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2025-101034ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025101034
(43)【公開日】2025-07-07
(54)【発明の名称】ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法
(51)【国際特許分類】
   G01C 21/36 20060101AFI20250630BHJP
   G08G 1/0969 20060101ALI20250630BHJP
   G09B 29/00 20060101ALI20250630BHJP
   G09B 29/10 20060101ALI20250630BHJP
【FI】
G01C21/36
G08G1/0969
G09B29/00 A
G09B29/10 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023217579
(22)【出願日】2023-12-25
(71)【出願人】
【識別番号】308036402
【氏名又は名称】株式会社JVCケンウッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高橋 泰生
【テーマコード(参考)】
2C032
2F129
5H181
【Fターム(参考)】
2C032HC08
2C032HD07
2C032HD21
2C032HD24
2F129AA03
2F129BB02
2F129CC16
2F129DD19
2F129DD24
2F129DD53
2F129DD58
2F129DD65
2F129EE02
2F129EE55
2F129GG17
2F129HH02
2F129HH12
5H181AA01
5H181CC04
5H181CC12
5H181EE08
5H181EE12
5H181EE13
5H181EE14
5H181FF05
5H181FF14
5H181FF22
5H181FF27
5H181FF32
(57)【要約】
【課題】突発的な天候の悪化時に、適切に経路を変更させたり、退避させたりすること。
【解決手段】ナビゲーションシステム1は、悪天候推定装置20は、撮影データ取得部21と、撮影データから、悪天候を示す雲の画像を含む雲撮影データを検出して、検出した雲撮影データに基づいて、悪天候の地域を示す雲の存在位置を算出する悪天候検出部22とを備え、ナビゲーション装置40は、経路探索部46と、経路案内部47と、悪天候推定装置20から悪天候を示す悪天候情報を取得する悪天候情報取得部44と、悪天候情報に基づいて、悪天候が経路に影響を与えるか否かを判定する判定部45とを備え、経路探索部46は、悪天候が経路に影響を与えると判定される場合、悪天候が予測される地域を迂回する経路を再探索、または、一時退避場所を探索する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体の周辺の悪天候を推定する悪天候推定装置と、前記移動体の経路を案内するナビゲーション装置とを備えるナビゲーションシステムであって、
前記悪天候推定装置は、
移動体に搭載され、前記移動体の周辺を撮影するカメラが撮影した撮影データを取得する撮影データ取得部と、
前記撮影データ取得部によって取得された前記撮影データから、悪天候を示す雲の画像を含む雲撮影データを検出して、検出した前記雲撮影データに基づいて、悪天候の地域を示す前記雲の存在位置を算出する悪天候検出部と、
を備え、
前記ナビゲーション装置は、
目的地までの経路を探索する経路探索部と、
前記経路探索部によって探索された前記経路を案内する経路案内部と、
前記悪天候推定装置から悪天候を示す悪天候情報を取得する悪天候情報取得部と、
前記悪天候情報取得部によって取得された前記悪天候情報に基づいて、悪天候が前記経路に影響を与えるか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記経路探索部は、前記判定部によって悪天候が前記経路に影響を与えると判定される場合、悪天候が予測される地域を迂回する経路を再探索、または、一時退避場所を探索する、
ナビゲーションシステム。
【請求項2】
前記判定部は、前記悪天候情報に含まれる雲の存在位置が経路上に位置する場合、悪天候が前記経路に影響を与えると判定する、
請求項1に記載のナビゲーションシステム。
【請求項3】
前記悪天候検出部は、
前記撮影データ取得部によって取得された前記撮影データから、悪天候を示す雲の画像を含む雲撮影データを検出し、前記雲撮影データが撮影された時点における前記カメラの撮影位置および撮影方位を検出し、前記雲撮影データと前記撮影方位とに基づいて、前記撮影位置から前記雲までの水平距離である対象距離と、前記撮影位置を基準とした前記雲の方位である対象方位とを算出し、前記撮影位置と、前記対象距離と、前記対象方位とに基づいて、前記雲の存在位置を算出する、
請求項1または2に記載のナビゲーションシステム。
【請求項4】
前記判定部は、前記悪天候情報に含まれる雲の存在位置が移動体の進行方向に位置する場合、進行方向に影響を与えると判定し、
前記経路探索部は、悪天候が進行方向に影響を与えると判定される場合であって、経路が設定されていない場合、前記移動体の現在位置から近く、悪天候が予測される地域以外に位置する、悪天候からの一時退避場所を探索する、または、悪天候が予測される地域において、アンダーパス、または、過去に悪天候により通行止めになった区間を探索する、
請求項1または2に記載のナビゲーションシステム。
【請求項5】
移動体の周辺の悪天候を推定し、前記移動体の経路を案内するナビゲーションシステムとして動作するコンピュータが実行するナビゲーション方法であって、
前記移動体の周辺を撮影するカメラが撮影した撮影データを取得する撮影データステップと、
前記撮影データステップによって取得された前記撮影データから、悪天候を示す雲の画像を含む雲撮影データを検出して、検出した前記雲撮影データに基づいて、悪天候の地域を示す前記雲の存在位置を算出する悪天候検出ステップと、
目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
前記経路探索ステップによって探索された前記経路を案内する経路案内ステップと、
前記悪天候検出ステップの検出結果に基づいて、悪天候が前記経路に影響を与えるか否かを判定する判定ステップと、
を含み、
前記経路探索ステップは、前記判定ステップによって悪天候が前記経路に影響を与えると判定される場合、悪天候が予測される地域を迂回する経路を再探索、または、一時退避場所を探索する、
ナビゲーション方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法に関する。
【背景技術】
【0002】
表示手段に現在位置に関連する地点の気象情報を地図上に重畳して表示するナビゲーション装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。晴れ、曇り、雨といった天気の情報より、さらに詳しい気象情報を認識することができるナビゲーション装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000-121377号公報
【特許文献2】特開2009-244068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、局所的大雨などのように、短時間で急激に天候が悪化することが増加している。このような悪天候は、前もって発生地域を含めて高精度に予測することが難しい。このような悪天候下においては、運転を控えることが望ましいことがある。このような突発的な天候の悪化時に、適切に経路を変更させたり、退避させたりすることが望まれる。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、突発的な天候の悪化時に、適切に経路を変更させたり、退避させたりすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るナビゲーションシステムは、移動体の周辺の悪天候を推定する悪天候推定装置と、前記移動体の経路を案内するナビゲーション装置とを備えるナビゲーションシステムであって、前記悪天候推定装置は、移動体に搭載され、前記移動体の周辺を撮影するカメラが撮影した撮影データを取得する撮影データ取得部と、前記撮影データ取得部によって取得された前記撮影データから、悪天候を示す雲の画像を含む雲撮影データを検出して、検出した前記雲撮影データに基づいて、悪天候の地域を示す前記雲の存在位置を算出する悪天候検出部と、を備え、前記ナビゲーション装置は、目的地までの経路を探索する経路探索部と、前記経路探索部によって探索された前記経路を案内する経路案内部と、前記悪天候推定装置から悪天候を示す悪天候情報を取得する悪天候情報取得部と、前記悪天候情報取得部によって取得された前記悪天候情報に基づいて、悪天候が前記経路に影響を与えるか否かを判定する判定部と、を備え、前記経路探索部は、前記判定部によって悪天候が前記経路に影響を与えると判定される場合、悪天候が予測される地域を迂回する経路を再探索、または、一時退避場所を探索する。
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るナビゲーション方法は、移動体の周辺の悪天候を推定し、前記移動体の経路を案内するナビゲーションシステムとして動作するコンピュータが実行するナビゲーション方法であって、前記移動体の周辺を撮影するカメラが撮影した撮影データを取得する撮影データステップと、前記撮影データステップによって取得された前記撮影データから、悪天候を示す雲の画像を含む雲撮影データを検出して、検出した前記雲撮影データに基づいて、悪天候の地域を示す前記雲の存在位置を算出する悪天候検出ステップと、目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、前記経路探索ステップによって探索された前記経路を案内する経路案内ステップと、前記悪天候検出ステップの検出結果に基づいて、悪天候が前記経路に影響を与えるか否かを判定する判定ステップと、を含み、前記経路探索ステップは、前記判定ステップによって悪天候が前記経路に影響を与えると判定される場合、悪天候が予測される地域を迂回する経路を再探索、または、一時退避場所を探索する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、突発的な天候の悪化時に、適切に経路を変更させたり、退避させたりすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係るナビゲーションシステムの概略を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態に係る悪天候推定装置における処理の流れを示すフローチャートである。
図3図3は、実施形態に係るナビゲーション装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本発明に係るナビゲーションシステムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0011】
[実施形態]
<ナビゲーションシステム>
図1は、実施形態に係るナビゲーションシステム1の概略を示すブロック図である。ナビゲーションシステム1は、移動体において撮影された映像から悪天候を推定した場合、迂回経路を案内したり、一時退避場所を案内したりする。一時退避場所とは例えば、悪天候による局所的な大雨により水没しない平坦な場所、公園周辺、商業施設の屋根付きの駐車場、道の駅などであってよい。いわゆる地方自治体等が定める災害時の避難場所であってもよい。
【0012】
移動体とは、例えば、車両である。移動体は、キックボードなどのマイクロモビリティを含んでもよい。以下の説明では、移動体の一例として車両として記載するが、これに限定されない。
【0013】
ナビゲーションシステム1は、カメラ11と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部12と、操作部13、地図情報記憶部14と、スピーカ17と、表示部18と、悪天候推定装置20と、ナビゲーション装置40とを備える。
【0014】
本実施形態では、ナビゲーションシステム1の一例として、悪天候推定装置20と、ナビゲーション装置40とは、有線または近距離無線通信などの無線で通信可能に接続されているものとして説明する。
【0015】
カメラ11は、空を含んだ周辺を撮影するカメラである。カメラ11は、例えば、車両室内の前方に配置されている。カメラ11は、エンジンが始動してから停止するまでの間、車両の前方を中心とした周辺を常時撮影する。カメラ11は、撮影した映像データを悪天候推定装置20に出力する。映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。
【0016】
GNSS受信部12は、GNSS衛星からのGNSS信号を受信するGNSS受信機などで構成される。GNSS受信部12は、受信したGNSS信号を悪天候推定装置20およびナビゲーション装置40に出力する。
【0017】
操作部13は、ナビゲーションシステム1に対する各種操作を受付可能である。操作部13は、例えば、ナビゲーションシステム1に対する物理的な操作手段、または、表示部18に配置されたタッチパネルなどによって構成される。例えば、操作部13は、目的地を入力する操作を受付可能である。例えば、操作部13は、経路案内を開始する操作を受付可能である。操作部13は、操作情報をナビゲーション装置40へ出力する。
【0018】
地図情報記憶部14は、地図情報を記憶する。地図情報は、例えば、交差点を含む道路地図である。地図情報記憶部14は、記憶している地図情報をナビゲーション装置40へ出力する。地図情報記憶部14は、通信機能を介して地図情報を取得する外部サーバ等の記憶装置であってもよい。
【0019】
地図情報には、悪天候時に一時退避可能な、例えば、駐車場、公共施設などの施設情報を含む。地図情報には、道路がアンダーパスであることを示す情報、または、過去に悪天候により通行止めになった区間を示す情報を含んでもよい。
【0020】
スピーカ17は、音声を出力する音声出力装置である。本実施形態では、スピーカ17は、一例としては、ナビゲーションシステム1に固有の音声出力装置、または、カーオーディオを含む他のシステムと共用した音声出力装置である。スピーカ17は、ナビゲーション装置40の音声出力制御部48から出力された音声信号に基づいて、音声を出力する。
【0021】
表示部18は、一例としては、ナビゲーションシステム1に固有の表示装置、または、カーオーディオを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部18は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。本実施形態では、表示部18は、タッチパネル式ディスプレイである。言い換えると、表示部18は、操作部13として機能し、各種操作を入力可能である。ナビゲーションシステム1が、車両に設置されている場合、表示部18は、車両の運転者前方の、ダッシュボード、インストルメントパネル、センターコンソールなどに配置されている。表示部18は、ナビゲーション装置40の表示制御部49から出力された映像信号に基づいて、目的地設定画面の映像を表示する。表示部18は、ナビゲーション装置40の表示制御部49から出力された映像信号に基づいて、経路案内の映像を表示する。
【0022】
<悪天候推定装置>
悪天候推定装置20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置である。悪天候推定装置20は、図示しない記憶部に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。悪天候推定装置20は、撮影した映像データから悪天候を推定する。
【0023】
悪天候とは、数時間前に発生を予測することが難しい、1時間程度の短時間で急激に局所的に悪化する天候のことである。悪天候とは、例えば、短時間に大雨が降る局所的大雨、竜巻などの突風などである。
【0024】
本実施形態では、悪天候検出部22は、悪天候の一例として、局所的大雨を検出するものとして説明する。この場合、悪天候を示す雲として、局所的大雨時に発生する、いわゆる「かなとこ状」の形状の積乱雲の雲撮影データに基づいて、各種情報を算出する。
【0025】
悪天候推定装置20は、撮影データ取得部21と、悪天候検出部22と、記憶部27とを備える。悪天候推定装置20が悪天候を推定する方法は公知の技術を使用可能であり、限定されない。
【0026】
撮影データ取得部21は、カメラ11で撮影された撮影データを取得する。撮影データ取得部21は、例えばカメラ11により所定のフレームレートで撮影されたフレーム毎の撮影データを取得する。
【0027】
悪天候検出部22は、撮影データ取得部21によって取得された撮影データから、悪天候を示す雲の画像を含む雲撮影データを検出して、検出した雲撮影データに基づいて、悪天候の地域を示す雲の存在位置を算出する。本実施形態では、悪天候検出部22は、撮影データ取得部21によって取得された撮影データから、悪天候を示す雲の画像を含む雲撮影データを検出し、雲撮影データが撮影された時点におけるカメラ11の撮影位置および撮影方位を検出し、雲撮影データと撮影方位とに基づいて、撮影位置から雲までの水平距離である対象距離と、撮影位置を基準とした雲の方位である対象方位とを算出し、撮影位置と対象距離と対象方位とに基づいて、雲の存在位置を算出する。悪天候検出部22において用いられる、雲の画像を含む撮影データから悪天候を検出する方法は、公知の方法を使用可能であり、限定されない。以下に方法の一例の概略を説明する。
【0028】
悪天候検出部22は、画像検出部23と、撮影位置方位算出部24と、距離方位算出部25と、存在位置算出部26とを備える。悪天候検出部22の構成は一例であり、これに限定されない。
【0029】
画像検出部23は、撮影データに含まれる悪天候を示す雲の画像である雲画像をパターンマッチングなどにより用いて検出する。画像検出部23は、例えば、撮影データに含まれる、局所的大雨発生のおそれがある「かなとこ状」の形状の積乱雲の雲画像をパターンマッチングなどにより用いて検出する。画像検出部23は、例えば、撮影データに含まれる、竜巻などの突風発生のおそれがある「漏斗状」の形状の積乱雲の雲画像をパターンマッチングなどにより用いて検出する。画像検出部23により雲画像が検出された撮影データを雲撮影データと表記する。
【0030】
画像検出部23は、雲撮影データに含まれる、例えば位置および高度情報を取得可能なランドマークの画像であるランドマーク画像をパターンマッチングなどにより用いて検出する。
【0031】
撮影位置方位算出部24は、雲撮影データが撮影された時点でのカメラ11の撮影位置および撮影方位を算出する。撮影位置は、GNSS受信部12が受信した信号に基づいて算出される車両の位置である。撮影方位は、例えばカメラ11の光軸方向である。本実施形態では、撮影方位は、車両の進行方向とする。撮影位置方位算出部24は、さらに、車両の位置の変化に基づいて、車両の進行方向を算出する。
【0032】
距離方位算出部25は、雲撮影データと撮影時の撮影方位とに基づいて、撮影位置から雲までの水平距離である対象距離と、撮影位置を基準とした雲の方位である対象方位とを算出する。
【0033】
本実施形態において、距離方位算出部25は、雲撮影データに基づいて、撮影位置から雲の雲頂までの仰角を算出し、算出した仰角と雲の雲頂高度を示す所定の定数(以下、高度定数と表記する)とに基づいて対象距離を算出する。
【0034】
高度定数は、例えば雲の形状に応じて予め記憶部27に記憶されているものとする。
【0035】
仰角は以下のように算出する。例えば、雲画像の縦方向の画素数と、記憶部27に記憶された鉛直対応データとに基づいて、撮像位置から雲頂までの仰角を算出する。
【0036】
対象方位は以下のように算出する。距離方位算出部25は、雲画像の横方向の画素数と、記憶部27に記憶された水平対応データとに基づいて、当該横方向の画素数に対応する角度を算出する。距離方位算出部25は、撮像方位と当該角度とに基づいて、対象方位を算出する。
【0037】
距離方位算出部25は、雲撮影データに含まれる積乱雲画像とランドマーク画像との位置関係に基づいて、対象距離を算出してもよい。
【0038】
存在位置算出部26は、撮影位置、対象距離および対象方位に基づいて雲の存在位置を算出する。存在位置算出部26は、撮影位置を基準として、対象方位に対象距離だけ離れた位置を雲の存在位置として算出する。
【0039】
このようにして、悪天候検出部22は、撮影位置方位算出部24によって算出された撮影位置および撮影方位と、距離方位算出部25によって算出された対象距離及び対象方位と、存在位置算出部26によって算出された存在位置とを悪天候情報とする。悪天候検出部22は、悪天候情報をナビゲーション装置40へ出力する。
【0040】
記憶部27は、各種情報を記憶する。記憶部27は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のストレージを有している。なお、記憶部27として、リムーバブルディスク等の外部記憶媒体が用いられてもよい。記憶部27は、例えばパターンマッチングを行うための雲画像の画像データ、ランドマーク画像の画像データを記憶する。
【0041】
記憶部27は、例えばパターンマッチングを行うための積乱雲画像の画像データを記憶する。記憶部27は、例えばパターンマッチングを行うためのランドマーク画像の画像データを記憶する。この場合、記憶部27は、ランドマーク画像と、当該ランドマークの位置及び高さの情報とを対応付けて記憶させておいてもよい。記憶部27は、例えば地球上の緯度及び経度と標高とを対応付ける標高データを記憶する。記憶部27は、例えば撮影データの中心位置を基準とした縦方向の画素数とカメラ11の光軸に対する鉛直方向の角度とを対応付けた鉛直対応データを記憶する。記憶部27は、例えば撮影データの中心位置を基準とした横方向の画素数とカメラ11の光軸に対する水平方向の角度とを対応付けた水平対応データを記憶する。
【0042】
<ナビゲーション装置>
ナビゲーション装置40は、例えば、CPUなどで構成された演算処理装置である。ナビゲーション装置40は、図示しない記憶部に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。本実施形態では、ナビゲーション装置40は、悪天候推定装置20から悪天候情報を取得した場合、迂回経路または退避場所を案内するよう制御する。ナビゲーション装置40は、位置情報取得部41と、操作受付部42と、地図情報取得部43と、悪天候情報取得部44と、判定部45と、経路探索部46と、経路案内部47と、音声出力制御部48と、表示制御部49とを有する。
【0043】
位置情報取得部41は、車両の現在位置を示す現在位置情報を取得する。本実施形態では、位置情報取得部41は、GNSS受信部12が取得したGNSS信号に基づいて、車両の現在位置情報を取得する。
【0044】
操作受付部42は、操作部13が受け付けた操作の操作情報を取得する。例えば、操作受付部42は、目的地の入力操作を示す目的地入力操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作受付部42は、探索された経路の候補を選択する操作を示す選択操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作受付部42は、経路案内を開始する操作を示す案内開始操作情報を取得して制御信号を出力する。
【0045】
地図情報取得部43は、地図情報記憶部14から地図情報を取得する。より詳しくは、地図情報取得部43は、位置情報取得部41が取得した車両の現在位置と目的地の位置情報とに基づいて、車両の現在位置から目的地までに関する地図情報を地図情報記憶部14から取得する。
【0046】
悪天候情報取得部44は、悪天候推定装置20から推定された悪天候を示す悪天候情報を取得する。
【0047】
判定部45は、悪天候情報取得部44によって取得された悪天候情報に基づいて、悪天候が目的地までの経路に影響を与えるか否かを判定する。判定部45は、悪天候情報取得部44によって取得された悪天候情報に基づいて、悪天候が車両の進行方向において影響を与えるか否かを判定する。
【0048】
本実施形態では、判定部45は、悪天候情報に含まれる雲の存在位置が経路上に位置する場合、あらかじめ経路探索部46によって探索された経路に影響を与えると判定する。
【0049】
判定部45は、悪天候情報取得部44によって取得された悪天候情報に基づいて、悪天候情報に含まれる雲の存在位置が車両の進行方向に位置する場合、進行方向に影響を与えると判定してもよい。この場合は、あらかじめ経路探索部46による経路は設定されていない場合である。
【0050】
経路探索部46は、車両の現在位置から目的地までの経路を探索する。経路探索部46は、探索した経路を提示する。経路を探索する方法は、公知の経路探索方法を使用可能であり、限定されない。
【0051】
経路探索部46は、判定部45によって悪天候が経路に影響を与えると判定される場合、悪天候が予測される地域を迂回する経路を再探索、または、悪天候からの一時退避場所を探索する。経路探索部46は、悪天候が経路に影響を与えると判定される場合、例えば、雲の存在位置から所定範囲内を悪天候が予測される地域として、その地域を迂回する目的地までの経路を再探索する。経路探索部46は、悪天候が経路に影響を与えると判定される場合、例えば、目的地までの経路上において、車両の現在位置から雲の存在位置に到着するまでの間に位置する、悪天候からの一時退避場所を探索する。
【0052】
経路探索部46は、悪天候が経路に影響を与えると判定される場合、例えば、悪天候が予測される地域において、アンダーパス、または、過去に悪天候により通行止めになった区間を避けた経路を探索してもよい。
【0053】
経路探索部46は、悪天候が進行方向に影響を与えると判定される場合であって、経路が設定されていない場合、車両の現在位置から近く、悪天候が予測される地域以外に位置する、悪天候からの一時退避場所を探索してもよい。
【0054】
経路探索部46は、悪天候が進行方向に影響を与えると判定される場合であって、経路が設定されていない場合、悪天候が予測される地域において、アンダーパス、または、過去に悪天候により通行止めになった区間を探索してもよい。
【0055】
経路案内部47は、車両の現在位置から目的地までの経路案内を行う。より詳しくは、経路案内部47は、探索された経路に沿った経路案内を行う。経路案内部47は、車両の現在位置から目的地までの経路案内を音声および映像によって行う。経路を案内する方法は、公知の経路案内方法を使用可能であり、限定されない。
【0056】
経路案内部47は、経路探索部46によって探索された、悪天候が予測される地域を迂回する経路案内、または、悪天候からの一時退避場所の経路案内を行う。
【0057】
経路案内部47は、悪天候が予測される地域において、アンダーパス、または、過去に悪天候により通行止めになった区間を避ける経路案内を行ってもよい。
【0058】
音声出力制御部48は、スピーカ17からの音声出力を制御する。音声出力制御部48は、経路案内部47によって経路が音声によって案内されるように設定されている場合、経路案内の音声出力を制御する。
【0059】
音声出力制御部48は、悪天候が予測される地域を迂回する経路案内、または、悪天候からの一時退避場所までの経路案内の音声出力を制御する。
【0060】
音声出力制御部48は、悪天候が予測される地域において、アンダーパス、または、過去に悪天候により通行止めになった区間を避ける経路案内の音声出力を制御してもよい。
【0061】
音声出力制御部48は、悪天候が進行方向に影響を与えると判定される場合であって、経路が設定されていない場合、悪天候が予測される地域を走行しないように報知する案内音声を出力してもよい。
【0062】
音声出力制御部48は、悪天候が進行方向に影響を与えると判定される場合であって、経路が設定されていない場合、車両の現在位置から近く、悪天候が予測される地域以外に位置する、悪天候からの一時退避場所を報知する案内音声を出力してもよい。
【0063】
音声出力制御部48は、悪天候が進行方向に影響を与えると判定される場合であって、経路が設定されていない場合、例えば、悪天候が予測される地域に位置する、アンダーパス、または、過去に悪天候により通行止めになった区間を走行しないように報知する案内音声を出力してもよい。
【0064】
表示制御部49は、表示部18における各種映像の表示を制御する。表示制御部49は、経路探索部46が探索した経路の候補を表示部18に表示させる。表示制御部49は、例えば、経路の候補をリストにして、または、地図映像に重畳して表示させる。表示部18に表示された経路の候補から、搭乗者は、経路を選択可能である。
【0065】
表示制御部49は、経路案内部47が案内する経路を表示する。表示制御部49は、経路案内部47が案内する経路に沿った経路案内の映像を表示部18に表示させる。
【0066】
表示制御部49は、悪天候が予測される地域を迂回する経路案内、または、悪天候からの一時退避場所までの経路案内の映像を表示部18に表示させる。
【0067】
表示制御部49は、悪天候が予測される地域において、アンダーパス、または、過去に悪天候により通行止めになった区間を避ける経路案内の映像を表示部18に表示させてもよい。
【0068】
表示制御部49は、悪天候が進行方向に影響を与えると判定される場合であって、経路が設定されていない場合、悪天候が予測される地域を走行しないように報知する映像を表示部18に表示させてもよい。
【0069】
表示制御部49は、悪天候が進行方向に影響を与えると判定される場合であって、経路が設定されていない場合、車両の現在位置から近く、悪天候が予測される地域以外に位置する、悪天候からの一時退避場所を報知する映像を表示部18に表示させてもよい。
【0070】
表示制御部49は、悪天候が進行方向に影響を与えると判定される場合であって、経路が設定されていない場合、例えば、悪天候が予測される地域に位置する、アンダーパス、または、過去に悪天候により通行止めになった区間を走行しないように報知する映像を表示部18に表示させてもよい。
【0071】
<ナビゲーションシステムにおける処理>
ナビゲーションシステム1が起動されると、悪天候推定装置20は、図2に示すフローチャートの処理を実行し、ナビゲーション装置40は、図3に示すフローチャートの処理を実行する。また、ナビゲーション装置40では、ユーザによって目的地の設定操作および経路案内操作が行われると、目的地までの経路が探索されて、経路が案内される。
【0072】
<悪天候推定装置における処理>
次に、図2を用いて、悪天候推定装置20の処理内容の一例を説明する。図2は、悪天候推定装置における処理の流れを示すフローチャートである。ナビゲーションシステム1の起動中、所定時間間隔で、図2に示すフローチャートの処理が実行される。
【0073】
悪天候推定装置20は、撮影データ取得部21によって、カメラ11により撮影された撮影データを取得する(ステップS101)。悪天候推定装置20は、ステップS102へ進む。
【0074】
悪天候推定装置20は、画像検出部23によって、撮影データに含まれる悪天候を示す雲の雲画像を検出したか否かを判定する(ステップS102)。悪天候推定装置20は、画像検出部23によって、雲画像を検出したと判定する場合(ステップS102でYes)、ステップS103へ進む。悪天候推定装置20は、画像検出部23によって、雲画像を検出したと判定しない場合(ステップS102でNo)、ステップS101の処理を再度実行する。
【0075】
雲画像を検出したと判定する場合(ステップS102でYes)、悪天候推定装置20は、撮影位置方位算出部24によって、雲撮影データが撮影された時点でのカメラ11の撮影位置および撮影方位を検出する(ステップS103)。悪天候推定装置20は、ステップS104へ進む。
【0076】
悪天候推定装置20は、距離方位算出部25によって、雲撮影データと、当該雲撮影データの撮影方位とに基づいて、撮影位置から雲までの水平距離である対象距離と、撮影位置を基準とした雲の方位である対象方位とを算出する(ステップS104)。悪天候推定装置20は、ステップS105へ進む。
【0077】
悪天候推定装置20は、存在位置算出部26によって、撮影位置と、対象距離と、対象方位とに基づいて、雲の存在位置を算出する(ステップS105)。
【0078】
悪天候推定装置20は、算出された撮影位置および撮影方位、対象距離、対象方位、及び、存在位置を悪天候情報として、ナビゲーション装置40へ出力する。
【0079】
<ナビゲーション装置における処理>
次に、図3を用いて、ナビゲーション装置40における情報処理について説明する。図3は、実施形態に係るナビゲーション装置における処理の流れを示すフローチャートである。ナビゲーションシステム1の起動中、所定時間間隔で、図3に示すフローチャートの処理が実行される。
【0080】
ナビゲーション装置40は、悪天候情報取得部44によって、悪天候情報を取得する(ステップS201)。より詳しくは、ナビゲーション装置40は、悪天候情報取得部44によって、悪天候推定装置20から悪天候情報を取得する。ナビゲーション装置40は、ステップS202へ進む。
【0081】
ナビゲーション装置40は、経路案内中か否かを判定する(ステップS202)。より詳しくは、ナビゲーション装置40は、経路案内部47によって経路案内中であるか否かを判定する。ナビゲーション装置40は、経路案内中であると判定する場合(ステップS202でYes)、ステップS203へ進む。ナビゲーション装置40は、経路案内中であると判定しない場合(ステップS202でNo)、ステップS206へ進む。
【0082】
経路案内中であると判定する場合(ステップS202でYes)、ナビゲーション装置40は、悪天候が経路に影響があるか否かを判定する(ステップS203)。より詳しくは、ナビゲーション装置40は、悪天情報に含まれる雲の存在位置が、経路上に位置する場合、悪天候が経路に影響があると判定する。ナビゲーション装置40は、悪天候が経路に影響があると判定する場合(ステップS203でYes)、ステップS204へ進む。ナビゲーション装置40は、悪天候が経路に影響があると判定しない場合(ステップS203でNo)、ステップS206へ進む。
【0083】
悪天候が経路に影響があると判定する場合(ステップS203でYes)、ナビゲーション装置40は、経路探索部46によって、悪天候が予測される地域を迂回する経路を再探索、または、一時退避場所を探索する(ステップS204)。ナビゲーション装置40は、ステップS205へ進む。
【0084】
ナビゲーション装置40は、経路案内部47によって、探索結果に基づく案内を行う(ステップS205)。ナビゲーション装置40は、ステップS207へ進む。
【0085】
ナビゲーション装置40は、表示制御部49によって、悪天候情報を表示する(ステップS206)。ナビゲーション装置40は、ステップS207へ進む。
【0086】
ナビゲーション装置40は、本フローチャートの処理を終了するか否かを判定する(ステップS207)。より詳しくは、ナビゲーション装置40は、例えば、目的地に到着した場合、経路案内が終了した場合、または、終了操作を検出した場合などに、終了すると判定する。ナビゲーション装置40は、終了すると判定する場合(ステップS207でYes)、本フローチャートの処理を終了する。ナビゲーション装置40は、終了すると判定しない場合(ステップS207でNo)、ステップS201の処理を再度実行する。
【0087】
<効果>
上述したように、本実施形態では、撮影した雲撮影データから突発的な天候の悪化を検出する。本実施形態では、悪天候が前記経路に影響を与えると判定される場合、悪天候が予測される地域を迂回する経路、または、一時退避場所を探索することができる。本実施形態によれば、突発的な天候の悪化時に、適切に経路を変更させたり、退避させたりすることができる。
【0088】
本実施形態では、天候情報に含まれる雲の存在位置が経路上に位置する場合、悪天候が経路に影響を与えると判定することができる。本実施形態によれば、悪天候が経路に影響を与えるか否かを適切に判定できる。
【0089】
本実施形態では、雲撮影データから雲の存在位置を算出することができる。本実施形態によれば、雲の存在位置から、悪天候が予測される地域を適切に推定できる。本実施形態によれば、迂回する経路および一時退避場所を適切に探索できる。
【0090】
本実施形態では、悪天候が進行方向に影響を与えると判定される場合であって、経路が設定されていない場合、現在位置から近く、悪天候が予測される地域以外に位置する、悪天候からの一時退避場所を探索することができる。本実施形態によれば、経路を設定していないときでも、突発的な天候の悪化時に、適切に経路を変更させたり、退避させたりすることができる。
【0091】
本実施形態では、悪天候が進行方向に影響を与えると判定される場合であって、経路が設定されていない場合、悪天候が予測される地域において、アンダーパス、または、過去に悪天候により通行止めになった区間を探索することができる。本実施形態によれば、経路を設定していないときでも、突発的な天候の悪化時に、適切に経路を変更させたり、退避させたりすることができる。
【0092】
図示したナビゲーションシステムの各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。例えば、悪天候推定装置20をドライブレコーダ(不図示)に取り込み、ドライブレコーダのカメラをカメラ11とするような構成でもよいし、ドライブレコーダのカメラをカメラ11として使用する構成でもよい。
【0093】
ナビゲーションシステムの構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
【0094】
ナビゲーションシステム1は、上述した悪天候推定装置20とナビゲーション装置40との機能を備えたスマートフォンによって実装されてもよい。スマートフォンは、悪天候推定装置20とナビゲーション装置40との処理を行うアプリケーションソフトウェアがインストールされる。カメラと、GNSS受信部と、操作部、地図情報記憶部と、スピーカと、表示部とは、スマートフォンが備えていてもよし、車載機器と共有して使用してもよい。
【0095】
例えば、上述したナビゲーションシステムのソフトウェアを情報端末機器、スマートフォンにアプリケーションソフトウェアとしてインストールして、スマートフォンで車両内から悪天候か否かを判断するための映像を撮影し、経路案内を行うようにしてもよい。経路案内の表示おいて、スマートフォンの表示部はもとより、車両内に設置される車載機器(モニタ装置、ナビゲーション装置、ディスプレイオーディオ等)の表示部に表示させるようにしてもよい。
【0096】
上記に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記に記載した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
【符号の説明】
【0097】
1 ナビゲーションシステム
11 カメラ
12 GNSS受信部
13 操作部
14 地図情報記憶部
17 スピーカ
18 表示部
20 悪天候推定装置
21 撮影データ取得部
22 悪天候検出部
23 画像検出部
24 撮影位置方位算出部
25 距離方位算出部
26 存在位置算出部
27 記憶部
40 ナビゲーション制御装置
41 位置情報取得部
42 操作受付部
43 地図情報取得部
44 悪天候情報取得部
45 判定部
46 経路探索部
47 経路案内部
48 音声出力制御部
49 表示制御部
図1
図2
図3