(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025011708
(43)【公開日】2025-01-24
(54)【発明の名称】データ入力システム、データ入力方法、及びデータ入力プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0483 20130101AFI20250117BHJP
【FI】
G06F3/0483
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023113971
(22)【出願日】2023-07-11
(71)【出願人】
【識別番号】000006297
【氏名又は名称】村田機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(72)【発明者】
【氏名】クレワッタナクル ナッチャノン
(72)【発明者】
【氏名】寒川 将次
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA25
5E555AA58
5E555BA02
5E555BA04
5E555BB02
5E555BB04
5E555BC19
5E555CA02
5E555CA12
5E555CA18
5E555CB05
5E555CB33
5E555CB44
5E555DB20
5E555DB41
5E555DB53
5E555DC11
5E555DC13
5E555DC14
5E555DC32
5E555DC45
5E555DD08
5E555EA10
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】エラー項目、及び、当該エラー項目に入力すべきデータを把握しやすくすることができるデータ入力システムなどを提供する。
【解決手段】データ入力システム100は、プロセッサ112、142と表示装置116と入力装置118とを備え、プロセッサ112、142により実現される処理部として、複数のページに分割された入力フォームのうち第一表示ページを表示装置116に表示させる第一表示部121と、エラーが含まれる入力フィールドに対応する通知領域を表示装置116に表示させる通知表示部124と、第一通知領域が選択されることに対応して、第二表示ページを表示装置116に表示させる第二表示部122とを備え、第一通知領域は、エラーが含まれる第一入力フィールドに対応し、第二表示ページは、第一入力フィールドを含み、第二表示部122は、第一表示部121が表示する態様と同じ態様で第二表示ページを表示装置116に表示させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上のプロセッサと表示装置と入力装置とを備えるデータ入力システムであって、前記1以上のプロセッサにプログラムを実行させることにより実現される処理部として、
複数の入力フィールドを有し、複数のページに分割された入力フォームのうち、一つのページである第一表示ページの表示情報を示す第一表示ページ情報を出力する第一出力部と、
前記第一表示ページ情報に基づいて前記第一表示ページを前記表示装置に表示させる第一表示部と、
前記複数の入力フィールドのうち、入力されたデータにエラーが含まれる1以上の入力フィールドを検出するエラー検出部と、
前記エラー検出部によって検出された、入力されたデータにエラーが含まれる前記1以上の入力フィールドに対応する1以上の通知領域を前記表示装置に表示させる通知表示部と、
前記1以上の通知領域のうちの一つの通知領域である第一通知領域が、前記入力装置を用いて選択されることに対応して、前記複数のページに含まれる第二表示ページの表示情報を示す第二表示ページ情報を出力する第二出力部と、
前記第二表示ページ情報に基づいて、前記第二表示ページを前記表示装置に表示させる第二表示部とを備え、
前記第一通知領域は、入力されたデータにエラーが含まれる前記1以上の入力フィールドのうちの一つの入力フィールドである第一入力フィールドに対応し、
前記第二表示ページは、前記第一入力フィールドを含み、
前記第二表示部は、前記第一表示部が前記第二表示ページを前記第一表示ページとして表示する態様と同じ態様で前記第二表示ページを前記表示装置に表示させる
データ入力システム。
【請求項2】
前記第二表示部は、前記第二表示ページのうち、前記第一入力フィールドを含む領域を前記表示装置に表示させる
請求項1に記載のデータ入力システム。
【請求項3】
前記第二表示部は、前記第一入力フィールドが前記表示装置の最上部に位置するように前記表示装置に前記第二表示ページを表示させる
請求項2に記載のデータ入力システム。
【請求項4】
前記通知表示部は、前記入力装置を用いて前記入力フォームに入力されたデータの登録を指示されることに対応して、前記1以上の通知領域を前記表示装置に表示させる
請求項1又は2に記載のデータ入力システム。
【請求項5】
前記1以上の通知領域が複数の通知領域を含む場合に、前記複数の通知領域は、前記表示装置の上下方向に配列される
請求項1又は2に記載のデータ入力システム。
【請求項6】
前記第二表示部が、前記第二表示ページを前記表示装置に表示させる場合に、前記通知表示部は、前記表示装置に前記第一通知領域の表示を終了させる
請求項1又は2に記載のデータ入力システム。
【請求項7】
前記通知表示部は、入力されたデータにエラーが含まれる前記1以上の入力フィールドの個数が3以上である場合に、前記1以上の入力フィールドのうち、2以上、前記個数未満の入力フィールドに1対1で対応する2以上、前記個数未満の通知領域を前記表示装置に表示させることなく、2以上、前記個数未満の入力フィールドの個数を示す一つの個数通知領域を前記表示装置に表示させる
請求項1又は2に記載のデータ入力システム。
【請求項8】
前記第一表示ページは、前記複数のページのうち前記第一表示ページ以外の1以上のページを示す1以上のページ遷移領域を含み、
前記1以上のページ遷移領域のうち一つのページ遷移領域が、前記入力装置を用いて選択されることに対応して、前記第一出力部は、前記複数のページのうち、前記一つのページ遷移領域に対応するページである遷移ページの表示情報を示す遷移ページ情報を、前記第一表示ページ情報として出力し、
前記第一表示部は、前記遷移ページ情報に基づいて前記遷移ページを前記第一表示ページとして前記表示装置に表示させる
請求項1又は2に記載のデータ入力システム。
【請求項9】
表示装置と入力装置とを用いるデータ入力方法であって、
複数の入力フィールドを有し、複数のページに分割された入力フォームのうち、一つのページである第一表示ページの表示情報を示す第一表示ページ情報を出力する第一出力ステップと、
前記第一表示ページ情報に基づいて前記第一表示ページを前記表示装置に表示させる第一表示ステップと、
前記複数の入力フィールドのうち、入力されたデータにエラーが含まれる1以上の入力フィールドを検出するエラー検出ステップと、
前記エラー検出ステップにおいて検出された、入力されたデータにエラーが含まれる前記1以上の入力フィールドに対応する1以上の通知領域を前記表示装置に表示させる通知表示ステップと、
前記1以上の通知領域のうちの一つの通知領域である第一通知領域が、前記入力装置を用いて選択されることに対応して、前記複数のページに含まれる第二表示ページの表示情報を示す第二表示ページ情報を出力する第二出力ステップと、
前記第二表示ページ情報に基づいて、前記第二表示ページを前記表示装置に表示させる第二表示ステップとを含み、
前記第一通知領域は、入力されたデータにエラーが含まれる前記1以上の入力フィールドのうちの一つの入力フィールドである第一入力フィールドに対応し、
前記第二表示ページは、前記第一入力フィールドを含み、
前記第二表示ステップにおいて、前記第一表示ステップにおいて前記第二表示ページを前記第一表示ページとして表示する態様と同じ態様で前記第二表示ページを前記表示装置に表示させる
データ入力方法。
【請求項10】
請求項9に記載のデータ入力方法を、1以上のプロセッサに実行させる
データ入力プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ入力システム、データ入力方法、及びデータ入力プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ウェブフォームなどの入力フォームにデータを入力するシステムが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載された発明では、入力フォームに入力されたデータにエラーが有った場合に、エラーが有った項目(以下、「エラー項目」とも称する)を集約して、表示装置に表示する方法が開示されている。これにより、特許文献1に開示された発明では、入力項目が多く、エラー項目を把握しにくい入力フォームにおいても、エラー項目を把握しやすくしようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、エラー項目だけが集約されて表示される。つまり、エラー項目が、入力フォームにおいて表示された状態と異なる状態で表示される。この場合、例えば、入力フォームにおいてエラー項目の前後に配置されている項目は、エラーが無ければ表示されない。このように、エラー項目の前後に配置される項目が表示されないため、エラー項目に入力すべきデータが分かりにくくなり得る。このような問題は、例えば、連続する複数個の同様の入力項目、又は、連続する複数組の同様の入力項目のセットが含まれる入力フォームにおいて特に発生しやすくなる。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、エラー項目、及び、当該エラー項目に入力すべきデータを把握しやすくすることができるデータ入力システム、データ入力方法、及びデータ入力プログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るデータ入力システムは、1以上のプロセッサと表示装置と入力装置とを備えるデータ入力システムであって、前記1以上のプロセッサにプログラムを実行させることにより実現される処理部として、複数の入力フィールドを有し、複数のページに分割された入力フォームのうち、一つのページである第一表示ページの表示情報を示す第一表示ページ情報を出力する第一出力部と、前記第一表示ページ情報に基づいて前記第一表示ページを前記表示装置に表示させる第一表示部と、前記複数の入力フィールドのうち、入力されたデータにエラーが含まれる1以上の入力フィールドを検出するエラー検出部と、前記エラー検出部によって検出された、入力されたデータにエラーが含まれる前記1以上の入力フィールドに対応する1以上の通知領域を前記表示装置に表示させる通知表示部と、前記1以上の通知領域のうちの一つの通知領域である第一通知領域が、前記入力装置を用いて選択されることに対応して、前記複数のページに含まれる第二表示ページの表示情報を示す第二表示ページ情報を出力する第二出力部と、前記第二表示ページ情報に基づいて、前記第二表示ページを前記表示装置に表示させる第二表示部とを備え、前記第一通知領域は、入力されたデータにエラーが含まれる前記1以上の入力フィールドのうちの一つの入力フィールドである第一入力フィールドに対応し、前記第二表示ページは、前記第一入力フィールドを含み、前記第二表示部は、前記第一表示部が前記第二表示ページを前記第一表示ページとして表示する態様と同じ態様で前記第二表示ページを前記表示装置に表示させる。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るデータ入力方法は、表示装置と入力装置とを用いるデータ入力方法であって、複数の入力フィールドを有し、複数のページに分割された入力フォームのうち、一つのページである第一表示ページの表示情報を示す第一表示ページ情報を出力する第一出力ステップと、前記第一表示ページ情報に基づいて前記第一表示ページを前記表示装置に表示させる第一表示ステップと、前記複数の入力フィールドのうち、入力されたデータにエラーが含まれる1以上の入力フィールドを検出するエラー検出ステップと、前記エラー検出ステップにおいて検出された、入力されたデータにエラーが含まれる前記1以上の入力フィールドに対応する1以上の通知領域を前記表示装置に表示させる通知表示ステップと、前記1以上の通知領域のうちの一つの通知領域である第一通知領域が、前記入力装置を用いて選択されることに対応して、前記複数のページに含まれる第二表示ページの表示情報を示す第二表示ページ情報を出力する第二出力ステップと、前記第二表示ページ情報に基づいて、前記第二表示ページを前記表示装置に表示させる第二表示ステップとを含み、前記第一通知領域は、入力されたデータにエラーが含まれる前記1以上の入力フィールドのうちの一つの入力フィールドである第一入力フィールドに対応し、前記第二表示ページは、前記第一入力フィールドを含み、前記第二表示ステップにおいて、前記第一表示ステップにおいて前記第二表示ページを前記第一表示ページとして表示する態様と同じ態様で前記第二表示ページを前記表示装置に表示させる。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るデータ入力プログラムは、上記データ入力方法を、1以上のプロセッサに実行させる。
【0009】
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータで読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、エラー項目、及び、当該エラー項目に入力すべきデータを把握しやすくすることができるデータ入力システム、データ入力方法、及びデータ入力プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】実施の形態に係るデータ入力システムの全体構成を示すブロック図である。
【
図2】実施の形態に係るデータ入力方法の流れの一例を示す第一のフローチャートである。
【
図3】実施の形態に係るデータ入力方法の流れの一例を示す第二のフローチャートである。
【
図4】実施の形態に係る入力端末による第一表示ページの表示態様の一例を示す図である。
【
図5】実施の形態に係る入力フォームのページP2の構成例を示す図である。
【
図6】実施の形態に係る入力フォームのページP3の構成例を示す図である。
【
図7】実施の形態に係る通知領域の一例を示す図である。
【
図8】実施の形態に係る入力端末による第二表示ページの表示態様の一例を示す図である。
【
図9】実施の形態の変形例1に係る第二表示部による第二表示ページの表示態様の一例を示す図である。
【
図10】実施の形態の変形例2に係る通知表示部による通知領域の表示態様の一例を示す図である。
【
図11】実施の形態の変形例3に係る入力フォームの表示態様の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係るデータ入力システム、データ入力方法、及びデータ入力プログラムの実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するために一例を挙示するものであり、本発明を限定する主旨ではない。例えば、以下の実施の形態において示される形状、構造、材料、構成要素、相対的位置関係、接続状態、数値、数式、方法における各段階の内容、各段階の順序などは、一例であり、以下に記載されていない内容を含む場合がある。
【0013】
また、図面は、本発明を説明するために適宜強調、省略、又は比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状、位置関係、及び比率とは異なる。
【0014】
また、以下では複数の発明を一つの実施の形態として包括的に説明する場合がある。また、以下に記載する内容の一部は、本発明に関する任意の構成要素として説明している。
【0015】
(実施の形態)
実施の形態に係るデータ入力システム、及びデータ入力方法について説明する。
【0016】
[データ入力システムの全体構成]
データ入力システムの全体構成について、
図1を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係るデータ入力システム100の全体構成を示すブロック図である。
【0017】
図1に示されるように、本実施の形態に係るデータ入力システム100は、複数の入力フィールドを有し、複数のページに分割された入力フォームにデータを入力するシステムであり、1以上のプロセッサ112、142と表示装置116と入力装置118とを備える。入力フォームは、例えば表示装置116などに表示されるウェブフォームなどであり、入力フォームの各入力フィールドには、入力装置118を用いてデータが入力される。入力フォームの具体例などについては後述する。本実施の形態では、データ入力システム100は、入力端末101と、サーバ102と、管理者端末103と、ネットワーク104とを備える。
【0018】
入力端末101は、データ入力システム100において、データを入力するための端末である。本実施の形態では、入力端末101は、ネットワーク104を介して、サーバ102及び管理者端末103と、通信を行うことができる。
図1に示されるように、入力端末101は、プロセッサ112と、記憶装置114と、表示装置116と、入力装置118とを備える。入力端末101として、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)などを用いることができる。
【0019】
プロセッサ112は、プログラムを実行することができる処理装置である。プロセッサ112として、例えばCPU(Central Processing Unit)などを用いることができる。記憶装置114は、プログラム、データなどを記憶(保存)し、保存しているデータを出力することができる装置である。記憶装置114として、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などを用いることができる。表示装置116は、プロセッサ112による制御に基づいて画像を表示する装置である。表示装置116として、例えば、液晶表示パネル、有機EL(Electro Luminescence)表示パネルなどを用いることができる。入力装置118は、入力端末101に入力を行うための装置である。ユーザは、入力装置118を用いて入力端末101にデータを入力する。入力装置118として、例えば、キーボード、タッチパネル、マウスなどを用いることができる。
【0020】
サーバ102は、プロセッサ142と、記憶装置144とを備える装置である。なお、サーバ102は、入力端末101と同様に、表示装置及び入力装置を備えてもよい。サーバ102は、ネットワーク104を介して、入力端末101及び管理者端末103と通信を行うことができる。
【0021】
プロセッサ142は、プログラムを実行することができる処理装置である。プロセッサ142として、例えばCPUなどを用いることができる。記憶装置144は、プログラム、データなどを記憶(保存)し、保存しているデータを出力することができる装置である。記憶装置144として、例えば、HDD、SSDなどを用いることができる。本実施の形態では、記憶装置144に入力フォームに係る情報が記憶されている。また、入力された入力フォームに入力され登録されたデータも記憶装置144に記憶される。
【0022】
管理者端末103は、入力されたデータを管理するための端末である。管理者端末103は、例えば、入力されたデータがサーバ102の記憶装置144に保存されている場合、サーバ102とネットワーク104を介して通信を行う。管理者端末103は、例えば、入力されたデータの管理、分析などを行うために用いられる。管理者端末103として、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PCなどを用いることができる。
【0023】
ネットワーク104には、データ入力システム100に含まれる各端末などが接続される。ネットワーク104の構成は特に限定されない。ネットワーク104は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などであってもよい。
【0024】
データ入力システム100は、プロセッサ112及びプロセッサ142にプログラムを実行させることにより実現される処理部として、第一出力部151と、第一表示部121と、エラー検出部154と、通知表示部124と、第二出力部152と、第二表示部122と、登録部156とを備える。本実施の形態では、第一表示部121、第二表示部122、及び通知表示部124は、入力端末101のプロセッサ112にプログラムを実行させることにより実現され、第一出力部151、第二出力部152、エラー検出部154、及び登録部156は、サーバ102のプロセッサ142にプログラムを実行させることにより実現される。
【0025】
第一出力部151は、複数の入力フィールドを有し、複数のページに分割された入力フォームのうち、一つのページである第一表示ページの表示情報を示す第一表示ページ情報を出力する処理部である。
【0026】
第一表示部121は、第一出力部151が出力する第一表示ページ情報に基づいて第一表示ページを表示装置116に表示させる処理部である。
【0027】
エラー検出部154は、入力フォームに含まれる複数の入力フィールドのうち、入力されたデータにエラーが含まれる入力フィールド(以下、エラー項目とも称する)を検出する処理部である。
【0028】
通知表示部124は、エラー検出部154によって検出された、入力されたデータにエラーが含まれる1以上の入力フィールドに対応する1以上の通知領域を表示装置116に表示させる処理部である。本実施の形態では、通知表示部124は、入力フォームに入力されたデータにおけるエラーの有無を判断する。具体的には、通知表示部124は、ネットワーク104を介した通信によって、サーバ102のエラー検出部154が検出したエラーに係る情報を取得し、当該情報に基づいて、エラーの有無を判断する。通知表示部124は、入力装置118を用いて入力フォームに入力されたデータの登録を指示されることに対応して、1以上の通知領域を表示装置116に表示させる。
【0029】
第二出力部152は、1以上の通知領域のうちの一つの通知領域である第一通知領域が、入力装置118を用いて選択されることに対応して、入力フォームの複数のページに含まれる第二表示ページの表示情報を示す第二表示ページ情報を出力する処理部である。ここで、第一通知領域は、入力されたデータにエラーが含まれる1以上の入力フィールドのうちの一つの入力フィールドである第一入力フィールドに対応し、第二表示ページは、第一入力フィールドを含む。
【0030】
第二表示部122は、第二出力部152が出力した第二表示ページ情報に基づいて、第二表示ページを表示装置116に表示させる処理部である。第二表示部122は、第一表示部121が第二表示ページを第一表示ページとして表示する態様と同じ態様で第二表示ページを表示装置116に表示させる。つまり、第二表示部122は、第一表示部121が各ページを表示装置116に表示させるのと同じ態様で各ページを表示装置116に表示させる。また、第二表示部122は、第二表示ページのうち、エラー項目である第一入力フィールドを含む領域を表示装置116に表示させる。
【0031】
登録部156は、入力フォームに入力されたデータを登録する処理部である。本実施の形態では、登録部156は、入力端末101を用いて入力フォームに入力されたデータを、ネットワークを介した通信によって取得し、記憶装置144に記憶させる。
【0032】
[データ入力方法]
本実施の形態に係るデータ入力方法について、
図2及び
図3を用いて説明する。
図2及び
図3は、それぞれ、本実施の形態に係るデータ入力方法の流れの一例を示す第一のフローチャート、及び第二のフローチャートである。
図2及び
図3は、一連のフローチャートであり、
図2に示される結合子Aは、
図3に示される結合子Aに対応する。
【0033】
本実施の形態に係るデータ入力方法は、表示装置と入力装置とを用いて、入力フォームにデータを入力する方法である。
【0034】
本実施の形態に係るデータ入力方法において、まず、
図2に示されるように、サーバ102の第一出力部151が、複数の入力フィールドを有し、複数のページに分割された入力フォームのうち、一つのページである第一表示ページの表示情報を示す第一表示ページ情報を出力する(第一出力ステップS10)。本実施の形態では、ネットワーク104を介した入力端末101からの入力フォームの情報の要求に応じて、サーバ102の第一出力部151が第一表示ページ情報を出力する。第一出力部151が出力した第一表示ページ情報は、ネットワーク104を介した通信により、入力端末101によって取得される。
【0035】
続いて、入力端末101の第一表示部121が、第一表示ページ情報に基づいて第一表示ページを表示装置116に表示させる(第一表示ステップS12)。ここで、第一表示ページの表示態様の一例について、
図4を用いて説明する。
図4は、本実施の形態に係る入力端末101による第一表示ページの表示態様の一例を示す図である。
図4には、表示装置116と、表示装置116に表示される第一表示ページの一例であるページP1とが示されている。なお、
図4には、入力フォームの一例として、工場などでの作業内容を各作業者が報告するための作業帳票が示されている。
【0036】
図4に示されるように、ページP1には、複数の入力フィールドF11、F12、F13が含まれる。本実施の形態では、ページP1には、ヘッダーH1、コメント表示部C11、C12、C13、マークM1、及び、ページ表示部Mpn、Mp1、Mp2、Mp3がさらに含まれる。ページP1は、例えば一つのウィンドウとして表示装置116に表示される。
【0037】
ヘッダーH1は、ページP1の上端部に配置される情報表示部である。
図4に示される例では、ヘッダーH1には、入力フォームの名称(作業帳票)、及びページP1に係る情報(1/3)が表示される。
【0038】
入力フィールドF11、F12、F13は、データが入力される領域である。
図4に示される例では、入力フィールドF11、F12、F13には、テキストデータが入力される。各入力フィールドの構成はテキストデータが入力される構成に限定されず、データを入力できればよい。例えば、入力フィールドには、選択肢と、選択した選択肢を示すためのラジオボタンなどが含まれていてもよい。また、入力フィールドF11、F12、F13のいずれかを、入力装置118を用いてクリックするなどの方法を用いて入力対象として選択すると、複数の選択肢を示すテキストデータが表示されてもよい。ユーザは、表示された選択肢を入力装置118を用いてクリックするなどの方法を用いて選択することで、入力フィールドにデータを入力できてもよい。なお、
図4に示される入力フィールドF11、F13には、データが入力された後の状態が示されているが、第一表示ステップS12の直後においては、データは入力されていなくてもよい。
【0039】
コメント表示部C11、C12、C13は、各入力フィールドに入力する内容に関する説明が記載される部分である。コメント表示部C11、C12、及びC13には、それぞれ、入力フィールドF11、F12、及びF13に入力する内容に関する説明が記載されている。コメント表示部C11、C12、C13に記載されているように、入力フィールドF11は、作業日を入力するフィールドであり、入力フィールドF12は、作業者の氏名を入力するフィールドであり、入力フィールドF13は、作業者が所属する部署名を入力するフィールドである。
【0040】
マークM1は、各入力フィールドに関する情報を示すマークである。
図4に示されるマークM1は、マークM1の横に示される入力フィールドが必須の入力項目であることを示す。つまり、マークM1の横に示される入力フィールドへのデータの入力を省略することはできず、入力を省略した状態では、入力フォームに入力したデータを登録できない。
【0041】
ページ表示部Mpn、Mp1、Mp2、Mp3は、入力フォームに含まれるページを表示する部分である。ページ表示部Mpnは、表示されているページP1の次のページが存在することを示す。ページ表示部Mp1、Mp2、Mp3の各々は、入力フォームに含まれる各ページを示す。ページ表示部Mp1、Mp2、及びMp3は、それぞれ、入力フォームのページP1、ページP2、及び、ページP3を示す。ページP2は、ページP1の次のページであり、ページP3は、ページP2の次のページである。本実施の形態では、表示されているページP1を示すページ表示部Mp1は、ページ表示部Mp2、Mp3と異なる態様で表示される。
図4に示される例では、ページ表示部Mp1の数字を囲む円が、ページ表示部Mp2、Mp3の数字を囲む円より太い線で表示される。これにより、現在表示されているページ(ページP1)をユーザが把握しやすくなる。
【0042】
ページ表示部Mpn、Mp2、Mp3は、ページP1以外の1以上のページを示すページ遷移領域の一例である。1以上のページ遷移領域のうち一つのページ遷移領域が、入力装置118を用いて選択されることに対応して、当該一つのページ遷移領域に対応するページである遷移ページが表示装置116に表示される。遷移ページは、第一表示部121が、表示装置116に表示させる第一表示ページの一例である。例えば、ページ遷移領域として、ページ表示部Mpnが選択されることに対応して、表示装置116には、入力フォームの複数のページのうち、表示されているページP1の次のページ(ページP2)が表示される。また、ページ遷移領域として、ページ表示部Mp3が選択されることに対応して、表示装置116には、入力フォームの複数のページのうち、ページP3が表示される。ページ遷移領域の選択に伴ってデータ入力システム100が実行する処理の詳細については後述する。
【0043】
続いて、
図2に示されるように、ユーザが入力装置118を用いて、表示装置116に表示された第一表示ページにデータを入力する(第一入力ステップS14)。ユーザは、例えば、
図4に示されるようなページP1の各入力フィールドに、入力装置118を用いてデータを入力する。
【0044】
続いて、ユーザは、全ページの入力が完了したか否かを判断する(入力完了判断ステップS16)。
【0045】
ユーザが全ページの入力が完了していないと判断した場合には(入力完了判断ステップS16でNo)、次に入力するページを選択する(ページ選択ステップS18)。具体的には、第一表示ページに表示される1以上のページ遷移領域(ページ表示部Mpn、Mp2、Mp3)のうち、次に入力するページに対応する一つのページ遷移領域をユーザが入力装置118を用いて選択する。
【0046】
続いて、1以上のページ遷移領域のうち一つのページ遷移領域が、入力装置118を用いて選択されることに対応して、第一出力ステップS10に戻り、サーバ102の第一出力部151は、複数のページのうち、選択された一つのページ遷移領域に対応するページである遷移ページの表示情報を示す遷移ページ情報を出力する。第一出力部151は、遷移ページ情報を第一表示ページ情報として出力する。つまり、遷移ページ情報は、第一出力部151が出力する第一表示ページ情報の一例である。例えば、入力装置118を用いて、ページ遷移領域として、
図4に示されるページ表示部Mpnが選択された場合、選択されたページ遷移領域(ページ表示部Mpn)を示す情報は、ネットワーク104を介した通信により、サーバ102によって取得される。この情報に基づいて、第一出力部151は、選択された一つのページ遷移領域であるページ表示部Mpnに対応する遷移ページ情報として、ページP1の次のページであるページP2の情報を出力する。なお、ページ選択ステップS18において、第一入力ステップS14で入力されたデータが、記憶装置114及び144の少なくとも一方に記憶されてもよい。また、第一入力ステップS14において、入力されたデータが、記憶装置114及び144の少なくとも一方に記憶されてもよい。
【0047】
続いて、第一表示部121は、第一出力部151が出力した遷移ページ情報に基づいて遷移ページを表示装置116に表示させる(第一表示ステップS12)。第一表示部121は、遷移ページを第一表示ページとして表示装置116に表示させる。つまり、遷移ページは、第一表示部121が表示装置116に表示させる第一表示ページの一例である。例えば、ユーザが、ページ遷移領域として、ページ表示部Mpn(又は、ページ表示部Mp2)を選択した場合には、第一出力部151が出力したページP1の次のページであるページP2の情報に基づいて、ページP2を表示装置116に表示させる。ここで、ページP2の構成例について、
図5を用いて説明する。
図5は、本実施の形態に係る入力フォームのページP2の構成例を示す図である。
【0048】
図5に示されるように、ページP2には、複数の入力フィールドF21、F22、F24、及び、ラジオボタンRb11、Rb12、Rb21、Rb22が含まれる。本実施の形態では、ページP2には、ヘッダーH2、コメント表示部C21、C22、C23、C24、C25、マークM1、及び、ページ表示部Mpp、Mpn、Mp1、Mp2、Mp3がさらに含まれる。ページP2は、例えば一つのウィンドウとして表示装置116に表示される。
【0049】
ヘッダーH2は、ページP2の上端部に配置される情報表示部である。
図5に示される例では、ヘッダーH2には、入力フォームの名称(作業帳票)、及びページP2に係る情報(2/3)が表示される。
【0050】
入力フィールドF21、F22、F24は、データが入力される領域である。
図5に示される例では、入力フィールドF21、F22、F24には、テキストデータが入力される。
【0051】
ラジオボタンRb11、Rb12、Rb21、Rb22は、選択することで表示が変化する入力フィールドの一例である。本実施の形態では、ラジオボタンRb11、Rb12のうち一方だけを選択できるように構成されている。つまり、ラジオボタンRb11、Rb12の一方を選択すると、他方の選択が解除される。同様に、ラジオボタンRb21、Rb22のうち一方だけを選択できるように構成されている。
【0052】
なお、
図5に示される入力フィールドF21、F22、F24には、データが入力された後の状態が示されているが、第一表示ステップS12の直後においては、データは入力されていなくてもよい。また、
図5においては、ラジオボタンRb21が選択された状態が示されているが、第一表示ステップS12の直後においては、ラジオボタンRb21、Rb22の両方が選択されていない状態であってもよい。
【0053】
コメント表示部C21、C22、C23、C24、C25は、各入力フィールドに入力する内容に関する説明が記載される部分である。コメント表示部C21、C22、及びC24には、それぞれ、入力フィールドF21、F22、及びF24に入力する内容に関する説明が記載されている。コメント表示部C23には、ラジオボタンRb11、Rb12に入力する内容に関する説明が記載されている。コメント表示部C25には、ラジオボタンRb21、Rb22に入力する内容に関する説明が記載されている。コメント表示部C21、C22、C24に記載されているように、入力フィールドF21は、作業物件名を入力するフィールドであり、入力フィールドF22、F24は、作業対象機の番号を入力するフィールドである。コメント表示部C23、C25に記載されているように、ラジオボタンRb11、Rb12、Rb21、Rb22は、作業対象機が完成したか否かを入力するフィールドである。作業対象機が完成した場合には、完成を示すラジオボタンRb11、又はRb21を選択し、作業対象機が完成していない場合には、未完成を示すラジオボタンRb12、又はRb22を選択する。
【0054】
ページ表示部Mppは、表示されているページP2の前のページが存在することを示す。ページP2において、ページ表示部Mpp、Mpn、Mp1、Mp3は、ページP2以外のページを示すページ遷移領域の一例である。例えば、ページ遷移領域として、ページ表示部Mppが選択されることに対応して、表示装置116には、入力フォームの複数のページのうち、表示されているページP2の前のページ(ページP1)が表示される。また、ページ遷移領域として、ページ表示部Mpn(又はページ表示部Mp3)が選択されることに対応して、表示装置116には、入力フォームの複数のページのうち、ページP3が表示される。
【0055】
続いて、
図2に示されるように、ユーザが入力装置118を用いて、表示装置116に表示された第一表示ページ(ページP2)にデータを入力する(第一入力ステップS14)。
【0056】
続いて、ユーザは、全ページの入力が完了したか否かを判断する(入力完了判断ステップS16)。
【0057】
ユーザが全ページの入力が完了していないと判断した場合には(入力完了判断ステップS16でNo)、次に入力するページを選択する(ページ選択ステップS18)。具体的には、遷移ページに表示される1以上のページ遷移領域(ページ表示部Mpn、Mp2、Mp3)のうち、次に入力するページに対応する一つのページ遷移領域をユーザが入力装置118を用いて選択する。
【0058】
続いて、1以上のページ遷移領域のうち一つのページ遷移領域が、入力装置118を用いて選択されると、第一出力ステップS10に戻り、サーバ102の第一出力部151は、複数のページのうち、選択された一つのページ遷移領域に対応するページである遷移ページの表示情報を示す遷移ページ情報を出力する。第一出力部151は、遷移ページ情報を第一表示ページ情報として出力する。つまり、遷移ページ情報は、第一出力部151が出力する第一表示ページ情報の一例である。例えば、入力装置118を用いて、ページ遷移領域として、
図5に示されるページ表示部Mpnが選択された場合、選択されたページ遷移領域(ページ表示部Mpn)を示す情報は、ネットワーク104を介した通信により、サーバ102によって取得される。この情報に基づいて、第一出力部151は、選択された一つのページ遷移領域であるページ表示部Mpnに対応する遷移ページ情報として、ページP2の次のページであるページP3の情報を出力する。
【0059】
続いて、第一表示部121は、第一出力部151が出力した遷移ページ情報に基づいて遷移ページを表示装置116に表示させる(第一表示ステップS12)。第一表示部121は、遷移ページを第一表示ページとして表示装置116に表示させる。つまり、遷移ページは、第一表示ページの一例である。例えば、ユーザが、ページ遷移領域として、ページ表示部Mpn(又は、ページ表示部Mp2)を選択した場合には、第一出力部151が出力したページP2の次のページであるページP3の情報に基づいて、ページP3を表示装置116に表示させる。ここで、ページP3の構成例について、
図6を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係る入力フォームのページP3の構成例を示す図である。
【0060】
図6に示されるように、ページP3には、複数の入力フィールドF31、F32、及び登録ボタンR1が含まれる。本実施の形態では、ページP3には、ヘッダーH3、コメント表示部C31、C32、マークM1、及び、ページ表示部Mpp、Mp1、Mp2、Mp3がさらに含まれる。ページP3は、例えば一つのウィンドウとして表示装置116に表示される。
【0061】
ヘッダーH3は、ページP3の上端部に配置される情報表示部である。
図6に示される例では、ヘッダーH3には、入力フォームの名称(作業帳票)、及びページP3に係る情報(3/3)が表示される。
【0062】
入力フィールドF31、F32は、データが入力される領域である。
図6に示される例では、入力フィールドF31、F32には、テキストデータが入力される。
【0063】
なお、
図6に示される入力フィールドF31、F32には、データが入力された後の状態が示されているが、第一表示ステップS12の直後においては、データは入力されていなくてもよい。
【0064】
コメント表示部C31、C32は、各入力フィールドに入力する内容に関する説明が記載される部分である。コメント表示部C31、及びC32には、それぞれ、入力フィールドF31、及びF32に入力する内容に関する説明が記載されている。コメント表示部C31、C32に記載されているように、入力フィールドF31は、作業に要した時間を入力するフィールドであり、入力フィールドF32は、作業内容を入力するフィールドである。
【0065】
ページP3において、ページ表示部Mpp、Mp1、Mp2の各々は、ページP3以外のページを示すページ遷移領域の一例である。例えば、ページ遷移領域として、ページ表示部Mppが選択されることに対応して、表示装置116には、入力フォームの複数のページのうち、表示されているページP3の前のページ(ページP2)が表示される。
【0066】
続いて、
図2に示されるように、ユーザが入力装置118を用いて、表示装置116に表示された第一表示ページ(ページP3)にデータを入力する(第一入力ステップS14)。
【0067】
続いて、ユーザは、全ページの入力が完了したか否かを判断する(入力完了判断ステップS16)。ユーザが、入力フォームの複数のページのすべての入力が完了したと判断した場合には(入力完了判断ステップS16でYes)、
図3に示されるように、ユーザは、入力装置118を用いて入力フォームに入力されたデータの登録を指示する(登録指示ステップS20)。
図6に示される例では、ユーザは、入力装置118を用いて登録ボタンR1をクリックすることで、登録を指示する。
【0068】
続いて、サーバ102のエラー検出部154は、入力フォームが有する複数の入力フィールドのうち、入力されたデータにエラーが含まれる入力フィールドを検出する(エラー検出ステップS22)。具体的には、ユーザによって登録が指示されたことを示す情報を、ネットワーク104を介する通信によって、サーバ102が取得し、当該情報の取得に対応して、エラー検出部154が、入力フォームの各入力フィールドに入力されたデータに含まれるエラーを検出する。エラー検出部154がエラーとして検出する場合として、入力が必須である入力フィールドにデータが入力されていない場合、不適切なデータが入力されている場合などが例示される。
【0069】
続いて、通知表示部124は、入力フォームに入力されたデータにおけるエラーの有無を判断する(エラー判断ステップS24)。具体的には、通知表示部124は、ネットワーク104を介した通信によって、サーバ102のエラー検出部154が検出したエラーに係る情報を取得し、当該情報に基づいて、エラーの有無を判断する。
【0070】
通知表示部124がエラーが有ると判断した場合には(エラー判断ステップS24でYes)、通知表示部124は、入力されたデータにエラーが含まれる1以上の入力フィールドに対応する1以上の通知領域を表示装置116に表示させる(通知表示ステップS26)。通知表示ステップS26において、通知表示部124は、入力装置118を用いて入力フォームに入力されたデータの登録を指示されることに対応して、1以上の通知領域を表示装置116に表示させる。
【0071】
ここで、通知領域の一例について、
図7を用いて説明する。
図7は、本実施の形態に係る通知領域の一例を示す図である。
図7には、通知領域NR1、NR2、NR3の他に、表示装置116及びページP3も併せて示されている。
【0072】
通知領域NR1は、
図4に示されるページP1に含まれる入力フィールドF12に対応する。通知領域NR1には、入力が必須の入力フィールドF12にデータが入力されていないことが示されている。
【0073】
通知領域NR2は、
図4に示されるページP1に含まれる入力フィールドF13に対応する。通知領域NR2には、入力フィールドF13に入力されたデータが不適切であることが示されている。
【0074】
通知領域NR3は、
図5に示されるページP2に含まれる入力フィールドの一例であるラジオボタンRb11、Rb12に対応する。通知領域NR3には、ラジオボタンRb11、Rb12のいずれもが選択されていないことが示されている。
【0075】
通知領域NR1、NR2、及びNR3には、それぞれ、各通知領域を削除するための削除ボタンBD1、BD2、及びBD3が表示されている。ユーザは、入力装置118を用いて、各削除ボタンをクリックすることにより、各通知領域を削除できる。
【0076】
通知領域NR1、NR2、NR3の表示態様は、エラー項目を表示できれば特に限定されない。
図7に示される例では、通知領域NR1、NR2、NR3として、いわゆるポップアップ表示(言い換えると、トースト通知、通知バナー、モーダルウィンドウ、トースターなど)が用いられるが、他の表示態様が用いられてもよい。
【0077】
本実施の形態では、このような通知領域がまとめて表示されることにより、入力フォームが複数のページに分割されている場合にも、エラーが検出された入力フィールドを容易に把握することができる。
図7に示されるように、通知表示部124が表示装置116に表示させる1以上の通知領域が複数の通知領域NR1、NR2、NR3を含む場合、複数の通知領域NR1、NR2、NR3は、上下方向に配列されてもよい。なお、複数の通知領域NR1、NR2、NR3は、左右方向(水平方向)に配列されてもよい。
【0078】
続いて、
図3に示されるように、ユーザが入力装置118を用いて、1以上の通知領域NR1、NR2、NR3のうち、一つの通知領域である第一通知領域を選択する(通知選択ステップS28)。例えば、ユーザは、入力装置118を用いて通知領域NR1、NR2、NR3のいずれかをクリックすることにより、第一通知領域を選択する。第一通知領域は、入力されたデータにエラーが含まれる1以上の入力フィールドのうちの一つの入力フィールドである第一入力フィールドに対応する。例えば、第一通知領域として
図7に示される通知領域NR3が選択された場合には、第一通知領域は、第一入力フィールドとしてラジオボタンRb11、Rb12に対応する。
【0079】
続いて、第二出力部152は、第一通知領域が入力装置118を用いて選択されることに対応して、入力フォームの複数のページに含まれる第二表示ページの表示情報を出力する(第二出力ステップS30)。第二表示ページは、第一入力フィールドを含む。例えば、入力装置118を用いて、第一通知領域として、
図7に示される通知領域NR3が選択された場合、選択された第一通知領域を示す情報は、ネットワーク104を介した通信により、サーバ102によって取得される。この情報に基づいて、第二出力部152は、選択された第一通知領域である通知領域NR3に対応する入力フィールド(ラジオボタンRb11、Rb12)が含まれる第二表示ページ情報として、ページP2の情報を出力する。
【0080】
続いて、第二表示部122は、第二出力部152が出力した第二表示ページ情報に基づいて第二表示ページを表示装置116に表示させる(第二表示ステップS32)。例えば、ユーザが、第一通知領域として、
図7に示される通知領域NR3を選択した場合には、第二出力部152が出力した第二表示ページ情報に基づいて、ページP2を表示装置116に表示させる。ここで、表示装置116におけるページP2の表示態様例について、
図8を用いて説明する。
図8は、本実施の形態に係る入力端末101による第二表示ページの表示態様の一例を示す図である。
図8には、第一通知領域として、
図7に示される通知領域NR3が選択された場合における表示態様の一例が示されている。
【0081】
図8に示されるように、入力端末101の表示装置116には、通知領域NR3に対応する入力フィールド(ラジオボタンRb11、Rb12)が含まれる第二表示ページとしてページP2が表示される。第二表示部122は、第二表示ページのうち、第一入力フィールド(ラジオボタンRb11、Rb12)を含む領域を表示装置116に表示させる。ここで、第二表示ステップS32において、第一表示ステップにおいて第二表示ページを第一表示ページとして表示する態様と同じ態様で第二表示ページを表示装置116に表示させる。つまり、第一表示ステップS12において各ページが表示装置116に表示されるのと同じ態様で、第二表示ステップS32において各ページが表示装置116に表示される。このため、入力フィールドに入力すべき内容をユーザが把握しやすい。例えば、データにエラーが有った入力フィールドとして、ラジオボタンRb11、Rb12だけが表示されると、当該入力フィールドが何号機の情報を入力すべき入力フィールドであるのかをユーザが把握しにくい。本実施の形態では、第二表示ステップS32において、ラジオボタンRb11、Rb12が、入力時の表示態様と同じ態様で表示されるため、何号機の情報を入力すべき入力フィールドであるのかをユーザが把握しやすい。
【0082】
また、
図8に示されるように、第二表示部122が、第二表示ページを表示装置116に表示させる場合に、通知表示部124は、表示装置116に第一通知領域である通知領域NR3の表示を終了させてもよい。これにより、エラーが有った入力フィールドのうち、再表示されていない入力フィールドに対応する通知領域だけを表示させることができる。したがって、エラー対応が必要な通知領域を容易に把握することができる。また、一度エラー対応を行った通知領域を誤って再度選択することを抑制することができる。
【0083】
続いて、
図3に示されるように、ユーザが入力装置118を用いて、表示装置116に表示された第二表示ページにデータを入力する(第二入力ステップS34)。ユーザは、例えば、
図8に示されるようなページP2のエラーが有った入力フィールド(
図8に示される例では、ラジオボタンRb11、Rb12)に、入力装置118を用いてデータを入力する。
【0084】
続いて、ユーザは、表示装置116に表示されている通知領域が有るか否かを判断する(通知領域判断ステップS36)。
図8に示される例では、通知領域NR1、NR2が残っている。
【0085】
通知領域判断ステップS36において、通知領域が有る場合(通知領域判断ステップS36でYes)。通知選択ステップS28に戻り、通知領域がなくなるまで、通知選択ステップS28から通知領域判断ステップS36までを繰り返す。
【0086】
通知領域判断ステップS36において、通知領域が無い場合(通知領域判断ステップS36でNo)、登録指示ステップS20に戻り、再度、登録指示ステップS20、エラー検出ステップS22、及びエラー判断ステップS24を行う。これ以降、エラー判断ステップS24において、エラーが無いと判断されるまで、同様のステップを繰り返す。
【0087】
エラー判断ステップS24において、エラーが無いと判断された場合(エラー判断ステップS24でNo)、サーバ102の登録部156は、入力フォームに入力されたデータを登録する(登録ステップS38)。本実施の形態では、登録部156は、入力端末101を用いて入力フォームに入力されたデータを、ネットワークを介した通信によって取得し、記憶装置144に記憶させる。
【0088】
以上のように、本実施の形態に係るデータ入力方法によれば、データを入力フォームに入力し、登録することができる。また、本実施の形態では、上述したとおり、通知領域を表示することで、エラー項目を容易に把握することができる。また、エラー項目を表示装置116に表示する際に、入力時と同様にエラー項目が表示されるため、エラー項目に入力すべきデータをユーザが容易に把握できる。
【0089】
[変形例1]
本実施の形態の変形例1について説明する。第二表示ステップS32において、第二表示部122が、第二表示ページを表示する態様は、
図8に示される例に限定されない。以下、本実施の形態に係る変形例1に係る第二表示ページの表示態様について、
図9を用いて説明する。
図9は、本実施の形態の変形例1に係る第二表示部122による第二表示ページの表示態様の一例を示す図である。
【0090】
図9に示されるように、第二表示ページ(
図9ではページP2)に、第二表示ステップS32において、第二表示部122は、入力されたデータにエラーが含まれる第一入力フィールドが表示装置116の最上部に位置するように表示装置116に第二表示ページを表示させてもよい。これにより、ユーザは、入力されたデータにエラーが含まれる第一入力フィールドをより一層容易に把握することができる。また、この場合、
図9に示されるように、第二表示ページを表すウィンドウは、第二表示ページの表示内容をスクロールできるようにスクロールバーScbを含んでもよい。
【0091】
[変形例2]
本実施の形態の変形例2について説明する。第二表示ステップS32において、通知表示部124が、通知領域を表示する態様は、
図8に示される例に限定されない。以下、本実施の形態に係る変形例2に係る通知領域の表示態様について、
図10を用いて説明する。
図10は、本実施の形態の変形例2に係る通知表示部124による通知領域の表示態様の一例を示す図である。
【0092】
図10に示されるように、通知表示部124は、入力されたデータにエラーが含まれる1以上の入力フィールドの個数が3以上である場合に、1以上の入力フィールドのうち、2以上、当該個数未満の入力フィールドに1対1で対応する2以上、当該個数未満の通知領域を表示装置116に表示させることなく、2以上、当該個数未満の入力フィールドの個数を示す一つの個数通知領域NRnを表示装置116に表示させてもよい。
図10に示される例では、個数通知領域NRnは、通知領域NR1、NR2、NR3に対応する入力フィールド以外に、二箇所の入力フィールドに入力されたデータにエラーが含まれることを通知している。
【0093】
なお、例えば、通知領域NR1が削除された場合には、個数通知領域NRnが通知している複数の入力フィールドのうち一つの入力フィールドに対応する通知領域が表示されてもよい。
図10に示される例では、個数通知領域NRnが通知している二箇所の入力フィールドの各々に対応する通知領域が表示されてもよい。
【0094】
このような個数通知領域NRnを表示することで、通知領域が多くなり過ぎてユーザがエラー項目を把握しにくくなることを抑制できる。
【0095】
[変形例3]
本実施の形態の変形例3について説明する。第一表示ステップS12において、第一表示部121が表示する入力フォームの表示態様は、
図4などに示される例に限定されない。以下、本実施の形態に係る変形例3に係る入力フォームの表示態様について、
図11を用いて説明する。
図11は、本実施の形態の変形例3に係る入力フォームの表示態様の一例を示す図である。
【0096】
図11に示されるように、入力フォームが有するページP4には、入力フィールドF41、ラジオボタンRb41、Rb42、Rb43、Rb44が含まれる。ページP4には、ヘッダーH4、コメント表示部C41、C42、C43、ページ表示部Mpn、Mp1、Mp2、Mp3、及び参照
図Fg42、Fg43がさらに含まれる。
【0097】
ヘッダーH4は、ページP4の上端部に配置される情報表示部である。
図11に示される例では、ヘッダーH4には、入力フォームの名称(作業帳票)、及びページP4に係る情報(1/3)が表示される。
【0098】
入力フィールドF41は、データが入力される領域である。
図11に示される例では、入力フィールドF41には、テキストデータが入力される。
【0099】
ラジオボタンRb41、Rb42、Rb43、Rb44は、選択することで表示が変化する入力フィールドの一例である。
【0100】
コメント表示部C41、C42、C43は、各入力フィールドに入力する内容に関する説明が記載される部分である。コメント表示部C41には、入力フィールドF41に入力する内容に関する説明が記載されている。コメント表示部C41に記載されているように、入力フィールドF41は、作業対象機の番号を入力するフィールドである。
【0101】
コメント表示部C42には、ラジオボタンRb41、Rb42に入力する内容に関する説明が記載されている。コメント表示部C42に記載されているように、ラジオボタンRb41、Rb42は、検査結果を入力する入力フィールドである。参照
図Fg42は、ラジオボタンRb41、Rb42によって入力するデータを説明するための図である。
【0102】
コメント表示部C43には、ラジオボタンRb43、Rb44に入力する内容に関する説明が記載されている。コメント表示部C43に記載されているように、ラジオボタンRb43、Rb44は、検査結果を入力する入力フィールドである。参照
図Fg43は、ラジオボタンRb43、Rb44によって入力するデータを説明するための図である。
【0103】
図11に示されるように、ページP4において、複数の入力フィールドは、ページP4を示す平面内において、二次元的に配置されてもよい。つまり、複数の入力フィールドは、表示装置116において上下方向又は左右方向に配列されなくてもよく、ページP4内の任意の位置に配置されてもよい。
【0104】
また、入力フォームには、入力フィールドに入力すべきデータを説明する参照
図Fg42、Fg43が含まれてもよい。これにより、ユーザが入力フィールドに入力すべきデータを把握しやすくなる。
【0105】
このような入力フォームを用いる場合にも、第二表示ステップS32において、第二表示部122は、第一表示部121がページP4を表示装置116に表示させる態様と同じ態様でページP4を表示させる。このため、各入力フィールドに入力すべきデータをユーザが容易に把握できる。特に、第二表示部122は、参照
図Fg42、Fg43などと入力フィールドとを合わせて表示することで、各入力フィールドに入力すべきデータをユーザがより一層容易に把握できる。
【0106】
(その他の変形例など)
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本発明に含まれる。
【0107】
例えば、上記実施の形態では、データ入力システム100及びデータ入力方法を説明したが、本発明は、データ入力方法を1以上のプロセッサに実行させるデータ入力プログラムであってもよい。
【0108】
また、上記実施の形態では、データ入力システム100は、入力端末101及びサーバ102を備えたが、本発明に係るデータ入力システムの構成は、1以上のプロセッサと表示装置と入力装置とを備えればよく、上記実施の形態に係るデータ入力システム100の構成に限定されない。例えば、本発明のデータ入力システムは、一つの端末で実現されてもよい。この場合、実施の形態に係るデータ入力システム100が備える1以上のプロセッサで実現される各処理部が、一つの端末が備える1以上のプロセッサで実現されてもよい。また、登録されるデータも一つの端末が備える記憶装置に記憶されてもよい。
【0109】
また、以下に示す形態も、本発明の1つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
【0110】
(1)上記のデータ入力システム100を構成する構成要素の一部は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムであってもよい。前記RAM又はハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
【0111】
(2)上記のデータ入力システム100を構成する構成要素の一部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
【0112】
(3)上記のデータ入力システム100を構成する構成要素の一部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカード又は前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカード又は前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカード又は前記モジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
【0113】
(4)また、上記のデータ入力システム100を構成する構成要素の一部は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータで読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD-ROM、MO、DVD、DVD-ROM、DVD-RAM、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記デジタル信号であるとしてもよい。
【0114】
また、上記のデータ入力システム100を構成する構成要素の一部は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
【0115】
(5)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
【0116】
(6)また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
【0117】
(7)また、前記プログラム又は前記デジタル信号を記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を、前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
【0118】
(8)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0119】
本発明は、入力フォームにデータを入力する任意のシステムなどにおいて利用可能である。特に、入力項目数が多い入力フォームにデータを入力するデータ入力システムなどにおいて有用である。
【符号の説明】
【0120】
100 データ入力システム
101 入力端末
102 サーバ
103 管理者端末
104 ネットワーク
112、142 プロセッサ
114、144 記憶装置
116 表示装置
118 入力装置
121 第一表示部
122 第二表示部
124 通知表示部
151 第一出力部
152 第二出力部
154 エラー検出部
156 登録部