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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025012624
(43)【公開日】2025-01-24
(54)【発明の名称】プログラムおよびシステム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/216 20140101AFI20250117BHJP
   A63F 13/30 20140101ALI20250117BHJP
   A63F 13/5378 20140101ALI20250117BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20250117BHJP
   A63F 13/822 20140101ALI20250117BHJP
【FI】
A63F13/216
A63F13/30
A63F13/5378
A63F13/69
A63F13/822
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023115596
(22)【出願日】2023-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】000129149
【氏名又は名称】株式会社カプコン
(74)【代理人】
【識別番号】100124729
【弁理士】
【氏名又は名称】谷 和紘
(72)【発明者】
【氏名】奥山 幹樹
(72)【発明者】
【氏名】川上 智司
(72)【発明者】
【氏名】田中 大将
(72)【発明者】
【氏名】津原 一成
(72)【発明者】
【氏名】木村 哲
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、ユーザの移動を促進できる。
【解決手段】画像生成手段は、少なくとも条件Aを含むイベント条件が満たされた場合に、(X)を実行する。(X)画像生成手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムが第1位置と異なる第2位置に仮想地図において出現するように、アバターオブジェクトを示す画像またはアイテムを示す画像と仮想地図とを合成した画像を電子機器のディスプレイに表示させる。アイテムは、アバターオブジェクトまたはユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと通信可能な電子機器により実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、位置取得手段と、仮想地図取得手段と、画像生成手段と、として前記電子機器を機能させ、
前記位置取得手段は、電子機器の位置を示す位置情報を取得し、
前記仮想地図取得手段は、仮想地図を示す仮想地図情報を取得し、
前記電子機器の前記位置が第1位置であることを条件Aとし、
前記画像生成手段は、少なくとも前記条件Aを含むイベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムが前記第1位置と異なる第2位置に前記仮想地図において出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させ、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる、
(Y)前記画像生成手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムが前記第1位置と異なる第2位置に対応する仮想空間に出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる、
プログラム。
【請求項2】
前記アバターオブジェクトは、敵オブジェクトとバトルすることができ、
前記アバターオブジェクトが前記敵オブジェクトにアクションを行ったこと、または、前記アバターオブジェクトが前記敵オブジェクトにダメージを与えたことを条件Bとし、
前記イベント条件は、前記条件Aおよび前記条件Bを含んでおり、
前記画像生成手段は、前記イベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、前記アイテムが前記第2位置に前記仮想地図において出現するように、前記アイテムを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
(Y)前記画像生成手段は、前記アイテムが前記第2位置に対応する前記仮想空間に出現するように、前記アイテムを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記アイテムは、前記敵オブジェクトが所持しているアイテムまたは前記敵オブジェクトの一部分に対応するアイテムである、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記アイテムは、前記敵オブジェクトが所持しているアイテムまたは前記敵オブジェクトの一部分に対応するアイテムとは異なるアイテムである、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記アバターオブジェクトが不利益な影響を受けることを条件Cとし、
前記イベント条件は、前記条件Aおよび前記条件Cを含んでおり、
前記画像生成手段は、前記イベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、前記アイテムが前記第2位置に前記仮想地図において出現するように、前記アイテムを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
(Y)前記画像生成手段は、前記アイテムが前記第2位置に対応する前記仮想空間に出現するように、前記アイテムを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトが所持しているアイテムである、
請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトが所持しているアイテムとは異なるアイテムである、
請求項5に記載のプログラム。
【請求項8】
前記アバターオブジェクトは、敵オブジェクトとバトルすることができ、
前記条件Cは、前記アバターオブジェクトが前記敵オブジェクトからアクションを受けたこと、または、前記アバターオブジェクトが前記敵オブジェクトからダメージを受けたことである、
請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のプログラム。
【請求項9】
前記第1位置は、前記敵オブジェクトが出現する第1エリアに位置しており、
前記第2位置は、前記アイテムが配置される第2エリアに位置しており、
前記第1エリアの少なくとも一部分は前記第2エリアと重なっておらず、かつ、前記第2エリアの少なくとも一部分は前記第1エリアと重なっていない、
請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記アバターオブジェクトが行動不能状態になったことを条件Dとし、
前記イベント条件は、前記条件Aおよび前記条件Dを含んでおり、
前記画像生成手段は、前記イベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、行動不能状態である前記アバターオブジェクトが前記第2位置に前記仮想地図において出現するように、行動不能状態である前記アバターオブジェクトを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
(Y)前記画像生成手段は、行動不能状態である前記アバターオブジェクトが前記第2位置に対応する前記仮想空間に出現するように、行動不能状態である前記アバターオブジェクトを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項11】
前記プログラムは、解除手段として、前記電子機器を機能させ、
前記電子機器の前記位置が前記第2位置であることを条件Eとし、
前記解除手段は、少なくとも前記条件Eを含む解除条件が満たされた場合に、前記アバターオブジェクトの前記行動不能状態を解除する、
請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記第1位置は、敵オブジェクトが出現する第1エリアに位置しており、
前記第2位置は、行動不能状態である前記アバターオブジェクトが配置される第3エリアに位置しており、
前記第1エリアの少なくとも一部分は前記第3エリアと重なっておらず、かつ、前記第3エリアの少なくとも一部分は前記第1エリアと重なっていない、
請求項10または請求項11に記載のプログラム。
【請求項13】
前記画像生成手段は、少なくとも前記条件Aを含むイベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、前記第1位置に前記仮想地図において存在している前記アバターオブジェクトまたは前記アイテムが前記第2位置に前記仮想地図において出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
(Y)前記画像生成手段は、前記第1位置に前記仮想地図において存在している前記アバターオブジェクトまたは前記アイテムが前記第2位置に対応する前記仮想空間に出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のプログラム。
【請求項14】
前記画像生成手段は、前記イベント条件が満たされた場合に、前記第1位置に前記仮想地図において存在している前記アバターオブジェクトまたは前記アイテムを非表示にする、
請求項13に記載のプログラム。
【請求項15】
電子機器と通信可能なサーバにより実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、位置情報取得手段と、仮想地図提供手段と、出現制御手段と、として前記サーバを機能させ、
前記位置情報取得手段は、前記電子機器の位置を示す位置情報を前記電子機器から取得し、
前記仮想地図提供手段は、仮想地図を示す仮想地図情報を前記電子機器に提供し、
前記電子機器の前記位置が第1位置であることを条件Aとし、
前記出現制御手段は、少なくとも前記条件Aを含むイベント条件が満たされた場合に、(x)または(y)を実行し、
(x)前記出現制御手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムを前記第1位置と異なる第2位置に前記仮想地図において出現させる、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる、
(y)前記出現制御手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムを前記第1位置と異なる第2位置に対応する仮想空間に出現させる、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる、
プログラム。
【請求項16】
システムは、電子機器と、サーバと、を備えており、
前記電子機器は、前記サーバと通信可能であり、
前記電子機器は、位置取得手段と、仮想地図取得手段と、画像生成手段と、を備えており、
前記サーバは、位置情報取得手段と、仮想地図提供手段と、出現制御手段と、を備えており、
前記位置取得手段は、前記電子機器の位置を示す位置情報を取得し、
前記位置情報取得手段は、前記電子機器の位置を示す位置情報を前記電子機器から取得し、
前記仮想地図提供手段は、仮想地図を示す仮想地図情報を前記電子機器に提供し、
前記仮想地図取得手段は、前記仮想地図情報を取得し、
前記電子機器の前記位置が第1位置であることを条件Aとし、
前記出現制御手段は、少なくとも前記条件Aを含むイベント条件が満たされた場合に、(x)または(y)を実行し、
(x)前記出現制御手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムを前記第1位置と異なる第2位置に前記仮想地図において出現させ、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる、
(y)前記出現制御手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムを前記第1位置と異なる第2位置に対応する仮想空間に出現させ、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる、
前記画像生成手段は、前記イベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、前記ユーザの操作対象である前記アバターオブジェクトまたは前記アイテムが前記第1位置と異なる第2位置に前記仮想地図において出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
(Y)前記画像生成手段は、前記ユーザの操作対象である前記アバターオブジェクトまたは前記アイテムが前記第1位置と異なる第2位置に対応する仮想空間に出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラムおよびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
プログラムに関する発明として、例えば、非特許文献1に記載のゲームが知られている。このゲームは、いわゆる位置ゲームと呼ばれている。位置ゲームとは、スマートフォンの位置情報に基づいて、仮想地図上にプレイヤキャラクタが表示される。プレイヤは、スマートフォンを所持しながら移動することによって、敵キャラクタとバトルをしたり、アイテムを収集したりする。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】Niantic,Inc,“基本の遊び方『ポケモンGO』公式サイト?”,[online],[令和5年6月12日検索],インターネット<URL:https://www.pokemongo.jp/play/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、位置ゲームを地域振興に利用することが考えられる。位置ゲームが利用されることにより、地域振興が図られる地域内におけるプレイヤの移動が促進される。その結果、地域の活性化が図られる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、ユーザの移動を促進できるプログラムおよびシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1側面は、
サーバと通信可能な電子機器により実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、位置取得手段と、仮想地図取得手段と、画像生成手段と、として前記電子機器を機能させ、
前記位置取得手段は、電子機器の位置を示す位置情報を取得し、
前記仮想地図取得手段は、仮想地図を示す仮想地図情報を取得し、
前記電子機器の前記位置が第1位置であることを条件Aとし、
前記画像生成手段は、少なくとも前記条件Aを含むイベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムが前記第1位置と異なる第2位置に前記仮想地図において出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させ、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる、
(Y)前記画像生成手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムが前記第1位置と異なる第2位置に対応する仮想空間に出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できるプログラムである。
【0007】
第2側面は、
前記アバターオブジェクトは、敵オブジェクトとバトルすることができ、
前記アバターオブジェクトが前記敵オブジェクトにアクションを行ったこと、または、前記アバターオブジェクトが前記敵オブジェクトにダメージを与えたことを条件Bとし、
前記イベント条件は、前記条件Aおよび前記条件Bを含んでおり、
前記画像生成手段は、前記イベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、前記アイテムが前記第2位置に前記仮想地図において出現するように、前記アイテムを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
(Y)前記画像生成手段は、前記アイテムが前記第2位置に対応する前記仮想空間に出現するように、前記アイテムを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
第1側面に記載のプログラムである。
【0008】
第3側面は、
前記アイテムは、前記敵オブジェクトが所持しているアイテムまたは前記敵オブジェクトの一部分に対応するアイテムである、
第2側面に記載のプログラムである。
【0009】
第4側面は、
前記アイテムは、前記敵オブジェクトが所持しているアイテムまたは前記敵オブジェクトの一部分に対応するアイテムとは異なるアイテムである、
第2側面に記載のプログラムである。
【0010】
第5側面は、
前記アバターオブジェクトが不利益な影響を受けることを条件Cとし、
前記イベント条件は、前記条件Aおよび前記条件Cを含んでおり、
前記画像生成手段は、前記イベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、前記アイテムが前記第2位置に前記仮想地図において出現するように、前記アイテムを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
(Y)前記画像生成手段は、前記アイテムが前記第2位置に対応する前記仮想空間に出現するように、前記アイテムを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
第1側面に記載のプログラムである。
【0011】
第6側面は、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトが所持しているアイテムである、
第5側面に記載のプログラムである。
【0012】
第7側面は、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトが所持しているアイテムとは異なるアイテムである、
第5側面に記載のプログラムである。
【0013】
第8側面は、
前記アバターオブジェクトは、敵オブジェクトとバトルすることができ、
前記条件Cは、前記アバターオブジェクトが前記敵オブジェクトからアクションを受けたこと、または、前記アバターオブジェクトが前記敵オブジェクトからダメージを受けたことである、
第5側面ないし第7側面のいずれかに記載のプログラムである。
【0014】
第9側面は、
前記第1位置は、前記敵オブジェクトが出現する第1エリアに位置しており、
前記第2位置は、前記アイテムが配置される第2エリアに位置しており、
前記第1エリアの少なくとも一部分は前記第2エリアと重なっておらず、かつ、前記第2エリアの少なくとも一部分は前記第1エリアと重なっていない、
第8側面に記載のプログラムである。
【0015】
第10側面は、
前記アバターオブジェクトが行動不能状態になったことを条件Dとし、
前記イベント条件は、前記条件Aおよび前記条件Dを含んでおり、
前記画像生成手段は、前記イベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、行動不能状態である前記アバターオブジェクトが前記第2位置に前記仮想地図において出現するように、行動不能状態である前記アバターオブジェクトを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
(Y)前記画像生成手段は、行動不能状態である前記アバターオブジェクトが前記第2位置に対応する前記仮想空間に出現するように、行動不能状態である前記アバターオブジェクトを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
第1側面に記載のプログラムである。
【0016】
第11側面は、
前記プログラムは、解除手段として、前記電子機器を機能させ、
前記電子機器の前記位置が前記第2位置であることを条件Eとし、
前記解除手段は、少なくとも前記条件Eを含む解除条件が満たされた場合に、前記アバターオブジェクトの前記行動不能状態を解除する、
第10側面に記載のプログラムである。
【0017】
第12側面は、
前記第1位置は、敵オブジェクトが出現する第1エリアに位置しており、
前記第2位置は、行動不能状態である前記アバターオブジェクトが配置される第3エリアに位置しており、
前記第1エリアの少なくとも一部分は前記第3エリアと重なっておらず、かつ、前記第3エリアの少なくとも一部分は前記第1エリアと重なっていない、
第10側面または第11側面に記載のプログラムである。
【0018】
第13側面は、
前記画像生成手段は、少なくとも前記条件Aを含むイベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、前記第1位置に前記仮想地図において存在している前記アバターオブジェクトまたは前記アイテムが前記第2位置に前記仮想地図において出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
(Y)前記画像生成手段は、前記第1位置に前記仮想地図において存在している前記アバターオブジェクトまたは前記アイテムが前記第2位置に対応する前記仮想空間に出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
第1側面ないし第12側面のいずれかに記載のプログラムである。
【0019】
第14側面は、
前記画像生成手段は、前記イベント条件が満たされた場合に、前記第1位置に前記仮想地図において存在している前記アバターオブジェクトまたは前記アイテムを非表示にする、
第13側面に記載のプログラムである。
【0020】
第15側面は、
電子機器と通信可能なサーバにより実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、位置情報取得手段と、仮想地図提供手段と、出現制御手段と、として前記サーバを機能させ、
前記位置情報取得手段は、前記電子機器の位置を示す位置情報を前記電子機器から取得し、
前記仮想地図提供手段は、仮想地図を示す仮想地図情報を前記電子機器に提供し、
前記電子機器の前記位置が第1位置であることを条件Aとし、
前記出現制御手段は、少なくとも前記条件Aを含むイベント条件が満たされた場合に、(x)または(y)を実行し、
(x)前記出現制御手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムを前記第1位置と異なる第2位置に前記仮想地図において出現させる、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる、
(y)前記出現制御手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムを前記第1位置と異なる第2位置に対応する仮想空間に出現させる、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる、
プログラムである。
【0021】
第16側面は、
システムは、電子機器と、サーバと、を備えており、
前記電子機器は、前記サーバと通信可能であり、
前記電子機器は、位置取得手段と、仮想地図取得手段と、画像生成手段と、を備えており、
前記サーバは、位置情報取得手段と、仮想地図提供手段と、出現制御手段と、を備えており、
前記位置取得手段は、前記電子機器の位置を示す位置情報を取得し、
前記位置情報取得手段は、前記電子機器の位置を示す位置情報を前記電子機器から取得し、
前記仮想地図提供手段は、仮想地図を示す仮想地図情報を前記電子機器に提供し、
前記仮想地図取得手段は、前記仮想地図情報を取得し、
前記電子機器の前記位置が第1位置であることを条件Aとし、
前記出現制御手段は、少なくとも前記条件Aを含むイベント条件が満たされた場合に、(x)または(y)を実行し、
(x)前記出現制御手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムを前記第1位置と異なる第2位置に前記仮想地図において出現させ、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる、
(y)前記出現制御手段は、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトまたはアイテムを前記第1位置と異なる第2位置に対応する仮想空間に出現させ、
前記アイテムは、前記アバターオブジェクトまたは前記ユーザ以外のユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが取得できる、
前記画像生成手段は、前記イベント条件が満たされた場合に、(X)または(Y)を実行し、
(X)前記画像生成手段は、前記ユーザの操作対象である前記アバターオブジェクトまたは前記アイテムが前記第1位置と異なる第2位置に前記仮想地図において出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想地図とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
(Y)前記画像生成手段は、前記ユーザの操作対象である前記アバターオブジェクトまたは前記アイテムが前記第1位置と異なる第2位置に対応する仮想空間に出現するように、前記アバターオブジェクトを示す画像または前記アイテムを示す画像と前記仮想空間とを合成した画像を前記電子機器のディスプレイに表示させる、
システムである。
【発明の効果】
【0022】
本開示によれば、ユーザの移動を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1は、システム1,1a,1bのブロック図である。
図2図2は、電子機器10aが表示する画像の遷移を示した図である。
図3図3は、電子機器10a,10bのブロック図である。
図4図4は、サーバ110のブロック図である。
図5図5は、制御部12および制御部112が実行するアクティビティ図である。
図6図6は、制御部12および制御部112が実行するアクティビティ図である。
図7図7は、電子機器10aが表示する画像の遷移を示した図である。
図8図8は、制御部12および制御部112が実行するアクティビティ図である。
図9図9は、電子機器10aが表示する画像の遷移を示した図である。
図10図10は、制御部12および制御部112が実行するアクティビティ図である。
図11図11は、制御部12および制御部112が実行するアクティビティ図である。
図12図12は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。
図13図13は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。
図14図14は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。
図15図15は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。
図16図16は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。
図17図17は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
(実施形態)
本開示の実施形態に係るシステム1について、図面を参照して説明する。
【0025】
<システム1の概要>
まず、システム1の全体構成について図面を参照しながら説明する。図1,1a,1bは、システム1のブロック図である。
【0026】
図1に示すシステム1は、電子機器10a,10b、サーバ110およびGPS(Global Positioning System)衛星150を備えている。電子機器10a,10bとサーバ110とは、通信ネットワークを介して互いに通信できる。ネットワークは、インターネットやイントラネット等である。
【0027】
電子機器10aは、ユーザUSaにより使用される情報処理装置である。電子機器10aは、サーバ110にリクエストを送信する。電子機器10aは、携帯型通信端末である。電子機器10aは、例えば、スマートフォン、タブレット端末、HMD等のVR/AR端末または、携帯用ゲーム機である。
【0028】
電子機器10bは、ユーザUSbにより使用される情報処理装置である。電子機器10bは、サーバ110にリクエストを送信する。電子機器10bは、携帯型通信端末である。電子機器10bは、例えば、スマートフォン、タブレット端末、HMD等のVR/AR端末または、携帯用ゲーム機である。
【0029】
サーバ110は、コンピュータである。サーバ110は、リクエストに応じたレスポンスを電子機器10a,10bに提供する。サーバ110は、例えば、ウェブサーバである。
【0030】
GPS衛星150は、GPS信号を送信する。なお、電子機器10a,10bが、GPS信号に基づいて電子機器10a,10bの位置を演算するためには、4つのGPS信号が必要である。したがって、実際には、システム1は、4つのGPS衛星150を備えている。ただし、説明の簡略化のために、1つのGPS衛星150のみを図示した。
【0031】
<システム1の動作概要>
次に、システム1の動作概要について説明する。図2は、電子機器10aが表示する画像の遷移を示した図である。
【0032】
ユーザUSaは、電子機器10aを操作することにより、位置ゲームをプレイすることができる。位置ゲームは、GPS等のGNSS(Global Navigation Satellite System)の位置情報を利用したゲームである。
【0033】
ユーザUSaは、電子機器10aを所持した状態で移動する。電子機器10aは、GPS衛星150からのGPS信号に基づいて、電子機器10aの位置を示す位置情報IPaを取得する。また、電子機器10aは、サーバ110から仮想地図Mを示す仮想地図情報IMaを取得する。そして、電子機器10aは、図2の上段の画像に示すように、ユーザUSaの操作対象であるアバターオブジェクトAOaと仮想地図Mとを合成した画像を表示する。図2の上段の画像では、位置情報IPaは、第1位置P1を示している。そこで、図2の上段の画像では、アバターオブジェクトAOaは、仮想地図Mの第1位置P1に配置されている。また、アバターオブジェクトAOaは、アイテムを所持している。アイテムは、剣200aおよび盾200bである。なお、本明細書において、アバターオブジェクトAOaがアイテムを所持するとは、アバターオブジェクトAOaの所持品としてアイテムが関連付けられていることを意味する。したがって、電子機器10および/またはサーバ110は、アバターオブジェクトAOaとアイテムとを関連付けて記憶している。また、アバターオブジェクトAOaがアイテムを所持している場合、アイテムは、アバターオブジェクトAOaと共に表示されてもよいし、アバターオブジェクトAOaと共に表示されなくてもよい。また、ユーザUSaは、アバターオブジェクトAOaの所持品を選択することが可能である。また、アバターオブジェクトAOaが新たに素材データを所持することを取得と呼ぶ場合がある。
【0034】
また、ユーザUSbは、電子機器10bを操作することにより、位置ゲームをプレイすることができる。ただし、ユーザUSbおよび電子機器10bの動作概要については、ユーザUSaおよび電子機器10aと同じであるので説明を省略する。アバターオブジェクトAObは、ユーザUSaの操作対象であるオブジェクトである。また、アバターオブジェクトAObは、アイテムを所持している。アイテムは、槍300aおよび盾300bである。
【0035】
図2の上段の画像では、アバターオブジェクトAOaおよびアバターオブジェクトAObは、第1位置P1に配置されている。アバターオブジェクトAOaおよびアバターオブジェクトAObが所定の範囲にある場合(いわゆるエンカウントした場合)、アバターオブジェクトAOaは、アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)とバトルすることができる。バトルが開始されると、電子機器10aは、図2の中段の画像に示すように、アバターオブジェクトAOaとアバターオブジェクトAObと仮想空間Sp1とを合成した画像を表示する。仮想空間Sp1は、仮想地図Mにおいて第1位置P1に対応する仮想空間である。したがって、仮想空間Sp1には、例えば、第1位置P1に対応する背景が含まれている。
【0036】
アバターオブジェクトAOaは、アバターオブジェクトAObとのバトルに勝利する(例えば、アバターオブジェクトAObの体力を閾値以下にする)。応じて、電子機器10aは、図2の下段の画像を表示する。図2の下段の画像において、槍300aは、第1位置P1において非表示にされると共に、第2位置P2において表示される。また、図2の下段の画像では、アバターオブジェクトAObがバトルに敗北したことにより、アバターオブジェクトAObが行動不能状態になっている。
【0037】
この後、ユーザUSaは、電子機器10aを所持した状態で第2位置P2に移動する。これにより、ユーザUSaのアバターオブジェクトAOaは、槍300aを取得(新たに所持)できる。
【0038】
<電子機器10a,10b>
次に、電子機器10a,10bの構造について図面を参照しながら説明する。図3は、電子機器10a,10bのブロック図である。なお、電子機器10aの構造と電子機器10bの構造とは同じであるので、以下では、電子機器10aを例に挙げて説明する。
【0039】
図3に示すように、電子機器10aは、制御部12と、記憶部14と、ネットワークインターフェース16と、GPS受信部17と、グラフィック処理部18と、ディスプレイ20と、オーディオ処理部22と、スピーカ24と、操作部26と、タッチパッド28と、を含んでいる。
【0040】
記憶部14は、プログラムおよびデータを記憶する。記憶部14は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および、ストレージ(例えば、フラッシュメモリまたはハードディスク)の組合せである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ、または後述する対象アプリ)のプログラム
【0041】
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
【0042】
制御部12は、記憶部14が記憶しているプログラムを実行することによって、電子機器10aの機能を実現する。制御部12は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・CPU(Central Processing Unit)
・GPU(Graphic Processing Unit)
・ASIC(Application Specific Integrated Circuit)
・FPGA(Field Programmable Array)
【0043】
制御部12は、位置取得手段30と、画像生成手段32と、仮想地図取得手段34と、解除手段36と、を機能ブロックとして含んでいる。
【0044】
ネットワークインターフェース16は、電子機器10aと外部装置との間の通信を制御する。外部装置は、サーバ110である。
【0045】
GPS受信部17は、GPS衛星150から送信されてくるGPS信号を受信する。GPS受信部17は、衛星測位システムのアンテナおよび受信機である。
【0046】
グラフィック処理部18は、制御部12が生成した画像データに基づいてディスプレイ20に画像を表示させる。ディスプレイ20は、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイである。
【0047】
オーディオ処理部22は、制御部12が生成した音声データに基づいてスピーカ24に音を出力させる。
【0048】
操作部26は、タッチパッド28によるユーザの操作に基づいて操作信号を生成し、制御部12に操作信号を出力する。
【0049】
<サーバ110の構造>
次に、サーバ110の構造について図面を参照しながら説明する。図4は、サーバ110のブロック図である。
【0050】
図4に示すように、サーバ110は、制御部112と、記憶部114と、ネットワークインターフェース116と、を含んでいる。
【0051】
記憶部114は、プログラムおよびデータを記憶する。記憶部114は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および、ストレージ(例えば、フラッシュメモリまたはハードディスク)の組合せである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ、または後述する対象アプリ)のプログラム
【0052】
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
【0053】
制御部112は、記憶部114が記憶しているプログラムを実行することによって、サーバ110の機能を実現する。制御部112は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・CPU(Central Processing Unit)
・GPU(Graphic Processing Unit)
・ASIC(Application Specific Integrated Circuit)
・FPGA(Field Programmable Array)
【0054】
制御部112は、位置情報取得手段130と、出現制御手段132と、仮想地図提供手段134と、を機能ブロックとして含んでいる。
【0055】
ネットワークインターフェース116は、サーバ110と外部装置との間の通信を制御する。外部装置は、電子機器10a,10bである。
【0056】
ところで、ユーザUSaは、電子機器10aを用いてゲームをプレイできる。ユーザUSbは、電子機器10bを用いてゲームをプレイできる。具体的には、サーバ110は、ゲームプログラムおよびゲームデータを記憶しており、電子機器10aおよび電子機器10bのゲームデータの管理を行う。
【0057】
電子機器10aは、ユーザUSaの操作に基づいて所定のゲームを実行する。そのために、電子機器10aは、通信ネットワークを介して、サーバ110からゲームプログラムおよびゲームデータを受信(具体的にはダウンロードおよびインストール)する。電子機器10aに対応付けて、識別情報およびパスワードを含むアカウントが、ユーザ毎に割り当てられている。このアカウントは、ログイン時、電子機器10aからサーバ110に送信され、サーバ110におけるユーザ認証に利用される。
【0058】
ユーザ認証を経て、サーバ110と電子機器10aとの相互通信が可能となる。ログイン後、電子機器10aは、ゲーム進行に必要なデータ(ゲーム進行状況に関するデータ)をサーバ110から受信すると、ユーザの操作に基づいてゲーム画像や音声をディスプレイ20およびスピーカ24に出力しながら、ゲームを進行させる。なお、電子機器10bも、ユーザUSbの操作に基づいて所定のゲームを実行する。ただし、電子機器10bの動作は、電子機器10aの動作と同じであるので説明を省略する。
【0059】
<システム1の動作>
次に、システム1の動作について説明する。図5および図6は、制御部12および制御部112が実行するアクティビティ図である。記憶部14が記憶しているプログラムは、位置取得手段30と、画像生成手段32と、仮想地図取得手段34と、解除手段36と、として制御部12を機能させる。また、記憶部114が記憶しているプログラムは、位置情報取得手段130と、出現制御手段132と、仮想地図提供手段134と、として制御部12を機能させる。
【0060】
まず、制御部12は、ユーザUSaがタッチパッド28を操作することにより、ゲームの開始処理を実行する(ステップS1)。この際、制御部12は、ゲーム開始処理を実行したことを示す開始通知をサーバ110に対してネットワークインターフェース16により送信する。開始通知には、識別情報およびパスワードを含むアカウント情報が含まれている。制御部112は、開始通知をネットワークインターフェース116により取得する。そして、制御部112は、開始通知に含まれるアカウント情報に基づいて、所持しているアイテムのデータを読み出しゲーム開始処理を実行する(ステップS21)。なお、ステップS1,S21は、一般的な処理であるので、詳細な説明を省略する。
【0061】
次に、制御部12(位置取得手段30)は、電子機器10aの位置を示す位置情報IPaを取得する(ステップS2)。より詳細には、GPS受信部17は、GPS衛星150から送信されてくるGPS信号を受信する。そして、制御部12(位置取得手段30)は、GPS信号をGPS受信部17から取得する。制御部12(位置取得手段30)は、GPS信号に基づいて、電子機器10aの位置を演算する。これにより、制御部12(位置取得手段30)は、電子機器10aの位置を示す位置情報IPaを取得する。
【0062】
次に、制御部12は、位置情報IPaをサーバ110に対してネットワークインターフェース16により送信する(ステップS3)。応じて、ネットワークインターフェース116は、位置情報IPaを受信し、位置情報IPaを制御部112に対して出力する。これにより、制御部112(位置情報取得手段130)は、電子機器10aの位置を示す位置情報IPaを電子機器10aから取得する(ステップS22)。
【0063】
次に、制御部112(仮想地図提供手段134)は、仮想地図Mを示す仮想地図情報IMaを電子機器10aに提供する(ステップS23)。より詳細には、制御部112(仮想地図提供手段134)は、位置情報IPaが示す位置に対応する仮想地図情報IMaを記憶部114から取得する。制御部112(仮想地図提供手段134)は、仮想地図情報IMaを電子機器10aに対してネットワークインターフェース116により送信する。
【0064】
応じて、ネットワークインターフェース16は、仮想地図情報IMaを受信し、仮想地図情報IMaを制御部12に対して出力する。これにより、制御部12(仮想地図取得手段34)は、仮想地図Mを示す仮想地図情報IMaを取得する(ステップS4)。
【0065】
次に、制御部12(画像生成手段32)は、ステップS13で取得した位置情報IPaおよびステップS14で取得した仮想地図情報IMaに基づいて、アバターオブジェクトAOaと仮想地図Mとを合成した画像データを生成する。この画像データが示す画像では、アバターオブジェクトAOaは、図2の上段の画像に示すように、仮想地図Mにおいて、位置情報IPaが示す位置に存在している。そして、制御部12(画像生成手段32)は、画像データが示す画像をディスプレイ20に表示させる(ステップS5)。
【0066】
次に、制御部112は、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)と所定の範囲内に位置するか否かを判定する(ステップS24)。より詳細には、アバターオブジェクトAObは、第1位置P1に存在している。このとき、制御部112は、電子機器10aの位置が第1位置P1であるか否かを判定する。電子機器10aの位置が第1位置P1である場合、本処理はアバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAObとエンカウントした(遭遇した)としてステップS25に進む。電子機器10aの位置が第1位置P1でない場合、本処理はステップS2に戻る。
【0067】
電子機器10aの位置が第1位置P1である場合、制御部12および制御部112は、アバターオブジェクトAOaとアバターオブジェクトAObとのバトルイベント処理を実行する(ステップS6,S25)。バトルイベント処理では、ディスプレイ20には、図2の中段の画像が表示される。図2の中段の画像は、アバターオブジェクトAOaとアバターオブジェクトAObと仮想空間Sp1とを合成した画像である。仮想空間Sp1は、仮想地図Mにおいて第1位置P1に対応する仮想空間である。したがって、仮想空間Sp1には、例えば、第1位置P1における背景が含まれている。
【0068】
ユーザUSaは、電子機器10aのタッチパッド28を操作する。そして、ユーザUSaによる操作情報は、ネットワークインターフェース16を介してサーバ110に送信される。これにより、アバターオブジェクトAOaは、ユーザUSaの操作に基づいてアバターオブジェクトAObに対して剣200aを使った攻撃のアクションを行うと共に、アバターオブジェクトAObからの攻撃に対して盾200bを使った防御のアクションを行う。同様に、ユーザUSbは、電子機器10bのタッチパッド28を操作する。そして、ユーザUSbによる操作情報は、ネットワークインターフェース16を介してサーバ110に送信される。これにより、アバターオブジェクトAObは、ユーザUSbの操作に基づいてアバターオブジェクトAOaに対して槍300aを使った攻撃のアクションを行うと共に、アバターオブジェクトAOaからの攻撃に対して盾300bを使った防御のアクションを行う。アバターオブジェクトAOaとアバターオブジェクトAObとのバトルは、アバターオブジェクトAOaのHP(ヒットポイント)またはアバターオブジェクトAObのHPが0になったら終了する。本実施形態では、図2の中段の画像に示すように、アバターオブジェクトAObのHPが0になったものとする。この場合、アバターオブジェクトAOa(ユーザUSa)は、アバターオブジェクトAOb(ユーザUSb)に勝利する。
【0069】
次に、制御部112(出現制御手段132)は、イベント条件が満たされた場合に、図2の下段の画像のように、槍300a(アイテム)を第1位置P1と異なる第2位置P2に仮想地図Mにおいて出現させる(ステップS26)。本実施形態では、イベント条件は、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAObに勝利したことである。イベント条件は、条件Aおよび条件Bを含んでいる。条件Aは、電子機器10aの位置が第1位置P1であることである。条件Aは、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAObとバトルする条件である。条件Bは、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)にダメージを与えたことである。本実施形態では、条件Bは、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAObとのバトルに勝利する条件である。
【0070】
なお、ステップS26では、制御部112(出現制御手段132)は、槍300aを出現させる通知を電子機器10aに対してネットワークインターフェース116により送信する。また、ステップS26では、制御部112(出現制御手段132)は、仮想地図Mにおいて第1位置P1に存在している槍300a(アイテム)を非表示にするように電子機器10aに通知する。
【0071】
次に、制御部12は、ステップS26の通知をネットワークインターフェース16により取得する。制御部12(画像生成手段32)は、図2の下段の画面に示すように、第1位置P1に仮想地図Mにおいて存在している槍300a(アイテム)が第1位置P1と異なる第2位置P2に仮想地図Mにおいて出現するように、槍300a(アイテム)を示す画像と仮想地図Mとを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示させる(ステップS7)。この際、制御部12(画像生成手段32)は、仮想地図Mにおいて第1位置P1に存在している槍300a(アイテム)を非表示にする。これにより、ユーザUSaは、第2位置P2に槍300aが出現したことを認識できる。槍300a(アイテム)は、アバターオブジェクトAOaまたはユーザUSa以外のユーザUSbの操作対象であるアバターオブジェクトAObが取得できるアイテムである。
【0072】
次に、ユーザUSaは、電子機器10aを所持した状態で移動する。この時、ステップS8~S10,S27,S28が実行される。ただし、ステップS8~S10,S27,S28のそれぞれは、ステップS2~S4,S22,S23と同じであるので説明を省略する。
【0073】
次に、制御部112は、アバターオブジェクトAOaが第2位置P2に到着したか(位置したか)否かを判定する(ステップS29)。具体的には、制御部112は、電子機器10aの位置が第2位置P2であるか否かを判定する。電子機器10aの位置が第2位置P2である場合、本処理はステップS30に進む。電子機器10aの位置が第2位置P2でない場合、本処理はステップS8に戻る。
【0074】
電子機器10aの位置が第2位置P2である場合、制御部12,112は、アバターオブジェクトAOaが槍300a(アイテム)を取得する処理を行う(ステップS11,S30)。より詳細には、制御部112は、槍300aをアバターオブジェクトAOaの所持品リストに追加する。アバターオブジェクトAOaの所持品リストは、記憶部114に記憶されている。さらに、制御部12は、槍300aを取得したことを示す通知をディスプレイ20に表示させる。以上でシステム1の動作が終了する。なお、フローチャートでの図示を省略するが、制御部12,112は、アバターオブジェクトAOaのバトルの結果や所持品に関する情報を所定のタイミングで更新する。
【0075】
[効果]
システム1およびプログラムによれば、ユーザUSaの移動が促進される。より詳細には、制御部112(出現制御手段132)は、イベント条件が満たされた場合に、図2の下段の画像のように、槍300a(アイテム)を第1位置P1と異なる第2位置P2に仮想地図Mにおいて出現させる。応じて、制御部12(画像生成手段32)は、図2の下段の画面に示すように、槍300a(アイテム)が第1位置P1と異なる第2位置P2に仮想地図Mにおいて出現するように、槍300a(アイテム)を示す画像と仮想地図Mとを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示させる。アバターオブジェクトAOaは、槍300a(アイテム)を取得できる。また、ユーザUSa以外のユーザUSbの操作対象であるアバターオブジェクトAObも、槍300a(アイテム)を取得できる。そのため、ユーザUSaは、槍300aを取得するために、電子機器10aを所持した状態で第2位置P2へと移動する。これにより、ユーザUSaの移動が促進される。ユーザの移動が促進されることにより、第2位置P2へ向かう間にも、新たなバトルやアイテムの取得等のイベントを体験する(ゲームをプレイする)機会が増えて、ゲームの興趣性が増す。さらに、1か所に過度に人が集まることがなくユーザを分散させることができる。また、例えば、第2位置P2が観光スポットであると、多くのユーザが観光スポットを訪れるようになる。その結果、地域の活性化が図られる。
【0076】
また、第2位置P2が著名な観光地ではない等人が多く集まる場所ではない場合、多くのユーザが本実施形態に係るゲームを介して第2位置P2を訪れるようになる。その結果、著名な観光地ではない第2位置P2の認知度が拡がり、その地の魅力が多くのユーザに伝わる。また、ユーザは訪れたことがない地における宝探しを表現・体験することができ、ゲームを通した高揚感等エンターテインメントの体験価値をユーザに提供することができる。
【0077】
システム1およびプログラムによれば、ユーザUSaがバトルを行うことが促進される。より詳細には、イベント条件は、条件Bを含んでいる。条件Bは、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAObにダメージを与えたことである。そのため、ユーザUSaは、バトルをすることにより、アイテムを取得できる。よって、ユーザUSaは、より多くのバトルを行うようになる。その結果、ユーザUSaは、ゲームを継続してプレイする。
【0078】
(第1変形例)
以下に、第1変形例に係るシステム1aおよびプログラムについて図面を参照しながら説明する。システム1aのブロック図は、システム1のブロック図と同じように図1に示される。また、システム1aの電子機器10a,10bのブロック図は、システム1の電子機器10a,10bのブロック図と同じように図3に示される。システム1aのサーバ110のブロック図は、システム1のサーバ110のブロック図と同じように図4に示される。なお、システム1aの構造は、システム1と同じであるので説明を省略する。
【0079】
<システム1aの動作概要>
次に、システム1aの動作概要について説明する。図7は、電子機器10aが表示する画像の遷移を示した図である。
【0080】
ユーザUSaは、電子機器10aを所持した状態で移動する。電子機器10aは、GPS衛星150からのGPS信号に基づいて、電子機器10aの位置を示す位置情報IPaを取得する。また、電子機器10aは、サーバ110から仮想地図Mを示す仮想地図情報IMaを取得する。そして、電子機器10aは、図7の上段の画像に示すように、ユーザUSaの操作対象であるアバターオブジェクトAOaと仮想地図Mとを合成した画像を表示する。図7の上段の画像では、位置情報IPaは、電子機器10aが第1位置P1に存在していることを示している。そこで、図7の上段の画像では、アバターオブジェクトAOaは、仮想地図Mの第1位置P1に配置されている。また、アバターオブジェクトAOaは、アイテムを所持している。アイテムは、剣200aおよび盾200bである。
【0081】
また、ユーザUSbは、電子機器10bを操作することにより、位置ゲームをプレイすることができる。ただし、ユーザUSbおよび電子機器10bの動作概要については、ユーザUSaおよび電子機器10aと同じであるので説明を省略する。アバターオブジェクトAObは、ユーザUSaの操作対象であるオブジェクトである。また、アバターオブジェクトAObは、アイテムを所持している。アイテムは、槍300aおよび盾300bである。
【0082】
図7の上段の画像では、アバターオブジェクトAOaおよびアバターオブジェクトAObは、第1位置P1に配置されている。この場合、アバターオブジェクトAOaは、アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)とバトルすることができる。バトルが開始されると、電子機器10aは、図7の中段の画像に示すように、アバターオブジェクトAOaとアバターオブジェクトAObと仮想空間Sp1とを合成した画像を表示する。
【0083】
アバターオブジェクトAOaは、アバターオブジェクトAObからダメージを受ける。例えば、アバターオブジェクトAOaは、アバターオブジェクトAObからの攻撃を剣200aや盾200bのアイテムまたはアバターオブジェクトAOa自体に受ける。応じて、電子機器10aは、図7の下段の画像を表示する。図7の下段の画像において、剣200aおよび盾200bは、第1位置P1において非表示にされると共に、第2位置P2において表示される。これにより、アバターオブジェクトAOaは、剣200aおよび盾200bを失う(所持品リストから削除される)。
【0084】
この後、ユーザUSaは、電子機器10aを所持した状態で第2位置P2に移動する。これにより、ユーザUSaのアバターオブジェクトAOaは、剣200aおよび盾200bを取得できる(所持品リストに追加する)。
【0085】
<システム1aの動作>
次に、システム1の動作について説明する。図8は、制御部12および制御部112が実行するアクティビティ図である。
【0086】
システム1aのステップS1~S5,S8~S11,S21~S24,S27~S30は、システム1のステップS1~S5,S8~S11,S21~S24,S27~S30と同じである。そこで、以下では、ステップS106,S107,S125,S126について説明する。
【0087】
電子機器10aの位置が第1位置P1である場合、制御部12および制御部112は、アバターオブジェクトAOaとアバターオブジェクトAObとのバトルイベント処理を実行する(ステップS106,S125)。バトルイベント処理では、ディスプレイ20には、図7の中段の画像が表示される。ユーザUSaは、電子機器10aのタッチパッド28を操作する。そして、ユーザUSaによる操作情報は、ネットワークインターフェース16を介してサーバ110に送信される。これにより、アバターオブジェクトAOaは、アバターオブジェクトAObに対して剣200aを使った攻撃のアクションを行うと共に、アバターオブジェクトAObからの攻撃に対して盾200bを使った防御のアクションを行う。同様に、ユーザUSbは、電子機器10bのタッチパッド28を操作する。そして、ユーザUSbによる操作情報は、ネットワークインターフェース16を介してサーバ110に送信される。これにより、アバターオブジェクトAObは、アバターオブジェクトAOaに対して槍300aを使った攻撃のアクションを行うと共に、アバターオブジェクトAOaからの攻撃に対して盾300bを使った防御のアクションを行う。本実施形態では、アバターオブジェクトAOaは、アバターオブジェクトAObからダメージを受ける。
【0088】
次に、制御部112(出現制御手段132)は、イベント条件が満たされた場合に、図7の下段の画像のように、剣200aおよび盾200b(アイテム)を第1位置P1と異なる第2位置P2に仮想地図Mにおいて出現させる(ステップS126)。イベント条件は、条件Aおよび条件Cを含んでいる。条件Aは、電子機器10aの位置が第1位置P1であることである。条件Aは、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAObとバトルする条件である。条件Cは、アバターオブジェクトAOaが不利益な影響を受けることである。本実施形態では、条件Cは、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)からダメージを受けたことである。
【0089】
さらに、ステップS126では、制御部112(出現制御手段132)は、剣200aおよび盾200bを出現させる通知を電子機器10aに対してネットワークインターフェース116により送信する。また、ステップS126では、制御部112(出現制御手段132)は、仮想地図Mにおいて第1位置P1に存在している剣200aおよび盾200b(アイテム)を非表示にするように電子機器10aに通知する。
【0090】
次に、制御部12は、ステップS126の通知をネットワークインターフェース16により取得する。制御部12(画像生成手段32)は、図7の下段の画面に示すように、第1位置P1に仮想地図Mにおいて存在している剣200aおよび盾200b(アイテム)が第2位置P2に仮想地図Mにおいて出現するように、剣200aおよび盾200b(アイテム)を示す画像と仮想地図Mとを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示させる(ステップS127)。この際、制御部12(画像生成手段32)は、仮想地図Mにおいて第1位置P1に存在している剣200aおよび盾200b(アイテム)を非表示にする。これにより、ユーザUSaは、第2位置P2に槍300aが第2位置に出現したことを認識できる。剣200aおよび盾200b(アイテム)は、アバターオブジェクトAOaまたはユーザUSa以外のユーザUSbの操作対象であるアバターオブジェクトAObが取得できるアイテムである。
【0091】
以上のようなシステム1aおよびプログラムにおいても、システム1およびプログラムと同じ理由により、ユーザUSaの移動が促進される。
【0092】
(第2変形例)
以下に、第2変形例に係るシステム1aおよびプログラムについて図面を参照しながら説明する。システム1bのブロック図は、システム1のブロック図と同じように図1に示される。また、システム1bの電子機器10a,10bのブロック図は、システム1の電子機器10a,10bのブロック図と同じように図3に示される。システム1bのサーバ110のブロック図は、システム1のサーバ110のブロック図と同じように図4に示される。なお、システム1bの構造は、システム1と同じであるので説明を省略する。
【0093】
<システム1bの動作概要>
次に、システム1bの動作概要について説明する。図9は、電子機器10aが表示する画像の遷移を示した図である。
【0094】
ユーザUSaは、電子機器10aを所持した状態で移動する。電子機器10aは、図1に示すように、GPS衛星150からのGPS信号に基づいて、電子機器10aの位置を示す位置情報IPaを取得する。また、電子機器10aは、サーバ110から仮想地図Mを示す仮想地図情報IMaを取得する。そして、電子機器10aは、図9の上段の画像に示すように、ユーザUSaの操作対象であるアバターオブジェクトAOaと仮想地図Mとを合成した画像を表示する。図9の上段の画像では、位置情報IPaは、第1位置P1を示している。そこで、図9の上段の画像では、アバターオブジェクトAOaは、仮想地図Mの第1位置P1に配置されている。また、アバターオブジェクトAOaは、アイテムを所持している。アイテムは、剣200aおよび盾200bである。
【0095】
また、ユーザUSbは、電子機器10bを操作することにより、位置ゲームをプレイすることができる。ただし、ユーザUSbおよび電子機器10bの動作概要については、ユーザUSaおよび電子機器10aと同じであるので説明を省略する。アバターオブジェクトAObは、ユーザUSaの操作対象であるオブジェクトである。また、アバターオブジェクトAObは、アイテムを所持している。アイテムは、槍300aおよび盾300bである。
【0096】
図9の上段の画像では、アバターオブジェクトAOaおよびアバターオブジェクトAObは、第1位置P1に配置されている。この場合、アバターオブジェクトAOaは、アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)とバトルすることができる。バトルが開始されると、電子機器10aは、図9の中段の画像に示すように、アバターオブジェクトAOaとアバターオブジェクトAObと仮想空間Sp1とを合成した画像を表示する。
【0097】
アバターオブジェクトAOaは、アバターオブジェクトAObとのバトルに敗北する。応じて、図9の下段の画像に示すように、アバターオブジェクトAOaは、第1位置P1において非表示にされると共に、第2位置P2において表示される。この際、アバターオブジェクトAOaは、行動不能状態である。
【0098】
アバターオブジェクトAOaが行動不能状態であるとは、アバターオブジェクトAOaのHP(ヒットポイント)がゼロになったことである。そして、アバターオブジェクトAOaが行動不能状態であるとは、アバターオブジェクトAOaが行動できない状態であってもよいし、アバターオブジェクトAOaの行動が制限される状態であってもよい。アバターオブジェクトAOaの行動が制限されるとは、例えば、アイテムの使用、移動、攻撃、防御等のアクションができないことやバトルを行うことができないことである。
【0099】
この後、ユーザUSaは、電子機器10aを所持した状態で第2位置P2に移動する。これにより、ユーザUSaは、アバターオブジェクトAOaの行動不能状態を解除できる。
【0100】
<システム1bの動作>
次に、システム1bの動作について説明する。図10および図11は、制御部12および制御部112が実行するアクティビティ図である。
【0101】
システム1bのステップS1~S5,S106,S8~S10,S21~S24,S125,S27~S29は、システム1aのS1~S5,S106,S8~S10,S21~S24,S125,S27~S29と同じである。そこで、以下では、ステップS207,S211,S225,S230について説明する。
【0102】
システム1bでは、ステップS106,S125において、アバターオブジェクトAOaとアバターオブジェクトAObとのバトルは、アバターオブジェクトAOaのHP(ヒットポイント)またはアバターオブジェクトAObのHPが0になったら終了する。本変形例では、アバターオブジェクトAOaのHPが0になったものとする。この場合、アバターオブジェクトAOaは、アバターオブジェクトAObに敗北する。そして、アバターオブジェクトAOaは、行動不能状態となる。
【0103】
制御部112(出現制御手段132)は、イベント条件が満たされた場合に、図9の下段の画像のように、ユーザUSaの操作対象であるアバターオブジェクトAOaを第1位置P1と異なる第2位置P2に仮想地図Mにおいて出現させる(ステップS226)。本実施形態では、アバターオブジェクトAOaは、行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaである。イベント条件とは、本実施形態では、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAObに敗北したことである。したがって、イベント条件は、条件Aおよび条件Dを含んでいる。条件Aは、電子機器10aの位置が第1位置P1であることである。本実施形態では、条件Aは、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAObとバトルする条件である。条件Dは、アバターオブジェクトAOaが行動不能状態になったことである。本実施形態では、条件Dは、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAObとのバトルに敗北する条件である。
【0104】
さらに、ステップS226では、制御部112(出現制御手段132)は、アバターオブジェクトAOaを出現させる通知を電子機器10aに対してネットワークインターフェース116により送信する。また、ステップS226では、制御部112(出現制御手段132)は、仮想地図Mにおいて第1位置P1に存在しているアバターオブジェクトAOaを非表示にするように電子機器10aに通知する。
【0105】
次に、制御部12は、ステップS226の通知をネットワークインターフェース16により取得する。制御部12(画像生成手段32)は、図9の下段の画面に示すように、第1位置P1に仮想地図Mにおいて存在しているアバターオブジェクトAOaが第1位置P1と異なる第2位置P2に仮想地図Mにおいて出現するように、アバターオブジェクトAOaを示す画像と仮想地図Mとを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示させる(ステップS207)。この際、制御部12(画像生成手段32)は、仮想地図Mにおいて第1位置P1に存在しているアバターオブジェクトAOaを非表示にする。仮想地図Mの第2位置P2には、教会が位置している。すなわち、行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaは、教会に収容される。この後、本処理はステップS8に進む。ただし、システム1bのステップS8~S10,S27~S29は、システム1aのステップS8~S10,S27~S29と同じであるので、これらの説明を省略する。
【0106】
制御部12(解除手段36)および制御部112は、解除条件が満たされた場合に、アバターオブジェクトAOaの行動不能状態を解除する(ステップS211,S230)。解除条件は、条件Eを含んでいる。本実施形態では、条件Eは、電子機器10aの位置が第2位置P2であることである。これにより、ユーザUSaは、アバターオブジェクトAOaを用いてゲームをプレイできる。以上でシステム1の動作が終了する。
【0107】
以上のようなシステム1bおよびプログラムにおいても、システム1およびプログラムと同じ理由により、ユーザUSaの移動が促進される。
【0108】
(その他の実施形態)
前記実施形態において説明した各種制御手段および処理手順は一例であり、本発明、その適用物、またはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。各種制御手段および処理手順は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更が可能である。
【0109】
なお、システム1,1a,1bの構造を任意に組み合わせてもよい。
【0110】
なお、システム1,1a,1bにおいて、サーバ110は、1台のコンピュータを含んでいてもよいし、複数台のコンピュータを含んでいてもよい。
【0111】
なお、システム1,1a,1bにおいて、第1位置P1と第2位置P2とは、同じ自治体に属していてもよいし、互いに異なる自治体に属していてもよい。自治体は、例えば、市区町村である。第1位置P1と第2位置P2とが同じ自治体に属している場合、自治体内でのユーザの移動が促進される。一方、第1位置P1と第2位置P2とが互いに異なる市区町村に属している場合、ユーザUSaの移動距離が長くなりやすい。これにより、交通機関の利用が促進される。また、システム1,1a,1bの運営者と交通機関とコラボレーションが促進される。
【0112】
図12は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。なお、システム1aにおいて、図12に示すように、第1位置P1は、敵オブジェクトが出現する第1エリアA1に位置していてもよい。さらに、第2位置P2は、アイテムが配置される第2エリアA2に位置していてもよい。図12では、第1エリアA1と第2エリアA2とは、互いに重なり合っている。ただし、第1エリアA1は、第2エリアA2と重なっていない部分を有し、かつ、第2エリアA2は、第1エリアA1と重なっていないエリアを有している。このように、第1エリアA1の少なくとも一部分は第2エリアA2と重なっておらず、かつ、第2エリアA2の少なくとも一部分は第1エリアA1と重なっていない。なお、第1エリアA1と第2エリアA2とは、互いに重なり合っていなくてもよい。
【0113】
図13は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。なお、システム1bにおいて、図13に示すように、第1位置P1は、敵オブジェクトが出現する第1エリアA1に位置していてもよい。この場合、第2位置P2は、行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaが配置される第3エリアA3に位置している。図13では、第1エリアA1と第3エリアA3とは、互いに重なり合っている。ただし、第1エリアA1は、第3エリアA3と重なっていない部分を有し、かつ、第3エリアA3は、第1エリアA1と重なっていないエリアを有している。このように、第1エリアA1の少なくとも一部分は第3エリアA3と重なっておらず、かつ、第3エリアA3の少なくとも一部分は第1エリアA1と重なっていない。なお、第1エリアA1と第3エリアA3とは、互いに重なり合っていなくてもよい。
【0114】
なお、図12の第2エリアA2の少なくとも一部分は、図13の第3エリアA3の少なくとも一部分と重なっておらず、かつ、図13の第3エリアA3の少なくとも一部分は、図12の第2エリアA2の少なくとも一部分と重なっていなくてもよい。
【0115】
なお、第3エリアA3は、第1エリアA1と重なっていなくてもよい。すなわち、第3エリアA3では、アバターオブジェクトAOaは、敵オブジェクトと遭遇しない。
【0116】
なお、第1エリアA1ないし第3エリアA3は、サーバ110の管理者により予め設定される。ただし、第1エリアA1ないし第3エリアA3は、定期的に変更されてもよいし、天候や時間帯に応じて変更されてもよいし、敵オブジェクトの属性により変更されてもよい。この変更は、サーバ110により自動的に行われてもよい。
【0117】
例えば、アバターオブジェクトAOaを仮想地図M上で移動させて、敵オブジェクトと遭遇するか否かの確認を繰り返すことにより、第1エリアA1を確定できる。
【0118】
なお、第2位置P2が属する自治体が変化すると、アイテムの性能やアイテムの数が変化してもよい。例えば、第2位置P2が堺市に属していると、アイテムの性能が向上する、または、アイテムの数が増加してもよい。また、第2位置P2が大阪市に属していると、アバターオブジェクトAOaは、第2位置P2に出現しているアイテムを取得できることに加えて、第2位置P2に出現しているアイテムとは異なるアイテムを取得できてもよい。
【0119】
なお、イベント条件は、少なくとも条件Aを含んでいればよい。すなわち、電子機器10aの位置が第1位置P1である場合に、制御部12(画像生成手段32)は、アバターオブジェクトAOaまたはアイテムが第2位置P2に仮想地図Mにおいて出現するように、アバターオブジェクトAOaを示す画像またはアイテムを示す画像と仮想地図Mとを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示させてもよい。したがって、アバターオブジェクトAOaとアバターオブジェクトAObとのバトルが第1位置P1において行われなくてもよい。
【0120】
なお、第1位置P1は、仮想地図Mにおいて固定されていなくてもよく、時間経過に伴ってアバターオブジェクトAOa(第1位置P1)を移動してもよい。システム1,1a,1bでは、敵オブジェクトが移動するので、敵オブジェクトの移動に伴って第1位置P1が移動する。敵オブジェクトを仮想地図上に設定された所定のルートに沿って移動させてもよいし、所定間隔ごとにどの位置へ移動するのかを決定させ、その位置に向かって移動をさせてもよい。
【0121】
なお、システム1bにおいて、解除条件は、条件E以外の条件をさらに含んでいてもよい。条件E以外の条件は、例えば、ユーザUSaが課金処理を行うことや、ユーザUSaが行動不能状態を解除するためのアイテムを使用することである。
【0122】
なお、システム1bにおいて、ユーザUSaは、行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaを取得した後に、第3位置P3に移動して、アバターオブジェクトAOaの行動不能状態を解除してもよい。
【0123】
なお、条件Cにおける不利益な影響は、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)からダメージを受けたこと以外の条件であってもよい。以下に、条件Cにおける不利益な影響を例示する。
・アバターオブジェクトAOaが仮想地図Mに設けられた地雷や落とし穴等のトラップを踏むことにより(ギミックに干渉することにより)、アバターオブジェクトAOaがダメージを受ける。
・アバターオブジェクトAOaが仮想地図Mに設けられた崖等の高所から落下することにより、アバターオブジェクトAOaがダメージを受ける。
・アバターオブジェクトAOaが落雷等の天災を受けることにより、アバターオブジェクトAOaがダメージを受ける。
・アバターオブジェクトAOaが移動等のアクションをすることにより、アバターオブジェクトAOaの疲労度が所定値を超える。
【0124】
なお、条件Bは、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)にアクションを行ったことであってもよい。以下に、条件Bを例示する。
・アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)に対してアイテムを使用する。
・アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)に話しかける。
・アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)にアイテムを渡す。
【0125】
なお、条件Cは、アバターオブジェクトAOaがアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)にアクションを受けたことであってもよい。以下に、条件Cを例示する。
・アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)がアバターオブジェクトAOaに対してアイテムを使用する。
・アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)がアバターオブジェクトAOaに話しかける。
・アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)がアバターオブジェクトAOaにアイテムを渡す。
【0126】
なお、敵オブジェクトは、ユーザUSbの操作対象であるアバターオブジェクトAObに限らない。敵オブジェクトは、ノンプレイヤキャラクタであってもよい。ノンプレイヤキャラクタは、ユーザにより操作されず、コンピュータにより操作されるキャラクタである。また、敵オブジェクトは、キャラクタに限られず、アバターオブジェクトAOaを攻撃する装置(オブジェクト)であってもよい。装置は、例えば、大砲や罠等である。
【0127】
なお、敵オブジェクトは、自治体と関連付けられていてもよい。例えば、第1エリアが大阪市に属するエリアに設定されている場合は、その第1エリア(大阪市)に関連付けられたアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)とバトルすることができる。この場合、アイテムは、大阪市に属する第2エリアの第2位置P2に出現する。これにより、大阪市等ご当地の敵オブジェクトやアイテムを出現させることができる。
【0128】
図14は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。なお、アイテムは、図14に示すように、アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)が所持しているアイテムに限られず、アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)の一部分に対応するアイテムであってもよい。アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)の一部分に対応するアイテムとは、アバターオブジェクトAObの身体の一部である。アバターオブジェクトAObの身体の一部は、角400である。なお、アバターオブジェクトAObの身体の一部は、角、羽、尻尾等のアバターオブジェクトAObから分離されるオブジェクトであればよい。
【0129】
なお、制御部12(画像生成手段32)は、イベント条件が満たされた場合に、アバターオブジェクトAOaを示す画像またはアイテムを示す画像と仮想地図Mとを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示させる。ここで、制御部12(画像生成手段32)は、イベント条件が満たされたと同時または直後に、アバターオブジェクトAOaを示す画像またはアイテムを示す画像と仮想地図Mとを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示させてもよい。また、制御部12(画像生成手段32)は、イベント条件が満たされてから所定時間が経過した後に、アバターオブジェクトAOaを示す画像またはアイテムを示す画像と仮想地図Mとを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示させてもよい。また、制御部12(画像生成手段32)は、イベント条件が満たされた後にアバターオブジェクトAOaが第2位置P2またはその近傍を訪れたときに、アバターオブジェクトAOaを示す画像またはアイテムを示す画像と仮想地図Mとを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示させてもよい。
【0130】
図15は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。なお、システム1において、制御部112(出現制御手段132)は、図15の画像に示すように、槍300a(アイテム)を第1位置P1と異なる第2位置P2に対応する仮想空間Sp2に出現させてもよい。この場合、制御部12(画像生成手段32)は、槍300a(アイテム)が第1位置P1と異なる第2位置P2に対応する仮想空間Sp2に出現するように、槍300a(アイテム)を示す画像と仮想空間Sp2とを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示させる。
【0131】
図16は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。なお、システム1aにおいて、制御部112(出現制御手段132)は、図16の画像に示すように、剣200aおよび盾200b(アイテム)を第1位置P1と異なる第2位置P2に対応する仮想空間Sp2に出現させてもよい。この場合、制御部12(画像生成手段32)は、第1位置P1に存在している剣200aおよび盾200b(アイテム)が第1位置P1と異なる第2位置P2に対応する仮想空間Sp2に出現するように、剣200aおよび盾200b(アイテム)を示す画像と仮想空間Sp2とを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示させる。
【0132】
図17は、電子機器10aが表示する画像を示した図である。なお、システム1bにおいて、制御部112(出現制御手段132)は、図17の画像に示すように、ユーザUSaの操作対象であるアバターオブジェクトAOaを第1位置P1と異なる第2位置P2に対応する仮想空間Sp2に出現させてもよい。この場合、制御部12(画像生成手段32)は、第1位置P1に存在しているアバターオブジェクトAOaが第1位置P1と異なる第2位置P2に対応する仮想空間Sp2に出現するように、アバターオブジェクトAOaを示す画像と仮想空間Sp2とを合成した画像を電子機器10aのディスプレイ20に表示する。アバターオブジェクトAOaは、行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaである。
【0133】
なお、仮想地図Mまたは仮想空間Sp1と合成されるアバターオブジェクトAOaを示す画像は、アバターオブジェクトAOaの精密な画像であってもよいし、アバターオブジェクトAOaを簡素化した画像であってもよい。
【0134】
なお、仮想地図Mまたは仮想空間Sp1と合成されるアイテムを示す画像は、アイテムの精密な画像であってもよいし、アイテムを簡素化した画像であってもよい。また、アイテムを示す画像は、アイテムそのものの画像ではなく、例えば、宝箱のようにアイテムが存在することを示す画像であってもよい。
【0135】
なお、アイテムは、アバターオブジェクトAOaが所持しているアイテムとは異なるアイテムであってもよい。
【0136】
なお、アバターオブジェクトAOaが所持しているアイテムと同じアイテムが第2位置P2に出現する場合に、アバターオブジェクトAOaが所持しているアイテムの数と第2位置P2に出現するアイテムの数とが異なっていてもよい。例えば、システム1aは、アバターオブジェクトAOaが10個のアイテムを所持している場合、5個のアイテムが第2位置P2に出現してもよい。さらに、第2位置P2は、一箇所に限らず複数箇所であってもよい。例えば、システム1aは、アバターオブジェクトAOaが所持していた10個のアイテムのうちの7個のアイテムを一方の第2位置P2に出現させ、3個のアイテムを他方の第2位置P2に出現させてもよい。
【0137】
なお、アイテムは、アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)が所持しているアイテムまたはアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)の一部分に対応するアイテムとは異なるアイテムであってもよい。例えば、システム1は、アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)が所持している槍300aを剣や銃等の別のアイテムに変化させてもよいし、槍300aの性能(属性)を変化させてもよい。
【0138】
なお、システム1,1a,1bでは、アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)を制限時間内に倒すクエストがユーザUSaに対して課されてもよい。制限時間は、例えば、60分である。すなわち、アバターオブジェクトAOaは、第1位置P1においてアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)と遭遇してから制限時間内にアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)に勝利すればよい。また、上記クエストにおいて、アバターオブジェクトAOaのHPが所定回数(たとえば5回)にわたり0となった場合には、制御部12は、ユーザUSaがクエストに失敗したと判定してもよい。なお、クエストに失敗した場合は仮想通貨アイテムを利用したり課金をしたりすることによってコンティニューができるようにしてもよい。この場合、コンティニューをすればアバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)の位置を第1位置P1としたままゲームを再開させてもよいし、アバターオブジェクトAObを第2位置P2において移動させてからゲームを再開させてもよい。また、コンティニューした場合は、アバターオブジェクトAOaが所持していたアイテムや、アバターオブジェクトAOb(敵オブジェクト)が所持していたアイテムが第2位置P2に配置されているようにしてもよい。
【0139】
なお、システム1,1a,1bにおいて、アバターオブジェクトAOaだけがアイテムまたはアバターオブジェクトAOaを取得できてもよい。すなわち、各ユーザUSaは自身のアイテムまたはアバターオブジェクトAOaを取得できることとし、ユーザUSa以外のユーザの操作対象のアバターオブジェクトは他人のアイテムまたはアバターオブジェクトAOaを取得できないようにしてもよい。
【0140】
なお、システム1,1a,1bにおいて、ユーザUSa以外のユーザの操作対象(他人)のアバターオブジェクトだけがアイテムまたはアバターオブジェクトAOaを取得できてもよい。この場合、ユーザUSa以外のユーザの操作対象のアバターオブジェクトは、アイテムまたはアバターオブジェクトAOaを取得する回収班のメンバーの役割を果たす。
【0141】
なお、システム1,1aにおいて、参加者全員がアイテムを取得できてもよい。この場合、先着で第2位置P2に到着したアバターオブジェクトの1名または複数名が、アイテムを取得できる。また、アバターオブジェクトが第2位置に到着した順位に応じて、アバターオブジェクトが取得できるアイテムまたはアイテムの個数や性能等の属性が変化してもよい。
【0142】
なお、システム1,1aにおいて、第2位置P2は、アバターオブジェクト(ユーザ)毎に互いに異なっていてもよい。
【0143】
なお、システム1,1aにおいて、アバターオブジェクトAOaは、クエストの制限時間内または制限時間経過後の所定期間のみアイテムを取得できてもよい。この場合、クエストの制限時間経過後には、ユーザUSaは取得できなくなる(画面に表示されなくなる)が、ユーザUSa以外のユーザの操作対象のアバターオブジェクト(回収班)がアイテムを取得できてもよい。この場合、ユーザUSa以外のユーザの操作対象のアバターオブジェクトが取得したアイテムは、ユーザUSa以外のユーザのアイテムリストに追加してもよいし、それとは異なりユーザUSaのアイテムリストに追加されてもよい(回収班による代理回収)。また、ユーザUSaが取得する場合は、ユーザUSaがクエストの制限時間内に取得するときや、ユーザUSa以外のユーザの操作対象のアバターオブジェクトが取得するときと比べてアイテムの属性を変化させてもよい。
【0144】
なお、システム1,1aにおいて、アイテムは、クエストの制限時間内であっても、アイテム出現から所定時間が経過したら第2位置P2から消滅してもよい。消滅後は別の場所に出現してもよいし、消滅して取得できないようにしてもよい。
【0145】
なお、システム1,1aにおいて、複数の第2位置P2が存在してもよい。この場合、複数のアイテムが、複数の第2位置P2に分散して配置されてもよいし、どちらにも同じアイテムを配置してどちらか一方を取得すれば良いようにし、一方のアイテムを取得すれば他方のアイテムは消滅させてもよい(表示を消してもよい)。
【0146】
なお、システム1bにおいて、参加者全員(ゲームユーザ全員)の操作対象であるアバターオブジェクトが、行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaを取得できてもよい。この場合、先着で第2位置P2に到着したアバターオブジェクトの1名または複数名のユーザが、行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaを取得できる。
【0147】
なお、システム1bにおいて、第2位置P2は、ユーザ毎に互いに異なっていてもよい。したがって、ユーザUSaに対応する第2位置P2は、ユーザUSbに対応する第1位置P1と異なっていてもよい。
【0148】
なお、システム1bにおいて、アバターオブジェクトAOaは、クエストの制限時間内または制限時間経過後の所定期間のみ行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaを取得できてもよい。この場合、クエストの制限時間経過後には、ユーザUSaは取得できなくなる(画面に表示されなくなる)が、ユーザUSa以外のユーザの操作対象のアバターオブジェクト(回収班)が行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaを取得できてもよい。この場合、ユーザUSa以外のユーザの操作対象のアバターオブジェクトが取得したアバターオブジェクトAOaは、ユーザUSa以外のユーザのアバターオブジェクトとして使えるようにしてもよいし(アバターリストに追加してもよいし)、それとは異なりユーザUSaのアバターオブジェクトAOaとして再度使えるようにしてもよい(回収班による代理回収)。
【0149】
なお、システム1,1aにおいて、アイテムは、クエストの制限時間内であっても、アイテムの出現から所定時間が経過したら第2位置P2から消滅してもよい。アイテムの消滅後に、このアイテムが別の場所に出現してもよいし、アイテムが消滅することにより、ユーザUSaがアイテムを取得できないようにしてもよい。
【0150】
なお、システム1bにおいて、アバターオブジェクトAOaは、クエストの制限時間内であっても、アバターオブジェクトAOaの出現から所定時間が経過したら第2位置P2から消滅してもよい。アバターオブジェクトAOaの消滅後に、このアバターオブジェクトAOaが別の場所に出現してもよいし、アバターオブジェクトAOaが消滅することにより、ユーザUSaがアバターオブジェクトAOaを取得できないようにしてもよい。
【0151】
なお、システム1bにおいて、複数の第2位置P2が存在してもよい。この場合、複数のアイテムが、複数の第2位置P2に分散して配置されてもよいし、どちらにも同じアイテムを配置してどちらか一方を取得すれば良いようにし、一方のアイテムを取得すれば他方のアイテムを消滅させてもよい(表示を消してもよい)。
【0152】
なお、システム1bにおいて、複数の第2位置P2が存在してもよい。この場合、アバターオブジェクトAOaの取得に必要なものが、複数の第2位置P2に分散して配置されてもよいし、どちらにも同じアバターオブジェクトAOaを配置してどちらか一方を取得すれば良いようにし、一方のアバターオブジェクトAOaを取得すれば他方のアバターオブジェクトAOaを消滅させてもよい(表示を消してもよい)。
【0153】
なお、アバターオブジェクトAOaが行動不能状態であるときに、クエストの制限時間または制限時間経過後の所定期間が終了した場合、ユーザUSaは、第2位置P2に移動して、行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaを取得しなくても、次回のクエストに参加できてもよい。
【0154】
なお、アバターオブジェクトAOaが行動不能状態であるときに、クエストの制限時間または制限時間経過後の所定期間が終了した場合、ユーザUSaは、第2位置P2に移動して、行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaを取得した後でなければ、次回のクエストに参加できなくてもよい。
【0155】
なお、行動不能状態であるアバターオブジェクトAOaは、第3エリアA3に放置されると、ノンプレイヤキャラクタ(たとえばゾンビ)に変化してもよい。この場合、ゾンビに変化したアバターオブジェクトAOaは、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトが行動不能状態であるアバターオブジェクトを取得することを妨げる。具体的には、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトがゾンビに変化したアバターオブジェクトAOaに接触すると、ユーザの操作対象であるアバターオブジェクトのクエストの制限時間が短くなったり、ダメージを受けて体力値が減ったりする。なお、ゾンビに変化した多数のアバターオブジェクトが発生した場合、行動不能状態であるアバターオブジェクトを取得するためのクエストが発生してもよい。さらに、アバターオブジェクトAOaがこのゾンビとエンカウントしてバトルしてもよく、アバターオブジェクトAOaがバトルに勝利した場合、アバターオブジェクトAOaがゾンビの元となったアバターオブジェクトを取得できるようにしてもよい。これにより、ゾンビを探したり戦うために移動をする遊びをユーザに提供することができる。なお、ゾンビは、アバターオブジェクトのステータス(見た目や強さなど)に基づいて生成される。さらに、ゾンビは、所定のタイミングで第2位置P2を変化させてもよく、第2位置P2がどこであるかをユーザUSに告知(表示)しないようにしてもよい。この場合、ゾンビが倒された場合、そのゾンビに対応付けられたユーザUSに告知(表示)されて利用できるようになってもよい(アバターリストに追加する)し、倒したユーザUSが利用できるようになってもよい(アバターリストに追加する)。
【0156】
なお、アバターオブジェクトAOaが第2位置P2に到着する時刻、場所、天候などの環境情報に応じて、アイテムやアバターオブジェクトAOaの種類が変化してもよいし、アイテムの個数やアイテムの性能等の属性が変化してもよい。たとえば、アイテムが第2位置P2に出現する場合、夜であればアイテムの数が減り、朝や昼であればアイテムの数が変わらなかったり増えたりし、雨であればアイテムの性能や効果がダウンし、晴れであればアイテムの性能や効果が変わらなかったり増えたりし、曇りであればおまけアイテムがついてくるなどに変化してもよい。例えば、アバターオブジェクトAOaが第2位置に出現する場合、アバターオブジェクトAOaのステータスは、夜であれば闇属性、朝や昼であれば光属性、雨であれば水属性、晴れであれば火属性、曇りであれば木属性などに変化して各属性に対応付けられれるように変化してもよい。
【0157】
なお、アイテムが第2位置P2に出現してから時間が経過するにしたがって、アイテムやアバターオブジェクトAOaの個数や性能が低下してもよい。
【0158】
なお、アイテムは、ゲームにおいて使用されるアイテムに限らない。アイテムは、例えば、第1位置P1(第1エリアA1)や第2位置P2(第2エリアA2)に現実に存在する店舗で使用可能な金券やクーポン券のデジタルデータであってもよい。この場合、システム1,1a,1bの運営者と店舗とのコラボレーションが促進される。
【0159】
なお、仮想空間Sp1は、第1位置P1に対応する背景を含んでいる。背景は、予め作成された映像であってもよいし、カメラで撮影された映像であってもよい。仮想空間Sp1がカメラで撮影された映像である場合、制御部12は、アバターオブジェクトAOと仮想空間Sp1とをAR(拡張現実)技術により合成する。
【0160】
なお、第2位置P2は、店舗、駅や空港、バス停等の交通機関の乗降位置であってもよい。この場合、システム1,1a,1bの運営者と交通機関とのコラボレーションが促進される。たとえば、以下のようなコラボレーションが可能となる。
・ゲーム内で店舗を特定し、特別なアイテムや報酬を提供する。
・店舗でのイベントやキャンペーンをゲーム内で告知する。
・ゲーム内で店舗の商品やサービスに関連するアイテムを取得や使用することで、店舗で特典や割引を受ける。
・ゲーム内で店舗を訪れることがクエストの一部とし、ゲームの進行に影響を与える。
・店舗がゲーム内の仮想店舗として登場し、ユーザがその仮想店舗でアイテム等を取得できるようになる。
・ゲーム内で店舗の商品やメニューを再現し、仮想のアイテム購入や注文が可能となる。
・ゲーム内で店舗の商品やサービスに関するクイズやパズルが提供され、正解すると特典を獲得する。
・ゲーム内で店舗のコラボレーション限定アイテムが入手できるイベントが開催される。
・ゲーム内の仮想通貨やポイントを店舗で使用することで、店舗にて割引や特典を受けることができる。
・公共交通機関を利用したゲームイベント:ゲーム内で特定の公共交通機関を利用して目的地に移動するミッションやクエストを提供。ユーザは実際のバスや電車に乗って移動しながら、ゲーム内の目標を達成する。
・公共交通機関のルート案内:ゲーム内で公共交通機関のルート案内や時刻表情報を提供し、ユーザが効率的に目的地にたどり着けるよう支援する。これにより、地域の公共交通機関の利用促進や便利さの啓発が図られる。
・公共交通機関との連動チケットや特典:位置ゲームのユーザが公共交通機関を利用すると、ゲーム内で特典や報酬(アイテム、キャラクタ、クエストへの参加権利等)が得られる仕組みを提供する。これにより、公共交通機関の利用促進や利便性の向上を図ると同時に、位置ゲームの利用者数の増加が期待できる。
・公共交通機関の利用促進キャンペーン:ゲームのユーザを対象に、公共交通機関を利用に伴う特典や割引、ポイント還元等のキャンペーンを実施できる。これにより、位置ゲームのユーザが公共交通機関を積極的に利用する動機付けが行われる。
【0161】
なお、システム1bにおいて、第2位置P2は、歴史的建造物や遺跡、神社仏閣、街等の観光地に設定されてもよい。これにより、地方の観光名所や景勝地を巡る位置ゲームを提供できる。ユーザは、美しい風景や文化遺産を探索しながら地方の観光振興に貢献できる。
【0162】
なお、システム1,1a,1bにおいて、第1エリアA1は、屋外公園、広場、展示会場、コンベンションセンター、スタジアム、球場、アリーナ、イベントホール、劇場、コミュニティセンター、公民館、学校、宿泊施設等であってもよい。これにより、ゲームを用いた大人数のゲームを開催できる。
【0163】
なお、第1エリアA1と第2エリアA2とは互いに重なっていなくてもよい。第2エリアA2と第3エリアA3とは互いに重なっていなくてもよい。第3エリアA3と第1エリアA1とは互いに重なっていなくてもよい。
【0164】
なお、第2位置P2は、抽選で決定されてもよい。
【0165】
なお、バトルは、例えば、アクションゲーム、シューティングゲーム、ロールプレイングゲーム、シミュレーションゲーム、カードゲーム、スポーツゲーム、ボードゲームまたはパズルゲーム等であってもよい。
【0166】
なお、バトルは、オートバトルであってもよい。オートバトルとは、ユーザUSa,USbが電子機器10a,10bを操作せずに、バトルが自動的に進行するシステムである。
【0167】
なお、システム1aにおいて、アバターオブジェクトAOaが剣200aおよび盾200bを失うか否かは、抽選により決定されてもよい。具体的には、アバターオブジェクトAOaは、アバターオブジェクトAObによる攻撃を盾200bにより防御する。この時、制御部12は、抽選を行う。抽選結果が当たりの場合、アバターオブジェクトAOaは、盾200bを失う。一方、抽選結果がはずれの場合、アバターオブジェクトAOaは、盾200bを失わない。また、アバターオブジェクトAOaが剣200aおよび盾200bを失うか否かは、剣200aおよび盾200bの耐久度により決定されてもよいし、アバターオブジェクトAOaのHPにより決定されてもよい。
【0168】
なお、アイテムは、例えば、以下の例を含む。
・攻撃アイテム:槍、剣、銃のほか魔法の杖等の武器
・防御アイテム:盾、防具等
・回復アイテム:回復薬、ポーション等
・特殊能力アイテム:スピードブースト、一撃必殺技のアイテム等
・装備品アイテム:衣服、アクセサリー等
・支援アイテム:制限時間の延長アイテム、バフアイテム、デバフアイテム等
・トラップアイテム:落とし穴等の罠のセット
これらは一部の例であり、位置ゲームのバトルには多様なアイテムが存在する。ゲームのコンセプトやルールに応じて、さまざまな種類のアイテムが利用されることがある。
【0169】
なお、位置情報の特定はGPSに限らず、例えば、以下の例を含む。
・ユーザが手動で現在位置を入力する。
・ビーコンや近距離無線通信を利用して位置情報を更新する。
・周囲のWi-Fiネットワークの情報を使用して位置を推定する。
・地図や場所のデータベースを参照して、指定された場所の座標を取得する。
・QRコード(登録商標)やバーコードをスキャンして位置情報を変更する。
・地域の特定の施設やランドマークの写真を撮影して位置を特定する。
・他のユーザの位置情報を参照して、それに合わせて自身の位置を特定する。
・ゲームの仮想マップ上でドラッグやピンチ操作を行い、現在位置を手動で特定する。
【符号の説明】
【0170】
1,1a,1b:システム
10a,10b:電子機器
12,112:制御部
14,114:記憶部
16,116:ネットワークインターフェース
17:GPS受信部
18:グラフィック処理部
20:ディスプレイ
22:オーディオ処理部
24:スピーカ
26:操作部
28:タッチパッド
30:位置取得手段
32:画像生成手段
34:仮想地図取得手段
36:解除手段
110:サーバ
130:位置情報取得手段
132:出現制御手段
134:仮想地図提供手段
150:GPS衛星
200a:剣
200b,300b:盾
300a:槍
400:角
A1:第1エリア
A2:第2エリア
A3:第3エリア
AOa,AOb:アバターオブジェクト
IMa:仮想地図情報
IPa:位置情報
M:仮想地図
P1:第1位置
P2:第2位置
P3:第3位置
Sp1,Sp2:仮想空間
USa,USb:ユーザ
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