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特開2025-100103携帯端末システム、情報機器システム及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025100103
(43)【公開日】2025-07-03
(54)【発明の名称】携帯端末システム、情報機器システム及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20250626BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20250626BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20250626BHJP
【FI】
H04N1/00 127B
G06F3/12 305
G06F3/12 336
G06F3/12 392
B41J29/38 350
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023217210
(22)【出願日】2023-12-22
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】河村 智
【テーマコード(参考)】
2C061
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP03
2C061AP04
2C061AP07
2C061AS02
2C061BB10
2C061BB11
2C061BB15
2C061CG02
2C061CQ04
2C061CQ24
2C061HH03
2C061HJ07
2C061HK11
2C061HN04
2C061HN05
5C062AA05
5C062AA13
5C062AA29
5C062AB20
5C062AB23
5C062AB38
5C062AB40
5C062AC30
5C062AC34
(57)【要約】
【課題】再起動した後の情報機器システムの操作画面を作業者が操作して復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【解決手段】携帯端末装置30のCPU37Aは、画像形成装置20の操作画面22を端末画面32にミラーリングして操作画面22を遠隔操作可能とする遠隔操作モードが実行された画像形成装置20に接続情報を用いて接続し、入力されたログイン情報を用いて画像形成装置20にログインすると共にログイン情報を保存し、端末画面32の操作履歴を保存し、画像形成装置20が再起動し記接続が切断されると、接続情報を用いて再起動した画像形成装置20に再接続し、保存したログイン情報を用いて画像形成装置20に遠隔操作モードにログインし、保存した操作履歴を用いて切断時の端末画面32に復帰させる。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一又は複数のプロセッサを有し、
前記プロセッサは、
情報機器システムの操作画面を端末画面にミラーリングして前記操作画面を遠隔操作可能とする遠隔操作モードが実行された前記情報機器システムに接続情報を用いて接続し、
入力されたログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインすると共に前記ログイン情報を保存し、
前記端末画面の操作履歴を保存し、
前記情報機器システムが再起動し前記接続が切断されると、前記接続情報を用いて再起動した前記情報機器システムに再接続し、
保存した前記ログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインし、
保存した前記操作履歴を用いて切断時の前記端末画面に復帰させる、
携帯端末システム。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記情報機器システムが前記遠隔操作モードを実行すると起動した遠隔操作用のアクセスポイントに接続する、
請求項1に記載の携帯端末システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、
通信インターフェースの設定変更を前記情報機器システムに指示し、
設定変更された前記通信インターフェースでの通信回線への通信確認を前記情報機器システムに指示し、
通信結果を受け付ける、
請求項2に記載の携帯端末システム。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記情報機器システムから前記接続情報を取得し、
取得した前記接続情報を保存する、
請求項1に記載の携帯端末システム。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記情報機器システムが前記遠隔操作モードを実行することで前記操作画面に表示されたマトリックス型二次元コードを読み取って前記接続情報を取得する、
請求項4に記載の携帯端末システム。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記携帯端末システムは、前記情報機器システムから近距離無線通信を介して前記接続情報を取得する、
請求項4に記載の携帯端末システム。
【請求項7】
前記プロセッサは、
設定時間内に前記情報機器システムに再接続できなかったときは、前記端末画面に対応方法を表示する、
請求項1に記載の携帯端末システム。
【請求項8】
一又は複数のプロセッサを有し、
前記プロセッサは、
接続された携帯端末システムの端末画面に操作画面をミラーリングして前記操作画面を前記携帯端末システムで遠隔操作可能とする遠隔操作モードの実行を受け付け、
接続した前記携帯端末システムのログイン情報によるログインを受け付け、
前記携帯端末システムから再起動の指示を受け付け再起動したあと、再接続した前記携帯端末システムの前記ログイン情報によるログインを受け付け、
前記携帯端末システムのログアウトを受け付けると、前記遠隔操作モードの実行を終了する、
情報機器システム。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記遠隔操作モードの実行を受けると、
通信回線を切断すると共に前記携帯端末システムが接続する遠隔操作用のアクセスポイントを起動し、
前記アクセスポイントに接続した前記携帯端末システムの前記ログイン情報によるログインを受け付け、
前記携帯端末システムから再起動の指示を受け付け再起動すると、前記アクセスポイントを再起動し、
前記アクセスポイントに再接続した前記携帯端末システムの前記ログイン情報によるログインを受け付け、
前記携帯端末システムのログアウトを受け付けると、前記遠隔操作モードの実行を終了し、前記通信回線に接続すると共に前記アクセスポイントを終了する、
請求項8に記載の情報機器システム。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、
前記遠隔操作モードを実行する前に実行前設定を保存し、
設定時間内に前記アクセスポイントに前記携帯端末システムが接続されなかったときに、前記遠隔操作モードの実行を終了し、保存された実行前設定に復帰させる、
請求項9に記載の情報機器システム。
【請求項11】
前記プロセッサは、
前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、
前記携帯端末システムが取得する前記アクセスポイントに接続するための接続情報を提示する、
請求項9に記載の情報機器システム。
【請求項12】
前記プロセッサは、
前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、
前記接続情報を持つマトリックス型二次元コードを前記操作画面に表示する、
請求項11に記載の情報機器システム。
【請求項13】
前記プロセッサは、
前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、
近距離無線通信を介して前記接続情報を提示する、
請求項11に記載の情報機器システム。
【請求項14】
前記プロセッサは、
前記アクセスポイントに前記携帯端末システムが接続されると前記接続情報の提示を終了する、
請求項11に記載の情報機器システム。
【請求項15】
前記プロセッサは、
前記通信回線への通信確認の指示を受け付けると、
前記通信回線に接続して通信確認を行なって通信結果を前記携帯端末システムに送り、
前記通信回線を再切断する、
請求項9に記載の情報機器システム。
【請求項16】
前記プロセッサは、
外部機器から前記通信回線を介してジョブを受け付けない、
請求項15に記載の情報機器システム。
【請求項17】
前記プロセッサは、
登録された前記ログイン情報にのみログインを許可する、
請求項8に記載の情報機器システム。
【請求項18】
情報機器システムの操作画面を端末画面にミラーリングして前記操作画面を遠隔操作可能とする遠隔操作モードが実行された前記情報機器システムに接続する携帯端末システムのプログラムであって、
前記情報機器システムに接続情報を用いて接続し、
入力されたログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインすると共に前記ログイン情報を保存し、
前記端末画面の操作履歴を保存し、
前記情報機器システムが再起動し前記接続が切断されると、前記接続情報を用いて再起動した前記情報機器システムに再接続し、
保存した前記ログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインし、
保存した前記操作履歴を用いて切断時の前記端末画面に復帰させる、
処理をコンピュータである前記携帯端末システムに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末システム、情報機器システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、遠隔メンテナンスシステム及び情報処理方法に関する技術が開示されている。この先行技術では、画像形成装置は、ユーザログイン情報と再接続時に中断した箇所から再開するための第1の中断画面とを画像形成装置のメモリに保存し、再起動処理のあと、ユーザログイン情報に基づきユーザの自動ログインを行い、携帯端末との無線通信の接続が完了した場合、画像形成装置の画面を第1の中断画面に遷移する。携帯端末は、画像形成装置との無線通信の認証情報と再接続時に中断した箇所から再開するための第2の中断画面とを携帯端末のメモリに保存し、再接続ボタンが選択された場合、認証情報に基づき画像形成装置と無線通信の接続を行い、携帯端末の画面を第2の中断画面に遷移する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-201322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
管理者等の作業者が情報機器の操作画面を操作して各種設定を変更する際、再起動が必要となる場合がある。しかし、情報機器を再起動すると、再起動後に再起動前の操作画面を復帰させる操作が必要となり、操作数が増える。
【0005】
本発明は再起動した後の情報機器システムの操作画面を作業者が操作して復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一態様は、一又は複数のプロセッサを有し、前記プロセッサは、情報機器システムの操作画面を端末画面にミラーリングして前記操作画面を遠隔操作可能とする遠隔操作モードが実行された前記情報機器システムに接続情報を用いて接続し、入力されたログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインすると共に前記ログイン情報を保存し、前記端末画面の操作履歴を保存し、前記情報機器システムが再起動し前記接続が切断されると、前記接続情報を用いて再起動した前記情報機器システムに再接続し、保存した前記ログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインし、保存した前記操作履歴を用いて切断時の前記端末画面に復帰させる、携帯端末システムである。
【0007】
第二態様は、前記プロセッサは、前記情報機器システムが前記遠隔操作モードを実行すると起動した遠隔操作用のアクセスポイントに接続する、第一態様に記載の携帯端末システムである。
【0008】
第三態様は、前記プロセッサは、通信インターフェースの設定変更を前記情報機器システムに指示し、設定変更された前記通信インターフェースでの通信回線への通信確認を前記情報機器システムに指示し、通信結果を受け付ける、第二態様に記載の携帯端末システムである。
【0009】
第四態様は、前記プロセッサは、前記情報機器システムから前記接続情報を取得し、取得した前記接続情報を保存する、第一態様に記載の携帯端末システムである。
【0010】
第五態様は、前記プロセッサは、前記情報機器システムが前記遠隔操作モードを実行することで前記操作画面に表示されたマトリックス型二次元コードを読み取って前記接続情報を取得する、第四態様に記載の携帯端末システムである。
【0011】
第六態様は、前記プロセッサは、前記携帯端末システムは、前記情報機器システムから近距離無線通信を介して前記接続情報を取得する、第四態様に記載の携帯端末システムである。
【0012】
第七態様は、前記プロセッサは、設定時間内に前記情報機器システムに再接続できなかったときは、前記端末画面に対応方法を表示する、第一態様に記載の携帯端末システムである。
【0013】
第八態様は、一又は複数のプロセッサを有し、前記プロセッサは、接続された携帯端末システムの端末画面に操作画面をミラーリングして前記操作画面を前記携帯端末システムで遠隔操作可能とする遠隔操作モードの実行を受け付け、接続した前記携帯端末システムのログイン情報によるログインを受け付け、前記携帯端末システムから再起動の指示を受け付け再起動したあと、再接続した前記携帯端末システムの前記ログイン情報によるログインを受け付け、前記携帯端末システムのログアウトを受け付けると、前記遠隔操作モードの実行を終了する、情報機器システムである。
【0014】
第九態様は、前記プロセッサは、前記遠隔操作モードの実行を受けると、通信回線を切断すると共に前記携帯端末システムが接続する遠隔操作用のアクセスポイントを起動し、前記アクセスポイントに接続した前記携帯端末システムの前記ログイン情報によるログインを受け付け、前記携帯端末システムから再起動の指示を受け付け再起動すると、前記アクセスポイントを再起動し、前記アクセスポイントに再接続した前記携帯端末システムの前記ログイン情報によるログインを受け付け、前記携帯端末システムのログアウトを受け付けると、前記遠隔操作モードの実行を終了し、前記通信回線に接続すると共に前記アクセスポイントを終了する、第八に記載の情報機器システムである。
【0015】
第十態様は、前記プロセッサは、前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、前記遠隔操作モードを実行する前に実行前設定を保存し、設定時間内に前記アクセスポイントに前記携帯端末システムが接続されなかったときに、前記遠隔操作モードの実行を終了し、保存された実行前設定に復帰させる、第九態様に記載の情報機器システムである。
【0016】
第十一態様は、前記プロセッサは、前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、前記携帯端末システムが取得する前記アクセスポイントに接続するための接続情報を提示する、第九態様に記載の情報機器システムである。
【0017】
第十二態様は、前記プロセッサは、前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、前記接続情報を持つマトリックス型二次元コードを前記操作画面に表示する、第十一態様に記載の情報機器システムである。
【0018】
第十三態様は、前記プロセッサは、前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、近距離無線通信を介して前記接続情報を提示する、第十一態様に記載の情報機器システムである。
【0019】
第十四態様は、前記プロセッサは、前記アクセスポイントに前記携帯端末システムが接続されると前記接続情報の提示を終了する、第十一態様に記載の情報機器システムである。
【0020】
第十五態様は、前記プロセッサは、前記通信回線への通信確認の指示を受け付けると、前記通信回線に接続して通信確認を行なって通信結果を前記携帯端末システムに送り、前記通信回線を再切断する、第九態様に記載の情報機器システムである。
【0021】
第十六態様は、前記プロセッサは、外部機器から前記通信回線を介してジョブを受け付けない、第十五態様に記載の情報機器システムである。
【0022】
第十七態様は、前記プロセッサは、登録された前記ログイン情報のみログインを許可する、第八態様に記載の情報機器システムである。
【0023】
第十八態様は、情報機器システムの操作画面を端末画面にミラーリングして前記操作画面を遠隔操作可能とする遠隔操作モードが実行された前記情報機器システムに接続する携帯端末システムのプログラムであって、前記情報機器システムに接続情報を用いて接続し、入力されたログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインすると共に前記ログイン情報を保存し、前記端末画面の操作履歴を保存し、前記情報機器システムが再起動し前記接続が切断されると、前記接続情報を用いて再起動した前記情報機器システムに再接続し、保存した前記ログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインし、保存した前記操作履歴を用いて切断時の前記端末画面に復帰させる、処理をコンピュータである前記携帯端末システムに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0024】
第一態様の携帯端末システムによれば、再起動した後の情報機器システムの操作画面を作業者が操作して復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0025】
第二態様の携帯端末システムによれば、通信回線を介して情報機器システムに接続する場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0026】
第三態様の携帯端末システムによれば、設定変更された通信インターフェースの通信確認ができる。
【0027】
第四態様の携帯端末システムによれば、接続情報が携帯端末システムに予め記憶されている場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0028】
第五態様の携帯端末システムによれば、接続情報が操作画面に表示される文字情報を作業者が携帯端末システムに手動で入力する場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0029】
第六態様の携帯端末システムによれば、接続情報が操作画面に表示される文字情報を作業者が携帯端末システムに手動で入力する場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0030】
第七態様の携帯端末システムによれば、端末画面が操作画面のままの場合と比較し、作業者が早期に対処できる。
【0031】
第八態様の情報機器システムによれば、再起動した後の情報機器システムの操作画面を作業者が操作して復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0032】
第九態様の情報機器システムによれば、再起動した後の情報機器システムの操作画面を作業者が操作して復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0033】
第十態様の情報機器システムによれば、作業者が操作画面を操作して実行前設定に復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0034】
第十一態様の情報機器システムによれば、接続情報が携帯端末システムに予め記憶されている場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0035】
第十二態様の情報機器システムによれば、接続情報を操作画面に文字情報を表示し作業者が携帯端末システムに手動で入力する場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0036】
第十三態様の情報機器システムによれば、接続情報を操作画面に文字情報を表示し作業者が携帯端末システムに手動で入力する場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0037】
第十四態様の情報機器システムによれば、接続情報を提示し続ける場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0038】
第十五態様の情報機器システムによれば、通信回線の通信確認ができる。
【0039】
第十六態様の情報機器システムによれば、通信回線の再切断に伴い通信確認中に受けたジョブが途中で止まることがない。
【0040】
第十七態様の情報機器システムによれば、常にログインを許可する場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0041】
第十八態様のプログラムによれば、再起動した後の情報機器システムの操作画面を作業者が操作して復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1】遠隔操作システムの概略構成図である
図2】画像形成装置のハードウェア構成のブロック図である。
図3】画像形成装置の制御部のブロック図である。
図4】携帯端末装置のハードウェア構成のブロック図である。
図5】携帯端末装置の制御部のブロック図である。
図6】遠隔操作システムのシーケンス図である。
図7】画像形成装置での遠隔操作プログラムの起動時の処理の流れを示すフローチャートである。
図8】画像形成装置でのログアウト時の際の処理の流れを示すフローチャートである。
図9】画像形成装置での再起動時の処理の流れを示すフローチャートである。
図10】画像形成装置での第一通信インターフェースを設定変更するときの処理の流れを示すフローチャートである。
図11】携帯端末装置での遠隔操作アプリケーションの起動時の処理の流れを示すフローチャートである。
図12】携帯端末装置でのログアウト時の際の処理の流れを示すフローチャートである。
図13】携帯端末装置での再起動時の処理の流れを示すフローチャートである。
図14】複数の画像形成装置を遠隔操作するときのシーケンス図である。
図15】サーバーのハードウェア構成のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
<実施形態>
以下、図面を参照して、本開示の技術を実施するための形態の一例について説明する。なお、動作、作用、機能が同じ働きを担う構成要素及び処理には、全図面を通して同じ符号を付与し、重複する説明を適宜省略又は簡略化する場合がある。各図面は、本開示の技術を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本開示の技術は、図示例のみに限定されるものではない。また、本実施形態では、本発明と直接的に関連しない構成及び周知の構成等については、説明を省略又は簡略化する場合がある。
【0044】
<遠隔操作システム>
まず、遠隔操作システムの概略構成について説明する。
【0045】
図1に示すように、本実施形態の遠隔操作システム10は、情報機器システムの一例としての画像形成装置20と、携帯端末システム16を構成する携帯端末装置30及びサーバー50と、を有して構成されている。なお、携帯端末装置30は、持ち運んで使用することが可能とされ、手に持ったまま又は身につけたまま使用することができる携帯型の情報機器であり、例えばノートパソコン、スマートフォン及びタブレット端末等のことである。
【0046】
本実施形態の遠隔操作システム10では、画像形成装置20の後述する操作画面22を、画像形成装置20にダイレクト接続した携帯端末装置30の後述する端末画面32にミラーリングする。そして、作業者PA(図6参照)がミラーリングした端末画面32を操作することで操作画面22を遠隔操作して、画像形成装置20の設定変更を行う。
【0047】
画像形成装置20は、操作画面22を携帯端末装置30の端末画面32でミラーリングして遠隔操作をすることを可能とする遠隔操作モードが実装されている。同様に携帯端末装置30は、画像形成装置20の操作画面22を端末画面32にミラーリングし遠隔操作をすることを可能とする遠隔操作アプリケーションが実装されている。なお、本実施形態におけるミラーリングとは、操作画面22と同じ画面を端末画面32に映し且つ端末画面32で遠隔操作可能とするものであり、VNC等の技術を用いている。
【0048】
<画像形成装置>
次に、本実施形態の画像形成装置について説明する。
【0049】
画像形成装置20は、LAN(Local area network)等の通信回線12を介して各種データ等を受信すると共に受信したデータ等に基づく画像形成処理を行う印刷機能、原稿を読み取って原稿を表す画像情報を得る読取機能、原稿に記録された画像を用紙等の記録媒体上に複写する複写機能、図示しない電話回線を介して各種データの送受信を行うファクシミリ機能等有する所謂複合機である。
【0050】
画像形成装置20は、ユーザによる各種の指示操作の受け付けをソフトウエアプログラムによって実現すると共に各種情報等が表示されるタッチパネル式の操作画面22が設けられている。操作画面22は、ユーザによる各種の指示操作の受け付け及び各種情報等が表示される。操作画面22には、QRコード(登録商標)等のマトリックス型二次元コードが表示可能となっている。
【0051】
また、画像形成装置20は、NFC(Near Field Communication)等のICカードリーダー24が設けられている。ICカードリーダー24は、非接触型ICカードとの間で近距離無線通信によって情報を送受信する。
【0052】
また、本実施形態の画像形成装置20の内部には、Wi-Fi Direct等のアクセスポイント26が設けられている。アクセスポイント26は、遠隔操作モードにおける遠隔操作専用であり、前述の携帯端末装置30とダイレクト接続することが可能となっている。なお、このように本実施形態のアクセスポイント26は、遠隔操専用のものであるが、画像形成装置20は遠隔操専用以外の一般的なアクセスポイントを有していてもよい。
【0053】
次に、本実施形態の画像形成装置のハードウェア構成について説明する。
【0054】
図2に示すように、画像形成装置20は、第一通信インターフェース21A、第二通信インターフェース21B、第三通信インターフェース21C、操作部21D、記憶装置21E、読取処理部21F、印刷処理部21G及び制御部28を含んで構成され、これらはシステムバス29によって電気的に接続されている。
【0055】
第一通信インターフェース21Aは、画像形成装置20を通信回線12(図1参照)に接続するための通信インターフェースである。第二通信インターフェース21Bは、アクセスポイント26(図1参照)で携帯端末装置30(図1参照)とダイレクト接続するための通信インターフェースである。第三通信インターフェース21Cは、カードリーダー24(図1参照)で携帯端末装置30(図1参照)の非接触型ICカードと近距離無線通信で接続するための通信インターフェースである。
【0056】
操作部21Dは、操作画面22(図1参照)の操作に関する処理を行う。記憶装置21Eは、HDD(hard disk drive)及びSSD(Solid State Drive)等で構成され各種のデータや遠隔操作モード等のプログラム等が記憶されている。読取処理部21Fは、画像形成装置20の読取機能に関する処理を行う。印刷処理部21Gは、画像形成装置20の印刷機能及び複写機能に関する処理を行う。
【0057】
図3に示すように、制御部28は、画像形成装置20での各種処理を実行するCPU(Central Processing Unit)27A、各種プログラを記憶するROM(Read Only Memory)27B、CPU27Aの一時的な作業領域として利用されるRAM(Random Access Memory)27C及び入出力インターフェース(I/O)27Dを備える。CPU27A、ROM27B、RAM27C及びI/O27Dはバス27Eを介して各々接続されている。I/O27Dには、前述した図2に示す第一通信インターフェース21A、第二通信インターフェース21B、第三通信インターフェース21C、操作部21D、記憶装置21E、読取処理部21F及び印刷処理部21Gが、システムバス29によって電気的に接続されている。
【0058】
図3に示すプロセッサの一例としてCPU27Aは、中央演算処理ユニットであり、画像形成装置20の全体の動作を司る。CPU27Aは、遠隔操作モード等の各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU27Aは、ROM27B又は記憶装置21E(図2参照)からプログラムを読み出し、RAM27Cを作業領域としてプログラムを実行する。
【0059】
<携帯端末装置>
次に、本実施形態の携帯端末装置について説明する。
【0060】
図1に示すように携帯端末装置30は、前面にタッチパネル式の端末画面32を有して構成されているスマートフォン又はタブレット端末である。なお、携帯端末装置30は、図示が省略されているカメラ、スピーカー及びマイク等を備えると共に非接触型ICカードが内蔵されている。
【0061】
また、携帯端末装置30は、様々なアプリケーションプログラムをインストールして使用することが可能となっている。なお、本実施形態の携帯端末装置30は、アプリケーションプログラムを実行する際に、通信回線12に接続されているサーバー50と連携して動作することがある。
【0062】
本実施形態では、前述したように、携帯端末装置30に画像形成装置20を遠隔操作するための遠隔操作アプリケーションをインストールすることにより、作業者PA(図6参照)は携帯端末装置30の端末画面32を操作することで画像形成装置20の操作画面22を遠隔操作し、各種設定を変更すことができる。
【0063】
次に、本実施形態の端末操作装置のハードウェア構成について説明する。
【0064】
図4に示すように、携帯端末装置30は、第一通信インターフェース31A、第二通信インターフェース31B、第三通信インターフェース31C、操作部31D、カメラ部31E、スピーカー部31F、マイク部31G及び制御部38を含んで構成され、これらはシステムバス39によって電気的に接続されている。
【0065】
第一通信インターフェース31Aは、携帯端末装置30を通信回線12(図1参照)に接続するための通信インターフェースである。第二通信インターフェース31Bは、画像形成装置20のアクセスポイント26(図1参照)にダイレクト接続するための通信インターフェースである。第三通信インターフェース31Cは、内蔵された非接触型ICカードで画像形成装置20のカードリーダー24(図1参照)に近距離無線通信で接続するための通信インターフェースである。
【0066】
操作部31Dは、端末画面32(図1参照)の操作に関する処理を行う。カメラ部31Eは、携帯端末装置30のカメラ機能に関する処理を行う。スピーカー部31Fは、携帯端末装置30のスピーカー機能に関する処理を行う。マイク部31Gは、携帯端末装置30のマイク機能に関する処理を行う。
【0067】
図5に示すように、制御部38は、携帯端末装置30での各種処理を実行するCPU(Central Processing Unit)37A、遠隔操作アプリケーション等の各種プログラを記憶するROM(Read Only Memory)37B、CPU37Aの一時的な作業領域として利用されるRAM(Random Access Memory)37C及び入出力インターフェース(I/O)37Dを備える。CPU37A、ROM37B、RAM37C及びI/O37Dはバス37Eを介して各々接続されている。I/O37Eには、前述した図4に示す第一通信インターフェース31A、第二通信インターフェース31B、第三通信インターフェース31C、操作部31D、カメラ部31E、スピーカー部31F及びマイク部31Gが、システムバス39によって電気的に接続されている。
【0068】
図5に示すプロセッサの一例としてCPU37Aは、中央演算処理ユニットであり、携帯端末装置30の全体の動作を司る。CPU37Aは、遠隔操作アプリケーション等の各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU37Aは、ROM37Bからプログラムを読み出し、RAM37Cを作業領域としてプログラムを実行する。
【0069】
<サーバー>
次に、本実施形態のサーバー50について説明する。
【0070】
図15は、本実施形態にサーバー50の電気系の要部構成を示すブロック図である。なお、サーバー50は、基本的には一般的なコンピュータと同様の構成である。
【0071】
サーバー50は、CPU52A、ROM52B、RAM52C、HDD52D、キーボード52E、ディスプレイ52F及び通信回線I/F(インターフェース)部52G等を備えている。
【0072】
CPU52Aは、サーバー50の全体の動作を司る。ROM52Bは、各種制御プログラム及び各種パラメータ等が予め記憶される。RAM52Cは、CPU52Aによる各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる。HDD52Dは、各種のデータ及びやアプリケーションプログラム等が記憶される。キーボード52Eは各種の情報を入力するために用いられる。ディスプレイ52Fは、各種の情報を表示するために用いられる。通信回線I/F部52Gは、通信回線12(図1参照)に接続され、当該通信回線12に接続された携帯端末装置30等の他の装置と各種データの送受信を行う。サーバー50の各部はシステムバス52Hにより電気的に相互に接続されている。
【0073】
なお、本実施形態に係るサーバー50では、HDD52Dを記憶部として適用しているが、これに限らず、フラッシュメモリ等の他の不揮発性の記憶部を適用してもよい。
【0074】
以上の構成により、サーバー50は、CPU52Aにより、ROM52B、RAM52C、及びHDD52Dに対するアクセス、キーボード52Eを介した各種データの取得、ディスプレイ52Fに対する各種情報の表示を各々実行する。また、サーバー50は、CPU52Aにより、通信回線I/F部52Gを介した通信データの送受信の制御を実行する。
【0075】
<遠隔操作>
【0076】
次に、図1に示す本実施形態の遠隔操作システム10における画像形成装置20の各種設定を携帯端末装置30で遠隔操作して変更する設定変更について説明する。なお、画像形成装置20を変更する各種設定とは、画像形成装置20を管理する管理者等の作業者PA(図6参照)が行う重要な設定であり、例えば、認証方式の設定、通信の設定、及び機器オプションの構成設定等である。
【0077】
また、前述したように、遠隔操作システム10による画像形成装置20の遠隔操作での設定変更は、画像形成装置20に接続した携帯端末装置30の端末画面32に操作画面22をミラーリングする。そして、作業者PA(図6)が端末画面32を操作することで操作画面22を遠隔操作して設定変更を行う。また、作業者は、画像形成装置20の遠隔操作モードを起動させる共に携帯端末装置30の遠隔操作アプリを起動させて、遠隔操作を行う。
【0078】
[処理全体の流れ]
まず、携帯端末装置30を用いて遠隔操作して画像形成装置20の各種設定を設定変更する全体の流れについて図6を用いて説明する。なお、図6における遠隔操作の流れは、上から下である。また、この流れは一例であってこれに限定されるものではない。
【0079】
図6に示すように、画像形成装置20を管理している管理者等の作業者PAは、設定変更する画像形成装置20の傍に行き操作画面22(図1参照)を操作し、遠隔操作モードを起動し実行させる。画像形成装置20は遠隔操作モードが実行されると、通信回線12が切断されると共に遠隔モード専用のアクセスポイント26が起動する。なお、通信回線12が切断されるので、画像形成装置20は、通信回線12を介してのパソコン等の外部機器からの印刷ジョブ等は受け付けない状態となる。画像形成装置20は、遠隔操作モードを実行したときの各種の設定情報を保存する。つまり、この後、作業者PAによって設定変更される前の設定情報を保存する。
【0080】
また、画像形成装置20は、操作画面22にアクセスポイント26に接続するための接続情報を持つマトリックス型二次元コードが表示される。接続情報とは、SSID(Service Set IDentifier)及びパスワード等である。
【0081】
作業者PAは、携帯端末装置30の端末画面32を操作し、遠隔操作アプリケーションを起動して実行する。遠隔操作アプリケーションが起動すると、作業者PAは携帯端末装置30のカメラ(図示略)で操作画面22に表示されたマトリックス型二次元コードを読み取り接続情報を取得する。携帯端末装置30は、読み取った接続情報でポーリング検索しアクセスポイント26に接続する(後述する工程N1)。また、携帯端末装置30は取得した接続情報を保存する。
【0082】
なお、アクセスポイント26に携帯端末装置30が接続されると、画像形成装置20の操作画面22の接続情報を持つマトリックス型二次元コードの表示が消えるようになっている。
【0083】
アクセスポイント26に接続されるまでは、携帯端末装置30の端末画面32には、「アクセスポイントに接続中です。しばらくお待ちください」等の待機メッセージが表示され、接続されると待機メッセージは消えるようになっている。つまり、ポーリング検索中は、端末画面32には、前述の待機メッセージが表示されるようになっている。
【0084】
作業者PAは、携帯端末装置30の端末画面32を操作し、ログイン情報を入力し、遠隔操作モードが実行されている画像形成装置20にログインする。また、携帯端末装置30は入力されたログイン情報を保存する。ログイン情報とは、ID及びパスワード等である。なお、画像形成装置20は、予め登録されているログイン情報以外ではログインできないようになっている。予め登録されているログイン情報とは、本実施形態では、画像形成装置20を遠隔操作する権限を有する管理者等の作業者PAのID及びパスワードである。
【0085】
携帯端末装置30が遠隔操作モードを実行中の画像形成装置20にログインすると、画像形成装置20の操作画面22(図1参照)が携帯端末装置30の端末画面32にミラーリングされる。そして、作業者PAは、携帯端末装置30の端末画面32を操作することで、画像形成装置20の操作画面22を遠隔操作し、画像形成装置20の各種設定の設定変更を行う(後述する工程N2)。携帯端末装置30は、端末画面32が操作され端末画面32が変更されるたびに端末画面32を保存、つまり端末画面32の操作履歴情報を保存する。
【0086】
なお、本実施形態では、前述した接続情報、ログイン情報及び操作履歴情報は、携帯端末装置30と連携して遠隔操作アプリケーションを実行するサーバー50に保存される。
【0087】
ここで、前述の図6の作業者PAが携帯端末装置30の端末画面32を操作し画像形成装置20の操作画面22を遠隔操作し設定変更を行う工程N2において、画像形成装置20が設定変更されたあと、その変更内容を反映するために再起動を必要とする場合がある。その場合、作業者PAは、携帯端末装置30の端末画面32から画像形成装置20の再起動を指示する。
【0088】
再起動が必要な設定変更とは、例えば認証方式の設定、通信の設定、及び機器オプションの構成設定等である。なお、本実施形態では、遠隔操作モードが実行されている間は、後述する一時的に接続するとき以外は、通信回線12は切断されている。よって、通信回線12を介してプログラム等を画像形成装置20にダウンロードして行う設定変更はされない。
【0089】
画像形成装置20は再起動の指示を受け付け再起動すると、アクセスポイント26(図1参照)が一旦落ちて再度起動する。また、再起動に伴い遠隔操作モードが再実行される。しかし、操作画面22(図1参照)は、ホーム画面に戻る。
【0090】
一方、携帯端末装置30は、画像形成装置20の再起動に伴いアクセスポイント26が切断される。遠隔操作アプリケーションを実行中の携帯端末装置30は、アクセスポイント26との接続が切断すると、サーバー50に保存されている接続情報でポーリング検索しアクセスポイント26に再接続する。なお、最初と同じように、アクセスポイント26に再接続されるまでは、端末画面32には、「アクセスポイントに接続中です。しばらくお待ちください」等の待機メッセージが表示され、接続されると待機メッセージは消えるようになっている。
【0091】
遠隔操作アプリケーションを実行中の携帯端末装置30は、アクセスポイント26に再接続すると、サーバー50に保存されているログイン情報で遠隔操作モードの画像形成装置20に再ログインする。そして、再ログインすると、サーバー50に保存されている操作履歴情報を用いて携帯端末装置30は再起動前の端末画面32に復帰する。これによりミラーリングされている画像形成装置20の操作画面22も再起動前の画面に復帰する。
【0092】
このように、画像形成装置20が再起動したあと、遠隔操作モードを実行中の携帯端末装置30は、自動的にアクセスポイント26に再接続(後述する工程N3)して再ログインし、更に操作履歴情報をもとに再起動前の画面まで辿り、再起動前の状態を復元する。
【0093】
作業者PAは、再度、携帯端末装置30の端末画面32を操作することで、画像形成装置20の操作画面22を操作し、各種設定の設定変更の続きを行う。なお、このあと、再度変更内容を反映するために再起動をする場合は、上記を繰り返す。
【0094】
設定変更作業が終了すると、作業者PAは、携帯端末装置30の端末画面32を操作し、ログアウトし、遠隔操作アプリケーションを終了させる。画像形成装置20は、携帯端末装置30がログアウトすると、自動的に、遠隔操作モードの実行を終了し、アクセスポイント26を切断すると共に通信回線12(図1参照)に接続する。
【0095】
次に、図6の工程N3において、作業者PAが画像形成装置20の第一通信インターフェース21A(図2参照)を設定変更した場合の処理について説明する。
【0096】
図6の工程N3において、作業者PAが第一通信インターフェース21Aの設定変更をすると、画像形成装置20は操作画面22に「設定変更する」と「通信テストする」を表示し、作業者PAに選択させる。なお、この時点では第一通信インターフェース21Aの設定は変更されていない。また、「設定変更する」及び「通信テストする」は、ミラーリングしている端末画面32にも同様に表示される。
【0097】
作業者PAが端末画面32で「設定変更する」を選択した場合は、画像形成装置20は設定変更処理を行う。作業者PAが「通信テストをする」を選択した場合は、画像形成装置20は通信テストを行う。
【0098】
具体的には、画像形成装置20は一時的に通信回線12(図1参照)に接続し第一通信インターフェース21Aで変更される設定での通信確認を行なう。そして、通信結果を操作画面22に表示すると共に「設定変更する」と「再設定する」とを選択させる表示をし、通信回線12への接続を切断する。
【0099】
なお、遠隔操作モードが実行中は、通信回線12に接続されているパソコンからの印刷ジョブ等のジョブを受け付けないようになっている。具体的には、第一通信インターフェース21Aのジョブを受け付けるポートを閉じる等することで、ジョブを受け付けないようにしている。
【0100】
作業者PAは操作画面22がミラーリングされた携帯端末装置30の端末画面32で結果を確認する。結果が問題ない場合、「設定変更する」を選択し、画像形成装置20はそれ受け付けて設定変更処理を行う。「再設定する」を選択した場合は、作業者PAは第一通信インターフェース21Aの設定を再度変更する。画像形成装置20は再度、「設定変更する」と「通信テストする」を表示する。
【0101】
次に、図6の工程N1及び工程N3において、画像形成装置20の遠隔モード専用のアクセスポイント26(図1参照)に携帯端末装置30が何らかの理由で接続されない場合の処理について説明する。なお、遠隔モード専用のアクセスポイント26が何らかの理由で起動しなかった場合も同様の処理となる。
【0102】
画像形成装置20は、遠隔モード専用のアクセスポイント26に携帯端末装置30が予め設定されている設定時間(例えば2分程度)が経過しても接続されないと、タイムアウトとなり、遠隔操作モードの実行を終了し、アクセスポイント26を切断すると共に通信回線12に接続される。また、画像形成装置20は、保存されている設定情報に基づき各種設定を設定変更し、再起動する。
【0103】
なお、図6の工程N1のときにタイムアウトしたときは、まだ設定変更されていないので、保存されている設定情報に基づき各種設定を設定変更しても設定は同じである。しかし、再起動後の図6の工程N3のときにタイムアウトしたときは、それまで設定変更されているが、保存されている設定情報に基づき各種設定は遠隔操作モードの実行前の設定に戻る。
【0104】
一方、携帯端末装置30も遠隔モード専用のアクセスポイント26に予め設定されている設定時間(例えば1分程度)が経過しても接続されないと、タイムアウトとなり、「アクセスポイントに接続中です。しばらくお待ちください」等の待機メッセージに替えて「アクセスポイントに接続できませんでした」等の終了メッセージを表示する。携帯端末装置30がタイムアウトする設定時間は、画像形成装置20がタイムアウトする時間と同じ又は画像形成装置20の方がタイムアウトする設定時間よりも短いことが望ましい。
【0105】
なお、「アクセスポイントに接続できませんでした」等の終了メッセージに加え対処方法をガイドするガイドメッセージを併せて表示してもよい。ガイドメッセージは、例えば、画像形成装置20は、タイムアウトすれば、遠隔操作モードが終了し遠隔操作モードの実行前の設定に自動的に戻る旨の表示である。或いは、画像形成装置20の操作画面22を操作して復帰操作を促す旨の表示である。
【0106】
[画像形成装置での処理]
次に、画像形成装置20における遠隔操作の処理を図7のフローチャートを用いて説明する。
【0107】
まず画像形成装置20(図1参照)の制御部28のCPU27A(図3参照)は、ステップS100で作業者PA(図6参照)の操作画面22(図1参照)の操作による遠隔操作モードの実行を受け付ける。ステップS102でCPU27Aは、現時点における各種の設定情報を保存する。
【0108】
ステップS104でCPU27Aは、通信回線12(図1参照)を切断すると共に遠隔モード専用のアクセスポイント26を起動する。ステップS106でCPU27Aは、アクセスポイント26に接続するための接続情報を持つマトリックス型二次元コードを操作画面22(図1参照)に表示する。
【0109】
ステップS108でCPU27Aは、タイマーをセットする。ステップS110でCPU27Aは、アクセスポイント26への携帯端末装置30の接続を待ち受ける。ステップS112でCPU27Aはアクセスポイント26に携帯端末装置30が接続したか否かを確認する。接続していない場合(No)は、ステップS114に進む。
【0110】
ステップS114でCPU27Aは、タイマーが満了したか否かを確認する。満了していない場合(No)は、ステップS110に戻る。ステップS114でタイマーが満了していた場合(Yes)は、ステップS116に進む。ステップS116でCPU27Aは、遠隔操作モードを終了し、ステップS102で保存した設定情報で設定を変更し、再起動する。
【0111】
前述のステップS112でCPU27Aは、アクセスポイント26に携帯端末装置30が接続している場合(Yes)は、ステップS118に進む。ステップS118でCPU27Aは、操作画面22からマトリックス型二次元コードを消す。ステップS120でCPU27Aは、タイマーをセットする。ステップS122でCPU27Aは、携帯端末装置30(図1参照)からのログイン情報によるログインを受け付けログイン認証する。ステップS124でCPU27Aは、ログイン認証されたか否かを確認する。ログイン認証されなかった場合(No)は、ステップS126に進む。
【0112】
ステップS126でCPU27Aは、タイマーが満了したか否かを確認する。満了していない場合(No)は、ステップS122に戻る。タイマーが満了した場合(Yes)は、ステップS116に進む。ステップS116でCPU27Aは、遠隔操作モードを終了し、ステップS102で保存した設定情報で設定を変更し、再起動する。
【0113】
ステップS124でログイン認証されている場合(Yes)はステップS128に進む。ステップS128でCPU27Aは、操作画面22を端末画面32(図1参照)にミラーリングし、端末画面32による操作画面22の操作を受け付け実行する。
【0114】
後述するように、ログアウトの指示を受け付けログアウトすると遠隔操作モードが終了する。或いは、再起動の指示を受け再起動したあとに、画像形成装置20に携帯端末装置30が再接続されないと遠隔操作モードが終了する。それらまで、ステップS128が繰り返される。
【0115】
つぎにステップS128(図7参照)で、ログアウトの指示を受け付けた場合について図8のフローチャートを用いて説明する。
【0116】
ステップS130でCPU27Aは、端末画面32の遠隔操作による操作画面22(図1参照)に操作によってログアウトの指示を受け付ける。ステップS132でCPU27Aは、ログアウトをする。ステップS134でCPU27Aは、遠隔操作モードの実行を終了し、遠隔モード専用のアクセスポイント26を切断し、通信回線12を接続する(図1参照)。
【0117】
次に、ステップS128(図7参照)で、再起動の指示を受け付け、再起動したときの処理を図9のフローチャートを用いて説明する。
【0118】
再起動後、ステップS140でCPU27Aは、再起動の指示を受け付け、再起動する。再起動後、ステップS142でCPU27Aは、遠隔操作モードを実行中であるか否かを確認する。遠隔操作モードが実行中でない場合(No)は終了する。遠隔モードを実行中の場合(Yes)は、ステップS144に進む。
【0119】
ステップS144でCPU27Aは、タイマーをセットする。ステップS146でCPU27Aは、アクセスポイント26(図1参照)への携帯端末装置30(図1参照)の接続を待ち受ける。ステップS148でCPU27Aはアクセスポイント26に携帯端末装置30が接続したか否かを確認する。接続していない場合(No)は、ステップS150に進む。
【0120】
ステップS150でCPU27Aは、タイマーが満了したか否かを確認する。満了していない場合(No)は、ステップS146に戻る。ステップS150でタイマーが満了した場合(Yes)は、ステップS152に進む。ステップS152でCPU27Aは、遠隔操作モードを終了し、ステップS102(図7参照)で保存した設定情報で設定を変更し、再起動する。
【0121】
前述のステップS148でCPU27Aは、アクセスポイント26に携帯端末装置30が接続している場合(Yes)は、ステップS154に進む。ステップS154でCPU27Aは、携帯端末装置30(図1参照)からのログイン情報によるログインを受け付けログイン認証し、ステップS128(図7参照)に戻る。
【0122】
次に、ステップS128(図7参照)で、第一通信インターフェース21A(図2参照)の設定変更を受け付けた場合の処理を図10のフローチャートを用いて説明する。
【0123】
ステップS160でCPU27Aは、第一通信インターフェース21Aの設定変更を受け付ける。ステップS162でCPU27Aは、設定変更を反映して設定変更処理を行う否かの確認を行う。なお、このときの操作画面22及び端末画面32(図1参照)の表示は「設定変更する」と「通信テストをする」との選択である。
【0124】
「設定変更する」が選択された場合(Yes)は、ステップS170に進み、CPU27Aは第一通信インターフェース21Aの設定変更処理を行う。「通信テストをする」が選択された場合、つまり設定変更しない場合(No)は、ステップS164に進む。
【0125】
ステップS164でCPU27Aは、通信テストを行う。具体的には、通信回線12(図1参照)を介しての他の機器からのジョブを受け付けないようにした上で、第一通信インターフェース21Aに設定変更処理を行い通信回線12に接続して通信確認を行なったのち、通信回線12から切断し第一通信インターフェース21Aの設定を元に戻す。
【0126】
ステップS166でCPU27Aは、S164の通信テストの通信結果情報を操作画面22(図1参照)に表示する。なお、ミラーリングしている端末画面32(図1参照)にも通信結果情報が表示されている。
【0127】
ステップS168でCPU27Aは、再度、設定変更を行うか否かの確認を行う。なお、このときの操作画面22及び端末画面32(図1参照)の表示は「設定変更する」又は「再設定を行う」である、「設定変更する」が選択された場合(Yes)は、ステップS170に進み、CPU27Aは設定変更処理を行う。「再設定をする」が選択された場合、つまり設定変更を行なわない場合(No)は、ステップS160に戻る。
【0128】
[携帯端末装置での処理]
次に、携帯端末装置30における遠隔操作の処理を図11のフローチャートを用いて説明する。
【0129】
ステップS200で携帯端末装置30の制御部38のCPU37A(図5参照)は、遠隔操作アプリケーションの実行を受け付ける。ステップS202でCPU37Aは、作業者PA(図6参照)が携帯端末装置30のカメラで画像形成装置20の操作画面22に表示されているマトリックス型二次元コードを読み取った接続情報を取得し保存する。
【0130】
ステップS204でCPU37Aは、タイマーをセットする。ステップS206でCPU37Aは、読み取った接続情報でポーリング検索し、アクセスポイント26(図1参照)に接続する。ステップS208でCPU37Aは、端末画面32に「アクセスポイントに接続中です。しばらくお待ちください」等の待機メッセージを表示する。
【0131】
ステップS210でCPU37Aは、アクセスポイント26に接続したか否かを確認する。接続していない場合(No)は、ステップS212に進む。ステップS212でCPU37Aは、タイマーが満了したか否かを確認する。満了していない場合(No)は、ステップS210に戻る。ステップS212でタイマーが満了した場合(Yes)は、ステップS214に進む。
【0132】
ステップS214でCPU37Aは、端末画面32(図1参照)に表示されている前述の待機メッセージを消して「アクセスポイントに接続中できませんでした」等の終了メッセージを表示し、ステップS216に進む。ステップS216でCPU37Aは、保存した接続情報を消去する。
【0133】
なお、ステップS214では、タイムアウトしたことによる対処方法のガイドメッセージを併せて表示してもよい。例えば、画像形成装置20(図1参照)は、タイムアウトすれば、遠隔操作モードが終了し遠隔操作モードの実行前の設定に自動的に戻る旨の表示である。或いは、画像形成装置20の操作画面22(図1参照)を直接操作して復帰操作を促す旨の表示である。
【0134】
前述のステップS210でアクセスポイント26(図1参照)に接続されている場合(Yes)は、ステップS218に進む。ステップS218でCPU37Aは、端末画面32の待機メッセージを消す。ステップS220でCPU37Aは、作業者PA(図6参照)が入力したログイン情報を受け付ける。ステップS222でCPU37Aは、ログイン情報を保存する。
【0135】
ステップS224でCPU37Aはログイン情報で遠隔操作モードが実行されている画像形成装置20(図1参照)にログインする。ステップS226でCPU37Aは、ログインした画像形成装置20の操作画面22を端末画面32(図1参照)にミラーリングする。
【0136】
ステップS228でCPU37Aは、端末画面32による操作画面22の操作を受け付けると共に端末画面32が操作され変更されるたびに操作画面を保存、つまり端末画面32の操作履歴情報を保存する。
【0137】
後述するように、ログアウトの指示を受け付けログアウトすると終了する。或いは、再起動の指示を受け再起動したあとに、画像形成装置20に携帯端末装置30が再接続されないと終了する。それらまで、ステップS228が繰り返される。
【0138】
つぎにステップS228(図11参照)で、ログアウトの指示を受け付けた場合の処理について、図12のフローチャートを用いて説明する。
【0139】
ステップS230でCPU37Aは、端末画面32(図1参照)からログアウトを受け付ける。ステップS232でCPU37Aは、画像形成装置20(図1参照)からログアウトし、保存したログイン情報を消去する。
【0140】
ステップS234でCPU37Aは、画像形成装置20の遠隔モード専用のアクセスポイント26(図1参照)を切断し、接続情報を削除する。なお、ログアウトにより画像形成装置20のアクセスポイント26が先に切断されている場合もあるが、その場合も同様に接続情報を削除する。
【0141】
次に、ステップS228(図11参照)で、画像形成装置20(図1参照)を再起動させたときの処理を図13のフローチャートを用いて説明する。
【0142】
ステップS240でCPU37Aは、再起動の操作を受け付ける。画像形成装置20の再起動に伴いアクセスポイント26(図1参照)から切断される。
【0143】
ステップS242でCPU37Aは、タイマーをセットする。ステップS244でCPU37Aは、保存した接続情報でポーリング検索しアクセスポイント26に接続する。ステップS246でCPU37Aは、端末画面32(図1参照)に「アクセスポイントに接続中です。しばらくお待ちください」等の待機メッセージを表示する。
【0144】
ステップS248でCPU37Aは、アクセスポイント26に接続したか否かを確認する。接続している場合(Yes)は、ステップS250に進む。ステップS250でCPU37Aは、端末画面32(図1参照)の待機メッセージを消す。そして、ステップS252でCPU37Aは、保存したログイン情報で画像形成装置20にログインし、ステップS226(図11参照)に戻る。
【0145】
ステップS248でCPU37Aは、アクセスポイント26に接続していない場合(No)は、ステップS254に進む。ステップS254でタイマーが満了しているか否か確認する。タイマーが満了していない場合(No)は、ステップS248に戻る。タイマーが満了している場合(Yes)は、ステップS256に進む。
【0146】
ステップS256でCPU37Aは、端末画面32に前述の待機メッセージを消して「アクセスポイントに接続できませんでした」等の終了メッセージを表示する。ステップS258でCPU37Aは、保存した接続情報及びログイン情報を削除する。
【0147】
なお、ステップS256では、対処方法のガイドメッセージを併せて表示してもよい。例えば、画像形成装置20は、タイムアウトすれば、遠隔操作モードが終了し遠隔操作モードの実行前の設定に自動的に戻る旨の表示である。或いは、画像形成装置20の操作画面22を操作して復帰操作を促す旨の表示である。
【0148】
ステップS228(図11参照)で、第一通信インターフェース21A(図2参照)の設定変更を受け付けた場合は、アクセスポイント26の切断及び再接続等はないので、フローチャートを用いての説明は省略する。
【0149】
<作用>
次に本実施形態の作用について説明する。
【0150】
携帯端末装置30による遠隔操作で画像形成装置20が再起動したあと、携帯端末装置30は、自動的にアクセスポイント26をポーリング検索して再接続して再ログインし、更に操作履歴情報をもとに再起動前の画面まで辿り、再起動前の状態を復元する。よって、再起動した後の画像形成装置20が操作画面22を作業者PAが操作して復帰させる場合と比較し、作業者PAの操作数が低減する。
【0151】
また、携帯端末装置30での遠隔操作は、アクセスポイント26に接続可能な範囲であれば、画像形成装置20から離れた場所、例えば椅子に座ってデスクで作業できる。よって、画像形成装置20が操作画面22を作業者PAが操作する場合と比較し、作業者PAの作業自由度が高い。
【0152】
また、作業者PAは携帯端末装置30を用いて遠隔操作で画像形成装置20を設定変更する。よって、作業者PAは、画像形成装置20の操作画面22を触る回数を削減できる。したがって、例えば、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症等の伝染病が流行時においては、衛生管理上の観点から望ましい。
【0153】
また、携帯端末装置30は、画像形成装置20の遠隔操作専用のアクセスポイント26にダイレクト接続する。よって、携帯端末装置30が通信回線12を介して画像形成装置20と接続する場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0154】
また、設定変更された第一通信インターフェース21Aで通信回線12に一時的に接続して通信確認を行ない通信結果が携帯端末装置30に表示される。よって、携帯端末装置30が通信回線12を介して画像形成装置20と接続している場合は困難である設定変更した第一通信インターフェース21Aの通信確認ができる。
【0155】
また、遠隔操作モードを実行中は、通信回線12に接続されているパソコン等の外囲部機器からの印刷ジョブ等のジョブを受け付けないようになっている。よって、通信回線12に一時的に接続して通信確認中に受け付けたジョブが通信回線の再切断に伴い止まることがない。
【0156】
また、携帯端末装置30は、画像形成装置20の操作画面22に表示されたマトリックス型二次元コードを読み取ってアクセスポイント26に接続するための接続情報を取得する。よって、接続情報が操作画面22に文字情報として表示され、その文字情報を作業者PAが携帯端末装置30に手動で入力する場合と比較し、作業者PAの操作数が低減すると共にセキュリティが向上する。
【0157】
また、携帯端末装置30がアクセスポイント26に接続すると、画像形成装置20の操作画面22に表示されたマトリックス型二次元コードが消えるようになっている。よって、操作画面22に表示されたマトリックス型二次元コードが表示され続ける場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0158】
また、画像形成装置20は、当該画像形成装置20を設定変更する権限を持つ管理者等の作業者PAのログイン情報にのみログインを許可している。よって、権限によらずに常にログインを許可する場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0159】
<複数の画像形成装置の設定変更>
【0160】
作業者PAが複数の画像形成装置20の設定変更を行う場合について図14(A)を用いて説明する。本説明では、判り易くするため、画像形成装置20A、画像形成装置20B及び画像形成装置20Cの三つで説明する。なお、画像形成装置20A、画像形成装置20B及び画像形成装置20Cを区別して説明する必要がない場合等、符号20の後のA,B、Cは適宜省略して説明する。
【0161】
携帯端末装置30は、接続情報、ログイン情報及び操作履歴情報を、それぞれ画像形成装置20A、画像形成装置20B及び画像形成装置20Cに紐付けて保存し管理する。具体的には、画像形成装置20の接続情報にMACアドレス等の固有番号を含ませる。そして、携帯端末装置30は、画像形成装置20A、画像形成装置20B及び画像形成装置20C毎にそれぞれのMACアドレス等の固有番号に紐づけ各情報を保存し管理する。なお、前述したように、サーバー50に接続情報、ログイン情報及び操作履歴情報は、画像形成装置20A、20B、20Cに紐づけて保存される。
【0162】
なお、作業者PAは、複数の画像形成装置20の設定変更を並行して行う場合は、アクセスポイント26に接続されなくてもタイムアウトする制御を外す処理を画像形成装置20の操作画面22及び携帯端末装置30の端末画面32で操作して行う。
【0163】
作業者PAは、携帯端末装置30で設定変更する画像形成装置20A、20B、20Cを切り替えながら設定変更していく。具体的には、図14(A)に示すように、画像形成装置20Aの設定変更で再起動となったときに、作業者PAは画像形成装置20Bに携帯端末装置30を接続してログインし設定変更を行う。なお、画像形成装置20Aの接続情報、ログイン情報及び操作履歴情報は保存されている。以降での画像形成装置20B、20Cの再起動においても同様に画像形成装置20B、20Cの接続情報、ログイン情報及び操作履歴情報は保存されている。
【0164】
次に、画像形成装置20Bの設定変更で再起動となったときに、作業者PAは画像形成装置20Cに携帯端末装置30を接続してログインし設定変更を行う。同様に画像形成装置20Aの接続情報、ログイン情報及び操作履歴情報は保存されている。
【0165】
そして、画像形成装置20Cの設定変更で再起動となったときに、作業者PAは、再起動接続を待ち受けている状態になっている画像形成装置20Aのアクセスポイント26に対して、携帯端末装置30を接続する。このとき作業者PAは、端末画面32を操作し画像形成装置20Aのアクセスポイント26への再接続を指示する。これにより、携帯端末装置30は、画像形成装置20Aの接続情報、ログイン情報及び操作履歴情報を用いて、自動的に画像形成装置20Aのアクセスポイント26をポーリング検索して再接続して再ログインし、更に操作履歴情報をもとに再起動前の画面まで辿り、再起動前の状態を復元する。
【0166】
同様に再起動接続を待ち受けている状態になっている画像形成装置20B、20Cのアクセスポイント26に対しても、作業者PAは、端末画面32を操作し画像形成装置20B、20Cのアクセスポイント26への再接続を指示することで、自動的に画像形成装置20B、20Cのアクセスポイント26をポーリング検索して再接続して再ログインし、更に操作履歴情報をもとに再起動前の画面まで辿り、再起動前の状態を復元する。
【0167】
[作用]
次に本実施形態の作用について説明する。
【0168】
携帯端末装置30による遠隔操作で画像形成装置20A、20B、20Cが再起動したあと、携帯端末装置30は、自動的にアクセスポイント26をポーリング検索して再接続して再ログインし、更に操作履歴情報をもとに再起動前の画面まで辿り、再起動前の状態を復元する。よって、再起動した後の画像形成装置20が操作画面22を作業者PAが操作して復帰させる場合と比較し、作業者PAの操作数が低減する。
【0169】
また、携帯端末装置30での遠隔操作は、アクセスポイント26に接続可能な範囲であれば、画像形成装置20A、20B、20Cから離れた場所、例えば椅子に座ってデスクで作業できる。よって、画像形成装置20が操作画面22を作業者PAが操作する場合と比較し、作業者PAの作業自由度が高い。
【0170】
なお、画像形成装置20A、20B、20Cが互いに近くにあり、三つのクセスポイント26に全て接続可能な作業場所があれば、作業者PAは画像形成装置20A、20B、20C全ての接続情報を最初に読み込んで、その作業場所で画像形成装置20A、20B、20Cの接続を適宜切り替えながら設定作業をしてもよい。
【0171】
また、作業者PAは一つの携帯端末装置30を用いて遠隔操作で複数の画像形成装置20A、20B、20Cを設定変更する。よって、作業者PAは、画像形成装置20A、20B,20Cの操作画面22を触る回数を削減できる。したがって、例えば、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症等の伝染病が流行時においては、衛生管理上の観点から望ましい。
【0172】
また、画像形成装置20が再起動するまでの間の待ち時間に他の画像形成装置20の設定変更を行うことができるので、作業者PAの全体の作業時間が削減できる。
【0173】
ここで、図14(B)は、画像形成装置20A、画像形成装置20B及び画像形成装置20Cの順番で設定変更した場合である。図14(A)は、前述した画像形成装置20Aの再起動中に画像形成装置20Bに接続して設定変更し、画像形成装置20Bの再起動中に、画像形成装置20Cに接続して設定変更した場合である。図14(A)と図14(B)とを比較すると時間TM分、作業者PAの全体の作業時間が削減できることが判る。
【0174】
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
【0175】
例えば、上記実施形態では、画像形成装置20のアクセスポイント26に接続するための接続情報は、操作画面22に接続情報を持つマトリックス型二次元コードを表示し、携帯端末装置30はマトリックス型二次元コードをカメラで読み取ることで接続情報を取得したが、これに限定されるものではない。他の方法で、画像形成装置20のアクセスポイント26に接続するための接続情報を提示してもよい。例えば、画像形成装置20のカードリーダー24に携帯端末装置30のICカードを近接させて接続情報を取得するようにしてもよい。この場合もアクセスポイント26に接続するとカードリーダー24から接続情報が読み取れないようにCPU28は第二通信インターフェース21Bを制御する。更に、マトリックス型二次元コード及びカードリーダー24以外の方法で接続情報を携帯端末装置30に提示してもよい。例えば、操作画面22に接続情報を文字情報として表示してもよい。
【0176】
また、例えば、上記実施形態では、携帯端末装置30は画像形成装置20のアクセスポイント26にダイレクト接続し、通信回線12は切断したが、これに限定するものではない。携帯端末装置30は画像形成装置20と通信回線12を介して接続してもよい。この場合、画像形成装置20は、遠隔操作モードを実行中は外部機器からのジョブを受け付けないようにする。また、画像形成装置20は、再起動した場合は、通信回線12を介して画像形成装置20に再接続して再ログインし、更に操作履歴情報をもとに再起動前の画面まで辿り、再起動前の状態を復元する。
【0177】
また、例えば、上記実施形態では、携帯端末装置30は予め設定された時間を経過すると、タイムアウトして接続処理を終了するようになっていたが、これに限定されるものではない。例えば、ポーリング検索する回数に上限を設け、上限に達すると接続処理を終了するようにしてもよい。
【0178】
また、例えば、上記実施形態で説明した画像形成装置20の構成、携帯端末装置30の構成及びサーバー50の構成は、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更したり新たな構成要素を追加したりしてもよい。
【0179】
また、例えば、上記実施形態では、携帯端末装置30とサーバー50とが連携して遠隔操作アプリを実行したが、携帯端末装置30のみで遠隔操作アプリを実行するようにしてもよい。また、画像形成装置20と通信回線12に接続したサーバー等とが連携して遠隔操作モードを実行するようにしてもよい。また、画像形成装置20以外の情報機器システムであってもよい。情報機器システムは、操作画面を携帯端末システムの端末画面にミラーリングして設定変更することが可能なものであればよく、例えば、パソコン及び自動販売機等であってもよい。
【0180】
また、上記実施形態で説明したプログラムの処理の流れは一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
【0181】
また、上記実施形態では、プログラムを実行することにより、実施形態に係る処理がコンピュータを利用してソフトウェア構成により実現される場合について説明したが、これに限らない。実施形態は、例えば、ハードウェア構成によって実現してもよいし、ハードウェア構成とソフトウェア構成との組み合わせによって実現してもよい。
【0182】
また、上記施形態におけるプロセッサの動作は、一つプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【0183】
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0184】
[付記]
【0185】
(((1)))
一又は複数のプロセッサを有し、
前記プロセッサは、
情報機器システムの操作画面を端末画面にミラーリングして前記操作画面を遠隔操作可能とする遠隔操作モードが実行された前記情報機器システムに接続情報を用いて接続し、
入力されたログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインすると共に前記ログイン情報を保存し、
前記端末画面の操作履歴を保存し、
前記情報機器システムが再起動し前記接続が切断されると、前記接続情報を用いて再起動した前記情報機器システムに再接続し、
保存した前記ログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインし、
保存した前記操作履歴を用いて切断時の前記端末画面に復帰させる、
携帯端末システム。
【0186】
(((2)))
前記プロセッサは、
前記情報機器システムが前記遠隔操作モードを実行すると起動した遠隔操作用のアクセスポイントに接続する、
(((1)))に記載の携帯端末システム。
【0187】
(((3)))
前記プロセッサは、
通信インターフェースの設定変更を前記情報機器システムに指示し、
設定変更された前記通信インターフェースでの通信回線への通信確認を前記情報機器システムに指示し、
通信結果を受け付ける、
【0188】
(((2)))に記載の携帯端末システム。
(((4)))
前記プロセッサは、
前記情報機器システムから前記接続情報を取得し、
取得した前記接続情報を保存する、
(((1)))~(((3)))のいずれか一つに記載の携帯端末システム。
【0189】
(((5)))
前記プロセッサは、
前記情報機器システムが前記遠隔操作モードを実行することで前記操作画面に表示されたマトリックス型二次元コードを読み取って前記接続情報を取得する、
(((4)))に記載の携帯端末システム。
【0190】
(((6)))
前記プロセッサは、
前記携帯端末システムは、前記情報機器システムから近距離無線通信を介して前記接続情報を取得する、
【0191】
(((4)))に記載の携帯端末システム。
【0192】
(((7)))
前記プロセッサは、
設定時間内に前記情報機器システムに再接続できなかったときは、前記端末画面に対応方法を表示する、
(((1)))~(((6)))のいずれか一つに記載の携帯端末システム。
【0193】
(((8)))
一又は複数のプロセッサを有し、
前記プロセッサは、
接続された携帯端末システムの端末画面に操作画面をミラーリングして前記操作画面を前記携帯端末システムで遠隔操作可能とする遠隔操作モードの実行を受け付け、
接続した前記携帯端末システムのログイン情報によるログインを受け付け、
前記携帯端末システムから再起動の指示を受け付け再起動したあと、再接続した前記携帯端末システムの前記ログイン情報によるログインを受け付け、
前記携帯端末システムのログアウトを受け付けると、前記遠隔操作モードの実行を終了する、
情報機器システム。
【0194】
(((9)))
前記プロセッサは、
前記遠隔操作モードの実行を受けると、
通信回線を切断すると共に前記携帯端末システムが接続する遠隔操作用のアクセスポイントを起動し、
前記アクセスポイントに接続した前記携帯端末システムの前記ログイン情報によるログインを受け付け、
前記携帯端末システムから再起動の指示を受け付け再起動すると、前記アクセスポイントを再起動し、
前記アクセスポイントに再接続した前記携帯端末システムの前記ログイン情報によるログインを受け付け、
前記携帯端末システムのログアウトを受け付けると、前記遠隔操作モードの実行を終了し、前記通信回線に接続すると共に前記アクセスポイントを終了する、
(((8)))に記載の情報機器システム。
【0195】
(((10)))
前記プロセッサは、
前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、
前記遠隔操作モードを実行する前に実行前設定を保存し、
設定時間内に前記アクセスポイントに前記携帯端末システムが接続されなかったときに、前記遠隔操作モードの実行を終了し、保存された実行前設定に復帰させる、
(((9)))に記載の情報機器システム。
【0196】
(((11)))
前記プロセッサは、
前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、
前記携帯端末システムが取得する前記アクセスポイントに接続するための接続情報を提示する、
(((9)))又は(((10)))に記載の情報機器システム。
【0197】
(((12)))
前記プロセッサは、
前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、
前記接続情報を持つマトリックス型二次元コードを前記操作画面に表示する、
(((11)))に記載の情報機器システム。
【0198】
(((13)))
前記プロセッサは、
前記遠隔操作モードの実行を受け付けると、
近距離無線通信を介して前記接続情報を提示する、
(((11)))に記載の情報機器システム。
【0199】
(((14)))
前記プロセッサは、
前記アクセスポイントに前記携帯端末システムが接続されると前記接続情報の提示を終了する、
(((11)))~(((13)))のいずれか一つに記載の情報機器システム。
【0200】
(((15)))
前記プロセッサは、
前記通信回線への通信確認の指示を受け付けると、
前記通信回線に接続して通信確認を行なって通信結果を前記携帯端末システムに送り、
前記通信回線を再切断する、
(((9)))~(((14)))のいずれか一つに記載の情報機器システム。
【0201】
(((16)))
前記プロセッサは、
外部機器から前記通信回線を介してジョブを受け付けない、
(((15)))に記載の情報機器システム。
【0202】
(((17)))
前記プロセッサは、
登録された前記ログイン情報にのみログインを許可する、
(((8)))~(((16)))のいずれか1項に記載の情報機器システム。
【0203】
(((18)))
情報機器システムの操作画面を端末画面にミラーリングして前記操作画面を遠隔操作可能とする遠隔操作モードが実行された前記情報機器システムに接続する携帯端末システムのプログラムであって、
前記情報機器システムに接続情報を用いて接続し、
入力されたログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインすると共に前記ログイン情報を保存し、
前記端末画面の操作履歴を保存し、
前記情報機器システムが再起動し前記接続が切断されると、前記接続情報を用いて再起動した前記情報機器システムに再接続し、
保存した前記ログイン情報を用いて前記情報機器システムにログインし、
保存した前記操作履歴を用いて切断時の前記端末画面に復帰させる、
処理をコンピュータである前記携帯端末システムに実行させるためのプログラム。
【0204】
(((1)))の携帯端末システムによれば、再起動した後の情報機器システムの操作画面を作業者が操作して復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0205】
(((2)))の携帯端末システムによれば、通信回線を介して情報機器システムに接続する場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0206】
(((3)))の携帯端末システムによれば、設定変更された通信インターフェースの通信確認ができる。
【0207】
(((4)))の携帯端末システムによれば、接続情報が携帯端末システムに予め記憶されている場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0208】
(((5)))の携帯端末システムによれば、接続情報が操作画面に表示される文字情報を作業者が携帯端末システムに手動で入力する場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0209】
(((6)))の携帯端末システムによれば、接続情報が操作画面に表示される文字情報を作業者が携帯端末システムに手動で入力する場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0210】
(((7)))の携帯端末システムによれば、端末画面が操作画面のままの場合と比較し、作業者が早期に対処できる。
【0211】
(((8)))の情報機器システムによれば、再起動した後の情報機器システムの操作画面を作業者が操作して復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0212】
(((9)))の情報機器システムによれば、再起動した後の情報機器システムの操作画面を作業者が操作して復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0213】
(((10)))の情報機器システムによれば、作業者が操作画面を操作して実行前設定に復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0214】
(((11)))の情報機器システムによれば、接続情報が携帯端末システムに予め記憶されている場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0215】
(((12)))の情報機器システムによれば、接続情報を操作画面に文字情報を表示し作業者が携帯端末システムに手動で入力する場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0216】
(((13)))の情報機器システムによれば、接続情報を操作画面に文字情報を表示し作業者が携帯端末システムに手動で入力する場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【0217】
(((14)))の情報機器システムによれば、接続情報を提示し続ける場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0218】
(((15)))の情報機器システムによれば、通信回線の通信確認ができる。
【0219】
(((16)))の情報機器システムによれば、通信回線の再切断に伴い通信確認中に受けたジョブが途中で止まることがない。
【0220】
(((17)))の情報機器システムによれば、常にログインを許可する場合と比較し、セキュリティが向上する。
【0221】
(((18)))のプログラムによれば、再起動した後の情報機器システムの操作画面を作業者が操作して復帰させる場合と比較し、作業者の操作数が低減する。
【符号の説明】
【0222】
10 遠隔操作システム
12 通信回線
16 携帯端末システム
20 画像形成装置(情報機器システムの一例)
21A 第一通信インターフェース(通信インターフェースの一例)
22 操作画面
26 アクセスポイント
27A CPU(プロセッサの一例)
30 携帯端末装置
32 端末画面
37A CPU(プロセッサの一例)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15