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特開2024-99534間接通信のためのネットワークノード及びネットワークノードにおける方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024099534
(43)【公開日】2024-07-25
(54)【発明の名称】間接通信のためのネットワークノード及びネットワークノードにおける方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/12 20090101AFI20240718BHJP
   H04W 28/084 20230101ALI20240718BHJP
   H04W 92/24 20090101ALI20240718BHJP
【FI】
H04W36/12
H04W28/084
H04W92/24
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024059572
(22)【出願日】2024-04-02
(62)【分割の表示】P 2023504382の分割
【原出願日】2020-12-07
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2020/107899
(32)【優先日】2020-08-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVASCRIPT
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ルー, ユンジェ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ヨン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD17
5K067DD57
5K067EE16
5K067JJ39
(57)【要約】      (修正有)
【課題】新しいNF受信者のURIが、NF送信者に知らされないことにより発生するリソースの消費及び競合を解決又は緩和することができる、間接通信のためのネットワークノード及びネットワークノードにおける方法を提供することである。
【解決手段】サービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するネットワークノードは、第1のネットワーク機能(NF)から、第2のNFを宛先とする要求を受信し、要求は第2のNFに関する情報を備える(110)。SCPは、第3のNFに要求をリダイレクトし、リダイレクトされた要求は第3のNFに関する情報を備える(120)。SCPは、第1のNFに応答を送信し、応答は第3のNFに関する情報を備える(130)。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するネットワークノードにおける方法(100)であって、
第1のネットワーク機能(NF)から、第2のNFを宛先とする要求を受信すること(110)であって、前記要求は前記第2のNFに関する情報を備える、受信することと、
前記SCPから第3のNFに前記要求をリダイレクトすること(120)であって、リダイレクトされた前記要求は前記第3のNFに関する情報を備える、リダイレクトすることと、
前記第1のNFに応答を送信すること(130)であって、前記応答は前記第3のNFに関する前記情報を備える、送信することと、
を含む方法。
【請求項2】
前記要求は、前記第2のNFにあるリソースを更新する要求、又は通知要求である、請求項1に記載の方法(100)。
【請求項3】
前記第3のNFに関する前記情報は、前記第3のNFのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)ルートを示す、請求項1又は2に記載の方法(100)。
【請求項4】
前記第3のNFに関する前記情報は、リダイレクトされた前記要求の統一資源識別子(URI)中、又は前記応答のヘッダ中で運ばれる、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法(100)。
【請求項5】
前記ヘッダが3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダである、請求項4に記載の方法(100)。
【請求項6】
前記第2のNFを宛先とする前記要求が、前記SCPのAPIルートを有するURIを含み、前記第2のNFに関する前記情報が、前記第2のNFのAPIルートを示し、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれる、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法(100)。
【請求項7】
前記リダイレクトすること(120)が、前記第2のNFに関連する、故障、ロードバランシング、又はロードリバランシングに応じて前記要求の受信者として前記第3のNFを再選択することを含むか、又は、前記第3のNFへのリダイレクトを示す前記第2のNFからのインジケーションに応じたものである、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法(100)。
【請求項8】
前記再選択することが、NFリポジトリ機能(NRF)に対して発見を実行することを含み、及び/若しくは、前記第2のNFに関連するバインディングインジケーションに基づくものであり、又は、
前記インジケーションが前記第3のNFの前記APIルートをさらに示す、請求項7に記載の方法(100)。
【請求項9】
前記第1のNF又は第2のNFが、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)サーバ、HTTPクライアント、NFサービスプロデューサ、又はNFサービスコンシューマのうちの1つである、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法(100)。
【請求項10】
第1のネットワーク機能(NF)における方法(200)であって、
サービス通信プロキシ(SCP)へと、第2のNFを宛先とする要求を送信すること(210)であって、前記要求は前記第2のNFに関する情報を備える、送信することと、
前記SCPから又は前記要求が前記SCPを介してリダイレクトされる第3のNFから応答を受信すること(220)であって、前記応答は前記第3のNFに関する情報を備える、受信することと、
を含む方法。
【請求項11】
前記要求は、前記第2のNFにあるリソースを更新する要求、又は通知要求である、請求項10に記載の方法(200)。
【請求項12】
前記第3のNFに関する前記情報は、前記第3のNFのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)ルートを示す、請求項10又は11に記載の方法(200)。
【請求項13】
前記第3のNFに関する前記情報は、統一資源識別子(URI)中、又は前記応答のヘッダ中で運ばれる、請求項10から12のいずれか1項に記載の方法(200)。
【請求項14】
前記ヘッダが3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダである、請求項13に記載の方法(200)。
【請求項15】
前記第2のNFを宛先とする前記要求が、前記SCPのAPIルートを有するURIを含み、前記第2のNFに関する前記情報が、前記第2のNFのAPIルートを示し、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれる、請求項10に記載の方法(200)。
【請求項16】
前記SCPに、前記第3のNFを宛先とするさらなる要求を送信することであって、前記さらなる要求が前記第3のNFに関する前記情報を備える、送信することをさらに含む、請求項11から15のいずれか1項に記載の方法(200)。
【請求項17】
第3のネットワーク機能(NF)における方法(300)であって、
サービス通信プロキシ(SCP)を介する第1のNFから第2のNFへの要求が前記第3のNFにリダイレクトされたことを判定すること(310)と、
前記SCPを介して前記第1のNFへ応答を送信すること(320)であって、前記応答が第3のNFのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)ルートを有する統一資源識別子(URI)を備える、送信することと、
を含む方法。
【請求項18】
ネットワークノード(900)であって、通信インターフェース(910)と、プロセッサ(920)と、メモリ(930)とを備え、前記メモリ(930)は、命令であって、前記プロセッサ(920)によって実行可能であり、これによって前記ネットワークノード(900)が、サービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するときに請求項1から9のいずれか1項に記載の方法を実行し、又は第1のネットワーク機能(NF)を実装するときに請求項10から16のいずれか1項に記載の方法を実行し、又は第3のネットワーク機能(NF)を実装するときに請求項17に記載の方法を実行するように動作可能である、命令を含む、ネットワークノード。
【請求項19】
格納されたコンピュータ可読命令を有するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読命令は、ネットワークノードのプロセッサによって実行されたとき、前記ネットワークノードを、サービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するときに請求項1から9のいずれか1項に記載の方法を実行し、又は第1のネットワーク機能(NF)を実装するときに請求項10から16のいずれか1項に記載の方法を実行し、又は第3のネットワーク機能(NF)を実装するときに請求項17に記載の方法を実行するように構成する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は通信技術に関し、より詳細には、間接通信のためのネットワーク及びネットワークにおける方法に関する。
【背景技術】
【0002】
リリース16(Rel-16)において、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、第5世代(5G)コア内の全てのタイプのNFに適用可能であるように、ネットワーク機能(NF)セットコンセプトの使用をさらに広げている。
【0003】
Rel-16では、ネットワーク機能サービスフレームワークの一部として、「間接通信」が3GPP技術仕様書(TS)23.501、V16.4.0の7.1.1節に規定されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。NFサービスはNFサービスコンシューマ(又はNFコンシューマと呼ばれる)とNFサービスプロデューサ(又はNFプロデューサと呼ばれる)との間で直接通信することができ、又はサービス通信プロキシ(SCP)を介して間接的に通信することができる。
【0004】
TS23.501の5.21.3.1節に規定されているように、いくつかのNFインスタンスが、NFインスタンスのセットとして、分散性、冗長性、及びスケーラビリティを一緒に提供するために、NFセット内でデプロイされることができる。この場合、NFは、故障、ロードバランシング、又はロードリバランシングの場合において、同じNFセット内の代替NFと置き換えることができる。これは、サービス動作と通知配信の両方に適用される。
【0005】
したがって、サービス(又は通知)は、例えば元のNFが故障したとき、過負荷になったときなどに、代替NFにおいて継続されることができる。この再選択は、NFコンシューマ(若しくはNFプロデューサ)又はSCP(間接通信の場合)によって実行され得る。
【0006】
以下の表1として再現されているTS23.501における表6.3.1.0-1は、NFサービスプロデューサによって提供されるバインディングインジケーションに応じた、NFサービスコンシューマ及びSCPの選択及び再選択挙動を規定する。
【0007】
表1:バインド、選択、及び再選択
【表1】
【0008】
参照によりその全体が本明細書に組み込まれる3GPP TS29.500、V16.3.0は、間接通信の場合にアプリケーションプログラミングインターフェース(API)ルート(apiRoot)を処理するNF及びSCPの挙動を規定する。
【0009】
TS29.500の6.10.2.4節は、間接通信のための擬似ヘッダ設定を規定する。特に、委任発見を伴う又は伴わない間接通信の場合、SCPに要求を送信するとき、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)クライアントは、擬似ヘッダを以下のように設定する:
-":scheme"は"http"又は"https"に設定される;
-":authority"は、SCPの完全修飾ドメイン名(FQDN)又はインターネットプロトコル(IP)アドレス(スキームが"http"である場合)、又はSCPのFQDN(スキームが"https"である場合)に設定される;
-":path"は、オプションであるSCPのデプロイメント固有の文字列と、オプションであるターゲット統一資源識別子(URI)のデプロイメント固有の文字列を除く、ターゲットURIのパス及びクエリ要素を含む。
【0010】
通知又はコールバック要求を送信するHTTPクライアントは、コールバックURIにデプロイメント固有の文字列が含まれているかどうかを知ることはできない。したがって、このHTTPクライアントは、コールバック(つまり、ターゲット)URIにデプロイメント固有の文字列がないと仮定して動作する。
【0011】
さらに、HTTPクライアントが応答をキャッシュすることができるHTTP要求(例えば、GET要求)について、HTTPクライアントは、ターゲットNFにバインドされる実装固有の値に設定されたキャッシュキー(ck)クエリパラメータを含めるべきである。
【0012】
HTTPクライアントは、利用可能である場合に、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダに、ターゲットリソースについてのオーソリティサーバのapiRoot(オプションであるターゲットURIのデプロイメント固有の文字列を含む)を含める。
【0013】
要求をHTTPサーバに転送するとき、SCPは、やってくる要求の要求URIにおいて受信されたSCPのapiRootを、ターゲットNFサービスインスタンスのapiRootに置き換える。3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダがこの要求において受信された場合、SCPが異なるHTTPサーバを(再)選択しない場合、SCPはこれをターゲットNFサービスインスタンスのapiRootとして使用し、いずれの場合でも、転送される要求からこれを除去する。SCPは6.1節に規定されるように、擬似ヘッダを以下の追加を伴うように設定する:
-SCPは、":authority"HTTP/2擬似ヘッダフィールドをターゲットNFサービスインスタンスのFQDNに変更する;
-SCPは":path"HTTP/2擬似ヘッダの中のオプションであるSCPの任意のデプロイメント固有の文字列を除去し、オプションであるターゲットURIの任意のデプロイメント固有の文字列を追加する;
-SCPは、このパラメータが要求において受信された場合、キャッシュ・キー・クエリ・パラメータを除去する。
【0014】
例えば、委任発見なしの間接通信について、NFサービスコンシューマが要求"POST https://example.com/a/b/c/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}/modify"をNFサービスプロデューサ(FQDN"example.com"によって表され、"a/b/c"はNF発見によってわかったNFサービスプロデューサのapiPrefixである)に送信する必要がある場合:
-NFサービスコンシューマは、"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダが"https://example.com/a/b/c"に設定された状態で、要求"POST https://SCP.com/1/2/3/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}/modify"をSCPに送信し(ここで、"1/2/3"はSCPの"apiPrefix"である)、
-SCPは、"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダなしで、要求"POST https://example.com/a/b/c/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}/modify"をNFサービスプロデューサに送信する。
【0015】
別の例において、間接通信について、NFサービスプロデューサが通知要求"POST https://example.com/a/b/c/notification"をNFサービスコンシューマ(FQDN"example.com"、すなわちコールバックURIのホスト部によって表される)に送信する必要がある場合:
-NFサービスプロデューサは、"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダが"https://example.com"に設定された状態で、要求"POST https://SCP.com/1/2/3/a/b/c/notification"をSCPに送信し(ここで、"1/2/3"はSCPの"apiPrefix"である)、
-SCPは、"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダなしで、要求"POST https://example.com/a/b/c/notification"をNFサービスプロデューサに送信する。
【0016】
TS29.500の6.10.2.5節は、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ設定を規定する。委任発見を伴う又は伴わない間接通信について、HTTPクライアントは、SCPに送信する要求に、ターゲットリソースについてのオーソリティサーバのapiRootに設定された3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダを含める。特に:
-委任発見なしの間接通信について、リソースを作成するためにSCPに送信されるサービス要求は、NFサービスコンシューマが実際に特定のNFサービスインスタンスを選択した場合、NFサービスプロデューサの選択されたNFサービスインスタンスのapiRootに設定された3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダを含み;
-リソースが作成された後、SCPに送信され、リソースをターゲットとする後続のサービス要求は、NFサービスプロデューサから以前に受信されたapiRootに設定された3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダを含み;
-SCPを介して送信される通知又はコールバックは、通知又はコールバックURIのapiRoot(すなわち、"http"若しくは"https"スキーム、固定文字列"://"、並びにオーソリティ(ホスト及びオプションであるポート))を含む。
【0017】
要求をHTTPサーバに転送するとき、SCPは、TS29.500の6.10.2.4節に規定されるように擬似ヘッダを設定する。
【発明の概要】
【0018】
NFコンシューマが、例えばセッション管理機能(SMF)上にプロトコルデータユニット(PDU)セッション管理(SM)コンテキストを作成するようにアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)が要求するときに、NFプロデューサ上にリソースを作成するための初期要求をNFプロデューサに送信すると、新たに作成されたリソースの絶対URI(リソースをホストするHTTPサーバのAPIルート(API Root)を含む)は、201 CreatedHTTP応答の"Location"ヘッダ内で返されるだろう。次いで、NFコンシューマは、このリソースに対する後続の動作のためにこのURIを使用する。同様に、NFプロデューサは、(暗黙的に又は明示的に)通知へのサブスクリプションを引き起こす、以前のサービス動作において、NFコンシューマから通知URIを取得することができる。
【0019】
間接通信では、元のNF受信者が故障、又は過負荷、又は任意の他の同様の状況になったとき、SCPは別のNFインスタンスを新しいNF受信者として再選択することができ、又は、負荷制御又はリバランシングのために、後続の要求が、元のNF受信者によって、新しいNF受信者としての別のNFインスタンスへと明示的にリダイレクトされてもよい。これらのシナリオで、SCPは、新しいNF受信者に転送される要求において、新しいNF受信者のapiRootを使用する。本明細書で使用される「NF送信者」は、サービス動作の場合にはNFコンシューマを、又は通知の場合にはNFプロデューサを、指すことができる。本明細書で使用される「NF受信者」は、サービス動作の場合にはNFプロデューサを、通知の場合にはNFコンシューマを、指すことができる。
【0020】
URIを有する"Location"ヘッダは、リソース作成については201 Createdにおいてのみサポートされ、又は、再選択シナリオについてはSCPによってのみ使用される307/308 redirection応答においてのみサポートされる。新しいapiRootはSCPによってのみ知られ、NF送信者によっては知られない。通知の場合、コールバックURIはメッセージボディ中で運ばれ、明示的にサブスクライブによってのみ更新され得る。したがって、新しいNF受信者のURIはNF送信者に送信されず、新しいNF受信者のapiRootを知らないNF送信者は、後続の要求又は通知のために元のNF受信者のapiRootを依然として使用することができる。すると、ステートレスであるSCPは再び再選択を実行する必要があるだろうが、これは全くもって不必要なものであるだろう。さらに悪いことに、SCPが前に選択されたNF受信者とは異なるNF受信者を再選択した場合、リソースは再び復元されるだろうが、これはリソースの浪費及び競合につながる。
【0021】
本開示の目的は、上記の問題のうちの少なくとも1つを解決又は緩和することができる、間接通信のためのネットワークノード及びネットワークノードにおける方法を提供することである。
【0022】
本開示の第1の態様によれば、SCP機能を実装するネットワークノードにおける方法が提供される。本方法は、第1のNFから、第2のNFを宛先とする要求を受信することであって、要求は第2のNFに関する情報を含む、受信することと、第3のNFに要求をリダイレクトすることであって、リダイレクトされた要求は第3のNFに関する情報を含む、リダイレクトすることと、第1のNFに応答を送信することであって、応答は第3のNFに関する情報を含む、送信することと、を含む。
【0023】
一実施形態では、要求は、第2のNFにおけるリソースを更新する要求、又は通知要求であり得る。
【0024】
一実施形態では、第3のNFに関する情報は、第3のNFのAPIルートを示し得る。
【0025】
一実施形態では、第3のNFに関する情報は、リダイレクトされた要求中のURI中、又は応答のヘッダ中で運ばれ得る。
【0026】
一実施形態では、ヘッダが3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダであってもよい。
【0027】
一実施形態では、第2のNFを宛先とする要求が、SCPのAPIルートを有するURIを含むことができる。第2のNFに関する情報は、第2のNFのAPIルートを示し得、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれ得る。
【0028】
一実施形態では、リダイレクトする動作が、第2のNFに関連する、故障、ロードバランシング、又はロードリバランシングに応答じて要求の受信者として第3のNFを再選択することを含むことができ、又は、第3のNFへのリダイレクトを示す第2のNFからのインジケーションに応じたものであってもよい。
【0029】
一実施形態では、再選択する動作が、NFリポジトリ機能(NRF)に対して発見を実行することを含むことができ、及び/又は第2のNFに関連するバインディングインジケーションに基づくことができる。このインジケーションは、第3のNFのAPIルートをさらに示し得る。
【0030】
一実施形態では、第1のNF又は第2のNFがHTTPサーバ、HTTPクライアント、NFサービスプロデューサ、又はNFサービスコンシューマのうちの1ち得る。
【0031】
本開示の第2の態様によれば、第1のNFにおける方法が提供される。本方法は、SCPへと第2のNFを宛先とする要求を送信することであって、要求は第2のNFに関する情報を含む、送信することと、SCPから又は要求がSCPを介してリダイレクトされる第3のNFから応答を受信することであって、応答は第3のNFに関する情報を含む、受信することと、を含む。
【0032】
一実施形態では、要求は第2のNFにおけるリソースを更新する要求、又は通知要求であり得る。
【0033】
一実施形態では、第3のNFに関する情報は第3のNFのAPIルートを示し得る。
【0034】
一実施形態では、第3のNFに関する情報は、URI中、又は応答のヘッダ中で運ばれ得る。
【0035】
一実施形態では、ヘッダが3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダであってもよい。
【0036】
一実施形態では、第2のNFを宛先とする要求が、SCPのAPIルートを有するURIを含むことができる。第2のNFに関する情報は、第2のNFのAPIルートを示し得、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれ得る。
【0037】
一実施形態では、本方法は、SCPに、第3のNFを宛先とするさらなる要求を送信することをさらに含み得る。このさらなる要求は、第3のNFに関する情報を含み得る。
【0038】
本開示の第3の態様によれば、第3のNFにおける方法が提供される。本方法は、SCPを介する第1のNFから第2のNFへの要求が第3のNFにリダイレクトされたことを判定することと、SCPを介して第1のNFに応答を送信することであって、応答が第3のNFのAPIルートを有するURIを含む、送信することと、を含む。
【0039】
本開示の第4の態様によれば、ネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、通信インターフェースと、プロセッサと、メモリとを含む。メモリは、命令であって、プロセッサによって実行可能であり、これによって、ネットワークノードが、SCP機能を実装するときに上記第1の態様による方法を実行し、又は第1のNFを実装するときに上記第2の態様による方法を実行し、又は第3のNFを実装するときに上記第3の態様による方法を実行するように動作可能である、命令を含む。
【0040】
本開示の第5の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒に記憶されたコンピュータ可読命令を有する。コンピュータ可読命令は、ネットワークノードのプロセッサによって実行されるとき、ネットワークノードを、SCP機能を実装するときに上記第1の態様による方法を実行し、又は第1のNFを実装するときに上記第2の態様による方法を実行し、又は第3のNFを実装するときに上記第3の態様による方法を実行するように構成する。
【0041】
本開示の実施形態によれば、第1のNFから受信され第2のNFを宛先とする要求を第3のNFにリダイレクトした後に、SCPは、第1のNFに送信される応答に、第3のNFに関する情報(例えば、第3のNFのapiRoot)を含めることができる。このようにして、第1のNFは情報を通知され、この情報を後続のサービス動作又は通知のために使用することができ、このため、SCPは、さもなければリソースの浪費及び衝突を引き起こすかもしれない、後続のサービス動作又は通知のための再度のリダイレクト又は再選択を実行する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
上記及び他の目的、特徴及び利点は、図面を参照する以下の実施形態の説明からより明らかになるのであろう。
図1】本開示の一実施形態によるSCPにおける方法を示すフローチャートである。
図2】本開示の一実施形態による第1のNFにおける方法を示すフローチャートである。
図3】本開示の別の一実施形態による第3のNFにおける方法を示すフローチャートである。
図4】本開示の一実施形態による間接通信の例示的なプロセスを示すシーケンス図である。
図5】本開示の別の一実施形態による間接通信の例示的なプロセスを示すシーケンス図である。
図6】本開示の一実施形態によるネットワークノードのブロック図である。
図7】本開示の一実施形態によるネットワークノードのブロック図である。
図8】本開示の一実施形態によるネットワークノードのブロック図である。
図9】本開示の別の一実施形態によるネットワークノードのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
本開示ではネットワーク機能、又はNF、は専用ハードウェア上のネットワーク要素として、専用ハードウェア上で実行されるソフトウェアインスタンスとして、又は適切なプラットフォーム、例えばクラウドインフラストラクチャ、上でインスタンス化された仮想化機能として実装され得る。
【0044】
本明細書において、「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」などへの言及は、記載される実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含み得ることを示すが、全ての実施形態がこの特定の特徴、構造、又は特性を含む必要はない。さらに、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態に言及しているものではない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性が一実施形態に関連して説明される場合、明示的に説明されているか否かにかかわらず、他の実施形態に関連してそのような特徴、構造、又は特性を用いることは、当業者の知識の範囲内にある。
【0045】
本明細書では様々な要素を説明するために「第1の」及び「第2の」などの用語が使用され得るが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、1つの要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。例えば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶことができ、同様に、第2の要素を第1の要素と呼ぶことができる。本明細書で使用するとき、用語「及び/又は」は、関連して列挙された用語のうちの1つ以上の任意の及び全ての組合せを含む。本明細書で使用される用語は特定の実施形態を説明することのみを目的としており、例示的な実施形態を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」及び「the」は、異なることを文脈が明確に示していない限り、複数形も含むことが意図される。用語「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含む(includes)」、及び/又は「含む(including)」は、本明細書で使用される場合、述べられた特徴、要素、及び/又はコンポーネントなどの存在を特定するが、1つ又は複数の他の特徴、要素、コンポーネント、及び/又はこれらの組み合わせの存在又は追加を排除するものではない。
【0046】
以下の説明及び特許請求の範囲では、別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する当業者によって通常理解されるのと同じ意味を有する。
【0047】
図1は、本開示の一実施形態による方法100を示すフローチャートである。方法100は、SCP又はSCP機能を実装するネットワークノードにおいて実行され得る。
【0048】
ブロック110において、第1のNF(例えば、NF送信者又はHTTPクライアント)から要求が受信される。要求は第2のNF(例えば、NF受信者又はHTTPサーバ)を宛先とし、第2のNFに関する情報(例えば、第2のNFのapiRoot)を含む。
【0049】
ここで、要求は、第2のNFにおけるリソースの更新要求又は通知要求であってもよい。
【0050】
一例において、要求はSCPのAPIルートを有するURIを含むことができる。第2のNFのapiRootは、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれ得る。
【0051】
例えば、要求は"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダが第2のNFのapiRoot、例えば"https://example.com/a/b/c"に設定された、"POST https://SCP.com/1/2/3/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}/modify"("1/2/3"はSCPの"apiPrefix"である)であってもよい。ここで、「apiRoot」とは、"scheme"、"authority"及び"apiPrefix"の組合せを意味する。
【0052】
ブロック120において、要求は第3のNF(例えば、別のNF受信者又はHTTPサーバ)にリダイレクトされる。リダイレクトされた要求は第3のNF(例えば、第3のNFのapiRoot)に関する情報を含む。第3のNFのapiRootは、リダイレクトされた要求のURI中で運ばれ得る。上記の例示を参照すると、リダイレクトされた要求は例えば、"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダなしの、"POST https://example.com/d/e/f/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}/modify"であってもよく、ここで"https://example.com/d/e/f"は、第3のNFのapiRootである。
【0053】
ブロック120において、第3のNFは、第2のNFに関連する故障、ロードバランシング、又はロードリバランシング、又は任意の他の同様の状況に応答して、要求の受信者として再選択され得る。ここで、SCPは、NRFに対して発見を実行することによって、第3のNFを再選択することができる。再選択は、第2のNFに関連するバインディングインジケーションに基づいて実行され得る。
【0054】
あるいは、ブロック120におけるリダイレクトは、第3のNFへのリダイレクトを示す第2のNFからのインジケーションに応答して実行され得る。インジケーションは、第3のNFのapiRootをさらに示し得る。例えば、インジケーションは、308 redirection(リダイレクション)応答であり得、又はその中で運ばれ得る。
【0055】
ブロック130において、応答が第1のNFに送信される。応答は第3のNFに関する情報(例えば、第3のNFのapiRoot)を含む。第3のNFのapiRootは、応答において、ヘッダ、例えば、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれ得る。上記の例では、応答が"https://example.com/d/e/f"に設定された"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダを含むことができる。あるいは、第3のNFのapiRootが応答のJavaScript Object Notation(JSON)ボディの属性のURI中で運ばれ得る。SCPは第3のNFから応答を受信し、それを第1のNFに転送することができる。
【0056】
図2は、本開示の一実施形態による方法200を示すフローチャートである。方法200は第1のNF(例えば、NF送信者又はHTTPクライアント)又は第1のNFを実装するネットワークノードにおいて実行され得る。
【0057】
ブロック210において、要求がSCPに送信される。要求は第2のNF(例えば、NF受信者又はHTTPサーバ)を宛先とし、第2のNFに関する情報(例えば、第2のNFのapiRoot)を含む。
【0058】
ここで、要求は、第2のNFにおけるリソースの更新要求又は通知要求であってもよい。
【0059】
一例において、要求はSCPのAPIルートを有するURIを含むことができる。第2のNFのapiRootは、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれ得る。例えば、要求は"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダが第2のNFのapiRoot、例えば"https://example.com/a/b/c"に設定された"POST https://SCP.com/1/2/3/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}/modify"("1/2/3"はSCPの"apiPrefix"である)であってもよい。
【0060】
ブロック220において、SCPからの、又は要求がSCPを介してリダイレクトされた第3のNF(例えば、別のNF受信者又はHTTPサーバ)からの、応答が受信される。応答は第3のNFに関する情報(例えば、第3のNFのapiRoot)を含む。
【0061】
一例において、第3のNFのapiRootは、応答のヘッダ、例えば、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれ得る。上記の例示では、応答は第3のNFのapiRoot、例えば"https://example.com/d/e/f"、に設定された"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダを含むことができる。あるいは、第3のNFのapiRootは、応答のJSONボディの属性のURI中で運ばれ得る。
【0062】
次いで、第3のNFの情報を通知された第1のNFは、要求が第3のNFにリダイレクトされたことを知り、後続する要求においてこの情報を使用することができる。一例において、第1のNFは第3のNFを宛先とするさらなる要求をSCPに送信することができる。さらなる要求は第3のNFに関する情報(例えば、第3のNFのapiRoot)を含む。例えば、さらなる要求は、例えば、"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダが第3のNFのapiRoot、例えば"https://example.com/d/e/f"、に設定された、https://scp.com/1/2/3/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}/modifyであってもよい。
【0063】
図3は、本開示の一実施形態による方法300を示すフローチャートである。方法300は、第3のNF(例えば、NF受信者又はHTTPサーバ)又は第3のNFを実装するネットワークノードにおいて実行され得る。
【0064】
ブロック310において、SCPを介した第1のNF(例えば、NF送信者又はHTTPクライアント)から第2のNF(例えば、NF受信者又はHTTPサーバ)への要求が、例えばSCPによる再選択又は第2のNFによるリダイレクトのために、第3のNFにリダイレクトされたことが判定される。
【0065】
ブロック320において、SCPを介して第1のNFに応答が送信される。応答は、第3のNFのapiRootを有するURIを含む。第3のNFが要求リダイレクト又はリソース再配置(すなわち、リソースがバックエンドから復元される)があることを知っているとき、第3のNFは、応答のJSONボディ内の属性に、第3のNFのapiRootを有するURIを含めることができる。
【0066】
以下、本開示のいくつかの例示的な実施形態について説明する。
【0067】
TS29.500で規定される3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダは、新しいHTTPサーバが選択又は再選択され、応答に含まれるLocationヘッダがない場合、ターゲットURIのapiRootを示すためにSCPによって使用されることができる。TS29.500の表5.2.3.2.1-1にある"3gpp-Sbi-Target-apiRoot"ヘッダの定義は、以下の表2に示すように、上記の特徴をサポートするように拡張することができる。
【0068】
表2:必須のHTTPカスタムヘッダ
【表2】
【0069】
TS29.500で規定される3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダは、要求をルーティングするためにSCPが新しいHTTPサーバを選択又は再選択し、HTTP応答にLocationHTTPヘッダが含まれない場合に、HTTPクライアントに送信される応答中において、選択又は変更されたターゲットURIのapiRootを含むことができる。
【0070】
(例えば、作成されたリソースに対する後続のサービス要求に対する)HTTP応答に"Location"ヘッダが含まれない場合、SCPがHTTPクライアントとしてのNFからHTTPサーバとしてのNFに要求を転送する時にターゲットURIを変更しなかった場合を除いて、SCPは、HTTPクライアントとしてのNFにHTTP応答を転送するとき、ターゲットHTTPサーバのapiRootに設定された値を有する"3gpp-Sbi-Target-apiRoot"ヘッダを含める。HTTPクライアントとしてのNFは、要求において使用されるローカルに格納されたURI(例えば、リソースURI又は通知コールバックURI)を、HTTP応答において受信されたターゲットapiRootを用いて更新し、したがって更新されたターゲットURIに後続の要求を送信することができる。
【0071】
以下では、上記の方法100~300が、図4~5に示される例示的な実施例を参照してさらに説明される。
【0072】
図4は、本開示の一実施形態による間接通信の例示的なプロセスを示すシーケンス図である。この例では、SCPによるNF受信者の再選択のために、要求がリダイレクトされる。
【0073】
示されるように、4.1において、AMFは、この場合NF送信者(また、NFコンシューマ及びHTTPクライアント)として、SCPに更新要求を送信する。この場合、この更新要求は、NF受信者(NFプロデューサ及びHTTPサーバでもある)としてのSMF(SMF1として示される)を宛先とする。更新要求は例えば、SMF1において既に作成されているPDU SMコンテキストを更新するためのSMコンテキスト更新要求であり得る。SMコンテキスト更新要求は、URI"{apiRoot of SCP}/nsmf-pdusession/v1/SM-contexts/{smContextRef}"を含むことができ、"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダは{apiRoot of SMF1}に設定される。4.2において、SCPは、更新要求をSMF1に転送する。ここで転送される要求は、例えば{apiRoot of SMF1}/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}であってもよい。しかしながら、4.2における転送は、例えばSMF1の故障のために失敗する。4.3において、SCPは(例えば、SMF1に関連するバインディングインジケーションに基づいて)NF受信者再選択のためのNRFに対してNF発見を実行する。4.4において、SCPは別のSMF(SMF2として示される)を新しいNF受信者として再選択し、NRFから取得したNFプロファイルからSMF2のapiRootを取得する。4.5において、SCPは、更新要求をSMF2に転送する。ここで転送される要求は例えば、{apiRoot of SMF2}/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}であってもよい。4.6において、SCPはSMF2から更新応答(例えば、SMコンテキスト更新応答)を受信する。4.7において、SCPは、更新応答をAMFに転送する。ここで、転送された応答は、{apiRoot of SMF2}に設定された"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダを含むことができる。
【0074】
4.8において、AMFはさらなる更新要求(例えば、SMコンテキスト更新要求)をSCPに送信する。SMコンテキスト更新要求はURI"{apiRoot of SCP}/nsmf-pdusession/v1/SM-contexts/{smContextRef}"を含むことができ、"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダは{apiRoot of SMF2}に設定される。4.9において、SCPは、更新要求をSMF2に転送する。ここで転送される要求は例えば、{apiRoot of SMF2}/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}であってもよい。4.10において、SCPはSMF2から更新応答(例えば、SMコンテキスト更新応答)を受信する。4.11において、SCPは、更新応答をAMFに転送する。
【0075】
図5は、本開示の一実施形態による間接通信の例示的なプロセスを示すシーケンス図である。この例では、NF受信者によるリダイレクトのために、要求がリダイレクトされる。
【0076】
示されるように、5.1において、AMFは、この場合NF送信者(また、NFコンシューマ及びHTTPクライアント)として、SCPに更新要求を送信する。この場合、更新要求は、NF受信者(NFプロデューサ及びHTTPサーバでもある)としてのSMF(SMF1として示される)を宛先とする。更新要求は、例えば、SMF1において既に作成されているPDU SMコンテキストを更新するためのSMコンテキスト更新要求であり得る。SMコンテキスト更新要求はURI"{apiRoot of SCP}/nsmf-pdusession/v1/SM-contexts/{sm-ContextRef}"を含むことができ、"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダが{apiRoot of SMF1}"に設定されている。5.2において、SCPは、更新要求をSMF1に転送する。ここで転送される要求は例えば、{apiRoot of SMF1}/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}であってもよい。5.3において、SMF1は、新しいNF受信者としての別のSMF(SMF2として示される)に要求をリダイレクトすることを判定する。5.4において、SMF1は、{apiRoot of SMF2}/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}を示すLocationヘッダを含む308 Moved Permanently応答をSCPに送信する。5.5において、SCPは、5.3において受信された応答に基づいて、SMF2に更新要求を転送する。ここで転送される要求は例えば、{apiRoot of SMF2}/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}であってもよい。5.6において、SCPはSMF2から更新応答(例えば、SMコンテキスト更新応答)を受信する。5.7において、SCPは、更新応答をAMFに転送する。ここで、転送された応答は、{apiRoot of SMF2}に設定された"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダを含むことができる。
【0077】
5.8において、AMFはさらなる更新要求(例えば、SMコンテキスト更新要求)をSCPに送信する。SMコンテキスト更新要求はURI"{apiRoot of SCP}/nsmf-pdusession/v1/SM-contexts/{smContextRef}"を含むことができ、"3gpp-sbi-target-apiRoot"ヘッダは{apiRoot of SMF2}に設定される。5.9において、SCPは更新要求をSMF2に転送する。ここで転送される要求は例えば、{apiRoot of SMF2}/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts/{smContextRef}であってもよい。5.10において、SCPはSMF2から更新応答(例えば、SMコンテキスト更新応答)を受信する。5.11において、SCPは更新応答をAMFに転送する。
【0078】
上述の方法100に対応して、ネットワークノードが提供される。図6は、本開示の一実施形態によるネットワークノード600のブロック図である。ネットワークノード600は、SCP機能を実装するように構成され得る。
【0079】
図6に示すように、ネットワークノード600は、第2のNFを宛先とする要求を第1のNFから受信するように構成された受信ユニット610を含み、この要求は第2のNFに関する情報を含む。ネットワークノード600は要求を第3のNFにリダイレクトするように構成されたリダイレクトユニット620をさらに含み、リダイレクトされた要求は第3のNFに関する情報を含む。ネットワークノード600は、第3のNFに関する情報を含む応答を第1のNFに送信するように構成された送信ユニット630をさらに含む。
【0080】
一実施形態では、この要求は第2のNFにあるリソースを更新するための要求、又は通知要求であり得る。
【0081】
一実施形態では、第3のNFに関する情報は第3のNFのAPIルートを示し得る。
【0082】
一実施形態では、第3のNFに関する情報は、リダイレクトされた要求のURI中で、又は応答のヘッダ中で運ばれ得る。
【0083】
一実施形態では、ヘッダが3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダであってもよい。
【0084】
一実施形態では、第2のNFを宛先とする要求が、SCPのAPIルートを有するURIを含むことができる。第2のNFに関する情報は、第2のNFのAPIルートを示すことができ、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれてもよい。
【0085】
一実施形態では、リダイレクトユニット620が、第2のNFに関連する故障、ロードバランシング、又はロードリバランシングに応答して、要求の受信者として第3のNFを再選択するように構成されてもよく、又は、第3のNFへのリダイレクトを示す第2のNFからのインジケーションに応答して、要求を第3のNFにリダイレクトするように構成されてもよい。
【0086】
一実施形態では、リダイレクトユニット620がNRFに対して発見を実行することによって第3のNFを再選択するように、及び/又は第2のNFに関連するバインディングインジケーションに基づいて第3のNFを再選択するように構成され得る。インジケーションは、第3のNFのAPIルートをさらに示し得る。
【0087】
一実施形態では、第1のNF又は第2のNFは、HTTPサーバ、HTTPクライアント、NFサービスプロデューサ、又はNFサービスコンシューマのうちの1つであり得る。
【0088】
ユニット610~630は、上記で説明され、例えば図1に示される動作を実行するように構成された、純粋なハードウェアソリューションとして又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして、例えば、プロセッサ若しくはマイクロプロセッサと十分なソフトウェアとこのソフトウェアを記憶するためのメモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、又は他の電子コンポーネント若しくは処理回路、のうちの1つ又は複数によって、実装され得る。
【0089】
上述の方法200に対応して、ネットワークノードが提供される。図7は、本開示の一実施形態によるネットワークノード700のブロック図である。ネットワークノード700は、第1のNF(例えば、NF送信者又はHTTPクライアント)を実装するように構成され得る。
【0090】
図7に示すように、ネットワークノード700は、第2のNFを宛先とする要求をSCPに送信するように構成された送信ユニット710を含み、要求は第2のNFに関する情報を含む。ネットワークノード700は、SCPから、又は要求がSCPを介してリダイレクトされる第3のNFから、応答を受信するように構成された受信ユニット720をさらに含み、この応答は第3のNFに関する情報を含む。
【0091】
一実施形態では、この要求が第2のNFにあるリソースを更新するための要求、又は通知要求であり得る。
【0092】
一実施形態では、第3のNFに関する情報は第3のNFのAPIルートを示し得る。
【0093】
一実施形態では、第3のNFに関する情報は、URI中で、又は応答中のヘッダ中で運ばれ得る。
【0094】
一実施形態では、ヘッダが3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダであってもよい。
【0095】
一実施形態では、第2のNFを宛先とする要求が、SCPのAPIルートを有するURIを含むことができる。第2のNFに関する情報は、第2のNFのAPIルートを示すことができ、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれることができる。
【0096】
一実施形態では、ネットワークノード700は、第3のNFを宛先とするさらなる要求をSCPに送信するように構成された送信ユニットをさらに含み得る。このさらなる要求は、第3のNFに関する情報を含み得る。
【0097】
ユニット710~720は、上記で説明され、例えば図2に示される動作を実行するように構成された、純粋なハードウェアソリューションとして、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして、例えば、プロセッサ若しくはマイクロプロセッサと十分なソフトウェアとこのソフトウェアを記憶するためのメモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、又は他の電子コンポーネント若しくは処理回路、のうちの1つ又は複数によって、実装され得る。
【0098】
上述の方法300に対応して、ネットワークノードが提供される。図8は、本開示の一実施形態によるネットワークノード800のブロック図である。ネットワークノード800は、第3のNF(例えば、NF受信者又はHTTPサーバ)を実装するように構成され得る。
【0099】
図8に示すように、ネットワークノード800は、SCPを介する第1のNFから第2のNFへの要求が第3のNFにリダイレクトされたことを判定するように構成された判定ユニット810を含む。ネットワークノード800は、SCPを介して第1のNFに応答を送信するように構成された送信ユニット820をさらに含み、この応答は、第3のNFのAPIルートを有するURIを含む。
【0100】
ユニット810~820は、上記で説明され、例えば図3に示される動作を実行するように構成された、純粋なハードウェアソリューションとして、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして、例えば、プロセッサ若しくはマイクロプロセッサと十分なソフトウェアとこのソフトウェアを記憶するためのメモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、又は他の電子コンポーネント若しくは処理回路、のうちの1つ又は複数によって、実装され得る。
【0101】
図9は、本開示の別の実施形態によるネットワークノード900のブロック図である。
【0102】
ネットワークノード900は、通信インターフェース910と、プロセッサ920と、メモリ930とを含む。
【0103】
メモリ930はプロセッサ920によって実行可能な命令を含むことができ、それによって、ネットワークノード900は、SCP機能を実装するとき、例えば図1に関連して先に説明した手順の、動作を実行するように動作可能である。特に、メモリ930はプロセッサ920によって実行可能な命令を含むことができ、それによって、ネットワークノード900は、SCP機能を実装するとき、第1のNFから第2のNFを宛先とする要求であって第2のNFに関する情報を含む要求を受信し、リダイレクトされた要求が第3のNFに関する情報を含ように、この要求を第3のNFにリダイレクトし、第3のNFに関する情報を含む応答を第1のNFに送信するように動作する。
【0104】
一実施形態では、この要求は第2のNFにあるリソースを更新するための要求、又は通知要求であり得る。
【0105】
一実施形態では、第3のNFに関する情報が第3のNFのAPIルートを示し得る。
【0106】
一実施形態では、第3のNFに関する情報は、リダイレクトされた要求のURI中で、又は応答のヘッダ中で運ばれ得る。
【0107】
一実施形態では、ヘッダが3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダであってもよい。
【0108】
一実施形態では、第2のNFを宛先とする要求は、SCPのAPIルートを有するURIを含むことができる。第2のNFに関する情報は、第2のNFのAPIルートを示してもよく、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれてもよい。
【0109】
一実施形態では、リダイレクトする動作が、第2のNFに関連する故障、ロードバランシング、又はロードリバランシングに応答して、要求の受信者として第3のNFを再選択することを含むことができ、又は、リダイレクトする動作が、第2のNFからの、第3のNFへのリダイレクトを示すインジケーションに応じたものであってもよい。
【0110】
一実施形態では、再選択する動作が、NFリポジトリ機能(NRF)に対して発見を実行することを含むことができ、及び/又は再選択する動作が第2のNFに関連するバインディングインジケーションに基づくことができる。このインジケーションは、第3のNFのAPIルートをさらに示し得る。
【0111】
一実施形態では、第1のNF又は第2のNFが、HTTPサーバ、HTTPクライアント、NFサービスプロデューサ、又はNFサービスコンシューマのうちの1つであり得る。
【0112】
あるいは、メモリ930はプロセッサ920によって実行可能な命令を含むことができ、それによって、ネットワークノード900は、第1のNFを実装するとき、例えば図2に関連して先に説明した手順の動作を実行するように、動作可能である。特に、メモリ930はプロセッサ920によって実行可能な命令を含むことができ、それによって、ネットワークノード900は、第1のNFを実装するとき、第2のNFを宛先とし、第2のNFに関する情報を含む要求をSCPに送信し、SCPから、又は要求がSCPを介してリダイレクトされる第3のNFから、第3のNFに関する情報を含む応答を受信する。
【0113】
一実施形態では、要求は第2のNFにおけるリソースを更新するための要求、又は通知要求であり得る。
【0114】
一実施形態では、第3のNFに関する情報は第3のNFのAPIルートを示し得る。
【0115】
一実施形態では、第3のNFに関する情報は、URI中で又は応答のヘッダ中で運ばれ得る。
【0116】
一実施形態では、ヘッダが3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダであってもよい。
【0117】
一実施形態では、第2のNFを宛先とする要求は、SCPのAPIルートを有するURIを含むことができる。第2のNFに関する情報は、第2のNFのAPIルートを示し得、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれ得る。
【0118】
一実施形態では、メモリ930がプロセッサ920によって実行可能な命令をさらに含むことができ、それによって、ネットワークノード900は、第1のNFを実装するときに、SCPに、第3のNFを宛先とするさらなる要求を送信するように動作する。このさらなる要求は、第3のNFに関する情報を含み得る。
【0119】
あるいは、メモリ930はプロセッサ920によって実行可能な命令を含むことができ、それによって、ネットワークノード900は、第3のNFを実装するとき、例えば図3に関連して先に説明した手順の、動作を実行するように動作可能である。特に、メモリ930はプロセッサ920によって実行可能な命令を含むことができ、それによって、ネットワークノード900は、第3のNFを実装するとき、SCPを介する第1のNFから第2のNFへの要求が第3のNFにリダイレクトされたことを判定し、応答が第3のNFのAPIルートを有するURIを含むように、SCPを介して第1のNFに応答を送信する。
【0120】
本開示はまた、不揮発性又は揮発性メモリ、例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、及びハードドライブ、の形態の少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムは、プロセッサ920によって実行されると、ネットワークノード900に、例えば図1図2、又は図3に関連して先に説明した手順の、動作を実行させるコード/コンピュータ可読命令を含む。
【0121】
コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムモジュール内に構造化されたコンピュータプログラムコードとして構成され得る。コンピュータプログラムモジュールは、基本的に、図1図2、又は図3に示すフローの動作を実行することができるだろう。
【0122】
プロセッサは単一のCPU(中央演算処理装置)であってもよいが、2つ以上の処理ユニットを備えることもできる。例えば、プロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、命令セットプロセッサ及び/若しくは関連するチップセット、並びに/又は特定用途向け集積回路(ASIC)などの専用マイクロプロセッサを含み得る。プロセッサはまた、キャッシュ目的のためのボードメモリを備えてもよい。コンピュータプログラムは、プロセッサに接続されたコンピュータプログラム製品中で運ばれてもよい。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムが記憶される非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備え得る。例えば、コンピュータプログラム製品は、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、又はEEPROMであってもよく、上記のコンピュータプログラムモジュールは、代替実施形態において、メモリの形態をとる異なるコンピュータプログラム製品上に分散され得る。
【0123】
本開示が、その実施形態を参照して上述された。当業者であれば、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変形、変更、及び追加を行うことができることを理解するはずである。したがって、本開示の範囲は、上記の特定の実施形態には限定されず、添付の特許請求の範囲によってのみ定義される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2024-05-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するネットワークノードにおける方法(100)であって、
第1のネットワーク機能(NF)から、第2のNFを宛先とする要求を受信すること(110)であって、前記要求は前記第2のNFに関する情報を備える、受信することと、
第3のNFに、前記第3のNFへのリダイレクトを示す前記第2のNFからのインジケーションに応じて、前記要求をリダイレクトすること(120)であって、リダイレクトされた前記要求は前記第3のNFに関する情報を備える、リダイレクトすることと、
前記SCPから前記第1のNFに応答を送信すること(130)であって、前記応答は前記第3のNFに関する前記情報を備え、前記第3のNFに関する前記情報は、前記第3のNFのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)ルートを示す、送信することと、
を含む方法。
【請求項2】
前記要求は、前記第2のNFにあるリソースを更新する要求、又は通知要求である、請求項1に記載の方法(100)。
【請求項3】
前記第2のNFを宛先とする前記要求が、前記SCPのAPIルートを有するURIを含み、前記第2のNFに関する前記情報が、前記第2のNFのAPIルートを示し、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれる、請求項1又は2に記載の方法(100)。
【請求項4】
選択することが、NFリポジトリ機能(NRF)に対して発見を実行することを含み、及び/若しくは、前記第2のNFに関連するバインディングインジケーションに基づくものであり、又は、
前記インジケーションが前記第3のNFの前記APIルートをさらに示す、請求項に記載の方法(100)。
【請求項5】
前記第1のNF又は第2のNFが、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)サーバ、HTTPクライアント、NFサービスプロデューサ、又はNFサービスコンシューマのうちの1つである、請求項1又は2に記載の方法(100)。
【請求項6】
第1のネットワーク機能(NF)における方法(200)であって、
サービス通信プロキシ(SCP)へと、第2のNFを宛先とする要求を送信すること(210)であって、前記要求は前記第2のNFに関する情報を備える、送信することと、
前記SCPから又は前記要求が前記SCPを介してリダイレクトされる第3のNFから応答を受信すること(220)であって、前記応答は前記第3のNFに関する情報を備え、前記第3のNFに関する前記情報は、前記第3のNFのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)ルートを示す、受信することと、
前記SCPに、前記第3のNFを宛先とするさらなる要求を送信することであって、前記さらなる要求が前記第3のNFに関する前記情報を備える、送信することと、
を含む方法。
【請求項7】
前記要求は、前記第2のNFにあるリソースを更新する要求、又は通知要求である、請求項に記載の方法(200)。
【請求項8】
前記第2のNFを宛先とする前記要求が、前記SCPのAPIルートを有するURIを含み、前記第2のNFに関する前記情報が、前記第2のNFのAPIルートを示し、3gpp-Sbi-Target-apiRootヘッダ中で運ばれる、請求項に記載の方法(200)。
【請求項9】
ネットワークノード(900)であって、通信インターフェース(910)と、プロセッサ(920)と、メモリ(930)とを備え、前記メモリ(930)は、命令であって、前記プロセッサ(920)によって実行可能であり、これによって前記ネットワークノード(900)が、サービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するときに請求項1からのいずれか1項に記載の方法を実行し、又は第1のネットワーク機能(NF)を実装するときに請求項6から8のいずれか1項に記載の方法を実行するように動作可能である、命令を含む、ネットワークノード。
【請求項10】
プログラムであって、前記プログラムは、ネットワークノードのプロセッサによって実行されたとき、前記ネットワークノードを、サービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するときに請求項1からのいずれか1項に記載の方法を実行するように、又は第1のネットワーク機能(NF)を実装するときに請求項6から8のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成する、プログラム。
【外国語明細書】