(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025014876
(43)【公開日】2025-01-30
(54)【発明の名称】情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/087 20230101AFI20250123BHJP
G06K 7/10 20060101ALI20250123BHJP
G06K 7/14 20060101ALI20250123BHJP
【FI】
G06Q10/087
G06K7/10 436
G06K7/14 017
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023117803
(22)【出願日】2023-07-19
(71)【出願人】
【識別番号】000203977
【氏名又は名称】日鉄テックスエンジ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090273
【弁理士】
【氏名又は名称】國分 孝悦
(72)【発明者】
【氏名】久保 憲輝
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA16
5L049AA16
(57)【要約】
【課題】置き場に置かれた物品の中から、探索対象の物品を探索しやすくする。
【解決手段】置き場に置かれる物品(4)にコード(1)を設けて、物品(4)を管理するのに利用される可搬型の情報処理装置(100)であって、自機の位置情報を取得する位置情報取得手段(106)と、撮像部(101)で撮像する映像から物品(4)に設けられたコード(1)を読み取るコード読取手段(105)と、コード読取手段(105)でコードを読み取った結果に基づいて、位置情報取得手段(106)で取得した位置情報を補正して、当該コード(1)が設けられた物品4の位置情報とする補正手段(107)とを備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
置き場に置かれる物品にコードを設けて、前記物品を管理するのに利用される可搬型の情報処理装置であって、
自機の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
撮像部で撮像する映像から前記物品に設けられた前記コードを読み取るコード読取手段と、
前記コード読取手段で前記コードを読み取った結果に基づいて、前記位置情報取得手段で取得した位置情報を補正して、当該コードが設けられた前記物品の位置情報とする補正手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記コード読取手段で読み取った前記コードに記録された識別情報と、前記補正手段で得られる、当該コードが設けられた前記物品の位置情報とを関連付ける関連付け手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
探索対象の前記物品が指定された状態で、指定された前記物品の位置情報と、前記位置情報取得手段で逐次取得する位置情報とを表示部に表示する表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記撮像部で撮像する映像を表示部に表示する表示制御手段と、
探索対象の前記物品が指定された状態で、前記コード読取手段が、前記撮像部で撮像する映像から前記物品に設けられた前記コードを読み取るときに、前記コード読取手段で読み取った前記コードの中から、指定された前記物品に設けられた前記コードを探索する探索手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示部に表示する前記撮像部で撮像する映像において、前記探索手段で探索した前記コードが設けられた前記物品を強調表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、置き場に置かれるコードを設けて、前記物品を管理するのに利用される可搬型の情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
製造業や建設業、流通業等において、ヤード等の広い置き場に、多数の物品(原材料、部品、仕掛品、完成品、資材、商品等)を置いて保管することがある。従来は、置き場に置かれた多数の物品の中から、指示書や組み立て図等と呼ばれるリストに従って、目的の物品(探索対象の物品)を探索する作業を行っている。しかしながら、作業者が置き場を移動しながら、目視で目的の物品を探索しなければならず、無駄な移動が増えるとともに、確認ミスや選択ミス等のヒューマンエラーが発生する懸念がある。
【0003】
特許文献1には、建設現場や自衛隊の演習場のような屋外のある区域に保管された多数の物品から特定の物品の所在を的確かつ速やかに把握できるようにするために、ポータブルサイズの所在データ取得装置が、物品に取り付けられたICタグ、バーコード、2次元コードなどによる識別情報を読み取る読取手段と、前記物品の位置情報を獲得する位置情報獲得手段と、位置情報と識別情報とを関連付けて記憶する記憶部とを有する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-117413号公報
【特許文献2】特許第6219911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、GPS信号による所在データ取得装置の位置を、識別情報を読み取った物品の位置として取り扱っている。しかしながら、物品から離れた位置で、所在データ取得装置で当該物品に取り付けられた識別情報を読み取ることもある。この場合、所在データ取得装置の位置と物品の位置とは一致せず、物品の位置を正確に表わすことができない。そのため、目的の物品を探索するときに、そのおおまかな位置を把握することはできるが、正確な位置まで把握することはできない。
【0006】
また、特許文献1では、所在データ取得装置で関連付けた位置情報と識別情報とが、コンピュータに送信、登録される。そして、コンピュータのディスプレイで、物品の所在が簡単に把握できるようにマップ表示とリスト表示が行われる。この場合、目的の物品を探索するときは、作業者は、マップを印刷等したものを参照して、置き場を移動しながら、目視で目的の物品を探索しなければならず、無駄な移動が増えたり、ヒューマンエラーが発生したりする可能性は残る。
【0007】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、置き場に置かれた物品の中から、探索対象の物品を探索しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の情報処理装置は、置き場に置かれる物品にコードを設けて、前記物品を管理するのに利用される可搬型の情報処理装置であって、自機の位置情報を取得する位置情報取得手段と、撮像部で撮像する映像から前記物品に設けられた前記コードを読み取るコード読取手段と、前記コード読取手段で前記コードを読み取った結果に基づいて、前記位置情報取得手段で取得した位置情報を補正して、当該コードが設けられた前記物品の位置情報とする補正手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、置き場に置かれた物品の中から、探索対象の物品を探索しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施形態に係る物品管理システムの概略構成を示す図である。
【
図2】実施形態に係る携帯情報端末を利用して、二次元コードに記録された識別情報と、当該二次元コードが設けられた物品の位置情報とを関連付けることを説明するための図である。
【
図4】実施形態に係る携帯情報端末を利用して、目的の物品を探索することを説明するための図である。
【
図5】実施形態に係る携帯情報端末を利用して、目的の物品を探索することを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図2に示すように、置き場に置かれる各物品4に二次元コード1を設けて、物品4を管理する。例えば二次元コード1が印刷されたラベルを、物品4に貼り付けるようにする。物品4が置き場に搬入されるときに、二次元コード1が設けられるようにすればよい。二次元コード1には識別情報が記録され、物品4と二次元コード1(識別情報)とは1対1で対応付けられる。なお、
図2では、置き場の一部だけを示すが、置き場の各所に多数の物品4が置かれている。
【0012】
ここで、
図6に示すように、本出願人は、対象データに対応するビット列をパターンとして表わしたデータ部2と、データ部2から分離して配置されるファインダパターン3とを備える二次元コード1を提案している(特許文献2を参照)。本実施形態では、この二次元コード1を使用して、データ部2に識別情報を記録する。
ファインダパターン3は、データ部2を検出するための検出用パターンであり、円環部3aと、方向特定部3bとを有する。円環部3aは、複数の円環を有する。方向特定部3bは、ファインダパターン3の基準方向3cを特定できるパターンであり、円環部3aに沿って、円環部3aの円周方向に伸びる複数の突起部を有する。
データ部2は、基準方向3cに対して予め定められた所定の方向であって、ファインダパターン3から所定の距離に配置される。データ部2は、矩形状の枠部の内側に、マトリクス上に並ぶセル領域を備えるデータ領域を有し、そのデータ領域に情報を記録する。
【0013】
二次元コード1を読み取るときの処理は、特許文献2に記載のとおりであるが、簡単に述べると、まず二次元コード1を撮像した画像を走査してファインダパターン3を検索する。次に、円環部3aを楕円とみなし、この楕円の方程式の定数である楕円定数を算出し、方向特定部3bに基づいて基準方向3cを特定する。楕円定数を算出するのは、二次元コード1は正面から撮影されるとは限らず、斜めから撮影されることもあり、撮像画像上においてファインダパターン3が楕円になることがあるからである。なお、二次元コード1を正面から撮影したときは、円環部3aは円として表わされ、得られる楕円定数は円の方程式を表わすことになる。次に、基準方向3cに基づいて、データ部2の位置を特定する。そして、特定したデータ部2の位置に基づいて、データ部2から記録されている情報を読み取る。
【0014】
このようにした二次元コード1では、データ部2とファインダパターン3とを分離することにより、ファインダパターン3の大きさ及び配置を、データ部2の形状に依存させる必要がない。したがって、二次元コード1の読み取り精度を向上させることができ、複数の二次元コード1が写る画像においてこれら二次元コード1を一括して高速に解析して、各二次元コード1が記録する情報を読み取ることが可能になる。
【0015】
図1に、実施形態に係る物品管理システムの概略構成を示す。物品管理システムは、作業者が所持する携帯情報端末100と、サーバ200とが、インターネット等のネットワーク300を介して通信可能に構成される。携帯情報端末100は、スマートフォンやタブレット端末等であり、本発明を適用した可搬型の情報処理装置の例である。なお、携帯情報端末100を1台だけ図示するが、携帯情報端末100が複数台存在してもよい。
【0016】
サーバ200は、通信制御部201と、管理部202とを備える。
通信制御部201は、携帯情報端末100との通信を制御する。
管理部202は、物品4と二次元コード1(識別情報)との対応関係を記憶媒体に記憶して、管理する。また、管理部202は、後述するように携帯情報端末100から送信される、二次元コード1に記録された識別情報と、当該二次元コード1が設けられた物品4の位置情報とを記憶媒体に記憶して、管理する。
【0017】
携帯情報端末100は、撮像部101と、表示部102とを備える。
撮像部101は、レンズや、光学像を電気信号に変換する撮像素子等を備える。
表示部102は、
図2等にも示すように、携帯情報端末100の本体に搭載された、映像や各種情報を表示するディスプレイである。
【0018】
また、携帯情報端末100は、通信制御部103と、表示制御部104と、二次元コード読取部105と、位置情報取得部106と、補正部107と、関連付け部108と、指定部109と、探索部110とを備える。
【0019】
通信制御部103は、サーバ200との通信を制御する。
表示制御部104は、表示部102の表示を制御する。表示制御部104は、撮像部101で撮像する映像をライブビュー映像として表示部102に表示する。
【0020】
二次元コード読取部105は、撮像部101で撮像する映像から物品4に設けられた二次元コード1を読み取る。二次元コード読取部105は、複数の二次元コード1を一括して読み取って、各二次元コード1に記録された識別情報を取得することが可能である。
位置情報取得部106は、例えばGPS(Global Positioning System)やGNSS(Global Navigation Satellite System)等の衛星測位システムを利用して、自機(携帯情報端末100)の位置情報を逐次取得する。
【0021】
補正部107は、二次元コード読取部105で二次元コード1を読み取った結果に基づいて、当該二次元コード1の読み取り時に位置情報取得部106で取得した位置情報を補正して、当該二次元コード1が設けられた物品4の位置情報とする。これにより、物品4の位置をより正確に表わすことが可能になる。
例えば、
図2に示すように、撮像部101で二次元コード1を撮像して、二次元コード読取部105で二次元コード1を読み取ったときに、撮像部101による撮影方向と、撮像部101の撮像領域における二次元コード1の大きさ(以下、読取サイズと呼ぶ)とに応じて、当該二次元コード1の読み取り時に位置情報取得部106で取得した位置情報を補正する。各物品4に設けられる二次元コード1のサイズは揃えられており、読取サイズが大きければ、撮像部101、すなわち携帯情報端末100が物品4の近くにあり、読取サイズが小さければ、携帯情報端末100が物品4から離れていることになる。例えば、読取サイズが所定のサイズにあるときの携帯情報端末100と物品4との距離を基準距離として用意しておく。そして、読取サイズが大きければ、基準距離を短くしたものを補正距離とし、読取サイズが小さければ、基準距離を長くしたものを補正距離として、その補正距離を用いて、位置情報取得部106で取得した位置情報を補正する。その際、補正距離を求めるのに、例えば予め用意した演算式を用いるようにしてもよいし、読取サイズに応じた、基準距離に対する変更量をテーブル等で保持しておくようにしてもよい。撮像部101がズーム機能を有する場合は、ズーム倍率を勘案するようにする。なお、基準距離を利用する例を述べたが、読取サイズに応じた補正距離そのものを、テーブル等で保持するようにしてもよい。
なお、読取サイズに応じて、位置情報取得部106で取得した位置情報を補正するとしたが、それに加えて又は替えて、撮像部101が有する測距機能を利用して、位置情報取得部106で取得した位置情報を補正するようにしてもよい。
【0022】
関連付け部108は、二次元コード読取部105で読み取った二次元コード1に記録された識別情報と、補正部107で補正して得られる、当該二次元コード1が設けられた物品4の位置情報とを関連付ける。関連付け部108で関連付けた識別情報と位置情報とは、通信制御部103の制御下でサーバ200に送信されて、サーバ200に登録される。既述したように、サーバ200の管理部202は、関連付け部108で関連付けた識別情報と位置情報とを記憶媒体に記憶して、管理する。
このように、携帯情報端末100は、二次元コード1に記録された識別情報と、当該二次元コード1が設けられた物品4の位置情報とを関連付けて、サーバ200に登録する登録機能を有する。
【0023】
指定部109は、目的の物品(探索対象の物品)4の指定を受け付ける。目的の物品4は、複数の物品4であってもよい。また、物品4と二次元コード1(識別情報)とは1対1で対応付けられているので、目的の物品4の指定は、当該物品4の名前や番号等を特定するようにしてもよいし、当該物品4に設けられた二次元コード1に記録された識別情報を特定するようにしてもよい。例えば作業者が手入力で目的の物品4を指定するようにしてもよいし、携帯情報端末100が不図示の上位コンピュータ装置と通信を行い、上位コンピュータ装置から目的の物品4の指定を受け付けるようにしてもよい。また、例えば、
図3に示すように、目的の物品4それぞれ個別の名前や番号等6の一覧が掲載されたリスト5を用意し、リスト5には、各物品4の識別情報が記録された二次元コード1´が記載されるようにしておく。二次元コード1´は、目的の物品4に設けられた二次元コード1と同じものにすればよい。そして、携帯情報端末100の二次元コード読取部105で、リスト5にある二次元コード1´を読み取ることにより、指定部109は、目的の物品4の指定を受け付けて、それぞれの識別情報を取得する。
【0024】
指定部109において目的の物品4が指定されると、携帯情報端末100は、通信制御部103の制御下で、サーバ200で管理されている、当該物品4の位置情報を取得して、目的の物品4の探索を開始する。目的の物品4の探索を開始すると、表示制御部104は、
図4に示すように、表示部102に、置き場のマップを表示するとともに(
図4ではマップの図示は省略する)、目的の物品4の位置情報を表わすアイコン7と、位置情報取得部106で逐次取得する携帯情報端末100の位置情報を表わすアイコン8とを表示する。アイコン7は、マップ上で不動である一方、アイコン8は、携帯情報端末100を所持する作業者の移動に伴い、マップ上で移動する。これにより、携帯情報端末100を所持する作業者は、目的の物品4の位置と、自身の現在位置との関係を把握することができ、無駄な移動を行わずに、目的の物品4の位置に向かうことができる。上述したように補正部107での補正により、物品4の位置をより正確に表わすことが可能であり、作業者は目的の物品4の正確な位置まで把握することができる。
このように携帯情報端末100は、サーバ200において識別情報及び位置情報が管理されている物品4を対象として、目的の物品4を探索しやすくする探索アシスト機能を有する。
【0025】
探索部110は、二次元コード読取部105が、撮像部101で撮像する映像から物品4に設けられた二次元コード1を読み取るときに、二次元コード読取部105で読み取った二次元コード1の中から、指定部109で指定された目的の物品4に設けられた二次元コード1を探索する。
探索部110での探索結果を受けて、表示制御部104は、表示部102に表示するライブビュー映像において、探索部110で探索した二次元コード1が設けられた物品4を強調表示する。強調表示の例として、
図5に示すように、探索部110で探索した二次元コード1を所定のアイコン9で指し示すような表示を行う。なお、物品4の強調表示の形態はどのようなものでもよい。
図4を参照して述べたように、表示部102に表示されるアイコン7、8を利用して、目的の物品4の位置に近づいたところで、表示部102にライブビュー映像を表示させながら、撮像部101で目的の物品4の位置付近を撮影すると、表示部102に表示されるライブビュー映像において目的の物品4が強調表示される。作業者は、ライブビュー映像において強調表示される物品を選択すればよく、自身で選択する物品を決める必要はないので、確認ミスや選択ミス等のヒューマンエラーを減らすことが可能になる。
このように携帯情報端末100は、サーバ200において識別情報及び位置情報が管理されている物品4を対象として、目的の物品4を探索しやすくする探索アシスト機能を有する。
【0026】
以上述べたように、置き場に置かれた多数の物品の中から、目的の物品を探索しやすくすることができる。
【0027】
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本実施形態では、本発明を適用した可搬型の情報処理装置として、スマートフォンやタブレット端末等の携帯情報端末100を述べたが、これに限定されるものではない。例えばスマートグラス等のヘッドマウントディスプレイ方式のウェアラブル端末が、本発明を適用した可搬型の情報処理装置として機能するようにしてもよい。頭部に装着するスマートグラスを利用することにより、作業者は両手を使うことができ、物品のピックアップや移動といった動作も行いやすくなる。
また、本実施形態では、本発明でいうコードとして、データ部2と、データ部2から分離して配置されるファインダパターン3とを備える二次元コード1を使用する例としたが、別のコード(QRコード(登録商標)等の二次元コードやバーコード等)を使用するようにしてもよい。
【0028】
本発明を適用した可搬型の情報処理装置は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータ装置により構成され、CPUが例えばROMに格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより各手段が実現される。
また、本発明は、本発明の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。
【符号の説明】
【0029】
1:二次元コード、2:データ部、3:ファインダパターン、4:物品、100:携帯情報端末、101:撮像部、102:表示部、103:通信制御部、104:表示制御部、105:二次元コード読取部、106:位置情報取得部、107:補正部、108:関連付け部、109:指定部、110:探索部