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特開2025-10123体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法及び体脂肪計
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025010123
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法及び体脂肪計
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/0537 20210101AFI20250109BHJP
【FI】
A61B5/0537 100
【審査請求】有
【請求項の数】21
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024108933
(22)【出願日】2024-07-05
(31)【優先権主張番号】202310820088.0
(32)【優先日】2023-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521476193
【氏名又は名称】安克▲創▼新科技股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲鋒▼
(72)【発明者】
【氏名】丁 ▲ウェイ▼
【テーマコード(参考)】
4C127
【Fターム(参考)】
4C127AA06
4C127HH21
(57)【要約】
【課題】体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法及び体脂肪計を提供する。
【解決手段】本願は、体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法及び体脂肪計を開示する。該制御方法は、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別するステップと、足部動作に基づいて体脂肪計のユーザー表示画面を制御するステップと、を含む。上記方式により、本願は、ユーザーが体脂肪計のユーザー表示画面を制御する利便性を向上させ、ユーザーと体脂肪計との間の対話操作の利便性を向上させることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法であって、
ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別するステップと、
前記足部動作に基づいて前記体脂肪計のユーザー表示画面を制御するステップと、を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項2】
前記体脂肪計に動作検出センサーが設置され、前記ユーザーの足部動作を識別するステップは、
前記動作検出センサーにより前記体脂肪計での前記ユーザーの動作情報を取得するステップと、
前記動作情報に基づいて前記ユーザーの足部動作を識別するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項3】
前記動作検出センサーは、振動センサーを含み、前記動作情報は、振動情報を含み、前記動作検出センサーにより前記体脂肪計での前記ユーザーの動作情報を取得するステップは、
前記振動センサーにより振動情報を取得するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の制御方法。
【請求項4】
前記振動情報は、振動変化量を含み、前記動作情報に基づいて前記ユーザーの足部動作を識別するステップは、
前記振動変化量が振動感度以上である場合、前記足部動作が発生したと決定するステップと、
前記足部動作の動作タイプを決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項3に記載の制御方法。
【請求項5】
前記足部動作の動作タイプを決定するステップは、
所定の時間内に発生した前記足部動作の回数である足踏み回数を決定するステップと、
前記足踏み回数に基づいて前記足部動作がシングルクリック動作又はダブルクリック動作であるかを決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
【請求項6】
前記足部動作の動作タイプを決定するステップは、
発生した隣接する2回の前記足部動作の間の間隔時間が間隔閾値以下である場合、前記足部動作がダブルクリック動作であると決定するステップを含むことを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
【請求項7】
前記足部動作の動作タイプを決定するステップは、
前記足部動作の持続強く踏み時間を取得するステップと、
前記持続強く踏み時間に基づいて前記足部動作が長押し動作又は短押し動作であるかを決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
【請求項8】
前記足部動作の動作タイプを決定するステップは、
前記足部動作が発生した動作領域を取得するステップと、
前記動作領域に基づいて前記ユーザーの足部動作が左足動作及び/又は右足動作であるかを決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
【請求項9】
前記ユーザー表示画面に対する操作は、前記ユーザー表示画面における現在ページを決定する操作と、前記ユーザー表示画面における現在ページのオプションを切り替える操作と、前記ユーザー表示画面のページを切り替える操作とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項10】
前記ユーザー表示画面の表示内容は、
体脂肪、体重、及び筋肉重量の検出結果図と、
体脂肪、体重、及び筋肉重量の対応グラフと、
体脂肪、体重、及び筋肉重量のうちの任意の2つ以上の曲線対比図と、
ユーザー基本情報と、
のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項11】
所定の時間内に前記足部動作が識別されなかった場合、前記ユーザー表示画面を、自動的にページを切り替えるように制御するステップを更に含む、ことを特徴とする請求項9に記載の制御方法。
【請求項12】
前記ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別するステップの前に、
ウェイクアップ状態に入り、制御モードを決定するステップと、
前記制御モードが足部制御モードである場合、前記ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別するステップを実行するステップと、
前記制御モードが自動制御モードである場合、所定の時間間隔に基づいて前記体脂肪計のユーザー表示画面を制御するステップと、を更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項13】
前記ユーザーの足部動作を識別するステップの前に、
前記ユーザーの両足が前記体脂肪計に立っていると決定すると、前記ウェイクアップ状態に入るステップを更に含む、ことを特徴とする請求項1~12のいずれか一項に記載の制御方法。
【請求項14】
前記ユーザーの両足が前記体脂肪計に立っていると決定するステップは、
前記ユーザーの体重変化量を取得するステップと、
前記体重変化量が所定の範囲内にあることに応答して、前記ユーザーの両足が前記体脂肪計に立っていると決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項13に記載の制御方法。
【請求項15】
前記ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別するステップの前に、
ウェイクアップ状態に入り、ユーザー表示画面を開くステップと、
前記ユーザー表示画面が表示状態にあるときにユーザーの足部動作を識別するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項16】
ユーザー表示画面を表示するディスプレイ又はユーザー表示画面を投影表示する投影装置が設置されたケースと、
前記ケース内に設置され、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別し、前記足部動作に基づいて前記ユーザー表示画面を制御するプロセッサと、を含むことを特徴とする体脂肪計。
【請求項17】
前記ケースに設置され、前記プロセッサに接続され、前記ケースでの前記ユーザーの動作情報を取得する動作検出センサーを更に含み、前記プロセッサは、前記動作情報に基づいて前記ユーザーの足部動作を決定する、ことを特徴とする請求項16に記載の体脂肪計。
【請求項18】
前記動作検出センサーは、振動センサーを含み、前記動作情報は、振動情報を含み、前記振動センサーは、前記ケースの振動情報を取得する、ことを特徴とする請求項17に記載の体脂肪計。
【請求項19】
前記振動センサーは、加速度センサー、速度センサー、変位センサー、及び力センサーのうちの1種以上を含むことを特徴とする請求項18に記載の体脂肪計。
【請求項20】
前記ケースに足部動作領域及び表示領域が設置され、前記ユーザー表示画面は、前記表示領域に表示され、前記動作検出センサーは、前記足部動作領域に設置され、前記足部動作領域と前記表示領域とが重ならない、ことを特徴とする請求項17に記載の体脂肪計。
【請求項21】
前記足部動作領域は、最適足部領域を含み、前記最適足部領域の左側辺と前記ケースの左側辺との間の間隔、及び前記最適足部領域の右側辺と前記ケースの右側辺との間の間隔は、間隔閾値よりも大きく、かつ前記最適足部領域の左側辺と前記最適足部領域の右側辺との間の間隔と、前記ユーザーが自然に立っているときの両足間の間隔との間隔差は、間隔閾値よりも小さく、
前記最適足部領域の領域感度は、前記足部動作領域の他の領域の領域感度よりも大きい、ことを特徴とする請求項20に記載の体脂肪計。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、計測器の技術分野に関し、特に、体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法及び体脂肪計に関する。
【背景技術】
【0002】
時代の発展に伴い、健康消費の時代が来た際に、体重計に対する人々の要求は、体重の計量にとどまらない。健康知識に対する人々の理解がますます深くなるにつれて、体脂肪率が、健康を求める人が自身の健康レベルを把握するための重要な指標となっている。そのため、体脂肪計に対する人々の需要もますます大きくなっている。
【0003】
関連技術では、生体電気インピーダンス法で人体脂肪含有量を測定することが一般的であり、生体電気インピーダンス法は、実質的に、電極から微弱電流を放出し、電流を体内に導入してインピーダンスを測定することにより人体脂肪含有量を計算するものである。例えば、体脂肪計を使用するときに、人が裸足で体脂肪計の表面の交差電極領域に立てるだけで、体脂肪試験を完成することができる。
【0004】
従来技術において、ユーザーは、体脂肪計を使用するときに携帯電話を携帯し、携帯電話のAPPによってユーザー情報を確認したり、測定データを見たりする必要があり、便利ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は、上記技術的課題を解決するために、体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法及び体脂肪計を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願は、1つの技術手段として、制御方法を提供する。該方法は、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別するステップと、足部動作に基づいて体脂肪計のユーザー表示画面を制御するステップと、を含む。
【0007】
体脂肪計に動作検出センサーが設置され、ユーザーの足部動作を識別するステップは、動作検出センサーにより体脂肪計でのユーザーの動作情報を取得するステップと、動作情報に基づいてユーザーの足部動作を識別するステップと、を含む。
【0008】
動作検出センサーは、振動センサーを含み、動作情報は、振動情報を含み、動作検出センサーにより体脂肪計でのユーザーの動作情報を取得するステップは、振動センサーにより振動情報を取得するステップを含む。
【0009】
振動情報は、振動変化量を含み、動作情報に基づいてユーザーの足部動作を識別するステップは、振動変化量が振動感度以上である場合、足部動作が発生したと決定するステップと、足部動作の動作タイプを決定するステップと、を含む。
【0010】
足部動作の動作タイプを決定するステップは、所定の時間内に発生した足部動作の回数である足踏み回数を決定するステップと、足踏み回数に基づいて足部動作がシングルクリック動作又はダブルクリック動作であるかを決定するステップと、を含む。
【0011】
足部動作の動作タイプを決定するステップは、発生した隣接する2回の足部動作の間の間隔時間が間隔閾値以下である場合、足部動作がダブルクリック動作であると決定するステップを含む。
【0012】
足部動作の動作タイプを決定するステップは、足部動作の持続強く踏み時間を取得するステップと、持続強く踏み時間に基づいて足部動作が長押し動作又は短押し動作であるかを決定するステップと、を含む。
【0013】
足部動作の動作タイプを決定するステップは、足部動作が発生した動作領域を取得するステップと、動作領域に基づいてユーザーの足部動作が左足動作及び/又は右足動作であるかを決定するステップと、を含む。
【0014】
ユーザー表示画面に対する操作は、ユーザー表示画面における現在ページを決定する操作と、ユーザー表示画面における現在ページのオプションを切り替える操作と、ユーザー表示画面のページを切り替える操作とのうちの少なくとも1つを含む。
【0015】
ユーザー表示画面の表示内容は、体脂肪、体重、及び筋肉重量の検出結果図と、体脂肪、体重、及び筋肉重量の対応グラフと、体脂肪、体重、及び筋肉重量のうちの任意の2つ以上の曲線対比図と、ユーザー基本情報とのうちの少なくとも1種を含む。
【0016】
制御方法は、所定の時間内に足部動作が識別されなかった場合、ユーザー表示画面を、自動的にページを切り替えるように制御するステップを更に含む。
【0017】
ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別するステップの前に、制御方法は、ウェイクアップ状態に入り、制御モードを決定するステップと、制御モードが足部制御モードである場合、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別するステップを実行するステップと、制御モードが自動制御モードである場合、所定の時間間隔に基づいて体脂肪計のユーザー表示画面を制御するステップと、を更に含む。
【0018】
ユーザーの足部動作を識別するステップの前に、制御方法は、ユーザーの両足が体脂肪計に立っていると決定すると、ウェイクアップ状態に入るステップを更に含む。
【0019】
ユーザーの両足が体脂肪計に立っていると決定するステップは、ユーザーの体重変化量を取得するステップと、体重変化量が所定の範囲内にあることに応答して、ユーザーの両足が体脂肪計に立っていると決定するステップと、を含む。
【0020】
ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別するステップは、ウェイクアップ状態に入り、ユーザー表示画面を開くステップと、ユーザー表示画面が表示状態にあるときにユーザーの足部動作を識別するステップと、を含む。
【0021】
上記技術的課題を解決するために、本願は、別の技術手段として、体脂肪計を提供する。該体脂肪計は、ユーザー表示画面を表示するディスプレイ又はユーザー表示画面を投影表示する投影装置が設置されたケースと、ケース内に設置され、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別し、足部動作に基づいてユーザー表示画面を制御するプロセッサと、を含む。
【0022】
体脂肪計は、ケースに設置され、プロセッサに接続され、ケースでのユーザーの動作情報を取得する動作検出センサーを更に含み、プロセッサは、動作情報に基づいてユーザーの足部動作を決定する。
【0023】
動作検出センサーは、振動センサーを含み、動作情報は、振動情報を含み、振動センサーは、ケースの振動情報を取得する。
【0024】
振動センサーは、加速度センサー、速度センサー、変位センサー、力センサーのうちの1種以上を含む。
【0025】
ケースに足部動作領域及び表示領域が設置され、ユーザー表示画面は、表示領域に表示され、動作検出センサーは、足部動作領域に設置され、足部動作領域と前記表示領域とが重ならない。
【0026】
足部動作領域は、最適足部領域を含み、最適足部領域の左側辺とケースの左側辺との間の間隔、及び最適足部領域の右側辺とケースの右側辺との間の間隔は、間隔閾値よりも大きく、かつ最適足部領域の左側辺と最適足部領域の右側辺との間の間隔と、ユーザーが自然に立っているときの両足間の間隔との間隔差は、間隔閾値よりも小さく、最適足部領域の領域感度は、足部動作領域の他の領域の領域感度よりも大きい。
【0027】
本願の有益な効果は以下のとおりである。既存の技術とは異なり、本願に係る制御方法は、体脂肪計に適用され、体脂肪計は、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別し、足部動作に基づいて体脂肪計のユーザー表示画面を制御する。上記方式により、従来の体脂肪計の制御方法と比較して、本願において使用される、ユーザーの足部動作を識別して体脂肪計を制御する方法は、ユーザーの足部動作によって体脂肪計のユーザー表示画面を制御することにより、ユーザーが体脂肪計のユーザー表示画面を制御する操作を簡略化することができるため、ユーザーがAPPをダウンロードする必要がなく測定データを自主的に見ることを実現することにより、ユーザー操作を簡略化することができ、更にユーザーが体脂肪計とより容易に対話することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
本願の実施例における技術手段をより明確に説明するために、以下、実施例の記載に必要な図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の記載における図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【0029】
図1】本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法の一実施例のフローチャートである。
図2】本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法のステップ11の一実施例のフローチャートである。
図3】本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法のステップ22の一実施例のフローチャートである。
図4】本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の第1実施例の画面概略図である。
図5】本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の第2実施例の画面概略図である。
図6】本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の第3実施例の画面概略図である。
図7】本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の第4実施例の画面概略図である。
図8】本願に係る体脂肪計が異なる制御モードに応じて表示画面を制御する一実施例のフローチャートである。
図9】本願に係る体脂肪計の第1実施例の概略構成図である。
図10】本願に係る体脂肪計の第2実施例の概略斜視構成図である。
図11図10の実施例の概略平面図である。
図12図10の実施例の概略底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術手段を明確かつ完全に説明し、明らかに、説明される実施例は、本願の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を要することなく得られる他の全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0031】
本明細書において、用語「及び/又は」は、関連する対象の関連関係を説明し、3種類の関係が存在してもよいことを表すものに過ぎず、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独で存在するという3つの状況を表すことができる。また、本明細書において、文字「/」は、一般的に前後の関連対象が「又は」の関係であることを示す。また、本明細書において、文字「複数」は、2つ又はそれ以上であることを表す。また、本明細書において、用語「少なくとも1種」は、複数種のうちの任意の1種以上のうちの少なくとも2種の任意の組み合わせを表し、例えば、A、B及びCのうちの少なくとも1種を含むことは、A、B及びCからなる集合から選択された任意の1種以上の要素を含むことを表すことができる。
【0032】
本願に係る制御方法は、主に、体脂肪計などの関連する計量装置に適用され、体脂肪計は、ユーザーの足部動作を識別し、足部動作に基づいて体脂肪計のユーザー表示画面に対するユーザーの制御を実現する。
【0033】
現在、ユーザーが体脂肪計を制御する方式は、主に、ユーザーが体脂肪計の種類に応じて対応する公式ウェブサイトから対応するAPPを携帯電話にダウンロードし、APPにより体脂肪計に対する制御を実現することであり、APPによって測定された様々なデータを自主的に見ることしかできず、或いは体脂肪計におけるボタンに基づいてオン/オフなどの簡単な操作を行うことしかできず、より適切な制御操作を実現することができない。したがって、従来の制御方法で体脂肪計のユーザー表示画面を制御する場合、ユーザーが肢体で体脂肪計のユーザー表示画面を直接的に操作することができず、APPをダウンロードして使用際に携帯電話を介して操作する必要がある。これにより、対話過程における複雑さを増加させ、体脂肪計の使用の難しさを大幅に増加させ、ユーザーの体験に大きな影響を与える。これに基づいて、本願は、体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法を提供し、以下、本願において使用される技術手段を詳細に説明する。
【0034】
図1を参照すると、図1は、本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の制御方法の一実施例のフローチャートである。
【0035】
ステップ11では、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別する。
【0036】
具体的には、体脂肪計は、ユーザーの両足が体脂肪計に立っていると決定することにより、ウェイクアップ状態に入る。例えば、体脂肪計に電源を入れて体脂肪計を起動させた後に、ユーザーの両足が体脂肪計に立っているか否かを決定し、ユーザーの両足が体脂肪計に立っていれば、体脂肪計がウェイクアップ状態に入り、ウェイクアップ状態で、ユーザーは、その足部動作に基づいて体脂肪計のユーザー表示画面を制御してもよい。本実施例では、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別することにより、何らかの誤操作又は物品が体脂肪計に落下した場合に発生した検出を回避することができる。
【0037】
ウェイクアップ状態は、体脂肪計が現在順番待ちの動作状態にあり、体脂肪計のプロセッサが動作しており、命令を受信した後に対応する操作を行うことができることを示す。
【0038】
好ましくは、体脂肪計は、体脂肪計において体重変化量があることを取得した後、物体に安全電流を流して、物体のインピーダンスを測定する。インピーダンスが所定のインピーダンスの大きさの範囲内にあれば、人間が体脂肪計に立っていると確認する。これにより、人間の体重と類似する物体が体脂肪計に落下して誤検出を引き起こすことを更に回避する。所定のインピーダンスの大きさの範囲は、体脂肪計を出荷する前に人体の平均インピーダンス範囲に基づいて設定されてもよい。
【0039】
本願の一実施例では、体脂肪計は、ユーザーの体重変化量を取得し、体重変化量が所定の範囲内にあることに応答して、ユーザーの両足が体脂肪計に立っていると決定する。所定の範囲の大きさは、出荷前に設定されてもよく、ユーザーの必要、例えばユーザーの実際の体重に応じて自らで設定されてもよく、ここでは限定しない。本実施例では、ユーザーの体重変化量に基づいてユーザーの両足が体脂肪計に立っているか否かを決定することにより、ウェイクアップ状態に入るため、ユーザーが片足で体脂肪計に触れるか又は他の物体が体脂肪計に置かれることによる誤接触の干渉を回避することができ、体脂肪計がウェイクアップ状態に入ることの制御精度を向上させることができる。
【0040】
ウェイクアップモードに入った後、体脂肪計は、ユーザー表示画面を開き、ユーザー表示画面が表示状態にあるときにユーザーの足部動作を識別する。このような方式により、体脂肪計は、まずユーザー表示画面を開き、ユーザー表示画面を初期化してからユーザーの足部動作を識別するため、ユーザーがユーザー表示画面の内容に基づいてユーザー表示画面を制御しやすく、ユーザー体験、特に体脂肪計の初心者の体験を向上させることができるだけでなく、ユーザー表示画面を制御する精度を向上させることができる。
【0041】
好ましくは、体脂肪計にディスプレイなどが設置され、ディスプレイによりユーザー表示画面を表示してもよい。或いは、体脂肪計に投影装置を設置してもよく、体脂肪計は、ウェイクアップモードに入った後、投影装置を、ユーザー表示画面を投影受け領域、例えば地面、壁面などに投影するように制御する。
【0042】
好ましくは、体脂肪計に動作検出センサーが設置され、本実施例では、図2に示す方法でステップ11を実現することができ、本実施例の方法は、ステップ21及びステップ22を含む。
【0043】
ステップ21では、動作検出センサーにより体脂肪計でのユーザーの動作情報を取得する。
【0044】
具体的には、動作検出センサーは、振動センサーを含み、動作情報は、振動情報を含み、動作検出センサーにより体脂肪計でのユーザーの動作情報を取得するステップは、振動センサーにより振動情報を取得するステップを含む。
【0045】
具体的には、振動センサーは、物体の振動を測定する装置又は素子である。その原理は、物体表面の振動による微小な変位又は速度変化を検出することにより物体の振動状態を決定することである。振動センサーは、加速度センサー、圧電センサー、レーザー干渉計などを含む。ユーザーが体脂肪計に対して足部動作を行うときに体脂肪計を踏むことにより、体脂肪計を振動させ、本実施例では、体脂肪計は、振動センサーによりユーザーの体脂肪計での動作情報を精度よく取得することができる。
【0046】
本願の一実施例では、振動センサーは、加速度センサーであってもよく、体脂肪計は、加速度センサーにより体脂肪計の振動情報を取得する。加速度センサーは、物体の加速度を測定することにより振動状況を検出するセンサーである。加速度センサーは、通常、微小電気機械システム(MEMS)で製造され、その動作原理がニュートンの第2法則に基づくものである。物体が振動すると、加速度センサーは、物体の加速度を測定することにより、物体の振動特徴パラメータ、即ち振動情報を算出する。
【0047】
本願の一実施例では、振動センサーは、圧電センサーであってもよい。圧電式振動センサーは、機械的振動を電気信号に変換するセンサーであり、その動作原理が圧電効果に基づくものである。圧電効果とは、ある結晶材料が機械的応力の作用を受けると、電荷分布の不均一が発生するため、電位差が生じるという現象を指す。このような効果を利用して、物体の機械的振動を電気信号に変換することにより、振動の検出と測定を実現することができる。圧電式振動センサーは、通常、圧電セラミック材料で製造され、その構造に振動感知素子、信号増幅器、フィルタ、マイクロプロセッサ及び出力インタフェースなどの部分が含まれる。物体が振動すると、振動感知素子は、微小な電荷分布の不均一が発生し、微弱な電気信号を生成する。信号増幅器は、この微弱な電気信号を増幅し、フィルタは、ノイズ及び干渉信号をフィルタリングし、マイクロプロセッサは、信号に対してデジタル化処理と分析を行い、有用な振動特徴パラメータを抽出する。最後に、出力インタフェースは、データ収集システム又は制御システムに接続するためのアナログ電圧信号又はデジタル信号を出力する。圧電式振動センサーは、高感度、高精度、低消費電力などの利点を有し、微小な振動信号の測定に適している。圧電式振動センサーは、機械設備の振動監視及び故障診断、構造物の振動監視及び安全評価、音響振動監視及び非接触式測定などの分野で広く適用されている。
【0048】
ステップ22では、動作情報に基づいてユーザーの足部動作を識別する。
【0049】
体脂肪計は、振動情報に基づいてユーザーの足部動作を識別する。具体的には、振動情報は、振動変化量を含み、本実施例では、図3に示す方法でステップ22を実現することができ、本実施例の方法は、ステップ31及びステップ32を含む。
【0050】
ステップ31では、振動変化量が振動感度以上である場合、ユーザーが足部動作を行ったと決定する。
【0051】
体脂肪計は、振動変化量が振動感度以上であることを取得した場合、ユーザーが足部動作を行ったと決定する。
【0052】
具体的には、振動感度は、体脂肪計が、取得した振動変化量がユーザーによる振動変化量閾値であるか否かを判断するためのものであり、振動感度を取得する方式は、ユーザーが入力又は導入するという方式で実現されてもよく、体脂肪計のデータベースから抽出されてもよい。例示的に、振動感度は、体脂肪計のデータベースに予め記憶されてもよく、体脂肪計は、該データベースを呼び出すことにより振動感度を取得することができる。もちろん、振動感度は、ユーザーが導入するものであってもよく、ユーザーは、振動感度を事前に収集して、体脂肪計に導入してもよい。したがって、振動感度をどのように取得するかについては、多くの方式があり、ここでは特に限定しない。
【0053】
ステップ32では、足部動作の動作タイプを決定する。
【0054】
体脂肪計は、識別されたユーザーの足部動作に基づいて動作タイプを更に決定して、ユーザー表示画面に対するユーザーの具体的な操作を決定することにより、体脂肪計によるそのユーザー表示画面の切り替えなどの制御を容易にする。体脂肪計は、動作タイプとユーザー表示画面に対する具体的な操作との間のマッピング関係を予め記憶するか又はユーザーによって設定してもよく、異なるユーザーは、自分の操作習慣に基づいて該マッピング関係を設定してもよく、ユーザー表示画面の個性的な制御を実現し、ユーザー体験を向上させることができ、また、ユーザーが自分の操作習慣に基づいて該マッピング関係を設定するため、ユーザーがユーザー表示画面を制御する効率を向上させることができる。
【0055】
本願の一実施例では、体脂肪計は、所定の時間内に発生した足部動作の回数である足踏み回数を決定し、足踏み回数に基づいてユーザーの足部動作がシングルクリック動作又はダブルクリック動作であるかを決定する。所定の時間の大きさは、出荷前に設定されてもよく、ユーザーの必要に応じて自らで設定されてもよく、ここでは限定しない。
【0056】
体脂肪計は、振動情報を持続的に検出し、振動変化量に基づいて足部動作の回数を決定する。1回の足部動作の動作中の振動変化量の最小値は、閾値以上であり、ここで、感度と閾値との差は、ユーザーの1回の足部動作中の体脂肪計の振動変動値である。
【0057】
例えば、所定の時間が2sである場合、体脂肪計は、2s内にユーザーが足部動作を複数回(複数回が2回及び2回以上を含む)行ったことを取得すれば、ユーザーの現在の足部動作がダブルクリック動作であると決定し、体脂肪計は、2s内にユーザーが足部動作を1回行ったことを取得すれば、ユーザーの現在の足部動作がシングルクリック動作であると決定する。
【0058】
本願の一実施例では、体脂肪計は、ユーザーが行った隣接する2回の足部動作の間の間隔時間が間隔閾値以下であることに応答して、足部動作がダブルクリック動作であると決定する。間隔閾値の大きさは、出荷前に設定されてもよく、ユーザーの必要に応じて自らで設定されてもよく、ここでは限定しない。
【0059】
例えば、間隔閾値が2sである場合、体脂肪計は、ユーザーが足部動作を1回行い、かつ2s内に他の足部動作がないことを取得すれば、今回の足部動作がシングルクリック動作であると決定し、シングルクリック動作は、ユーザーが体脂肪計のユーザー表示画面におけるページを切り替えることに適用でき、ユーザーが自分の体脂肪、体重及び筋肉重量の対応グラフ又は体脂肪、体重及び筋肉重量の検出結果図などを見ることを容易にする。
【0060】
体脂肪計は、ユーザーが足部動作を2回行い、かつ隣接する2回の足部動作の間の間隔時間が1sであることを取得すれば、今回の足部動作がダブルクリック動作であると決定し、ダブルクリック動作は、ユーザーが体脂肪計のユーザー表示画面におけるオプション又は身体データを確認することに適用でき、切り替え又は確認に必要な操作時間が短いため、他の操作と区別できるだけでなく、ユーザー表示画面を制御する効率を向上させることができる。
【0061】
体脂肪計は、ユーザーが足部動作を3回行い、かつ3回の足部動作のうちの隣接する2回の足部動作の間の間隔時間が3sであることを取得すれば、取得された足部動作がトリプルクリック動作であると決定し、トリプルクリック動作は、ユーザーの迅速な切り替えに適用でき、トリプルクリック動作によりユーザー表示画面におけるページの迅速な切り替えを実現し、誤接触を低減することができる。
【0062】
ユーザーの異なる回数の足部動作が異なる動作タイプに対応することに基づいて、ユーザー表示画面に対して異なる制御操作を行い、足部動作の回数だけで動作タイプを識別することができ、動作タイプの識別の難しさを低減し、ユーザー表示画面を制御する精度及び効率を向上させることができる。
【0063】
本願の一実施例では、体脂肪計は、足部動作の持続強く踏み時間を取得し、持続強く踏み時間に基づいてユーザーの足部動作が長押し動作又は短押し動作であるかを決定する。
【0064】
持続踏み時間が所定の踏み時間以上である場合、ユーザーの足部動作が長押し動作であると決定され、持続踏み時間が所定の踏み時間未満である場合、ユーザーの足部動作が短押し動作であると決定される。所定の踏み時間の大きさは、出荷前に設定されてもよく、ユーザーの必要に応じて自らで設定されてもよく、ここでは限定しない。
【0065】
持続強く踏みとは、ユーザーの足部が体脂肪計を緩まずに踏み、かつ体脂肪計に圧力を持続的に印加することを意味し、持続強く踏みにより、ユーザーの足部が体脂肪計に載せられているだけでも足部動作として識別され、複数回の踏み動作を1回の足部動作として誤って識別することが回避されるため、足部動作の識別精度を向上させることができる。
【0066】
例えば、所定の踏み時間が3sである場合、体脂肪計の取得したユーザーの足部動作の持続強く踏み時間が4sであれば、今回の足部動作が長押し動作であると決定され、長押し動作は、ユーザーが体脂肪計をオフにする操作に適用でき、オフ操作が通常数秒持続する必要があるため、長押し動作により誤操作がフィルタリングされ、例えば、体脂肪計の取得したユーザーの足部動作の持続強く踏み時間が2sであれば、今回の足部動作が短押し動作であると決定され、短押し動作は、ユーザーが体脂肪計のユーザー表示画面におけるページの切り替え又はオプションの選択に適用でき、切り替え又はオプションの選択に必要な操作時間が短いため、短押し動作によりオフ操作などと区別できるだけでなく、ユーザー表示画面を制御する効率を向上させることもできる。
【0067】
本願の一実施例では、体脂肪計は、足部動作が発生した振動領域が動作領域であることを取得し、動作領域に基づいてユーザーの足部動作が左足動作及び/又は右足動作であるかを決定する。
【0068】
例えば、体脂肪計は、足部動作が発生した動作領域が体脂肪計の左側表面であり、かつ振動領域が右から左へ変化することを取得する場合、ユーザーの足部動作が左足動作であると決定し、左足動作は、ユーザーが体脂肪計のユーザー表示画面におけるページ又はオプションを前の操作画面に切り替えることに適用でき、体脂肪計は、足部動作が発生した動作領域が体脂肪計の右側表面であり、かつ振動領域が左から右へ変化することを取得する場合、ユーザーの足部動作が右足動作であると決定し、右足動作は、ユーザーが体脂肪計のユーザー表示画面におけるページ又はオプションを次の操作画面に切り替えることに適用できる。
【0069】
上記実施例の足部動作に対応する制御効果は、例示的なものに過ぎず、足部動作と制御効果との対応関係は、唯一に対応するものではなく、出荷時、及びユーザー使用時に調整され交換されてもよい。他の実施例では、ユーザーの動作タイプは、他の対話動作によって実現されてもよく、いずれも体脂肪計の表面に対するユーザーの足部動作によって具現されてもよく、足部動作及び他の情報の組み合わせによって具現されてもよい。
【0070】
ステップ12では、足部動作に基づいて体脂肪計のユーザー表示画面を制御する。
【0071】
具体的には、体脂肪計は、ユーザーの足部動作の動作タイプを決定した後、更に足部動作の動作タイプに基づいて体脂肪計のユーザー表示画面を、対応する操作を実行するように制御する。操作は、ユーザー表示画面における現在ページを決定する操作と、ユーザー表示画面における現在ページのオプションを切り替える操作と、ユーザー表示画面のページを切り替える操作とのうちの少なくとも1つを含む。
【0072】
動作タイプとユーザー操作画面に対する操作との対応関係については、上記説明を参照されたい。
【0073】
具体的には、ユーザー表示画面の表示内容は、体脂肪、体重、及び筋肉重量の検出結果図と、体脂肪、体重、及び筋肉重量の対応グラフと、体脂肪、体重、及び筋肉重量のうちの任意の2つ以上の曲線対比図と、ユーザー基本情報とのうちの少なくとも1種を含む。
【0074】
図4を参照すると、図4は、本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の第1実施例の画面概略図である。ユーザー表示画面には、ユーザーの基本情報、即ちユーザーアカウントが含まれ、各アカウントは、それぞれのユーザーのアバター及びユーザー名などを含む。ユーザーが体脂肪計の設定された足部動作領域において足部動作を行い、足部動作の識別精度を向上させることにより、体脂肪計は、ユーザーの足部動作の動作タイプを取得し、該表示ページにおける現在ページのオプションの切り替え操作又は決定操作を実現し、ユーザーアカウントに対する切り替え又は選択を完了することができる。
【0075】
好ましくは、ユーザーが体脂肪計を使用するとき、体脂肪計のユーザー表示画面は、ユーザーが初めて使用するか否かの提示メッセージを表示し、ユーザーは、ユーザー表示画面において足部動作により「はい」又は「いいえ」を選択すれば、ユーザー表示画面における現在ページの決定操作を実現することができる。ユーザーが初めて使用する場合、即ち、「はい」を選択した場合、ユーザー表示画面は、ユーザー登録のために初期化登録画面を提供する。初期化登録において、図5を参照すると、図5は、本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の第2実施例の画面概略図であり、体脂肪計は、ユーザー選択のために異なるアバターなどを提供することにより、ユーザー情報の個性的な設定を実現することができる。
【0076】
本願の別の実施例では、図6を参照すると、図6は、本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の第3実施例の画面概略図である。ユーザーは、図4に示すような表示内容がユーザー基本情報であるユーザー表示画面により自分のユーザーアカウントを選択した後、体脂肪計は、ユーザー表示画面においてユーザーの現在の体重を表示し、ユーザーが確認できるように大きな太字で表示画面の真ん中に表示する。
【0077】
本願の別の実施例では、ユーザー表示画面の内容は、ユーザーの身体データに対応するグラフを含んでもよく、図7を参照すると、図7は、本願に係る体脂肪計のユーザー表示画面の第4実施例の画面概略図である。曲線対比図には、ユーザーの体重、体脂肪、及び筋肉重量の3つの変化曲線が含まれてもよい。曲線対比図における変化に基づいてユーザーの身体データの変化傾向を決定することにより、ユーザーは、自分の身体データの変化をよりよく把握し、変化に応じて自分のフィットネス方式、生活習慣などを対応して調整する。
【0078】
好ましくは、曲線対比図には、ユーザーの体脂肪、及び体重の2つの変化曲線が更に含まれてもよい。ユーザーは、曲線対比図における変化に基づいて自分の体脂肪と自分の体重との間の変化関係を把握するため、体重のみに関心を持つだけではなく、体脂肪の変化にも関心を持つことにより、食事、鍛練などの方面から自分の身体データを適切に調整し、ユーザーが健康である場合に体重減少の目的を達成することを保証する。
【0079】
好ましくは、グラフには、体脂肪の1つの変化曲線が更に含まれてもよく、ユーザーは、グラフにおける変化に基づいて自分がフィットネスト鍛練などの方式で実現された体質の変化を直感的に感じることができる。
【0080】
好ましくは、曲線対比図には、ユーザーの心拍数及び体脂肪の2つの変化曲線が更に含まれてもよく、ユーザーが自分の心臓状況と体脂肪との間の関係を詳細に把握することに役立つことにより、心臓の健康を保証するために体脂肪率を正常レベルに維持する必要があることをユーザーに提示する。
【0081】
好ましくは、ユーザー表示画面において曲線対比図の表示が完了した後、ユーザーのユーザー体重、体脂肪、筋肉重量などの身体データに基づいて生成された、ユーザー生活習慣に関する個性化された推薦内容が更に含まれてもよい。例えば、ユーザー表示画面の表示内容は、ユーザーの毎日の摂取エネルギー値の提案、ユーザーの毎日の鍛練に必要な消費エネルギーの提案、ユーザーの毎日の摂取水分値の提案、毎日の推薦運動などを更に含んでもよい。個性化された推薦内容により、ユーザーが自分の身体データに基づいて体重減少、筋肉増加などの目的をより合理的に達成することができる。
【0082】
既存の技術とは異なり、本願に係る制御方法は、体脂肪計に適用され、体脂肪計は、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別し、足部動作に基づいて体脂肪計のユーザー表示画面を制御する。上記方式により、従来の体脂肪計の制御方法と比較して、本願において使用される、ユーザーの足部動作を識別して体脂肪計を制御する方法は、ユーザーの足部動作によって体脂肪計のユーザー表示画面を制御することにより、ユーザーが体脂肪計のユーザー表示画面を制御する操作を簡略化することができるため、ユーザーがAPPをダウンロードするか又はしゃがんで体脂肪計を抱き上げる必要がなく体脂肪計のユーザー表示画面の制御を実現することにより、ユーザー操作を簡略化することができ、ユーザーが体脂肪計のユーザー表示画面を制御する利便性を向上させることができることにより、更にユーザーが体脂肪計とより容易に対話することができる。
【0083】
1つの適用シーンにおいて、体脂肪計は、ユーザーの両足が体脂肪計に立っていると識別すると、ウェイクアップ状態に入り、次にユーザー表示画面を開く。現在ページにおいて、体脂肪計は、体脂肪計に対するユーザーの振動情報を取得し、ユーザーの足部動作がシングルクリック動作であると決定した場合、現在ページにおけるオプションを切り替えるように制御し、ユーザーの足部動作がダブルクリック動作であると決定した場合、現在の表示画面におけるオプション又はユーザーの身体データを決定するように制御し、ユーザーの足部動作がシングルクリック動作であると決定した場合、現在ページを他のページに切り替えるように制御し、ユーザーの足部動作が長押し動作であると決定した場合、体脂肪計をオフにするように制御する。
【0084】
当然のことながら、他の適用シーンにおいて、ユーザー自身の操作習慣に応じて、足部動作タイプとユーザー表示画面の操作との対応関係を設定するか、又は他の足部動作タイプと操作を追加してもよく、具体的に限定しない。
【0085】
別の実施例では、図8に示す方法を使用して異なる制御モードに応じてユーザー表示画面を制御し、図8は、本願に係る体脂肪計が異なる制御モードに応じて表示画面を制御する一実施例のフローチャートである。本実施例の方法は、ステップ81~ステップ83を含む。
【0086】
ステップ81では、ウェイクアップ状態に入り、制御モードを取得する。
【0087】
具体的には、体脂肪計は、ステップ11における方法でウェイクアップ状態に入り、ここでは繰り返し説明しない。制御モードは、体脂肪計がユーザー表示画面をどのように表示するかを制御する2つのモードであり、ユーザーがユーザー表示画面において自らで選択してもよい。
【0088】
ステップ82では、制御モードが足部制御モードである場合、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別するステップを実行する。
【0089】
具体的には、体脂肪計の現在の制御モードが足部制御モードである場合、ステップ11を実行し、ユーザーの足部動作を識別し、ユーザーの足部動作に基づいて体脂肪計のユーザー表示画面を制御し、後続のステップを実行する。
【0090】
ステップ83では、制御モードが自動制御モードである場合、所定の時間間隔に基づいて体脂肪計のユーザー表示画面を制御する。
【0091】
具体的には、体脂肪計の現在の制御モードが自動制御モードである場合、体脂肪計のユーザー表示画面を所定の時間間隔内に切り替え、例えば、所定の時間間隔が3sである場合、体脂肪計の現在のユーザー表示画面が3s内に自動的に次のユーザー表示画面に切り替えられる。
【0092】
本願の一実施例では、体脂肪計は、所定の時間内に足部動作を識別しなかった場合、自動的にページを切り替え、例えば、上記ユーザー表示画面に対する操作を実行するように表示画面を制御する。所定の時間の大きさは、出荷前に設定されてもよく、ユーザーの必要に応じて自らで設定されてもよく、ここでは限定しない。
【0093】
上記実施例の方法は、体脂肪計により実現されてもよく、以下、図9を参照して説明し、図9は、本願に係る体脂肪計の第1実施例の概略構成図である。
【0094】
図9に示すように、本実施例の体脂肪計90は、ケース91、プロセッサ92及び動作検出センサー93を含む。ケース91には、ユーザー表示画面を表示するディスプレイ又はユーザー表示画面を投影表示する投影装置が設置され、プロセッサ92は、ケース91内に設置され、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別し、足部動作に基づいて、体脂肪計に表示されたユーザー表示画面を制御する。
【0095】
従来の体脂肪計と比較して、本実施例の体脂肪計90は、ユーザーの足部動作を識別することにより体脂肪計90を制御し、ユーザーの足部動作によって体脂肪計90のユーザー表示画面を制御することにより、ユーザーが体脂肪計90のユーザー表示画面を制御する操作を簡略化することができるため、ユーザーがAPPをダウンロードする必要がなく体脂肪計90のユーザー表示画面の制御を実現することにより、ユーザー操作を簡略化することができ、更にユーザーが体脂肪計90とより容易に対話することができる。
【0096】
更に、本実施例では、ウェイクアップ状態でユーザーの足部動作を識別することにより、ユーザーが不必要な足部操作を行うことを回避することができる。
【0097】
体脂肪計90にディスプレイなどが設置され、ディスプレイによりユーザー表示画面を表示してもよい。或いは、体脂肪計90に投影装置を設置してもよく、体脂肪計90は、ウェイクアップモードに入った後、投影装置を、ユーザー表示画面を投影受け領域、例えば地面、壁面などに投影するように制御する。ディスプレイは、体脂肪計の表面から突出してもよい。
【0098】
好ましくは、本実施例の体脂肪計90は、ケースに設置され、プロセッサ92に接続され、体脂肪計でのユーザーの動作情報を取得する動作検出センサー93を更に含み、プロセッサ92は、動作情報に基づいてユーザーの足部動作を決定する。
【0099】
従来の体脂肪計と比較して、本実施例の体脂肪計90の表面に動作検出センサーが設置され、動作検出センサー93により体脂肪計でのユーザーの動作情報を取得し、プロセッサ92は、動作情報に基づいてユーザーの足部動作を決定し、ユーザーが体脂肪計に対して足部動作を行うときに体脂肪計を踏むことにより、体脂肪計を振動させ、本実施例では、体脂肪計は、振動センサーによりユーザーの体脂肪計での動作情報を精度よく取得することができ、対話の精度を向上させることができる。
【0100】
本願の一実施例では、動作検出センサー93は、振動センサーを含み、動作情報は、振動情報を含み、振動センサーは、ケースの振動情報を取得する。
【0101】
振動センサーは、物体の振動を測定する装置又は素子であり、物体表面の振動による微小な変位又は速度変化を検出することにより物体の振動状態を決定する。ユーザーが体脂肪計に対して足部動作を行うときに体脂肪計を踏むことにより、体脂肪計を振動させ、本実施例では、体脂肪計は、振動センサーによりユーザーの体脂肪計での動作情報を精度よく取得することができる。
【0102】
好ましくは、振動センサーは、加速度センサー、速度センサー、変位センサー、及び力センサーのうちの1種以上を含む。
【0103】
加速度センサーは、物体の加速度を測定することにより振動状況を検出するセンサーである。加速度センサーは、通常、MEMSで製造され、その動作原理がニュートンの第2法則に基づくものである。物体が振動すると、加速度センサーは、物体の加速度を測定することにより、物体の振動特徴パラメータ、即ち振動情報を算出する。
【0104】
加速度センサーは、物体の移動速度を測定するセンサーであり、物体の移動速度を検出し測定し、電気信号に変換することができる。速度センサーは、1つの電磁コイルによって電磁誘導を発生させ、この電磁誘導は、物体が振動するときに変化し、変化した電磁誘導に基づいて物体の振動情報を測定する。
【0105】
変位センサーは、リニアセンサーとも呼ばれ、金属誘導に属するリニアデバイスであり、役割が様々な測定対象物理量を電気量に変換することである。例えば、ポテンショメータ式変位センサーは、ポテンショメータ素子により物体の機械的変位(例えば、体脂肪計の表面の振動変位)を、物体の機械的変位と線形又は任意の関数関係があるインピーダンス又は電圧に変換して出力することにより、物体の振動情報を測定する。
【0106】
力センサーにおいて、4つのひずみゲージがホイートストンブリッジを構成し、ひずみゲージが弾性体に強固に貼り付けられているため、ひずみゲージが弾性体と同じように変形し、小さな体積の力センサーがカスタマイズされるため、インピーダンスが変化し、ホイートストンブリッジの出力信号がこれらの変形情報を提供し、このようにして、ひずみゲージに作用する力の大きさを算出し、物体の振動情報を測定することができる。
【0107】
振動センサーは、圧電式振動センサーであってもよく、物体の機械的振動を電気信号に変換することにより、振動の検出と測定を実現することができる。
【0108】
本願の一実施例では、体脂肪計90に足部動作領域及び表示領域が設置され、ユーザー表示画面は、表示領域に表示され、足部動作検出センサー93は、足部動作領域に設置され、足部動作領域と表示領域とが重ならない。
【0109】
足部動作領域と表示領域を区別して設置することにより、ユーザー表示画面に対する足部による視覚的干渉を減少させることによりユーザー表示画面を制御する精度を向上させることができるだけでなく、足部の遮蔽によりユーザーがユーザー表示画面におけるデータ情報をよく見えないことなどの状況を防止することができる。
【0110】
好ましくは、足部動作領域は、最適足部領域を含み、最適足部領域の左側辺とケース91の左側辺との間の間隔、及び最適足部領域の右側辺とケース91の右側辺との間の間隔は、間隔閾値よりも大きく、かつ最適足部領域の左側辺と最適足部領域の右側辺との間の間隔と、ユーザーが自然に立っているときの両足間の間隔との間隔差は、間隔閾値よりも小さく、最適足部領域の領域感度は、足部動作領域の他の領域の領域感度よりも大きい。
【0111】
領域感度とは、領域が振動情報を受信してから足部動作と識別される振動変化量閾値を指す。足部動作領域の最適足部領域の領域感度が最も高いため、ユーザーが自然に体脂肪計に立っているときに体脂肪計が取得した足部動作は、最も正確な足部動作となり、ユーザーが最適足部領域で行った足部動作は、正確かつ迅速に体脂肪計によって識別することができる。動作検出センサー93は、最適足部領域に対応して設置されてもよい。
【0112】
表示領域と足部動作領域は、いずれもケース91のユーザーに面する側にあり、この2つの領域は、面一であってもよく、一定の高度差を有してもよい。
【0113】
別の実施例では、図10~時12に示すように、図10は、本願に係る体脂肪計の第2実施例の概略斜視構成図である。図11は、図10の実施例の概略平面図である。図12は、図10の実施例の概略底面図である。ディスプレイ111は、ケース91の中央前方に設置され、他の位置は、足部動作領域として設定されてもよく、ケース91の下向き側には、ブラケット及び電池ボックスなどが設置されてもよい。
【0114】
以上の記載は、本願の実施形態に過ぎず、本願の保護範囲を限定するものではなく、本願の明細書及び図面の内容を利用してなされた等価構造又は等価フロー変換、又は他の関連する技術分野における直接又は間接応用は、いずれも同様に本願の保護範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【外国語明細書】