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特開2025-103545非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助するシステム、装置、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025103545
(43)【公開日】2025-07-09
(54)【発明の名称】非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助するシステム、装置、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 23/60 20230101AFI20250702BHJP
   H04N 21/442 20110101ALI20250702BHJP
   H04N 21/488 20110101ALI20250702BHJP
   H04N 23/63 20230101ALI20250702BHJP
   H04N 23/90 20230101ALI20250702BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20250702BHJP
   G03B 17/18 20210101ALI20250702BHJP
【FI】
H04N23/60 100
H04N21/442
H04N21/488
H04N23/63 310
H04N23/90
G03B15/00 Q
G03B17/18
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023220998
(22)【出願日】2023-12-27
(71)【出願人】
【識別番号】000000033
【氏名又は名称】旭化成株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】北原 陽一
(72)【発明者】
【氏名】清水 里美
(72)【発明者】
【氏名】古越 道昭
【テーマコード(参考)】
2H102
5C122
5C164
【Fターム(参考)】
2H102AA41
2H102BB26
2H102BB33
5C122DA03
5C122DA13
5C122EA42
5C122FH11
5C122FJ11
5C122FK28
5C122FK34
5C122FK35
5C122FK37
5C122FK41
5C122FL08
5C122HA75
5C122HB01
5C122HB05
5C164UA04S
5C164UA42S
5C164UB41P
5C164UD11P
5C164YA07
(57)【要約】
【課題】非認知能力の測定に用いる動画を正しく撮影する。
【解決手段】非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助するシステムを提供する。上記システムは、撮影対象が撮影装置に対して予め定められた条件で配置されているか否かを判断する判断部と、前記判断部が前記予め定められた条件で配置されていないと判断した場合に、その旨を表示する表示部と、を備える。前記予め定められた条件は、前記撮影対象と前記撮影装置の距離に関する条件、および前記撮影対象の前記撮影装置に対する向きに関する条件の少なくとも1つを含んでよい。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助するシステムであって、
撮影対象が撮影装置に対して予め定められた条件で配置されているか否かを判断する判断部と、
前記判断部が前記予め定められた条件で配置されていないと判断した場合に、その旨を表示する表示部と、
を備えるシステム。
【請求項2】
前記判断部の判断のタイミングは、動画撮影前および動画撮影中の少なくとも一つを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記予め定められた条件は、前記撮影対象と前記撮影装置の距離に関する条件、および前記撮影対象の前記撮影装置に対する向きに関する条件の少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記判断部は、前記動画の撮影場所に設けられた圧力センサに基づいて前記判断を行う、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記判断部は、前記動画の画像解析に基づいて前記判断を行う、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記画像解析は、前記動画の画角および前記動画の画質の少なくとも1つを含む、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記動画の画質は、前記撮影対象の解像度、前記撮影対象の明るさおよび明るさのムラの度合いの少なくとも一つを含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記画角の検出に用いられる複数のマーカをさらに備える、請求項6に記載のシステム。
【請求項9】
前記撮影対象は、人および道具の少なくとも一つを含み、前記表示は、前記人および前記道具の少なくとも一つがどう移動すべきかの指示を含む、
請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記表示は、音または文字により示される、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助する装置であって、
撮影対象が撮影装置に対して予め定められた条件で配置されているか否かを判断する判断部と、
前記判断部が前記予め定められた条件で配置されていないと判断した場合に、その旨を表示する表示部と、
を備える装置。
【請求項12】
非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助するプログラムであって、
コンピュータに、
撮影対象が撮影装置に対して予め定められた条件で配置されているか否かを判断する判断手順と、
前記判断手順が前記予め定められた条件で配置されていないと判断した場合に、その旨を表示する表示手順と、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助するシステム、装置、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、「低年齢児に対する養育者からのほめ言葉が、青年期初期の社会的能力の発達とどのように関連しているか」が開示されている。
[先行技術文献]
[非特許文献]
[非特許文献1] 「Ryoji Shinohara1,2, Yuka Sugisawa1,2, Lian Tong1,2, Emiko Tanaka1,2, Taeko Watanabe1,2, Yoko Onda1,2, Yuri Kawashima1,2, Maki Hirano1,2, Etsuko Tomisaki1,2, Yukiko Mochizuki1,2, Kentaro Morita1,2, Gan-Yadam Amarsanaa1,2, Yuko Yato1,3, Noriko Yamakawa1,4, Tokie Anme1,2, and Japan Children's Study Group」、「The Trajectory of Children's Social Competence from 18 Months to 30 Months of Age and Their Mother's Attitude towards the Praise」、2009年
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助するシステムを提供する。上記システムは、撮影対象が撮影装置に対して予め定められた条件で配置されているか否かを判断する判断部と、前記判断部が前記予め定められた条件で配置されていないと判断した場合に、その旨を表示する表示部と、を備える。
【0004】
上記判断部の判断のタイミングは、動画撮影前および動画撮影中の少なくとも一つを含んでよい。
【0005】
上記予め定められた条件は、上記撮影対象と上記撮影装置の距離に関する条件、および上記撮影対象の上記撮影装置に対する向きに関する条件の少なくとも1つを含んでよい。
【0006】
上記判断部は、上記動画の撮影場所に設けられた圧力センサに基づいて上記判断を行ってよい。
【0007】
上記判断部は、上記動画の画像解析に基づいて上記判断を行ってよい。
【0008】
上記画像解析は、上記動画の画角および上記動画の画質の少なくとも1つを含んでよい。
【0009】
上記動画の画質は、上記撮影対象の解像度、上記撮影対象の明るさおよび明るさのムラの度合いの少なくとも一つを含んでよい。
【0010】
上記画角の検出に用いられる複数のマーカをさらに備えてよい。
【0011】
上記撮影対象は、人および道具の少なくとも一つを含み、上記表示は、上記人および上記道具の少なくとも一つがどう移動すべきかの指示を含んでよい。
【0012】
上記表示は、音または文字により示されてよい。
【0013】
本発明の第2の態様においては、非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助する装置を提供する。上記装置は、撮影対象が撮影装置に対して予め定められた条件で配置されているか否かを判断する判断部と、前記判断部が前記予め定められた条件で配置されていないと判断した場合に、その旨を表示する表示部と、を備える。
【0014】
本発明の第3の態様においては、非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助するプログラムを提供する。上記プログラムは、コンピュータに、撮影対象が撮影装置に対して予め定められた条件で配置されているか否かを判断する判断手順と、上記判断手順が上記予め定められた条件で配置されていないと判断した場合に、その旨を表示する表示手順と、を実行させる。
【0015】
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本実施形態におけるシステム100の概略構成を示す。
図2】非認知能力の評価方法の一例を示す。
図3】非認知能力の評価項目の一例を示す。
図4】本実施形態における判断部102の概略構成を示す。
図5】本実施形態における処理部112の処理内容を示すフローチャートである。
図6】本実施形態の動画撮影方法の各段階を示すフローチャートである。
図7】本実施形態の動画撮影方法の説明図である。
図8】本実施形態の動画撮影方法の説明図である。
図9】本実施形態の動画撮影方法の説明図である。
図10】本実施形態の動画撮影方法の説明図である。
図11】本実施形態の動画撮影方法の説明図である。
図12】本実施形態の動画撮影方法の説明図である。
図13】コンピュータ2200の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0018】
図1は、本実施形態におけるシステム100の概略構成を示す。本実施形態におけるシステム100は、非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助するシステムである。システム100は、親301と子供302が遊んでいる姿を動画に撮影することにより、子供302の非認知能力を測定する。
【0019】
システム100は、スマートフォン等のデバイス101と、判断部102とを有する。システム100は、親301が撮影した動画をデバイス101からインターネット103経由で判断部102にアップロードする。判断部102は、アップロードされた動画を解析および評価して、メッセージをインターネット103経由でデバイス101に送信する。デバイス101には、非認知能力の測定に用いるアプリが予めインストールされている。
【0020】
判断部102は、撮影対象である親301と子供302が撮影装置であるデバイス101に対して予め定められた条件で配置されているか否かを判断する。この予め定められた条件は、撮影対象である親301と子供302と、撮影装置であるデバイス101の距離に関する条件、および撮影対象である親301と子供302の撮影装置であるデバイス101に対する向きに関する条件の少なくとも1つを含んでよい。本実施形態において、判断部102は、動画の撮影場所に設けられた圧力センサに基づいて上記判断を行う。判断部102の上記判断のタイミングは、動画撮影前および動画撮影中の少なくとも一つを含んでよい。
【0021】
圧力センサによる判断に代えてまたは加えて、判断部102は、動画の画像解析に基づいて上記判断を行ってもよい。この画像解析は、動画の画角および動画の画質の少なくとも1つを含んでよい。動画の画質は、撮影対象の解像度、撮影対象の明るさおよび明るさのムラの度合いの少なくとも一つを含んでよい。動画の撮影場所には、動画の画角の検出に用いられる複数のマーカが備えられていてもよい。
【0022】
デバイス101は、判断部102が予め定められた条件で配置されていないと判断した場合に、その旨を表示する表示部としての機能を有する。なお、撮影対象は、人および道具の少なくとも一つを含んでよく、デバイス101による表示は、人および道具の少なくとも一つがどう移動すべきかの指示を含んでよく、この表示は音または文字により示されてよい。
【0023】
判断部102は、デバイス101から動画を受信し、非認知能力の評価値を出力する。非認知能力とは、学力テストでは測定できない個人の特性による能力をいう。非認知能力とは、具体的には、自己認識、意欲、忍耐力、セルフコントロール、メタ認知、社会的能力、対応力、クリエイティビティ、協調性、粘り強さ、計画性、コミュニケーション能力といった、個人の特性による能力であり、学力などの認知能力と対比して用いられる。学術研究によって、非認知能力の高さが学歴や雇用、収入に影響することが明らかになっていることから、幼児教育の分野で注目を集めている。
【0024】
子供302の非認知能力を評価するために、本実施形態では撮影した動画における画像から下記の項目を検出する。(1)親301・子供302の特定の表情の継続時間・特定時間幅の積算時間、(2)親301・子供302の視線(何を見ているか。対象が人の場合は顔を見ているか)、(3)親301・子供302の目の見開き具合(眠そうかどうか)、(4)親301・子供302の特定の動作の検出、特定の動作の開始・終了・継続時間、特定時間幅内の積算時間、特定の動作の順番。
【0025】
また、子供302の非認知能力を評価するために、本実施形態では撮影した動画における音声に関する下記の項目を検出する。(5)親301・子供302の発話・発声の開始・終了・継続時間、特定時間幅内の積算時間、(6)親301・子供302の発話内容からの特定の語句を抽出(例えば、エライ、ヨシヨシ、デキタ、ガンバレ、モウスコシ、ダメなど)、(7)親301・子供302の発話・発声からの特定の感情を推定(例えば、笑う、泣く、怒る、優しく話す、どなるなど)。
【0026】
図2は、非認知能力の評価方法の一例を示す。図2に示すように、非認知能力の評価にあたって、子供302の動き、感情、視線、発声、および表情と、親301の動き、感情、視線、および言語を総合的に評価する。図2において、主体性とは、例えば、子供302が自分から養育者に働きかけることであり、応答性とは、例えば、子供302が養育者の動きに明確に反応することであり、共感性とは、例えば、子供302に不自然な動きがなく、養育者の行動や状況に即した行動をすることであり、運動制御とは、例えば、子供302の動きが課題に向けられ、気になる動きがないことであり、感情制御とは、例えば、子供302が自分で感情の制御ができることである。
【0027】
図2において、主体性発達への配慮とは、例えば、親301が子供302の主体性を促す働きかけをすることであり、応答性発達への配慮とは、例えば、親301が子供302の応答性を促す働きかけをすることであり、共感性発達への配慮とは、例えば、親301が子供302の主体性を促す働きかけをすることであり、認知発達への配慮とは、例えば、親301が子供302の認知発達を促す働きかけをすることであり、社会情緒的発達への配慮とは、例えば、親301が子供302の社会情緒の発達を促す働きかけをすることである。
【0028】
図2に示すように、子供302の主体性、応答性、共感性、運動制御、および感情制御を各5点満点で評価し、親301の主体性発達への配慮、応答性発達への配慮、共感性発達への配慮、認知発達への配慮、および社会情緒的発達への配慮を各9点満点で評価して、計70点満点で評価する。
【0029】
図3は、非認知能力の評価項目の一例を示す。図3では、子供302の、主体性、応答性、および共感性について評価している内容の具体例を示している。図3では、図2における他の項目を省略している。図3に示すように、主体性、応答性、および共感性は、それぞれ1から5の項目で評価される。主体性の評価項目には、「課題道具を見ながら養育者に向かって発声、もしくは発話をする。」や「課題遂行中にほほえむ、笑う。」などが含まれる。応答性の評価項目には、「話の最中に明らかな反応を示す。」や「養育者が非言語的な行動を示した時、養育者や道具を見る。」などが含まれる。共感性の評価項目には、「養育者に視線を向けて、要求ではなく共感を求めて課題道具を見せる、渡す、指さす。」や「養育者に視線を向けて参照視する。」などが含まれる。
【0030】
図4は、本実施形態における判断部102の概略構成を示す。判断部102は、PC(Personal Computer)などを用いたサーバであってよく、例えば、アプリケーションサーバやウェブサーバであってよい。
【0031】
図4に示すように、判断部102は、入力部111と、処理部112と、出力部113と、記憶部114を有する。入力部111には、デバイス101からアップロードされた動画が入力される。処理部112が入力部111から動画を受信すると、処理部112は記憶部114を参照しながら動画を画像解析して評価して、動画における子供302の非認知能力を評価した評価値およびメッセージを生成する。処理部112は、生成した評価値およびメッセージを出力部113に送信する。出力部113は、評価値およびメッセージをデバイス101に送信する。記憶部114は、例えば、親子の行動に対する判定指標データベースや、得点・タイプ別アドバイスデータベースなどを記憶している。記憶部114はさらに、処理部112が撮影対象が撮影装置に対して予め定められた条件で配置されているか否かを判断するのに参照する判断基準に関する情報を記憶している。
【0032】
図5は、本実施形態における処理部112の処理内容を示すフローチャートである。処理部112は、入力部111から親子の動画を受信すると、ステップS01において親301および子供302の行動の分析を行い、ステップS02において当該行動に対する判定を行う。次のステップS03において親301および子供302の行動の得点を算出して、次のステップS04において子供302のタイプを分類する。次のステップS05において、デバイス101に送信するメッセージを生成する。
【0033】
図6は、本実施形態のシステム100が行う動画撮影方法の各段階を示すフローチャートである。図7から図12は、本実施形態のシステム100が行う動画撮影方法の説明図である。以下、図6から図12を参照しながら、本実施形態の動画撮影方法の各段階について説明する。
【0034】
図7に示す例において、撮影装置として、デバイス101に代えて外付けのカメラ201を用いる。より具体的には、動画撮影のための道具として、カメラ201と、三脚202と、玩具203と、位置指定シート204と、USBケーブル206を用いる。カメラ201は三脚202に固定される。USBケーブル206は、カメラ201とデバイス101とを電気的に接続し、USBケーブル206を介して、カメラ201で撮影した動画がデバイス101に送信される。なお、カメラ201と、三脚202と、玩具203とをまとめて課題道具ともいう。
【0035】
位置指定シート204は、位置204aから204dを有しており、それぞれの位置204aから204dには課題道具または人が配置される。位置指定シート204のそれぞれの位置204aから204dには、当該位置に加わる圧力を検知する圧力センサ205aから205dが設けられている。各圧力センサ205aから205dは無線通信部を備えており、各圧力センサ205aから205dが検知した圧力は、無線通信でデバイス101に送信される。
【0036】
位置指定シート204には、さらに、動画の画角の検出に用いられる複数のマーカ207が備えられている。位置指定シート204は、使用しないときには折り畳み可能であってよい。なお、複数のマーカ207を位置指定シート204とは別体にし、予め定められた位置に配置してもよい。
【0037】
図6のステップS01において、動画撮影を行うために親301が位置指定シート204を広げる。そして、図8に示すように、親301は子供302を誘導して動画撮影に参加させる。
【0038】
次のステップS02において、親301は、人および課題道具を位置指定シート204の各位置204aから204dに配置し、アプリを起動する。図9に示すように、カメラ201を三脚202に取り付けて位置指定シート204の位置204dに配置し、玩具203を位置指定シート204の位置204bに配置し、子供302を位置指定シート204の位置204aに座らせ、親301が位置指定シートの位置204cに座る。各配置が完了すると、図6の次のステップS03において、親301は、デバイス101のアプリの「配置確認」をタップする。
【0039】
デバイス101は、「配置確認」のタップの入力を受け付けた場合に、ステップS04において、位置指定シート204の圧力センサ205aから205dからの情報を取得して、判断部102に送信する。この場合にデバイス101から、圧力センサ205aから205dをウェイクアップさせる信号と圧力の出力値を要求する信号を送信し、それに基づいて圧力センサ205aから205dからデバイス101へ圧力の出力値が送信されてもよい。デバイス101は、圧力センサ205aから205dから圧力の出力値を受信したことを条件に、判断部102に当該出力値を転送してよい。
【0040】
デバイス101から圧力センサ205aから205dの情報を受信した場合に、ステップS05において、判断部102は位置指定シート204のそれぞれの位置204aから204dに所定の圧力が検出されたかを判断する。「所定の圧力」とは、各位置に配置されるべき人または課題道具の重量に対応する圧力であることが好ましく、一定の幅を持って予め定められ、判断部102の記憶部114に記憶されている。「所定の圧力」の例は、子供302が配置される位置204aであれば、20kgから30kgに対応する圧力であり、玩具203が配置される位置204bであれば、3kgから5kgに対応する圧力である。
【0041】
ステップS05において、所定の圧力が検出された場合(ステップS05:YES)、次のステップS08に進む。所定の圧力が検出されなかった場合(ステップS05:NO)、その旨を示す信号を判断部102がデバイス101に送信する。デバイス101は、当該信号を受信したことに対応して、ステップS06において、図11に示すようにアプリに「配置NG」と表示する。例えば、図10に示すように、各配置が適切ではなく、玩具203が位置204bからずれており、三脚202が位置204dからずれているときには、位置204dの位置に所定の圧力は検出されない。
【0042】
ステップS06において、「配置NG」を表示する代わりに、より具体的に、いずれの位置で所定の圧力が検出されないかを表示してもよい。例えば、位置204a、204b、204cでは適切な圧力が検出されたのに、204bには適切な圧力が検出されなかった場合に、位置204bの配置が正しくないことを警告してもよい。
【0043】
ステップS06の表示に促されて、親301がステップS07で物品の位置調整を行い、ステップS03に戻って「配置確認」をタップする。なお「配置NG」の表示と同画面に「配置確認」を表示したままであることが好ましい。
【0044】
ステップS05で所定の圧力が検出されると(ステップS05:Yes)、ステップS08において、デバイス101は、アプリで「配置OK」と表示する。次のステップS09において、親301が、アプリの「撮影確認」をタップする。この場合に、デバイス101は、「配置OK」と同画面に、または、「配置OK」の表示の後にそれに代えて「撮影確認」を表示することが好ましい。
【0045】
デバイス101は、「撮影確認」のタップの入力を受け付けた場合に、ステップS10において、お試し撮影を実施する。この場合に、デバイス101はカメラ201から送られてくる動画のうち、当該タップ後の予め定められた時間長さの動画を記憶し、お試し撮影の動画として、判断部102に送信する。
【0046】
判断部102は、デバイス101からお試し撮影の動画を受信した場合に、ステップS11において、当該動画が所定の画角および画質であるか否かを判断する。所定の画角であるか否かは、位置指定シート204に設けられた複数のマーカ207が動画の画角内に収まっているか否かによって判断してもよい。この所定の画角および画質の判断基準は、判断部102内の記憶部114で予め記憶されている。
【0047】
所定の画角および画質であった場合(ステップS11:YES)、判断部102はその旨を示す信号をデバイス101に送信する。デバイス101は、当該信号を受信した場合に、図9に示すように、アプリに「画角OKおよび画質OK」と表示して次のステップS14に進む。
【0048】
一方、所定の画角でなかった場合(ステップS11:NO)、判断部102はその旨を示す信号をデバイス101に送信する。デバイス101は当該信号を受信した場合に、ステップS12において、デバイス101は、アプリで「画角NG」と表示して、親301に画角調整を促す。親301がステップS02の表示に促されてステップS13で画角調整を行い、ステップS09に戻る。また、画角が所定の画質ではない場合にはアプリに「画質NG」と表示し、画質調整を促し、ステップS09に戻る。
【0049】
なお、「画角NG」に代えて、画角調整のより具体的な指示を表示をしてもよい。この場合に、判断部102は、動画に写り込んでいるマーカ207の位置や大きさ、および、いずれのマーカ207が写り込んでいないかを画像解析により特定する。判断部102は、これらのマーカ207と、各マーカ207の好ましい位置や大きさとを比較し、調整すべき画角の向きや大きさを特定する。判断部102は、調整すべき向きや大きさを示す信号をデバイス101に送信する。デバイスは101は当該信号に基づいて、「もっと右」、「もっと左」、「引いて」などの具体的指示を表示する。当該信号と具体的な指示との関係は、デバイス101が予め記憶しておいてもよい。
【0050】
ステップS14において、デバイス101は、アプリで「画角・画質OK」と表示する。次のステップS015において、親301が、アプリの「撮影開始」をタップする。この「撮影開始」のボタンは、デバイス101がアプリに、「画角・画質OK」と表示した後に表示する。
【0051】
動画を一通り撮影し終えると、次のステップS16において、親301が、アプリの「撮影終了」および「動画送信」をタップして、一連の段階が終了する。この「撮影終了」のボタンは、撮影開始から所定時間が経過した後に、アプリの画面に現れるように設定されている。親301が「撮影終了」のボタンを押した後に表示される「動画送信」ボタンを押すことにより、デバイス101が動画を判断部102に送信する。
【0052】
撮影された動画が判断部102の入力部111に入力されて、処理部112で解析されると、デバイス101には処理部112からフィードバックされた評価およびメッセージが表示される。図12に示すように、デバイス101における、領域1011には子供302の各評価項目の得点が表示されており、領域1012には子供302のタイプが表示されており、領域1013には得点の低かった評価項目を向上させるためのアドバイスが表示されている。なお、図12の評価およびメッセージは一例であって、他の形態の評価およびメッセージであってもよい。
【0053】
以上、本実施形態におけるシステム100によれば、親301と子供302が遊んでいる姿を動画に撮影することにより、子供302の非認知能力の測定に用いる動画の撮影を適切に補助することができる。
【0054】
上記実施の形態では、表示部であるデバイス101と、判断部102とが別の装置に設けられている例により説明した。しかしながら、これら表示部と判断部102とは、同じ装置内に設けられていてもよい。例えば、表示部であるデバイス101が、判断部102を有していてもよい。この場合には、インターネット103経由で情報を送信することなく、親301と子供302に対してその場でフィードバックを表示することができる。また、上記システム100を実行可能なプログラムも本発明の一部である。
【0055】
また、本発明の様々な実施形態は、フローチャートおよびブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置のセクションを表わしてよい。特定の段階およびセクションが、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、および/またはコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタルおよび/またはアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)および/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、および他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0056】
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0057】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0058】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0059】
図13は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。コンピュータ2200にインストールされたプログラムは、コンピュータ2200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられる操作または当該装置の1または複数のセクションとして機能させることができ、または当該操作または当該1または複数のセクションを実行させることができ、および/またはコンピュータ2200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2200に、本明細書に記載のフローチャートおよびブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定の操作を実行させるべく、CPU2212によって実行されてよい。
【0060】
本実施形態によるコンピュータ2200は、CPU2212、RAM2214、グラフィックコントローラ2216、およびディスプレイデバイス2218を含み、それらはホストコントローラ2210によって相互に接続されている。コンピュータ2200はまた、通信インタフェース2222、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226、およびICカードドライブのような入/出力ユニットを含み、それらは入/出力コントローラ2220を介してホストコントローラ2210に接続されている。コンピュータはまた、ROM2230およびキーボード2242のようなレガシの入/出力ユニットを含み、それらは入/出力チップ2240を介して入/出力コントローラ2220に接続されている。
【0061】
CPU2212は、ROM2230およびRAM2214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ2216は、RAM2214内に提供されるフレームバッファ等またはそれ自体の中にCPU2212によって生成されたイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス2218上に表示されるようにする。
【0062】
通信インタフェース2222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ2224は、コンピュータ2200内のCPU2212によって使用されるプログラムおよびデータを格納する。DVD-ROMドライブ2226は、プログラムまたはデータをDVD-ROM2201から読み取り、ハードディスクドライブ2224にRAM2214を介してプログラムまたはデータを提供する。ICカードドライブは、プログラムおよびデータをICカードから読み取り、および/またはプログラムおよびデータをICカードに書き込む。
【0063】
ROM2230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ2200によって実行されるブートプログラム等、および/またはコンピュータ2200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入/出力チップ2240はまた、様々な入/出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入/出力コントローラ2220に接続してよい。
【0064】
プログラムが、DVD-ROM2201またはICカードのようなコンピュータ可読媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読媒体から読み取られ、コンピュータ可読媒体の例でもあるハードディスクドライブ2224、RAM2214、またはROM2230にインストールされ、CPU2212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ2200の使用に従い情報の操作または処理を実現することによって構成されてよい。
【0065】
例えば、通信がコンピュータ2200および外部デバイス間で実行される場合、CPU2212は、RAM2214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース2222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース2222は、CPU2212の制御下、RAM2214、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROM2201、またはICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信された受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
【0066】
また、CPU2212は、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226(DVD-ROM2201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM2214に読み取られるようにし、RAM2214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU2212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックする。
【0067】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、およびデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU2212は、RAM2214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプの操作、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM2214に対しライトバックする。また、CPU2212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0068】
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ2200上またはコンピュータ2200近傍のコンピュータ可読媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2200に提供する。
【0069】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0070】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0071】
100 システム、 101 デバイス、102 判断部、 103 インターネット、111 入力部、112 処理部、113 出力部、201 カメラ、202 三脚、203 玩具、204 位置指定シート、204aから204d 位置、205aから205d 圧力センサ、206 USBケーブル、207 マーカ、301 親、302 子供、1011から1013 領域、2200 コンピュータ、2201 DVD-ROM、2210 ホストコントローラ、2212 CPU、2214 RAM、2216 グラフィックコントローラ、2218 ディスプレイデバイス、2220 入/出力コントローラ、2222 通信インタフェース、2224 ハードディスクドライブ、2226 DVD-ROMドライブ、2230 ROM、2240 入/出力チップ、2242 キーボード
図1
図2
図3
図4
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図6
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図9
図10
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図12
図13