】
【0018】
実施例3との違いは、ステップ(1)が表2中の7#に記載された重量分で各原料を計量し、60メッシュでふるいにかけたものであることである。
【対比例5】
【0019】
実施例3との違いは、ステップ(1)が表2中の8#に記載された重量分で各原料を計量し、60メッシュでふるいにかけたものであることである。
【対比例6】
【0020】
実施例3との違いは、ステップ(1)が表2中の9シャープに記載された重量部で核原料を計量し、60メッシュでふるいにかけたものであることである。
【対比例7】
【0021】
実施例3との違いは、ステップ(1)が表2の10#に記載された重量分で各原料を計量し、60メッシュでふるいにかけたものであることである。
【対比例8】
【0022】
実施例3との違いは、ステップ(1)が表2の11#に記載された重量分で各原料を計量し、60メッシュでふるいにかけておくことである。
【対比例9】
【0023】
実施例3との違いは、ステップ(1)が表2の12#に記載された重量分で各原料を計量し、60メッシュでふるいにかけておくことである。
【対比例10】
【0024】
実施例3との違いは、ステップ(1)で桑の実の粉を黒豆粉末に置き換えたことである。
【0025】
効果検証
一、処方箋の効果検証
(一)被験者の選択
入選基準と除外基準に基づいて合格者を選択する。
【0026】
1.入選基準
(1)25~45歳、健康な男性または女性。
髪の長さは5~40cm。
(2)脱毛が多いと軽度の薄毛の悩みがあり、しかも60回の櫛毛法による脱毛数が10本より多く、2週間の準備期間後も10本より多い者。
(3)1ヶ月以内にカラーリング、パーマ、スタイリング等の特殊な美髪処理を行ったことがない者。
2.除外基準
(1)妊娠中若しくは授乳中の女性又は近日中に妊娠準備計画を有する者。
(2)精神病又は心疾患を有する者、あるいは長期の睡眠、感情制御障害がある者。
(3)この三箇月以内に脱毛防止の効果を有する化粧品その他の当該効果又は発毛の効果を有する製品を使用した者。
(4)頭髪の成長に影響を及ぼす薬物を6箇月近くの間に服用し又は局所的に使用したことがある者。
3.被験者制限
(1)被験者のスクリーニングと試験期間中、各回の訪問前48±4時間以内に髪を洗うことができず、かつ各回の訪問前に髪を洗わない時間が基本的に一致しており、訪問当日に自分で髪を梳くことができない。
(2)試験期間中、毎回の訪問評価の前2週間以内に散髪しないこと。
(3)試験期間中はいかなるヘアケアと整髪処置を行うことができず、またいかなる脱毛防止、発毛方面の治療を受けることができない。
(4)試験期間中は元の生活習慣を維持し、感情の変動が大きいことを避ける必要がある。
【0027】
(二)被験物質
試験サンプル:実施例1~3および対比例1-10の割合で調製した組成物。
使用方法:被験者に対して無作為に試験サンプルを配布し、そして被験者に対してサンプル使用指導を行い、被験者が試験期間内に試験対象物を正しく使用することを保証し、試験対象物を12週間使用し、試験期間中に被験者に使用時間と使用過程中のいかなる不快感と不良反応症状を記録することを要求する。
【0028】
(三)試験器材
櫛:櫛の歯の密度が適度(歯の間隔0.9~1.1mm)、櫛の歯の長さが2.0~3.0cm、櫛の長さが10cm以上(櫛の柄を含まない)、全体の試験過程の中で必ず同じ規格と材質の櫛を使用して、毎回使用後『医療机関の消毒技術規範』(WS-T 367-2012)の中の関連要求を参照して消毒を行う。
【0029】
(四)試験の流れ
必要に応じて被験者を募集し、同時に60回のヘアコーム法を採用して脱毛数をカウントし、記録した。
合格した被験者には2週間の準備期間を行い、準備期間には0.9%塩化ナトリウム溶液を使用した、準備期間終了後に再度60回コーム法を行い、脱毛数が10本以上の者は正式な試験に入る。
正式な試験に選ばれた被験者は層化無作為法により12グループに分け、試験結果に影響を与える可能性のある要素、例えば、性別、年齢、髪の長さ、脱毛の深刻度などのバランスを確保した。
入選した被験者に対して、製品を使用する前の毛髪の基礎値の評価を行い、脱毛カウント、記録を含む。製品の使用後4週間、8週間、12週間後に再度同じ評価とテストを実施する。
【0030】
(五)脱毛カウント:被験者が訪問・訪問するたびに研修を受けたスタッフが60回の櫛毛法を用いて被験者の髪を梳き、脱毛した髪をカウントし、記録する。
【0031】
(六)試験結果
処方効果の検証結果を表3に示す。
【0032】
(七)結論
表3のデータによると、実施例1~3の12週間後の脱毛回数の差(製品使用前の脱毛回数?製品使用12週間後の脱毛回数)は対比例1~10より高く、実施例1~3の脱毛防止効果は対比例1~10より優れている。また、実施例1~3のうち、実施例3の脱毛防止効果は、実施例1、実施例2よりも優れている。
【0033】
二、用量効果の検証
(一)実験材料及び方法
1.マウスのグループ分け:
マウス齢38~40d、体重15~20gのC57BL/6Jマウス(SPF級)50匹(中国南方医科大学実験動物センターから提供)を適応的に3日間飼育した後、ランダムに10匹ずつ5群に分け、投与前24時間にマウスの背部の毛を剃り、その毛が休止期から成長期に入るよう誘導した。
2.サンプル構成:
実施例3で調製した組成物1.54gを20mLの水に完全に溶解し、試料3#を得る。
実施例3で調製した組成物0.77gを20mLの水に完全に溶解して、低用量の試料を得る。
実施例3で調製した組成物3.08gを20mLの水に完全に溶解し、高用量の試料を得る。
フェナステリド固体を0.2%フェナステリド溶液に配置し、陽性対照試料を得る。
塩化ナトリウム固体を0.9%塩化ナトリウム溶液に配置し、陰性対照試料を得る。
3.投与
試験片3#および4群の対照試験片を5群のマウスにそれぞれ投与し、1日1回0.2mLずつ8週間投与した。
【0034】
(二)実験結果
1.マウスの体重変化
測定中に7dごとにマウスの体重を測定し、記録し、平均±標準偏差で表示し、具体的な結果は表4に示す。
上の表4のデータから、全検査過程において、5組のマウスの体重変化傾向はほぼ一致し、マウスはすべて異常がなかったことがわかった。
【0035】
2.マウスの皮膚の変化と毛が生えてくるまでの時間
各グループのマウスの脱毛部位の皮膚と毛の成長状況を毎日観察し、具体的な毛の成長状況を図1図5に示し(7dごとに撮影)、そして各マウスの脱毛部位の皮膚の色がピンクから黒に変わる時間と毛が生え始める時間を記録し、平均値±標準偏差で表し、具体的な結果を表5に示す。
図1は、検体3#を投与したマウスの背部毛髪の変化図である。
図2は、低用量の検体を投与したマウスの背部の毛髪の変化図である。
図3は、高用量の検体を投与したマウスの背部の毛髪の変化図である。
図4は、陽性対照試料を投与したマウスの背部毛髪の変化図である。
図5は、陰性対照試料を投与したマウスの背部毛髪の変化図である。
【0036】
上図より、試料3#D14では皮膚が灰色化しているマウスが2匹、毛が生えているマウスが2匹、D21では明らかに毛が生えているマウスが4匹、背中の60%に毛が生えているマウスが1匹、背中が全部生えているマウスが3匹であることが分かる。
低用量試料ではD14で1匹のマウスが皮膚が灰色になり、D21で5匹のマウスが毛が生え、その中で背中の70%の領域に毛が生えているのが2匹、背中の80%の領域に毛が生えているのが2匹であることを発見した。
高用量試料ではD14で5匹のマウスの背中に毛が生えていて、D21で5匹のマウスの毛が生えていることを発見し、その中で3匹のマウスの背中の90%の領域に毛が生えていて、2匹のマウスの背中が全部生えていることを発見した。
陽性対照試料では、D14では4匹のマウスが皮膚が灰色化し、1匹は明らかに毛が生えており、D21では6匹のマウスが背部の90%の領域に毛が生えていることが認められた。
陰性対照試料では、D14で皮膚が灰色化したマウスが2匹、D21では背中の70%に毛が生えたマウスが3匹、背中の90%に毛が生えたマウスが2匹確認された。
【0037】
上の表5のデータから、陰性対照試験片と比べて、試験片3#、高用量試験片および陽性対照試験片は成長期に入り、毛が生えた時間をある程度短縮したことがわかった、このうち、試料3#は、毛包が休止期から成長期に入り、発毛するまでの時間をより有意に短縮した。
【0038】
3マウス背部皮膚組織学的検査
7日目、14日目、28日目、56日目に投与24時間後に人道的に処刑し、毎回2匹を処刑し、剃毛区の同じ部位で皮膚標本を取り、固定し、通常の標本作製を行い、HE染色し、顕微鏡で観察された新生毛包の数は平均値で表し、具体的な結果は表6~表9及び図6に示す。
【0039】
試験片3#、低用量試験片、高用量試験片、陽性対照試験片と陰性対照試験片のHE染色図を図7図11に示す。
図7は試料3#のHE染色図であり、(a)は7日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(b)は14日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(c)は28日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(d)は56日マウス皮膚組織学的HE染色図である。
図8は低用量試料のHE染色図であり、(a)は7日間のマウス皮膚組織学的HE染色図であり、(b)は14日間のマウス皮膚組織学的HE染色図であり、(c)は28日間のマウス皮膚組織学的HE染色図であり、(d)は56日間のマウス皮膚組織学的HE染色図である。
図9は高用量試料のHE染色図であり、(a)は7日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(b)は14日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(c)は28日間マウス皮膚組織学的HE染色図であり、(d)は56日マウス皮膚組織学的HE染色図である。
図10は陽性対照試験片のHE染色図であり、(a)は7日間マウス皮膚組織学的HE染色図、(b)は14日間マウス皮膚組織学的HE染色図、(c)は28日間マウス皮膚組織学的HE染色図、(d)は56日マウス皮膚組織学的HE染色図である。
図11は陰性対照試料のHE染色図であり、(a)は7日間マウス皮膚組織学的HE染色図、(b)は14日間マウス皮膚組織学的HE染色図、(c)は28日間マウス皮膚組織学的HE染色図、(d)は56日マウス皮膚組織学的HE染色図である。
【0040】
図6図11より、マウス背部皮膚組織学的検査により、D7、D14、D28において、陰性対照群は実験の全周期で下降傾向を呈し、D7で毛包新生数がピークに達した。しかし、3#、高用量グループD14毛包新生数は最大値に達し、D28毛包新生数は0になった、陽性対照群の新生毛包数D7はピークに達し、実験過程全体で減少傾向を呈した。
陰性対照群はD7、D14の毛包新生数はすべて3#と陽性対照群より低く、D28陰性対照群の新生毛包数は0であった。
低用量グループはD7、D14の毛包新生数は陰性対照グループと基本的に一致し、D28の毛包新生数は3#と陰性対照グループより高かった。
3#D7、D14、D28の毛包新生数は陰性対照群より著しく多く、D7の毛包新生数は陰性対照群より48.40%高く、D14の毛包新生数はピークに達し、陰性対照群より218.00%高かった。
高用量グループはD7、D14毛包新生数量が陰性対照グループより多く、D7毛包新生数量は陰性対照グループより19.36%高く、D14毛包新生数量は陰性対照グループより32.15%高く、D28毛包新生数量と陰性対照グループの毛包新生数量はすべて0であった。
陽性対照群はD7がピークに達し、D14後に減少傾向を呈し、D28毛包新生数と陰性対照群の毛包新生数はすべて0であった。
【0041】
本発明の組成物は、有害な副作用がなく、毛包細胞の代謝・増殖を促進し、毛包の新生を促進し、毛包が休止期から成長期に入るまでの時間を短縮し、顕著な発毛促進作用を有し、頭皮内での毛髪の締まりを強化し、脱毛・定着を防止することができる。
【0042】
上記で述べたように、本発明のより良い具体的な実施形態のためだけに、本発明の保護範囲はこれに限定されるものではなく、本発明の技術的解決手段及びその発明思想に基づいて本発明の開示の技術的範囲内で同等に置換又は変更された技術分野に精通している技術者は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11