(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025115595
(43)【公開日】2025-08-07
(54)【発明の名称】プリンタおよびプラテンモジュール
(51)【国際特許分類】
B41J 11/04 20060101AFI20250731BHJP
B41J 11/70 20060101ALI20250731BHJP
B65H 5/00 20060101ALI20250731BHJP
【FI】
B41J11/04
B41J11/70
B65H5/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024010136
(22)【出願日】2024-01-26
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユージン チャン
(72)【発明者】
【氏名】江岡 健二
【テーマコード(参考)】
2C058
3F101
【Fターム(参考)】
2C058AB06
2C058AC06
2C058AD06
2C058AE04
2C058AE14
2C058AF06
2C058AF31
2C058AF35
2C058AF45
2C058AF51
2C058DA10
2C058LA03
2C058LA10
2C058LB09
3F101AB01
3F101AB19
3F101LA07
3F101LB01
3F101LB07
(57)【要約】
【課題】プラテンローラおよびその周囲やカッターユニットのメンテナンス性を向上させる。
【解決手段】プリンタは、印字ヘッドと、プラテンローラと、カッターユニットと、ガイド部材と、を備える。前記印字ヘッドは、帯状の用紙に印字する。前記プラテンローラは、前記印字ヘッドとの間に用紙を挟み、回転駆動されて前記用紙を搬送する。前記カッターユニットは、前記プラテンローラよりも前記用紙の搬送方向下流側に設けられ、固定刃と可動刃とを有し、前記可動刃が移動して前記固定刃との間に挟んだ前記用紙を切断する。前記ガイド部材は、前記カッターユニットと前記プラテンローラとの隙間を埋める位置に設けられて前記用紙を案内し前記用紙の前記隙間への入り込みを防ぐ案内部と、前記プラテンローラの軸の両端部を回転自在に支持する支持部と、を有し、前記固定刃から離れて位置する前記可動刃を覆う位置に着脱可能である。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
帯状の用紙に印字する印字ヘッドと、
前記印字ヘッドとの間に用紙を挟み、回転駆動されて前記用紙を搬送するプラテンローラと、
前記プラテンローラよりも前記用紙の搬送方向下流側に設けられ、固定刃と可動刃とを有し、前記可動刃が移動して前記固定刃との間に挟んだ前記用紙を切断するカッターユニットと、
前記カッターユニットと前記プラテンローラとの隙間を埋める位置に設けられて前記用紙を案内し前記用紙の前記隙間への入り込みを防ぐ案内部と、前記プラテンローラの軸の両端部を回転自在に支持する支持部と、を有し、前記固定刃から離れて位置する前記可動刃を覆う位置に着脱可能であるガイド部材と、
を備えるプリンタ。
【請求項2】
前記カッターユニットは、前記可動刃の切れ刃を出し入れ自在に前記可動刃を収納する収納カバーと、前記収納カバーを保持するブラケットと、を含み、
前記収納カバーは、収納した前記可動刃の切れ刃を含む所定範囲を露出する形状であって、
前記ガイド部材は、前記ブラケットに、固定部材により着脱自在に構成されている
請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記プラテンローラは、前記ガイド部材と前記ブラケットとが互いの接触面に有する凹凸形状の嵌合によって、位置決めされる
請求項2に記載のプリンタ。
【請求項4】
印字ヘッドとの間に帯状の用紙を挟み、回転駆動されて前記用紙を搬送するプラテンローラと、
可動刃が移動して固定刃との間に挟んだ前記用紙を切断するカッターユニットと前記プラテンローラとの隙間を埋める位置に設けられて前記用紙を案内し前記用紙の前記隙間への入り込みを防ぐ案内部と、前記プラテンローラの軸の両端部を回転自在に支持する支持部と、を有し、前記固定刃から離れて位置する前記可動刃を覆う位置に着脱可能であるガイド部材と、
を備えるプラテンモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プリンタおよびプラテンモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、帯状の用紙が巻かれたロール紙を用いるプリンタにおいて、プラテンローラをフレームに着脱自在に設ける構成(例えば特許文献1)や、カッターの清掃時に収納スリット等から突出するよう可動刃を移動させ露出させる構成(例えば特許文献2)がある。このような構成は、プラテンローラの交換やカッターの清掃を行うためのものである。
【0003】
用紙としては、レシート用紙やラベル用紙、或いは台紙なしラベルがある。レシート用紙は、レシート等に使われる粘着性のない紙である。ラベル用紙は、帯状の台紙に所定寸法にカット済みのラベルが貼付されたものである。ラベルは、印字面の裏面に糊層(粘着層)が設けられたものである。台紙なしラベルは、帯状の用紙の裏面に糊層が設けられたものである。
【0004】
台紙なしラベルは、近年よく利用されるようになっている。台紙なしラベルは、発行時に、プリンタに設けられたカッターユニットによって、切断される。台紙なしラベルの場合、カッターユニットやプラテンローラとその周囲の用紙ガイド部材にラベルの糊が付着するので、定期的な清掃や交換を要する。
【0005】
しかしながら、従来の構成では、例えばプラテンローラを取り外して清掃あるいは交換することはできても、その周囲の用紙ガイド部材や可動刃の清掃は、別の作業となるため、繁雑である。また、可動刃の清掃は、収納スリット等から突出するよう可動刃を移動させ露出させて行う都合上、切れ刃が突出した状態での作業となるため、危険を伴い、好ましくない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、プラテンローラおよびその周囲やカッターユニットのメンテナンス性を向上させることができるプリンタおよびプラテンモジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態のプリンタは、帯状の用紙に印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドとの間に用紙を挟み、回転駆動されて前記用紙を搬送するプラテンローラと、前記プラテンローラよりも前記用紙の搬送方向下流側に設けられ、固定刃と可動刃とを有し、前記可動刃が移動して前記固定刃との間に挟んだ前記用紙を切断するカッターユニットと、前記カッターユニットと前記プラテンローラとの隙間を埋める位置に設けられて前記用紙を案内し前記用紙の前記隙間への入り込みを防ぐ案内部と、前記プラテンローラの軸の両端部を回転自在に支持する支持部と、を有し、前記固定刃から離れて位置する前記可動刃を覆う位置に着脱可能であるガイド部材と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態のプリンタの外観の一例を示す斜視図である。
【
図2】
図2は、プリンタの内部構造の一例を示す断面図である。
【
図3】
図3は、蓋部を開けた状態のプリンタを示す断面図である。
【
図4】
図4は、蓋部を開けた状態のプリンタを示す斜視図である。
【
図5】
図5は、蓋部からプラテンモジュールを取り外した状態の斜視図である。
【
図6】
図6は、蓋部から取り外したプラテンモジュールの斜視図である。
【
図7】
図7は、プラテンモジュールが取り外された蓋部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、実施形態のプリンタ1の外観の一例を示す斜視図である。
図1の斜視図は、プリンタ1の正面および右側面が見え、プリンタ1の左側面および背面が見えない状態を示す。
図2は、プリンタ1の内部構造の一例を示す断面図である。プリンタ1は、筐体2、蓋部3、保持部4、印字ヘッド5、プラテンモジュール6、カッターユニット8などを備える。プラテンモジュール6は、プラテンローラ61とガイド部材7とを備える。
【0010】
図3は、蓋部3を開けた状態のプリンタ1を示す断面図である。
図4は、蓋部3を開けた状態のプリンタ1を示す斜視図である。
【0011】
筐体2は、蓋部3により開閉される開口部を有する容器である。蓋部3は、一端部に設けられた軸35を中心に、筐体2の開口部の端に回動可能に取り付けられ、回動に伴い、筐体2の開口部を閉じる位置(閉じ位置)と開放する位置(開放位置)との間を移動する。蓋部3が閉じ位置に位置する状態で、蓋部3の他端部(一端部の反対側の端部)と筐体2との間との間に、排紙口9が形成される。
【0012】
保持部4は、ロール紙ホルダの一例であって、ロール紙を、その幅方向の位置を定めて、保持する。ロール紙は、帯状の用紙が巻かれたものである。用紙は、レシート用紙のような一般的な紙や、所定寸法のラベルが帯状の台紙に貼付されたものや、台紙なしの帯状のラベル(台紙なしラベル)等である。なお、ラベルは、シートの片面(印字面の裏面)に糊層が設けられたものである。シートは紙のほか、プラスチックフィルム等であってもよい。
【0013】
印字ヘッド5は、プラテンローラ61との間に挟んだ用紙に印字するものであって、例えば、発熱素子が用紙幅方向に沿って多数並んだラインサーマルヘッドである。プラテンローラ61は、表面に弾性を有する円柱状のローラであって、軸611を中心に回転駆動されることで、印字ヘッド5との間に挟んだ用紙を搬送する。
【0014】
印字ヘッド5は筐体2内に設けられ、プラテンローラ61は蓋部3に取り付けられており、印字ヘッド5とプラテンローラ61とは蓋部3の回動移動に伴って接離する。また、印字ヘッド5とプラテンローラ61とが離れることにより、用紙搬送路が開放される。
【0015】
カッターユニット8は、蓋部3に取り付けられ、印字ヘッド5およびプラテンローラ61よりも用紙搬送方向下流側に設けられ、印字後の用紙を切断する。
【0016】
カッターユニット8は、例えば固定刃81と可動刃82とを有する。固定刃81と可動刃82とは、互いの切れ刃を対向させて、用紙搬送路を用紙厚さ方向に挟んで、配置される。固定刃81は、筐体2内に固定されている。可動刃82は蓋部3に取り付けられ、駆動力を受けることで、固定刃81に接離する向きに移動する。可動刃82の切れ刃が固定刃81の切れ刃と摺動することで、間に挟まれた用紙が切断される。
【0017】
このような構成のプリンタ1において、蓋部3を開けて筐体2内の保持部4にロール紙を保持させ、ロール紙から引き出された用紙が印字ヘッド5とプラテンローラ61との間に挟まれるように位置させて、蓋部3を閉じる。これにより、プリンタ1が稼働できる状態つまり印字可能状態となる。
【0018】
稼働中のプリンタ1は、プラテンローラ61を回転駆動することで、プラテンローラ61と印字ヘッド5とに挟まれた用紙を搬送しながら、印字ヘッド5を駆動して用紙に印字を行う。また、プリンタ1は、適切な位置で用紙が切断されるよう、カッターユニット8を制御する。より具体的には、可動刃82を移動させる駆動制御する。
【0019】
用紙が台紙なしラベルの場合、プリンタ1は、カッターユニット8が用紙を切断する都度、切断後の用紙が排紙口9から取り去られるのを待機し、取り去られた後に、次の印字を行う。この制御のために、プリンタ1は、排紙口9における用紙の有無を検知するためのセンサを備えている。台紙なしラベルを使用中のプリンタ1においては、センサが用紙を検知しないとき、印字が可能である。
【0020】
図5は、蓋部3からプラテンモジュール6を取り外した状態の斜視図である。
図6は、蓋部3から取り外したプラテンモジュール6の斜視図である。本実施形態のプラテンローラ61は、ガイド部材7とともに、プラテンモジュール6を構成する。
【0021】
ガイド部材7は、一対の支持部71と案内部72とを備え、固定刃81から離れて位置する(つまり用紙搬送路に露出せず引っ込んだ状態の)可動刃82を覆う位置に、着脱可能である。支持部71は、案内部72の両端部に設けられ、略U字型の凹部によって、プラテンローラ61の軸611の両端部を回転自在に支持する。案内部72は、プラテンローラ61の長手方向に沿って、カッターユニット8とプラテンローラ61との隙間を埋める位置に設けられて、用紙の隙間への入り込みを防ぎ、用紙を案内する。
【0022】
プラテンモジュール6は、蓋部3の内側面にねじ79によって取り付けられており、蓋部3に対して着脱可能である。ねじ79は、ガイド部材7の支持部71のそれぞれに形成された取付穴78を貫通し、カッターユニット8に形成されたねじ穴88にねじ込まれる。
【0023】
蓋部3に取り付けられたプラテンモジュール6は、カッターユニット8の少なくとも一部分を覆い隠す。ここで、
図7は、プラテンモジュール6が取り外された蓋部3の斜視図である。上記一部分は、具体的には、可動刃82の面821の、切れ刃825を含む所定範囲である。
【0024】
なお、
図7が示す可動刃82は、収納カバー83のスリット831から突出する位置にある状態である。カッターユニット8は、収納カバー83と、第1ブラケット85と第2ブラケット86とを、さらに備える。
【0025】
収納カバー83は、可動刃82の切れ刃825を出し入れ自在に、可動刃82を収納する。収納カバー83は、可動刃82の周りを囲んで可動刃82を不意の破損等から保護するとともに、可動刃82の移動範囲を確保する。切断動作中の可動刃82は、スリット831から出入りする。収納カバー83は、収納した可動刃82の、切れ刃825を含む所定範囲を、露出する形状である。
【0026】
第1ブラケット85は、収納カバー83の両側部を保持する。第2ブラケット86は、第1ブラケット85との間に形成される凹部861により、プラテンモジュール6の両端部を、保持する。
【0027】
また、第1ブラケット85は、第2ブラケット86側の面に、プラテンモジュール6を正確な位置に取り付ける位置決めのための凹凸形状(本実施形態では凸部851)を有する。ガイド部材7は、凸部851に対向する位置に、同じく位置決めのための凹凸形状(実施形態では凹部)を有する。第1ブラケット85の凸部851にガイド部材7の凹部が嵌まることにより、プラテンモジュール6は、第1ブラケット85や蓋部3、筐体2を介して、印字ヘッド5に対して正確な位置に位置決めされる。つまりプラテンローラ61は、ガイド部材7と第1ブラケット85とが互いの接触面に有する凹凸形状(凸部851とこれに対向する凹部)の嵌合によって、位置決めされる。
【0028】
ところで、
図7は説明のために示したものであって、可動刃82は、切断動作中以外、
図5等に示す位置にある。つまり、切断動作中でない可動刃82は、切れ刃825を含む所定範囲を収納カバー83のスリット831から露出させているが、切れ刃825を案内部72から突出させない。
【0029】
プラテンモジュール6は、カッターユニット8が備える可動刃82の、プラテンローラ61側の面821を覆う部材を兼ねる。よって、プラテンモジュール6が蓋部3から取り外されることにより、可動刃82の面821が露出する。
【0030】
可動刃82の切れ刃825の近傍には、切れ刃825に沿って複数並んで、孔826が形成されている。孔826が形成されている位置は、上述の切れ刃825を含む所定範囲に含まれる。
【0031】
孔826には、用紙が例えば台紙なしラベルである場合に、印字面の裏面の糊層から可動刃82に移った糊が、可動刃82と用紙の摺動等により移動して、溜まる。孔826がない場合、可動刃82に移った糊が、面821等に留まり、紙粉等とともに堆積し、不具合の原因となる。孔826により、糊や紙粉等の体積が軽減され、不具合発生に至りにくくできる。
【0032】
可動刃82や固定刃81のほか、プラテンローラ61や案内部72にも、従来、例えば糊が貼り付きにくい性質のコーティングを施すことが行われている。しかしながら、上述のようなコーティングは、糊の移りや堆積を軽減するが、完全になくすには至っていない。このため、カッターユニット8の特に可動刃82の清掃や、プラテンローラ61および案内部72の清掃あるいは交換が、適宜必要である。
【0033】
従来は、可動刃82の清掃は、カッターユニット8を分解したり、可動刃82を切断時の突出位置に位置させたりすることで行っていたが、前者は煩雑であり、後者は危険を伴う。これに対し本願では、ねじ79を取り外すことでプラテンモジュール6が蓋部3から取り外されると、面821が露出する。これにより、面821や切れ刃825、孔826の清掃を容易に行うことができ、可動刃82に付着した糊や紙粉等を、従来よりも容易に除去することができる。
【0034】
また、プラテンローラ61の表面や案内部72が糊や紙粉等で汚れた場合、プラテンモジュール6を取り外し、プラテンローラ61とガイド部材7とに分けて清掃してもよいが、プラテンモジュール6を交換することで、清掃を不要にすることができる。プラテンローラ61は消耗品でもあるので、消耗具合に基づいて判断されるタイミングで、プラテンモジュール6単位で交換することにより、プラテンローラ61および案内部72の清掃を不要にすることができる。
【0035】
このように、本実施形態によれば、プリンタ1のプラテンローラ61やカッターユニット8まわりのメンテナンス性を向上させることができる。つまり、メンテナンスに要する手数を減らしたり、メンテナンスしやすくしたりすることができる。
【0036】
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0037】
1 …プリンタ、
2 …筐体、
3 …蓋部、35…軸、
4 …保持部、
5 …印字ヘッド、
6 …プラテンモジュール、
61…プラテンローラ、611…軸、
7 …ガイド部材、71…支持部、72…案内部、78…取付穴、
8 …カッターユニット、
81…固定刃、
82…可動刃、821…面、825…切れ刃、826…孔、
83…収納カバー、831…スリット、
85…第1ブラケット(ブラケットの一例)、851…凸部(凹凸形状の一例)、
86…第2ブラケット、861…凹部、
88…ねじ穴、
9 …排紙口。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0038】
【特許文献1】特開2011-051308号公報
【特許文献2】特開2021-130215号公報