(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025010021
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】充電台ハウジング、充電台、および充電台アセンブリ
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20250109BHJP
E05B 9/08 20060101ALI20250109BHJP
E05B 47/00 20060101ALI20250109BHJP
B60L 53/16 20190101ALN20250109BHJP
【FI】
H02J7/00 301B
E05B9/08 Z
E05B47/00 H
B60L53/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024104631
(22)【出願日】2024-06-28
(31)【優先権主張番号】202321714472.4
(32)【優先日】2023-07-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516193944
【氏名又は名称】タイコ・エレクトロニクス・テクノロジー・(エスアイピー)・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Tyco Electronics Technology (SIP) Co., Ltd.
(71)【出願人】
【識別番号】508079120
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110004347
【氏名又は名称】弁理士法人大場国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ミィン シュイー
(72)【発明者】
【氏名】ファンユエ ジェイソン ヂゥー
【テーマコード(参考)】
5G503
5H125
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503BA01
5G503BB01
5G503FA03
5G503FA06
5H125AA01
5H125AC12
5H125AC24
5H125FF12
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】充電台及び充電台アセンブリにおいて、充電台ハウジングは、外周壁と、外周壁に形成されているフランジ板12と、を備える。フランジ板は、充電台ハウジングの軸線方向において互いに反対側にある前面及び後面を有し、フランジ板の後面には、電子ロックハウジング20の前端部と嵌合するための取り付けスロット102が形成されている。フランジ板の側面には、取り付けスロットと連通する接続孔104が形成されており、電子ロックハウジングの前端部は、接続孔を通過する接続部材21によって取り付けスロットに固定できる。
【効果】電子ロックハウジングの前端部が、充電台ハウジングのフランジ板の取り付けスロットに嵌め込まれ、接続部材により充電台ハウジングに固定されることで、電子ロックにより占有される空間が縮小し、かつ、電子ロックを取り付けスロットに確実に配置及び固定できることで、電子ロックはより緩みにくくなる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
充電台ハウジングであって、
前記充電台ハウジングは、
● 外周壁(11)と、
● 前記外周壁(11)に形成されているフランジ板(12)と、を備え、
前記フランジ板(12)は、前記充電台ハウジング(10)の軸線方向において互いに反対側にある前面および後面を有し、
前記フランジ板(12)の前記後面に、電子ロックハウジング(20)の前端部と嵌合するための取り付けスロット(102)が形成されており、
前記フランジ板(12)の側面に、前記取り付けスロット(102)と連通する接続孔(104)が形成されており、従って前記電子ロックハウジング(20)の前記前端部は、前記接続孔(104)を通過する接続部材(21)によって前記取り付けスロット(102)に固定できる、
充電台ハウジング。
【請求項2】
前記取り付けスロット(102)は、後方に開口し底壁を有するブラインドスロットであり、
電子ロック(2)の係止ピン(22)を通過させる貫通孔(103)が前記取り付けスロット(102)の前記底壁に形成されている、
請求項1に記載の充電台ハウジング。
【請求項3】
前記フランジ板(12)は、前記充電台ハウジング(10)の前記軸線方向に垂直な高さ方向において互いに反対側にある上側面および下側面を有し、
前記取り付けスロット(102)は、前記フランジ板(12)の前記上側面に隣接し、
前記接続孔(104)は、前記フランジ板(12)の前記上側面に形成されており前記高さ方向に沿って延在する、
請求項1に記載の充電台ハウジング。
【請求項4】
取り付け孔(121)が前記フランジ板(12)に形成されており、従って前記フランジ板(12)は、前記取り付け孔(121)を通過するボルトによって取り付けパネルに固定できる、
請求項1に記載の充電台ハウジング。
【請求項5】
前記充電台ハウジングは、前記外周壁(11)により囲まれており前記フランジ板(12)の前記前面から所定の高さで突出する、充電ガンと嵌合するための前面ポート(101)を有する、
請求項1に記載の充電台ハウジング。
【請求項6】
充電台であって、
前記充電台は、
● 請求項1から5のいずれか一項に記載の前記充電台ハウジング(10)と、
● 前記充電台ハウジング(10)に設けられている、充電ガンの複数の嵌合端子とそれぞれ嵌合するための複数の端子と、
を備える充電台。
【請求項7】
充電台アセンブリであって、
前記充電台アセンブリは、
● 請求項6に記載の前記充電台と、
● 電子ロック(2)と、を備え、
前記電子ロック(2)は、
- 電子ロックハウジング(20)であり、その前端部が前記充電台ハウジング(10)の前記取り付けスロット(102)に挿入され固定される、電子ロックハウジング(20)と、
- 前記電子ロックハウジング(20)に移動可能に取り付けられており前記電子ロックハウジング(20)の前壁から延出する係止ピン(22)と、
- 前記電子ロックハウジング(20)に取り付けられており、前記充電ガンに係合された係止位置と前記充電ガンから分離された非係止位置との間で移動するように前記係止ピン(22)を駆動させるための駆動機構と、を含む、
充電台アセンブリ。
【請求項8】
1対の接続耳部(220)が前記電子ロックハウジング(20)の前記前端部の外面に形成されており、接続部材(21)によるねじ接続のためのねじ孔(201)が前記接続耳部(220)に形成されており、
前記電子ロック(2)は、前記フランジ板(12)の1対の前記接続孔(104)をそれぞれ通過し前記接続耳部(220)の前記ねじ孔(201)とそれぞれ接続する1対の接続部材(21)をさらに備える、
請求項7に記載の充電台アセンブリ。
【請求項9】
前記電子ロックハウジング(20)は、その横断方向において互いに反対側にある1対の側壁(210)を備え、前記1対の接続耳部(220)は、前記1対の側壁(210)の外側にそれぞれ形成されている、
請求項8に記載の充電台アセンブリ。
【請求項10】
前記係止ピン(22)は、前記フランジ板(12)の貫通孔(103)を通過し、
前記係止ピン(22)および前記貫通孔(103)の軸線は、前記充電台ハウジング(10)の軸線と平行である、
請求項7に記載の充電台アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2023年7月3日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第CN202321714472.4号の利益を主張するものであり、その全体の開示内容が参照により本明細書に援用される。
【0002】
本発明は、充電台ハウジング、充電台ハウジングを備える充電台、および充電台を備える充電台アセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
先行技術において、充電ガンとの嵌合に適した充電台が電気車両の本体に取り付けられる。充電工程中の充電ガンと充電台との間の偶発的な分離を防止するために、電子ロックを充電台に取り付ける必要がある。充電ガンが充電台と嵌合する際、電子ロックの係止ピンが充電ガンのピン孔に挿入され、それにより充電ガンを充電台に係止する。
【0004】
先行技術において、電子ロックは通常、充電台ハウジングのフランジ板の背面に直接取り付けられており、その結果、電子ロックは大きな空間を占有し、製品のレイアウトに影響を与える。さらに、電子ロックは、不適切な取り付けが行われやすく、緩みやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述の欠点の少なくとも1つの側面を克服または緩和するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、充電台ハウジングが提供される。充電台ハウジングは、外周壁と、外周壁に形成されているフランジ板と、を備える。フランジ板は、充電台ハウジングの軸線方向において互いに反対側にある前面および後面を有し、フランジ板の後面に、電子ロックハウジングの前端部と嵌合するための取り付けスロットが形成されている。フランジ板の側面に、取り付けスロットと連通する接続孔が形成されており、従って電子ロックハウジングの前端部は、接続孔を通過する接続部材によって取り付けスロットに固定できる。
【0007】
本発明の例示的実施形態によれば、取り付けスロットは、後方に開口し底壁を有するブラインドスロットであり、電子ロックの係止ピンを通過させる貫通孔が取り付けスロットの底壁に形成されている。
【0008】
本発明の他の例示的実施形態によれば、フランジ板は、充電台ハウジングの軸線方向に垂直な高さ方向において互いに反対側にある上側面および下側面を有し、取り付けスロットは、フランジ板の上側面に隣接し、接続孔は、フランジ板の上側面に形成されており高さ方向に沿って延在する。
【0009】
本発明の他の例示的実施形態によれば、取り付け孔がフランジ板に形成されており、従ってフランジ板は、取り付け孔を通過するボルトによって取り付けパネルに固定できる。
【0010】
本発明の他の例示的実施形態によれば、充電台ハウジングは、外周壁により囲まれておりフランジ板の前面から所定の高さで突出する、充電ガンと嵌合するための前面ポートを有する。
【0011】
本発明の他の態様によれば、充電台が提供される。充電台は、上述の充電台ハウジングと、充電台ハウジングに設けられている、充電ガンの複数の嵌合端子とそれぞれ嵌合するための複数の端子と、を備える。
【0012】
本発明の他の態様によれば、充電台アセンブリが提供される。充電台アセンブリは、上述の充電台と、電子ロックと、を備える。電子ロックは、電子ロックハウジングであり、その前端部が充電台ハウジングの取り付けスロットに挿入され固定される、電子ロックハウジングと、電子ロックハウジングに移動可能に取り付けられており電子ロックハウジングの前壁から延出する係止ピンと、電子ロックハウジングに取り付けられており、充電ガンに係合された係止位置と充電ガンから分離された非係止位置との間で移動するように係止ピンを駆動させるための駆動機構と、を含む。
【0013】
本発明の例示的実施形態によれば、1対の接続耳部が電子ロックハウジングの前端部の外面に形成されており、接続部材によるねじ接続のためのねじ孔が接続耳部に形成されており、電子ロックは、フランジ板の1対の接続孔をそれぞれ通過し接続耳部のねじ孔とそれぞれ接続する1対の接続部材をさらに備える。
【0014】
本発明の他の例示的実施形態によれば、電子ロックハウジングは、その横断方向において互いに反対側にある1対の側壁を備え、1対の接続耳部は、1対の側壁の外側にそれぞれ形成されている。
【0015】
本発明の他の例示的実施形態によれば、係止ピンは、フランジ板の貫通孔を通過し、係止ピンおよび貫通孔の軸線は、充電台ハウジングの軸線と平行である。
【0016】
本発明の前述の例示的実施形態において、電子ロックハウジングの前端部は、充電台ハウジングのフランジ板の取り付けスロットに嵌め込まれて、接続部材により充電台ハウジングに固定され、それによって電子ロックにより占有される空間が縮小する。また、電子ロックを取り付けスロットに確実に配置および固定できることで、電子ロックはより緩みにくくなる。
【0017】
本発明の上記および他の特徴は、添付の図面を参照してその例示的実施形態を詳細に説明することによって、さらに明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の例示的実施形態による充電台アセンブリの、後面側から見た場合の例示的斜視図である。
【
図2】本発明の例示的実施形態による充電台アセンブリの、前面側から見た場合の例示的斜視図である。
【
図3】本発明の例示的実施形態による充電台アセンブリの、後面側から見た場合の例示的分解図である。
【
図4】本発明の例示的実施形態による充電台アセンブリの、前面側から見た場合の例示的分解図である。
【
図5】本発明の例示的実施形態による充電台アセンブリの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本開示の例示的実施形態が、添付の図面を参照して以下に詳細に説明され、同一の参照符号は同一の要素を意味する。但し、本開示は多数の異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これら実施形態は、本開示が完全で完成したものとなり、本開示の概念を当業者に完全に伝達するように、提供される。
【0020】
以下の詳細な説明において、説明の都合上、開示される実施形態の完全な理解をもたらすために多数の具体的詳細が記載される。しかし、1つまたは複数の実施形態はこれら具体的詳細がなくとも実施できることが明らかになるであろう。他の例において、よく知られている構造体およびデバイスは、図面を簡略化するために概略的に示されている。
【0021】
本発明の一般的概念によれば、充電台ハウジングが提供される。充電台ハウジングは、外周壁と、外周壁に形成されているフランジ板と、を備える。フランジ板は、充電台ハウジングの軸線方向において互いに反対側にある前面および後面を有し、フランジ板の後面に、電子ロックハウジングの前端部と嵌合するための取り付けスロットが形成されている。フランジ板の側面に、取り付けスロットと連通する接続孔が形成されており、従って電子ロックハウジングの前端部は、接続孔を通過する接続部材によって取り付けスロットに固定できる。
【0022】
本発明の他の一般的概念によれば、充電台が提供される。充電台は、上述の充電台ハウジングと、充電台ハウジングに設けられている、充電ガンの複数の嵌合端子とそれぞれ嵌合するための複数の端子と、を備える。
【0023】
本発明の他の一般的概念によれば、充電台アセンブリが提供される。充電台アセンブリは、上述の充電台と、電子ロックと、を備える。電子ロックは、電子ロックハウジングであり、その前端部が充電台ハウジングの取り付けスロットに挿入され固定される、電子ロックハウジングと、電子ロックハウジングに移動可能に取り付けられており電子ロックハウジングの前壁から延出する係止ピンと、電子ロックハウジングに取り付けられており、充電ガンに係合された係止位置と充電ガンから分離された非係止位置との間で移動するように係止ピンを駆動させるための駆動機構と、を含む。
【0024】
図1は、本発明の例示的実施形態による充電台アセンブリの、後面側から見た場合の例示的斜視図を示す。
図2は、本発明の例示的実施形態による充電台アセンブリの、前面側から見た場合の例示的斜視図を示す。
図3は、本発明の例示的実施形態による充電台アセンブリの、後面側から見た場合の例示的分解図を示す。
図4は、本発明の例示的実施形態による充電台アセンブリの、前面側から見た場合の例示的分解図を示す。
図5は、本発明の例示的実施形態による充電台アセンブリの断面図を示す。
【0025】
図1~
図5に示されるように、本発明の例示的実施形態において、充電台ハウジング10が開示される。充電台ハウジング10は、外周壁11と、フランジ板12と、を含む。フランジ板12は外周壁11に形成されており、充電台ハウジング10の径方向に沿って突出する。フランジ板12は、充電台ハウジング10の軸線方向において互いに反対側にある前面および後面を有する。フランジ板12の後面に、電子ロックハウジング20の前端部と嵌合するための取り付けスロット102が形成されている。
【0026】
図1~
図5に示されるように、例示的実施形態において、充電台ハウジング10のフランジ板12の側面に、取り付けスロット102と連通する接続孔104が形成されており、従って電子ロックハウジング20の前端部は、接続孔104を通過する接続部材21によって取り付けスロット102に締め付けることができる。
【0027】
図1~
図5に示されるように、例示的実施形態において、取り付けスロット102は、後方に開口し底壁を有するブラインドスロットであり、電子ロック2の係止ピン22を通過させる貫通孔103が取り付けスロット102の底壁に形成されている。これにより、係止ピン22は、貫通孔103を通過することができ、充電ガン(図示せず)のピン孔と係合するためにフランジ板12の前面から延出することができる。
【0028】
図1~
図5に示されるように、例示的実施形態において、フランジ板12は、充電台ハウジング10の軸線方向に垂直な高さ方向において互いに反対側にある上側面および下側面を有する。取り付けスロット102は、フランジ板12の上側面に隣接し、接続孔104は、フランジ板12の上側面に形成されており、高さ方向に沿って延在する。
【0029】
図1~
図5に示されるように、例示的実施形態において、取り付け孔121が充電台ハウジング10のフランジ板12に形成されており、従ってフランジ板12は、取り付け孔121を通過するボルトによって取り付けパネルに固定できる。例示的実施形態において、充電台ハウジング10のフランジ板12の四隅のそれぞれに1つの取り付け孔121が形成されている。
【0030】
図1~
図5に示されるように、例示的実施形態において、充電台ハウジング10は、外周壁11により囲まれておりフランジ板12の前面から所定の高さで突出する、充電ガンと嵌合するための前面ポート101を有する。
【0031】
図1~
図5に示されるように、本発明の他の例示的実施形態においては、充電台1も開示される。充電台は、上述の充電台ハウジング10と、複数の端子(図示せず)と、を主に含む。複数の端子は、充電ガンの複数の嵌合端子とそれぞれ嵌合するために、充電台ハウジング10に配置されている。
【0032】
図1~
図5に示されるように、本発明の他の例示的実施形態においては、充電台アセンブリも開示される。充電台アセンブリは、充電台1と、電子ロック2と、を主に含む。電子ロック2は、電子ロックハウジング20と、係止ピン22と、駆動機構(図示せず)と、を主に含む。電子ロックハウジング20の前端部は、充電台ハウジング10の取り付けスロット102に挿入され固定される。係止ピン22は、電子ロックハウジング20に移動可能に取り付けられており、電子ロックハウジング20の前壁から延出する。駆動機構は、電子ロックハウジング20に取り付けられて、充電ガンに係合された係止位置と充電ガンから分離された非係止位置との間で移動するように係止ピン22を駆動させる。
【0033】
図1~
図5に示されるように、例示的実施形態において、1対の接続耳部220が電子ロックハウジング20の前端部の外面に形成されている。接続部材21によるねじ接続のためのねじ孔201が接続耳部220のそれぞれに形成されている。電子ロック2は、1対の接続部材21をさらに含む。1対の接続部材21は、フランジ板12の1対の接続孔104をそれぞれ通過し、1対の接続耳部220のねじ孔201とそれぞれ接続する。例示的実施形態において、接続部材21はボルトまたはねじであってもよい。
【0034】
図1~
図5に示されるように、例示的実施形態において、電子ロックハウジング20は、その横断方向において互いに反対側にある1対の側壁(左壁および右壁)210を備える。1対の接続耳部220は、1対の側壁210の外側にそれぞれ形成されている。
【0035】
図1~
図5に示されるように、例示的実施形態において、電子ロック2の係止ピン22は充電台1のフランジ板12の貫通孔103を通過し、係止ピン22および貫通孔103の軸線は充電台ハウジング10の軸線と平行である。例示的実施形態において、電子ロック2の前端部は、充電台ハウジング10の軸線方向に沿って取り付けスロット102に挿入される。
【0036】
図1~
図5に示されるように、例示的実施形態において、電子ロック2の一部が充電台ハウジング10の取り付けスロット102に嵌め込まれるため、電子ロック2により占有される空間は小さく、構造限界は信頼性がより高くなる。加えて、充電台ハウジング10の取り付け構造は、単純で、高い互換性を有し、低コストで、かつ維持が容易であり、電子ロック2の迅速な交換を実現できる。
【0037】
上記の実施形態は例示的なものであり、限定的なものではないことを、当業者には理解されたい。例えば、当業者であれば、構成上または原理上矛盾することなく、上記の実施形態に多くの修正を加えることができ、異なる実施形態に記載する様々な特徴を互いに自由に組み合わせることができる。
【0038】
いくつかの例示的な実施形態について図示し説明したが、本開示の原理および趣旨から逸脱することなく、これらの実施形態に様々な変更または修正を加えることができることが、当業者には理解されよう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物により定義される。
【0039】
本明細書で使用されるとき、単数形で記載され「a」または「an」という単語が前に付く要素は、前記要素またはステップの複数形を除外することが明示的に述べられていない限り、これらを除外しないものとして理解すべきである。さらに、本発明の「一実施形態」への言及は、記載された特徴を同じく組み込む追加の実施形態の存在を除外するものとして解釈されることを意図していない。さらに、そうではないと明示的に述べられていない限り、特定の特性を有する1つの要素もしくは複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その特性を有していない追加のそのような要素を含んでよい。
【外国語明細書】