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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025149719
(43)【公開日】2025-10-08
(54)【発明の名称】フロントフードアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   B62D 25/12 20060101AFI20251001BHJP
【FI】
B62D25/12 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024050529
(22)【出願日】2024-03-26
(71)【出願人】
【識別番号】000005348
【氏名又は名称】株式会社SUBARU
(74)【代理人】
【識別番号】100174252
【弁理士】
【氏名又は名称】赤津 豪
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー ライアン
【テーマコード(参考)】
3D004
【Fターム(参考)】
3D004AA15
3D004BA01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】フロントフードアセンブリをトランクスペースとして利用する。
【解決手段】車両用のフードアセンブリ(110)であって、フロントフード(120)の下面(フードの内面又は下側)に取り付けられたフロントフード(120)と収納部(130)とを含み、収納部内又は収納部上に1つ又は複数のアイテムを収納するように構成されたフロントフードアセンブリ(110)。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用のフロントフードアセンブリであって、
フロントフード;及び
前記フロントフードの下面に配置され、その中にアイテムを収納するように構成された収納部、
を備えるフロントフードアセンブリ。
【請求項2】
請求項1に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記収納部が前記フロントフードに固定されている、
フロントフードアセンブリ。
【請求項3】
請求項1に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記収納部は、前記フロントフードに固定されたアイテムホルダを備える、
フロントフードアセンブリ。
【請求項4】
請求項2に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記収納部は、前記収納部に収納された前記アイテムを保護するためのカバーを有する、
フロントフードアセンブリ。
【請求項5】
請求項1に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記収納部は、前記フロントフードに移動可能に取り付けられている、
フロントフードアセンブリ。
【請求項6】
請求項1に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記収納部は、
前記フロントフードが閉じているときのフロントフードの下面に位置し、及び
前記フロントフードが開いているときに可動である、
ように構成されている、
フロントアセンブリ。
【請求項7】
請求項1に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記フロントフードが閉じているときに収納部を前記フロントフードの下面に近づけて保持し、
前記フロントフードが開いているときに収納部を移動させる、
ように構成された下降機構を更に備えるフロントアセンブリ。
【請求項8】
請求項7に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記下降機構は、前記収納部と前記フロントフードとをヒンジ可能に接続するヒンジを備える、
フロントフードアセンブリ。
【請求項9】
請求項7に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記下降機構は、前記収納部と前記フロントフードとを移動可能に接続するパンタグラフ機構を備える、
フロントフードアセンブリ。
【請求項10】
請求項7に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記下降機構は、前記収納部と前記フロントフードとを移動可能に接続するスライド機構を備える、フロントフードアセンブリ。
【請求項11】
請求項7に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記収納部は、前記フロントフードの下面に面する上側を有し、前記上側にアイテムを収納するように構成されている、フロントフードアセンブリ。
【請求項12】
請求項7に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記収納部は、その上側を覆うカバーを含む、
フロントフードアセンブリ。
【請求項13】
請求項7に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記収納部は、容器を含み、前記容器は前記容器に収納されたアイテムへのアクセスを可能にするために開くことができる、
フロントフードアセンブリ。
【請求項14】
請求項7に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記収納部は、
収納部が下降位置にあるときに車両の側方に又は水平方向に引き出され、
その中にアイテムを収納することができる、
ように構成されている、
フロントアセンブリ。
【請求項15】
請求項14に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記引き出しは、
前記車両の右側に引き出される右引出し;
前記車両の左側に引き出される左引出し;及び
前記車両の前側に引き出される前引出し、
の少なくとも一つを備える、
フロントフードアセンブリ。
【請求項16】
請求項1に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記フロントフードは、フードリフトアシスト機構によって持ち上げられる、
フロントフードアセンブリ。
【請求項17】
請求項8に記載のフロントフードアセンブリであって、
前記ヒンジはトルクモータを含む、
フロントフードアセンブリ。
【請求項18】
請求項1に記載の請求項1に記載のフロントフードアセンブリであって、
加熱装置を更に備えるフロントフードアセンブリ。
【請求項19】
フロントフードアセンブリを含む車両であって、
前記フロントフードアセンブリは、
フロントフード;及び
前記(フロント)フードの下面/内面に取り付けられ、その中にアイテムを収納するように構成された収納部、
を備える車両。
【請求項20】
請求項19に記載の車両であって、
前記フロントフードを加熱する加熱装置を更に備える車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用のフロントフードアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
トランクは、通常、車両の後部又は前部に位置する密閉された収納区画である。トランクは、車両の運転中又は使用されていない間フード又はボンネットで覆われており、フードを開け又は持ち上げることでアクセスできる。荷物、工具、日用品、その他のアイテムのための安全で個別の保管場所を提供することができる。したがって、トランクスペースは、そのようなアイテムを頻繁に輸送する車や十分なストレージ容量を必要とする自動車ユーザが考慮する重要な事項である。
【0003】
電気自動車(EV)は、従来の内燃機関によって占有されていたこの空間を解放した。このようなスペースは、典型的には、車両の前部(「フランク」)に配置され、又は場合によっては車両の後部に配置され、追加のストレージとして利用することができる。
【0004】
このようなトランクスペースの利用可能性によって、より多くの、より便利で、実用的なストレージオプションが提供される。
【発明の概要】
【0005】
本開示の1つの一般的な態様は、車両用のフードアセンブリであって、フードの下面(フードの内面又は下側)に取り付けられたフードと収納部とを含み、収納部内又は収納部上に1つ又は複数のアイテムを収納するように構成されたフードアセンブリを含む。
【0006】
本開示の別の一般的な態様は、フードと、フードの下面又は内面に取り付けられた収納部とを含み、1つ又は複数のアイテムを収納部内又は収納部上に収納するように構成されたフードアセンブリを含む車両又は自動車を含む。
【0007】
例えば、頻繁には使用されないが重要なアイテム、又は緊急時に使用すべきアイテムは、ボンネットの真下側に収納することができる。これにより、トランクスペースは、頻繁に使用されるアイテムや、トランクにすばやく入れたり、トランクから取り出したりする必要があるアイテムに使用できるようになる。例えば、アイススクレーパは、頻繁には使用されないが、例えば凍えるような冬の日に必要になる。したがって、アイススクレーパは常にトランクスペース内に保管するのではなく、フードの下のスペースに保管する必要がある。別の例として、ジャッキは緊急時にのみ必要であるが、フードの真下に保管し、トランクスペースを解放して日常の使用に効率的に使用することができる。
【0008】
フード
いくつかの実施形態では、フードは、車両のフロントフードであってもよい。いくつかの実施形態では、フードは、車両のリアフードであってもよい。本開示では、「フロントフード」という用語がしばしば使用される。しかしながら、「フロントフード」に関連して説明された特徴は、「リアフード」にも同様に適用され得ることを理解されたい。したがって、本開示は、「フロントフードアセンブリ」に関連して記載されるような1つ又は複数の類似した特徴を有する「リアフードアセンブリ」も提供する。
【0009】
収納部
収納部は、フードの下面又は内面に取り付けられていてもよい。本明細書で使用される場合、フードに関して「下面」、「内面」、「下側」、「内側」、及び「下面」という表現は交換可能に使用される。収納部は、「フード下収納」又は「フード下収納部」と呼ぶこともある。本明細書で使用されるフードに適用される場合の「下側」、「内側」又は「下側」という用語は、車両が使用中又は運転されているときに車両の外部から見えない側をさす。一般に、フードの「下側」、「内側」又は「下側」は、フードに対して重力方向に低い位置に位置する側である。しかしながら、これは限定的に厳密に理解されるべきではなく、他の構成が存在し得ることを理解されたい。
【0010】
いくつかの実施形態では、収納部内に又は収納部によって格納されるアイテムは、予め決定されていてもよい。収納部は、1つ又は複数の特定のアイテムを保持するように設計され又は構成されてもよい。収納部は、ユーザの選択に適合するようにカスタマイズされてもよい。いくつかの実施形態では、収納部内に又は収納部上に収納されるアイテムは、予め決定されていなくてもよい。ドライバ又はユーザは、任意のアイテムを収納部に格納してもよい。
【0011】
いくつかの実施形態では、収納部は、その中に収納されたアイテムをユーザが取り出すことができるように構成される。
【0012】
収納部は、複数のセクションを有していてもよく、又は複数のセクションを有するようにパーティションを有していてもよい。収納部は、アイテムホルダを有していてもよい。収納は、1つ又は複数の引き出し、ボックス、又はその両方を有していてもよい。。
【0013】
アイテムは、車両に関連する工具であってもよい。そのようなアイテムの例は、牽引フック、ドライバ、ホイールロック、ホイールロックエクステンション、ジャッキ、ジャッキハンドル、安全ブランケット、ロープ、ラチェットストラップ、ロードハザードキット、アイススクレーパ、ブラシ、掃除機、洗車セット、ペットケアキットなどを含むが、これらに限定されない。
【0014】
実施形態1:フードに固定された収納部
いくつかの実施形態では、アイテムは、フードの下面に直接保持されてもよい。いくつかの実施形態では、収納部はフードに固定されてもよい。いくつかの実施形態では、収納部は、フードに固定されたアイテムホルダを含んでいてもよい。1つ又は複数のアイテムホルダが存在していてもよい。
【0015】
収納部は、フードに固定され又は取り付けられていてもよい。収納部は、1つ又は複数のファスナ又はねじ付きファスナによってフードに固定され又は取り付けられてもよい。例えば、ボルトが使用されてもよい。収納部は、走行中などの車両使用時に落下したり動いたりしないようにボンネットにしっかりと取り付けられていてもよい。
【0016】
収納部は、部分的又は全体的に1つ以上の構成要素又は材料によって形成されてもよい。収納部の材料の例は、特に限定されないが、ポリプロピレン(PP)、アルミニウム、スチール、ガラス繊維強化ポリマー(PP-GF、例えばPP-GF30)、タルク充填ポリプロピレン(PP-TD、例えばPP-TD15)、炭素繊維等を含むが、これらに限定されない。一例では、蓋(カバー)とフレームにアルミニウムを使用し、引き出しにPP又はABSを使用してもよい。PS、PP、又はPS/PP成形部品が、収納部のケース、又は収納部内部のセパレータに使用されてもよい。このような部品によって、ユーザは収納部内部のアイテムの配置を整理することができる。このような部品は、振動によってアイテムが動かないようにアイテムを保持してもよい。
【0017】
いくつかの例では、収納部は、アイテムを保持するアタッチメントを有していてもよい。アタッチメントは、成形ポリマーで作られてもよく、その一例は成形ポリプロピレン(PP)である。いくつかの例では、収納部は、アイテムを保持するためのクリップを有してもよい。クリップは、フードの下面に据え付けられてもよく、取り付けられてもよい。クリップはポリマーで作られていてもよく、その例は、ポリアセタール又はポリオキシメチレン(POM)を含む。いくつかの実施形態では、このようなアタッチメントは、工具などのアイテムを保持するための工具ブラケットであってもよい。
【0018】
アイテムを保持するための機構の例は、ボルトオンフック若しくはクランプ、ねじ込みオンフック若しくはクランプ、又はこれらの2つの組み合わせを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、プラスチック製の取り付け機構を有するフック、クランプ、又はその両方を、フードの下の穴に挿入することができる。例えば、アイススクレーパは、フック、クランプ、又はその両方で保持されてもよい。例えば、ロープ、コード、ネットなどは、フック、クリップ、又はその両方で保持されてもよい。このようなフック、クランプ、及びクリップは、一般的な基準に従っていても、ユーザ又は車両若しくはボンネットの製造業者によって作成され、又はカスタマイズされてもよい。
【0019】
実施形態2:フードから移動可能な収納部
いくつかの実施形態では、収納部は、フードに着脱可能又は移動可能に取り付けられるように構成されてもよい。収納部は、ユーザによって移動されてもよい。収納部は、フードから着脱され又は分離されてもよい。収納部は、連結部を介してフードに接続されたまま下降又は移動されてもよい。これにより、ユーザは、収納部に収納されたアイテムを取り出し、使用することができる。
【0020】
収納部は、その中にアイテムを収容する容器であってもよい。収納部は、ボルト及びクリップなどの取付部品でフロントフードに据え付けられてもよい。クリップの例は、トリムクリップ、アンカークリップなどを含む。このような取付部品には、収納部がフードから脱落するのを防止するために、一定の強度が求められる。
【0021】
いくつかの実施形態では、収納部は、フードが閉じている間はフードから脱落せず、なおかつフードが開いているときに着脱可能又は移動可能であるように構成されている。例えば、エンジン又はモータがオンの間、収蔵部を留め付け、又は収納部が動くことを避けるために、固定機構(例えば、固定キー又はピン)が設けられる。例えば、固定キー又はピンが収納部内に動き、収納部をしっかりと保持する。例えば、固定キー又はピンを引き出して、収納部の移動を可能にしてもよい。
【0022】
いくつかの実施形態では、収納部の一部又は全体が、フード又は車両から完全に着脱可能に構成されてもよい。そうすることで、ユーザは、切り離された収納部を手に取ることができる。
【0023】
いくつかの実施形態では、収納部は、連結部を介して、フードから少なくとも部分的に着脱されていてもよいが、別の部分でフードに接続されていなくてもよい。連結部 の例は、脱落防止機構、ヒンジ、スライド、ダンパ、パンタグラフ、ロープ、ワイヤなどを含むが、これらに限定されない。
【0024】
いくつかの実施形態では、収納部がフードから着脱され又は移動されたときに収納部が脱落するのを防止するために、脱落防止 用具が提供される。収納部は様々な理由で脱落する可能性がある。フードを閉じている間に、振動又は衝撃により収納部がフードから脱落することがある。収納部、その中のアイテム、及びフロントフードの下のスペース(フランク、エンジンルームなど)のアイテム又は構造を損傷する可能性がある。フロントフードが開いている間に、ドライバ又はユーザの不適切な使用により、収納部がフードから脱落することがある。収納部は、収納部をフードに固定するボルト及びクリップなどの取り付け工具の欠陥により、フードから脱落することがある。これらはあくまでも例示であり、他の理由により収納部が脱落することもある。脱落防止用具は、フードから外れて脱落し始めた収納部を捕捉することがでる。したがって、脱落防止用具は、収納部を受け止めて、収納部が完全にフランク若しくはエンジンルーム内に又は使用者上に落下して、部品若しくはその中の構造物、又は人に当たるのを防止することができる。
【0025】
実施形態3:下降機構
いくつかの実施形態では、収納部は、フードが開いたとき又は持ち上げられたときにフードから下降し、又は下方に移動するように構成される。
【0026】
下降メカニズム
いくつかの実施形態では、フードアセンブリ又は車両は、収納部のための下降機構(「プルダウン機構」とも呼ばれる。)を有していてもよい。例えば、このような下降機構は、フードが開けられたとき又は持ち上げられたときに、収納部がフードから下降し又は下方に移動することを可能にしてもよい。
【0027】
このような下降機構の例は、ヒンジ機構、パンタグラフ機構(例えば、菱形パンタグラフ及びシングルアームパンタグラフ)、スライド機構、及び他の機構、並びにこれらの2つ以上の組み合わせを含むが、これに限られない。
【0028】
ヒンジ機構
いくつかの実施形態では、下降機構は、ヒンジを含んでいてもよく、又はヒンジであってもよい。ヒンジは、収納部とフードとをヒンジ可能に接続してもよい。ヒンジが回転して、収納部が下降してもよい。ヒンジは位置決めヒンジであってもよく、位置決めヒンジは、それに接続された物体を一定の角度で所定の位置に保持することができる。ヒンジは、トルクヒンジ又は摩擦ヒンジであってもよく、これらは、摩擦又はその運動に対する抵抗を掛けて、ユーザがそれに接続された物体を維持したい任意の角度で保持することを可能にする。
【0029】
パンタグラフ機構
いくつかの実施形態では、下降機構は、パンタグラフ機構を含んでいてもよく、又はパンタグラフ機構であってもよい。パンタグラフ機構は、収納部とフードとを移動可能に接続してもよい。パンタグラフ機構は、シングルアームパンタグラフであってもよく、菱形パンタグラフであってもよい。
【0030】
スライド機構
いくつかの実施形態では、下降機構は、スライド機構を含んでいてもよく、又はスライド機構であってもよい。スライド機構は、収納部とフードとを移動可能に接続してもよい。スライド機構は、収納部がフードに対して直線的に動くことを可能にしてもよい。
【0031】
その他の機構
いくつかの実施形態では、下降機構は、下降位置で収納部を水平に保持するように構成される。いくつかの実施形態では、下降機構は、収納部を下降位置に傾けて、又は斜めに保持するように構成される。いくつかの実施形態では、下降機構は、収納部を異なる角度で保持するように構成される。角度は、ユーザによって設定又は制御され得る。
【0032】
いくつかの実施形態では、下降機構は、フードが閉じているときに収納部をフードの下面に保持し、フードが開いているときに収納部が移動(下降)することを可能にし、又はフロントフードが開いているときにフードの下面から下降できるように構成されてもよい。
【0033】
下降機構は、収納部がゆっくりと下降することを可能にするか、又は収納部の速度を制御するために、ダンパ又はショックアブソーバを有していてもよい。
【0034】
いくつかの実施形態では、下降機構は、収納部の動きを制御するモータを有していてもよい。モータは、下降機構内、フード内に若しくはフードに、収納部内に、又は車両内に配置されてもよい。複数のモータが複数の位置に配置されてもよい。モータは、運転者や使用者がラッチやスイッチを操作するタイミングなどで、フードが開くべきときに作動してもよい。モータは、フードに対する収納部の動きを制御してもよい。収納部は、モータの作用により下降又は上昇してもよい。モータは、予期せぬ負荷を感じたときに収納部がその動きを停止するように制御されてもよい。このような制御により、収納部の安全停止機能を可能としてもよい。
【0035】
いくつかの実施形態では、下降機構はバネ仕掛けであってもよい。例えば、フードと収納部とを接続する、ヒンジ、パンタグラフ、スライドバーなどがバネ仕掛けであってもよいが、これらに限定されない。例えば、ヒンジはバネ仕掛けであってもよい。
【0036】
ヒンジは、ヒンジの動き又はヒンジの角度を制御するために内部に組み込まれたモータを有してもよい。そのような機構が、収納部のゆっくりとした下降及び/又は容易な持ち上げを可能にしてもよい。
【0037】
下降機構は、電気モータ、油圧ポンプとモータとの組み合わせ、シザーリフト、及びエアショック(フード支柱又はグローブボックスとも呼ばれる。)を含んでいてもよいが、これらに限定されない。
【0038】
下降機構は、複数の機構を含んでいてもよい。例えば、収納部は、ヒンジとダンパとの組み合わせを介してフードに接続されてもよい。
【0039】
いくつかの実施形態では、下降機構は、収納部が複数の方向に移動することを可能にするように構成される。例えば、下降機構は、ヒンジ及びスライドを含んでいてもよい。例えば、ヒンジが回転して収納部を下降させ、スライドが、収納部が直線的に、例えば水平に移動することを可能にしてもよい。例えば、パンタグラフ、パンタグラフ、又はその両方が、収納部を下降させ、別のスライドが、収納部を水平方向に移動させることを可能にしてもよい。
【0040】
収納部の制御
いくつかの実施形態では、収納部の移動は、ユーザによって手動で制御されてもよい。いくつかの実施形態では、収納部の移動は自動的に制御されてもよい。そのような自動制御は、以下のシーケンスを含んでいてもよい:ユーザによるフードの開閉の命令又は入力に応じて、フードを持ち上げること;フードが上昇又は上昇するのに伴い又はその後に、収納部を下降させること;フードが完全に上がったら、収納部を水平に保持すること;そして、ユーザによるフードの開閉の命令又は入力を受け、収納部をフードに対向する位置に戻すこと。
【0041】
収納部の上側及び下側
収納部は、上側又は上面と下側又は下面とを有していてもよい。本明細書において、収納部の「上側」とは、フードの下面に面する側をさす。本明細書において、収納部の「下側」とは、トランク容積の底部に面する側をさす。
【0042】
いくつかの実施形態では、アイテムは、収納部の下側に収納されてもよい。ユーザは、下からアイテムに手を伸ばして取ることができる。収納部は、ユーザに近づくように下降してもよい。これにより、ユーザは、ユーザが使用したいアイテムに簡単にアクセスできる。
【0043】
いくつかの実施形態では、アイテムは、収納部の上側に収納されてもよい。収納部は、収納部が下降したときに収納部の上側からアイテムがアクセス可能であるように構成されていてもよい。
【0044】
カバー
いくつかの実施形態では、収納部は、収納部の上側を覆う、及び/又はアイテムを保護するためのカバーを有してもよい。
【0045】
容器
いくつかの実施形態において、収納部は、1つ又は複数の容器を有してもよい。このような容器を開いて、ユーザが容器に格納されているアイテムにアクセスできるようにすることができる。
【0046】
引き出し
いくつかの実施形態では、収納部は、1つ又は複数の引き出しを有してもよい。このような引き出しは、車両の側面、例えば車両の前側、後部側、右側、又は左側に引き出されてもよい。引き出しは、固定収納部又は可動収納部に組み込まれてもよい。
【0047】
いくつかの実施形態では、引き出しは、下降可能な収納部内に組み込まれてもよい。いくつかの実施形態では、そのような引き出しは、収納部が下降したときに車両の側面に引っ張られるように構成されてもよい。引き出しは水平に引き出されてもよい。
【0048】
ボックス
いくつかの実施形態では、収納部は、1つ又は複数のボックスを有してもよい。このようなボックスは、その中にアイテムを格納してもよい。個々のボックスは、ユーザが収納部から取り出して持ち運んでもよい。
【0049】
フードリフトアシスト
いくつかの実施形態では、フードアセンブリ又は車両は、フードを持ち上げるフードリフトアシスト機構を有していてもよい。いくつかの例では、フードアセンブリは、トルクモータを有するヒンジを有していてもよい。
【0050】
いくつかの実施形態において、フードは手動で開かれてもよい。フードは、ユーザが車両のロックを解除したときに開けられてもよい。フードは、フードのロックを解除するレバーが引かれたときに開けられてもよい。フードは手で持ち上げられてもよい。フードは、それを保持するためのサポートロッド又はダンパを有していてもよい。
【0051】
いくつかの実施形態では、フードは遠隔操作で開かれてもよい。車両のキー又はキーフォブは、押されたときにフードを開くように信号を車両に送信するためのフードリフトボタンを有してもよい。ユーザは、スマートフォンアプリを介してフードを開けてもよい。近接センサが、ユーザが携帯するチップカード、スマートフォンなどを検出するために車両に内蔵されてもよい。近接センサがユーザを検出すると、フードのロックが解除されて持ち上げられてもよい。
【0052】
ヒータ
いくつかの実施形態では、フードアセンブリ又は車両は、加熱装置、ヒータ、又は加熱機構を有してもよい。加熱装置は、フード上の雪又は氷を溶かすため、又はフードが凍結しているときに使用されてもよい。これにより、フードを簡単に開けることができる。加熱装置は、フードラッチ(ラッチヒータ)に埋め込まれていてもよい。例えば、コイルヒータ又はバンドクランプヒータが、ラッチを車両に取り付けるブラケットを囲んでいてもよい。例えば、ラッチラジエータヒータが使用されてもよい。
【0053】
いくつかの実施形態において、加熱装置は、電熱線を含んでいてもよい。電熱線は、シート状に形成されていてもよい。電熱線又は電熱線を含むシートは、フードの内面に取り付けられていてもよい。
【0054】
加熱装置は、フロントフードの上、フロントフードの下、フロントフードと収納部との間、又は収納部に、収納部上に、又は収納部内に配置されてもよい。
【0055】
加熱装置は、車両内に配置された送風機であってもよい。送風機は、加熱された空気をフードに送るように構成されてもよい。送風機は、電池の近傍に配置されてもよい。バッテリーは電気自動車に搭載されていてもよい。熱い又は温かい空気がバッテリーを温めてもよい。ブロワーはそれによってバッテリーを温めてもよい。ブロワーはバッテリーから電力を供給され、バッテリー自体を温めてもよい。このように、電池の近傍に配置し、電池で駆動する送風機などを用いることで、電池を内側から、そして外側から、フードを温めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
次に、本開示のいくつかの実施形態及び実施例について、以下の図を参照して詳細に説明する。実施形態及び実施例は、添付の図面を参照して、例としてのみ与えられるものであって、限定的に解釈されるべきではない。
【0057】
図1】ある実施例に係るフロントフードアセンブリを有する車両を示す。
図2】ある実施例に係るフロントフードアセンブリを有する車両を示す。
図3】ある実施例に係るフロントフードアセンブリを有する車両を示す。
図4】ある実施例に係るフロントフードアセンブリを有する車両を示す。
図5】ある実施例に係るフロントフードアセンブリを有する車両を示す。
図6】ある実施例に係るフロントフードアセンブリを有する車両を示す。
図7】ある実施例に係るフロントフードアセンブリを有する車両を示す。
【0058】
実施例1
図1は、ある実施例に係るフロントフードアセンブリ110を有する車両100を示す。フロントフードアセンブリ110は、フロントフード120と、フロントフード120の下面に固定された収納部130とを備えている。
【0059】
収納部130は、対応するアイテム(図示せず)を保持するために、その表面に複数のアイテムホルダ131を有する。ユーザは、フロントフード120が持ち上げられると、アイテムホルダ131が保持するアイテムに下からアクセスすることができる。
【0060】
実施例2
図2は、ある実施例に係るフロントフードアセンブリ210を有する車両200を示す。フロントフードアセンブリ210は、フロントフード220と、フロントフード220の下面の一縁部に取り付けられた収納部230とを含む。
【0061】
収納部230は、ヒンジ240を介して、一縁部においてフロントフード220の表面に接続されている。ヒンジ240は、フード220と収納部230とをヒンジ可能に接続する。収納部230は、これにより、昇降位置でフード220から回転及び下降することができる。
【0062】
収納部230は、対応するアイテム(図示せず)を収納するように構成された複数の収納セクション231を有する。
【0063】
この実施例では、収納部230は、フランクボリューム201内に下降することができる。これにより、例えば、ユーザはアイテムに簡単にアクセスすることができる。また、ユーザが誤ってアイテムを落とした場合、そのアイテムはフランク201に落下し、例えば車両200から地面に落下することはない。
【0064】
上部部材250は、収納部230がフード220まで持ち上げられたときに収納部230の上面に対応するように、フロントフード220の下面の領域に配置される。上部部材250は、フード220が閉じている間に収納部230を覆うカバーとして機能することができる。これにより、振動により収納部230内のアイテムがそこから飛び出すことを防止できる。
【0065】
実施例3
図3は、ある実施例に係るフロントフードアセンブリ310を有する車両300を示す。
フロントフードアセンブリ310は、フロントフード320と、フロントフード320の下面に一縁で取り付けられた収納部330とを含む。
【0066】
収納部330は、ヒンジ340を介して、一縁において前部フード320の下面に接続されている。ヒンジ340は、フード320と収納部330とをヒンジ可能に接続する。昇降位置にある収納部330は、それによってフード320から回転及び下降することができる。
【0067】
収納部330は、対応するアイテム(図示せず)を収納するように構成された複数の収納セクション331を有する。
【0068】
この実施例では、収納部330は、水平方向を維持したまま下降することができる。これにより、アイテムを安全な位置に保持できる。つまり、収納部330内でアイテムが滑ったり移動したりすることを防止できる。
【0069】
上部部材350は、収納部330がフード320まで持ち上げられたときに収納部330の上面に対応するように、フロントフード320の下面の領域に配置される。上部部材350は、フード320が閉じている間に収納部330を覆うカバーとして機能することができる。これにより、収納部330内のアイテムが振動によりそこから飛び出すことを防止できる。
【0070】
実施例4
図4は、ある実施例に係るフロントフードアセンブリ410を有する車両400を示す。フロントフードアセンブリ410は、フロントフード420と、フロントフード420の下面の一縁部に取り付けられた収納部430とを含む。
【0071】
収納部430は、ヒンジ440を介して一縁部においてフロントフード420の下面に接続されている。ヒンジ440は、フード420と収納部430とをヒンジ可能に接続する。これにより、収納部430は、昇降位置でフード420から回転及び下降することができる。
【0072】
収納部430は、対応するアイテム(図示せず)を記憶するように構成された複数の貯蔵セクション431を有する。
【0073】
この実施例では、収納部430は、アイテムを保護するか、又はアイテムが収納部430から飛び出すのを避けるために、収納部430の上面を覆うカバー又は蓋432を有する。
【0074】
いくつかの実施形態では、複数のカバー432を設けてもよい。図4に例示するように、2つのカバーを設けて、左収納セクション431L及び右収納セクション432R(図示せず)をそれぞれ覆うように、一方を収納部430の左側(カバー432L)用、他方を右側用(カバー432R)としてもよい。
【0075】
実施例5
図5は、ある実施例に係るフロントフードアセンブリ510を有する車両500を示す。フロントフードアセンブリ510は、フロントフード520と、フロントフード520の下面の一縁部に取り付けられた収納部530とを含む。
【0076】
収納部530は、ヒンジ540を介して、一縁においてフロントフード520の下面に接続されている。ヒンジ540は、フード520と収納部530とをヒンジ可能に接続する。昇降位置にある収納部530は、これによりフード520から回転及び下降することができる。
【0077】
この実施例では、収納部530は、収納部530の側面に引き出すことができる引き出し531を有する。いくつかの実施形態では、複数の引き出し531を設けてもよい。図5に例示するように、左引出し531L及び右引出し531R(図示せず)は、それぞれ車両500の左側及び右側に引き出されるように構成されている。
【0078】
実施例6
図6は、ある実施例に係るフロントフードアセンブリ610を有する車両600を示す。フロントフードアセンブリ610は、フロントフード620と、フロントフード620の下面の一縁部に取り付けられた収納部630とを含む。
【0079】
収納部630は、ヒンジ640を介して一縁のフロントフード620の下面に接続されている。ヒンジ640は、フード620と収納部630とをヒンジ可能に接続する。これにより、収納部630は、昇降位置でフード620から回転及び下降することができる。
【0080】
この実施例では、収納部630は、収納部630から取り出すことができるボックス631を有する。いくつかの実施形態では、複数のボックス631を設けてもよい。各ボックス631は、1つ又は複数の対応するアイテムを格納できる。
【0081】
実施例7
図7は、一例によるフロントフードアセンブリ710を有する車両700を図解している。フロントフードアセンブリ710は、フロントフード720と、フロントフード720の下面に取り付けられた収納部730とを含む。
【0082】
収納部730は、1つ又は複数のパンタグラフ740を介してフロントフード720の下面に接続されている。図7に図示されるように、いくつかの実施形態では、シングルアームパンタグラフが用いられてもよい。いくつかの実施形態では、菱形パンタグラフが用いられてもよい。昇降位置にある収納部730は、それによってフード720から下降することができる。
【0083】
図2図6に図示されるようなヒンジでは、収納部230~630の移動又は下降位置は、ヒンジによって制限される。パンタグラフ740は、収納部730が上部部材740の最下部より下にも、又はフランク701内にも移動することを可能にする。収納部730の下降位置は、水平であってもよく、傾斜していてもよい。下降位置における収納部730の高さは、微調整、同調、又は調節されてもよい。
【0084】
その他の機構
フードと収納部との間の他の連結機構が採用されてもよい。例えば、スライド機構を用いることができる。例えば、ヒンジ機構、パンタグラフ機構、スライド機構、その他の機構を2つ以上組み合わせたものを採用してもよい。
【0085】
図2及び図3では、上側部材250及び350が設けられている。このような上側部材250、350は、フード220及びフード320の下面に固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、このような上部部材は、収納部に保持されたアイテムが落下するのを防止するための騒音減衰材料を含むことができる。図2及び図3に示すもの以外のいくつかの実施形態では、上部部材及び/又は騒音減衰材料は、フードの下面、フードの下面と収納部との間、又は収納部のカバー内に配置されてもよい。
【0086】
本開示はまた、以下の実施形態を提供する:
A001. 車両用の(フロント)フードアセンブリであって、
(フロント)フード;及び
前記(フロント)フードの下面/内面に取り付けられ、その中にアイテムを収納するように構成された収納部、
を備えるフードアセンブリ。
A011. A001、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記収納部が前記(フロント)フードに固定されている、
フードアセンブリ。
A012. A001若しくはA011、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記収納部は、前記(フロント)フードに固定されたアイテムホルダを備える、
フードアセンブリ。
A013. A012、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記アイテムホルダは、複数のアイテムホルダを含む、
フードアセンブリ。
A015. A011からA013のいずれか1つ、又は前記実施形態のいずれか1つに記載のフードアセンブリであって、
前記収納部は、前記収納に収納された前記アイテムを保護するためのカバーを有する、フードアセンブリ。
A021. A001又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記収納部は、前記(フロント)フードに着脱可能又は移動可能に取り付けられている、
フードアセンブリ。
A022. A021、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記収納部は、ボルト又はクリップで前記(フロント)フードに取り付けられている、
フードアセンブリ。
A023. A021若しくはA022、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記収納部が前記(フロント)フードから取り外されたときに収納部が落下することを防止するように構成された脱落防止用具を更に備える、
フードアセンブリ。
A031. A001、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記収納部は、
前記(フロント)フードを閉じているときの前記(フロント)フードの下面に位置し、
前記(フロント)フードが開いているときに可動である(下降する)
(前記(フロント)フードが開いているときに、前記(フロント)フードの下面から下降する)、
ように構成された、
フードアセンブリ。
A032. A001、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記(フロント)フードを閉じているときに、前記(フロント)フードの下面に前記収納部を保持し、
前記収納部を、前記(フロント)フードが開いているときに移動(下降)させる
(前記(フロント)フードが開いているときに前記(フロント)フードの下面から下降させる)、
ように構成された下降機構を更に備える、
フードアセンブリ。
A033. A032又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記下降機構は、前記収納部と前記(フロント)フードとをヒンジ可能に接続するヒンジを備える、
フードアセンブリ。
A034. A031又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記下降機構は、前記収納部と前記(フロント)フードとを移動可能に接続するパンタグラフ機構を備える、
フードアセンブリ。
A035. A031又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記下降機構は、前記収納部と前記(フロント)フードとを移動可能に接続するスライド機構を備える、
フードアセンブリ。
A041. A031からA035のいずれか1つ又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記収納部は、前記(フロント)フードの下面に面する上側を有し、その上側に又はその上側内に前記アイテムを収納するように構成されている、
フードアセンブリ。
A042. A041又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記収納部は、前記収納部が下降位置にあるときに、前記アイテムが前記収納部の上側からアクセス可能であるように構成されている、
フードアセンブリ。
A043. A041若しくはA042、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記収納部は、(前記アイテムを保護するため)その上側にカバーを含む。
A044. A041若しくはA042、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記収納部は、前記容器内に貯蔵された前記アイテムへのアクセスを可能にするために開くことができる容器を含む、
フードアセンブリ。
A051. A031からA035のいずれか1つ、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記収納部は、
前記収納部が下降位置にあるときに、前記車両の側面に又は水平に引き出され、
その中に前記アイテムを保管する、
ように構成された引出しを含む、
フードアセンブリ。
A052. A051、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記引き出しは複数の引き出しを含む、
フードアセンブリ。
A053. A051、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記引き出しは、
前記車両の右側に引き出される右引き出し、
前記車両の左側に引き出される左引き出し、及び
前記車両の(前)側に引き出される(前)引き出し、
の少なくとも一つを備える、
フードアセンブリ。
A061. A001、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記(フロント)フードは、フードリフトアシスト機構によって持ち上げられる、
フードアセンブリ。
A062. A033、又は前記実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
前記ヒンジは、トルクモータを含む、
フードアセンブリ。
A071. A001、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリであって、
加熱装置を更に備えるフードアセンブリ。
B001. A001からA071のいずれか1つ、又は実施形態のいずれか1つに記載の(フロント)フードアセンブリを備える車両。
B002. (フロント)フードアセンブリを備える車両であって、
前記フードアセンブリは、
(フロント)フード;及び
前記(フロント)フードの下面/内面に取り付けられ、その中にアイテムを収納するように構成された収納部、
を備える、
車両。
B071. B001若しくはB002、又は実施形態のいずれか1つに記載の車両であって、
前記(フロント)フードを加熱する加熱装置を更に備える、
車両。
【0087】
本開示で使用される用語及び語句、ならびにその変形は、特に添付の特許請求の範囲において、別段の明示的な記載がない限り、クローズされるのではなくオープンエンドであると解釈されるべきである。前述の例として、「含む」という用語は、「含むが、限定されない」、「含むがこれらに限定されない」などを意味すると理解されるべきである。本明細書で使用される「備える」という用語は、「備える」、「含む」、又は「特徴付けられる」と同義であり、包括的又はオープンエンドであり、追加の、引用されていない要素又は方法ステップを除外しない。「有する」という用語は「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、「含む」という用語は「含むが、これらに限定されない」と解釈されるべきであり、「例」という用語は、議論における項目の例示的な例を提供するために使用され、その網羅的又は限定的なリストではない。
【0088】
接続詞「及び」で連結された項目のグループは、これらの項目の各々及び全てがグループ化内に存在することを要求するものとして解釈されるべきではなく、むしろ、明示的に別段の記載がない限り「及び/又は」として理解されるべきである。同様に、接続詞「又は」で連結された項目のグループは、そのグループ間の相互排他性を必要とするものとして理解されるべきではなく、特に明記されていない限り、「及び/又は」として理解されるべきです。
【0089】
英語言語における本明細書の実質的に任意の複数形又は単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈及び使用に応じて適宜複数形及び単数形を理解することができる。様々な単数形及び複数形の順列は、明瞭さのために本明細書に明示的に記載され得る。不定冠詞″a″又は″an″は複数形を除外しない。
【0090】
本明細書に開示される実施形態のいずれか又は態様のいずれかは、独立して、部分的に又は全体的に組み合わせ可能であり、本明細書に記載される他の実施形態と任意の方法で、例えば、1つ、2つ、又は3つ以上の実施形態の全部又は一部を組み合わせることができる。さらに、本明細書に開示される実施形態のいずれか又は態様のいずれかの特徴のいずれかは、他の実施形態及び態様のいずれかに適用可能であり、また、他の実施形態又は態様については任意としてもよい。
【0091】
本発明の好ましい実施形態が本明細書に示され、説明されているが、そのような実施形態が単なる例として提供されることは当業者には明らかであろう。なお、本発明が明細書内で提供される具体例に限定されるものではない。本発明を上述の明細書を参照して説明したが、本明細書における実施形態及び実施例の記載及び例示は、限定的な意味で解釈されることを意味するものではない。多数の変形、変更、及び置換は、本発明の概念から逸脱することなく当業者によって考えられる。さらに、本発明のいかなる態様も、様々な条件及び変数に依存する本明細書に記載される特定の描写、構成、又は相対的な比率に限定されないことを理解されたい。本明細書に記載される本発明の実施形態に対する様々な代替が、本発明を実施する際に採用され得ることを理解されたい。したがって、本発明は、そのような代替、修正、変形又は均等物も包含するものとすることを理解されたい。以下の特許請求の範囲が本発明の範囲を定義し、これらの特許請求の範囲内の方法及び構造並びにそれらの均等物がそれによってカバーされることが意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【外国語明細書】