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特開2025-10018CMOSイメージセンシングディバイス
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025010018
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】CMOSイメージセンシングディバイス
(51)【国際特許分類】
   H10F 39/18 20250101AFI20250109BHJP
   H10F 39/12 20250101ALI20250109BHJP
   H10D 84/83 20250101ALI20250109BHJP
   H10D 84/80 20250101ALI20250109BHJP
   H10D 88/00 20250101ALI20250109BHJP
   H01L 21/768 20060101ALI20250109BHJP
   H01L 21/3205 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
H01L27/146 A
H01L27/146 F
H01L27/146 D
H01L27/088 E
H01L27/06 102A
H01L27/00 301B
H01L21/90 N
H01L21/88 T
H01L21/88 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024104601
(22)【出願日】2024-06-28
(31)【優先権主張番号】10-2023-0084207
(32)【優先日】2023-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2023-0162743
(32)【優先日】2023-11-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】林 智▲ふん▼
(72)【発明者】
【氏名】金 振泳
(72)【発明者】
【氏名】徐 明海
(72)【発明者】
【氏名】閔 誠基
(72)【発明者】
【氏名】李 昌圭
【テーマコード(参考)】
4M118
5F033
5F048
【Fターム(参考)】
4M118AA01
4M118AB01
4M118BA14
4M118BA19
4M118CA03
4M118CA22
4M118CA34
4M118DD04
4M118EA14
4M118EA17
4M118FA26
4M118FA27
4M118FA33
4M118GA02
4M118GB03
4M118GB09
4M118GC08
4M118GD04
4M118HA25
4M118HA30
4M118HA33
5F033GG02
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5F033JJ19
5F033MM30
5F033QQ48
5F033RR01
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5F033RR04
5F033RR06
5F033RR08
5F033RR29
5F033SS11
5F033VV01
5F033VV07
5F048AB10
5F048AC01
5F048AC10
5F048BA15
5F048BB02
5F048BB19
5F048BC03
5F048BD06
5F048BD07
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5F048BF07
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5F048BF15
5F048BF16
5F048BG03
5F048BG13
5F048BG14
5F048CB01
5F048CB03
5F048CB04
5F048CB07
(57)【要約】
【課題】高集積度による小さいサイズの素子でも高い電荷容量を有する光ダイオードを含むイメージセンシングディバイスを提供する。
【解決手段】本発明はデュアル垂直トランスファーゲート及びこれを含むトランジスタ、及びCMOSイメージセンシングディバイスに関するものである。本発明の一実施形態として、デュアル垂直トランスファートランジスタのゲートは光ダイオードのn型領域まで延長される2つのポール、前記2つのポールを連結する接続部を有し、前記ポールの間に、そして基板上に第1絶縁パターンを含む。
【選択図】図12A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲートと、
前記ゲート下に配置されたn型ソース領域と、
前記ゲートに隣接する基板内に配置されたn型ドレーン領域と、
前記ゲートと前記基板との間のゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜と前記基板との間の第1絶縁パターンと、
を含み、
前記ゲートは、
前記ソース領域まで延長される2つのポールと、
前記2つのポールを連結する接続部と、
を含み、
前記第1絶縁パターンは、前記ポールの間に配置される、トランジスタ。
【請求項2】
前記第1絶縁パターンの厚さは、5乃至50nmである、請求項1に記載のトランジスタ。
【請求項3】
第1絶縁パターンは、Siを含む、請求項1に記載のトランジスタ(ここで、x、yは0より大きい実数)。
【請求項4】
前記ポールの幅は、前記基板の表面で50乃至200nmである、請求項1に記載のトランジスタ。
【請求項5】
前記ポールの深さは、前記基板の表面から200乃至500nmである、請求項1に記載のトランジスタ。
【請求項6】
前記ポールのアスペクト比(aspect ratio)は、1乃至10である、請求項5に記載のトランジスタ。
【請求項7】
前記ポールの間の間隔は、前記基板の表面で10乃至80nmである、請求項4に記載のトランジスタ。
【請求項8】
前記第1絶縁パターンは、SiON、SiONC、SiO、SiOCで構成された膜から選択されたいずれか1つの膜又はその複合膜で構成された、請求項1に記載のトランジスタ。
【請求項9】
前記第1絶縁パターンは、空隙(void)を含む、請求項3に記載のトランジスタ。
【請求項10】
前記ゲートに隣接する基板上に、第1絶縁パターンと同一レベルにエッチング停止膜をさらに含む請求項3に記載のトランジスタ。
【請求項11】
光ダイオード領域、トランスファートランジスタ、及び浮動拡散領域を含む第1基板であって、
前記トランスファートランジスタは、前記光ダイオードのn型領域まで延長される2つのポール及び前記2つのポールを連結する接続部を有するゲート、及び前記ポールの間に第1絶縁パターンを含む、第1基板と、
ソースフォロワートランジスタを含む第2基板と、
ロジック回路を含む第3基板と、
を含み、
前記第1基板の浮動拡散領域と前記第2基板のソースフォロワートランジスタのゲートは、電気的に連結されている、イメージセンシングディバイス。
【請求項12】
前記第1基板の浮動拡散領域と前記第2基板のソースフォロワートランジスタのゲートがCu-Cuボンディングで連結されている、請求項11に記載のイメージセンシングディバイス。
【請求項13】
前記第3基板の正面は、前記第2基板の背面と連結されている、請求項12に記載のイメージセンシングディバイス。
【請求項14】
前記第3基板の背面を貫通するビア及び前記ビアと連結されたI/Oパッドをさらに含む、請求項12に記載のイメージセンシングディバイス。
【請求項15】
前記第1基板の浮動拡散領域および前記第2基板のソースフォロワートランジスタのゲートは、前記第2基板を貫通するビアで連結されている、請求項11に記載のイメージセンシングディバイス。
【請求項16】
前記第3基板の正面は、前記第2基板の正面と連結されている、請求項15に記載のイメージセンシングディバイス。
【請求項17】
前記第3基板の背面を貫通するビア及び前記ビアと連結されたI/Oパッドをさらに含む、請求項15に記載のイメージセンシングディバイス。
【請求項18】
前記第2基板と前記第3基板は、Cu-Cuボンディングで連結されている、請求項16に記載のイメージセンシングディバイス。
【請求項19】
前記第1基板は、2層の金属配線を含む、請求項15に記載のイメージセンシングディバイス。
【請求項20】
前記第1基板と前記第2基板を連結するダミーボンディングパッドをさらに含む、請求項12に記載のイメージセンシングディバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はCMOSイメージセンシングディバイスに関し、さらに詳細には垂直チャンネルゲートを含むトランジスタを含む回路、及び回路を単位ピクセル回路として有するCMOSイメージセンシングディバイスに関する。また、前記垂直チャンネルゲートを含む単位ピクセル回路及びCMOSイメージセンシングディバイスの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
イメージセンシングディバイス、即ちイメージセンサーは光学信号を電気的信号に変換させる半導体装置である。イメージセンシングディバイスは基板上に相補性金属酸化物半導体(CMOS)素子又はCCD(charge coupled device)を集積回路で具現する。
【0003】
1990年代まではCCDがCMOS素子より光特性が優れていたので、CCDが広く使用された。しかし、pinned PDが適用され、回路的にノイズ低減技術が進展した後には、構造が簡単であり、製造がさらに容易であるCIS素子がはるかにより多く使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許11,521,997 B2号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の技術的思想が解決しようとする一課題は、高集積化による小さいサイズの素子でも高い電荷容量を有する光ダイオード(Photodiode、PD)を含むイメージセンシングディバイスを提供することにある。
また、本発明の他の課題は優れた負電荷伝達効率を有する立体形状ゲートを含むトランジスタを提供することである。
【0006】
さらに、本発明の一課題は、2つのポールの間で電界が集中されて2つのポールの間に入って来る負電荷がFDにうまく移動されない現像(potential hump)と、むしろFD領域でポールの間に負電荷が逆流する現像(backflow)を防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態として、本発明はゲートの下方に配置された第1n型領域、前記n型領域まで延長される2つのゲートポール、前記2つのゲートポールを連結する接続部を有するゲート、前記ゲートに隣接する第2n型領域、前記ゲートポールの間に、そして基板上に第1絶縁パターンを含むトランジスタを提供する。例示的に、第1絶縁パターンはシリコン窒化膜(SixNy)、シリコン酸化膜(SiO2)、シリコン酸窒化膜(SiON)、シリコン炭素酸化膜(SiOC)、シリコン炭窒化膜(SiCN)、シリコン炭酸窒化膜(SiOCN)の中で1つ又は2つ以上の複合膜を含むことができる。他の実施形態として、第1絶縁パターンは空隙(void)を含むことができる。
【0008】
その他の実施形態として、本発明はゲートの下方に配置された光ダイオードのn型領域、前記n型領域まで延長される2つのポールと前記2つのポールを連結する接続部を有するゲート、前記ゲートに隣接する浮動拡散領域、前記ポールの間、そして基板上に第1絶縁パターンを含むトランジスタを提供する。
【0009】
本発明の他の実施形態として、第1基板内の第1n型領域、前記第1n型領域まで延長される2つのポール、前記2つのポールを連結する接続部を有するゲート、前記ゲートに隣接する第2n型領域、前記ポールの間にそして第1基板上に第1絶縁パターンを含む第1トランジスタ、及び第2基板に第2トランジスタを含み、前記第1基板の第2n型領域と第2基板の第2トランジスタのゲートが連結された単位回路を提供する。
【0010】
本発明のその他の一実施形態として、本発明は第1基板内のPD領域、前記PDのn型領域まで延長される2つのポール、前記2つのポールを連結する接続部を有するゲート、前記ゲートに隣接するFD領域、及び前記ポールの間にそして第1基板上に第1絶縁パターンを含むトランスファートランジスタ、及び第2基板にソースフォロワートランジスタを含み、前記第1基板のFD領域と第2基板のソースフォロワートランジスタのゲートが連結された単位回路を提供する。
【0011】
本発明のその他の一実施形態として、本発明はPD領域、前記PDのn型領域まで延長される2つのポール、前記2つのポールを連結する接続部を有するゲート、及び前記ポールの間に第1絶縁パターンを含み、FD領域を含む第1基板、ソースフォロワートランジスタを含む第2基板、及び ロジック回路を含む第3基板を含み、前記第1基板のFD領域と第2基板のソースフォロワートランジスタのゲートが連結されたイメージセンシングディバイスを提供する。
【発明の効果】
【0012】
本実施形態によるトランジスタ及びこれを含むディバイスは基板の下部まで深く形成されたPDから負電荷をFD領域まで伝達するために2つのポールを有するゲートを使用する場合、2つのポールと接続部が形成する高い電界によって負電荷が引かされて行く逆流現象を防止することができる。本実施形態によるトランジスタ及びこれを含むディバイスは優れた負電荷移動度を示し、光変換効率も向上させることができる。
【0013】
イメージセンシングディバイスがますます高集積化されれば、単位ピクセル回路は小さくなり、光ダイオードPDもさらに深くなり、ゲートポールはさらに薄くなり、ポールの間の間隔はさらに狭くなる。本発明はディバイスの微細化によってもたらされる電界の逆流現象を防止することができる。また、ゲートのポールの間のみならず、ポールの外側方向に延長した部分による電界上昇の問題を防止することができる。このように、本発明はディバイスが微細化され、適用工程がさらに微細化されるほど、優れた効果が予想される。
【0014】
その上に、ディバイスの設計側面で見る時、2つのゲートポールを別の配線で連結しなくともよいので、配線連結が簡単であり、配線とゲートポールを連結するためにコンタクトを形成する時、ミスアライメント問題が発生しない。したがって、ディバイスの配置マージン面でも有利である。
【0015】
イメージセンシングディバイスの高集積化、高性能化のためにピクセルサイズがますます小さくなっている。ピクセルサイズを小さくし、同時にディバイスの性能を確保しながら、効果的に配置するために、‘基板スタック技術’を適用したスタックイメージセンシングディバイスを製造することができる。本発明はピクセル回路を各々別の基板に分離して製造するピクセル基板製造工程を進行し、その次に2つのピクセル基板を接合してイメージセンシングディバイスを製造する基板スタック技術にも難解な工程や多くの追加工程無しで適用可能である。このように、本発明はイメージセンシングディバイスの高性能化、高集積化のための先端工程と融合性が良いので、イメージセンシングディバイスが微細化されるほど、さらに広く利用されることが予想される。
【0016】
本実施形態として基板表面と、そして2つのポールの間に第1絶縁パターンを形成して、2つのポールの間の領域の電界を低下させることができる。したがって、2つのポールの間に入って来る負電荷がFDにうまく移動されない現像(potential hump)と、むしろFD領域でポールの間に負電荷が逆流する現像(backflow)を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施形態としての、2スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスの断面図である。
図2】2スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスの他の一実施形態の断面図である。
図3】本発明の一実施形態としての、3スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスの断面図である。
図4】本発明の他の実施形態としての、3スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスの断面図である。
図5】3スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスの本発明の他の実施形態の断面図である。
図6】3スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスの本発明のその他の実施形態の断面図である。
図7A】光ダイオードPDが単位ピクセル処理回路を共有した回路図である。
図7B】光ダイオードPDが単位ピクセル処理回路を共有した回路図である。
図8A】光ダイオードが単位ピクセル処理回路を共有しながら、光ダイオードを含む第1基板が単位ピクセル処理回路を含む第2基板が接合された回路図である。
図8B】光ダイオードが単位ピクセル処理回路を共有しながら、光ダイオードを含む第1基板が単位ピクセル処理回路を含む第2基板が接合された回路図である。
図8C】光ダイオードが単位ピクセル処理回路を共有しながら、光ダイオードを含む第1基板が単位ピクセル処理回路を含む第2基板が接合された回路図である。
図9A】2つの光ダイオードPDが1つのピクセルを形成する2-PD共有ピクセルの配置図(layout)である。
図9B】2つの光ダイオードPDが1つのピクセルを形成する2-PD共有ピクセルの配置図(layout)である。
図10A】4つの光ダイオードPDが1つのピクセルを形成する4-PD共有ピクセルの配置図(layout)である。
図10B】4つの光ダイオードPDが1つのピクセルを形成する4-PD共有ピクセルの配置図(layout)である。
図11A】本発明実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートdVTGの側面図である。
図11B】本発明実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートdVTGの側面図である。
図11C】本発明実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートdVTGの側面図である。
図11D】本発明実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートdVTGの側面図である。
図11E】本発明実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートdVTGの側面図である。
図11F】本発明実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートdVTGの側面図である。
図12A】一方向又は他の方向から見る時、名称及び寸法を定義したデュアル垂直トランスファーゲートの側面図である。
図12B】一方向又は他の方向から見る時、名称及び寸法を定義したデュアル垂直トランスファーゲートの側面図である。
図13A】対照技術としての、デュアル垂直トランスファーゲートの側面図である。
図13B】対照技術としての、デュアル垂直トランスファーゲートの側面図である。
図14A】一実施形態として、単位ピクセル回路を含む第1基板の製造工程を示す図面である。
図14B】一実施形態としての、単位ピクセル回路を含む第1基板の製造工程を示す図面である。
図14C】一実施形態としての、単位ピクセル回路を含む第1基板の製造工程を示す図面である。
図14D】一実施形態としての、単位ピクセル回路を含む第1基板の製造工程を示す図面である。
図14E】一実施形態としての、単位ピクセル回路を含む第1基板の製造工程を示す図面である。
図14F】一実施形態としての、単位ピクセル回路を含む第1基板の製造工程を示す図面である。
図14G】一実施形態としての、単位ピクセル回路を含む第1基板の製造工程を示す図面である。
図14H】一実施形態としての、単位ピクセル回路を含む第1基板の製造工程を示す図面である。
図14I】一実施形態としての、単位ピクセル回路を含む第1基板の製造工程を示す図面である。
図15A】一実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図15B】一実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図15C】一実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図15D】一実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図15E】一実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図16A】他の実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートを含む第1ピクセル基板の製造工程を示す図面である。
図16B】他の実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートを含む第1ピクセル基板の製造工程を示す図面である。
図16C】他の実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートを含む第1ピクセル基板の製造工程を示す図面である。
図16D】他の実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートを含む第1ピクセル基板の製造工程を示す図面である。
図16E】他の実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートを含む第1ピクセル基板の製造工程を示す図面である。
図16F】他の実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートを含む第1ピクセル基板の製造工程を示す図面である。
図16G】他の実施形態としての、デュアル垂直トランスファーゲートを含む第1ピクセル基板の製造工程を示す図面である。
図17A】他の実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図17B】他の実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図17C】他の実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図17D】他の実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図17E】他の実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図17F】他の実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図18】その他の実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。
図19A】その他の実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスが他の方式で製造された製造工程を示す図面である。
図19B】その他の実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスが他の方式で製造された製造工程を示す図面である。
図19C】その他の実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスが他の方式で製造された製造工程を示す図面である。
図19D】その他の実施形態としての、単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスが他の方式で製造された製造工程を示す図面である。
図20】単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスがその他の方式で製造された製造工程を示す図面である。
図21】本発明の一実施形態であるCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す順序図(flow chart)である。
図22】本発明の一実施形態であるデュアル垂直トランスファーゲートを含む第1ピクセル基板の製造工程を示す順序図である。
図23】本発明の一実施形態としての基板接合方式を示す順序図である。
図24】本発明の一実施形態としての、I/Oパッドの位置及び形成方式にしたがう順序図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
高解像度の動画が要求されるにつれて、高集積度のイメージセンサーが要求される。イメージセンサーの集積度が増加するにつれて、イメージセンサーを構成する素子のサイズがますます小さくなる。即ち、イメージセンサーのピクセル数が多くなるにつれて、ピクセル内素子のサイズが小さくなり、ピクセル内光ダイオードPDが占める面積がますます小さくなる。
【0019】
ピクセルのサイズが小さくなっても充分な電荷容量(full well capacity)の光ダイオード(photodiode)を具現するために、基板の正面で一定距離に離隔された領域から背面と隣接する部分までわたる領域を光ダイオードのn型領域として形成した所謂ディープ光ダイオード(deep photodiode)を形成することができる。
【0020】
ディープ光ダイオードのn型領域n-PDはp型領域及び/又はDTI(deep trench isolation)のような分離部材で囲まれて互いに分離されることができる。
【0021】
このように垂直に深く形成されたn型領域で生成された負電荷を効果的に取り出すために垂直トランスファーゲート(vertical transfer gate)VTGを使用することができる。垂直トランスファーゲートは基板内光ダイオードのn型領域(‘n-PD領域’)まで延長される延長部(‘pole’)を1つ(single)又は対(dual)で使用することができる。本実施形態において、2つのポールを有する垂直トランスファーゲートが電荷伝達効率(charge transfer)側面でさらに好ましい。
【0022】
図12Aを参照すれば、垂直トランスファーゲート120は、基板表面100aから基板100を貫通して光ダイオードのn型領域n-PDまで延長された2つのポールP1、P2を含む。垂直トランスファーゲート120と基板100との間にゲート絶縁膜122が提供されることができる。ポールP1、P2は各々基板表面100aから深さLで延長され、基板表面100aで幅Wを有する。また、垂直トランスファーゲート120は基板100上で、2つのポールP1、P2を連結する連結部C及び前記連結部Cから水平に遠くなる方向に延長された延長部Eを含むことができる。ポールP1、P2は間隔(gap)を介して離隔されることができる。
【0023】
図12B図12Aと直交方向に見る時、垂直トランスファーゲート120の断面図である。図12Bでは2つのポールP1、P2が重ねて1つのポールに見え、2つのポールP1、P2と隣接して浮動拡散領域FDが形成され、基板100内の領域を分離するためのSTIが形成されることができる。
【0024】
しかし、図13Aで示したように、2つのポールP1、P2が光ダイオードのn-PD領域まで延長された垂直トランスファーゲート1320を使用する場合、2つのポールの間で電界が集中されて2つのポールの間に入って来る負電荷が浮動拡散領域FD(未図示)にうまく移動されない現像(potential hump)と、むしろFD領域でポールの間に負電荷が逆流する現像(backflow)が発生し得る。図13Aは対照技術として、符号100は基板、符号1322はゲート絶縁膜を表す。
【0025】
図13Bで示したように、ポールを1つ有する垂直トランスファーゲート1320、1321を配線1345で連結した構造、即ちゲートの連結部Cがないトランスファーゲートを適用する場合、このような不作用を低減又は防止する効果を得ることができるが、配線が複雑であり、コンタクト1340、1341を形成する時、ミスアライメント問題が発生し得る。したがって、ピクセルサイズが小さくなるほど、製造工程の側面で不利になる。ここで、図13Bは対照技術として、符号1320、1321は各々シングル垂直トランスファーゲートを表す。
【0026】
本発明の一実施形態は図12A及び図12Bに図示されたように、トランスファーゲート120と基板100との間に第1絶縁パターン125を介在して、ポールP1、P2の間の電界効果を低下させることができる。また、電界集中効果が大きいポールとポールとの間の領域に第1絶縁パターン125を介在することによって、電荷伝達効率を向上することができる。第1絶縁パターン125に対しては以下より詳細に説明される。
【0027】
以下、添付された図面を参照して本発明の具体的な実施形態を説明する。
【0028】
先ず、図11Aを参照すれば、本発明一実施形態としてデュアル垂直トランスファーゲートdVTGの側面図である。前記垂直トランスファーゲート120は基板100に光ダイオードn型領域n-PDまで延長された2つのポールP1、P2及び2つのポールを連結する連結部Cを有する。また、図11Aには図示されていないが、図11Aの断面と直交する方向に見れば、図12Bに図示されたように、ゲートと隣接する基板100には、n型の浮動拡散領域FDが配置される。
【0029】
基板100は光ダイオードやトランジスタ、電極ノードを含む素子が形成される基板である。基板100は半導体ウエハであり、ICチップに切断されることができる。基板100はシリコン半導体又はGaNのような化合物半導体を含み、n型又はp型不純物をドーピングして各々n型基板又はp型基板を提供する。本発明の一実施形態として、図11A乃至図11Eの実施形態はp型基板を提供し、p型基板に/上にn型でドーピングされたゲート及びソース/ドレーンを形成してn型MOSFET素子を形成したものである。光ダイオードのn型領域n-PDはソース領域であり、浮動拡散領域FDはドレーン領域として作用する。
【0030】
基板100の一部p領域は前記n型領域n-PDとpn接合を成し、光ダイオードを形成する。本発明の一実施形態としてp型領域に追加でpドーピングを進行させてドーピング濃度を異なるように形成し、p型領域は、n-PD領域を囲み、分離部材130と共にピクセルを互いに分離することができる。
【0031】
図11Aを続いて参照すれば、基板100上に、そして少なくとも第1ポールP1と第2ポールP2との間に第1絶縁膜126が形成されている。第1絶縁膜126は少なくとも基板100とゲート120との間に介在して、ゲート120の連結部Cが基板100から垂直離隔されるようにする。一例として、第1絶縁膜126は第1絶縁パターン125を含み、第1絶縁パターン125は連結部Cと基板100との間に配置される。このように基板100上に配置されたゲート部分、例えば連結部Cが形成する電界を低下させることで、2つのポールP1、P2の間の電界が集中されて発生される望ましくない現象を低減/防止することができる。
【0032】
一方、第1絶縁膜126と基板100との間に、そしてポールP1とポールP2との間、及び第1絶縁パターン125と基板100との間に自然酸化膜が形成されていてもよい。第1絶縁膜126がSixNyを含む場合、第1絶縁膜126は薄い酸化膜を追加に含むことができる(x、yは0より大きい実数)。
【0033】
図11Aに図示されるように、第1絶縁膜126はゲート下及び基板上の一部又は全部に塗布されることができる。また、前記第1絶縁膜126はエッチング停止膜(etch stop layer)として使用することができる。
【0034】
その他に、前記ゲート120と基板100との間にゲート絶縁膜122が介在される。また、分離部材130によってピクセルとピクセルが分離され、分離部材130の間に光ダイオードが形成される。分離部材130は隣接するピクセルを電気的に分離するために設置され、絶縁体であるSiO、Si、SiON、SiOCで構成されたグループから選択された1つ又は複合膜を含むことができる。一実施形態として、分離部材130は第1絶縁層132と第2絶縁層131を含むことができる。第1絶縁層132はSiO絶縁層であり、第2絶縁層131はライナー形状のSi絶縁層であり得る。さらに、分離部材130はバイアスを印加するための導電層136をその中に追加に含むことができる。導電層136は、例えばドーピングされたポリシリコン、タングステンWを含むことができる。
【0035】
図11Bは本発明の他の一実施形態としてパターニング工程の中で露出されたゲート絶縁膜122の一部が除去された構造を示す。
【0036】
図11Cは本発明のその他の実施形態として、基板100上に位置し、水平方向に延長されたゲート延長部Eが形成された構造を示す。図11Cのようにゲート延長部Eが形成されてもゲート延長部Eによって発生される電界を下げることができるので、ゲート設計の自由度及び工程マージンの面でも有利である。
【0037】
図11Dは本発明のその他の実施形態として、ゲート絶縁膜122が基板100の中にポールP1、P2の側面と背面のみに形成されたものである。ゲート絶縁膜122はポールP1、P2の間で分離されることができる。このような構造のゲート絶縁膜122は露出された基板100を酸化させてシリコン酸化膜で形成することができる。工程上選択的な変形形態として、膜質の強化及びエネルギーバンドギャップを変化させるために、例えばゲート絶縁膜122に窒素等元素をドーピングさせることができ、また別の方法で、他の膜を追加に含むことによって形成することができる。
【0038】
図11Eは本発明のその他の実施形態として、図11Bの変形形態として、2つのポールP1、P2の間の第1絶縁パターン125のみを残し、基板100上の第1絶縁膜126を除去した点で図11Bの実施形態と異なる。例示的な工程として、基板の前面にドライエッチングを進行して露出された第1絶縁膜126を除去し、ゲート連結部によって隠れた第1絶縁パターン125は残存する。
【0039】
図11Fは本発明のその他の実施形態として、基板100上にそしてゲートポールP1、P2の間に空隙(void)127が一部又は全部に形成された構造である。空隙127が形成されれば、誘電常数をさらに低下させることができるので、ゲートポールP1、P2の間の電界を下げることができる。空隙127は第1絶縁パターン125、基板100、及びゲート絶縁膜122の中で少なくとも1つ以上によって定義される固体を含まない領域であり得る。
【0040】
次に、図12Aは2つのポールP1、P2が見える方向に切断した本発明の一実施形態としてのデュアル垂直トランスファーゲートの側面図である。図12B図12Aの方向と直交方向に切断した時に見える側面図である。
図12A及び図12Bを参照して本発明のゲートの名称及び寸法を説明する。ゲート120は基板100の下方に延長される2つのポールP1、P2を含む。前記2つのポールP1、P2の各々は基板表面100aで幅Wと深さLを有し、基板表面100aでポールP1とポールP2との間に間隔(gap)を有する。
【0041】
また、2つのポールP1、P2はゲートの形状及び位置に応じて実質的に同一のサイズ及び形状を有することができるか、又は異なるサイズを有することができる。しかし、本発明の図面は、例示的な実施形態として、実質的に同一なフィーチャーを有するポールを図示する。ポールP1、P2は基板表面100aに垂直になる下方方向に行くほど、幅が狭くなる形状を有することができる。また、基板100内光ダイオードに接する終端部分の形状が曲面を有するので、電界(potential)バリアーが形成されないようにすることができる。
【0042】
本発明の一実施形態として、ゲート120は2つのポールP1、P2を連結する連結部Cを有し、選択的に水平方向に延長された延長部Eを追加に含むことができる。連結部Cは2つのポールを連結し、その上に配線のコンタクトがランディングするようになる。
【0043】
図12Bを参照すれば、各々のポールP1、P2は光ダイオードのn型領域n-PDまで深く形成され、浮動拡散領域FDと隣接する。また、基板表面100aで形成された素子分離領域STIとも隣接することができる。ゲート120がn型でドーピングされたnMOSFETであると仮定すると、オペレーション電圧以上にターンオンの時、ポールP1、P2の周囲にチャンネルが形成されてn-PDで形成された負電荷を浮動拡散領域FDに伝達することができる。
【0044】
図12Aを参照すれば、基板100上に形成された第1絶縁パターン125は厚さdで実質的に平らに設置することができる。前記第1絶縁パターン125の厚さは5乃至50nm、好ましくは10乃至50nm厚さで形成されることができる。
【0045】
前記第1絶縁パターン125はシリコン窒化膜(SixNy)を含むことができる。あるいは、第1絶縁パターン125はSiON、SiONC、SiO、SiOCで構成された膜から選択されたいずれか1つの膜及びその複合膜であり得る。他の実施形態として、第1絶縁パターン125は空隙を含んで電界集中効果を低下させることができる。
【0046】
本発明の実施形態において、ポールP1、P2の間の集中される電界値が大きいほど、言い換えればディバイスがさらに微細になるほど、第1絶縁パターン125を通じるさらに大きい電界減少効果が予想される。本発明の一実施形態としてポールP1、P2の幅Wは50乃至200nmであり、ポールP1、P2の深さLは200乃至500nmであり得る。このような前記ポールP1、P2のアスペクト比(aspect ratio=L/W)が1乃至10であり、好ましくは1.5乃至10、さらに好ましくは3乃至10であり得る。また、前記ポールP1、P2の間の間隔(gap)は基板表面100aで10乃至80nmであり得る。ポールP1、P2の間の間隔が狭くなるほど、電界値がさらに大きくなり、第1絶縁パターン125を形成する場合、第1絶縁パターン125による電界減少効果がさらに大きい。ポールP1、P2の間の間隔(gap)はゲートポールの幅Wと同一であるか、又はさらに小さいことができる。好ましくは、ポールP1、P2の間の間隔(gap)はポールの幅Wより小さく、幅Wの1/2乃至1/5である。
【0047】
このように、本発明を通じた電界集中減少効果は素子が微細化されるほど、さらに大きく得ることができ、特にピクセルのサイズが1.5um未満、好ましくは1.2um未満、さらに好ましくは1.0um未満である素子に適合である。ここで、ピクセルのサイズとは単位ピクセルの平面形状の横縦長さの中で最も大きい長さを意味する。
【0048】
一実施形態として、本発明は基板100上そして少なくともゲート120の第1ポールP1と第2ポールP2との間に第1絶縁パターン125を含む垂直トランスファーゲートを含むイメージセンシングディバイスを提供する。イメージセンシング素子が高性能化、微細化されるほど、光の効率を高めるために、そしてピクセルを集積化するために、別の基板を作った後、接合する基板ボンディング工程を適用して作ったスタックイメージセンシングディバイスを提供することができる。
【0049】
図1は本発明の一実施形態として、2スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスの断面図を示す。図1を参照すれば、ピクセルを駆動するアナログ回路を含むピクセル基板100と電源供給と各種制御信号を発生する周辺回路(peripheral circuit)とイメージ信号を処理するためのロジック回路(例えば、ISPブロック)を含むロジック/ペリ基板300を別に提供し、前記ピクセル基板100とロジック/ペリ基板300の正面が互いに対向するように接合してスタックイメージセンシングディバイスを形成する。
【0050】
図1を参照すれば、基板100内ピクセルを区分するために分離部材130が基板に形成される。分離部材は基板正面から背面まで延長されたDTI(deep trench isolation)であり得る。一実施形態として、光から形成された負電荷の損失を防ぎ、光効率を高めるためにバイアスを印加することができ、このために分離部材の中に導電層136を追加に含むことができる。
【0051】
基板100内分離部材130の間に光ダイオードが配置され、基板内そして基板上の素子下の領域に光ダイオードのn型領域n-PD、110が配置される。分離部材130は同一サイズであり、又はピクセルの設計及び位置に応じて異なる厚さを有することができる(例えば、分離部材134参照)。
【0052】
基板100は正面と背面を有する。正面にはトランジスタのようなディバイス及びノードが形成される。基板100の正面には基板活性領域(active region)を定義する素子分離領域が形成され、基板100活性領域に垂直トランスファーゲート120が形成される。垂直トランスファーゲート120は基板の下方向にn-PD領域まで延長する2つのポールP1、P2を有し、基板100上には2つのポールを連結する連結部Cを有する。2つのポールP1、P2と基板100との間にはゲート絶縁膜122が介在されている。
【0053】
前記基板100正面には厚さdを有する第1絶縁パターン125が提供される。前記第1絶縁パターン125は基板上、少なくとも前記ゲートポールP1、P2の間に配置される。選択的な実施形態として、前記ゲートポールP1、P2の間に空隙を含むことができる。空隙が形成される実施形態の場合、ゲートポールの間に第1絶縁パターン125が一部残っているか、或いは完全に除去されることができる。
【0054】
基板100の正面に垂直トランスファーゲート120の外にもピクセルを駆動するためのアナログ素子を含むことができる。図7A及び図7Bのように、一実施形態によるディバイスはリセットトランジスタRG、信号を増幅するソースフォロワートランジスタSF、選択トランジスタ、及び接地ノードを含むことができる。
【0055】
次に、ピクセル基板100に各種配線145とコンタクト140が層間絶縁膜150内に形成される。例えば、図1の実施形態において、垂直トランスファーゲート120の連結部Cにコンタクト140が連結され、配線145を経てボンディングパッド180まで電気的に連結される。ボンディングパッド180は銅(Cu)パッドを含むことができ、ペアになる基板のボンディングパッドと接合して電気的に連結される。ボンディングパッド180はペアになる基板のボンディングパッドと電気的に連結されるが、これとは異なりに基板接合のためにダミーパッドを追加に含むことができる。
【0056】
一方、背面受光方式BSIのイメージセンシングディバイスにおいて、光が入って来る基板100の背面の方には各種光学要素が形成されている。図1を参照すれば、基板100の背面のピクセル領域にはマイクロレンズ175、R、G、Bカラーフィルター170、グリッド172が形成される。マイクロレンズ175はピクセル内焦点を合わせるために配置され、中心に遠くなるほど、光ダイオードのn型領域110とオフセットされることができる。
【0057】
ピクセル基板100の背面は受光率を高めるために化学的物理的研磨CMPを進行して厚さを薄くすることができる。その後、負電荷の消耗を防ぐための第2絶縁膜178を形成することができる。第2絶縁膜178はハフニウム酸化膜(HfO)やアルミニウム酸化膜(Al)、タンタル酸化膜(TaO)を含むことができる。また、光効率を高めるために第2絶縁膜178上に反射防止膜179を含むことができる。無機物質の表示のための化学量論的数式表記でx、yは配合比を示すことであり、0より大きい実数である。例えば、シリコン窒化物はSixNyで表示することができ、x及びyは各々0より大きい実数である。
【0058】
ピクセルアレイを囲むオプティカルブラック領域にはレファレンス信号を観測するために光遮断部材173が形成されることができる。
【0059】
図1を続いて参照すれば、ロジック/ペリ基板300の正面に各種素子を形成することができる。例えば、基板300に素子分離領域330を作って活性領域を定義し、活性領域にゲート320を形成してトランジスタを作る。また、基板300上にトランジスタと電気的に連結される各種配線345とコンタクト340を形成する。これらの配線345及びコンタクト340は層間絶縁膜350によって絶縁される。本願でコンタクト340は垂直連結するための導電体である。コンタクト340は基板と配線を連結するだけでなく、配線と配線を連結するビアを含むことができる。
【0060】
先に説明したように、ピクセル基板100とロジック/ペリ基板300はボンディング工程によって接合する。ボンディング工程は、例えばウエハ同士ボンディングするウエハボンディング工程を含み、ボンディングパッド間接合によって電気的連結を確保することができる。図1に図示されたように、ピクセル基板100のボンディングパッド180とロジック/ペリ基板300のボンディングパッド380と接合され、基板間結合のためにダミーパッドが追加に提供されることができる。2つのボンディングパッド180、380はCuを含むことができ、Cu-Cuボンディングを形成する。
【0061】
本発明のイメージセンシングディバイスは外部との信号送受信、制御、及び電源供給のためにI/Oパッドを含む。一実施形態として、2スタック背面受光方式ではピクセル基板100の背面の厚さが薄いので、ピクセル基板100の背面でI/Oパッドを形成することができる。図1を参照すれば、TSV(through silicon via)194を通じてピクセル基板100の背面を貫通し、ピクセル基板100を含む第1部分の内部に配置された連結配線145とロジック/ペリ基板300を含む第2部分の内部に配置されたランディングパッド347と連結されたTSV194を示す。基板100とビアを絶縁するためにTSV194と基板100との間は絶縁膜195で分離されている。TSV194上にI/Oパッド192を含むことができ、基板背面の表面は絶縁層及び/又はパッシベーション層で保護される。前記絶縁層及び/又はパッシベーション層はマイクロレンズ層と同一物質を含むことができる。
【0062】
図2は、本発明の他の実施形態の2スタックCMOSイメージセンシングディバイスの断面図である。図1の実施形態と全体的に同一であるが、相違点としてピクセル基板100を貫通するTSV194はロジック/ペリ基板300を含む第2部分の内部のランディングパッド347と直接連結されることができる。TSV194はピクセル基板100を含む第1部分内の配線と連結されなくともよい。
【0063】
図2の実施形態は、図1のように、ピクセル基板100とロジック/ペリ基板300が接合(bonding)されたスタック構造である。ピクセル基板100の正面の方に基板接合され、光ダイオードヘの受光率を高めるために背面に基板を除去するので、ピクセル基板100の厚さがロジック/ペリ基板300の厚さより薄い。したがって、ピクセル基板100の背面の方にTSV194を貫通してI/Oパッド部を形成することが工程の便宜上有利である。
【0064】
本発明の他の実施形態として、ピクセル回路を2つの基板で別に形成し、前記2つの基板をボンディングして2スタックピクセル基板を製造することができる。これをロジック/ペリ基板と接合して結局3スタックイメージセンシングディバイスを提供する。
【0065】
図7A乃至図7Bは光ダイオードPDが単位ピクセル処理回路を共有した回路図である。図7Aは2つの光ダイオードPDが単位ピクセル処理回路を共有し、図7Bは4つの光ダイオードPDが共有することである。
【0066】
図7Aを参照すれば、光ダイオードPDのpノードは接地連結され、nノードはトランスファーゲートTGトランジスタと連結されている。トランスファーゲートTGトランジスタのドレーンは浮動拡散領域FD(未表示)と連結されている。各々の光ダイオードはトランスファーゲートTGを経由して浮動拡散領域FDを共有している。トランスファーゲートTGがターンオンされれば、該当光ダイオードPDの負電荷は浮動拡散領域FDに伝達される。浮動拡散領域FDは、またリセットゲートRGトランジスタとソースフォロワーSFと並列連結される。リセットゲートRGトランジスタがターンオンされて浮動拡散領域FDの電荷を除去して電荷の基準点までセッティングする。ソースフォロワーSFトランジスタは、リセットゲートRGトランジスタがオフされた状態で、浮動拡散領域FDの電荷量によってゲート電圧を生成することによって、ビットラインVoutにアナログ信号を伝達する一種のコモンドレーン増幅器である。リセットトランジスタRGとソースフォロワーSFのドレーンは全てVddと連結される。選択トランジスタSELがターンオンされれば、ビットラインを共有するピクセルの中で該当ピクセルを選択する。これらのトランジスタはnMOSトランジスタであって、本文で特別に言及しなければ、nMOSトランジスタであると理解するべきである。
【0067】
図7A及び図8Aの実施形態を参照すれば、光ダイオードPDとトランスファーゲートTGトランジスタ、浮動拡散領域FD、及びグラウンドノードを第1ピクセル基板に形成し、共有される単位ピクセル回路は別の基板、即ち第2ピクセル基板に形成することができる。
【0068】
図8Aは光ダイオードPD、トランスファーゲートTGトランジスタ、浮動拡散領域FD、及びグラウンドノードが形成された第1ピクセル基板と、リセットRGトランジスタ、ソースフォロワーSFトランジスタ、選択トランジスタSELを含む単位ピクセル回路が形成された第2ピクセル基板を基板接合、例えばCu-Cuボンディングで接合した回路図である。したがって、小さいピクセルサイズでも充分なサイズのアナログ素子を確保することができるので、高精密、高性能のイメージセンシングディバイスを製造することができる。
【0069】
また、図8Aに開示された本発明の実施形態は配線連結面でも簡単である。特に、光ダイオードPD、トランスファーゲートトランジスタTG、浮動拡散領域FD、及び接地ノードGNDを含む第1ピクセル基板はビットラインが省略されるので、配線数を減らすことができる。本発明の実施形態において、第1ピクセル基板の配線は2層であり、他の実施形態としては1層で作ることができる(Cuボンディングパッド数除外)。
【0070】
図7Bは4つの光ダイオードPDが1つの浮動拡散領域FD(未表示)及び単位ピクセル回路RG、SF、SELを共有する回路図である。単位ピクセル回路に共有される光ダイオードPD数は2つ又は4つに制限されなく、図8Cに示したように8つPDを共有して使用することができ、回路設計に応じて16つ、又はその以上に拡張されることができる。
【0071】
また、図10A及び図10Bのように4つのPDは別に動作することができ、あるいは図9A及び図9Bのように2つの光ダイオードPDがペアで動作することができる。ペアで動作する方式を簡略に説明すれば、高照度では独立された光ダイオードとして使用し、低照度では2つの光ダイオードを合わせて1つの光ダイオードとして使用することができる。図8Bを参照すれば、図7Bの実施形態は図8Aを参照して説明されたように複数のピクセル基板を使用することと変形されることができる。
【0072】
図9A図9B図10A、及び図10Bは光ダイオードPD、トランスファーゲートTG、浮動拡散領域FD、及び接地ノードを含む第1ピクセル基板の配置図である。
【0073】
先ず、図9A及び9Bを参照すれば、第1ピクセル基板の上面から見る時、単位ピクセルは分離部材930によって区分される。ピクセル内領域は他の分離部材940としてSTIは活性領域を定義する。
【0074】
トランスファーゲート920は光ダイオードのn型領域n-PDと浮動拡散領域FD、950との間にあり、n-PDでFDへの連結を開閉する。前記ゲート920は基板の下方に深く延長された2つのポールP1、P2を有する。また、ゲート連結部Cは基板上に配置され、2つのポールP1、P2を電気的に連結する。図9の実施形態において、ゲートの平面模様は長方形であり、2つのポールP1、P2が対称的に配置され、同一フィーチャーであるが、ピクセル内ディバイスの配置に応じて変更されることができ、2つのポールP1、P2も非対称的に配置されることができ、異なるフィーチャーで作ることができる。本発明において、基板上にそして第1ポールと第2ポールとの間に、ゲート絶縁膜ではない第1絶縁パターンが形成される。
【0075】
浮動拡散領域FD、950は、2つの光ダイオードのn型領域n-PDと共有し、前記浮動拡散領域FDに第2ピクセル基板と連結されるコンタクト(contact)を配置することができる。
【0076】
n-PD領域と離隔された位置に接地ノード970が配置される。接地ノード970を通じて光ダイオードのp領域に接地電圧を印加することができる。
【0077】
図9Aを続いて参照すれば、2つの光ダイオードPDは互いにペアで動作することができ、2つの隣接ピクセルが1つのレンズを共有することができる。前記2つの隣接ピクセルは高照度である時は個別ピクセルとして動作させ、低照度である場合は1つのピクセルとして使用することができる。
【0078】
図9B図9Aに示した2つ隣接ピクセルを含む2-PD共有ピクセルアレイの一部分の配置図である。第1共有ピクセルPX1の浮動拡散領域FD(未表示)は垂直方向に下の第2共有ピクセルPX2の浮動拡散領域FD(未表示)と互いに対向するように配置されることができる。このように対向するように配置において、第1共有ピクセルPX1の浮動拡散領域FD1(未表示)と第2共有ピクセルPX2の浮動拡散領域FD2(未表示)を連結することは容易である。
【0079】
一方、第2ピクセル基板に形成されたソースフォロワーSFトランジスタ、リセットゲートRGトランジスタ、選択トランジスタSELを含む回路と連結する場合にも2つの2-PD共有ピクセルPX1とPX2又はPX3とPX4は1つのピクセル内アナログ回路を共有することができる。このように、ディバイス集積化の効率性を高めることができ、小さいピクセルサイズの制限下でもさらに大きいサイズのアナログ回路を使用することができるので、特性が良くなる。
【0080】
図9Bのような実施形態の中で、第1ピクセル基板の1つの2-PD共有ピクセルが第2ピクセル基板のピクセルアナログ単位回路と連結された実施形態は図8Aの連結に該当し、他の実施形態として2つの2-PD共有ピクセルの配置は図8Bの回路連結に該当する。
【0081】
第2ピクセル基板に形成されたアナログ回路は第1ピクセル基板の工程と異なる工程で製造することができる。例えば、本発明の一実施形態として、第1ピクセル基板のトランスファーゲートは2つのポールを有するデュアル垂直トランスファーゲート形状で作り、基板上に第1絶縁パターンが提供される。反面、第2ピクセル基板は基板上に第1絶縁パターンを形成しなく、その上に平面タイプゲートが形成されることができ、他の実施形態としてはFinFETタイプゲートが形成されることができる。さらに、第2ピクセル基板内ディバイスごとにゲートが異なる工程で形成するか、又は異なる形状に製造されることができる。
【0082】
次に図10A、10Bは4つの光ダイオードPDが1つのビックピクセルを形成する4-PD共有ピクセルの配置図である。図10A図10Bの第1サブピクセルPx1の拡大図である。
【0083】
図10Aを参照すれば、第1ピクセル基板の上面から見る時、単位ピクセルは分離部材1030によって区分される。ピクセル内領域はSTIが異なる分離部材1040として活性領域を定義する。
【0084】
トランスファーゲート1020は光ダイオードのn型領域n-PDと浮動拡散領域FD、1050との間にあり、n-PDと浮動拡散領域1050との間の連結を開閉する。前記ゲート1020は基板の下方に深くn-PDまで延長された2つのポールP1、P2を有する。
【0085】
また、ゲートは対角線方向に延長され、基板面に露出されるn-PD領域の形状に合うように形成されることができ、例えばゲートは多角形又は長方形の形状に形成されることができる。ゲート連結部Cは基板上に位置し、2つのポールP1、P2を電気的に連結する。
【0086】
図10Aの実施形態において、ゲートの平面形状は多角形であり、2つのポールP1、P2が対称的に配置され、同一フィーチャーであるが、ピクセル内ディバイスの配置に応じて変更されることができ、2つのポールP1、P2も非対称的に配置されることができ、異なるフィーチャーで作ることができる。本発明において、基板上にそして第1ポールと第2ポールとの間に、ゲート絶縁膜ではない第1絶縁パターン125が形成される。
【0087】
図10Bに図示されたように、分離部材1030の中心部まで延長されなく、開いているので、4つのサブピクセルPx1、Px2、Px3、Px4を浮動拡散領域FD、1050を共有し、前記浮動拡散領域1050に第2ピクセル基板と連結するコンタクトを配置することができる。
【0088】
図10Aを参照すれば、n-PD領域と離隔された位置に接地ノード1070が配置される。接地ノード1070を通じて光ダイオードのp領域に接地電圧を印加することができる。
【0089】
図10Bを参照すれば、4つの光ダイオードPDは共に動作することができ、4つのサブピクセルPx1、Px2、Px3、Px4は1つのレンズを共有することができる。高照度である時は個別ピクセルとして動作させ、低照度である場合は1つのピクセルとして使用することができる。図10Bのような4-PD共有ピクセル配置は図8B回路図に該当することができる。この場合、図10Bの各PDはサブピクセルの光ダイオードを意味する。このような4-PD共有ピクセル配置においても、第2ピクセル基板のピクセルアナログ回路を複数の4-PD共有ピクセルと連結して例えば、図8Cのように8つサブピクセルが共有された回路を形成することができ、16つ又はその以上数のサブピクセルが共有された回路として拡張することができる。
【0090】
また、図9A、9Bに示した実施形態のように、図10A図10Bの実施形態でも第2ピクセル基板は第1ピクセル基板のディバイスの製造と異なる工程で製造することができ、第2ピクセル基板のディバイス同士も異なる形状やサイズのゲートで形成することができる。
【0091】
本発明の他の実施形態は2つのピクセル基板と1つのロジック/ペリ基板を含む3スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスを提供する。
【0092】
図3は2つのピクセル基板と1つのロジック/ペリ基板を含む3スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスの断面図を示す。図3を参照すれば、受光要素及び光ダイオードとトランスファーゲートを含む第1ピクセル基板100、光ダイオードで生成された光信号をアナログに変換するピクセルアナログ回路を含む第2ピクセル基板200、及び電源供給と各種制御信号を発生する周辺回路(peripheral circuit)とイメージ信号を処理するためのロジック回路(例えば、ISPブロック)を含むロジック/ペリ基板300が接合されたスタックイメージセンシングディバイスを提供する。
【0093】
図3での第1ピクセル基板100上のディバイスの配置は、図9Aで切断線AA’に沿って配置して示したものである。第1ピクセル基板100内ピクセルを区分するために分離部材130が基板に形成される。分離部材は基板の正面から背面まで延長されたDTI(deep trench isolation)であり得る。バイアスを印加するための分離部材内導電層136、分離部材の厚さの変更、及び素子分離領域に対する記述は図1で説明した通りである。
【0094】
第1ピクセル基板100内分離部材130の間に光ダイオードが配置され、基板内そして基板上の素子の下の領域に光ダイオードのn型領域n-PD、110が配置される。
【0095】
第1ピクセル基板100は正面と背面を有する。基板100の正面には垂直トランスファーゲート120が形成されている。垂直トランスファーゲート120は基板の下方向にn-PD領域まで延長する2つのポールP1、P2を有し、基板上には2つのポールを連結する連結部Cを有する。2つのポールP1、P2と基板100との間にはゲート絶縁膜122が介在されている。
【0096】
前記基板100の正面には第1絶縁パターン125を含む。前記第1絶縁パターン125は基板上、少なくとも前記ゲートポールP1、P2の間に配置される。選択的な実施形態として、前記ゲートポールP1、P2の間に空隙を含むことができる。空隙が形成される実施形態の場合、ゲートポールの間に第1絶縁パターン125が一部残っているか、或いは完全に除去されることができる。
【0097】
第1ピクセル基板で単一ピクセルの配置、例えば光ダイオードPDのn型領域n-PD、垂直トランスファーゲート120、及び接地ノードGND(未図示)の配置は先に図9A図9B、及び図10A図10Bで記述したように、例えば1つ又は一対の2-PD共有ピクセル配置であり(図9A図9B)、又は4つのサブピクセルが共有するピクセル配置であり得る(図10A図10B参照)。
【0098】
図3では一実施形態として、図9A図9Bのピクセル配置を示す。図9Aの切断線AA’に沿って断面を形成して見ると、第1ピクセル基板100の正面に隣接垂直トランスファーゲート120の間、そして分離部材130の背面の方に浮動拡散領域FD(未表示)が配置される。浮動拡散領域FD上にコンタクトが形成され、該当パッドの間180、280のボンディングを経てソースフォロワートランジスタのゲート220と連結される。
【0099】
第1ピクセル基板100上の層間絶縁膜150内に各種配線145とコンタクト140が提供される。例えば、図3の実施形態において、垂直トランスファーゲート120の連結部Cにコンタクト140が離れて配線145を経てボンディングパッド180まで電気的に連結される。ボンディングパッド180は銅(Cu)パッドを含むことができ、ペアになる第2ピクセル基板200のボンディングパッド280と接合して電気的に連結される。前記ボンディングパッド180、280は異なる導電構造物と電気的に連結されることができるが、これと別に基板接合のためにダミーパッドを追加に含むことができる。
【0100】
一方、図1のように、背面受光方式BSIのイメージセンシングディバイスにおいて、光が入ってくる基板100の背面の方には各種光学要素が形成されている。図3を参照すれば、基板100の背面のピクセル領域にはマイクロレンズ175、R、G、Bカラーフィルター170、グリッド172が形成される。マイクロレンズ175のオフセット配置、化学的物理的研磨、背面絶縁膜形成、及びオプティカルブラック領域に対する説明は図1での説明を引用参照する。
【0101】
図3に図示されたように、ピクセルアナログ回路を含む第2ピクセル基板200を形成する。前記ピクセルアナログ回路は図7Aに図示された回路図とソースフォロワーSF、リセットゲートRGトランジスタ、選択トランジスタSELが含まれる。第2ピクセル基板200に形成されたピクセルアナログ回路は光ダイオードで生成された光信号をアナログに変換する。前記ピクセルアナログ回路は素子分離領域STIによって区分された活性領域に形成される。
【0102】
第1ピクセル基板100は第2ピクセル基板200と接合される。図3に図示された実施形態としては第1ピクセル基板100と第2ピクセル基板200は正面対正面(face to face)接合方式に接合される。第1ピクセル基板100の層間絶縁膜150と第2ピクセル基板200の層間絶縁膜250との間に接合されて接合インターフェイス(bonding interface)を形成する。
【0103】
また、接合インターフェイスに配置されたボンディングパッドの接合によって、2つの基板のディバイス又は回路は電気的に連結されることができる。220はソースフォロワーSFゲートを指称し、第1ピクセル基板100の浮動拡散領域FDと連結される。第1ピクセル基板100のボンディングパッド180と第2ピクセル基板200のボンディングパッド280は全てCu含むボンディングパッドであり得る。
【0104】
前記第2ピクセル基板200のピクセルアナログ回路は第1ピクセル基板100の1つのピクセルと連結されることができ、さらに好ましくは、第1ピクセル基板100の複数のピクセルと連結される。図3のように、ピクセル単位回路を2つの基板に分けて配置すれば、狭いピクセル領域にもディバイスを効果的に配置することができる。第2基板にアナログ回路の一部を配置すれば、さらに大きいサイズのアナログ回路を配置することができるので、信号対雑音比(SNR)のような信号特性がさらに良好な効果を得ることができる。
【0105】
図3を参照すれば、第2ピクセル基板200は第1ピクセル基板100と第3ロジック/ペリ基板300との間に位置し、第2ピクセル基板200を貫通するビアTSV、260が形成されて第1ピクセル基板100にあるディバイスと第3ロジック/ペリ基板300にあるディバイスを連結する。前記TSV260と第2ピクセル基板200を絶縁するために、第2ピクセル基板200を貫通し、露出された第2ピクセル基板200の表面に絶縁膜を形成することができる。TSV260を形成するための基板エッチング工程は乾式エッチング及び/又は湿式エッチングを進行することができる。また、基板200に化学物理的研磨CMP工程を進行して基板の厚さを薄くすることができる。基板の厚さが薄くしてTSV工程を進行すれば、TSV260のアスペクト比が向上され、基板の背面からTSV260を形成することができる。
【0106】
図3を続いて参照すれば、ロジック/ペリ基板300の正面に各種素子を形成することができる。例えば、基板300に素子分離領域STIを作って活性領域を定義し、活性領域にゲート320を形成してトランジスタを作る。また、基板300上に各種配線345とコンタクト340を形成してトランジスタと電気的に連結する。これらの配線345及びコンタクト340は層間絶縁膜350によって絶縁される。
【0107】
ロジック/ペリ基板300と第2ピクセル基板200との間に接合されたインターフェイスを有する。一実施形態として、ロジック/ペリ基板300の正面と第2ピクセル基板200の背面が接合されることができる。第2ピクセル基板200とロジック/ペリ基板300はボンディング工程によって接合する。ボンディング工程は、例えばウエハ同士ボンディングするウエハボンディング工程を含み、ボンディングパッド間の接合によって電気的連結を確保することができる。この場合、第2ピクセル基板200の背面に追加工程を進行して絶縁膜とコンタクト/ビア及び/又はボンディングパッドを設置し、同様にコンタクト/ビア及び/又はボンディングパッドが設置されたロジック/ペリ基板300の正面と基板接合を進行して形成することができる。
【0108】
また、本発明のイメージセンシングディバイスは外部との信号送受信、制御、及び電源供給のためにI/Oパッドを含む。一実施形態として、3スタック背面受光方式(即ち、2つのピクセル基板と1つのロジック/ペリ基板)では第1ピクセル基板100の背面の厚さが薄いので、第1ピクセル基板100の背面でI/Oパッド192を形成することができる。図3を参照すれば、TSV194を通じてピクセル基板100の背面を貫通し、第2ピクセル基板200部に配置されたランディングパッド247と連結されたTSV194を示す。
【0109】
基板100とビアを絶縁するためにTSV194と基板100との間は絶縁膜195で分離されている。TSV194上にI/Oパッド192を含むことができ、基板100背面の表面は第2絶縁膜178及び/又はパッシベーション層176で保護される。前記第2絶縁膜178及び/又はパッシベーション層176はマイクロレンズ層と同一物質を含むことができる。
【0110】
また、前記I/Oパッド192は第2ピクセル基板200に予め形成されたTSV260と垂直配線249、水平配線248を通じて、ロジック/ペリ基板300にあるディバイスまで連結されることができる。本発明の一実施形態として、連結される垂直、水平配線の数は、抵抗の減少、信号伝達速度の向上のために複数であり得る。
【0111】
図3は2つのピクセル基板が正面対正面結合され、1つのロジック/ペリ基板が正面対背面結合されたスタックイメージセンシングディバイスを提供する。本発明において、ゲートポールの間に第1絶縁パターン125が形成されたデュアル垂直トランスファーゲート120を使用することによって、配線連結が簡単であり、負電荷伝達効率を向上させることができる。一実施形態として、第1ピクセル基板100の配線数は1つであり、第2ピクセル基板200の配線数は2つであり得る。
【0112】
次に、図4は本発明の他の実施形態として3スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスの断面図である。
【0113】
図4を参照すれば、図3と同様に、第1ピクセル基板100と第2ピクセル基板200が正面対正面ウエハボンディングし、ボンディングインターフェイスを有し、第2ピクセル基板200とロジック/ペリ基板300が背面対正面ボンディングして他のボンディングインターフェイスを有している。
【0114】
そして、光ダイオードとトランスファーゲート120を有する第1ピクセル基板100の背面が受光部になり、背面の方にカラーフィルター、マイクロレンズのような各種光学要素が設置される。
【0115】
第1ピクセル基板100には光ダイオードのn型領域n-PD、110まで延長された2つのポールPを有するトランスファーゲート120が形成され、基板上そして2つのポールの間には第1絶縁パターン125が形成されている。その外に、分離部材、各種配線連結、ボンディングパッド180に対する記述は図3で説明したものと同一である。
【0116】
第2ピクセル基板200にはソースフォロワートランジスタ、リセットトランジスタ、選択トランジスタとアナログピクセル回路が形成されて、ボンディングパッド280、180を通じて第1ピクセル基板100のディバイスと連結される。例えば、第1ピクセル基板100の浮動拡散領域は第2ピクセル基板200のソースフォロワートランジスタのゲート220と連結される。第2ピクセル基板200のアナログ素子は第1ピクセル基板100よるつのピクセルと連結されることができ、又は複数のピクセルと連結されることができる。
【0117】
また、第2ピクセル基板200は第1ピクセル基板100とロジック/ペリ基板300との連結のために基板200を貫通するTSV260を含むことができる。その他、第2ピクセル基板200の配線配置、TSV形成、及び第1ピクセル基板100とのウエハボンディングに対する説明は図3で説明と同一であり、これを引用する。
【0118】
ロジック/ペリ基板300はピクセル回路の駆動に必要である周辺回路とイメージ信号処理のためのロジック回路等を含む。
【0119】
図3との相違点として、図4に示した実施形態はロジック/ペリ基板300はパッド部(pad region)を含む。具体的には、ロジック/ペリ基板300の背面にロジック/ペリ基板300を貫通し、基板300と絶縁されるように処理した後、TSV394を形成する。基板の背面にパッシベーション層376を形成することができ、パッシベーション層376の一部を除去した後、I/Oパッド392を形成することができる。本実施形態において、選択的には、ロジック/ペリ基板300のTSV394の形成を容易にするために、ロジック/ペリ基板300の厚さを薄く形成した後、TSV工程を進行することができる。
【0120】
図4のように、ロジック/ペリ基板300の背面にパッド部を形成すれば、例えばロジック/ペリ基板300にあるランディングパッド347を経て、ロジック/ペリ基板300にある電源供給部と直接連結され、イメージ処理部ISPでイメージ処理した後、AP又はCPUの方に信号を直ちに送ることができる。このように配線連結(routing)が簡単であり、ピクセル基板の面積を広く使用するので、高集積化に有利である。
【0121】
図4のロジック/ペリ基板300に関して、基板上の素子形成、配線及びコンタクト/ビア形成、及び第2ピクセル基板200との正面対背面接合に関する記述は図3に説明したものと同一であり、図3の記述を引用する。
【0122】
図4の実施形態において、第1ピクセル基板100に形成された配線の層数は1つ又は2つであり、第2ピクセル基板200に形成された配線の層数は2つ又は3つであり得る。
【0123】
図5は3スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスの本発明の他の実施形態の断面図である。
【0124】
図5を参照すれば、図5の実施形態も第1ピクセル基板100、第2ピクセル基板200、ロジック/ペリ基板300が接合され、2つのボンディングインターフェイスを有する。第1ピクセル基板100の正面には、基板内光ダイオードのn型領域n-PD、110まで延長された2つのポールP1、P2を有するトランスファーゲート120が形成され、基板100上に、そして2つのポールP1、P2の間に第1絶縁パターン125が形成されている。
【0125】
基板100の背面に光が入り、カラーフィルター、マイクロレンズのような受光要素が形成されている。
【0126】
第2ピクセル基板200にはソースフォロワートランジスタ、リセットトランジスタ、選択トランジスタとアナログピクセル回路が形成されている。ボンディングパッド280、180を通じて第1ピクセル基板100のディバイスと連結される。例えば、第1ピクセル基板100の浮動拡散領域は第2ピクセル基板200のソースフォロワートランジスタのゲート220と連結される。第2ピクセル基板200のアナログ素子は第1ピクセル基板100よるつのピクセルと連結されることができ、又は複数のピクセルと連結されることができる。また、第2ピクセル基板200は第1ピクセル基板100とロジック/ペリ基板300との連結のために基板200を貫通するTSV260を含むことができる。
【0127】
図4の実施形態と区別される図5の実施形態の相違点は、第1ピクセル基板100の正面と第2ピクセル基板200の背面が接合してボンディングインターフェイスを構成することである。第2ピクセル基板200とロジック/ペリ基板300は正面対正面方式に2つの基板が接合してボンディングインターフェイスを形成する。
【0128】
図5の実施形態では、ロジック/ペリ基板300の背面部にパッド部(pad region)が提供されることができる。基板300を貫通し、基板と絶縁膜395を形成した後、TSV394を形成することができる。選択的に、例えば化学物理的研磨CMPを進行して基板300の厚さを薄くした後、TSV394を形成することができる。
【0129】
その他、第1及び2ピクセル基板100、200の配線配置、第2ピクセル基板200のTSV260の形成、基板表面絶縁膜の形成、及び第1ピクセル基板100のピクセルと第2ピクセル基板200のアナログ回路との連結及び共有に対する説明は図3及び図4に説明した説明を参照し、これを引用する。
【0130】
一方、図5では第1ピクセル基板100上の配線の層数を2つで形成したが、配線の層数を1つで形成してもよい。
【0131】
図6は3スタックCMOSイメージセンシングCISディバイスの本発明のその他の実施形態の断面図である。第1ピクセル基板100、第2ピクセル基板200、ロジック/ペリ基板300のディバイス及び配線連結は図5の実施形態と同一である。
【0132】
図6の実施形態が図5との相違点としては、第1ピクセル基板100の背面にパッド部(pad region)を形成したことである。このために、第1ピクセル基板の背面を貫通し、絶縁膜195を形成した後、TSV194を形成する。この場合、TSV194はランディングパッド147、第2ピクセル基板200に形成されたTSV260を通じてロジック/ペリ基板300のディバイスまで連結されることができる。
【0133】
次に、本発明の第1絶縁パターンを有し、垂直トランスファーゲートを含むディバイス、これを含む基板、及びこれを含むスタックイメージセンシングディバイスの製造方法に対して記述する。
【0134】
図21は本発明の一実施形態であるCMOSイメージセンシングディバイスの製造工程を示す順序図(flowchart)である。本発明の一実施形態のCMOSイメージセンシングディバイスの製造フローは、(S100)ピクセル基板及びロジック/ペリ基板を含む基板を提供する段階、(S200)基板を接合する段階、(S300)受光面に光学要素を形成する段階、(S400)I/Oパッドを形成する段階を含む。
【0135】
図22は本発明の一実施形態であるデュアル垂直トランスファーゲート及び第1絶縁パターンを含む基板の製造工程を示す順序図である。この過程は図21の(S100)工程に含まれる。本発明の一実施形態であるデュアル垂直トランスファーゲート及び第1絶縁パターンを含む基板100の製造工程フローは、(S110)基板100上に分離部材、例えばSTI、DTIを形成し、活性領域(active region)を指定する段階、(S120)イオンドーピング、例えばイオンインプラントでウェル領域(well region)、光ダイオードのn型領域、n-PD、p領域、浮動拡散領域FDを形成する段階、(S130)基板表面に第1絶縁膜を塗布する段階、(S140)基板にデュアル垂直トランスファーゲートdVTGを形成する段階、及び(S150)配線及びコンタクト/ビアを形成する段階を含む。(S150)にはボンディングパッド及び層間絶縁膜を形成する段階を含む。
(S200)基板の接合方式は1つのピクセル基板と1つのロジック/ペリ基板の接合方式(2基板スタック方式)と2つのピクセル基板と1つのロジック/ペリ基板の接合方式(3基板スタック方式)に分類される。
【0136】
図23を参照すれば、第1番目の列で図示された3基板スタック方式は第1ピクセル基板と第2ピクセル基板が正面対正面接合方式にボンディングする段階(S220)、第2ピクセル基板にTSVを形成する段階(S222)、第2ピクセル基板の背面とロジック/ペリ基板をボンディングする段階(S224)を含む。段階(S222)を進行する際、第2ピクセル基板にCMPを進行して基板の厚さを薄くし、TSV形成を進行することができる。
【0137】
図23の第2番目の列に図示された3基板スタック方式のように、先ず第2ピクセル基板にTSVを形成する段階(S222)を進行し、第2ピクセル基板の背面とロジック/ペリ基板をボンディングする段階(S224)を進行し、第1ピクセル基板と第2ピクセル基板が正面対正面接合方式にボンディングする段階(S220)を進行してもよい。
【0138】
図23の第3番目の列に図示された3基板スタック方式を参照すれば、第2ピクセル基板とロジック/ペリ基板を正面対正面方式に接合する段階(S230)、第2ピクセル基板にTSVを形成する段階(S232)、第1ピクセル基板と第2ピクセル基板を正面対背面方式に接合する段階(S234)を含む。段階232を進行する時、第2ピクセル基板にCMPを進行して基板の厚さを薄くし、TSVを形成することができる。
【0139】
図23の第4番目の列に図示された3基板スタック方式のように、先ず第2ピクセル基板にTSVを形成する段階232を進行し、第1ピクセル基板正面と第2ピクセル基板の背面をボンディングする段階(S234)を進行し、第2ピクセル基板とロジック/ペリ基板が正面対正面接合方式にボンディングする段階(S230)を進行してもよい。
【0140】
図23の第5番目の列に図示された2基板スタック方式のように、ピクセル基板とロジック/ペリ基板を正面対正面にボンディングすることができる(S240)。
【0141】
I/Oパッドを形成する段階(S400)で、I/Oパッドを形成する方式は、スタックした時、外側に配置された基板のどちらに形成するかによって決めることができる。図24を参照すれば、前記I/Oパッド形成方式(S400)は(S410)ロジック/ペリ基板にパッド部を形成する方式と(S420)ピクセル基板又は第1ピクセル基板の背面にパッド部を形成する方式を含む。(S410)ロジック/ペリ基板にパッド部を形成する場合、ロジック/ペリ基板の背面にTSVを形成する。又は(S420)第1ピクセル基板にパッド部を形成する場合、第1基板又は第1ピクセル基板の背面にTSVを形成する。
【0142】
次に、本発明の一実施形態である前記2スタックイメージセンシングディバイス(1ピクセル基板と1ロジック/ペリ基板の接合)の製造方法を説明する。
【0143】
図14は一実施形態として、光ダイオード、第1絶縁膜、及び垂直トランスファーゲートを含む第1基板の製造工程を示す図面である。図14A乃至図14Iの各々は図12Bの方向に見た断面図である。ここで、第1絶縁膜は第1絶縁パターンを含み、基板上の垂直デュアルトランスファーゲートのポールP1、P2の間に第1絶縁パターンが形成される。
【0144】
図14Aは基板を提供し、基板の表面に分離部材を通じて活性領域を区分する。基板100はシリコン基板、化合物半導体(例えば、インジウムリン化物(InP)、ガリウムヒ素化物(GaAs)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、インジウムヒ素化物(InAs)、シリコン炭化物(SiC)、又は他の適合な化合物半導体材料)を含む。シリコン基板はバルクシリコン層又はシリコン-オン-インシュレータ(Silicon-On-Insulator(SOI))基板層を含む。
【0145】
前記基板100は1つ以上のドーパントを含んで、n型又はp型基板を形成することができる。本発明において、p型基板が好ましく、基板にホウ素(B)、アルミニウム(Al)、インジウム(In)ドーパントを注入することができる。
【0146】
分離部材137はSTIを含み、フォトリソグラフィー技術を通じて開口部を形成し、SiO2やSixNy及び複合膜のような絶縁物質で充填して形成することができる。
【0147】
図14Bに示したように、例えばドライエッチングを進行してディープトレンチを形成し、絶縁物質で充填して分離部材130を形成し、ピクセル領域を分離する。一実施形態として、分離部材にバイアスを印加するために導電層136を形成することができる。導電物質としてはポリシリコン、タングステンを含む。導電物質を絶縁するために絶縁層131をトレンチに塗布することができる。
【0148】
図14Cに示したように、基板の表面にイオン注入を進行してウェル領域960、浮動拡散領域FD、950、及び光ダイオードのn型領域n-PDを形成することができる。また、位置に応じるp領域の濃度を変化するために、p領域にもpドーパント(例えばN、P、As)を注入することができる。例えば、分離部材130の周辺にpドーパントを注入してn-PDを囲むp濃度を増加することができ、又は基板100の表面にp濃度を増加させてpinタイプ光ダイオードを形成することができ、GNDノードを形成することができる。
【0149】
図14Dに図示されたように、基板100の表面に第1絶縁膜126を塗布する。第1絶縁膜126はSi、SiON、SiONC、SiO、SiOCで構成された膜から選択されたいずれか1つの膜及びその複合膜を含む。他の実施形態ではアルミニウム酸化物(Al)、ハフニウム酸化物(HfO)、タンタル五酸化物(Ta)、チタニウム酸化物(TiO)を含むことができる。
【0150】
基板の表面に第1絶縁膜126を塗布するために、蒸着プロセスを使用することができる。一実施形態として、蒸着プロセスは化学蒸着(chemical vapor deposition(CVD))を含む。
【0151】
第1絶縁膜126でシリコン窒化膜を塗布する場合、剥離を防ぐためにライナー129を予め設置することができる。ライナー129としてシリコン酸化膜を使用することができる。
【0152】
図14Eを参照すれば、基板に開口部121を形成する。一実施形態でゲート当たり2つの開口部121を形成する。開口部形成段階は基板上にフォトマスクを形成し、パターニングした後、乾式エッチング工程を遂行する段階を含む。様々な実施形態で、異方性を増加するためにプラズマアシスト乾式エッチングを進行することができる。
【0153】
図14Fを参照すれば、開口部121内にゲート絶縁膜122を形成する。ゲート絶縁膜はシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、及びこれらの複合膜であり、原子層蒸着(ALD)又は露出された開口部に酸化を遂行して薄い厚さに強い膜質を形成することができる。
【0154】
工程上選択的な変形形態として、膜質の強化及びエネルギーバンドギャップを変化させるために、例えば窒素等元素をドーピングさせることができ、或いは他の膜を追加に成膜して形成することができる。
【0155】
また、本発明において、蒸着、イオン注入工程の前/後にアニーリング工程を選択的に追加遂行できることと理解される。
【0156】
ゲート絶縁膜を設置した後、第1ポリシリコン120aを開口部121内に充填することができる。
【0157】
図14Gを参照すれば、フォトマスク160を形成した後、これを利用して第1絶縁膜126の一部を除去する。
【0158】
図14Hを参照すれば、フォトマスクパターニングで露出された領域にゲート絶縁膜を形成した後、第2ポリシリコン膜を設置する。その後、再びパターニングを進行してゲートを形成する。前記ゲートはデュアル垂直トランスファーゲート120とソースフォロワーSF、リセットゲートRGのような異なるアナログ回路のゲートを含む。
【0159】
この過程の中で、ゲートの周辺及び上部にスペーサー124を選択的に形成することができる。
【0160】
図14Iを参照すれば、基板にPD、及びトランジスタを形成した後、コンタクト140と配線145を形成し、層間絶縁膜で絶縁し、導線層を保護する。層間絶縁膜の表面にボンディングパッド180を形成することができる。
【0161】
図15A乃至図15Eは本発明の一実施形態として、2スタックイメージセンシングディバイスの製造方法に関し、ピクセル基板100とロジック/ペリ基板300のボンディング及びI/Oパッド形成過程を図示している。
【0162】
図15Aを参照すれば、ピクセル基板100とロジック/ペリ基板300を各々提供する。ロジック/ペリ基板300はゲート320、各種コンタクト340、配線345を含み、層間絶縁膜350の上部にボンディングパッド380を含む。
【0163】
ロジック/ペリ基板300はピクセル基板100と別の工程で形成することができ、トランジスタの種類においても、シリコンゲート又はメタルゲートトランジスタを含むことができ、平面トランジスタ又はFinFETトランジスタを含むことができる。
【0164】
図15Bを参照すれば、ピクセル基板100の正面とロジック/ペリ基板300の正面を互いに対向するようにアラインメントしてウエハボンディングする。2つの基板のボンディングインターフェイスにはボンディングパッド180、380がアラインメントしてボンディングされる。
【0165】
図15Cを参照すれば、ピクセル基板100の背面の一部を除去し、第2絶縁膜178を塗布する。第2絶縁膜178はハフニウム酸化膜、タンタル酸化膜、アルミニウム酸化膜を含み、光ダイオードで生成された負電荷が除去された基板面でトラップされるか、或いは消失されることを防止する。その上に反射防止膜179を塗布することができる。
【0166】
ピクセル基板100の背面を除去する工程として、化学的物理的研磨CMPを含む。一実施形態として、分離部材130が露出される程度まで背面を除去することができる。
【0167】
図15Dを参照すれば、ピクセル基板100の背面に絶縁膜を設置した後、グリッド172、カラーフィルター170、光遮断部材173、マイクロレンズ175を形成する。ピクセルアレイにはグリッド172を形成して隣接ピクセル間のクロストークを防止し、オプティカルブラック領域OBには光遮断部材173を形成する。ピクセルアレイでのグリッド172と光遮断部材173は同一物質であり、1つの工程で共に形成することができる。
【0168】
図15Eを参照すれば、ピクセル基板100の背面で基板を貫通し、例えばロジック/ペリ基板300上にあるランディングパッド347まで開口部を形成する。次に、絶縁膜195を塗布して基板100と絶縁した後、導電物質を充填してTSV194を形成する。導電物質としてはポリシリコン、タングステンを含む。開口部は基板100の背面でパッシベーション層176を貫通して形成することができ、パッシベーション層176はマイクロレンズ層を形成する物質と同一物質であり得る。露出されたTSV上にI/Oパッドを形成することができる。
【0169】
図16A乃至図16Gは、本発明の他の実施形態として、第1ピクセル基板100の製造工程を示す図面である。図16A乃至図16G図8B又は図8Cに示している配置で正面に光ダイオードPDとトランスファーゲートTGが位置する第1ピクセル基板100の製造工程である。ソースフォロワーSF、リセットゲートRGトランジスタ、選択トランジスタSELは別の第2ピクセル基板で製造される。図16A乃至図16G図12Bの方向に見た断面図である。
【0170】
図16Aを参照すれば、基板100を提供し、基板の表面に分離部材を通じて活性領域を区分する。基板100はシリコン基板、化合物半導体(例えば、インジウムリン化物(InP)、ガリウムヒ素化物(GaAs)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、インジウムヒ素化物(InAs)、シリコン炭化物(SiC)、又は他の適合な化合物半導体材料)を含む。シリコン基板はバルクシリコン層又はシリコン-オン-インシュレータ(Silicon-On-Insulator(SOI))基板層を含む。前記基板100に対するドーピング注入に対しては図14Aに記載した通りである。
【0171】
分離部材137はSTIを含み、フォトリソグラフィー技術を通じて開口部を形成し、SiOやSi及び複合膜のような絶縁物質で充填して形成することができる。
【0172】
図16Bを参照すれば、例えばドライエッチングを進行してディープトレンチを形成し、例えばシリコン酸化膜及び/又はシリコン窒化膜を含む絶縁物質で充填して分離部材130を形成する。分離部材130によってピクセル領域を分離する。実施形態として、分離部材にバイアスを印加するために導電層136を形成することができる。導電層及び絶縁層131の塗布に対しては図14Bの記載を参照する。
【0173】
図16Cに示したように、基板の表面にイオン注入を進行してウェル領域960、浮動拡散領域FD、950、及び光ダイオードのn型領域n-PDを形成することができる。また、位置に応じるp領域の濃度を変化するために、p領域にもpドーパント(例えばN、P、As)を注入することができる。例えば、分離部材130の周辺にpドーパントを注入してn-PDを囲むp濃度を増加することができ、又は基板100の表面にp濃度を増加させてpinタイプ光ダイオードを形成することができ、GNDノードを形成することができる。
【0174】
図16Dに図示されたように、基板100の表面に第1絶縁膜126を設置する。第1絶縁膜126はSi、SiON、SiONC、SiO、SiOCで構成された膜から選択されたいずれか1つの膜及びその複合膜を含む。他の実施形態ではアルミニウム酸化物(Al)、ハフニウム酸化物(HfO)、タンタル五酸化物(Ta)、チタニウム酸化物(TiO)を含むことができる。
【0175】
基板の表面に第1絶縁膜126を塗布するために、蒸着プロセスを使用することができる。一実施形態として、蒸着プロセスは化学蒸着(chemical vapor deposition(CVD))を含む。
【0176】
第1絶縁膜126でシリコン窒化膜を塗布する場合、剥離を防ぐためにライナー129を予め塗布することができる。ライナー129としてシリコン酸化膜を使用することができる。
【0177】
図16Eを参照すれば、基板に開口部121を形成する。一実施形態でゲート当たり2つの開口部121を形成する。開口部形成段階は基板上にフォトマスクを形成し、パターニングした後、乾式エッチング工程を遂行する段階を含む。様々な実施形態で、異方性を増加するためにプラズマアシスト乾式エッチングを進行することができる。開口部は基板内光ダイオードのn型領域n-PDに到達するように形成する。
【0178】
図16Fを参照すれば、開口部121内にゲート絶縁膜122を形成する。ゲート絶縁膜はシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、及びこれらの複合膜であり、原子層蒸着(ALD)又は露出された開口を、酸化処理を遂行して薄い厚さに強い膜質を形成することができる。ゲート絶縁膜を塗布した後、ポリシリコンを充填し、パターニングしてゲート120を形成する。前記ゲート製造工程としては第1ポリシリコンを開口部121内に充填し、再び第2ポリシリコンを塗布した後、パターニングする2段階でゲートを形成することができる。前記パターニング過程の中で、ゲートの周辺及び上部にスペーサー124を選択的に形成することができる。
【0179】
本実施形態において、基板100の表面に塗布された第1絶縁膜126を残して次の工程でエッチング停止膜として使用することができる。一方、他の実施形態としては選択的に、フォトマスク160をパターニングして露出された第1絶縁膜126を除去することができる。
【0180】
図16Gを参照すれば、基板にPD、及びトランジスタを形成した後、コンタクト140と配線145を形成し、層間絶縁膜で絶縁し、導線層を保護する。層間絶縁膜の表面にボンディングパッド180を形成することができる。配線層の数は1層又は2層であり得る。前記ボンディングパッド180は銅を含むことができる。
【0181】
次に、図17A乃至図17Fは2つのピクセル基板及びロジック/ペリ基板がスタックして形成したイメージセンシングディバイスの製造工程を示す図面である。第1ピクセル基板100、第2ピクセル基板200、及びロジック/ペリ基板300をボンディングし、光学要素及びI/Oパッドを形成する工程に対して説明する。
【0182】
図17Aを参照すれば、第1ピクセル基板100と別に第2ピクセル基板200を提供する。第2ピクセル基板200は素子分離領域237によって区分された活性領域上にソースフォロワーSF、リセットRGトランジスタ、選択トランジスタSELが形成される。
【0183】
第2ピクセル基板200は第1ピクセル基板100と別の工程を進行することができ、平面トランジスタ又はFinFetトランジスタを含むことができる。
【0184】
第2ピクセル基板200に電気連結のためにコンタクト240、配線245、及びボンディングパッド280が形成され、層間分離膜によって絶縁されている。
【0185】
図17Bを参照すれば、第1ピクセル基板100の正面と第2ピクセル基板200の正面を互いに対向するようにアラインメントしてウエハボンディングする。2つの基板のボンディングインターフェイスにはボンディングパッド180、280がアラインメントしてボンディングして連結される。
【0186】
図17Cを参照すれば、第2ピクセル基板200の背面で基板を貫通し、例えば第2ピクセル基板200の正面の方にある配線に到達する時まで開口部を形成する。次に、絶縁膜を設置して基板200と絶縁した後、導電物質を充填してTSV260を形成する。導電物質としてはポリシリコン又はタングステンを含む。開口部を形成する工程で、基板200の背面にパッシベーション層を形成することができ、パッシベーション層の一部を除去すれば、TSV260は第2ピクセル基板200の背面より突出された形状であり得る。
【0187】
図17Dを参照すれば、ロジック/ペリ基板300を別に提供する。ロジック/ペリ基板300の製造工程に対しては図15Aでの説明を参照する。
【0188】
ロジック/ペリ基板300の正面と第2ピクセル基板200の背面をアラインメントし、ボンディングして3層のスタックを形成する。
【0189】
図17Eを参照すれば、第1ピクセル基板100の背面の一部を除去し、単一層又は複数層の絶縁膜178、179を塗布する。第2絶縁膜178及び反射防止膜179に対する説明は図15C及び図15Dに記載されたことを参照する。
【0190】
ピクセル基板100の背面を除去する工程として、化学的物理的研磨CMPを含む。一実施形態として、分離部材130が露出される程度まで背面を除去することができる。
【0191】
次に、ピクセル基板100の背面に絶縁膜を設置した後、グリッド172、カラーフィルター170、光遮断部材173、マイクロレンズ175のような光学要素を形成する。前記光学要素の製造工程及び説明に関しては図15Dに記載されたことを参照する。
【0192】
図17Fを参照すれば、ロジック/ペリ基板300の背面で基板を貫通し、例えばロジック/ペリ基板300上にあるランディングパッド347まで開口部を形成する。次に、絶縁膜395を塗布して基板300と絶縁した後、導電物質を充填してTSV394を形成する。導電物質としてはポリシリコン、タングステンを含む。開口部は基板300の背面でパッシベーション層376を貫通して形成することができる。露出されたTSV上にI/Oパッド392を形成することができる。
【0193】
図18は単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスのその他の実施形態の製造工程を示す図面である。図18を参照すれば、第1ピクセル基板100の背面で基板を貫通し、絶縁膜195を塗布した後、TSV194を形成する。充填導電物質種類、パッシベーション層176、及びI/Oパッド192に関する記述は図15で説明した内容を参照する。
【0194】
図19A乃至図19Dは本発明の他の実施形態として、第1ピクセル基板100の正面と第2ピクセル基板200の背面が結合された方式のイメージセンシングディバイスの製造工程である。
【0195】
図19Aを参照すれば、第2ピクセル基板200とロジック/ペリ基板300を別に提供する。第2ピクセル基板200に対する記述は図17Aで説明したことを参照し、ロジック/ペリ基板300に対する記述は図15で説明したことを参照する。
【0196】
図19Bを参照すれば、第2ピクセル基板200の正面とロジック/ペリ基板300の正面が対向するように結合する方式にウエハボンディングする。ボンディングインターフェイスには第2ピクセル基板のボンディングパッド281とロジック/ペリ基板のボンディングパッド380がアラインメントされて接合される。
【0197】
図19Bを参照すれば、図19Aのように第2ピクセル基板200とロジック/ペリ基板300をF-F接合(正面-正面接合)した後、第2ピクセル基板200の背面に開口部を作り、絶縁した後、導電物質を充填してTSV260を形成する。一実施形態として、基板の背面を除去した後、TSV形成工程を進行することができる。
【0198】
次に、第2ピクセル基板200の背面と第1ピクセル基板100の正面が対向するように基板をボンディングする。ボンディングインターフェイスには第2ピクセル基板200のボンディングパッド280と第1ピクセル基板100のボンディングパッド180がアラインメントされて接合される。
【0199】
図19Cを参照すれば、第1ピクセル基板100の背面の一部を除去し、絶縁膜を形成し、光学要素を形成する。背面除去、絶縁膜、及び光学要素の形成に対しては図15C及び図15Dに記述したことを参照する。
【0200】
図19Dを参照すれば、ロジック/ペリ基板300の背面にパッシベーション層376を形成し、基板300の背面の方に貫通して開口部を形成し、開口部内に絶縁膜395を形成し、導電性物質を充填してTSV394を形成する。一実施形態にTSV394はロジック/ペリ基板300のランディングパッド347と連結される。
【0201】
図20は単位ピクセル回路及びロジック回路を含むCMOSイメージセンシングディバイスがその他の方式で製造された製造工程を示す図面である。図19での実施形態との相違点として第1ピクセル基板100の背面にパッド領域を区画し、背面方向に開口部を貫通してTSV194を形成する。
【0202】
このように、本発明は光ダイオードのn型領域まで延長される2つのポールを有し、基板上にそしてポールの間に第1絶縁パターンを有するデュアル垂直トランスファーゲートに関することであり、これを含むCMOSイメージセンシングディバイスに関するものである。前記CMOSイメージセンシングディバイスは1つ又は2つのピクセル基板とロジック/ペリ基板がスタックされたスタックイメージセンシングディバイスを含む。前記スタックイメージセンシングディバイスはウエハボンディング技術を利用することができる。また、本発明の他の実施形態としてピクセル基板100上に基板200を積層してロジック/ペリ基板300の正面と第2ピクセル基板200の正面が対向する方式で形成することができる。
【産業上の利用可能性】
【0203】
本発明は基板上に半導体素子を形成した集積回路技術で形成可能である。それだけでなく、本発明は基板スタック技術にも難解な工程や複雑な追加工程無しで適用可能である。したがって、本発明はイメージセンシングディバイスの高性能化、高集積化になって行くほど、さらに利用可能性が高くて優れた効果が予想される。
【0204】
本発明は半導体を含むイメージセンシングディバイスに関するものである。しかし、本発明の思想にしたがって具現される実施形態及び適用される製品は電気、電子製品のみならず、医療、ヘルス、建築、機械、及び前装製品に適用及び/又は融合が可能である。
【符号の説明】
【0205】
100 ピクセル基板
120 垂直トランスファーゲート
122 ゲート絶縁膜
125 第1絶縁パターン
126 第1絶縁膜
130 分離部材
300 ロジック/ペリ基板
C 連結部
E ゲート延長部
FD 浮動拡散領域
P1,P2 ポール
STI 素子分離領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図8C
図9A
図9B
図10A
図10B
図11A
図11B
図11C
図11D
図11E
図11F
図12A
図12B
図13A
図13B
図14A
図14B
図14C
図14D
図14E
図14F
図14G
図14H
図14I
図15A
図15B
図15C
図15D
図15E
図16A
図16B
図16C
図16D
図16E
図16F
図16G
図17A
図17B
図17C
図17D
図17E
図17F
図18
図19A
図19B
図19C
図19D
図20
図21
図22
図23
図24