(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025115817
(43)【公開日】2025-08-07
(54)【発明の名称】情報処理装置及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20250731BHJP
【FI】
G06Q30/0601 330
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024010479
(22)【出願日】2024-01-26
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】市川 隆
(57)【要約】
【課題】生成AIを利用した顧客に対するプロモーションの利便性を向上させる。
【解決手段】実施形態に係る情報処理装置は、取得部と、検出部と、第1生成部と、第2生成部と、出力制御部とを備える。取得部は、施設に設置されたカメラから、当該カメラにより撮像されたカメラ画像を取得する。検出部は、カメラ画像内に映り込んだ顧客の特徴を検出する。第1生成部は、検出された特徴に基づいて、顧客の特徴を表す第1テキスト情報を生成する。第2生成部は、第1テキスト情報を付加した問合せテキストを、問合せテキストの入力に応じて施設で取り扱う商品に関するテキストを生成する生成AIに入力し、生成AIが生成するテキストに基づいて、商品のプロモーションに関する第2テキスト情報を生成する。出力制御部は、第2テキスト情報に出力する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設に設置されたカメラから、当該カメラにより撮像されたカメラ画像を取得する取得部と、
前記カメラ画像内に映り込んだ顧客の特徴を検出する検出部と、
検出された前記特徴に基づいて、前記顧客の特徴を表す第1テキスト情報を生成する第1生成部と、
前記第1テキスト情報を付加した問合せテキストを、問合せテキストの入力に応じて前記施設で取り扱う商品に関するテキストを生成する生成AIに入力し、前記生成AIが生成するテキストに基づいて、商品のプロモーションに関する第2テキスト情報を生成する第2生成部と、
前記第2テキスト情報を出力する出力制御部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記検出部は、前記顧客の外見上の特徴を検出し、
前記第1生成部は、検出された前記顧客の外見上の特徴を表す前記第1テキスト情報を生成し、
前記第2生成部は、条件を指定したテキストの入力に対し前記条件に基づいた商品に関するテキストを出力するように機能付けられた前記生成AIである第1大規模言語モデルに、外見上の特徴に関する記述を前記条件として付加した前記問合せテキストを入力し、前記第1大規模言語モデルが出力するテキストを前記第2テキスト情報として取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
検出された前記特徴に対応する顧客の購入履歴を取得する第2取得部を更に備え、
前記第2生成部は、前記第1大規模言語モデルに、取得された前記購入履歴に関する記述を前記条件として付加した前記問合せテキストを入力し、前記第1大規模言語モデルが出力するテキストを前記第2テキスト情報として取得する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2取得部は、各顧客の特徴と当該顧客の購入履歴とを対応付けて記憶するデータベース、又は前記顧客が携帯する携帯端末から購入履歴を取得する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記顧客の前記施設内における位置を表す位置情報に基づいて、前記顧客の近傍にある近傍商品を特定する第2特定部を更に備え、
前記第2生成部は、前記第1大規模言語モデルに、特定された前記近傍商品に関する記述を前記条件として付加した前記問合せテキストを入力し、前記第1大規模言語モデルが出力するテキストを前記第2テキスト情報として取得する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第2テキスト情報に表された内容を画像データ及び音声データのうちの少なくとも一方を含むデータに変換したプロモーション情報を生成する第3生成部を更に備え、
前記出力制御部は、生成されたプロモーション情報を出力装置に出力する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第3生成部は、商品に関するテキストの入力に対し当該商品を販促するためのテキストを出力するように機能付けられた生成AIである第2大規模言語モデルに、前記第2テキスト情報を入力し、前記第2大規模言語モデルが出力するテキストを音声データに変換することで前記プロモーション情報を生成する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第3生成部は、各商品の名称と当該商品の画像データとを対応付けた商品画像データベースから、前記第2テキスト情報に含まれる前記商品の名称に対応する前記画像データを読み出し、読み出した前記画像データと前記第2テキスト情報とに基づいて前記プロモーション情報を生成する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記出力制御部は、所定時間内における前記顧客の前記位置情報の変化が、所定範囲内である場合に、前記プロモーション情報を前記出力装置へ出力する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記出力制御部は、前記プロモーション情報を、前記顧客の最新の前記位置情報に最も近い前記出力装置へ出力する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項11】
情報処理装置による情報処理方法であって、
施設に設置されたカメラから、当該カメラにより撮像されたカメラ画像を取得し、
前記カメラ画像内に映り込んだ顧客の特徴を検出し、
検出された前記特徴に基づいて、前記顧客の特徴を表す第1テキスト情報を生成し、
前記第1テキスト情報を付加した問合せテキストを、問合せテキストの入力に応じて前記施設で取り扱う商品に関するテキストを生成する生成AIに入力し、前記生成AIが生成するテキストに基づいて、商品のプロモーションに関する第2テキスト情報を生成し、
前記第2テキスト情報を出力する、
工程を含む情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、テキストや画像等を生成する生成AI(Artificial Intelligence)が注目を集めている。生成AIの精度は、日々向上しており、テキストを生成する生成AIを利用して、顧客の問合せに対して、問合せ内容に合致する商品を紹介する等のプロモーションも行われるようになってきている。
【0003】
しかしながら、上記のような生成AIを用いるプロモーションサービスは、クラウドで提供されることが一般的である。このため、顧客の個人情報等のクラウド上には出力したくない情報を取り扱う場合、サービスを利用できない可能性があった。また、クラウドで提供されるプロモーションサービスで用いる生成AIは、店舗に最適化されていないため、顧客に対して店舗での取り扱いがない商品の購入を勧めてしまう可能性もあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、生成AIを利用した顧客に対するプロモーションの利便性を向上させることができる情報処理装置及び情報処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る情報処理装置は、
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理システムの各装置の接続関係の一例を示すシステム図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係るSCのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係るSCの機能構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係るSCが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、
図1乃至
図4を参照して、実施形態の情報処理装置及び情報処理方法を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態では、百貨店やスーパーマーケット等の店舗(施設の一例)に設置されたストアコンピュータ(SC)を情報処理装置の一例として説明するが、実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0008】
図1は、実施形態に係る情報処理システムSの各装置の接続関係の一例を示すシステム図である。
図1において、システムは、SC(Store Computer)1、複数台の画像表示装置2、複数台の音声出力装置3、複数台のカメラ4、及び複数台の携帯端末6を備えている。
【0009】
SC1、複数台の画像表示装置2、複数台の音声出力装置3、及び複数台のカメラ4は、例えばLAN(Local Area Network)のような通信回線7を介して互いに接続されている。また、複数台の携帯端末6は、無線の無線通信の中継器であるアクセスポイント5と通信回線7とを介してSC1と接続されている。
【0010】
なお、
図1で示した各装置の数は一例であり、情報処理システムSが備える各装置の数は、
図1で示した数に限定されない。例えば、情報処理システムSは、アクセスポイント5を複数備えていてもよい。
【0011】
画像表示装置2は、顧客に対して購入を勧める商品をプロモーションするためのプロモーション画像を表示する。例えば、画像表示装置2は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイスを有する情報処理装置である。なお、画像表示装置2は、表示デバイスそのものであってもよい。
【0012】
例えば、画像表示装置2は、通信回線7を介してSC1からSC1で生成されたプロモーション画像を受信し、表示デバイスに表示させる制御を行う。
【0013】
音声出力装置3は、顧客に対して購入を勧める商品をプロモーションするためのプロモーション音声を出力する。例えば、音声出力装置3は、スピーカ等の音声出力デバイスを有する情報処理装置である。なお、音声出力装置3は、音声出力デバイスそのものであってもよい。
【0014】
例えば、音声出力装置3は、通信回線7を介してSC1からSC1で生成されたプロモーション音声を受信し、音声出力デバイスから出力させる制御を行う。
【0015】
SC1は、顧客に対するプロモーション情報(プロモーション画像、プロモーション音声)を生成する。例えば、SC1は、サーバ装置である。なお、SC1は、POS端末(不図示)から受信した商品販売登録情報を収集して管理する処理等の処理を行ってもよい。SC1は、一台のサーバ装置で構成されてもよいし、複数台のサーバ装置で構成されていてもよい。
【0016】
例えば、SC1は、通信回線7を介してカメラ4からカメラ4が店舗内を撮像したカメラ画像を受信する。また、例えば、SC1は、携帯端末6から店舗内に複数設置された送信器(例えば、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi等の電波の送信器)(不図示)から常時送信される電波の受信結果を受信する。
【0017】
また、例えば、SC1は、画像表示装置2に生成したプロモーション画像を送信する。また、例えば、SC1は、音声出力装置3に生成したプロモーション音声を送信する。
【0018】
カメラ4は、店舗内の人物を含む画像を撮像する。例えば、カメラ4は、店舗内を通行する人物を撮像できるよう、通路付近の天井等に、一定間隔置きに通路に沿って複数台設置される。
【0019】
一例として、設置された複数台のカメラ4は、人物が来店してから退店するまでの通行経路を撮像する。
図1の例では、店内の通路に沿ってn台のカメラ4が設置されており、これらのカメラ4で人物PA及び人物PBを撮像する。カメラ4が撮像した画像には、撮像時間及び撮像位置(例えば、当該画像を撮像したカメラ4の設置位置等)を示す情報が含まれる。
【0020】
携帯端末6は、顧客に所持される装置であり、SC1との間で各種情報のやり取りを行う。携帯端末6は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等である。例えば、携帯端末6は、店舗内に複数設置された送信器から電波を受信する。携帯端末6は、アクセスポイント5及び通信回線7を介し、SC1に電波の受信結果を送信する。
【0021】
次に、SC1のハードウェア構成について説明する。
図2は、SC1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
図2に示すように、SC1は、制御主体となるCPU(Central Processing Unit)11、各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)12、各種データを展開するRAM(Random Access Memory)13、各種プログラムを記憶するメモリ部14等を備えている。
【0023】
CPU11、ROM12、RAM13、メモリ部14は、互いにデータバス15を介して接続されている。CPU11とROM12とRAM13が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU11がROM12やメモリ部14に記憶されRAM13に展開された制御プログラム141に従って動作することによって、各種処理を実行する。各種処理については後述する。
【0024】
RAM13は、制御プログラム141を初めとする各種プログラムを展開する他、カメラ4で撮像された画像をメモリ部14に記憶するまで一時的に記憶する。
【0025】
メモリ部14は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであって、制御プログラム141を含むプログラム等を記憶する。また、メモリ部14は、プロモーション用LLM142と、音声変換用LLM143と、個人情報DB144と、近傍商品DB145と、商品画像DB146とを有している。
【0026】
プロモーション用LLM142は、テキストを生成する生成AIであり、大規模言語モデル(LLM:Large language Models)である。プロモーション用LLM142は、顧客に購入を勧める商品を提示するおすすめ商品テキストを生成する。なお、本実施形態では、生成AIとしてLLMを用いているが、生成AIはテキストを生成可能であればよく、LLMに限定されない。
【0027】
例えば、おすすめ商品テキストは、店舗で取り扱いのある商品の名称と、当該商品をプロモーションする内容と、を記述したテキストデータである。なお、おすすめ商品テキストは、複数の商品の名称と、複数の商品の夫々をプロモーションする内容と、を含むリスト形式のテキストデータであってもよい。
【0028】
例えば、プロモーション用LLM142は、公知の深層学習技術により構築された、条件を指定したテキストの入力に対し、当該条件に基づいた商品に関するテキストを出力するLLMである。ここで、例えば、条件は、出力結果を導出するための参考となる条件である参照条件や出力結果を絞り込むための制約条件である。
【0029】
本実施形態のプロモーション用LLM142は、顧客の位置情報、顧客の特徴情報、及び顧客の個人情報等に関する内容を条件として付加した問合せテキストの入力に応じて、当該顧客に対するおすすめ商品テキストを生成する。顧客の位置情報、顧客の特徴情報、顧客の個人情報については後述する。
【0030】
音声変換用LLM143は、テキストを生成する生成AIであり、LLMである。音声変換用LLM143は、プロモーション音声の基となるテキストデータであるプロモーション音声用テキストを生成する。例えば、プロモーション音声用テキストは、口頭で説明した場合に自然と考えられる表現で顧客に商品の購入を勧めるテキストである。
【0031】
例えば、音声変換用LLM143は、公知の深層学習技術により構築された、商品に関するテキストの入力に対し当該商品を販促するためのテキストを出力するLLMである。
【0032】
本実施形態の音声変換用LLM143は、商品テキストに、顧客の位置情報、顧客の特徴情報、及び顧客の個人情報に関する内容を付加したテキストデータの入力に応じて、当該顧客に対するプロモーション音声用テキストを生成する。
【0033】
個人情報DB(Data Base)144は、顧客の個人情報を管理する。例えば、個人情報は、顧客の住所、氏名、年齢、性別、顧客ID、電話番号、Eメールアドレス、顔画像、登録されている携帯端末の情報、店舗における商品の購入履歴、及びおすすめ商品テキストの出力履歴等の顧客の情報である。
【0034】
一例として、個人情報DB144は、顧客毎に、顧客の住所、氏名、年齢、性別、顧客ID、電話番号、Eメールアドレス、顔画像、登録されている携帯端末の識別情報(端末ID)、店舗における商品の購入履歴、及びおすすめ商品テキストの履歴を対応付けて記憶したデータベースである。
【0035】
近傍商品DB145は、店舗内の位置毎に当該位置の近傍にある商品を定義したデータベースである。一例として、近傍商品DB145は、店舗内の位置情報毎に、商品情報を対応付けて記憶したデータベースである。なお、一つの位置情報に、複数の商品情報が対応付けられていてもよい。また、異なる位置情報に、同一の商品情報が対応付けられていてもよい。
【0036】
商品画像DB146は、商品の画像を管理するデータベースである。一例として、商品画像DB146は、商品毎に、商品ID、商品名、及び商品画像を対応付けて記憶したデータベースである。なお、商品画像には、商品を紹介するテキスト等の商品に関する情報を画像化した情報が含まれていてもよい。また、商品画像は、様々な角度から商品を撮影した複数の画像であってもよい。
【0037】
また、データバス15には、操作部17と表示部18とが、コントローラ16を介して接続されている。
【0038】
操作部17は、店員等の操作者から各種入力を受付ける。例えば、操作部17は、数字を置数するテンキーや各種ファンクションキー等を備えている。
【0039】
表示部18は、各種情報を表示する。例えば、表示部18は、カメラ4から入力した店舗内の画像を表示してもよい。また、表示部18は、ある特定のカメラ4が撮像した画像を表示してもよい。また、表示部18は、複数台のカメラ4が撮像した画像を、画面を分割して同一画面に一度に表示してもよい。
【0040】
また、データバス15は、LANI/F(Interface)等の通信I/F19を接続している。通信I/F19は、通信回線7と接続している。
【0041】
通信I/F19は、各種情報の送受信を行う。例えば、通信I/F19は、カメラ4で撮像された画像をリアルタイムに受信する。
【0042】
次に、SC1の機能構成について説明する。
図3は、SC1の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。制御部100が、ROM12やメモリ部14に記憶された制御プログラム141を含む各種プログラムに従うことで、LLM前処理部101、LLM処理部102、及びLLM後処理部103として機能する。
【0043】
まず、LLM前処理部101について説明する。LLM前処理部101は、LLM前処理を行う。例えば、LLM前処理は、プロモーション用LLM142を利用してプロモーション情報を生成する過程において、プロモーション用LLM142に問合せテキストを入力する処理を実行可能な状態にするまでの一連の処理である。
【0044】
図3に示すように、LLM前処理部101は、取得部111、第1特定部112、検出部113、第2特定部114、及び第1生成部115を備える。
【0045】
取得部111は、カメラ4が撮像したカメラ画像を取得する。例えば、取得部111は、通信回線7を介し、リアルタイムで複数のカメラ4からカメラ画像を受信することにより、カメラ画像を取得する。取得部111は、取得したカメラ画像を、第1特定部112、検出部113、及び第2特定部114に送出する。
【0046】
第1特定部112は、顧客の個人情報を特定する。例えば、取得部111から送出されたカメラ画像から公知の画像認識技術を用いて顧客の顔画像を抽出する。第1特定部112は、メモリ部14に記憶された個人情報DB144を参照し、抽出した顔画像に対応する住所、氏名、年齢、性別、顧客ID、電話番号、Eメールアドレス、店舗における商品の購入履歴、及びおすすめ商品テキストの出力履歴を、当該顔画像に対応する顧客の個人情報として特定する。
【0047】
また、第1特定部112は、特定した顧客IDと抽出した顔画像とを対応付けて検出部113へ送出する。また、第1特定部112は、特定した顧客IDと特定した登録されている携帯端末の情報とを対応付けて第2特定部114へ送出する。
【0048】
また、第1特定部112は、特定した顧客IDと特定した個人情報とを対応付けて、第1生成部115及び判断部117へ送出する。なお、第1生成部115及び判断部117へ送出する個人情報は、特定した個人情報の一部であってもよい。また、第1生成部115に送出する個人情報の種類と判断部117に送出する個人情報の種類とが異なっていてもよい。
【0049】
ここで、第1特定部112は、顧客の店舗における商品の購入履歴を特定しているとも言えるため、第1特定部112は、第2取得部の一例であると言える。
【0050】
検出部113は、カメラ画像に映り込んだ顧客の特徴情報を検出する。例えば、特徴情報は、顧客の外見上の特徴を表す情報である。具体的には、顧客の服装(例えば、○○ブランドの白いセーターと、××ブランドの黒いパンツを着用等)を表す情報である。なお、特徴情報は、喜んでいる、怒っている、哀しそう、楽しそう等の顧客の表情等から推測される顧客の感情に関する情報を含んでいてもよい。
【0051】
例えば、検出部113は、取得部111から送出されたカメラ画像から、第1特定部112から送出された顔画像に対応する顧客を特定する。検出部113は、公知の画像認識技術により、特定した顧客の外見上の特徴を抽出する。検出部113は、抽出した特徴を顧客の特徴情報として、第1特定部112から送出された顔画像に対応付けられた顧客IDと対応付けて第1生成部115及び判断部117へ送出する。
【0052】
第2特定部114は、顧客の位置情報を特定する。例えば、位置情報は、店舗内における顧客の位置を表す情報である。例えば、第2特定部114は、通信回線7を介し、店舗内に存在する携帯端末6から電波の受信結果を受信する。ここで、当該電波の受信結果には、端末IDが対応付けられているものとする。
【0053】
例えば、第2特定部114は、受信した電波の受信結果に対応付けられた端末IDを確認し、第1特定部112から送出された端末IDと一致する端末IDが対応付けられた電波の受信結果を特定する。また、第2特定部114は、電波の受信結果に含まれる、店舗内のどの送信器からの電波をどの程度の強度で受信しているかを表す情報から、当該端末IDで識別される携帯端末6の位置を特定する。
【0054】
第2特定部114は、特定した携帯端末6の位置を表す情報を、顧客の位置情報として、第1特定部112から送出された端末IDに対応付けられた顧客IDと対応付けて第1生成部115及び判断部117へ送出する。
【0055】
ここで、第1生成部115及び判断部117へ送出される顧客の位置情報には、当該位置情報に対応する携帯端末6による電波の受信結果に含まれる電波の受信時刻を表す情報(以下、位置情報の時刻ともいう)が含まれるものとする。これにより、第1生成部115及び判断部117へ送出される顧客の位置情報が、どの時刻における顧客の位置情報なのかを特定することが可能になる。
【0056】
ところで、顧客は必ずしも携帯端末6を持って入店するとは限らないし、何らかの原因で、携帯端末6が店舗内に設置された送信器から電波を受信できない可能性もある。そこで、第1特定部112から送出された端末IDに対応する携帯端末6の電波の受信結果が取得できない場合や携帯端末6の位置を正確に特定できない場合、第2特定部114は、カメラ画像に基づいて、顧客の位置情報を特定する。
【0057】
例えば、第1特定部112から送出された端末IDに対応する携帯端末6の電波の受信結果が取得できない場合、第2特定部114は、第1特定部112に対し、当該端末IDに対応付けられた顧客IDを送出し、当該顧客IDに対応する顔画像を送出するよう要求する。要求を受けた第1特定部112は、当該顧客IDと当該顧客IDに対応する顔画像とを対応付けて、第2特定部114へ送出する。
【0058】
第2特定部114は、取得部111から送出された複数のカメラ画像を検索し、第1特定部112から送出された顔画像に対応する顧客が撮像されたカメラ画像を特定する。第2特定部114は、特定したカメラ画像に含まれる撮像位置を表す情報から、第1特定部112から送出された顔画像に対応する顧客の位置を特定する。
【0059】
なお、複数のカメラ画像に第1特定部112から送出された顔画像に対応する顧客が映り込んでいる場合、第2特定部114は、カメラ画像に含まれる撮像時間を表す情報を参照し、最新のカメラ画像に含まれる撮像位置を表す情報から、第1特定部112から送出された顔画像に対応する顧客の位置を特定する。また、この場合、位置情報の時刻は、最新のカメラ画像の撮影時刻になるものとする。
【0060】
第1生成部115は、顧客の特徴情報に基づいて、問合せテキストを生成する。問合せテキストは、生成AIに生成するテキストの内容を指示する指示情報(プロンプト)である。以下、指示情報で指示された内容を指示内容ともいう。
【0061】
例えば、第1生成部115は、プロモーション用LLM142に、商品の名称と、当該商品をプロモーションする内容と、を含むテキストの生成を指示するとともに、おすすめ商品は店舗で販売される商品であること、おすすめ商品は、第1特定部112、検出部113、及び第2特定部114の処理結果に基づく条件から導出されるものであること、を指示する内容を記述した問合せテキストを生成する。
【0062】
ここで、指示情報を生成するためのテンプレートは、メモリ部14等に予め記憶される。なお、メモリ部14等に複数のテンプレートが記憶されていてもよい。この場合、第1生成部115は、複数のテンプレートを状況に応じて使い分けてもよい。例えば、第1生成部115は、問合せテキストに含まれるキーワード(例えば、商品のジャンル(食料品、衣料品等)を判別可能な単語)に応じて、テンプレートを切り替えてもよい。
【0063】
また、第1生成部115は、指示内容で指定した条件に応じて、問合せテキストに第1生成部115は、第1特定部112、検出部113、及び第2特定部114の処理に基づくテキストデータを付加する。
【0064】
例えば、第1生成部115は、第1特定部112、検出部113、及び第2特定部114から顧客IDと対応付けて送出された情報を含むテキストデータを、問合せテキストに条件として付加する。ここで、夫々の情報は顧客IDと対応付けられているため、他の顧客の情報が問合せテキストに混入することを防止できる。
【0065】
具体的には、第1生成部115は、顧客の位置情報に関する記述、顧客の近傍に存在する商品の商品情報、顧客の特徴情報に関する記述、顧客の商品の購入履歴に関する記述、及び、おすすめ商品テキストの出力履歴に関する記述と、を含むテキストデータを条件として問合せテキストに付加する。
【0066】
一例として、第1生成部115は、第1特定部112から送出された顧客の個人情報及び第2特定部114から送出された顧客の位置情報に基づいて、顧客の位置情報に関する記述として、「A(顧客の氏名)は、下着売り場の棚の前にいる」等と記述したテキストデータを条件として問合せテキストに付加する。
【0067】
また、第1生成部115は、近傍商品DB145を参照し、第2特定部114から送出された顧客の位置情報に対応する商品情報を特定する。この場合、第1生成部115は、第2特定部114と協働して、近傍商品を特定していると言えるため、第2特定部114及び第1生成部115は、第2特定部の一例であると言える。
【0068】
第1生成部115は、顧客の近傍に存在する商品の商品情報として、特定した商品情報に含まれる商品の名称を記述したテキストデータを条件として問合せテキストに付加する。
【0069】
また、第1生成部115は、第1特定部112から送出された顧客の個人情報及び検出部113から送出された顧客の特徴情報に基づいて、顧客の特徴情報に関する記述として、「Aは、○○ブランドの白いセーターと、××ブランドの黒いパンツを着用している」等と記述したテキストデータを条件として問合せテキストに付加する。
【0070】
また、第1生成部115は、第1特定部112から送出された顧客の個人情報に基づいて、顧客の商品の購入履歴に関する記述として、「Aは、△月□日に商品コードXXのシャツを購入した」等と記述したテキストデータを条件として問合せテキストに付加する。
【0071】
問合せテキストに、条件として顧客の商品の購入履歴に関する記述を含ませ、かつ、指示内容に購入済の商品は出力しない旨の指示を加えることで、顧客に対して既に当該顧客が購入済の商品の購入を勧めてしまうような事態を抑止することができる。
【0072】
また、第1生成部115は、第1特定部112から送出された顧客の個人情報に基づいて、おすすめ商品テキストの出力履歴に関する記述として、「Aには、過去○回、商品コードYYのシャツの購入を勧めている」等と記述したテキストデータを条件として問合せテキストに付加する。
【0073】
問合せテキストに、条件としておすすめ商品テキストの出力履歴に関する記述に関する記述を含ませ、かつ、指示内容に所定回数購入を勧めても購入に至らなかった商品は出力しない旨の指示を加えることで、顧客に対して複数回購入を勧めても購入には至らなかった商品(顧客の興味が薄いと考えられる商品)の購入を勧めてしまうような事態を抑止することができる。
【0074】
第1生成部115は、生成した問合せテキストを、当該問合せテキストに対応する顧客IDと対応付けて第2生成部116へ送出する。ここで、第2生成部116へ送出される問合せテキストは、生成した問合せテキストの基となった顧客の位置情報の時刻(以下、問合せ時刻ともいう)を含むものとする。
【0075】
次に、LLM処理部102について説明する。LLM処理部102は、LLM処理を実行する。LLM処理は、LLMに対してテキストを入力し、LLMから出力されるテキストを取得する処理である。
図3に示すように、LLM処理部102は、第2生成部116及び第4生成部120を備える。第4生成部120については後述する。
【0076】
第2生成部116は、問合せテキストに基づいて、おすすめ商品テキストを生成する。おすすめ商品テキストは、第2テキスト情報の一例である。例えば、第2生成部116は、第1生成部115から送出された問合せテキストをメモリ部14に記憶されたプロモーション用LLM142に入力する。第2生成部116は、プロモーション用LLM142から出力されたテキストデータを、おすすめ商品テキストとして取得する。
【0077】
また、第2生成部116は、取得したおすすめ商品テキストを、判断部117へ送出する。ここで、判断部117へ送出されるおすすめ商品テキストは、第1生成部115から送出された問合せテキストの問合せ時刻を含むものとする。
【0078】
また、第2生成部116は、個人情報DB144を参照し、第1生成部115から問合せテキストに対応付けて送出された顧客IDに対応するおすすめ商品テキストの出力履歴を特定する。第2生成部116は、特定したおすすめ商品テキストの出力履歴に、取得したおすすめ商品テキストを追加する処理を行う。
【0079】
なお、上述した第1生成部115の処理の一部又は全部を第2生成部116が実行してもよい。また、第2生成部116の処理の一部又は全部を第1生成部115が実行してもよい。
【0080】
次に、LLM後処理部103について説明する。LLM後処理部103は、LLM後処理を行う。例えば、LLM後処理は、プロモーション用LLM142を利用してプロモーション情報を生成する過程において、プロモーション情報を生成するために、第2生成部116(プロモーション用LLM142)が生成したおすすめ商品テキストに対して行われる処理である。
【0081】
図3に示すように、LLM後処理部103は、判断部117、変換部118、第3生成部119、第5生成部121、及び出力制御部122を備える。
【0082】
判断部117は、プロモーション情報の出力に関する判断を行う。例えば、判断部117は、第2特定部114から送出される顧客の位置情報に基づいて、プロモーション情報を出力するか否かを判断する。一例として、判断部117は、顧客の位置情報が所定時間を超えて変化しない場合に、プロモーション情報を出力すると判断する。
【0083】
なお、判断部117は、所定の範囲内の移動(例えば、顧客の位置情報の半径○メートル以内の移動)は、移動していないものとみなして、顧客の位置情報の変化を判断してもよい。
【0084】
また、判断部117は、プロモーション情報を出力すると判断した場合、再問合せが必要かを判断する。例えば、判断部117は、第2特定部114から送出された最新の顧客の位置情報と、問合せ時刻における顧客の位置情報とを比較し、両者が一致する場合は、再問合せが不要と判断し、両者が一致しない場合は、再問合せが必要と判断する。
【0085】
なお、判断部117は、所定の範囲内の位置情報の変化(例えば、顧客の位置情報の半径○メートル以内の変化)については、両者の位置情報が一致するものとみなして、再問合せが必要かを判断してもよい。
【0086】
判断部117は、再問合せが必要と判断した場合、第1生成部115に再問合せ要求を送出する。また、判断部117は、プロモーション情報を出力しないと判断した場合も上記と同様に再問合せ要求を送出する。再問合せ要求を受けた第1生成部115は、最新の位置情報、特徴情報、及び個人情報に基づいて、問合せテキストを生成し、第2生成部116に送出する。
【0087】
また、判断部117は、プロモーション情報を出力すると判断し、かつ、再問合せが不要と判断した場合、プロモーション情報の出力先を判断する。例えば、判断部117は、画像表示装置2及び音声出力装置3の夫々について、第2特定部114から送出された最新の顧客の位置情報に最も近い装置(画像表示装置2又は音声出力装置3)を特定する。
【0088】
また、判断部117は、特定した画像表示装置2と音声出力装置3とのうち、より顧客の位置情報に近い装置を、プロモーション情報の出力先と判断する。また、判断部117は、他方の装置について、最新の顧客の位置情報の所定の範囲内に存在するかを判断する。所定の範囲内に存在する場合、判断部117は、他方の装置についても、プロモーション情報の出力先と判断する。
【0089】
また、判断部117は、出力先と判断した装置に、画像表示装置2が含まれる場合、第2生成部116から送出されたおすすめ商品テキストを変換部118へ送出する。ここで、変換部118へ送出されるおすすめ商品テキストには、出力先となる画像表示装置2を特定する情報(以下、画像表示装置情報ともいう)が対応付けられるものとする。
【0090】
また、判断部117は、出力先と判断した装置に、音声出力装置3が含まれる場合、第2生成部116から送出されたおすすめ商品テキストを第3生成部119へ送出する。ここで、第3生成部119へ送出されるおすすめ商品テキストには、出力先となる音声出力装置3を特定する情報(以下、音声出力装置情報ともいう)が対応付けられるものとする。
【0091】
また、第3生成部119へ送出されるおすすめ商品テキストには、おすすめ商品テキストに対応する顧客の個人情報、特徴情報、及び位置情報が対応付けられるものとする。
【0092】
なお、判断部117は、最新の顧客の位置情報との距離に関係なく、第2特定部114から送出された最新の顧客の位置情報に最も近い画像表示装置2、及び、最新の顧客の位置情報に最も近い音声出力装置3の両方を出力先として判断してもよい。
【0093】
変換部118は、おすすめ商品テキストを、当該おすすめ商品の商品画像を含むプロモーション画像に変換する。変換部118は、第3生成部の一例である。
【0094】
例えば、変換部118は、商品画像DB146を参照し、判断部117から送出されたおすすめ商品テキストに含まれる商品の名称と対応する商品画像を特定する。変換部118は、おすすめ商品テキストを、特定した商品画像に変換する。そして、変換部118は、変換した商品画像を予め定めたテンプレートに従って配置し、プロモーション画像を生成する。
【0095】
また、変換部118は、生成したプロモーション画像に画像表示装置情報を対応付けて出力制御部122へ送出する。
【0096】
第3生成部119は、おすすめ商品テキストに基づいて、音声変換用テキストを生成する。ここで、音声変換用テキストは、音声変換用LLM143にテキストの生成を指示する指示情報である。
【0097】
例えば、第3生成部119は、音声変換用LLM143に、判断部117から送出されたおすすめ商品テキストの表現を、音声として発生した場合に違和感のない表現に変換するよう指示する内容を記述した音声変換用テキストを生成する。
【0098】
ここで、指示情報を生成するためのテンプレートは、メモリ部14等に予め記憶される。なお、メモリ部14等に複数のテンプレートが記憶されていてもよい。この場合、第3生成部119は、複数のテンプレートを状況に応じて使い分けてもよい。例えば、第3生成部119は、音声変換用テキストに含まれるキーワード(例えば、男性、女性等の単語)に応じて、テンプレートを切り替えてもよい。
【0099】
本実施形態では、音声変換用テキストの指示内容は、おすすめ商品テキストに、顧客の位置情報に関する記述、顧客特徴情報に関する記述、顧客の個人情報に関する記述に基づく顧客の情報(例えば、顧客の現在位置、外見上の特徴、過去に購入した商品等)を付加したテキストの表現を、音声として発生した場合に違和感のない表現に変換する指示を含む。
【0100】
具体的には、第3生成部119は、顧客の位置情報に関する記述、顧客特徴情報に関する記述、顧客の個人情報に関する記述を含むテキストデータを音声変換用テキストに付加する。
【0101】
一例として、第3生成部119は、判断部117から送出された顧客の個人情報及び第顧客の位置情報に基づいて、顧客の位置情報に関する記述として、「下着売り場をご覧いただいているA様」等と記述したテキストデータを音声変換用テキストに付加する。
【0102】
また、第3生成部119は、判断部117から送出された顧客の個人情報及び顧客の特徴情報に基づいて、顧客の特徴情報に関する記述として、「○○ブランドの白いセーターをお召のA様」等と記述したテキストデータを音声変換用テキストに付加する。
【0103】
また、第3生成部119は、判断部117から送出された顧客の個人情報に基づいて、顧客の個人情報に関する記述として、「△月□日に商品コードXXのシャツをご購入いただいたA様」等と記述したテキストデータを音声変換用テキストに付加する。
【0104】
なお、音声変換用テキストの指示内容は、おすすめ商品テキストに含まれる各要素の出力順序を指定したり(例えば、複数のおすすめ商品がある場合の紹介の順序等)、おすすめ商品テキストの内容を要約して出力したりすることを指示する内容を含んでいてもよい。
【0105】
また、第3生成部119は、生成した音声変換用テキストに音声出力装置情報を対応付けて第4生成部120へ送出する。
【0106】
次に、LLM処理部102の第4生成部120について説明する。第4生成部120は、プロモーション音声用テキストを生成する。第4生成部120は、第3生成部の一例である。プロモーション音声用テキストは、音声で発生して違和感のないおすすめ商品に関するテキストである。
【0107】
例えば、第4生成部120は、第3生成部119から送出された音声変換用テキストをメモリ部14に記憶された音声変換用LLM143に入力する。第4生成部120は、音声変換用LLM143から出力されたテキストデータを、プロモーション音声用テキストとして取得する。
【0108】
また、第4生成部120は、生成したプロモーション音声用テキストに音声出力装置情報を対応付けて第5生成部121へ送出する。
【0109】
次に、LLM後処理部103の第5生成部121について説明する。第5生成部121は、プロモーション音声を生成する。第5生成部121は、第3生成部の一例である。例えば、第5生成部121は、公知のテキストデータを音声に変換する技術により、第4生成部120から送出されたプロモーション音声用テキストを音声データに変換し、プロモーション音声を生成する。
【0110】
また、第5生成部121は、生成したプロモーション音声に音声出力装置情報を対応付けて出力制御部122へ送出する。
【0111】
なお、上述した第4生成部120の処理の一部又は全部を第5生成部121が実行してもよい。また、第5生成部121の処理の一部又は全部を第4生成部120が実行してもよい。
【0112】
出力制御部122は、プロモーション情報を出力する。
【0113】
例えば、出力制御部122は、通信回線7を介し、変換部118から送出されたプロモーション画像を、当該プロモーション画像に対応付けられた画像表示装置情報で特定される画像表示装置2へ送信する。画像表示装置2は、受信したプロモーション画像を、表示デバイスに表示させる。
【0114】
また、出力制御部122は、通信回線7を介し、第5生成部121から送出されたプロモーション音声を、当該プロモーション音声に対応付けられた音声出力装置情報で特定される音声出力装置3へ送信する。音声出力装置3は、受信したプロモーション音声を、音声出力デバイスに出力させる。
【0115】
次に、SC1が実行する処理について、
図4を用いて説明する。
図4は、SC1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【0116】
まず、取得部111は、カメラ画像を取得する(ステップS1)。例えば、取得部111は、通信回線7を介し、複数台のカメラ4の夫々からカメラ画像をリアルタイムで受信することにより、カメラ画像を取得する。
【0117】
なお、
図4では、カメラ画像を取得する処理をステップS1として記載しているが、カメラ画像を取得する処理は継続的に行われるものとする。
【0118】
次いで、第1特定部112は、顧客の個人情報を特定する(ステップS2)。例えば、第1特定部112は、ステップS1で取得されたカメラ画像から公知の画像認識技術により顧客の顔画像を抽出する。第1特定部112は、メモリ部14に記憶された個人情報DB144を参照し、抽出した顔画像に対応する情報を個人情報として特定する。
【0119】
なお、
図4では、顧客の個人情報を特定する処理をステップS2として記載しているが、顧客の個人情報を特定する処理は継続的に行われるものとする。
【0120】
次いで、検出部113は、顧客の特徴情報を検出する(ステップS3)。例えば、検出部113は、ステップS1で取得されたカメラ画像に映り込んだ顧客の中から、ステップS2で抽出された顔画像に対応する顧客を特定し、公知の画像認識技術により、当該顧客の外見上の特徴を検出する。
【0121】
なお、
図4では、顧客の特徴情報を検出する処理をステップS3として記載しているが、顧客の特徴情報を検出する処理は継続的に行われるものとする。
【0122】
次いで、第2特定部114は、顧客の位置情報を特定する(ステップS4)。例えば、第2特定部114は、通信回線7を介し、携帯端末6から端末IDを含む電波の受信結果(携帯端末6の端末IDが含まれる)を受信する。
【0123】
第2特定部114は、ステップS2で特定された顧客の個人情報に含まれる顧客の携帯端末6の端末IDを含む受信結果に基づいて、当該携帯端末6の店舗内における位置を特定する。第2特定部114は、特定した携帯端末6の位置を顧客の位置情報として特定する。
【0124】
なお、
図4では、顧客の位置情報を特定する処理をステップS4として記載しているが、顧客の位置情報を特定する処理は継続的に行われるものとする。
【0125】
次いで、第1生成部115は、問合せテキストを生成する(ステップS5)。例えば、第1生成部115は、ステップS2で特定された顧客の個人情報に関する記述、ステップS3で検出された顧客の特徴情報に関する記述、ステップS4で特定された顧客の位置情報に関する記述を条件として付加した、店舗で取り扱いのある商品に関するテキストの生成を指示する問合せテキストを生成する。
【0126】
次いで、第2生成部116は、おすすめ商品テキストを生成する(ステップS6)。例えば、第2生成部116は、ステップS5で生成された問合せテキストを、メモリ部14に記憶されたプロモーション用LLM142に入力する。第2生成部116は、プロモーション用LLM142から出力されたテキストデータをおすすめ商品テキストとして取得する。
【0127】
次いで、判断部117は、プロモーション情報を出力するかを判断する(ステップS7)。
【0128】
例えば、判断部117は、ステップS4で継続的に特定される顧客の位置情報が所定時間を超えて変化しない場合に、プロモーション情報を出力すると判断する。一方、顧客の位置情報が変化している場合、判断部117は、プロモーション情報を出力しないと判断する。プロモーション情報を出力しないと判断した場合(ステップS7:No)、後述のステップS9の処理に移行する。
【0129】
一方、プロモーション情報を出力すると判断した場合(ステップS7:Yes)、判断部117は、再問合せが必要かを判断する(ステップS8)。
【0130】
例えば、判断部117は、ステップS5で生成した問合せテキストに対応する顧客の位置情報と、最新の位置情報とを比較し、両者が一致しない場合に、再問合せが必要と判断する。一方、両者が一致する場合、判断部117は、再問合せが不要と判断する。
【0131】
再問合せが必要と判断した場合(ステップS8:Yes)、判断部117は、第1生成部115へ再問合せ要求を送出(ステップS9)し、ステップS5の処理に移行する。再問合せ要求を受けた第1生成部115は、継続的に実行されるステップS1乃至S4の処理で取得される、最新の顧客の個人情報、特徴情報、位置情報に基づいて、ステップS5の処理を実行する。
【0132】
一方、再問合せが不要と判断した場合(ステップS8:No)、判断部117は、出力先に画像表示装置2が含まれるかを判断する(ステップS10)。
【0133】
例えば、判断部117は、ステップS4で特定された最新の顧客の位置情報に最も近い画像表示装置2が、最新の顧客の位置情報に最も近い音声出力装置3よりも、最新の顧客の位置情報に近い場合、判断部117は、出力先に画像表示装置2が含まれると判断する。
【0134】
また、判断部117は、音声出力装置3の方が最新の顧客の位置情報に近い場合であっても、最新の顧客の位置情報に最も近い画像表示装置2が、最新の顧客の位置情報の所定範囲にある場合は、出力先に画像表示装置2が含まれると判断する。出力先に画像表示装置2が含まれない場合(ステップS10:No)、後述のステップS13の処理に移行する。
【0135】
一方、出力先に画像表示装置2が含まれる場合(ステップS10:Yes)、変換部118は、おすすめ商品テキストをプロモーション画像に変換する(ステップS11)。
【0136】
例えば、変換部118は、メモリ部14に記憶された商品画像DB146を参照し、おすすめ商品テキストに含まれる商品名に対応する商品画像を特定する。変換部118は、おすすめ商品テキストを特定した商品画像に変換し、変換した画像をテンプレートに従って配置することでプロモーション画像を生成する。
【0137】
次いで、出力制御部122は、プロモーション画像を画像表示装置2へ送信する(ステップS12)。例えば、出力制御部122は、通信回線7を介し、ステップS11で変換されたプロモーション画像を、ステップS4で特定された最新の顧客の位置情報に最も近い画像表示装置2へ送信する。
【0138】
次いで、判断部117は、出力先に音声出力装置3が含まれるかを判断する(ステップS13)。
【0139】
例えば、判断部117は、ステップS4で特定された最新の顧客の位置情報に最も近い音声出力装置3が、最新の顧客の位置情報に最も近い画像表示装置2よりも、最新の顧客の位置情報に近い場合、判断部117は、出力先に音声出力装置3が含まれると判断する。
【0140】
また、判断部117は、画像表示装置2の方が最新の顧客の位置情報に近い場合であっても、最新の顧客の位置情報に最も近い音声出力装置3が、最新の顧客の位置情報の所定範囲にある場合は、出力先に音声出力装置3が含まれると判断する。出力先に音声出力装置3が含まれない場合(ステップS13:No)、本処理を終了する。
【0141】
一方、出力先に音声出力装置3が含まれる場合(ステップS13:Yes)、第3生成部119は、音声変換用テキストを生成する(ステップS14)。
【0142】
例えば、第3生成部119は、ステップS6で生成されたおすすめ商品テキストに、当該商品テキストに対応する、顧客の個人情報、顧客の特徴情報、顧客の位置情報に基づく記述を付加した、商品の販促に関するテキストの生成を指示する音声変換用テキストを生成する。
【0143】
次いで、第4生成部120は、プロモーション音声用テキストを生成する(ステップS15)。
【0144】
例えば、第4生成部120は、ステップS15で生成された音声変換用テキストを、メモリ部14に記憶された音声変換用LLM143に入力する。第3生成部119は、音声変換用LLM143から出力されたテキストデータをプロモーション音声用テキストとして取得する。
【0145】
次いで、第5生成部121は、プロモーション音声を生成する(ステップS16)。例えば、第5生成部121は、公知のテキストデータを音声データに変換する技術により、ステップS15で生成(取得)されたプロモーション音声用テキストを音声データに変換し、プロモーション音声を生成する。
【0146】
次いで、出力制御部122は、プロモーション音声を音声出力装置3へ送信する(ステップS17)。例えば、出力制御部122は、通信回線7を介し、ステップS16で生成されたプロモーション音声を、ステップS4で特定された最新の顧客の位置情報に最も近い音声出力装置3へ送信する。
【0147】
なお、
図4では、ステップS13の処理を、ステップS12の後の処理として記載しているが、ステップS13の処理は、ステップS10と並行して実行されてもよい。また、ステップS13の処理は、ステップS8の処理の後、ステップS10よりも前に行われてもよい。
【0148】
以上説明したように、本実施形態に係るSC1は、施設に設置されたカメラからカメラ画像を取得し、カメラ画像内に映り込んだ顧客の特徴を検出し、人物の特徴を含む問合せテキストの入力に応じて店舗で取り扱う商品に関するテキストを出力するプロモーション用LLM142に、検出した顧客の特徴を表した問合せテキストを入力することによりおすすめ商品テキストを生成し、おすすめ商品テキストに基づく情報を出力する。
【0149】
これにより、本実施形態に係るSC1は、検出した顧客の特徴を加味した問合せテキストを生成することができる。顧客の特徴を加味した問合せテキストをプロモーション用LLM142に入力しておすすめ商品テキストを生成することで、より顧客に最適化されたおすすめ商品テキストを生成することができる。つまり、本実施形態に係るSC1によれば、生成AIを利用した顧客に対するプロモーションの利便性を向上させることができる。
【0150】
また、本実施形態に係るSC1は、顧客の外見上の特徴に関する記述を条件として付加した問合せ用テキストを生成する。これにより、本実施形態に係るSC1は、顧客の現在の服装や顧客の表情から推測される感情等を加味したおすすめ商品テキストを生成することができる。
【0151】
また、本実施形態に係るSC1は、カメラ画像から顧客を特定し、商品の購入履歴を含む個人情報DB144から顧客の商品の購入履歴を特定し、特定した商品の購入履歴に関する記述を条件として付加した問合せ用テキストを生成する。これにより、本実施形態に係るSC1は、購入済の商品を顧客に勧めてしまう事態を抑止できる。
【0152】
また、本実施形態に係るSC1は、顧客の店舗内における位置情報を特定し、特定した位置情報から、当該位置情報の近傍にある商品の商品情報を特定し、特定した当該商品情報に関する記述を条件として付加した問合せ用テキストを生成する。これにより、本実施形態に係るSC1は、顧客の現在位置の近くにある商品の購入を勧めることができる。
【0153】
また、本実施形態に係るSC1は、商品の名称を含むおすすめ商品テキストと、商品の名称と商品画像とを対応付けた商品画像DB146と、に基づいておすすめ商品テキストを商品画像に変換し、当該商品画像を含む画像表示装置2に出力するためのプロモーション画像を生成する。これにより、顧客はどんな商品の購入を勧められているのかを理解しやすくなる。つまり、本実施形態に係るSC1は、顧客が視覚的に理解しやすい形でプロモーションを行うことができる。
【0154】
また、本実施形態に係るSC1は、商品の名称を含むおすすめ商品テキストと、おすすめ商品テキストを音声として違和感のないプロモーション用音声テキストに変換する音声変換用LLM143と、に基づいておすすめ商品テキストをプロモーション用音声テキストに変換し、当該プロモーション用音声テキストを音声データに変換することで音声出力装置3に出力するためのプロモーション音声を生成する。これにより、顧客は、商品の画像を確認できないような場面でも、購入を勧められている商品について理解することができる。つまり、本実施形態に係るSC1は、顧客の聴覚に訴える形でプロモーションを行うことができる。
【0155】
また、本実施形態に係るSC1は、所定時間内における顧客の位置情報の変化が、所定範囲内である場合に、プロモーション情報を出力装置へ出力する。ここで、位置情報の変化がない(少ない)ということは、顧客が当該位置情報で表される店舗内の位置で足を止めていることを意味する。また、足を止めるということは、その場所に興味があることを示していることが多い。つまり、本実施形態に係るSC1は、位置情報の変化がない(少ない)場合のみ、当該位置情報に関連するプロモーション情報を出力することで、顧客にとって興味がない商品の購入を勧めてしまうような事態を抑止できる。
【0156】
また、本実施形態に係るSC1は、顧客の現在の位置情報に近い出力装置にプロモーション情報を出力する。これにより、本実施形態に係るSC1は、顧客に伝わらない形でプロモーション情報を出力してしまうような事態を抑止することができる。
【0157】
なお、上述した実施形態は、SC1が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
【0158】
(変形例1)
上述した実施形態では、SC1がプロモーション用LLM142及び音声変換用LLM143を備える形態について説明した。本変形例では、SC1以外のサーバ装置がプロモーション用LLM142及び音声変換用LLM143を備える形態について説明する。
【0159】
本変形例では、プロモーション用LLM142及び音声変換用LLM143を備えるサーバ装置(以下、単にサーバ装置ともいう)は、SC1と同様に店舗内に設けられる。なお、サーバ装置は、店舗外に設けられてもよいが、プロモーション用LLM142及び音声変換用LLM143には、顧客の個人情報を含む情報が入力されるため、店舗外に設ける場合は、店舗と無関係の者が容易に立ち入れない場所に設けることが好ましい。
【0160】
本変形例の第2生成部116は、通信回線7を介し、第1生成部115から送出された問合せテキストをサーバ装置へ送信する。サーバ装置は、プロモーション用LLM142に受信した問合せテキストを入力する。サーバ装置は、プロモーション用LLM142から出力されたおすすめ商品テキストをSC1に送信する。第2生成部116は、サーバ装置から送信されたおすすめ商品テキストを判断部117へ送出する。
【0161】
また、第4生成部120は、通信回線7を介し、第3生成部119で生成された音声変換用テキストをサーバ装置へ送信する。サーバ装置は、音声変換用LLM143に受信した音声変換用テキストを入力する。サーバ装置は、音声変換用LLM143から出力されたプロモーション音声用テキストをSC1に送信する。第5生成部121は、サーバ装置から送信されたプロモーション音声用テキストをプロモーション音声に変換する。
【0162】
なお、上記では、プロモーション用LLM142及び音声変換用LLM143を同じサーバ装置が備えているが、プロモーション用LLM142を備えるサーバ装置と、音声変換用LLM143を備えるサーバ装置が別のサーバ装置であってもよい。
【0163】
本変形例によれば、SC1の処理負担を軽減することができる。
【0164】
(変形例2)
上述した実施形態では、情報処理システムSが画像表示装置2及び音声出力装置3の両方を備える形態について説明した。しかしながら、情報処理システムSは画像表示装置2及び音声出力装置3のうち、一方のみを備えていてもよい。
【0165】
本変形例によれば、例えば、店舗の事情に応じた出力装置のみで顧客に対するプロモーションを行うことができる。
【0166】
(変形例3)
上述した実施形態では、顧客の商品の購入履歴がSC1のメモリ部14の個人情報DB144に記憶される形態について説明した。本変形例では、顧客の商品の購入履歴が顧客の携帯端末6に記憶される携帯について説明する。
【0167】
本変形例では、第1特定部112は、個人情報DB144から顧客の携帯端末6の端末IDを特定する。第1特定部112は、アクセスポイント5及び通信回線7を介し、特定した端末IDで識別される携帯端末6から、顧客の商品の購入履歴を取得する。
【0168】
本変形例によれば、SC1のメモリ部14の個人情報DB144に記憶される情報量を削減することができる。
【0169】
(変形例4)
上述した実施形態では、SC1がおすすめ商品テキストを画像データ又は音声データに変換して出力する形態について説明したが、SC1は、おすすめ商品テキストをテキストデータのまま、表示デバイスに出力してもよい。
【0170】
本変形例によれば、文字のみを表示可能な簡易の表示デバイスにもおすすめ商品テキストを表示させることができるため、低コストで商品のプロモーションを行うことができる。
【0171】
なお、上述の実施形態のSC1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0172】
また、上述の実施形態のSC1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態のSC1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0173】
また、実施形態のSC1で実行されるプログラムを、ROM12等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【0174】
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0175】
1 SC
2 画像表示装置
3 音声出力装置
4 カメラ
5 アクセスポイント
6 携帯端末
7 通信回線
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 メモリ部
100 制御部
101 LLM前処理部
102 LLM処理部
103 LLM後処理部
111 取得部
112 第1特定部
113 検出部
114 第2特定部
115 第1生成部
116 第2生成部
117 判断部
118 変換部
119 第3生成部
120 第4生成部
121 第5生成部
122 出力制御部
142 プロモーション用LLM
143 音声変換用LLM
144 個人情報DB
145 近傍商品DB
146 商品画像DB
【先行技術文献】
【特許文献】
【0176】