(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025137464
(43)【公開日】2025-09-19
(54)【発明の名称】回路基板及び回路基板の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H05K   1/02        20060101AFI20250911BHJP        
   H01L  23/12        20060101ALI20250911BHJP        
   H05K   3/46        20060101ALI20250911BHJP        
   H05K   1/11        20060101ALI20250911BHJP        
   H05K   3/42        20060101ALI20250911BHJP        
【FI】
H05K1/02 J 
H01L23/12 Q 
H05K3/46 B 
H05K3/46 N 
H05K1/11 H 
H01L23/12 N 
H05K3/42 620B 
【審査請求】未請求
【請求項の数】22
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2025033836
(22)【出願日】2025-03-04
(31)【優先権主張番号】10-2024-0032985
(32)【優先日】2024-03-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2024-0168943
(32)【優先日】2024-11-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】594023722
【氏名又は名称】サムソン  エレクトロ-メカニックス  カンパニーリミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李  亮  制
(72)【発明者】
【氏名】張  晶  フン
(72)【発明者】
【氏名】金  昶  坤
【テーマコード(参考)】
5E316
5E317
5E338
【Fターム(参考)】
5E316AA02
5E316AA35
5E316AA43
5E316CC09
5E316CC10
5E316CC31
5E316CC32
5E316CC33
5E316CC34
5E316CC37
5E316CC38
5E316CC39
5E316DD12
5E316DD24
5E316DD32
5E316DD33
5E316EE33
5E316FF07
5E316FF13
5E316FF14
5E316GG15
5E316GG16
5E316GG17
5E316GG22
5E316HH26
5E317AA24
5E317BB02
5E317BB03
5E317BB12
5E317CC32
5E317CC33
5E317CD25
5E317GG14
5E338AA03
5E338AA16
5E338CD40
5E338EE60
(57)【要約】      (修正有)
【課題】回路のデザイン的な制約を減少させ回路パターンを微細化することができる回路基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】回路基板10Aは、第1方向に貫通されたビアホール110を有する絶縁層100と、ビアホールを覆うように絶縁層上に配置される第1パッド120Pと、第1パッド120Pと離隔して絶縁層上に配置される第1回路配線120Cと、を有し、第1パッド120P及び第1回路配線120Cは、それぞれ積層された複数個の金属層を含み、第1パッド120Pの金属層の数は、第1回路配線の金属層の数より多い。
【選択図】
図1 
【特許請求の範囲】
【請求項1】
  第1方向に貫通されたビアホールを有する絶縁層と、
  前記ビアホールを覆うように前記絶縁層上に配置される第1パッドと、
  前記第1パッドと離隔して前記絶縁層上に配置される第1回路配線と、を有し、
  前記第1パッド及び前記第1回路配線は、それぞれ積層された複数個の金属層を含み、
  前記第1パッドの金属層の数は、前記第1回路配線の金属層の数より多いことを特徴とする回路基板。
【請求項2】
  前記第1パッドは、前記第1回路配線より多い電解メッキ層を含むことを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項3】
  前記第1パッド及び前記第1回路配線は、それぞれ少なくとも一層の無電解メッキ層を含み、
  前記第1回路配線の無電解メッキ層は、前記第1パッドの無電解メッキ層より大きい厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項4】
  前記第1パッドは、前記絶縁層上に順次に積層される第1パッドシード層パターン、貫通ビアの延長部、第2パッドシード層パターン、及び第1パッド電解メッキ層パターンを含み、
  前記第1回路配線は、前記絶縁層上に順次に積層される第1回路シード層パターン、第2回路シード層パターン、及び第1回路電解メッキ層パターンを含み、
  前記貫通ビアの延長部は、前記ビアホールの内壁を覆うように前記第1方向に延長される貫通部の両端から前記第1方向と垂直方向に延長されることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項5】
  前記延長部は、電解メッキ層パターンであり、
  前記第1パッドシード層パターン、前記第2パッドシード層パターン、前記第1回路シード層パターン、及び前記第2回路シード層パターンは、無電解メッキ層パターンであることを特徴とする請求項4に記載の回路基板。
【請求項6】
  前記第1回路電解メッキ層パターンの厚さは、前記第1パッド電解メッキ層パターンの厚さより大きいことを特徴とする請求項4に記載の回路基板。
【請求項7】
  前記第2パッドシード層パターンは、前記延長部の側壁を少なくとも一部覆うことを特徴とする請求項4に記載の回路基板。
【請求項8】
  前記第1パッド電解メッキ層パターンは、前記延長部の側壁を少なくとも一部覆うことを特徴とする請求項4に記載の回路基板。
【請求項9】
  前記貫通部は、内部に前記第1方向に貫通される中空部を含むことを特徴とする請求項4に記載の回路基板。
【請求項10】
  前記中空部を満たし、前記絶縁層の表面外側に突出するプラグをさらに有することを特徴とする請求項9に記載の回路基板。
【請求項11】
  前記延長部は、前記絶縁層の表面外側に突出した前記プラグの部分を取り囲むことを特徴とする請求項10に記載の回路基板。
【請求項12】
  第1絶縁層を貫通するビアホールを形成する段階と、
  前記ビアホールが形成された前記第1絶縁層の表面に第1シード層を形成する段階と、
  前記第1シード層上に、前記ビアホール及びその周辺部の前記第1シード層を露出させる第1マスクパターンを形成する段階と、
  前記第1マスクパターンによって露出した前記第1シード層上に、内部に中空部を有する貫通ビアを形成する段階と、
  前記貫通ビアの中空部を満たす予備プラグを形成する段階と、
  前記予備プラグ、前記第1マスクパターン、及び貫通ビアを平坦化する段階と、、
  前記平坦化後に残存する前記第1マスクパターンを除去する段階と、
  前記第1シード層、前記貫通ビアの前記第1絶縁層上に延長された延長部、及び前記予備プラグが平坦化して形成されたプラグ上に第2シード層を形成する段階と、
  前記プラグ及び前記貫通ビアの前記延長部の少なくとも一部分上の前記第2シード層の領域及び前記領域から離隔した前記第2シード層の他の領域を露出させる第2マスクパターンを形成する段階と、
  前記第2マスクパターンによって露出した前記第2シード層の領域上に、電解メッキ層パターンを形成する段階と、を有することを特徴とする回路基板の製造方法。
【請求項13】
  前記第2マスクパターンを除去した後に、前記電解メッキ層パターンによって露出した前記第2シード層及び前記第1シード層を除去する段階をさらに有することを特徴とする請求項12に記載の回路基板の製造方法。
【請求項14】
  前記第1絶縁層上に、前記電解メッキ層パターンを埋め込むように第2絶縁層を形成する段階をさらに有することを特徴とする請求項12に記載の回路基板の製造方法。
【請求項15】
  前記電解メッキ層パターンを形成する段階は、前記延長部と段差を有するように前記第2マスクパターンの開口された領域にメッキしてパッド電解メッキ層パターンを形成する段階を含むことを特徴とする請求項12に記載の回路基板の製造方法。
【請求項16】
  前記パッド電解メッキ層パターンを形成する段階は、一端から前記第1シード層上に延長される前記第2シード層の一部を覆うように前記パッド電解メッキ層パターンを形成する段階を含むことを特徴とする請求項15に記載の回路基板の製造方法。
【請求項17】
  前記プラグを形成する段階は、非導電性物質を含んだ前記プラグを形成する段階を含むことを特徴とする請求項12に記載の回路基板の製造方法。
【請求項18】
  前記第1絶縁層上に、銅箔(Cu-foil)層を形成する段階と、をさらに有し、
  前記第1シード層を形成する段階は、前記銅箔層上に、前記第1シード層を形成する段階を含むことを特徴とする請求項12に記載の回路基板の製造方法。
【請求項19】
  前記第1絶縁層上に、前記銅箔層、前記第1シード層、前記貫通ビアの前記延長部、前記第2シード層、及び前記電解メッキ層を順次に積層して第1パッドを形成する段階をさらに有することを特徴とする請求項18に記載の回路基板の製造方法。
【請求項20】
  前記第1絶縁層上に、前記銅箔層、前記第1シード層、前記第2シード層、及び前記電解メッキ層を順次に積層して第1回路配線を形成する段階をさらに有することを特徴とする請求項18に記載の回路基板の製造方法。
【請求項21】
  前記第1シード層を形成する段階は、無電解メッキを通じて前記第1シード層を形成する段階を含むことを特徴とする請求項12に記載の回路基板の製造方法。
【請求項22】
  前記第2シード層を形成する段階は、無電解メッキを通じて前記第2シード層を形成する段階を含むことを特徴とする請求項12に記載の回路基板の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
  本発明は、回路基板及び回路基板の製造方法に関し、特に、回路のデザイン的な制約を減少させ、回路パターンを微細化することができる回路基板及び回路基板の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
  携帯電話機をはじめとするIT分野の電子機器の軽薄短小化するにつれて、回路集積度が高くなり、入力(Input)/出力(Output)の集積回路数が増加してパッケージPCB(Printed  Circuit  Boardd)に適用される回路パターンの幅は微細化している。
【0003】
  微細回路を配線するためには線幅及び間隔を減らすことが核心技術である。
  しかし、メッキ及びエッチングを通じて回路パターンを形成する工程上の理由などにより回路を微細化し難いという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
  本発明は上記従来の回路基板における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、回路のデザイン的な制約を減少させ、回路パターンを微細化することができる回路基板、及び回路基板の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
  上記目的を達成するためになされた本発明による回路基板は、第1方向に貫通されたビアホールを有する絶縁層と、前記ビアホールを覆うように前記絶縁層上に配置される第1パッドと、前記第1パッドと離隔して前記絶縁層上に配置される第1回路配線と、を有し、前記第1パッド及び前記第1回路配線は、それぞれ積層された複数個の金属層を含み、前記第1パッドの金属層の数は、前記第1回路配線の金属層の数より多いことを特徴とする。
【0006】
  前記第1パッドは、前記第1回路配線より多い電解メッキ層を含むことが好ましい。
  前記第1パッド及び前記第1回路配線は、それぞれ少なくとも一層の無電解メッキ層を含み、前記第1回路配線の無電解メッキ層は、前記第1パッドの無電解メッキ層より大きい厚さを有することが好ましい。
  前記第1パッドは、前記絶縁層上に順次に積層される第1パッドシード層パターン、貫通ビアの延長部、第2パッドシード層パターン、及び第1パッド電解メッキ層パターンを含み、前記第1回路配線は、前記絶縁層上に順次に積層される第1回路シード層パターン、第2回路シード層パターン、及び第1回路電解メッキ層パターンを含み、前記貫通ビアの延長部は、前記ビアホールの内壁を覆うように前記第1方向に延長される貫通部の両端から前記第1方向と垂直方向に延長されることが好ましい。
  前記延長部は、電解メッキ層パターンであり、前記第1パッドシード層パターン、前記第2パッドシード層パターン、前記第1回路シード層パターン、及び前記第2回路シード層パターンは、無電解メッキ層パターンであることが好ましい。
  前記第1回路電解メッキ層パターンの厚さは、前記第1パッド電解メッキ層パターンの厚さより大きいことが好ましい。
  前記第2パッドシード層パターンは、前記延長部の側壁を少なくとも一部覆うことが好ましい。
  前記第1パッド電解メッキ層パターンは、前記延長部の側壁を少なくとも一部覆うことが好ましい。
  前記貫通部は、内部に前記第1方向に貫通される中空部を含むことが好ましい。
  前記中空部を満たし、前記絶縁層の表面外側に突出するプラグをさらに有することが好ましい。
  前記延長部は、前記絶縁層の表面外側に突出した前記プラグの部分を取り囲むことが好ましい。
【0007】
  上記目的を達成するためになされた本発明による回路基板の製造方法は、第1絶縁層を貫通するビアホールを形成する段階と、前記ビアホールが形成された前記第1絶縁層の表面に第1シード層を形成する段階と、前記第1シード層上に、前記ビアホール及びその周辺部の前記第1シード層を露出させる第1マスクパターンを形成する段階と、前記第1マスクパターンによって露出した前記第1シード層上に、内部に中空部を有する貫通ビアを形成する段階と、前記貫通ビアの中空部を満たす予備プラグを形成する段階と、前記予備プラグ、前記第1マスクパターン、及び貫通ビアを平坦化する段階と、前記平坦化後に残存する前記第1マスクパターンを除去する段階と、前記第1シード層、前記貫通ビアの前記第1絶縁層上に延長された延長部、及び前記予備プラグが平坦化して形成されたプラグ上に第2シード層を形成する段階と、前記プラグ及び前記貫通ビアの前記延長部の少なくとも一部分上の前記第2シード層の領域及び前記領域から離隔した前記第2シード層の他の領域を露出させる第2マスクパターンを形成する段階と、前記第2マスクパターンによって露出した前記第2シード層の領域上に、電解メッキ層パターンを形成する段階と、を有することを特徴とする。
【0008】
  前記第2マスクパターンを除去した後に、前記電解メッキ層パターンによって露出した前記第2シード層及び前記第1シード層を除去する段階をさらに有することが好ましい。
  前記第1絶縁層上に、前記電解メッキ層パターンを埋め込むように第2絶縁層を形成する段階をさらに有することが好ましい。
  前記電解メッキ層パターンを形成する段階は、前記延長部と段差を有するように前記第2マスクパターンの開口された領域にメッキしてパッド電解メッキ層パターンを形成する段階を含むことが好ましい。
  前記パッド電解メッキ層パターンを形成する段階は、一端から前記第1シード層上に延長される前記第2シード層の一部を覆うように前記パッド電解メッキ層パターンを形成する段階を含むことが好ましい。
  前記プラグを形成する段階は、非導電性物質を含んだ前記プラグを形成する段階を含むことが好ましい。
  前記第1絶縁層上に、銅箔(Cu-foil)層を形成する段階と、をさらに有し、前記第1シード層を形成する段階は、前記銅箔層上に、前記第1シード層を形成する段階を含むことが好ましい。
  前記第1絶縁層上に、前記銅箔層、前記第1シード層、前記貫通ビアの前記延長部、前記第2シード層、及び前記電解メッキ層を順次に積層して第1パッドを形成する段階をさらに有することが好ましい。
  前記第1絶縁層上に、前記銅箔層、前記第1シード層、前記第2シード層、及び前記電解メッキ層を順次に積層して第1回路配線を形成する段階をさらに有することが好ましい。
  前記第1シード層を形成する段階は、無電解メッキを通じて前記第1シード層を形成する段階を含むことが好ましい。
  前記第2シード層を形成する段階は、無電解メッキを通じて前記第2シード層を形成する段階を含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
  本発明に係る回路基板及び回路基板の製造方法によれば、回路層の金属厚さによる回路のデザイン的な制約を減少させ、回路パターンを微細化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
            【
図1】本発明の実施形態による回路基板の構造を概略的に示す断面図である。
 
            【
図2】
図1に示す回路基板のA部分を拡大して示す断面図である。
 
            【
図3】本発明の実施形態による回路基板の製造方法を説明するための工程断面図である。
 
            【
図4】本発明の実施形態による回路基板の製造方法を説明するための工程断面図である。
 
            【
図5】本発明の実施形態による回路基板の製造方法を説明するための工程断面図である。
 
            【
図6】本発明の実施形態による回路基板の製造方法を説明するための工程断面図である。
 
            【
図7】本発明の実施形態による回路基板の製造方法を説明するための工程断面図である。
 
            【
図8】本発明の実施形態による回路基板の製造方法を説明するための工程断面図である。
 
            【
図9】本発明の実施形態による回路基板の製造方法を説明するための工程断面図である。
 
            【
図10】本発明の実施形態による回路基板の製造方法を説明するための工程断面図である。
 
            【
図11】本発明の実施形態による回路基板の製造方法を説明するための工程断面図である。
 
            【
図12】本発明の実施形態による回路基板の製造方法を説明するための工程断面図である。
 
            【
図13】本発明の他の実施形態による回路基板の構造を概略的に示す断面図である。
 
            【
図14】
図13に示す回路基板のA部分を拡大して示す断面図である。
 
            【
図15】
図13に示す回路基板の製造方法を説明するための断面図である。
 
          
【発明を実施するための形態】
【0011】
  次に、本発明に係る回路基板及び回路基板の製造方法を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0012】
  図面で本発明を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略しており、明細書全体にわたって同一又は類似の構成要素については、同一の参照符号を付する。
  また、添付の図面において一部の構成要素は、誇張されるか省略されるか又は概略的に示されており、各構成要素の大きさは実際の大きさを完全に反映するものではない。
  添付した図面は、本明細書に開示された実施形態を理解しやすくするためのものに過ぎず、添付した図面によって本明細書に開示された技術的な思想が制限されず、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物又は代替物を含むものと理解されなければならない。
【0013】
  第1、第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するために使用することができるが、前記構成要素は前記用語によっては限定されない。
  前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的だけで使用する。
  また、層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「上に」あるという時、これは他の部分の「直上に」ある場合だけでなく、その中間に他の部分がある場合も含む。
  逆にある部分が他の部分の「直上に」あるという時には中間に他の部分がないことを意味する。
  また、基準となる部分の「上に」あるというのは基準となる部分の上又は下に位置することであり、必ず重力反対方向の方に「上に」位置することを意味するものではない。
  明細書全体で、「含む」又は「有する」等の用語は、明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
  したがって、ある部分がある構成要素を「含む」という時、これは特に反対される記載がない限り他の構成要素を除外せず、他の構成要素をさらに含む可能性があることを意味する。
【0014】
  また、明細書全体で、「平面上」という時、これは対象の部分を上から見た時を意味し、「断面上」という時、これは対象の部分を垂直に切断した断面を側から見た時を意味する。
  また、明細書全体で、「接続される」という時、これは二つ以上の構成要素が直接的に接続されることだけを意味するものではなく、二つ以上の構成要素が他の構成要素を介して間接的に接続されること、物理的に接続されることだけでなく電気的に接続されること、又は位置や機能によって異なる名称で称されているが、一体であることを意味することもある。
【0015】
  以下、
図1及び
図2を参照して、本発明の実施形態による回路基板10Aについて説明する。
  
図1は、本発明の実施形態による回路基板の構造を概略的に示す断面図であり、
図2は、
図1に示す回路基板のA部分を拡大して示す断面図である。
  
図1及び
図2を参照すると、本発明の実施形態による回路基板10Aは、コア層として提供される第1絶縁層100を含む。
 
【0016】
  第1絶縁層100の両面上に第1回路層120が配置され、第1回路層120は、第1パッド120P及び第1回路配線120Cを含む。
  第1絶縁層100上に、第1回路層120を覆うように第2絶縁層200が配置される。
  第2絶縁層200上に、第2パッド220P及び第2回路配線220Cを含む第2回路層220が配置される。
  第2パッド220Pは、第2絶縁層200を貫通する積層ビア210を通じて第1パッド120Pと接続される。
  第2絶縁層200上に保護層300が配置される。
  保護層300は、内部構成要素を外部の物理的化学的損傷などから保護する。
  保護層300は、第2絶縁層200の一面を覆い、第2パッド220Pの少なくとも一部を露出させる。
  保護層300は、感光性樹脂からなってもよく、例えば、ソルダーレジスト層であってもよい。
【0017】
  第1絶縁層100及び第2絶縁層200は、絶縁材料を含む。
  絶縁材料は、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂、ポリイミドのような熱可塑性樹脂、又はこのような樹脂とともに無機フィラー、有機フィラー及び/又はガラス繊維(Glass  Fiber、Glass  Cloth、and/or  Glass  Fabric)を含む材料を含んでもよく、感光性材料及び/又は非感光性材料であってもよい。
  一例として、絶縁材料として、SR(Solder  Resist)、ABF(Ajinomoto  Build-up  Film)、FR-4、BT(Bismaleimide  Triazine)、RCC(Resin  Coated  Copper)の絶縁材、CCL(Copper  Clad  Laminate)の絶縁材などが用いられてもよいが、これに限定されるものではなく、その他高分子素材が含まれてもよい。
  例えば、プレプレグ(prepreg)が用いられてもよいが、これに限定されるものではない。
  また、
図1及び
図2では、第1絶縁層100を一つの層として表しているが、これに限定されるものではなく、薄い層が複数で積層されて第1絶縁層100を構成することもできる。
 
【0018】
  第1及び第2回路層(120、220)のそれぞれは、回路基板10A内部の信号を伝達する。
  第1及び第2回路層(120、220)のそれぞれの材料としては、金属物質を用いることができる。
  金属物質には、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタニウム(Ti)、又はこれらの合金などが含まれ得る。
  第1及び第2回路層(120、220)のそれぞれは、グラウンドパターン、パワーパターン、信号パターンなどのような設計デザインによって多様な機能を行う。
  これらのパターンは、それぞれライン(line)、プレーン(plane)、又はパッド(pad)形態を有する。
  複数個の回路層の内の最外層に位置する回路層の場合、他の基板又は部品との接続のためのパッドとして機能することができる。
【0019】
  第1絶縁層100は、第1方向に貫通されたビアホール104を有する。
  第1方向は、積層方向である。
  貫通ビア110は、第1方向に貫通された中空部を有し、ビアホール104を満たして延長される。
  プラグ112は、貫通ビア110の中空部を満たし、第1絶縁層100の表面外側に突出する。
  貫通ビア110は、ビアホール104の内壁を覆うように第1方向に延長される貫通部110aと貫通部110aの両端から第1方向に対し垂直方向に延長され、第1絶縁層100の表面外側に突出した部分のプラグ112を取り囲む延長部110bを含む。
  貫通ビア110によって、第1絶縁層100両面の第1パッド120Pは、互いに接続される。
【0020】
  貫通ビア110及び積層ビア210のそれぞれの材料としては、金属物質を用いることができる。
  金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタニウム(Ti)、又はこれらの合金などを用いることができる。
  貫通ビア110及び積層ビア210のそれぞれは、設計デザインによって信号用ビア、グラウンド用ビア、パワー用ビアなどを含み得る。
  プラグ112は、絶縁性を有するプラッギングインク(Plugging  ink)を含んでもよい。
  プラグ112は、ビアホール104内部に空の空間を満たすことによって貫通ビア110の酸化を防止することができる。
【0021】
  以下、
図1とともに
図2を参照して、本発明の実施形態による回路基板10Aの第1パッド120P及び第1回路配線120Cに対してより詳しく説明する。
  
図1及び
図2を参照すると、第1パッド120P及び第1回路配線120Cは、第1絶縁層100上に配置され、互いに異なる層構造を有する。
  第1パッド120Pは、貫通ビア110の延長部110bと第1絶縁層100との間に介在し、第1絶縁層100上に第1方向に順次に積層された第1パッド銅箔層パターン102P及び第1パッドシード層パターン106Pを含む。
 
【0022】
  また、第1パッド120Pは、延長部110b上に順次に積層された第2パッドシード層パターン114P及び第1パッド電解メッキ層パターン118Pを含む。
  第2パッドシード層パターン114Pは、延長部110bの上面を覆う。
  場合によっては、第2パッドシード層パターン114Pは、延長部110bの上面を覆い、延長部110bの側面の少なくとも一部分を覆う。
  後述するように、第1パッドシード層パターン106P及び第2パッドシード層パターン114Pは、無電解メッキで形成された金属層、例えば、Cu層である。
  また、延長部110b及び第1パッド電解メッキ層パターン118Pは、それぞれ電解メッキで第1パッドシード層パターン106P及び第2パッドシード層パターン114P上に形成された金属層、例えば、Cu層である。
【0023】
  これに対し、第1回路配線120Cは、第1絶縁層100上に順次に積層された第1回路銅箔層パターン102C、第1回路シード層パターン106C、第2回路シード層パターン114C、及び第1回路電解メッキ層パターン118Cを含む。
  第1及び第2回路シード層パターン(106C、114C)は、無電解メッキで形成された金属層、例えば、Cu層である。
  また、第1回路電解メッキ層パターン118Cは、電解メッキで第2回路シード層パターン114C上に形成された金属層、例えば、Cu層である。
【0024】
  第1パッド120Pは、二つの電解メッキ層(延長部110b及び第1パッド電解メッキ層パターン118P)とこれらの間に介在する一つの無電解メッキ層(第2パッドシード層パターン114P)を含む。
  これに対し、第1回路配線120Cは、連続して積層された二つの無電解メッキ層(第1回路シード層パターン106C及び第2回路シード層パターン114C)及び一つの電解メッキ層(第1回路電解メッキ層パターン118C)を含む。
  連続して積層された二つの無電解メッキ層(第1回路シード層パターン106C及び第2回路シード層パターン114C)は、一つの層として見えることもある。
  この場合、第1回路配線120Cの無電解メッキ層は、第1パッド120Pの無電解メッキ層より大きい厚さを有する。
【0025】
  第1パッド120Pと第1回路配線120Cとは、実質的に同一の厚さを有するが、後述するように、同一の工程で形成される第1パッド電解メッキ層パターン118P及び第1回路電解メッキ層パターン118Cは、互いに異なる厚さを有する。
  つまり、第1回路電解メッキ層パターン118Cの厚さは、第1パッド電解メッキ層パターン118Pの厚さより大きい。
  前述した本発明の実施形態による回路基板によれば、回路層の金属厚さによる回路のデザイン的な制約が減少して微細化した回路パターンを実現することができる。
【0026】
  以下、
図3~
図12を参照して、本発明の実施形態による回路基板10Aの製造方法について説明する。
  
図3~
図12は、本発明の実施形態による回路基板の製造方法を説明するための工程断面図である。
 
【0027】
  図3を参照すると、両面に銅箔層102が形成された第1絶縁層100を用意する。
  銅箔層102は、第1絶縁層100の両面に銅箔(Cu-foil)を積層して加圧して形成する。
  第1絶縁層100及び銅箔層102を貫通するビアホール104を形成する。
  ビアホール104は、レーザ、機械的ドリル加工などによって複数に形成され得る。
 
【0028】
  図4を参照すると、ビアホール104が形成された第1絶縁層100の表面に、第1シード層106を形成する。
  第1シード層106は、銅箔層102上に、そしてビアホール104の内壁上に形成する。
  第1シード層106は、無電解メッキを通じて銅(Cu)層で形成する。
  第1シード層106上に、ビアホール104及びその周辺の第1シード層106を露出させる第1マスクパターン108Pを形成する。
  第1マスクパターン108Pは、第1シード層106上にビアホール104の縁部に沿って位置する領域を露出させる。
  第1マスクパターン108Pは、感光性ドライフィルム(Dry  Film)を露光及び現像してパターニングされる。
 
【0029】
  図5を参照すると、第1マスクパターン108Pによって露出した第1シード層106上に貫通ビア110を形成する。
  貫通ビア110は、ビアホール104の内壁上の貫通部110a、及び貫通部110aと接続され、第1絶縁層100の上面及び下面上に延長される延長部110bを含む。
  貫通ビア110は、第1マスクパターン108Pをメッキマスクとして用いて露出した第1シード層106上に電解メッキを行って形成してもよく、銅(Cu)からなってもよい。
 
【0030】
  図6を参照すると、貫通ビア110が形成されたビアホール104の内部を満たして延長部110b上に延長される予備プラグ(Preliminary  Plug)112Pを形成する。
  予備プラグ112Pは、絶縁性インクを印刷して形成する。
 
【0031】
  図7を参照すると、貫通ビア110の延長部110b上に形成された部分の予備プラグ112P、貫通ビア110の延長部110b、及び第1マスクパターン108Pを研磨してこれらの表面を平坦化(Planarization)する。
  この過程で延長部110b上に延長された部分の予備プラグ112Pを除去してプラグ112を形成する。
  また、延長部110b及び第1マスクパターン108Pの厚さは、小さくなることがあり、プラグ112、延長部110b、及び第1マスクパターン108Pの表面は、実質的に同一の平面に位置する。
  プラグ112は、貫通ビア110の貫通部110aによって取り囲まれる。
  プラグ112は、非導電性物質を含んで形成される。
 
【0032】
  図8を参照すると、残存する第1マスクパターン108Pを剥離して除去した後、第1シード層106、貫通ビア110の延長部110b、及びプラグ112上に、第2シード層114を形成する。
  第2シード層114は、無電解メッキを通じて銅(Cu)層で形成する。
 
【0033】
  図9を参照すると、第2シード層114上に、第2マスクパターン116Pを形成する。
  第2マスクパターン116Pは、プラグ112上の第2シード層114及び延長部110bの少なくとも一部分上の第2シード層114を連続して露出させる。
  また、第2マスクパターン116Pは、今後、回路配線が形成される領域の第2シード層114を露出させる。
  第2マスクパターン116Pは、感光性ドライフィルム(Dry  Film)を露光及び現像してパターニングされる。
 
【0034】
  図9及び
図10を参照すると、第2マスクパターン116Pをメッキマスクとして用いて、露出した第2シード層114上に、第1パッド電解メッキ層パターン118P及び第1回路電解メッキ層パターン118Cを形成する。
  第1パッド電解メッキ層パターン118P及び第1回路電解メッキ層パターン118Cは、銅(Cu)層で形成する。
  以降、第2マスクパターン116Pを剥離して除去する。
  一方、
図9の第2マスクパターン116Pが延長部110b側壁上に形成された第2シード層114から部分的に又は全部離隔するように形成される場合に、第1パッド電解メッキ層パターン118Pは、延長部110b側壁上に形成された第2シード層114を部分的に又は全部覆うように形成してもよい(
図13参照)。
 
【0035】
  図11を参照すると、第2マスクパターン116Pを除去した後に、露出した第2シード層114、その下部の第1シード層106、及び銅箔層102を除去して、第1パッド120P及び第1回路配線120Cを形成する。
  結果として、第1パッド120Pは、第1絶縁層100上に順次に積層された第1パッド銅箔層パターン102P、第1パッドシード層パターン106P、貫通ビア110の延長部110b、第2パッドシード層パターン114P、及び第1パッド電解メッキ層パターン118Pを含む。
  第1回路配線120Cは、第1絶縁層100上に順次に積層された第1回路銅箔層パターン102C、第1回路シード層パターン106C、第2回路シード層パッドパターン114C、及び第1回路電解メッキ層パターン118Cを含む。
 
【0036】
  第1パッド120Pは、延長部110b及び第1パッド電解メッキ層パターン118P、以上2個の電解メッキ層を含むのに対し、第1回路配線120Cは、第1回路電解メッキ層パターン118C、以上一つの電解メッキ層を含む。
  また、第1パッド120Pは、電解メッキ層が二つの層の無電解メッキ層の間に介在するように形成するもよいのに対し、第1回路配線120Cは、全体的に直接接触する二つの層の無電解メッキ層を含むように形成してもよい。
  一方、露出した第2シード層114、その下部の第1シード層106、及び銅箔層102は、化学溶液を用いた湿式エッチングを通じて除去するが、エッチング程度や方式によって、延長部110bの側壁上の第2シード層114は、部分的に又は全部除去されてもよい。
  例えば、化学溶液が積層方向の垂直方向に噴射される場合、延長部110bの側壁上の第2シード層114は、部分的に残存し得る。
【0037】
  図12を参照すると、第1パッド120P及び第1回路配線120Cが埋込まれるように、第1絶縁層100上に第2絶縁層200を形成する。
  そして、第2絶縁層200上に第2パッド220P及び第2回路配線220Cを形成する。
  また、第2絶縁層200を貫通して、第1パッド120Pと第2パッド220Pとを接続する積層ビア(Buildup  Via)210を形成する。
  第2パッド220P、第2回路配線220C、及び積層ビア210は、通常の配線形成工法、例えば、サブトラクティブ法とは(Subtractive)工法、AP(Additive  Process)、SAP(Semi  Additive  Process)、又はMSAP(Modified  Semi  Additive  Process)を行って形成され得る。
 
【0038】
  図12と
図1をともに参照すると、第2パッド220P及び第2回路配線220Cが形成された第2絶縁層200上に、第2パッド220Pの一部分を露出させる保護層300を形成する。
  保護層300は、感光性樹脂を露光及び現像して形成されたソルダーレジスト層である。
  本発明の実施形態による回路基板の製造方法によれば、絶縁層に積層された銅箔層及びシード層上にマスクパターンを形成した後、貫通ビアを形成するので、絶縁層上面全体をメッキした後にエッチングして形成する場合に比べて、貫通ビアをさらに微細でかつ精巧に形成することができる。
  また、本発明の実施形態による回路基板の製造方法によれば、MSAP工法を用いて回路配線を形成し、貫通ビアとプラグの形成に影響を及ぼすことなく回路配線の金属厚さによる回路のデザイン的な制約を減少させることができ、回路微細化が可能である。
 
【0039】
  以下、本発明の他の実施形態による回路基板10B及びその製造方法について説明する。
  図13は、本発明の他の実施形態による回路基板の構造を概略的に示す断面図であり、
図14は、
図13に示す回路基板の部分を拡大して示す断面図であり、
図15は、
図14に示す回路基板の製造方法を説明するための断面図である。
  
図13及び
図14を参照すると、本発明の他の実施形態による回路基板10Bは、
図1~
図12を参照して説明した本発明の実施形態による回路基板10Aと類似している。
  同一の構成要素に対する具体的な説明は、省略する。
 
【0040】
  図13及び
図14を参照すると、本発明の他の実施形態による回路基板10Bは、
図1及び
図2に示した本発明の実施形態による回路基板10Aと異なり、延長部110bと第1パッド電解メッキ層パターン118Pが一端で段差を有するように配置される。
  第1パッド電解メッキ層パターン118Pは、積層方向に延長部110bと重複しない部分を含む。
  第1パッド電解メッキ層パターン118Pは、一端で第1パッド電解メッキ層パターン118Pから第2パッドシード層パターン114Pの一部を露出させ、他端で第2パッドシード層パターン114Pの他の一部を覆うように配置される。
 
【0041】
  図15を参照すると、本発明の他の実施形態による回路基板10Bの製造方法は、
図3~
図12を参照して説明した本発明の実施形態による回路基板10Aの製造方法と類似している。
  同一の構成要素に対する具体的な説明は、省略する。
 
【0042】
  図13~
図15を参照すると、本発明の他の実施形態による回路基板10Bの製造方法は、
図3~
図12に示した本発明の実施形態による回路基板10Aの製造方法と異なり、延長部110bと第2マスクパターン116Pの開口された領域の中心が一致しなく、また、第2マスクパターン116Pの一部が積層方向に延長部110bと重畳して形成される。
  したがって、延長部110bと段差を有するように第2マスクパターン116Pの開口された領域にメッキして第2パッドシード層パターン114P及び第1パッド電解メッキ層パターン118Pを形成することができる。
  第2パッドシード層パターン114Pは、一端で第1パッドシード層パターン106P上に延長されるように形成される。
  第1パッド電解メッキ層パターン118Pは、一端で第1パッドシード層パターン106P上に延長された第2パッドシード層パターン114Pを覆うように形成される。
 
【0043】
  前述した本発明の他の実施形態による回路基板及びその製造方法によれば、ビア電極の延長部と回路層を一つのメッキ工程を通じて同時に形成するものではなく、別途のメッキ工程を通じて別途に形成することによって、ビア電極とプラグの形成に影響を及ぼすことなく回路層の金属厚さによる回路のデザイン的な制約を減少させることができ、回路微細化が可能である。
【0044】
  尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0045】
  10A、10B    回路基板
  100    第1絶縁層
  102    銅箔層
  102C    第1回路銅箔層パターン
  102P    第1パッド銅箔層パターン
  104    ビアホール
  106    第1シード層
  106C    第1回路シード層パターン
  106P    第1パッドシード層パターン
  110    貫通ビア
  110a    貫通部
  110b    延長部
  112    プラグ
  114    第2シード層
  114C    第2回路シード層パターン
  114P    第2パッドシード層パターン
  118C    第1回路電解メッキ層パターン
  118P    第1パッド電解メッキ層パターン
  120C    第1回路配線
  120P    第1パッド
  200    第2絶縁層
  210    積層ビア
  220C    第2回路配線
  220P    第2パッド
  300    保護層