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  • 特開-画像形成装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025014285
(43)【公開日】2025-01-30
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/38 20060101AFI20250123BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20250123BHJP
【FI】
B41J29/38 104
G03G21/00 398
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023116739
(22)【出願日】2023-07-18
(71)【出願人】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(74)【代理人】
【識別番号】100141298
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 文典
(74)【代理人】
【識別番号】100187492
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 元啓
(74)【代理人】
【識別番号】100181869
【弁理士】
【氏名又は名称】大久保 雄一
(74)【代理人】
【識別番号】100167830
【弁理士】
【氏名又は名称】仲石 晴樹
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】芝田 幸大
【テーマコード(参考)】
2C061
2H270
【Fターム(参考)】
2C061AQ06
2C061HK11
2C061HK19
2C061HN04
2C061HN08
2C061HN15
2C061HT02
2H270KA46
2H270LA58
2H270LA63
2H270LA71
2H270LA72
2H270ME01
2H270ME02
2H270MG03
2H270MH19
2H270PA56
2H270QA13
2H270QA23
2H270ZC03
2H270ZC04
(57)【要約】
【課題】不要な電力消費を低減できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、第1電力状態と第1電力状態よりも電力の消費が小さい第2電力状態とに状態を切り換え可能である。画像形成装置100は、検知部11と、受付部2と、判定部101と、変更部102とを備える。検知部11は、検知対象を検知する。受付部2は、検知対象から操作を受け付け、検知対象からの操作内容を示す操作情報を生成する。判定部101は、画像形成装置100の使用が終了したか否かを判定する。変更部102は、第1時間を第2時間に変更する。判定部101は、操作の終了に関する終了情報と検知部11の検知結果とに基づいて、画像形成装置100の使用が終了したか否かを判定する。画像形成装置100の使用が終了したと判定部101が判定する場合、変更部102は、第1電力状態から第2電力状態に遷移するまでの第1時間を第2時間に変更する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1電力状態と前記第1電力状態よりも電力の消費が小さい第2電力状態とに状態を切り換え可能な画像形成装置であって、
検知対象を検知する検知部と、
前記検知対象から操作を受け付け、前記検知対象からの操作内容を示す操作情報を生成する受付部と、
前記画像形成装置の使用が終了したか否かを判定する判定部と、
前記第1電力状態から前記第2電力状態に遷移するまでの第1時間を前記第1時間よりも短い第2時間に変更する変更部と
を備え、
前記操作情報は、前記操作の終了に関する終了情報を含み、
前記判定部は、前記終了情報と前記検知部の検知結果とに基づいて、前記画像形成装置の使用が終了したか否かを判定し、
前記画像形成装置の使用が終了したと前記判定部が判定する場合、前記変更部は、前記第1電力状態から前記第2電力状態に遷移するまでの前記第1時間を前記第2時間に変更する、画像形成装置。
【請求項2】
前記検知結果は、前記検知対象を検知したことを示す検知情報を含み、
前記判定部は、前記終了情報と前記終了情報の後に前記検知部が検知した検知情報とに基づいて、前記画像形成装置の使用が終了したと判定する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記検知結果は、前記検知対象を検知したことを示す検知情報を含み
前記判定部は、
前記操作情報に前記終了情報が含まれるか否かを判定し、
前記終了情報が含まれる場合、前記検知情報に基づいて、前記画像形成装置の使用が終了したと判定する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
時間を計時する計時部と、
前記第1電力状態と前記第2電力状態との間で前記画像形成装置の状態を切り換える切替部と
を更に備え、
前記変更部が前記第1時間を前記第2時間に変更する場合、前記計時部は前記第2時間になるまで計時し、
前記計時部が前記第2時間を計時した場合、前記切替部は前記画像形成装置の状態を前記第1電力状態から前記第2電力状態に切り換える、請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記終了情報は、前記画像形成装置が実行する処理のキャンセルの指示を示す情報、特定のボタンが操作されたことを示す指示、および、記録媒体に画像を形成する処理が終了したことを示す情報とのうちの少なくとも1つを含む、請求項4に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の画像形成装置は、第1電力状態および第1電力状態より省電力の第2電力状態で動作する。画像形成装置は、検知手段と、制御手段とを備える。検知手段は、物体を検知する。制御手段は、検知手段が物体を検知していない状態に変化した場合、画像形成装置を第2電力状態に移行させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015-5905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、検知手段で物体である検知対象を検知して、第2電力状態に移行させる。このため、検知対象の不在を正確に画像形成装置が判定できない。このため、第2電力状態に移行させるまでに、不要な電力を消費していた。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、不要な電力消費を低減できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面によれば、画像形成装置は、第1電力状態と前記第1電力状態よりも電力の消費が小さい第2電力状態とに状態を切り換え可能である。前記画像形成装置は、検知部と、受付部と、判定部と、変更部とを備える。前記検知部は、検知対象を検知する。前記受付部は、前記検知対象から操作を受け付け、検知対象からの操作内容を示す操作情報を生成する。前記判定部は、前記画像形成装置の使用が終了したか否かを判定する。前記変更部は、前記第1電力状態から前記第2電力状態に遷移するまでの第1時間を前記第1時間よりも短い第2時間に変更する。前記操作情報は、前記操作の終了に関する終了情報を含む。前記判定部は、前記操作の終了に関する終了情報と前記検知部の検知結果とに基づいて、前記画像形成装置の使用が終了したか否かを判定する。前記画像形成装置の使用が終了したと前記判定部が判定する場合、前記変更部は、前記第1電力状態から前記第2電力状態に遷移するまでの前記第1時間を前記第2時間に変更する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の画像形成装置によれば、不要な電力消費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。
図2】本実施形態の画像形成装置を示すブロック図である。
図3】本実施形態の画像形成装置が実行する処理を示すフローチャートである。
図4】本実施形態の画像形成装置が実行する判定処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0010】
図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100の構成を説明する。図1は、画像形成装置100の構成を示す図である。本実施形態において、画像形成装置100は、画像を形成する。
【0011】
画像形成装置100は、第1電力状態と第2電力状態とに状態を切り換え可能である。第1電力状態は、画像形成装置100が画像を形成可能な状態である。第2電力状態は第1電力状態よりも電力の消費が小さい状態である。
【0012】
画像形成装置100は、筐体1、給紙部3、搬送部4、補給部5、画像形成部6、排出部7、記憶部9、および電源部19を備える。本実施形態において、画像形成装置100は、モノクロ方式により画像を形成する。
【0013】
給紙部3は、複数の記録媒体Sを収容し、収容された複数の記録媒体Sを一枚ずつ給紙する。
【0014】
搬送部4は、給紙された記録媒体Sを排出部7まで搬送する。
【0015】
補給部5は、画像形成部6へ消耗品を補給する。本実施形態において、消耗品は、トナーである。
【0016】
画像形成部6は、画像形成処理を実行する。詳しくは、画像形成部6は、消耗品を使用して記録媒体Sに画像(トナー像)を形成する。本実施形態において、画像形成部6は、図示しない露光装置、帯電装置、感光体ドラム、現像装置、クリーニング装置、転写装置、および定着装置を備え、電子写真方式によって画像を形成する。
【0017】
排出部7は、トナー像が定着した記録媒体Sを、記録媒体排出口を介して筐体1の内部から排出トレイへ排出する。
【0018】
記憶部9は、各種のデータを記憶する。記憶部9は、ストレージデバイスおよび半導体メモリーによって構成される。ストレージデバイスは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)および/またはSSD(Solid State Drive)によって構成される。半導体メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)を構成する。記憶部9は、制御プログラムを記憶する。
【0019】
電源部19は、画像形成装置100を構成する各部位の少なくとも一部に電力を供給する。
【0020】
次に、図2を参照して、画像形成装置100を更に詳しく説明する。図2は、本実施形態の画像形成装置100を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置100は、検知部11と、受付部2と、制御部10とを更に備える。
【0021】
検知部11は、検知対象を検知する。検知部11は、検知結果を出力する。検知結果は、検知対象を検知したことを示す検知情報を含む。検知部11は、例えば、人感センサーである。人感センサーは、検知対象としてのユーザーを検知し、ユーザーを検知したことを示す検知信号を生成する。
【0022】
受付部2は、ユーザーからの操作を受け付け、ユーザーからの操作内容を示す操作信号を生成する。ユーザーが操作を行っている間は、操作信号を生成し、ユーザーが操作を行っていない間は、操作信号を生成しない。操作情報は、操作の終了に関する終了情報を含む。
【0023】
受付部2は、タッチパネル21および複数の操作キー22を含む。タッチパネル21は、ディスプレーおよびタッチセンサーを含む。
【0024】
ディスプレーは、各種画面を表示する。各種画面は、待ち受け画面およびサービス画面を含む。待ち受け画面は、例えば、各種処理の実行を指示するためのメニューボタンを含む。メニューボタンは、例えば、画像形成装置100が実行する処理をキャンセルするボタン、記録媒体Sに画像の形成を指示するボタン、および、待ち受け画面に戻るボタンを含む。待ち受け画面に戻るボタンは、「特定のボタン」の一例である。サービス画面は、例えば、画像形成装置100の設定を変更するための画面である。ディスプレーは、例えば、液晶ディスプレーまたは有機ELディスプレー(Organic Electro Luminescence Display)である。
【0025】
タッチセンサーは、被検知体によるタッチを検知する。タッチセンサーは、被検知体によるタッチを検知した位置を示す位置信号を出力する。被検知体は、例えば、ユーザーの手指である。タッチセンサーは、例えば、抵抗膜方式のタッチセンサーである。複数の操作キー22は、例えば、テンキー、スタートキー、およびキャンセルキーを含む。
【0026】
読取部8は、記録媒体Sから記録媒体Sに関する情報を読取する。読取部8は、例えば、スキャナーである。また、読取部8は、記録媒体Sに形成された画像を読み取る。読取部8は、コンタクトガラスと、プラテンカバーと、発光部と、イメージセンサーとを含む。コンタクトガラスは、記録媒体Sが載置される。プラテンカバーは、コンタクトガラスを覆う。発光部は、例えば、LED(Light Emitting Diode)である。イメージセンサーは、記録媒体Sに関する情報を読取する。
【0027】
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーによって構成される。また、制御部10は、画像形成処理用の集積回路を備える。画像形成処理用の集積回路は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成される。制御部10は、制御プログラムを実行することにより、画像形成装置100の各部の動作を制御する。
【0028】
制御部10は、判定部101と、変更部102と、計時部103と、切替部104とを備える。具体的には、制御部10は、記憶部9に記憶された制御プログラムを実行することで、判定部101、変更部102、計時部103、および、切替部104として機能する。
【0029】
切替部104は、第1電力状態と第2電力状態との間で画像形成装置100の状態を切り換える。例えば、切替部104は、検知部11がユーザーを検知した場合、画像形成装置100の状態を第2電力状態から第1電力状態に切り換える。また、切替部104は、第1時間の間に検知部11がユーザーを検知しない場合、画像形成装置100の状態を第1電力状態から第2電力状態に切り換えす。
【0030】
判定部101は、画像形成装置100の使用が終了したか否かを判定する。具体的には、判定部101は、操作の終了に関する終了情報と検知部11の検知結果とに基づいて、画像形成装置100の使用が終了したか否かを判定する。
【0031】
変更部102は、第1電力状態から第2電力状態に遷移するまでの第1時間を第2時間に変更する。第2時間は、第1時間よりも短い。第1時間は、ユーザーにより予め設定され、記憶部9に記憶される。まだ、第2時間は、ユーザーにより予め設定され、記憶部9に記憶される。
【0032】
具体的には、画像形成装置100の使用が終了したと判定部101が判定する場合、変更部102は、第1電力状態から第2電力状態に遷移するまでの第1時間を第2時間に変更する。したがって、第1電力状態から第2電力状態に遷移する際に、人感センサーのみで第1電力状態から第2電力状態に遷移させていた場合と比較して、第2電力状態へ遷移する判定精度を向上できる。更に、第2電力状態に遷移するまでの時間を短くできる。つまり、省電力時間を長くすることができる。この結果、不要な電力消費を低減できる。
【0033】
終了情報は、画像形成装置100が実行する処理のキャンセルの指示を示す情報、特定のボタンが操作されたことを示す指示、および、記録媒体Sに画像を形成する処理が終了したことを示す情報とのうちの少なくとも1つを含む。したがって、キャンセルの指示、特定のボタン、および、記録媒体Sに画像を形成する処理が終了したことをトリガーに、検知部11がユーザーを検知したことを示す検知情報を判定部101が取得できる。この結果、操作終了時にユーザーを検知したことに基づいて、画像形成装置100の状態を第1電力状態から第2電力状態に遷移させることができる。
【0034】
また、記録媒体Sに画像を形成する処理が終了したことを示す情報は、例えば、画像を形成するジョブが終了したことを示す情報を含む。
【0035】
また、判定部101は、終了情報と終了情報の後に検知部11が検知した検知情報とに基づいて、画像形成装置100の使用が終了したと判定する。画像形成装置100の使用が終了したことを示す情報の後にユーザーを検知する場合、画像が形成された記録媒体Sを回収するために、ユーザーが画像形成装置100に接近している可能性が高い。この場合、ユーザーは連続して画像形成装置100を使用しない。よって、画像形成装置100を第2電力状態できる。したがって、第2電力状態へ遷移する判定精度が更に向上する。この結果、不要な電力消費を更に低減できる。
【0036】
具体的には、判定部101は、操作情報に終了情報が含まれるか否かを判定する。そして、判定部101は、操作情報に終了情報が含まれる場合、検知情報に基づいて、画像形成装置の使用が終了したと判定する。つまり、画像が形成された記録媒体Sを回収するために、ユーザーが画像形成装置100に接近しており、ユーザーは連続して画像形成装置100を使用しない。よって、画像形成装置100を第2電力状態できる。したがって、第2電力状態へ遷移する判定精度が更に向上する。この結果、不要な電力消費を更に低減できる。
【0037】
計時部103は、時間を計時する。具体的には、計時部103は、第1時間または第2時間を計時する。また、計時部103は、第1時間および第2時間を計時してもよい。
【0038】
具体的には、変更部102が第1時間を第2時間に変更する場合、計時部103は第2時間になるまで計時する。そして、計時部103が第2時間を計時した場合、切替部104は画像形成装置100の状態を前記第1電力状態から前記第2電力状態に切り換える。第2時間を計時する処理のタイムアウトは、第1時間を計時する処理のタイムアウトより短い。よって、通常モードから省電力モードに移行する時間を通常よりも短くできる。その結果、第2電力状態となる期間を長くできる。
【0039】
また、第1時間を計時部103が計時している途中で、検知部11がユーザーを検知した場合、計時部103は、第1時間の計時をリセットしてもよい。また、第1時間の計時がリセットされ、受付部2が操作情報を制御部10に出力する期間は、計時部103は第1時間の計時を停止してもよい。また、第2時間を計時部103が計時している途中で、検知部11がユーザーを検知した場合、計時部103は、第2時間の計時をリセットしてもよい。また、第2時間の計時がリセットされ、受付部2が操作情報を制御部10に出力する期間は、計時部103は第2時間の計時を停止してもよい。更に、第2時間の計時をリセットする場合、変更部102は、第1電力状態から第2電力状態に遷移するまでの時間を第2時間から第1時間に変更してもよい。
【0040】
次に、図3を参照して、画像形成装置100が実行する処理を説明する。図3は、画像形成装置100が実行する処理を示すフローチャートである。図3に示す画像形成装置100が実行する処理は、ステップS10~ステップS70を含む。図3に示す画像形成装置100は、ユーザーからのジョブを受け付けた状態である。
【0041】
ステップS10において、切替部104は、画像形成装置100の状態を第2電力状態から第1電力状態に切り換える。処理はステップS20に進む。
【0042】
ステップS20において、計時部103は、第1時間を計時する。処理はステップS30に進む。
【0043】
ステップS30において、判定部101は、判定処理を実行する。具体的には、判定部101は、画像形成装置100の使用が終了したか否かを判定する。更に具体的には、判定部101は、操作の終了に関する終了情報と検知部11の検知結果とに基づいて、画像形成装置100の使用が終了したか否かを判定する。処理はステップS40に進む。
【0044】
ステップS40において、変更部102は、第1電力状態から第2電力状態に遷移するまでの第1時間を第2時間に変更する。処理はステップS50に進む。
【0045】
ステップS50において、計時部103は、第2時間を計時する。処理はステップS60に進む。
【0046】
ステップS60において、制御部10は、受付部2から操作情報を生成したか否かを判定する。受付部2が操作情報を生成していない場合(ステップS60においてNo)、処理はステップS20に戻る。受付部2が操作情報を生成した場合(ステップS60においてYes)、処理はステップS70に進む。
【0047】
ステップS60でYesの場合、ステップS70において、切替部104は、画像形成装置100の状態を第1電力状態から第2電力状態に切り替える。処理は終了する。
【0048】
次に、図4を参照して、画像形成装置100が実行する判定処理を説明する。図4は、画像形成装置100が実行する判定処理を示すフローチャートである。図4に示す画像形成装置100が実行する判定処理は、ステップS31~ステップS33を含む。
【0049】
ステップS31において、判定部101は、操作情報に終了情報が含まれるか否かを判定する。操作情報に終了情報が含まれない場合(ステップS31においてNo)、処理はステップS31を繰り返す。操作情報に終了情報が含まれる場合(ステップS31においてYes)、処理はステップS32に進む。
【0050】
ステップS31においてYesの場合、ステップS32において、判定部101は、検知部11の検知結果に基づいて、検知対象を検知したか否かを判定する。検知対象を検知した場合(ステップS32においてYes)、処理は図3に示すフローチャートに戻る。検知対象を検知しなかった場合(ステップS32においてNo)、処理はステップS33に進む。
【0051】
ステップS32においてNoの場合、ステップS33において、制御部10は、検知対象を検知するまでの待ち受け時間が終了したか否かを判定する。待ち受け時間が終了した場合、処理はステップS31に戻る。待ち受け時間が終了しない場合、処理はステップS33に戻る。
【0052】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、画像形成装置を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0054】
2 :受付部
11 :検知部
100 :画像形成装置
101 :判定部
102 :変更部
103 :計時部
104 :切替部
S :記録媒体
図1
図2
図3
図4