(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025013421
(43)【公開日】2025-01-24
(54)【発明の名称】超高信頼送信の拡張制御シグナリングのための方法、装置およびシステム
(51)【国際特許分類】
H04W 28/04 20090101AFI20250117BHJP
H04W 72/566 20230101ALI20250117BHJP
H04W 72/21 20230101ALI20250117BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20250117BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/566
H04W72/21
H04W72/232
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024191881
(22)【出願日】2024-10-31
(62)【分割の表示】P 2021539584の分割
【原出願日】2020-01-06
(31)【優先権主張番号】62/790,428
(32)【優先日】2019-01-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/875,227
(32)【優先日】2019-07-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/886,035
(32)【優先日】2019-08-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/931,389
(32)【優先日】2019-11-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】エル ハマス、アータ
(72)【発明者】
【氏名】アルファルファン、ファリス
(72)【発明者】
【氏名】マリニエール、ポール
(72)【発明者】
【氏名】オテリ、オゲネコム
(72)【発明者】
【氏名】プレテイエ、ジスレン
(57)【要約】
【課題】ワイヤレス送信受信ユニット(WTRU)において実施される方法が開示される。
【解決手段】WTRUが、第1及び第2のスロットまたはミニスロット中で第1及び第2のサービスタイプまたは優先度レベルに関連付けられた第1及び第2の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信し、第1及び第2のHARQ-ACK情報のための第1及び第2の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を決定し、第1及び第2のHARQ-ACK情報の優先度を決定し、第1及び第2のPUCCHリソースが時間において重複すること且つ第1及び第2のHARQ情報の優先度が異なることを条件に、より低い優先度のHARQ情報がより高い優先度のHARQ情報と多重されることが許されると決定し、多重されることが許されることを条件に、第1及び第2のHARQ情報を多重し、単一のPUCCH送信内で送る。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス送信受信ユニット(WTRU)であって、
受信機および送信機、並びにプロセッサを備え、
前記受信機は、
第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信を受信し、
第2のPDSCH送信を受信する、
ように構成され、
前記プロセッサは、
前記第1のPDSCH送信と関連付けられた第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)情報の送信のための第1の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを決定し、
前記第2のPDSCH送信と関連付けられた第2のHARQ情報の送信のための第2のPUCCHリソースを決定し、
前記第1のHARQ情報および前記第2のHARQ情報の各々の優先度を決定し、
前記第1のPUCCHリソースが前記第2のPUCCHリソースと時間において重複することを条件に、かつ前記第1のHARQ情報の前記優先度が前記第2のHARQ情報の前記優先度と異なることを条件に、より低い優先度のHARQ情報がより高い優先度のHARQ情報と多重されることが許されると決定する、
ように構成され、
前記送信機は、前記第1のHARQ情報および前記第2のHARQ情報を多重し、該多重された第1のHARQ情報および第2のHARQ情報を単一のPUCCH送信内で送るように、構成され、当該多重は、前記より低い優先度のHARQ情報が前記より高い優先度のHARQ情報と多重されることが許されることを条件とする、
WTRU。
【請求項2】
前記受信機は、HARQ情報の送信のために用いられる複数のPUCCHリソースセットを示す構成情報を受信するように構成され、前記複数のPUCCHリソースセットの各々が複数のPUCCHリソースを含む、請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記受信機は、第1のダウンリンク制御情報(DCI)において、(1)第1のPUCCHセットインジケーションおよび(2)第1のリソースインジケータを含む情報を受信するように構成され、前記第1のPUCCHセットインジケーションおよび前記第1のリソースインジケータは前記第1のDCI内の分離されたフィールドである、請求項1に記載のWTRU。
【請求項4】
前記受信機は、第2のDCIにおいて、(1)第2のPUCCHセットインジケーションおよび(2)第2のリソースインジケータを含む情報を受信するように構成され、前記第2のPUCCHセットインジケーションおよび前記第2のリソースインジケータは前記第2のDCI内の分離されたフィールドである、請求項1に記載のWTRU。
【請求項5】
前記受信機は、第1のダウンリンク制御情報(DCI)において、(1)第1のPUCCHセットインジケーションおよび(2)第1のリソースインジケータを含む情報を受信するように構成され、前記プロセッサは、前記第1のPUCCHセットインジケーションに少なくとも基づいて、前記複数のPUCCHリソースセットのうちの第1のPUCCHリソースセットを選択するように構成されている、請求項2に記載のWTRU。
【請求項6】
前記第1のHARQ情報の送信のための第1のPUCCHリソースを決定するように構成されたプロセッサは、前記第1のリソースインジケータに少なくとも基づいて、前記選択された第1のPUCCHリソースセットの前記複数のPUCCHリソースのうちの第1のPUCCHリソースを選択するように構成されたプロセッサを含む、請求項5に記載のWTRU。
【請求項7】
前記受信機は、第2のDCIにおいて、(1)第2のPUCCHセットインジケーションおよび(2)第2のリソースインジケータを含む情報を受信するように構成され、前記プロセッサは、前記第2のPUCCHセットインジケーションに少なくとも基づいて、前記複数のPUCCHリソースセットのうちの第2のPUCCHリソースセットを選択するように構成されている、請求項2に記載のWTRU。
【請求項8】
前記第2のHARQ情報の送信のための第2のPUCCHリソースを決定するように構成されたプロセッサは、前記第2のリソースインジケータに少なくとも基づいて、前記選択された第2のPUCCHリソースセットの前記複数のPUCCHリソースのうちの第2のPUCCHリソースを選択するように構成されたプロセッサを含む、請求項7に記載のWTRU。
【請求項9】
前記より低い優先度のHARQ情報が前記より高い優先度のHARQ情報と多重されることが許されないことを条件に、前記単一のPUCCH送信は、前記より高い優先度のHARQ情報を含み、前記より低い優先度のHARQ情報を含まない、請求項1に記載のWTRU。
【請求項10】
前記より低い優先度のHARQ情報および前記より高い優先度のHARQ情報は、前記多重の前に別々に符号化される、請求項1に記載のWTRU。
【請求項11】
ワイヤレス送信受信ユニット(WTRU)において実施される方法であって、
第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信を受信することと、
前記第1のPDSCH送信と関連付けられた第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)情報の送信のための第1の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを決定することと、
第2のPDSCH送信を受信することと、
前記第2のPDSCH送信と関連付けられた第2のHARQ情報の送信のための第2のPUCCHリソースを決定することと、
前記第1のHARQ情報および前記第2のHARQ情報の各々の優先度を決定することと、
前記第1のPUCCHリソースが前記第2のPUCCHリソースと時間において重複することを条件に、かつ前記第1のHARQ情報の前記優先度が前記第2のHARQ情報の前記優先度と異なることを条件に、より低い優先度のHARQ情報がより高い優先度のHARQ情報と多重されることが許されると決定することと、
前記より低い優先度のHARQ情報が前記より高い優先度のHARQ情報と多重されることが許されることを条件に、前記第1のHARQ情報および前記第2のHARQ情報を多重し、該多重された第1のHARQ情報および第2のHARQ情報を単一のPUCCH送信内で送ることと、
を含む方法。
【請求項12】
HARQ情報の送信のために用いられる複数のPUCCHリソースセットを示す構成情報を受信することをさらに含み、前記複数のPUCCHリソースセットの各々が複数のPUCCHリソースを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
第1のダウンリンク制御情報(DCI)において、(1)第1のPUCCHセットインジケーションおよび(2)第1のリソースインジケータを含む情報を受信することをさらに含み、前記第1のPUCCHセットインジケーションおよび前記第1のリソースインジケータは前記第1のDCI内の分離されたフィールドである、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
第2のDCIにおいて、(1)第2のPUCCHセットインジケーションおよび(2)第2のリソースインジケータを含む情報を受信することをさらに含み、前記第2のPUCCHセットインジケーションおよび前記第2のリソースインジケータは前記第2のDCI内の分離されたフィールドである、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
第1のダウンリンク制御情報(DCI)において、(1)第1のPUCCHセットインジケーションおよび(2)第1のリソースインジケータを含む情報を受信することと、
前記第1のPUCCHセットインジケーションに少なくとも基づいて、前記複数のPUCCHリソースセットのうちの第1のPUCCHリソースセットを選択することと、
をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のHARQ情報の送信のための第1のPUCCHリソースを決定ことは、前記第1のリソースインジケータに少なくとも基づいて、前記選択された第1のPUCCHリソースセットの前記複数のPUCCHリソースのうちの第1のPUCCHリソースを選択することを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
第2のDCIにおいて、(1)第2のPUCCHセットインジケーションおよび(2)第2のリソースインジケータを含む情報を受信することと、
前記第2のPUCCHセットインジケーションに少なくとも基づいて、前記複数のPUCCHリソースセットのうちの第2のPUCCHリソースセットを選択することと、
をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記第2のHARQ情報の送信のための第2のPUCCHリソースを決定することは、前記第2のリソースインジケータに少なくとも基づいて、前記選択された第2のPUCCHリソースセットの前記複数のPUCCHリソースのうちの第2のPUCCHリソースを選択することを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記より低い優先度のHARQ情報が前記より高い優先度のHARQ情報と多重されることが許されないことを条件に、前記単一のPUCCH送信は、前記より高い優先度のHARQ情報を含み、前記より低い優先度のHARQ情報を含まない、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記より低い優先度のHARQ情報および前記より高い優先度のHARQ情報は、前記多重の前に別々に符号化される、請求項11に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される実施形態は、一般にワイヤレス通信に関し、たとえば、たとえばサービスタイプに基づく、(たとえば、超高信頼送信の)拡張制御シグナリングのための方法、装置およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年1月9日に出願された米国特許出願第62/790,428号明細書、2019年7月17日に出願された米国特許出願第62/875,227号明細書、2019年8月13日に出願された米国特許出願第62/886,035号明細書および2019年11月6日に出願された米国特許出願第62/931,389号明細書の優先権の利益を主張し、各々の内容は、本明細書に完全に記載されているかのように参照により組み込まれる。
【0003】
あるネットワークは、超高信頼送信を可能にし得る、ネットワークスライシング原理を用いて実装されることが可能である。
【発明の概要】
【0004】
ネットワーク中のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)による動作のための方法および装置が提供される。一実施形態では、方法は、WTRUが、第1のスロットまたは第1のミニスロット中で第1のサービスタイプまたは第1の優先度レベルに関連付けられた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および第2のスロットまたは第2のミニスロット中で第2のサービスタイプまたは第2の優先度レベルに関連付けられた第2のPDSCHを受信することと、第1のPDSCHのプロパティまたは第1のPDSCHに関連付けられた制御情報に基づいて第1のHARQコードブック肯定応答インデックス(HCAI)を、および第2のPDSCHのプロパティまたは第2のPDSCHに関連付けられた制御情報に基づいて第2のHCAIを決定することとを含み得る。本方法は、後続のスロットまたは後続のミニスロットのために、第1のHCAIに従って第1のHARQ-ACK情報を含む第1の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を生成し、第2のHCAIに従って第2のHARQ-ACK情報を含む第2のPUCCHを生成することと、第1および第2のPUCCHを送信することとをさらに含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0005】
より詳細な理解は、本明細書に添付された図面とともに例として与えられる、以下の詳細な説明から有されよう。説明における図は、例である。したがって、図および詳細な説明は、限定的であると考えられるべきではなく、他の等しく有効な例が可能であり可能性がある。さらに、図における同じ参照番号は、同じ要素を示す。
【
図1A】1つまたは複数の開示される実施形態が実装され得る例示的な通信システムを示すシステム図である。
【
図1B】実施形態による
図1Aに示されている通信システム内で使用され得る例示的なワイヤレス送受信ユニット(WTRU)を示すシステム図である。
【
図1C】実施形態による
図1Aに示されている通信システム内で使用され得る例示的な無線アクセスネットワーク(RAN)および例示的なコアネットワーク(CN)を示すシステム図である。
【
図1D】実施形態による
図1Aに示されている通信システム内で使用され得るさらなる例示的なRANおよびさらなる例示的なCNを示すシステム図である。
【
図2】超高信頼低レイテンシ通信(URLS)/拡張URLLC(eURLLC)サービスおよび拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスのための制御シグナリングを搬送するために使用される時間周波数リソースを示す図である。
【
図3】eMBBサービスまたはURLLC/eURLLCサービスのために使用されるビットフィールドの代表的なセットを示す図である。
【
図4】eMBBサービスまたはURLLC/eURLLCサービスのために使用されるビットフィールドの他の代表的なセットを示す図である。
【
図5】様々なHARQフィードバックタイミングを示す図である。
【
図6】フィードバック情報(たとえば、HARQコードブック肯定応答インデックス(HCAI))を使用する代表的な手順を示す図である。
【
図7】衝突決定の後の代表的な送信手順を示す図である。
【
図8】代表的なWTRU内優先度付け処理を示す図である。
【
図9】オーバーフローリソースを使用する代表的な手順を示す図である。
【
図10】フィードバック情報(たとえば、HCAI)を使用する代表的な手順を示すフローチャートである。
【
図11】フィードバック情報(たとえば、HCAI)を使用する別の代表的な手順を示すフローチャートである。
【
図12】(たとえば、eMBBおよびURLLCまたは拡張URLLC情報/制御シグナリングの)時間領域重複のための代表的な手順を示すフローチャートである。
【
図13】非優先の情報/制御シグナリング(たとえば、HARQ肯定応答(HARQ-ACK))のためのオーバーフローリソースを使用する代表的な手順を示すフローチャートである。
【
図14】(たとえば、サービスタイプに基づく)ビットフィールド解釈を使用する代表的な手順を示すフローチャートである。
【
図15】(たとえば、サービスタイプに基づく)HARQフィードバックのための代表的な手順を示すフローチャートである。
【
図16】代表的な上書き手順を示すフローチャートである。
【
図17】予期される衝突を回避するための代表的な手順を示すフローチャートである。
【
図18】代表的な多重化手順を示すフローチャートである。
【
図19】(たとえば、アップリンク制御情報(UCI)の送信のための)代表的な手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0006】
実施形態の実装のための例示的なネットワーク
図1Aは、1つまたは複数の開示される実施形態が実装され得る例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数のワイヤレスユーザに提供する多元接続システムであり得る。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通してそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。たとえば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT拡散OFDM(ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロックフィルタードOFDM、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)など、1つまたは複数のチャネルアクセス方法を採用し得る。
【0007】
図1Aに示されているように、通信システム100は、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、RAN104/113、CN106/115、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することが諒解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、ワイヤレス環境において動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、「局」および/または「STA」といずれも呼ばれることがある、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることがあり、ユーザ機器(UE)、移動局、固定またはモバイル加入者ユニット、サブスクリプションベースのユニット、ページャ、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサー、ホットスポットまたはMi-Fiデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、ウォッチまたは他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医療デバイスおよびアプリケーション(たとえば、遠隔手術)、工業デバイスおよびアプリケーション(たとえば、産業および/または自動処理チェーンコンテキストにおいて動作するロボットおよび/または他のワイヤレスデバイス)、コンシューマーエレクトロニクスデバイス、商用および/または産業ワイヤレスネットワーク上で動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102cおよび102dのいずれも、互換的にUEと呼ばれることがある。
【0008】
通信システム100はまた、基地局114aおよび/または基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、CN106/115、インターネット110、および/または他のネットワーク112など、1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するためにWTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェースするように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(BTS)、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB(HNB)、ホームeノードB(HeNB)、gNB、NRノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであり得る。基地局114a、114bは単一の要素としてそれぞれ図示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることが諒解されよう。
【0009】
基地局114aは、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、リレーノードなど、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示されず)をも含み得る、RAN104/113の一部であり得る。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示されず)と呼ばれることがある1つまたは複数のキャリア周波数上でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、無認可スペクトル、または認可スペクトルと無認可スペクトルの組合せの中にあり得る。セルは、比較的固定であり得るかまたは時間とともに変化し得る特定の地理的エリアにワイヤレスサービスのカバレージを提供し得る。セルは、セルセクタにさらに分割され得る。たとえば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを含むことがあり、すなわち、セルのセクタごとに1つを含むことがある。実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用することがあり、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用することがある。たとえば、所望の空間方向に信号を送信および/または受信するためにビームフォーミングが使用され得る。
【0010】
基地局114a、114bは、任意の好適なワイヤレス通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であり得るエアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信し得る。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
【0011】
より詳細には、上述されたように、通信システム100は、多元接続システムであってよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなど、1つまたは複数のチャネルアクセス方式を採用し得る。たとえば、RAN104/113中の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインターフェース115/116/117を確立し得る、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。WCDMA(登録商標)は、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)および/または高速ULパケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
【0012】
実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE-A)および/またはLTEアドバンストプロ(LTE-A Pro)を使用してエアインターフェース116を確立し得る、発展型UMTS地上波無線アクセス(E-UTRA)などの無線技術を実装し得る。
【0013】
実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、新無線(NR)を使用してエアインターフェース116を確立し得る、NR無線アクセスなどの無線技術を実装し得る。
【0014】
実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。たとえば、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、たとえばデュアル接続性(DC)原理を使用して、LTE無線アクセスとNR無線アクセスを一緒に実装し得る。このようにして、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術、ならびに/または複数のタイプの基地局(たとえば、eNBおよびgNB)に/から送られる送信によって特徴づけられ得る。
【0015】
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、ワイヤレスフィデリティ(WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、インタリム規格2000(IS-2000)、インタリム規格95(IS-95)、インタリム規格856(IS-856)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、GSM発展型高速データレート(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
【0016】
図1Aの基地局114bは、たとえば、ワイヤレスルータ、ホームノードB、ホームeノードB、またはアクセスポイントであってよく、ビジネス、ホーム、車両、キャンパス、工業設備、(たとえば、ドローンが使用するための)空中回廊、道路の場所などの局在化エリアにおいてワイヤレス接続性を促進するために任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するためにIEEE802.11などの無線技術を実装し得る。実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するためにIEEE802.15などの無線技術を実装し得る。また別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するためにセルラーベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、NRなど)を利用し得る。
図1Aに示されているように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がないことがある。
【0017】
RAN104/113はCN106/115と通信していることがあり、CN106/115は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークであり得る。データは、異なるスループット要件、レイテンシ要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件など、様々なサービス品質(QoS)要件を有し得る。CN106/115は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド発呼、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、および/またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実施し得る。
図1Aには示されていないが、RAN104/113および/またはCN106/115は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを採用する他のRANと直接または間接通信していることがあることが諒解されよう。たとえば、NR無線技術を利用していることがあるRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115は、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、またはWiFi無線技術を採用する別のRAN(図示されず)とも通信していることがある。
【0018】
CN106/115はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして働き得る。PSTN108は、単純旧式電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)および/またはインターネットプロトコル(IP)など、共通の通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または動作されるワイヤードおよび/またはワイヤレス通信ネットワークを含み得る。たとえば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを採用することがある、1つまたは複数のRANに接続された別のCNを含み得る。
【0019】
通信システム100中のWTRU102a、102b、102c、102dの一部または全部はマルチモード能力を含み得る(たとえば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なるワイヤレスリンクを介して異なるワイヤレスネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。たとえば、
図1Aに示されているWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用し得る基地局114a、およびIEEE802無線技術を採用し得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0020】
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。
図1Bに示されているように、WTRU102は、特に、プロセッサ118、トランシーバ120、送受信要素122、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および/または他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、実施形態に合致したままでありながら、上記の要素のどんな部分組合せでも含み得ることが諒解されよう。
【0021】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、WTRU102がワイヤレス環境において動作することを可能にする、信号コーディング、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または任意の他の機能を実施し得る。プロセッサ118は、送受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合されることがある。
図1Bはプロセッサ118およびトランシーバ120を別個のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップ中で互いに一体化され得ることが諒解されよう。
【0022】
送受信要素122は、エアインターフェース116を介して基地局(たとえば、基地局114a)に信号を送信するか、またはそれから信号を受信するように構成され得る。たとえば、一実施形態では、送受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであり得る。実施形態では、送受信要素122は、たとえば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成された放出器/検出器であり得る。また別の実施形態では、送受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送信および/または受信するように構成され得る。送受信要素122は、ワイヤレス信号のどんな組合せでも送信および/または受信するように構成され得ることが諒解されよう。
【0023】
送受信要素122は
図1Bでは単一の要素として示されているが、WTRU102は任意の数の送受信要素122を含み得る。より詳細には、WTRU102はMIMO技術を採用し得る。このようにして、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介してワイヤレス信号を送信および受信するために2つ以上の送受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0024】
トランシーバ120は、送受信要素122によって送信されるべき信号を変調するように、および送受信要素122によって受信された信号を復調するように構成され得る。上述されたように、WTRU102はマルチモード能力を有し得る。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が、たとえば、NRおよびIEEE802.11など、複数のRATを介して通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0025】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されることがあり、それらからユーザ入力データを受信し得る。プロセッサ118はまた、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力し得る。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132など、任意のタイプの好適なメモリからの情報にアクセスし、それにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示されず)上など、WTRU102上に物理的に位置しないメモリからの情報にアクセスし、それにデータを記憶し得る。
【0026】
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ってよく、WTRU102中の他のコンポーネントへの電力を分配および/または制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の好適なデバイスであり得る。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池バッテリー(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル金属水素化物(NiMH)、リチウムイオン(Liイオン)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0027】
プロセッサ118はGPSチップセット136に結合されることもあり、GPSチップセット136は、WTRU102の現在ロケーションに関するロケーション情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはそれの代わりに、WTRU102は、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介してロケーション情報を受信し、および/または2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいてそれのロケーションを決定し得る。WTRU102は、実施形態に合致したままでありながら、任意の好適なロケーション決定方法を介してロケーション情報を収集し得ることが諒解されよう。
【0028】
プロセッサ118は他の周辺機器138にさらに結合されることがあり、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能および/またはワイヤードもしくはワイヤレス接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含み得る。たとえば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真および/またはビデオ用の)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実および/または拡張現実(VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカーなどを含み得る。周辺機器138は1つまたは複数のセンサーを含むことがあり、センサーは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサー、磁力計、配向センサー、近接センサー、温度センサー、時間センサー、ジオロケーションセンサー、高度計、光センサー、タッチセンサー、磁力計、気圧計、ジェスチャーセンサー、生体センサー、および/または湿度センサーのうちの1つまたは複数であり得る。
【0029】
WTRU102のプロセッサ118は、たとえば、本明細書で開示される代表的な実施形態を実装するために、1つまたは複数の加速度計、1つまたは複数のジャイロスコープ、USBポート、他の通信インターフェース/ポート、ディスプレイおよび/または他のビジュアル/オーディオインジケータのいずれかを含む、様々な周辺機器138と動作可能に通信し得る。
【0030】
WTRU102は、(たとえば、(たとえば、送信用の)ULと(たとえば、受信用の)ダウンリンクの両方について特定のサブフレームに関連付けられた)信号の一部または全部の送信と受信がコンカレントおよび/または同時であり得る、全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア(たとえば、チョーク)か、またはプロセッサを介した(たとえば、別個のプロセッサ(図示されず)もしくはプロセッサ118を介した)信号処理のいずれかを介して自己干渉を低減しおよびまたは実質的になくすための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WTRU102は、(たとえば、(たとえば、送信用の)ULまたは(たとえば、受信用の)ダウンリンクのいずれかについて特定のサブフレームに関連付けられた)信号の一部または全部の送信と受信について、半二重無線機を含み得る。
【0031】
図1Cは、実施形態によるRAN104およびCN106を示すシステム図である。上述されたように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにE-UTRA無線技術を採用し得る。RAN104はCN106と通信していることもある。
【0032】
RAN104はeノードB160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、実施形態に合致したままでありながら、任意の数のeノードBを含み得ることが諒解されよう。eノードB160a、160b、160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eノードB160a、160b、160cはMIMO技術を実装し得る。このようにして、たとえば、eノードB160aは、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、および/またはそれからワイヤレス信号を受信し得る。
【0033】
eノードB160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示されず)に関連付けられることがあり、無線リソース管理判定、ハンドオーバ判定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリングなどをハンドリングするように構成され得る。
図1Cに示されているように、eノードB160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0034】
図1Cに示されているCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ(SGW)164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(またはPGW)166を含み得る。上記の要素の各々はCN106の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CN事業者以外のエンティティによって所有および/または動作され得ることが諒解されよう。
【0035】
MME162は、S1インターフェースを介してRAN104中のeノードB160a、160b、160cの各々に接続されることがあり、制御ノードとして働き得る。たとえば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当し得る。MME162は、RAN104と、GSMおよび/またはWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示されず)との間で切り替わるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0036】
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104中のeノードB160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、概して、WTRU102a、102b、102cに/からユーザデータパケットをルーティングおよびフォワーディングし得る。SGW164は、eノードB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、DLデータがWTRU102a、102b、102cのために利用可能であるときページングをトリガリングすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理し記憶することなど、他の機能を実施し得る。
【0037】
SGW164はPGW166に接続されることがあり、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進するために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0038】
CN106は、他のネットワークと通信を促進し得る。たとえば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来のランドライン通信デバイスとの間の通信を促進するために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。たとえば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして働くIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むか、またはそれと通信し得る。加えて、CN106は、他のサービスプロバイダによって所有および/または動作される他のワイヤードおよび/またはワイヤレスネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0039】
WTRUは
図1A~
図1Dではワイヤレス端末として記載されているが、いくつかの代表的な実施形態では、そのような端末は、通信ネットワークとのワイヤード通信インターフェースを(たとえば、一時的または永続的に)使用し得ることが企図される。
【0040】
代表的な実施形態では、他のネットワーク112はWLANであり得る。
【0041】
インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードにおけるWLANは、BSSのためのアクセスポイント(AP)と、APに関連付けられた1つまたは複数の局(STA)とを有し得る。APは、BSS中におよび/またはそれからトラフィックを搬送する配信システム(DS)または別のタイプのワイヤード/ワイヤレスネットワークへのアクセスまたはインターフェースを有し得る。BSSの外部から発信した、STAへのトラフィックは、APを介して到着することがあり、STAに配信され得る。STAから発信した、BSS外の宛先へのトラフィックは、それぞれの宛先に配信されるべきAPに送られ得る。BSS内のSTA間のトラフィックはAPを介して送られることがあり、たとえば、ソースSTAがAPにトラフィックを送ることがあり、APが宛先STAにトラフィックを配信することがある。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックと見なされるおよび/または呼ばれることがある。ピアツーピアトラフィックは、直接リンクセットアップ(DLS)を用いてソースSTAと宛先STAとの間で(たとえば、それらの間で直接)送られ得る。いくつかの代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルドDLS(TDLS)を使用し得る。独立BSS(IBSS)モードを使用しているWLANはAPを有しないことがあり、IBSS内にあるかまたはIBSSを使用しているSTA(たとえば、STAのすべて)は互いに直接通信することがある。IBSS通信モードは、本明細書では「アドホック」通信モードと時々呼ばれることがある。
【0042】
802.11acインフラストラクチャ動作モードまたは同様の動作モードを使用しているとき、APは、1次チャネルなどの固定チャネル上でビーコンを送信し得る。1次チャネルは、固定幅(たとえば、20MHz幅の帯域幅)であるか、またはシグナリングを介した動的に設定される幅であり得る。1次チャネルは、BSSの動作チャネルであることがあり、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。いくつかの代表的な実施形態では、たとえば802.11システムでは、キャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)が実装され得る。CSMA/CAのために、APを含むSTA(たとえば、あらゆるSTA)は、1次チャネルを検知し得る。特定のSTAによって1次チャネルが検知/検出されおよび/またはビジーであると決定された場合、その特定のSTAはバックオフし得る。所与のBSSにおいて任意の所与の時間に1つのSTA(たとえば、ただ1つの局)が送信し得る。
【0043】
高スループット(HT)STAは、たとえば、1次20MHzチャネルを隣接するかまたは隣接しない20MHzチャネルと組み合わせて40MHz幅チャネルを形成することを介して、通信のために40MHz幅チャネルを使用することがある。
【0044】
超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および/または160MHz幅チャネルをサポートし得る。40MHzおよび/または80MHzチャネルは、連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、または2つの不連続の80MHzチャネルを組み合わせることによって形成されることがあり、これは80+80構成と呼ばれることがある。80+80構成では、チャネル符号化の後のデータは、セグメントパーサを通過されることがあり、セグメントパーサはデータを2つのストリームに分割し得る。逆高速フーリエ変換(IFFT)処理、および時間領域処理が、各ストリーム上で別々に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネル上にマッピングされることがあり、データは送信側STAによって送信され得る。受信側STAの受信機では、80+80構成についての上記で説明された動作は反転されてよく、組み合わされたデータはメディアアクセス制御(MAC)に送られ得る。
【0045】
802.11afおよび802.11ahによってサブ1GHz動作モードがサポートされる。チャネル動作帯域幅、およびキャリアは、802.11afおよび802.11ahでは、802.11nおよび802.11acにおいて使用されるものに対して低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトルにおいて5MHz、10MHzおよび20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、および16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレージエリアにおけるMTCデバイスなど、メータータイプ制御/マシンタイプ通信をサポートし得る。MTCデバイスは、いくつかの能力、たとえば、いくつかのおよび/または限られた帯域幅のサポート(たとえば、それのサポートのみ)を含む限られた能力を有することがある。MTCデバイスは、(たとえば、極めて長いバッテリー寿命を維持するために)しきい値を上回るバッテリー寿命をもつバッテリーを含むことがある。
【0046】
802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahなど、複数のチャネル、およびチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、1次チャネルと称されることがあるチャネルを含む。1次チャネルは、BSS中のすべてのSTAによってサポートされる最大の共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有することがある。1次チャネルの帯域幅は、BSS中で動作しているすべてのSTAのうち、最小の帯域幅動作モードをサポートするSTAによって設定および/または限定され得る。802.11ahの例では、BSS中のAPおよび他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、および/または他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合でも、1次チャネルは、1MHzモードをサポートする(たとえば、それのみをサポートする)STA(たとえば、MTCタイプデバイス)のために1MHz幅であり得る。キャリア検知および/またはネットワーク割振りベクトル(NAV)設定は、1次チャネルのステータスに依存することがある。たとえば、APに送信している(1MHz動作モードのみをサポートする)STAにより、1次チャネルがビジーである場合、利用可能な周波数帯域全体は、周波数帯域の大部分がアイドルなままで利用可能であり得ても、ビジーであると見なされることがある。
【0047】
米国では、802.11ahによって使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHzから928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHzから923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHzから927.5MHzである。802.11ahのために利用可能な総帯域幅は、国コードに応じて6MHzから26MHzである。
【0048】
図1Dは、実施形態によるRAN113およびCN115を示すシステム図である。上述されたように、RAN113は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにNR無線技術を採用し得る。RAN113はCN115と通信していることもある。
【0049】
RAN113はgNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、実施形態に合致したままでありながら、任意の数のgNBを含み得ることが諒解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cはMIMO技術を実装し得る。たとえば、gNB180a、108bは、gNB180a、180b、180cに信号を送信しおよび/またはそれらから信号を受信するためにビームフォーミングを利用し得る。このようにして、たとえば、gNB180aは、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、および/またはそれからワイヤレス信号を受信し得る。実施形態では、gNB180a、180b、180cはキャリアアグリゲーション技術を実装し得る。たとえば、gNB180aは、WTRU102aに複数のコンポーネントキャリアを送信し得る(図示されず)。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは無認可スペクトル上にあり得るが、残りのコンポーネントキャリアは認可スペクトル上にあり得る。実施形態では、gNB180a、180b、180cは協調マルチポイント(CoMP)技術を実装し得る。たとえば、WTRU102aは、gNB180aおよびgNB180b(および/またはgNB180c)から協調送信を受信し得る。
【0050】
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルな数秘学に関連付けられた送信を使用してgNB180a、180b、180cと通信し得る。たとえば、OFDMシンボル離間および/またはOFDMサブキャリア離間は、異なる送信、異なるセル、および/またはワイヤレス送信スペクトルの異なる部分について変動し得る。WTRU102a、102b、102cは、(たとえば、変動する数のOFDMシンボルを含んでおりおよび/または変動する長さの絶対時間持続する)様々なまたはスケーラブルな長さのサブフレームまたは送信時間間隔(TTI)を使用してgNB180a、180b、180cと通信し得る。
【0051】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成および/または非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、(たとえばeノードB160a、160b、160cなどの)他のRANにアクセスすることもなしにgNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカーポイントとしてgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、無認可帯域中の信号を使用してgNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、eノードB160a、160b、160cなどの別のRANと通信/に接続しながらも、gNB180a、180b、180cと通信/に接続し得る。たとえば、WTRU102a、102b、102cは、DC原理を実装して、1つまたは複数のgNB180a、180b、180cおよび1つまたは複数のeノードB160a、160b、160cと実質的に同時に通信し得る。非スタンドアロン構成では、eノードB160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのためのモビリティアンカーとして働くことがあり、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービスするために追加のカバレージおよび/またはスループットを提供し得る。
【0052】
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示されず)に関連付けられることがあり、無線リソース管理判定、ハンドオーバ判定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアル接続性、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bのほうへのユーザプレーンデータのルーティング、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)182a、182bのほうへの制御プレーン情報のルーティングなどをハンドリングするように構成され得る。
図1Dに示されているように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
【0053】
図1Dに示されているCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b、および場合によってはデータネットワーク(DN)185a、185bを含み得る。上記の要素の各々はCN115の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CN事業者以外のエンティティによって所有および/または動作され得ることが諒解されよう。
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN113中のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されることがあり、制御ノードとして働き得る。たとえば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングのサポート(たとえば、異なる要件をもつ異なるプロトコルデータユニット(PDU)セッションのハンドリング)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、モビリティ管理などを担当し得る。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cによりサービスのタイプが利用されていることに基づいてWTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。たとえば、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)アクセスに依拠するサービス、拡張モバイル(たとえば、大容量モバイル)ブロードバンド(eMBB)アクセスに依拠するサービス、マシンタイプ通信(MTC)アクセスのためのサービスなど、異なる使用事例のために異なるネットワークスライスが確立され得る。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、および/またはWiFiなどの非3GPPアクセス技術などの他の無線技術を採用する他のRAN(図示されず)との間で切り替わるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0054】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介してCN115中のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介してCN115中のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択し、制御し、UPF184a、184bを通してトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、UE/WTRU IPアドレスを管理し割り振ること、PDUセッションを管理すること、ポリシー執行およびQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなど、他の機能を実施し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
【0055】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介してRAN113中のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されることがあり、それらは、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進するために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。UPF184a、184bは、パケットをルーティングしフォワーディングすること、ユーザプレーンポリシーを執行すること、マルチホームドPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSをハンドリングすること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供することなど、他の機能を実施し得る。
【0056】
CN115は、他のネットワークと通信を促進し得る。たとえば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして働くIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むか、またはそれと通信し得る。加えて、CN115は、他のサービスプロバイダによって所有および/または動作される他のワイヤードおよび/またはワイヤレスネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、およびUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通してローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続され得る。
【0057】
図1A~
図1D、および
図1A~
図1Dの対応する説明に鑑みて、WTRU102a~d、基地局114a~b、eノードB160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、および/または本明細書で説明される任意の他のデバイスのうちの1つまたは複数に関して本明細書で説明される機能の1つもしくは複数、またはすべては、1つまたは複数のエミュレーションデバイス(図示されず)によって実施され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書で説明される機能の1つもしくは複数、またはすべてをエミュレートするように構成された1つまたは複数のデバイスであり得る。たとえば、エミュレーションデバイスは、他のデバイスをテストするためにならびに/またはネットワークおよび/もしくはWTRU機能をシミュレートするために使用され得る。
【0058】
エミュレーションデバイスは、実験室環境においておよび/または事業者ネットワーク環境において他のデバイスの1つまたは複数のテストを実装するように設計され得る。たとえば、1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、ワイヤードおよび/またはワイヤレス通信ネットワーク内で他のデバイスをテストするためにその通信ネットワークの一部として完全にまたは部分的に実装および/または展開されながら、1つもしくは複数の、またはすべての機能を実施し得る。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、ワイヤードおよび/またはワイヤレス通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されながら、1つもしくは複数の、またはすべての機能を実施し得る。エミュレーションデバイスは、テストの目的で別のデバイスに直接結合されることがあり、および/またはオーバージエアワイヤレス通信を使用してテストを実施することがある。
【0059】
1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、ワイヤードおよび/またはワイヤレス通信ネットワークの一部として実装/展開されないままで、すべてを含む1つまたは複数の機能を実施し得る。たとえば、エミュレーションデバイスは、1つまたは複数のコンポーネントのテストを実装するために、テスト実験室ならびに/または展開されない(たとえば、テスト用)ワイヤードおよび/もしくはワイヤレス通信ネットワークにおけるテストシナリオにおいて利用され得る。1つまたは複数のエミュレーションデバイスはテスト機器であり得る。(たとえば、1つまたは複数のアンテナを含み得る)RF回路を介した直接RF結合および/またはワイヤレス通信が、データを送信および/または受信するためにエミュレーションデバイスによって使用され得る。
【0060】
新無線(NR)システムは、2020年に展開されることが予想され、eMBBサービスタイプとURLLCサービスタイプの両方を含むことになっている。これらのシステムは、10-5のBLERターゲットおよび1.0msのレイテンシをもつURLLC使用事例をサポートするはずである。3GPP(登録商標)は、最高10-6のBLERターゲットおよび0.5msのレイテンシをもつeURLLCを研究し始めている。
【0061】
データ送信(最高10-6のBLER)および/または短いレイテンシ(0.5ms程度)に対する要件は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクの両方における制御シグナリングの信頼性要件に影響を及ぼすことができる。信頼性が低いアップリンク制御情報メッセージを有することは、ダウンリンクおよび/またはアップリンクデータ送信の信頼性に影響を及ぼし得る。たとえば、信頼できないHARQ-ACKフィードバックは、NACK対ACKまたはNACK/ACK消失検出の高い確率を生じ得る。NR Rel-15制御シグナリングは、eMBBトラフィックタイプとURLLCトラフィックタイプの両方をサポートするために設計された。WTRU102は、同じ制御メッセージ中の内で、異なるレイテンシおよび信頼性要件を有する異なるサービス(たとえば、特にeURLLC、URLLC、eMBBおよび/または大容量マシンタイプ通信(mMTC)などのサービス)の制御シグナリングを多重化し得、このことは、送信(たとえば、eURLLC送信)のレイテンシおよび/または信頼性に影響を及ぼし得る。たとえばロングフォーマットPUCCHにおいて、たとえば、URLLCのHARQフィードバックをeMBB HARQフィードバックと多重化することは、レイテンシの増加を生じることがあり(たとえば、2つのシンボルにわたってPUCCH中で低レイテンシ関係のHARQフィードバックを送る代わりに、それは、シンボルのより大きいセット(たとえば、14個のシンボル)にわたってPUCCH上で送られ得)、このことは、0.5msレイテンシ要件を満たすことを困難にし得る。
【0062】
いくつかの代表的な実施形態では、装置、方法、手順および/または動作は、異なるサービスタイプをサポートするWTRU102に、サービスタイプごとに制御シグナリングを分離すべきことおよび/またはどのように分離すべきかを示すように実装され得る。サービスタイプは、たとえば、特に、レイテンシ、信頼性、および/または優先度を含む、所与の送信の要件を概して指す。
【0063】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、サービスタイプに基づいて制御シグナリングを解釈し得る。
【0064】
いくつかの代表的な実施形態では、装置、方法、手順および/または動作は、いつおよびどのように制御シグナリングを解釈すべきかをWTRU102によって決定するように実装され得る。たとえば、WTRU102は、制御チャネル構成に基づいてダウンリンク制御情報ビットフィールドを解釈するように構成され得る。制御チャネル構成は、特に、(1)(たとえば、スロット内の)探索空間監視パターン、(2)探索空間周期性、および/または(3)探索空間持続時間を含み得る。
【0065】
制御チャネル構成の使用に加えてまたはその代わりに、WTRU102は、DCIビットフィールドの別のセットまたは他のセットの1つまたは複数の値に基づいて、ダウンリンク制御情報(DCI)ビットフィールドのセットを解釈するように構成され得る。
【0066】
図2は、URLLC/eURLLCサービスおよびeMBBサービスのための制御シグナリングを搬送するために使用される時間周波数リソースを示す図である。
図2を参照すると、複数の時間周波数リソース200-1、200-2…200-Nは、複数のサービスのための制御シグナリング(たとえば、特に、eMBBのための制御DCIスケジューリング210、URLLCサービス/eURLLCサービスのためのDCIスケジューリング220、eMBBのためのPDSCH230、URLLCサービス/eURLLCサービスのためのPDSCH240およびHARQ-ACKフィードバックを搬送するPUCCH250)を搬送し得る。時間周波数リソース200は、eMBBサービスのためのDCIスケジューリング210とeURLLCサービスのためのDCIスケジューリング220とを別々に搬送し得、eMBBサービスのためのPDSCH230とURLLC/eURLLCサービスのためのPDSCH240とを別々に搬送し得る。eMBBサービスのためのおよびURLLC/eURLLCサービスのためのHARQ-ACKフィードバック250は、一緒に多重化され、PUCCHを介して搬送され得る。いくつかの代表的な実施形態では、eMBBサービスおよびeURLLCサービスのためのHARQ-ACKフィードバックは、PUCCHを介して別々に搬送され得る。
【0067】
図3および
図4は、eMBBサービスまたはURLLC/eURLLCサービスのために使用されるビットフィールドの代表的なセット(たとえば、4つのビットフィールド)を示す図である。
図3では、第1のサービスタイプ(たとえば、URLLC/eURLLCサービス)に関連付けられたビットフィールド(たとえば、ビットフィールド1~4)は、第2のサービスタイプ(たとえば、eMBBサービス)に関連付けられた対応するビットフィールド(たとえば、ビットフィールド1~4)と同じサイズである。
図4では、第1のサービスタイプ(たとえば、URLLC/eURLLCサービス)に関連付けられたビットフィールド(たとえば、ビットフィールド1~4)は、第2のサービスタイプ(たとえば、eMBBサービス)に関連付けられた対応するビットフィールド(たとえば、ビットフィールド1~4)と同じサイズでない。
【0068】
図3および
図4を参照すると、第1のサービスタイプ(たとえば、URLLC/eURLLCサービスタイプ)がWTRU102によって決定されたとき、ビットフィールド1は第1の様式で解釈され得、第2のサービスタイプ(たとえば、eMBBサービスタイプ)がWTRU102によって決定されたとき、ビットフィールド1は第2の様式で解釈され得る。ビットフィールド2~4は、第1のサービスタイプと第2のサービスタイプの両方について同じ様式で解釈され得る。たとえば、WTRU102は、スケジュールされているサービスタイプに応じて別様に制御情報ビットフィールドを解釈するように構成され得る。別様にDCIビットフィールドを解釈することは、ビットフィールドの同じ値について、WTRU102が別様に制御情報を解釈し得ることを意味し得る。たとえば、HARQタイミングビットフィールドの「000」値は、第1のサービスタイプのための(たとえば、URLLC/eURLLCサービスタイプ)のための第1の時間値t1を示し、第2のサービスタイプ(たとえば、eMBBサービスタイプ)のための第2の時間値t2を示し得る。WTRU102は、DCI内の1つのビットフィールド、ビットフィールドのサブセット(たとえば、たとえば
図3および
図4のビットフィールド1によって示されているビットフィールドのサブセットのみ)、またはビットフィールドのすべてを別様に解釈するように構成され得る。
図3および
図4に示されているように、ビットフィールド1(たとえば、ビットフィールド1のみ)は、別様に解釈されることになっている。たとえば、いつおよび/またはどのようにWTRU102がサービスタイプに基づいて制御シグナリングを解釈し得るかが、本明細書で開示される。
【0069】
図3および
図4では、ビットフィールド1のみが、異なるサービスタイプのために別様に解釈されるものとして示されているが、任意の数のビットフィールドが、異なるサービスタイプのために別様に解釈され得る。
【0070】
ビットフィールド1が、異なるサービスタイプのために別様に解釈されるものとして示されているが、任意のビットフィールド(ビットフィールド1または任意の他のビットフィールド)が、異なるサービスタイプのために別様に解釈され得る。
【0071】
制御シグナリングフィールドの異なる解釈のための代表的なトリガ
いくつかの代表的な実施形態では、ダウンリンクおよび/またはアップリンク制御解釈は、制御チャネル構成に基づき得る。
【0072】
いくつかの実施形態では、WTRU102は、異なるサービスタイプについてダウンリンク制御シグナリングを監視するために1つのDCIサイズを用いて構成され得る(たとえば、WTRU102は、DCIが受信された制御チャネル構成に基づいてDCIフィールドを決定/解釈するように構成され得る)。たとえば、
図3および
図4に示されているように、WTRU102は、様々なサービス(たとえば、2つのサービスeMBBおよびURLLC)を監視するために1つのDCIサイズを用いて構成されてよく、これらのサービス(たとえば、各サービス)は、異なるビットフィールド構成を有し得る。たとえば、WTRU102は、DCIが受信された制御チャネル構成に基づいてDCIフィールドを解釈するように構成され得る。WTRU102は、別様に解釈されるべきフィールドのサブセットを用いて(たとえば、ネットワークシグナリングおよび/またはRRCシグナリングを介して)半静的に事前構成/構成され得る。たとえば、WTRU102は、別様にHARQ-ACKフィードバックタイミングフィールド(たとえば、ビットフィールド)を解釈する(たとえば、それのみを解釈する)ように事前構成されてよく、残りのフィールドは、どの制御チャネル構成が使用されているかにかかわらず、同じ解釈を有し得る。制御チャネル構成は、特に、以下のいずれかを含み得る。
(1)特に、以下のいずれかを含む、探索空間構成:
(i)たとえばWTRU102が、DCI中のビットフィールドが別様に解釈されることが可能な周期性および/もしくはオフセットしきい値を用いて構成され得るような、監視周期性および/もしくはオフセット(たとえば、WTRU102が、しきい値以上の監視周期性をもつ探索空間を用いて構成された場合、WTRU102は、第1の様式でその探索空間内で受信されたDCIフィールドを解釈し得るか、もしくはWTRU102が、しきい値未満の監視周期性をもつ探索空間を用いて構成された場合、WTRU102は、第2の異なる様式でその探索空間内で受信されたDCIフィールドを解釈し得る)、
(ii)たとえば、K個のスロットよりも短い持続時間をもつ探索空間内でWTRU102によって受信されたDCIが、K個のスロットよりも長い持続時間をもつ探索空間内で受信されたDCIとは別様に解釈され得るような、探索空間持続時間、
(iii)たとえば、あらゆるシンボルのパターンを用いて構成された探索空間内でWTRU102によって受信されたDCIが、別様に解釈され得るような、スロット内の監視パターン(たとえば、WTRU102は、パターンのセットを用いて構成されることがあり、それらのパターンの1つもしくはセットを用いて構成された探索空間内で受信されたDCIは、それらのパターンの1つもしくはセットを用いて構成されない探索空間内で受信されたDCIとは別様に解釈され得る)、
(iv)探索空間インデックス(たとえば、WTRU102は、探索空間インデックスを用いて構成されることがあり、この探索空間インデックスに対応するこの探索空間上でWTRU102によって受信された1つもしくは複数のDCIは、別様に解釈され得る)、および/または
(v)2つ以上の探索空間に属するPDCCH候補が正常に復号された場合、WTRU102は、探索空間(たとえば、各探索空間)のために上位レイヤによって構成された優先度インデックスに基づいて探索空間を決定し得るか、および/または1つもしくは複数の探索空間(たとえば、最も低い周期性をもつ探索空間)に関連する別のパラメータに基づいて決定され得る、
(2)特に、以下のいずれかを含む、CORESET構成:
(i)CORESETの持続時間(たとえば、CORESETのシンボル(たとえば、連続するシンボル)の数)、および/または
(ii)制御リソースセットインデックス、
(3)サイクリック冗長検査(CRC)をスクランブルするために使用されるRNTI、
(4)CRC長さ、たとえば構成は、たとえば場合によってはeMBBサービスタイプのために16ビットCRCを含むか、もしくは場合によってはURLLCサービスタイプのために24ビットCRCを含み得る、ならびに/または
(5)帯域幅パート(BWP)構成。
【0073】
いくつかのDCI値に基づくダウンリンク/アップリンク制御解釈のための代表的な手順
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、DCIフィールドのセットを、1つまたは複数の他のDCIフィールドの値に応じて別様に解釈するように構成され得る。たとえば、WTRU102は、1つまたは複数の他のDCIフィールド(たとえば、特定のDCIフィールド中の1つまたは複数のビット値)に基づいて、別様に解釈されるべきDCIの1つのフィールド(たとえば、ビットフィールド)、DCIのフィールドのサブセット、またはDCIのすべてのフィールドを用いて構成され得る。WTRU102は、所与のビットフィールド値(たとえば、PDSCH時間領域割振り)を用いて構成されることが可能であり、この値を復号すると、WTRU102は、別様にビットフィールドのセットを解釈するようにトリガされる。たとえば、しきい値を下回るかまたは値の範囲内にあるPDSCH時間領域値は、特定のサービスタイプを示すものとしてWTRU102によって解釈され得、および/または特定の様式で(たとえば特定のサービスタイプに関連付けられた様式で)1つもしくは複数の他のDCIフィールドを解釈するためのインジケーションとして使用され得る。
【0074】
DCIにおける代表的な送信プロファイル(TP)
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、1つまたは複数のTPを用いて構成され得る。たとえば、第1のTP値は、第1の(たとえば、eMBB)サービスタイプを示すことがあり、第2のTP値は、第2の(たとえば、URLLC)サービスタイプを示すことがある。そのような場合、WTRU102は、DCIを受信し得、DCIのための対応するTPを決定し得る。WTRU102は、DCIのためのTPの決定された値に従って(たとえば、第1の特定のTP値のための第1の値または値のセット、および第2の特定のTP値のための第2の値または値のセットを使用して)DCIの1つまたは複数のフィールドを解釈し得る。
【0075】
(たとえば、eNBブラインド復号を必要としおよび/または使用し得る)DCIに対応するトランスポートブロック(TB)のための代表的な論理チャネル優先度付け(LCP)
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、1つまたは複数の論理チャネル(LCH)を用いて構成され得る。たとえば、第1のLCHは、第1の(たとえば、eMBB)サービスタイプに対応するデータに関連することがあり、および/または第2のLCHは、第2の(たとえば、URLLC)サービスタイプを示すことがある。WTRU102は、対応する送信中に含めるべきデータに応じてDCIのコンテンツの少なくともいくつかをどのように解釈すべきかを決定し得る。たとえば、WTRU102は、DCIに関連付けられた送信のためのトランスポートブロック(TB)サイズ(TBS)を決定し得る。WTRU102は、(たとえば、論理チャネル優先度付け(LCP)機能に基づいて)TBのために何のLCHをサービスすべきかを決定し得る。WTRU102は、関心があるLCHに関連付けられたサービスタイプを決定し得る。WTRU102は、関心があるLCHに関連付けられた決定されたサービスタイプに従って(たとえば、第1のサービスタイプのために構成された第1の特定のLCHのための第1の値もしくは値のセットを使用して、または第2のサービスタイプのために構成された第2の特定のLCHのための第2の値もしくは値のセットを使用して)、DCIの1つまたは複数のフィールドを解釈し得る。
【0076】
当業者であれば、LCHに関して本明細書で開示される手順/動作が、LCHの代わりにまたはLCHに加えて、論理チャネルグループ(LCG)に適用され得ることを理解する。同様の手順/動作は、LCPのために、マッピング制限またはTPの異なるセットを使用して適用され得る。そのような場合、WTRU102は、DCIが、新規の送信をスケジュールすると決定し得、たとえば、DCIが、新規データインジケータフィールド(NDI)をトグルすると決定し得る。WTRU102は、HARQ PIDの解釈が、第1のLCHのための第1のPID空間に、または第2のLCHのための第2のPID空間に対応すると決定し得る(たとえば、HARQ処理の異なるセットが、DCIの解釈に応じて示され得る)。そのような送信の適切な受信は、ネットワークノード(たとえば、特に、eNB、またはgNB)においてブラインド復号を必要としおよび/または使用し得る。
【0077】
DCIにおける代表的なHARQ処理識別情報(PID)
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、1つまたは複数のHARQ処理識別情報(PID)空間を用いて構成され得る。たとえば、第1のPID値は、第1の(たとえば、eMBB)サービスタイプを示すことがあり、および/または第2のPID値は、第2の(たとえば、URLLC)サービスタイプを示すことがある。そのような場合、WTRU102は、HARQ送信のためのDCIを受信し得、DCIの対応するHARQ PIDを決定し得る。WTRU102は、HARQ PIDの決定された値に従って(たとえば、第1の特定のHARQ PID値(および/または対応する第1の値範囲)のための第1の値または値のセット、ならびに第2の特定のHARQ PID値(および/または対応する第2の値範囲)のための第2の値または値のセットを使用して)、DCIの1つまたは複数のフィールドを解釈し得る。
【0078】
DCI中の明示的インジケーションに基づくダウンリンク/アップリンク制御解釈のための代表的な手順
いくつかの実施形態では、WTRU102は、DCI中のビットの値に応じて別様にDCIフィールドのセットを解釈するように構成され得る。たとえば、WTRU102は、DCI中の「セット」インジケーションを使用して、PUCCHリソースセットからのHARQ A/NフィードバックのためのPUCCHリソースを決定するように構成されることが可能である。一例では、WTRU102は、eMBBおよびURLLC/eURLLCデータ送信を同時に受信するように構成され得る。WTRU102は、サービスタイプ(たとえば、URLLC/eURLLC、eMBBおよび/またはmMTC)にそれぞれ対応する少なくとも2つのPUCCHリソースセットを用いて構成され得る。WTRU102は、セットインジケーションに基づいて、肯定応答(たとえば、PUCCH)リソースインジケータ(ARI)ビットフィールドがそれを指しているPUCCHリソースセットを決定し得る。
【0079】
代表的な制御シグナリングフィールドの様々な解釈
代表的なHARQ-ACKフィードバックタイミングインジケーション
図5は、様々なHARQフィードバックタイミングを示す図である。
【0080】
図5を参照すると、HARQタイミングインジケーション510は、たとえばシステム情報を使用してシグナリングされ得る。HARQタイミングインジケーション510は、(たとえば、特に、DMRSマッピングタイプA520Aのための、およびDMRSマッピングタイプB520Bのための)複数のHARQフィードバックタイミングセット520A、520B…520Nの各々に関連付けられたHARQタイミングを示し得る。たとえば、HARQタイミングセット520Aは、HARQタイミングt1、t2、t3およびt4を含むことがあり、HARQタイミングセット520Bは、HARQタイミングt5、t6、t7およびt8を含むことがある。HARQタイミングインジケータ510は、マルチビットインジケータであり得る。たとえば、このマルチビットインジケータが「11」のコードポイントに設定されたとき、HARQフィードバックタイミングは、DMRSタイプAではt4に、およびDMRSタイプBではt8に設定され得る。
【0081】
WTRU102は、HARQフィードバックタイミング値の2つ以上のセットを用いて(たとえば、RRCシグナリングを使用してまたはシステム情報ブロック(SIB)の受信を介して)半静的に構成されてよく、各セットは、異なるタイミング(たとえば、異なる単位でのタイミング)を用いて構成され得る。たとえば、WTRU102は、スロットの単位でのタイミングの第1のセット、シンボルの単位でのタイミングの第2のセット、およびシンボルのグループの単位でのタイミングの第3のセットを用いて構成され得る。HARQフィードバックタイミング値の各セットは、解釈に対応し得る。たとえば、HARQタイミング値の第1のセットは、特定のPDSCH開始シンボルに対応し得る。いくつかの代表的な実施形態では、装置、方法、動作および/または手順は、WTRU102が所与のトランスポートブロックのHARQフィードバックタイミングの単位を動的に決定するように実装され得る。当業者であれば、これらの装置、方法、動作および/または手順が、PUCCHリソースインジケータ(ARI)などの他のDCIフィールドの解釈に同様に適用され得ることを理解する。
【0082】
WTRU102は、本明細書で説明されるトリガに基づいて(たとえば、制御チャネル構成に基づいて)別様にHARQタイミングインジケーションビットフィールドを解釈するように構成され得る。WTRU102は、その場合、特に、以下のビットフィールド値に基づいて、HARQ-ACKタイミング値を決定し得る。
(1)PDSCH時間領域割振り値(たとえば、WTRU102は、PDSCH開始時間および/またはPDSCH持続時間値に基づいてHARQフィードバックタイミングインジケーションを解釈し得る。)PDSCH時間領域フィールドは、特に、以下のいずれかを含み得る。
(i)データ送信(たとえば、DCIが受信されるスロット番号nおよびスロットn+k0中で送信されるべきデータ)のためにスケジュールされたスロットを示し得るk0値(たとえば、WTRU102は、WTRU102が別様にHARQタイミングを解釈し得るk0の値を用いて構成され得る。いくつかの実施形態では、WTRU102は、HARQ-ACKタイミングが別様に解釈され得るk0しきい値を用いて構成され得る。たとえば、k0値がk0しきい値を下回るとき、HARQ-ACKタイミングは、第1の様式で(たとえばシンボルタイミング/シンボルタイミング期間に基づいて)解釈されることがあり、k0値がk0しきい値以上であるとき、HARQ-ACKタイミングは、第2の様式で(たとえばスロットタイミング/スロットタイミング期間に基づいて)解釈されることがある)、
(ii)DMRSマッピングタイプ(たとえば、DMRSマッピングタイプAもしくはDMRSマッピングタイプB)(たとえば、WTRU102は、2つのHARQフィードバックタイミングセットを用いて構成されることがあり、DCI中のDMRSマッピングタイプインジケーションに基づいて、WTRU102は、
図5に示されているようにHARQタイミングインジケーションがどのHARQタイミングセットを指しているかを決定し得る)、
(iii)PDSCH送信の開始シンボルおよび/もしくは長さ(たとえば、WTRU102は、開始シンボルのセット(たとえば、スロットの最後の3つのシンボル)を用いて構成されることがあり、したがって、WTRU102が、それらのシンボルにおいて開始するPDSCHスケジューリングを受信した場合、HARQ-ACKタイミングフィールドは別様に解釈され得る。たとえば、WTRU102が、それらのシンボルのうちの1つで開始するPDSCHスケジューリングを受信した場合、HARQ-ACKタイミングフィールドは第1の様式で解釈され得、WTRU102が、それらのシンボルのいずれにおいても開始しないPDSCHスケジューリングを受信した場合、HARQ-ACKタイミングフィールドは第2の様式で解釈され得る)、および/または
(iv)PDCCHの受信とPDSCHの開始シンボルとの間の、シンボルの単位での、オフセットもしくは遅延、ならびに/または
(2)1つもしくは複数のHARQ処理ID値(たとえば、WTRU102は、タイミングインジケーションビットフィールドが別様に解釈され得るHARQ処理IDのセットを用いて構成され得る。たとえば、WTRU102は、HARQ ID0、1および2を用いて構成され得る。HARQ ID{0,1,2}とともにPDSCH割当てを受信すると、WTRU102は、HARQ-ACKタイミングフィールドを別様に解釈し得る。WTRU102は、HARQ処理IDとHARQ-ACKタイミングのセットとの間もしくはそれらのうちのマッピングを用いて半静的に構成され得る。)
【0083】
HARQ処理インジケーションを使用する代表的な手順
WTRU102は、本明細書で論じられる1つまたは複数のトリガに基づいて(たとえば、制御チャネル構成および/またはいくつかのDCIビットフィールドに基づいて)DCI中のHARQ処理IDインジケーションを解釈するように構成され得る。
【0084】
HARQ-ACKのためのPUCCHリソースインジケーションを使用する代表的な手順
WTRU102は、本明細書で説明される代表的な実施形態(たとえば、解決策)のうちの1つに従って、スケジュールされているサービスタイプに基づいておよび/またはサービスタイプに関連付けられた任意のインジケーションに基づいてPUCCHリソースインジケータ(ARI)を解釈するように構成され得る。たとえば、WTRU102は、同じスロットの2つ以上のPUCCHリソース中でHARQ-ACK情報を送るように構成されてよく、1つのPUCCHリソースは、PDSCH送信の第1のセットに関係するHARQ-ACKを含んでいるおよび/または含むことがあり、第2のPUCCHリソースは、PDSCH送信の第2のセットに関係する別のHARQ-ACKを含んでいるおよび/または含むことがある。WTRU102は、本明細書で説明される代表的な実施形態(たとえば、解決策)のうちの1つに従って、スケジュールされているサービスタイプに基づいておよび/またはサービスタイプに関連付けられた任意のインジケーションに基づいて、所与のPDSCH送信がPDSCH送信の第1のセットに属するかPDSCH送信の第2のセットに属するかを決定し得る。たとえば、WTRU102は、PDSCH持続時間がしきい値を下回る場合、PDSCH送信がPDSCH送信の第1のセットに属すると決定し、そうでない場合、第2のセットに属すると決定し得る。
【0085】
PDSCH/PUSCH時間領域割振りインジケーションを使用する代表的な手順
WTRU102は、本明細書で説明される1つまたは複数のトリガに基づいてPDSCHおよび/またはPUSCH時間領域割振りインジケーションを解釈するように構成され得る。たとえば、WTRU102は、サービスタイプ(たとえば、特に、URLLC/eURLLCおよび/またはeMBB)にそれぞれ対応する、時間領域割振りの2つのセットを用いて半静的に構成され得る。WTRU102は、DCIスケジューリングダウンリンクデータまたはアップリンクデータが受信された制御チャネル構成に基づいて、DCI中の時間領域割振りビットフィールドを解釈するように構成され得る。WTRU102は、制御チャネル構成と時間領域割振りのセットとの間の半静的マッピング構成を受信し得る。
【0086】
スロットごとに複数のPUCCHをサポートする代表的な手順
図6は、スロットごとに複数のPUCCHをサポートする手順を示す図である。
【0087】
図6を参照すると、WTRU102は、スロット600-3中でたとえば第1のサービスタイプ(たとえば、eMBBサービス)に関連付けられた第1のPDSCH620/DCI625を受信し、たとえば第2のサービスタイプ(たとえば、URLLC/eURLLCサービスまたはmMTCサービス)に関連付けられた、第2のPDSCH630/DCI635を受信し得る。WTRU102は、第1のPDSCH620/DCI625から、アップリンク上のPDSCH625のHARQフィードバックタイミングのために第1のコードブックインデックス0を決定し、アップリンク上のPDSCH630のHARQフィードバックタイミングのために第2のコードブックインデックス1を決定し得る。異なるサービス(たとえば、URLLCおよびeMBB)に関連付けられたHARQフィードバックが、アップリンクのために同じスロット600N内で行われるべきとき、WTRU102は、アップリンクのために、第1のPUCCH640(たとえば、URLLCサービスに関連付けられたPUCCH1)、および第2のPUCCH650(たとえば、eMBBサービスに関連付けられたPUCCH0)を生成し得る。たとえば、WTRU102は、コードブックインデックス0が、PDSCH620に関連付けられたHARQフィードバックタイミングのために示され、コードブックインデックス1が、PDSCH630に関連付けられたHARQフィードバックタイミングのために示されると決定し得る。そのようなシナリオでは、異なるコードブックインデックス(たとえば、コードブックインデックス0および1)が示され得るとき、複数のPUCCH640および650が、同じスロット600-N中で生成され得る。
【0088】
複数のサービスのためのHARQフィードバックが1つのスロット中で行われることが示されているが、他のシナリオが可能である。たとえば、所与のサービスのHARQフィードバックは、同じスロット中で要求される任意の他のサービス(たとえば、任意の他のコードブック)からのHARQフィードバックを有することなしに、1つのスロット中で行われることが可能である(たとえば、第1のHARQフィードバックは第1のスロットに対応し得、第2のHARQフィードバックは第2の異なるスロットに対応し得る)。そのようなシナリオでは、2つのコードブックは、2つの異なるスロットで示され得る。
【0089】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、同じスロット600-Nの2つ以上のPUCCHリソースについて、(たとえば、DCIフォーマット1_0または1_1を使用して)ダウンリンク割当てまたはSPSリリースを示していることがある複数のDCIからの同じサブスロットまたは同じシンボルを示し得る。WTRU102は、PUCCH640または650が、スロット600-N、サブスロット、またはシンボル中で少なくとも1つのPUCCHリソースのために送信されると決定し得、ここで、少なくとも1つのPUCCHリソースは、少なくとも1つのインデックス(コードブックインデックス0または1)に基づいて決定される。インデックスは、本明細書ではコードブックインデックスと呼ばれることがある。少なくとも1つのPUCCHリソースの各々は、DCIのうちの少なくとも1つに対応するコードブックインデックスに対応し得る。受信されたコードブックインデックス(たとえば、各受信されたコードブックインデックス(たとえば、コードブックインデックス0または1))について、PUCCHリソースは、コードブックインデックス(たとえば、コードブックインデックス0または1)に対応するすべてのDCIの中から、最後のDCI中のPUCCHリソースインジケータフィールドから決定されてよく、DCIは、レガシー手順/動作に従って順序付けられ得る(たとえば、サービングセルインデックスにわたる昇順で設定され、次いで、PDCCH監視オケージョンインデックスにわたる昇順で設定され得る)。
【0090】
DCIに対応するコードブックインデックス0または1は、特に、以下のいずれかに従って決定され得る。
(1)コードブックインデックスを明示的に示すDCIの追加のフィールド、
(2)特に、TP、探索空間、探索空間周期性、および/もしくはRNTIなど、対応するPDCCHのプロパティ、ならびに/または
(3)PUCCHリソースインジケータなど、DCIの既存のフィールドから(たとえば、コードブックインデックスは、PUCCHリソースインジケータの値(たとえば、PUCCHリソースインジケータの16個の可能な値の各々)にマッピングされてよく、マッピングは、あらかじめ決定され、シグナリングされおよび/または上位レイヤによって構成され得る。)
【0091】
スロット、サブスロット、またはシンボル中の少なくとも1つのPUCCHリソースの決定に続いて、WTRU102は、少なくとも2つのリソースについて時間および/または周波数領域における重複があると決定し得る。WTRU102は、特に以下のいずれかに基づいて、重複するPUCCHリソースのうちの1つに優先度付けし得、および/または他の重複するPUCCHリソース(少なくとも1つの重複する部分)をドロップし得る。
(1)PUCCHリソースのプロパティ(たとえば、WTRU102は、最も長い持続時間を有するPUCCHリソースをドロップし得る)、
(2)PUCCHフォーマット間のあらかじめ定義された優先順序を使用する、PUCCHリソース(たとえば、各PUCCHリソース)のPUCCHフォーマット、
(3)(たとえば、PUCCHリソースに関連する最も低いコードブックインデックスもしくは最も高いコードブックインデックスに基づいて優先度付けするための)コードブックインデックス、
(4)TP、
(5)PUCCHリソース(たとえば、各PUCCHリソース)に関連するPDSCH送信のプロパティ(たとえば、WTRU102は、最も長い持続時間のPDSCHのHARQ-ACKを搬送するPUCCHリソースをドロップし得る)、ならびに/または
(6)対応するPDCCHのプロパティ(たとえば、WTRU102は、最も長い周期性の探索空間を伴って、もしくはRNTIに基づいてPDCCHから受信されたダウンリンク割当てのHARQ-ACKを搬送するPUCCHリソースをドロップし得る。)
【0092】
2つのHARQコードブックインデックス(たとえば、HARQコードブックインデックス0および1)が示されているが、任意の数のHARQコードブックインデックスが可能である。たとえば、それぞれのHARQコードブックインデックスは、特に、優先度レベル、優先度、サービスタイプおよび/もしくはアプリケーションタイプに対応し得、ならびに/またはあらかじめ決定されたHARQフォーマットおよび/もしくはHARQバンドリングに基づき得る。
【0093】
異なるサービスに関連するUCIまたはデータ間の衝突をハンドリングするための代表的な手順
いくつかの代表的な実施形態では、方法、装置、およびシステムは、優先度レベルに基づいて異なるタイプおよびサービスのUCI間の衝突をハンドリングするように実装され得る。
【0094】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、異なるサービスに関連する(たとえば、URLLCおよび/またはeMBBのための)アップリンク制御情報(UCI)および/またはデータを搬送している送信が重複し得るかまたは重複するであろう状況をハンドリングしてよく、それにより、各サービスのレイテンシおよび/または信頼性要件が満たされる。
【0095】
サービス関係の優先度の識別のための代表的な手順
WTRU102は、特に以下のうちの少なくとも1つについてのデータまたはアップリンク制御情報に関連付けられた優先度(たとえば、サービス関係の優先度および/または送信プロファイル)を決定し得る。
(1)データについては、データがそれから送信される論理チャネル(LCH)および/もしくは論理チャネルグループ(LCG)(たとえば、WTRU102は、所与のPUSCH送信の優先度を、PUSCH送信によって搬送されるPDUにマッピングされた最も高い優先度LCHのRRC構成されたLCH優先度として決定し得る)、
(2)スケジューリング要求(SR)については、SRをトリガしたデータの論理チャネルおよび/もしくは論理チャネルグループ、
(3)物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)については、最も低い優先度および/もしくは最も高い優先度などのあらかじめ定義された優先度、ランダムアクセス手順を開始するイベント(たとえば、ハンドオーバ、再確立、ビーム障害回復、スケジューリング要求、および/もしくはPDCCH命令など)、ランダムアクセス手順が競合ベースであるか競合なしであるか、PRACHがPCell上で送信されるかSCell上で送信されるか、ランダムアクセス手順が、優先度付けされたランダムアクセス手順であるかどうか、たとえば、WTRU102は、優先度付けされたランダムアクセス手順の場合、PRACHのために最も高い優先度レベルを決定し、そうでない場合、最も低い優先度レベルを決定し得、スケジューリング要求によって開始されたランダムアクセス手順の場合、SRをトリガしたデータの論理チャネルもしくは論理チャネルグループ、SRカウンタが最大値を超えるときに開始されたランダムアクセス手順の場合、送信された最後のSRリソースの優先度、有効なPUCCHリソースが、保留中のSRのために構成されないときに開始されたランダムアクセス手順の場合、優先度は最も低い優先度であり得る、
(4)SRSについては、SRSが周期的であるかPDCCHによってトリガされるかに応じ、前者の場合、優先度は最も低い優先度であり得、後者の場合、SRSは、PDCCHから決定された優先度を有し得る、
(5)HARQ-ACKについては、スロットベースのHARQフィードバック手順が使用されるかサブスロットベースのHARQフィードバック手順が使用されるか、
(6)PUSCHについては、PUSCH準備のためのWTRU102処理能力、たとえば、そのような能力は、PUSCH送信に関連し、および/もしくはPUSCHが送信されるキャリアのために構成される、
(7)データおよび/もしくはUCIの送信のために構成された(もしくはそれに関連する)リソースのプロパティ。たとえば、プロパティは、特に以下を含み得る。
(i)SRもしくはHARQ-ACKの送信のために構成されたおよび/もしくは示されるPUCCHの持続時間および/もしくはフォーマット、および/またはデータもしくはUCIの送信のために構成されたもしくは示されるPUSCHの持続時間(たとえば、サービス関係の優先度は、構成によって示されるPUSCHおよび/もしくはPUCCHの持続時間がしきい値よりも高い場合、第1の値であり得、PUSCHもしくはPUCCHがしきい値よりも低い持続時間を有する場合、第2の値であり得る。別の例では、サービス関係の優先度は、第1の値であり得る)、
(ii)帯域幅パート、数秘学(たとえば、サブキャリア離間、シンボル持続時間)、および/もしくは送信構成インジケーション(TCI)状態、
(iii)送信のために使用される、変調およびコーディング方式(MCS)および/もしくはMCSテーブル、
(iv)論理チャネル優先度付けのための論理チャネル制限を決定するために使用されるプロパティ、ならびに/または
(v)送信が行われるサービングセルおよび/もしくはアップリンクキャリア、または送信が通常アップリンクキャリア上で行われるか補助アップリンク(SUL)キャリア上で行われるか、
(8)特に以下のいずれかなど、上位レイヤ(たとえば、特に、RRCレイヤおよび/もしくはMACレイヤ)からの構成:
(i)対応するサービス関係の優先度を明示的に示す情報要素(IE)、たとえば、IEは、(SRのための)SRリソース構成の一部として含まれるか、リンク回復要求(LRR)のためのリソース構成の一部として含まれるか、もしくは(構成された許可を使用してスケジュールされたデータのための)構成された許可構成の一部として含まれ得る、
(ii)周期性、オフセット、および/もしくはリソースなどの構成態様から暗黙的に(たとえば、SRのためのおよび/もしくは構成された許可を使用してスケジュールされたデータのためのサービス関係の優先度は、周期性がしきい値を上回る場合、第1の値であり得、周期性がしきい値を下回る場合、第2の値であり得る。別の例では、CSIのためのサービス関係の優先度は、CSI報告設定のために構成されたBLERターゲットから決定され得る)、
(iii)LCH優先度と優先度レベルとの間のマッピングテーブル(たとえば、WTRU102は、LCH優先度のセットを所与の優先度レベルにマッピングし得るLCH優先度量子化テーブルを用いてRRCによって構成され得る。たとえば、SRおよび/もしくはPUSCH送信の優先度は、SRおよび/もしくはPUSCH送信がHARQ-ACKと競合するとき、別様に決定され得る。いくつかの実施形態では、MACレイヤは、SRおよび/またはPUSCH送信に関連付けられたLCH優先度をパスし得る。LCH優先度は、次いで、優先度レベルに変換されてよく、この優先度レベルは、(たとえば同じグラニュラリティで)HARQ-ACKにアタッチされたおよび/もしくは関連付けられた優先度レベルと比較され得る)、ならびに/または
(iv)RRCは、WTRU内優先度付けのために適用可能なとき、LCHのセットを用いてWTRU102を構成し得る(たとえば、WTRU102は、たとえば衝突している送信が、WTRU内優先度付けのために適用可能な少なくとも1つのLCHを伴わない場合、リソース競合を無視し得る)、
(9)以下のいずれかなど、UCIおよび/もしくはデータおよび/もしくはSRSに関連するダウンリンク制御情報(DCI):
(i)HARQ-ACKについては、(たとえば、動的割当ておよび/もしくは半永続的スケジューリング(SPS)アクティブ化における)対応するPDSCHスケジューリング情報を含んでいるDCI、
(ii)データについては、対応するPUSCHスケジューリング情報を含んでいるDCI、
(iii)CSIについては、CSIの送信をトリガするDCI、ならびにそれから、DCIを搬送するPDCCHにも適用可能なサービス関係の優先度は、(a)DCIフォーマットおよび/もしくはDCIサイズ、(b)優先度インジケーションなどのサービス関係の優先度を明示的に示すフィールド、(c)フィールドの値から暗黙的に、たとえば、CRCおよび/もしくはCRCのサイズをマスクするために使用される無線ネットワーク一時識別子(RNTI)の値、ならびに/または(d)DCIを搬送するPDCCHのプロパティから暗黙的に、たとえば、CORESET、PDCCHがスロットの開始において監視されるかどうか、探索空間タイプ、識別情報および/もしくは監視期間、たとえば、各探索空間は、サービス関係の優先度を用いて明示的に構成され得る、(たとえば、PDCCHがDCIによって復号されるおよび/もしくは示される)サービングセル、(たとえば、PDCCHが復号される)帯域幅パート(たとえば、サービス関係の優先度インデックスは、特に、CORESET、探索空間、帯域幅パートおよび/もしくはサービングセルのためにRRCによって構成され得る)、によって決定され得る、
(10)HARQ-ACK、および/もしくはHARQ_ACKに関連するPDSCHについては、PDSCHのプロパティ、たとえば:
(i)PDSCHが復号されるサービングセル、
(ii)PDSCHの持続時間、
(iii)PDSCHが復号される帯域幅パート、
(iv)PDSCHに関連する、および/もしくはPDSCHが復号されるキャリアのために構成されたWTRU処理能力、
(11)データについては、トランスポートブロックの再送信の数、ならびに/または
(12)WTRU PHYは、PUSCHおよび/もしくはSR送信に関連付けられた優先度を、1つもしくは複数の上位レイヤ(たとえばMACレイヤ)から示される優先度レベルとして決定し得る。
【0096】
サービス関係の優先度は、(たとえばUCIまたはデータの送信のための)以下のパラメータのうちの少なくとも1つに関連付けられ得る:特に、(1)最大レイテンシ、(2)最大コードレートおよび/もしくはMCS、(3)単一の送信の最大持続時間、ならびに/または(4)最大ペイロード。
【0097】
パラメータのうちの少なくともいくつかは、構成態様から暗黙的に決定され得る。たとえば、あるサービス関係の優先度についてのSRの最大レイテンシは、SR送信の周期性に対応し得、および/または、または一方で、単一の送信の最大持続時間は、対応するPUCCHリソースの持続時間に対応し得る。
【0098】
PUSCHについて、WTRU102は、論理チャネルからのデータが1つまたは複数のトランスポートブロック中に含まれ得るかどうかを決定するために、サービス関係の優先度を決定および/または考慮し得る。たとえば、RRCは、論理チャネルごとに、可能にされるサービス関係の優先度のセットを構成し得る。
【0099】
サービス関係の優先度は、電力制御(たとえば、P0、α)および電力制御調整状態のために使用されるパラメータのセットを決定し得る。たとえば、パラメータのセットは、上位レイヤによって構成された優先度に応じて、SRおよび/またはLRRのためのPUCCHリソースに適用され得る。
【0100】
衝突状況の識別のための代表的な手順
衝突は、動的に示されるおよび/または構成された少なくとも2つの送信の間で、時間領域のみにおいて、または時間領域と周波数領域の両方において重複があるときに起こり得る。
【0101】
衝突は、送信が同時に生じることを可能にされない場合、時間領域のみにおいて重複があるときに起こり得る。たとえば、衝突は、PUCCHとPUSCHとが同じスロット中で送信されること(または時間領域において重複しないこと)を可能にされない場合、たとえば(たとえば、時間領域において重複する)同じスロット中の異なるサービングセルにおけるPUCCH送信とPUSCH送信との間で起こり得る。たとえば、衝突は、同じスロットおよび同じサービングセルにおける2つのPUSCH送信が、時間領域において(たとえば、時間領域のみにおいて)重複する場合、それらの送信間で起こり得る。
【0102】
衝突は、時間領域における重複がない場合にさえ、両方の送信(たとえば、衝突する送信)を処理するのに十分な処理時間がない場合に起こり得る。
【0103】
衝突は、WTRU102が、1つまたは複数の送信が実施されるべきであると決定し、少なくとも1つの送信の開始が、ある時間量(たとえば、時間x)よりも少ない場合に起こることがあり、ここで、時間xは、送信が実施されるべきであるとWTRU102が決定した時間からの、構成された値および/または処理時間要件に対応し得る。WTRU102は、WTRU102が、送信上にマッピングされることが可能なデータをバッファしている場合、および/またはデータ優先度が、リソースの重複するセットにおいて他の送信の優先度よりも高い場合、衝突する送信のセットにおけるデータ送信についてさらに考慮し得る。WTRU102は、RRCによって構成されたLCHが、(たとえば、基準またはルールを満たすことによって)WTRU内優先度付けにふさわしいかどうか、送信を衝突する送信と見なす前に、送信に含まれ得るもしくは関連付けられ得るか、または送信に含まれるべきもしくは関連付けられるべきかどうか、をさらに考慮し得る。たとえば、WTRU102は、衝突する送信がそのようなLCH(たとえば、ふさわしいLCH)を伴わない場合、リソース競合を無視し得る。
【0104】
たとえば、WTRU102は、(たとえば、eMBBの)第1のサービス関係の優先度のためにHARQ-ACKの送信のための第1のリソースを示されることがあり、その後、(たとえば、URLLCの)第2のサービス関係の優先度のためにHARQ-ACKの送信のための第2のリソースを示されることがあり、第1のリソースと第2のリソースは時間領域において重複する。
【0105】
別の例では、WTRU102は、(たとえば、eMBBの)第1のサービス関係の優先度のためにPUSCHの送信のための第1のリソースを示されることがあり、その後、(たとえば、URLLCの)第2のサービス関係の優先度のためにHARQ-ACKの送信のための第2のリソースを示されることがあり、第1のリソースと第2のリソースは時間領域において重複する。
【0106】
さらなる例では、WTRU102は、(たとえば、eMBBの)第1のサービス関係の優先度のためにPUSCHの送信のための第1のリソースを示されることがあり、その後、(たとえば、URLLCの)第2のサービス関係の優先度のためにPUSCHの送信のための第2のリソースを示されることがあり、ここで、第2のPUSCHリソースは、第1のPUSCHリソースに先行し、PUSCHの両方を処理するのに十分な処理時間がないことがある。
【0107】
以下で、少なくとも2つのリソースは、「衝突するリソース」と呼ばれる。
【0108】
衝突の識別時の行為のための代表的な手順
少なくとも2つの衝突するリソースについて衝突が識別されたとき、以下の行為のうちの少なくとも1つが取られてよい。
【0109】
WTRU102は、衝突するリソースを介して送信されているであろうUCIおよび/またはデータのサブセットまたはすべての送信のための少なくとも1つのリソースを選択し得る。いくつかの代表的な実施形態では、リソース選択は、たとえば以下のように実装され得る。WTRU102は、次いで、少なくとも時間領域における重複する部分にわたって(または時間領域と周波数領域の両方において)、残りの衝突するリソース上で送信しないことがある(および場合によっては継続中の送信を停止または中断することがある)。WTRU102は、(たとえば、同時のPUCCHおよびPUSCHが可能にされていない場合に)制限が物理チャネルのタイプに基づいて構成または定義されているのでない限り、WTRU102が異なるサービングセル上にある場合、少なくとも1つの残りの衝突するリソース上で送信し得る。
【0110】
WTRU102は、衝突するリソースのうちの少なくとも1つ上でUCIおよび/またはデータを多重化し得る。選択されたリソースにわたってUCIおよび/またはデータを多重化するとき、WTRU102は、優先順序に従い得る。UCIおよび/またはデータの優先度は、以下のいずれかに基づき得る。
(1)サービスベースの優先度(たとえば、優先度インジケーション)、たとえば、数値(より高い値が、より高い優先度、もしくは代替として、より低い優先度を示し得る)、または相対的優先度(URLLC>eMBB)があるラベル(たとえば、特に、URLLC、および/もしくはeMBB)を使用すること、ならびに/または
(2)CSI報告のタイプを含む、UCIおよび/もしくはデータのタイプ(HARQ-ACK、SR、CSI、および/もしくはデータ)、たとえば、SRおよび/もしくはHARQ-ACKは、最も高い優先度を有することがあり、その後にデータおよびCSIが続く、
【0111】
サービスベースの優先度の基準は、他の基準よりも優先され得る(たとえば、優先度は、第1にサービスベースの優先度によって決定され、第2に(同等の場合)UCI/データのタイプによって決定される)。全体的な優先度は、公式を使用して決定されることが可能である。たとえば、WTRU102は、URLLC SR/HARQ-ACK、URLLCデータ、eMBB SR/HARQ-ACK、eMBBデータ、およびCSIという順序で優先度付けし得る。UCIおよび/またはデータ多重化のための例示的な多重化実装について以下のように説明される。
【0112】
WTRU102は、あらかじめ定義もしくは構成されたルールに従って、または動的インジケーションに従って、選択されたリソース上でUCIおよび/またはデータのいくつかの(たとえば、いくつかのみの)組合せを多重化し得る。組合せ(たとえば、可能にされる組合せ)は、UCIおよび/もしくはデータ(たとえば、各UCIもしくはデータ)のサービスベースの優先度レベルに、ならびにリソースのタイプ(たとえばPUCCHおよび/もしくはPUSCH)および/またはPUCCHフォーマットに依存し得る。たとえば、WTRU102は、たとえば同じリソース中の、同じ優先度レベルに関連するUCIおよび/またはデータを多重化し得る(たとえば、そのようにのみ多重化し得る)。別の例では、WTRU102は、同じ優先度レベルのSR/HARQ-ACKをPUCCHおよび/またはPUSCHへと多重化し得る(たとえば、そのようにのみ多重化し得る)。たとえば、WTRU102は、たとえばHARQ-ACKに対応するDL割当てのためにおよび/またはPUSCHに対応するUL許可のために、DCIにおいてそのようなことが示される場合、PUSCHへと、(たとえばURLLCの)第1の優先度レベルのHARQ-ACKを(たとえばeMBBの)第2の優先度レベルのデータと多重化し得る。別の例では、WTRU102は、CSIを、最も低い優先度レベルに関連するHARQ-ACKおよび/またはSRと多重化し得る(たとえば、そのようにのみ多重化し得る)。
【0113】
WTRU102は、UCI、SRおよび/またはデータの少なくともサブセットをドロップし得る。たとえば、WTRU102は、UCIおよび/またはデータが、より高い優先度のUCIおよび/またはデータと多重化されることを可能にされないので、選択されたリソース上で多重化され得なかったUCIおよび/またはデータをドロップし得る。別の例では、WTRU102は、たとえばペイロードおよび/または最大コードレート制限により、UCIがリソース上で多重化されることが可能でない場合、それをドロップし得る。より低い優先度送信のドロップは、高優先度UL送信を示すPDCCHの最後のシンボルの後の第1の最小時間Tdrop1よりも後に開始する任意のシンボルについて行われ得る。いくつかの代表的な実施形態では、ドロップは、より低い優先度送信の第1のシンボルが、高優先度UL送信を示すPDCCHの最後のシンボルの後の第2の最小時間Tdrop2の前にないという条件下で適用され得る。
【0114】
いくつかの実施形態では、WTRU102は、UCIのサブセットを処理して、情報ビットの数を低減し得る。たとえば、HARQ-ACKがコードブロックグループベース(CBGベース)である場合、WTRU102は、TBレベルHARQ-ACKを報告し得る(たとえば、それのみを報告し得る)。たとえば、HARQ-ACK情報は、時間、周波数および/または空間領域において(たとえばAND演算を介して)バンドルされ得る。WTRU102は、以下のいずれかに応じて、優先度レベル(たとえばeMBB)のUCIのための情報ビットの数を低減し得る。(1)それが、あるリソース上のより高い優先度レベルのUCIおよび/またはデータの組合せであるとき、たとえば、(たとえば、URLLCの)第1のより高い優先度レベルのHARQ-ACKが、PUCCHおよび/またはPUSCH上で(たとえば、eMBBの)第2のより低い優先度レベルのHARQ-ACKと組み合わされる場合、第2の優先度レベルのHARQ-ACKビットの数が低減され得る、(2)ペイロードまたは最大コードレート制限により、UCIを(より高い優先度の他のUCIまたはデータとともに)多重化することが不可能であり得る場合。
【0115】
いくつかの実施形態では、WTRU102は、ネットワーク側における異なるUCI(たとえば、可能なUCI)組合せの復号を容易にするために、リソースにおけるUCI多重化インジケータを含み得る。UCI多重化インジケータは、Nビットのフィールドからなってよく、値(たとえば、各可能な値)は、異なるタイプおよび/または優先度レベルのUCIの組合せ(たとえば、特定の組合せ)を示し得る。たとえば、特に、第1の値は、UCIが、第1の優先度レベル(たとえば、第1の優先度レベルのみ)の1つまたは複数のHARQ-ACKを含むことを示し得、第2の値は、UCIが、第2の優先度レベル(たとえば、第2の優先度レベルのみ)の1つまたは複数のHARQ-ACKを含むことを示し得、第3の値は、UCIが、第1および第2の優先度レベルの1つまたは複数のHARQ-ACKを含むことを示し得、第4の値は、UCIが、第1の優先度レベルのSRおよび第2の優先度レベルの1つまたは複数のHARQ-ACKを含むことを示し得る。UCI多重化インジケータは、他のUCIおよびデータとは別々に符号化されてよく、リソースの1つまたは複数のリソース要素(たとえば、特定のリソース要素)上にマッピングされてよい。
【0116】
いくつかの実施形態では、WTRU102は、たとえば、後の時点において、たとえば、以下で「オーバーフロー」リソースと呼ばれる、非優先のUCIおよび/またはデータのサブセットの送信のためのリソースを決定し得る。オーバーフローリソースの決定のための代表的な実施形態について本明細書で説明される。
【0117】
衝突を決定したときのWTRU行為は、競合するPUSCH送信が開始したかどうか、および/または競合するPUSCHリソースのPDUが生成されHARQ処理に送達されたかどうかに依存し得る。WTRU102が、PDUが物理レイヤにおいてドロップされ得るかまたはドロップされることになると決定した場合、WTRU102は、別のリソースと競合する許可のためにMAC(たとえば、MACレイヤ)においてPDUを生成しないことがある。たとえば、WTRU102が、PUSCH送信が、競合するSRおよび/またはUCI送信よりも低い優先度を有し、PUSCH送信がドロップされ得るかまたはドロップされることになる(たとえば、物理レイヤにおいて完全にドロップされ得るかまたはドロップされることになる)と決定した場合、WTRU102は、MACレイヤにおける許可を無視してよく、PUSCHリソースのためにPDUを生成しなくてよい。WTRU102は、SRおよび/またはUCIが、より低い優先度PUSCH上で多重化されることが可能であるかどうかを考慮し得る。たとえば、SRおよび/またはUCIがPUSCH送信上で多重化されることが不可能であり、PDUが物理レイヤにおいてドロップされ得るかまたはドロップされることになる場合、WTRU102は、MACレイヤにおける許可を無視してよく、PUSCHリソースのためにPDUを生成しなくてよい。別の例では、たとえばWTRU102が、SRが物理レイヤにおいてドロップされないであろうかまたはドロップされることにならないと決定した場合、WTRU102のMACは、SRを送信するように物理レイヤに命令すべきかどうかを決定し得る。たとえば、WTRU102は、SRおよび/またはUCIがPUSCH送信上で多重化されることが可能である場合、重複するPUSCH送信よりも低い優先度(たとえば、より低い優先度レベル)のSRを送信するように物理レイヤに命令することを決定し得る。いくつかの代表的な実施形態では、たとえばより低い優先度SRおよび/またはUCIが、より高い優先度PUSCH送信上で多重化されることが可能でない場合、WTRU MACは、SR送信を生成するように物理レイヤに命令しないことがある。
【0118】
SR衝突対PUSCH衝突のために、WTRU102は、重複するPUSCH中に同じ保留中のSRを送信するように物理レイヤに再び命令する前に、WTRU102が、同じ保留中のSRを物理レイヤにシグナリングしたか(たとえば、すでにシグナリングしたか)どうかを考慮し得る。たとえば、WTRU102が、保留中のSRを物理レイヤにシグナリングしており(たとえば、すでにシグナリングしており)、SRが、重複するPUSCHと多重化された場合、WTRU102のMAC(たとえば、MACレイヤ)は、重複するPUSCH中にSRを送信するように物理レイヤに命令しないことがある。いくつかの代表的な実施形態では、たとえばSRが、重複するPUSCH上で多重化された(たとえば、すでに多重化された)場合、WTRU102は、物理レイヤにおいてSR送信をドロップし得る。いくつかの例では、WTRU102が、保留中のSRをシグナリングしており(たとえば、すでにシグナリングしており)、WTRU102が、SRを送信するために物理レイヤにおいてPUSCHを中断および/またはパンクチャした場合、WTRU102のMAC(たとえば、MACレイヤ)は、重複するPUSCH中にSRを送信するように物理レイヤに命令しないことがある。
【0119】
(たとえば、全般的な)リソース選択のための代表的な手順
WTRU102は、送信のために、衝突するリソースのうちの少なくとも1つを選択し得る。このリソースは「優先リソース」と呼ばれることがある。WTRU102は、以下の基準のいずれかに基づいて優先リソースを選択し得る。(1)たとえばリソース上で送信されるように構成された、リソースに関連する、ならびに/もしくはUCIおよび/もしくはデータに関連する、サービスベースの優先度、(2)リソースが、衝突するリソースによって搬送されるべき最も高い優先度UCIおよび/もしくはデータのレイテンシおよび/もしくは信頼性要件を満たすかどうか、(3)たとえば最も高い優先度UCIおよび/もしくはデータについて、リソースを介したUCIおよび/もしくはデータの送信が、ある量を超えるだけのレイテンシの増加を生じ得るかもしくは生じるであろうかどうか、(4)特に、(1)物理チャネル(たとえば、PUSCHおよび/もしくはPUCCH)、および/または(2)PUCCHフォーマット、のタイプ、(4)第1および最後のシンボルの持続時間およびタイミングなど、リソースの時間関係のプロパティ(たとえば、WTRU102は、好適な衝突するリソースのセットの中で最も短い持続時間をもつリソースを選択し得る)、(5)リソース上の送信が、構成された最大電力を超える送信電力を使用し得る(たとえば、必要とし得る)かどうか、(6)処理時間が、優先リソースを介してUCIおよび/もしくはデータを多重化するのに十分であるかどうか、(7)特定のUCIの値、たとえば、SRの対応する値が負である場合(たとえば、その場合のみ)、SRのためのリソースが選択され得る、(8)たとえば異なるUCIおよび/もしくはデータの優先順序に従うことを条件として、リソースを使用して多重化および/もしくは送信されることが可能なUCIおよび/もしくはデータのビット数、ならびに/または(9)キャリア、サービングセル、周波数帯域、もしくはリソースが通常アップリンク上にあるか補助アップリンク上にあるか。
【0120】
(たとえば、PUCCHリソースセットの)リソース選択のための代表的な手順
WTRU102は、2つ以上のPUCCHリソースセットを用いて構成され得る。リソースセット(たとえば、各リソースセット)の最大ペイロード、およびセット(たとえば、各セット)内のPUCCHリソースは、サービスベースの優先度レベルのために(たとえば、サービスベースの優先度レベルごとに別々に)構成され得る。
【0121】
例では、優先度レベルに関連するPUCCHのリソースセットは、衝突するリソースにわたって、その優先度レベルに関連するいくつかのUCIビット(たとえば、その優先度レベルのみに関連するいくつかのUCIビット)に基づいて、またはその優先度レベル以下の優先度レベルに関連するいくつかのUCIビットに基づいて選択され得る。たとえば、いくつかのUCIビットは、優先度レベルにかかわらず、CSIを含み得る。
【0122】
いくつかの代表的な実施形態では、PUCCHのリソースセットは、優先度レベルにかかわらず、衝突するリソースにわたるUCIビットの総数に基づいて選択され得る。
【0123】
好適性に基づくリソース選択のための代表的な手順
いくつかの実施形態では、リソースは、本明細書で説明されるルールおよび/または状況に基づいて、それがUCIおよび/またはデータの組合せの送信のために「好適である」と最初に決定された場合に(たとえば、その場合にのみ)選択され得る。たとえば、優先リソースは、好適であると決定された衝突するリソースのサブセットの中で選択され得る(たとえば、そのようにのみ選択され得る)。
【0124】
いくつかのサービスベースの優先度レベルに関連するUCIおよび/またはデータ(またはそれの1つまたは複数の部分)について、リソースは、少なくとも1つの条件下でUCIおよび/またはデータを多重化することが可能である場合に好適であり得る(たとえば、その場合にのみ好適であると考えられ得る)。リソースの好適性は、UCIおよび/またはデータの特定の組合せに関して定義され得る。たとえば、リソースは、UCIおよび/またはデータの第1の組合せには好適であり(たとえば、好適であると考えられるかまたは決定され)、UCIおよび/またはデータの第2の組合せには好適でないことがある。
【0125】
優先度レベルに関係する好適性のための代表的な手順
好適性条件は、リソースに関連する優先度レベルに関係し得る。たとえば、ある優先度レベルのHARQ-ACKのために示されるPUCCHリソースは、その優先度レベルに関連するUCI(たとえば、その優先度レベルのみに関連するUCI)、および/またはその優先度レベル以下の優先度レベルに関連するUCIを含むために好適であり得る。
【0126】
レイテンシに関係する好適性のための代表的な手順
好適性条件は、レイテンシ要件に関係し得る。リソースは、UCIおよび/またはデータ(たとえば、UCIおよび/またはデータのすべて)が、あるしきい値の前に生じる時間シンボル中のリソース要素上にマッピングされ得る場合(たとえば、その場合のみ)、好適であると考えられるかまたは決定され得る。しきい値は、以下のいずれかから決定され得る。(1)UCIおよび/もしくはデータを搬送し得るかもしくは搬送することになる、衝突するリソースの持続時間、開始時間および/もしくは終了時間(たとえば、HARQ-ACKおよび/もしくはSRがPUCCHリソース上で搬送され得るかもしくは搬送されることになる場合、しきい値は、PUCCHリソースの最後のシンボルの終了+オフセットに対応し得る)、ならびに/または(2)UCIおよび/もしくはデータの構成態様、たとえば、最大時間遅延および/もしくはオフセットは、UCIおよび/もしくはデータのために上位レイヤによって明示的に構成され得るか、もしくはSR構成の周期性などの態様から決定され得る。
【0127】
信頼性に関係する好適性のための代表的な手順
好適性条件は、信頼性要件に関係し得る。たとえば、リソースは、UCI(たとえばHARQ-ACKおよび/またはSR)のためにレイヤごとにいくつかのコード化変調シンボルがマッピングされ、しきい値よりも低くなり得るかまたは低くなることになる場合(たとえば、その場合のみ)、好適であると決定され得る。しきい値は、UCIの送信のために利用可能なリソース要素の総数の小部分として決定され得る。小部分は、上位レイヤによって構成されるか、またはUCIのタイプおよび/もしくはサービスベースの優先度レベルのために動的に示され得る。
【0128】
別の例では、好適性条件は、他のUCIおよび/またはデータに適用されるパンクチャリングの最大量に関係し得る。たとえば、ある優先度レベルのHARQ-ACKおよび/またはSRが、データおよび/または他のUCIのために使用されたであろう変調シンボルを交換する(たとえば、パンクチャする)ことによってPUSCHにマッピングされた場合、WTRU102は、パンクチャされ得るかまたはパンクチャされることになるデータおよび/または他のUCIにとって利用可能な変調シンボルの小部分が、しきい値よりも低い場合(たとえば、その場合のみ)、リソースが好適であると決定し得る。しきい値は、上位レイヤによって構成されるか、またはパンクチャリングを受けるUCIのタイプおよび/もしくはサービスベースの優先度レベルのために示され得る。
【0129】
別の例では、好適性条件は、多重化の後に、あるUCIに適用可能なコーディングレートが、UCIタイプおよび/または優先度レベルのためのしきい値未満であり得るかまたはしきい値未満になることになる、ことであり得る。たとえば、リソースは、第1の優先度レベルのHARQ-ACKのコーディングレートがしきい値を超え得ないかまたは超えないことになる場合(たとえば、その場合のみ)、第1および第2の優先度レベルのHARQ-ACKを多重化するために好適であり得る。しきい値または最大コーディングレートは、たとえば異なる優先度レベルについて別々に構成され得る。別の例では、好適性条件は、あるUCIまたはデータに適用可能な変調次数またはスペクトル効率がしきい値を下回ることであり得る。
【0130】
別の例では、好適性条件は、UCI(および/またはデータ)ビットの総数が、リソースのために構成された最大ペイロードよりも少ないことであり得る。別の例では、好適性条件は、UCIが、キャリア、サービングセル、周波数帯域のあるサブセット上にマッピングされること、またはそれが通常アップリンク上にあるか補助アップリンク上にあるか、であり得る。
【0131】
さらなる例では、好適性条件は、送信電力(たとえば、必要とされる送信電力)がしきい値を下回り得るかまたは下回ることになることであり得る。一例では、しきい値は、キャリアおよび/またはWTRU102に適用可能な構成された最大電力(Pcmax)に依存し得る。別の例では、しきい値は、たとえばUCIおよび/またはデータとの多重化が行われ得ないかまたは行われないことになる場合、衝突するリソースを介してUCIおよび/またはデータを送信するために使用/必要とされ得る送信電力に関して定義され得る。たとえば、第1の優先度レベルが第2の優先度レベルよりも高くなり得るような、第1の優先度レベルのHARQ-ACKのための第1のリソースと、第2の優先度レベルのHARQ-ACKのための第2のリソースとの間の衝突の場合、リソースは、たとえば、多重化に伴うリソースのための送信電力(たとえば、必要とされる送信電力)と、第1の優先度レベルのHARQ-ACK(たとえば、第1の優先度レベルのHARQ-ACKのみ)に伴う第1のリソースのための送信電力(たとえば、必要とされる送信電力)との間の差が、しきい値未満であり得るかまたはしきい値未満になることになる場合、両方の優先度レベルのHARQ-ACKを多重化するために好適であると決定され得る。しきい値は、上位レイヤによって構成され、ならびに/またはUCIのタイプおよび/もしくは優先度レベルのために動的に示され得る。
【0132】
決定された優先リソースを使用するリソース選択のための代表的な手順
WTRU102は、以下のいずれかに基づいて、衝突するリソースのセットの中で優先リソースを決定し得る。
【0133】
WTRU102は、優先リソースを、最も高い優先度レベルのUCIおよび/またはデータビットの最大数の送信に好適なリソースとして決定し得る。
【0134】
2つ以上のリソースがこの基準を満たす場合、WTRU102は、2つ以上のリソースの中またはそれらの間で、次に最も高い優先度レベルのUCIおよび/またはデータビットの最大数の送信のために好適であるリソースなどを決定し得る。いくつかの代表的な実施形態では、またはすべての優先度レベルを決定/考慮した後に2つ以上のリソースが残る場合、WTRU102は、1つのリソースを選択するために他の基準を使用し得る。たとえば、WTRU102は、時間的に最も早く開始するリソース、最も短い持続時間を有するリソース、最も低い送信電力要件を有するリソース、ならびに/または最も低いコーディングレート、変調次数および/もしくはスペクトル効率を有するリソースを選択し得る。別の例では、WTRU102は、キャリア、サービングセル、リソースが通常アップリンク上にあるか補助アップリンク上にあるか、または周波数帯域に応じてリソースを選択し得る。優先順序は、上位レイヤによって構成されるかまたはあらかじめ定義され得る。
【0135】
たとえば、第1の優先度レベルが第2の優先度レベルよりも高くなり得るような、(たとえばURLLCの)第1のサービスベースの優先度レベルのHARQ-ACK(すなわちPUCCH)のための第1のリソースと、(たとえば、eMBBの)第2のサービスベースの優先度レベルの(たとえば、PUSCH上の)データのための第2のリソースとの間の衝突があることがある。第2のリソースが、第1のリソースよりも後に開始し、それよりも早く、または第1のリソースの最後のシンボル+オフセットよりも早く終了する場合、WTRU102は、URLLCのHARQ-ACKおよびeMBBのデータを多重化するために第2のリソースを選択し得る。たとえば、第1のリソースが、あるサブスロット中の送信のためのHARQ-ACKのためにPUCCH上にある場合、WTRU102は、第2のリソースが時間領域中のサブスロット内に含まれている場合、URLLCのHARQ-ACKおよびeMBBのデータを多重化するために第2のリソースを選択し得る。そうでない場合、WTRU102は、URLLCのHARQ-ACKの送信のために第1のリソースを(たとえば、URLLCのHARQ-ACKの送信のために第1のリソースのみを)選択し得る。
【0136】
たとえば、第1の優先度レベルが第2の優先度レベルよりも高くなり得るような、(たとえばURLLCの)第1のサービスベースの優先度レベルのSR(たとえば、PUCCH)のための第1のリソースと、(たとえば、eMBBの)第2のサービスベースの優先度レベルの(たとえば、PUSCH上の)データのための第2のリソースとの間の衝突があることがある。PUSCHの最後のシンボル、またはSRをマッピングしているPUSCHの最後のシンボルが、第1のリソースの最後のシンボルの多くてXシンボル後である場合、WTRU102は、URLLCのSRおよびeMBBのデータを多重化するために第2のリソースを選択し得る。Xは、SR構成の周期性に応じて変わり得る(たとえば、Xは周期性の1/2であり得る)。さもなければ、WTRU102は、SRが正である場合、第1のリソースを選択し、SRが負である場合、第2のリソースを選択し得る。たとえば、SRは、上記のレイテンシ要件が満たされた場合(たとえば、その場合のみ)、PUSCHにおいて多重化され得る。
【0137】
図7は、衝突決定の後の代表的な送信手順700を示す図である。
【0138】
図7を参照すると、送信手順700は、ブロック710において、WTRU102が、(たとえば、実際の送信より前に)2つの送信間で衝突が予期されると決定することを含んでよく、WTRU102は、(たとえば、予期される衝突を防ぐために)以下のいずれかを伴う手順に従い得る。
(1)ブロック720において、WTRU102が、衝突する送信ごとに優先度を決定し得、
(2)ブロック730において、WTRU102が、より低優先度の送信が優先送信と多重化されることが可能であるかどうかを決定し得る。より低優先度の送信が優先送信と多重化されることが可能であるかどうかのこの決定の後に、WTRU102は以下を行い得る。
(i)WTRU102が、より低優先度の送信が優先送信と多重化されることが可能であると決定した場合(たとえば、はいの場合)、ブロック740において、WTRU102は、たとえば適用可能な場合、PDUを含む多重化された送信を生成し得るか、または
(ii)WTRU102が、より低優先度の送信が優先送信と多重化されることが不可能であると決定した場合(たとえば、いいえの場合)、ブロック750において、WTRU102は、非優先の送信が部分的に(たとえば、少なくとも非重複部分上で)送信されることが可能であるかどうかを決定し得る。非優先の送信が部分的に送信されることが可能であるかどうかのこの決定の後に、WTRU102は以下を行い得る。
(a)WTRU102が、非優先の送信が部分的に送信されることが可能であると決定した場合(たとえば、はいの場合)、ブロック760および770において、MAC(たとえば、MACレイヤ)は、(たとえば、適用可能な場合および/もしくはまだ生成されていない場合)非優先のリソースのためのPDUを生成し得、WTRU102のPHY(たとえば、物理レイヤ)は、少なくとも非重複部分上で非優先の送信を送信し得るか、または
(b)WTRU102が、非優先の送信が部分的に送信されることが不可能であると決定した場合(たとえば、いいえの場合)、ブロック780および790において、WTRU102は、物理レイヤにおいて非優先の送信をドロップしてよく、および/もしくは関連するリソース上で(たとえば、適用可能な場合)PDUを生成/構築するのを控えてよく、WTRU102のPHY(たとえば、物理レイヤ)は、少なくとも非重複部分上で非優先の送信を送信し得る。
【0139】
WTRU102が、3つ以上の送信の間で競合(および/または衝突)を決定したとき、WTRU102は、競合する送信を優先度によってランク付けすると、ペアワイズベースで同じ処理に従い得る。いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、競合する送信を優先度によってランク付けしてよく、競合する送信のサブセット(たとえば、最上位x個の競合する送信のみに対してなど、最も高いランク付けされた競合する送信のサブセット、ここで、xは、構成、シグナリングおよび/またはあらかじめ決定される)に対して、WTRU内優先度付けを実施し得る。WTRU102は、残りの送信をドロップし得る。いくつかの例では、WTRU102は、タイプ(PUSCH、UCI、またはSR)ごとに送信をランク付けしてよく、優先度付け処理を稼働/実行するより前に、タイプごとに最上位優先度送信(たとえば、タイプごとに最上位優先度送信のみ)を保持および/または維持し得る。WTRU102は、各タイプについて、残りのより低優先度の(たとえば、非最上位優先度)送信をドロップし得る。WTRU102は、UCI(たとえば、HARQ-ACK)の優先度を他の競合する送信と比較するより前に、レガシールールを使用してそれらのUCIを一緒に多重化し得る。
【0140】
いくつかの代表的な実施形態では、方法、装置、およびシステムは、MACレイヤとの相互作用を含めて、PUSCH対UCI/SR優先度付けをハンドリングするように実装され得る。
【0141】
図8は、代表的なWTRU内優先度付け手順を示す図である。
【0142】
図8を参照すると、代表的なWTRU内優先度付け手順800は、WTRU102が、衝突(たとえば、PUSCH対SR衝突)が発生することが予期されるかどうか、および衝突を防止/緩和するための行為が開始されるべきかどうかを決定することを含み得る。たとえば、いくつかの基準、条件および/またはルールに基づいて、WTRU102は、(1)(たとえば、たとえば物理レイヤにおいてPUSCHをドロップもしくは中断することによって)SRを送信すること、(2)(たとえば、PUSCH上でSRを多重化することによって)SRおよびPUSCHを送信すること、(3)(たとえばMACレイヤにおいて、対応するPDUもしくはPDUを生成しないことによって、たとえば、PUSCHをドロップもしくは中断することによって)SRを送信すること、(4)(たとえば、SRが物理レイヤにシグナリングされる場合)SRをドロップすること、ならびに/または(5)(たとえば、SRが物理レイヤにシグナリングされない場合)SR送信を生成しないことを行い得る。
【0143】
たとえば、ブロック805において、WTRU102は、PUSCHとSRとの間の衝突が発生することになるかどうかを決定し得る。ブロック810において、WTRU102は、送信ごとに優先度(たとえば、PUSCHの優先度およびSRの優先度)を決定し得る。ブロック815において、WTRU102は、PUSCHの優先度がSRの優先度よりも小さいかどうかを決定し得る。PUSCHの優先度がSRの優先度よりも小さい場合、ブロック820において、WTRU102は、PUSCH送信が開始したかどうか、および。たとえば物理レイヤにおいて、トランスポートブロック(TB)がすでに構築されたかどうかを決定し得る。PUSCH送信が開始しており、TBがすでに構築された場合、ブロック825において、WTRU102は、PUSCH送信をドロップまたは中断してよく、ブロック830において、WTRU102は、SRを送信し得る。PUSCH送信が開始していないおよび/またはTBがすでに構築されてない場合、ブロック835において、WTRU102は、SRがPUSCH上で多重化されることが可能であるかどうかを決定し得る。SRがPUSCH上で多重化されることが可能である場合、ブロック840において、WTRU102は、PUSCH上でSRを多重化してよく、ブロック845において、WTRU102は、SRとPUSCHの両方を送信し得る。SRがPUSCH上で多重化されることが可能でない場合、ブロック850において、WTRU102は、(たとえばPDUを生成しないことによって)物理レイヤにおいてまたは上位レイヤ(たとえば、MACレイヤ)においてPUSCHをドロップし得るかまたは中断し得、ブロック830において、WTRU102は、SRを送信し得る。
【0144】
PUSCHの優先度がSRの優先度以上である場合、ブロック855において、WTRU102は、たとえば物理レイヤにおいて、PUSCH送信が開始したかどうか、および、TBがすでに構築されたかどうかを決定し得る。PUSCH送信が開始しており、TBがすでに構築された場合、ブロック860において、WTRU102は、SRがWTRUの物理レイヤにすでにシグナリングされたかどうかを決定し得る。SRがWTRU102の物理レイヤにすでにシグナリングされた場合、ブロック865において、WTRU102は、SRをドロップし得る。SRがWTRU102の物理レイヤにまだシグナリングされていない場合、ブロック870において、WTRU102は、SR送信を生成するようにWTRU102の物理レイヤに命令しないことがあるかまたは命令しようとしない。PUSCH送信が開始していないおよび/またはTBがまだ構築されていない場合、ブロック875において、WTRU102は、SRがPUSCHと多重化された場合、PUSCHの信頼性および/またはレイテンシが損なわれるかどうかを決定し得る。SRがPUSCHと多重化されることによってPUSCHの信頼性および/またはレイテンシが損なわれる場合、ブロック880において、WTRUは、SRが物理レイヤにすでにシグナリングされたかどうかを決定し得る。ブロック880の後に、SRが物理レイヤにすでにシグナリングされた場合、ブロック865において、WTRU102は、SRをドロップし得る。ブロック880において、SRがWTRU102の物理レイヤにまだシグナリングされていない場合、ブロック870において、WTRU102は、SR送信を生成するようにWTRU102の物理レイヤに命令しないことがあるかまたは命令しようとしない。ブロック875の後に、SRがPUSCHと多重化されることによってPUSCHの信頼性および/またはレイテンシが損なわれない場合、ブロック885において、WTRUは、PUSCH上でSRを多重化してよく、ブロック890において、WTRUは、SRとPUSCHの両方を送信し得る。
【0145】
図8は衝突の1つのタイプ(PUSCH対SR衝突)のためのWTRU内優先度付けを示しているが、同じまたは実質的に同様の処理は、たとえば限定はされないが、PUSCH対UCI衝突を含む、衝突の他のタイプのために使用されてよい。
【0146】
複数のPUSCH送信を使用するリソース選択のための代表的な手順
WTRU102は、スロット(たとえば、同じスロット)中でおよび/または時間領域において重複して2つ以上のPUSCH送信を送信するように構成されてよく、PUSCH送信は、異なるサービングセルおよび/または異なるキャリア上にあってよい(たとえば、各PUSCH送信が、異なるサービングセルおよび/または異なるキャリア上にあってよい)。PUSCH送信は、異なるサービス関係の優先度を有し得る(たとえば、各PUSCH送信が、異なるサービス関係の優先度を有し得る)。たとえば、WTRU102は、キャリア(たとえば、1つのキャリア)上で低優先度のPUSCHを送信していることがある。新しいより高優先度のSRまたはUCIがトリガされ得る一方で、たとえばWTRU102がキャリア上で低優先度PUSCHを送信していることがある。キャリアは、時間領域において重複し得る異なるキャリア上のPUCCHリソースにマッピングし得る。いくつかの例では、WTRU102が、1つのキャリア上で低優先度UCIおよび/またはSRを送信していることがある一方で、異なるキャリア上で送信されるように構成および/またはスケジュールされ得る新しい高優先度データが到着し得る。WTRU102は、異なる優先度のデータトラフィックを潜在的に搬送し得る、異なるキャリア上のPUSCHリソースを用いて構成および/またはスケジュールされ得る。
【0147】
WTRU102は、以下の基準のいずれかに基づいて、UCIを多重化するための少なくとも1つのPUSCHを選択し得る。
(1)PUSCH送信がUCIおよびデータの組合せの送信のために好適であるかどうか、
(2)PUSCHおよびUCIに関連付けられた1つもしくは複数のサービスレベル優先度、ならびに/または
(3)既存のシステム(たとえば、たとえばセクション9を含むTS 38.213 v15.6.0に指定されている、NRリリース15)において使用されるPUSCH送信の選択のために使用される何らかの基準、たとえば、特に、PUSCHがDCIによってスケジュールされるかどうか、非周期的CSIがPUSCHにおいて多重化されるべきかどうか、PUSCHのサービングセルインデックス、および/もしくは処理時間に関係するタイムライン条件が満たされるかどうか)。
【0148】
WTRU102は、PUSCH送信のサブセットを、所与のタイプおよび/または優先度のUCIを多重化するための候補PUSCH送信として決定し得る。WTRU102は、次いで、候補PUSCH送信のサブセットを決定し得る。候補PUSCH送信のサブセットは、UCIおよびデータの組合せの送信のために好適であるとWTRU102によって決定される。この決定は、本明細書で開示される1つまたは複数の例に基づいて実施されてよい。WTRU102は、たとえば既存のシステムのために指定された、1つまたは複数のルールに基づいて、サブセットの中からPUSCHを選択し得る。たとえば、WTRU102は、サブセット内の最も小さいサービングセルインデックスをもつPUSCHを選択し得る。候補PUSCH送信内に好適なPUSCH送信がない場合、WTRU102は、(たとえば、本明細書で開示される例のうちの1つまたは複数に従って)優先リソースを決定し得る。たとえば、優先リソースがPUCCH送信および/または同時PUCCHであり、PUSCH送信がサービングセル内でまたはセルグループ内で可能にされない場合、WTRU102は、同じサービングセル中のまたはセルグループのすべてのサービングセル中の1つまたは複数のPUSCH送信をドロップし得る。
【0149】
所与のタイプおよび/または優先度のUCIのための候補PUSCH送信のサブセットは、特に以下のいずれかを含むか、それからなるか、またはそれから決定され得る。(1)WTRU102がその上で送信するように構成されたPUSCH送信のセット(たとえば、全セット)、(2)UCIと同じサービス関係の優先度のPUSCH送信のサブセット、およびたとえば周期的CSIの場合、サービス関係の優先度は、最も低い優先度など、特定の優先度に対応するように構成もしくは定義され得る、(3)PUSCH送信のセット(たとえば、全セット)の中の最も高いサービス関係の優先度のPUSCH送信のサブセット、(4)半永続的PUSCHについてのおよび/もしくは非周期的CSIがそれについて要求された、動的許可、構成された許可によってスケジュールされたPUSCH送信のサブセット、ならびに/または(5)既存のシステム(リリース15)においてPUSCHの選択のために使用されるルールに従って決定されたPUSCH送信(たとえば、PUSCH送信のみ)。
【0150】
2つ以上のタイプおよび/または優先度のUCIについて衝突が発生する場合、候補PUSCH送信のサブセットは、UCIごとに異なってよく、および/または各UCIは、異なるPUSCH上で多重化され得る。たとえば、WTRU102は、第1の優先度のPUSCHにおいて第1の優先度のHARQ-ACKを多重化してよく、第2の優先度のPUSCHにおいて第2の優先度のHARQ-ACKを多重化してよい。いくつかの代表的な実施形態では、UCIの多重化は、単一のPUSCHにおいてのみ可能にされ得る。この場合、任意のUCIについて、候補PUSCHのサブセットは、最も優先度の高いUCIに適用可能なものとして決定され得る。
【0151】
たとえば、シナリオにおいて、WTRU102は、所与のスロット中で、第1のサービングセル中の(たとえば、URLLCサービスに関連付けられた)第1の優先度の第1のPUSCH、第2のサービングセル中の(たとえばeMBBサービスに関連付けられた)第2の優先度の第2のPUSCH、および第3のサービングセル中の(たとえば、eMBBサービスに関連付けられた)第2の優先度の第3のPUSCHを送信し得る。WTRU102が、同じスロット中のPUCCHにおいて(たとえば、eMBBサービスに関連付けられた)第2の優先度のHARQ-ACKを送信しているであろうかまたは送信しているべきである場合、WTRU102は、第2のPUSCHにおいて第2の優先度のHARQ-ACKを多重化し得る。WTRU102が、さらに、同じスロット中のPUCCHにおいて第1の優先度のHARQ-ACKを送信しているであろうかまたは送信しているべきである場合、WTRU102は、第1のPUSCHにおいて第1の優先度のHARQ-ACKを多重化し得る。上記のシナリオでは、WTRU102は、同じスロット中で異なるPUSCH送信における異なる優先度のUCIを多重化し得る。
【0152】
所与のタイプおよび/または優先度のUCIのための候補PUSCH送信のサブセットが、基準の1つのセットに従って空である場合、WTRU102は、基準の第2の(たとえば、あまり制限的でない)セットにフォールバックし得る。たとえば、所与のサービス関係の優先度のUCIについて、候補PUSCH送信のサブセットは、同じサービス関係の優先度のPUSCH送信が少なくとも1つある場合、そのようなPUSCH送信に対応し得、そうでない場合、PUSCH送信のセット(たとえば、全セット)に対応し得る。
【0153】
いくつかのシナリオでは、WTRU102は、PUSCHとPUCCHを同時に送信することが可能でないことがあるか、またはWTRU102は、より高優先度の送信のための信頼性要件を満たしながら、(1)PUSCHとPUCCHを同時に、(2)PUSCHとPUSCHを同時に、もしくは(3)PUCCHとPUCCHを同時に送信することが可能でないことがある。WTRU102は、低優先度の送信をドロップし得、高優先度の送信を送信し得る。WTRU102は、より高優先度の送信と時間的に重複している部分上で、低優先度の送信をパンクチャし得る。WTRU102は、高優先度の送信について信頼性および/またはレイテンシメトリックが満たされる場合、PUSCH送信上でSRまたはUCIを多重化し得る。別の例では、重複する送信が開始していない場合、WTRU102は、異なる送信電力および/または電力制御パラメータを適用し得る。いくつかの例では、WTRU102は、最初に、より高優先度の送信に電力を割り振り、それの後に、低優先度の重複する送信に(WTRU102の電力ヘッドルームに従っておよび/または基づいて考慮して)何らかの電力を割り振り得る。他の例では、WTRU102は、電力制御パラメータの2つのセットを用いて上位レイヤによって構成されてよく、WTRU102は、PUCCH送信またはPUSCH送信が別のPUSCH送信または別のPUCCH送信と重複するとき(たとえば、そのときのみ)、PUCCH送信またはPUSCH送信のために電力制御パラメータの特定のセットを選択し得る。
【0154】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、所与のキャリア上の送信のために生成されたトランスポートブロック(TB)が、異なるキャリア上のより高優先度の送信と重複する場合、TBをドロップし得る。WTRU102は、たとえばリソースのサブセットが、異なるキャリア上のより高優先度のデータの送信に適用可能な別のリソースと重複する場合、リソースのサブセットを非アクティブとして決定、設定、および/もしくは考慮し、ならびに/またはそのようなリソースに適用可能なPDUを生成しないことがある。いくつかの例では、WTRU102は、時間領域において重複し得る異なるキャリア上で、2つ以上の構成された許可を用いて構成され得る。たとえば、第1の構成された許可CG1は、すべての優先度のデータを搬送することがあり、第2の構成された許可CG2は、より低優先度からのデータ(たとえば、データのみ)を搬送することがある。WTRU102が高優先度および低優先度のデータをバッファしたとき、たとえば第2の構成された許可CG2が、第1の構成された許可CG1に関連付けられたCGオケージョンと時間領域において重複する場合、WTRU102は、第1の構成された許可CG1(たとえば、第1の構成された許可CG1のみ)上で低優先度LCHおよび高優先度LCHからのデータを多重化することがあり、第2の構成された許可CG2のためのTBを生成しないことがある。
【0155】
非優先リソースのハンドリングのための代表的な手順
少なくとも1つの衝突するリソースについて、WTRU102は、重複が時間領域(たとえば、時間領域のみ)中にあるかまたは時間領域と周波数領域の両方中にあり得るように、優先リソースと重複していない少なくとも1つの部分を介して送信し得る。たとえば、第1のリソースは、14個のシンボルの持続時間をもつPUSCH送信リソースであり得、第2の(たとえば、優先)リソースは、第1のリソースの第3および第4のシンボルと重複する、2つのシンボルの持続時間をもつPUCCH送信であり得る。WTRU102は、第1のリソースの2つの第1のシンボルを送信し、第1のリソースの第3および第4のシンボルをスキップして、第2のリソースを送信し、次いで、第5のシンボルからの第1のリソースを送信し得る。
【0156】
第1のリソースの少なくとも1つの部分が、第2の(たとえば、優先)リソースと重複するとき、WTRU102は、以下の条件のいずれかに基づいて、少なくとも残りの非重複部分上で、第1のリソース上で送信すべきかどうかを決定し得る。(1)コードブロックグループベースのHARQが送信のために(たとえば、少なくともPUSCH送信のために)構成された場合、(2)1つもしくは複数のコードブロックおよび/または1つもしくは複数のコードブロックグループの少なくともある数(たとえば、1つ)が、非重複部分上にマッピングされた場合、(3)1つもしくは複数のコードブロックおよび/または1つもしくは複数のコードブロックグループの、多くともある数が、1つもしくは複数のスキップされた部分にわたってマッピングされた場合、(3)1つもしくは複数の非重複部分が、リソースのある小部分を上回る場合、(4)基準信号(たとえば、DM-RS)が非重複部分中に存在する場合、ならびに/または(5)第2の送信が、第1の送信上で多重化されることが可能である場合。
【0157】
多重化のための代表的な手順
いくつかの例では、WTRU102は、異なるサービスベースの優先度レベルに関連し得るUCIおよび/またはデータを単一のリソースへと多重化し得る。たとえば、WTRU102は、異なるサービスベースの優先度レベルに関連するHARQ-ACKおよび/またはSRおよび/またはデータを単一のPUCCHまたは単一のPUSCHへと多重化し得る。
【0158】
PUSCH上でUCIを多重化するとき、UCIのために利用可能なリソース要素のセットは、UCIに関連するサービスベースの優先度レベルに依存し得る。たとえば、HARQ-ACKおよび/またはSRのために利用可能なリソース要素の数は、いくつかの優先度レベルに関するN個の最後の時間シンボルでは、0であり得る。Nの値は、優先度レベルに適用可能なレイテンシ要件に依存し得る。たとえば、Nは、最後のN個のシンボルが、衝突がない場合にHARQ-ACKおよび/またはSRを搬送し得るPUCCHリソースと重複し得ないかまたは重複しないことになるようなものであり得る。
【0159】
WTRU102は、PUSCHまたはPUCCH上で、異なるサービスベースの優先度レベルに関連するUCIおよび/またはデータを多重化し得る。いくつかの例では、WTRU102は、PUSCHまたはPUCCH上で多重化するより前に、異なる優先度レベルに関連するUCI(たとえば、HARQ-ACKおよび/またはSR)を符号化(たとえば、ジョイント符号化)し得る。PUSCHの場合、WTRU102は、ジョイント符号化されるUCIの中で最も高い優先度レベルのために構成されたパラメータ(α、β)のセットを使用することによって、ジョイント符号化されるUCIのためのレイヤ(Q’)ごとに、いくつかのコード化変調シンボルを決定し得る。
【0160】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、PUCCHまたはPUSCH上で多重化するより前に、異なる優先度レベルに関連するUCI(たとえば、HARQ-ACK/SR)を符号化(たとえば、別々に符号化)し得る。PUSCHの場合、WTRU102は、優先度レベル(たとえば、各優先度レベル)に固有のパラメータ(α、β)を使用することによって、各優先度レベルのレイヤ(Q’)ごとに、いくつかのコード化変調シンボルを決定し得る。WTRU102は、コード化変調シンボルを、PUSCHのリソース要素の異なるセットにマッピングし得る。
【0161】
異なる優先度レベルに関連するUCIをPUSCH上のデータと多重化するとき、WTRU102は、利用可能なリソース要素の第1のセットを仮定すると、最初に、UCIおよびデータの第1のサブセットを符号化し、PUSCH上で多重化してよく、UCIの第2のサブセットを符号化し、値を交換してよい(たとえば、UCIおよび/またはデータの第1のサブセットのために前に決定されたコード化ビットまたは被変調シンボルのサブセットをパンクチャまたは上書きしてよい)。代替として、多重化は「レートマッチング」によって実施されることが可能であり、WTRU102は、利用可能なリソース要素の第1のセットが、第2のサブセットの変調シンボルをマッピングするために必要とされるリソース要素の第2のセットによって低減されると仮定すると、第1のサブセットを符号化してよく、ここで、第2のサブセットのコード化ビットは、変調され、利用可能なリソース要素の第2のセット上にマッピングされ、第1のサブセットのコード化ビットを上書きしない。
【0162】
ジョイント符号化が採用されるか個別符号化が採用されるか、および/またはUCIのサブセットの多重化がパンクチャリングによって実施されるかどうかは、(1)異なるUCIに関連する優先度レベル、(2)異なるUCIのビット数、(3)たとえばPDCCH送信またはPDSCH送信と、(たとえばHARQ-ACKの場合に)HARQ-ACKが報告される対応するリソースとの間の時間差によって決定されるような利用可能な処理時間に依存し得る。
【0163】
たとえば、異なる優先度レベルのHARQ-ACKは、HARQ-ACKビットの総数がしきい値を下回る場合、または少なくとも1つの優先度レベルのためのHARQ-ACKビットの数がしきい値を下回る場合、ジョイント符号化され得る。
【0164】
たとえば、より高い優先度レベルに関連するUCI(たとえば、HARQ-ACKおよび/またはSR)は、より低い優先度レベルに関連するUCIおよび/またはデータをパンクチャすることによって多重化され得る。
【0165】
たとえば、PUSCHリソースの開始のX個未満のシンボル前に終了するPDSCH送信に関連するHARQ-ACKは、より以前のPDCCH送信またはより以前のPDSCH送信に関連し得るUCIおよび/またはデータをパンクチャすることによって多重化され得る。
【0166】
いくつかの例では、複数の優先度レベルに関連するHARQ-ACKが、同じPUCCHリソースまたは同じPUSCHリソース上で多重化され得るとき、WTRU102は、対応する優先度レベルのためのPDSCH割当てが受信されなかった場合でも、少なくとも1つの優先度レベルのために最小でM個のHARQ-ACKビットを符号化し得る。Mは、任意の正の整数に、たとえば2に設定され得る。この例は、最も高い優先度レベルに関連するHARQ-ACKの復号が、より低優先度の送信のための単一または複数のPDSCH割当てを検出することの失敗のせいで失敗しないことを保証し得る。この例は、PUCCHリソースまたはPUSCHリソースが、より低い優先度レベルに関連するHARQ-ACKを搬送することを可能にされる場合に(たとえば、その場合にのみ)使用され得る。たとえば、PUSCH送信が、より高い優先度レベルのHARQ-ACKおよびより低い優先度レベルのHARQ-ACKを多重化する(たとえば、潜在的に多重化する)ための条件を満たし、WTRU102が、より高い優先度レベルのためにはN1個のHARQ-ACKビットが多重化されるべきであるかまたは多重化される必要があると決定したが、より低い優先度レベルのためにはHARQ-ACKが多重化されるべきでないかまたは多重化される必要がないと決定した場合、WTRU102は、さらに、より低い優先度レベルのために0に設定されたM個のHARQ-ACKビットを多重化し得る。
【0167】
いくつかの例では、SRは、PUCCHまたはPUSCH上で他のUCIおよび/またはデータと多重化され得る。SRは、たとえばそれが同じ優先度レベルに関連する場合(たとえば、その場合のみ)、HARQ-ACKとジョイント符号化され得るか、または別のUCIとは別々に符号化され得る。後者の場合、PUSCH上で多重化されるとき、WTRU102は、SRのために別々に構成されたパラメータ(α、β)を使用することによって、所与の優先度レベルにおいてSRのためにレイヤ(Q’)ごとに、いくつかのコード化変調シンボルを決定し得る。いくつかの代表的な実施形態では、同じ優先度レベルにおけるHARQ-ACKに関する同じパラメータが再利用され得る。
【0168】
SRのビット数は、スケジューリング要求の数Kに基づいて決定されてよく、その対応するPUCCHリソースは、多重化のために使用されるPUCCHまたはPUSCHと重複し得るかまたは重複することになる。たとえば、SRがPUSCH上で多重化される場合、PUSCHよりも高い優先度レベルに関連するスケジューリング要求の数(たとえば、単に数)K’が含まれ得る。たとえば、log2(k+1)またはlog2(K’+1)よりも大きい最小の整数に対応するビット数が含まれ得る。
【0169】
オーバーフローリソースの決定のための代表的な手順
図9は、オーバーフローリソースを使用する代表的な手順を示す図である。
【0170】
図9を参照すると、オーバーフローリソース手順900は、ブロック910において、WTRU102が混合トラフィック可能として識別されることを含み得る。ブロック920において、WTRU102は、1次およびオーバーフローUCIのための構成を受信し得る。ブロック930において、WTRU102は、UCI衝突が識別される(たとえば、発生することになる)かどうかを決定し得る。UCI衝突が発生することになる場合、ブロック940において、WTRU102は、1次PUCCH上で高優先度(たとえば、第1の優先度または多重化された)トラフィックを送信し得る。ブロック950において、WTRU102は、オーバーフローPUCCH利用シグナリングを送信し得る。ブロック960において、WTRU102は、オーバーフローPUCCH上で低優先度UCI(たとえば、第2の優先度、より低い優先度、および/または残りのUCI)を送信し得る。UCI衝突が識別されない(たとえば、発生しないことになる)場合、ブロック970において、WTRU102は、5G NRスタンドアロンおよび/または非スタンドアロンPUCCH(たとえば、3GPPリリース15以降のPUCCH)上で送信し得る。
【0171】
たとえば、WTRU102は、2つ以上のPUCCHリソースセット、たとえば1次リソースおよび1つまたは複数のオーバーフローまたは2次リソースを用いて構成され得る。WTRU102が選択するリソースセットの数は、WTRU102が送信する必要がある異なるサービスベースの優先度レベルをもつ数UCIに関連付けられ得る。レイテンシに基づくサービスベースの優先度では、1次リソースは、2次リソースよりも早く開始し、より短くなり得ることが企図される。
【0172】
一例では、1次リソースおよびオーバーフローリソースは、時間または周波数のいずれにおいても重複のない、別個の時間および周波数リソースにあり得る。
【0173】
一例では、1次リソースおよびオーバーフローリソースは、時間(たとえば、時間のみ)においてまたは周波数(周波数のみ)において別個であり得る(たとえば、1次リソースおよびオーバーフローリソースは、時間において別個であるが周波数においては別個でないか、または周波数において別個であるが時間においては別個でないことがある)。
【0174】
一例では、WTRU102は、1つまたは複数の専用オーバーフローリソースを用いて、静的、半静的および/または動的に構成され得る。いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、1つまたは複数の共通オーバーフローリソースを用いて、静的、半静的および/または動的に構成され得る(たとえば、複数のWTRU102が、同じ1つまたは複数のオーバーフローリソースを用いて構成され得る)。いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、専用オーバーフローリソースおよび共通オーバーフローリソースの混合を用いて、静的、半静的および/または動的に構成され得る。
【0175】
一例では、WTRU102は、1次リソースのリソース割振りから、オーバーフローリソースのタイミングおよび/またはリソース割振りを決定し得る。WTRU102は、条件付きで、1次リソースが、WTRU内またはWTRU間優先度付けによりドロップ、中断および/または非優先化されたときにオーバーフローリソースを使用し得る。たとえば、WTRU102は、(たとえば、WTRU内優先度付けにより)HARQ-ACKの送信をドロップすることがあり、オーバーフローリソースを使用して非優先のHARQ-ACKを送信し得る。WTRU102は、オーバーフローPUCCHリソースを決定するために、以前(または初期)に示されたPUCCHリソースおよびHARQ-ACKタイミングを使用し得る。たとえば、WTRU102は、(たとえば、概してPDSCHと対応するPUCCHとの間の遅延である)以前にシグナリングされたK1と、PUCCHリソースに関連付けられたPRI(たとえば、これはPUCCHリソースインジケータとして定義され得る。)とを使用して、HARQ-ACK送信を非優先化した後にK1個の(または以前にシグナリングされたK1に応じた)スロットを開始する別のPUCCHオーバーフローリソースを決定し得る。
【0176】
1つまたは複数の1次リソースおよびオーバーフローリソースは、異なる優先度のトラフィックのためのUCIを送信するために使用され得る。この場合、より高い優先度レベルトラフィックは、トラフィック優先度レベル(たとえばレイテンシ)を満たすために1次リソースにおいて送信され得、およびまたは一方で、オーバーフローリソースは、より低い優先度トラフィックを送信するために使用され得る。いくつかの代表的な実施形態では、1次リソースは、多重化されたより高い優先度UCIおよびより低い優先度UCIを送信するために使用され、オーバーフローリソースは、より低い優先度UCI(たとえば、より低い優先度UCIのみ)を送信するために使用され得る。
【0177】
そのリソース中で送信されるトラフィック(たとえば、特定のトラフィック)を示すために、WTRUからネットワークエンティティ(たとえば、gNBまたは他のアクセスポイント)への明示的または暗黙的シグナリングが必要とされ得る。一例では、WTRU102は、別個のUCIとしておよび/または1次PUCCHリソース上のUCIの一部として、(たとえば、オーバーフロー利用シグナリングの送信において)オーバーフローリソースのWTRUの使用を示すために、オーバーフロー利用シグナリングをネットワークエンティティおよび/またはgNBに送信し得る。オーバーフロー利用シグナリングは、オーバーフローリソースの使用を示すフラグもしくはインジケータ(たとえば、シングルビットインジケータもしくはマルチビットインジケータ)であり得、および/または特定のPUCCHリソースもしくは使用されるリソースに関する情報を含み得る。一例では、WTRU102は、1次リソース上の予期しないより高優先度のUCIの送信により、ネットワークエンティティまたはgNBがオーバーフローリソースの使用を暗黙的に識別し得ると仮定または決定し得る。
【0178】
WTRU102が非専用オーバーフローリソースを用いて構成された場合は、複数のWTRU102がオーバーフローリソースを同時に使用する場合、WTRU102間またはそれらのうちの衝突が起こり得る。ネットワークエンティティまたはgNBは、非専用オーバーフローリソースにおける情報の受信に明示的に肯定応答し得る。起こり得る衝突の影響を緩和するために、一実施形態では、WTRU102は、(たとえば、非直交多元接続(NOMA)波形を使用して、)非専用リソースにおいて非直交様式で情報を送信して、複数のWTRU102がリソースにアクセスすることを可能にするように構成され得る。送信された情報が、より低い優先度トラフィックからである可能性が最も高いとき、これは許容でき得る。一例では、WTRU102は、NR-Uなどにおけるリッスンビフォアトーク機構を使用して、またはWTRU102が非専用リソースのサブセットをランダムに選択し得る(たとえば、コード、周波数、および/もしくは時間を選択する)ランダムアクセス機構を使用して、オーバーフローリソースにアクセスするように構成され得る。いくつかの代表的な実施形態では、オーバーフローリソースは、たとえば、(たとえば、シーケンスベースのPUCCHを使用することによって)同じ時間周波数リソース内の複数のWTRU102からのデータの多重化を可能にし得る、PUCCHフォーマットに制限され得る。
【0179】
一例では、異なる優先度レベルをもつトラフィック間のUCI衝突を識別すると、WTRU102は、1次およびオーバーフローUCI送信構成に自律的に切り替わり得る。
【0180】
衝突シナリオおよび可能な例示的な解決策のいくつかの例について本明細書で説明される。以下で、たとえばURLLCがeMBBよりも高い優先度を有し得るように、「eMBB」は、第1のサービスベースの優先度レベルを指し得、「URLLC」は、第2のサービスベースの優先度レベルを指し得る。
【0181】
eMBBのHARQ-ACKとURLLCのHARQ-ACKとの間の衝突のための代表的な手順。
HARQ-ACKの優先度は、スケジューリングDCI(および/またはDL SPSのためのアクティブ化DCIコマンド)において示され得る。
【0182】
WTRU102は、URLLCに適用可能な最大コードレートを超えない場合、URLLCのために示されるPUCCHリソース上でeMBBおよびURLLCのHARQ-ACKを多重化し得、そうでない場合、WTRU102は、eMBBのHARQ-ACKをドロップし得る。eMBBのUCI(たとえば、eMBB UCIのみ)が多重化されるとき、最大コードレートは別々に構成され得る。URLLCのHARQ-ACKに適用可能な電力制御パラメータが使用され得る。
【0183】
eMBB HARQ-ACKとURLLC PUSCHとの間の衝突のための代表的な手順
PUSCHの優先度は、DCIによって示され、および/またはRRCシグナリングによって構成された許可タイプ1のために示され得る。HARQ-ACKの優先度は、スケジューリングDCI(および/またはDL SPSのためのアクティブ化DCIコマンド)において示され得る。
【0184】
URLLC PUSCHへと多重化されるeMBB HARQ-ACKのための代表的な手順。
WTRU102は、高優先度PUSCHへと多重化される低優先度HARQ-ACKの場合のために構成されたパラメータの追加セット(たとえば、αおよびβPUSCH
offset)を使用して、たとえば、あまりに多くのリソースが、必要とされる信頼性のためにeMBBのHARQ-ACKに使用されることを回避し、十分なリソースがURLLCのPUSCHのために保持されることを保証し得る。
【0185】
eMBB PUSCHとURLLC SRとの間の衝突のための代表的な手順
PUSCHの優先度は、DCIによって示され、および/またはRRCシグナリングによって構成された許可タイプ1のために示され得る。SRの優先度は、対応するSR構成のためにRRCシグナリングによって示され得る。
【0186】
WTRU102は、条件が満たされた場合、PUSCH上でSRを多重化し得、そうでない場合、たとえばSRが正であるとき、少なくとも重複部分についてPUSCHをドロップし得る。たとえば、条件は、特に、(1)時間領域におけるPUSCHリソースが、(たとえば、レイテンシ要件が満たされることを保証するために)SRのためのPUCCHリソース内にある、および/または(2)レイヤQ’SRごとのコード化変調シンボルの数が、(たとえば信頼性要件が満たされることを保証するために)しきい値よりも少ない、のいずれかを含み得る。
【0187】
eMBBのPUSCH上でURLLC SRのSRを多重化するとき、WTRU102は、少なくともHARQ-ACKビットの数が2よりも大きい場合、(たとえば、存在する場合)URLLCのHARQ-ACKを用いてジョイント符号化し得る。WTRU102は、低優先度PUSCHへと多重化される高優先度HARQ-ACKの場合のために構成されたパラメータの追加セット(たとえば、αおよびβPUSCH
offset)を使用し得る。
【0188】
eMBB PUSCHとURLLC HARQ-ACKとの間の衝突のための代表的な手順
PUSCHの優先度は、DCIによって示され、および/またはRRCシグナリングによって構成された許可タイプ1のために示され得る。HARQ-ACKの優先度は、スケジューリングDCI(および/またはDL SPSのためのアクティブ化DCIコマンド)において示され得る。
【0189】
WTRU102は、条件が満たされた場合、eMBBのPUSCH上でURLLCのHARQ-ACKを多重化し得、そうでない場合、WTRU102は、少なくとも重複部分についてPUSCHをドロップし得る。条件は、(1)時間領域におけるPUSCHリソースが、たとえばレイテンシ要件が満たされることを保証するために、URLLCのHARQ-ACKが報告されるサブスロット内にある、および/または(2)レイヤQ’ACKごとのコード化変調シンボルの数が、たとえば信頼性要件が満たされることを保証するためにしきい値よりも少ない、を含み得る。
【0190】
低優先度PUSCHへと多重化される高優先度HARQ-ACKの場合のために、パラメータの追加セット(たとえば、αおよびβPUSCH
offset)が構成および使用され得る。
【0191】
いくつかの代表的な実施形態では、コードブックインデックスは、サブスロット、ミニスロット、または開始シンボルなど、スロット内のリソースを示し得る。
【0192】
送信電力低減のための優先度付けのための代表的な手順
送信オケージョンにおける周波数範囲内のサービングセル上の総WTRU送信電力がしきい値(たとえば、Pcmax)を超えることになるかまたは超えるであろう場合、WTRU102は、優先順序に従って電力を割り振り得る。いくつかの例では、優先順序は、送信(たとえば、各送信)に関連するサービス関係の優先度に依存し得る。たとえば、いくつかの実施形態では、送信のサービス関係の優先度は、PUCCHおよび/またはPUSCHなど、少なくとも送信のいくつかのタイプについて、送信によって搬送される情報のタイプ(たとえば、送信がHARQ-ACK、SR、CSIおよび/またはデータのみを搬送するかどうか)から導出された優先度よりも優先され得る。優先度付けは、たとえば以下のように式1に記載される、両方のタイプの優先度から決定された複合優先度インデックスPoverallによって設定および/または定義され得る。
Poverall=Pserv×Nttype+Pttype (1)
式中、Pservは、(たとえば、0で開始し、より高い値がより低い優先度を表す)サービス関係の優先度インデックスであり得、Pttypeは、情報のタイプから導出された優先度インデックスであり得、Nttypeは、情報のタイプのための優先度レベルの数であり得る。たとえば、Nttypeの値は、3つの優先度レベルを有し得る(たとえば、Pttypeの2の値は、UCIなしのPUSCH送信に関連し、Pttypeの1の値は、CSIをもつPUCCH送信および/またはPUSCH送信に関連し、Pttypeの0の値は、SRおよび/またはHARQ_ACKをもつPUCCH送信またはPUSCH送信に関連する)。いくつかの実施形態では、CSIをもつPUCCH送信は、最も高いPserv値に関連付けられ得る(たとえば、常に関連付けられ得る)。
【0193】
たとえば、優先順序は、降順で、以下の通りであり得る:(1)PCell上のPRACH送信、(2)優先度がPoverallによって決定され得るPUCCH送信および/またはPUSCH送信、(3)非周期的SRS、ならびに(4)SCell上の半永続的および/または周期的SRSおよび/またはPRACH送信。
【0194】
図10は、フィードバック情報(たとえば、HCAI)を使用する代表的な手順を示すフローチャートである。
【0195】
図10を参照すると、代表的な手順1000は、ブロック1010において、WTRU102が、第1のスロットまたは第1のミニスロット中で第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルまたは第1の優先度に関連付けられた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信し、第2のスロットまたは第2のミニスロット中で第2のサービスタイプ/優先度レベル/優先度に関連付けられた第2のPDSCHを受信することを含み得る。ブロック1020において、WTRU102は、第1のPDSCHのプロパティまたは第1のPDSCHに関連付けられた制御情報に基づいて第1のHARQコードブック肯定応答インデックス(HCAI)を決定し、第2のPDSCHのプロパティまたは第2のPDSCHに関連付けられた制御情報に基づいて第2のHCAIを決定し得る。ブロック1030において、WTRU102は、第2のスロット、第2のミニスロット、後続のスロットまたは後続のミニスロットのいずれかについて、第1のHCAIに従って第1のHARQ肯定応答(HARQ-ACK)情報を含む第1の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を生成し、第2のHCAIに従って第2のHARQ-ACK情報を含む第2のPUCCHを生成し得る。ブロック1040において、WTRU102は、第1および第2のPUCCHをネットワークエンティティに送信し得る。たとえば、第1のPDSCHおよび第2のPDSCHのプロパティは、探索空間、送信プロファイル、および/または一時識別子のいずれかであり得る。
【0196】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、別個のPUCCHリソースにおいて、第1のHARQ-ACK情報として、HARQ-ACKビットの第1のセットを多重化し、第2のHARQ-ACK情報として、HARQ-ACKビットの第2のセットを多重化し得る。
【0197】
いくつかの代表的な実施形態では、第1のサービスタイプは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスまたは拡張URLLCサービスであり得、第2のサービスタイプは、別のサービスタイプであり得、および/または第2のサービスタイプは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスもしくは大容量マシンタイプ通信(mMTC)サービスであり得る。
【0198】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、PDSCHに関連付けられた示されたHCAIからPDSCHの優先度レベルを決定し得る。
【0199】
たとえば、DCI(たとえば、制御シグナリング)は、様々なサービス/優先度レベルに関連付けられた1つまたは複数の遅延期間を示し得る。それぞれの遅延期間は、(1)それぞれのPDSCHの送信とそれぞれのPUCCH送信の送信との間の時間、(2)それぞれのPDSCHの送信とそれぞれのPUCCH送信の送信との間のスロットの数、および/または(3)それぞれのPDSCHの送信とそれぞれのPUCCHの送信との間のミニスロットの数のうちの1つを示し得る。
【0200】
図11は、フィードバック情報(たとえば、HCAI)を使用する別の代表的な手順を示すフローチャートである。
【0201】
図11を参照すると、代表的な手順1100は、ブロック1110において、WTRU102が、複数のスロットまたはミニスロット中で、異なるサービスタイプ、優先度レベル、または優先度に関連付けられた複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信することを含み得る。ブロック1120において、WTRU102は、HARQコードブック肯定応答インデックス(HCAI)と、(1)受信された複数のPDSCHの各々のためのサービスタイプ、(2)受信された複数のPDSCHの各々のための優先度レベル、および/または(3)受信された複数のPDSCHの各々のための優先度のいずれかとを決定し得る。ブロック1130において、WTRU102は、決定されたHCAIおよび決定されたサービスタイプ/優先度レベル/優先度に基づいて、それぞれのスロットまたはそれぞれのミニスロットのために送信されるべきいくつかのPUCCHを決定し得る。ブロック1140において、WTRU102は、それぞれのスロットまたはそれぞれのミニスロットのそれぞれ異なるPUCCHリソースにおいて、いくつかのPUCCHを多重化し得る。ブロック1150において、WTRU102は、それぞれのスロットまたはそれぞれのミニスロットにおいて、決定されたいくつかのPUCCHを送信し得る。たとえば、PDSCHに関連付けられた、決定された(1)サービスタイプ、(2)優先度レベルおよび/または(3)優先度は、探索空間、送信プロファイル、および/または一時識別子のいずれかを含むPDSCHの1つまたは複数のプロパティによって示され得る。
【0202】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、(たとえば、各HARQコードブックが、HARQコードブックインデックスおよび/または優先度レベルに関連付けられた1つまたは複数のPDSCHのためのHARQ-ACKを含むという条件で)共通スロットの別個のPUCCHリソースにおいて、第1のHCAIに従って第1のHARQ-ACK情報として、HARQ-ACKビットの第1のセットを多重化し、第2のHCAIに従って第2のHARQ-ACK情報として、HARQ-ACKビットの第2のセットを多重化し得る。
【0203】
いくつかの代表的な実施形態では、共通スロット中の別個のPUCCHリソースのための条件は、第1のサービスタイプ、第1の優先度レベル、および/または第1の優先度が、第1のHCAIに関連付けられたことを示されることと、異なるサービスタイプ、異なる優先度レベル、および/または異なる優先度が、第2のHCAIに関連付けられたことを示されることとを含み得る。
【0204】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、(たとえば、各HARQコードブックが、HARQコードブックインデックスおよび/または優先度レベルに関連付けられた1つまたは複数のPDSCHのためのHARQ-ACKを含むという条件で)異なるスロットの別個のPUCCHリソースにおいて、第1のHCAIに関連付けられた第1のHARQ-ACK情報として、HARQ-ACKビットの第1のセットを多重化し、第2のHCAIに関連付けられた第2のHARQ-ACK情報として、HARQ-ACKビットの第2のセットを多重化し得る。
【0205】
いくつかの代表的な実施形態では、異なるスロット中の別個のPUCCHリソースのための条件は、第1のサービスタイプ、優先度レベル、および/または優先度が、第1のHCAIに関連付けられたことを示されることと、異なるサービスタイプ、異なる優先度レベル、および/または異なる優先度が、第2のHCAIに関連付けられたことを示されることとを含み得る。
【0206】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、PDSCHの第1および第2のセットに関連付けられた優先度、優先度レベルおよび/またはサービスタイプ、に関連付けられた多重化ルールに基づいて、共通スロットの共通PUCCHリソース中で、PDSCHの第1のセットに関連付けられたHARQ-ACKビットの第1のセット、およびPDSCHの第2のセットに関連付けられたHARQ-ACKビットの第2のセットを多重化し得る。
【0207】
いくつかの代表的な実施形態では、第1のサービスタイプは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスまたは拡張URLLCサービスであり得、第2のサービスタイプは、別のサービスタイプであり得、および/または、たとえば、第2のサービスタイプは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスもしくは大容量マシンタイプ通信(mMTC)サービスであり得る。
【0208】
いくつかの代表的な実施形態では、優先度レベルは、たとえば最も重要な制御シグナリングおよび/またはデータに関連付けられた、最も高い優先度レベルと、たとえばあまり重要でない制御シグナリングおよび/またはデータに関連付けられた、1つまたは複数のより低い優先度レベルとであり得る。
【0209】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、少なくとも1つのPUCCHをドロップすること(またはドロップするかどうか)を決定し得る。たとえば、1つまたは複数のPUCCHのドロップは、(1)少なくとも1つのPUCCHのプロパティ、(2)少なくとも1つのPUCCHのPUCCHフォーマット、(3)HCAI、(4)送信プロファイル、(5)少なくとも1つのPUCCHに関連するPDSCH送信のプロパティ、および/または(6)対応する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のプロパティのいずれかに基づき得る。
【0210】
いくつかの代表的な実施形態では、1つまたは複数のサービスタイプは、(1)超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービス、(2)拡張URLLCサービス、(3)拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービス、および/または(4)大容量マシンタイプ通信(mMTC)サービスのいずれかを含み得る。
【0211】
いくつかの代表的な実施形態では、HCAIの各制御信号は、PDSCH送信とPUCCH送信との間の(1)時間、(2)スロットの数または(3)ミニスロットの数のいずれかに関連付けられた遅延期間を示し得る。
【0212】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、少なくとも1つのPUCCHまたはPUSCHをドロップすることを決定し得る。たとえば、WTRU102は、(1)少なくとも1つのPUCCHのプロパティ、(2)少なくとも1つのPUCCHのPUCCHフォーマット、(3)HARQコードブックインデックス、(4)送信プロファイル、(5)少なくとも1つのPUCCHに関連するPDSCH送信のプロパティ、(6)優先度レベル、(7)相対的優先度レベル、および/または(8)対応する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のプロパティのいずれかに基づいて少なくとも1つのPUCCHまたはPUSCHをドロップすることを決定し得る。
【0213】
図12は、(たとえば、eMBBおよびURLLC情報/制御シグナリングの)時間領域重複のための代表的な手順を示すフローチャートである。
【0214】
図12を参照すると、代表的な手順1200は、ブロック1210において、WTRU102が、ある優先度レベル、たとえば拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスに関連付けられたスケジューリング要求(SR)またはHARQ情報が、より高い優先度レベル、たとえば超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスまたは拡張URLLC(eURLLC)サービスに関連付けられた物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と時間領域において重複することになると決定することを含み得る。ブロック1220において、より低い優先度レベルに関連付けられたSRまたはHARQ情報が、より高い優先度レベルに関連付けられたPUSCHと時間領域において重複することになるという条件で、WTRU102は、より高い優先度レベル、たとえばURLLCまたはeURLLCサービスに関連付けられたPUSCH上で、より低い優先度レベル、たとえばeMBBサービスに関連付けられたSRまたはHARQ情報を多重化し得る。ブロック1230において、WTRU102は、PUSCHを送信し得る。
【0215】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、(たとえばeMBBサービスに関連連れられた)SRまたはHARQ情報のための第1の優先度レベル、および(たとえばURLLCサービスまたはeURLLCサービスに関連付けられた)PUSCHのための第2の優先度レベルを決定し得る。
【0216】
いくつかの代表的な実施形態では、PUSCH上でのSRまたはHARQ情報の多重化は、第1および第2の優先度レベルに関連付けられたあらかじめ決定されたルールをさらに条件とし得る。
【0217】
図13は、非優先の情報/制御シグナリング(たとえば、HARQ肯定応答(HARQ-ACK))のためのオーバーフローリソースを使用する代表的な手順を示すフローチャートである。
【0218】
図13を参照すると、代表的な手順1300は、ブロック1310において、WTRU102が、1次アップリンクリソースおよび少なくとも1つのアップリンクオーバーフローリソースを構成することを含み得る。ブロック1320において、WTRU102は、情報または制御シグナリングを受信し得る。ブロック1330において、WTRU102は、情報または制御シグナリングのHARQ肯定応答(HARQ-ACK)が非優先化されるかどうかを決定し得る。ブロック1340において、HARQ-ACKが非優先化されるという条件で、WTRU102は、アップリンクオーバーフローリソース上でHARQ-ACKを送信し得る。ブロック1350において、WTRU102は、HARQ-ACKが非優先化されないという条件で、1次アップリンクリソース上でHARQ-ACKを送信し得る。たとえば、WTRU102は、HARQ-ACKと、他の情報または他の制御シグナリングのいずれかとの間の衝突が発生することになるかどうかを決定し得、HARQ-ACKの優先度レベルが他の情報または他の制御シグナリングの優先度レベルを超えるかどうかを決定し得、HARQ-ACKの優先度レベルが他の情報または他の制御シグナリングの優先度レベルを超えないという条件で、WTRU102は、HARQ-ACKを非優先化し得る。
【0219】
1次リソースおよびオーバーフローリソースは、時間もしくは周波数のいずれかにおいて重複があるかまたはそれらのいずれにも重複がない、別個の時間および周波数リソースにあり得る。
【0220】
図14は、(たとえば、サービスタイプに基づく)ビットフィールド解釈を使用する代表的な手順を示すフローチャートである。
【0221】
図14を参照すると、代表的な手順1400は、ブロック1410において、WTRU102が、WTRUによって、ダウンリンク制御情報(DCI)を含む情報を受信することを含み得る。ブロック1420において、WTRU102は、WTRUにプロビジョニングされるサービスタイプ/優先度レベル/優先度を決定するか、または受信された情報から取得し得る。ブロック1430において、WTRU102は、決定されたサービスタイプ、決定された優先度レベルおよび/または決定された優先度に基づいて、受信されたDCI中のビットフィールドのセットの解釈を実施し得る。ブロック1440において、WTRU102は、ビットフィールドのセットの解釈に従ってWTRUを構成し得る。たとえば、ビットフィールドのセット中のビットフィールドのうちの少なくとも1つの解釈は、第1のサービスタイプ、優先度レベルおよび/または優先度について、第2のサービスタイプ、優先度レベルおよび/または優先度に対して異なり得る。
【0222】
いくつかの代表的な実施形態では、ビットフィールドのセット中のビットフィールドのうちの少なくとも1つの解釈は、(1)第1のサービスタイプ/優先度レベル/優先度のための第1のユニットタイプ、および(2)第2のサービスタイプ/優先度レベル/優先度のための第2のユニットタイプに関連付けられ得る。たとえば、第1のユニットタイプは、(1)シンボル、(2)シンボルのグループ、(3)ミニスロット、(4)スロット、もしくは(5)サブフレームであり、および/または第2のユニットタイプは、(1)シンボル、(2)シンボルのグループ、(3)ミニスロット、(4)スロット、もしくは(5)サブフレームのうちの異なるものである。別の例として、第1のユニットタイプは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスまたは拡張URLLCサービスのためのHARQフィードバックタイミングに関連して使用されるシンボルであり得、第2のユニットタイプは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスのためのHARQフィードバックタイミングに関連して使用されるスロットであり得る。
【0223】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、(1)DCI、(2)無線リソース制御(RRC)シグナリング、および/または(3)1つもしくは複数のシステム情報ブロック(SIB)のいずれかから、WTRUにプロビジョニングされる1つまたは複数のサービスタイプ/優先度レベル/優先度を決定または取得し得る。
【0224】
いくつかの代表的な実施形態では、サービスタイプは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)タイプサービス、拡張URLLC、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)タイプサービス、または大容量マシンタイプ通信(mMTC)タイプサービスのいずれかであり得る。
【0225】
いくつかの代表的な実施形態では、受信された情報は、制御チャネル構成情報および/またはPDSCH時間領域値のいずれかを含み得る。たとえば、WTRU102は、含まれる制御チャネル構成情報または含まれるPDSCH時間領域値から、プロビジョニングされるサービスタイプ、優先度レベルおよび/または優先度を決定し得る。
【0226】
いくつかの代表的な実施形態では、制御チャネル構成情報は、(1)探索空間監視パターン、(2)探索空間監視周期性、(3)探索空間持続時間、(4)CORESET構成、(5)サイクリック冗長検査(CRC)をスクランブルするために使用されるRNTI、および/または(6)帯域幅パート構成のいずれかを含み得る。
【0227】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102によって受信されたDCIが、探索空間監視パターンを用いて構成された探索空間内にあるという条件で、WTRU102は、WTRUにプロビジョニングされるサービスタイプ、優先度レベルまたは優先度が、第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルまたは第1の優先度であると決定し得、WTRUによって受信されたDCIが、探索空間監視パターンを用いて構成された探索空間内にないという条件で、WTRU102は、WTRUにプロビジョニングされるサービスタイプが、第2のサービスタイプ、第2の優先度レベルまたは第2の優先度であると決定し得る。
【0228】
いくつかの代表的な実施形態では、監視周期性が周期性しきい値を超えるという条件で、WTRU102は、WTRUにプロビジョニングされるサービスタイプ、優先度レベルまたは優先度が、第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルまたは第1の優先度であると決定し得、監視周期性が周期性しきい値を超えないという条件で、WTRU102は、WTRUにプロビジョニングされるサービスタイプ、優先度レベルまたは優先度が、第2のサービスタイプ、第2の優先度レベルまたは第2の優先度であると決定し得る。
【0229】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102によって受信されたDCIが、K個のスロットよりも短い持続時間をもつ探索空間内にあり、Kが整数であるという条件で、WTRU102は、WTRUにプロビジョニングされるサービスタイプ、優先度レベルまたは優先度が、第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルまたは第1の優先度であると決定し得、持続時間がK個のスロット以上であるという条件で、WTRU102は、WTRUにプロビジョニングされるサービスタイプ、優先度レベルまたは優先度が、第2のサービスタイプ、第2の優先度レベルまたは第2の優先度であると決定し得る。
【0230】
いくつかの代表的な実施形態では、PDSCH時間領域値が、しきい値を下回るかまたはしきい値間の範囲内にあるという条件で、WTRU102は、WTRUにプロビジョニングされるサービスタイプ、優先度レベルまたは優先度が、第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルまたは第1の優先度であると決定し得、PDSCH時間領域値が、しきい値を下回るかまたはしきい値間の範囲内にある、のではないという条件で、WTRU102は、WTRUにプロビジョニングされるサービスタイプ、優先度レベルまたは優先度が、第2のサービスタイプ、第2の優先度レベルまたは第2の優先度であると決定し得る。
【0231】
いくつかの代表的な実施形態では、受信されたDCI中のビットフィールドのセットは、HARQタイミングインジケーションビットフィールド中にHARQタイミングインジケーション値を含み得る。たとえば、HARQタイミングインジケーションビットフィールド中のHARQタイミングインジケーション値の解釈は、(1)1つもしくは複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)時間領域割振り値、(2)DMRSマッピングタイプ、(3)PDSCHの開始シンボル、(4)PDSCH送信の長さ、(5)PDCCHの受信とPDSCHの開始シンボルとの間のオフセットもしくは遅延、および/または(6)1つもしくは複数のHARQ処理ID値のいずれかに基づき得る。
【0232】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、PDSCH持続時間がしきい値を下回る場合、PDSCH送信が、第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルまたは第1の優先度に関連付けられたPDSCH送信の第1のセットに属すると決定し、そうでない場合、PDSCH送信が、第2のサービスタイプ、第2の優先度レベルまたは第2の優先度に関連付けられたPDSCH送信の第2のセットに属すると決定し得る。
【0233】
図15は、(たとえば、サービスタイプに基づく)HARQフィードバックのための代表的な手順を示すフローチャートである。
【0234】
図15を参照すると、代表的な手順1500は、ブロック1510において、WTRU102が、WTRUによって、情報を受信することを含み得る。ブロック1520において、WTRU102は、受信された情報から、WTRUが第1のサービスタイプ/優先度レベル/優先度についてプロビジョニングされると決定し得る。ブロック1530において、WTRU102は、第1のサービスタイプ/優先度レベル/優先度に関連付けられた送信のためのコード化ビットを生成し得る。ブロック1540において、WTRU102は、上書きされるコード化ビットとして、生成されたコード化ビットのサブセットを、第2のサービスタイプ/優先度レベル/優先度に関連付けられたコード化ビットで上書きして、第1および第2のサービス/優先度レベル/優先度に関連付けられたコード化ビットのシーケンスを生成し得、第2のサービスタイプ/優先度レベル/優先度は、第1のサービスタイプ/優先度レベル/優先度の優先度レベルよりも高い優先度レベルを有する。ブロック1550において、WTRU102は、第1および第2のサービス/優先度レベル/優先度に関連付けられたコード化ビットのシーケンスを使用して、送信用の信号を生成し得る。ブロック1550において、WTRU102は、信号をネットワークエンティティに送信し得る。
【0235】
いくつかの代表的な実施形態では、送信される信号のコード化ビットは、第1のサービスタイプ/優先度レベル/優先度の制御機能またはデータに関連付けられたコード化ビットのセット、および第2のサービスタイプ/優先度レベル/優先度の制御機能に関連付けられたコード化ビットのセットを含み得る。
【0236】
いくつかの代表的な実施形態では、第1のサービスタイプは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスであり得、第2のサービスタイプは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)または拡張URLLCであり得る。
【0237】
いくつかの代表的な実施形態では、第1のサービスタイプ/優先度レベル/優先度の制御機能もしくはデータは、第1のサービスタイプ/優先度レベル/優先度の(1)スケジューリング要求(SR)、(2)HARQ-ACK、(3)CSIもしくは(4)データのいずれかであり得、および/または第2のサービスタイプ/優先度レベル/優先度の制御機能は、第2のサービスタイプ/優先度レベル/優先度の(1)SR、(2)HARQ-ACKもしくは(3)CSIのいずれかであり得る。
【0238】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、上書きされるべき第1のサービスタイプ/優先度レベル/優先度のいくつかのコード化ビットが、上書きされるコード化ビットと置換されるべきいくつかのビットとの対応を有するかどうかを決定し得る。たとえば、上書きされるべき第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルまたは第1の優先度のいくつかのビットが、上書きされるコード化ビットと置換されるべきいくつかのコード化ビットとの対応を有するという条件で、WTRU102は、第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルまたは第1の優先度のいくつかのコード化ビットを上書きし得る。別の例として、上書きされるべき第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルまたは第1の優先度のいくつかのコード化ビットが、上書きされるべきコード化ビットと置換されるべきいくつかのコード化ビットとの対応を有しないという条件で、WTRU102は、上書きすることなしに、第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルまたは第1の優先度のコード化ビットの一部をドロップし、ドロップされたビットを、第2のサービスタイプ、第2の優先度レベルまたは第2の優先度に関連付けられたコード化ビットのセットと置換し得る。
【0239】
第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルまたは第1の優先度に関連付けられたコード化ビットのサブセットの上書きは、WTRUが、第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルもしくは第1の優先度に関連付けられたコード化ビットの第1のシーケンスを決定すること、第2のサービスタイプ、第2の優先度レベルもしくは第2の優先度に関連付けられたコード化ビットと置換されるべき、第1のサービスタイプ、第1の優先度レベルもしくは第1の優先度に関連付けられたコード化ビットの第1のシーケンス中の位置を決定し、決定された位置における第1のシーケンスのコード化ビットにおいて削除すること、および/または決定された位置において、第2のサービスタイプに関連付けられたコード化ビットを挿入することを含み得る。
【0240】
図15は、(たとえば、サービスタイプに基づく)HARQフィードバックのための代表的な手順を示すフローチャートである。
【0241】
図15を参照すると、代表的な手順1500は、ブロック1510において、WTRU102が、情報を受信することを含み得る。ブロック1520において、WTRU102は、受信された情報から、WTRUが、第1のサービスタイプまたは第1の優先度レベルおよび第2のサービスタイプまたは第2の優先度レベルについてプロビジョニングされると決定し得る。ブロック1530において、WTRU102は、第1のサービスタイプまたは第1の優先度レベルに関連付けられた第1のHARQフィードバック、および第2のサービスタイプまたは第2の優先度レベルに関連付けられた第2のHARQフィードバックの送信のために、WTRUを構成し得る。
【0242】
いくつかの代表的な実施形態では、第1のサービスタイプまたは第1の優先度レベルに関連付けられた第1のHARQフィードバック、および第2のサービスタイプまたは第2の優先度レベルに関連付けられた第2のHARQフィードバックの送信のためのWTRUの構成は、第1のHARQフィードバックを搬送するための時間周波数リソースの第1の部分、および第2のHARQフィードバックを搬送するための時間周波数リソースの第2の別個の部分の設定を含み得る。
【0243】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、第1のデータの受信と第1のHARQフィードバックの送信との間の第1の遅延時間が、第2のデータの受信と第2のHARQフィードバックの送信との間の第2の遅延時間よりも小さくなり得るように、第1のサービスタイプまたは第1の優先度レベルに関連付けられた第1のデータ、および第2のサービスタイプまたは第2の優先度レベルに関連付けられた第2のデータを受信し得る。たとえば、第1のサービスタイプまたは第1の優先度レベルは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスまたは拡張URLLC(eURLLC)サービスであり得るかまたはそれらに対応し得、第2のサービスタイプまたは第2の優先度レベルは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスであり得るかまたはそれに対応し得る。たとえば、第1の優先度レベルは、URLLCまたはeURLLCサービスに関連付けられた優先度であり得、第2の優先度は、eMBBに関連付けられた優先度レベルであり得る。
【0244】
いくつかの代表的な実施形態では、第2のHARQフィードバックは、ロングフォーマット物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)中で送られ得、および/または第1のHARQフィードバックは、第2のHARQフィードバックよりも短いレイテンシを伴うフォーマットで送られ得る。
【0245】
図16は、代表的な上書き手順を示すフローチャートである。
【0246】
図16を参照すると、代表的な手順1600は、ブロック1610において、WTRU102が、情報を受信することを含み得る。ブロック1620において、WTRU102は、受信された情報から、WTRU102が第1のサービスタイプまたは第1の優先度レベルについてプロビジョニングされると決定し得る。ブロック1630において、WTRU102は、第1のサービスタイプ/優先度レベルに関連付けられた送信のためのコード化ビットを生成し得る。ブロック1640において、WTRU102は、上書きされるコード化ビットとして、生成されたコード化ビットのサブセットを、第2のサービスタイプまたは第2の優先度レベルに関連付けられたコード化ビットで上書きして、第1および第2のサービス/優先度レベルに関連付けられたコード化ビットのシーケンスを生成し得る。いくつかの実施形態では、第2のサービスタイプは、第1のサービスタイプの優先度レベルよりも高い優先度レベルを有し得る。ブロック1650において、WTRU102は、第1および第2のサービス/優先度レベルに関連付けられたコード化ビットのシーケンスを使用して、送信用の信号を生成し得る。ブロック1660において、WTRU102は、生成された信号をネットワークエンティティに送信し得る。
【0247】
いくつかの代表的な実施形態では、送信される信号のコード化ビットは、第1のサービスタイプ/優先度レベルの制御機能またはデータに関連付けられたコード化ビットのセット、および第2のサービスタイプ/優先度レベルの制御機能に関連付けられたコード化ビットのセットを含み得る。たとえば、第1のサービスタイプ/優先度レベルは、eMBBサービスであり得るかまたはそれに対応し得、第2のサービスタイプは、URLLCサービスまたはeURLLCサービスであり得る。
【0248】
第1のサービスタイプ/優先度レベルの制御機能もしくはデータは、たとえば、第1のサービスタイプ/優先度レベルの(1)スケジューリング要求(SR)、(2)HARQ-ACK、(3)CSIおよび/もしくは(4)データのいずれかであり得、ならびに/または第2のサービスタイプ/優先度レベルの制御機能は、第2のサービスタイプ/優先度レベルの(1)SR、(2)HARQ-ACKおよび/もしくは(3)CSIのいずれかであり得る。
【0249】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、上書きされるべき第1のサービスタイプ/優先度レベルのいくつかのコード化ビットが、上書きされるコード化ビットと置換されるべきいくつかのビットとの対応を有するかどうかを決定し得、上書きされるべき第1のサービスタイプ/優先度レベルのいくつかのビットが、上書きされるコード化ビットと置換されるべきいくつかのコード化ビットとの対応を有するという条件で、WTRU102は、第1のサービスタイプ/優先度レベルのいくつかのコード化ビットを上書きし得る。
【0250】
いくつかの代表的な実施形態では、上書きされるべき第1のサービスタイプ/優先度レベルのいくつかのコード化ビットが、上書きされるべきコード化ビットと置換されるべきいくつかのコード化ビットとの対応を有しないという条件で、WTRU102は、第1のサービスタイプ/優先度レベルのコード化ビットの一部をドロップし、ドロップされたビットを、第2のサービスタイプ/優先度レベルに関連付けられたコード化ビットのセットと置換し得る。たとえば、第1のサービスタイプ/優先度レベルに関連付けられたコード化ビットのサブセットの上書きは、WTRU102が、第1のサービスタイプ/優先度レベルに関連付けられたコード化ビットの第1のシーケンスを決定すること、第2のサービスタイプ/優先度レベルに関連付けられたコード化ビットと置換されるべき第1のサービスタイプ/優先度レベルに関連付けられたコード化ビットの第1のシーケンス中の位置を決定すること、決定された位置における第1のシーケンスのコード化ビットにおいて削除すること、および/または決定された位置において、第2のサービスタイプ/優先度レベルに関連付けられたコード化ビットを挿入することを含み得る。
【0251】
図17は、予期される衝突を回避するための代表的な手順を示すフローチャートである。
【0252】
図17を参照すると、代表的な手順1700は、ブロック1710において、WTRU102が、(1)第1のサービスタイプ/優先度レベルのコード化ビットを第2のサービスタイプ/優先度レベルのコード化ビットで多重化するための多重化動作、(2)第1のサービスタイプ/優先度レベルのコード化ビットを第2のサービスタイプ/優先度レベルのコード化ビットで上書きするための上書き動作、および/または(3)第1のサービスタイプ/優先度レベルのコード化ビットをドロップし、好適性基準に基づいて、ドロップされたコード化ビットの位置に第2のサービスタイプ/優先度レベルのコード化ビットを挿入するためのドロップ/挿入動作のいずれかを選択することを含み得る。ブロック1720において、WTRU102は、選択された動作を使用して、第1および第2のサービスに関連付けられたコード化ビットのシーケンスを生成し得る。ブロック1730において、WTRU102は、コード化ビットのシーケンスを使用して、送信用の信号を生成し得る。ブロック1740において、WTRU102は、信号をネットワークエンティティに送信し得る。
【0253】
いくつかの代表的な実施形態では、好適性基準は、(1)サービスベースの優先度レベル、(2)第2のサービスタイプ/優先度レベルのレイテンシ要件、(3)衝突するリソースの持続時間、(4)衝突するリソースの終了時間、(5)上位レイヤによって構成された最大時間遅延および/もしくはオフセット、(6)衝突するリソースの周期性、(7)第2のサービスタイプ/優先度レベルの信頼性要件、(8)第1のしきい値を下回っているレイヤごとのコード化変調シンボルの数、(9)上書きの最大量、(10)第2のしきい値よりも小さい、衝突するリソースに関連付けられたコーディングレート、ならびに/または(11)衝突するリソースのために構成された最大ペイロードよりも小さい、第1のもしくは第2のサービスタイプ/優先度レベルに関連付けられたコード化ビットの総数のいずれかに基づき得る。
【0254】
図18は、代表的な多重化手順を示すフローチャートである。
【0255】
図18を参照すると、代表的な手順1800は、ブロック1810において、WTRU102が、複数の送信の間またはそれらのうちの1つまたは複数の衝突が予期されるかどうかを決定することを含み得る。ブロック1820において、WTRU102は、予期される衝突のタイミングまたはステータスを決定し得る。ブロック1830において、少なくとも1つの衝突が予期されるという条件で、WTRU102は、予期される衝突のタイミングまたはステータスに基づいて、第1のレイヤにおいてまたは第2のレイヤにおいて、少なくとも1つの衝突を緩和するための行為を開始すべき(たとえば、いくつかの予期される後続の行為をドロップすべきおよび/または開始しないべき)かどうかを決定し得る。ブロック1840において、WTRU102は、決定されたレイヤにおいて、少なくとも1つの衝突を緩和するための行為を開始し得る。たとえば、予期される衝突は、(1)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)およびスケジューリング要求(SR)、(2)PUSCHおよびアップリンク制御情報(UCI)、ならびに/または(3)より高優先度のアップリンク制御情報およびより低優先度のアップリンク制御情報のいずれの間にあり得る。
【0256】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、第1の送信において送信されるべきスケジューリング要求(SR)もしくはアップリンク制御情報(UCI)が、第1のレイヤとして、物理レイヤにすでにシグナリングされたかどうか、またはPUSCHの構築が物理レイヤにおいて開始したかどうかを決定し得る。
【0257】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、(1)SRもしくはUCIが物理レイヤにすでにシグナリングされた、またはPUSCHの構築が物理レイヤにおいて開始したという条件で、物理レイヤにおいて行為を開始することを決定するか、または(2)SRもしくはUCIが物理レイヤにシグナリングされない、またはPUSCHの構築が物理レイヤにおいて開始していないという条件で、MACレイヤにおいて行為を開始することを決定し得る。たとえば、WTRU102が、PUSCHと重複する、より高優先度のSRをシグナリングした場合、WTRU102はMAC PDUを構築しないことがある。
【0258】
たとえば、決定されたレイヤにおける行為の開始は、(1)SRもしくはUCIがシグナリングされた後に物理レイヤにおいてSRもしくはUCIをドロップすること、(2)MACレイヤにおいてSRもしくはUCIのシグナリングを停止すること、(3)物理レイヤにおいてPUSCHをドロップもしくは中断すること、および/または(4)MACレイヤにおいてPUSCHのシグナリングを停止することのいずれかを含み得る。
【0259】
図19は、(たとえば、アップリンク制御情報(UCI)の送信のための)代表的な手順を示すフローチャートである。
【0260】
図19を参照すると、代表的な手順1900は、ブロック1910において、WTRU102が、スロット中でおよび/または時間領域において重複して複数のPUSCH送信を送信するようにWTRUを構成することを含み得る。ブロック1920において、WTRU102は、PUSCH送信の各々に関連付けられた1つまたは複数のサービスレベル優先度を含む1つまたは複数の基準に基づいて、アップリンク制御情報(UCI)を多重化するための少なくとも1つのPUSCHを選択し得る。ブロック1930において、WTRU102は、選択されたPUSCH上でUCIを多重化し得る。ブロック1940において、WTRU102は、多重化されたUCIを搬送するPUSCHを送信し得る。たとえば、1つまたは複数の基準は、PUSCH送信がUCIおよびデータの組合せの送信のために好適であるかどうかを含み得る。
【0261】
いくつかの代表的な実施形態では、スロット中のまたは重複しているPUSCH送信は、異なるサービングセルおよび/もしくは異なるキャリア上にあり得、ならびに/または各PUSCH送信は、異なるサービス関係の優先度を有し得る。
【0262】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、PUSCHのサービスレベル優先度および/またはUCIのサービスレベル優先度に基づいてUCIを多重化するためのPUSCHを選択し得る。
【0263】
代表的な実施形態に従ってデータを処理するためのシステムおよび方法は、メモリデバイスに含まれている命令のシーケンスを実行する1つまたは複数のプロセッサによって実施され得る。そのような命令は、2次データ記憶デバイスなどの他のコンピュータ可読媒体からメモリデバイスに読み取られ得る。メモリデバイスに含まれている命令のシーケンスの実行は、たとえば、上記で説明されたように、プロセッサを動作させる。代替実施形態では、本発明を実装するために、ソフトウェア命令の代わりにまたはそれと組み合わせて、配線接続回路が使用されてよい。そのようなソフトウェアは、ロボット支援/装置(RAA)内に格納されたプロセッサ上で、および/またはリモートで別のモバイルデバイス上で実行され得る。後者の場合、データは、センサーを含んでいるRAAまたは他のモバイルデバイスと、上記で説明されたスケール推定および補償を実施するソフトウェアを実行するプロセッサを含んでいるリモートデバイスとの間で、ワイヤラインを介してまたはワイヤレスに転送され得る。他の代表的な実施形態によれば、位置特定に関して上記で説明された処理のいくつかは、センサー/カメラを含んでいるデバイスにおいて実施され得るが、処理の残りは、センサー/カメラを含んでいるデバイスからの部分的に処理されたデータの受信後に第2のデバイスにおいて実施され得る。
【0264】
特徴および要素について、上記では特定の組合せにおいて説明されたが、各特徴または要素は、単独でまたは他の特徴および要素との任意の組合せにおいて使用されることが可能であることを当業者は諒解されよう。加えて、本明細書において説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェア中に実装されてよい。非一時的コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定はされないが、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスク、磁気光学媒体などの磁気媒体、ならびにCD-ROMディスク、およびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装するために、ソフトウェアに関連するプロセッサが使用され得る。
【0265】
その上、上記で説明された実施形態では、プロセッサを含んでいる処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、および他のデバイスが留意される。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理ユニット(「CPU」)およびメモリを含んでいることがある。コンピュータプログラミングの当業者の実践に従って、動作または命令の行為および記号表現への参照が、様々なCPUおよびメモリによって実施され得る。そのような行為および動作または命令は、「実行される」、「コンピュータ実行される」または「CPU実行される」と呼ばれることがある。
【0266】
当業者は、行為および記号的に表された動作または命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことを諒解されよう。電気システムは、電気信号の結果として生じる変換または低減と、メモリシステム中のメモリロケーションにおけるデータビットの維持とを引き起こし、それにより、CPUの動作、ならびに信号の他の処理を再構成するかまたは別様に変えることができる、データビットを表す。データビットが維持されるメモリロケーションは、データビットに対応するかまたはそれを表す特定の電気的、磁気的、光学的、または有機的プロパティを有する物理的ロケーションである。代表的な実施形態は上述のプラットフォームまたはCPUに限定されず、他のプラットフォームおよびCPUが所与の方法をサポートし得ることを理解されたい。
【0267】
データビットはまた、CPUによって可読な磁気ディスク、光ディスク、および任意の他の揮発性(たとえば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))または不揮発性(たとえば、読取り専用メモリ(「ROM」))大容量記憶システムを含むコンピュータ可読媒体上に維持され得る。コンピュータ可読媒体は、もっぱら処理システム上に存在するか、または処理システムに対してローカルもしくはリモートであり得る複数の相互接続された処理システム間で分散された、協働するかまたは相互接続されたコンピュータ可読媒体を含み得る。代表的な実施形態は上述のメモリに限定されず、他のプラットフォームおよびメモリが、説明される方法をサポートし得ることを理解されたい。代表的な実施形態は上述のプラットフォームまたはCPUに限定されず、他のプラットフォームおよびCPUが所与の方法をサポートし得ることを理解されたい。
【0268】
例示的な実施形態では、本明細書で説明される動作、処理などのいずれも、コンピュータ可読媒体に記憶されたコンピュータ可読命令として実装され得る。コンピュータ可読命令は、モバイルユニット、ネットワーク要素、および/または任意の他のコンピューティングデバイスのプロセッサによって実行され得る。
【0269】
システムの態様のハードウェア実装とソフトウェア実装との間に残される差異はほとんどない。ハードウェアまたはソフトウェアの使用は、概して、コスト対効率のトレードオフを表す設計選択である(が、いくつかのコンテキストでは、ハードウェアとソフトウェアとの間の選択が有意になり得るという点で、常にそうであるとは限らない)。本明細書で説明される処理および/またはシステムおよび/または他の技術が影響を受け得る様々な車両(たとえば、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェア)があり得、好ましい車両は、処理および/またはシステムおよび/または他の技術が展開されるコンテキストとともに変化し得る。たとえば、実装者が、速度および精度が最上であると決定した場合、実装者は、主にハードウェアおよび/またはファームウェア車両を選択し得る。フレキシビリティが最上である場合、実装者は、主にソフトウェア実装を選択し得る。代替として、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの何らかの組合せを選択し得る。
【0270】
上記の詳細な説明は、ブロック図、フローチャート、および/または例の使用によってデバイスおよび/または処理の様々な実施形態を記載している。そのようなブロック図、フローチャート、および/または例が、1つまたは複数の機能および/または動作を含んでいる限り、そのようなブロック図、フローチャート、または例の内の各機能および/または動作は、広範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらのほぼ任意の組合せによって、個々におよび/またはまとめて実装され得ることが、当業者によって理解されよう。好適なプロセッサは、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械を含む。
【0271】
本開示は、様々な態様の例示として意図されている、本出願で説明される特定の実施形態に関して限定されるべきではない。多数の修正および変更が、当業者に明らかになるように、それの趣旨および範囲から逸脱することなく行われ得る。本出願の説明において使用される要素、行為、または命令は、明示的にそのようなものとして提供されない限り、本発明にとって重要なまたは本質的であるとして解釈されるべきではない。本明細書で列挙されたものに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法および装置は、上記の説明から当業者に明らかになろう。そのような修正および変形は、添付の特許請求の範囲内に入ることが意図されている。本開示は、添付の特許請求の範囲がそれに権利を付与される均等物の全範囲とともに、そのような特許請求の範囲の用語によってのみ限定されるものである。本開示は、特定の方法またはシステムに限定されないことを理解されたい。
【0272】
また、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態について説明する目的のためにすぎず、限定的であることを意図されていないことを理解されたい。本明細書で使用されるとき、本明細書で参照されるとき、「局」という用語および「STA」というそれの略語、「ユーザ機器」および「UE」というそれの略語は、(i)以下で説明されるような、ワイヤレス送信および/もしくは受信ユニット(WTRU)、(ii)以下で説明されるような、WTRUのいくつかの実施形態のいずれか、(iii)とりわけ、以下で説明されるような、WTRUの一部もしくは全部の構造および機能を用いて構成されたワイヤレス対応および/もしくはワイヤード対応(たとえば、テザー可能)デバイス、(iii)以下で説明されるような、WTRUのすべての構造および機能に満たないものを用いて構成されたワイヤレス対応および/もしくはワイヤード対応デバイス、または(iv)同様のものを意味し得る。本明細書で具陳されるいずれかのUEを表し得る、例示的なWTRUの詳細は、
図1A~
図1Dに関して以下で提供される。
【0273】
いくつかの代表的な実施形態では、本明細書で説明される主題のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、および/または他の集積フォーマットを介して実装され得る。しかしながら、本明細書で開示される実施形態のいくつかの態様は、全部的にまたは部分的に、1つもしくは複数のコンピュータ上で実行される1つもしくは複数のコンピュータプログラムとして(たとえば、1つもしくは複数のコンピュータシステム上で実行される1つもしくは複数のプログラムとして)、1つもしくは複数のプロセッサ上で実行される1つもしくは複数のプログラムとして(たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサ上で実行される1つもしくは複数のプログラムとして)、ファームウェアとして、またはそれらのほぼ任意の組合せとして、集積回路において等価的に実装され得ること、ならびにソフトウェアおよびまたはファームウェアのための回路を設計することおよび/またはコードを書くことは、本開示に照らして当業者の技能内に十分にあり得ることを、当業者は認識されよう。加えて、本明細書で説明される主題の機構は、様々な形態のプログラム製品として配布され得ること、および本明細書で説明される主題の例示的な実施形態は、配布を実際に行うために使用される信号担持媒体の特定のタイプに関係なく適用されることを、当業者は諒解されよう。信号担持媒体の例は、限定はされないが、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能型媒体、ならびにデジタルおよび/またはアナログ通信媒体などの送信型媒体(たとえば、光ファイバーケーブル、導波路、ワイヤード通信リンク、ワイヤレス通信リンクなど)を含む。
【0274】
本明細書で説明される主題は、異なる他の構成要素内に含まれているかまたはそれに接続された、異なる構成要素を時々示している。そのような図示されたアーキテクチャは例にすぎず、実際には、同じ機能を達成する多くの他のアーキテクチャが実装され得ることを理解されたい。概念的な意味において、同じ機能を達成するための構成要素のどんな配置も、所望の機能が達成され得るように、効果的に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するために本明細書で組み合わされたどんな2つの構成要素も、アーキテクチャまたは中間構成要素とは無関係に、所望の機能が達成されるように、互いに「関連付けられる」ように見られてよい。同様に、そのように関連付けられるどんな2つの構成要素も、所望の機能を達成するために互いに、「動作可能に接続される」または「動作可能に結合される」ものとして見られてもよく、そのように関連付けられることが可能などんな2つの構成要素も、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に結合可能な」ものとして見られてもよい。動作可能に結合可能の特定の例は、限定はされないが、物理的に嵌合可能なおよび/もしくは物理的に相互作用する構成要素、ならびに/またはワイヤレスに相互作用可能なおよび/もしくはワイヤレスに相互作用する構成要素、ならびに/または論理的に相互作用するおよび/もしくは論理的に相互作用可能な構成要素を含む。
【0275】
本明細書における実質的に任意の複数形および/または単数形の用語の使用に関して、当業者は、コンテキストおよび/または適用例に適切であるとき、複数形から単数形におよび/または単数形から複数形に変換することができる。様々な単数形/複数形の置換は、明快のために本明細書に明確に記載され得る。
【0276】
概して、本明細書において、特に添付の特許請求の範囲(たとえば、添付の特許請求の範囲の本文)において使用される用語は、「オープン」な用語として概して意図されていることが、当業者によって理解されよう(たとえば、「含んでいる」という用語は、「含んでいるが、限定はされない」として解釈されるべきであり、「有する」という用語は、「少なくとも有する」として解釈されるべきであり、「含む」という用語は、「含むが、限定はされない」として解釈されるべきである、など)。さらに、導入される請求項具陳の特定の数が意図されている場合、そのような意図は、請求項に明示的に具陳されることになり、そのような具陳がない場合、そのような意図は存在しないことが、当業者によって理解されよう。たとえば、ただ1つの項目が意図されている場合、「単一の」という用語または同様の文言が使用され得る。理解の補助として、以下の添付の特許請求の範囲および/または本明細書の説明は、請求項具陳を導入するために、「少なくとも1つの」および「1つまたは複数の」という導入句の使用を含んでいることがある。しかしながら、そのような句の使用は、不定冠詞「a」または「an」による請求項具陳の導入が、そのような導入された請求項具陳を含んでいる何らかの特定の請求項を、ただ1つのそのような具陳を含んでいる実施形態に限定することを暗示すると解釈されるべきではなく、これは、同じ請求項が、「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」という導入句、および「a」または「an」などの不定冠詞を含むときでもそうである(たとえば、「a」および/または「an」は、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである)。同じことは、請求項具陳を導入するために使用される定冠詞の使用に当てはまる。加えて、導入される請求項具陳の特定の数が明示的に具陳された場合でも、そのような具陳は、少なくとも具陳された数を意味するように解釈されるべきであることを、当業者は認識されよう(たとえば、他の修正子をもたない、「2つの具陳」という裸の具陳は、少なくとも2つの具陳、または2つ以上の具陳を意味する)。さらに、「A、B、およびCなどのうちの少なくとも1つ」に類似の記法が使用される事例では、概して、そのような構文は、当業者が記法を理解するであろう意味において意図されている(たとえば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定はされないが、Aのみを有するシステム、Bのみを有するシステム、Cのみを有するシステム、AおよびBを一緒に有するシステム、AおよびCを一緒に有するシステム、BおよびCを一緒に有するシステム、ならびに/またはA、B、およびCを一緒に有するシステムなどを含むであろう)。「A、B、またはCなどのうちの少なくとも1つ」に類似の記法が使用される事例では、概して、そのような構文は、当業者が記法を理解するであろう意味において意図されている(たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定はされないが、Aのみを有するシステム、Bのみを有するシステム、Cのみを有するシステム、AおよびBを一緒に有するシステム、AおよびCを一緒に有するシステム、BおよびCを一緒に有するシステム、ならびに/またはA、B、およびCを一緒に有するシステムなどを含むであろう)。さらに、2つ以上の代替的用語を提示するほぼいかなる選言的単語および/または句も、明細書、特許請求の範囲、または図面のいずれの中にあるかとは無関係に、用語のうちの1つ、用語のいずれか、または両方の用語を含んでいる可能性を企図するように理解されるべきであることが、当業者によって理解されよう。たとえば、「AまたはB」という句は、「A」または「B」または「AおよびB」の可能性を含むことが理解されよう。さらに、本明細書で使用される「のいずれか(any of)」という用語と、それに係る複数の項目および/または複数の項目カテゴリーのリスティングは、個々に、または他の項目および/もしくは他の項目カテゴリーと関連して、項目および/または項目カテゴリー「のいずれか」、「の任意の組合せ」、「の任意の複数」、および/または「の複数の任意の組合せ」を含むことが意図されている。その上、本明細書で使用されるとき、「セット」または「グループ」という用語は、0を含む、任意の数の項目を含むことが意図されている。さらに、本明細書で使用されるとき、「数」という用語は、0を含む、任意の数を含むことが意図されている。
【0277】
加えて、本開示の特徴または態様についてマーカッシュグループに関して説明される場合、本開示はまた、それにより、マーカッシュグループの任意の個々のメンバーまたはメンバーのサブグループに関して説明されることを、当業者は認識されよう。
【0278】
当業者によって理解されるように、明細書を提供することに関してなど、ありとあらゆる目的のために、本明細書で開示されるすべての範囲は、ありとあらゆる可能な部分範囲、ならびにそれの部分範囲の組合せをも包含する。任意のリストされた範囲は、同じ範囲が、少なくとも等しい1/2、1/3、1/4、1/5、1/10などに細分化されることについて十分に説明し、それを可能にするものとして、容易に認識されることが可能である。非限定的な例として、本明細書で論じられる各範囲は、下方の1/3、中央の1/3および上方の1/3などに容易に細分化され得る。当業者によって同じく理解されるように、「までの」、「少なくとも」、「よりも大きい」、「よりも小さい」などのすべての文言は、具陳された数を含み、上記で論じられたように後で部分範囲に細分化されることが可能な範囲を指す。最後に、当業者によって理解されるように、範囲は、各個々のメンバーを含む。したがって、たとえば、1~3個のセルを有するグループは、1個、2個、または3個のセルを有するグループを指す。同様に、1~5個のセルを有するグループは、1個、2個、3個、4個、または5個のセルを有するグループを指す、など。
【0279】
その上、特許請求の範囲は、その趣意の記載がない限り、提供された順序または要素に限定されるものと読み取られるべきではない。加えて、任意の請求項における「のための手段」という用語の使用は、米国特許法第112条第6段落またはミーンズプラスファンクションクレームフォーマットを発動することを意図されており、「のための手段」という用語がないすべての請求項は、そのように意図されていない。
【0280】
ソフトウェアに関連するプロセッサは、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、モビリティ管理エンティティ(MME)もしくは発展型パケットコア(EPC)、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装するために使用されてよい。WTRUは、ソフトウェア定義無線(SDR)を含むハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装されたモジュール、ならびにカメラ、ビデオカメラモジュール、ビデオフォン、スピーカーフォン、振動デバイス、スピーカー、マイクロフォン、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、ニアフィールド通信(NFC)モジュール、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)もしくは超広帯域(UWB)モジュールなどの他の構成要素と併せて使用されてよい。
【0281】
本開示全体にわたって、当業者であれば、いくつかの代表的な実施形態が、代替形態でまたは他の代表的な実施形態と組み合わせて使用され得ることを理解する。
【0282】
加えて、本明細書で説明される方法は、上記の行為を実施するためにコンピュータまたはプロセッサが実行するための命令としてコンピュータ可読記憶媒体に組み込まれた、コンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて実装されてよい。非一時的コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定はされないが、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスク、磁気光学媒体などの磁気媒体、ならびにCD-ROMディスク、およびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装するために、ソフトウェアに関連するプロセッサが使用されてよい。