(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025013813
(43)【公開日】2025-01-28
(54)【発明の名称】スライス固有情報のための方法
(51)【国際特許分類】
H04W 48/16 20090101AFI20250121BHJP
H04W 48/20 20090101ALI20250121BHJP
H04W 48/10 20090101ALI20250121BHJP
H04W 28/084 20230101ALI20250121BHJP
【FI】
H04W48/16 131
H04W48/20
H04W48/10
H04W28/084
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024173325
(22)【出願日】2024-10-02
(62)【分割の表示】P 2022543758の分割
【原出願日】2020-01-20
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ガオ,ユエン
(72)【発明者】
【氏名】フアン,ホー
(72)【発明者】
【氏名】リー,ウェンティン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】スライス固有および/またはアクセスカテゴリ固有情報のための方法、システム及びデバイスを提供する。
【解決手段】無線ネットワークノードで用いられる無線通信方法であって、少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたセル選択情報を無線ネットワークノードから受信するステップと、セル選択情報に基づいてセルを選択/再選択するステップと、を含む。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線端末で用いられる無線通信方法であって、
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたセル選択情報を無線ネットワークノードから受信することと、
前記セル選択情報に基づいてセルを選択することと
を含む、無線通信方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのネットワークスライスが複数のネットワークスライスであり、前記無線ネットワークノードによってサポートされるネットワークスライスを含む、請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記セル選択情報が、前記少なくとも1つのネットワークスライスの各々の単一のネットワークスライス選択支援情報S-NSSAI、前記S-NSSAIのスライス/サービスタイプSSTフィールド、または前記S-NSSAIの複数の最上位ビットMSBを示す、請求項2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つのネットワークスライスの少なくとも1つのS-NSSAIが、複数のS-NSSAIグループによって分類され、前記セル選択情報が、前記複数のS-NSSAIグループの少なくとも1つを示す、請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記セル選択情報が、前記少なくとも1つのネットワークスライスまたは前記少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられた、少なくとも1つのセル再選択優先度を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの再選択優先度が、ネットワークスライスごとに設定される、請求項5に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記セル選択情報が、前記少なくとも1つの再選択優先度に対応するネットワークスライスのS-NSSAI、前記S-NSSAIのSSTフィールド、または前記S-NSSAIの複数のMSBのうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つのネットワークスライスが複数のネットワークスライスグループによって分類され、前記少なくとも1つの再選択優先度がネットワークスライスグループごとに設定される、請求項5から7のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記セル選択情報が、ネットワークスライスグループごとに設定された前記少なくとも1つの再選択優先度に対応する前記ネットワークスライスグループのグループ識別ID、またはリストのうちの1つを含む、請求項8に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの再選択優先度が、アクセスカテゴリごと、またはアクセスカテゴリグループごとに設定される、請求項5のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記セルが、前記少なくとも1つのセル再選択優先度の中のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応するデフォルトのセル再選択優先度に基づいて選択される、請求項5から10のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項12】
前記セルが、前記少なくとも1つの再選択優先度の中の特定のセル再選択優先度に基づいて選択され、前記特定のセル再選択優先度が、前記セルを選択する前の期間に前記無線
端末によって使用されるネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応する、請求項5から10のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項13】
前記セル選択情報が、システム情報または無線リソース制御RRCシグナリングのうちの1つにある、請求項1から12のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項14】
無線通信ノードで用いられる無線通信方法であって、
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたセル選択情報を無線端末に送信することを含む、無線通信方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つのネットワークスライスが複数のネットワークスライスであり、前記無線ネットワークノードによってサポートされるネットワークスライスを含む、請求項14に記載の無線通信方法。
【請求項16】
前記セル選択情報が、前記少なくとも1つのネットワークスライスの各々の単一のネットワークスライス選択支援情報S-NSSAI、または前記S-NSSAIのスライス/サービスタイプSSTフィールド、または前記S-NSSAIの複数の最上位ビットMSBを示す、請求項15に記載の無線通信方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つのネットワークスライスの少なくとも1つのS-NSSAIが、複数のS-NSSAIグループによって分類され、前記セル選択情報が、前記複数のS-NSSAIグループの少なくとも1つを示す、請求項16に記載の無線通信方法。
【請求項18】
前記セル選択情報が、前記少なくとも1つのネットワークスライスまたは前記少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられた、少なくとも1つのセル再選択優先度を含む、請求項14から17のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項19】
前記少なくとも1つの再選択優先度が、ネットワークスライスごとに設定される、請求項18に記載の無線通信方法。
【請求項20】
前記セル選択情報が、前記少なくとも1つの再選択優先度に対応するネットワークスライスのS-NSSAI、前記S-NSSAIのSSTフィールド、または前記S-NSSAIの複数のMSBのうちの少なくとも1つを含む、請求項19に記載の無線通信方法。
【請求項21】
前記少なくとも1つのネットワークスライスが複数のネットワークスライスグループによって分類され、前記少なくとも1つの再選択優先度がネットワークスライスグループごとに設定される、請求項18から20のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項22】
前記セル選択情報が、ネットワークスライスグループごとに設定された前記少なくとも1つの再選択優先度に対応する前記ネットワークスライスグループのグループIDまたはリストのうちの1つを含む、請求項21に記載の無線通信方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つの再選択優先度が、アクセスカテゴリごと、またはアクセスカテゴリグループごとに設定される、請求項18から22のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項24】
前記セルが、前記少なくとも1つのセル再選択優先度の中のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応するデフォルトのセル再選択優先度に基づいて選択される、請求項18か
ら23のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項25】
前記セルが、前記少なくとも1つの再選択優先度の中の特定のセル再選択優先度に基づいて選択され、前記特定のセル再選択優先度が、前記セルを選択する前の期間に前記無線端末によって使用されるネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応する、請求項18から23のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項26】
前記セル選択情報が、システム情報または無線リソース制御RRCシグナリングのうちの1つにある、請求項14から25のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項27】
無線端末で用いられる無線通信方法であって、
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたリソース情報を無線ネットワークノードから受信することと、
前記リソース情報に基づいてランダムアクセス手順を実行することと
を含む、無線通信方法。
【請求項28】
前記リソース情報が、前記少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの少なくとも1つに対して構成される、請求項27に記載の無線通信方法。
【請求項29】
前記リソース情報が、前記ランダムアクセス手順のランダムアクセスチャネルRACHリソースを示す、請求項27または28に記載の無線通信方法。
【請求項30】
前記リソース情報が、特定のprach-ConfigurationIndex、msg1-FDM、msg1-FrequencyStart、zeroCorrelationZoneConfig、preambleReceivedTargetPower、preambleTransMax、powerRampingStep、またはra-ResponseWindowのうちの少なくとも1つを含む、請求項29に記載の無線通信方法。
【請求項31】
前記リソース情報が、前記ランダムアクセス手順のための少なくとも1つの探索空間を示す、請求項27または28に記載の無線通信方法。
【請求項32】
前記少なくとも1つのネットワークスライスが、複数のネットワークスライスグループによって分類され、前記複数のネットワークスライスグループの各々が、前記リソース情報内の特定のリソース情報に対応する、請求項27から31のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項33】
前記少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリグループが、前記リソース情報内の特定のリソース情報に対応する、請求項27から31のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項34】
前記リソース情報が、前記リソース情報によって示されるリソースと、前記少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとの関連付けを示す、請求項27から33のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項35】
前記リソース情報によって示される前記リソースと、前記少なくとも1つのネットワー
クスライス、前記少なくとも1つのネットワークスライスグループ、前記少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは前記少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つが、前記リソース情報によって示されるプリアンブルまたはRACH機会と、前記少なくとも1つのネットワークスライス、前記少なくとも1つのネットワークスライスグループ、前記少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは前記少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとを関連付けることによって関連付けられる、請求項34に記載の無線通信方法。
【請求項36】
前記ランダムアクセス手順が、前記受信したリソース情報内のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応するデフォルトのリソース情報に基づいて実行される、請求項27から35のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項37】
前記ランダムアクセス手順が、前記受信したリソース情報内の特定のリソース情報に基づいて実行され、前記特定のリソース情報が、前記セルを選択する前の期間に前記無線端末によって使用されるネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応する、請求項27から35のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項38】
前記リソース情報が、システム情報またはRRCシグナリングのうちの1つにある、請求項27から37のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項39】
無線ネットワークノードで用いられる無線通信方法であって、
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたリソース情報を無線端末に送信することを含む、無線通信方法。
【請求項40】
前記リソース情報が、前記少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの少なくとも1つに対して構成される、請求項39に記載の無線通信方法。
【請求項41】
前記リソース情報が、前記ランダムアクセス手順のランダムアクセスチャネルRACHリソースを示す、請求項39または40に記載の無線通信方法。
【請求項42】
前記リソース情報が、特定のprach-ConfigurationIndex、msg1-FDM、msg1-FrequencyStart、zeroCorrelationZoneConfig、preambleReceivedTargetPower、preambleTransMax、powerRampingStep、またはra-ResponseWindowのうちの少なくとも1つを含む、請求項41に記載の無線通信方法。
【請求項43】
前記リソース情報が、前記ランダムアクセス手順のための少なくとも1つの探索空間を示す、請求項39または40に記載の無線通信方法。
【請求項44】
前記少なくとも1つのネットワークスライスが、複数のネットワークスライスグループによって分類され、前記複数のネットワークスライスグループの各々が、前記リソース情報内の特定のリソース情報に対応する、請求項39から43のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項45】
前記少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは前記少なくとも1つのアクセスカテゴリ
グループが、前記リソース情報内の特定のリソース情報に対応する、請求項39から43のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項46】
前記リソース情報が、前記リソース情報によって示されるリソースと、前記少なくとも1つのネットワークスライス、前記少なくとも1つのネットワークスライスグループ、前記少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または前記少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとの関連付けを示す、請求項39から45のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項47】
前記リソース情報によって示される前記リソースと、前記少なくとも1つのネットワークスライス、前記少なくとも1つのネットワークスライスグループ、前記少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは前記少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つが、前記リソース情報によって示される前記リソースのプリアンブルまたはRACH機会と、前記少なくとも1つのネットワークスライス、前記少なくとも1つのネットワークスライスグループ、前記少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは前記少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとを関連付けることによって関連付けられる、請求項46に記載の無線通信方法。
【請求項48】
前記ランダムアクセス手順が、前記受信したリソース情報内のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに関連付けられたデフォルトのリソース情報に基づいて実行される、請求項39から47のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項49】
前記ランダムアクセス手順が、前記受信したリソース情報内の特定のリソース情報に基づいて実行され、前記特定のリソース情報が、前記セルを選択する前の期間に前記無線端末によって使用されるネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応する、請求項39から47のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項50】
前記リソース情報が、システム情報またはRRCシグナリングのうちの1つにある、請求項39から49のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項51】
無線ネットワークノードで用いられる無線通信方法であって、
少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートを受信することと、
前記集約最大データレートに基づいてデータレート制御を実行することと
を含む、無線通信方法。
【請求項52】
前記少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた前記集約最大データレートが、INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST、PDU SESSION RESOURCE SETUP REQUEST、PDU SESSION RESOURCE MODIFY REQUEST、またはHANDOVER REQUESTのうちの少なくとも1つにある、請求項51に記載の無線通信方法。
【請求項53】
前記少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた前記集約最大データレートが、HANDOVER REQUEST、S-NODE ADDITION REQUEST、S-NODE MODIFICATION REQUEST、またはRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEのうちの少なくとも1つにある、請求項51に記載の無線通信方法。
【請求項54】
前記少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた前記集約最大データレートが、少なくとも1つのノード間無線リソース制御RRCメッセージ内にある、請求項51に記載の無線通信方法。
【請求項55】
前記少なくとも1つのノード間RRCメッセージが、HandoverCommand、HandoverPreparationInformation、CG-Config、またはCG-ConfigInfoのうちの少なくとも1つを含む、請求項54に記載の無線通信方法。
【請求項56】
前記少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた前記集約最大データレートが、UE CONTEXT SETUP REQUESTまたはUE CONTEXT
MODIFICATION REQUESTのうちの少なくとも1つにある、請求項51に記載の無線通信方法。
【請求項57】
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたセル選択情報を無線ネットワークノードから受信するように構成された通信ユニットと、
前記セル選択情報に基づいてセルを選択するように構成されたプロセッサと
を備える、無線端末。
【請求項58】
前記プロセッサが、請求項2から13のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行するようにさらに構成される、請求項57に記載の無線端末。
【請求項59】
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたセル選択情報を無線端末に送信するように構成された通信ユニットを備える、無線ネットワークノード。
【請求項60】
請求項15から27のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行するように構成されたプロセッサをさらに備える、請求項59に記載の無線ネットワークノード。
【請求項61】
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたリソース情報を無線ネットワークノードから受信するように構成された通信ユニットと、
前記リソース情報に基づいてランダムアクセス手順を実行するように構成されたプロセッサと
を備える、無線端末。
【請求項62】
前記プロセッサが、請求項29から38のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行するようにさらに構成される、請求項61に記載の無線端末。
【請求項63】
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたリソース情報を無線端末に送信するように構成された通信ユニット
を備える、無線ネットワークノード。
【請求項64】
請求項40から50のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行するように構成されたプロセッサをさらに備える、請求項63に記載の無線ネットワーク。
【請求項65】
少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートを受信するように構成された通信ユニットと、
前記集約最大データレートに基づいてデータレート制御を実行するように構成されたプ
ロセッサと
を備える、無線ネットワークノード。
【請求項66】
前記プロセッサが、請求項52から56のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行するようにさらに構成される、請求項65に記載の無線ネットワークノード。
【請求項67】
格納されたコンピュータ可読プログラム媒体コードを含むコンピュータプログラム製品であって、前記コードが、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項1から57のいずれか1項に記載の方法を実施させる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本文書は、一般に、無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークスライシングは、顧客ごとの要求に応じて差別化された処理を可能にする概念であり、NR(New Radio)に導入されている。ネットワークスライシングにより、モバイルネットワーク事業者(MNO)は、顧客が、サービスレベルアグリーメント(SLA)およびサブスクリプションに基づいて各テナントがどのスライスタイプを使用する資格があるかを規定する異なるサービス要件を有する異なるテナントタイプに属すると見なすことが可能である。
【0003】
図1は、ユーザ機器(UE)と、ランダムアクセスネットワーク(RAN)ノード(例えば、次世代RAN(NG-RAN)ノード)と、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)との間の通信プロセスを示す。
図1では、UEがセルを選択し、ランダムアクセスを開始し、RANノードから受信したシステム情報に基づいて無線リソース制御(RRC)接続をセットアップした後、UEは、RANノードが適切なAMFを選択するのを助けるために、RANノードにS-NSSAIを提供する。初期アクセス、RRC接続の確立、および正しいAMFの選択に続いて、AMFは、ノードRANとコアネットワークとの間のインターフェース(例えばNG-C)を介してRANノードに初期コンテキストセットアップ要求メッセージを送信することによって、完全なUEコンテキストを確立する。初期コンテキストセットアップ要求メッセージは、許可されたS-NSSAIを含み、さらに、初期コンテキストセットアップ要求メッセージ内のパケットデータユニット(PDU)セッションリソース記述の一部としてS-NSSAIを含む。UEコンテキストの確立および関連するネットワークスライスへのPDUセッションリソースの割り当てが成功すると、RANノードはAMFに初期コンテキストセットアップ応答メッセージで応答する。確立されるPDUセッションごとに1つのS-NSSAIが追加されるため、RANノードは、ネットワークスライスによって表されるSLAに従ってPDUセッションレベルでポリシーを適用することが可能であるが、ネットワークスライス内で(例えば)差別化されたサービス品質(QoS)を適用することができる。
【0004】
しかしながら、
図1のシステム情報は、ネットワークスライスのために固有に設計された情報を提供しない。そのような条件下で、UEは、ネットワークスライスの情報を考慮せずにセル選択および/またはセル再選択を実行する。結果として、UEは、このUEのためにネットワーク(NW)に好まれない不適切なネットワークスライスに属するセルへのランダムアクセスを選択および開始する場合があり、最も適切なセルを見つける前に数回拒否され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の問題を解決するために、本開示は、スライス固有の情報を提供するための方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この文書は、スライス固有の情報を提供するための方法、システム、およびデバイスに関し、より詳細には、スライス固有の構成および/またはパラメータのための方法、システム、およびデバイスに関する。
【0007】
本開示は、無線端末で用いられる無線通信方法に関する。無線通信方法は、
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたセル選択情報を無線ネットワークノードから受信することと、
セル選択情報に基づいてセルを選択することと
を含む。
【0008】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装することができる。
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは複数のネットワークスライスであり、無線ネットワークノードによってサポートされるネットワークスライスを含む。
【0009】
好ましくは、セル選択情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの各々の単一のネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIを示す。
【0010】
好ましくは、セル選択情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの各々のS-NSSAIのスライス/サービスタイプSSTフィールドを含む。
【0011】
好ましくは、セル選択情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの各々のS-NSSAIの複数の最上位ビットMSBを含む。
【0012】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスの少なくとも1つのS-NSSAIは、複数のS-NSSAIグループによって分類され、セル選択情報は、複数のS-NSSAIグループの少なくとも1つを示す。
【0013】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは複数のネットワークスライスであり、無線ネットワークノードによってサポートされるすべてのネットワークスライスを含む。
【0014】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは高速アクセスを必要とする。
好ましくは、セル選択情報は、無線端末に対して許可されたネットワークスライスとして構成されたネットワークスライスをサポートする物理セル識別PCIセル範囲を含む。
【0015】
好ましくは、セル選択情報は、少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられた、少なくとも1つのセル再選択優先度を含む。
【0016】
好ましくは、少なくとも1つの再選択優先度は、ネットワークスライスごとに設定される。
【0017】
好ましくは、セル選択情報は、少なくとも1つの再選択優先度に対応するネットワークスライスのS-NSSAI、S-NSSAIのSSTフィールド、またはS-NSSAIの複数のMSBのうちの少なくとも1つを含む。
【0018】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは、複数のネットワークスライスグループによって分類され、少なくとも1つの再選択優先度は、ネットワークスライスグループごとに設定される。
【0019】
好ましくは、セル選択情報は、ネットワークスライスグループごとに設定された少なくとも1つの再選択優先度に対応するネットワークスライスグループのグループIDまたはリストのうちの1つを含む。
【0020】
好ましくは、少なくとも1つの再選択優先度が、アクセスカテゴリごとに設定される。
好ましくは、少なくとも1つの再選択優先度が、アクセスカテゴリグループごとに設定される。
【0021】
好ましくは、セルは、少なくとも1つのセル再選択優先度の中のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応するデフォルトのセル再選択優先度に基づいて選択される。
【0022】
好ましくは、セルは、少なくとも1つの再選択優先度の中の特定のセル再選択優先度に基づいて選択され、特定のセル再選択優先度は、セルを選択する前の期間に無線端末によって使用されるネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリグループ、またはアクセスカテゴリのうちの1つに対応する。
【0023】
好ましくは、セル選択情報は、システム情報または無線リソース制御RRCシグナリングのうちの1つにある。
【0024】
好ましくは、セル選択情報は、システム情報ブロックSIB、または専用RRCメッセージ内にある。
【0025】
好ましくは、無線端末のサービングセルのセル選択情報は、システム情報ブロック1、SIB1にある。
【0026】
好ましくは、無線端末の隣接セルのセル選択情報は、SIB1以外のSIBにある。
好ましくは、セル選択情報はRRCリリースメッセージ内にある。
【0027】
本開示は、無線通信ノードで用いられる無線通信方法に関する。無線通信方法は、少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたセル選択/再選択情報を無線端末に送信することを含む。
【0028】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装することができる。
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは複数のネットワークスライスであり、無線ネットワークノードによってサポートされるネットワークスライスを含む。
【0029】
好ましくは、セル選択情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの各々の単一のネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIを示す。
【0030】
好ましくは、セル選択情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの各々のS-NSSAIのスライス/サービスタイプSSTフィールドを含む。
【0031】
好ましくは、セル選択情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの各々のS-NSSAIの複数の最上位ビットMSBを含む。
【0032】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスの少なくとも1つのS-NSSAIは、複数のS-NSSAIグループによって分類され、セル選択情報は、複数のS-NSSAIグループの少なくとも1つを示す。
【0033】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは複数のネットワークスライスであり、無線ネットワークノードによってサポートされるすべてのネットワークスライスを含む。
【0034】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは高速アクセスを必要とする。
好ましくは、セル選択情報は、無線端末に対して許可されたネットワークスライスとして構成されたネットワークスライスをサポートする物理セル識別PCIセル範囲を含む。
【0035】
好ましくは、セル選択情報は、少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられた、少なくとも1つのセル再選択優先度を含む。
【0036】
好ましくは、少なくとも1つの再選択優先度は、ネットワークスライスごとに設定される。
【0037】
好ましくは、セル選択情報は、少なくとも1つの再選択優先度に対応するネットワークスライスのS-NSSAI、S-NSSAIのSSTフィールド、またはS-NSSAIの複数のMSBのうちの少なくとも1つを含む。
【0038】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは、複数のネットワークスライスグループによって分類され、少なくとも1つの再選択優先度は、ネットワークスライスグループごとに設定される。
【0039】
好ましくは、セル選択情報は、ネットワークスライスグループごとに設定された少なくとも1つの再選択優先度に対応するネットワークスライスグループのグループIDまたはリストのうちの1つを含む。
【0040】
好ましくは、少なくとも1つの再選択優先度が、アクセスカテゴリごとに設定される。
好ましくは、少なくとも1つの再選択優先度が、アクセスカテゴリグループごとに設定される。
【0041】
好ましくは、セルは、少なくとも1つのセル再選択優先度の中のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応するデフォルトのセル再選択優先度に基づいて選択される。
【0042】
好ましくは、セルは、少なくとも1つの再選択優先度の中の特定のセル再選択優先度に基づいて選択され、特定のセル再選択優先度は、セルを選択する前の期間に無線端末によって使用されるネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応する。
【0043】
好ましくは、セル選択情報は、システム情報または無線リソース制御RRCシグナリングのうちの1つにある。
【0044】
好ましくは、セル選択情報は、システム情報ブロックSIB、または専用無線リソース制御RRCメッセージ内にある。
【0045】
好ましくは、無線端末のサービングセルのセル選択情報は、システム情報ブロック1、SIB1にある。
【0046】
好ましくは、無線端末の隣接セルのセル選択情報は、SIB1以外のSIBにある。
好ましくは、セル選択情報はRRCリリースメッセージ内にある。
【0047】
本開示は、無線端末で用いられる無線通信方法に関する。無線通信方法は、
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関
連付けられたリソース情報を無線ネットワークノードから受信することと、
リソース情報に基づいてランダムアクセス手順を実行することと
を含む。
【0048】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装することができる。
好ましくは、リソース情報は、少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの少なくとも1つに対して構成される。
【0049】
好ましくは、リソース情報は、ランダムアクセス手順のランダムアクセスチャネルRACHリソースを示す。
【0050】
好ましくは、リソース情報は、特定のprach-ConfigurationIndex、msg1-FDM、msg1-FrequencyStart、zeroCorrelationZoneConfig、preambleReceivedTargetPower、preambleTransMax、powerRampingStep、またはra-ResponseWindowのうちの少なくとも1つを含む。
【0051】
好ましくは、リソース情報は、ランダムアクセス手順のための少なくとも1つの探索空間を示す。
【0052】
好ましくは、リソース情報は、ランダムアクセス手順の共通RACHリソースの一部を示す。
【0053】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは、複数のネットワークスライスグループによって分類され、複数のネットワークスライスグループの各々は、リソース情報内の特定のリソース情報に対応する。
【0054】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは、第1のネットワークスライスグループまたは第2のネットワークスライスグループによって分類され、第1のネットワークスライスグループ内のネットワークスライスの各々は、リソース情報内の特定のリソース情報に対応する。
【0055】
好ましくは、第1のネットワークスライスグループ内のネットワークスライスは、高速アクセスを必要とする。
【0056】
好ましくは、少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられた少なくとも1つのアクセスカテゴリグループは、リソース情報内の特定のリソース情報に対応する。
【0057】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは、第1のアクセスカテゴリまたは第2のアクセスカテゴリによって分類され、第1のアクセスカテゴリ内のネットワークスライスの各々は、リソース情報内の特定のリソース情報に対応する。
【0058】
好ましくは、第1のアクセスカテゴリ内のネットワークスライスは、高速アクセスを必要とする。
【0059】
好ましくは、リソース情報は、ランダムアクセス手順のリソース情報によって示されるリソースと、少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークス
ライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の1対1のマッピングを示す。
【0060】
好ましくは、リソース情報は、リソース情報によって示されるリソースと、少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとの関連付けを示す。
【0061】
好ましくは、リソース情報によって示されるリソースと、少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つは、リソース情報によって示されるリソースのプリアンブルまたはランダムアクセスチャネル機会(RO)と、少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとを関連付けることによって関連付けられる。
【0062】
好ましくは、リソース情報は、プリアンブル開始インデックスおよび連続プリアンブル数を示す。
【0063】
好ましくは、リソース情報は、プリアンブル開始インデックスおよびステップ番号を示す。
【0064】
好ましくは、リソース情報は、リソース情報によって示されるリソースのプリアンブル内のプリアンブルの事前定義されたセットに対応するプリアンブルマスクを示す。
【0065】
好ましくは、ランダムアクセス手順は、受信したリソース情報内のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応するデフォルトのセルリソース情報に基づいて実行される。
【0066】
好ましくは、ランダムアクセス手順は、受信したリソース情報内の特定のリソース情報に基づいて実行され、特定のリソース情報は、セルを選択する前の期間に無線端末によって使用されるネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応する。
【0067】
好ましくは、リソース情報は、システム情報またはRRCシグナリングのうちの1つにある。
【0068】
本開示は、無線ネットワークノードで用いられる無線通信方法に関する。無線通信方法は、少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられたリソース情報を無線端末に送信することを含む。
【0069】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装することができる。
好ましくは、リソース情報は、少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの少なくとも1つに対して構成される。
【0070】
好ましくは、リソース情報は、ランダムアクセス手順のランダムアクセスチャネルRACHリソースを示す。
【0071】
好ましくは、リソース情報は、特定のprach-ConfigurationIndex、msg1-FDM、msg1-FrequencyStart、zeroCorrelationZoneConfig、preambleReceivedTargetPower、preambleTransMax、powerRampingStep、またはra-ResponseWindowのうちの少なくとも1つを含む。
【0072】
好ましくは、リソース情報は、ランダムアクセス手順のための少なくとも1つの探索空間を示す。
【0073】
好ましくは、リソース情報は、ランダムアクセス手順の共通RACHリソースの一部を示す。
【0074】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは、複数のネットワークスライスグループによって分類され、複数のネットワークスライスグループの各々は、リソース情報内の特定のリソース情報に対応する。
【0075】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは、第1のネットワークスライスグループまたは第2のネットワークスライスグループによって分類され、第1のネットワークスライスグループ内のネットワークスライスの各々は、リソース情報内の特定のリソース情報に対応する。
【0076】
好ましくは、第1のネットワークスライスグループ内のネットワークスライスは、高速アクセスを必要とする。
【0077】
好ましくは、少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられた少なくとも1つのアクセスグループは、リソース情報内の特定のリソース情報に対応する。
【0078】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスは、第1のアクセスカテゴリまたは第2のアクセスカテゴリによって分類され、第1のアクセスカテゴリ内のネットワークスライスの各々は、リソース情報内の特定のリソース情報に対応する。
【0079】
好ましくは、第1のアクセスカテゴリ内のネットワークスライスは、高速アクセスを必要とする。
【0080】
好ましくは、リソース情報は、ランダムアクセス手順のリソース情報によって示されるリソースと、少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の1対1のマッピングを示す。
【0081】
好ましくは、リソース情報は、リソース情報によって示されるリソースと、少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとの関連付けを示す。
【0082】
好ましくは、リソース情報によって示されるリソースと、少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つは、リソース情報によって示されるリソースのプリアンブルまたはランダムアクセスチャネル機会(RO)と、少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライ
スグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとを関連付けることによって関連付けられる。
【0083】
好ましくは、リソース情報は、プリアンブル開始インデックスおよび連続プリアンブル数を示す。
【0084】
好ましくは、リソース情報は、プリアンブル開始インデックスおよびステップ番号を示す。
【0085】
好ましくは、リソース情報は、リソース情報によって示されるリソースのプリアンブル内のプリアンブルの事前定義されたセットに対応するプリアンブルマスクを示す。
【0086】
好ましくは、ランダムアクセス手順は、受信したリソース情報内のデフォルトのセルリソース情報に基づいて実行される。
【0087】
好ましくは、ランダムアクセス手順は、受信したリソース情報内の特定のリソース情報に基づいて実行され、特定のリソース情報は、セルを選択する前の期間に無線端末によって使用されるネットワークスライスまたはアクセスカテゴリのうちの1つに対応する。
【0088】
好ましくは、リソース情報は、システム情報またはRRCシグナリングのうちの1つにある。
【0089】
本開示は、無線ネットワークノードで用いられる無線通信方法に関する。無線通信方法は、
少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートを受信することと、
集約最大データレートに基づいてデータレート制御を実行することと
を含む。
【0090】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装することができる。
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートは、コアネットワークから受信される。
【0091】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートは、INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST、PDU SESSION RESOURCE SETUP REQUEST、PDU SESSION RESOURCE MODIFY REQUEST、またはHANDOVER REQUESTのうちの少なくとも1つにある。
【0092】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートは、gNBから受信される。
【0093】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートは、HANDOVER REQUEST、S-NODE ADDITION REQUEST、S-NODE MODIFICATION REQUEST、またはRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEのうちの少なくとも1つにある。
【0094】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートは、少なくとも1つのノード間無線リソース制御RRCメッセージ内にある。
【0095】
好ましくは、少なくとも1つのノード間RRCメッセージは、HandoverCommand、HandoverPreparationInformation、CG-Config、またはCG-ConfigInfoのうちの少なくとも1つを含む。
【0096】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートは、gNB集中ユニット、gNB-CUから受信され、無線ネットワークノードは、gNB分散ユニット、gNB-DUである。
【0097】
好ましくは、少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートは、UE CONTEXT SETUP REQUESTまたはUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTのうちの少なくとも1つにある。
【0098】
本開示は、無線端末に関する。無線端末は、
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたセル選択/再選択情報を無線ネットワークノードから受信するように構成された通信ユニットと、
セル選択情報に基づいてセルを選択するように構成されたプロセッサと
を備える。
【0099】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装することができる。
好ましくは、プロセッサは、前述の方法のいずれかの無線通信方法を実行するようにさらに構成される。
【0100】
本開示は、無線ネットワークノードに関する。無線ネットワークノードは、少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたセル選択/再選択情報を無線端末に送信するように構成された通信ユニットを備える。
【0101】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装することができる。
好ましくは、無線ネットワークノードは、前述の方法のいずれかの無線通信方法を実行するように構成されたプロセッサをさらに備える。
【0102】
本開示は、無線端末に関する。無線端末は、
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたリソース情報を無線ネットワークノードから受信するように構成された通信ユニットと、
リソース情報に基づいてランダムアクセス手順を実行するように構成されたプロセッサと
を備える。
【0103】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装することができる。
好ましくは、プロセッサは、前述の方法のいずれかの無線通信方法を実行するようにさらに構成される。
【0104】
本開示は、無線ネットワークノードに関する。無線ネットワークノードは、少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたリソース情報を無線端末に送信するように構成された通信ユニットを備える。
【0105】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装することができる。
好ましくは、無線ネットワークノードは、前述の方法のいずれかの無線通信方法を実行するように構成されたプロセッサをさらに備える。
【0106】
本開示は、格納されたコンピュータ可読プログラム媒体コードを含むコンピュータプログラム製品に関し、コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに前述の方法のいずれかの無線通信方法を実施させる。
【0107】
本明細書に開示される例示的な実施形態は、添付の図面と併せて以下の説明を参照することによって容易に明らかになる特徴を提供することを目的とする。様々な実施形態に従って、例示的なシステム、方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が本明細書に開示される。しかしながら、これらの実施形態は限定ではなく例として提示されていることが理解され、本開示を読んだ当業者には、開示された実施形態に対する様々な変更が本開示の範囲内に留まりながら行われ得ることが明らかであろう。
【0108】
したがって、本開示は、本明細書に記載および図示された例示的な実施形態および用途に限定されない。さらに、本明細書に開示される方法におけるステップの特定の順序および/または階層は、単なる例示的なアプローチである。設計の選好に基づいて、開示された方法またはプロセスのステップの特定の順序または階層は、本開示の範囲内に留まりながら再構成することができる。したがって、当業者であれば、本明細書に開示される方法および技術は、サンプルの順序で様々なステップまたは動作を提示し、本開示は、特に明記しない限り、提示される特定の順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
【0109】
上記および他の態様ならびにそれらの実施態様は、図面、説明、および特許請求の範囲により詳細に説明されている。
【図面の簡単な説明】
【0110】
【
図1】
図1は、ユーザ機器と、ランダムアクセス・ネットワーク・ノードと、アクセスおよびモビリティ管理機能との間のプロセスを示す。
【
図2】
図2は、本開示の一実施形態による無線端末の概略図の一例を示す。
【
図3】
図3は、本開示の一実施形態による無線ネットワークノードの概略図の一例を示す。
【
図4】
図4は、本開示の一実施形態によるプロセスの一例を示す。
【
図5】
図5は、本開示の実施形態によるSSTフィールドの標準化された値の表を示す。
【
図6】
図6は、本開示の一実施形態によるプロセスを示す。
【
図7】
図7は、本開示の一実施形態による、msg1ベースのSI要求のためのランダムアクセスチャネル(RACH)リソース構成の一例を示す。
【
図8】
図8は、本開示の一実施形態による、共通RACHリソース/特定RACHリソースの一部とネットワークスライスとの間の1対1マッピングの一例を示す。
【
図9】
図9は、本開示の一実施形態による共通RACHリソース構成の一例を示す。
【
図10】
図10は、本開示の一実施形態によるプリアンブルマスクの表の一例を示す。
【
図11】
図11は、本開示の一実施形態による共通RACHリソース構成の一例を示す。
【
図12】
図12は、共通RACH機会の一部と、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の関連付けの一例を示す。
【
図13】
図13は、本開示の一実施形態による機会マスクの表の一例を示す。
【
図14】
図14は、共通ROの一部と、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の関連付けの一例を示す。
【
図15】
図15は、本開示の一実施形態によるプロセスを示す。
【発明を実施するための形態】
【0111】
図2は、本開示の一実施形態による無線端末20の概略図に関する。無線端末20は、ユーザ機器(UE)、携帯電話、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子書籍、またはポータブルコンピュータシステムであってもよく、本明細書では限定されない。無線端末20は、マイクロプロセッサまたは特定用途向け集積回路(Application
Specific Integrated Circuit(ASIC))などのプロセッサ200と、記憶ユニット210と、通信ユニット220とを含んでもよい。記憶ユニット210は、プロセッサ200によってアクセスされ実行されるプログラムコード212を記憶する任意のデータ記憶装置であってもよい。記憶ユニット212の実施形態は、加入者識別モジュール(SIM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスク、および光学データ記憶装置を含むが、これらに限定されない。通信ユニット220は、トランシーバであってもよく、プロセッサ200の処理結果に従って信号(例えば、メッセージまたはパケット)を送受信するために使用される。一実施形態では、通信ユニット220は、
図2に示す少なくとも1つのアンテナ222を介して信号を送受信する。
【0112】
一実施形態では、記憶ユニット210およびプログラムコード212は省略されてもよく、プロセッサ200は、記憶されたプログラムコードを有する記憶ユニットを含んでもよい。
【0113】
プロセッサ200は、例えば、プログラムコード212を実行することによって、例示された実施形態におけるステップのうちのいずれかを無線端末20で実施し得る。
【0114】
通信ユニット220は、トランシーバであってもよい。通信ユニット220は、代替として、またはそれに加えて、無線ネットワークノード(例えば、基地局)との間で信号をそれぞれ送信および受信するように構成された送信ユニットおよび受信ユニットを組み合わせてもよい。
【0115】
図3は、本開示の一実施形態による無線ネットワークノード30の概略図に関する。無線ネットワークノード30は、衛星、基地局(BS)、ネットワークエンティティ、モビリティ管理エンティティ(MME)、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、無線アクセスネットワーク(RAN)、次世代RAN(NG-RAN)、データネットワーク、コアネットワーク、または無線ネットワークコントローラ(RNC)であってもよく、本明細書では限定されない。さらに、無線ネットワークノード30は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)、ユーザプレース機能(UPF)、ポリシー制御機能(PCF)、アプリケーション機能(AF)などの少なくとも1つのネットワーク機能を備え得る(実行し得る)。無線ネットワークノード30は、マイクロプロセッサまたはASICなどのプロセッサ300と、記憶ユニット310と、通信ユニット320とを含んでもよい。記憶ユニット310は、プロセッサ300によってアクセスされ実行されるプログラムコード312を記憶する任意のデータ記憶装置であってもよい。記憶ユニット312の例は、SIM、ROM、フラッシュメモリ、RAM、ハードディスク、および光学データ記憶装置を含むが、これらに限定されない。通信ユニット320は、トランシーバであってもよく、プロセッサ300の処理結果に従って信号(例えば、メッセージまたはパケット)を送受信するために使用される。一例では、通信ユニット320は、
図3に示す少なくとも1つのアンテナ322を介して信号を送受信する。
【0116】
一実施形態では、記憶ユニット310およびプログラムコード312は省略されてもよい。プロセッサ300は、記憶されたプログラムコードを有する記憶ユニットを含み得る。
【0117】
プロセッサ300は、例えばプログラムコード312を実行することによって、無線ネットワークノード30上で例示された実施形態に記載された任意のステップを実施することができる。
【0118】
通信ユニット320は、トランシーバであってもよい。通信ユニット320は、代替として、またはそれに加えて、無線端末(例えば、ユーザ機器)との間で信号をそれぞれ送信および受信するように構成された送信ユニットおよび受信ユニットを組み合わせてもよい。
【0119】
図4は、本開示の一実施形態によるプロセスの一例を示す。
図4に示されたプロセスは、UEにおいて使用され得、以下のステップを含み得る。
【0120】
ステップ400:スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のセル選択/再選択情報を受信する。
【0121】
ステップ402:スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のセル選択/再選択情報に基づいてセルを選択/再選択する。
【0122】
より具体的には、UEは、NG-RAN(すなわち、無線ネットワークノード)から、ネットワークスライスおよび/またはアクセスカテゴリに関連付けられたスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のセル選択/再選択情報を受信する(ステップ400)。受信したスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のセル選択/再選択情報に基づいて、UEは、例えばセル選択/再選択手順を実行することによって、セルを選択/再選択する(ステップ402)。セルを選択/再選択するときに、少なくとも1つのネットワークスライスおよび/または少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のセル選択/再選択情報を考慮するため、UEは、ネットワーク(NW)(例えば、コアネットワーク(CN))によって好ましい適切なネットワークスライスに属するセルを判定することができる。言い換えれば、UEは、ネットワークスライスおよび/またはアクセスカテゴリに関連付けられたスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のセル選択/再選択情報に基づいて、意図されたネットワークスライスをサポートするセルへの高速アクセス、およびNWのスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のデータレート制御を達成することができる。
【0123】
以下では、セル選択は、簡潔にするためにセル再選択を表すこともでき、その逆も同様であることに留意されたい。同様に、「選択する」は、以下では「再選択する」を意味する場合もあり、その逆も同様である。
【0124】
一実施形態では、スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のセル選択情報は、無線ネットワークノードによってサポートされるネットワークスライスを含む情報を提供する。例えば、NGセットアップ手順中に、NG-RANは、トラッキングエリア(TA)ごとにサポートされる単一のネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)をAMFに提供することができ、AMFは、公衆陸上移動網(PLMN)ごとにそのサポートされるS-NSSAIをNG-RANに応答することができる。各ネットワークスライスは、S-NSSAIの1つまたはリストを含むNSSAIによって一意に識別され、S-NSSAIは、
-スライスタイプを識別し、8ビット(範囲は0~255)で構成される必須スライス/
サービスタイプ(SST)フィールドと、
-同じSSTフィールドを有するスライス間を区別し、24ビットで構成されるオプションのスライス区別化器(SD)フィールドと
の組み合せである。
【0125】
図5は、本開示の実施形態によるSSTフィールドの標準化された値の表を示す。
図5において、SSTフィールドの値が1である場合、SSTフィールドは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)の処理に適したネットワークスライスを表す。SSTフィールドの値が2である場合、SSTフィールドは、超高信頼低遅延通信(URLLC)の処理に適したネットワークスライスを表す。SSTフィールドの値が3である場合、SSTフィールドは、大規模なモノのインターネット(IoT)の処理に適したネットワークスライスを表す。SSTフィールドの値が4である場合、SSTフィールドは、車両対すべて(V2X)サービスの処理に適したネットワークスライスを表す。
【0126】
NGセットアップ手順の後、NG-RANは、RAN側とCN側の両方でサポートされているS-NSSAIを認識し、NG-RANは、セル選択情報として、NG-RANによってサポートされているS-NSSAIを送信(例えば、ブロードキャスト)することができる。しかしながら、単一のRANノードによってサポートされるS-NSSAIの数は膨大であり得、各S-NSSAIはシグナリングに40ビットを必要とする(例えば、SSTフィールド用に8ビット、SDフィールド用に24ビット)。サポートされているS-NSSAIをUEに送信(例えば、ブロードキャスト)するためにNG-RANが必要とされる場合、システム情報ブロック1(SIB1)またはシステム情報(SI)メッセージの最大サイズが2976ビットであるため、シグナリングオーバーヘッドが問題になる。
【0127】
一実施形態では、セル選択情報は、各ネットワークスライスのS-NSSAI内のSSTフィールドを含む。すなわち、NG-RANは、NG-RANによってサポートされる各S-NSSAIについて、フルS-NSSAI(例えば32ビット)ではなくSSTフィールド(例えば8ビット)をブロードキャストすることがある。
【0128】
一実施形態では、セル選択情報は、NG-RANによってサポートされる各S-NSSAIについてのS-NSSAIのいくつかの最上位ビット(MSB)(例えば、2から7ビット)を含む。
【0129】
一実施形態では、ネットワークスライスのS-NSSAIは、S-NSSAIグループによって分類されてもよく(例えば、分割されるか、または分類される)、セル選択情報は、NG-RANによってサポートされるネットワークスライスを示すためのS-NSSAIグループの少なくとも1つを示す。例えば、セル選択情報は、NG-RANによってサポートされるネットワークスライスを有するS-NSSAIグループのグループ識別を含み得る。
【0130】
一実施形態では、セル選択情報は、NG-RANによってサポートされるすべてのネットワークスライスの情報を提供する(例えば、示す)。
【0131】
一実施形態では、セル選択情報は、NG-RANによってサポートされるネットワークスライスにおける高速アクセスを必要とするネットワークスライスの情報を提供する(例えば、示す)。例えば、高速アクセスを必要とするネットワークスライスは、値2を有するSSTフィールドを有することができる(SST=2)。すなわち、高速アクセスを必要とするネットワークスライスは、超高信頼低遅延通信を処理するように構成され得る。一実施形態では、セル選択情報は、S-NSSAI、SSTフィールド、S-NSSAI
のいくつかのMSB(例えば2~7ビット)、またはS-NSSAIグループのグループIDをブロードキャストすることによって、高速アクセスを必要とするネットワークスライスを示す。
【0132】
一実施形態では、高速アクセスを必要とするスライスをNG-RANが区別するのを助けるために、ネットワーク(例えばCN)からNG-RANにいくつかの支援情報(例えば、S-NSSAI、SSTフィールド、フル32ビットS-NSSAIまたはグループIDのいくつかのMSB(例えば2~7ビット))を提供することができる。一実施形態では、支援情報は、NGセットアップ手順中にネットワークからNG-RANノードに提供され得る。
【0133】
一実施形態では、セル選択情報は、UEに対して許可されたネットワークスライスとして構成されたネットワークスライスをサポートするセルの物理セル識別(PCI)範囲を含む。
【0134】
一実施形態では、セル選択情報は、少なくとも1つのスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のセル再選択優先度を含む。例えば、セル再選択優先度は、ネットワークスライスおよび/またはアクセスカテゴリに関連付けられ得る。
【0135】
一実施形態では、複数のセル再選択優先度がブロードキャストされてもよく、各再選択優先度は、ネットワークスライスごと、ネットワークスライスグループごと、アクセスカテゴリごと、またはアクセスカテゴリグループごとに設定され、ネットワークスライスは、複数のネットワークスライスグループによって分類されてもよく、アクセスカテゴリは、複数のアクセスカテゴリグループによって分類されてもよい。
【0136】
ネットワークスライスごとに再選択優先度が設定される実施形態では、セル選択情報は、S-NSSAI、S-NSSAIのSSTフィールド、またはS-NSSAIのいくつかのMSB(例えば2~7ビット)、および対応する再選択優先度のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0137】
再選択優先度がネットワークスライスグループごとに設定される実施形態では、セル選択情報は、対応するネットワークスライスグループのグループID、または対応するネットワークスライスグループに分類されたS-NSSAIのリストおよび対応する再選択優先度を含み得る。
【0138】
再選択優先度がアクセスカテゴリごとに設定される実施形態では、セル選択情報は、アクセスカテゴリおよび対応する再選択優先度を含み得る。
【0139】
再選択優先度がアクセスカテゴリグループごとに設定される実施形態では、セル選択情報は、対応するアクセスカテゴリグループのアクセスカテゴリグループIDおよび対応する再選択優先度を含み得る。
【0140】
複数のセル再選択優先度を受信するUEの実施形態では、UEは、セルを選択するために、受信したセル再選択優先度の特定の1つを利用(例えば、適用する)し得る。
【0141】
一実施形態では、UEは、セルを選択するために、受信したセル再選択優先度の中のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリグループ、またはアクセスカテゴリのうちの少なくとも1つに関連付けられたデフォルトのセル再選択優先度を適用する。例えば、デフォルトのセル再選択優先度は、NG-RANによって事前定義または設定され得る。
【0142】
一実施形態では、UEは、セルを選択するために、最近使用されたネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループに対応するセル再選択優先度を適用する。例えば、最近使用されたネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループは、セルを選択する前の期間にUEによって使用されたネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループであり得る。別の例では、最近使用されたネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループは、UEによって使用された最新のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループである。さらに別の例では、最近使用されたネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループは、最も最近使用されたネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループである。
【0143】
実施形態では、セル選択情報をどのように送信するかが考慮されるべきである。
一実施形態では、セル選択情報は、SI(例えば、SIB)にある(含まれる)。
【0144】
一実施形態では、セル選択情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリング(例えば専用RRCメッセージ)にある(含まれる)。例えば、セル選択情報はRRCリリースメッセージ内にある。
【0145】
一実施形態では、サービングセルに対応するセル選択情報は、セルアクセスに関する情報がSIB1に含まれるためSIB1内にある(含まれる)。
【0146】
一実施形態では、隣接セルに対応するセル選択情報は、SIB1以外のSIBにある(含まれる)。例えば、隣接セルが周波数内隣接セルである場合、隣接セルに対応するセル選択情報はSIB2に含まれる。別の例では、隣接セルが周波数間隣接セルである場合、隣接セルに対応するセル選択情報はSIB4に含まれる。さらに別の例では、隣接セルが無線アクセス技術間(RAN間)隣接セルである場合、隣接セルに対応するセル選択情報はSIB5に含まれる。さらに別の例では、すべての近隣セルに対応するセル選択情報は、新たに導入されたSIBに含まれ、NG-RANは、要求に応じてこの新たに導入されたSIBを提供(例えば、送信またはブロードキャスト)し得る。一実施形態では、セル選択情報は周波数ごとに提供される。
【0147】
図6は、本開示の一実施形態によるプロセスを示す。
図6に示されたプロセスは、UEにおいて使用され得、以下のステップを含み得る。
【0148】
ステップ600:スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のランダムアクセスチャネル(RACH)リソース情報を受信する。
【0149】
ステップ602:スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報に基づいてランダムアクセス手順を実行する。
【0150】
具体的には、
図6に基づいて、UEは、NW(例えばRAN)からスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報(例えば、リソース構成および/またはリソースパラメータ)を受信する(ステップ600)。受信したスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報に基づいて、UEは、例えばスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報によって示されるRACHリソースを使用することによって、ランダムアクセス手順を実行する(ステップ604)。
【0151】
一実施形態では、スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報は、ネットワークスライス、ネットワークスライスに関連付けられたネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、または少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの少なくとも1つに対して構成される。
【0152】
一実施形態では、スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報は、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、および/またはアクセスカテゴリグループごとに構成された特定のprach-ConfigurationIndex、msg1-FDM、msg1-FrequencyStart、zeroCorrelationZoneConfig、preambleReceivedTargetPower、preambleTransMax、powerRampingStep、および/またはra-ResponseWindowを含み得る。
【0153】
一実施形態では、スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報は、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループに対して構成され得る特定の探索空間ra-SearchSpace(例えば、ランダムアクセス手順のための探索空間のID)を含む(例えば、示す)ことができる。
【0154】
一実施形態では、スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報は、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループに割り当てられた共通RACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の一部を示すことができる。なお、共通RACHリソースは、SIにおいてブロードキャストされたRACHリソースであり、ランダムアクセス手順を行うためにすべてのUEによって使用される。共通RACHリソースの一部は、NWからの構成に基づいて、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループに割り当てることができる。さらなる詳細を以下で論じる。共通RACHリソースは、周波数領域および時間領域における共通RACH機会(RO)と、プリアンブル領域における共通プリアンブルとに分割することができる。
【0155】
一実施形態において、特定のRACHリソースは、共通RACHリソースとは異なる周波数領域、タイマ領域および/またはプリアンブル領域における別のRACHリソースである。特定のRACHリソースは、周波数領域および時間領域における特定のROと、プリアンブル領域における特定のプリアンブルとに分割することができる。
【0156】
一実施形態では、スライス固有のRACHリソース情報内の特定のRACH構成またはパラメータは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスグループにリンクされてもよい。
【0157】
一実施形態では、RANによってサポートされるネットワークスライスは、複数のネットワークスライスグループに分割されてもよく(例えば、複数のネットワークスライスグループによって分類されてもよく)、複数のネットワークスライスグループの各々は、スライス固有のRACHリソース構成および/またはパラメータにリンクされる。
【0158】
一実施形態では、RANによってサポートされるネットワークスライスは、2つのネットワークスライスグループNSG1およびNSG2に分割されてもよい。ネットワークスライスグループNSG1の場合、スライス固有のRACHリソース構成および/またはパラメータは、ネットワークスライスグループNSG1内の各ネットワークスライスまたはすべてのネットワークスライスに対して構成される。一例では、スライス固有のRACH
リソース構成および/またはパラメータは、ネットワークスライスグループNSG2に提供されない。
【0159】
一実施形態では、ネットワークスライスグループNSG1は、頻繁に使用されるネットワークスライスを含み、ネットワークスライスグループNSG2は、残りのネットワークスライスを含む。
【0160】
一実施形態では、ネットワークスライスグループNSG1は、高速アクセスを必要とするネットワークスライスを含み、ネットワークスライスグループNSG2は、残りのネットワークスライスを含む。例えば、高速アクセスを必要とするネットワークスライスは、値2を有するSSTフィールドを有することができる(SST=2)。
【0161】
一実施形態では、アクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報の特定のRACH構成またはパラメータは、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループにリンクされ得る。
【0162】
一実施形態では、RANによってサポートされるアクセスカテゴリは、複数のアクセスカテゴリグループに分割されてもよく(例えば、複数のアクセスカテゴリグループによって分類されてもよく)、複数のアクセスカテゴリグループの各々は、アクセスカテゴリ固有のRACHリソース構成および/またはパラメータにリンクされる。
【0163】
一実施形態では、アクセスカテゴリは、2つのアクセスカテゴリグループACG1およびACG2に分割することができる。アクセスカテゴリグループACG1については、アクセスカテゴリグループACG1内の各アクセスカテゴリまたはすべてのアクセスカテゴリについて、アクセスカテゴリ固有のRACHリソース構成および/またはパラメータが構成される。一例では、アクセスカテゴリ固有のRACHリソース構成および/またはパラメータは、アクセスカテゴリグループACG1に提供されない。
【0164】
一実施形態では、アクセスカテゴリグループACG1は、頻繁に使用されるアクセスカテゴリを含み、アクセスカテゴリグループACG2は、残りのネットワークスライスを含む。
【0165】
一実施形態では、アクセスカテゴリグループACG1は高速アクセスを必要とするアクセスカテゴリを含み、アクセスカテゴリグループACG2は残りのネットワークスライスを含む。
【0166】
一実施形態では、アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループ/ネットワークスライス/ネットワークスライスグループ(例えば、ネットワークスライスグループNSG1またはアクセスカテゴリグループACG1)は、共通RACHリソース(例えば、RACH機会および/またはプリアンブル)または特定のRACHリソースの一部に関連付けられる。
【0167】
一実施形態では、msg1ベースのSI要求のRACHリソース構成と同様に、共通RACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)/特定のRACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の一部は、slice-SpecificPeriod/slicegroup-SpecificPeriod/accessCategory-SpecificPeriod/accessCategoryGroup-SpecificPeriodおよびslice-SpecificResources/slicegroup-SpecificResources/accessCategory-SpecificResources/accessCategory
Group-SpecificResourcesを導入することによって、ネットワークスライス/ネットワークスライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループに関連付けられ得る。
【0168】
図7は、本開示の一実施形態による、msg1ベースのSI要求のRACHリソース構成の一例を示し、横軸はサブフレーム番号(SFN)に関連し、縦軸は周波数に関連する。
図7に示す実施形態の関連パラメータを以下に示す。
【0169】
K=4(オンデマンドで要求できるSIメッセージの数)
NTOT=4(SSBの総数)
ssb-perRACH-Occasion:N=2
PRACH設定インデックス=12(PRACH設定期間=2無線フレーム)
Msg1-FDM=1
関連付け期間=2(PRACH設定期間の数)
例えば、si-RequestPeriodが2(関連付け期間の数)に設定されている場合、
各PRACH設定期間にサービスされるSI要求の数は、K×NTOT/(si-RequestPeriod*関連付け期間)=(4*4)/(2*2)=4である。
【0170】
各PRACH設定期間におけるRACH機会の数は1(すなわち、Msg1-FDM)である。
=>各RACH機会にサービスされるSI要求の数は4である
=>SI要求に必要なプリアンブルの数は4に等しい
上記のパラメータに基づいて、異なるSI要求に対して以下の構成を設定することができる。
【0171】
オンデマンドSIメッセージ1の場合:ra-PreambleStartIndex=60、ra-AssociationPeriodIndex=0;
オンデマンドSIメッセージ2の場合:ra-PreambleStartIndex=62、ra-AssociationPeriodIndex=0;
オンデマンドSIメッセージ3の場合:ra-PreambleStartIndex=60、ra-AssociationPeriodIndex=1;
オンデマンドSIメッセージ4の場合:ra-PreambleStartIndex=62、ra-AssociationPeriodIndex=1。
【0172】
一実施形態において、共通RACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の一部/特定のRACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の間の1対1マッピングは、以下によりネットワークスライスに関連付けられ得る。
【0173】
slice-SpecificPeriod ENUMERATED{1,2,4,6,8,10,12,16} OPTIONAL,--Need R//関連付け期間の数におけるスライス固有構成の周期性
slice-SpecificResourcesのslice-SpecificResourcesシーケンス(SIZE(1..maxnumberofslice))//最大サイズは、RACHリソースがスライスごとに構成される場合の最大スライス数である。
【0174】
Slice-SpecificResources::=SEQUENCE{ra-PreambleStartIndexINTEGER(0...63)、//N個のSSBがRACH機会に関連付けられている場合、N>=1であり、i番目のSSB(i=0
,...,N-1)について、プリアンブルインデックス=ra-PreambleStartIndex+iを有するプリアンブルが、対応するスライスへのランダムアクセスのために使用される。N<1の場合、対応するスライスへのランダムアクセスのために、プリアンブルインデックス=ra-PreambleStartIndexを有するプリアンブルが使用される。
【0175】
ra-AssociationPeriodIndex INTEGER(0..15)OPTIONAL、--Need R//slice-SpecificPeriod内の関連付け期間のインデックス。UEは、このslice-SpecificResourcesに対応する特定のスライスへのランダムアクセスを開始することができ、ra-PreambleStartIndexによって示されるプリアンブルおよびra-ssb-OccasionMaskIndexによって示されるrach機会を使用する。
【0176】
ra-ssb-OccasionMaskIndexINTEGER(0..15)OPTIONAL--Need R
図8は、共通RACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の一部/特定のRACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)とネットワークスライスとの間の1対1マッピングの例を示し、関連するパラメータは以下に示される。
【0177】
K=4(特定のRACHリソースで構成されるスライスの数)
NTOT=4(SSBの総数)
ssb-perRACH-Occasion:N=2
PRACH設定インデックス=12(PRACH設定期間=2無線フレーム)
Msg1-FDM=1
関連付け期間=2(PRACH設定期間の数)
例えば、slice-SpecificPeriodが2(関連付け期間の数)に設定されている場合、
各PRACH設定期間にサービスされるスライスの数は、K×NTOT/(si-RequestPeriod*関連付け期間)=(4*4)/(2*2)=4である。
【0178】
各PRACH設定期間におけるRACH機会の数は1(すなわち、Msg1-FDM)である。
=>各RACH機会にサービスされるスライスの数は4である
=>スライスに必要なプリアンブルの数は4に等しい
異なるスライスに対する以下の構成は、以下のように設定することができ、プリアンブルとネットワークスライスとの間の関連付けは、
図8に示す通りである。
【0179】
スライス1の場合:ra-PreambleStartIndex=60、ra-AssociationPeriodIndex=0
スライス2の場合:ra-PreambleStartIndex=62、ra-AssociationPeriodIndex=0
スライス3の場合:ra-PreambleStartIndex=60、ra-AssociationPeriodIndex=1
スライス4の場合:ra-PreambleStartIndex=62、ra-AssociationPeriodIndex=1
一実施形態において、共通RACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の一部/特定のRACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の間の1対1マッピングは、以下によりネットワークスライスグループに関連付けられ得る。
【0180】
slicegroup-SpecificPeriod ENUMERATED {1
,2,4,6,8,10,12,16} OPTIONAL,--Need R//関連付け期間の数におけるスライスグループ固有構成の周期性
slicegroup-SpecificResources SEQUENCE(SIZE(1..maxnumberofslicegroup))OF Slicegroup-SpecificResources//最大サイズは、スライスグループごとにRACHリソースが構成される場合のスライスグループの最大数である。
【0181】
Slicegroup-SpecificResources::=SEQUENCE{ra-PreambleStartIndexINTEGER(0...63)、//N個のSSBがRACH機会に関連付けられている場合、N>=1であり、i番目のSSB(i=0,...,N-1)について、プリアンブルインデックス=ra-PreambleStartIndex+iを有するプリアンブルが、対応するスライスグループへのランダムアクセスのために使用される。N<1の場合、対応するスライスグループへのランダムアクセスのために、プリアンブルインデックス=ra-PreambleStartIndexを有するプリアンブルが使用される。
【0182】
ra-AssociationPeriodIndex INTEGER(0..15)OPTIONAL、--Need R//slicegroup-Specific内の関連付け期間のインデックス。UEは、このslicegroup-SpecificResourcesに対応する特定のスライスグループへのランダムアクセスを開始することができ、ra-PreambleStartIndexによって示されるプリアンブルおよびra-ssb-OccasionMaskIndexによって示されるrach機会を使用する。
【0183】
ra-ssb-OccasionMaskIndexINTEGER(0..15)OPTIONAL--Need R
一実施形態において、共通RACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の一部/特定のRACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の間の1対1マッピングは、以下によりアクセスカテゴリに関連付けられ得る。
【0184】
accessCategory-SpecificPeriod ENUMERATED {1,2,4,6,8,10,12,16} OPTIONAL,--Need R//関連付け期間の数におけるアクセスカテゴリ固有構成の周期性
accessCategory-SpecificResources SEQUENCE(SIZE(1..maxAccessCatForSlice))OF AccessCategory-SpecificResources
AccessCategory-SpecificResources::=SEQUENCE {
ra-PreambleStartIndexINTEGER(0..63),//N個のSSBがRACH機会に関連付けられている場合、N>=1であり、i番目のSSB(i=0,...,N-1)について、プリアンブルインデックス=ra-PreambleStartIndex+iを有するプリアンブルが、対応するアクセスカテゴリへのランダムアクセスのために使用される。N<1の場合、対応するアクセスカテゴリへのランダムアクセスのために、プリアンブルインデックス=ra-PreambleStartIndexを有するプリアンブルが使用される。
【0185】
ra-AssociationPeriodIndex INTEGER(0..15)OPTIONAL、--Need R//accessCategory-SpecificPeriod内の関連付け期間のインデックス。UEは、このaccessCategory-SpecificcResourcesに対応する特定のアクセスカテゴリ
へのランダムアクセスを開始することができ、ra-PreambleStartIndexによって示されるプリアンブルおよびra-ssb-OccasionMaskIndexによって示されるrach機会を使用する。
【0186】
ra-ssb-OccasionMaskIndexINTEGER(0..15)OPTIONAL--Need R
一実施形態において、共通RACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の一部/特定のRACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の間の1対1マッピングは、以下によりアクセスカテゴリグループに関連付けられ得る。
【0187】
accessCategoryGroup-SpecificPeriod ENUMERATED {1,2,4,6,8,10,12,16} OPTIONAL,--Need R//関連付け期間の数におけるアクセスカテゴリグループ固有構成の周期性
accessCategoryGroup-SpecificResources SEQUENCE(SIZE(1..maxAccessCatGroupForSlice))OF AccessCategoryGroup-SpecificResources
AccessCategoryGroup-SpecificResources::=SEQUENCE {
ra-PreambleStartIndexINTEGER(0..63),//N個のSSBがRACH機会に関連付けられている場合、N>=1であり、i番目のSSB(i=0,...,N-1)について、プリアンブルインデックス=ra-PreambleStartIndex+iを有するプリアンブルが、対応するアクセスカテゴリグループへのランダムアクセスのために使用される。N<1の場合、対応するアクセスカテゴリグループへのランダムアクセスのために、プリアンブルインデックス=ra-PreambleStartIndexを有するプリアンブルが使用される。
【0188】
ra-AssociationPeriodIndex INTEGER(0..15)OPTIONAL、--Need R//accessCategoryGroup-SpecificPeriod内の関連付け期間のインデックス。UEは、このaccessCategoryGroup-SpecificcResourcesに対応する特定のアクセスカテゴリへのランダムアクセスを開始することができ、ra-PreambleStartIndexによって示されるプリアンブルおよびra-ssb-OccasionMaskIndexによって示されるrach機会を使用する。
【0189】
ra-ssb-OccasionMaskIndexINTEGER(0..15)OPTIONAL--Need R
一実施形態では、スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報は、スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報によって示されるリソースと、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の関連付けを示す。
【0190】
一実施形態では、特定のRACHリソース、または共通RACHリソース(RACH機会および/またはプリアンブル)の一部は、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つに関連付けられ得る。
【0191】
一実施形態では、特定のプリアンブル、または共通プリアンブルの一部は、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つに関連付けられ得る。
【0192】
図9は、本開示の一実施形態による共通RACHリソース構成の一例を示し、関連するパラメータは以下のように示される。
【0193】
NTOT=4(SSBの総数)
ssb-perRACH-Occasion:N=2
CB-PreamblesPerSSB:R=8
PRACH設定インデックス=12(PRACH設定期間=2無線フレーム)
Msg1-FDM=1
【0194】
【0195】
一実施形態では、特定のスライスRACHリソース情報は、特定のプリアンブル、または共通プリアンブルの一部と、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の関連付けを示すために、プリアンブル開始インデックス(例えば、ra-PreambleStartIndex)および連続プリアンブルの数を含む(例えば、示す)ことができる。例えば、
図9に示す各SSBのプリアンブル0~3および31~34(すなわち、インデックス0から3および31から34を有するプリアンブル)を、以下の構成によって特定のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのために予約することができる。
【0196】
ra-PreambleStartIndex=0、連続プリアンブル数=4;および
ra-PreambleStartIndex=31、連続プリアンブル数=4
一実施形態では、特定のスライスRACHリソース情報は、特定のプリアンブル、または共通プリアンブルの一部と、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の関連付けを示すために、プリアンブル開始インデックスおよびステップ番号を含む(例えば、示す)ことができる。例えば、
図9に示す各SSBのプリアンブル0 2 4 6および31 33
35 37を、以下の構成で特定のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのために予約することができる。
【0197】
ra-PreambleStartIndex=0および31、ステップ=2
一実施形態では、特定のスライスRACHリソース情報は、特定のプリアンブル、または共通プリアンブルの一部と、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の関連付けを構成するプリアンブルマスクを示すために利用されるプリアンブルマスクインデックスを含む(例えば、示す)ことができる。
図10は、本開示の一実施形態によるプリアンブルマスクの表の一例を示す。
図10に示す表に基づいて、
図9に示す各SSBのプリアンブル0
2 4 6および30 32 34 36は、プリアンブルマスクインデックス=1を構成することによって、特定のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループを予約することができる。
【0198】
一実施形態では、特定の機会(例えば、RACH機会)または共通の機会の一部は、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つに関連付けられ得る。
【0199】
図11は、本開示の一実施形態による共通RACHリソース構成の一例を示し、関連するパラメータは以下のように示される。
【0200】
NTOT=4(SSBの総数)
ssb-perRACH-Occasion:N=1/2
CB-PreamblesPerSSB:R=8
PRACH設定インデックス=12(PRACH設定期間=2無線フレーム)
Msg1-FDM=1
【0201】
【0202】
一実施形態では、特定のスライスRACHリソース情報は、特定の機会、または共通の機会の一部と、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の関連付けを示すために、ネットワークスライス/ネットワークスライスグループ/アクセスカテゴリ/アクセスカテゴリグループごとの機会リスト(例えば、ra-OccasionList)を含む(例えば示す)ことができる。
【0203】
一実施形態では、機会リストのASN.1コーディングは、以下のように示され得る。
関連付け期間=8*PRACH設定期間
関連付けパターン周期=1関連付け期間
図12は、共通ROの一部と、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の関連付けの一例を示す。
図12では、サブフレーム番号0、6、8、および14(すなわち、破線で示されたRO)に対応するROは、特定のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループについて、以下の構成で保持される。
【0204】
SSB#0:ra-OccasionList:#0
SSB#1:ra-OccasionList:#3
SSB#2:ra-OccasionList:#4
SSB#3:ra-OccasionList:#7
一実施形態では、特定のスライスRACHリソース情報は、特定の機会、または共通の機会の一部と、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の関連付けを構成する機会マスクを示すための機会マスクインデックスを含む(例えば、示す)ことができる。
【0205】
図13は、本開示の一実施形態による機会マスクの表の一例を示す。
図13に示す表によれば、機会マスクインデックスを値9で構成することによって、特定のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループに対して各々偶数のROを予約することができる。
【0206】
図14は、共通ROの一部と、ネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループのうちの1つとの間の関連付けの一例を示す。
図14では、機会マスクインデックスは値9で構成されている。したがって、破線でマークされたROは、特定のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループに対して保持される。
【0207】
一実施形態では、UEは、複数のスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報(例えば、特定のRACHリソース構成および/またはパラメータ)を受信すると、UEは、ランダムアクセス手順を実行するために、スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報のうちの特定の1つを利用(例えば、適用)することができる。
【0208】
一実施形態では、UEは、ランダムアクセス手順を実行するために、受信したスライス固有のRACHリソース情報のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、およびアクセスカテゴリグループのうちの少なくとも1つに関連付けられたデフォルトのスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報を利用する。
【0209】
一実施形態では、UEは、ランダムアクセス手順を実行するために、最近使用されたネットワークスライス、スライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループに対応するスライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報を利用する。例えば、最近使用されたネットワークスライス、スライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループは、セルを選択する前の期間にUEによって使用されたネットワークスライス、スライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループであり得る。別の例では、最近使用されたネットワークスライス、スライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループは、UEによって使用された最新のネットワークスライス、スライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループである。さらに別の例では、最近使用されたネットワークスライス、スライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループは、最も最近使用されたネットワークスライス、スライスグループ、アクセスカテゴリまたはアクセスカテゴリグループである。
【0210】
一実施形態では、スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報がUEに提供されない場合、UEは、共通RACHリソースおよびパラメータに基づいてランダムアクセスを開始する。
【0211】
一実施形態では、スライス固有またはアクセスカテゴリ固有のRACHリソース情報は、システム情報またはRRCシグナリングのうちの1つにある(含まれる)。
【0212】
図15は、本開示の一実施形態によるプロセスを示す。
図15に示されたプロセスは、無線ネットワークノード(例えば、RANまたはNG-RAN)において使用され、以下のステップを含み得る。
【0213】
ステップ1500:UEごとの集約最大データレートを受信する;および
ステップ1502:UEごとの集約最大データレートに基づいてデータレート制御を実行する。
【0214】
具体的には、無線ネットワークノードは、ネットワーク(例えば、コアネットワーク)または別の無線ネットワークノードから、UEごとの集約最大データレート(例えば、スライス固有の集約最大ビットレート(AMBR))を受信する。UEごとに構成される集約最大データレートは、ネットワークスライスごとに構成されてもよいことに留意されたい(ステップ1500)。UEごとに受信された集約最大データレートに基づいて、UEは、例えばネットワークスライスに基づいて、データレート制御を実行する。
【0215】
スライス固有のAMBRがコアネットワークから受信される一実施形態では、スライス固有のAMBRは、INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST(初
期コンテキストセットアップ要求)、PDU SESSION RESOURCE SETUP REQUEST(PDUセッションリソースセットアップ要求)、PDU SESSION RESOURCE MODIFY REQUEST(PDUセッションリソース変更要求)、またはHANDOVER REQUEST(ハンドオーバ要求)のうちの少なくとも1つにある(含まれる)。
【0216】
一実施形態では、無線ネットワークノードは、別の無線ネットワークノード(例えば、gNB)からスライス固有のAMBRを受信することができる。一実施形態では、スライス固有のAMBRは、HANDOVER REQUEST(ハンドオーバ要求)、S-NODE ADDITION REQUEST(Sノード追加要求)、S-NODE MODIFICATION REQUEST(Sノード変更要求)、RETRIEVE UE
CONTEXT RESPONSE(UEコンテキスト応答取得)のうちの少なくとも1つにあり得る(含まれ得る)。一実施形態では、スライス固有のAMBRは、ノード間無線リソース制御RRCメッセージにあり得る(含まれ得る)。例えば、ノード間RRCメッセージは、HandoverCommand、HandoverPreparationInformation、CG-Config、またはCG-ConfigInfoのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0217】
一実施形態では、無線ネットワークノードは、gNB分散ユニット(gNB-DU)であり、gNB集中ユニット(gNB-CU)からスライス固有のAMBRを受信する。この実施形態では、スライス固有のAMBRは、UE CONTEXT SETUP REQUEST(UEコンテキストセットアップ要求)またはUE CONTEXT MODIFICATION REQUEST(UEコンテキスト変更要求)のうちの少なくとも1つにある(含まれる)。
【0218】
一実施形態では、セッションAMBR(例えば、PDUセッションごとのUEごとの最大ULおよびDLデータレート)を生成するために、セッション管理機能(SMF)においてスライスごとのUEごとの最大ULおよびDLデータレート(すなわち、スライス固有のAMBR)が考慮され、無線ネットワークノード(例えばRAN)は、データレート制御においてセッションAMBRを実施する。
【0219】
以上、本開示の様々な実施形態について説明したが、それらは限定ではなく例としてのみ提示されていることを理解されたい。同様に、様々な図は例示的なアーキテクチャまたは構成を示し得、これらは当業者が本開示の例示的な特徴および機能を理解することを可能にするために提供されている。しかしながら、当業者は、本開示が図示された例示的なアーキテクチャまたは構成に限定されず、様々な代替的なアーキテクチャおよび構成を使用して実施することができることを理解するであろう。さらに、当業者によって理解されるように、一実施形態の1つまたは複数の特徴は、本明細書に記載の別の実施形態の1つまたは複数の特徴と組み合わせることができる。したがって、本開示の幅および範囲は、上述の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。
【0220】
また、「第1」、「第2」などの指定を使用する本明細書における要素へのいかなる参照も、一般に、それらの要素の量または順序を限定するものではないことも理解される。むしろ、これらの名称は、本明細書において、2つ以上の要素または要素の例を区別する便利な手段として使用することができる。したがって、第1および第2の要素への言及は、2つの要素のみが使用され得ること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素の前になければならないことを意味しない。
【0221】
さらに、当業者は、情報および信号が様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを理解するであろう。例えば、上記の説明で参照され得るデータ、命令
、コマンド、情報、信号、ビットおよびシンボルは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは粒子、光場もしくは粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって表すことができる。
【0222】
当業者であれば、本明細書に開示された態様に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、ユニット、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のいずれも、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、または2つの組み合わせ)、ファームウェア、命令を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード(これは、便宜上、本明細書では「ソフトウェア」または「ソフトウェアユニット」と呼ぶことができる)、あるいはこれらの技術の任意の組み合わせによって実施され得ることをさらに理解するであろう。
【0223】
ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、ユニット、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般的に上述されている。そのような機能がハードウェア、ファームウェアもしくはソフトウェア、またはこれらの技術の組み合わせとして実装されるかどうかは、システム全体に課される特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の用途ごとに様々な方法で実施することができるが、そのような実施決定は本開示の範囲から逸脱するものではない。様々な実施形態によれば、プロセッサ、デバイス、構成要素、回路、構造、機械、ユニットなどは、本明細書に記載の機能の1つまたは複数を実行するように構成することができる。指定された動作または機能に関して本明細書で使用される「ように構成された」または「ために構成された」という用語は、指定された動作または機能を実行するように物理的に構築、プログラムおよび/または配置されたプロセッサ、デバイス、構成要素、回路、構造、機械、ユニットなどを指す。
【0224】
さらに、当業者であれば、本明細書に記載の様々な例示的な論理ブロック、ユニット、デバイス、構成要素、および回路を、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる集積回路(IC)内に実装することができ、またはそれによって実行することができることを理解するであろう。論理ブロック、ユニット、および回路は、ネットワーク内またはデバイス内の様々な構成要素と通信するためのアンテナおよび/またはトランシーバをさらに含むことができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替例では、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、またはステートマシンとすることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロプロセッサ、または、本明細書に記載された機能を実行するためのその他任意の適切な構成として実施され得る。ソフトウェアで実施される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶され得る。したがって、本明細書に開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体に記憶されたソフトウェアとして実施することができる。
【0225】
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムまたはコードをある場所から別の場所に転送することを可能にすることができる任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる任意の他の媒体を含むことができる。
【0226】
本明細書で使用される「ユニット」という用語は、本明細書で説明される関連する機能を実行するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびこれらの要素の任意の組み合わせを指す。さらに、説明の目的のために、様々なユニットは、個別のユニットとして説明されるが、当業者には明らかであるように、2つ以上のユニットを組み合わせて、本開示の実施形態による関連する機能を実行する単一のユニットを形成することができる。
【0227】
さらに、本開示の実施形態では、メモリまたは他の記憶装置、ならびに通信構成要素を使用することができる。明確にするために、上記の説明は、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して本開示の実施形態を説明したことが理解されよう。しかしながら、本開示を損なうことなく、異なる機能ユニット、処理論理要素またはドメイン間の機能性の任意の適切な分配を使用できることは明らかであろう。例えば、別個の処理論理要素またはコントローラによって実行されるように示されている機能は、同じ処理論理要素またはコントローラによって実行されてもよい。したがって、特定の機能ユニットへの言及は、厳密な論理的または物理的な構造または組織を示すのではなく、記載された機能を提供するための適切な手段への言及にすぎない。
【0228】
本開示に記載された実施態様に対する様々な変更は、当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の実施態様に適用することができる。したがって、本開示は、本明細書に示される実施態様に限定されることを意図するものではなく、以下の特許請求の範囲に記載されるように、本明細書に開示される新規の特徴および原理と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-10-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線ネットワークノードで用いられる無線通信方法であって、
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたリソース情報を無線端末に送信することを含む、無線通信方法。
【請求項2】
前記リソース情報が、前記少なくとも1つのネットワークスライス、少なくとも1つのネットワークスライスグループ、少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの少なくとも1つに対して構成される、請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記リソース情報が、前記ランダムアクセス手順のランダムアクセスチャネルRACHリソースを示す、請求項1または2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記リソース情報が、特定のprach-ConfigurationIndex、msg1-FDM、msg1-FrequencyStart、zeroCorrelationZoneConfig、preambleReceivedTargetPower、preambleTransMax、powerRampingStep、またはra-ResponseWindowのうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記リソース情報が、前記ランダムアクセス手順のための少なくとも1つの探索空間を示す、請求項1または2に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つのネットワークスライスが、複数のネットワークスライスグループによって分類され、前記複数のネットワークスライスグループの各々が、前記リソース情報内の特定のリソース情報に対応する、請求項1から5のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは前記少なくとも1つのアクセスカテゴリグループが、前記リソース情報内の特定のリソース情報に対応する、請求項1から5のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記リソース情報が、前記リソース情報によって示されるリソースと、前記少なくとも1つのネットワークスライス、前記少なくとも1つのネットワークスライスグループ、前記少なくとも1つのアクセスカテゴリ、または前記少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとの関連付けを示す、請求項1から7のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記リソース情報によって示される前記リソースと、前記少なくとも1つのネットワークスライス、前記少なくとも1つのネットワークスライスグループ、前記少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは前記少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つが、前記リソース情報によって示される前記リソースのプリアンブルまたはRACH機会と、前記少なくとも1つのネットワークスライス、前記少なくとも1つのネットワークスライスグループ、前記少なくとも1つのアクセスカテゴリまたは前記少なくとも1つのアクセスカテゴリグループのうちの1つとを関連付けることによって関連付けられる、請求項8に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記ランダムアクセス手順が、前記受信したリソース情報内のネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに関連付けられたデフォルトのリソース情報に基づいて実行される、または、
前記ランダムアクセス手順が、前記受信したリソース情報内の特定のリソース情報に基づいて実行され、前記特定のリソース情報が、前記セルを選択する前の期間に前記無線端末によって使用されるネットワークスライス、ネットワークスライスグループ、アクセスカテゴリ、またはアクセスカテゴリグループのうちの1つに対応する、請求項1から9のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記リソース情報が、システム情報またはRRCシグナリングのうちの1つにある、請求項1から10のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項12】
無線ネットワークノードで用いられる無線通信方法であって、
少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートを受信することと、
前記集約最大データレートに基づいてデータレート制御を実行することと
を含む、無線通信方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた前記集約最大データレートが、INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST、PDU SESSION RESOURCE SETUP REQUEST、PDU SESSION RESOURCE MODIFY REQUEST、またはHANDOVER REQUESTのうちの少なくとも1つにある、または、
前記少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた前記集約最大データレートが、HANDOVER REQUEST、S-NODE ADDITION REQUEST、S-NODE MODIFICATION REQUEST、またはRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEのうちの少なくとも1つにある、請求項12に記載の無線通信方法。
【請求項14】
前記少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた前記集約最大データレートが、少なくとも1つのノード間無線リソース制御RRCメッセージ内にある、請求項12に記載の無線通信方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つのノード間RRCメッセージが、HandoverCommand、HandoverPreparationInformation、CG-Config、またはCG-ConfigInfoのうちの少なくとも1つを含む、請求項14に記載の無線通信方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた前記集約最大データレートが、UE CONTEXT SETUP REQUESTまたはUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTのうちの少なくとも1つにある、請求項12に記載の無線通信方法。
【請求項17】
少なくとも1つのネットワークスライスまたは少なくとも1つのアクセスカテゴリに関連付けられたリソース情報を無線端末に送信するように構成された通信ユニット
を備える、無線ネットワークノード。
【請求項18】
請求項1から11のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行するように構成されたプロセッサをさらに備える、請求項17に記載の無線ネットワーク。
【請求項19】
少なくとも1つのネットワークスライスに関連付けられた集約最大データレートを受信するように構成された通信ユニットと、
前記集約最大データレートに基づいてデータレート制御を実行するように構成されたプロセッサと
を備える、無線ネットワークノード。
【請求項20】
前記プロセッサが、請求項13から16のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行するようにさらに構成される、請求項19に記載の無線ネットワークノード。
【外国語明細書】