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  • 特開-ネイルチップの装着装置及び装着方法 図1
  • 特開-ネイルチップの装着装置及び装着方法 図2
  • 特開-ネイルチップの装着装置及び装着方法 図3
  • 特開-ネイルチップの装着装置及び装着方法 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025012717
(43)【公開日】2025-01-24
(54)【発明の名称】ネイルチップの装着装置及び装着方法
(51)【国際特許分類】
   A45D 29/00 20060101AFI20250117BHJP
   A45D 31/00 20060101ALI20250117BHJP
【FI】
A45D29/00
A45D31/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023115771
(22)【出願日】2023-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】523269328
【氏名又は名称】株式会社amieve
(74)【代理人】
【識別番号】100101742
【弁理士】
【氏名又は名称】麦島 隆
(72)【発明者】
【氏名】原 彩水
(57)【要約】
【課題】ネイルチップを自爪形状に沿わせて固着する。
【解決手段】ネイルチップとして形状記憶ポリマーからなるものを用い、所定の温度で加温して変形可能とした後、装着対象の自爪に所定の押圧力で押圧すれば、ネイルチップが自爪に沿う形となる。その状態で形状記憶ポリマーのガラス転移温度以下に放冷すればネイルチップは自爪の湾曲に沿った形状で固定される。その後、任意の固着手段を介して装着対象の自爪に固着する。これにより、自爪の形状に適合したネイルチップを、ユーザー自らの作業のみで、かつ低コストで自爪に装着することができる。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネイルチップを支持するためのチップ支持部と、
前記チップ支持部に支持される前記ネイルチップを加温する加温機構と
を有し、
前記チップ支持部に、形状記憶ポリマーを用いてなるネイルチップを支持させ、
前記ネイルチップを、前記加温機構により加温しながら爪に押圧し、前記爪の形状に沿った形状に成形可能である
ネイルチップの装着装置。
【請求項2】
前記チップ支持部に隣接して指の背側が支持される背側支持部を有する
請求項1記載のネイルチップの装着装置。
【請求項3】
前記チップ支持部を、前記ネイルチップが前記爪に相対的に押圧される方向に付勢する押圧部材を有する
請求項1記載のネイルチップの装着装置。
【請求項4】
ネイルチップを支持するためのチップ支持部と、
前記チップ支持部に支持される前記ネイルチップを加温する加温機構と
を有するネイルチップ装着装置を用い、
前記チップ支持部に、形状記憶ポリマーを用いてなるネイルチップを支持させ、
前記ネイルチップを、前記加温機構により加温しながら爪に押圧し、前記爪の形状に沿った形状に成形し前記爪に固着する
ネイルチップの装着方法。
【請求項5】
前記ネイルチップを前記爪に固着した後、さらに、硬化性ジェルネイルを、前記ネイルチップの表面、前記爪と前記ネイルチップの隙間又は前記ネイルチップのうち前記爪から突出している部位の裏面に塗布し、紫外線を照射し、前記硬化性ジェルネイルを硬化させる工程を有する
請求項4記載のネイルチップの装着方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネイルチップを自爪に装着する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ネイルチップ(付け爪)は、既製品の場合、幅や湾曲面の曲率により種々のサイズのものが提供されており、ユーザーは、それらの中から自爪に近いものを選択し、接着剤や両面テープ等の固着手段を用いて装着される。ネイルチップは合成樹脂製で、薄手のある程度の可撓性があるものであれば、自爪サイズと多少のずれがあっても装着することは可能である。しかし、爪の幅や湾曲面の曲率は個人差が大きく、自爪にフィットするものを見出しがたい場合も多く、また、自爪サイズとの寸法ずれが大きい場合には外れやすいという問題もある。また、ネイルチップが厚く、可撓性に乏しいものもある。これに対し、ネイルサロンを利用する場合、自爪の幅などのサイズを測って専用のネイルチップを作製するため、フィット性に優れたネイルチップを得られるという利点はあるが、ユーザーの金銭的負担が大きい。
【0003】
この点を考慮して、特許文献1では、ネイルチップを製作する業者からユーザーに型取り用の樹脂を送り、ユーザー自らが自爪の型をとって爪モデルを製作し、この爪モデルをネイルチップ製作業者に送り、爪モデルを用いてネイルチップを製作する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-137515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1によれば、ネイルチップがユーザー自身の爪モデルを用いて製作されるため、自爪へのフィット性の高いネイルチップを提供できる。また、ユーザーは自宅で自爪の爪モデルを準備でき、ネイルサロンを訪れる必要もなく、ユーザーの体力的、金銭的負担が少ない。
【0006】
しかしながら、特許文献1の場合、自爪の型取りを行うためのネイルチップ製作業者とのやり取りが面倒であり、また、ユーザー自身が型取り作業になれていない場合には、自爪の型取り中に動いたりするなど、うまく型取りできない可能性もある。型取り精度が悪ければ、ネイルチップの寸法精度に影響がでる。
【0007】
本発明は上記に鑑みなされたものであり、ネイルチップを高いフィット感で自爪に装着することを可能とするネイルチップの装着装置及び装着方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明では、
ネイルチップを支持するためのチップ支持部と、
前記チップ支持部に支持される前記ネイルチップを加温する加温機構と
を有し、
前記チップ支持部に、形状記憶ポリマーを用いてなるネイルチップを支持させ、
前記ネイルチップを、前記加温機構により加温しながら爪に押圧し、前記爪の形状に沿った形状に成形可能である
ネイルチップの装着装置を提供する。
【0009】
前記チップ支持部に隣接して指の背側が支持される背側支持部を有することが好ましい。
また、前記チップ支持部を、前記ネイルチップが前記爪に相対的に押圧される方向に付勢する押圧部材を有することが好ましい。
【0010】
また、本発明では、
ネイルチップを支持するためのチップ支持部と、
前記チップ支持部に支持される前記ネイルチップを加温する加温機構と
を有するネイルチップ装着装置を用い、
前記チップ支持部に、形状記憶ポリマーを用いてなるネイルチップを支持させ、
前記ネイルチップを、前記加温機構により加温しながら爪に押圧し、前記爪の形状に沿った形状に成形し前記爪に固着する
ネイルチップの装着方法を提供する。
【0011】
前記ネイルチップを前記爪に固着した後、さらに、硬化性ジェルネイルを、前記ネイルチップの表面、前記爪と前記ネイルチップの隙間又は前記ネイルチップのうち前記爪から突出している部位の裏面に塗布し、紫外線を照射し、前記硬化性ジェルネイルを硬化させる工程を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ネイルチップとして形状記憶ポリマーからなるものを用い、所定の温度で加温して変形可能とした後、装着対象の自爪に所定の押圧力で押圧すれば、ネイルチップが自爪に沿う形となる。その状態で形状記憶ポリマーのガラス転移温度以下に放冷すればネイルチップは自爪の湾曲に沿った形状で固定される。よって、これを装着対象の自爪に固着すれば、自爪の形状に適合したネイルチップを、ユーザー自らの作業のみで、かつ低コストで自爪に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1(a)は、本発明の一の実施形態に係るネイルチップの装着装置の外観を示す斜視図であり、図1(b)はその分解斜視図である。
図2図2(a)は、第2部材を下方から見た斜視図であり、図2(b)は、図2(a)のA-A線断面図である。
図3図3は、上記実施形態のネイルチップの装着装置を用いた装着方法を説明するための図である。
図4図4は、本発明の他の実施形態に係るネイルチップの装着装置の外観の一部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面に示した実施形態に基づき本発明を説明する。図1及び図2は、本発明の一の実施形態に係るネイルチップの装着装置1を説明するための図である。これらの図に示したように、本実施形態の装着装置1は、第1部材10及第2部材20を有して構成される。
【0015】
第1部材10は、図1及び図2に示したように、板状部材から構成され、この板状部材の前端10a側から反対方向に向かった中途位置までの間に、装着対象の指を置いて、指の腹側を支持する溝状の腹側支持部11が形成されている。
【0016】
腹側支持部11よりも後端10b寄りには、軸部31と軸部31回りに配設され、本実施形態において押圧部材を構成するばね部材32が配置されている。このばね部材32は、回転方向に弾性エネルギーを蓄え、巻回方向に対して伸びる性質を利用したねじりコイルばねから構成される。巻回されているばね部材32の一端32aは、第1部材10を構成する板状部材側に当接又は係合され、他端32bは、第2部材20を構成する板状部材側に当接又は係合されるが、これについてはさらに後述する。
【0017】
第2部材20は、図1及び図2に示したように、第1部材10と同様に板状部材から形成され、上記の腹側支持部11に指の腹側を載置した際に、腹側支持部11から上方にはみ出る指の背側を位置させるための溝状に形成された背側支持部21が、前端20a側から反対方向に向かった中途位置までの間に形成されている。よって、第1部材10と第2部材20とを、腹側支持部11と背側支持部21が対向するように重ね合わせると、両者により指挿入空間Sが形成されることになる(図3参照)。
【0018】
背側支持部21には、図2(a),(b)に示すように、その先端側(第2部材20の他端20b寄り)に隣接して、ネイルチップを支持するための溝状のチップ支持部22が形成されている。このチップ支持部22は、ネイルチップの曲面に沿うように溝底面が湾曲した形状となっている。ネイルチップは、幅方向、長さ方向には種々のサイズのものがある。よって、それらのうちある程度の種類のものを配置できるように、チップ支持部22の幅や長さ、並びに、湾曲状の溝底面の曲率などが調整されている。
【0019】
本実施形態の装着装置1を、第1部材10を下側とし、第2部材20を上側として用いる場合には、ネイルチップをチップ支持部22に配置した際に落下しないようにする必要がある。この落下防止手段は限定されるものではないが、本実施形態では、吸引機構23を第2部材20に内蔵させている。吸引機構23の吸引口23aがチップ支持部22に臨んでいる(図2(a),(b)参照)。吸引機構23を駆動することで、ネイルチップをチップ支持部22内に保持できる。
【0020】
図3に示したように、ユーザーがネイルを施そうとする指を挿入し、自爪の位置をチップ支持部22に対応する位置に合わせ、その状態で吸引機構23による吸引を停止させれば、ネイルチップを自爪上に位置させることができる。このほか、チップ支持部22内に出没可能な係合片(図示せず)を設けた構成とすることもできる。ネイルチップをチップ支持部22内に配置した後、係合片をチップ支持部22内に突出させる。それにより、ネイルチップは落下することなく保持される。指が挿入されて、自爪の位置がチップ支持部22に対向する位置に至ったならば、係合片をチップ支持部22から退避させる。これにより、ネイルチップが自爪上に配置される。
【0021】
ここで、第2部材20は、図1(a),(b)及び図3に示したように、背側支持部21及びチップ保持溝22が形成されている部位は平坦部201となっているが、中途から後端20bに向かっては、上方に傾斜する傾斜部202が形成されている。傾斜部202の下面202aは、第1部材10の対向する面に対して後端20bに向かうほど離れる形状となっている。平坦部201と傾斜部202の境界部203に軸受け部33が設けられ、この軸受け部33が上記の軸部31に係合し、第1部材10に連結されている。軸部31には、上記のようにねじりコイルばねからなるばね部材32が巻回されており、その一端32aが第1部材10側に係合されているが、他端32bは、第2部材20の傾斜部202の下面202aに当接するように配置され、ばね部材32は、傾斜部202の下面202aを上方に付勢している。よって、第2部材20の前端20aは指保持部10の前端10aに近接する方向に常に付勢されている。傾斜部202をばね部材32の弾性力に抗して下方に押すと、平坦部201は、軸部31を中心として上方に回転し、第2部材20の前端20aが指保持部10の前端10aに対して上方に離れる。なお、ばね部材32は、上記のねじりコイルばねに限定されるものではなく、同様の機能を果たすことができるものであれば、板バネ、トーションバー等を用いることもできる。
【0022】
第2部材20には、加温機構24が内蔵されている。加温機構24は、ヒーターにサーモスタット等を組み合わせて所定の温度に制御可能に設けられ、本実施形態では、チップ保持溝22の背面側に内蔵されている。加温機構24は、チップ保持溝22により保持されるネイルチップを例えば30~60℃に、好ましくは35~45℃に加温できるようにサーモスタット等により設定されている。
【0023】
次に本実施形態の装着装置1を用いたネイルチップの装着方法について説明する。
(1)ネイルチップの準備
ネイルチップとして、形状記憶ポリマーを用いてなるものを準備する。すなわち、予め所定の初期形状に成形されたものを、所定の温度に加温すると柔らかくなって変形可能となる。所望の形状に変形させたならば放冷し、ガラス転移温度以下になると当該所望の形状で固定される。なお、改めて所定の温度に加温すると初期形状に復帰し、再使用が可能となる。
【0024】
この際、ネイルチップが変形可能となるガラス転移温度は、爪に装着するため、あまり温度の高いものは好ましくなく、体温程度か、それよりも若干高い程度の範囲のものが好ましく、例えば、30~60℃、好ましくは35~45℃に加温すると変形するものが好ましい。なお、上記の加温機構24は、ネイルチップをこのガラス転移温度まで加温できるように設定され、爪や指が高温に曝されない構成となっている。
【0025】
(2)ネイルチップのセット
上記のネイルチップを装着装置1のチップ支持部22にセットする。装着装置1のスイッチSをONにすると吸引機構23により吸引されてチップ支持部22から離脱しないように配置される(図2(a),(b)参照)。
【0026】
(3)ネイルチップの形状調整
第2部材20の傾斜部202を押圧し、平坦部201の前端20aを指保持部10の前端10aから上方に離す。
【0027】
ネイルを施す指を腹側支持部11におき、傾斜部202の押圧力を解除する。ばね部材32の復元力により、平坦部201が元の位置に戻り、指の背側に背側支持部21が位置し、図3に示した状態となる。これによりネイルチップが自爪上に配置される。
【0028】
次いで、例えば、装着装置1のスイッチSがONになっている際に、適宜部位に付設された別の切り替えスイッチ(図示せず)を操作するなどして、加温機構24を動作させる。これにより、ネイルチップが所定の温度まで加温される。ネイルチップは、上記のように所定温度に加温されると柔らかくなって変形可能となる。この状態で、自爪の湾曲に沿うように、装着装置1を左右に動かしたり、若干左右に回転する方向に動かしたりする。また、必要に応じて前後に回転する方向に動かす。その結果、柔らかくなったネイルチップが自爪の形状に沿った形状に変形する。
【0029】
次に、装着装置1のスイッチSをOFFにするか、あるいは、上記の切り替えスイッチを操作するなどして、加温機構24による加温を停止し放冷する。さらに、傾斜部202を押圧して、平坦部201の前端20aを指保持部10の前端10aから上方に離し、指を外す。これにより、ネイルチップは、ガラス手に温度以下となり、自爪に沿って変形した状態で形状が固定される。
【0030】
本実施形態では、装着装置1がネイルチップを加温して柔らかくする加温機構24を備えると共に、ばね部材32によりネイルチップを自爪に密着させる力が作用する。よって、その状態で装着装置1を上記のように動かせば、自爪形状に容易に沿わせることができる。
【0031】
(4)自爪への固着
ネイルチップが自爪に沿った形状に変形したならば、両面テープやネイルグルーを用いて自爪に固着する。これにより、自爪の形状に適合したネイルチップを、ユーザー自らの作業のみで、自爪に装着することができ、装着のためのコストも低コストである。しかも、自爪形状に沿っているため、高いフィット感が得られる。
【0032】
なお、ネイルチップの表面全体、自爪とネイルチップとの隙間又は自爪から突出している部位の裏面に、必要に応じて硬化性ジェルネイルをさらに塗布し、紫外線照射してそれを硬化させることもできる。これにより、ネイルチップと自爪との密着性がより高まり外れにくくなる。また、ジェルネイルのみでネイルを形成する場合、ベース層、中間層(カラー層等)、トップ層というように、複数のジェルを積層し、かつ、各層のジェルを塗布する度に紫外線照射して硬化させる必要がある。しかしながら、本実施形態では、自爪形状に沿ったネイルチップを予め装着してそれを利用するため、トップ層に相当するジェルを塗布するだけで、ジェルネイルのみでネイルを形成する場合よりも遙かに短時間で、ジェルネイルにより形成されるネイルと同様の質感のネイルを形成することができる。
【0033】
また、上記実施形態の装着装置1はあくまで一例である。ネイルチップを所定温度に加温して柔らかくすることができ、ネイルチップを自爪に所定の力で押しつけることができ、さらに、柔らかくなったネイルチップが自爪の湾曲形状に沿って変形するように、少なくとも左右に動かすことができるものであればよく、上記実施形態の装着装置1に限定されるものではない。
【0034】
例えば、上記実施形態では、チップ支持部22を備えた第2部材20が上側となり、第1部材10が下側となっている構造であるが、チップ支持部22を備えた第2部材20が下側となり、第1部材10が上側となる構造であってもよい。この場合、ネイルチップは、チップ支持部22に外面(指に固着しない面)を下側にして置くだけでチップ支持部22に支持される。よって、上記実施形態の吸引機構23のような落下防止手段を設けることは必須ではない。
【0035】
また、チップ支持部22を備えた第2部材20を下側とする場合、指の重さを利用することで、チップ支持部22に支持されたネイルチップを自爪に容易に押圧することができる。そのため、図4に示したように、加温機構24に、チップ支持部22及び指の背側を支持する背側支持部21を備えた第2部材20に相当する部材のみからなる装着装置100とすることもできる。ネイルチップを所定温度に加温したならば、背側支持部21に載置されている指を動かしたり、装着装置100を動かしたりすることで、ネイルチップを自爪の湾曲形状に沿った形状とすることができる。なお、ネイルチップは、ネイルグルー等を自爪とネイルチップの双方に塗布して自爪に固着されるが、チップ支持部22が下側となった装着装置100の場合、自爪形状に沿った状態で形状固定されたネイルチップをチップ支持部22にそのまま支持させておけば、ネイルグルー等をネイルチップの内面に容易に塗布することができる点で便利である。
【符号の説明】
【0036】
1,100 ネイルチップの装着装置
10 第1部材
11 腹側支持部
20 第2部材
21 背側支持部
22 チップ支持部
201 平坦部
202 傾斜部
203 境界部
31 軸部
32 ばね部材板状体
図1
図2
図3
図4