(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025011034
(43)【公開日】2025-01-23
(54)【発明の名称】ローラーを備えた膨張式落下防止パッド
(51)【国際特許分類】
A62B 1/22 20060101AFI20250116BHJP
B64F 5/10 20170101ALI20250116BHJP
A62B 99/00 20090101ALI20250116BHJP
E04G 21/32 20060101ALI20250116BHJP
【FI】
A62B1/22
B64F5/10
A62B99/00 A
E04G21/32 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024098196
(22)【出願日】2024-06-18
(31)【優先権主張番号】63/508,980
(32)【優先日】2023-06-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/435,833
(32)【優先日】2024-02-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】500520743
【氏名又は名称】ザ・ボーイング・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】The Boeing Company
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ミリケン, タイラー レイ
【テーマコード(参考)】
2E184
【Fターム(参考)】
2E184AA17
2E184CC36
2E184JA03
2E184LC05
(57)【要約】 (修正有)
【課題】地表面上で転がすことができる膨張式落下防止パッドを提供する。
【解決手段】膨張式落下防止パッド100は、膨張可能な三次元容積を画定する本体110を備える。本体110は、ベース壁120、上壁122、およびベース壁120と上壁122にまたがる側壁124A、124B、124C、124Dを有し、ベース壁120の外向き面220に沿ってベース壁120に取り付けられたローラーユニットのセット210を、さらに備える。ローラーユニットのセット210は、多次元アレイ230で配置されている。セット210のうちの2つ以上のローラーユニット212が、多次元アレイ230の第1の次元232において互いに間隔をあけて配置されている。セット210のうちの2つ以上のローラーユニット214が、第1の次元232と直交する多次元アレイ230の第2の次元234において、互いに間隔をあけて配置されている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
膨張可能な三次元容積(112)を画定する変形可能な本体(110)であって、ベース壁(120)、上壁(122)、および前記ベース壁(120)と前記上壁(122)とにまたがる側壁(124A、124B、124C、124D)を有する変形可能な本体(110)と、
前記ベース壁(120)の外向き面(220)に沿って前記ベース壁(120)に取り付けられたローラーユニットのセット(210)であって、多次元アレイ(230)に配置されたローラーユニットのセット(210)と、
を備える膨張式落下防止パッド(100)であって、
前記セットのうちの2つ以上のローラーユニット(212)が、前記多次元アレイ(230)の第1の次元(232)において互いに間隔をあけて配置され、
前記セットのうちの2つ以上のローラーユニット(214)が、前記第1の次元(232)と直交する前記多次元アレイ(230)の第2の次元(234)において、互いに間隔をあけて配置されている、
膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項2】
ローラーユニットの前記セット(210)が、前記多次元アレイ(230)の3つ以上の行(240A、240B、240C、240D)に配置され、前記3つ以上の行(240A、240B、240C、240D)の各行が、2つ以上のローラーユニット(214)を含む、請求項1に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項3】
前記3つ以上の行(240A、240B、240C、240D)の各行が、規則的な間隔で互いに間隔をあけて配置されている、請求項2に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項4】
前記3つ以上の行(240A、240B、240C、240D)の各行が、異なる間隔で互いに間隔をあけて配置されている、請求項2に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項5】
ローラーユニットの前記セット(210)が、前記多次元アレイ(230)の3つ以上の列(242A、242B、242C、242D)に配置され、前記3つ以上の列(242A、242B、242C、242D)の各列が、前記3つ以上の行(240A、240B、240C、240D)の各行のローラーユニット(250A、250E、250F、250G)を含む、請求項2に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項6】
ローラーユニットの前記セット(210)の各ローラーユニットを取り囲む前記ベース壁(120)の1つ以上の領域(260)が、変形可能であり、
前記変形可能な本体(110)の前記上壁(122)に荷重(320)をかけることが、前記ベース壁(120)の前記領域(260)の1つ以上を地表面(130)に向かって変形させ、前記地表面(130)上でローラーユニットの前記セット(210)が前記変形可能な本体(110)を支持している、請求項1に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項7】
前記ベース壁(120)の前記領域(260)の1つ以上が、前記荷重(320)が所定の大きさである場合に前記ベース壁(120)の少なくとも一部が前記地表面(130)に接触する程度に前記地表面(130)に向かって変形するように構成されている、請求項6に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項8】
前記ベース壁(120)の一部による前記地表面(130)との接触が、前記地表面(130)に沿った前記膨張式落下防止パッド(100)の移動に対する横方向の抵抗を増加させる、請求項7に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項9】
前記ベース壁(120)の少なくとも一部が、前記変形可能な本体(110)の前記上壁(122)に所定の大きさの荷重(320)がかけられたときに、地表面(130)であって、前記地表面(130)上でローラーユニットの前記セット(210)が前記変形可能な本体(110)を支持する、地表面(130)に接触するように構成されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項10】
前記荷重(320)の大きさが増加すると、前記地表面(130)に接触する前記ベース壁(120)の表面積(432)が増加する、請求項9に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項11】
前記ベース壁(120)の一部による前記地表面(130)との接触が、前記地表面(130)に沿った前記膨張式落下防止パッド(100)の移動に対する横方向の抵抗を増加させ、前記横方向の抵抗は、前記地表面(130)と接触する前記ベース壁(120)の前記表面積(432)が増加するにつれて増加する、請求項10に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項12】
ローラーユニットの前記セット(210)の各ローラーユニットが、
前記ベース壁(120)の前記外向き面(220)と接合する剛体(512)、および
前記剛体(512)に回転可能に取り付けられた1つ以上のローラー(510)、
を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項13】
ローラーユニットの前記セット(210)の各ローラーユニットの前記1つ以上のローラー(510)が、固定された転がり方向を有する1つ以上の車輪(510)を含む、請求項12に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項14】
ローラーユニットの前記セット(210)の各ローラーユニットの前記1つ以上のローラー(510)が、長方形構成に配置された4つの車輪を含む、請求項13に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項15】
前記側壁(124A、124B、124C、124D)が、前記変形可能な本体(110)の対向する両側において前記ベース壁(120)と前記上壁(122)との間でテーパー形状であり、
前記変形可能な本体(110)の前記対向する両側は、前記固定された転がり方向に平行である、請求項13に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項16】
前記上壁(122)と前記ベース壁(120)が、異なる面積を有する、請求項1から8のいずれか一項に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項17】
前記変形可能な本体(110)は、前記ベース壁(120)の内向き面と接合する複数の内部バッフル壁を、前記膨張可能な三次元容積(112)内に含み、
ローラーユニットの前記セット(210)の各ローラーユニットは、前記ベース壁(120)の前記内向き面と接合する前記複数の内部バッフル壁のうちのバッフル壁によって少なくとも2つの対向する側で境界付けられた領域(290)内のそれぞれの位置で、前記ベース壁(120)に取り付けられている、請求項1から8のいずれか一項に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項18】
前記ベース壁(120)と前記上壁(122)とにまたがる前記側壁(124A、124B、124C、124D)のうちの側壁が、開口部(152)であって、前記開口部(152)によって、空気が、前記変形可能な本体(110)によって画定された前記膨張可能な三次元容積(112)に供給される、開口部(152)を画定し、
前記膨張式落下防止パッド(100)は、前記変形可能な本体(110)によって画定された前記膨張可能な三次元容積(112)を膨張させるために、前記開口部(152)と接合するファンアセンブリ(150)をさらに備え、
前記ファンアセンブリ(150)は、ローラーの別のセット(156)を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項19】
前記ベース壁(120)の前記外向き面(220)は、前記上壁(122)の外向き面(220)とは異なる材料を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【請求項20】
前記変形可能な本体(110)は、前記ベース壁(120)に取り付けられた1つ以上のローラーユニットを有しない前記変形可能な本体(110)の1つ以上の領域に沿って配置された1つ以上の折り畳み経路(810、812、814、820、822、824)に沿って折り畳み可能である、請求項1から8のいずれか一項に記載の膨張式落下防止パッド(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001] 本出願は、2023年6月19日に出願された米国特許出願第63/508,980号に基づく優先権の利益を主張するものであり、その全体が、あらゆる目的のために参照により本出願に援用される。
【0002】
[0002] 本開示の主題は、一般的には、人または物体の落下を抑制するための落下防止パッドに関し、より具体的には、地表面上でパッドを移動させるのを補助するローラーを備えた移動可能な膨張式落下防止パッドに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] 製造および保守環境では、部分的に組み立てられた状態または分解された状態にあり得る構造物上で作業員が作業する。一例として、航空機のフレームやその他の大型機械などの可動構造物や、建物などの固定構造物は、落下すると負傷する可能性のある高所で作業員が作業することを伴い得る。このような構造物が、部分的に組み立てられた状態または分解された状態にある場合、床、壁、手すりが存在しないことがあり、その結果、製造作業または保守作業中に作業員が落下する可能性のある場所が生まれる。
【発明の概要】
【0004】
[0004] 膨張式落下防止パッドは、膨張可能な三次元容積を画定する変形可能な本体を備える。変形可能な本体は、ベース(底)壁、上壁、およびベース壁と上壁にまたがる側壁を有する。膨張式落下防止パッドは、ベース壁の外向き面に沿ってベース壁に取り付けられたローラーユニットのセットを、さらに備える。ローラーユニットのセットは、多次元アレイで配置されている。セットのうちの2つ以上のローラーユニットが、多次元アレイの第1の次元において互いに間隔をあけて配置されている。セットのうちの2つ以上のローラーユニットが、第1の次元と直交する多次元アレイの第2の次元において、互いに間隔をあけて配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】膨張状態にある例示的な膨張式落下防止パッドを概略的に示す。
【
図2】膨張状態にある
図1の膨張式落下防止パッドの別の図を概略的に示す。
【
図3】例示的な航空機胴体内で使用される膨張状態にある
図1および
図2の膨張式落下防止パッドを示す。
【
図4A】パッドの上壁に荷重がかけられる前の、膨張状態にある
図1および
図2の膨張式落下防止パッドの一部分の例示的な挙動を概略的に示す。
【
図4B】パッドの上壁に荷重がかかることに応答した、膨張状態にある
図4Aの膨張式落下防止パッドの一部分の例示的な挙動を概略的に示す。
【
図6A-6B】
図6Aおよび
図6Bは、例示的なローラーユニットを概略的に示し、
図1および
図2の膨張式落下防止パッドのベース壁にローラーユニットを取り付けるための例示的な締結技法を示す。
【
図7A-7C】
図7A、
図7B、および
図7Cは、本開示による、膨張式落下防止パッドのベース壁に取り付けられたローラーユニットのセットの追加の例を概略的に示す。
【
図9】
図1および
図2の膨張式落下防止パッドを使用する例示的な方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
[0015] 本明細書でさらに詳しく説明するように、膨張式落下防止パッドは、膨張可能な三次元容積を画定する変形可能な本体を備える。変形可能な本体は、ベース壁、上壁、およびベース壁と上壁にまたがる側壁を有する。膨張式落下防止パッドは、ベース壁の外向き面に沿ってベース壁に取り付けられたローラーユニットのセットを、さらに備える。ローラーユニットのセットは、多次元アレイで配置されている。セットのうちの2つ以上のローラーユニットが、多次元アレイの第1の次元において互いに間隔をあけて配置されている。セットのうちの2つ以上のローラーユニットが、第1の次元と直交する多次元アレイの第2の次元において、互いに間隔をあけて配置されている。
【0007】
[0016] 膨張式落下防止パッドのローラーユニットのセットにより、パッドを地表面上で転がすことができる。一例として、パッドは、ローラーユニットがない場合には、ベース壁と地表面との間の摩擦のために、人または人の集団にとって移動させるのが困難であるような質量、面積、または体積とすることができる。
【0008】
[0017] ローラーユニットのセットは、ベース壁によって画定された領域にわたって互いに間隔をあけて配置されているので、パッドの変形可能な本体は、収縮したときに、第1の次元および第2の次元の両方においてローラーユニットの間に位置する1つ以上の折り畳み経路に沿って、保管のために折り畳むことができる。加えて、または代わりに、パッドの変形可能な本体は、巻いて保管することもできる。
【0009】
[0018] さらに、落下を阻止している間、または人の体重を支えている間などに、上壁にかけられた荷重は、膨張式落下防止パッドの可動性に影響を及ぼし得る。ローラーユニットのセットは、ベース壁によって画定された領域にわたって互いに間隔をあけて配置されているので、上壁に荷重がかけられたことに伴うベース壁の変形によって、ベース壁が地表面に向かって変形する可能性がある。このような変形によって、ベース壁は、地表面との接触を開始する、または増加させる可能性がある。例えば、ローラーのセットの間に位置するベース壁の1つ以上の領域が、上壁にかけられた荷重の下で地表面と接触するように変形することができ、それによって、摩擦による地表面に沿ったパッドの移動に対する横方向の抵抗が増加する。このような変形と、ベース壁と地表面との間の接触の増加により、上壁にかけられた荷重に応答する制動力を有する制動機能を提供することができる。制動機能は、パッドを安定させるのに役立ち得る。荷重の大きさが大きくなると、ベース壁と地表面との接触が増加する可能性があり、それにより、地表面に沿ったパッドの移動に対する横方向の抵抗が増加する。
【0010】
[0019] いくつかの例では、ローラーユニットのセットは、所定の大きさに達するか、または所定の大きさを超える荷重が上壁にかかることに応答して、ベース壁が地表面との接触を開始するように、サイズ設定され、パッドのベース壁上に配置されることができる。この例では、パッドの上壁に荷重がかかっていないか、または所定の大きさより小さい荷重がかかっている場合、ベース壁は、地表面と接触しない。この手法は、所定の大きさに達しない、または所定の大きさを超えない物体がパッドの上壁によって支えられている条件下で、パッドの可動性を支援することができる。この手法はまた、上壁にかかる荷重が所定の大きさに達するか、または所定の大きさを超える特定の条件下で、上述の制動機能を提供することを可能にする。
【0011】
[0020] 一例として、荷重の所定の大きさは、上壁にかけられる成人サンプルの静的重量に対応するように選択することができる。この例または他の例では、成人の控えめな体重推定値(100ポンドまたは他の適切な値など)を、例として使用することができる。別の例として、所定の大きさは、所与の距離から落下する成人の動的力に対応するように選択することができる。さらに別の例として、荷重の所定の大きさは、子供の静的重量または動的力に対応するように選択することができる。
【0012】
[0021]
図1は、膨張状態にある例示的な膨張式落下防止パッド100を概略的に示す。パッド100は、膨張可能な三次元容積112を画定する変形可能な本体110を含む。本体110は、ベース壁120、上壁122、およびベース壁と上壁にまたがる側壁124A、124B、124C、124Dを有する。
【0013】
[0022] 少なくともいくつかの例では、本体110は、可撓性織物材料または可撓性連続シート材料から形成することができる。このような材料としては、例えば、ナイロン、ビニール、ポリ塩化ビニル(PVC)などのポリマー、および/または天然繊維を挙げることができる。少なくともいくつかの例では、織物材料をポリマーコーティングで処理して、通気性を低下させ、および/または耐水性を付与することができる。
【0014】
[0023]
図2を参照してさらに詳細に説明されるように、パッド100は、ベース壁120に取り付けられたローラーユニットのセットをさらに備える。ローラーユニットのセットにより、パッド100を地表面130に沿って転がすことができる。少なくともいくつかの例では、パッド100の本体110は、ローラーユニットのセットがない場合には、ベース壁120と地表面130との間の摩擦のために、人または人の集団にとって移動させるのが困難であるような大きさ、重量、または体積である。
図1は、本体110のスケールの例を提供するために、パッド100の本体110との関係において人132を概略的に描いている。本体110は、他の適切な大きさおよび/または形状であってもよいことが理解されよう。
【0015】
[0024] 少なくともいくつかの例では、上壁122とベース壁120は異なる面積を有し、側壁124Bおよび124Dは、本体110の対向する両側においてベース壁と上壁との間でテーパー(先細り)形状である。
図1に描かれた例では、上壁122はベース壁120よりも大きな面積を有し、側壁テーパー124Bおよび124Dは、本体110の対向する両側において上壁からベース壁に向かって内側へテーパー形状である。側壁124Bおよび124Dは、物理的構造物であって、該物理的構造物内または該物理的構造物間でパッド100が使用され得る物理的構造物に適合する形状のそれぞれのプロファイル144Bおよび144Dを有する。一例として、物理的構造物は、
図3を参照してさらに詳細に説明されるように、航空機の胴体の内部を含むことができる。本体110は、他の適切な形状であってもよいことが理解されよう。
【0016】
[0025]
図1は、本体110を膨張させ、本体110を膨張状態に維持するために使用することができる例示的なファンアセンブリ150を概略的に示す。この例では、本体110は、本体110によって画定された三次元容積112を膨張させるために空気が供給される開口部152を含む。一例として、側壁124Aが、開口部152を画定している。ファンアセンブリ150の流出口が、可撓性または剛性の導管154を介して開口部152と流体連結することができる。少なくともいくつかの例では、導管154は、本体110の一部を形成することができる。別の例として、ファンアセンブリ150の流出口は、開口部152に直接取り付けられてもよい。少なくともいくつかの例では、ファンアセンブリ150は、パッドが場所間を移動する際にファンアセンブリがパッド110の後に続くことを可能にするローラーのセットに取り付けることができる。この例では、導管154は、ファンアセンブリ150を本体110に取り付けるためのテザーとしても機能する。
【0017】
[0026]
図2は、ベース壁120が見える、膨張状態の
図1の膨張式落下防止パッド100の別の図を概略的に示す。この例では、ベース壁120は、長方形の形状をしている。他の例では、ベース壁120は、3、4、5、またはそれ以上の辺の多角形形状を有することができる。他の例では、ベース壁は、円形、楕円形、または不規則な形状を有することができる。
【0018】
[0027] パッド100は、ベース壁の外向き面220に沿ってベース壁120に取り付けられたローラーユニットのセット210を含む。ローラーユニットのセット210は、多次元アレイ230で配置されている。セット210のうちの2つ以上のローラーユニット212が、多次元アレイ230の第1の次元232において互いに間隔をあけて配置され、セット210のうちの2つ以上のローラーユニット214が、第1の次元と直交する多次元アレイ230の第2の次元234において互いに間隔をあけて配置されている。
【0019】
[0028] ローラーユニットのセット210は、ベース壁120によって画定された領域にわたって互いに間隔をあけて配置されているので、上壁122に荷重がかけられたことに伴うベース壁の変形によって、ベース壁と地表面との接触を開始する、または増加させることができる。例えば、ローラーユニットのセット210を取り囲み、ローラーユニットのセット210の間に位置するベース壁120の1つ以上の領域(例えば、例示的な領域260)が、上壁122にかけられた荷重の下で地表面と接触するか、または地表面との接触を増加させるように変形することができ、それによって、摩擦による地表面に沿ったパッドの移動に対する横方向の抵抗が増加する。このような変形と、ベース壁120と地表面との間の接触の増加により、上壁にかけられた荷重に応答する制動力を有する制動機能を提供することができる。
【0020】
[0029] 少なくともいくつかの例では、ベース壁120の外向き面220は、上壁122および/または側壁の外向き面とは異なる材料を含む。一例として、ベース壁120の外向き面220は、本明細書に記載される制動機能を促進するために、例えば、材料の組成、テクスチャなどに起因して、上壁122および/または側壁の外向き面の材料と比較して、より高い摩擦係数を有する材料を含むことができる。この様々な非限定的な例において、表面220は、そのような材料から作られるか、またはそのような材料を組み込むか、またはそのような材料で少なくとも部分的に覆われることができる。
【0021】
[0030] 少なくともいくつかの例では、ローラーユニットのセット210は、多次元アレイ230の2つ、3つ、4つ、またはそれ以上の行240A、240B、240C、240Dなどに配置され、各行が、2つ以上のローラーユニットを含む。
図2に描かれた例では、各行は、行240Aのローラーユニット250A、250B、250C、250Dなどの、4つのローラーユニットを含む。ローラーユニットのセット210の各行は、一例では、規則的な間隔(例えば、等間隔)で互いに間隔をあけて配置され得る。別の例として、行間の間隔は、第1の次元232に沿ってベース壁120にわたって変化してもよい。さらに他の例では、ローラーユニットのセット210は、行に配置されていない。
【0022】
[0031] 少なくともいくつかの例では、ローラーユニットのセット210は、多次元アレイ230の2つ、3つ、4つ、またはそれ以上の列242A、242B、242C、242Dなどに配置され、各列が、各行のローラーユニットを含む。
図2に描かれた例では、各列は、列242Aのローラーユニット250A、250E、250F、250Gなどの、4つのローラーユニットを含む。ローラーユニットのセット210の各列は、一例として、規則的な間隔(例えば、等間隔)で互いに間隔をあけて配置され得る。別の例として、列間の間隔は、第2の次元234に沿ってベース壁120にわたって変化してもよい。さらに他の例では、ローラーユニットのセット210は、列に配置されていない。
【0023】
[0032] さらに、
図7A、
図7B、および
図7Cを参照してさらに詳細に説明されるように、少なくともいくつかの例では、ローラーユニットのセット210は、第1の次元232に平行な軸に沿ってベース壁120を二分する変形可能な本体110の中央面に関して対称に配置されてもよい。加えて、または代わりに、ローラーユニットのセット210は、第2の次元234に平行な軸に沿ってベース壁120を二分する変形可能な本体110の中央面に関して対称に配置されてもよい。変形可能な本体110の一方または両方の中央面に関するローラーユニット配置の対称性は、可動性および制動機能の点でパッド100の一貫した性能および/または応答性を提供することができる。
【0024】
[0033]
図2の例では、ローラーユニットのセット210は、ベース壁120上に分散配置され、4×4のアレイに配列された16個のローラーユニットを含む。パッドにかけられた所与の横方向の力でパッド100が地表面を転がることができるように、他の適切な数量および/または配置のローラーユニットがベース壁120にわたって分散配置されてもよいことが理解されよう。与えられた用途に対して、ベース壁100に取り付けられるローラーユニットの数量と配置は、上壁122が無荷重のときに適切なレベルの可動性を提供し、上壁122に荷重がかけられたときに適切なレベルの制動力を提供するように選択することができる。
【0025】
[0034] 一例として、パッド100の可動性を支援するために、ベース壁120の単位面積当たりのローラーユニットの数量は、上壁122に荷重がかけられていないときに、地表面に沿ったパッド100の移動に対して所望のレベルの横方向の抵抗を提供するように選択することができる。例えば、上壁122が無荷重のときの地表面に沿ったパッド100の移動に対する横方向の抵抗は、ベース壁120の単位面積当たりのローラーユニットの数量を増やすことによって減少させることができる。
【0026】
[0035] 制動機能を支援するために、ベース壁120の単位面積当たりのローラーユニットの数量は、上壁122に荷重がかけられているときに、地表面に沿ったパッド100の移動に対して所望のレベルの横方向の抵抗を提供するように選択することができる。例えば、上壁122に荷重をかけることに応答して提供される制動力は、ベース壁120の単位面積当たりのローラーユニットの数量を減らすことによって、増加させることができる。
【0027】
[0036] 少なくともいくつかの例では、変形可能な本体110は、ベース壁120の内向き面と接合する複数の内部バッフル壁を、膨張可能な三次元容積内に含む。そのような例では、ローラーユニットのセット210の各ローラーユニットは、ベース壁の内向き面と接合する複数の内部バッフル壁のバッフル壁によって少なくとも2つの対向する側で境界付けられた領域内のそれぞれの位置で、ベース壁120に取り付けることができる。一例として、
図2の参照数字290は、対向する両側でバッフル壁によって境界付けられた例示的な領域を示し、その中にローラーユニットのセット210のローラーユニットが取り付けられている。この取り付け手法は、バッフル壁に固定された領域よりも大きな変形を示すベース壁120の領域内にローラーユニットを配置することによって、制動機能を促進することができる。
【0028】
[0037]
図3は、航空機胴体300内で使用され得るような、膨張状態の
図1および
図2の膨張式落下防止パッド100を示す。この例では、胴体300の下部デッキ330が、例示的な地表面を指し、その上でローラーのセット210が、パッド100を少なくとも部分的に支持する。さらに、この例では、パッド100の側壁124Cおよび124Dは、胴体300の構造的特徴に概して適合しており、パッド100を、ローラーのセット210を介して下部デッキ330に沿って(例えば、ページの中に入り、かつページの外に出る向きの軸に沿って)移動させることを可能にしている。
【0029】
[0038]
図3の中で、人132は、胴体300内でパッド100の上に位置している。胴体300の製造中または保守中に、例えば、312で概略的に示された上部デッキ310の部分が存在しないことがあり、これは、人132が落下する可能性のある隙間である。一例として、胴体の一部の組み立てを容易にするために設置された仮のフロアパネルは、その後、恒久的なフロアパネルを設置するために取り外す必要がある場合がある。仮のフロアパネルを取り外した後、恒久的なフロアパネルを設置する前に、梁やその他の支持構造物の間に隙間が開いていると、その区域で作業する作業員に落下の危険が及ぶ可能性がある。パッド100は上部デッキ310の下の空間を占めるので、パッドは、人132の落下を阻止するか、あるいは人の体重を支えることができる。上面122にかかる荷重320の例が、
図3に概略的に描かれており、これはパッド100に対する人132の静的重量または動的力を表すことができる。332で概略的に描かれているように、ローラーユニット210を囲むベース壁120の領域が変形して、地表面330との接触を開始する、または増加させる。前述したように、上面122にかけられた荷重に応答するベース壁120の変形は、地表面との接触を開始し、または増加させ、地表面に対するパッドの移動に対する横方向の抵抗を増加させる制動機能を提供することができる。例えば、いくつかの実施形態では、このような荷重下での地表面との接触により、パッドの横方向の動きを効果的に防止し、荷重が取り除かれるまでパッドを所定の位置に安定させることができる。
【0030】
[0039] いくつかの実施形態では、パッドは、ベース壁120以外の場所で、荷重に応答して変形するように構成されてもよい。例えば、
図3のパッド100を参照すると、側壁124B、124Dの1つ以上の部分が、内部バッフル壁または他の内部構造の配置などに起因して、上面122への荷重320に応答して外側に変形するように構成されてもよい。側壁のこのような外側への変形は、ベース壁120の変形に加えて生じてもよい。
図3に示すような実施形態では、パッドは、地表面および垂直壁または梁などの他の構造的特徴によって境界付けられた胴体300の内部容積を占める形状および大きさであり、パッドの外表面とこれらの構造的特徴との間のクリアランスの量に応じて、パッドは、荷重を受けたときにパッドの移動に対する横方向の抵抗を高めるなど、そのような変形が側壁の外表面の少なくとも一部をこれらの構造的特徴に押し付ける程度となるように構成され得る。このような実施形態では、側壁の外表面は、例えば制動機能を促進するために、所望の摩擦係数を有する材料を組み込むことができる。
【0031】
[0040]
図4Aは、上壁122に荷重がかかる前の、膨張状態にある膨張式落下防止パッド100の一部分の例示的な挙動を概略的に示す。
図4Aでは、ローラーユニットのセット210のうち、地表面130と接触している例示的なローラーユニット410および412が、概略的に描かれている。また、
図4Aでは、ローラーユニット410および412が、ベース壁120を地表面130より上に少なくとも部分的に支持している。ローラーユニット410と412は、セット210のうちの任意の2つの隣り合うローラーユニットを指すことができる。パッド100の重量によるローラーユニット410と412の間のベース壁120の変形が、
図4Aの420で概略的に描かれている。いくつかの例では、420で概略的に描かれているベース壁120の変形は、パッド100の重量下で地表面130に接触する可能性があることが理解されよう。
【0032】
[0041]
図4Bは、上壁122に荷重がかかることに応答した、
図4Aに示す膨張状態にある膨張式落下防止パッド100の一部分の例示的な挙動を概略的に示す。
図4Bでは、上壁122に荷重がかかることにより、430で概略的に描かれているローラーユニット410と412の間のベース壁120の変形は、ベース壁が地表面130に接触するように増加している。上壁122に荷重がかかることに応答して、432に概略的に描かれているように、地表面130に接触するベース壁120の表面積は、
図4Aに対して増加している。地表面130に接触するベース壁120の表面領域は、一例として、
図2の領域260内に位置し得る。
【0033】
[0042] この例では、上壁122に荷重がかかることに伴うベース壁の変形によって、ベース壁と地表面との接触が開始され、接触が増加する。加えて、上壁122に荷重がかかる結果として、ベース壁120と地表面130との間の接触力が増加し、それによって摩擦による地表面に沿ったパッドの移動に対する横方向の抵抗が増加する。このような変形と、ベース壁120と地表面130との間の接触の増加は、上壁122にかかる荷重に応答する制動機能を提供する。
【0034】
[0043] 少なくともいくつかの例では、ベース壁120は、上壁122にかかる荷重が所定の大きさに達するか、または所定の大きさを超えるまで、地表面に接触しない。例えば、
図4Aは、上壁122に荷重がかかっていないか、または上壁122にかかる荷重が所定の大きさより小さい場合の例を示すことができ、
図4Bは、上壁にかかる荷重が所定の大きさに達するか、または所定の大きさを超える場合の例を示すことができる。この手法は、上壁にかかる荷重が所定の大きさに達するか、または所定の大きさを超えることに応答して制動機能を開始するために、使用することができる。また、この手法は、荷重が所定の大きさに達しないか、または所定の大きさを超えない場合には、ベース壁が地表面上のパッドの移動に抵抗しないことによって、パッドの可動性を支援する。いくつかの例では、「所定の大きさの荷重」は、上壁の所与のエリアに局在する荷重を表すことができる。言い換えれば、いくつかの実施形態では、パッドは、所定の大きさの荷重が上面の所与の(例えば、局所的な)エリア内に加えられた場合にのみ、底面の一部が十分に変形して地表面に接触するように(例えば、内部バッフル壁または他の内部構造の構成によって)構成され得る。このような実施形態は、例えば、上面上の人の体重などの荷重が上面の所与のエリア内に存在することにより、パッドの底面が地表面に十分に接触して、荷重が取り除かれるまでパッドの横方向の動きが制限されるという所望の効果を依然として有しながら、パッドの上面の異なるエリアに工具または他の物体が存在するために、パッドの底面が地表面に対して「底付き」することは、望ましくない(そのような品目の合計重量が、所定の大きさを満たすかまたは超えるにしても)という状況において、有用であり得る。他の実施形態では、パッドは、上面上の所定の荷重の位置(または複数の位置)に関係なく、底面が地表面に対して「底付き」するように構成されてもよい。
【0035】
[0044]
図2を参照して先に説明したように、ローラーユニットのセット210は、ベース壁120の外向き面220上に分散配置された複数のローラーユニットを含む。
図5A~
図5Dは、膨張式落下防止パッド100のベース壁120に取り付けることができるローラーユニットの例500A、500B、500C、500Dを概略的に示している。
図5A~
図5Dの例示的なローラーユニットは、地表面から上方を向いた底面図で概略的に描かれている。
【0036】
[0045] ローラーユニットのセット210の各ローラーユニットは、1つ以上のローラーを含む。ローラーの例としては、車輪、車輪付きキャスター、ボールキャスターなどがある。ローラーユニットのセット210の各ローラーユニットの1つ以上のローラーは、固定車軸車輪などの、単一軸に沿った固定された転がり方向、または車輪付きキャスターもしくはボールキャスターなどの、平面内の全方向の転がり方向を有することができる。
【0037】
[0046]
図1および
図2を参照して先に説明したように、パッド100の側壁124Bおよび124Dは、変形可能な本体110の対向する両側においてベース壁120と上壁122との間でテーパー形状である。この例では、変形可能な本体の対向する両側は、ローラーのセットの固定された転がり方向と平行にすることができる。したがって、この例では、特定の構造物に収容されるように構成された側壁124Bおよび124Dのプロファイルは、パッド100を構造物のフィーチャ内またはフィーチャ間で移動させることができるように、固定された転がり方向と平行な向きとすることができる。
【0038】
[0047] 各ローラーユニットは、1つ、2つ、3つ、またはそれ以上の車輪、車輪付きキャスター、またはボールローラーを含むことができる。固定された転がり方向を有する各ローラーユニットの2つ以上の固定車軸車輪が、共通の軸に沿って互いと一直線になるように並べられてもよい。いくつかの例では、各ローラーユニットの3つ、4つ、またはそれ以上のローラーが、3辺三角形構成、4辺長方形構成など、ベース壁120の局所的な安定のための多角形形状を形成するように、配置されてもよい。他の例では、各ローラーユニットの2つ以上のローラーが、軸に沿って直線状に配置されてもよい。
【0039】
[0048] 各ローラーユニットは、ベース壁120の外向き面220と接合する剛体を含み、剛体には、ローラーユニットの1つ以上のローラーが、回転可能に取り付けられている。各ローラーユニットの剛体は、剛体が取り付けられるベース壁120の変形しない領域を提供することができる。各ローラーユニットの剛体は、1つ以上の機械的締結具(ボルト、リベット、ねじ、クリップなど)、面ファスナー、接着剤、および/または縫い合わせを介してベース壁120に取り付けることができる。
【0040】
[0049]
図5Aのローラーユニット500Aは、長方形構成の剛体512に回転可能に取り付けられた4つの固定車軸車輪510-1、510-2、510-3、および510-4を含む。剛体512をベース壁120に取り付けることができる例示的な機械的締結具514が、
図5Aに概略的に描かれている。ローラーユニット500Aは、この例では、軸516に沿った固定された転がり方向を持っている。
【0041】
[0050]
図5Bのローラーユニット500Bは、長方形構成の剛体522に回転可能に取り付けられた4つの車輪付きキャスター520-1、520-2、520-3、520-4を含む。剛体522をベース壁120に取り付けることができる例示的な機械的締結具524が、
図5Bに概略的に描かれている。ローラーユニット500Bは、直交軸526および528で示されるような平面内で全方向の転がり方向を有する。ローラーユニット500Bは、代替的に4つのボールキャスターを含むことができる。
【0042】
[0051]
図5Cのローラーユニット500Cは、三角形構成の剛体532に回転可能に取り付けられた3つのボールキャスター530-1、530-2、および530-3を含む。剛体532をベース壁120に取り付けることができる例示的な機械的締結具534が、
図5Cに概略的に描かれている。ローラーユニット500Cは、直交軸536および538で示されるような平面内で全方向の転がり方向を有する。ローラーユニット500Cは、代替的に、3つの車輪付きキャスターまたは3つの固定車軸車輪を含むことができる。
【0043】
[0052]
図5Dのローラーユニット500Dは、剛体542に回転可能に取り付けられた単一のボールキャスター540-1を含む。剛体542をベース壁120に取り付けることができる例示的な機械的締結具544-1、544-2、544-3、および544-4が、
図5Dに概略的に描かれている。ローラーユニット500Dは、直交軸546および548で示されるような平面内で全方向の転がり方向を有する。ローラーユニット500Dは、代替的に、1つの車輪付きキャスターまたは1つの固定車軸車輪を含むことができる。
【0044】
[0053]
図6Aおよび
図6Bは、例示的なローラーユニット600を側面から概略的に描き、外向き面220に沿ってローラーユニットをパッド100のベース壁120に取り付けるための例示的な締結技法を示す。この例では、ローラーユニット600は、剛体612に回転可能に取り付けられた例示的なローラー610-1と610-2を含む。
【0045】
[0054]
図6Aでは、剛体612は、機械的締結具614-1および614-2を介して、外向き面220に沿ってベース壁120に取り付けられている。さらに、この例では、バッキングプレート620が、ベース壁120を間にしてローラーユニット600の反対側に配置されている。機械的締結具614-1および614-2は、この例では、ベース壁120を貫通し、バッキングプレート620と係合している。
【0046】
[0055]
図6Bでは、剛体612は、参照数字630で概略的に表される面ファスナーまたは接着剤を介して、外向き面220に沿ってベース壁120に取り付けられている。
【0047】
[0056] 面ファスナーは、ローラーユニット600をベース壁120から取り外すこと、および/またはベース壁に対して異なる位置もしくは向きに再配置することを可能にするという利点を提供することができる。一例として、ベース壁120は、ベース壁に取り付けられたローラーユニットのセットのうちのローラーユニットの数量、向き、配置、および種類を種々の用途のために再構成できるようにするために、外向き面220の一部または全部に沿って、面ファスナーのフック側またはループ側を含むことができる。
【0048】
[0057]
図5A~
図5Dおよび
図6A~
図6Bに描かれている例では、各ローラーユニットは、1つ以上のローラーが回転可能に取り付けられている剛体を含む。別の例では、行(例えば、
図2の240A~240D)または列(例えば、
図2の242A~242D)を形成する複数のローラーユニットは、複数のローラーユニットにまたがる剛体を共有することができる。この構成では、複数のローラーユニットにまたがる共有された剛体を有する行または列に直交する次元の周りで、変形可能な本体110を折り畳んだり巻いたりすることはできないが、そのような行または列に平行な次元の周りで、変形可能な本体を折り畳んだり巻いたりすることはできる。
図2を参照すると、例えば、行240A~240Dはそれぞれ、その行の複数のローラーユニットにまたがる剛体を共有する複数のローラーユニットを含むことができる。この例では、変形可能な本体110は、行240A~240Dに平行な次元の周りで折り畳む、および/または巻くことができる。さらに、この例では、ベース壁120の変形は、上壁122に荷重がかかることに応答して、行240A~240Dの間に位置する1つ以上の領域で起こることができる。別の例として、列242A~242Dはそれぞれ、その列の複数のローラーユニットにまたがる剛体を共有する複数のローラーユニットを含むことができる。この例では、変形可能な本体110は、列242A~242Dに平行な次元の周りで折り畳む、および/または巻くことができる。さらに、この例では、ベース壁120の変形は、上壁122に荷重がかかることに応答して、列240A~240Dの間に位置する1つ以上の領域で起こることができる。
【0049】
[0058]
図7A、
図7B、および
図7Cは、膨張式落下防止パッドのベース壁120に取り付けられたローラーユニットのセットの追加の例を概略的に示す。
【0050】
[0059]
図7Aにおいて、膨張式落下防止パッド100-7Aは、千鳥構成を有する行および列でベース壁120上に分散配置された複数のローラーユニット700を含む。
【0051】
[0060]
図7Bにおいて、膨張式落下防止パッド100-7Bは、第1の中央面710に平行に配向された列間の間隔が第1の中央面から外側に向かう各方向で減少する行および列でベース壁120上に分散配置された複数のローラーユニット700を含む。あるいは、列間の間隔は、第1の中央面710から外側に向かう各方向で増加してもよいし、さもなければ異なってもよい。
図7Bのローラーユニット700の配置は、この例では、第1の中央面710に関して対称である。第1の中央面710に直交する第2の中央面712に平行に配向された行間の間隔は、この例では、行間で規則的または一貫している。
図7Bのローラーユニット700の配置は、この例では、第2の中央面712に関して対称である。
【0052】
[0061]
図7Cにおいて、膨張式落下防止パッド100-7Cは、第1の中央面710に平行に配向された列間の間隔が第1の中央面から外側に向かう各方向で減少する行および列でベース壁120上に分散配置された複数のローラーユニット700を含む。あるいは、列間の間隔は、第1の中央面710から外側に向かう各方向で増加してもよいし、さもなければ異なってもよい。
図7Cのローラーユニット700の配置は、この例では、中央面710に関して対称である。加えて、第2の中央面712に平行に配向された行間の間隔は、第2の中央面から外側に向かう各方向で減少する。あるいは、行間の間隔は、第2の中央面712から外側に向かう各方向で増加してもよいし、さもなければ異なってもよい。
図7Cのローラーユニット700の配置は、この例では、第2の中央面712に関して対称である。
【0053】
[0062] 図面には示されていないが、いくつかの実施形態におけるローラーユニットは、上述したような荷重下でのパッドの底壁の変形によって提供される自己制動機能とは独立した制動機能などの自己制動機能を提供するように構成されていてもよい。さらに、このような制動機能は、荷重がパッドにかかることに応答するという点で、「自己制動」であり得る。例えば、
図6Aおよび
図6Bに描かれている例示的なローラーユニット600のローラー610は、剛体612に対してばねで偏位されている1つ以上の車軸によって剛体612に回転可能に取り付けられていてもよく、そのような車軸の各々は、パッドが所定の大きさの荷重などの荷重を載せていないときにローラーが転がることができるように、ローラー610の頂部とベース壁120の外向き面220との間に十分な量の垂直クリアランスを提供するように偏位されている。しかしながら、このような車軸の偏位は、パッドに荷重がかかると、この垂直クリアランスが減少するように、例えば、ローラーが転がるのを摩擦によって効果的に防止し、それによってパッドの横方向の動きを阻止するような仕方で、ローラーが、荷重(例えば、パッドの上面にかかる所定の大きさの荷重)に応答してベース壁120に接触するように付勢されるように、(例えば、ばねの構成、パッドの重量、ローラーの数などによって)較正することができる。他のローラーユニット構成でも、同様の自己制動機能を提供することができる。いくつかの実施形態では、ローラーユニットのうちの1つ以上が、本明細書で論じるパッドの側壁および/または底壁の変形によって提供される制動機能に加えて、またはその代替として、そのような自己制動機能を提供してもよい。
【0054】
[0063]
図8A、
図8B、
図8C、および
図8Dは、保管のために、展開された状態から折り畳まれた状態へ折り畳まれている収縮状態の膨張式落下防止パッド100の例を概略的に示す。加えて、または代わりに、パッド100は、保管のために、巻かれていない状態から巻かれた状態に巻くことができる。
【0055】
[0064]
図8Aでは、ベース壁120とローラーユニットのセット210が見える。パッド100にまたがる複数の利用可能な折り畳み経路が、
図8Aに、第1の次元232に沿って810、812、および814で、ならびに第1の次元に直交する第2の次元234に沿って820、822、および824で概略的に描かれている。一例として、パッド100は、折り畳み経路822に沿って参照数字830で示されるように折り畳まれ、上壁122が見えるようになった
図8Bの折り畳まれた構成を得ることができる。
図8Bに示される別の例として、パッド100は、参照数字832で示されるように折り畳み経路812に沿って再び折り畳まれ、
図8Cの折り畳まれた構成を得ることができる。
図8Cに示される別の例として、パッド100は、参照数字834で示されるように折り畳み経路810/814に沿って再び折り畳まれ、
図8Dの折り畳まれた構成を得ることができる。パッド100は、ベース壁120に取り付けられた1つ以上のローラーユニットを有しない変形可能な本体110の1つ以上の領域に沿って配置された1つ以上の折り畳み経路に沿って様々な方法で折り畳むことができることが理解されよう。
【0056】
[0065]
図9は、複数のローラーを含む膨張式落下防止パッドを使用する方法900の例示的な非排他的な例を示すフロー図である。以下の説明から明らかなように、いくつかのステップは任意選択であってもよく、または本開示による方法の任意選択版に対応してもよい。したがって、本開示による全ての方法が、図示されたステップを含む必要はない。
図9に図示された方法およびステップは限定的なものではなく、他の方法およびステップも本開示の範囲内であり、本明細書における議論から理解されるように、図示されたステップ数より多いまたは少ないステップ数を有する方法を含み、および/または、異なる順序のステップを含んでもよい。一例として、方法900は、本明細書で説明するように、ベース壁120に取り付けられた複数のローラーユニット210を有する膨張式落下防止パッド100を用いて実施することができる。
【0057】
[0066] 910において、この方法は、複数のローラーを含む膨張式落下防止パッド(例えば、100)を得ることを含む。
【0058】
[0067] 912において、この方法は、折り畳まれた、かつ/または巻かれた状態からパッドを展開し、かつ/または広げ、パッドの展開された、かつ巻かれていない状態を得ることを含む。
【0059】
[0068] 914において、この方法は、収縮状態からパッドを膨張させて、パッドの膨張状態を得ることを含む。一例として、
図1のファンアセンブリ150は、導管154および開口部152を介してパッド100に空気を供給するように作動させることができる。
【0060】
[0069] 916において、この方法は、目標位置および/または向きを含むことができる目標配置にパッドを配置することを含む。一例として、パッドは、ベース壁に取り付けられた複数のローラーユニットのローラー上でパッドを地表面上で転がすことにより、918において、移動させることができる。
【0061】
[0070] 920において、パッドの目標配置(例えば、位置および/または向き)を変更する場合、方法は916に戻り、そこでパッドを目標配置に再配置することができる。
【0062】
[0071] 922において、パッドを保管しようとする場合、方法は932に進むことができる。932において、この方法は、膨張状態からパッドを収縮させて、パッドの収縮状態を得ることを含む。一例として、
図1のファンアセンブリ150がオフにされ、かつ/またはパッド100の開口部152および/または導管154から切り離すことができる。934において、この方法は、展開された、かつ巻かれていない状態からパッドを折り畳み、かつ/または巻いて、保管に適したパッドの折り畳まれた、かつ/または巻かれた状態を得ることを含む。
【0063】
[0072] 924において、この方法は、パッドの上壁に荷重をかけることを含む。一例として、パッドの上壁にかかる荷重は、少なくとも部分的には、パッドのベース壁が変形して地表面との接触を開始することによって、制動機能が開始される所定の大きさに達するか、または所定の大きさを超えることができる。加えて、または代わりに、パッドの側壁が変形して周囲の構造物との接触を開始することにより、制動機能を開始することができる。
【0064】
[0073] 926において、この方法は、上壁に荷重がかかることに応答してパッドのベース壁を変形させ、ベース壁と地表面との接触を開始する、または増加させることを含む。加えて、パッドの側壁が、924でかけられた荷重に応答して926で変形し、側壁と周囲の構造物との接触を開始する、または増加させることができる。前述したように、ベース壁と地表面との接触が増加することで、制動機能を提供することができる。加えて、または代わりに、側壁の変形は、側壁と周囲の構造物との間の接触を開始する、および/または増加させ、それによって制動機能を提供することができる。再び
図3を参照すると、例えば、側壁124Bおよび124Dは、かけられた荷重の下で変形し、航空機胴体300の周囲の構造物との接触を開始するか、または接触を増加させることができる。
【0065】
[0074] 928において、この方法は、パッドの上壁にかけられた荷重を取り除くことを含む。930において、荷重を取り除くことに応答してベース壁と地表面との接触が減少し、または中止される。加えて、または代わりに、側壁と周囲の構造物との接触が、荷重の除去に応答して減少し、または中止される。
【0066】
[0075] 上述のように、本開示による方法は、
図9に記載もしくは図示されたステップの全てを含む必要はなく、または図示された順序で含む必要はなく、および/または特定のステップの複数の反復を含んでもよい。一例として、方法は、パッドを膨張させる(914で)前に、パッドを目標配置位置に配置する(916および/または918で)ことなどを含むことができる。関連する例では、方法は、パッドを配置し(916および/または918で)、パッドを膨張させ(914で)、次にパッドを方向付ける(916で)ことを含むことができる。
【0067】
[0076]さらに、本開示は、以下の条項による構成を含む。
【0068】
[0077] 条項1. 膨張可能な三次元容積を画定する変形可能な本体であって、ベース壁、上壁、およびベース壁と上壁とにまたがる側壁を有する変形可能な本体と、
ベース壁の外向き面に沿ってベース壁に取り付けられたローラーユニットのセットであって、ローラーユニットのセットは、多次元アレイに配置され、セットのうちの2つ以上のローラーユニットが、多次元アレイの第1の次元において互いに間隔をあけて配置され、セットのうちの2つ以上のローラーユニットが、第1の次元と直交する多次元アレイの第2の次元において、互いに間隔をあけて配置されている、ローラーユニットのセットと、を備える膨張式落下防止パッド。
【0069】
[0078] 条項2. ローラーユニットのセットが、多次元アレイの3つ以上の行に配置され、3つ以上の行の各行が、2つ以上のローラーユニットを含む、条項1に記載の膨張式落下防止パッド。
【0070】
[0079] 条項3. 3つ以上の行の各行が、規則的な間隔で互いに間隔をあけて配置されている、条項2に記載の膨張式落下防止パッド。
【0071】
[0080] 条項4. 3つ以上の行の各行が、異なる間隔で互いに間隔をあけて配置されている、条項2に記載の膨張式落下防止パッド。
【0072】
[0081] 条項5. ローラーユニットのセットが、多次元アレイの3つ以上の列に配置され、3つ以上の列の各列が、3つ以上の行の各行のローラーユニットを含む、条項2に記載の膨張式落下防止パッド。
【0073】
[0082] 条項6. ローラーユニットのセットの各ローラーユニットを取り囲むベース壁の1つ以上の領域が変形可能であり、変形可能な本体の上壁に荷重をかけることは、ベース壁の前記領域の1つ以上を地表面に向かって変形させ、地表面上でローラーユニットのセットが変形可能な本体を支持している、条項1~5のいずれかに記載の膨張式落下防止パッド。
【0074】
[0083] 条項7. ベース壁の前記領域の1つ以上が、荷重が所定の大きさである場合にベース壁の少なくとも一部が地表面に接触する程度に地表面に向かって変形するように構成されている、条項6に記載の膨張式落下防止パッド。
【0075】
[0084] 条項8. ベース壁の一部による地表面との接触が、地表面に沿った膨張式落下防止パッドの移動に対する横方向の抵抗を増加させる、条項7に記載の膨張式落下防止パッド。
【0076】
[0085] 条項9. ベース壁の少なくとも一部が、変形可能な本体の上壁に所定の大きさの荷重がかけられたときに、ローラーユニットのセットが変形可能な本体を地表面上で支持する地表面に接触するように構成されている、条項1~8のいずれかに記載の膨張式落下防止パッド。
【0077】
[0086] 条項10. 荷重の大きさが増加すると、地表面に接触するベース壁の表面積が増加する、条項9に記載の膨張式落下防止パッド。
【0078】
[0087] 条項11. ベース壁の一部による地表面との接触が、地表面に沿った膨張式落下防止パッドの移動に対する横方向の抵抗を増加させ、横方向の抵抗は、地表面と接触するベース壁の表面積が増加するにつれて増加する、条項10に記載の膨張式落下防止パッド。
【0079】
[0088] 条項12. ローラーユニットのセットの各ローラーユニットが、ベース壁の外向き面と接合する剛体、および剛体に回転可能に取り付けられた1つ以上のローラーを含む、条項1~11のいずれかに記載の膨張式落下防止パッド。
【0080】
[0089] 条項13. ローラーユニットのセットの各ローラーユニットの1つ以上のローラーが、固定された転がり方向を有する1つ以上の車輪を含む、条項12に記載の膨張式落下防止パッド。
【0081】
[0090] 条項14. ローラーユニットのセットの各ローラーユニットの1つ以上のローラーが、長方形構成に配置された4つの車輪を含む、条項13に記載の膨張式落下防止パッド。
【0082】
[0091] 条項15. 側壁が、変形可能な本体の対向する両側においてベース壁と上壁との間でテーパー形状であり、変形可能な本体の対向する両側は、固定された転がり方向に平行である、条項13に記載の膨張式落下防止パッド。
【0083】
[0092] 条項16. ローラーユニットのセットの各ローラーユニットの1つ以上のローラーが、全方向の転がり方向を有する1つ以上のキャスターを含む、条項12に記載の膨張式落下防止パッド。
【0084】
[0093] 条項17. 上壁とベース壁が、異なる面積を有する、条項1~16のいずれかに記載の膨張式落下防止パッド。
【0085】
[0094] 条項18. 上壁が、ベース壁よりも大きな面積を有し、側壁が、変形可能な本体の対向する両側において上壁からベース壁に向かって内側へテーパー形状である、条項17に記載の膨張式落下防止パッド。
【0086】
[0095] 条項19. 変形可能な本体は、ベース壁の内向き面と接合する複数の内部バッフル壁を、膨張可能な三次元容積内に含み、ローラーユニットのセットの各ローラーユニットは、ベース壁の内向き面と接合する複数の内部バッフル壁のうちのバッフル壁によって少なくとも2つの対向する側で境界付けられた領域内のそれぞれの位置で、ベース壁に取り付けられている、条項1~18のいずれかに記載の膨張式落下防止パッド。
【0087】
[0096] 条項20. ベース壁と上壁とにまたがる側壁のうちの側壁が、変形可能な本体によって画定された膨張可能な三次元容積に空気を供給する開口部を画定する、条項1~19のいずれかに記載の膨張式落下防止パッド。
【0088】
[0097] 条項21. 変形可能な本体によって画定された膨張可能な三次元容積を膨張させるために、開口部と接合するファンアセンブリをさらに備え、ファンアセンブリはローラーの別のセットを含む、条項20に記載の膨張式落下防止パッド。
【0089】
[0098] 条項22. ローラーユニットのセットの各ローラーユニットは、1つ以上の締結具を介してベース壁に取り付けられている、条項1~21のいずれかに記載の膨張式落下防止パッド。
【0090】
[0099] 条項23. ベース壁の外向き面は、上壁の外向き面とは異なる材料を含む、条項1~22のいずれかに記載の膨張式落下防止パッド。
【0091】
[00100] 条項24. 変形可能な本体は、ベース壁に取り付けられた1つ以上のローラーユニットを有しない変形可能な本体の1つ以上の領域に沿って配置された1つ以上の折り畳み経路に沿って折り畳み可能である、条項1~23のいずれかに記載の膨張式落下防止パッド。
【0092】
[00101] 本明細書に記載される構成および/または手法は、本質的に例示的なものであり、多数の変形が可能であるため、これらの具体例は限定的な意味で考慮されるべきものではないことが理解されるであろう。本開示の主題は、本明細書に開示された様々な例、構成、特徴、機能、および/または特性の全ての新規かつ非自明な組み合わせおよび下位組み合わせ、ならびにそれらのあらゆる全ての等価物を含む。
【符号の説明】
【0093】
100 膨張式落下防止パッド
110 変形可能な本体
112 膨張可能な三次元容積
120 ベース壁
122 上壁
124A、124B、124C、124D 側壁
130 地表面
132 人
144B、144D プロファイル
150 ファンアセンブリ
152 開口部
154 剛性の導管
156 ローラーユニットのセット
210 ローラーユニットのセット
212 ローラーユニット
214 ローラーユニット
220 外向き面
230 多次元アレイ
232 第1の次元
234 第2の次元
240A、240B、240C、240D 行
242A、242B、242C、242D 列
250A、250B、250C、250D、250E、250F、250G ローラーユニット
260 領域
290 領域
300 航空機胴体
310 上部デッキ
312 部分
320 荷重
330 下部デッキ
332 領域
410 ローラーユニット
412 ローラーユニット
420 変形
430 変形
432 表面積
500A、500B、500C、500D ローラーユニット
510 固定車軸車輪
512 剛体
514 機械的締結具
516 軸
520 4つの車輪付きキャスター
522 剛体
524 機械的締結具
526、528 直交軸
530 ボールキャスター
532 剛体
534 機械的締結具
536、538 直交軸
540 ボールキャスター
542 剛体
544 機械的締結具
546、548 直交軸
600 ローラーユニット
610 ローラー
612 剛体
614 機械的締結具
620 バッキングプレート
630 ファスナーまたは接着剤
700 複数のローラーユニット
710 第1の中央面
712 第2の中央面
810、812、814 折り畳み経路
820、822、824 折り畳み経路
830 折り畳まれる
832 折り畳まれる
834 折り畳まれる
900 方法
【外国語明細書】