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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025141317
(43)【公開日】2025-09-29
(54)【発明の名称】追加配線部材の配索構造
(51)【国際特許分類】
   B60R 16/02 20060101AFI20250919BHJP
   B60K 37/00 20240101ALI20250919BHJP
   H02G 3/04 20060101ALI20250919BHJP
   H02G 3/30 20060101ALI20250919BHJP
【FI】
B60R16/02 623Z
B60R16/02 620B
B60K37/00 Z
H02G3/04 062
H02G3/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024041197
(22)【出願日】2024-03-15
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088672
【弁理士】
【氏名又は名称】吉竹 英俊
(74)【代理人】
【識別番号】100088845
【弁理士】
【氏名又は名称】有田 貴弘
(74)【代理人】
【識別番号】100117662
【弁理士】
【氏名又は名称】竹下 明男
(74)【代理人】
【氏名又は名称】福市 朋弘
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 大弥
(72)【発明者】
【氏名】曽根 康介
(72)【発明者】
【氏名】志田 友香
【テーマコード(参考)】
3D344
5G357
5G363
【Fターム(参考)】
3D344AA12
3D344AB01
3D344AC01
3D344AC30
5G357DA06
5G357DB03
5G357DC12
5G357DD01
5G357DD05
5G357DD12
5G363AA16
5G363BA02
5G363DA13
5G363DC02
(57)【要約】
【課題】車両に対して配線部材を容易に追加できるようにすることを目的とする。
【解決手段】追加配線部材の配索構造30は、車室11に面する内装部材12に対する追加配線部材32の配索構造であって、室内側から前記内装部材12上に配置された追加配線部材32と、前記追加配線部材32を前記内装部材12とは反対側から覆う追加内装部材40と、を備える。前記内装部材12には、互いに隣り合う内装部分13同士の間に継ぎ目16が設けられ、前記追加内装部材40は、前記追加配線部材32を覆うカバー部42と、前記カバー部42から突出し、前記継ぎ目16に差し込まれて前記内装部材12に保持されている保持部44とを有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室に面する内装部材に対する追加配線部材の配索構造であって、
室内側から前記内装部材上に配置された追加配線部材と、
前記追加配線部材を前記内装部材とは反対側から覆う追加内装部材と、
を備え、
前記内装部材には、互いに隣り合う内装部分同士の間に継ぎ目が設けられ、
前記追加内装部材は、前記追加配線部材を覆うカバー部と、前記カバー部から突出し、前記継ぎ目に差し込まれて前記内装部材に保持されている保持部とを有する、追加配線部材の配索構造。
【請求項2】
請求項1に記載の追加配線部材の配索構造であって、
前記カバー部は、筒状に形成されて前記追加配線部材を収容しており、
前記保持部は、前記カバー部の外面より外側に突出している、追加配線部材の配索構造。
【請求項3】
請求項2に記載の追加配線部材の配索構造であって、
前記カバー部には延在方向に沿うスリットが形成され、
前記保持部は、前記スリットの縁部から突出している、追加配線部材の配索構造。
【請求項4】
請求項3に記載の追加配線部材の配索構造であって、
前記保持部は、前記スリットの第1縁部から突出する第1保持部と、前記スリットの第2縁部から突出する第2保持部とを有し、
前記第1保持部と前記第2保持部とが前記継ぎ目に差し込まれている、追加配線部材の配索構造。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の追加配線部材の配索構造であって、
前記追加内装部材は、前記追加配線部材よりも高剛性である、追加配線部材の配索構造。
【請求項6】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の追加配線部材の配索構造であって、
前記追加配線部材及び前記追加内装部材が前記継ぎ目に沿って延びる、追加配線部材の配索構造。
【請求項7】
請求項6に記載の追加配線部材の配索構造であって、
前記継ぎ目は、互いに異なる第1継ぎ目と第2継ぎ目とを有し、
前記追加配線部材は、前記第1継ぎ目に沿って延びる第1延在部分と、前記第2継ぎ目に沿って延びる第2延在部分とを有し、
前記追加内装部材は、前記第1延在部分を前記第1継ぎ目に保持する第1追加内装部材と、前記第2延在部分を前記第2継ぎ目に保持する第2追加内装部材とを有する、追加配線部材の配索構造。
【請求項8】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の追加配線部材の配索構造であって、
前記カバー部と前記追加配線部材との間に設けられたシールド部を備える、追加配線部材の配索構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、追加配線部材の配索構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電装部品に対するワイヤハーネスを、後部ガラスを保持するウェザストリップに埋設し、各電装部品に接続するコネクタ等やメインハーネスに接続するためのコネクタを外部に露出させた状態でウェザストリップに固定的に設ける技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10-24782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両における電気部品の追加実装等に応じて、配線部材を容易に追加できるようにすることが望まれている。
【0005】
そこで、本開示は、車両に対して配線部材を容易に追加できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の追加配線部材の配索構造は、車室に面する内装部材に対する追加配線部材の配索構造であって、室内側から前記内装部材上に配置された追加配線部材と、前記追加配線部材を前記内装部材とは反対側から覆う追加内装部材と、を備え、前記内装部材には、互いに隣り合う内装部分同士の間に継ぎ目が設けられ、前記追加内装部材は、前記追加配線部材を覆うカバー部と、前記カバー部から突出し、前記継ぎ目に差し込まれて前記内装部材に保持されている保持部とを有する、追加配線部材の配索構造である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、車両に対して配線部材を容易に追加できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は実施形態1にかかる追加配線部材の配索構造を示す平面図である。
図2図2図1のII-II線に沿った断面図である。
図3図3図1のIII-III線に沿った断面図である。
図4図4は追加内装部材を継ぎ目に差し込む様子を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の追加配線部材の配索構造は、次の通りである。
【0011】
(1)車室に面する内装部材に対する追加配線部材の配索構造であって、室内側から前記内装部材上に配置された追加配線部材と、前記追加配線部材を前記内装部材とは反対側から覆う追加内装部材と、を備え、前記内装部材には、互いに隣り合う内装部分同士の間に継ぎ目が設けられ、前記追加内装部材は、前記追加配線部材を覆うカバー部と、前記カバー部から突出し、前記継ぎ目に差し込まれて前記内装部材に保持されている保持部とを有する、追加配線部材の配索構造である。
【0012】
(1)の追加配線部材の配索構造によると、追加内装部材を介して内装部材上に追加配線部材を容易に配索できる。これにより、車両に対して配線部材を容易に追加できる。
【0013】
(2)(1)の追加配線部材の配索構造において、前記カバー部は、筒状に形成されて前記追加配線部材を収容しており、前記保持部は、前記カバー部の外面より外側に突出していてもよい。これにより、追加配線部材を収容した追加内装部材を内装部材に保持させることによって、車両に対して配線部材を容易に追加できる。
【0014】
(3)(2)の追加配線部材の配索構造において、前記カバー部には延在方向に沿うスリットが形成され、前記保持部は、前記スリットの縁部から突出していてもよい。これにより、スリットを通じてカバー部内に追加配線部材を収めることが容易となる。また、スリットの縁部を継ぎ目に沿わせることが容易となる。
【0015】
(4)(3)の追加配線部材の配索構造において、前記保持部は、前記スリットの第1縁部から突出する第1保持部と、前記スリットの第2縁部から突出する第2保持部とを有し、前記第1保持部と前記第2保持部とが前記継ぎ目に差し込まれていてもよい。これにより、スリットが開くことが抑制される。
【0016】
(5)(1)から(4)のいずれか1つの追加配線部材の配索構造において、前記追加内装部材は、前記追加配線部材よりも高剛性であってもよい。これにより、継ぎ目に保持部を差し込みやすくなる。
【0017】
(6)(1)から(5)のいずれか1つの追加配線部材の配索構造において、前記追加配線部材及び前記追加内装部材が前記継ぎ目に沿って延びてもよい。内装部材の継ぎ目の部分は、元々、不連続的なデザインが現れる部分である。追加配線部材及び追加内装部材が継ぎ目に沿って延びることにより、追加配線部材が配索されていない状態と比べて、追加配線部材が配索されたことによるデザイン上の違和感を乗員が覚えにくい。
【0018】
(7)(6)の追加配線部材の配索構造において、前記継ぎ目は、互いに異なる第1継ぎ目と第2継ぎ目とを有し、前記追加配線部材は、前記第1継ぎ目に沿って延びる第1延在部分と、前記第2継ぎ目に沿って延びる第2延在部分とを有し、前記追加内装部材は、前記第1延在部分を前記第1継ぎ目に保持する第1追加内装部材と、前記第2延在部分を前記第2継ぎ目に保持する第2追加内装部材とを有してもよい。これにより、追加配線部材の一端部から他端部まで同じ継ぎ目が連続していない場合でも、車両への追加配線部材の配索が容易となる。
【0019】
(8)(1)から(7)のいずれか1つの追加配線部材の配索構造において、前記カバー部と前記追加配線部材との間に設けられたシールド部を備えてもよい。これにより、追加配線部材のノイズを追加内装部材の内部のシールドによって抑制できる。
【0020】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の追加配線部材の配索構造の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0021】
[実施形態1]
以下、実施形態1にかかる追加配線部材の配索構造について説明する。図1は追加配線部材の配索構造30が組込まれた車両10の一部を示す概略平面図である。図2図1のII-II線に沿った断面図である。図3図1のIII-III線に沿った断面図である。図4は追加内装部材40を継ぎ目16に差し込む様子を示す説明図である。
【0022】
車両10は、例えば、自動車である。車両10は、車室11と、車室11に面する内装部材12とを備える。追加配線部材の配索構造30は、内装部材12よりも室内側に追加配線部材32を配索するものである。追加配線部材の配索構造30は、追加配線部材32と追加内装部材40とを備える。追加配線部材32は、室内側から内装部材12上に配置されている。追加配線部材32は、内装部材12よりも室内側に配置されている。追加内装部材40は、追加配線部材32を内装部材12とは反対側から覆う。追加配線部材32の配索対象である内装部材12について先に説明する。
【0023】
内装部材12は、車室11に面する内装部分13を有する。内装部分13よりも車両10の内側が室内側であり、内装部分13よりも車両10の外側が室外側である。内装部分13の室外側には、通常、車体パネルなどの車両10の外装部材が位置する。内装部材12は、内装部分13を有する部材であれば、如何なる部材であってもよい。例えば、内装部材12は、ピラートリム12A、ルーフトリム又はドアトリムなどの各種トリムであってもよい。トリムは、部位によってガーニッシュ、ライナ又はライニングなどと呼ばれることがある。例えばピラートリムがピラーガーニッシュなどと呼ばれたり、ルーフトリムがルーフライニング又はルーフライナなどと呼ばれたりすることもある。また例えば、内装部材12は、インストルメントパネル12Bなどの各種パネルであってもよい。また例えば、内装部材12は、センターコンソール、フロアカーペットなどであってもよい。
【0024】
車両10には、1つ又は複数の内装部材12を介して、複数の内装部分13が設けられる。複数の内装部分13は、互いに別に成形された部分が、成形後に組付けられた部分である。複数の内装部分13は、車室11において、互いに別の領域に面するように継ぎ足されている。複数の内装部分13は、互いに異なる複数の内装部材12に分かれて設けられていてもよい。1つの内装部材12が、複数の内装部分13を有していてもよい。
【0025】
内装部分13において、車室11に面する面が内装面14である。内装面14は、どのように広がる面であってもよい。内装面14は、平面部分を有していてもよいし、曲面部分を有していてもよい。内装面14は、前後方向及び車幅方向に広がる部分を有していてもよいし、前後方向及び鉛直方向に広がる部分を有していてもよいし、車幅方向及び鉛直方向に広がる部分を有していてもよい。
【0026】
複数の内装部分13のうち互いに隣り合う内装部分13同士の間に継ぎ目16が設けられている。継ぎ目16は、隣り合う内装面14の縁部15同士の間に設けられている。継ぎ目16は、隣り合う内装面14の外縁部同士の間に設けられていてもよい。1つの内装面14の開口部を他の内装面14が塞ぐ部分において、継ぎ目16は、1つの内装面14の開口部の周縁部と、他の内装面14の外縁部との間に設けられていてもよい。当該継ぎ目16を用いて、追加配線部材32が追加される。追加配線部材32及び追加内装部材40が追加される前の状態では、継ぎ目16及び内装面14は室内から観察可能である。追加配線部材32及び追加内装部材40が追加されることで、継ぎ目16及び内装面14それぞれの一部又は全体が追加配線部材32及び追加内装部材40によって覆われる。
【0027】
ここでは、追加配線部材32が車室11の前側に配索される例が説明される。ここでは、追加配線部材32の配索対象となる内装部材12がフロントピラートリム12A及びインストルメントパネル12Bである例が説明される。追加配線部材32は、車室11の後ろ側又は中間に配索されてもよい。追加配線部材32の配索対象となる内装部材12は、フロントピラートリム12A及びインストルメントパネル12B以外であってもよい。
【0028】
フロントピラートリム12Aは、樹脂等によって形成されている。フロントピラートリム12Aは、Aピラーを覆う。ピラーは、車体下部に対してルーフを支える部分である。複数のピラーが、車両10の前後方向に分かれて設けられる。Aピラーは、複数のピラーのうち車両10の前後方向において最も前側にあるピラーである。ウインドシールド(フロントガラスなどとも言う)の側縁はAピラーに沿って高さ方向に延びる。Aピラー及びフロントピラートリム12Aは、左右一対設けられる。例えば、フロントピラートリム12Aは、Aピラーに沿うピラートリムアッパと、ピラートリムアッパの下端に連なるピラートリムロア13Aとを有する。ピラートリムロア13Aは、ピラートリムアッパよりも車両10の前後方向に長くてもよい。ピラートリムロア13Aは、ピラートリムアッパよりも車両10の幅方向に沿って室内側に張出していてもよい。車両10にフロントクォーターウインドウ(三角窓などとも言う)が設けられる場合、Aピラー及びピラートリムアッパは前後方向に分割されて、その間にフロントクォーターウインドウが配置されていてもよい。この場合、ピラートリムロア13Aが前後方向において分割されたピラートリムアッパを連結していてもよい。
【0029】
インストルメントパネル12Bは、樹脂等によって形成されている。インストルメントパネル12Bは、運転席及び助手席の前方に位置する。インストルメントパネル12Bに速度計等の計器が組込まれる。インストルメントパネル12Bは、インパネアッパ13Bと、インパネロア13Cとを有している。インパネアッパ13Bは、上方を向く。インパネアッパ13Bは、一対のピラートリムロア13Aの間に位置する。インパネロア13Cは、後方を向く。インパネロア13Cは、インパネアッパ13Bの後縁部に連なる。インパネアッパ13B又はインパネロア13Cの一部の領域に、センタークラスター、メータークラスターなどが設けられていてもよい。
【0030】
車両10において、インストルメントパネル12Bから後方に向くようにしてステアリングホイール18が設けられる。また、インストルメントパネル12Bの内部にリンフォースメント20が設けられる。リンフォースメント20は、金属等によって形成された長尺部材である。リンフォースメント20は、車幅方向に延びて、車体のサイドパネル同士を連結する。
【0031】
追加配線部材32は、車両10に搭載される電気部品同士を接続する配線部材22である。追加配線部材32は、例えば、少なくとも1本の電線33を含む。電線33は、芯線と、当該芯線の周囲の被覆とを有する。電線33は、複数の電線33が撚られたものであってもよい。電線33は、外周にシールド層を有するものであってもよい。追加配線部材32は、信号線と電力線との少なくとも一方を含んでもよい。追加配線部材32は、芯線の周囲を被覆で覆った電線33に加えて又は代えて他の配線部材、例えば、樹脂フィルムに金属箔による回路が形成されたFPC(Flexible printed circuits)を含んでいてもよい。
【0032】
追加配線部材32の両端の接続先の位置は、特に限定されるものではなく、適宜設定可能である。追加配線部材32の一端部は追加電気部品に接続され、追加配線部材32の他端部は既存電気部品に接続されてもよい。既存電気部品は、追加配線部材32を介して、追加電気部品に電力を供給したり、追加電気部品を既存の車載ネットワークに組み込んだりする。追加配線部材32の一端部及び他端部がそれぞれ別の追加電気部品に接続されてもよい。この場合、追加電気部品に電力を供給したり、追加電気部品を既存の車載ネットワークに組み込んだりするための配線部材が追加配線部材32とは別に設けられていると良い。ここでは、追加配線部材32の一端部はルーフに配置された追加電気部品に接続され、追加配線部材32の他端部はインストルメントパネル12Bよりも室外側に配置された既存電気部品に接続されるものとして説明される。既存電気部品は、例えばECU(電子制御ユニット)などであってもよい。
【0033】
なお、図1では、追加配線部材32の一端部及び他端部は省略されている。追加配線部材32の一端部は、例えば、ピラーに沿ってルーフに案内される。追加配線部材32の他端部は、例えば、助手席の前方において、インストルメントパネル12Bの下側開口に向けて案内されて、当該開口を通ってインストルメントパネル12Bよりも室外側に引込まれる。追加配線部材32の一端部及び他端部には、電気部品と接続するためのコネクタが設けられていてもよい。
【0034】
追加配線部材32の中間部の経路は、両端の接続先の位置に応じて、適宜設定される。ここでは、追加配線部材32の中間部は、室内側から上記フロントピラートリム12A及びインストルメントパネル12B上に配置される。本開示では、追加配線部材32が継ぎ目16に沿って配置される場合も、内装部材12上に配置されているものとする。追加配線部材32の中間部が追加内装部材40によって継ぎ目16に保持されている。ここでは追加配線部材32の中間部及び追加内装部材40が継ぎ目16に沿って延びる。
【0035】
追加内装部材40は、カバー部42と保持部44とを有する。カバー部42は追加配線部材32を覆う。保持部44は、カバー部42から突出する。保持部44は、継ぎ目16に差し込まれて内装部材12に保持されている。
【0036】
カバー部42は、筒状に形成されている。図2に示す例では、カバー部42は円筒状であるが、カバー部42は角筒状などであってもよい。カバー部42は、追加配線部材32を収容している。カバー部42には延在方向に沿うスリット43が形成されている。
【0037】
保持部44は、カバー部42の外面より外側に突出している。保持部44は、スリット43の縁部から突出している。保持部44の先端部分は先端に行くにつれて細くなる形状とされ、保持部44の先端部分にはカバー部42からの突出方向(図2では上下方向)に対して傾斜する傾斜面が設けられてもよい。これにより、保持部44の先端部分を継ぎ目16に差し込みやすい。保持部44の基端部分は、突出方向に沿って一定の太さで連続してもよい。これにより、継ぎ目16に差し込まれた保持部44が継ぎ目16に留まりやすい。
【0038】
保持部44は、カバー部42の延在方向に沿って全長にわたって延在する。保持部44は、カバー部42の延在方向に沿った一部にのみ設けられていてもよい。図2に示す例では、保持部44の突出寸法は、継ぎ目16の深さ寸法(内装部分13の厚み寸法)よりも短い。保持部44の突出寸法は、継ぎ目16の深さ寸法(内装部分13の厚み寸法)と同じかそれよりも長くてもよい。保持部44は継ぎ目16を貫通して、内装部材12よりも室外側に突出していてもよい。
【0039】
継ぎ目16のうち室外側の開口部周辺には、部材等がない空間が広がる。継ぎ目16のうち室外側の開口部周辺は、部材等に覆われてもよい。この場合、継ぎ目16が溝状であり、継ぎ目16よりも室外側の部材が溝の底の部材となる。継ぎ目16よりも室外側の部材は内装部材12の一部であってもよいし、内装部材12とは別の部材であってもよい。
【0040】
保持部44は、第1保持部44Aと第2保持部44Bとを有する。第1保持部44Aは、スリット43の第1縁部から突出する。第2保持部44Bは、スリット43の第2縁部から突出する。第1保持部44Aと第2保持部44Bとがカバー部42から並行するように延びる。第1保持部44Aと第2保持部44Bとが継ぎ目16に差し込まれている。
【0041】
追加内装部材40は、例えば、樹脂製である。追加内装部材40は、金型を用いた成形品である。追加内装部材40は、カバー部42及び保持部44を備える1つの部品として構成されている。追加内装部材40は、追加配線部材32よりも高剛性であってもよい。例えば、追加内装部材40は、ポリプロピレン(PP)など比較的硬質な樹脂製であることによって、追加配線部材32よりも高剛性とされることができる。
【0042】
追加内装部材40は、カバー部42を含む第1の部品と、保持部44を含む第2の部品とを備えていてもよい。追加内装部材40は、カバー部42及び保持部44を含む第1の部品と、保持部44の補強材となる第2の部品とを備えていてもよい。この場合、第2の部品が第1の部品よりも高剛性であってもよい。
【0043】
保持部44は、継ぎ目16に圧入されることによって保持されていてもよい。例えば、図4に示すように、保持部44が差し込まれる前の継ぎ目16の幅寸法(隣り合う内装部分13の間隔)は、保持部44の厚みよりも小さくてもよい。保持部44が差し込まれることによって、継ぎ目16が広がるように変形したり保持部44が薄くるように変形したりしていてもよい。かかる変形により継ぎ目16をなす内装部分13と保持部44との摩擦力が大きくなり、保持部44が保持される。
【0044】
保持部44は、継ぎ目16に係止していてもよい。例えば、保持部44は、継ぎ目を貫通し、内装部分13のうち内装面14とは反対側の面に係止する先端係止部を有していてもよい。また例えば、継ぎ目をなす壁部に凹部が形成され、保持部が当該凹部に嵌って係止する係止凸部を有していてもよい。
【0045】
継ぎ目16は、互いに異なる第1継ぎ目と第2継ぎ目とを有する。追加配線部材32は、第1継ぎ目に沿って延びる第1延在部分と、第2継ぎ目に沿って延びる第2延在部分とを有する。追加内装部材40は、第1延在部分を第1継ぎ目に保持する第1追加内装部材と、第2延在部分を第2継ぎ目に保持する第2追加内装部材とを有する。
【0046】
ここでは、追加配線部材32の中間部は、一端部から他端部に向けて、ピラートリムロア13Aの内装面14Aの縁部15Aとインパネアッパ13Bの内装面14Bの縁部15Bとの間の継ぎ目16Aに沿って延びる延在部分34Aと、インパネアッパ13Bの内装面14Bの縁部15Bとインパネロア13Cの内装面14Cの縁部15Cとの間の継ぎ目16Bに沿って延びる延在部分34Bとを有する。継ぎ目16A及び継ぎ目16Bの一方は第1継ぎ目の一例であり、他方は第2継ぎ目の一例である。延在部分34A及び延在部分34Bの一方は第1延在部分の一例であり、他方は第2延在部分の一例である。
【0047】
ここでは継ぎ目16A及び継ぎ目16Bは、互いに異なる内装部材12の組に設けられている。第1継ぎ目及び第2継ぎ目は、同じ内装部材の組に、互いに異なる向きに延びるように設けられていてもよい。例えば、第1内装部分に開口が有り、第2内装部分が開口を塞ぐ蓋の場合に蓋の外縁部及び開口周縁部に沿って曲がって延びる部分を第1継ぎ目及び第2継ぎ目とみなしてもよい。
【0048】
追加内装部材40Aは、延在部分34Aをピラートリムロア13A及びインパネアッパ13Bとは反対側から覆う。追加内装部材40Bは、延在部分34Bをインパネアッパ13B及びインパネロア13Cとは反対側から覆う。追加内装部材40A及び追加内装部材40Bの一方は第1追加内装部材の一例であり、他方は第2追加内装部材の一例である。
【0049】
ここでは追加内装部材40Aと追加内装部材40Bとは同じ断面形状を有している。追加内装部材40Aと追加内装部材40Bとは互いに異なる断面形状を有していてもよい。例えば、同じ断面形状が連続する長尺の母材が、継ぎ目16A及び継ぎ目16Bに応じた長さに切断されることによって、追加内装部材40A及び追加内装部材40Bとされてもよい。
【0050】
追加内装部材40Aは、延在部分34Aのうち継ぎ目16Aに沿って配置された部分の全体を覆っていてもよいし、一部を覆っていてもよい。図1では、追加内装部材40Aは、継ぎ目16Aに沿って配置された延在部分34Aのうちの両端部を除く中間部を覆っている。追加内装部材40Bは、延在部分34Bのうち継ぎ目16Bに沿って配置された部分の全体を覆っていてもよいし、一部を覆っていてもよい。図1では、追加内装部材40Bは、継ぎ目16Bに沿って配置された延在部分34Bのうち両端部を除く中間部を覆っている。本実施形態では、追加配線部材32には延在部分34A、34Bの間に曲げ部35が設けられる。曲げ部35は、追加内装部材40Aと追加内装部材40Bとの間で、インパネアッパ13Bの角部に沿うように曲って配置されている。
【0051】
継ぎ目16を介して互いに隣り合う内装部分13を第1内装部分及び第2内装部分とみなしてもよい。例えば、図2に示す例では、ピラートリムロア13A及びインパネアッパ13Bの一方が第1内装部分の一例であり、他方が第2内装部分の一例である。また例えば、図3に示す例では、インパネアッパ13B及びインパネロア13Cの一方が第1内装部分の一例であり、他方が第2内装部分の一例である。この場合、継ぎ目16は、第1内装部分と第2内装部分との間に設けられているとみなすことができる。第1内装部分と第2内装部分とのそれぞれが車室11に面する。
【0052】
第1内装部分は、車室11に面する第1内装面と、第1内装面の縁部から車室11とは反対側に延びる第1側面とを有する。第2内装部分は、第1内装面の隣において車室11に面する第2内装面と、第2内装面の縁部から車室とは反対側に延びる第2側面とを有する。第1側面と第2側面との間が継ぎ目16である。通常、第1側面と第2側面とが対向する。第1内装面と第2内装面とは、図2に示すように、同じ面に沿って広がっていてもよい。第1内装面と第2内装面とは、図3に示すように、互いに交差する面に沿って広がっていてもよい。
【0053】
ここではカバー部42の第1側部が第1内装面上に位置し、カバー部42の第2側部が第2内装面上に位置する。カバー部42の外面から第1内装面に向けて突出する第1突出片が設けられていてもよい。第1突出片が第1内装面と接していてもよい。カバー部42の外面から第2内装面に向けて突出する第2突出片が設けられていてもよい。第2突出片が第2内装面と接していてもよい。
【0054】
ここでは、追加配線部材の配索構造30は、シールド部50をさらに備える。シールド部50は、カバー部42と追加配線部材32との間に設けられている。シールド部50は、カバー部42の内面に取付けられていてもよい。シールド部50は、カバー部42に貼り付けられていてもよい。シールド部50は、カバー部42の内部に組み込まれていてもよい。例えば、カバー部42はシールド部50をインサート部品としてインサートモールド成形されてもよい。この場合でも、シールド部50よりも外側にカバー部42の外面があるため、シールド部50は、カバー部42と追加配線部材32との間に設けられているとみなすことができる。シールド部50は、アルミニウム箔などの金属箔であってもよいし、編組線などであってもよい。
【0055】
インストルメントパネル12Bよりも室外側には、リンフォースメント20に沿って、配線部材22の幹線が配索されている。係る配線部材22は、インパネワイヤハーネス又はインパネハーネスなどとも呼ばれる部材である。配線部材22は、インストルメントパネル12Bの周辺に配置される電気部品に接続される電線23を含む。電線23は上記電線33と同様の構成を採用することができる。配線部材22が接続される電気部品は、例えば、インストルメントパネル12Bよりも室外側に配置されるECUであってもよい。また、例えば、電気部品は、インストルメントパネル12Bに組付けられる計器、操作スイッチ、オーディオ電気部品等であってもよい。配線部材22は、エンジンルームハーネス、ドアハーネス、ルーフハーネス、フロアハーネスなどに含まれる電線と、コネクタなどを介して接続される電線(いわゆる、ワイヤトゥワイヤ接続される電線)を含んでもよい。配線部材22に含まれる電線23の数は特に限定されるものではないが、追加配線部材32に含まれる電線33の数よりも多くてもよい。例えば、配線部材22に含まれる電線23の数は、数十本以上であってもよいし、数百本以上であってもよい。配線部材22には複数の分岐が設けられてもよい。
【0056】
追加配線部材32の中間部は、配線部材22の接続先と同じ空間に位置する接続先に向けて配線部材22の中間部と並行するように延びていてもよい。この場合に、配線部材22の中間部は内装部材12よりも室外側に配索され、追加配線部材32の中間部は内装部材12よりも室内側に配索されてもよい。配線部材22の中間部は内装部材12とそれよりも室外側の外装部材との間の空間に配置されてもよい。内装部材12が配線部材22と追加配線部材32との間を仕切っていてもよい。例えば、追加配線部材32の接続先及び配線部材22の接続先が共にルーフトリム内に位置しており、配線部材22がフロントピラートリム12A及びインストルメントパネル12Bよりも室外側に配索され、追加配線部材32がフロントピラートリム12A及びインストルメントパネル12Bよりも室内側に配索されてもよい。
【0057】
追加配線部材32は、配線部材22の配索後に車両10に配索されることが想定される。例えば、配線部材22は車両10の製造段階で車両10に組み込まれたものであり、追加配線部材32は車両10の製造後に車両10に組み込まれたものであってもよい。また例えば、配線部材22はユーザに新車として納車される前の段階で車両10に組み込まれたものであり、追加配線部材32はユーザに新車として納車された後の段階で車両10に組み込まれたものであってもよい。
【0058】
<効果等>
以上のように構成された追加配線部材の配索構造30によると、追加内装部材40を介して内装部材12上に追加配線部材32を容易に配索できる。これにより、車両10に対して配線部材22を容易に追加できる。
【0059】
内装部材12であるインストルメントパネル12B又はフロントピラートリム12Aは、配線部材22を覆っているところ、追加配線部材32は、当該配線部材22とは別の経路に沿って配置される。このため、既存の配線部材22に手を加えることなく、追加配線部材32を追加できる。既存の配線部材22に手を加えなくてもよいため、配線部材22の位置が変わってノイズの影響が増えたりすることが抑制される。
【0060】
また、本開示は、内装部材12よりも室内側における追加配線部材の配索構造30と、内装部材12よりも室外側における配線部材22の配索構造とを備える車両10の配線システムととらえることもできる。かかる配線システムは、既存の車両10に対して、別の電気部品を追加するような場合において、当該電気部品のための追加配線部材32を、容易に追加するためのシステムとして適する。
【0061】
また、カバー部42は、筒状に形成されて追加配線部材32を収容しており、保持部44は、カバー部42の外面より外側に突出している。これにより、追加配線部材32を収容した追加内装部材40を内装部材12に保持させることによって、車両10に対して配線部材22を容易に追加できる。
【0062】
また、カバー部42には延在方向に沿うスリット43が形成され、保持部44は、スリット43の縁部から突出している。これにより、スリット43を通じてカバー部42内に追加配線部材32を収めることが容易となる。また、スリット43の縁部を継ぎ目16に沿わせることが容易となる。
【0063】
また、保持部44は、スリット43の第1縁部から突出する第1保持部44Aと、スリット43の第2縁部から突出する第2保持部44Bとを有し、第1保持部44Aと第2保持部44Bとが継ぎ目16に差し込まれている。これにより、スリット43が開くことが抑制される。
【0064】
また、追加内装部材40は、追加配線部材32よりも高剛性である。これにより、継ぎ目16に保持部44を差し込みやすくなる。
【0065】
また、追加配線部材32及び追加内装部材40が継ぎ目16に沿って延びる。内装部材12の継ぎ目16の部分は、元々、不連続的なデザインが現れる部分である。追加配線部材32及び追加内装部材40が継ぎ目16に沿って延びることにより、追加配線部材32が配索されていない状態と比べて、追加配線部材32が配索されたことによるデザイン上の違和感を乗員が覚えにくい。
【0066】
また、継ぎ目16は、互いに異なる継ぎ目16Aと継ぎ目16Bとを有し、追加配線部材32は、継ぎ目16Aに沿って延びる延在部分34Aと、継ぎ目16Bに沿って延びる延在部分34Bとを有し、追加内装部材40は、延在部分34Aを継ぎ目16Aに保持する追加内装部材40Aと、延在部分34Bを継ぎ目16Bに保持する追加内装部材40Bとを有する。これにより、追加配線部材32の一端部から他端部まで同じ継ぎ目16が連続していない場合でも、車両10への追加配線部材32の配索が容易となる。
【0067】
また、追加配線部材の配索構造30は、カバー部42と追加配線部材32との間に設けられたシールド部50を備える。これにより、追加配線部材32のノイズを追加内装部材40の内部のシールドによって抑制できる。
【0068】
[付記]
これまで、カバー部42は筒状に形成されて追加配線部材32を収容しており、保持部44はカバー部42の外面より外側に突出しているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、カバー部42は追加配線部材32を覆う板状に形成されて保持部44はカバー部42のうち内装部材12を向く主面から突出していてもよい。
【0069】
またこれまで、カバー部42にスリット43が形成され、保持部44はスリット43の縁部から突出しているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、カバー部42には延在方向に沿うスリット43が形成されていなくてもよい。また例えば、保持部44はカバー部42のうちスリット43の縁部ではない部分から突出していてもよい。
【0070】
またこれまで、保持部44は第1保持部44Aと第2保持部44Bとを有し、第1保持部44Aと第2保持部44Bとが継ぎ目16に差し込まれているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、保持部44は第1保持部44Aと第2保持部44Bとのうちいずれか一方のみを有していてもよい。また例えば、保持部44は第1保持部44Aと第2保持部44Bとを有する場合に、第1保持部44Aと第2保持部44Bとのうちいずれか一方のみが継ぎ目16に差し込まれていてもよい。
【0071】
またこれまで追加内装部材40が追加配線部材32よりも高剛性であるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、追加内装部材40の剛性が追加配線部材32の剛性と同じかそれよりも低くてもよい。
【0072】
またこれまで追加配線部材32及び追加内装部材40が継ぎ目16に沿って延びるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、追加配線部材32及び追加内装部材40が継ぎ目16を横切るように延びてもよい。この場合、カバー部42は継ぎ目16を横切る部分とその前後の部分に設けられ、保持部44はカバー部42のうち継ぎ目16を横切る部分に部分的に設けられていてもよい。また追加配線部材32及び追加内装部材40は複数の継ぎ目16に沿って延びていなくてもよい。
【0073】
またこれまで、追加配線部材の配索構造30は、カバー部42と追加配線部材32との間に設けられたシールド部50を備えるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。シールド部50は設けられていなくてもよい。
【0074】
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
【符号の説明】
【0075】
10 車両
11 車室
12 内装部材
12A フロントピラートリム(内装部材)
12B インストルメントパネル(内装部材)
13 内装部分
13A ピラートリムロア(内装部分)
13B インパネアッパ(内装部分)
13C インパネロア(内装部分)
14、14A、14B、14C 内装面
15、15A、15B、15C 縁部
16、16A、16B 継ぎ目
18 ステアリングホイール
20 リンフォースメント
22 配線部材
23、33 電線
30 配索構造
32 追加配線部材
34A、34B 延在部分
35 曲げ部
40、40A、40B 追加内装部材
42 カバー部
43 スリット
44 保持部
44A 第1保持部
44B 第2保持部
50 シールド部
図1
図2
図3
図4