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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024099901
(43)【公開日】2024-07-26
(54)【発明の名称】回転式エンジン
(51)【国際特許分類】
   F02B 53/00 20060101AFI20240719BHJP
   F02B 53/04 20060101ALI20240719BHJP
   F02B 55/04 20060101ALI20240719BHJP
【FI】
F02B53/00 M
F02B53/04 H
F02B53/04 N
F02B55/04 Z
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023003510
(22)【出願日】2023-01-13
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】523014865
【氏名又は名称】張世和
(71)【出願人】
【識別番号】523014876
【氏名又は名称】張瀚之
(71)【出願人】
【識別番号】523014887
【氏名又は名称】張馨予
(74)【代理人】
【識別番号】100082418
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 朔生
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 真二郎
(74)【代理人】
【識別番号】100220917
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 忠大
(72)【発明者】
【氏名】張世和
(72)【発明者】
【氏名】張瀚之
(57)【要約】      (修正有)
【課題】複数の動力ストロークを有る回転式エンジンを提供する。
【解決手段】回転式エンジンは、吸気固定子11及び排気固定子12を含み、該吸気固定子11及び該排気固定子12にそれぞれガイドリング溝13が設けられ、レール15を構成する固定子機構と、吸気固定子11と該排気固定子12との間に回転可能に設けられ、複数の当接するシリンダ21とシリンダヘッドを含み、各シリンダヘッドが吸気通路及び排気通路を含み、該吸気通路及び排気通路が回転子20と、該固定子機構及び回転子20を軸方向に穿設する回転軸18と、それぞれ該シリンダヘッドに収容され、吸気バルブ及び排気バルブを含む複数のバルブ機構30と、それぞれ該複数のシリンダ21に収容され、レール15に沿って移動可能なピストン軸を含む複数のピストン50と、それぞれ該シリンダヘッドに位置してシリンダ21の内部に露出する複数の点火プラグと、を含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転式エンジンであって、
吸気固定子及び排気固定子を含み、前記吸気固定子及び前記排気固定子にそれぞれガイドリング溝が設けられ、前記吸気固定子のガイドリング溝は、前記排気固定子のガイドリング溝と軸方向に対応してレールを構成し、前記吸気固定子に吸気リング溝がさらに設けられ、前記排気固定子に排気リング溝がさらに設けられる固定子機構と、
前記吸気固定子と前記排気固定子との間に回転可能に設けられ、複数のシリンダと複数のシリンダヘッドとが設けられ、各前記シリンダヘッドが各前記シリンダに当接し、各前記シリンダヘッドに吸気通路及び排気通路が設けられ、前記吸気通路が前記吸気リング溝と連通し、前記排気通路が前記排気リング溝と連通する回転子と、
前記固定子機構及び前記回転子を軸方向に穿設する回転軸と、
前記シリンダヘッドに設けられ、かつ、それぞれ前記吸気通路を選択的に遮断可能な吸気バルブ及び前記排気通路を選択的に遮断可能な排気バルブを含む複数のバルブ機構と、
それぞれ前記複数のシリンダに収容され、かつ、それぞれ前記複数のシリンダから径方向に突出し前記レールに沿って移動するピストン軸が設けられ、それぞれ前記レールに対して吸気ストローク始点、圧縮ストローク始点、爆発ストローク始点及び排気ストローク始点が順に定義される複数のピストンと、
前記シリンダヘッドに設けられ、かつ、それぞれ前記複数のシリンダの内部に露出する複数の点火プラグと、を含むことを特徴とする、
回転式エンジン。
【請求項2】
各前記シリンダは前記回転子の直径に対して同軸に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項3】
前記ピストン軸の両端にそれぞれ前記レールに収容された軸受が嵌設されることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項4】
各前記シリンダには、径方向に対向し前記ピストン軸をガイドする2つのガイド溝が開設されることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項5】
各前記ピストンの上部に少なくとも2つの押圧リング溝及び前記少なくとも2つの押圧リング溝よりも低い少なくとも1つの貯油槽が設けられ、前記少なくとも2つの押圧リング溝に少なくとも2つのピストンリングが嵌設され、前記固定子機構にシリンダ油注入孔がさらに設けられ、前記シリンダ油注入孔が前記ガイド溝に連通し、かつ前記少なくとも1つの貯油槽に対応することを特徴とする、請求項4に記載の回転式エンジン。
【請求項6】
各前記ピストンの下部に複数のピストン放熱フィンが設けられることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項7】
前記固定子機構に前記レールに連通するレール油注入孔がさらに設けられることを特徴とする、請求項4に記載の回転式エンジン。
【請求項8】
前記固定子機構に前記レールに連通する油抜き孔がさらに設けられることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項9】
前記回転子は2つの環状ガス室をさらに含み、各前記環状ガス室はそれぞれ前記吸気リング溝と前記排気リング溝に挿入された内環壁及び外環壁で画定され、前記外環壁の外側に環状油溜まりが設けられ、前記環状油溜まりの両側に前記ガイドリング溝の溝壁に接触する2つのオイルシールが嵌着されることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項10】
前記固定子機構に少なくとも1つの油差しに接続される複数の油注入孔がさらに設けられ、各前記油注入孔は前記環状油溜まりに連通することを特徴とする、請求項9に記載の回転式エンジン。
【請求項11】
前記回転軸に軸方向に延びる軸孔と前記軸孔から外向きに延び前記回転軸の外周面に開放した複数の径孔が設けられ、各前記シリンダは少なくとも1つの前記径孔に対応して連通することを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項12】
前記回転軸の外周面に軸方向に延びる複数のリブがさらに設けられ、隣接する2つの前記リブと前記固定子機構及び前記回転子との間にシュートが画定され、各前記径孔は前記リブに開放することを特徴とする、請求項11に記載の回転式エンジン。
【請求項13】
前記吸気固定子及び前記排気固定子はそれぞれ第1軸受及び第2軸受を介して前記回転軸に嵌設され、2つの鋼板は、それぞれ前記吸気固定子及び前記排気固定子と前記回転子を仕切り、かつ、それぞれ前記第1軸受及び前記第2軸受を超えるように径方向に延びることを特徴とする、請求項11に記載の回転式エンジン。
【請求項14】
前記固定子機構は冷媒が流れる少なくとも1つの冷却管路をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項15】
各前記バルブ機構は前記シリンダヘッドに設けられ弾性復帰可能なバルブステムアセンブリをさらに含み、前記バルブステムアセンブリの一端に前記固定子機構に当接するホイール部品が設けられ、前記ホイール部品が前記回転子の回転に伴って前記固定子機構の突起により押し上げられると、前記バルブ機構が起動されることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項16】
各前記バルブ機構は前記シリンダヘッドに設けられ弾性復帰可能なバルブステムアセンブリ及び前記回転子に枢着されるロッカアームをさらに含み、前記ロッカアームの一端に前記固定子機構の外周面に当接するホイール部品が設けられ、前記ホイール部品が前記回転子の回転に伴って前記固定子機構の外周面の突起により押し上げられる時、前記ロッカアームの他端は前記バルブステムアセンブリを起動することを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転式エンジンに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、交通機関でも他の動力需要の分野でも、エンジンは非常に重要な役割を果たす。一般的に、従来のエンジンはシリンダ、ピストン、クランク軸、ゲートバルブ等の部材の協働により、吸気、圧縮、爆発及び排気等のストロークを行って完全な動力サイクルを達成する。
【0003】
しかしながら、従来のエンジンの構造及び部材の製造及び組立は非常に複雑であり、例えばクランク軸はピストンの数に応じて曲がった軸に設計する必要がある。したがって、ピストンは、偏心して上下往復運動し、シリンダと横方向に摩擦するため、シリンダとピストンが摩耗されて破損されやすく、かつクランク軸が破断しやすい。さらに、従来のエンジンは爆発時にピストンロッドとクランク軸が直線にあるため、爆発力が相殺され、それにより動力を全部に出力することができない。また、従来のエンジンのシリンダ数も大きな制限を受け、大きな動力出力を提供することができない。しかしながら、本発明の回転式エンジンは、クランク軸よりも大きい大軸を使用して、エンジンの運転をより安定化しより大きな動力を出力することができ、かつ、大軸の中心から送風孔を設けることにより、外部の冷風をシリンダ内に流入させることができ、エンジンに大きな冷却効果を達成させる。
【0004】
そこで、上記問題を解決するために、新規で進歩性を有する回転式エンジンを提供する必要がある。
【発明の概要】
【0005】
本発明の主な目的は、回転子が一回転する過程において複数の動力ストロークを有し、より大きな動力出力を提供可能な回転式エンジンを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は回転式エンジンを提供する。該回転式エンジンは、吸気固定子及び排気固定子を含み、該吸気固定子及び該排気固定子にそれぞれガイドリング溝が設けられ、該吸気固定子のガイドリング溝は、該排気固定子のガイドリング溝と軸方向に対応してレールを構成し、該吸気固定子に吸気リング溝がさらに設けられ、該排気固定子に排気リング溝がさらに設けられる固定子機構と、該吸気固定子と該排気固定子との間に回転可能に設けられ、複数のシリンダと複数のシリンダヘッドとが設けられ、各該シリンダヘッドが各該シリンダに当接し、各該シリンダヘッドに吸気通路及び排気通路が設けられ、該吸気通路が該吸気リング溝と連通し、該排気通路が該排気リング溝と連通する回転子と、該固定子機構及び該回転子を軸方向に穿設する回転軸と、該シリンダヘッドに設けられ、かつ、それぞれ該吸気通路を選択的に遮断可能な吸気バルブ及び該排気通路を選択的に遮断可能な排気バルブを含む複数のバルブ機構と、それぞれ該複数のシリンダに収容され、かつ、それぞれ該複数のシリンダから径方向に突出し該レールに沿って移動するピストン軸が設けられ、それぞれ該レールに対して吸気始点、圧縮始点、爆発始点及び排気始点が順に定義される複数のピストンと、該シリンダヘッドに設けられ、かつ、それぞれ該複数のシリンダの内部に露出する複数の点火プラグと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の好ましい実施例の斜視図である。
図2】本発明の好ましい実施例の分解図である。
図3】本発明の好ましい実施例の部分分解図である。
図4】本発明の好ましい実施例のエンジンの動作原理の概略図である。
図5】本発明の好ましい実施例のピストンの概略図である。
図6図4の部分概略図である。
図7図4の部分概略図である。
図8図4の部分概略図である。
図9】本発明の好ましい実施例の部分断面図である。
図10】本発明の好ましい実施例の他の径方向断面図である。
図11図10の部分概略図である。
図12】本発明の好ましい実施例の第1側面図である。
図13】本発明の好ましい実施例の第2側面図である。
図14】本発明の他の好ましい実施例の径方向断面図である。
図15】本発明の他の好ましい実施例の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施例のみで本考案の可能な実施形態を説明するが、このような実施形態で本考案の特許範囲を制限するものではない。
【0008】
図1図14を参照すると、それらは本発明の好ましい実施例を示し、本発明の回転式エンジン1は、固定子機構10、回転子20、複数のバルブ機構30、複数のピストン50、及び複数の点火プラグ60を含む。
【0009】
該固定子機構10は、吸気固定子11及び排気固定子12を含み、該吸気固定子11及び該排気固定子12にそれぞれガイドリング溝13が設けられ、該吸気固定子11のガイドリング溝13は、該排気固定子12のガイドリング溝13と軸方向に対応してレール15を構成し、該吸気固定子11に吸気リング溝111がさらに設けられ、該排気固定子12に排気リング溝121がさらに設けられる。該回転子20は、該吸気固定子11と該排気固定子12との間に回転可能に設けられ、該回転子20に、複数のシリンダ21と、それぞれ該シリンダに当接する複数のシリンダヘッドと、該シリンダヘッド22とシリンダ21との間に設けられるガスケット23とが設けられ、該シリンダヘッド22に吸気通路221及び排気通路222が設けられており、該吸気通路221が該吸気リング溝111と連通し、該排気通路222が該排気リング溝121と連通する。該複数のバルブ機構30は該シリンダヘッド22に設けられ、かつ、それぞれ該吸気通路221を選択的に遮断可能な吸気バルブ31及び該排気通路222を選択的に遮断可能な排気バルブ32を含む。該複数のピストン50はそれぞれ該複数のシリンダ21に収容され、かつ、それぞれ該複数のシリンダ21から径方向に突出し該レール15に沿って移動するピストン軸51が設けられ、各該ピストン50は、該レール15に対して吸気ストローク始点I、圧縮ストローク始点C、爆発ストローク始点B及び排気ストローク始点Eが順に定義される(図4)。該複数の点火プラグ60は、該シリンダヘッド22に設けられ、かつ、該爆発始点Bに点火するためにそれぞれ該複数のシリンダ21の内部に露出する。該固定子機構10は、固定フレーム100に固定接続され、該固定フレーム100にトリガ電極101が設けられ、各該点火プラグ60が該シリンダヘッド22と共に該トリガ電極に対応して接触するように回転する時に点火をトリガする。これにより、該回転子20は、一回転する過程において複数の動力ストロークを有し、より大きな動力出力を提供することができる。
【0010】
ここで、該レール15は、該爆発ストローク始点Bのレール内縁に傾斜部分151が設けられ、該傾斜部分151は、該ピストン50が爆発始点Bから動作する場合、該ピストン軸51の軸受511に該傾斜部分151に沿って下向きに摺動させることができ、それにより、該ピストン50は、爆発ストロークを完全に完了することができ、該ピストン50が生成した動力は相殺されず、かつ巨大なトルクを生成する。
【0011】
該回転子20は、(図9に示すように)2つの環状ガス室23をさらに含み、各該環状ガス室23は、それぞれ該吸気リング溝111と該排気リング溝121に挿入された内環壁231及び外環壁232で画定され、該外環壁232の外側に環状油溜まり233が設けられ、該固定子機構10に少なくとも1つの油差し80を接続する複数の油注入孔81がさらに設けられ、各該油注入孔81は該環状油溜まり233に連通する。該環状油溜まり233の両側にそれぞれ該ガイドリング溝13の溝壁に接触する2つのオイルシール82が嵌着され、油液を該環状油溜まり233内に保持することができるため、該2つのオイルシール82もガスシール効果を有する。該2つのオイルシール82の間の油消費量が極めて少ないため、該油差し80は、十分に給油することができ、かつ密閉されたガス室を形成する。該回転子20と該吸気固定子11及び該排気固定子12との間に設けられた油注入孔115の油液は、該ピストン50を潤滑することができ、かつ、内側の該オイルシール82を潤滑することができ、該回転式エンジンの冷却にも役立っている。
【0012】
詳細には、回転軸18は、該固定子機構10及び該回転子20を軸方向に穿設し、該回転軸18及び該回転子20にはそれぞれキー溝181がさらに設けられ、ボルトキー182は該回転軸18及び該回転子20のキー溝にキー接続されて該回転子20を該回転軸18と同期回転させる。
【0013】
他の実施例では(図14に示すように)、該回転軸18と該シリンダ21は偏心して設けられてもよい。
【0014】
該吸気固定子11及び該排気固定子12は、それぞれ第1軸受112及び第2軸受122を介して該回転軸18に嵌設される。該回転軸18には、軸方向に延びる(図9に示すように)軸孔183と該軸孔183から外向きに延び該回転軸18の外周面に開放した複数の径孔184が設けられ、各該シリンダ21は、少なくとも1つの該径孔184に対応して連通し、該複数の径孔184の全断面積の合計が該軸孔183の断面積よりも小さいため、気流は、各該径孔184内に圧力が大きく流速が遅く、気流が各該径孔184から流出する時に迅速に噴出し、気流の流速の急増は、ピストン及びシリンダの冷却に役立っている。該軸孔183は、例えば送風機の送風装置に接続されるためのものであり、風を少なくとも該シリンダ21内に強制的に送ることができるため、放熱効率が極めて高い。好ましくは、該回転軸18はサイズが大きい大軸であり、大軸は、エンジンの安定性を向上させ、エンジンの伝熱と冷却に役立っており、かつ、大動力を出力しやすい。かつ、大軸は、それに該軸孔183(大送風孔)と該ピストン50に送風する該複数の径孔184(小送風孔)を穿孔することに役立っている。ここで、該回転軸18の一端に送風装置19が設けられ、該送風装置は、冷却流体を該軸孔183を介して該複数の径孔184に送って好ましい放熱効率を達成する。かつ、本発明の回転式エンジン1は、マルチシリンダエンジンを設計し製造することに適するが、マルチシリンダエンジンは、エンジン及び伝送動力を大幅に安定させるために大軸を必要として、本マルチシリンダエンジンは、ちょうど大軸に取り付けられる。より具体的には、該回転軸18の外周面に軸方向に延びる複数のリブ185がさらに設けられ、隣接する2つの該リブ185と該固定子機構10及び該回転子20との間にシュート186が画定され、各該径孔184は該リブ185に開放する。該シュート186は該回転式エンジン1の外に導通することにより放熱する。
【0015】
好ましくは、2つの鋼板113は、それぞれ該吸気固定子11及び該排気固定子12と該回転子20とを仕切り、かつ、それぞれ該第1軸受112及び該第2軸受122を超えるように径方向に延びる。2つの固定子と回転子20との間の該2つの鋼板113は、同様に隙間を保持するために用いられ、給油時に油液を該回転軸18に移動させないことにより、油を回転軸18と分離するためにも用いられる。遠心力によりシリンダ21内の油液が該回転軸18へ流れないが、エンジンが停止してこそ、油液が該回転軸18に流れるが、次回にエンジンが起動する時に油液を外向きに振り切る。該2つの鋼板113は、遮断作用を発揮するため、油液が該回転軸18のシュート186に容易に入って該シュート186から流出することを防止することができる。また、該2つの鋼板113の仕切り作用は、該回転子20と該吸気固定子11及び該排気固定子12との間の大面積の摩擦を回避し、運動エネルギーの消費を回避することができる。
【0016】
好ましくは、該固定子機構10は、冷媒が流れるための少なくとも1つの冷却管路114をさらに含み、該少なくとも1つの冷却管路114は、該吸気固定子11及び該排気固定子12の少なくとも1つに一体成形することができ、好ましくは、該冷却管路114は、該排気固定子12に設けられ、かつ、冷媒管路と連通することができ、これにより、連通した後に該排気固定子12は、優れた放熱効果を達成することができる。
【0017】
各該シリンダ21は、該回転子20の直径に対して同軸に設けられ、これは、回転バランスをとることに役立っている。各該シリンダ21には、径方向に対向し該ピストン軸51をガイドする2つのガイド溝213が開設される。該ピストン軸51の両端にそれぞれ該レール15に収容された軸受511が嵌設され、該軸受511は、摩擦を大幅に低減することにより、該ピストン50をスムーズで効率的に動作させることができる。
【0018】
各該ピストン50の上部に少なくとも2つの押圧リング溝52及び該少なくとも2つの押圧リング溝52よりも低い少なくとも1つの貯油槽53が設けられ、該少なくとも2つの押圧リング溝52に少なくとも2つのピストンリング54が嵌設される。該少なくとも2つのピストンリング54は、該ピストン50と該シリンダ21との間の密閉性を提供する。好ましくは、各該ピストン50の下部(内部又は外部)に、放熱に役立っている複数のピストン放熱フィン55が設けられる。該固定子機構10にシリンダ油注入孔115及び該レール15に連通する(該シリンダ油注入孔よりも低く、図14の約6時位置にある)油抜き孔116がさらに設けられ、該シリンダ油注入孔115は、該少なくとも1つの貯油槽53に油を注入し、なぜならば、ここで油を注入することにより、その直後の高負荷ストローク(圧縮及び爆発ストローク)で潤滑するための十分な油を該ピストン50に提供することができる。該回転子20が回転することにより該シリンダ油注入孔115が該ピストン50の貯油槽53と交差し、該油液が該ピストン50と接触し、遠心力の作用で、該油液が該シリンダ21内に入り、該ピストン50内に入った油液が該2つのピストンリング54によって掻き戻され、余分な油液が該シリンダ壁のガイド溝213を介して該回転子20と該吸気固定子11及び該排気固定子12との隙間に入り、遠心力の作用で、該油液が該回転子20の内側リングオイルシールと該油抜き孔116との間に移動し、最後に該油抜き孔116から流出し、該油抜き孔116は好ましくは低い位置にあり、該吸気リング溝111の内側リング縁部にほぼ密着する。該少なくとも1つの貯油槽53に注入された油液は、該ピストン50の移動に伴って該シリンダ21を潤滑する。このように繰り返して、該油液は該シリンダ21を潤滑することもできれば、該ピストン50及び該シリンダ21の熱エネルギーをシステムの外部に放熱することもできる。また、該吸気固定子11の軸方向外側面に、放熱効果を高めるために複数の固定子放熱フィン118が設けられてもよい。
【0019】
該固定子機構10に該レール15に連通するレール油注入孔117(本実施例では、図12の約6時方向である)がさらに設けられる。該複数のシリンダ21は、6時方向の該レール15に僅かな油液を注入し、なぜならば、該シリンダ油注入孔115(9時位置にある)に注入された油液が遠心力の作用で該レール15内に注入されない可能性があるためである。したがって、該レール15に僅かな油液を注入する必要がある。
【0020】
本実施例では(図3、及び図6図11に示すように)、各該バルブ機構30は、該シリンダヘッド22に設けられ弾性復帰可能なバルブステムアセンブリ34をさらに含む。該バルブステムアセンブリ34の一端に該固定子機構10に当接するホイール部品35が設けられ、該ホイール部品35が該回転子20の回転に伴って該固定子機構10の内周面の突起により押し上げられると、該バルブ機構30が起動される。好ましくは、該ホイール部品35は、該固定子機構10の内周面の環状ガイド溝に部分的に収容され、正確で、安定的にガイドすることができる。該ホイール部品35は高強度材質のゴムホイールを採用し、該ホイール部品35が高速運転する時に該吸気固定子11の吸気突起171又は該排気固定子12の排気固定子172と大きな衝突を発生させることを回避し衝突を緩衝する。
【0021】
図4は本発明の動作実施例を示し、ここで、燃料ガス(油とガスの混合は、該回転式エンジン1の外部から該吸気リング溝111に供給され、吸気ストローク(IからCまで)は約150度の角度であり、第1シリンダI1~第3シリンダI3はいずれも吸気ストローク中にあり、この時に該排気固定子12内の排気内周面102に該排気突起172がないため、該排気バルブ32は閉状態にある。該吸気固定子11内の吸気内周面103に該吸気突起171がある場合、該吸気バルブ31は該吸気突起171によって押圧されて開かれ、この時に該ピストン50が該レール15に沿って上死点(top dead center)から下死点(bottom dead center)まで移動することにより、各該シリンダ21は、150度の吸気ストローク(該吸気突起171は150度の角度である)を行って、燃料ガスを十分に吸入する。吸気ストロークが終了すると、該吸気固定子11の該吸気内周面103に該吸気突起171がなく、該吸気バルブ31が閉じられ、この時に該ピストン50は該レール15に沿って該下死点から上向きに移動することにより、(CからBまで)合計約60度の角度の該圧縮ストロークを行い、図中の第4シリンダC1は即ち圧縮ストロークを行う。圧縮ストロークが終了すると(B)、該点火プラグ60により点火し爆発させて動力を生成し、爆発ストローク(B~E)は合計約90度の角度であり、図中の第5シリンダB1及び第6シリンダB2は爆発ストロークであり、該シリンダ21内の該ピストン50は該傾斜部分151に沿って該下死点に向かって移動し、該ピストン50が該レール15の該傾斜部分151を移動するため、動力が相殺されず、エンジンに大きなトルクを発生させることができる。爆発ストロークが終了すると(E)、(EからIまで)約60度の角度の排気ストローク(該排気突起172も約60度の角度である)を行い、図中の第7シリンダE1が排気ストロークを行い、この時に該排気固定子12の該排気内周面102に該排気突起172があり、該排気バルブ32が開かれ、該ピストン50が該レール15に沿って該上死点に向かって移動し、該シリンダ21内の排気ガスが該排気通路222を介して排出される(図11に示すとおりである)。以上、本エンジンの基本的な吸気、圧縮、爆発及び排気という4つのストロークである。ここで、該複数のバルブ機構30により適切なタイミングに開閉と協働を行うことにより、全てのストロークの個々の動作タイミングをそれぞれ制御することができる。
【0022】
他の実施例では(図15に示すように)、該2つの固定子の外周にロッカアームを制御する突起17Aが設けられ、ロッカアーム91の一端が該突起17Aにより押し上げられてバネを圧縮し、さらに該バルブ機構30の開閉を制御する。
【符号の説明】
【0023】
1:回転式エンジン
10:固定子機構
11:吸気固定子
111:吸気リング溝
112:第1軸受
113:鋼板
114:冷却管路
115:シリンダ油注入孔
116:油抜き孔
117:レール油注入孔
118:固定子放熱フィン
12:排気固定子
121:排気リング溝
122:第2軸受
13:ガイドリング溝
15:レール
151:傾斜部分
17A:突起
171:吸気突起
172:排気突起
18:回転軸
181:キー溝
182:ボルトキー
183:軸孔
184:径孔
185:リブ
186:シュート
19:送風装置
20:回転子
21:シリンダ
22:シリンダヘッド
221:吸気通路
222:排気通路
23:ガスケット
213:ガイド溝
23:環状ガス室
231:内環壁
232:外環壁
233:環状油溜まり
30:バルブ機構
31:吸気バルブ
32:排気バルブ
34:バルブステムアセンブリ
35:ホイール部品
50:ピストン
51:ピストン軸
511:軸受
52:押圧リング溝
53:貯油槽
54:ピストンリング
55:ピストン放熱フィン
60:点火プラグ
80:油差し
81:油注入孔
82:オイルシール
91:ロッカアーム
100:固定フレーム
101:トリガ電極
102:排気内周面
103:吸気内周面
I:吸気ストローク始点
I1:第1シリンダ
I2:第2シリンダ
I3:第3シリンダ
C:圧縮ストローク始点
C1:第4シリンダ
B:爆発ストローク始点
B1:第5シリンダ
B2:第6シリンダ
E:排気ストローク始点
E1:第7シリンダ
E2:第8シリンダ

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【手続補正書】
【提出日】2023-11-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転式エンジンであって、
吸気固定子及び排気固定子を含み、前記吸気固定子及び前記排気固定子にそれぞれガイドリング溝が設けられ、前記吸気固定子のガイドリング溝は、前記排気固定子のガイドリング溝と軸方向に対応してレールを構成し、前記吸気固定子に吸気リング溝がさらに設けられ、前記排気固定子に排気リング溝がさらに設けられる固定子機構と、
前記吸気固定子と前記排気固定子との間に回転可能に設けられ、複数のシリンダと複数のシリンダヘッドとが設けられ、各前記シリンダヘッドが各前記シリンダに当接し、各前記シリンダヘッドに吸気通路及び排気通路が設けられ、前記吸気通路が前記吸気リング溝と連通し、前記排気通路が前記排気リング溝と連通する回転子と、
前記固定子機構及び前記回転子を軸方向に穿設する回転軸と、
前記シリンダヘッドに設けられ、かつ、それぞれ前記吸気通路を選択的に遮断可能な吸気バルブ及び前記排気通路を選択的に遮断可能な排気バルブを含む複数のバルブ機構と、
それぞれ前記複数のシリンダに収容され、かつ、それぞれ前記複数のシリンダから径方向に突出し前記レールに沿って移動するピストン軸が設けられ、それぞれ前記レールに対して吸気ストローク始点、圧縮ストローク始点、爆発ストローク始点及び排気ストローク始点が順に定義される複数のピストンと、
前記シリンダヘッドに設けられ、かつ、それぞれ前記複数のシリンダの内部に露出する複数の点火プラグと、を含むことを特徴とする、
回転式エンジン。
【請求項2】
各前記シリンダは前記回転子の直径方向に沿って延びていることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項3】
前記ピストン軸の両端にそれぞれ前記レールに収容された軸受が嵌設されることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項4】
各前記シリンダには、径方向に対向し前記ピストン軸をガイドする2つのガイド溝が開設されることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項5】
各前記ピストンの上部に少なくとも2つの押圧リング溝及び前記少なくとも2つの押圧リング溝よりも低い少なくとも1つの貯油が設けられ、前記少なくとも2つの押圧リング溝に少なくとも2つのピストンリングが嵌設され、前記固定子機構にシリンダ油注入孔がさらに設けられ、前記シリンダ油注入孔が前記ガイド溝に連通し、かつ前記少なくとも1つの貯油に対応することを特徴とする、請求項4に記載の回転式エンジン。
【請求項6】
各前記ピストンの下部に複数のピストン放熱フィンが設けられることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項7】
前記固定子機構に前記レールに連通するレール油注入孔がさらに設けられることを特徴とする、請求項4に記載の回転式エンジン。
【請求項8】
前記固定子機構に前記レールに連通する油抜き孔がさらに設けられることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項9】
前記回転子は2つの環状ガス室をさらに含み、各前記環状ガス室はそれぞれ前記吸気リング溝と前記排気リング溝に挿入された内環壁及び外環壁で画定され、前記外環壁の外側に環状油溜まりが設けられ、前記環状油溜まりの両側に前記ガイドリング溝の溝壁に接触する2つのオイルシールが嵌着されることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項10】
前記固定子機構に少なくとも1つの油差しに接続される複数の油注入孔がさらに設けられ、各前記油注入孔は前記環状油溜まりに連通することを特徴とする、請求項9に記載の回転式エンジン。
【請求項11】
前記回転軸に軸方向に延びる軸孔と前記軸孔から外向きに延び前記回転軸の外周面に開放した複数の径孔が設けられ、各前記シリンダは少なくとも1つの前記径孔に対応して連通することを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項12】
前記回転軸の外周面に軸方向に延びる複数のリブがさらに設けられ、隣接する2つの前記リブと前記固定子機構及び前記回転子との間にシュートが画定され、各前記径孔は前記リブに開放することを特徴とする、請求項11に記載の回転式エンジン。
【請求項13】
前記吸気固定子及び前記排気固定子はそれぞれ第1軸受及び第2軸受を介して前記回転軸に嵌設され、2つの鋼板は、それぞれ前記吸気固定子及び前記排気固定子と前記回転子を仕切り、かつ、それぞれ前記第1軸受及び前記第2軸受を超えるように径方向に延びることを特徴とする、請求項11に記載の回転式エンジン。
【請求項14】
前記固定子機構は冷媒が流れる少なくとも1つの冷却管路をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項15】
各前記バルブ機構は前記シリンダヘッドに設けられ弾性復帰可能なバルブステムアセンブリをさらに含み、前記バルブステムアセンブリの一端に前記固定子機構に当接するホイール部品が設けられ、前記ホイール部品が前記回転子の回転に伴って前記固定子機構の突起により押し上げられると、前記バルブ機構が起動されることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項16】
各前記バルブ機構は前記シリンダヘッドに設けられ弾性復帰可能なバルブステムアセンブリ及び前記回転子に枢着されるロッカアームをさらに含み、前記ロッカアームの一端に前記固定子機構の外周面に当接するホイール部品が設けられ、前記ホイール部品が前記回転子の回転に伴って前記固定子機構の外周面の突起により押し上げられる時、前記ロッカアームの他端は前記バルブステムアセンブリを起動することを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
各該シリンダ21は、該回転子20の直径方向に沿って延びるように設けられ、これは、回転バランスをとることに役立っている。各該シリンダ21には、径方向に対向し該ピストン軸51をガイドする2つのガイド溝213が開設される。該ピストン軸51の両端にそれぞれ該レール15に収容された軸受511が嵌設され、該軸受511は、摩擦を大幅に低減することにより、該ピストン50をスムーズで効率的に動作させることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
各該ピストン50の上部に少なくとも2つの押圧リング溝52及び該少なくとも2つの押圧リング溝52よりも低い少なくとも1つの貯油53が設けられ、該少なくとも2つの押圧リング溝52に少なくとも2つのピストンリング54が嵌設される。該少なくとも2つのピストンリング54は、該ピストン50と該シリンダ21との間の密閉性を提供する。好ましくは、各該ピストン50の下部(内部又は外部)に、放熱に役立っている複数のピストン放熱フィン55が設けられる。該固定子機構10にシリンダ油注入孔115及び該レール15に連通する(該シリンダ油注入孔よりも低く、図14の約6時位置にある)油抜き孔116がさらに設けられ、該シリンダ油注入孔115は、該少なくとも1つの貯油53に油を注入し、なぜならば、ここで油を注入することにより、その直後の高負荷ストローク(圧縮及び爆発ストローク)で潤滑するための十分な油を該ピストン50に提供することができる。該回転子20が回転することにより該シリンダ油注入孔115が該ピストン50の貯油53と交差し、該油液が該ピストン50と接触し、遠心力の作用で、該油液が該シリンダ21内に入り、該ピストン50内に入った油液が該2つのピストンリング54によって掻き戻され、余分な油液が該シリンダ壁のガイド溝213を介して該回転子20と該吸気固定子11及び該排気固定子12との隙間に入り、遠心力の作用で、該油液が該回転子20の内側リングオイルシールと該油抜き孔116との間に移動し、最後に該油抜き孔116から流出し、該油抜き孔116は好ましくは低い位置にあり、該吸気リング溝111の内側リング縁部にほぼ密着する。該少なくとも1つの貯油53に注入された油液は、該ピストン50の移動に伴って該シリンダ21を潤滑する。このように繰り返して、該油液は該シリンダ21を潤滑することもできれば、該ピストン50及び該シリンダ21の熱エネルギーをシステムの外部に放熱することもできる。また、該吸気固定子11の軸方向外側面に、放熱効果を高めるために複数の固定子放熱フィン118が設けられてもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
1:回転式エンジン
10:固定子機構
11:吸気固定子
111:吸気リング溝
112:第1軸受
113:鋼板
114:冷却管路
115:シリンダ油注入孔
116:油抜き孔
117:レール油注入孔
118:固定子放熱フィン
12:排気固定子
121:排気リング溝
122:第2軸受
13:ガイドリング溝
15:レール
151:傾斜部分
17A:突起
171:吸気突起
172:排気突起
18:回転軸
181:キー溝
182:ボルトキー
183:軸孔
184:径孔
185:リブ
186:シュート
19:送風装置
20:回転子
21:シリンダ
22:シリンダヘッド
221:吸気通路
222:排気通路
23:ガスケット
213:ガイド溝
23:環状ガス室
231:内環壁
232:外環壁
233:環状油溜まり
30:バルブ機構
31:吸気バルブ
32:排気バルブ
34:バルブステムアセンブリ
35:ホイール部品
50:ピストン
51:ピストン軸
511:軸受
52:押圧リング溝
53:貯油
54:ピストンリング
55:ピストン放熱フィン
60:点火プラグ
80:油差し
81:油注入孔
82:オイルシール
91:ロッカアーム
100:固定フレーム
101:トリガ電極
102:排気内周面
103:吸気内周面
I:吸気ストローク始点
I1:第1シリンダ
I2:第2シリンダ
I3:第3シリンダ
C:圧縮ストローク始点
C1:第4シリンダ
B:爆発ストローク始点
B1:第5シリンダ
B2:第6シリンダ
E:排気ストローク始点
E1:第7シリンダ
E2:第8シリンダ