(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025105547
(43)【公開日】2025-07-10
(54)【発明の名称】冷却モジュール、電気接続モジュールおよび充電デバイス
(51)【国際特許分類】
H01M 10/6568 20140101AFI20250703BHJP
H01L 23/473 20060101ALI20250703BHJP
H05K 7/20 20060101ALI20250703BHJP
H01M 10/44 20060101ALI20250703BHJP
H01M 10/613 20140101ALI20250703BHJP
H01M 10/6556 20140101ALI20250703BHJP
【FI】
H01M10/6568
H01L23/46 Z
H05K7/20 N
H01M10/44 Q
H01M10/613
H01M10/6556
【審査請求】未請求
【請求項の数】23
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024228086
(22)【出願日】2024-12-25
(31)【優先権主張番号】202311861680.1
(32)【優先日】2023-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516193944
【氏名又は名称】タイコ・エレクトロニクス・テクノロジー・(エスアイピー)・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Tyco Electronics Technology (SIP) Co., Ltd.
(71)【出願人】
【識別番号】508079120
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】521523202
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (スーヂョウ) リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110004347
【氏名又は名称】弁理士法人大場国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スゥーパー ウー
(72)【発明者】
【氏名】ファンユエ ジェイソン ヂゥー
(72)【発明者】
【氏名】ヂィンシゥン ジェット ワン
【テーマコード(参考)】
5E322
5F136
5H030
5H031
【Fターム(参考)】
5E322AA05
5E322AA10
5E322FA01
5E322FA04
5F136CB11
5H030AA01
5H030AS20
5H030BB01
5H031KK08
(57)【要約】 (修正有)
【課題】冷却モジュール構造が単純かつ別個に交換可能で、充電デバイスの維持費が低減し、使用が非常に簡便になる冷却モジュール、電気接続モジュールおよび充電デバイスを提供する。
【解決手段】冷却モジュールは、冷却液を収容するための収容チャンバ101、収容チャンバと連通する流入パイプジョイント11、冷却コアパイプジョイント12を備える冷却ボックス及び単一の充電端子3が冷却ボックスと熱的に接触するように、充電端子を冷却ボックスに固定するために、冷却ボックスに取り外し可能に設置される固定デバイスを備える。流入パイプジョイントは、冷却液を供給するための流入パイプ5と接続するために用いられ、冷却コアパイプジョイントは、充電ケーブル4の冷却コアパイプ42と接続するために用いられる。したがって、冷却液は、充電端子及び充電ケーブルを冷却するために収容チャンバ及び充電ケーブルの冷却コアパイプを通して流れる。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷却液を収容するための収容チャンバ(101)、ならびに前記収容チャンバ(101)と連通する流入パイプジョイント(11)および冷却コアパイプジョイント(12)を備える冷却ボックス(1)と、
単一の充電端子(3)が前記冷却ボックス(1)と熱的に接触するように、前記充電端子(3)を前記冷却ボックス(1)に固定するために前記冷却ボックス(1)に取り外し可能に設置される固定デバイス(2)と
を備える冷却モジュールであって、
前記流入パイプジョイント(11)は、前記冷却液を供給するための流入パイプ(5)と接続するために用いられ、前記冷却コアパイプジョイント(12)は、充電ケーブル(4)の冷却コアパイプ(42)と接続するために用いられ、したがって、前記冷却液は、前記充電端子(3)および前記充電ケーブル(4)を冷却するために前記収容チャンバ(101)および前記充電ケーブル(4)の前記冷却コアパイプ(42)を通して流れることが可能である、
冷却モジュール。
【請求項2】
前記冷却ボックス(1)は、
前記収容チャンバ(101)を画定するために用いられ開口部(101a)を有するボックス本体(10)と、
前記ボックス本体(10)の前記開口部(101a)に設置されるカバープレート(13)と
を備え、
前記固定デバイス(2)は、前記充電端子(3)を前記カバープレート(13)の外面に固定するために用いられ、前記カバープレート(13)は、前記充電端子(3)との熱的接触を形成するために用いられ、したがって、前記充電端子(3)の熱を、前記カバープレート(13)を介して前記冷却ボックス(1)の内部の前記冷却液に伝達することが可能である、
請求項1に記載の冷却モジュール。
【請求項3】
前記流入パイプジョイント(11)および前記冷却コアパイプジョイント(12)は、前記ボックス本体(10)と一体に形成され、したがって、前記流入パイプジョイント(11)および前記冷却コアパイプジョイント(12)は、前記ボックス本体(10)の一部となり、または、
前記流入パイプジョイント(11)および前記冷却コアパイプジョイント(12)は、それぞれ前記ボックス本体(10)に接続され、前記収容チャンバ(101)と連通する、
請求項2に記載の冷却モジュール。
【請求項4】
前記カバープレート(13)は、熱を伝導可能であるが電気を伝導不可能な絶縁構成要素であり、前記ボックス本体(10)は、熱および電気を伝導不可能な絶縁構成要素である、
請求項2に記載の冷却モジュール。
【請求項5】
前記カバープレート(13)は、熱を伝導可能であるが電気を伝導不可能なセラミック構成要素であり、前記ボックス本体(10)は、熱および電気を伝導不可能な射出成形構成要素である、
請求項2に記載の冷却モジュール。
【請求項6】
前記冷却ボックス(1)は、
前記ボックス本体(10)の前記開口部(101a)の周囲に設けられ、前記ボックス本体(10)と前記カバープレート(13)との間で圧縮されて前記ボックス本体(10)と前記カバープレート(13)との間の封止を実現する封止リング(14)
をさらに備える、
請求項2に記載の冷却モジュール。
【請求項7】
封止リング設置溝(104)が、前記ボックス本体(10)および前記カバープレート(13)のうちの少なくとも一方に形成され、前記封止リング(14)は、前記封止リング設置溝(104)に配置されて設置される、
請求項6に記載の冷却モジュール。
【請求項8】
ねじ孔(102)が前記ボックス本体(10)に形成され、接続孔(131)が前記カバープレート(13)に形成され、前記冷却モジュール(100)は、前記カバープレート(13)を前記ボックス本体(10)に固定するために前記接続孔(131)を通過し前記ねじ孔(102)にねじ込まれるねじ接続部品(15)をさらに備える、
請求項2に記載の冷却モジュール。
【請求項9】
前記接続孔(131)は座ぐり孔であり、したがって、前記ねじ接続部品(15)の頭部(15a)は、前記接続孔(131)に隠れ、
前記ねじ接続部品(15)の前記頭部(15a)の上面は、前記カバープレート(13)の前記外面よりも低いかまたはそれと面一であり、したがって、前記カバープレート(13)の前記外面は、前記充電端子(3)との熱的接触を確実に形成することが可能である、
請求項8に記載の冷却モジュール。
【請求項10】
前記固定デバイス(2)は、
前記ボックス本体(10)に固定されるU字状構成要素(20)であって、ねじ接続孔(201)が形成されたU字状構成要素(20)と、
前記充電端子(3)と前記カバープレート(13)との間に所定の接触力がかかるように、前記充電端子(3)を前記冷却ボックス(1)の前記カバープレート(13)に押し付けるために前記ねじ接続孔(201)に接続されるボルト(23)と
を備える、
請求項2に記載の冷却モジュール。
【請求項11】
前記U字状構成要素(20)は、
前記ボックス本体(10)の両側部にそれぞれ固定される一対のサイドプレート(21)と、
前記一対のサイドプレート(21)の頂部の間に接続され前記冷却ボックス(1)の前記カバープレート(13)に対向するトッププレート(22)と
を備え、
前記ねじ接続孔(201)は、前記U字状構成要素(20)の前記トッププレート(22)に形成され、前記ねじ接続孔(201)の軸は、前記カバープレート(13)の外面に垂直である、
請求項10に記載の冷却モジュール。
【請求項12】
前記U字状構成要素(20)の前記一対のサイドプレート(21)には、スナップスロット(213)がそれぞれ形成され、突出部(103)が、前記冷却ボックス(1)の前記ボックス本体(10)の両側部にそれぞれ形成され、前記突出部(103)は、前記U字状構成要素(20)の前記一対のサイドプレート(21)を前記冷却ボックス(1)の前記ボックス本体(10)の両側部に固定するために前記スナップスロット(213)と係合する、
請求項11に記載の冷却モジュール。
【請求項13】
請求項1から12のいずれか一項に記載の前記冷却モジュール(100)と、
前記冷却モジュール(100)の前記固定デバイス(2)により前記冷却モジュール(100)の前記冷却ボックス(1)に固定される充電端子(3)と、
前記冷却モジュール(100)の前記冷却コアパイプジョイント(12)に接続される冷却コアパイプ(42)、および前記充電端子(3)に接続される導体コア(41)を備える充電ケーブル(4)と
を備える電気接続モジュールであって、
前記充電端子(3)は、前記冷却ボックス(1)と熱的に接触し、したがって、前記充電端子(3)の熱を前記冷却ボックス(1)の内部の前記冷却液に伝達することが可能である、
電気接続モジュール。
【請求項14】
前記導体コア(41)は、平坦な接続端部(41a)を有し、前記充電端子(3)は、平坦な溶接端部(31a)を有し、前記導体コア(41)の前記接続端部(41a)は、前記充電端子(3)の前記溶接端部(31a)の上面に重ねられて溶接され、
前記固定デバイス(2)の前記ボルト(23)は、前記導体コア(41)の前記接続端部(11a)に押し付けられることで、前記充電端子(3)の前記溶接端部(31)を前記導体コア(41)の前記接続端部(41)を介して前記冷却ボックス(1)の前記カバープレート(13)に押し付け、したがって、前記充電端子(3)の前記溶接端部(31)の底面は、前記カバープレート(13)の外面と直接熱的に接触する、
請求項13に記載の電気接続モジュール。
【請求項15】
前記充電ケーブル(4)の前記導体コア(41)は管状であり、前記冷却コアパイプ(42)は、前記管状の導体コア(41)に設けられ、前記充電ケーブル(4)はまた、前記導体コア(41)の外側に巻き付けられた外部絶縁層(43)を含む、
請求項13に記載の電気接続モジュール。
【請求項16】
前記冷却モジュール(100)の前記流入パイプジョイント(11)に接続され前記冷却ボックス(1)および前記充電ケーブル(4)の前記冷却コアパイプ(42)に冷却液を供給するために用いられる流入パイプ(5)
をさらに備える、請求項13に記載の電気接続モジュール。
【請求項17】
前記充電ケーブル(4)が通過することを可能とする第1の貫通孔(61)および前記流入パイプ(5)が通過することを可能とする第2の貫通孔(62)が形成された弾性シール(6)
をさらに備え、
前記充電ケーブル(4)および前記流入パイプ(5)は、前記弾性シール(6)を通過し、前記弾性シール(6)は、充電デバイスのハウジング(8)の後部ポート(801)を封止するために前記ハウジング(8)の前記後部ポート(801)に設置されるように適合されている、
請求項16に記載の電気接続モジュール。
【請求項18】
前記充電ケーブル(4)が通過することを可能とする第3の貫通孔(71)および前記流入パイプ(5)が通過することを可能とする第4の貫通孔(72)が形成された後部エンドキャップ(7)
をさらに備え、
前記充電ケーブル(4)および前記流入パイプ(5)は、前記後部エンドキャップ(7)を通過し、前記後部エンドキャップ(7)は、前記弾性シール(6)を前記ハウジング(8)の前記後部ポート(801)に固定するために前記ハウジング(8)の前記後部ポート(801)の周壁にロックされるように適合されている、
請求項17に記載の電気接続モジュール。
【請求項19】
ハウジング(8)と、
前記ハウジング(8)に挿入される、請求項13から18のいずれか一項に記載の前記電気接続モジュール(200)と
を備える充電デバイス。
【請求項20】
前記ハウジング(8)は、複数の装着孔(81)を有し、前記充電デバイスは、前記ハウジング(8)の前記複数の装着孔(81)にそれぞれ挿入される複数の電気接続モジュール(200)を備える、
請求項19に記載の充電デバイス。
【請求項21】
前記装着孔(81)は、前記装着孔(81)の軸方向において反対側にある前部ポートおよび後部ポート(801)を有し、前記電気接続モジュール(200)は、前記装着孔(81)の前記後部ポート(801)から前記装着孔(81)に挿入され、前記充電端子(3)は、前記装着孔(81)の前記前部ポートから挿入される相手側端子と接続するのに適している、
請求項20に記載の充電デバイス。
【請求項22】
前記充電デバイスは、充電ガンと接続するのに適した充電台座であり、前記充電端子(3)は、前記充電ガンにおける相手側端子と接続するのに適している、
請求項19に記載の充電デバイス。
【請求項23】
前記充電デバイスは、充電台座と接続するのに適した充電ガンであり、前記充電端子(3)は、前記充電台座における相手側端子と接続するのに適している、
請求項19に記載の充電デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、中国国家知識産権局において2023年12月29日に出願された中国特許出願第CN202311861680.1号の利益を主張し、その全開示が本明細書に参照により組み込まれる。
【0002】
本発明は、冷却モジュール、冷却モジュールを備える電気接続モジュール、および電気接続モジュールを備える充電デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
先行技術において、充電台座は通常、充電台座ハウジングと、充電台座ハウジングに設けられる充電端子と、充電端子に電気的に接続される充電ケーブルとを含む。充電速度を向上させるためには、充電電流を増大させることが必要である。現在、充電電流の要件は600Aにも上り、これは将来的にはさらに1000Aまで増大する可能性がある。この高電流が充電ケーブルおよび充電端子を通して流れると、充電台座ハウジング内部の温度および充電ケーブルの温度の急激な上昇を引き起こすことになる。過度な温度上昇を防止するために、先行技術においては、充電ケーブルの直径を増大させることが通常行われるが、これは充電台座製品の体積および重量を増大させ、より高いコストをもたらすことになる。
【0004】
充電台座の冷却性能を向上させるために、最近では液冷式の充電台座が提案されている。液冷式充電台座のハウジングには、冷却液を収容するための収容チャンバが存在する。収容チャンバは、冷却液流入パイプと接続するための流入パイプジョイントおよび冷却液流出パイプと接続するための流出パイプジョイントを有する。この技術的解決策は、充電台座の複雑なハウジング構造をもたらすことになり、また後の維持費が高いため、使用が非常に不都合になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の難点のうちの少なくとも1つの側面を克服または軽減するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、冷却モジュールが提供される。冷却モジュールは、冷却液を収容するための収容チャンバ、ならびに収容チャンバと連通する流入パイプジョイントおよび冷却コアパイプジョイントを備える冷却ボックスと、単一の充電端子が冷却ボックスと熱的に接触するように、充電端子を冷却ボックスに固定するために冷却ボックスに取り外し可能に設置される固定デバイスとを備える。流入パイプジョイントは、冷却液を供給するための流入パイプと接続するために用いられ、冷却コアパイプジョイントは、充電ケーブルの冷却コアパイプと接続するために用いられ、したがって、冷却液は、充電端子および充電ケーブルを冷却するために収容チャンバおよび充電ケーブルの冷却コアパイプを通して流れることが可能である。
【0007】
本発明の例示的実施形態によれば、冷却ボックスは、収容チャンバを画定するために用いられ開口部を有するボックス本体と、ボックス本体の開口部に設置されるカバープレートとを備える。固定デバイスは、充電端子をカバープレートの外面に固定するために用いられ、カバープレートは、充電端子との熱的接触を形成するために用いられ、したがって、充電端子の熱を、カバープレートを介して冷却ボックスの内部の冷却液に伝達することが可能である。
【0008】
本発明の別の例示的実施形態によれば、流入パイプジョイントおよび冷却コアパイプジョイントは、ボックス本体と一体に形成され、したがって、流入パイプジョイントおよび冷却コアパイプジョイントは、ボックス本体の一部となり、または、流入パイプジョイントおよび冷却コアパイプジョイントは、それぞれボックス本体に接続され、収容チャンバと連通する。
【0009】
本発明の別の例示的実施形態によれば、カバープレートは、熱を伝導可能であるが電気を伝導不可能な絶縁構成要素であり、ボックス本体は、熱および電気を伝導不可能な絶縁構成要素である。
【0010】
本発明の別の例示的実施形態によれば、カバープレートは、熱を伝導可能であるが電気を伝導不可能なセラミック構成要素であり、ボックス本体は、熱および電気を伝導不可能な射出成形構成要素である。
【0011】
本発明の別の例示的実施形態によれば、冷却ボックスは、ボックス本体の開口部の周囲に設けられ、ボックス本体とカバープレートとの間で圧縮されてボックス本体とカバープレートとの間の封止を実現する封止リングをさらに備える。
【0012】
本発明の別の例示的実施形態によれば、封止リング設置溝が、ボックス本体およびカバープレートのうちの少なくとも一方に形成され、封止リングは、封止リング設置溝に配置されて設置される。
【0013】
本発明の別の例示的実施形態によれば、ねじ孔がボックス本体に形成され、接続孔がカバープレートに形成され、冷却モジュールは、カバープレートをボックス本体に固定するために接続孔を通過しねじ孔にねじ込まれるねじ接続部品をさらに備える。
【0014】
本発明の別の例示的実施形態によれば、接続孔は座ぐり孔であり、したがって、ねじ接続部品の頭部は、接続孔に隠れ、ねじ接続部品の頭部の上面は、カバープレートの外面よりも低いかまたはそれと面一であり、したがって、カバープレートの外面は、充電端子との熱的接触を確実に形成することが可能である。
【0015】
本発明の別の例示的実施形態によれば、固定デバイスは、ボックス本体に固定されるU字状構成要素であって、ねじ接続孔が形成されたU字状構成要素と、充電端子とカバープレートとの間に所定の接触力がかかるように、充電端子を冷却ボックスのカバープレートに押し付けるためにねじ接続孔に接続されるボルトとを備える。
【0016】
本発明の別の例示的実施形態によれば、U字状構成要素は、ボックス本体の両側部にそれぞれ固定される一対のサイドプレートと、一対のサイドプレートの頂部の間に接続され冷却ボックスのカバープレートに対向するトッププレートとを備える。ねじ接続孔は、U字状構成要素のトッププレートに形成され、ねじ接続孔の軸は、カバープレートの外面に垂直である。
【0017】
本発明の別の例示的実施形態によれば、U字状構成要素の一対のサイドプレートには、スナップスロットがそれぞれ形成され、突出部が、冷却ボックスのボックス本体の両側部にそれぞれ形成され、突出部は、U字状構成要素の一対のサイドプレートを冷却ボックスのボックス本体の両側部に固定するためにスナップスロットと係合する。
【0018】
本発明の別の態様によれば、電気接続モジュールが提供される。電気接続モジュールは、上記の冷却モジュールと、冷却モジュールの固定デバイスにより冷却モジュールの冷却ボックスに固定される充電端子と、冷却モジュールの冷却コアパイプジョイントに接続される冷却コアパイプ、および充電端子に接続される導体コアを備える充電ケーブルとを備える。充電端子は、冷却ボックスと熱的に接触し、したがって、充電端子の熱を冷却ボックスの内部の冷却液に伝達することが可能である。
【0019】
本発明の別の例示的実施形態によれば、導体コアは、平坦な接続端部を有し、充電端子は、平坦な溶接端部を有し、導体コアの接続端部は、充電端子の溶接端部の上面に重ねられて溶接され、固定デバイスのボルトは、導体コアの接続端部に押し付けられることで、充電端子の溶接端部を導体コアの接続端部を介して冷却ボックスのカバープレートに押し付け、したがって、充電端子の溶接端部の底面は、カバープレートの外面と直接熱的に接触する。
【0020】
本発明の別の例示的実施形態によれば、充電ケーブルの導体コアは管状であり、冷却コアパイプは、管状の導体コアに設けられ、充電ケーブルはまた、導体コアの外側に巻き付けられた外部絶縁層を含む。
【0021】
本発明の別の例示的実施形態によれば、電気接続モジュールは、冷却モジュールの流入パイプジョイントに接続され冷却ボックスおよび充電ケーブルの冷却コアパイプに冷却液を供給するために用いられる流入パイプをさらに備える。
【0022】
本発明の別の例示的実施形態によれば、電気接続モジュールは、充電ケーブルが通過することを可能とする第1の貫通孔および流入パイプが通過することを可能とする第2の貫通孔が形成された弾性シールをさらに備える。充電ケーブルおよび流入パイプは、弾性シールを通過し、弾性シールは、充電デバイスのハウジングの後部ポートを封止するためにハウジングの後部ポートに設置されるように適合される。
【0023】
本発明の別の例示的実施形態によれば、電気接続モジュールは、充電ケーブルが通過することを可能とする第3の貫通孔および流入パイプが通過することを可能とする第4の貫通孔が形成された後部エンドキャップをさらに備え、充電ケーブルおよび流入パイプは、後部エンドキャップを通過し、後部エンドキャップは、弾性シールをハウジングの後部ポートに固定するためにハウジングの後部ポートの周壁にロックされるように適合される。
【0024】
本発明の別の態様によれば、充電デバイスが提供される。充電デバイスは、ハウジングと、ハウジングに挿入される上記の電気接続モジュールとを備える。
【0025】
本発明の例示的実施形態によれば、ハウジングは、複数の装着孔を有し、充電デバイスは、ハウジングの複数の装着孔にそれぞれ挿入される複数の電気接続モジュールを備える。
【0026】
本発明の別の例示的実施形態によれば、装着孔は、装着孔の軸方向において反対側にある前部ポートおよび後部ポートを有し、電気接続モジュールは、装着孔の後部ポートから装着孔に挿入され、充電端子は、装着孔の前部ポートから挿入される相手側端子と接続する(接合する、嵌合する、mating)のに適している。
【0027】
本発明の別の例示的実施形態によれば、充電デバイスは、充電ガンと接続する(接合する、嵌合する、mating)のに適した充電台座であり、充電端子は、充電ガンにおける相手側端子と接続するのに適している。
【0028】
本発明の別の例示的実施形態によれば、充電デバイスは、充電台座と接続する(接合する、嵌合する、mating)のに適した充電ガンであり、充電端子は、充電台座における相手側端子と接続するのに適している。
【0029】
本発明に係る上述の例示的実施形態においては、充電デバイスにおける冷却モジュール構造が単純であり、別個に交換可能であり、それにより、後の段階における維持費が低減し、使用が非常に簡便になる。
【0030】
本発明の上記および他の特徴が、添付の図面を参照してその例示的実施形態を詳細に説明することによって、より明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】本発明の例示的実施形態に係る電気接続モジュールの説明斜視図である。
【
図2】本発明の例示的実施形態に係る電気接続モジュールの長手方向断面図である。
【
図3】本発明の例示的実施形態に係る電気接続モジュールの説明分解図である。
【
図4】
図3に示す電気接続モジュールの断面図である。
【
図5】本発明の例示的実施形態に係る冷却モジュールの説明斜視図である。
【
図6】本発明の例示的実施形態に係る冷却モジュールの説明分解図である。
【
図7】弾性シールおよび後部エンドキャップが示されている、本発明の例示的実施形態に係る電気接続モジュールの説明斜視図である。
【
図8】本発明の例示的実施形態に係る充電デバイスの長手方向断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
添付の図面を参照して、本開示の例示的実施形態を以下で詳細に説明する。図面において、同様の参照符号は同様の要素を指す。ただし、本開示は、多数の異なる形態で実施されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものとなるように提供されており、本開示の概念を当業者に十分に伝達するであろう。
【0033】
以下の詳細な説明においては、説明の目的で、多数の具体的な詳細事項が、開示の実施形態の完全な理解をもたらすために記載されている。ただし、1つまたは複数の実施形態がこれらの具体的な詳細事項なしで実施されてもよいことは明らかであろう。他の例においては、図面を簡略にするために、周知の構造および装置は模式的に示されている。
【0034】
本発明の一般概念によれば、冷却モジュールが提供される。冷却モジュールは、冷却液を収容するための収容チャンバ、ならびに収容チャンバと連通する流入パイプジョイントおよび冷却コアパイプジョイントを備える冷却ボックスと、単一の充電端子が冷却ボックスと熱的に接触するように、充電端子を冷却ボックスに固定するために冷却ボックスに取り外し可能に設置される固定デバイスとを備える。流入パイプジョイントは、冷却液を供給するための流入パイプと接続するために用いられ、冷却コアパイプジョイントは、充電ケーブルの冷却コアパイプと接続するために用いられ、したがって、冷却液は、充電端子および充電ケーブルを冷却するために収容チャンバおよび充電ケーブルの冷却コアパイプを通して流れることが可能である。
【0035】
本発明の別の一般概念によれば、電気接続モジュールが提供される。電気接続モジュールは、上記の冷却モジュールと、冷却モジュールの固定デバイスにより冷却モジュールの冷却ボックスに固定される充電端子と、冷却モジュールの冷却コアパイプジョイントに接続される冷却コアパイプ、および充電端子に接続される導体コアを備える充電ケーブルとを備える。充電端子は、冷却ボックスと熱的に接触し、したがって、充電端子の熱を冷却ボックスの内部の冷却液に伝達することが可能である。
【0036】
本発明の別の一般概念によれば、充電デバイスが提供される。充電デバイスは、ハウジングと、ハウジングに挿入される上記の電気接続モジュールとを備える。
【0037】
図1は、本発明の例示的実施形態に係る電気接続モジュール200の説明斜視図を示す。
図2は、本発明の例示的実施形態に係る電気接続モジュール200の長手方向断面図を示す。
図3は、本発明の例示的実施形態に係る電気接続モジュール200の説明分解図を示す。
図4は、
図3に示す電気接続モジュール200の断面図を示す。
図5は、本発明の例示的実施形態に係る冷却モジュール100の説明斜視図を示す。
図6は、本発明の例示的実施形態に係る冷却モジュール100の説明分解図を示す。
【0038】
図1~
図6に示すように、本発明の例示的実施形態においては、冷却モジュール100が開示される。冷却モジュール100は、冷却ボックス1および固定デバイス2を含む。冷却ボックス1は、冷却液を収容するための収容チャンバ101、ならびに収容チャンバ101と連通する流入パイプジョイント11および冷却コアパイプジョイント12を有する。単一の充電端子3が冷却ボックス1と熱的に接触するように、充電端子3を冷却ボックス1に固定するために用いられる固定デバイス2は、冷却ボックス1に取り外し可能に設置される。
【0039】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、流入パイプジョイント11は、冷却液を供給するための流入パイプ5と接続するために用いられ、冷却コアパイプジョイント12は、充電ケーブル4の冷却コアパイプ42と接続するために用いられ、したがって、冷却液は、充電端子3および充電ケーブル4を冷却するために収容チャンバ101および充電ケーブル4の冷却コアパイプ42を通して流れることが可能である。
【0040】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、冷却ボックス1は、ボックス本体10およびカバープレート13を含む。ボックス本体10は、収容チャンバ101を画定するために用いられ、開口部101aを有する。カバープレート13は、ボックス本体10の開口部101aに設置されて開口部を覆う。固定デバイス2は、充電端子3をカバープレート13の外面に固定するために用いられる。カバープレート13は、充電端子3との熱的接触を形成するために用いられ、したがって、充電端子3の熱を、カバープレート13を介して冷却ボックス1の内部の冷却液に伝達することが可能である。
【0041】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、流入パイプジョイント11および冷却コアパイプジョイント12は、ボックス本体10と一体に形成され、したがって、流入パイプジョイント11および冷却コアパイプジョイント12は、ボックス本体10の一部となる。ただし、本発明は、図示の実施形態に限定されない。例えば、流入パイプジョイント11および冷却コアパイプジョイント12は、それぞれボックス本体10に接続され、収容チャンバ101と連通してもよい。
【0042】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、カバープレート13は、熱を伝導可能であるが電気を伝導不可能な絶縁構成要素であり、ボックス本体10は、熱および電気を伝導不可能な絶縁構成要素である。例えば、カバープレート13は、熱を伝導可能であるが電気を伝導不可能なセラミック構成要素であってよく、ボックス本体10は、熱および電気を伝導不可能な射出成形構成要素であってよい。
【0043】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、冷却ボックス1は、ボックス本体10の開口部101aの周囲に配置され、ボックス本体10とカバープレート13との間で圧縮されてボックス本体10とカバープレート13との間の封止を実現する封止リング14をさらに含む。
【0044】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、封止リング設置溝104が、ボックス本体10およびカバープレート13のうちの少なくとも一方に形成され、封止リング14は、封止リング設置溝104に配置されて設置される。
【0045】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、ねじ孔102がボックス本体10に形成され、接続孔131がカバープレート13に形成されている。冷却モジュール100はまた、カバープレート13をボックス本体10に固定するために接続孔131を通過しねじ孔102にねじ込まれるねじ接続部品15を含む。
【0046】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、接続孔131は座ぐり孔であり、したがって、ねじ接続部品15の頭部15aは、接続孔131に隠れる。ねじ接続部品15の頭部15aの上面は、カバープレート13の外面よりも低いかまたはそれと面一であり、したがって、カバープレート13の外面は、充電端子3との熱的接触を確実に形成することが可能である。
【0047】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、固定デバイス2は、U字状構成要素20およびボルト23を含む。U字状構成要素20は、ボックス本体10に固定され、ねじ接続孔201が形成されている。充電端子3とカバープレート13との間に所定の接触力がかかるように、充電端子3を冷却ボックス1のカバープレート13に押し付けるために用いられるボルト23は、ねじ接続孔201に接続される。図示の実施形態において、カバープレート13の剛性を向上させるために、支持壁105がボックス本体10の内部に形成され、支持壁105は、カバープレート13の変形を防止するためにカバープレート13の内面に支持される。
【0048】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、U字状構成要素20は、一対のサイドプレート21およびトッププレート22を含む。一対のサイドプレート21は、ボックス本体10の両側部にそれぞれ固定される。トッププレート22は、一対のサイドプレート21の頂部の間に接続され、冷却ボックス1のカバープレート13に対向する。ねじ接続孔201は、U字状構成要素20のトッププレート22に形成され、その軸は、カバープレート13の外面に垂直である。
【0049】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、スナップスロット213が、U字状構成要素20の一対のサイドプレート21にそれぞれ形成され、突出部103が、冷却ボックス1のボックス本体10の両側部にそれぞれ形成されている。突出部103は、U字状構成要素20の一対のサイドプレート21を冷却ボックス1のボックス本体10の両側部に固定するためにスロット213と係合する。
【0050】
図1~
図6に示すように、本発明の別の例示的実施形態においては、電気接続モジュール200も開示される。電気接続モジュールは、冷却モジュール100、充電端子3、および充電ケーブル4を含む。充電端子3は、冷却モジュール100の固定デバイス2により冷却モジュール100の冷却ボックス1に固定される。充電ケーブル4は、冷却モジュール100の冷却コアパイプジョイント12に接続される冷却コアパイプ42と、充電端子3に接続される導体コア41とを含む。充電端子3は、冷却ボックス1と熱的に接触し、それにより、充電端子3の熱を冷却ボックス1の内部の冷却液に伝達することが可能となる。
【0051】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、導体コア41は、平坦な接続端部41bを有し、充電端子3は、平坦な溶接端部31aを有する。導体コア41の接続端部41aは、充電端子3の溶接端部31aの上面に重ねられて溶接される。固定デバイス2のボルト23は、導体コア41の接続端部41aに押し付けられることで、充電端子3の溶接端部31aを導体コア41の接続端部41aを介して冷却ボックス1のカバープレート13に押し付け、したがって、充電端子3の溶接端部31aの底面は、カバープレート13の外面と直接熱的に接触する。
【0052】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、充電ケーブル4の導体コア41は管状であり、冷却コアパイプ42は、管状の導体コア41に設けられる。充電ケーブル4はまた、導体コア41の外側に巻き付けられた外部絶縁層43を含む。
【0053】
図1~
図6に示すように、図示の実施形態において、電気接続モジュール200は、冷却ボックス1および充電ケーブル4の冷却コアパイプ42に冷却液を供給するために冷却モジュール100の流入パイプジョイント11に接続される流入パイプ5をさらに含む。
【0054】
図7は、弾性シール6および後部エンドキャップ7が示されている、本発明の例示的実施形態に係る電気接続モジュール200の説明斜視図を示す。
図8は、本発明の例示的実施形態に係る充電デバイスの長手方向断面図を示す。
【0055】
図1~
図8に示すように、図示の実施形態において、電気接続モジュール200は、充電ケーブル4が通過することを可能とする第1の貫通孔61および液体流入パイプ5が通過することを可能とする第2の貫通孔62が形成された弾性シール6をさらに含む。充電ケーブル4および流入パイプ5は、弾性シール6を通過し、弾性シール6は、充電デバイスハウジング8の後部ポート801を封止するためにハウジング8の後部ポート801に設置されるのに適している。
【0056】
図1~
図8に示すように、図示の実施形態において、電気接続モジュール200は、充電ケーブル4が通過することを可能とする第3の貫通孔71および液体流入パイプ5が通過することを可能とする第4の貫通孔72が形成された後部エンドキャップ7をさらに含む。充電ケーブル4および流入パイプ5は、弾性シール6をハウジング8の後部ポート801に固定するためにハウジング8の後部ポート801の周壁にロックされるように適合される後部エンドキャップ7を通過する。
【0057】
図1~
図8に示すように、本発明の別の例示的実施形態においては、充電デバイスも開示される。充電デバイスは、ハウジング8および電気接続モジュール200を備え、電気接続モジュール200は、ハウジング8に挿入される。
【0058】
図1~
図8に示すように、図示の実施形態において、ハウジング8は、複数の装着孔81を有し、充電デバイスは、ハウジング8の複数の装着孔81にそれぞれ挿入される複数の電気接続モジュール200を含む。
【0059】
図1~
図8に示すように、図示の実施形態において、装着孔81は、装着孔81の軸方向において反対側にある前部ポートおよび後部ポート801を有する。電気接続モジュール200は、装着孔81の後部ポート801から装着孔81に挿入され、充電端子3は、装着孔81の前部ポートから挿入される相手側端子(不図示)と接続するのに適している。
【0060】
図1~
図8に示すように、例示的実施形態において、充電デバイスは、充電ガンと接続するのに適した充電台座であり、充電端子3は、充電ガンにおける相手側端子と接続するのに適している。
【0061】
図1~
図8に示すように、別の例示的実施形態において、充電デバイスは、充電台座と接続するのに適した充電ガンであり、充電端子3は、充電台座における相手側端子と接続するのに適している。
【0062】
上記の実施形態は、限定ではなく例示を意図したものであることが、当業者には理解されるべきである。例えば、多数の修正が当業者により上記の実施形態に対してなされてよく、種々の実施形態において説明されている様々な特徴は、構成または原理において矛盾しない限り互いに自由に組み合わされてよい。
【0063】
いくつかの例示的実施形態を示して説明したが、本開示の原理および趣旨から逸脱しない限り、これらの実施形態において様々な変更または修正がなされてよいことが、当業者には理解されるであろう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物において定められる。
【0064】
本明細書において用いられる場合、単数形で記載され「一の」という語に続く要素は、複数の当該要素またはステップを除外することが明示されていない限り、そのような除外をしないものとして理解されるべきである。さらに、本発明の「一実施形態」という記載は、記載されている特徴を同様に組み込むさらなる実施形態の存在を除外するものとして解釈されることを意図するものではない。加えて、そうでないことが明示されていない限り、特定の性質を有する要素または複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その性質を有しないさらなるそのような要素を含んでよい。
【外国語明細書】