(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025108136
(43)【公開日】2025-07-23
(54)【発明の名称】座席用クッションパッド
(51)【国際特許分類】
A47C 27/15 20060101AFI20250715BHJP
B60N 2/90 20180101ALI20250715BHJP
A47C 7/20 20060101ALI20250715BHJP
B29C 39/10 20060101ALI20250715BHJP
B29C 44/00 20060101ALI20250715BHJP
B29C 44/12 20060101ALI20250715BHJP
【FI】
A47C27/15 A
B60N2/90
A47C7/20
A47C27/15 B
B29C39/10
B29C44/00 A
B29C44/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024001846
(22)【出願日】2024-01-10
(71)【出願人】
【識別番号】000119232
【氏名又は名称】株式会社イノアックコーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100158067
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 基
(74)【代理人】
【識別番号】100147854
【弁理士】
【氏名又は名称】多賀 久直
(72)【発明者】
【氏名】松本 真人
【テーマコード(参考)】
3B084
3B087
3B096
4F204
4F214
【Fターム(参考)】
3B084CA05
3B084CA07
3B084CB01
3B087DE10
3B096AB06
3B096AB07
4F204AA42
4F204AB02
4F204AD15
4F204AD17
4F204AG20
4F204AH26
4F204EA01
4F204EB01
4F204EB12
4F204EF27
4F204EK17
4F214AA42
4F214AB02
4F214AD15
4F214AD17
4F214AG20
4F214AH26
4F214UA01
4F214UB01
4F214UB12
4F214UD17
4F214UF27
(57)【要約】
【課題】座席用クッションパッドに形成された突出部を破損し難くする。
【解決手段】座席用クッションパッド10は、第1発泡成形体12と、第1発泡成形体12の表側に配置された第2発泡成形体14とを備えている。第1発泡成形体12は、第1発泡成形体12の裏側の面から突出する突出部16と、少なくとも一部が第1発泡成形体12に埋め込まれ、突出部16を補強する補強材18とを備えている。補強材18は、突出部16から突出部16の根元を表側に越えた第1発泡成形体12の内部に亘って配置するとよい。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1発泡成形体と、前記第1発泡成形体の表側に配置された第2発泡成形体とを備える座席用クッションパッドであって、
前記第1発泡成形体は、
前記第1発泡成形体の裏側の面から突出する突出部と、
少なくとも一部が前記第1発泡成形体に埋め込まれ、前記突出部を補強する補強材と、を備える、座席用クッションパッド。
【請求項2】
前記補強材は、前記突出部から前記突出部の根元を前記表側に越えた前記第1発泡成形体の内部に亘って配置される請求項1に記載の座席用クッションパッド。
【請求項3】
前記補強材は、前記突出部の先端から前記突出部の内部に挿入されている請求項2に記載の座席用クッションパッド。
【請求項4】
前記補強材は、前記第1発泡成形体の表側の面から前記突出部の内部まで挿入されている請求項2に記載の座席用クッションパッド。
【請求項5】
前記補強材の一部が、前記突出部の側面に沿って配置される請求項2に記載の座席用クッションパッド。
【請求項6】
前記補強材は、前記第1発泡成形体との接触面に突起を有する請求項1に記載の座席用クッションパッド。
【請求項7】
前記補強材は、非発泡の樹脂である請求項1に記載の座席用クッションパッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、座席用クッションパッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両用座席シートで、座部を構成するクッションパッドは快適なクッション性が得られるよう軟質ポリウレタン発泡成形体で造られてきたが、近年、軽量化対策で、下層に嵩上げ用として発泡スチロール等のビーズ発泡体を配置する動きが進んでいる。ただ、ビーズ発泡体はその発泡成形で成形収縮が発生し、寸法精度にバラツキが生じ易い。このため、成形型にビーズ発泡体を取り付けた際に脱落し易いことから、ビーズ発泡体に隆起部を形成して、隆起部を成形型に嵌め込むことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、クッションパッドは、車体のフレームに位置合わせするため、ビーズ発泡体から突出する隆起部を設けることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述したように、ビーズ発泡体に隆起部を形成すると、成形型への取り付け時や、クッションパッドの搬送時や車体への取り付け時などにおいて、隆起部が他の部材に当たった際に、隆起部が破損するおそれがある。
【0005】
本発明は、従来の技術に係る前記課題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、破損し難い突出部を有する座席用クッションパッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る座席用クッションパッドの第1態様は、
第1発泡成形体と、前記第1発泡成形体の表側に配置された第2発泡成形体とを備える座席用クッションパッドであって、
前記第1発泡成形体は、
前記第1発泡成形体の裏側の面から突出する突出部と、
少なくとも一部が前記第1発泡成形体に埋め込まれ、前記突出部を補強する補強材と、を備えることを要旨とする。
【0007】
本発明に係る座席用クッションパッドの第2態様は、前記第1態様において、
前記補強材は、前記突出部から前記突出部の根元を前記表側に越えた前記第1発泡成形体の内部に亘って配置されていてもよい。
【0008】
本発明に係る座席用クッションパッドの第3態様は、前記第2態様において、
前記補強材は、前記突出部の先端から前記突出部の内部に挿入されていてもよい。
【0009】
本発明に係る座席用クッションパッドの第4態様は、前記第2態様において、
前記補強材は、前記第1発泡成形体の表側の面から前記突出部の内部まで挿入されていてもよい。
【0010】
本発明に係る座席用クッションパッドの第5態様は、前記第2態様において、
前記補強材の一部が、前記突出部の側面に沿って配置されていてもよい。
【0011】
本発明に係る座席用クッションパッドの第6態様は、前記第1態様、前記第2態様、前記第3態様、前記第4態様及び前記第5態様の何れか1つにおいて、
前記補強材は、前記第1発泡成形体との接触面に突起を有していてもよい。
【0012】
本発明に係る座席用クッションパッドの第7態様は、前記第1態様、前記第2態様、前記第3態様、前記第4態様、前記第5態様及び前記第6態様の何れか1つにおいて、
前記補強材は、非発泡の樹脂であってもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る座席用クッションパッドによれば、突出部が破損し難い。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る座席用クッションパッドを斜め上側から見た斜視図である。
【
図2】第1実施形態の座席用クッションパッドを、左右方向に切断して示す端面図である。
【
図3】第1実施形態の座席用クッションパッドを、前後方向に切断して示す端面図である。
【
図4】(a)は第1実施形態の補強材の取り付けを示す説明図であり、(b)は補強材の変更例である。
【
図5】第1実施形態の座席用クッションパッドの製造過程を示す説明図である。
【
図6】第2実施形態の座席用クッションパッドを、左右方向に切断して示す端面図である。
【
図7】第2実施形態の座席用クッションパッドを、前後方向に切断して示す端面図である。
【
図8】第3実施形態の座席用クッションパッドを、左右方向に切断して示す端面図である。
【
図9】第3実施形態の座席用クッションパッドの一部を、斜め下側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に、本発明に係る座席用クッションパッドにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、以下に説明する実施の形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
【実施例0016】
(第1実施形態)
図1に示す第1実施形態に係る座席用クッションパッド10は、例えば自動車などの車両における座面部分を構成し、座席に着座した使用者の下半身を受け支えるものである。以下の説明において、座席用クッションパッド10の使用状態で方向を指称し、左右方向が車両の車幅方向に対応し、前後方向が車両の前後方向に対応し、表裏方向が上下方向に対応する。なお、表側が上であり、裏側が下である。
【0017】
図1~
図3に示すように、座席用クッションパッド10は、第1発泡成形体12と、第2発泡成形体14とを備えている。座席用クッションパッド10において、第2発泡成形体14が第1発泡成形体12の表側(上側)に主に配置されている。座席用クッションパッド10において、使用者が触れる上面及び前後左右の側面が第2発泡成形体14で形成されて、使用者が触れることがない下面に第1発泡成形体12が露出している。
【0018】
第1発泡成形体12は、第2発泡成形体14と異なる材質を有するものである。また、第1発泡成形体12は、第2発泡成形体14と異なる材料で形成されている。第1発泡成形体12は、第2発泡成形体14よりも密度が小さく、第2発泡成形体14よりも軽量であることが好ましい。また、第1発泡成形体12は、第2発泡成形体14よりも硬質であることが好ましい。第1発泡成形体12としては、例えば、ビーズ発泡法により得られたビーズ発泡体を用いるとよい。ビーズ発泡体は、原料ビーズを予備発泡成形させた後、型内発泡成形によって成形されたものである。ビーズ発泡体としては、例えば、発泡スチロール、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、又はこれらのうち一つを少なくとも含むものが挙げられる。気泡が内部に密閉されたビーズ発泡体は、体積の大部分が気体であることから軽量であり、第1発泡成形体12として用いると、座席用クッションパッド10の一部を構成する嵩上げ部材としての硬度と保形性がある。
【0019】
第2発泡成形体14は、重合反応によって生じるガスや発泡剤などの化学反応を利用する方法や、機械的に攪拌して気体を吹き込むなど、空気を混入させる方法(機械的混入法)等で得られる発泡体が用いられる。第2発泡成形体14としては、例えば、ポリウレタンフォームなどを採用可能である。また、第2発泡成形体14は、座席に座った使用者側となることから、第1発泡成形体12よりも柔軟性がある軟質発泡体を用いるとよい。
【0020】
図2及び
図3に示すように、第1発泡成形体12は、その裏側の面から突出する突出部16と、少なくとも一部が第1発泡成形体12に埋め込まれ、突出部16を補強する補強材18とを備えている。突出部16は、第1発泡成形体12の一部分であり、第1発泡成形体12において突出部16よりも上側の部分を特に区別する場合、本体部12aという。実施例において、第1発泡成形体12における本体部12aの裏側の面に、左右方向に離して2つの突出部16,16が形成されている(
図2参照)。また、突出部16は、前後方向に延びる壁状に形成されている(
図3参照)。
【0021】
補強材18は、第1発泡成形体12よりも硬質で、第1発泡成形体12よりも剛性が高いものが用いられる。補強材18としては、例えば、非発泡の樹脂(所謂ソリッド樹脂)や、金属などを単体又は組み合わせて用いられ、この中でも、軽量であることから非発泡の樹脂であることが好ましい。
【0022】
補強材18の形状としては、第1発泡成形体12に埋め込み可能であれば特に限定されないが、実施例では棒状である。補強材18は、実施例のように第1発泡成形体12に接触する接触面(実施例では周面)が平坦であってもよく(
図4(a)参照)、変更例のように第1発泡成形体12に接触する接触面(周面)に突起18aを有していてもよい(
図4(b)参照)。補強材18は、実施例のように第1発泡成形体12に接触する接触面(実施例では周面)が平坦であると、補強材18を第1発泡成形体12に取り付け易くすることができる。また、補強材18は、変更例のように第1発泡成形体12に接触する接触面(周面)に突起18aを有していると、補強材18を第1発泡成形体12に埋め込んだ際に突起18aが返しのように作用することから、補強材18を第1発泡成形体12から外れ難くすることができる。なお、符号20は、補強材18を配置するために第1発泡成形体12に予め形成された下穴である。
【0023】
図2及び
図3に示すように、補強材18は、突出部16から突出部16の根元を表側に越えた第1発泡成形体12における本体部12aの内部に亘って配置されている。すなわち、補強材18は、第1発泡成形体12において、突出部16と本体部12aとの間に跨がって配置される。また、補強材18は、突出部16の先端から突出部16の内部に挿入されている。補強材18は、突出部16の突出寸法よりも長く形成されており、突出部16の先端から突出部16の内部に挿入された補強材18が、本体部12aの内部まで到達している。補強材18は、突出部16の左右方向中央部に配置されている(
図2参照)。また、補強材18は、前後方向に長尺に形成された突出部16において、前後方向に離して複数(実施形態では5本)配置されている(
図3参照)。
【0024】
前述した座席用クッションパッド10の製造方法の一例を説明する。成形型30の上型32に設けられた凹穴32aに、突出部16を嵌め込んで第1発泡成形体12を上型32に取り付ける(
図5(a)参照)。成形型30における上型32と下型34とを型閉じし(
図5(b)参照)、成形型30の内部に形成されたキャビティ30a内で発泡原料を発泡・硬化させることで、第2発泡成形体14を第1発泡成形体12に重ねて形成する(
図5(c)参照)。次に、成形型30から取り出した座席用クッションパッド10に、補強材18を取り付ける。補強材18は、突出部16の先端から下穴20に差し込んで(
図4(a)参照)、補強材18を突出部16の内部を通って本体部12aの内部まで至るように配置する(
図2及び
図3参照)。これにより、補強材18で補強された突出部16を有する座席用クッションパッド10が得られる。
【0025】
図2に示すように、座席用クッションパッド10は、左右の突出部16を車体フレーム100に当てることで位置決めして、車体床面102に取り付けられる。
【0026】
座席用クッションパッド10は、少なくとも一部が第1発泡成形体12に埋め込まれ、突出部16を補強する補強材18を備えているので、突出部16を破損し難くすることができる。特に、座席用クッションパッド10において、補強材18を、突出部16から突出部16の根元を表側に越えた第1発泡成形体12の内部に亘って配置することで、突出部16をより破損し難くすることができる。
【0027】
突出部16は、座席用クッションパッド10における裏側の面から突出しているので、座席用クッションパッド10を搬送するとき、座席用クッションパッド10を車体に取り付けるときなどの取り扱いの各場面において、突出部16をぶつけ易い。座席用クッションパッド10において、補強材18によって突出部16が補強されているので、座席用クッションパッド10の取り扱い場面で突出部16をぶつけても、突出部16が破損することを防止できる。また、突出部16が補強材18で補強されているので、座席用クッションパッド10を車体に取り付ける際に、車体フレーム100に当てて位置決めし易い。前述した製造方法では、第1発泡成形体12を取り付けた成形型30で第2発泡成形体14を成形した後に補強材18を取り付けたが、第1発泡成形体12を成形型30に取り付ける前に補強材18を第1発泡成形体12に取り付けておけば、第1発泡成形体12の成形型30への取り付けや、成形型30から取り外すときに、突出部16が破損することを防止できる。座席用クッションパッド10は、突出部16が破損し難いので、従来生じていた破損した突出部16を補修する作業を省略することができ、手間を大幅に削減できる。
【0028】
座席用クッションパッド10において、補強材18を、突出部16の先端から突出部16の内部に挿入する構成であると、突出部16において比較的弱い先端側を補強材18で補強することができ、突出部16を破損し難くすることができる。また、補強材18を、突出部16の先端から突出部16の内部に挿入する構成であると、第1発泡成形体12を取り付けた成形型30で第2発泡成形体14を成形した後に補強材18を取り付けることができる。
【0029】
(第2実施形態)
第1実施形態の座席用クッションパッド10は、補強材18が突出部16の先端から突出部16の内部まで挿入されているが、これに限らず、
図6及び
図7に示す第2実施形態の座席用クッションパッド40のように、補強材18が第1発泡成形体12の表側の面から突出部16の内部まで挿入されていてもよい。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の部材については第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
【0030】
図6及び
図7に示すように、補強材18は、突出部16から突出部16の根元を表側に越えた第1発泡成形体12における本体部12aの内部に亘って配置されている。すなわち、補強材18は、第1発泡成形体12において、突出部16と本体部12aとの間に跨がって配置される。また、補強材18は、第1発泡成形体12における本体部12aの表側の面から突出部16の内部まで挿入されている。補強材18は、第1発泡成形体12における本体部12aの上下寸法よりも長く形成されており、本体部12aの表側の面から本体部12aに挿入された補強材18が、突出部16における上下方向の途中位置まで到達している。第2実施形態では、第1発泡成形体12を成形型30に取り付ける前に補強材18が第1発泡成形体12に取り付けられる。そして、第2実施形態の座席用クッションパッド40であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0031】
(第3実施形態)
第1実施形態及び第2実施形態は補強材18を突出部16及び第1発泡成形体12の内部に配置したが、これに限らず、
図8及び
図9に示す第3実施形態の座席用クッションパッド50のように、補強材18の一部を突出部16の側面に沿って配置してもよい。なお、第3実施形態の説明において、第1実施形態と同様の部材については第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
【0032】
図8及び
図9に示すように、第3実施形態の補強材18は、対向配置した棒の一端を棒で繋いだ角括弧状に形成されている。補強材18は、突出部16の先端側から突出部16の側面に沿って第1発泡成形体12の本体部12aの内部に挿入されている。より具体的には、補強材18における閉塞端側の一部が突出部16の先端面に当たると共に突出部16の両方の側面を挟んで配置され、補強材18における開放端が突出部16の根元を表側に越えて本体部12aの内部に挿入されている。
図8及び
図9に示すように、補強材18の配置位置に合わせて、突出部16に溝16aを予め形成しておいてもよい。第3実施形態では、第2実施形態と同様に、第1発泡成形体12を成形型30に取り付ける前、又は第1実施形態と同様に、第2発泡成形体14を成形した後に、補強材18を第1発泡成形体12に取り付ければよい。そして、第3実施形態の座席用クッションパッド50であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0033】
(変更例)
前述した事項に限らず、例えば以下のようにしてもよい。なお、本発明は、実施形態及び以下の変更例の具体的な記載のみに限定されるものではない。
(1)座席用クッションパッドとしては、自動車などの車両の用途に限らず、船舶や航空機などの他のものに用いてもよい。
(2)座席用クッションパッドとしては、座席の座面部分に限らず、背もたれ部分であってもよい。
(3)実施形態では、第1発泡成形体及び突出部における補強材の配置位置に、下穴を予め形成したが、これに限らず、補強材を第1発泡成形体及び/又は突出部に刺し込んでもよい。
(4)第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態のうちの何れか2つ以上の補強材が混在していてもよい。