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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025141957
(43)【公開日】2025-09-29
(54)【発明の名称】電子装置のためのクレードル
(51)【国際特許分類】
   F16M 13/00 20060101AFI20250919BHJP
   B60R 11/02 20060101ALI20250919BHJP
   F16M 13/02 20060101ALI20250919BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20250919BHJP
   G03B 17/56 20210101ALI20250919BHJP
   G03B 30/00 20210101ALI20250919BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20250919BHJP
【FI】
F16M13/00 J
B60R11/02 Z
F16M13/00 N
F16M13/02 U
H05K5/02 B
G03B17/56 A
G03B30/00
G03B15/00 V
【審査請求】未請求
【請求項の数】22
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2025042537
(22)【出願日】2025-03-17
(31)【優先権主張番号】10-2024-0036801
(32)【優先日】2024-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516082420
【氏名又は名称】シンクウェア コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】THINKWARE CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】ソン・テギュン
【テーマコード(参考)】
2H105
3D020
4E360
【Fターム(参考)】
2H105AA02
2H105AA06
3D020BA20
3D020BB01
3D020BC02
3D020BD03
3D020BD09
4E360AC24
4E360EA03
4E360EB01
4E360EC12
4E360EC13
4E360EC14
4E360EC15
4E360EC16
4E360ED07
4E360ED16
4E360ED28
4E360GA02
4E360GA03
4E360GA04
4E360GA08
4E360GA12
4E360GB26
4E360GB46
(57)【要約】      (修正有)
【課題】電子装置の位置及び/又は電子装置の視野角を調整する構造を提供する。
【解決手段】電子装置10のためのクレードル100は、第1の締結構造を含み、外部オブジェクトに取り付けられるように構成された第1のハウジング110、及び第1のハウジングに対してスライド可能に結合され、第1の締結構造と締結されるように構成された第2の締結構造を含み、電子装置に着脱可能に結合されるように構成された第2のハウジング120を含むことができる。第2の締結構造は、第1のハウジング110に対する第2のハウジング120のスライディングに応じて、第1の締結構造から離隔されることによって、第2のハウジング120が第1のハウジング110に対して回転可能な締結解除状態、及び、第1の締結構造と締結されることにより、第2のハウジング120の第1のハウジング110に対する位置が固定された締結状態を提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置10のためのクレードル100であって、
第1の締結構造130を含み、外部オブジェクトに取り付けられるように構成された第1のハウジング110;
前記第1のハウジング110に対してスライド可能に結合され、前記第1の締結構造130と締結されるように構成された第2の締結構造140を含み、前記電子装置10に着脱可能に結合するように構成された第2のハウジング120;及び
前記第2のハウジング120を前記第1のハウジング110に対して回転可能に連結するように構成されたシャフト150を含み、
前記第2の締結構造140は、
前記第1のハウジング110に対する前記第2のハウジング120のスライディングに応じて、前記第1の締結構造130から離隔されることによって、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して回転可能な締結解除状態、及び、前記第1の締結構造130と締結されることにより、前記第2のハウジング120の前記第1のハウジング110に対する位置が固定された締結状態を提供するように構成されている、クレードル100。
【請求項2】
前記第2のハウジング120は、
前記第1のハウジング110に対して第1の方向101及び前記第1の方向101とは反対の第2の方向102にスライド可能に結合され、
前記第2の締結構造140は、
前記第1の方向101への前記第2のハウジング120の移動に基づいて、前記締結状態を前記締結解除状態に変更し、前記第2の方向102への前記第2のハウジング120の移動に基づいて、前記締結解除状態を前記締結状態に変更するように構成されている、請求項1に記載のクレードル100。
【請求項3】
前記シャフト150は、
前記締結解除状態内で、前記第2のハウジング120を前記第1のハウジング110に対して第1の回転方向201及び前記第1の回転方向201と反対の第2の回転方向202に回転可能に連結するように構成されている、請求項2に記載のクレードル100。
【請求項4】
前記第2の締結構造140は、
前記第2のハウジング120から前記第1のハウジング110に向かって突出され、
前記第1の締結構造130は、
前記締結状態内で、前記第2の締結構造140が挿入されるように構成された複数の凹部310を含む、請求項1に記載のクレードル100。
【請求項5】
前記第1のハウジング110は、
前記第1の締結構造130に沿って配置され、前記締結解除状態内で、前記第2の締結構造140を受け入れるように構成されたガイド凹部320を含む第1のガイド構造111をさらに含む、請求項4に記載のクレードル100。
【請求項6】
前記複数の凹部310は、
それぞれ指定された間隔で互いに離隔され、
前記ガイド凹部320は、
それぞれ前記複数の凹部310に面する、請求項5に記載のクレードル100。
【請求項7】
前記第2のハウジング120は、
前記第2の締結構造140から離隔され、前記第2のハウジング120から前記第1のハウジング110に向かって突出した第2のガイド構造122をさらに含み、
前記第1のハウジング110は、
前記締結状態内で、前記第2のガイド構造122を受け入れ、曲率を有する着座溝(seating groove)112をさらに含む、請求項1に記載のクレードル100。
【請求項8】
前記第1のハウジング110は、
前記着座溝112に沿って延び、前記締結解除状態内で、前記第2のガイド構造122を受け入れるガイド溝(guide groove)113をさらに含む、請求項7に記載のクレードル100。
【請求項9】
前記第2のハウジング120は、
前記シャフト150の一端151が挿入される第1の締結溝121a;及び
前記第1の締結溝121aから離隔され、前記シャフト150の前記一端151と反対の他端152が挿入される第2の締結溝121bをさらに含み、
前記第1のハウジング110は、
前記第1の締結溝121aと前記第2の締結溝121bとの間に配置され、前記シャフト150によって貫通される貫通孔115aを含む第3の締結構造115をさらに含む、請求項1に記載のクレードル100。
【請求項10】
前記第3の締結構造115の幅w(width)は、
前記第1の締結溝121aと前記第2の締結溝121bとの間の距離dより小さく、
前記第3の締結構造115は、
前記第1の締結溝121aと前記第2の締結溝121bとの間で、前記シャフト150によってスライド可能に構成されている、請求項9に記載のクレードル100。
【請求項11】
前記第1のハウジング110は、
前記第1のハウジング110の縁に沿って配置され、前記第2のハウジング120に向かって突出した突出部114をさらに含み、
前記第2のハウジング120は、
前記締結解除状態内で,前記突出部114に面するガイド面123aを含み、前記第2のハウジング120の縁に沿って配置された第3のガイド構造123をさらに含む、請求項1に記載のクレードル100。
【請求項12】
前記第3のガイド構造123は、
前記締結解除状態内で、前記第1のハウジング110に対する前記第2のハウジング120の回転半径を提供するために、前記突出部114と接触するように構成されたストッパ構造123bをさらに含む、請求項11に記載のクレードル100。
【請求項13】
前記クレードル100を前記外部オブジェクトに取り付けるために、前記第1のハウジング110上に配置される接着部材180をさらに含む、請求項1に記載のクレードル100。
【請求項14】
前記第2のハウジング120は、
前記電子装置10の結合構造15と結合するための少なくとも1つの結合部125をさらに含む、請求項1に記載のクレードル100。
【請求項15】
前記シャフト150の剛性は、
前記第2のハウジング120の剛性よりも大きい、請求項1に記載のクレードル100。
【請求項16】
電子装置10のためのクレードル100であって、
第1の締結構造130を含み、外部オブジェクトに取り付けられるように構成された第1のハウジング110;及び
前記第1のハウジング110に対して第1の方向101、及び前記第1の方向101と反対の第2の方向102に移動可能に結合され、前記第1の締結構造130とスライド可能に締結されるように構成された第2の締結構造140を含み、前記電子装置10に着脱可能に結合されるように構成された第2のハウジング120を含み、
前記第2の締結構造140は、
前記第1のハウジング110に対する前記第2のハウジング120の前記第1の方向101への移動に応じて、前記第1の締結構造130から離隔されることによって、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して回転可能な締結解除状態、及び前記第1のハウジング110に対する前記第2のハウジング120の前記第2の方向102への移動に応じて、前記第1の締結構造130と締結されることによって、前記第2のハウジング120の前記第1のハウジング110に対する位置が固定された締結状態を提供するように構成されている、クレードル100。
【請求項17】
前記締結解除状態内で、前記前記第2のハウジング120を前記第1のハウジング110に対して第1の回転方向201、及び、前記第1の回転方向201と反対の第2の回転方向202に回転可能に連結するシャフト150をさらに含む、請求項16に記載のクレードル100。
【請求項18】
前記第2の締結構造140は、
前記第2のハウジング120から前記第1のハウジング110に向かって突出され、
前記第1の締結構造130は、
前記締結状態内で、前記第2の締結構造140が挿入されるように構成された複数の凹部310を含む、 請求項16に記載のクレードル100。
【請求項19】
前記第1のハウジング110は、
前記第1の締結構造130に沿って配置され、前記締結解除状態内で、前記第2の締結構造140を受け入れるように構成されたガイド凹部320を含む第1のガイド構造111をさらに含む、請求項18に記載のクレードル100。
【請求項20】
前記第2のハウジング120は、
前記第2の締結構造140から離隔され、前記第2のハウジング120から前記第1のハウジング110に向かって突出した第2のガイド構造122をさらに含み、
前記第1のハウジング110は、
前記締結状態内で、前記第2のガイド構造122を受け入れ、曲率を有する着座溝112をさらに含む、請求項16に記載のクレードル100。
【請求項21】
前記第1のハウジング110は、
前記着座溝112に沿って延び、前記締結解除状態内で、前記第2のガイド構造122を受け入れるガイド溝(guide groove)113をさらに含む、請求項20に記載のクレードル100。
【請求項22】
前記第1のハウジング110は、
前記第1のハウジング110の縁に沿って配置され、前記第2のハウジング120に向かって突出した突出部114をさらに含み、
前記第2のハウジング120は、
前記締結解除状態内で、前記突出部114に面するガイド面123aを含み、前記第2のハウジング120の縁に沿って配置される第3のガイド構造123をさらに含む、請求項16に記載のクレードル100。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子装置のためのクレードルに関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置は、ユーザの要求(demand)に応じて、電子装置周辺の様々な環境に関する情報を取得するように構成されてもよい。クレードルは、電子装置に着脱可能に結合されることによって、電子装置が外部環境に関する情報を取得するように電子装置を据え置くことができる。電子装置の周辺環境に関する情報を取得する機能を支援するために、クレードルは、電子装置の据置を容易に調整するための構造が求められる場合がある。
【0003】
前述の情報は、本開示の理解を助けることを目的とする背景技術(related art)として提供することができる。前述のいずれも、本開示に関連する先行技術(prior art)として適用可能であるかどうかについては、いかなる主張も決定も行われない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子装置を据え置くためのクレードルは、電子装置周辺の環境に関する情報を取得するための電子装置の機能を支援するために、電子装置の位置(position)及び/又は電子装置の視野角(viewing angle)を調整する構造を含むことができる。電子装置が据え置かれるオブジェクトに応じて、クレードルは、電子装置の位置及び/又は電子装置の視野角を調整することが容易ではない可能性がある。例えば、電子装置は、車両(vehicle)の外部環境に関する情報を取得するように構成されたブラックボックス(dashcam)であり得る。車両のフロントガラス(windshield)に電子装置を密着させるためのクレードルは、車両のフロントガラスに密着された電子装置の位置及び/又は視野角を容易に調整するための構造が必要となる場合がある。
【0005】
本明細書で達成しようとする技術的課題は、前記の技術的課題に限定されず、記載されていない他の技術的課題は、以下の記載から本開示が属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
電子装置のためのクレードルが開示されている。一実施形態によれば、電子装置のためのクレードルは、第1の締結構造を含み、外部オブジェクトに取り付けられるように構成された第1のハウジングを含むことができる。前記クレードルは、前記第1のハウジングに対してスライド可能に結合され、前記第1の締結構造と締結されるように構成された第2の締結構造を含み、前記電子装置に着脱可能に結合されるように構成された第2のハウジングを含むことができる。前記クレードルは、前記第2のハウジングを前記第1のハウジングに対して回転可能に連結するように構成されたシャフトを含むことができる。前記第2の締結構造は、前記第1のハウジングに対する前記第2のハウジングのスライディングに応じて、前記第1の締結構造から離隔されることによって、前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して回転可能な締結解除状態、及び、前記第1の締結構造と締結されることにより、前記第2のハウジングの前記第1のハウジングに対する位置が固定された締結状態を提供するように構成することができる。
【0007】
電子装置のためのクレードルが開示されている。一実施形態によれば、電子装置のためのクレードルは、第1の締結構造を含み、外部オブジェクトに取り付けられるように構成された第1のハウジングを含むことができる。前記クレードルは、前記第1のハウジングに対して、第1の方向、及び前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動可能に結合され、前記第1の締結構造とスライド可能に締結されるように構成された第2の締結構造を含み、前記電子装置に着脱可能に結合されるように構成された第2のハウジングを含むことができる。前記第2の締結構造は、前記第1のハウジングに対する前記第2のハウジングの前記第1の方向への移動に応じて、前記第1の締結構造から離隔されることにより、前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して回転可能な締結解除状態、及び前記第1のハウジングに対する前記第2のハウジングの前記第2の方向への移動に応じて、前記第1の締結構造と締結されることにより、前記第2のハウジングの前記第1のハウジングに対する位置が固定された締結状態を提供するように構成することができる。
【発明の効果】
【0008】
一実施形態による電子装置のためのクレードルは、前記電子装置と締結されるように構成された第2のハウジングの第1のハウジングに対する移動に応じて、前記第2のハウジングが第1のハウジングに対して回転可能な締結解除状態と、前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して位置が固定された締結状態とを提供する第1の締結構造及び第2の締結構造を含むことにより、前記電子装置に様々な視野角を提供することができる。
【0009】
本開示で得られる効果は、前記で言及した効果に限定されず、言及しない他の効果は、以下の記載から本開示が属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解され得るだろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1a】電子装置と結合された例示的なクレードルの正面図(front view)である。
図1b】例示的なクレードルの分解図(exploded view)である。
図1c】例示的なクレードルの分解斜視図(exploded perspective view)である。
図2a】電子装置と結合された例示的なクレードルの斜視図(perspective view)である。
図2b】電子装置と結合された例示的なクレードルの斜視図である。
図2c】電子装置と結合された例示的なクレードルの斜視図である。
図2d】電子装置と結合された例示的なクレードルの斜視図である。
図3a図2aの線A-A'に沿って切断した例示的なクレードルの部分断面図(partial cross-sectional view)である。
図3b図2bの線B-B'に沿って切断した例示的なクレードルの部分断面図である。
図4a】様々な車両(vehicles)に取り付けられた例示的なクレードルを示す。
図4b】様々な車両に取り付けられた例示的なクレードルを示す。
図4c】様々な車両に取り付けられた例示的なクレードルを示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1aは、電子装置と結合された例示的なクレードルの正面図(front view)である。図1bは、例示的なクレードルの分解図(exploded view)である。図1cは、例示的なクレードルの分解斜視図(exploded perspective view)である。
【0012】
図1a、図1b、及び図1cを参照すると、電子装置10のためのクレードル100は、第1のハウジング110、第2のハウジング120、及びシャフト150を含むことができる。
【0013】
一実施形態によれば、電子装置10は、車両(vehicle)の内部に配置されたブラックボックス(dashcam)として参照されてもよい。前記電子装置10は、前記車両の外部環境に関連する静止画及び/又は動画を撮影することができる。前記電子装置10のためのクレードル100は、前記電子装置10が前記車両の外部環境に関する情報を取得するように、前記電子装置10を据え置くことができる。例えば、図示されていないが、電子装置10のためのクレードル100は、車両内のフロントガラス(front wind shield)に隣接する車両の一部(例えば、ダッシュボード(dash board))に取り付けられ(attached)てもよい。前記クレードル100は、前記電子装置10と結合することによって、前記車両内の電子装置10の位置(location)を固定する(fix)ように構成することができる。例えば、クレードル100に締結された電子装置10は、この電子装置10のカメラ11を介して、前記車両の前方(front direction)の環境に関する映像情報を取得し、前記映像情報を前記電子装置10内のメモリに記憶するか、前記映像情報に基づいて、前記電子装置10のディスプレイ12を介して視覚情報として出力するように構成することができる。前記クレードル100は、前記電子装置10のカメラ11の視野角を確保するか、前記電子装置10のディスプレイ12を運転者の視線方向に対応するように位置決めするために、前記電子装置10の据置を調整するための構造が必要とされることがある。
【0014】
電子装置10のためのクレードル100が車両内のフロントガラスに隣接する部分に取り付けられていると説明したが、前記クレードル100が前記車両内に取り付けられる位置は、限定されない。例えば、電子装置10のためのクレードル100は、前記電子装置10の車両の後方(rear direction)の環境に関する映像情報を取得するために、背面ガラス(rear wind shield)に隣接する前記車両の一部に取り付けられてもよい。しかしながら、本開示で支持される実施形態は、これに限定されず、電子装置10のためのクレードル100は、前記クレードル100に締結される電子装置10が車両の外部環境に関する情報を取得可能な位置に配置することができる。
【0015】
一実施形態によれば、第1のハウジング110は、締結構造130を含むことができる。前記第1のハウジング110は、外部オブジェクトに取り付けられるように構成されてもよい。前記外部オブジェクトは、クレードル100が取り付けられた車両の一構成要素(例えば、フロントガラス)に対応し得る。例えば、第1のハウジング110は、クレードル100が取り付けられる外部オブジェクトに対して、位置が固定された部分であり得る。前記第1のハウジング110は、前記クレードル100が前記外部オブジェクトに取り付けられている間に、前記外部オブジェクトに面してもよい。例えば、第1のハウジング110は、外部オブジェクトに取り付けられた一面とは反対の他面に、第2のハウジング120との締結(又は結合)のための構造を形成することができる。例えば、第1の締結構造130は、第2のハウジング120を第1のハウジング110に対して締結するための構造であってもよい。前記第1の締結構造130は、第2のハウジング120の第2の締結構造140と締結されることにより、第2のハウジング120の位置を第1のハウジング110に対して固定する(fix)ことができる。
【0016】
一実施形態によれば、第2のハウジング120は、第1のハウジング110に対してスライド可能に結合することができる。前記第2のハウジング120は、第1のハウジング110の第1の締結構造130と締結されるように構成された第2の締結構造140を含むことができる。前記第2のハウジング120は、電子装置10に着脱可能に結合するように構成されてもよい。例えば、第2のハウジング120は、第1のハウジング110と移動可能に結合することができる。前記第2のハウジング120は、前記第1のハウジング110に対してスライド可能であることで、前記第2のハウジング120と結合された電子装置10の前記第1のハウジング110に対する位置を変更するように構成することができる。例えば、第2の締結構造140は、第1のハウジング110に対してスライドする第2のハウジング120に沿って移動することによって、第1の締結構造130に対して移動することができる。前記第2の締結構造140は、前記第1の締結構造130に対して移動することによって、前記第1の締結構造130と締結されるか、又は前記第1の締結構造130から離隔され得る。
【0017】
一実施形態によれば、シャフト150は、第2のハウジング120を第1のハウジング110に対して回転可能に連結することができる。例えば、シャフト150は、第1のハウジング110の少なくとも一部及び/又は第2のハウジング120の少なくとも一部を貫通することによって、前記第2のハウジング120を前記第1のハウジング110に対して回転可能に結合することができる。例えば、シャフト150は、第1のハウジング110に対する第2のハウジング120の回転を提供するために、円筒形(cylindrical shape)の形状を有してもよいが、これに限定されない。例えば、シャフト150は、第2のハウジング120の第1のハウジング110に対する回転によるシャフト150の破損を減らすために、前記第2のハウジング120の剛性よりも大きな剛性を有することができるが、これに限定されない。
【0018】
一実施形態によれば、第2の締結構造140は、第1のハウジング110に対する第2のハウジング120のスライディングに応じて、第1の締結構造130から離隔されることによって、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して回転可能な締結解除状態と、前記第1の締結構造130と締結されることによって、前記第2のハウジングの前記第1のハウジングに対する位置が固定された締結状態とを提供するように構成されてもよい。
【0019】
クレードル100の締結解除状態は、第2のハウジング120が第1のハウジング110に対して回転可能な状態であり得る。例えば、締結解除状態は、第1のハウジング110に対してスライドした第2のハウジング120によって、第2の締結構造140が第1の締結構造130から離脱した状態であってもよい。例えば、締結解除状態は、第2の締結構造140と第1の締結構造130との締結が解除されることにより、第2のハウジング120がシャフト150を介して、第1のハウジング110に対して回転可能な状態であり得る。前記締結解除状態は、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して回転可能であることにより、前記第2のハウジング120と前記第1のハウジング110との間の角度(又は前記第1のハウジング110と前記第2のハウジング120に結合された電子装置10との間の角度)が調整可能な状態であり得る。
【0020】
クレードル100の締結状態は、第2のハウジング120が第1のハウジング110に対して回転不可能な状態であり得る。例えば、締結状態は、第1の締結構造130と第2の締結構造140とが対向することにより、前記第1の締結構造130と前記第2の締結構造140とが接触する状態であってもよい。例えば、締結状態は、第2の締結構造140と第1の締結構造130との締結を介して、第2のハウジング120の第1のハウジング110に対する位置が固定された(fixed)状態であってもよい。前記締結状態は、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して締結されることにより、前記第2のハウジング120と前記第1のハウジング110との間の角度(又は前記第1のハウジング110と第2のハウジング120に結合された電子装置10との間の角度)が調整不可能な状態であり得る。
【0021】
例えば、第1の締結構造130及び第2の締結構造140はそれぞれ、第1のハウジング110に対する第2のハウジング120の締結を案内するために、複数の締結部を含むことができる。例えば、第1の締結構造130は、第1のハウジング110と結合された第2のハウジング120に向かう第1の締結部131と、前記第1の締結部131から離隔された第2の締結部132とを含むことができる。前記第2の締結構造140は、前記第1の締結部131と締結されるように構成された第3の締結部141と、前記第3の締結部141から離隔され、前記第2の締結部132と締結されるように構成された第4の締結部142とを含むことができる。しかしながら、本開示で支持されている実施形態は、これに限定されない。第1の締結構造130及び第2の締結構造140はそれぞれ、第1のハウジング110に対する第2のハウジング120の移動に応じて、互いに結合又は分離するように構成された複数の締結部を含むことができる。
【0022】
一実施形態によれば、第2のハウジング120は、第1のハウジング110に対して、第1の方向101及び前記第1の方向101とは反対の第2の方向102にスライド可能に結合することができる。第2の締結構造140は、前記第1の方向101への前記第2のハウジング120の移動に基づいて、前記締結状態を前記締結解除状態に変更し、前記第2の方向102への前記第2のハウジング120の移動に基づいて、前記締結解除状態を前記締結状態に変更するように構成されてもよい。
【0023】
例えば、第2の締結構造140は、第1のハウジング110に対して、第1の方向101、及び前記第1の方向101と反対の第2の方向102にスライドする第2のハウジング120に沿って移動されることによって、前記第1のハウジング110の第1の締結構造130と噛み合うか、前記第1の締結構造130から分離されるように構成されてもよい。例えば、第2の締結構造140は、締結状態から締結解除状態に変更されている間、第1の締結構造130に対応する位置から第1の方向101にスライドすることによって、前記第1の締結構造130から離隔されてもよい。前記第2の締結構造140は、前記締結解除状態から前記締結状態に変更されている間、前記第1の方向101とは反対の第2の方向102にスライドすることにより、前記第1の締結構造130と締結するように、前記第1の締結構造130に面する位置に配置されてもよい。
【0024】
例えば、第3の締結部141は、第1のハウジング110に対して移動する第2のハウジング120に沿って、第1の締結部131に対して第1の方向101にスライドすることにより、前記第1の締結部131から離隔されることができる。第4の締結部142は、第2の締結部132に対して、前記第1の方向101にスライドすることによって、前記第2の締結部132から離隔されてもよい。例えば、第3の締結部141は、第1のハウジング110に対して移動する第2のハウジング120に沿って、第1の締結部131に対して第1の方向101と反対の第2の方向102にスライドすることにより、前記第1の締結部131と締結されてもよい。第4の締結部142は、第2の締結部132に対して、前記第1の方向101にスライドすることによって、前記第2の締結部132と締結することができる。第1の締結構造130と第2の締結構造140とが締結される構造及び/又は形状についての詳細な説明は、図3a及び図3bを参照して後述される。
【0025】
一実施形態によれば、第1のハウジング110は、第1の締結構造130に沿って配置され、締結解除状態内で、第1の締結構造130を受け入れるように構成された第1のガイド構造111を含むことができる。例えば、第1のガイド構造111は、第1の締結構造130の周囲に配置されてもよく、前記第1の締結構造130に隣接して配置されてもよい。例えば、第1のガイド構造111は、第2のハウジング120が第1のハウジング110に対してスライド可能な方向である第1の方向101に離隔されてもよい。例えば、第1のガイド構造111は、第1の締結構造130と平行に配置されてもよい。例えば、締結状態から締結解除状態に変更されている間、第2の締結構造140は、第1の締結構造130に面する位置から第1のガイド構造111に面する位置に移動することができる。例えば、締結解除状態から締結状態に変更されている間、第2の締結構造140は、第1のガイド構造111に面する位置から、第1の締結構造130に面する位置に移動することができる。前記第2の締結構造140の位置を案内する前記第1のガイド構造111の構造及び/又は形状に関連する詳細な説明は、図3a及び図3bを参照して後述される。
【0026】
例えば、第1のガイド構造111は、第2の締結構造140の第3の締結部141の位置を案内するための第1のガイド111a、及び前記第1のガイド111aから離隔され、前記第2の締結構造140の第4の締結部142の位置を案内するための第2のガイド111bを含むことができる。前記第1のガイド111aは、前記第3の締結部141と締結されるように構成された第1の締結部131に沿って配置されてもよい。前記第2のガイド111bは、前記第4の締結部142と締結されるように構成された第2の締結部132に沿って配置されてもよい。前記第3の締結部141は、第1の方向101への移動に基づいて、第1の締結部131と締結されるか、又は前記第1の方向101と反対の第2の方向102への移動に基づいて、第1のガイド111aに受け入れられるように構成されてもよい。前記第4の締結部142は、前記第1の方向101への移動に基づいて、第2の締結部132と締結されるか、又は前記第1の方向101と反対の第2の方向102への移動に基づいて、第2のガイド111bに受け入れられるように構成されてもよい。しかしながら、本開示で支持されている実施形態は、これに限定されない。
【0027】
一実施形態によれば、第2のハウジング120は、第2の締結構造140から離隔され、前記第2のハウジング120から第1のハウジング110に向かって突出した第2のガイド構造122を含むことができる。前記第1のハウジング110は、締結状態内で、前記第2のガイド構造122を受け入れ、曲率を有する着座溝112を含むことができる。前記第1のハウジング110は、前記着座溝112に沿って延び、締結解除状態内で、前記第2のガイド構造122を受け入れるガイド溝113を含むことができる。例えば、第2のガイド構造122は、締結状態から締結解除状態に変更されている間に、着座溝112内に位置する状態から、ガイド溝113内に位置する状態に変更できる。前記第2のガイド構造122は、前記締結解除状態から前記締結状態に変更されている間、前記ガイド溝113内に位置する状態から、前記着座溝112内に位置する状態に変更されてもよい。
【0028】
例えば、ガイド溝113は、着座溝112に沿って配置されてもよい。前記ガイド溝113は、前記着座溝112と平行に形成されてもよい。例えば、ガイド溝113は、着座溝112から第1のハウジング110に対する第2のハウジング120のスライド方向である第1の方向101に離隔されてもよい。例えば、着座溝112及びガイド溝113はそれぞれ、第2のガイド構造122の位置を案内するための曲面を含むことができる。前記ガイド溝113が曲面を含むことにより、前記ガイド溝113は、締結解除状態内で、第2のハウジング120に沿って、第1のハウジング110に対して回転する第2のガイド構造122の位置を案内することができる。
【0029】
例えば、第2のガイド構造122は、第2のハウジング120から第1のハウジング110に向かって突出した複数の突出構造を含むことができる。例えば、第2のガイド構造122は、第1の突出構造122aと、この第1の突出構造122aから離隔された第2の突出構造122bとを含むことができる。着座溝112は、締結状態で前記第1の突出構造112aを収容する第1の着座溝112aと、前記第2の突出構造112bを収容する第2の着座溝112bとを含むことができる。
【0030】
例えば、締結状態から締結解除状態に変更されている間、第1の方向101への移動に基づいて、第1の突出構造122aは、第1の着座溝112aから第1のガイド溝113aに移動することができる。第2の突出構造122bは、前記第1の方向101への移動に基づいて、第2の着座溝112bから第2のガイド溝113bに移動することができる。例えば、締結解除状態から締結状態に変更されている間、第1の方向101とは反対の第2の方向102への移動に基づいて、第1の突出構造122aは、第1のガイド溝113aから第1の着座溝112aに移動できる。前記第2の方向102への移動に基づいて、第2の突出構造112bは、第2のガイド溝113bから第2の着座溝112bに移動することができる。しかしながら、本開示で支持される実施形態は、これに限定されず、クレードル100は、第1のハウジング110に対する第2のハウジング120の移動を案内するための複数の突出構造、複数の着座溝、及び複数のガイド溝を含むことができる。
【0031】
一実施形態によれば、第2のハウジング120は、シャフト150の一端151が挿入される第1の締結溝121aと、この第1の締結溝121aから離隔され、前記シャフト150の一端151とは反対の他端152が挿入される第2の締結溝121bを含むことができる。第1のハウジング110は、前記第1の締結溝121aと前記第2の締結溝121bとの間に配置され、前記シャフト150によって貫通する貫通孔115aを含む第3の締結構造115を含むことができる。前記第3の締結構造115の幅w(width)は、前記第1の締結溝121aと前記第2の締結溝121bとの間の距離dより小さくてもよい。前記第3の締結構造115は、前記第1の締結溝121aと前記第2の締結溝121bとの間で、前記シャフト150によってスライド可能に構成されてもよい。
【0032】
例えば、シャフト150は、第1の締結溝121aの内部から第3の締結構造115の貫通孔115aを通過して、第2の締結溝121bの内部に延びることができる。例えば、シャフト150は、第1の締結溝121aと第2の締結溝121bとの間に、第3の締結構造115を締結することにより、第2のハウジング120を第1のハウジング110に対して回転可能に連結することができる。前記第2のハウジング120は、締結解除状態内で、前記シャフト150を基準にして、第1のハウジング110に対して回転可能であってもよい。例えば、第1の締結溝121aから第2の締結溝121bまでの距離dは、前記第1の締結溝121aと前記第2の締結溝121bとの間に位置する第3の締結構造115の幅wより大きくてもよい。前記距離dが前記幅wよりも大きいことにより、前記第3の締結構造115は、前記第1の締結溝121aと前記第2の締結溝121bとの間でスライド可能であってもよい。例えば、シャフト150は、第1の締結溝121aと第2の締結溝121bとの間で、第3の締結構造115に対して第1の方向101及びこの第1の方向101と反対の第2の方向102にスライド可能であり得る。例えば、第3の締結構造115の貫通孔115aは、第1の方向101及び前記第1の方向101と反対の第2の方向102へのシャフト150のスライディングに応じて、前記シャフト150によって掃引される(swept)ことができる。
【0033】
例えば、第2のハウジング120は、締結解除状態内で、第3の締結構造115に対して回転するシャフト150によって、第1のハウジング110に対して回転可能であり得る。前記第2のハウジング120は、前記第1の締結構造115の貫通孔115aを通過する前記シャフト150と締結されることにより、前記締結解除状態内で、前記第1のハウジング110と前記第2のハウジング120との間の角度を調整可能に構成することができる。
【0034】
一実施形態によれば、第1のハウジング110は、前記第1のハウジング110の縁に沿って配置され、第2のハウジング120に向かって突出した突出部114を含むことができる。前記第2のハウジング120は、締結解除状態内で、前記突出部114に面するガイド面123aを含み、前記第2のハウジング120の縁に沿って配置された第3のガイド構造123を含むことができる。前記第3のガイド構造123は、前記締結解除状態内で、前記第1のハウジング110に対する前記第2のハウジング120の回転半径を提供するために、前記突出部114と接触するように構成されたストッパ構造123bを含むことができる。
【0035】
例えば、突出部114及び第3のガイド構造123は、クレードル100を側面から見たとき(例えば、-y方向に見ているとき)、外側から視認可能であり得る。例えば、突出部114は、締結状態内で第3のガイド構造123から離脱することができる。前記突出部114は、締結状態から締結解除状態に変更されている間、第1の方向101への移動に基づいて、前記第3のガイド構造123に対応する位置に配置されるように構成されてもよい。前記突出部114が前記第3のガイド構造123に面する位置に配置されることにより、前記突出部114(又は前記第3のガイド構造123)は、前記クレードル100が前記締結解除状態内にあることを、ユーザにガイドすることができる。
【0036】
例えば、ガイド面123aは、曲げられることによって曲率を有することができる。前記ガイド面123aは、締結解除状態内で、第2のハウジング120に沿って、突出部114(又は第1のハウジング110)に対して回転することができる。前記ガイド面123aは、前記突出部114と接触することによって、前記突出部114と共に、前記第1のハウジング110に対する前記第2のハウジング120の回転を案内することができる。例えば、ストッパ構造123bは、締結解除状態内でガイド面123aに対する突出部114の位置を、指定された範囲内に制限することにより、第1のハウジング110に対する第2のハウジング120の回転半径を提供することができる。例えば、締結解除状態内で、ストッパ構造123bが突出部114と接触した状態から前記突出部114から回転可能な最大距離は、前記締結解除状態内で、第2の締結構造140が第1のガイド構造111内で回転可能な最大距離に対応することができる。例えば、締結解除状態内で、ストッパ構造123bが突出部114と接触した状態から、前記突出部114から回転可能な最大距離は、前記締結解除状態内で、第2のガイド構造122がガイド溝113に沿って回転可能な最大距離に対応することができる。しかし、これに限定されない。
【0037】
一実施形態によれば、クレードル100は、このクレードル100を外部オブジェクト(例えば、車両のフロントガラス)に取り付けるために、第1のハウジング110上に配置される接着部材180を含むことができる。例えば、接着部材180は、クレードル100が外部オブジェクトに固定されている間に、第1のハウジング110と前記外部オブジェクトとの間に介在されてもよい。前記接着部材180は、接着テープ(adhesive tape)として参照できるが、これに限定されない。前記接着部材180は、例えば、第1のハウジング110の一構成要素であり得る。
【0038】
一実施形態によれば、第2のハウジング120は、電子装置10の結合構造15との結合のための少なくとも1つの結合部125を含んでもよい。例えば、少なくとも1つの結合部125は、複数の結合部125a、125b、125c、125dを含むことができる。電子装置10の結合構造15は、クレードル100との結合のための電子装置10の一面10aに形成することができる。前記結合構造15は、クレードル100の第2のハウジング120の複数の結合部125a、125b、125c、125dがそれぞれ挿入可能な締結孔15a、15b、15c、15dを含むことができる。複数の結合部125a、125b、125c、125dはそれぞれ、前記締結孔15a、15b、15c、15d内に締結されることにより、電子装置10を第2のハウジング120に締結することができる。
【0039】
前述の実施形態によれば、電子装置10のためのクレードル100は、外部オブジェクトと取り付けられた第1のハウジング110に対してスライド可能に結合された第2のハウジング120を含むことによって、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して回転可能な締結解除状態、及び前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して固定された締結状態を提供することができる。前記電子装置10と締結された前記第2のハウジング120は、前記締結解除状態内で、前記第1のハウジング110に対して回転可能であることにより、前記電子装置10(又は前記電子装置10のカメラ11)に多様な視野角を提供することができる。前記第2のハウジング120は、前記締結状態内で、前記第1のハウジング110に対して固定されることによって、前記外部オブジェクトに対して調整された前記電子装置10の視野角を維持するように構成されてもよい。
【0040】
図2a、図2b、図2c、及び図2dは、電子装置と結合された例示的なクレードルの斜視図(perspective view)である。
【0041】
図2a、図2b、図2c、及び図2dを参照すると、電子装置10のためのクレードル100は、第1の締結構造(例えば、図1bの第1の締結構造130)を含み、外部オブジェクトに取り付けられるように構成された第1のハウジング110を含むことができる。前記クレードル100は、前記第1のハウジング110に対してスライド可能に結合され、前記第1の締結構造130と締結されるように構成された第2の締結構造(例えば、図1bの第2の締結構造140)を含み、前記電子装置10に着脱可能に結合されるように構成された第2のハウジング120を含むことができる。前記クレードル100は、前記第2のハウジング120を前記第1のハウジング110に対して回転可能に連結するように構成されたシャフト(例えば、図1aのシャフト150)を含むことができる。前記第2の締結構造140は、前記第1のハウジング110に対する前記第2のハウジング120のスライディングに応じて、前記第1の締結構造130から離隔されることにより、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して回転可能な締結解除状態と、前記第1の締結構造130と締結されることにより、前記第2のハウジング120の前記第1のハウジングに対する位置が固定された締結状態を提供するように構成されてもよい。
【0042】
以下、図1a~図1cで前述した同じ参照符号を有する構成について重複する説明は、省略する。
【0043】
図2a及び図2bを順次参照すると、クレードル100は、締結状態から締結解除状態に変更することができる。例えば、電子装置10と結合された第2のハウジング120は、第1のハウジング110に対して、第1の方向101にスライディングすることによって、前記第1のハウジング110に対して回転可能に構成されてもよい。前記第2のハウジング120の第2の締結構造140は、前記第1の方向101にスライドすることによって、前記第1のハウジング110の第1の締結構造130から離隔されることができる。例えば、締結状態は、第2のハウジング120が第1のハウジング110に対して、第1の方向101に移動可能な状態であり得る。前記締結状態は、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して、前記第1の方向101と反対の第2の方向102に移動できない状態であり得る。
【0044】
図2b及び図2cを参照すると、第2のハウジング120は、締結解除状態内で、第1のハウジング110に対して第1の回転方向201及びこの第1の回転方向と反対の第2の回転方向202に回転可能であり得る。電子装置10と結合された第2のハウジング120は、外部オブジェクトに取り付けられた前記第1のハウジング110に対して、前記第1の回転方向201及び前記第2の回転方向202に回転することによって、前記外部オブジェクトに対する電子装置10(又は電子装置10のカメラ11)の視野角を調整するように構成されてもよい。例えば、図2b及び図2cを順次参照すると、締結解除状態内で、第2のハウジング120は、第1のハウジング110に対して、第1の回転方向201に回転可能であり得る。例えば、図2c及び図2bを順次参照すると、締結解除状態内で、第2のハウジング120は、第1のハウジング110に対して、第1の回転方向201と反対の第2の回転方向202に回転可能であり得る。しかし、これに限定されない。
【0045】
図2c及び図2dを順次参照すると、クレードル100は、締結解除状態内で、第2のハウジング120と第1のハウジング110との間の角度が調整された後、前記締結解除状態から締結状態に変更されてもよい。例えば、電子装置10と結合された第2のハウジング120は、第1のハウジング110に対して、第1の方向101と反対の第2の方向102にスライディングすることによって、前記第1のハウジング110に対する位置が固定されるように構成することができる。前記第2のハウジング120の第2の締結構造140は、前記第2の方向102にスライドすることによって、前記第1のハウジング110の第1の締結構造130と締結することができる。例えば、締結解除状態は、第2のハウジング120が第1のハウジング110に対して、第2の方向102に移動可能な状態であり得る。前記締結解除状態は、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して、前記第1の方向101に移動できない状態であってもよい。
【0046】
前述の実施形態によれば、電子装置10のためのクレードル100は、外部オブジェクトと取り付けられた第1のハウジング110に対して、スライド可能に結合された第2のハウジング120を含むことによって、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して回転可能な締結解除状態と、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジングに対して固定された締結状態とを提供することができる。前記電子装置10と締結された第2のハウジング120は、前記締結解除状態内で、前記第1のハウジング110に対して回転可能であることにより、前記電子装置10(又は前記電子装置10のカメラ11)に多様な視野角を提供することができる。前記第2のハウジング120は、前記締結状態内で、第1のハウジング110に対して固定されることによって、前記外部オブジェクトに対して調整された電子装置10の視野角を維持するように構成されてもよい。
【0047】
図3aは、図2aの線A-A'に沿って切断した例示的なクレードルの部分断面図(partial cross-sectional view)である。図3bは、図2bの線B-B'に沿って切断した例示的なクレードルの部分断面図である。
【0048】
図3a及び図3bを参照すると、電子装置10のためのクレードル100は、第1の締結構造130を含み、外部オブジェクトに取り付けられるように構成された第1のハウジング110を含むことができる。前記クレードル100は、前記第1のハウジング110に対してスライド可能に結合され、前記第1の締結構造130と締結されるように構成された第2の締結構造140を含み、前記電子装置10に着脱可能に結合されるように構成された第2のハウジング120を含むことができる。前記クレードル100は、前記第2のハウジング120を前記第1のハウジング110に対して回転可能に連結するように構成されたシャフト(例えば、図1aのシャフト150)を含むことができる。前記第2の締結構造140は、前記第1のハウジング110に対する前記第2のハウジング120のスライディングに応じて、前記第1の締結構造130から離隔されることにより、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して回転可能な締結解除状態と、前記第1の締結構造130と締結されることにより、前記第2のハウジング120の前記第1のハウジングに対する位置が固定された締結状態を提供するように構成されてもよい。
【0049】
一実施形態によれば、第2の締結構造140は、第2のハウジング120から第1のハウジング110に向かって突出することができる。第1の締結構造130は、締結状態内で、前記第2の締結構造140が挿入されるように構成された複数の凹部310を含むことができる。
【0050】
例えば、複数の凹部310は、曲面(curved surface)に沿って形成されてもよい。例えば、第1の締結構造130は、複数の歯車歯(gear teeth)を含む歯車構造と呼ばれることがあり、複数の凹部310は、前記第1の締結構造130の前記複数の歯車歯のそれぞれの間に形成された溝構造と呼ばれることができるが、これらに限定されない。例えば、複数の凹部310は、第2の締結構造140が挿入されるように、前記第2の締結構造140に対応する形状を有することができる。例えば、図3a及び図3bを順次参照すると、第2の締結構造140は、締結状態から締結解除状態に変更されている間、複数の凹部310のうちの一部と締結された状態から、第1の方向101にスライドすることによって、前記複数の凹部310の外部に位置した状態に変更することができる。前記複数の凹部310との締結が解除された状態内で、第2の締結構造140は、第1のガイド構造111に沿って回転可能であり得る。例えば、図3b及び図3aを順次参照すると、第2の締結構造140は、締結解除状態から締結状態に変更されている間、複数の凹部310の外側に位置する状態から、第1の方向101とは反対の第2の方向102にスライドすることによって、前記複数の凹部310のうちの一部に挿入された状態に変更されてもよい。前記複数の凹部310のうちの一部と締結された状態内で、第2の締結構造140は、第2のハウジング120の第1のハウジング110に対する位置を固定することができる。
【0051】
一実施形態によれば、第1のガイド構造111は、第1の締結構造130に沿って配置され、締結解除状態内で、第2の締結構造140を受け入れるように構成されたガイド凹部320を含むことができる。例えば、図3bを参照すると、第2の締結構造140は、締結解除状態内で、第1のガイド構造111のガイド凹部320のうち少なくとも一部に面する、及び/又は接触するように構成することができる。前記ガイド凹部320は、例えば、弾性を有することによって、変形可能又は復元可能であり得る。例えば、締結解除状態内で、第2の締結構造140は、第1のハウジング110に対して回転する第2のハウジング120に沿って移動することによって、ガイド凹部320とそれぞれ接触することができる。例えば、ガイド凹部320は、それぞれ曲面に沿って配置され、指定された間隔で互いに離隔され得る。第2の締結構造140は、締結解除状態内で、前記ガイド凹部320とそれぞれ接触することによって、第1のハウジング110と第2のハウジング120との間の角度をガイドすることができる。一実施形態によれば、第1の締結構造130の複数の凹部310は、指定された間隔で互いに離隔されてもよい。第1のガイド構造111のガイド凹部320は、複数の凹部310に沿って配置され、前記複数の凹部310の各々が離隔された前記指定された間隔で互いに離隔されてもよい。
【0052】
図3a及び図3bを順次参照すると、締結状態から締結解除状態に変更されている間、第2のガイド構造122は、第1の方向101にスライドすることによって、着座溝112からガイド溝113に移動することができる。前記第2のガイド構造122は、前記締結解除状態内で、前記ガイド溝113に沿って回転することができる。第3のガイド構造123は、前記第1の方向101にスライドすることによって、突出部114に面することができる。図3b及び図3aを順次参照すると、締結解除状態から締結状態に変更されている間、第2のガイド構造122は、第2の方向102にスライドすることによって、ガイド溝113から着座溝112に移動することができる。第3のガイド構造123は、前記第2の方向102にスライドすることによって、突出部114から離隔されてもよい。
【0053】
前述の実施形態によれば、電子装置10のためのクレードル100は、外部オブジェクトと取り付けられた第1のハウジング110に対してスライド可能に結合された第2のハウジング120を含むことによって、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して回転可能な締結解除状態と、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジングに対して固定された締結状態を提供することができる。前記電子装置10と締結された前記第2のハウジング120は、前記締結解除状態内で、前記第1のハウジング110に対して回転可能であることにより、前記電子装置10(又は前記電子装置10のカメラ11)に多様な視野角を提供することができる。前記第2のハウジング120は、前記締結状態内で、前記第1のハウジング110に対して固定されることによって、前記外部オブジェクトに対して調整された前記電子装置10の視野角を維持するように構成されてもよい。
【0054】
図4a、図4b、及び図4cは、様々な車両(vehicle)に取り付けられた例示的なクレードルを示す。
【0055】
図4a、図4b、及び図4cを参照すると、電子装置10のためのクレードル100は、第1の締結構造(例えば、図1bの第1の締結構造130)を含み、外部オブジェクト(例えば、車両のフロントガラス)に取り付けられるように構成された第1のハウジング110を含むことができる。前記クレードル100は、前記第1のハウジング110に対してスライド可能に結合され、前記第1の締結構造130と締結されるように構成された第2の締結構造(例えば、図1bの第2の締結構造140)を含み、前記電子装置10に着脱可能に結合されるように構成された第2のハウジング120を含むことができる。前記クレードル100は、前記第2のハウジング120を前記第1のハウジング110に対して回転可能に連結するように構成されたシャフト(例えば、図1aのシャフト150)を含むことができる。前記第2の締結構造140は、前記第1のハウジング110に対する前記第2のハウジング120のスライディングに応じて、前記第1の締結構造130から離隔されることにより、前記第2のハウジング120が前記第1のハウジング110に対して回転可能な締結解除状態と、前記第1の締結構造130と締結されることにより、前記第2のハウジングの前記第1のハウジングに対する位置が固定された締結状態を提供するように構成されてもよい。一実施形態によれば、クレードル100は、前記クレードル100を外部オブジェクトに取り付けるために、第1のハウジング110上に取り付けられた接着部材180を含むことができる。
【0056】
図4a、図4b、及び図4cを参照すると、車両41、42、43のそれぞれは、フロントガラス41a、42a、43aを含むことができる。車両41、42、43のそれぞれの特性が異なるため、前記フロントガラス41a、42a、43aと車両41、42、43のそれぞれを支持する地面(ground)との間の角度は、変わり得る。クレードル100は、第2のハウジング120が第1のハウジング110に対して回転可能な締結解除状態と、前記第1のハウジング110に対する前記第2のハウジング120の位置が固定された締結状態を提供する第1の締結構造130と第2の締結構造140とを含むことにより、前記車両41、42、43に依存する車両41、42、43と前記地面との間の前記角度による電子装置10(又は電子装置10のカメラ11)への影響を低減することができる。例えば、クレードル100は、締結解除状態内で、第1のハウジング110と第2のハウジング120との間の角度が調整可能であるように構成されることにより、車両41、42、43のそれぞれ内で指定された範囲内の電子装置10(又は電子装置10のカメラ11)の視野角を提供するか、電子装置10のディスプレイ12が、運転者の視野角に対向する位置に配置するように構成することができる。第2のハウジング120の第3のガイド構造123は、締結解除状態内で、第1のハウジング110の突出部114に対して、第2のハウジング120が回転可能な回転半径を提供することができる。
【0057】
前述の実施形態によれば、電子装置(例えば、図1aの電子装置10)のためのクレードル(例えば、図1aのクレードル100)は、第1の締結構造(例えば、図1bの第1の締結構造130)を含み、外部オブジェクトに取り付けられるように構成された第1のハウジング(例えば、図1aの第1のハウジング)を含むことができる。前記クレードルは、前記第1のハウジングに対してスライド可能に結合され、前記第1の締結構造と締結されるように構成された第2の締結構造(例えば、図1bの第2の締結構造140)を含み、前記電子装置に着脱可能に結合されるように構成された第2のハウジング(例えば、図1aの第2のハウジング120)を含むことができる。前記クレードルは、前記第2のハウジングを前記第1のハウジングに対して回転可能に連結するように構成されたシャフト(例えば、図1aのシャフト150)を含み得る。前記第2の締結構造は、前記第1のハウジングに対する前記第2のハウジングのスライディングに応じて、前記第1の締結構造から離隔されることによって、前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して回転可能な締結解除状態と、前記第1の締結構造と締結されることにより、前記第2のハウジングの前記第1のハウジングに対する位置が固定された締結状態を提供するように構成されてもよい。
【0058】
例えば、前記第2のハウジングは、前記第1のハウジングに対して第1の方向(例えば、図1aの第1の方向101)及び前記第1の方向と反対の第2の方向(例えば、図1aの第2の方向102)にスライド可能に結合されてもよい。前記第2の締結構造は、前記第1の方向への前記第2のハウジングの移動に基づいて、前記締結状態を前記締結解除状態に変更し、前記第2の方向への前記第2のハウジングの移動に基づいて、前記締結解除状態を前記締結状態に変更するように構成することができる。
【0059】
例えば、前記シャフトは、前記締結解除状態内で、前記第2のハウジングを前記第1のハウジングに対して、第1の回転方向(例えば、図2bの第1の回転方向201)及び前記第1の回転方向と反対の第2の回転方向(例えば、図2bの第2の回転方向202)に回転可能に連結するように構成することができる。
【0060】
例えば、前記第2の締結構造は、前記第2のハウジングから前記第1のハウジングに向かって突出していてもよい。前記第1の締結構造は、前記締結状態内で、前記第2の締結構造が挿入されるように構成された複数の凹部(例えば、図3aの複数の凹部310)を含むことができる。
【0061】
例えば、前記第1のハウジングは、前記第1の締結構造に沿って配置され、前記締結解除状態内で、前記第2の締結構造を受け入れるように構成されたガイド凹部(例えば、図3aのガイド凹部320)を含む第1のガイド構造(例えば、図1bの第1のガイド構造111)をさらに含んでもよい。
【0062】
例えば、前記複数の凹部はそれぞれ、指定された間隔で互いに離間され得る。前記ガイド凹部はそれぞれ、前記複数の凹部に面することができる。
【0063】
例えば、前記第2のハウジングは、前記第2の締結構造から離隔され、前記第2のハウジングから前記第1のハウジングに向かって突出した第2のガイド構造(例えば、図1bの第2のガイド構造122)をさらに含むことができる。前記第1のハウジングは、前記締結状態内で、前記第2のガイド構造を受け入れ、曲率を有する着座溝(seating groove)(例えば、図1bの着座溝112)をさらに含むことができる。
【0064】
例えば、前記第1のハウジングは、前記着座溝に沿って延び、前記締結解除状態内で、前記第2のガイド構造を収容するガイド溝(guide groove)(例えば、図1bのガイド溝113)をさらに含むことができる。
【0065】
例えば、前記第2のハウジングは、前記シャフトの一端(例えば、図1bの一端151)が挿入される第1の締結溝(例えば、図1bの第1の締結溝121a)、及び前記第1の締結溝から離隔され、前記シャフトの前記一端と反対の他端(例えば、図1bの他端152)が挿入される第2の締結溝(例えば、図1bの第2の締結溝121b)をさらに含むことができる。前記第1のハウジングは、前記第1の締結溝と前記第2の締結溝との間に配置され、前記シャフトによって貫通する貫通孔を含む第3の締結構造をさらに含むことができる。
【0066】
例えば、前記第3の締結構造の幅(width)(例えば、図1bのw)は、前記第1の締結溝と前記第2の締結溝との間の距離(例えば、図1bのd)より小さくてもよい。前記第3の締結構造は、前記第1の締結溝と前記第2の締結溝との間で、前記シャフトによってスライド可能であり得る。
【0067】
例えば、前記第1のハウジングは、前記第1のハウジングの縁に沿って配置され、前記第2のハウジングに向かって突出した突出部(例えば、図1bの突出部114)をさらに含むことができる。前記第2のハウジングは、前記締結解除状態内で、前記突出部に面するガイド面(例えば、図1cのガイド面123a)を含み、前記第2のハウジングの縁に沿って配置された第3のガイド構造(例えば、図1bの第3のガイド構造123)をさらに含むことができる。
【0068】
例えば、前記第3のガイド構造は、前記締結解除状態内で、前記第1のハウジングに対する前記第2のハウジングの回転半径を提供するために、前記突出部と接触するように構成されたストッパ構造(例えば、図1cのストッパ構造123b)をさらに含むことができる。
【0069】
例えば、前記クレードルは、前記クレードルを前記外部オブジェクトに取り付けるために、前記第1のハウジング上に配置された接着部材(例えば、図1aの接着部材180)をさらに含むことができる。
【0070】
例えば、前記第2のハウジングは、前記電子装置の結合構造(例えば、図1cの結合構造15)と結合するための少なくとも1つの結合部(例えば、図1bの少なくとも1つの結合部125)をさらに含むことができる。
【0071】
例えば、前記シャフトの剛性は、前記第2のハウジングの剛性より大きくてもよい。
【0072】
一実施形態によれば、電子装置のためのクレードルは、第1の締結構造を含み、外部オブジェクトに取り付けられるように構成された第1のハウジングを含み得る。前記クレードルは、前記第1のハウジングに対して第1の方向、及び前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動可能に結合され、前記第1の締結構造とスライド可能に締結されるように構成された第2の締結構造を含み、前記電子装置に着脱可能に結合されるように構成された第2のハウジングを含むことができる。前記第2の締結構造は、前記第1のハウジングに対する前記第2のハウジングの前記第1の方向への移動に応じて、前記第1の締結構造から離隔されることによって、前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して回転可能な締結解除状態、及び前記第1のハウジングに対する前記第2のハウジングの前記第2の方向への移動に応じて、前記第1の締結構造と締結されることにより、前記第2のハウジングの前記第1のハウジングに対する位置が固定された締結状態を提供するように構成されてもよい。
【0073】
例えば、前記クレードルは、前記締結解除状態内で、前記第2のハウジングを前記第1のハウジングに対して、第1の回転方向と、前記第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転可能に連結するシャフトをさらに含むことができる。
【0074】
例えば、前記第2の締結構造は、前記第2のハウジングから前記第1のハウジングに向かって突出していてもよい。前記第1の締結構造は、前記締結状態内で、前記第2の締結構造が挿入されるように構成された複数の凹部を含むことができる。
【0075】
例えば、前記第1のハウジングは、前記第1の締結構造に沿って配置され、前記締結解除状態内で、前記第2の締結構造を受け入れるように構成されたガイド凹部を含む第1のガイド構造をさらに含むことができる。
【0076】
例えば、前記第2のハウジングは、前記第2の締結構造から離隔され、前記第2のハウジングから前記第1のハウジングに向かって突出した第2のガイド構造をさらに含むことができる。前記第1のハウジングは、前記締結状態内で、前記第2のガイド構造を受け入れ、曲率を有する着座溝をさらに含むことができる。
【0077】
例えば、前記第1のハウジングは、前記着座溝に沿って延び、前記締結解除状態内で、前記第2のガイド構造を収容するガイド溝をさらに含むことができる。
【0078】
例えば、前記第1のハウジングは、前記第1のハウジングの縁に沿って配置され、前記第2のハウジングに向かって突出した突出部をさらに含むことができる。前記第2のハウジングは、前記締結解除状態内で、前記突出部に面するガイド面を含み、前記第2のハウジングの縁に沿って配置される第3のガイド構造をさらに含むことができる。
【0079】
本明細書に開示された様々な実施形態による電子装置は、様々な形態の装置であり得る。電子装置は、例えば、携帯用通信装置(例えば、スマートフォン)、コンピュータ装置、携帯用マルチメディア装置、携帯用医療機器、カメラ、電子装置、又は家電機器を含むことができる。本開示の実施形態による電子装置は、前述の装置に限定されない。
【0080】
本開示の様々な実施形態及びそれに使用される用語は、本明細書に記載された技術的特徴を、特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、その実施形態の様々な変更、等価物、又は代替物を含むことを理解すべきである。図面の説明に関して、類似又は関連する構成要素には、同様の参照番号を使用する場合がある。項目に対応する名詞の単数形は、関連する文脈上、明らかに別段の指示がない限り、前記項目1つ又は複数を含むことができる。本明細書において、「A又はB」、「A及びBのうち少なくとも1つ」、「A又はBのうち少なくとも1つ」、「A、B又はC」、「A、B及びCのうち少なくとも1つ」、及び「A、B、又はCのうち少なくとも1つ」などの句の各々は、その句の対応する句に一緒に列挙された項目のいずれか、又はそれらの可能なすべての組み合わせを含むことができる。「第1」、「第2」、又は「一番目」又は「二番目」などの用語は、単にその構成要素を他の対応する構成要素と区別するために使用される場合があり、その構成要素を他の側面(例えば、重要性又は順序)に限定しない。ある(例えば、第1の)構成要素が、他の(例えば、第2の)構成要素に、「機能的に」又は「通信的に」という用語と組み合わせて、又はそのような用語なしで、「結合された(coupled)」又は「接続された(connected)」と言及されている場合、これは、前記のいくつかの構成要素が、前記の他の構成要素に直接(例えば、有線で)、無線で、又は第3の構成要素を介して接続され得ることを意味する。
【0081】
本明細書の様々な実施形態で使用される「モジュール」という用語は、ハードウェア、ソフトウェア、又はファームウェアで実装されたユニットを含むことができ、例えば、論理、論理ブロック、部品、又は回路などの用語と交換可能に使用することができる。モジュールは、一体に構成された部品又は1つ又はそれ以上の機能を実行する、前記部品の最小単位又はその一部であってもよい。例えば、一実施形態によれば、モジュールは、ASIC(application-specific integrated circuit)の形態で実施することができる。
【0082】
本明細書の様々な実施形態は、機器(machine、例えば、電子装置10)によって読み取り可能な記憶媒体(storage medium)(例えば、内蔵メモリ又は外部メモリ)に格納された1つ又はそれ以上の命令を含むソフトウェア(例えば、プログラム)として実施することができる。例えば、機器(例えば、電子装置10)のプロセッサ(例えば、プロセッサ)は、記憶媒体に格納された1つ又はそれ以上の命令のうち少なくとも1つの命令を呼び出し、それを実行することができる。これは、機器が、前記呼び出された少なくとも1つの命令に従って、少なくとも1つの機能を実行するように動作することを可能にする。前記1つ又はそれ以上の命令は、コンパイラによって生成されたコード又はインタプリタによって実行され得るコードを含むことができる。機器で読み取り可能な記憶媒体は、非一時的(non-transitory)記憶媒体の形態で提供されてもよい。ここで、「非一時的」とは、記憶媒体が実在(tangible)する装置であり、信号(signal、例えば、電磁波)を含まないことを意味するだけであり、この用語は、データが記憶媒体に半永久的に保存される場合と、一時的に保存される場合とを区別しない。
【0083】
一実施形態によれば、本開示の様々な実施形態による方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供されてもよい。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者と購入者との間で取引することができる。コンピュータプログラム製品は、機器で読み取り可能な記憶媒体(例えば、CD-ROM(compact disc read only memory))の形態で配布されるか、又はアプリケーションストア(例えば、プレイストアTM)を介して、又は2つのユーザ装置(例えば、スマートフォン)間で直接、オンラインで配布(例えば、ダウンロード又はアップロード)されてもよい。オンライン配布の場合、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、製造元のサーバ、アプリケーションストアのサーバ、又は中継サーバのメモリなどの機器で読み取り可能な記憶媒体に少なくとも一時的に保存するか、一時的に生成することができる。
【0084】
様々な実施形態によれば、前記の構成要素の各構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は、単数又は複数の個体を含んでもよく、複数の個体のいくつかは、異なる構成要素に分離配置されてもよい。様々な実施形態によれば、前述の該当構成要素のうち1つ又はそれ以上の構成要素又は動作を省略してもよく、又は1つ又はそれ以上の他の構成要素又は動作を追加してもよい。代替的又は追加的に、複数の構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は、1つの構成要素に統合することができる。この場合、統合された構成要素は、前記複数の構成要素の各構成要素の1つ又はそれ以上の機能を、統合前に前記複数の構成要素のうち該当構成要素によって実行されるのと同じ又は同様に実行することができる。様々な実施形態によれば、モジュール、プログラム、又は他の構成要素によって実行される動作は、順次、並列的、繰り返し、又は経験的に実行されてもよく、又は前記動作のうち1つ又はそれ以上が、異なる順序で実行されても、又は省略されてもよく、又は1つ以上の他の動作が追加されてもよい。
図1a
図1b
図1c
図2a
図2b
図2c
図2d
図3a
図3b
図4a
図4b
図4c