(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025015282
(43)【公開日】2025-01-30
(54)【発明の名称】頭皮における毛穴再現器具
(51)【国際特許分類】
A45D 34/04 20060101AFI20250123BHJP
A45D 33/02 20060101ALI20250123BHJP
【FI】
A45D34/04
A45D33/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023118601
(22)【出願日】2023-07-20
(71)【出願人】
【識別番号】323007009
【氏名又は名称】勝又 輝
(74)【代理人】
【識別番号】110001726
【氏名又は名称】弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】勝又 輝
(57)【要約】
【課題】頭皮への模擬毛穴を適切に転写することにより薄毛を目立たせないようにすることが可能な頭皮における毛穴再現器具を提供すること。
【解決手段】頭皮に対し模擬毛穴を転写する頭皮における毛穴再現器具100であって、本体10と、本体10に配設され、頭皮に対し模擬毛穴を転写する複数の転写体としての突出体20とを具備し、突出体20は、転写面における直径寸法D(縦寸法および幅寸法)が0.5mm~1.0mmの範囲に形成されていることを特徴とする頭皮における毛穴再現器具100である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭皮に対し模擬毛穴を転写する頭皮における毛穴再現器具であって、
本体と、前記本体に配設され、前記頭皮に対し前記模擬毛穴を転写する複数の転写体とを具備し、
前記転写体は、転写面の縦寸法および幅寸法がいずれも0.5mm~1.0mmの範囲に形成されていることを特徴とする頭皮における毛穴再現器具。
【請求項2】
前記転写体の配設間隔は、1.5mm~2.0mmの範囲であることを特徴とする請求項1記載の頭皮における毛穴再現器具。
【請求項3】
各前記転写体は、平面視矩形範囲に配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の頭皮における毛穴再現器具。
【請求項4】
前記本体は、有底筒体に形成されていて、
前記転写体は、前記有底筒体の開口部に配設されると共に板厚方向に複数の貫通孔を有する孔あき板と、前記有底筒体の内部に配設されると共に、前記孔あき板に接離動可能な接離動板とを有し、
前記有底筒体の内部には前記接離動板の接離動動作により各前記貫通孔から前記有底筒体の外部に吐出される耐水性塗料が収容されていることを特徴とする請求項1または2記載の頭皮における毛穴再現器具。
【請求項5】
前記本体は、有底筒体と、前記有底筒体の開口面に配設された板厚方向に複数の貫通孔を有する孔あき板が配設されていて、
各前記転写体は、耐水性塗料により形成されていると共に、各前記貫通孔から前記有底筒体の内部と前記有底筒体の外部との間で突出入可能な芯体であることを特徴とする請求項1または2記載の頭皮における毛穴再現器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は頭皮における毛穴再現器具に関する。より詳細には、頭皮に毛穴を再現し、髪の分け目、頭頂部や生え際等における薄毛をカバーすることを可能にした頭皮における毛穴再現器具に関する。
【背景技術】
【0002】
薄毛を目立たなくするための手法としては、例えば特許文献1(特開2002―234817号公報)に開示されているような手段が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002―234817号公報(明細書段落0012―0014等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、頭皮自体を染めることによって薄毛での地肌の目立ちを抑える手法が開示されている。しかしながらこのような手法においては、仕上がり状態が不自然になってしまうことが多く、かえって地肌が目立ち、薄毛であることを際立たせてしまうおそれがあるといった課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは次のとおりである。すなわち本発明の目的は、頭皮への模擬毛穴を適切に転写することにより、誰でも薄毛部分を目立たなくすることが可能な頭皮における毛穴再現器具を提供することにある。
【0006】
本発明は、頭皮に対し模擬毛穴を転写する頭皮における毛穴再現器具であって、本体と、前記本体に配設され、前記頭皮に対し前記模擬毛穴を転写する複数の転写体とを具備し、前記転写体は、転写面の縦寸法および幅寸法がいずれも0.5mm~1.0mmの範囲に形成されていることを特徴とする頭皮における毛穴再現器具である。
【0007】
これにより、頭皮への模擬毛穴を適切に転写することにより、誰でも簡単に薄毛部分を目立たなくすることが可能になる。
【0008】
また、前記転写体の配設間隔は、1.5mm~2.0mmの範囲であることが好ましい。
【0009】
これにより、さらに自然な状態で模擬毛穴を転写することができる。
【0010】
また、各前記転写体は、平面視矩形範囲に配設されていることが好ましい。
【0011】
これにより、頭髪の分け目部分への模擬毛穴の転写を容易に行うことができる。
【0012】
また、前記本体は、有底筒体に形成されていて、前記転写体は、前記有底筒体の開口部に配設されると共に板厚方向に複数の貫通孔を有する孔あき板と、前記有底筒体の内部に配設されると共に、前記孔あき板に接離動可能な接離動板とを有し、前記有底筒体の内部には前記接離動板の接離動動作により各前記貫通孔から前記有底筒体の外部に吐出される耐水性塗料が収容されていることが好ましい。
【0013】
また、前記本体は、有底筒体と、前記有底筒体の開口面に配設された板厚方向に複数の貫通孔を有する孔あき板が配設されていて、各前記転写体は、耐水性塗料により形成されていると共に、各前記貫通孔から前記有底筒体の内部と前記有底筒体の外部との間で進退可能な芯体であることが好ましい。
【0014】
これらにより、さらに手軽に模擬毛穴を頭皮に転写することができる。また、単体で使用することが可能になるため携帯性が向上し、外出先等においても手早く模擬毛穴の転写が可能になる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の構成によれば、頭皮への模擬毛穴を適切に転写することにより、誰でも簡単に薄毛部分を目立たなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】第1実施形態における頭皮における毛穴再現器具の正面図と底面図である。
【
図2】第2実施形態における頭皮における毛穴再現器具の正面図と底面図である。
【
図3】第3実施形態における頭皮における毛穴再現器具の一部透視正面図と一部透視底面図である。
【
図4】第4実施形態における頭皮における毛穴再現器具の一部透視正面図と一部透視底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明にかかる頭皮における毛穴再現器具100について実施形態に基づいて説明する。
【0018】
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態における頭皮における毛穴再現器具100は、円柱状に形成された本体10と本体10の底面に均等間隔で配設された複数本の転写体としての突出体20を具備している。本体10と突出体20の素材は特に限定されるものではないが、人体に接触してもアレルギー反応を起こしにくい公知の合成樹脂により形成されていることが好ましい。
【0019】
本実施形態における突出体20は円柱体に形成されているが、角柱体や円錐台に形成することもできる。円錐台に形成した場合には、小径部分を転写面にすることが突出体20の破損を防ぐ上で好ましい。本実施形態における突出体20の直径寸法D(縦寸法および横寸法)は0.5mmとしているが、突出体20の直径寸法Dは0.5mm~1.0mmの範囲であればよい。本実施形態における突出体20の縦方向配設間隔P1および横方向配設間隔P2は、いずれも1.5mmとしているが、突出体20の縦方向配設間隔P1および横方向配設間隔P2は、1.5mm~2.0mmの範囲であることが好ましい。本実施形態においては、縦方向配設間隔P1と横方向配設間隔P2は等しく設定しているが、縦方向配設間隔P1と横方向配設間隔P2を異ならせてもよい。
【0020】
このようにして形成された頭皮における毛穴再現器具100は、塗料としてアイブロウの材料に代表されるような黒色系化粧品用顔料(以下、単に顔料ということがある)を担持している図示しない顔料スタンプ台と共に使用される。使用者は、顔料スタンプ台の顔料担持面に突出体20の先端面を接触させて顔料スタンプ台の顔料を突出体20の先端面に担持させる。次に使用者は薄毛を隠したい頭皮の所要箇所に突出体20の先端面を押圧すればよい。これにより突出体20の先端面から頭皮に顔料が転写される。頭皮に転写された顔料は、直径が0.5mm程度の黒点になるため、頭皮に模擬毛穴を形成(毛穴を再現)することができる。なお、特許請求の範囲でいうところの毛穴再現とは、実際の毛穴を『再建』することではなく、外観上、頭皮に毛穴があるように見せるための模擬毛穴を転写(形成)することである。このような模擬毛穴を頭皮に施すことにより、他人と名刺交換をする際の距離(立ち位置の間隔が1m前後)であれば、模擬毛穴により薄毛部分に気づかれないようにすることができる。
【0021】
(第2実施形態)
本実施形態以降においては、第1実施形態と同様の構成に対しては第1実施形態で用いた符号を付すことにより繰り返しの説明は省略している。本実施形態における頭皮における毛穴再現器具100は、
図2に示すように、直方体に形成された本体10と、本体10の底面に均等間隔で配設された複数本の突出体20と、本体10の側面に配設された2つのガイド体30を具備している。突出体20の寸法や配設間隔は第1実施形態と同一(直径寸法D、縦方向配設間隔P1および横方向配設間隔P2と同一)である。
【0022】
本実施形態における突出体20は、平面視矩形範囲(平面視長方形範囲)に配設されている点で第1実施形態における突出体20の配列形態と異なっている。本実施形態のように複数本の突出体20が直線状に配設されていることにより、所定幅寸法で模擬毛穴を頭皮に施すことができるため、模擬毛穴の転写部分を最小限にすることができる。
【0023】
また、本実施形態における頭皮における毛穴再現器具100に配設されたガイド体30は、突出体20の配設範囲における短手方向における幅寸法と同じ幅寸法Wに形成されている。これにより使用者は、ガイド体30を頭皮に押圧させた際の触覚により模擬毛穴の転写位置を把握することができ、鏡を見なくても頭皮の所要部分に模擬毛穴を転写することができる点で好都合である。また、頭皮への模擬毛穴の重複転写の防止が容易である。これらの理由により本実施形態における頭皮における毛穴再現器具100により転写した模擬毛穴は、第1実施形態で転写した模擬毛穴よりも自然な仕上がりに可能になる点で好都合である。
【0024】
また、本実施形態における頭皮における毛穴再現器具100は、ガイド体30の底面位置を突出体20の先端面(底面)位置と面一に設定されている。これにより、使用者が頭皮における毛穴再現器具100の突出体20の先端面を頭皮に押圧させる際には、突出体20の底面とガイド体30の底面が同時に頭皮に当接し、頭皮への突出体20の食い込みを抑制することができる。これにより、頭皮に転写される模擬毛穴の大きさを揃えることができ、より自然な仕上がりが可能になる。
【0025】
(第3実施形態)
本実施形態における頭皮における毛穴再現器具100は、有底円筒体に形成された本体10の内部(内部空間)に黒色系化粧品用顔料パウダ50を充填したことにより、顔料スタンプ台の準備をすることなく使用することが可能な形態である。本体10の内部には所定量の黒色系化粧品用顔料パウダ50が充填されており、本体10は板厚方向に複数の貫通孔22が形成された孔あき板24と孔あき板24の本体10の内部側で当接する接離動板40によって本体10の開口部が閉塞されている。貫通孔22の直径(開口)寸法や配設間隔は、第1実施形態と同一(直径寸法D、縦方向配設間隔P1および横方向配設間隔P2と同一)である。
【0026】
孔あき板24の本体10の内面側には図示しない付勢部材を有する動作変換機構14を介して孔あき板24に接離動可能な接離動板40が配設されている。本実施形態においては、孔あき板24と接離動板40が転写体に相当する。動作変換機構14は本体10の側面に配設された操作ボタン12によりに操作可能になっている。操作ボタン12の未操作時における接離動板40は、動作変換機構14の付勢部材の付勢力によって孔あき板24に密着しており、本体10の内部と外部とを遮断することで、貫通孔22からの黒色系化粧品用顔料パウダ50の流出が防止されている。
【0027】
また、使用者が頭皮における毛穴再現器具100の孔あき板24を頭皮に押圧した状態で操作ボタン12を本体10の内側(
図3中の矢印Aの方向)に押圧すると、動作変換機構14の付勢部材の付勢力に抗して接離動板40が孔あき板24から離反する。そして使用者が操作ボタン12の押圧を解除すると、動作変換機構14の付勢部材の付勢力により接離動板40が孔あき板24に勢いよく接近した後に密着する。孔あき板24への接離動板40の接離動動作によって生じる空気流により、本体10の内部に充填されている黒色系化粧品用顔料パウダ50が貫通孔22から頭皮に吐出され、頭皮に模擬毛穴を転写することができる。
【0028】
(第4実施形態)
本実施形態における頭皮における毛穴再現器具100は、有底角筒体に形成された本体10の内部に、芯保持体26に保持された複数本の黒色系化粧品用顔料により形成された芯体28が収容されている。これらの芯体28は、本体10の開口面である底面に配設された孔あき板24の貫通孔22から本体10の外部に向けて突出した後、本体10の内部に向けて没入する。このように芯体28は貫通孔22の位置において本体10の内部と外部との間で突出入可能(進退可能)に収容されている。本実施形態における孔あき板24に形成されている貫通孔22の直径(開口)寸法や配設間隔は、第1実施形態と同一(直径寸法D、縦方向配設間隔P1および横方向配設間隔P2と同一)である。なお、本実施形態においては、芯体28が転写体に相当する。
【0029】
本実施形態における本体10の底面を構成する孔あき板24に配設された操作ボタン12は、孔あき板24に形成された複数の貫通孔22が配設されている幅寸法Wと同じ幅寸法に形成されている。操作ボタン12は通常時においては孔あき板24から突出しており、本体10の内部に向けて進退可能(
図4中の矢印Bの方向)に配設されている。操作ボタン12は、動作変換機構14を介して芯保持体26と連結されており、芯保持体26は、動作変換機構14により、操作ボタン12の移動方向とは逆方向に移動可能になっている。芯保持体26には孔あき板24に形成された貫通孔22に位置合わせして凹部が複数形成されており、これらの凹部に芯体28が保持されている。すなわち、芯保持体26に保持されている複数本の芯体28は、本体10に対する操作ボタン12の進退動作に逆方向に同期して貫通孔22から本体10の内部と外部との間で進退可能になっている。
【0030】
本実施形態における芯体28は、直径寸法が貫通孔22の直径寸法と同寸法に形成された軟らかめのアイブロウが好適に用いられる。芯体28の長さは特に限定されるものではないが、使用時に作用する圧縮力等による折損を防止することができる長さであることが好ましい。また、孔あき板24を本体10から着脱可能にすると共に、芯保持体26および芯体28または芯体28のみを交換可能にした形態を採用することができる。この形態によれば、頭皮における毛穴再現器具100において消耗品のみの交換が可能になり、本体10を長期に亘って使用することができ、ランニングコストが低減される。
【0031】
本実施形態における頭皮における毛穴再現器具100の使用者は、操作ボタン12を頭皮の所定部分に押圧させることにより、頭皮における触覚により模擬毛穴の転写位置を把握することができる。使用者が操作ボタン12を頭皮に押圧すると、動作変換機構14により貫通孔22から芯体28が本体10の外部に突出し、芯体28が頭皮に押圧されることにより頭皮に模擬毛穴を転写することができる。このように本実施形態における操作ボタン12は、第2実施形態におけるガイド体30と同様の機能を有している点において好適である。
【0032】
以上に説明した第1実施形態~第4実施形態における頭皮における毛穴再現器具100によれば、薄毛を隠したい頭皮部分(つむじ周りや分け目部分)に対し適切な大きさおよび配設間隔で模擬毛穴を転写することができる。頭皮に転写された模擬毛穴は、耐水性塗料である黒色系化粧品用顔料であるため、皮膚に対して容易に転写することができる。また、黒色系化粧品用顔料を用いることにより使用者がアレルギー反応を起こしにくく、使用者が汗をかいたとしても模擬毛穴が流れ落ちてしまうことがない反面、シャンプーをすれば容易に洗い流すことができるため使い勝手がきわめて良好である。
【0033】
以上の複数の実施形態に基づいて本願発明にかかる頭皮における毛穴再現器具100について説明したが、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、以上の実施形態においては、模擬毛穴の塗料として黒色系化粧品用顔料を用いているが、使用者の毛髪の色に合わせて化粧品用顔料の色や明るさ等を適宜変更することができる。また、模擬毛穴の塗料は耐水性塗料である化粧品用顔料に限定されるものではなく、他の公知の塗料を使用することができる。
【0034】
また、以上の実施形態においては、突出体20の配設間隔や孔あき板24における貫通孔22(転写体)の配設間隔を1.5mm~2.0mmとしているが、本発明における転写体の配設間隔は1.5mm~2.0mmに限定されるものではない。使用者の頭皮における毛穴の状態に合わせて転写体の配設間隔は適宜変更することができる。
【0035】
また、以上の実施形態においては、転写体により頭皮に転写された模擬毛穴の平面視形状が円形であるが、模擬毛穴の平面視形状は円形に限定されるものではない。模擬毛穴の平面視形状は、三角形や四角形に代表される多角形形状を採用することが可能であって、さらに模擬毛穴の平面視形状は、星形等の他の公知の形状を採用することもできる。
【0036】
また、第2実施形態におけるガイド体30の底面高さ位置は突出体20の底面高さ位置と面位置高さに形成された形態を例示しているが、この形態に限定されるものではない。ガイド体30の本体10に対する取り付け高さ位置が本体10の高さ方向に調整可能にした形態を採用することもできる。このとき、突出体20の先端を半球面状に形成しておくことが好ましい。以上の形態により、ガイド体30の底面高さ位置を突出体20の先端高さ位置よりも下方側にすることで、突出体20の先端面と頭皮との当接面積が減少し、頭皮に転写される模擬毛穴を小さくすることができる。一方、ガイド体30の底面高さ位置を突出体20の先端高さ位置よりも上方側(本体10側)にすることで、突出体20の先端面と頭皮との当接面積が増加し、頭皮に転写される模擬毛穴を大きくすることができる。
【0037】
また、第3実施形態においては有底円筒体に形成された本体10が採用され、第4実施形態においては有底角筒体に形成された本体10が採用されているが、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。第3実施形態および第4実施形態における本体10は、有底筒体であればよく、有底円筒体や有底角筒体に限定されるものではない。
【0038】
そして、以上の実施形態における各種の変形例を適宜組み合わせた形態を採用することもできる。
【符号の説明】
【0039】
10:本体
12:操作ボタン,14:動作変換機構
20:突出体(転写体)
22:貫通孔,24:孔あき板(転写体),
26:芯保持体,28:芯体(転写体)
30:ガイド体
40:接離動板(転写体)
50:黒色系化粧品用顔料パウダ
100:頭皮における毛穴再現器具
P1:縦方向配設間隔
P2:横方向配設間隔
W:幅寸法